JP6951259B2 - 空調システム - Google Patents

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Description

本発明は、外気を調整して室内に供給する外調機と、室内空気を調整して室内に供給する室内機と、熱源から前記外調機と前記室内機とに並列状態で熱媒体を循環供給する循環供給路とが備えられている空調システムに関する。
この種の空調システムでは、特許文献1に示されるように、夏季等において、熱源(冷凍機50)から外調機(冷却コイル3)と室内機(ドライコイル30)とに冷水(熱媒体)を並列状態で循環供給し、外調機(冷却コイル3)にて外気を冷却除湿して低湿の給気を室内(M)に供給することで主として室内(M)の潜熱を処理し、室内機(ドライコイル30)にて室内空気を冷却した給気を室内(M)に供給して室内(M)の顕熱を処理することが行われている(特許文献1の図3、段落0030等参照)。
特開2005−207712号公報
上記特許文献1に記載の空調システムでは、熱源から外調機と室内機とに並列状態で冷水を循環供給するにあたり、外調機で用いる全ての冷水を熱源から外調機に直接的に供給し、室内機で用いる全ての冷水を熱源から室内機に直接的に供給しているので、熱源から外調機と室内機とに供給する冷水の総流量が比較的多くなる。しかも、室内機は複数備える場合があり、その場合には、室内機の数が増えるに連れて冷水の総流量が増えることになる。そのため、熱源から外調機と室内機とに供給する熱媒体の総流量を低減して省エネルギー化を図ることが望まれている。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、熱源から外調機と室内機とに供給する熱媒体の総流量を低減して省エネルギー化を図ることができる空調システムを提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、外気を調整して室内に供給する外調機と、
室内空気を調整して室内に供給する室内機と、
熱源から前記外調機と前記室内機とに並列状態で熱媒体を循環供給する循環供給路とが備えられ、
前記外調機は、外気を冷却する冷却部を有し、前記循環供給路を通じて前記熱源から供給される熱媒体を前記冷却部に通過させて前記熱源に戻すように構成され、
前記外調機から前記熱源に戻す熱媒体の一部を、前記熱源から前記室内機に直接的に供給する熱媒体に合流させて前記室内機に供給する熱媒体合流部が備えられている点にある。
本構成によれば、熱源から外調機と室内機とに並列状態で熱媒体を循環供給するにあたり、外調機に供給されて外調機から熱源に戻される熱媒体の一部を、熱源から室内機に直接的に供給する熱媒体に合流させて室内機に供給するので、その合流分だけ熱源から室内機に直接的に供給する熱媒体流量を削減することができ、熱源から外調機と室内機とに供給する熱媒体の総流量を低減して省エネルギー化を図ることができる。
ここで、外調機では、外気を露点温度以下に冷却して除湿するのに対して、室内機では、室内空気を室内の目標温度に冷却すればよいので、室内機への最適な冷水の供給温度(熱媒体入口温度)は外調機への冷水の供給温度よりも高い温度となる。そのため、外調機への冷水の供給温度を熱源により外調機用目標温度(外気を冷却除湿するための温度)とした場合に、外調機から熱源に戻される熱媒体の一部を、熱源から室内機に直接的に供給する熱媒体に合流させても、室内機への熱媒体の供給温度は室内空気を室内の目標温度に冷却可能な温度に維持することができる。よって、外調機での外気の冷却除湿を適切に行うことができながら、室内機での室内空気の空調も適切に行うことができる。
しかも、このように外調機から熱源に戻される熱媒体の一部を、熱源から室内機に直接的に供給する熱媒体に合流させると、室内機への熱媒体の供給温度を変更することができるので、室内機や室内空気の状況等に応じて、室内機への熱媒体の供給温度を変更させて、室内機による室内空気の空調を好適に行うことができる。
本発明の第2特徴構成は、前記外調機は、前記冷却部にて冷却した外気を再熱する再熱部を有し、前記熱源から供給される熱媒体を前記冷却部に通過させた後に前記再熱部にも通過させて前記熱源に戻すことが可能に構成され、
前記熱媒体合流部は、前記外調機の前記冷却部と前記再熱部の両方を通過した熱媒体を、前記熱源から前記室内機に直接的に供給する熱媒体に合流させて前記室内機に供給するように構成されている点にある。
本構成によれば、外調機の冷却部を通過して温度上昇した熱媒体を、外調機の再熱部を通過させて温度低下させて幾分か温度を戻した上で、室内機に直接的に供給する熱媒体に合流させることができる。よって、室内機への熱媒体の供給温度を室内機用目標温度(外調機用目標温度よりも高い温度)に調整する場合に、再熱部にて温度低下させる分だけ、熱媒体を合流させる流量を増量することができる。よって、熱源から室内機に直接的に供給する熱媒体の流量を一層削減し、熱源から外調機と室内機とに供給する熱媒体の総流量を一層低減することができる。
本発明の第3特徴構成は、前記熱媒体合流部にて合流させる熱媒体流量を調整可能な合流量調整部が備えられている点にある。
本構成によれば、熱媒体合流部にて合流させる熱媒体流量を合流量調整部にて調整するシンプルな形態で、室内機における熱媒体入口温度の変更を可能にすることができる。
本発明の第4特徴構成は、前記室内機における熱媒体入口温度を検出する室内機入口温度検出部と、前記室内機入口温度検出部の検出結果に基づいて前記合流量調整部を制御する制御部が備えられている点にある。
本構成によれば、室内機入口温度検出部の検出結果に基づいて制御部にて合流量調整部を制御し、冷水合流部にて合流させる熱媒体流量を自動的に調整することができ、例えば、室内機における熱媒体入口温度を室内機用目標温度等の所望の温度に維持することが可能となる。
空調システムの第1実施形態の運転状態を示す図 空調システムの第2実施形態の運転状態を示す図 空調システムの第2実施形態の別の運転状態を示す図
本発明の空調システムの実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、熱媒体の通流していない流路を細実線で現し、熱媒体の通流している流路を太実線で現している。また、全閉状態にある弁を黒塗りで現し、それ以外の開き状態にある弁を白抜きで現している。更に、作動していないポンプを黒塗りで現し、作動しているポンプを白抜きで現している。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明に係る空調システムの第1実施形態の運転状態を示している。同図1に示すように、この空調システムは、外気OAを調整して給気SA1として室内に供給する外調機10と、室内空気RAを調整して給気SA2として室内に供給する室内機20と、冷凍機等を有する熱源30と、熱源30から外調機10と室内機20とに並列状態で冷水(熱媒体の一例)を循環供給する循環供給路40と、空調システムの各部の作動状態を制御する制御部50等を備えて構成されている。なお、室内機20は、図中に1つ示されているが複数であってもよい。
当該空調システムは、外調機10にて外気OAを冷却除湿して低湿の給気SA1を室内に供給することで主として室内の潜熱負荷を処理し、室内機20にて室内空気RAを冷却した給気SA2を室内に供給して室内の顕熱負荷を処理するように構成されている。
前記外調機10は、外気OAを冷却して除湿可能な冷却部11、当該冷却部11にて冷却した外気OAを再熱可能な再熱部12、当該再熱部12にて再熱された外気OAを給気SA1として送出する給気用ファン13等を有しており、外気OAを冷却部11にて冷却除湿して再熱部12にて適宜に再熱した上で給気SA1として室内に供給可能に構成されている。
冷却部11は、外気OAと冷水とを熱交換させて外気OAを露点温度以下まで冷却可能な冷却コイルにて構成されている。再熱部12は、冷却部11にて冷却された外気OAとそれよりも温度の高い冷水とを熱交換させて当該外気OAを再熱可能な再熱コイルにて構成されている。
前記室内機20は、室内空気RAを冷却して温度を調整可能な冷却部21と、当該冷却部21にて冷却された室内空気RAを給気SA2として送出する給気用ファン22等を有しており、室内空気RAを冷却部21にて冷却した上で給気SA2として室内に供給可能に構成されている。
冷却部21は、室内空気RAと冷水とを熱交換させて室内空気RAを冷却可能な冷却コイルにて構成されている。
前記熱源30は、例えば、インバータ制御等により能力調整自在なターボ冷凍機や吸収冷凍機等と能力調整自在なポンプ等から構成され、差圧制御等により還り冷水を設定温度に冷却して設定温度の往き冷水を生成し、その冷水をポンプの吐出圧力にて循環供給路40を循環させる。また、制御部50は、例えば、通信部や演算部を備えたコンピュータ等から構成され、空調システムの各部との通信により空調システムの各部の作動状態を制御する。
前記循環供給路40は、熱源30から外調機10と室内機20とに冷水を並列に供給可能な往路41、外調機10を通過した冷水と室内機20を通過した冷水とを合流させて熱源30に戻す還路42等を有している。
往路41は、熱源30から外調機10への分岐箇所までの主往路部41A、当該分岐箇所から外調機10の冷却部11の熱媒体入口部までの外調機側往路部41B、当該分岐箇所から室内機20の冷却部11の熱媒体入口部までの室内機側往路部41C等から構成されている。この実施形態では、外調機側往路部41Bには、外調機10の再熱部12に冷水を通過させる運転状態で作動させて、再熱部12に冷水を通過させる際の圧損分を補填する能力調整自在なポンプP1が備えられている。
還路42は、外調機10側から合流箇所までの外調機側還路部42B、室内機20の冷却部21の熱媒体出口部から合流箇所までの室内機側還路部42C、合流箇所から熱源30までの主還路部42A等から構成されている。
外調機10は、図1に示すように、循環供給路40を通じて熱源30から供給される冷水を冷却部11に通過させて熱源30に戻すように構成されている。外調機10は、再熱部12による再熱が必要な場合には、循環供給路40を通じて熱源30から供給される冷水を冷却部11に通過させた後に再熱部12にも通過させて熱源30に戻すことが可能であり、また、再熱部12による再熱が不要な場合には、循環供給路40を通じて熱源30から供給される冷水を冷却部11だけに通過させた後に熱源30に戻すことが可能に構成されている。
外調機10側には、冷却部11の熱媒体出口部と外調機側還路部42Bの上流端とを再熱部12を経由して接続する接続路14が備えられている。当該接続路14は、冷却部11の熱媒体出口部と再熱部12の熱媒体入口部を接続する第1接続路14Aと、再熱部12の熱媒体出口部と外調機側還路部42Bの上流端とを接続する第2接続路14Bを有している。よって、外調機10は、熱源30から主往路部41A、外調機側往路部41Bを順に通過して供給される冷水を、冷却部11、第1接続路14A、再熱部12、第2接続路14B、外調機側還路部42B、主還路部42Aを順に通過させて熱源30に戻すことができる。
また、外調機10側には、第1接続路14Aの上流側から分岐し、再熱部12をバイパスして第2接続路14Bの下流側に合流するバイパス路15が備えられている。よって、外調機10は、熱源30から主往路部41A、外調機側往路部41Bを順に通過して供給される冷水を、冷却部11、第1接続路14Aの上流側、バイパス路15、第2接続路14Bの下流側、外調機側還路部42B、主還路部42Aを順に通過させて熱源30に戻すことができる。
この空調システムには、再熱部12に供給する冷水の流量を調整することで再熱部12での再熱量を調整する第1再熱量調整部16Aが備えられており、制御部50が、外調機10等から取得する給気SA1の検出温度等の検出結果に応じて第1再熱量調整部16Aを制御することで、外調機10から供給される給気SA1の温度を目標給気温度に調整することができる。
例えば、第1再熱量調整部16Aは、接続路14に備えられた第1流量制御弁V1と、バイパス路15に備えられた第2流量制御弁V2とから構成されており、再熱部12を経由する接続路14と再熱部12をバイパスするバイパス路15との間での冷水の分配比を変更して、再熱部12に供給する冷水の流量を調整することで、再熱部12での再熱量を調整する。
制御部50は、外調機10等から取得する給気SA1の検出温度を監視しており、給気SA1の検出温度に応じて、その検出温度が目標給気温度になるように、第1流量制御弁V1の開度を100〜0%の範囲で制御し、且つ、第2流量制御弁V2の開度を0〜100%の範囲で制御することで、前述した分配比を変更する形態で再熱部12に供給する冷水の流量を調整して再熱部12での再熱量を調整する。
例えば、制御部50は、給気SA1の検出温度が目標給気温度よりも低い場合には、第1流量制御弁V1を開き側に制御し、第2流量制御弁V2を閉じ側に制御し、再熱部12に供給する冷水の流量を増量して再熱部12での再熱量を増量する。逆に、制御部50は、給気SA1の検出温度が目標給気温度よりも高い場合には、第1流量制御弁V1を閉じ側に制御し、第2流量制御弁V2を開き側に制御し、再熱部12に供給する冷水の流量を減量して再熱部12での再熱量を減量する。
そして、この空調システムでは、外調機10から熱源30に戻す冷水(外調機10にて冷熱が利用されて昇温された冷水)の一部を、熱源30から室内機20に直接的に供給する冷水であり、主往路部41A、室内機側往路部41Cを通流する外調機用目標温度(外気OAを冷却除湿するための温度)の冷水に合流させて室内機20に供給する熱媒体合流部60が備えられている。
そのため、この空調システムでは、熱媒体合流部60による合流分だけ、熱源30から外調機10と室内機20とに供給する冷水の総流量が低減されている。また、外調機10への冷水の供給温度は熱源30により外調機用目標温度に維持しながら、室内機20への冷水の供給温度が昇温されて外調機用目標温度よりも高い室内機用目標温度(室内空気を除湿せずに室内の目標温度に冷却するための温度)に変更されている。
ちなみに、外調機10から熱源30に戻す冷水の残り分は、外調機側還路部42B、主還路部42Aを順に通過して熱源30に戻される。
以下、熱媒体合流部60及びその関連構成について説明を加える。
前記熱媒体合流部60は、外調機10から熱源30に戻す冷水として、外調機10の冷却部11と再熱部12の両方を通過した冷水や、外調機10の冷却部11だけを通過した冷水を、熱源30から室内機20に直接的に供給する冷水に合流させて室内機20に供給可能に構成されている。
ここで、外調機10の冷却部11と再熱部12の両方を通過させると、冷水は、冷却部11を通過して温度上昇した後、外調機10の再熱部12を通過して温度低下し、幾分か温度が戻されるので、外調機10の冷却部11だけを通過した冷水に比べて温度の低い冷水とすることができる。そのため、熱媒体合流部60にて、外調機10の冷却部11と再熱部12の両方を通過した冷水を、熱源30から室内機20に直接的に供給する冷水に合流させて室内機20に供給する場合には、室内機20への冷水の供給温度を室内機用目標温度(外調機用目標温度よりも高い温度)に調整する場合に要する冷水の合流量を再熱部12にて温度低下させる分だけ増量することができ、熱源30から外調機10と室内機20とに供給する冷水の総流量を一層低減することができる。
熱媒体合流部60は、還路42における外調機側還路部42B(図示例では上流端)から分岐して往路41における室内機側往路部41Cに合流する第1合流路61にて構成されている。そのため、第1合流路61は、冷却部11、第1接続路14A、再熱部12、第2接続路14Bを通過した冷水や、冷却部11、第1接続路14Aの上流側、バイパス路15、第2接続路14Bの下流側を通過した冷水を、室内機側往路部41Cを通流する冷水に合流させることができる。
更に、この空調システムでは、熱媒体合流部60にて合流させる冷水の流量を調整可能な合流量調整部62が備えられている。この合流量調整部62は、第1合流路61に備えられた流量制御手段としての第3流量制御弁V3にて構成されている。第3流量制御弁V3は、第1合流路61の通流面積を変更して第1合流路61を通流する冷水の流量を変更することで、室内機側往路部41Cに合流させる冷水の流量を調整することができる。
また、室内機20における熱媒体入口温度を検出する室内機入口温度センサS1(室内機入口温度検出部の一例)が備えられており、制御部50は、室内機入口温度センサS1の検出結果に基づいて合流量調整部62を制御し、熱媒体合流部60にて合流させる冷水の流量を調整するように構成されている。
本実施形態では、制御部50は、室内機入口温度センサS1の検出結果としての検出温度が外調機用目標温度よりも高い室内機用目標温度になるように、第3流量制御弁V3の開度を制御することで、第1合流路61にて室内機側往路部41Cに合流させる冷水の流量を調整するように構成されている。
例えば、制御部50は、室内機入口温度センサS1の検出温度が室内機用目標温度よりも低いほど室内機側往路部41Cに合流させる冷水の流量を増やし、室内機入口温度センサS1の検出温度が室内機用目標温度よりも高いほど室内機側往路部41Cに合流させる冷水の流量を減らすように第3流量制御弁V3の開度を制御することで、第1合流路61にて室内機側往路部41Cに合流させる冷水の流量を調整し、室内機20に供給される冷水の温度を室内機用目標温度に適切に調整することができる。
このように、この空調システムでは、第1合流路61にて室内機側往路部41Cに合流させる冷水の流量を室内機入口温度センサS1の検出結果に基づいて自動的に調整し、室内機20における熱媒体入口温度を室内機用目標温度に適切に維持することができる。
〔第2実施形態〕
図2及び図3は、本発明に係る空調システムの第2実施形態の異なる運転状態を示している。この第2実施形態では、第1実施形態に対して、主に、図3に示すように室内機20から熱源30に戻す冷水の一部を外調機10の再熱部12に供給可能な第2合流路43が追加されている。
そのため、この空調システムは、外調機10の冷却部11を通過した冷水を外調機10の再熱部12に供給する第1再熱用供給形態(図2参照)だけでなく、室内機20から熱源30に戻す冷水の一部を第2合流路43を通じて外調機10の再熱部12に供給する第2再熱用供給形態(図3参照)でも、再熱部12に冷水を供給することができる。
外気温が低過ぎるときなど、外調機10の冷却部11を通過した冷水では、温度上昇が不十分で再熱部12での再熱が適切に行えない場合があり、このような場合に、図2に示す第1再熱用供給形態から図3に示す第2再熱用供給形態に切り替えることで、室内機20から熱源30に戻す最も温度の高い冷水の一部を外調機10の再熱部12に供給して外調機10の再熱部12での再熱を適切に行うことができる。
第2合流路43は、循環供給路40の室内機側還路部42Cから分岐して外調機10側の第1接続路14Aの下流側に合流する流路として構成されている。この第2合流路43には、第2再熱用供給形態において室内機側還路部42Cから冷水を取り出すためのポンプP2が備えられている。第2合流路43は、ポンプP2が作動することにより、循環供給路40の室内機側還路部42Cから冷水を取り出し、その取り出した冷水を外調機10側の第1接続路14Aの下流側に供給して、外調機10の再熱部12に供給することができる。
制御部50は、外調機10等から取得する給気SA1の検出温度を監視しており、図2に示す第1再熱用供給形態にて再熱部12に冷水を供給している場合に、給気SA1の検出温度が下限温度未満になると、第1再熱用供給形態では冷水の温度が低過ぎると判断して図3に示す第2再熱用供給形態に切り替える。具体的には、制御部50は、図2に示す第1再熱用供給形態から、第1流量制御弁V1を閉じ状態に変更し、第1再熱用供給形態での再熱部12の圧損を補填するためのポンプP1を停止状態に変更し、ポンプP2を作動状態に変更することで、図3に示す第2再熱用供給形態に切り替える。
この第2再熱用供給形態では、図3に示すように、熱源30からの冷水を、主往路部41A、外調機側往路部41B、冷却部11、第1接続路14Aの上流側、バイパス路15、第2接続路14Bの下流側、第1合流路61、室内機側往路部41C、室内機20の冷却部21、室内機側還路部42Cを順に通過させて熱源30に戻しながら、室内機側還路部42Cにて熱源30に戻す冷水(循環供給路40中で最も温度の高い冷水)の一部を、第2合流路43、第1接続路14Aの下流側を順に通流させて外調機10の再熱部12に供給することができる。
また、再熱部12を通過した冷水が通流する第2接続路14Bには、第2再熱用供給形態において再熱部12に供給する冷水の流量を調整することで再熱部12での再熱量を調整する第2再熱量調整部16Bが備えられている。制御部50が、第2再熱用供給形態において、外調機10等から取得する給気SA1の検出温度等の検出結果に応じて第2再熱量調整部16Bを制御することで、外調機10から供給される給気SA1の温度を目標給気温度に調整することができる。
この第2再熱量調整部16Bは、例えば、第2接続路14Bに備えられた流量制御手段としての第4流量制御弁V4から構成されており、第2再熱用供給形態において第2接続路14Bを通流する冷水の流量を調整して、再熱部12に供給する冷水の流量を調整することで、再熱部12での再熱量を調整する。
例えば、制御部50は、給気SA1の検出温度が目標給気温度よりも低い場合には、第4流量制御弁V4を開き側に制御し、再熱部12に供給する冷水の流量を増量して再熱部12での再熱量を増量する。逆に、制御部50は、給気SA1の検出温度が目標給気温度よりも高い場合には、第4流量制御弁V4を閉じ側に制御し、再熱部12に供給する冷水の流量を減量して再熱部12での再熱量を減量する。
〔別実施形態〕
本発明の他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記実施形態では、合流量調整部62が、第1合流路61に備えられた流量制御手段としての第3流量制御弁V3にて構成されている場合を例に示したが、これに代えて、外調機側還路部42B(図示例では上流端)と第1合流路61との分岐箇所に備えられ、外調機側還路部42Bと第1合流路61との間での冷水の分配比を変更可能な三方調整弁等で構成されていてもよく、各種の構成変更が可能である。
(2)上記実施形態では、第2再熱量調整部16Bが、第2接続路14Bに備えられた流量制御手段としての第4流量制御弁V4から構成されている場合を例に示したが、これに代えて、第2合流路43に備えられたポンプP2を能力調整自在なものとし、このポンプP2の能力調整により、再熱部12に供給する冷水の流量を調整して再熱部12での再熱量を調整するように構成されていてよく、各種の構成変更が可能である。同様に第1再熱量調整部16Aについても各種の構成変更が可能である。
10 外調機
11 冷却部
12 再熱部
20 室内機
21 冷却部
30 熱源
40 循環供給路
50 制御部
60 熱媒体合流部
62 合流量調整部
OA 外気
RA 室内空気

Claims (4)

  1. 外気を調整して室内に供給する外調機と、
    室内空気を調整して室内に供給する室内機と、
    熱源から前記外調機と前記室内機とに並列状態で熱媒体を循環供給する循環供給路とが備えられ、
    前記外調機は、外気を冷却する冷却部を有し、前記循環供給路を通じて前記熱源から供給される熱媒体を前記冷却部に通過させて前記熱源に戻すように構成され、
    前記外調機から前記熱源に戻す熱媒体の一部を、前記熱源から前記室内機に直接的に供給する熱媒体に合流させて前記室内機に供給する熱媒体合流部が備えられている空調システム。
  2. 前記外調機は、前記冷却部にて冷却した外気を再熱する再熱部を有し、前記熱源から供給される熱媒体を前記冷却部に通過させた後に前記再熱部にも通過させて前記熱源に戻すことが可能に構成され、
    前記熱媒体合流部は、前記外調機の前記冷却部と前記再熱部の両方を通過した熱媒体を、前記熱源から前記室内機に直接的に供給する熱媒体に合流させて前記室内機に供給するように構成されている請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記熱媒体合流部にて合流させる熱媒体流量を調整可能な合流量調整部が備えられている請求項1又は2に記載の空調システム。
  4. 前記室内機における熱媒体入口温度を検出する室内機入口温度検出部と、前記室内機入口温度検出部の検出結果に基づいて前記合流量調整部を制御する制御部が備えられている請求項3に記載の空調システム。
JP2018001839A 2018-01-10 2018-01-10 空調システム Active JP6951259B2 (ja)

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