JP2005350936A - 屋根 - Google Patents

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Abstract

【課題】 屋根構成材の設置条件が異なる場合であっても容易に対応することが可能な屋根を提供することを課題とする。
【解決手段】 複数の屋根構成材20,20,…をその短手方向に連設してなる屋根2において、短手方向に隣り合う屋根構成材20,20’間に補剛材42を介設する。各屋根構成材20としては、屋根面となる外殻板23と、この外殻板23の短手方向に間隔をあけて配置された第一の継手板たる前側継手板21および第二の継手板たる後側継手板22とを備えているものを使用する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、屋根に関する。
従来、波板状の折板からなる屋根構成材を複数連設してなる屋根が知られている(例えば、特許文献1参照)
特開平6−294182号公報(図3)
ところが、この屋根構成材は、その断面形状を波形にすることにより所望の曲げ剛性(断面二次モーメント)を確保する構成であることから、建物ごとに異なる設置条件に迅速に対応するには、断面形状(すなわち、曲げ剛性)の異なる複数種類の屋根構成材を予め準備しておく必要がある。反対に、準備してある屋根構成材の種類が少ない場合には、屋根構成材を支持する母屋材等の間隔を屋根構成材の曲げ剛性に応じて設定しなければならず、建物設計の自由度を阻害する虞がある。
このような観点から、本発明は、屋根構成材の設置条件が異なる場合であっても容易に対応することが可能な屋根を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために創案された本発明は、複数の屋根構成材をその短手方向に連設してなる屋根であって、隣り合う前記屋根構成材間に補剛材が介設されていることを特徴とする。
この屋根によると、屋根構成材の設置条件が異なる場合であっても、補剛材の剛性を変化させるだけで容易に対応することができる。
なお、各屋根構成材としては、例えば、屋根面となる外殻板と、当該外殻板の短手方向に間隔をあけて配置された第一の継手板および第二の継手板とを備えているものを使用することができる。この場合には、各屋根構成材の前記第一の継手板と隣接する他の屋根構成材の前記第二の継手板との間に前記補剛材が介設されることになる。
この屋根構成材は、その断面が溝形やH形を呈するものであるが、このような形態の屋根構成材であれば、その重量の軽量化を図ることが可能となる。
また、本発明に係る屋根においては、前記各屋根構成材が前記外殻板の短手方向の一方の縁部からその側方に向かって張り出す張出板をさらに備えていて、前記各屋根構成材の前記張出板が、隣接する他の前記屋根構成材の前記外殻板の他方の縁部に覆い被さっているものであってもよい。
このようにすると、隣り合う屋根構成材同士の目地部分が一方の屋根構成材の張出板により覆い隠されることになるので、雨水の目地部分への浸入が困難なものになる。
さらに、本発明に係る屋根においては、前記各屋根構成材の前記外殻板の他方の縁部と隣接する他の前記屋根構成材の前記張出板との間に隙間が形成されるものであってもよい。
このようにすると、隣り合う屋根構成材同士の目地部分にいわゆる等圧空間が形成されることになるので、雨水の目地部分への浸入がより一層困難なものになる。
なお、本発明に係る屋根においては、アルミニウム合金製の押出形材で屋根構成材や補剛材を形成してもよい。
屋根構成材や補剛材をアルミニウム合金製とすると、雨水や湿気により腐食することがないので、供用後の維持管理費用を大幅に削減することができる。また、押出形材を適宜な長さ・角度で切断するだけで屋根構成材や補剛材を製造することができるので、大量生産に適しているといえる。さらに、押出形材の寸法精度が木材等と比べて格段に高いので、複数の押出形材を連設した場合であっても、狂いの少ない屋根を構築することができる。また、アルミニウム合金製の押出形材が強度の割に軽量であるが故に、屋根構成材等の現場での取り回しが容易になるという利点もある。
また、本発明に係る屋根においては、前記補剛材は、隣り合う前記屋根構成材に挟持される挟持部と、当該挟持部の下側に突出する突出部とを備えているものであってもよい。このようにすると、突出部の断面形状を比較的自由に設定することが可能となる。
なお、この補剛材において前記突出部を前記挟持部よりも幅広に形成すると、天井などを止め付け易くなり、前記突出部の内部を中空にすると、補剛材の軽量化を図ることができる。
本発明に係る屋根によると、屋根構成材の設置条件が異なる場合であっても容易に対応することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本実施形態において、「奥行方向」とは、屋根傾斜方向K1(流れ方向)を水平面に射影したときの方向K2をいう(図2参照)。また、「側面視」とは、対象物を奥行方向に直交する方向(図2のX矢視方向)から見ることをいい、「平面視」とは、対象物の上面を鉛直方向(図3のZ矢視方向)から見ることをいう。
本実施形態に係る屋根を備える建物T1は、図1(a)(b)に示すように、等脚台形を基調とした建物であって、対向して立設された等脚台形を呈する一対の壁体1,1と、この壁体1,1の上辺間に覆設された等脚台形を呈する屋根2と、壁体1,1の下辺間に配設された等脚台形を呈する床体3とを備えて構成されており、図2に示すように、壁体1の一対の斜辺1s,1sがなす角度A、屋根2の一対の斜辺2s、2sがなす角度Bおよび床体3の一対の斜辺3s,3sがなす角度Cが総て等しくなっている。すなわち、A=B=C=θ’(度)となっている。ここで、図2は、図1(a)を模式的に表した図である。なお、屋根面と水平面とがなす角度をθ(度)とすると、角度θ’(度)と以下のような関係がある。
sin(θ/2)=(sin(A/2))/(cos(B/2))=tan(θ’/2)
また、以下では、屋根面と水平面とがなす角度θ(度)を「屋根傾斜角θ(度)」あるいは単に「θ(度)」という。
図3は、建物T1の側面図(建物T1を奥行方向に直交する方向から見た図)である。この図に示すように、建物T1を側面視する(建物T1を奥行方向に直交する方向から見る)と、壁体1は、その上辺および下辺を斜辺とする等脚台形であることから、その上辺が水平線hに対して屋根傾斜角θ(度)で傾斜するとともに、その平行な二辺(短辺1t、長辺1u)が鉛直線vに対して角度θ/2(度)だけ背面側に傾斜することになる。また、図1(b)および図2に示すように、壁体1は、その短辺1tが床体3の長辺3u側に位置し、長辺1uが床体3の短辺3t側に位置するように立設されている。
また、図1(b)に示すように、壁体1は、複数の長尺材10(以下、「壁構成材10」という)をその短手方向に隙間なく連設して構成したものであり、屋根2は、複数の長尺材20(以下、「屋根構成材20」という)をその短手方向に隙間なく連設して構成したものであり、同様に、床体3は、複数の長尺材30(以下、「床構成材30」という)をその短手方向に隙間なく連設して構成したものである。
言い換えると、建物T1は、図4に示すように、一対の壁構成材10,10と屋根構成材20と床構成材30とにより枠状に形成された複数のユニットU1を奥行方向に隙間なく連設して構成したものであるといえる。なお、以下の説明において、一の構成材と正面側に隣接する他の構成材あるいは背面側に隣接する他の構成材とを区別する場合には、構成材の符号に適宜「’」あるいは「”」を付すこととする。
壁構成材10は、図5に示すように、その上辺10tと下辺10uとを斜辺とする等脚台形を呈している。また、壁構成材10を側面視すると、上辺10tと壁構成材10の中心線pとがなす角度が90−θ/2(度)であり、同じく下辺10uと中心線pとがなす角度が90−θ/2(度)である。なお、壁構成材10は、床構成材30に垂直な面内であって、床構成材30の斜辺30t(図10参照)を含む面内に立設されるが、下辺10uと中心線pとがなす角度が90−θ/2(度)であることから、壁構成材10の中心線pが前記した面内において垂直線v(床体3が水平であれば鉛直になる)に対してθ/2(度)だけ傾斜し、且つ、上辺10tが水平線hに対してθ(度)で傾斜することになる。また、壁構成材10を側面視すると、壁構成材10の一対の斜辺(上辺10t、下辺10u)がなす角度は、屋根傾斜角θ(度)と等しい。なお、展開図で見れば、壁構成材10の一対の斜辺(上辺10t、下辺10u)がなす角度は、角度θ’(度)(図2参照)と等しい。
壁体1を構成する複数の壁構成材10,10,…は、その断面の寸法・形状が総て同一であるが、図3に示すように、その長さ寸法が正面側から背面側に向かうにしたがって、順次小さくなっている。すなわち、壁構成材10の平行な二辺は、その長辺が正面側に隣接する他の壁構成材10’の短辺と同じ長さになっており、また、その短辺が背面側に隣接する他の壁構成材10”の長辺と同じ長さになっている。なお、一の壁構成材10の長さ寸法は、展開図で見たときの幅寸法をDWとすると、その正面側に隣接する他の壁構成材10’よりも2DW×tan(θ’/2)だけ小さくなっている。
また、壁構成材10は、図6に示すように、その長手方向に沿って互いに平行に配置された前側継手板11および後側継手板12と、この両継手板11,12間に配設された等脚台形を呈する外殻板13とを備えて構成されている。
前側継手板11および後側継手板12は、図7(c)に示すように、それぞれ外殻板13に垂直な面に対して角度θ/2(度)だけ傾斜している。また、図7(b)に示すように、両継手板11,12には、それぞれ段差が形成されており、一の壁構成材10の後側継手板12を他の壁構成材10”の前側継手板11に突き合わせたときに、一の壁構成材10の後側継手板12の外面12a(以下、「後側接合端面12a」という)と他の壁構成材10”の前側継手板11の外面11a(以下、「前側接合端面11a」という)とが隙間をあけて対向する。すなわち、壁構成材10は、その前後の縁部に互いに平行な前側接合端面11aと後側接合端面12aとを有しており、この後側接合端面12aを隣接する他の壁構成材10”の前側接合端面11aに突き合わせた状態で他の壁構成材10”と接合される。
なお、図6に示すように、両継手板11,12は、その先端部11b,12bが内側に折り曲げられている。この折り曲げられた先端部11b,12bは、内装材等を取り付ける際に利用される。また、このようにすると、壁構成材10の断面性能が向上し、さらに、壁構成材10を押出形材で形成する場合には、当該押出形材の押出精度が向上するという利点もある。また、壁構成材10の両継手板11,12は、屋根構成材20の両継手板21,22および床構成材30の両継手板31,32と干渉しないように、その長手方向の端部(図6中、符号11c,12cを付した部位)が切除されている。
また、図6に示すように、短手方向に隣り合う壁構成材10,10の間、より具体的には、一の壁構成材10の後側継手板12と他の壁構成材10の前側継手板11との間には、平板状の補剛材41が介設される。
補剛材41は、図7(b)に示すように、一の壁構成材10の後側継手板12(後側接合端面12a)とこれに隣接する他の壁構成材10”の前側継手板11(前側接合端面11a)との間に形成された隙間にちょうど嵌り込む厚さに形成されており、一の壁構成材10の後側継手板12と他の壁構成材10”の前側継手板11とともにリブR1を構成する。すなわち、一の壁構成材10の後側継手板12とこれに隣接する他の壁構成材10”の前側継手板11と補剛材41とにより、壁構成材10,10”の境界面に沿ってリブR1が形成されることになる。なお、各壁構成材10において、その長手方向に沿って形成された両継手板11,12は、それぞれ単独でも「リブ」として機能するが、補剛材41と一体にしてリブR1を形成することで、各ユニットU1の剛性をより一層向上させることができる。また、このように壁構成材10とは別部材の補剛材41を用いれば、壁構成材10の設置条件が異なる場合であっても、補剛材41の剛性を変化させるだけで容易に対応することができる。
さらに、図6に示すように、一の壁構成材10の前側継手板11と他の壁構成材10’の後側継手板12との間であって、壁構成材10と屋根構成材20(図4参照)との境界部分には、L字形状を呈する連結材51が介設され、同様に、壁構成材10と床構成材30(図4参照)との境界部分には、L字形状を呈する連結材52が介設される。そして、連結材51により、壁構成材10と屋根構成材20とが剛に接合され、また、連結材52により壁構成材10と床構成材30とが剛に接合されるので、ユニットU1の剛性が非常に高いものとなる。
屋根構成材20は、図8に示すように、壁構成材10の上辺10t(図5参照)と接する辺20t,20uを斜辺とする等脚台形を呈している。また、屋根構成材20を平面視すると、辺20t(20u)と中心線pとがなす角度は、90−θ/2(度)である。すなわち、屋根構成材20の一対の斜辺(辺20t,20u)がなす角度は、屋根傾斜角θ(度)と等しい。なお、展開図で見れば、屋根構成材20の一対の斜辺(辺20t、20u)がなす角度は、角度θ’(度)(図2参照)と等しい。
屋根2を構成する複数の屋根構成材20,20,…は、その断面の寸法・形状が総て同一であるが、図1(b)に示すように、その長さ寸法が正面側から背面側に向かうにしたがって、順次小さくなっている。すなわち、屋根構成材20の平行な二辺は、その短辺が正面側に隣接する他の屋根構成材20’の長辺と同じ長さになっており、また、その長辺が背面側に隣接する他の屋根構成材20”の短辺と同じ長さになっている。なお、一の屋根構成材20の長さ寸法は、展開図で見たときの幅寸法をDRとすると、その正面側に隣接する他の屋根構成材20よりも2DR×tan(θ’/2)だけ大きくなっている。
屋根構成材20は、図9(a)に示すように、屋根面となる外殻板23と、この外殻板23の短手方向に間隔をあけて配置された第一の継手板たる前側継手板21および第二の継手板たる後側継手板22とを備えて構成されている。外殻板23は、本実施形態では等脚台形を呈している(図8参照)。
前側継手板21および後側継手板22は、図9(c)に示すように、それぞれ外殻板23に垂直な面に対して角度θ/2(度)だけ傾斜しており、その離隔距離yは、図7(c)に示す壁構成材10の両継手板11,12の離隔距離xと等しい。つまり、前側継手板21および後側継手板22は、外殻板23の長手方向に沿って互いに平行に配置されている。また、図9(b)に示すように、両継手板21,22には、それぞれ段差が形成されており、一の屋根構成材20の後側継手板22を他の屋根構成材20”の前側継手板21に突き合わせたときに、一の屋根構成材20の後側継手板22の外面22a(以下、「後側接合端面22a」という)と他の壁構成材20”の前側継手板21の外面21a(以下、「前側接合端面21a」という)とが隙間をあけて対向する。すなわち、屋根構成材20は、その前後の縁部に互いに平行な前側接合端面21aと後側接合端面22aとを有しており、この後側接合端面22aを隣接する他の屋根構成材20”の前側接合端面21aに突き合わせた状態で他の屋根構成材20”と接合される。
なお、図9(c)に示すように、両継手板21,22は、その先端部21b,22bが内側に折り曲げられている。この折り曲げられた先端部21b,22bは、内装材等を取り付ける際に利用される。また、このようにすると、屋根構成材20の断面性能が向上し、さらに、屋根構成材20を押出形材で形成する場合には、当該押出形材の押出精度が向上するという利点もある。また、図6に示す壁構成材10と同様に、屋根構成材20の両継手板21,22は、その長手方向の端部が切除されている。
また、図9(b)に示すように、短手方向に隣り合う屋根構成材20,20の間、より具体的には一の屋根構成材20の後側継手板22と他の屋根構成材20”の前側継手板21との間には、平板状の補剛材42が介設されており、一の屋根構成材20の後側継手板22と他の屋根構成材20”の前側継手板21とともにリブR2を構成する。なお、補剛材42の構成および機能は、前記した補剛材41と同様であるので、詳細な説明は省略するが、屋根構成材20とは別部材の補剛材42を用いているので、屋根構成材20の設置条件が異なる場合であっても、補剛材42の剛性を変化させるだけで容易に対応することができる。すなわち、補剛材42の断面形状を適宜調節するだけで、屋根構成材20の断面形状を変化させなくとも、屋根2(図1参照)の剛性を変化させることが可能となる。
さらに、一の屋根構成材20の後側継手板22と他の屋根構成材20”の前側継手板21との間であって、壁構成材10と屋根構成材20(図5参照)との境界部分には、L字形状を呈する連結材51(図6参照)が介設される。
床構成材30は、図8および図9に示す屋根構成材20と同一である。すなわち、壁構成材10の下辺10u(図5参照)と接する辺を斜辺とする等脚台形を呈しており、その長手方向に沿って互いに平行に配置された前側継手板31および後側継手板32(図9参照)と、この両継手板31,32間に配設された外殻板33とを備えて構成されている。また、両継手板31,32は、外殻板33に垂直な面に対して角度θ/2(度)だけ傾斜している(図9(c)参照)。
また、図10に示すように、一の床構成材30の前側継手板31と他の床構成材30’の後側継手板32との間には、平板状の補剛材43が介設されており、一の床構成材30の前側継手板31と他の床構成材30’の後側継手板32とともに、リブR3を構成する。なお、補剛材43の構成および機能は、前記した補剛材41,42と同様であるので、詳細な説明は省略する。
さらに、図10に示すように、一の床構成材30の前側継手板31と他の床構成材30’の後側継手板32との間であって、壁構成材10と床構成材30との境界部分には、L字形状を呈する連結材52が介設される。
壁構成材10、屋根構成材20および床構成材30をそれぞれ前記した規則に従って形成した場合には、これらの断面形状・寸法を同一にすることができる。言い換えれば、一種類の形材から壁構成材10、屋根構成材20および床構成材30を形成することが可能となる。すなわち、図7(c)に示す断面を有する形材を、長手方向と直交する方向に対して角度θ’/2(度)(平面視したときにはθ/2(度))だけ傾斜させた面で切断するだけで、各構成材10,20,30を形成することができるので、非常に経済的である。
また、壁構成材10、屋根構成材20および床構成材30は、アルミニウム合金製の押出形材とするのがよい。このようにすると、白蟻の食害を受けることがなく、さらには、雨水や湿気により腐食することもないので、供用後の維持管理費用を大幅に削減することができる。また、各構成材10,20,30は、押出形材を適宜な長さ・角度で切断するだけで製造することができるので、大量生産に適している。さらに、押出形材の寸法精度が木材等と比べて格段に高いので、複数の押出形材を連設した場合であっても、狂いの少ない建物とすることができる。また、強度の割に軽いアルミニウム合金製の押出形材で各構成材10,20,30を形成するため、現場での取り回しが容易になるという利点もある。
また、壁構成材10、屋根構成材20および床構成材30をそれぞれ前記した規則に従って形成した場合には、壁構成材10の前側継手板11と屋根構成材20の前側継手板21と床構成材30の前側継手板31とが同一平面上に位置することになり、且つ、壁構成材10の後側継手板12と屋根構成材20の後側継手板22と床構成材30の後側継手板32とが同一平面上に位置することになるので、壁構成材10,10”間のリブR1(図7(b)参照)、屋根構成材20,20”間のリブR2(図9(b)参照)および床構成材30,30”間のリブR3(図10参照)も同一平面上に形成されることになる(以下、リブR1,R2,R3を総称して「リブR」という)。そして、リブRにより、ユニットU1の面内方向の剛性(せん断剛性)が特に向上し、さらに、このようなリブRが、奥行方向に所定の間隔をあけて複数箇所に形成されることになるので、建物T2は、非常に高い剛性を有しているといえる。なお、複数のリブRは、互いに平行である。
さらに、ユニットU1において、壁構成材10がその上辺10tと下辺10u(図5参照)とを斜辺とする等脚台形であり、且つ、屋根構成材20と床構成材30とが同一であることから、壁構成材10と屋根構成材20との接合構造と、壁構成材10と床構成材30との接合構造が同一になる。
(建物の構築方法)
次に、建物T1の構築方法の一例を、図10を参照して説明する。
まず、既に枠状に組み立てられたユニットU1の床構成材30の前側継手板31に、その正面側に隣接するユニットU1’を構成する床構成材30’の後側継手板32を突き合わせる。
続いて、ユニットU1の床構成材30の前側接合端面31a(図9(b)参照)とユニットU1’の床構成材30’の後側接合端面32a(図9(b)参照)との間に形成された隙間に平板状の補剛材43を介設するとともに、壁構成材10との境界部分に連結材52を介設し、さらに、これらをボルトB1・ナットN1で一体にする。
次に、ユニットU1の壁構成材10の前側継手板11に、ユニットU1’の壁構成材10’の後側継手板12(後側接合端面12a)を突き合わせるとともに、ユニットU1の壁構成材10の前側接合端面11a(図7(b)参照)とユニットU1’の壁構成材10’の後側接合端面12a(図7(b)参照)との間に形成された隙間に平板状の補剛材41を介設し、さらに、屋根構成材20(図4参照)との境界部分に連結材51(図6参照)を介設した上で、これらをボルトB1・ナットN1で一体にする。
同様に、図示は省略するが、ユニットU1の屋根構成材20の前側継手板21に、ユニットU1’の屋根構成材20’の後側継手板22を突き合わせ、その間に補剛材42を介設した上で、これらをボルト・ナットで一体にする(図9(a)(b)参照)。
そして、このような作業を順次繰り返して、所定数のユニットU1を奥行方向に隙間なく連設し、その後、図11(a)に示すように、正面側の開口部に壁61、窓62、ドア63等を適宜設けるとともに、図11(b)に示すように、背面側の開口部に窓64等を適宜設け、さらに、図12(a)(b)に示すように、壁体1、屋根2および床体3の内面に各種仕上材65を貼り付けるとともに、間仕切壁66やロフト67等を設けると、建物T1の構築が完了する。なお、建物T1では、構造材たる各構成材10,20,30が隙間なく並べられているので、各構成材10,20,30が外装材を兼ねている。
なお、建物T1の間取り、窓等の形状・配置等は、適宜変更しても差し支えないことは言うまでもないが、例えば、天井高の大きい正面側にロフト67を設けることで、正面側に向かうに従って天井高さが漸増する建物T1の内部空間を有効に利用することが可能となり、さらに、天井高の大きい正面側の開口部の上部に窓62を設けることで、効率よく太陽光を取り入れることが可能となる。さらに、壁体1,屋根2および床体3だけで強固な構造体となるので、必ずしも建物内部に壁を配置する必要がなく、その結果、間取りの自由度が非常に高いものとなる。
このように、所定の規則に従って形成された複数の壁構成材10、屋根構成材20および床構成材30を隙間なく連設するだけで天井高さや横幅が漸増・漸減する斬新なデザインの建物T1を容易に構築することができる。しかも、壁構成材10と屋根構成材20との接合構造と、壁構成材10と床構成材30との接合構造が同一になるので、組立作業を迅速に行うことができる。さらに、壁構成材10、屋根構成材20および床構成材30を一種類の押出形材から形成することができるので、非常に経済的である。
なお、建物T1の構築手順は、前記したものに限定されることはなく、適宜変更しても差し支えない。例えば、複数の床構成材30を奥行方向に連設して床体3を構成し、次いで、複数の壁構成材10を奥行方向に連設して構成した壁体1を床体1の斜辺に沿って立設し、その後、複数の屋根構成材20を奥行方向に連設して構成した屋根2を壁体1,1間に覆設する、という手順でもよい。
すなわち、複数の床構成材30を奥行方向に連設して床体3を構成するとともに、各床構成材30の両端部において隣接する他の床構成材30’との間にL字形の連結材52(図6参照)を介設しておき、次いで、複数の壁構成材10を奥行方向に連設して壁体1を構成したうえで、隣接する壁構成材10,10’間に床体3に配設された連結材52の上方へ立ち上がる部分を挿入して壁体1を床体3の斜辺に沿って立設し、その後、複数の屋根構成材20を奥行方向に連設して屋根2を構成するとともに、各屋根構成材20の両端部において隣接する他の屋根構成材20’との間にL字形の連結材51(図6参照)を介設したうえで、この連結材51の下方へ垂れ下がる部分を壁体1の上端部の隣接する壁構成材10,10間の挿入して屋根2を壁体1,1間に覆設する、という手順でもよい。
(屋根構成材の変形例)
図9に示す屋根構成材20に代えて、図13(a)に示す屋根構成材20を使用してもよい。図13(a)に示す屋根構成材20は、外殻板23の短手方向の一方の縁部23aからその側方(本実施形態では正面側)に向かって張り出す張出板24を有している。この張出板24は、正面側に隣接する他の屋根構成材20’に係る外殻板23の他方の縁部23bに覆い被さっている。このようにすると、隣り合う屋根構成材20,20’の目地部分が一方の屋根構成材20の張出板24により覆い隠されることになるので、雨水の目地部分への浸入が困難なものになる。つまり、複数の屋根構成材20,20,…を連設したときに、複数箇所に形成される目地部分のそれぞれにおいて一の屋根構成材20の張出板24が隣接する他の屋根構成材20’の縁部23b上に配設されることになるので、雨仕舞が良好になる。
なお、本実施形態では、張出板24の上面が外殻板23の上面と面一になっている。このようにしておけば、屋根面全体が面一になり、すっきりとした外観を得ることができる。
また、図13(b)に示すように、この屋根構成材20の外殻板23は、その短手方向の他方の縁部23bがその他の部位に対して傾斜しており、これにより外殻板23の他方の縁部23bと他の屋根構成材20”の張出板24との間に隙間23cが形成される。このようにすると、隙間23cがいわゆる等圧空間として機能することになるので、雨水の目地部分への浸入がより一層困難なものになる。
また、外殻板23の他方の縁部23bは、その他の部位に対して屋根勾配と等しい角度か、あるいは屋根勾配よりも大きい角度をもって傾斜している。このようにしておけば、隙間23cに入り込んだ雨水等が自然に抜け出るようになる。
また、図14に示すように、屋根構成材20の前側継手板21の上端部とこれに隣接する屋根構成材20’の後側継手板22の上端部との間に、シール材Seを配置すれば、居室内への雨水の浸入をより確実に防止することが可能となる。なお、シール材Seの位置は、図示のものに限定されることがないのは言うまでもない。
(補剛材の変形例)
前記した補剛材41,42,43の断面形状は、適宜変更しても差し支えない。例えば、屋根構成材20,20間に介設される補剛材42として、図13(b)に示すように、断面逆T字形状を呈するものを使用してもよい。この補剛材42は、隣り合う屋根構成材20,20’に挟持される挟持部42aと、この挟持部の下側に突出する突出部42bとを備えて構成されている。また、突出部42bは、挟持部42aよりも幅広に形成されており、その上面が継手板21,22の先端部21b,22bの下面に当接している。このように、補剛材42の下部を屋根構成材10の下端よりも下方に突出させると、その断面二次モーメント(すなわち、剛性)が大きくなり、さらに、突出部42bを挟持部42aよりも幅広にすると、天井を構成する部材Ceなどを止め付け易くなる。
さらに、図14に示すように、突出部42bの内部が中空になっている補剛材42を使用してもよい。つまり、長手方向(形材の押出方向)に連続する中空部42cを備える補剛材42cを使用してもよい。このようにすると、補剛材42の重量を増加させることなく、屋根構成材20,20の境界面に形成されるリブの剛性を向上させることが可能となる。
なお、以上では屋根構成材20,20間に介設される補剛材42を例示したが、壁構成材10,10間に介設される補剛材41あるいは床構成材30,30間に介設される補剛材43にも共通して当てはまる。
なお、前記した実施形態においては、等脚台形を基調とした建物T1に対して本発明に係る屋根を適用した場合を例示したが、本発明に係る屋根の適用範囲がこれに限定されることはなく、例えば、軸組構造の建物や壁式構造の建物にも適用できることはいうまでもない。この場合、複数の屋根構成材は、例えば、棟木と軒桁とに架設されることになるが、補剛材の断面形状を適宜調節することで、棟木と軒桁との間に配置される母屋を省略することが可能となる。
(a)は第1の実施形態に係る建物を正面方向から見た斜視図、(b)は(a)の展開図である。 図1(a)の模式図である。 図1(a)の側面図である。 図1(a)の分解斜視図である。 図3の拡大図である。 壁構成材を示す斜視図である。 壁構成材の断面図(図5のX1−X1断面図)である。 屋根構成材の拡大平面図である。 屋根構成材の断面図(図8のX2−X2断面図)である。 壁構成材と床構成材との接合部分を示す分解斜視図である。 (a)は建物の正面図、(b)は同じく背面図である。 (a)は図11(b)のX4−X4断面図、(b)は図11(a)のX3−X3断面図である。 (a)は屋根構成材の変形例を示す断面図、(b)は(a)の拡大図である。 補剛材の変形例を示す断面図である。
符号の説明
1 壁体
2 屋根
3 床体
10 壁構成材
11 前側継手板
11a 前側接合端面
12 後側継手板
12a 後側接合端面
13 外殻板
20 屋根構成材
21 前側継手板(第一の継手板)
21a 前側接合端面
22 後側継手板(第二の継手板)
22a 後側接合端面
23 外殻板
30 床構成材
31 前側継手板
31a 前側接合端面
32 後側継手板
32a 後側接合端面
33 外殻板
41,42,43 補剛材
42a 挟持部
42b 突出部
51,52 連結材

Claims (9)

  1. 複数の屋根構成材をその短手方向に連設してなる屋根であって、
    隣り合う前記屋根構成材間に補剛材が介設されていることを特徴とする屋根。
  2. 前記各屋根構成材は、屋根面となる外殻板と、当該外殻板の短手方向に間隔をあけて配置された第一の継手板および第二の継手板とを備えており、
    前記各屋根構成材の前記第一の継手板と隣接する他の前記屋根構成材の前記第二の継手板との間に前記補剛材が介設されていることを特徴とする請求項1に記載の屋根。
  3. 前記各屋根構成材は、前記外殻板の短手方向の一方の縁部からその側方に向かって張り出す張出板をさらに備えており、
    前記各屋根構成材の前記張出板が、隣接する他の前記屋根構成材の前記外殻板の他方の縁部に覆い被さっていることを特徴とする請求項2に記載の屋根。
  4. 前記各屋根構成材の前記外殻板の他方の縁部と隣接する他の前記屋根構成材の前記張出板との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の屋根。
  5. 前記各屋根構成材が、アルミニウム合金製の押出形材からなることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の屋根。
  6. 前記補剛材は、隣り合う前記屋根構成材に挟持される挟持部と、当該挟持部の下側に突出する突出部とを備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の屋根。
  7. 前記突出部が前記挟持部よりも幅広に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の屋根。
  8. 前記突出部の内部が中空になっていることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の屋根。
  9. 前記補剛材が、アルミニウム合金製の押出形材からなることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の屋根。
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