JP2005349893A - 操舵装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作性を向上させた操舵装置を提供すること。
【解決手段】操舵装置はステアリングホイールに連動し、一方又は他方のポートから液体が流出又は流入する操舵駆動手段と、一方又は他方のポートから液体が流出又は流入することにより、車輪を転舵する転舵駆動手段と、操舵駆動手段の一方のポートと転舵駆動手段の一方のポートに接続され、内部を液体が流動する第1配管と、操舵駆動手段の他方のポートと転舵駆動手段の他方のポートに接続され、内部を液体が流動する第2配管と、第1配管と第2配管との間に設けられ、通常状態において第1配管と第2配管との間の液体の流動を絞り、バックアップ状態において第1配管と第2配管との間の液体の流動を遮断する第1切替手段と、を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】操舵装置はステアリングホイールに連動し、一方又は他方のポートから液体が流出又は流入する操舵駆動手段と、一方又は他方のポートから液体が流出又は流入することにより、車輪を転舵する転舵駆動手段と、操舵駆動手段の一方のポートと転舵駆動手段の一方のポートに接続され、内部を液体が流動する第1配管と、操舵駆動手段の他方のポートと転舵駆動手段の他方のポートに接続され、内部を液体が流動する第2配管と、第1配管と第2配管との間に設けられ、通常状態において第1配管と第2配管との間の液体の流動を絞り、バックアップ状態において第1配管と第2配管との間の液体の流動を遮断する第1切替手段と、を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、ステアバイワイヤ式の操舵装置に関する。
従来、ステアリングホイールに連結する操舵アクチュエータと、車輪を転舵する転舵アクチュエータ、操舵アクチュエータと転舵アクチュエータとを連通し、内部を油液が流動する配管と、配管に設けられ通常状態において開状態となり、バックアップ状態において閉状態となるソレノイドバルブと、を備える操舵装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。通常状態の場合は、配管に設けられたソレノイドバルブを開状態にして、配管内及び操舵アクチュエータの各油室内の油液の圧力を同一にし、ポンプにより転舵アクチュエータを駆動する。また、ポンプに故障が生じたとき等のバックアップ時に、配管に設けられたソレノイドバルブを閉状態にし、操舵アクチュエータにより、転舵アクチュエータは駆動される。
特開平11−268661号公報(第3−5頁、第1図)
しかしながら、上記従来の操舵装置においては、通常状態において、ソレノイドバルブは開状態にあるのみで、ステアリングホイールを急激に回転させたときに生じる転舵アクチュエータの応答遅れを防止し、さらに粘性抵抗を生じさせる等の操作性を考慮した設計となっていない。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、操作性を向上させた操舵装置を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、通常状態からバックアップ状態へと切り替える機能を有する操舵装置であって、ステアリングホイールに連動し、一方又は他方のポートから液体が流出又は流入する操舵駆動手段と、一方又は他方のポートから液体が流出又は流入することにより、車輪を転舵する転舵駆動手段と、上記操舵駆動手段の一方のポートと上記転舵駆動手段の一方のポートに接続され、内部を液体が流動する第1配管と、上記操舵駆動手段の他方のポートと上記転舵駆動手段の他方のポートに接続され、内部を液体が流動する第2配管と、上記第1配管と上記第2配管との間に設けられ、上記通常状態において上記第1配管と上記第2配管との間の液体の流動を絞り、上記バックアップ状態において上記第1配管と上記第2配管との間の液体の流動を遮断する第1切替手段と、を備えることを特徴とする操舵装置である。
この一態様によれば、上記第1切替手段は上記通常状態において上記第1配管と上記第2配管との間の液体の流動を絞る。これにより、例えばステアリングホイールを急激に回転させたときに生じる転舵駆動手段の応答遅れを防止できる。さらに、粘性抵抗を生じさせることにより、急激な操舵をし難くさせることができる。すなわち、操舵装置の操作性を向上させることができる。
また、この一態様において、上記第1切替手段と直列に接続され、上記通常状態において上記第1配管と上記第2配管との間の液体を流動させ、上記バックアップ状態において上記第1配管と上記第2配管との間の液体の流動を遮断する第2切替手段を更に、備えるのが好ましい。これにより、上記第1切替手段が機能しない場合でも、上記第2切替手段により確実に上記第1配管と上記第2配管との間の液体の流動を遮断することができる。すなわち、より確実に上記操舵駆動手段により上記転舵駆動手段を駆動させることができ、操舵装置の信頼性を向上させることができる。
さらに、この一態様において、上記第1切替手段は、上記第1配管と上記第2配管との間を流動する液体の絞り量を可変させる可変弁であるのが好ましい。上記第1配管と上記第2配管との間を流動する液体の絞り量を可変させることにより、例えば上記通常状態において急激にステアリングホイールを回転させたときに生じさせる粘性抵抗を最適な値に調整することが可能となる。これにより、操舵装置の操作性をより向上させることができる。
この一態様において、上記通常状態において、上記転舵駆動手段を駆動するポンプ又はモータを更に備えるのが好ましい。
本発明によれば、操作性を向上させた操舵装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明する。なお、操舵装置の基本概念、主要なハードウェア構成、作動原理、及び基本的な制御手法等については当業者には既知であるため、詳しい説明を省略する。
図1は、本発明の一実施例に係る操舵装置を示す図である。図1において、本実施例に係る操舵装置2はステアリングホイール4と、ステアリングホイール4により駆動される操舵アクチュエータ6と、操舵アクチュエータ6に配管を介して接続され、車輪を転舵する転舵アクチュエータ8と、を備えている。
操舵アクチュエータ6は、内部が油液で満たされたシリンダ6aと、シリンダ6a内部を摺動するピストン6bとを有している。また、ステアリングホイール4のピニオン部と操舵アクチュエータ6のピストン6bのラック部が係合している。
シリンダ6a内部にはピストン6bを挟んで一対の油室6c、6dが画成されており、各油室6c、6dには内部の油液が流出入するポートが形成されている。
転舵アクチュエータ8は、4つの油室8a、8b、8c、8dを有するシリンダ8eと、シリンダ8e内を摺動するピストン8fとを有している。シリンダ8e内の4つの油室8a、8b、8c、8dはピストン8f及び隔壁により画成され、各油室8a、8b、8c、8dには油液が流出入するポートが形成されている。また、ピストン8fの両端にはステアリング機構を介して車輪が連結されている。
操舵アクチュエータ6の一方のポートと転舵アクチュエータ8の一方のポートには第1配管10が接続され、操舵アクチュエータ6の他方のポートと転舵アクチュエータ8の他方のポートには第2配管12が接続されている。また、第1配管10と第2配管12とには、第3配管14が接続されている。第3配管14には、第3配管14内の油液の流動を絞るオリフィス16aと第3配管14内の油液の流動を遮断する閉状態16bとに切り替わる第1ソレノイドバブルブ16が設けられている。また、第3配管14には第3配管14内の油液の流動を許容する開状態18aと第3配管14内の油液の流動を遮断する閉状態18bとに切り替わる第2ソレノイドバブルブ18が第1ソレノイドバルブ16と直列に設けられている。
第1ソレノイドバルブ16及び第2ソレノイドバルブ18は制御部20に接続され、制御部20からの制御信号に基づいて、第1ソレノイドバルブ16はオリフィス16a又は閉状態16bに切り換え、第2ソレノイドバルブ18は開状態18a又は閉状態18bに切り換える。
ステアリングホイール4には、ステアリングホイール4の回転角を検出する角度検出器22が配置され、角度検出器22は制御部20に接続されている。角度検出器22は、検出した回転に関する信号を制御部20に送信し、制御部20はこの角度信号に基づいて、後述するポンプ26の吐出圧力を算出する。
また、ステアリングホイール4には、ステアリングホイール4の回転に対し反力を発生させる反力調整器24が配置され、反力調整器24は制御部20に接続されている。制御部20は、転舵アクチュエータ8のピストン8fに生じる歪みを検出する軸力センサからの歪みに基づき、ステアリングホイール4の回転に抗する反力を算出する。さらに、制御部20は反力調整器24が算出された反力を発生するように反力調整器24を制御する。
操舵装置2は油液を配管内に供給するポンプ26と、ポンプ26が吐出する油液を貯めるタンク28とを備えている。また、ポンプ26には転舵アクチュエータ8のシリンダ8eの油室8a、8b内に油液を供給する供給配管30が接続され、転舵アクチュエータ8のシリンダ8eの各油室8a、8bには、転舵アクチュエータ8のシリンダ8eの各油室内8a、8bから油液をタンク28に戻す戻配管32が接続されている。さらに、各供給配管30及び各戻配管32には、油液の流動を許容する開状態34aと油液の流動を遮断する閉状態34bとに切り換を行うソレノイドバルブ34が配置されている。各ソレノイドバルブ34は制御部20に接続され、制御部20からの制御信号に基づいて、開状態34a又は閉状態34bに切り換える。
次に、ポンプ26及び各ソレノイドバルブ34等が正常に機能し、通常状態で操舵装置2が機能する場合について説明する。
制御部20は、第1ソレノイドバルブ16がオリフィス16aとなり、第2ソレノイドバルブ18が開状態18aとなるように、第1ソレノイドバルブ16及び第2ソレノイドバルブ18に制御信号を送信する。制御信号を受信した第1ソレノイドバルブ16はオリフィス16aとなり、第2ソレノイドバルブ18は開状態18aとなる(図2(a))。
ステアリングホイール4が回転させられると、角度検出器22は回転角度を検出し、検出された角度を制御部20に送信する。制御部20は送信された回転角度に基づいて、各ソレノイドバルブ34に制御信号を送信し、各ソレノイドバルブ34を開状態34a又は閉状態34bに切り換える。また、制御部20は対応する車輪の舵角を算出し、車輪が算出された舵角となるのに必要なポンプ26の吐出圧力を算出する。制御部20は、算出された吐出圧力となるよう制御信号をポンプ26に送信し、ポンプ26は送信された制御信号に基づいて、油液を供給配管30に供給する。
例えば、ステアリングホイール4が半時計方向に回転させられた場合、角度検出器22はステアリングホイール4の回転角度を検出し、検出された角度を制御部20に送信する。
制御部20は、送信された角度検出器22からの角度に基づいて、各ソレノイドバルブ34が開状態34a又は閉状態34bとなるように、各ソレノイドバルブ34に制御信号を送信する。各ソレノイドバルブ34は受信した制御信号に基づいて開状態34a又は閉状態34bとなる。
また、制御部20はステアリングホイール4の回転角度に対応する車輪の舵角を算出し、車輪が算出された舵角となるのに必要なポンプ26の吐出圧力を算出する。制御部20は算出された吐出圧力となるよう制御信号をポンプ26に送信し、ポンプ26は受信した制御信号に基づいて、油液を供給配管30に供給する。
ポンプ26から供給される油液の吐出圧力は、供給配管30を介して転舵アクチュエータ8の油室8a内に加わる。これにより、油室8a内の圧力が油室8b内の圧力より高くなることから、ピストンは右側に移動し、車輪は左方向に転舵される。
このとき、転舵アクチュエータ8のピストン8fが右側に移動すると、油室8c内の圧力は低くなり、油室8d内の圧力は高くなる。したがって、第1配管10から油室8c内へ油液が流入し、油室8d内から第2配管12へ油液が流出する。第2配管12内の油液は第3配管14内へ流入し、第3配管14内の油液は第1配管10内に流入し、操舵アクチュエータ6の油室6c、6d内、転舵アクチュエータ8の油室8c、8d内、第1配管10、第2配管12及び第3配管14内の油液の圧力は、同一圧力になる。
したがって、ステアリングホイール4を回転させた場合、運転者に操舵アクチュエータ6のピストン6bを介して、油液の圧力による抵抗感は感じられない。
しかしながら、ステアリングホイール4が短時間で大きく回転させられた場合、ステアリングホイール4が回転させられ、転舵アクチュエータ8が駆動し、車輪が対応する舵角となる一連の動作完了までに、一定時間の時間遅れが生じる。
この一定時間の時間遅れにおいて、ステアリングホイール4が半時計方向に回転させられ、ステアリングホイール4のピニオン部が回転し、このピニオン部に係合するピストン6bのラック部が左方向に移動する。ピストン6bが左方向に移動するとシリンダ6aの油室6c内の圧力が高くなり、油液が油室6c内から第1配管10内へ流出する。
第1配管10内の油液は第3配管14内へ流入し、第3配管14内の油液は第1ソレノイドバルブ16のオリフィス16aを通過する。
ここで、ステアリングホイール4の回転量が短時間で大きい場合、操舵アクチュエータ6のピストン6bの移動量も短時間で大きくなる。さらに、シリンダ6aの油室6c内から第1配管10へ流出する油液の流量が増加し、第1配管10内から第3配管14内に流入する油液の流量も増加する。
また、第3配管14内を流動する油液は、オリフィス16aにより絞られることから、流動し難くなり、オリフィス16aを境界にして、圧力差が生じる。すなわち、オリフィス16aを境界にして、第1配管10側の圧力が第2配管12側の圧力と比較して高くなる。したがって、操舵アクチュエータ6のシリンダ6aの油室6c内の圧力は、油室6d内の圧力と比較して高くなり、転舵アクチュエータ8のシリンダ8eの油室8c内の圧力は、油室8d内の圧力と比較して高くなる。
操舵アクチュエータ6のシリンダ6aの油室6c内の圧力は、油室6d内の圧力と比較して高くなることにより、ステアリングホイール4を左に回転させた場合、すなわち操舵アクチュエータ6を左に移動させた場合、粘性抵抗が生じる。
なお、ステアリングホイール4の回転速度の大きさに比例して、ピストン6bの移動速度が大きくなることから、油室6c内から第1配管10を介し第3配管14へ流入する油液の流量が大きくなり、第1ソレノイドバルブ16のオリフィス16aを通過する油液の流量が大きくなる。すなわち、第1ソレノイドバルブ16のオリフィス16a前後において、圧力差がより大きくなる。この場合、オリフィス16aを境界にして、第1配管10側の油液の圧力が第2配管12側の圧力がより大きくなる。それにより、ステアリングホイール4を回転させたときの粘性抵抗はより大きくなる。
以上により、ステアリングホイール4を急激に回転させた場合、この回転に対して粘性抵抗が働くことにより、必要以上に速い操舵をし難くさせることができる。これにより操作性を向上させることができる。
また、転舵アクチュエータ8のシリンダ8eの油室8c内の圧力は、油室8d内の圧力と比較して高くなる。これにより転舵アクチュエータ8のピストン8fには、右方向に移動する力が働く。ピストン8fには、ポンプ26から吐出された油液による右方向へ移動する力に加えて、上述の圧力差によって生じた右方向の力が加わることから、転舵アクチュエータ8の応答性が高まる。これにより操作性が向上する。
次に、ポンプ26等が故障したバックアップ状態の操舵装置2について説明する。
制御部20は、ポンプ26等から、故障に関する信号を受信すると、ソレノイドバルブ34に開状態34a又は閉状態34bとなるよう制御信号を送信する。さらに、制御部20は第1ソレノイドバルブ16及び第2ソレノイドバルブ18に各々閉状態16b、18bとなるよう制御信号を送信する。この制御信号を受信した第1ソレノイドバルブ16及び第2ソレノイドバルブ18は、各々閉状態16b、18bとなる(図2(b))。
ステアリングホイール4を回転させると、ステアリングホイール4のピニオン部が回転する。ピニオン部が回転すると、ピニオン部に係合するピストン6bのラック部が右方向又は左方向に移動する。例えば、ステアリングホイール4が半時計方向に回転させられ、ピストン6bが左方向に移動した場合、ピストン6bの油室6c内の圧力が高くなり、油室6c内から第1配管10内に油液が流出する。
さらに、第1配管10内の油液は転舵アクチュエータ8のシリンダ8eの油室8c内に流入する。油室8c内に油液が流入すると、油室8c内の圧力が高まりピストン8fは、右方向へ移動し、車輪が左方向に転舵する。また、ピストン8fが右方向へ移動すると油室8d内の圧力が高まり、油室8d内から第2配管12内へ油液が流入する。第2配管12内に流入した油液は、操舵アクチュエータ6のシリンダ6aの油室6d内に流入する。なお、第3配管14に配置された第1ソレノイドバルブ16及び第2ソレノイドバルブ18は閉状態16b、18bにあることから、第3配管14内の油液は流動しない。
ここで、第1ソレノイドバルブ16及び第2ソレノイドバルブ18により、第3配管14内の油液の流動を遮断している。これにより、第1ソレノイドバルブ16及び第2ソレノイドバルブ18のうちいずれか一方のソレノイドバルブ16、18が故障等により機能しなくなり、オリフィス状態16a又は開状態18aで固定された場合でも、正常に機能する他方のソレノイドバルブ16、18により、第3配管14内の油液の流動を確実に遮断することができる。すなわち、操舵アクチュエータ6により転舵アクチュエータ8を確実に駆動させることができ、操舵装置2の信頼性を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明は、上述した実施例に制限されることなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、第1ソレノイドバルブ16は制御部20からの制御信号に基づいて、絞り量(オリフィス16aの内径)を可変させるオリフィス16aであってもよい。
制御部20からの制御信号に基づいて、第1ソレノイドバルブ16のオリフィス16aの絞り量をより大きく(オリフィス16aの内径をより小さく)すれば、オリフィス16aを境界にして、第1配管10側の油液の圧力と第2配管12側の圧力との圧力差をより大きくすることができる。それにより、ステアリングホイール4を回転させたときの粘性抵抗をより大きくすることができる。
一方、制御部20からの制御信号に基づいて、第1ソレノイドバルブ16のオリフィス16aの絞り量をより小さく(オリフィス16aの内径をより大きく)すれば、オリフィス16aを境界にして、第1配管10側の油液の圧力と第2配管12側の圧力との圧力差をより小さくすることができる。それにより、ステアリングホイール4を回転させたときの粘性抵抗をより小さくすることができる。以上のように、オリフィス16aの絞り量を可変させることにより、ステアリングホールを急激に回転させたときに生じさせる粘性抵抗を最適な大きさに調整することができる。すなわち、より操作性を向上させることができる。
また、転舵アクチュエータ8の応答性を高めたい場合、制御部20は、第1ソレノイドバルブ16のオリフィス16aの絞り量が大きく(オリフィス16aの内径を小さく)するように第1ソレノイドバルブ16を制御してもよい。
さらに、第2ソレノイドバルブ18が故障等により機能しなくなり、開状態18aで固定された場合でも、第1ソレノイドバルブ16のオリフィス16aを最大絞り状態である閉状態とすることにより、第3配管14内の油液の流動を確実に遮断することができる。すなわち、操舵アクチュエータ6により転舵アクチュエータ8を確実に駆動することができ、操舵装置2の信頼性を向上させることができる。
通常状態において、ポンプ26により油液を介して転舵アクチュエータ8に圧力を加え、転舵アクチュエータ8を駆動させることにより車輪を転舵させているが、電動式モータによりステアリング機構を介して車輪を転舵させてもよい。
本発明は、例えば、EHPS、EPS等の操舵装置に利用できる。搭載される車両の外観、重量、サイズ、走行性能等は問わない。
2 操舵装置
4 ステアリングホイール
6 操舵アクチュエータ
8 転舵アクチュエータ
10 第1配管
12 第2配管
14 第3配管
16 第1ソレノイドバルブ
18 第2ソレノイドバルブ
20 制御部
4 ステアリングホイール
6 操舵アクチュエータ
8 転舵アクチュエータ
10 第1配管
12 第2配管
14 第3配管
16 第1ソレノイドバルブ
18 第2ソレノイドバルブ
20 制御部
Claims (4)
- 通常状態からバックアップ状態へと切り替える機能を有する操舵装置であって、
ステアリングホイールに連動し、一方又は他方のポートから液体が流出又は流入する操舵駆動手段と、
一方又は他方のポートから液体が流出又は流入することにより、車輪を転舵する転舵駆動手段と、
前記操舵駆動手段の一方のポートと前記転舵駆動手段の一方のポートに接続され、内部を液体が流動する第1配管と、
前記操舵駆動手段の他方のポートと前記転舵駆動手段の他方のポートに接続され、内部を液体が流動する第2配管と、
前記第1配管と前記第2配管との間に設けられ、前記通常状態において前記第1配管と前記第2配管との間の液体の流動を絞り、前記バックアップ状態において前記第1配管と前記第2配管との間の液体の流動を遮断する第1切替手段と、を備えることを特徴とする操舵装置。 - 請求項1記載の操舵装置であって、
前記第1切替手段と直列に接続され、前記通常状態において前記第1配管と前記第2配管との間の液体を流動させ、前記バックアップ状態において前記第1配管と前記第2配管との間の液体の流動を遮断する第2切替手段を更に、備えることを特徴とする操舵装置。 - 請求項1又は2記載の操舵装置であって、
前記第1切替手段は、前記第1配管と前記第2配管との間を流動する液体の絞り量を可変させる可変弁であることを特徴とする操舵装置。 - 請求項1乃至3のうちいずれか1項記載の操舵装置であって、
前記通常状態において、前記転舵駆動手段を駆動するポンプ又はモータを更に備えることを特徴とする操舵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004171174A JP2005349893A (ja) | 2004-06-09 | 2004-06-09 | 操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013216233A (ja) * | 2012-04-10 | 2013-10-24 | Jtekt Corp | 油圧式パワーステアリング装置 |
JP2017001461A (ja) * | 2015-06-08 | 2017-01-05 | ユニキャリア株式会社 | 油圧制御装置 |
-
2004
- 2004-06-09 JP JP2004171174A patent/JP2005349893A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013216233A (ja) * | 2012-04-10 | 2013-10-24 | Jtekt Corp | 油圧式パワーステアリング装置 |
JP2017001461A (ja) * | 2015-06-08 | 2017-01-05 | ユニキャリア株式会社 | 油圧制御装置 |
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