JP2005349818A - 化粧金属板 - Google Patents

化粧金属板 Download PDF

Info

Publication number
JP2005349818A
JP2005349818A JP2004365976A JP2004365976A JP2005349818A JP 2005349818 A JP2005349818 A JP 2005349818A JP 2004365976 A JP2004365976 A JP 2004365976A JP 2004365976 A JP2004365976 A JP 2004365976A JP 2005349818 A JP2005349818 A JP 2005349818A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative
film
decorative film
layer
metal foil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004365976A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4616634B2 (ja
Inventor
Koji Taguma
幸治 田熊
Tokuaki Kakuma
徳昭 加隈
Kazuo Itofuji
和夫 糸藤
Yukihiro Yoshisue
幸浩 吉末
Motohiro Tomomori
基裕 友森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kohan Co Ltd
Original Assignee
Toyo Kohan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Kohan Co Ltd filed Critical Toyo Kohan Co Ltd
Priority to JP2004365976A priority Critical patent/JP4616634B2/ja
Publication of JP2005349818A publication Critical patent/JP2005349818A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4616634B2 publication Critical patent/JP4616634B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】 金属板と同等の鮮明な金属外観を有し、腐食により金属層表面の色調が変化することのない化粧フィルムおよびその化粧フィルムを基板に積層してなる廉価な化粧板を提供する。
【解決手段】 ヘアライン加工やサンド仕上げなどの加工を施して表面に凹凸模様を付与したアルミニウムやステンレススチールなどの金属箔と透明樹脂フィルムとを積層して化粧フィルムとし、この化粧フィルムを冷延鋼板などの基板に積層して化粧板とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、リアルな金属調の外観を有する化粧フィルム、およびその化粧フィルムを基板に積層してなる化粧板に関する。
冷蔵庫、オーディオ機器などの家電製品用の扉やキャビネット、建築物の壁、天井、ドア部材などの内装材として、印刷層、透明樹脂フィルム層などを積層し、さらにエンボス加工などにより樹脂フィルム表面に凹凸模様を設けてなる化粧フィルムを基板に積層してなる化粧板が多用されている。例えば、着色樹脂層の片面に表面にエンボス加工を施した透明樹脂層を積層し、他面にエンボス加工を施す際に加熱された着色樹脂層がエンボスロール等に接着するのを防止するための接着防止用樹脂層を積層してなる化粧フィルムが提案されている(例えば特許文献1参照)。
さらに上記の家電用品や建築物内装材の部材として、耐食性に優れ長期間大気中に曝しても錆発生のないアルミニウム板やステンレス鋼板などの金属板が用いられることがある。しかし、これらの金属板は冷延鋼板などの鋼薄板に比べて高価であるので、金属調の外観を有する化粧フィルムを冷延鋼板に積層してなる化粧板がアルミニウム板やステンレス鋼板に替わって用いられている。
このような金属調を有する樹脂フィルムを基板に積層したものとして、金属箔または金属蒸着層からなる金属層の上に一定範囲の可視光線透過率とヘイズ値を有する光拡散透過性樹脂層を介して絵柄層と透明樹脂層を設け、さらにこれらの金属層の裏面側に選択的に裏打層を設けてなる化粧材が提案されている(例えば特許文献2参照)。また、透明合成樹脂フィルムの裏面にヘアーラインまたはスピン加工による多数の溝を有し、さらにプライマー層、金属薄膜層または光輝性顔料含有着色層、および化粧層を積層してなる金属調化粧シート、およびこれを接着剤層を介して基板上に貼った金属調化粧板が提案されている(例えば特許文献3参照)。
しかし、特許文献2による化粧材においては、鏡面光沢状の金属箔または金属蒸着層を用いた場合の「ギラギラ」観を回避するため、金属箔または金属蒸着層からなる金属層の上に半透明の光拡散透過性樹脂層を設けることを特徴としている。すなわち、特許文献2による化粧材においては、ヘアライン加工などによる光沢調整を行うことなく、金属層上に半透明の光拡散透過性樹脂層を設けて「ギラギラ」観を回避することを目的としている。
また、特許文献3による金属調化粧シートにおいては、透明合成樹脂フィルムの裏面にヘアーライン模様またはスピン加工模様を設け、この面に金属薄膜を蒸着により設けるか、光輝顔料含有する着色層を積層する大量生産に向く方法により、意図した色や光沢で金属調の外観を得るものである。
しかしながら、用途によっては金属板で得られる外観と全く同一な外観、または金属板としての特徴をさらに活かした金属板面上にしか付与できないような加工による外観が求めれる場合があり、金属蒸着層や金属箔などの金属層上に半透明の樹脂フィルムを積層したり、樹脂フィルムにヘアライン模様を設けてそのヘアライン模様を設けた面に金属蒸着により金属薄膜を設けたり、または光輝顔料を含有する着色層を設けるのみでは、上記のような鮮明な金属外観が必要な用途には適用することができない。また、特に高温多湿の環境下で、長期間の使用中にフィルムやシートの切断端面から水分や大気が金属蒸着層と樹脂フィルムの界面に侵入すると、薄い金属蒸着層が腐食し、生成した腐食物により金属蒸着層が汚染されたり金属層が腐食により消費されて色調が変化することにより外観が損なわれる。
本発明に関する先行技術文献として以下のものがある。
特開2004−074657号公報 特開2003−291254号公報 特開2001−001444号公報
本発明は、金属板と同等の鮮明な金属外観を有し、腐食により金属層表面の色調が変化することのない化粧フィルムおよびその化粧フィルムを基板に積層してなる廉価な化粧板を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の化粧フィルムは、透明樹脂フィルムと表面に凹凸模様を有する金属箔とを積層してなる化粧フィルム(請求項1)であり、
上記(請求項1)の化粧フィルムにおいて、前記凹凸模様がヘアライン模様またはサンド仕上模様のいずれかであること(請求項2)を特徴とし、また
上記(請求項1または2)の化粧フィルムにおいて、前記透明樹脂フィルムの上層にハードコート層を設けてなること(請求項3)を特徴とし、また
上記(請求項1〜3)の化粧フィルムにおいて、前記透明樹脂フィルムと前記金属箔を、接着剤を介して積層してなること(請求項4)を特徴とし、また
上記(請求項1〜4)の化粧フィルムにおいて、前記透明樹脂フィルムの前記金属箔と積層する面に印刷層を設けてなること(請求項5)を特徴とし、また
上記(請求項1〜5)の化粧フィルムにおいて、前記透明樹脂フィルムがポリエチレンテレフタレートフィルムであること(請求項6)を特徴とし、また
上記(請求項1〜6)の化粧フィルムにおいて、前記金属箔がアルミニウム箔またはステンレススチール箔のいずれかであること(請求項7)を特徴とし、また
上記(請求項1〜7)の化粧フィルムにおいて、前記金属箔の下層として、裏打層を積層してなること(請求項8)を特徴とし、また
上記(請求項1〜8)の化粧フィルムにおいて、前記金属箔と前記裏打層の間に接着剤を介して積層してなること(請求項9)を特徴とし、さらにまた
上記(請求項8または9)の化粧フィルムにおいて、前記裏打層が、9×10−5/K以下の線膨張率(熱膨張係数)を有する樹脂フィルムであること(請求項10)を特徴とし、また
上記(請求項10)の化粧フィルムにおいて、前記樹脂フィルムがポリエステル樹脂フィルムであること(請求項11)を特徴とする。
また本発明の化粧板は、上記(請求項1〜11)の化粧フィルムを、接着剤を介して基板に積層してなる化粧板(請求項12)、または
接着剤を介して裏打層を積層してなる基板に、上記(請求項1〜7)の化粧フィルムの金属箔と前記裏打層とが接するようにして、接着剤を介して積層してなる化粧板(請求項13)であり、
上記(請求項13)の化粧板において、前記裏打層が、9×10−5/K以下の線膨張率(熱膨張係数)を有する樹脂フィルムであること(請求項14)を特徴とし、また
上記(請求項14)の化粧板において、前記樹脂フィルムがポリエステル樹脂フィルムであること(請求項15)を特徴とする。
本発明においては、へアライン加工やサンド仕上げなどの加工を施して表面に凹凸模様を付与したアルミニウムやステンレススチールなどの金属箔と透明樹脂フィルムとを積層することにより、金属板表面と同等の外観を有する化粧フィルムが得られる。そのため、冷延鋼板などの安価な基板にこの化粧フィルムを積層してなる化粧板は、アルミニウム板やステンレス鋼板と同等の外観を有しており、従来はアルミニウム板やステンレス鋼板が用いられた用途に、廉価な材料として適用することができる。また金属外観を得るために金属箔を用いているので、高温多湿の環境下で長期間使用した場合に、金属外観を得るために金属蒸着層を用いた化粧フィルムや化粧シートに比べて、フィルムやシートの切断端面から水分や大気が金属蒸着層と樹脂フィルムの界面に侵入して、薄い金属蒸着層が腐食したり、生成した腐食物により金属蒸着層が汚染されたり金属層が腐食により消費されて色調が変化することにより、外観が損なわれることがない。また、金属箔の裏面に裏打層を設けることにより、基板表面の凹凸が化粧フィルムの金属箔表面に出現することを防止できる。さらに、金属箔の線膨張率(熱膨張係数)に近い小さな線膨張率(熱膨張係数)を有する樹脂フィルムを裏打層として用いた場合は、金属箔に裏打層を積層する際にシワが生じにくい。
以下、本発明を詳細に説明する。図1に示すように、本発明の化粧フィルム10は透明樹脂フィルム1と表面に凹凸模様2aが付与された金属箔2とを積層することにより得られる。また、図2に示すように、透明樹脂フィルム1表面にハードコート層3が設けられていてもよいし、図3に示すように、金属箔2の裏面に裏打層4が設けられていてもよい。さらに図4に示すように、透明樹脂フィルム1と金属箔2は、接着剤5aを介して積層されていてもよいし、図5に示すように、金属箔2と裏打層4も、接着剤5bを介して積層されていてもよい。
透明樹脂フィルム1としては、下層に積層する金属箔2が鮮明に透視可能であれば如何なる樹脂からなるフィルムも適用可能であり、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂などの汎用の樹脂からなるフィルムを用いることができるが、透明性および平滑性に優れ、表面が硬く耐疵付性にも優れ、かつ廉価なポリエチレンテレフタレートの二軸延伸フィルムを用いることが好ましい。
金属箔2としては、箔に成形しやすくかつ耐食性に優れた金属または合金からなる箔であることが好ましく、比較的廉価であることからアルミニウム、アルミニウム合金、ステンレススチールなどを適用することがより好ましい。また、用途によっては銅、銅合金など銀白色以外の金属色を有する金属または合金からなる箔も適用可能である。これらの金属箔は、粗面ロールを用いたヘアライン加工やサンド仕上げにより金属板で得られる外観と全く同一な外観、または金属板としての特徴をさらに活かした金属板面上にしか付与できないような加工による外観となるように、上記のヘアライン加工やサンド仕上げ加工などの加工方法を用いて表面に凹凸を付与することが可能となるように、金属箔の厚みは少なくとも5μm以上の厚さが必要である。厚さが50μm以上であると化粧フィルムとしての加工性が劣化し、経済的にも有利でなくなる。また、5μm以上の厚さを有していれば、透明樹脂フィルム1と積層して化粧フィルム10とした場合に、化粧フィルムの切断端面から水分や大気が金属箔2と透明樹脂フィルム1の界面に侵入して腐食により金属層が消費される量は極くわずかであるので、色調が変化することがなく、したがって外観が損なわれることがない。
化粧フィルム10は、上記のように透明樹脂フィルム1と上記のヘアライン加工やサンド仕上げ加工などの加工方法を用いて表面に凹凸が賦与された金属箔2を積層して得られるが、透明樹脂フィルム1の表面にスクラッチなどによる疵が付きにくくするために、図2に示すようにハードコート層3を設けてもよい。ハードコート層3としては、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、エポキシ−メラミン系樹脂、アクリル系樹脂、アクリル−シリコン系樹脂、アミノアルキド系樹脂、ポリエステル系樹脂などの硬質樹脂を溶媒に溶解し、透明樹脂フィルム1の表面に乾燥厚さで0.5〜5μmの厚さとなるように塗布し乾燥することにより形成させる。これらのハードコート層には透明性を劣化させない範囲で、抗菌剤、帯電防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤や、耐摩耗性を付与するためにシリカなどの微細硬質粒子を添加してもよい。
さらに、化粧フィルム10を基板に貼付する際に、基板の表面の凹凸が化粧フィルム10の金属箔2の表面に出現することを防止するため、図2に示すように金属箔2の裏面に5〜300μm程度の厚さの裏打層4を設けてもよい。裏打層4の厚さが5μm未満では基板の表面の凹凸を充分に吸収できない。厚さが300μmを超えると凹凸の吸収効果は飽和し、経済的に有利でなくなる。裏打層4としては、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂などの熱可塑性樹脂を用いることができるが、化粧フィルム10に積層する際に、金属箔との線膨張率(熱膨張係数)との差が大きい場合シワが発生することがあるので、金属箔との線膨張率(熱膨張係数)との差が小さい樹脂を用いることが好ましく、アルミニウム合金およびステンレススチールの線膨張率はそれぞれ2.35×10−5/K、1.64×10−5/Kであるので、裏打層4として9×10−5/K以下の線膨張率(熱膨張係数)を有する樹脂を用いることが好ましい。特に、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、エチレンテレフタレート・エチレンイソフタレート共重合体、ブチレンテレフタレート・ブチレンイソフタレート共重合体や、これらを2種以上ブレンドしてなるポリエステル樹脂の未延伸フィルムの線膨張率は5〜7×10−5/K程度であり、延伸フィルムの線膨張率は1〜2×10−5/K程度であるので、これらのポリエステル樹脂1種の単層からなる未延伸フィルムや延伸フィルム、またはこれらのポリエステル樹脂2種以上の複層からなる未延伸フィルム、延伸フィルム、または最下層が熱接着に適した未延伸フィルムでその上の層が延伸フィルムである複層フィルムなどが特に好適に裏打層4として用いることができる。これらの裏打層4は金属箔2の裏面に塗布して設けてもよいし、フィルムとして貼付してもよい。なお、樹脂の線膨張係数は、測定温度を20〜40℃として、JIS K 7197に準じて測定することができる。
裏打層4は、図3および図5に示すように化粧フィルム10において金属箔2の裏面に設けてもよいが、後記するように基板に積層して化粧板とする際に、予め基板に裏打層を設けておき、この裏打層に図1、図2、図3のいずれかに示す化粧フィルム10を貼付して積層して化粧板としてもよい。
透明樹脂フィルム1と金属箔2、および金属箔2と裏打層4は、それぞれ熱接着法を用いて直接熱接着により積層してもよいが、加工時の接着性が特に必要な場合や、熱接着法では接着できない場合には、図4および図5に示すように、透明樹脂フィルム1と金属箔2、および金属箔2と裏打層4を、それぞれ接着剤5aおよび5bを介して貼付し、積層してもよい。接着剤5aおよび5bとしては、それぞれの素材に合わせて下記の接着剤から適宜選択して用いる。熱可塑性樹脂からなる接着剤としては、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリエステル樹脂などからなる接着剤を用いることができる。熱硬化性樹脂からなる接着剤としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステルポリウレタン樹脂などからなる接着剤を用いることができる。また、ゴム系接着剤としては、天然ゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、などからなる接着剤を用いることができる。また、透明樹脂フィルム1の、金属箔2と積層する面には、意匠性を高めるために、金属箔2の全面が隠蔽されない程度で、柄印刷層やベタ印刷層などの印刷層を設けてもよい。
本発明の化粧板は、以上のようにして作成される本発明の化粧フィルムを基板に貼付して積層することにより得られる。図6に本発明の化粧板の一態様を示す。この態様においては、化粧板20は、図5に示した化粧フィルム10を、接着剤5cを介して基板6に積層して構成されている。基板6としては、冷延鋼板、冷延鋼板に亜鉛、亜鉛合金、アルミニウム合金などをめっきしためっき鋼板、冷延鋼板に電解クロム酸処理、リン酸クロメート処理、各種のノンクロム処理などの化成処理を施した表面処理鋼板、またはこれらのめっき鋼板にこれらの化成処理を施した表面処理めっき鋼板などを用いることが好ましい。また、用途によっては木板や合板などの木質板、石膏ボード、プラスチック板などの非金属板を用いることもできる。基板6が金属板である場合は、熱接着法を用いて直接熱接着により積層してもよいが、加工時の接着性が特に必要な場合や、基板6が非金属板で熱接着法では接着できない場合には、接着剤5cを介して貼付し、積層してもよい。接着剤5cとしては、上記の熱可塑性樹脂からなる接着剤、熱硬化性樹脂からなる接着剤、またはゴム系接着剤を、それぞれの素材に合わせて適宜選択して用いる。
以下、実施例にて本発明を詳細に説明する。
(実施例)
[化粧フィルムの作成]
透明樹脂フィルムとして表1に示すポリエチレンテレフタレートの二軸延伸フィルムを用い、金属箔として表1に示す表面加工を施したアルミニウム箔またはステンレススチール箔を用い、両者を熱接着法または接着剤を介する接着法により表1に示す接着剤を用いて表1に示す化粧フィルムを作成した。また、選択的に裏打層を設ける場合、試料番号3および4の試料の場合は、下層がエチレンテレフタレート・エチレンイソフタレート共重合体の未延伸フィルム、上層がポリエチレンテレフタレートの二軸延伸フィルムからなる2層のポリエステルフィルムを表1に示す接着剤を用いて、化粧フィルムの金属箔の裏面に積層した。試料番号5の場合は、ポリエチレンテレフタレートの未延伸フィルムを表1に示す接着剤を用いて、化粧フィルムの金属箔の裏面に積層した。試料番号6の場合は、エチレンテレフタレート・エチレンイソフタレート共重合体の未延伸フィルムを表1に示す接着剤を用いて、化粧フィルムの金属箔の裏面に積層した。試料番号7の場合は、ポリエチレンテレフタレートの二軸延伸フィルムを表1に示す接着剤を用いて、化粧フィルムの金属箔の裏面に積層した。試料番号8の場合は、ポリプロピレンの未延伸フィルムを表1に示す接着剤を用いて、化粧フィルムの金属箔の裏面に積層した。試料番号9の場合は、ポリ塩化ビニルの未延伸フィルムを表1に示す接着剤を用いて、化粧フィルムの金属箔の裏面に積層した。試料番号10の試料の場合は、下記に示す化粧板の基板として用いる電気亜鉛めっき鋼板に、可塑剤としてジオクチルフタレートを30重量%含有するエポキシ樹脂を50μmの厚さとなるように塗布乾燥して裏打層とした。これらの裏打層の線膨張係数は、測定温度を20〜40℃として、JIS K 7197に準じて測定した。選択的にハードコート層を設ける場合は、化粧フィルムの透明樹脂フィルム面にエポキシ−メラミン系樹脂を乾燥後の塗布厚が1.5μmとなるように塗布し乾燥した。選択的に印刷層を設ける場合は、透明樹脂フィルムの金属箔と積層する側にグラビア印刷法を用いて、黒色インキで蜂巣状の模様を印刷した透明樹脂フィルムを用いた。このようにして10種類の化粧フィルム(試料番号:1〜10)を作成した。
[化粧板の作成]
化粧フィルムを積層する基板として電気亜鉛めっき鋼板(板厚:0.4mm、めっき量:20g/m、めっき後に電解クロム酸処理を施し、クロムとして40mg/mを付着させた)を用い、試料番号1〜9の試料の場合は、この基板に表1に示す接着剤を用いて上記の試料番号10以外の9種類の化粧フィルムを積層した。試料番号10の試料の場合は、上記のようにして電気亜鉛めっき鋼板にエポキシ樹脂の裏打層を設けた基板に、表1に示す接着剤を用いて上記の試料番号の化粧フィルムを積層した。このようにして、供試用の化粧板(試料番号:1〜10)を作成した。
[比較用化粧フィルムの作成]
透明樹脂フィルムとして表1に示すポリエチレンテレフタレートの二軸延伸フィルムを用い、その片面に平均深さ1.8μm、平均幅1.5〜2.5μmでヘアライン加工を施し、ポリエステル系樹脂からなるプライマーを0.8μmの乾燥厚さとなるように塗布乾燥した後、アルミニウムを0.07μmの厚さに蒸着して蒸着フィルムを作成した。この蒸着フィルムに、上記の試料番号4の化粧フィルムと同様にして2層のポリエステルフィルムの裏打層とエポキシ−メラミン系樹脂のハードコート層を設け、比較用化粧フィルム(試料番号11)とした。
[比較用化粧板の作成]
比較用化粧フィルムを積層する基板として、板上記の試料番号10の化粧板に用いたものと同様の電気亜鉛めっき鋼板に、試料番号10の化粧板の作成方法と同様の作成方法を用いて比較用化粧フィルムを積層し、供試用の化粧板(試料番号:11)を作成した。
Figure 2005349818
[特性評価]
以上のようにして試料番号1〜11の化粧板の特性を、以下のようにして評価した。
<外観>
肉眼観察により、化粧板の化粧フィルム表面を、化粧フィルムに用いたものと同等のアルミニウム箔またはステンレススチール箔の表面と比較観察し、アルミニウム箔またはステンレススチール箔と同等の鮮明な金属特有の外観である場合を良好(○)、アルミニウム箔またはステンレススチール箔よりも鮮明性が劣る外観である場合を不良(×)と評価した。
<シワ発生の有無>
肉眼観察により、化粧板の化粧フィルム表面のシワ発生状況を観察し、シワ発生が認められない場合を好適に実用可能(○)、意匠上問題とならない軽微なシワ発生が認められる場合を実用可能(△)、意匠上問題となるシワ発生が認められる場合を実用不可(×)と評価した。
<加工密着性>
化粧板の化粧フィルム表面に、カッターナイフを用いて7mmの間隔で井桁状に基板面に達する深さの切目を入れた後、化粧フィルム表面が凸部側となるようにして8mmの深さでエリクセン張出加工を施した後、切目部にスコッチテープを貼り付けて強制剥離し、透明樹脂フィルムまたは/および金属箔の剥離状態を肉眼観察し、下記の基準で評価した。
◎:透明樹脂フィルムまたは/および金属箔に剥離は認められない。
○:切目周辺にのみ、実用上問題とならない程度の極くわずかな透明樹脂フィルムま たは/および金属箔の剥離が認められる。
△:切目周辺にのみ、透明樹脂フィルムまたは/および金属箔の剥離が認められる。
×:切目の両側の数mmの範囲にわたって、透明樹脂フィルムまたは/および金属箔 の剥離が認められる。
<耐食性>
化粧板の化粧フィルム表面に、カッターナイフを用いて長さ80mmの×字状のクロスカットを金属箔面に達する深さの切目を入れた後、JIS Z 2371に準じて150時間の塩水噴霧試験を行った後、表面状態を肉眼観察し、下記の基準で評価した。
◎:金属部分に変色は認められない。
○:金属部分に実用上問題とならない程度の極くわずかな変色が認められる。
△:金属部分に変色が認められる。
×:切目周辺の金属部分が失われている。
これらの特性評価結果を表2に示す。
Figure 2005349818
表2に示すように、本発明の化粧フィルムを基板に積層してなる本発明の化粧板は、鮮明な金属板特有の外観を有しており、またシワの発生が認められず、加工を施した際に透明樹脂層と金属箔が剥離したり、透明樹脂層や金属箔に亀裂などを生じることがない。また、耐食性にも優れており、長期間腐食環境に暴露しても金属箔に錆発生により変色したり、極薄の蒸着金属のように溶解して失われることがなく、良好な外観を保持することができる。
本発明の化粧フィルムは、へアライン加工やサンド仕上げなどの加工を施して表面に凹凸模様を付与したアルミニウムやステンレススチールなどの金属箔と透明樹脂フィルムとを積層したものであり、金属板表面と同等の外観を有している。そのため、冷延鋼板などの安価な基板にこの化粧フィルムを積層してなる化粧板は、アルミニウム板やステンレス鋼板と同等の外観を有している。また、化粧フィルム表面にシワの発生が認められない。さらに、高温多湿の環境下で長期間使用した場合に、金属外観を得るために金属蒸着層を用いた化粧フィルムや化粧シートに比べて、フィルムやシートの切断端面から水分や大気が金属蒸着層と樹脂フィルムの界面に侵入して、薄い金属蒸着層が腐食したり、生成した腐食物により金属蒸着層が汚染されたり金属層が腐食により消費されて色調が変化することにより、外観が損なわれることがない。そのため、本発明の化粧フィルムを基板に積層してなる本発明の化粧板は、従来はアルミニウム板やステンレス鋼板が用いられた用途に、廉価な化粧材料として適用することができる。
本発明の化粧フィルムの一例を示す概略断面図。 本発明の化粧フィルムの他の一例を示す概略断面図。 本発明の化粧フィルムの他の一例を示す概略断面図。 本発明の化粧フィルムの他の一例を示す概略断面図。 本発明の化粧フィルムの他の一例を示す概略断面図。 本発明の化粧板の一例を示す概略断面図。
符号の説明
1 :透明樹脂フィルム
2 :金属箔
2a:凹凸模様
3 :ハードコート層
4 :裏打層
5a:接着剤
5b:接着剤
5c:接着剤
6 :基板
10 :化粧フィルム
20 :化粧板

Claims (15)

  1. 透明樹脂フィルムと凹凸模様を有する金属箔とを積層してなる化粧フィルム。
  2. 前記凹凸模様がヘアライン模様またはサンド仕上模様のいずれかである、請求項1に記載の化粧フィルム。
  3. 前記透明樹脂フィルムの上層にハードコート層を設けてなる、請求項1または2に記載の化粧フィルム。
  4. 前記透明樹脂フィルムと前記金属箔を、接着剤を介して積層してなる、請求項1〜3のいずれかに記載の化粧フィルム。
  5. 前記透明樹脂フィルムの前記金属箔と積層する面に印刷層を設けてなる、請求項1〜4のいずれかに記載の化粧フィルム。
  6. 前記透明樹脂フィルムがポリエチレンテレフタレートフィルムである、請求項1〜5のいずれかに記載の化粧フィルム。
  7. 前記金属箔がアルミニウム箔またはステンレススチール箔である、請求項1〜6のいずれかに記載の化粧フィルム。
  8. 前記金属箔の下層として、裏打層を積層してなる、請求項1〜7のいずれかに記載の化粧フィルム。
  9. 前記金属箔と前記裏打層の間に接着剤を介して積層してなる、請求項1〜8のいずれかに記載の化粧フィルム。
  10. 前記裏打層が、9×10−5/K以下の線膨張率(熱膨張係数)を有する樹脂フィルムである、請求項8または9に記載の化粧フィルム。
  11. 前記樹脂フィルムがポリエステル樹脂フィルムである、請求項10に記載の化粧フィルム。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の化粧フィルムを、接着剤を介して基板に積層してなる化粧板。
  13. 接着剤を介して裏打層を積層してなる基板に、請求項1〜7のいずれかに記載の化粧フィルムの金属箔と前記裏打層とが接するようにして、接着剤を介して積層してなる化粧板。
  14. 前記裏打層が、9×10−5/K以下の線膨張率(熱膨張係数)を有する樹脂フィルムである、請求項13に記載の化粧板。
  15. 前記樹脂フィルムがポリエステル樹脂フィルムである、請求項14に記載の化粧板。
JP2004365976A 2004-05-13 2004-12-17 化粧金属板 Active JP4616634B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004365976A JP4616634B2 (ja) 2004-05-13 2004-12-17 化粧金属板

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004143387 2004-05-13
JP2004365976A JP4616634B2 (ja) 2004-05-13 2004-12-17 化粧金属板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005349818A true JP2005349818A (ja) 2005-12-22
JP4616634B2 JP4616634B2 (ja) 2011-01-19

Family

ID=35584655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004365976A Active JP4616634B2 (ja) 2004-05-13 2004-12-17 化粧金属板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4616634B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008018715A1 (en) * 2006-08-10 2008-02-14 Kangnam Chemical Co., Ltd High glossy sheet having aluminum foil
KR100814104B1 (ko) 2006-10-20 2008-03-14 이상춘 표면 돌출된 알루미늄 압출형재를 내심으로 포함하는플라스틱 적층 구조재 제조방법 및 이에 의한 발포플라스틱 적층 구조재
JP2010167600A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Shozaburo Sumi 金属調化粧シート及び化粧板
KR101296024B1 (ko) * 2008-07-16 2013-08-12 (주)엘지하우시스 금속 외관 효과를 구현한 인테리어 필름
KR20140144708A (ko) 2012-03-29 2014-12-19 닛뽄스틸 앤드 스미킨 메탈 프로덕츠 컴퍼니 리미티드 금속박 라미네이트 금속판 및 금속박 라미네이트 금속판의 제조 방법
JPWO2015087761A1 (ja) * 2013-12-09 2017-03-16 東洋紡株式会社 ポリエステル樹脂組成物および接着剤組成物
JP2018024238A (ja) * 2016-07-27 2018-02-15 住友ベークライト株式会社 化粧板
JP2021014099A (ja) * 2019-07-16 2021-02-12 住友ベークライト株式会社 化粧板および化粧板の製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5625450A (en) * 1979-08-09 1981-03-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd Smoothly planed board and its use
JPS60106723U (ja) * 1983-12-27 1985-07-20 大日本印刷株式会社 化粧シ−ト
JPH03100362U (ja) * 1990-01-31 1991-10-21
JPH0858016A (ja) * 1994-08-25 1996-03-05 Dainippon Printing Co Ltd 耐擦傷性を有する艶消し化粧シート

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5625450A (en) * 1979-08-09 1981-03-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd Smoothly planed board and its use
JPS60106723U (ja) * 1983-12-27 1985-07-20 大日本印刷株式会社 化粧シ−ト
JPH03100362U (ja) * 1990-01-31 1991-10-21
JPH0858016A (ja) * 1994-08-25 1996-03-05 Dainippon Printing Co Ltd 耐擦傷性を有する艶消し化粧シート

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008018715A1 (en) * 2006-08-10 2008-02-14 Kangnam Chemical Co., Ltd High glossy sheet having aluminum foil
KR100814104B1 (ko) 2006-10-20 2008-03-14 이상춘 표면 돌출된 알루미늄 압출형재를 내심으로 포함하는플라스틱 적층 구조재 제조방법 및 이에 의한 발포플라스틱 적층 구조재
KR101296024B1 (ko) * 2008-07-16 2013-08-12 (주)엘지하우시스 금속 외관 효과를 구현한 인테리어 필름
US8834990B2 (en) 2008-07-16 2014-09-16 Lg Hausys, Ltd. Interior design film giving an impression of the appearance of metal
JP2010167600A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Shozaburo Sumi 金属調化粧シート及び化粧板
KR20140144708A (ko) 2012-03-29 2014-12-19 닛뽄스틸 앤드 스미킨 메탈 프로덕츠 컴퍼니 리미티드 금속박 라미네이트 금속판 및 금속박 라미네이트 금속판의 제조 방법
JPWO2015087761A1 (ja) * 2013-12-09 2017-03-16 東洋紡株式会社 ポリエステル樹脂組成物および接着剤組成物
JP2018024238A (ja) * 2016-07-27 2018-02-15 住友ベークライト株式会社 化粧板
JP7062893B2 (ja) 2016-07-27 2022-05-09 住友ベークライト株式会社 化粧板
JP2021014099A (ja) * 2019-07-16 2021-02-12 住友ベークライト株式会社 化粧板および化粧板の製造方法
JP7497563B2 (ja) 2019-07-16 2024-06-11 住友ベークライト株式会社 化粧板および化粧板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4616634B2 (ja) 2011-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4801668B2 (ja) 金属被覆用積層フィルム、スクリーンボード用金属被覆用積層フィルム
US6364992B1 (en) Decorative sheet and process for producing the same
JP4616634B2 (ja) 化粧金属板
JPWO2009069464A1 (ja) キッチンパネル用材料、キッチンパネル用材料の製造方法及びキッチンパネル
JP2003181996A (ja) 化粧シート及び化粧材
JP5016577B2 (ja) 化粧金属板の製造方法
JP2006315248A (ja) 化粧フィルムおよび化粧板
KR20210000424A (ko) 알루미늄을 이용한 난연 친환경 인테리어 필름과 그의 제조방법
JPH08216334A (ja) 金属調の化粧シート
JP2012035617A (ja) 内装用化粧シート
CN113829699A (zh) 一种新型复合板材及其加工工艺
JP2005169740A (ja) ヘアラインを有する金属調化粧フィルム
JP6874308B2 (ja) 鏡面化粧シートおよびそれを用いた化粧板
JP4406868B2 (ja) 金属蒸着プラスチックフィルム
JP2004142164A (ja) 化粧金属板
CN216782932U (zh) 一种新型环保有触感装饰板
JP2009018591A (ja) 化粧鋼板の製造方法
JP3694460B2 (ja) 印刷樹脂フィルム、その印刷樹脂フィルムを積層した化粧板、及びその化粧板を用いたユニットバス
WO2018155109A1 (ja) 積層シートおよび積層板
JP2012210794A (ja) 不燃化粧板
JP2001038703A (ja) 化粧板の製造方法
JPH1158660A (ja) 金属調化粧シート
JP2001145990A (ja) 耐アルカリ性に優れた化粧板積層用印刷樹脂フィルム、その樹脂フィルムを積層した化粧板、及びその化粧板を用いたユニットバス
JP3273756B2 (ja) 紙が積層された高意匠性金属基材積層板
JP3673061B2 (ja) Pvc鋼板用アルミ蒸着ラミネートフィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100716

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101019

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101022

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4616634

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250