JP2005349804A - 弁装置及び液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 姿勢が変化した場合であっても、流体の残留を低減することができる弁装置及び同弁装置を備えた液体噴射装置を提供する。
【解決手段】 ギヤポンプが駆動されるとチェックバルブ14内には、チューブT3を介してキャップ部材から吸引された廃インク及び空気が流入する。この流入した廃インクは、上流側バルブ室33内の渦巻き状の案内壁38の内側面38cに沿って、当接凸部37の付近、即ちダイヤフラム部のキャップ部51付近まで案内される。そして、上流側バルブ室33と下流側バルブ室とが連通状態となると、下流側バルブ室内には廃インク及び空気が流入する。下流側バルブ室内に流入した廃インク及び空気は、筒部又はバイパス流路46を介して流体導出部材43の流路43aに流動した後、チューブT4を介して第1のインクカートリッジに流動する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、弁装置及び液体噴射装置に関する。
従来、流体の流動を上流側から下流側の一方向のみに許容する弁装置が知られている。一般に、この弁装置は、流体を導入及び導出する本体ケース内に、弁手段を有し同弁手段を開閉することによって、同本体ケースの上流側及び下流側を連通状態又は非連通状態とするようになっている。そして、弁装置は、非連通状態となることによって流体の下流側から上流側への逆流を抑制するようになっている。このような弁装置を備えた液体噴射装置としてのインクジェット式記録装置が種々提案されている(例えば、特許文献1。)。
図19に示すように、特許文献1に記載のインクジェット式記録装置は、弁装置100を備えている。この弁装置100は、インクカートリッジから記録ヘッド(いずれも図示せず)にインクを供給するためのインク供給経路の途中に配設されていて、同弁装置100の本体ケース101は、チューブ102を介して記録ヘッドに接続されるとともに、チューブ103を介してインクカートリッジに接続されている。この本体ケース101の一側面には、同本体ケース101内を開放する開口部104が形成されていて、さらに同開口部104を被覆するようにフィルム105が固着されている。このフィルム105には、偏心カム106に当接する摺動板107が固着され弁手段を構成している。また、フィルム105と相対向する本体ケース101の内壁側面108には、同フィルム105を介して摺動板107と当接可能な凸部109が凸設されていて、同凸部109には、その貫通孔110に外壁側面111側からチューブ102の端部が接続されるようになっている。
そして、インクジェット式記録装置では、インクカートリッジからチューブ103を介して本体ケース101に流入したインクは、貫通孔110に接続されたチューブ102を介して記録ヘッドに供給される。また、インクジェット式記録装置は、インクカートリッジからのインクの供給が終了すると、偏心カム106を回転させて、摺動板107と凸部109の端部とをフィルム105を介して当接させることで、弁装置100を非連通状態としてインクカートリッジ側へのインクの逆流を抑制するようになっている。
特開平5−338203号公報
しかしながら、弁装置100では、図19に示すように、貫通孔110から流動することができなかったインクが本体ケース101内に残留することがあった。このように本体ケース101内に残留したインクが乾燥した場合、弁装置100内におけるインクの流動や、フィルム105を介した摺動板107と凸部109の当接に少なからず影響を及ぼす可能性があった。
ところで、上述したインクジェット記録装置の中には、家庭用インクジェット式記録装置のように小型で持ち運び可能であって、その設置場所によって姿勢が変わるものがある。このようなインクジェット式記録装置に弁装置100を採用した場合、同インクジェット式記録装置の姿勢、即ち弁装置の姿勢によっては、さらにインクの流動が困難となって本体ケース101内に残留するインクの量が増える虞があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、姿勢が変
化した場合であっても、流体の残留を低減することができる弁装置及び同弁装置を備えた液体噴射装置を提供することにある。
本発明の弁装置は、バルブ室に流体を導入する流体導入部材と、前記バルブ室から流体を導出する流体導出部材と、前記バルブ室内に設けられ、前記流体の前記導出部材側から前記流体導入部材側への逆流を抑制する弁手段とを備えた弁装置において、前記バルブ室内に、前記流体導入部材から同バルブ室内に導入された前記流体を前記弁手段側に向けて案内する流動補助手段を備えた。
これによれば、流体導入部材を介してバルブ室内に導入される流体は、流動補助手段に案内されることで弁手段に向けて流動した後に、流体導出部材から導出される。従って、例えば、弁装置の姿勢が通常の状態から変化した場合であっても、同弁装置内に導入された流体は、流体導出部材から導出することができる。この結果、流動補助手段を設けたことによって、弁装置内に残留する流体を低減することができるので、弁装置の信頼性を向上することができる。
この弁装置の前記弁手段は、前記バルブ室を、前記流体導入部材と連通する上流側バルブ室と、前記流体導出部材と連通する下流側バルブ室とに区画するダイヤフラム部を備え、前記ダイヤフラム部は、前記上流側バルブ室と前記下流側バルブ室とを互いに連通させる連通孔を有し、前記バルブ室内を移動することで同連通孔を封止又は同封止を解除して、同上流側バルブ室と同下流側バルブ室とを非連通状態又は連通状態とし、一方、前記流動補助手段は、前記上流側バルブ室内に前記連通孔を中心として渦巻き状に設けられた案内壁である。
これによれば、流体導入部材を介して上流側バルブ室内に導入される流体は、案内壁に案内されて、ダイヤフラム部の連通孔付近にまで流動する。従って、例えば、弁装置の姿勢が通常の状態から変化した場合であっても、上流側バルブ室内に導入される流体は、連通孔付近にまで流動し、ダイヤフラム部の連通孔を介して下流側バルブ室内に流動することができる。即ち、上流側バルブ室内に残留する流体を低減することができるので、残留した流体がダイヤフラム部の移動に影響を及ぼす可能性を低減することができる。この結果、弁装置の信頼性を向上することができる。
この弁装置の前記弁手段は、前記バルブ室を、前記流体導入部材と連通する上流側バルブ室と、前記流体導出部材と連通する下流側バルブ室とに区画するダイヤフラム部を備え、前記ダイヤフラム部は、前記上流側バルブ室と前記下流側バルブ室とを互いに連通させる連通孔を有し、前記バルブ室内にて移動することで同連通孔を封止又は同封止を解除して、同上流側バルブ室と同下流側バルブ室とを非連通状態又は連通状態とし、一方、前記流動補助手段は、前記上流側バルブ室内に前記連通孔を中心として放射状に複数設けられたベーン部材である。
これによれば、流体導入部材を介して上流側バルブ室内に導入される流体は、ベーン部材に案内されて、ダイヤフラム部の連通孔付近にまで流動する。従って、例えば、弁装置の姿勢が通常の状態から変化した場合であっても、上流側バルブ室内に導入される流体は、連通孔付近にまで流動し、ダイヤフラム部の連通孔を介して下流側バルブ室内に流動することができる。即ち、上流側バルブ室内に残留する流体を低減することができるので、残留した流体がダイヤフラム部の移動に影響を及ぼす可能性を低減することができる。この結果、弁装置の信頼性を向上することができる。
この弁装置の前記下流側バルブ室は、前記上流側バルブ室から前記下流側バルブ室内に
流入する前記流体を、前記流体導出部に流動させるメイン流路と、前記メイン流路に接続するように前記下流側バルブ室内に少なくとも1つ設けられ、前記上流側バルブ室から同下流側バルブ室内に流入する前記流体を、前記メイン流路に流動させるバイパス流路とを備えた。
これによれば、流体はバイパス流路を介することで、メイン流路に流動することができる。従って、例えば、弁装置の姿勢が通常の状態から変化したことによって、下流側バルブ室内に流入した流体が直接にメイン流路を流動できない場合であっても、この流体は、バイパス流路を介することでメイン流路に流入し流体導出部材から導出することができる。これによって、下流側バルブ室内に残留する流体を低減することができ、残留した流体がダイヤフラム部の移動に影響を及ぼす可能性を低減することができる。この結果、弁装置の信頼性を向上することができる。
この弁装置の前記弁手段は、前記バルブ室内を移動することで、前記流体導入部に連通する第1流路と、前記流体導出部に連通する第2流路との少なくともいずれか一方を封止又は同封止を解除し、同バルブ室内を非連通状態又は連通状態とするダイヤフラム部を備え、前記流動補助手段は、前記バルブ室内に前記第2流路を中心として渦巻き状に設けられた案内壁である。
これによれば、流体導入部材を介してバルブ室内に導入される流体は、案内壁に案内されて、第2流路付近にまで流動する。従って、例えば、弁装置の姿勢が通常の状態から変化した場合であっても、第1流路を介してバルブ室内に導入される流体は、案内壁に案内されて流動した後に、第2流路を流動し流体導出部材から導出することができる。即ち、バルブ室内に残留する流体を低減することができるので、残留した流体がダイヤフラム部の移動に影響を及ぼす可能性を低減することができる。この結果、弁装置の信頼性を向上することができる。
本発明の液体噴射装置は、液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体を貯留するとともに、加圧空気にて加圧されることによって貯留した同液体を前記液体噴射ヘッドに供給する液体収容体と、前記液体噴射ヘッドから排出される廃液を受けとめるキャップ部材と、前記液体収容体を収容するとともに前記廃液を貯留する廃液タンクと、前記キャップ部材と前記廃液タンクとの間に連結された誘導チューブと、前記誘導チューブの途中に設けられ、同誘導チューブを介して前記キャップ部材に負圧を発生させて同キャップ部材から前記廃液を吸引して前記廃液タンクに誘導するとともに、同キャップ部材から同誘導チューブを介して前記加圧空気を吸引し、同加圧空気を同廃液タンクに導入して前記液体収容体を加圧する吸引加圧手段とを備えた液体噴射装置であって、前記吸引加圧手段の上流側若しくは下流側の少なくとも一方に、請求項1〜4のいずれか1つに記載の弁装置を設けた。
これによれば、液体噴射装置は、本発明の弁装置を備えたことによって、その載置面等の影響によって姿勢が通常の状態から変化した場合であっても、同弁装置を介してキャップ部材から廃液タンクに向けて廃液及び加圧空気を誘導することができる。この結果、本発明の液体噴射装置は、本発明の弁装置を備えたことによって、その信頼性を向上することができる。
本発明の液体噴射装置は、ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記液体を貯留するとともに、同液体を、供給チューブを介して前記液体噴射ヘッドに供給する液体収容体と、前記液体噴射ヘッドの前記ノズルを封止するとともに、同液体噴射ヘッドから排出される廃液を受けとめるキャップ部材と、前記キャップ部材に負圧を発生させて同キャップ部材から前記廃液を吸引する吸引手段とを備えた液体噴射装置であって、前記供給チ
ューブの途中に、請求項5に記載の弁装置を接続し、その弁装置を連通状態とすることで前記液体噴射ヘッドへの前記液体の供給を許容し、反対に弁装置を非連通状態とすることで前記液体噴射ヘッドへの同液体の供給を遮断する。
これによれば、液体噴射装置は、キャップ部材によって前記液体噴射ヘッドのノズルを封止した状態から、吸引手段によってキャップ部材に負圧をかけることで、同ノズルに負圧をかけることができる。さらに、この状態から弁装置を非連通状態として液体収容体からの液体の供給を遮断することで、液体噴射ヘッドのノズルに負圧を蓄積することができる。そして、このノズルに負圧が蓄積された状態から弁装置を連通状態とすると、同負圧によって液体収容体からノズルに向けて液体が一気に供給される。これによって、ノズル内に溜まった気泡等を、キャップ部材に排出するいわゆるクリーニング動作を行うことができる。そして、本発明の液体噴射装置は、本発明の弁装置を備えたことによって、その載置面等の影響によって姿勢が通常の状態から変化した場合であっても、このクリーニング動作を行うことができるので、その信頼性を向上することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1は、本実施形態のプリンタの概略を説明するための斜視図である。図2は、同プリンタの記録ヘッドへのインク供給系を説明するためのブロック図である。
図1に示すように、液体噴射装置としてのプリンタ1は、略直方形状のフレーム2を備えている。このフレーム2の上面には、給紙トレイ3が設けられ、さらに、フレーム2の前面には、排紙トレイ4が設けられている。この給紙トレイ3及び排紙トレイ4は、図示しないヒンジ構造によってフレーム2に対して折り畳み収容可能となっている。
このフレーム2内には、その長手方向にプラテン5が配設され、同プラテン5上には、図示しない紙送り機構によって、給紙トレイ3からフレーム2内に挿入された記録用紙が給送される。そして、給送された記録用紙は、排紙トレイ4からフレーム2外へ排出されるようになっている。
また、フレーム2内には、プラテン5と平行となるようにガイド部材6が架設されている。このガイド部材6には、同ガイド部材6に沿って移動可能なキャリッジ7が挿通支持されている。キャリッジ7には、フレーム2に取着された一対のプーリに掛装されたタイミングベルトを介して、同じくフレーム2内に設けられたキャリッジモータが駆動連結されている。そして、キャリッジ7は、キャリッジモータからタイミングベルトを介して駆動力を受けることで、ガイド部材6に案内されてプラテン5と平行(主走査方向)に往復移動するようになっている。
一方、図2に示すように、前記キャリッジ7の下面(プラテン5と対向する面)には、記録ヘッド8が設けられている。この記録ヘッド8は、前記記録用紙に対向するようにノズル形成面8aを有し、同ノズル形成面8aには、1列あたりn個(nは自然数)のノズルNからなるノズル列が6列形成されている。本実施例では、説明の便宜上1列あたりn個のノズルからなるノズル列を6列形成したが、この限りではなく1列あたりのノズルNの数及びノズル列の数は、適宜変更しても良い。
この記録ヘッド8には、フレーム2内に設けられた第1及び第2のインクカートリッジ9,10から、後述するように、各ノズルNにそれぞれ対応した色(本実施形態では、ブラック、シアン、マゼンダ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンダ)のインクが供給されるようになっている。そして、記録ヘッド8に流入したインクは、圧電素子8bによ
って加圧され、ノズルNからインク滴として吐出されることによってドットを形成する。つまり、記録ヘッド8に形成された各ノズルNからは、それぞれ対応する色である、ブラック、シアン、マゼンダ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンダが吐出されるようになっている。
前記プリンタ1では、キャリッジ7を往復移動させながらインク滴を記録用紙に吐出させ印刷するための領域を印刷領域としている。さらに、プリンタ1には、非印刷時にノズルを封止するための非印刷領域が設けられ、その非印刷領域には、図1に示すように、キャップホルダ11が設けられている。
前記キャップホルダ11には、記録ヘッド8のノズル形成面と対向するように、可撓性を有するキャップ部材12が設けられている。キャップホルダ11は、図示しない駆動機構を介して、キャップ部材12を記録ヘッド8のノズル形成面に密着させることによって、各ノズルを封止するようになっている。
また、図2に示すように、キャップ部材12には、その底部に同キャップ部材12内と連通する第1及び第2の連通口12a,12bが形成され、この第1の連通口12aにはチューブT1を介してキャップホルダ11外にてキャップ開放バルブ13が接続されている。このキャップ開放バルブ13は、キャップ部材12とノズル形成面8aを密着させることによって形成される空間を適宜開放するようになっている。さらに、第2の連通口12bは、チューブT2を介してギヤポンプGPの吸引口(図示しない)に接続されている。このギヤポンプGPは、ギヤG1,G2を備えていて、駆動モータ(図示しない)から駆動力が伝達されると同ギヤG1,G2が回転駆動されて、キャップ部材12に負圧をかけるようになっている。つまり、キャップ開放バルブ13が閉じている状態であって、キャップ部材12によって前記ノズル形成面8aを封止している際に、ギヤポンプGPを駆動させることによって、ノズル形成面8aのノズルNに負圧をかけてクリーニングすることができるようになっている。
このギヤポンプGPの排出口(図示しない)は、チューブT3を介して弁装置としてのチェックバルブ14が接続され、このチェックバルブ14には、チューブT4を介して第1のインクカートリッジ9の流体導入部材15が接続されている。
この第1のインクカートリッジ9は、区画板16によって区画される各収容部に、それぞれブラックのインクを貯留するインクパックB、及びインクを吸収するインク吸収体17を収容している。このインクパックBは、チューブT5を介して前記キャリッジ7の記録ヘッド8に接続されている。このインク吸収体17は、例えば、スポンジ等の吸水性を有する多孔質材料である。
このように構成することによって、第1のインクカートリッジ9内には、ギヤポンプGPによってキャップ部材12から吸引された廃インク及び空気が流体導入部材15から流入し、この流入する廃インクは、インク吸収体17によって吸収されるようになっている。さらに、この廃インクは、チェックバルブ14によってキャップ部材12側への逆流が抑制されるようになっている。
前記第1のインクカートリッジ9の空気導出部材18には、チューブT6を介して第2のインクカートリッジ10の空気導入部材19が接続されていて、同第1のインクカートリッジ9及び同第2のインクカートリッジ10は互いに連通している。この第2のインクカートリッジ10は、区画板20によって区画される各収容部に、それぞれシアン、マゼンダ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンダのインクをそれぞれ貯留するインクパックC,M,Y,LC,LMを収容している。この各インクパックC,M,Y,LC,LM
は、それぞれチューブT7〜T11を介して、前記キャリッジ7の記録ヘッド8に接続されている。また、この第2のインクカートリッジ10の空気導出部材21には、チューブT12を介して開放装置22が接続されている。この開放装置22は、電磁ソレノイドバルブ等であって、図示しない制御回路からの駆動電流に応じて開状態又は閉状態となるものであって、開状態となることで第2のインクカートリッジ10内及び同第2のインクカートリッジ10を介して第1のインクカートリッジ9内を適宜開放するようになっている。
このように構成することによって、ギヤポンプGPを駆動すると、キャップ部材12から廃インク及び空気が吸引され、この廃インク及び空気は、キャップ部材12、チューブT2、ギヤポンプGP、チューブT3、チェックバルブ14、チューブT4を順に流動した後、第1のインクカートリッジ9内に流入する。このとき、第1のインクカートリッジ9内に流入する廃インクは、上述したインク吸収体17によって吸収されるので、同第1のインクカートリッジ9内には、流入した空気(以下、加圧空気という)だけ流動する。そして、この加圧空気は、第1のインクカートリッジ9内からチューブT6を介して第2のインクカートリッジ10に流入した後、チューブT12に接続された開放装置22によって保持されるとともに、チェックバルブ14によってキャップ部材12側への逆流が抑制されるようになっている。
即ち、ギヤポンプGPが駆動すると、第1及び第2のインクカートリッジ9,10内のインクパックB,C,M,Y,LC,LMは、上述した加圧空気によって加圧されて、各インクパックB,C,M,Y,LC,LMに貯留されたインクは、それぞれ前記キャリッジ7の記録ヘッド8に圧送される。
次に、上述したチェックバルブ14の構成について図3〜図5に従って説明する。
図3は、本実施形態のチェックバルブ14の概略及び通常の姿勢を示す斜視図である。図4は、同図3における本体ケースのA−A線方向の断面図である。図5は、同図3における本体ケースのB−B線方向の断面図である。
図3に示すように、チェックバルブ14は、本体ケース30を備えていて、同本体ケース30は、上ケース31及び下ケース32から構成されている。このチェックバルブ14は、プリンタ1が通常の姿勢をとっているときには、図3における下ケース32の上側に上ケース31が取り付けられる姿勢をとる(以下、この姿勢をチェックバルブ14の通常姿勢という。)。この上ケース31には、図4に示すように、渦巻き状の上流側バルブ室33が凹設され、又、下ケース32には漏斗状の下流側バルブ室34が形成されている。これら上流側バルブ室33及び下流側バルブ室34は、上ケース31及び下ケース32を互いに固着することで本体ケース30を形成する際に、バルブ室35を形成するようになっている。
前記上ケース31の内壁上底面36であって、渦巻き状の上流側バルブ室33の中心位置には、円柱状の当接凸部37が下流側バルブ室34に向けて突出形成されている。さらに、内壁上底面36であって、渦巻き状の上流側バルブ室33を形成するために立設された渦巻き状の案内壁38は、同案内壁38自身によって当接凸部37を囲うように右巻きに形成されている。そして、案内壁38の後端部38aは上ケース31の内壁側面39に連なるように固着されるとともに、その先端部38bは同当接凸部37の付近に位置している。
図3に示すように、上ケース31の外壁側面40には、同図3における手前側に円筒状の流体導入部材41が設けられている。この流体導入部材41は、前記チューブT3と接続することでバルブ室35内に廃インク及び空気を導入するためのものである。この流体
導入部材41には、上流側バルブ室33に連通する流路41aが貫通形成されている。この流路41aは、図5に示すように、上ケース31の内壁側面39を介して前記案内壁38の内側面38cと連なるように形成されている。これによって、流路41aから導入される廃インクは、内壁側面39及び案内壁38の内側面38cに案内されて、上流側バルブ室33内の当接凸部37付近まで案内されるようになっている。
一方、図3及び図4に示すように、下ケース32には、その外壁側面42の中央部に円筒状の流体導出部材43が設けられている。この流体導出部材43は、チューブT4と接続することでバルブ室35(下流側バルブ室34)内の廃インク及び空気を第1のインクカートリッジ9へ導出するためのものである。この流体導出部材43には、下流側バルブ室34の下端に位置する筒部44に連通する流路43aが貫通形成されている。さらに、この流路43aは、下ケース32の傾斜部45の外壁側面42側であって重力方向鉛直に貫通形成されたバイパス流路46と連通している。
他方、図4及び図5に示すように、このように構成される本体ケース30のバルブ室35内には、ダイヤフラム部47、支持部材48、バネ部材49が配設されている。
ダイヤフラム部47は、円板状に形成されていて、その外縁部47aを上ケース31及び下ケース32によって狭持されることで、バルブ室35内に固定されている。このダイヤフラム部47は、ゴム等の可撓性部材から構成されていて、バルブ室35内に収容されることで、同バルブ室35を上流側バルブ室33及び下流側バルブ室34に区画するとともに、その中心部が図4に示す上下方向(上流側バルブ室33方向及び下流側バルブ室34方向)に往復移動可能となっている。
ダイヤフラム部47の中心部には、同ダイヤフラム部47を貫通する連通孔50が形成されている。この連通孔50は、同連通孔50を介して上流側バルブ室33と下流側バルブ室34とを互いに連通させるものであって、その上流側バルブ室33側の周縁部には、円環状のキャップ部51が凸設されている。このキャップ部51は、上ケース31の当接凸部37に当接可能であって、同当接凸部37と当接し密着することによって、上流側バルブ室33と下流側バルブ室34とを非連通状態とすることができる。
即ち、ダイヤフラム部47が下方向(下流側バルブ室34方向)に撓んで、キャップ部51が当接凸部37から離間している状態では、上流側バルブ室33と下流側バルブ室34とが互いに連通状態となる。反対に、ダイヤフラム部47が上方向(上流側バルブ室33方向)に撓んで、同キャップ部51が当接凸部37に当接している状態では、上流側バルブ室33と下流側バルブ室34とが互いに非連通状態となる。
図4に示すように、支持部材48は、円筒状に形成されていて前記ダイヤフラム部47の連通孔50に下側から嵌合固着されている。この支持部材48は、後述するバネ部材49からの付勢力を受けてダイヤフラム部47を下流側バルブ室34側から上方向(上流側バルブ室33方向)に支持及び付勢するものであって、その外周側面には、支持凸部52が形成されている。支持凸部52はその上側(上流側バルブ室33側)にて前記ダイヤフラム部47に当接することで、同ダイヤフラム部47を支持するとともに、同支持部材48を同ダイヤフラム部47に対して位置決めするようになっている。そして、この支持部材48の下端部は、下流側バルブ室34の前記筒部44の底部に凹設された支持溝53と相対向するようになっている。支持部材48は、ダイヤフラム部47の連通孔50と連通する内孔54が形成されている。
また、前記バネ部材49は、図4に示すように、その上端部が支持部材48の下端部に嵌挿されて支持凸部52の下側に当接するとともに、その下端部が支持溝53に嵌合支持される。このバネ部材49は、前記支持部材48を支持するとともに同支持部材48を介
してダイヤフラム部47を付勢するものであって、上流側バルブ室33内と下流側バルブ室34内との圧力差が予め設定された基準値以下となると、ダイヤフラム部47のキャップ部51を前記当接凸部37に当接させるように設定されている。さらに、このバネ部材49は、上流側バルブ室33内に廃インク及び空気が流入したことで、同上流側バルブ室33内と下流側バルブ室34内との前記圧力差が予め定められた基準値以上となると、ダイヤフラム部47を介して伝わる上流側バルブ室33内の圧力に屈して下方向(下流側バルブ室34方向)に縮むように設定されている。尚、この基準値とは前記インクパックB,C,M,Y,LC,LMを好適に加圧する加圧空気の基準圧に基づいて予め設定される値である。
このように構成することによって、チェックバルブ14が非連通状態となっている状態から、ギヤポンプGPが駆動すると、同チェックバルブ14の上流側バルブ室33には廃インク及び空気が流入される。そして、上流側及び下流側バルブ室33,34内の圧力差が広がって予め設定された基準値以上となると、キャップ部51は当接凸部37から離間し、同上流側及び下流側バルブ室33,34は連通状態となる。このとき、ギヤポンプGPから前記チューブT3を介してチェックバルブ14に流入する廃インク及び空気は、流路41a、上流側バルブ室33、連通孔50、内孔54、下流側バルブ室34、筒部44(又はバイパス流路46)、流路43a、チューブT4と順に流動した後、第1のインクカートリッジ9に流出する。そして、ギヤポンプGPが動作を停止して、流路41aへの廃インク及び空気の流動が停止し上流側バルブ室33内の圧力が低下したことによって、下流側バルブ室34内との圧力差が前記基準値以下の状態となると、ダイヤフラム部47のキャップ部51は、再び当接凸部37と当接し上流側及び下流側バルブ室33,34は非連通状態となる。これによって下流側バルブ室34から上流側バルブ室33に向けて廃インク及び空気が逆流されるのが阻止され、ギヤポンプGPへの廃インク及び空気の逆流を防止するようになっている。
次に、上述したチェックバルブ14の作用について図6及び図7に従って説明する。
図6及び図7は、チェックバルブ14の作用を説明するための本体ケースの断面図である。
尚、以下の説明は、前記プリンタ1の載置姿勢の変化に伴ってチェックバルブ14の姿勢が通常姿勢から変化したことを前提としている。詳しくは、図6に示すように、本体ケース30の流体導出部材43側、即ち外壁側面42が下向きになっている。そして、チェックバルブ14は非連通状態となっていて、この状態から上述したようにギヤポンプGPが駆動されることとする。
図7に示すように、ギヤポンプGPが駆動されるとチェックバルブ14内には、チューブT3を介してキャップ部材12から吸引された廃インク及び空気が流入する。そして、この流入した廃インクは、上流側バルブ室33内の案内壁38の内側面38c及び内壁側面39に案内されて、当接凸部37の付近、即ちダイヤフラム部47のキャップ部51付近まで流動する。
上流側バルブ室33と下流側バルブ室34との圧力差が基準値以上になると、図6に示すように、キャップ部51は当接凸部37から離間して、同上流側バルブ室33と同下流側バルブ室34は連通状態となる。これにより、下流側バルブ室34内には廃インク及び空気が流入する。そして、下流側バルブ室34内に流入した廃インク及び空気は、筒部44又はバイパス流路46を介して流体導出部材43の流路43aに流動した後、同流体導出部材43からチューブT4を介して第1のインクカートリッジ9に流動する。
次に、ギヤポンプGPの駆動が停止し、上流側バルブ室33と下流側バルブ室34との
圧力差が基準値以下となると、チェックバルブ14は非連通状態となって、第1のインクカートリッジ9側からの廃インク及び空気の逆流を抑制する。
以上、上記した本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態のチェックバルブ14では、上ケース31に渦巻き状の案内壁38を立設した。これによって、流体導入部材41から上流側バルブ室33内に導入される廃インク及び空気を、渦巻き状の案内壁38に沿ってダイヤフラム部47のキャップ部51付近にまで案内させることができる。従って、この廃インク及び空気は、チェックバルブ14の姿勢が通常姿勢から変化した場合であっても、キャップ部51付近まで流動されるので、ダイヤフラム部47の連通孔50及び支持部材48の内孔54を介して下流側バルブ室34に流動する。即ち、チェックバルブ14は、従来の弁装置100と比較して、本体ケース30内に残留する廃インクの量を低減することができる。この結果、残留した廃インクがダイヤフラム部47の往復移動に影響を及ぼす可能性を低減することができるので、チェックバルブ14の信頼性を向上させることができる。さらに、このチェックバルブ14を備えたプリンタ1の信頼性を向上させることができる。
(2)本実施形態のチェックバルブ14では、下ケース32の傾斜部45の外壁側面42側にバイパス流路46を貫通形成した。これによって、外壁側面42が下向きとなっている場合には、下流側バルブ室34内に流入した廃インクは重力方向に従って流動するので、バイパス流路46内を流動する。従って、下流側バルブ室34内の廃インクはこのバイパス流路46を介して流体導出部材43の流路43aに流動し、同廃インクが下流側バルブ室34内に残留することを低減することができる。この結果、従来の弁装置100と比較して、本体ケース30内に残留する廃インクの量を低減することができるので、チェックバルブ14の信頼性を向上させることができる。さらに、このチェックバルブ14を備えたプリンタ1の信頼性を向上させることができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態について、図8〜図12に従って説明する。
尚、以下の説明では、その便宜上、第1実施形態と差異のある箇所について説明し、同様の箇所については、同一の符号を付して、その説明を省略するものとする。
図9及び図10に示すようように、本実施形態のチェックバルブ60は、前記第1実施形態の流動補助手段として渦巻き状の案内壁38に換えて、ベーン部材61を設けたことを特徴としている。
詳しくは、チェックバルブ60の上ケース31の内壁上底面36であって、上流側バルブ室33内に、前記当接凸部37を中心として7枚のベーン部材61が右巻きの放射状に立設されている。このベーン部材61は、板状に形成されていて、各ベーン部材61の先端部61aがそれぞれ当接凸部37を囲うように同当接凸部37に向けて配置されている。さらに、各ベーン部材61の後端部61bは、内壁側面39に向けて配置されている。特に前記流路41aの開口部付近に位置するベーン部材61は、その後端部61bが同流路41aを塞がないように配置されるとともに、同ベーン部材61自身によって同流路41aから導入される廃インクを受けとめることができるように配置されている。このように構成することによって、前記流体導入部材41の流路41aから上流側バルブ室33内に導入される廃インクは、内壁側面39及び各ベーン部材61に沿って当接凸部37付近に向けて案内されるようになっている。
次に、上述したチェックバルブ60の作用について図11及び図12に従って説明する。
図11及び図12は、チェックバルブ60の作用を説明するための本体ケースの断面図である。
いま、図11に示すように、本体ケース30の流体導出部材43側、即ち外壁側面42が、下向きであってチェックバルブ60は非連通状態から上述したようにギヤポンプGPが駆動される。すると、図12に示すように、ギヤポンプGPが駆動されるとチェックバルブ60内には、チューブT3を介してキャップ部材12から吸引された廃インク及び空気が流入する。そして、この流入した廃インクは、上流側バルブ室33内の内壁側面39及びベーン部材61にて当接凸部37の付近、即ちダイヤフラム部47のキャップ部51付近まで案内される。
図11に示すように、上流側バルブ室33と下流側バルブ室34との圧力差が基準値以上になって、同上流側バルブ室33と同下流側バルブ室34は連通状態となると、同下流側バルブ室34内には廃インク及び空気が流入する。このとき、下流側バルブ室34内に流入した廃インク及び空気は、前記筒部44又は前記バイパス流路46を介して流体導出部材43の流路43aに流動した後、同流体導出部材43からチューブT4を介して第1のインクカートリッジ9に流動する。
次に、ギヤポンプGPの駆動が停止し、上流側バルブ室33と下流側バルブ室34との圧力差が基準値以下となると、チェックバルブ14は非連通状態となって、第1のインクカートリッジ9側からの廃インク及び空気の逆流が抑制される。
以上、上記した本実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、以下の効果を奏する。
本実施形態のチェックバルブ60では、上ケース31に前記第1実施形態の案内壁38に換えて、上流側バルブ室33内に導入される廃インク及び空気を、ダイヤフラム部47のキャップ部51付近にまで案内する複数のベーン部材61を設けた。従って、チェックバルブ60は、その姿勢が通常姿勢から変化した場合であっても、廃インク及び空気を下流側バルブ室34に流動させることができるので、従来の弁装置100と比較して、本体ケース30内に残留する廃インクを低減することができる。この結果、残留した廃インクがダイヤフラム部47の往復移動に影響を及ぼす可能性を低減することができるので、チェックバルブ60の信頼性を向上させることができる。
(第3実施形態)
以下、本発明を具体化した第3実施形態について図13〜図18に従って説明する。
図13は、本実施形態におけるプリンタの記録ヘッドへのインク供給系を説明するためのブロック図である。本実施形態のプリンタ70は、第1実施形態のプリンタ1に6つのチョークバルブ71をさらに加えたものである。尚、以下の説明では、その便宜上、第1実施形態と差異のある箇所について説明し、同様の箇所については、同一の符号を付してその説明を省略することとする。
図13に示すように、各チョークバルブ71は、第1及び第2のインクカートリッジ9,10と、記録ヘッド8との間に配設され、それぞれチューブT5,T7〜T11を介して第1及び第2のインクカートリッジ9,10の各インクパックB,C,M,Y,LC,LMと接続されている。さらに、各チョークバルブ71は、チューブT13〜T18を介して、それぞれキャリッジ7の記録ヘッド8に接続されている。そして、各インクパックB,C,M,Y,LC,LMは、ギヤポンプGPの駆動による加圧に応じて、それぞれチョークバルブ71を介して記録ヘッド8に各インクを供給するようになっている。
次に、上述したチョークバルブ71の構成について図14〜図16に従って説明する。
図14に示すように、このチョークバルブ71は、本体ケース72を備えている。この本体ケース72は、上ケース73及び下ケース74からなる筐体であって、円筒状の空間
部を有する。そして、プリンタ70が通常の姿勢をとっているときには、図14における下ケース74の上側に上ケース73が取り付けられる姿勢をとる(以下、この姿勢をチョークバルブ71の通常姿勢という)。
図15及び図16に示すように、下ケース74の外壁側面75には、同図14における手前側に円筒状の流体導入部材76が設けられ、同流体導入部材76には、下ケース74の内壁側面77に連通する流路76aが貫通形成されている。この流体導入部材76は、対応するチューブT13〜T18と接続し、対応するインクパックB,C,M,Y,LC,LMのインクを本体ケース72内(下ケース74内)に導入するようになっている。また、下ケース74の外壁底面78には、その中心位置に円筒状の流体導出部材79が設けられ、同流体導出部材79には、同下ケース74の内壁下底面80まで貫通する流路79aが形成されている。この内壁下底面80は、前記流路76aから導入されるインクを受けとめる略漏斗状に形成された傾斜部80aと、同傾斜部80aと連なるとともに前記流路79aの開口部に位置する円環状の平面部80bとからなる。
この傾斜部80aには、渦巻き状の案内壁81が上方向(上ケース73方向)に向けて立設されている。この案内壁81は、同案内壁81自身によって平面部80bを囲うように右巻きに形成されていて、その後端部81aが前記内壁側面77に固着されて同内壁側面77に連なっている。さらに、案内壁81は、その先端部81bが平面部80b付近に位置していて、同案内壁81は、前記流路76aを介して本体ケース72内(下ケース74内)に導入されるインクを平面部80b、即ち流路79aの開口部に向けて案内するようになっている。
一方、チョークバルブ71は、ダイヤフラム部82及びバネ部材83を備えている。
図15に示すように、ダイヤフラム部82は、円板状に形成されていて、その外縁部82aを上ケース73及び下ケース74によって狭持されることで、本体ケース72内に固定し収容されている。
このダイヤフラム部82は、ゴム等の可撓性部材から構成されていて、本体ケース72内に収容されることで、下ケース74の開口部を被覆するとともに封止して、同下ケース74にバルブ室84を形成するようになっている。さらに、ダイヤフラム部82は、その中心部が図15における上下方向(上ケース73の内壁上底面73a方向及び下ケース74の内壁下底面80方向)に往復移動可能となっている。そして、ダイヤフラム部82の中心部には、内壁下底面80に向けて円環状のキャップ部85が設けられている。このキャップ部85は、下ケース74の平面部80bに当接可能であって、同平面部80bと当接し密着することによって、流路79aの開口部を封止することができる。
即ち、ダイヤフラム部82が下方向に撓んで、キャップ部85が平面部80bと当接している状態では、バルブ室84は非連通状態となって記録ヘッド8へのインクの供給は遮断される。また反対に、ダイヤフラム部82が上方向に撓んで、キャップ部85が平面部80bから離間している状態では、バルブ室84は連通状態となって記録ヘッド8にはインクが供給される。
バネ部材83は、図15に示すように、その上端部が前記内壁上底面73aから下方向に向けて突出形成された円柱状の第1支持台86に嵌挿されるとともに、その下端部が、ダイヤフラム部82から上方向に向けて突出形成された円柱状の第2支持台87に嵌挿されている。このバネ部材83は、ダイヤフラム部82を付勢するものであって、バルブ室84内にインクが導入されていない状態においては、同ダイヤフラム部82を付勢してキャップ部85を平面部80bに当接させるように設定されている。さらに、このバネ部材83は、バルブ室84内にインクが導入されると、同インクからダイヤフラム部82を介
して伝わる圧力に屈して、上方向に撓んでキャップ部85を平面部80bから離間させるように設定されている。
次に、プリンタ70のクリーニング動作時におけるチョークバルブ71の作用について、図17及び図18に従って説明する。
尚、以下の説明では、説明の便宜上、チューブT5及びT13に接続されてインクパックB及び記録ヘッド8に接続されたチョークバルブ71についてのみ説明し他のチョークバルブ71については、その作用が同様なので説明を省略することとする。また、この説明において、チョークバルブ71の姿勢は、プリンタ70の載置姿勢の変化に伴って通常姿勢から変化したことを前提としている。詳しくは、図17に示すように、本体ケース72の流体導入部材76側、即ち外壁側面75が下向きとなっていて、この状態から記録ヘッド8をクリーニングするクリーニング動作が行われることを想定している。
そして、本実施形態のプリンタ70では、クリーニング動作を行う際に、開放装置22を開状態として第1及び第2のインクカートリッジ9,10内の加圧空気を開放し、各チョークバルブ71へのインクの供給を遮断するようになっている。
次に、プリンタ70は、記録ヘッド8をキャップ部材12にて封止するとともに、ギヤポンプGPを駆動させて記録ヘッド8に負圧をかけて各ノズルN内に負圧を蓄積する。このとき、この負圧は、同記録ヘッド8から各チューブT13〜T18を介して各チョークバルブ71の流路79aにまで到達し、さらに同負圧によってキャップ部85は、より平面部80bに密着する。そして、予め設定された所定時間が経過すると、プリンタ70は、開放装置22を閉状態として、第1及び第2のインクカートリッジ9,10を再び加圧するようになっている。これによって、各チョークバルブ71には、再びインクが供給される。
このとき、図17及び図18に示すように、バルブ室84内には、流路76aを介してインクが導入される。この導入されたインクは、バルブ室84内の内壁側面77及び案内壁81によって、流路79aの開口部付近まで案内される。そして、このインクによって、ダイヤフラム部82を介してバネ部材83に圧力が加わると、同バネ部材83は縮んでダイヤフラム部82のキャップ部85を平面部80bから離間させてバルブ室84を連通状態にする。
そして、チョークバルブ71に導入されたインクは、前記負圧によって記録ヘッド8に向けて一気に流動した後、同記録ヘッド8のノズル内に残留している気泡等とともにキャップ部材12に排出される。
そして、プリンタ70は、クリーニング動作が終了すると、ギヤポンプGPの駆動を停止するとともに、キャップ部材12を記録ヘッド8から離間させて印刷準備状態となる。
以上、上記した本実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、以下の効果を奏する。
本実施形態のプリンタ70は、新たにチョークバルブ71を設けた。そして、このチョークバルブ71の下ケース74に、導入されたインクを流路79aの開口部付近まで案内する案内壁81を設けた。これによって、チョークバルブ71の姿勢が通常姿勢から変化した場合であっても、バルブ室84内に導入されるインクは、案内壁81に案内されて流路79aから記録ヘッド8に向けて流動することができる。この結果、チョークバルブ71は、従来の弁装置100と比較して、本体ケース72内に残留するインクの量を低減することができる。この結果、チョークバルブ71の信頼性を向上させるとともに、同チョークバルブ71を備えたプリンタ70のクリーニング動作の信頼性を向上させることがで
きる。
尚、発明の実施の形態は、上記各実施形態に限定されるものではなく、以下のように変更してもよい。
・上記第1及び第2実施形態では、バイパス流路46を傾斜部45の外壁側面42側に形成したが、この限りではなく、その形成位置及び個数を適宜変更してもよい。従って、例えば、バイパス流路46に加えて本体ケース30における外壁側面42と対向する側面側の傾斜部45にもバイパス流路を形成してもよい。また、例えば、バイパス流路46に加えて本体ケース30における他の3つの外壁側面に対応するように、バイパス流路をそれぞれ傾斜部45に形成してもよい。このとき、各バイパス流路は、流体導出部材43の流路43aに連通させることが望ましい。
・上記第2実施形態では、チェックバルブ60の上ケース31に7枚のベーン部材61を設けたが、この限りではなく、その枚数を適宜変更してもよい。
・上記第3実施形態では、チョークバルブ71の下ケース74に渦巻き状の案内壁81を設けたが、この限りではなく、例えば、第2実施形態のように、複数のベーン部材を設けてもよい。
・上記第1実施形態では、チェックバルブ14の上ケース31に案内壁38を右巻きに設けたが、この限りではなく、左巻きに設けてもよい。
・上記第2実施形態では、チェックバルブ60の上ケース31にベーン部材61を右巻に設けたが、この限りではなく、左巻きに設けてもよい。
・上記第3実施形態では、チョークバルブ71の下ケース74に案内壁81を右巻きに設けたが、この限りではなく、左巻きに設けてもよい。
・上記各実施形態では、液体噴射装置をプリンタ1及びプリンタ70に具体化したが、この限りではなく、他の液体を噴射する液体噴射装置に具体化するようにしてもよい。例えば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。また、このとき、チェックバルブ14,60及びチョークバルブ71の構成を適宜変更することが望ましい。
第1実施形態のプリンタの概略を説明するための斜視図。 同プリンタの記録ヘッドへのインク供給系を説明するためのブロック図。 第1実施形態のチェックバルブの概略及び通常の姿勢を示す斜視図。 同図3における本体ケースのA−A線方向の断面図。 同図3における本体ケースのB−B線方向の断面図。 同チェックバルブの作用を説明するための本体ケースの断面図。 同チェックバルブの作用を説明するための本体ケースの断面図。 第2実施形態のチェックバルブの概略及び通常の姿勢を示す斜視図。 同図8における本体ケースのC−C線方向の断面図。 同図8における本体ケースのD−D線方向の断面図。 同チェックバルブの作用を説明するための本体ケースの断面図。 同チェックバルブの作用を説明するための本体ケースの断面図。 第3実施形態におけるプリンタの記録ヘッドへのインク供給系を説明するためのブロック図。 第3実施形態のチョークバルブの概略及び通常の姿勢を示す斜視図。 同図14における本体ケースのE−E線方向の断面図。 同図14における本体ケースのF−F線方向の断面図。 同チョークバルブの作用を説明するための本体ケースの断面図。 同チョークバルブの作用を説明するための本体ケースの断面図。 従来の弁装置の構成を説明するための断面図。
符号の説明
1,70…液体噴射装置としてのプリンタ、8…液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド、9…廃液タンクとしての第1のインクカートリッジ、12…キャップ部材、14,60…弁装置としてのチェックバルブ、33…上流側バルブ室、34…下流側バルブ室、35,84…バルブ室、38,81…流動補助手段としての案内壁、41,76…流体導入部材、43,79…流体導出部材、43a…メイン流路としての流路、46…バイパス流路、47,82…弁手段を構成するダイヤフラム部、50…連通孔、61…流動補助手段としてのベーン部材、71…弁装置としてのチョークバルブ、76a…第1流路としての流路、79a…第2流路としての流路、B,C,M,Y,LC,LM…液体収容体としてのインクパック、GP…吸引手段及び吸引加圧手段としてのギヤポンプ、N…ノズル、T3,T4…誘導チューブを構成するチューブ、T5,T7〜T11,T13〜T18…供給チューブを構成するチューブ

Claims (7)

  1. バルブ室に流体を導入する流体導入部材と、
    前記バルブ室から流体を導出する流体導出部材と、
    前記バルブ室内に設けられ、前記流体の前記導出部材側から前記流体導入部材側への逆流を抑制する弁手段と
    を備えた弁装置において、
    前記バルブ室内に、前記流体導入部材から同バルブ室内に導入された前記流体を前記弁手段側に向けて案内する流動補助手段を備えたことを特徴とする弁装置。
  2. 請求項1に記載の弁装置において、
    前記弁手段は、前記バルブ室を、前記流体導入部材と連通する上流側バルブ室と、前記流体導出部材と連通する下流側バルブ室とに区画するダイヤフラム部を備え、
    前記ダイヤフラム部は、前記上流側バルブ室と前記下流側バルブ室とを互いに連通させる連通孔を有し、前記バルブ室内を移動することで同連通孔を封止又は同封止を解除して、同上流側バルブ室と同下流側バルブ室とを非連通状態又は連通状態とし、
    一方、前記流動補助手段は、前記上流側バルブ室内に前記連通孔を中心として渦巻き状に設けられた案内壁であることを特徴とする弁装置。
  3. 請求項1に記載の弁装置において、
    前記弁手段は、前記バルブ室を、前記流体導入部材と連通する上流側バルブ室と、前記流体導出部材と連通する下流側バルブ室とに区画するダイヤフラム部を備え、
    前記ダイヤフラム部は、前記上流側バルブ室と前記下流側バルブ室とを互いに連通させる連通孔を有し、前記バルブ室内にて移動することで同連通孔を封止又は同封止を解除して、同上流側バルブ室と同下流側バルブ室とを非連通状態又は連通状態とし、
    一方、前記流動補助手段は、前記上流側バルブ室内に前記連通孔を中心として放射状に複数設けられたベーン部材であることを特徴とする弁装置。
  4. 請求項2又は3に記載の弁装置において、
    前記下流側バルブ室は、
    前記上流側バルブ室から前記下流側バルブ室内に流入する前記流体を、前記流体導出部に流動させるメイン流路と、
    前記メイン流路に接続するように前記下流側バルブ室内に少なくとも1つ設けられ、前記上流側バルブ室から同下流側バルブ室内に流入する前記流体を、前記メイン流路に流動させるバイパス流路と
    を備えたことを特徴とする弁装置。
  5. 請求項1に記載の弁装置において、
    前記弁手段は、前記バルブ室内を移動することで、前記流体導入部に連通する第1流路と、前記流体導出部に連通する第2流路との少なくともいずれか一方を封止又は同封止を解除し、同バルブ室内を非連通状態又は連通状態とするダイヤフラム部を備え、
    前記流動補助手段は、前記バルブ室内に前記第2流路を中心として渦巻き状に設けられた案内壁であることを特徴とする弁装置。
  6. 液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記液体を貯留するとともに、加圧空気にて加圧されることによって貯留した同液体を前記液体噴射ヘッドに供給する液体収容体と、
    前記液体噴射ヘッドから排出される廃液を受けとめるキャップ部材と、
    前記液体収容体を収容するとともに前記廃液を貯留する廃液タンクと、
    前記キャップ部材と前記廃液タンクとの間に連結された誘導チューブと、
    前記誘導チューブの途中に設けられ、同誘導チューブを介して前記キャップ部材に負圧を発生させて同キャップ部材から前記廃液を吸引して前記廃液タンクに誘導するとともに、同キャップ部材から同誘導チューブを介して前記加圧空気を吸引し、同加圧空気を同廃液タンクに導入して前記液体収容体を加圧する吸引加圧手段と
    を備えた液体噴射装置であって、
    前記吸引加圧手段の上流側若しくは下流側の少なくとも一方に、請求項1〜4のいずれか1つに記載の弁装置を設けたことを特徴とする液体噴射装置。
  7. ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記液体を貯留するとともに、同液体を、供給チューブを介して前記液体噴射ヘッドに供給する液体収容体と、
    前記液体噴射ヘッドの前記ノズルを封止するとともに、同液体噴射ヘッドから排出される廃液を受けとめるキャップ部材と、
    前記キャップ部材に負圧を発生させて同キャップ部材から前記廃液を吸引する吸引手段と
    を備えた液体噴射装置であって、
    前記供給チューブの途中に、請求項5に記載の弁装置を接続し、その弁装置を連通状態とすることで前記液体噴射ヘッドへの前記液体の供給を許容し、反対に弁装置を非連通状態とすることで前記液体噴射ヘッドへの同液体の供給を遮断することを特徴とする液体噴射装置。
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