JP2014109326A - 流体制御弁 - Google Patents

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【課題】流体の圧損を低減可能な流体制御弁を提供する。
【解決手段】第1ハウジング20および第2ハウジング30は、流体室100、当該流体室100に流入する流体が通過する流入口23、および、流体室100から流出する流体が通過する流出口24を有している。第1筒部50は、一方の端部が流入口23に接続するよう設けられている。第2筒部60は、一方の端部が流出口24に接続するよう流体室100に設けられている。第1弁部70は、第2筒部60の他方の端部開口を開閉可能に設けられている。第1筒部50および第2筒部60は、互いの軸(Ax1、Ax2)が交差することなく、かつ、非平行となるよう設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体の流れを制御する流体制御弁に関する。
従来、弁部を往復移動させることにより流体の流れを制御する流体制御弁が知られている。例えば特許文献1には、流体の流れを制御することにより、燃料タンク内の蒸発燃料の吸気管内への排出量を調整する流体制御弁が開示されている。この流体制御弁では、ハウジングの外側に第1筒部が設けられ、ハウジング内の流体室に第2筒部が設けられている。
特開2007−187222号公報
特許文献1の流体制御弁は、流体が第1筒部、流体室および第2筒部を経由して流体制御弁内部を流通可能なよう構成されている。ところで、特許文献1の流体制御弁では、第1筒部、ハウジングおよび第2筒部は、樹脂により一体に形成されている。また、樹脂成形品の型割り簡素化のため、第2筒部はハウジングの軸に沿うよう流体室の中央に設けられ、第1筒部は軸がハウジングの軸に直交するようハウジングの外側に設けられている。つまり、特許文献1の流体制御弁では、第1筒部および第2筒部は、互いの軸が交差するよう設けられている。そのため、第1筒部を経由して流体室に流体が流入した場合、流体は第2筒部の外壁に衝突する。これにより、流体室において流体の衝突による乱流が発生したり、衝突抵抗が増大したりするおそれがある。したがって、流体制御弁の流体室を流通する流体の圧損が増大するおそれがある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、流体の圧損を低減可能な流体制御弁を提供することにある。
本発明の流体制御弁は、ハウジングと第1筒部と第2筒部と弁部とを備えている。ハウジングは、流体室、当該流体室に流入する流体が通過する流入口、および、流体室から流出する流体が通過する流出口を有している。第1筒部は、一方の端部が流入口に接続するよう設けられている。第2筒部は、一方の端部が流出口に接続するよう流体室に設けられている。弁部は、第2筒部の他方の端部開口を開閉可能に設けられている。
本発明では、第1筒部および第2筒部は、互いの軸が交差することなく、かつ、非平行となるよう設けられている。そのため、第1筒部を経由して流入口から流体室に流入した流体が第2筒部の外壁に衝突するのを抑制することができる。これにより、流体室における流体の衝突による乱流の発生、および、衝突抵抗の増大を抑制することができ、流体制御弁の流体室を流通する流体の圧損を低減することができる。
本発明の第1実施形態による流体制御弁を示す模式的断面図。 図1のII−II線断面図。 本発明の第1実施形態による流体制御弁を適用した蒸発燃料処理システムを示す模式図。 比較例を示す模式的断面図。 本発明の第2実施形態による流体制御弁を示す模式的断面図。
以下、本発明の複数の実施形態による流体制御弁を図面に基づいて説明する。なお、複数の実施形態において、実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による流体制御弁を適用した蒸発燃料処理システムを図3に示す。
まず、蒸発燃料処理システム10について、図3に基づき説明する。蒸発燃料処理システム10は、パージバルブ11、電子制御ユニット(以下、「ECU」という)2、キャニスタ12、大気フィルタ13および流体制御弁1等を備えている。
パージバルブ11は、図示しない内燃機関の吸気管3に接続するパージ通路4に設けられている。パージバルブ11は、パージ通路4の流体の流れを許容または遮断するよう、ECU2により作動が制御される。
キャニスタ12は、パージ通路4の吸気管3とは反対側の端部と、燃料タンク5に接続するタンク通路6の燃料タンク5とは反対側の端部と、に接続している。これにより、燃料タンク5で発生した蒸発燃料は、タンク通路6を流れ、キャニスタ12に吸着される。
大気フィルタ13は、キャニスタ12に接続する大気通路7に設けられている。大気フィルタ13は、大気通路7を流れる大気中の異物を捕集する。ECU2は、スロットルバルブ8の作動を制御することにより吸気管3を流れる吸気の量を調整可能である(図3参照)。
内燃機関が運転しているとき、吸気管3内には、スロットルバルブ8の開度に応じて負圧が発生する。そのため、このとき、大気通路7およびパージ通路4の流体の流れを許容するようパージバルブ11を作動させると、キャニスタ12に吸着した蒸発燃料は、パージ通路4を経由して吸気管3内に排出、すなわちパージされる。
流体制御弁1は、タンク通路6に設けられる。流体制御弁1は、タンク通路6の流体の流れを許容または遮断するよう、ECU2により作動が制御される。これにより、燃料タンク5で発生した蒸発燃料のキャニスタ12への吸着量が制御される。このように、本実施形態では、流体制御弁1は、燃料タンク5の封鎖弁として機能する。
次に、流体制御弁1について、図1、2に基づき詳細に説明する。
流体制御弁1は、第1ハウジング20、第2ハウジング30、第3ハウジング40、第1筒部50、第2筒部60、第1弁部70、電磁駆動部80および第2弁部90等を備えている。
第1ハウジング20は、例えば樹脂により形成されている。第1ハウジング20は、筒部21、板部22、流入口23、流出口24、穴部25、筒部26および筒部27等を有している。筒部21は、図1、2に示すように、筒状に形成されている。板部22は、筒部21の一方の端部を塞ぐよう筒部21と一体に形成されている。流入口23は、筒部21の外壁と内壁とを接続するよう形成されている。流出口24は、板部22を板厚方向に貫くよう形成されている。穴部25は、板部22を板厚方向に貫くよう、流出口24とは異なる位置に形成されている。筒部26は、穴部25から筒部21とは反対側へ筒状に延びるよう板部22と一体に形成されている。筒部27は、板部22から筒部21とは反対側へ筒状に延びるよう板部22と一体に形成されている。ここで、流出口24および穴部25は、筒部27の内側に位置するよう板部22に形成されている。
第2ハウジング30は、例えば樹脂により形成され、第1ハウジング20の筒部21の板部22とは反対側に設けられている。第2ハウジング30は、板部31、穴部32および筒部33等を有している。板部31は、第1ハウジング20の筒部21の板部22とは反対側の端部開口を塞ぐようにして設けられている。穴部32は、板部31を板厚方向に貫くよう略円形状に形成されている。筒部33は、有底の略円筒状に形成され、底部とは反対側の端部が穴部32に接続するよう板部31と一体に形成されている。これにより、筒部33の内側に収容部34が形成されている。また、第1ハウジング20と第2ハウジング30との間には、収容部34を含む流体室100が形成されている。
第3ハウジング40は、例えば樹脂により形成され、第1ハウジング20の第2ハウジング30とは反対側に設けられている。第3ハウジング40は、板部41、穴部42、穴部43、筒部45および筒部46等を有している。板部41は、第1ハウジング20の筒部27の板部22とは反対側の端部開口を塞ぐようにして設けられている。穴部42は、板部41を板厚方向に貫くよう形成されている。ここで、穴部42は、第1ハウジング20の流出口24に対応する位置に形成されている。穴部43は、板部41を板厚方向に貫くよう、穴部42とは異なる位置に形成されている。ここで、穴部43は、第1ハウジング20の穴部25に対応する位置に形成されている。筒部45は、穴部42から第1ハウジング20とは反対側へ筒状に延びるよう板部41と一体に形成されている。筒部45の板部41とは反対側の端部は、タンク通路6を経由してキャニスタ12に接続している。筒部46は、有底筒状に形成され、底部とは反対側の端部が穴部43に接続するよう板部41と一体に形成されている。これにより、筒部46の内側に収容部47が形成されている。
第1筒部50は、例えば樹脂により略円筒状に形成されている。第1筒部50は、一方の端部が第1ハウジング20の流入口23に接続するよう第1ハウジング20と一体に形成されている。第1筒部50の他方の端部は、タンク通路6を経由して燃料タンク5に接続している。そのため、燃料タンク5内の蒸発燃料を含む流体は、第1筒部50および流入口23を経由して流体室100に流入する。
第2筒部60は、例えば樹脂により略円筒状に形成されている。第2筒部60は、大径部61および小径部62からなる。大径部61は、一方の端部が第1ハウジング20の流出口24に接続するよう第1ハウジング20と一体に形成されている。小径部62は、大径部61より外径が小さく、一方の端部が大径部61の他方の端部に接続するよう大径部61と一体に形成されている。なお、大径部61と小径部62とは同軸となるよう形成されている。このように、第2筒部60は、一方の端部が第1ハウジング20の流出口24に接続するよう第1ハウジング20と一体に形成されている。
上記構成により、第1筒部50を経由して流体室100に流入した蒸発燃料を含む流体は、第2筒部60の他方の端部開口、流出口24、筒部45、タンク通路6を経由してキャニスタ12へ導かれる。
このように、流体室100に流入する流体は第1ハウジング20の流入口23を通過し、流体室100から流出する流体は流出口24を通過する。ここで、第1ハウジング20および第2ハウジング30は、特許請求の範囲における「ハウジング」に対応している。
第1弁部70は、弁部材71、ホルダ72および付勢部材73等を有している。弁部材71は、例えばゴム等の弾性体により形成され、第2筒部60の他方の端部開口に当接可能なよう第2ハウジング30の収容部34に設けられている。ホルダ72は、磁性体により有底筒状に形成され、底部で弁部材71を保持している。ホルダ72は、弁部材71とともに軸方向に往復移動可能なよう収容部34に設けられている。これにより、ホルダ72が軸方向に往復移動すると、弁部材71が第2筒部60の他方の端部開口に当接または離間することにより、第2筒部60の他方の端部開口が開閉される。付勢部材73は、例えばコイルスプリングであり、ホルダ72および弁部材71を、弁部材71が第2筒部60の他方の端部開口を閉じる方向、すなわち、閉弁方向に付勢するよう設けられている。
電磁駆動部80は、第2ハウジング30の収容部34に設けられている。電磁駆動部80は、ステータ81、コイル82、ヨーク83およびストッパ84等を有している。ステータ81は、磁性体により筒状に形成され、収容部34に固定されるようにして設けられている。コイル82は、環状に形成され、ステータ81の径方向外側に設けられている。ヨーク83は、磁性体により筒状に形成され、コイル82の径方向外側に設けられ、一方の端部がステータ81の一方の端部に当接するよう、かつ、他方の端部がステータ81の他方の端部に当接するよう収容部34に設けられている。
ストッパ84は、例えば樹脂により略円柱状に形成され、一方の端部がステータ81の内壁に嵌合するよう、かつ、他方の端部がホルダ72の内側に位置するよう、ステータ81の内側に設けられている。付勢部材73の弁部材71とは反対側の端部は、ストッパ84の他方の端部に当接している。ホルダ72および弁部材71が付勢部材73の付勢力に抗して第2筒部60の他方の端部開口から離間する方向、すなわち、開弁方向に移動すると、弁部材71は、ストッパ84の他方の端部に当接する。これにより、ホルダ72および弁部材71の開弁方向への過度の移動が規制される。
コイル82は、通電により磁束を生じる。これにより、ステータ81、ヨーク83およびホルダ72に磁気回路が形成される。すると、ホルダ72は、弁部材71とともに、付勢部材73の付勢力に抗して開弁方向に吸引される。その結果、弁部材71が開弁し、流体室100から第2筒部60の内側を経由して第1ハウジング20外、すなわち、キャニスタ12側へ流出する流体の流れが許容される。
その後、コイル82への通電が停止するとコイル82の磁束が消滅するため、ホルダ72および弁部材71は、付勢部材73の付勢力により閉弁方向に移動する。その結果、弁部材71が閉弁し、流体室100から第2筒部60の内側を経由してキャニスタ12側へ流出する流体の流れが遮断される。第1弁部70は、コイル82への通電がオフのとき、閉弁状態である。すなわち、第1弁部70は、ノーマリークローズ型の弁である。ここで、第1弁部70は、特許請求の範囲における「弁部」に対応している。
ECU2は、コイル82に供給する電力を調整可能である。そのため、ECU2は、第1弁部70の開閉弁状態を制御可能である。よって、ECU2は、流体室100から第2筒部60の内側を経由してキャニスタ12側へ流出する流体の流れを制御可能である。ECU2は、例えば燃料タンク5の内圧やキャニスタ12への蒸発燃料の吸着量等に基づき第1弁部70の開閉弁状態を制御する。
第2弁部90は、弁部材91、ホルダ92および付勢部材93等を有している。弁部材91は、例えばゴム等の弾性体により形成され、筒部26の板部22とは反対側の端部開口に当接可能なよう、第3ハウジング40の収容部47に設けられている。ホルダ92は、例えば金属により有底筒状に形成され、底部で弁部材91を保持している。ホルダ92は、弁部材91とともに軸方向に往復移動可能なよう収容部47に設けられている。これにより、ホルダ92が軸方向に往復移動すると、弁部材91が筒部26の板部22とは反対側の端部開口に当接または離間することにより、筒部26の端部開口が開閉される。付勢部材93は、例えばコイルスプリングであり、弁部材91とは反対側の端部が第3ハウジング40の筒部46の底部に当接するよう設けられている。付勢部材93は、ホルダ92および弁部材91を、弁部材91が筒部26の板部22とは反対側の端部開口を閉じる方向、すなわち、閉弁方向に付勢している。
流体室100の圧力が所定値以上になると、ホルダ92および弁部材91は、付勢部材93の付勢力に抗して筒部26の板部22とは反対側の端部開口から離間する方向、すなわち、開弁方向に移動し、開弁する。これにより、流体室100(燃料タンク5)の圧力を低減することができる。このように、第2弁部90は所謂リリーフ弁として機能する。
図1、2に示すように、本実施形態では、第1筒部50および第2筒部60は、互いの軸(第1筒部50の軸:Ax1、第2筒部60の軸:Ax2)が交差することなく、かつ、非平行となるよう設けられている。より具体的には、本実施形態では、第1筒部50および第2筒部60は、第1筒部50の軸Ax1を含む仮想平面が、第2筒部60の軸Ax2に対し垂直となるよう設けられている。
なお、図2に示すように、本実施形態では、第2筒部60は、第1ハウジング20の中央に位置するよう形成されている。一方、第1筒部50は、第1ハウジング20の中央に対し所定量オフセットした位置に形成されている。
上記構成により、第1筒部50を経由して流入口23から流体室100に流入した流体は、第2筒部60の外壁に衝突しない(図2参照)。
また、本実施形態では、図2に示すように、流体室100を形成する第1ハウジング20の内壁のうち第1筒部50の軸Ax1が通過する箇所、および、その周囲は、曲面状に形成されている。より具体的には、本実施形態では、流体室100を形成する第1ハウジング20の内壁のうち第1筒部50の軸Ax1が通過する箇所、および、その周囲は、第2筒部60の軸Ax2を中心とする仮想円筒面の一部に一致する。そのため、第1筒部50を経由して流入口23から流体室100に流入した流体は、第1ハウジング20の曲面状の内壁に沿って流れ、第2筒部60の端部開口に導かれる。
次に、比較例を示すことにより、本発明の比較例に対する有利な点を明らかにする。図4に示す比較例による流体制御弁は、第1筒部と第2筒部との位置関係が本実施形態と異なる。
比較例では、第2筒部60は、第1ハウジング20の中央に位置するよう形成されている。また、第1筒部50は、第1ハウジング20の中央に対応する位置に形成されている。つまり、比較例では、第1筒部50および第2筒部60は、互いの軸(第1筒部50の軸:Ax1、第2筒部60の軸:Ax2)が交差するよう設けられている。つまり、比較例は、第1筒部50および第2筒部60の配置に関し、上述の従来の流体制御弁の構成に類似した構成である。そのため、比較例では、第1筒部50を経由して流体室100に流体が流入すると、流体は第2筒部60の外壁に衝突する。これにより、流体室100において、流体の衝突による乱流が発生したり、衝突抵抗が増大したりするおそれがある。したがって、流体制御弁の流体室100を流通する流体の圧損が増大するおそれがある。
一方、図2に示すように、本実施形態による流体制御弁1では、第1筒部50を経由して流入口23から流体室100に流入した流体は、第2筒部60の外壁に衝突しないため、流体室100における流体の衝突による乱流の発生、および、衝突抵抗の増大を抑制することができる。その結果、流体制御弁1の流体室100を流通する流体の圧損を低減することができる。
以上説明したように、本実施形態では、第1ハウジング20および第2ハウジング30は、流体室100、当該流体室100に流入する流体が通過する流入口23、および、流体室100から流出する流体が通過する流出口24を有している。第1筒部50は、一方の端部が流入口23に接続するよう設けられている。第2筒部60は、一方の端部が流出口24に接続するよう流体室100に設けられている。第1弁部70は、第2筒部60の他方の端部開口を開閉可能に設けられている。
そして、本実施形態では、第1筒部50および第2筒部60は、互いの軸(Ax1、Ax2)が交差することなく、かつ、非平行となるよう設けられている。そのため、第1筒部50を経由して流入口23から流体室100に流入した流体が第2筒部60の外壁に衝突するのを抑制することができる。これにより、流体室100における流体の衝突による乱流の発生、および、衝突抵抗の増大を抑制することができ、流体制御弁1の流体室100を流通する流体の圧損を低減することができる。
また、より具体的には、本実施形態では、第1筒部50および第2筒部60は、一方の軸(Ax1)を含む仮想平面が、他方の軸(Ax2)に対し垂直となるよう設けられている。
また、本実施形態では、流体室100を形成する第1ハウジング20の内壁のうち第1筒部50の軸Ax1が通過する箇所、および、その周囲は、曲面状に形成されている。そのため、第1筒部50を経由して流入口23から流体室100に流入した流体は、第1ハウジング20の曲面状の内壁に沿って流れ、第2筒部60の端部開口に導かれる。したがって、流体室100における流体の衝突による乱流の発生、および、衝突抵抗の増大をより抑制することができ、流体制御弁1の流体室100を流通する流体の圧損をより低減することができる。
また、第1ハウジング20、第1筒部50および第2筒部60は、樹脂により一体に形成されている。よって、流体室100の流入口23および流出口24周りを気密に保つことができる。また、部材点数および組付コストを低減することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による流体制御弁を図5に示す。
第2実施形態では、案内壁28をさらに備えている。案内壁28は、例えば樹脂により形成されている。案内壁28は、円筒状の部材を周方向に一部切り取ったような形状に形成されている。案内壁28は、凹形状の曲面側が第1ハウジング20の筒部21の曲面状の内壁と滑らかに接続するよう設けられている。そのため、第1筒部50を経由して流入口23から流体室100に流入した流体は、第1ハウジング20の曲面状の内壁に沿って流れ、案内壁28の凹形状の曲面に沿って流れ、第2筒部60の流出口24とは反対側の端部開口に導かれる。
以上説明したように、本実施形態では、流体室100に設けられ、第1筒部50の流入口23側の端部から流体室100に流入した流体を第2筒部60の流出口24とは反対側の端部開口に導く案内壁28をさらに備えている。そのため、第1筒部50を経由して流入口23から流体室100に流入した流体は、第2筒部60の流出口24とは反対側の端部開口により円滑に導かれる。これにより、流体制御弁1の流体室100を流通する流体の圧損をさらに低減することができる。
(他の実施形態)
本発明の他の実施形態では、第1筒部および第2筒部は、互いの軸が交差することなく、かつ、非平行となるよう設けられているのであれば、一方の軸を含む仮想平面が他方の軸に対し垂直となるよう設けられていなくてもよい。つまり、第1筒部および第2筒部は、一方の軸を含む仮想平面が他方の軸に対し傾斜するよう設けられていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、流体室を形成するハウジングの内壁のうち第1筒部の軸が通過する箇所、および、その周囲は、曲面状に限らず、平面状に形成されていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、ハウジング、第1筒部および第2筒部は一体に形成されていなくてもよい。ただし、ハウジングと第1筒部と第2筒部との間の気密性を考慮すると、ハウジング、第1筒部および第2筒部は一体に形成されていることが望ましい。
また、本発明の他の実施形態では、案内壁は例えば第1ハウジングと一体に形成されていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、第2弁部を備えていなくてもよい。また、第3ハウジングを備えていなくてもよい。
本発明は、燃料タンクから流出する蒸発燃料を含む空気を遮断する封鎖弁として適用するに限らず、他の流体の流れを制御する流体制御弁に適用してもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態に適用可能である。
1 ・・・・・流体制御弁
23 ・・・・流入口
24 ・・・・流出口
20 ・・・・第1ハウジング(ハウジング)
30 ・・・・第2ハウジング(ハウジング)
50 ・・・・第1筒部
60 ・・・・第2筒部
70 ・・・・第1弁部(弁部)
100 ・・・流体室
Ax1 ・・・第1筒部の軸
Ax2 ・・・第2筒部の軸

Claims (5)

  1. 流体室(100)、当該流体室に流入する流体が通過する流入口(23)、および、前記流体室から流出する流体が通過する流出口(24)を有するハウジング(20、30)と、
    一方の端部が前記流入口に接続するよう設けられる第1筒部(50)と、
    一方の端部が前記流出口に接続するよう前記流体室に設けられる第2筒部(60)と、
    前記第2筒部の他方の端部開口を開閉可能に設けられる弁部(70)と、を備え、
    前記第1筒部および前記第2筒部は、互いの軸(Ax1、Ax2)が交差することなく、かつ、非平行となるよう設けられていることを特徴とする流体制御弁(1)。
  2. 前記第1筒部および第2筒部は、一方の軸を含む仮想平面が他方の軸に対し垂直となるよう設けられていることを特徴とする請求項1に記載の流体制御弁。
  3. 前記流体室を形成する前記ハウジングの内壁のうち前記第1筒部の軸が通過する箇所、および、その周囲は、曲面状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の流体制御弁。
  4. 前記流体室に設けられ、前記第1筒部の一方の端部から前記流体室に流入した流体を前記第2筒部の他方の端部開口に導く案内壁(28)をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の流体制御弁。
  5. 前記ハウジング、前記第1筒部および前記第2筒部は、樹脂により一体に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の流体制御弁。
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