JP2005348303A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置等に用いる原稿搬送装置の内部をメンテナンスのために下方から露出させる際に、外装カバーを外すなど複数の動作が必要である。また、原稿加圧シートが折れ曲がり、折り癖によって原稿を透明ガラス製プラテンに密着させることができなくなる。
【解決手段】 画像形成装置の上部に設けた原稿搬送装置2の下面のほぼ全域を、開閉可能な底板25で形成し、底板25の下面は原稿を押圧する加圧面である。また、底板25は支点25aを中心として回動可能であり、原稿搬送路下面部材21によって原稿搬送装置本体21と係合されている。原稿搬送路下面部材71は一端を原稿搬送装置本体21に回動可能に支持され、他端に設けたピン71aを底板25の回動端に設けた側壁25bの溝25cにスライド可能に係合されており、底板25を開くと同時に開かれる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、原稿搬送装置を備えた画像形成装置に関するものである。
現在、複写機、ファクシミリ、スキャナ等、原稿読取り機能を有する画像形成装置において原稿搬送装置を備えたものが広く用いられている。原稿搬送装置は原稿搬送経路に多数のローラを備えており、また原稿搬送経路が曲線となっている等、内部機構が複雑であり、さらに原稿の紙質や状態もさまざまであるため、原稿が内部の原稿搬送経路に詰まることがある。その際、詰まった原稿を取り出すために、原稿搬送装置内部の原稿搬送経路を露出させる必要がある。
また、原稿の両面を同時に読み取り可能な複写機等の場合、原稿搬送装置内部にも原稿読取り部を備えており、その原稿読取り部の清掃等のためにも、原稿搬送装置内部を露出させる必要がある。
原稿搬送経路を露出させる手段として、特許文献1のように、外装カバーを外して上面から内部を露出させ、原稿搬送装置(自動原稿搬送装置)を透明ガラス製プラテン(コンタクトガラス)に対して開いて下面の加圧板を露出させた上で、上面から補助フレームを回動させて下面から原稿搬送経路を露出させるものが提案されている。
また、特許文献2のように、原稿搬送装置を透明ガラス製プラテン(ガラス板)に対して開いた上で、下面の補助枠体を開いて原稿搬送路を露出させるものも提案されている。
また、一般に原稿搬送装置の下面には、透明ガラス製プラテン上に載置した原稿をプラテンに密着させるため、スポンジなど柔らかい素材で裏打ちした合成樹脂製の加圧シートが取り付けられている。
特許3464466号公報(第4頁、図4) 特開2001−341864号公報(第6頁、図3)
しかし、特許文献1のように、まず外装カバーを外してからでないと原稿搬送路を露出させることができないのでは、手間がかかり、また、外した外装カバーを静置する場所も必要となる。
また、特許文献2のように下面の補助枠体を開いて原稿搬送路を露出させるものでは、加圧シート(原稿押さえ板)が柔らかい素材で構成されている場合、加圧シートが折れてしまい、その折り跡により原稿が十分に透明ガラス製プラテンに対して押さえつけられず原稿がきれいに読み取られないことがある。
そこで本発明では、画像形成装置に用いる原稿搬送装置において、一度の動作で下面から原稿搬送装置内部を露出させることができるようにし、さらに、原稿搬送装置内部を露出させる際に加圧シートが折れないようにした画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明の画像形成装置では、透明ガラス製プラテンおよび原稿搬送装置を上部に備え、前記原稿搬送装置は一側を開閉支点として垂直面内で開閉し、開閉軸方向の一方の端部に原稿搬送部を有するものであり、前記プラテンの下方には原稿を読み取る第1の原稿読取り装置が設けられ、プラテン上面には、前記原稿搬送部によって原稿搬送路を自動搬送される原稿の搬送方向上流側より、各々前記第1の原稿読取り装置によって、前記自動搬送される原稿および前記プラテンの上に静置された原稿を読み取る自動搬送原稿読取り部および静置原稿読取り部が設定されている画像形成装置において、前記原稿搬送装置の下面は、前記自動搬送原稿読取り部に対向する部分よりも前記原稿の搬送方向下流側から前記静置原稿読取り部に対向する部分にかけて、1枚の底板がこれを覆い、この底板は、前記自動搬送原稿読取り部から遠い方の端部の、前記開閉軸線と直交する回動軸線を回動支点として前記原稿搬送装置に開閉可能に支持されているとともに、その下面は前記静置原稿読取り部に置かれた原稿を上から押さえつける加圧面となり、また、前記原稿搬送路の、前記自動搬送原稿読取り部よりも下流部に、前記原稿搬送路の下面を構成する原稿搬送路下面部材を配置し、この原稿搬送路下面部材は、一端を回動中心部として原稿搬送装置本体に回動可能に支持され、他端をスライド係合部として前記底板の回動端にスライド可能に係合されており、この原稿搬送路下面部材を回動させると連動して前記底板が回動する構成とする。
また、本発明の画像形成装置では、前記原稿搬送部の内部に、前記自動搬送原稿読取り部で読み取られる面の反対側の面を読み取る第2の原稿読取り装置が設けられ、前記第2の原稿読取り装置は前記原稿搬送路下面部材と対向する位置に配置されるものとする。
また、本発明の画像形成装置では、前記スライド係合部が、前記底板の回動方向に平行に伸びるように前記底板に形成された側壁に形成された溝と前記原稿搬送路下面部材の底板側の端に設けた結合ピンとにより構成され、前記溝が、前記底板の回動端側に向かって低くなるように傾斜しているものとする。
また、本発明の画像形成装置では、前記原稿搬送路下面部材に取っ手を設けるものとする。
また、本発明の画像形成装置では、前記原稿搬送路下面部材に設けられたロック用ピンと、原稿搬送装置外壁の内側に設けられ、前記ロック用ピンに係合するフックとからなるロック手段を設け、前記ロック手段は前記底板の閉鎖状態を保持するものとする。
また、本発明の画像形成装置では、前記原稿搬送装置の前記底板の回動支点の両端および前記原稿搬送路下面部材の前記係合ピン近傍に、前記プラテンの上に静置された原稿を押さえつける方向に前記底板を付勢する付勢手段が取り付けられているものとする。
本発明による画像形成装置では、原稿搬送装置の下面は、自動搬送原稿読取り部に対向する部分よりも原稿の搬送方向下流側から静置原稿読取り部に対向する部分にかけて、1枚の底板がこれを覆い、この底板は原稿搬送装置に開閉可能に支持されている。この底板の回動端と原稿搬送装置本体とを、回動可能な原稿搬送路下面部材で連結するため、原稿搬送装置を開いた状態で底板を開くと同時に原稿搬送路下面部材が回動し、原稿搬送部の内部を露出させることができ、また、底板が必要以上に開かないため、開いた底板がプラテンにぶつかるなどの問題がなくなる。また、この底板の下面が原稿の加圧面となるため、柔らかい素材の加圧シートのように折れることがない。
また、本発明によれば、原稿搬送部の内部に、前記自動搬送原稿読取り部で読み取られる面の反対側の面を読み取る第2の原稿読取り装置を設けるため、自動搬送される原稿の両面を同時に読み取ることができる。
また、本発明によれば、スライド係合部が底板に形成された側壁に形成された溝と原稿搬送路下面部材の底板側の端に設けた結合ピンとにより構成され、原稿搬送装置が水平な状態での溝の位置が底板の回動端側に向かって低くなるように傾斜しているものとしたことにより、底板を開く際に原稿搬送路下面部材を回動させていく途中で底板が開放動作から閉鎖動作に転じるという現象を封じることができる。
また、本発明によれば、原稿搬送路下面部材に取っ手を設けるため、容易に底板を開くことができる。
また、本発明によれば、原稿搬送装置と原稿搬送路下面部材との間に底板の閉鎖状態を保持するロック手段を設けるため、原稿搬送装置を開いたときに底板が不用意に開くことがなくなる。
また、本発明によれば、原稿搬送装置の底板の回動支点の両端および原稿搬送路下面部材の結合ピン近傍に、プラテン上の原稿を押さえつける方向に前記底板を付勢する付勢手段が取り付けられているため、原稿がプラテン上に密着しやすくなる。
以下、本発明の実施の形態を図を用いて説明する。図1は本発明の画像形成装置の実施形態に係る複写機の概略構成図である。本体ハウジング1は、上ハウジング11と下ハウジング13と、その間に位置する連結ハウジング12とを有し、上ハウジング11の上には原稿搬送装置2が載置される。原稿搬送装置2は紙面の奥側を開閉支点として開閉自在に取り付けられている。
原稿搬送装置2は、原稿搬送装置本体21と、原稿載置部22と、原稿搬送部23と、原稿排紙トレイ24と、底板25とを備える。原稿排紙トレイ24は、原稿搬送装置本体21上面の一部として一体に形成されている。原稿載置部22は原稿搬送路dの上流端をなし、原稿排紙トレイ24は原稿搬送路dの下流端をなす。原稿搬送部23内の原稿搬送路dには、原稿搬送方向上流側から順にピックアップローラ23a、搬送ローラ対23b、レジストローラ対23c、原稿搬送路dの下面を構成する原稿搬送路下面部材71および排出ローラ対23dが設けられている。そして、原稿搬送路dのうち、レジストローラ対23cから原稿搬送路下面部材71までの区間には、自動搬送原稿読み取り部27aと、自動搬送原稿裏面読取り部28が設定されており、第2の原稿読取り装置4が配置されている。自動搬送原稿読取り部27aは上ハウジング11の上面の透明ガラス製のプラテン27の上面に設定されており、自動搬送原稿裏面読取り部28は原稿搬送路下面部材71の上面に設定されている。第2の原稿読取り装置4は、原稿搬送部23の内部に原稿搬送路下面部材71に対向する形で設けられている。
原稿載置部22にセットされた両面に画像が付された原稿(不図示)は、コピー開始ボタン(不図示)が押されると、前記各ローラによって原稿搬送路dを搬送され、途中自動搬送原稿読取り部27aで第1の原稿読取り装置3によって一方の面の画像が読み取られ、自動搬送原稿裏面読取り部28で第2の原稿読取り装置4によってもう一方の面の画像が読み取られる。底板25は原稿搬送装置2の下面の、原稿搬送路dの前記自動搬送原稿読取り部27aのすぐ下流部から、原稿搬送装置本体21の原稿搬送部23の設けられていない端部までを形成する。また、底板25の下面は、プラテン27上に載置された原稿を上から押さえつける加圧面となる。ここで、底板25の下面にはスポンジなどからなる基部と、前記基部の原稿に接する側にビニールなどのシートを貼り付けた、柔らかい素材からなる加圧シートを取り付けてもよい。
第1の原稿読取り装置3は上ハウジング11に内蔵されている。第1の原稿読取り装置3は、露光ランプ31、反射板32、第1のミラー33、第2のミラー34、第3のミラー35、集光レンズ36およびイメージセンサ(例えばライン型のCCD)37を備える。露光ランプ31および第1のミラー33は第1のキャリッジ(不図示)上に搭載され、第2のミラー34および第3のミラー35は第2のキャリッジ(不図示)上に搭載されている。いわゆるシートスルー方式で原稿画像を読み取る場合には、第1のキャリッジが自動搬送原稿読取り部27aの直下に移動し、露光ランプ31からの光照射光が移動中の原稿を露光する。照射光は第1のミラー33、第2のミラー34、第3のミラー35および集光レンズ36を通じてCCD37に到達して光電変換処理を経て電気信号となるように読み取られる。他方、原稿固定方式で原稿画像を読み取る場合には、透明ガラス製のプラテン27の上に設定された静置原稿読取り部27b上に載置された原稿の画像が、プラテン27の下方を図1の右方向に移動する第1のキャリッジ上の露光ランプ31および第1のミラー33により読取走査を受けることにより、CCD37上に縮小結像され、光電変換処理を経て電気信号となるように読み取られる。
自動搬送原稿裏面読取り部28においてもシートスルー方式の場合のみ自動搬送原稿読取り部27aと同様に、第2の原稿読取り装置4に内蔵されている露光装置により原稿画像が電気信号となるように読み取られる。
連結ハウジング12内には排紙トレイ14が設けられており、画像が形成された用紙Pが排出される。
下ハウジング13内には、給紙部4、画像形成部5および定着装置6が内蔵されている。まず給紙部4について説明する。給紙部4は給紙カセット41、給紙ローラ42、給紙トレイ43、給紙ローラ44および搬送ローラ対45からなる。下ハウジング13の下部には用紙Pが収容された給紙カセット41が配設され、用紙Pはここから給紙ローラ42により1枚ずつ用紙搬送路46へ送り出され、搬送ローラ45によって搬送される。また、下ハウジング13の左側下部には開閉可能な給紙トレイ43が備えられており、ここに用紙Pを載置しておくことにより、前記と同様に用紙Pは給紙ローラ44により1枚ずつ用紙搬送路46へ送り出され、搬送ローラ45によって搬送される。
次に画像形成部5について説明する。画像形成部5は、感光体ドラム51と、その周囲に配設された帯電器52、光走査ユニット53、現像器54、転写ローラ55、クリーニング器56とを備える。感光体ドラム51は時計回りに回転し、まず帯電器52により感光体ドラム51の表面は均一に帯電される。次に、光走査ユニット53から感光体ドラム51の表面にレーザ光が照射されて、用紙Pに形成される画像の部分又は前記画像以外の部分に相当する電荷が消去され、感光体ドラム51の表面に静電潜像が形成される。そして現像器54によって感光体ドラム51上の静電潜像にトナーが供給され静電潜像が顕像化する。
感光体ドラム51がさらに回転し、トナー画像が転写ローラ55と対向する位置に来たときに、それに合わせて、感光体ドラム51と転写ローラ55との間に用紙Pが搬送されてくる。このとき転写ローラ55に、トナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加されることにより、感光体ドラム51上のトナー画像が用紙P上に転写される。感光体ドラム51上の転写されなかった残留トナーはクリーニング器56によって感光体ドラム51上から除去される。一方トナー画像が転写された用紙Pは定着ローラ61と加圧ローラ62とが圧接してなる定着装置6に搬送され、ここでトナー画像は加熱・加圧されて用紙に定着する。その後用紙Pは排紙経路を通って排紙トレイ14に排出される。
本発明において、図2に示す原稿搬送装置2を開いた状態での画像形成装置上部の外観斜視図の通り、原稿搬送装置2の下面は、自動搬送原稿読取り部27aに対向する部分よりも原稿の搬送方向下流側から静置原稿読取り部27bに対向する部分にかけて底板25で形成されている。
図2のように原稿搬送装置2が開いた状態のとき、図3および図4に示す原稿搬送装置2の外観斜視図および正面から見た概略構成図のように底板25を開くことができる。底板25は、原稿搬送装置本体21に、自動搬送原稿読取り部27aに対向する部分から遠い方の端部の支点25aを支点として開閉可能に支持されている。また、底板25には、底板25の開閉方向に平行に延びるように形成された側壁25bに溝25cが設けられている。ここで、前述した原稿搬送路下面部材71は一端を中心として回動可能に原稿搬送装置2に支持され、他端には結合ピン31aが設けられ、結合ピン31aは溝25cにスライド可能に挿入されている。溝25cは、原稿搬送装置2が水平な状態のとき、底板25の回動端側に向かって低くなるように傾斜して設けられている。
底板25を開く様子を図5の概略図に示す。手をかけて底板25を開き、原稿搬送路下面部材71を旋回させるに従って、原稿搬送路下面部材71に設けられた結合ピン71aが底板25に形成された側壁25bに設けられた溝25cをスライドする。溝25cが、原稿搬送装置2が水平な状態のとき、底板25の回動端側に向かって低くなるように傾斜して設けられているため、結合ピン71aが図4(c)に示す下死点を通過したあとも原稿搬送路下面部材71を旋回させても、底板25は閉鎖動作に転じることなく開放動作を続けることがわかる。
このように構成することにより、原稿搬送装置2を開いた状態で底板25を開くと同時に原稿搬送路下面部材71が回動し、原稿搬送装置2の下面から原稿搬送部23の内部を露出させることができ、原稿搬送部23に詰まった原稿の除去や、第2の原稿読取り装置4の清掃を容易にすることができる。また、原稿搬送路下面部材71で底板25が原稿搬送装置2に対して必要以上に開くことがなくなるため、開いた底板25がプラテン27にぶつかる等の問題がなくなる。さらに、底板25は開いても折れないため、柔らかい加圧シートのように開いて折れた場合にできる折り跡で原稿が十分にプラテン27に対して押さえつけられず原稿がきれいに読み取られないことがなくなる。
また、溝25cが、底板25の回動端側に向かって低くなるように傾斜して設けられているため、溝25cと底板25との間隔が平行な場合のように底板25を旋回させていく途中で底板25が閉鎖動作に転じることがなくなり、十分に原稿搬送部23の内部を露出させることができ、原稿搬送部23に詰まった原稿の除去や、第2の原稿読取り装置4や原稿搬送路下面部材71の清掃を容易にすることができる。
図6は原稿搬送路下面部材71周辺の正面から見た概略構成図である。原稿搬送路下面部材71には取っ手71bが設けられており、また、原稿搬送装置2と原稿搬送路下面部材71の間にはロック手段72が設けられている。
取っ手71bは、底板25が閉じた状態において、底板25に形成された側壁25bに隠れない位置に設けられる。ロック手段72は、フック72aと原稿搬送路下面部材71に設けられたロック用ピン72bとからなる。フック72aは上端部を支点72cとして、原稿搬送装置2の外装内側に回転可能に設けられており、付勢手段により支点72cを中心に右回りに付勢されている。底板25が閉じた状態においてはフック72aがロック用ピン72bに引っかかっており、底板25を開く際にはフック72aを支点72cを中心に左回りに動かしてロック用ピン72bからフック72aを外す。
このように、原稿搬送路下面部材71に取っ手71bを設けることにより、容易に底板25を開くことができる。また、取っ手71bがない場合、底板25を開く際に、底板25だけでなく原稿搬送路下面部材71に手をかけて開くこともあるが、取っ手71bがあれば原稿搬送路下面部材71の用紙搬送面や底板25の用紙に接する面に触れずに済むため、これらの場所に汚れがつくなどの問題を避けることができる。また、ロック手段72により、原稿搬送装置2を開いたときに底板25が不用意に開くことがなくなる。
図7、図8は底板25の支点25a周辺および原稿搬送路下面部材71周辺の概略構成図である。支点25aの両端および原稿搬送路下面部材71の結合ピン71a近傍には、プラテン27上の原稿を押さえつける方向に底板25を付勢するバネ81およびバネ82が取り付けられている。
支点25aは図7に示すように、浮動部材83に設けられている。浮動部材83は原稿搬送装置本体21に形成されたポケット部21aの中に収納され、図の上下方向に一定ストロークの移動が可能である。浮動部材83はバネ81によりポケット部21aから押し出される方向に付勢されている。浮動部材83をポケット部21aに挿入する際に、ポケット部21aの開口部で浮動部材83に設けられたフック83aが撓み、ある程度挿入されるとポケット部21a内で撓みが元に戻りフック83aにより浮動部材83はポケット部21aから抜けなくなる。
結合ピン71aも同様に、図8に示すように浮動部材84に設けられている。浮動部材84は原稿搬送路下面部材71に形成されたポケット部71dの中に収納され、図の上下方向に一定ストロークの移動が可能である。浮動部材84はバネ82によりポケット部71dから押し出される方向に付勢されている。浮動部材84をポケット部71dに挿入する際に、ポケット部71dの開口部で浮動部材84に設けられたフック84aが撓み、ある程度挿入されるとポケット部71d内で撓みが元に戻りフック84aにより浮動部材84はポケット部71dから抜けなくなる。また、図9は図8に示す部分の外観である。結合ピン71aは原稿搬送路下面部材71に設けられた溝71eから露出している。
浮動部材83はポケット部21aの中でフック83aが動く範囲の一定ストロークで図の上下に移動することができ、原稿搬送装置2が閉じられると、バネ81に付勢されながらポケット部21aの奥に押し込まれる。浮動部材84も同様に、ポケット部71dの中でフック84aが動く範囲の一定ストロークで図の上下に移動できる。図8、図9はいずれも原稿搬送装置2を閉じている時の状態である。原稿搬送装置2を開いている時は、バネ81およびバネ82により浮動部材83および浮動部材84が図の下方に押し出される。
このように構成することにより、原稿に折れ目がありプラテン27上に置いたときに浮きがあっても原稿搬送装置2を閉じることにより底板25がバネ81およびバネ82で付勢され、原稿がプラテン27に密着するようになり、きれいに画像が読み取られるようになる。
本発明において、第2の原稿読取り装置4は設けられていなくてもよく、その場合は両面に画像が付された原稿は自動搬送原稿読取り部27aで原稿の表裏を別個に読み取らせることで両面を読み取ることができる。
本発明に係る原稿搬送装置2の構成は、画像形成装置に限らず、原稿読取り装置を備えるスキャナ等にも利用できる。
複写機の概略構成図。 原稿搬送装置を開き底板を閉じた状態の複写機上部の外観斜視図。 底板を開いた状態の原稿搬送装置の下方からの外観斜視図。 底板を開いた状態の原稿搬送装置の概略構成図。 底板を開く様子を示す原稿搬送装置の部分概略構成図。 取っ手およびフックを設けた状態の原稿搬送路下面部材周辺の正面からみた概略構成図。 付勢手段を設けた底板の支点近傍の概略構成図。 付勢手段を設けた原稿搬送路下面部材の部分概略構成図。 付勢手段を設けた原稿搬送路下面部材の外観の部分正面図。
符号の説明
1 複写機本体ハウジング
2 原稿搬送装置
3 第1の原稿読取り装置
4 第2の画像読取り装置
21 原稿搬送装置本体
25 底板
25a 支点
25b 側壁
25c 溝
27 プラテン
27a 自動搬送原稿読取り部
27b 静置原稿読取り部
28 自動搬送原稿裏面読取り部
41 バネ
42 バネ
43 浮動部材
44 浮動部材
71 原稿搬送路下面部材
71a 結合ピン
71b 取っ手
72 ロック手段
72a フック
72b ロック用ピン

Claims (6)

  1. 透明ガラス製プラテンおよび原稿搬送装置を上部に備え、前記原稿搬送装置は一側を開閉支点として垂直面内で開閉し、開閉軸線方向の一方の端部に原稿搬送部を有するものであり、前記プラテンの下方には原稿を読み取る第1の原稿読取り装置が設けられ、プラテン上面には、前記原稿搬送部によって原稿搬送路を自動搬送される原稿の搬送方向上流側より、各々前記第1の原稿読取り装置によって、前記自動搬送される原稿および前記プラテンの上に静置された原稿を読み取る自動搬送原稿読取り部および静置原稿読取り部が設定されている画像形成装置において、
    前記原稿搬送装置の下面は、前記自動搬送原稿読取り部に対向する部分よりも前記原稿の搬送方向下流側から前記静置原稿読取り部に対向する部分にかけて、1枚の底板がこれを覆い、この底板は、前記自動搬送原稿読取り部から遠い方の端部の、前記開閉軸線と直交する回動軸線を回動支点として前記原稿搬送装置に開閉可能に支持されているとともに、その下面は前記静置原稿読取り部に置かれた原稿を上から押さえつける加圧面となり、また、前記原稿搬送路の、前記自動搬送原稿読取り部よりも下流部に、前記原稿搬送路の下面を構成する原稿搬送路下面部材を配置し、この原稿搬送路下面部材は、一端を回動中心部として原稿搬送装置本体に回動可能に支持され、他端をスライド係合部として前記底板の回動端にスライド可能に係合されており、この原稿搬送路下面部材を回動させると連動して前記底板が回動することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記原稿搬送部の内部に、前記原稿搬送部によって自動搬送される原稿の、前記自動搬送原稿読取り部で読み取られる面の反対側の面を読み取る第2の原稿読取り装置が設けられ、前記第2の原稿読取り装置は前記原稿搬送路下面部材と対向する位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記スライド係合部が、前記底板の回動方向に平行に伸びるように前記底板に形成された側壁に形成された溝と前記原稿搬送路下面部材の底板側の端に設けた係合ピンとにより構成され、前記溝が、前記底板の回動端側に向かって低くなるように傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記原稿搬送路下面部材に取っ手を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記原稿搬送路下面部材に設けられたロック用ピンと、原稿搬送装置外壁の内側に設けられ、前記ロック用ピンに係合するフックとからなるロック手段を設け、前記ロック手段は前記底板の閉鎖状態を保持することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記原稿搬送装置の前記底板の回動支点の両端および前記原稿搬送路下面部材の前記係合ピン近傍に、前記プラテンの上に静置された原稿を押さえつける方向に前記底板を付勢する付勢手段が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
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