JP2007171274A - 画像読取装置及び原稿載置装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像面を上向きにしてセットする簡易な構成の画像読取装置を提供する。
【解決手段】 原稿台100は、装置本体10Aに対して回動自在に支持されている。原稿台100の載置板103の上に画像面を上にしてセットされた原稿70は原稿保持部110に保持される。原稿台100は、原稿をセットするための位置と、原稿台100上の原稿の画像面が装置本体10Aと対向する読取位置と、の間で回動自在である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取装置および原稿載置装置に関する。
従来から読取ろうとする原稿を下向きにセットし原稿面の下側から読取り動作を行なう画像読取装置が普及している。
このような画像読取り装置では、原稿を原稿台に均一に浮きなく接触させるために原稿を押圧する開閉自在の圧板を、原稿の上に被せたうえで読取り動作を行なう。
ところが、特に薄い原稿においては、圧板で原稿を押える時に原稿がずれてしまい、読取った画像が斜めになってしまうことがあった。
また、ロール状の薄紙に記録された原稿等においては、圧板で原稿を押える前に原稿についた巻き癖によって原稿がカールし浮き上がってしまう。よって、圧板で押えた時に原稿がずれるだけでなく折れてしまうことがあった。
またブック原稿においても同様に原稿の折れ、ずれ等が発生することがあった。
これらの不具合は読取った画像を出力した後でないと確認できないため、読取り作業の長時間化や、不良出力紙による無駄が発生していた。
更にブック原稿においては、複数のページを読取らせようとすると原稿台に向けて裏返っているブック原稿を一端転回させてページをめくり、再び裏返しにして原稿台にセットする、という煩雑な作業を繰り返さなければならなかった。
また、このような転回を伴う手作業の間にブック原稿にストレスがかかり、特に厚手のものや古文書のような脆弱な原稿の場合、原稿を破損することがあった。
そこで、従来においても原稿の画像面を視認可能に原稿をセットするために原稿を上向きにセットして読取らせる画像読取装置が知られている。
例えば図14に示すような画像読取装置が提案されている(特許文献1)。この画像読取装置は原稿台1上に原稿を上向きにセットし、照明部4で原稿面を照明し、カメラ部2で原稿の画像を読取る構成である。
また、図15に示すような画像読取装置も提案されている(特許文献2)。この画像読取装置は原稿台1上にブック原稿を上向きにセットし、原稿台ユニット35に対し開閉可能に構成されたスキャナユニット30内を読取りキャリッジ200が平行移動しながら原稿を読取る構成である。
特開平7−79326号公報 特開平7−128933号公報
しかしながら、従来の上向きに原稿をセットする画像読取り装置には以下のような問題があった。
特許文献1の構成の画像読取装置は焦点距離を確保するため原稿台1からカメラ部2を一定距離だけ離す必要がある。その結果、画像読取装置の高さが高くなり大型化を余儀なくされる。画像形成装置に本構成の画像読取装置を適用すると更なる大型化になり、省スペースの観点から問題である。
特許文献2の構成の画像読取装置は、原稿の上部に位置するスキャナユニット30が、平行移動可能な読取りキャリッジ200を収納し、さらにキャリッジを移動させる駆動源も内蔵するため大型かつ、重くなる。スキャナユニット30は原稿を原稿台1にセットするために開閉自在に構成されるが、大型で重量がある為その操作性は悪化する。
また、重量のあるスキャナユニットを開閉動作する時の衝撃で内蔵する読取りキャリッジ200や、キャリッジが移動するスライダ部が微小にずれて読取り不良を起こす恐れがある。
本発明の目的は、原稿の画像面を視認可能な状態でセットすることによって、原稿のずれや折れを事前に防止でき、ブック原稿の破損等も防止が可能な画像読取装置を提供することである。
また、本発明の目的は、原稿の画像面を視認可能に原稿をセットする画像読取装置であっても、高さが低く開閉部が軽量な画像読取装置を提供することである。
本願発明の画像読取装置は、原稿の画像を読取るための読取り手段と、原稿の画像面を視認可能に原稿をセットするための原稿セット位置と、画像面が前記読取り手段と対向する読取位置と、の間で回動自在な原稿台と、原稿を前記原稿台に保持するための原稿保持手段と、 を有する。
本発明に係る画像読取装置においては、画像読取装置にセットする最終的な原稿の画像面の状態を確認してから画像の読取り動作に入れる。したがって、原稿の折れ、ずれを未然に防ぐことができる。
また、原稿台には重量の重い読取手段が内装されていない。従って原稿をセットし直す時に原稿台を回動する操作性は良好で、原稿台を閉じる時の衝撃も小さくなる。
以下、本発明の実施形態で画像読取装置と、この画像読取装置を備えた画像形成装置とを、図面を用いて説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(画像形成装置)
まず、画像読取装置を備えた画像形成装置を図1に基づいて説明する。
画像形成装置50は、シートに画像を形成するようになっている。画像形成装置には、例えば、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機等がある。
画像形成装置50は、例えば、デジタル複写機である。画像形成装置50における装置本体50Aの上部に画像読取装置10を備えている。画像読取装置10には後述する第1の実施形態の原稿台100若しくは第2の実施形態の原稿台300のいずれかが設けられている。画像形成装置本体50Aでは、画像読取装置10から、あるいは他の装置からコントローラ51に入力された画像情報に基づきシートに画像を形成する。
画像形成装置本体50Aには、画像情報に基づいたレーザー光を感光ドラム53に発するレーザスキャナ52が設けられている。感光ドラム53の周囲には一次帯電器54、現像器55、転写器61、クリーニング装置65が設けられている。感光ドラム53、一次帯電器54、現像器55、転写器61、クリーニング装置65によって画像形成部が構成されている。
画像形成装置本体50Aにはシートに画像を定着するための定着器63が設けられている。画像形成部と定着器63との間には、シートを定着器63へ搬送するための搬送ベルト62が設けられている。
画像形成装置本体50Aの側方には画像が形成されたシートが積載されるシート積載トレイ64が設けられている。
画像形成装置本体50Aの下部には画像形成部に給送されるシートを収納する給紙カセット56が設けられている。給紙カセット56の上部には給紙カセット56の中板57に積載されたシートを給送するピックアップローラ58が設けられている。ピックアップローラ58のシート搬送方向下流側には給紙ローラ対59とレジストローラ対60とがシートを画像形成部に搬送するために設けられている。
レーザスキャナ52は、画像情報に基づき感光体ドラム53に静電潜像を形成する。感光体ドラム53の表面は、あらかじめ潜像形成前に一次帯電器54により一様に帯電されている。
潜像は現像器55によって現像剤であるトナーにより現像される。一方、給紙カセット56の中の中板57に積載されたシートPは、ピックアップローラ58、給紙ローラ対59により停止中のレジストローラ対60に送られる。レジストローラ対60において、シートの斜行が補正される。レジストローラ対59は、感光体ドラム53のトナー像の先端位置とシートの先端位置との整合タイミングを取って、シートを感光体ドラム53と転写器61との間に送り込む。
転写器61は、感光体ドラム53のトナー像をシートPに転写する。その後、シートPは、搬送ベルト62によって、定着器63に送り込まれる。搬送ベルト62によって定着器63に搬送されたシートは、定着器63によって加熱加圧されて転写されているトナー像がシートに定着される。シートPは、排紙トレイ64に排出される。転写後の感光体ドラム53に残留したトナーは、クリーニング装置65によってクリーニングされて、回収される。
(第1の実施形態の画像読取装置)
図1に示される画像形成装置本体50Aの上方に設けられている画像読取装置10は、原稿の画像を読み取るための装置である。画像読取装置10は、原稿の画像を読取る読取り手段としての画像読取装置本体(以下装置本体と記す)10Aと、画像が読み取られる原稿をセットするための原稿台100とを備える。
図1に示すように、画像読取装置10の装置本体10Aは、発光器11と第1反射鏡12とを有する。発光器11と第1反射鏡12とは読み取りキャリッジ13に設けられている。読み取りキャリッジ13は図1におい左右方向に往復移動可能に画像読取装置本体10Aに設けられている。装置本体10Aには、第2反射鏡14、第3反射鏡15と、原稿からの反射光を電気信号に変換する受光素子16と、受光素子16の電気信号を処理する画像処理部17等が設けられている。第2、第3反射鏡14、15も図1の左右方向に移動可能である。
読み取りキャリッジ13が移動して発光器11で原稿を照射する領域が、画像読取装置のほぼ読み取り領域である。
装置本体10Aの上部には原稿読取りガラス2が設けてある。原稿読取りガラス2、読み取りキャリッジ13、第2、第3反射鏡14、15、受光素子16、画像処理部17によって読取部を構成している。
発光器11で原稿を照射しながら読み取りキャリッジ13が原稿読取りガラス2に沿って移動する。原稿からの反射光は第1反射鏡11、第2反射鏡14、第3反射鏡15を順次経て、受光素子16に入射する。受光素子16の電気信号を画像処理部17が処理する。以上の画像読取装置本体10Aの動作によって、原稿読取りガラス2と対向する位置にある原稿の画像を画像読取装置本体10Aが読み取る。
次に、原稿をセットするための原稿台100について図2乃至図8を説明する。
図2は原稿台100が開き、原稿台100に対して回動する原稿保持部110も開いた状態の画像読取装置10と、その下方の画像形成装置50の外観斜視図である。
図3は図2に対して原稿保持部110が閉じた状態の画像読取装置10と、その下方の画像形成装置50の外観斜視図である。
図4は、図3に対して原稿台100が装置本体10Aに対して閉じた状態の画像読取装置10と、その下方の画像形成装置50の外観斜視図である。
図5は、装置本体10Aから原稿台100を取り外して、原稿下向きセット用の圧板(またはADF)200を取り付けた状態の画像読取装置10と、その下方の画像形成装置50の外観斜視図である。
本実施形態での原稿台100に、ユーザは読み取る画像面を上して載置(セット)する。その後、原稿台100にセットした原稿を装置に保持させて、原稿台100を回動させる。原稿台100を画像面が下の状態となるまで回動させて、装置本体10Aの読取部によって原稿の画像を読み取る。以下に原稿台100の構成を詳述する。
原稿台100は、画像読取装置本体10Aに原稿台軸130を中心にして回動自在に設けられている(図3参照)。つまり、原稿台100は図3に示すように原稿台軸130により矢印Dの方向とDと反対方向に回動できるようになっている。
原稿台100には、原稿台100にセットされた原稿を保持するための原稿保持手段としての原稿保持部110が回動自在に設けられている。原稿保持部110は図2に示すように奥側の側面102に設けられたヒンジにより矢印Cの方向に原稿台100に回動自在に支持されている。原稿保持部110は透明な原稿保持部材としてのガラス111によって構成されている。
ユーザが原稿を原稿台100にセットし、読み取らせるための操作について以下に説明する。
図2に示すように、原稿台100が画像読取装置本体10Aに対して開き、原稿台100に対して原稿保持部110も開いた状態とする。原稿台100の図2に示す位置は原稿台100に原稿をセットするための原稿セット位置である。
原稿70は原稿面が表向きになるように原稿台の載置板103上にセットされる。そして、原稿保持部110を矢印C方向に回動して閉じることで、透光性を備えたガラス111に密着される。
そして図3に示している矢印D方向に原稿台100を回動するよって原稿台100を装置本体10Aに対して閉じる。原稿台100を閉じることで原稿読取りガラス2と原稿70の画像面とが対向する(図4に示す状態)。図4に示す原稿台100の位置が、原稿の画像面と画像読取装置本体10Aとが対向する読取位置である。この図4に示した状態で読取りキャリッジ13を往復移動させて原稿の読取り動作が成される。
また、原稿保持部110と原稿台100とで構成される原稿載置装置は原稿台100の軸部で装置本体10Aに対して着脱自在に構成されている。原稿台100を取り外し、下向き用圧板又は自動原稿読取り装置(ADF)200等の押圧部材を装着することによって、通常の下向きに原稿をセットする装置とすることも可能である(図5参照)。なお、押圧部材は、装置本体10Aに原稿面を下向きにして載置された原稿を原稿読取りガラス2に押圧する部材である。
本実施形態では原稿台100の回動位置10Bと下向き用圧板200の回動位置10Cを異なる位置にしている。したがって、原稿台100と下向き用圧板200とを両方共に装着した状態として、原稿にあわせて適宜使い分けることが可能となる(図16参照)。
次に、原稿台100および原稿保持部110を図6乃至8を用いて更に詳しく説明する。
図6は原稿保持部110が開いた状態の側面断面図である。図7は原稿保持部110が閉じた状態の側面断面図である。上記側面断面図は図3に示す一点鎖線F方向に切断した断面図である。図8は原稿保持部110を閉じた状態で図3に示す矢印H方向から見た上視図である。
原稿台100は、原稿が載置(セット)される載置板103と、載置板103を上下方向(載置板103の面に対して垂直な方向)に移動可能に保持する載置板ホルダ100Hと、を有する。載置板ホルダ100Hと載置板103との間には、付勢手段としてのばね104が設けられている。ばね104は、載置板103を図6の状態における上方に付勢している。なお、載置板103の上方への移動は不図示のストッパによって規制されている。
原稿保持部110は既述のように原稿台100に対して回動自在に設けられている。図6は、原稿保持部110を開いた状態を示し、図7は原稿台100に原稿を保持するために原稿保持部110を閉じた状態を夫々示している。
原稿保持部110を構成しているガラス111の端部には、溝部113が設けられている。載置板ホルダ100Hの側面には、載置板ホルダ100Hに揺動自在に、先端に爪121が形成されたロックアーム120が設けられている。図7に示すように、ガラス111を閉じたときには、溝部113と、ロックアーム120の爪121と、が係合可能である。
載置板103上に原稿70をセットして原稿保持部110を閉じると、図7に示すようにばね104により上方に付勢された載置板103によって原稿70は原稿保持部のガラス111に密着する。
この密着力を得た状態で、原稿台100を回動して装置本体10Aに向ける過程で原稿保持部が開いてしまわないように、原稿保持部110はロックされる。即ち、原稿保持部110が原稿を押さえるために閉じたときにロックアーム120の爪121と、ガラス111の端部に設けられた溝部113とが係合可能である。爪121と端部113との係合によって、原稿保持部110が閉じた状態でロックされる。なお、ロックアーム120は矢印E方向に図示しない付勢手段で付勢されている。
原稿保持部110を閉じるとき、ロックアーム120を付勢方向に抗する方向に開いて保持しておく。そして、原稿保持部110が閉じた後、付勢方向に抗するロックアーム120の保持を開放すると、ロックアーム120の係合部としての爪121と溝部113が係合する。爪121と溝部113との係合によって原稿保持部110がロックされる。
ロックアーム120による原稿保持部110のロックによって、原稿保持部110が開いてしまうことが防止される。つまり、装置本体10Aに原稿の画像面を対向させるべく原稿台100を図3の状態から矢印D方向に回動する過程においは重力の作用により、原稿保持部110が開いてしまう恐れがある。しかしながら、ロックアームのロックによって原稿保持部110が開いてしまうことが防止される。
なお、ロックアーム120や溝部113によって原稿保持部110を原稿台100にセットされた原稿を押える位置にロックするロック手段が構成されている。
図8は、原稿70をセットし、その上から原稿保持部110を閉じた状態を示す上視図である。
ガラス111上には原稿70の位置決め指標となる水平線111X、垂直線111Yが印刷されている。ユーザーはこの指標に原稿が合っているかどうかを原稿が原稿台100に固定された状態で確認できる。
本実施形態によれば、原稿は上向きでセットされ、上向きの状態で原稿保持部110で保持(固定)される。そして、原稿保持部110によって原稿台100に保持された状態で、原稿台支持手段である原稿台軸130を中心にして原稿台100は回動される。原稿台100上の原稿が装置本体と対向する位置まで原稿台100を回動させた後に装置本体10Aにある読取部で原稿を読取る。画像読取装置にセットする最終的な原稿の状態を確認してから画像読取り動作に入れるため、原稿の折れ、ずれを未然に防ぐことができる。
本実施形態では、原稿を上向きにしてセットする構成であるが、特許文献2に示すような開閉する原稿押さえ部材に重く大型の読取りキャリッジ等を設ける構成でない。よって本実施形態の原稿台100は、特許文献2のものと比較して重量が軽く小型である。従って原稿載せ換え時の操作性は良好で、原稿台を閉じる時の衝撃も小さくなる。
本実施形態では、原稿を下向きにセットする画像読取部を備えた通常の画像読取装置の本体に、原稿保持部と原稿台とで構成される原稿載置装置が着脱自在である。したがって、原稿載置装置を画像読取装置本体に装着すること簡単に原稿を上向きにセットする画像読取装置に変更できる。
また、原稿が上向きにセットできるのでブック原稿を回動させてページをめくる煩雑な作業や、それに伴うブック原稿の破損を回避できる。
また、原稿台100を装置本体10Aに着脱自在にし、更に、下向きセット用の圧板やADFは、原稿台100とは別の位置に回動自在に取り付けられる。この構成によって、同一の画像読取装置を原稿上向きセットと原稿下向きセットで共用することができ、画像読取装置の運用コストを低く抑えることができる。
(第2の実施形態の画像読取装置)
図9乃至13に第2の実施形態の画像読取装置に備わる原稿台300を示す。第1実施形態と第2の実施形態とは原稿台構成が異なる。特に記述しない部分の構成は、第1の実施形態と同様である。
図9乃至12は図3に示す一点鎖線G方向に切断した本第2実施形態に係る原稿台300の正面段面図である。
図13は図3に示す矢印H方向から見た原稿台300の上視図である。
図9は、原稿がない状態で原稿保持手段である樹脂製弾性フィルム311が閉じている状態を示している。
本実施形態では、原稿保持手段として、第1の実施形態におけるガラス111で構成した原稿保持部に替えて、透光性を備えた樹脂製弾性フィルム311が備わる。
フィルム311と載置板303はほぼ同一面に配置され、互いに接触している状態である。フィルム311の一端は載置板303と固定部311Aで固着される。フィルム311の他端と載置板303とは、マジックテープ(登録商標)等で構成された着脱部311Bによって着脱自在である。着脱部311Bはフィルム311を載置板303に固定するロック手段として機能する。
図10は、原稿71がセットされた状態でフィルムが閉じている状態を示している。一例としてブック原稿をセットした状態を図示してある。ブック原稿は厚みを持っている。弾性樹脂のフィルム311が原稿の表面に沿って伸張し、その張力によってフィルム面とブック原稿の画像面とが密着状態になる。
図11は原稿台軸130によって原稿台300が回動し画像読取装置本体10Aに備わる原稿読取りガラス2に原稿台300にセットされた原稿がフィルムを介して密着する直前の状態を示す。
ブック原稿71はその自重が大きいと図11に示すように載置板303と原稿の裏面に空間Jが生じる。しかし、フィルム311と原稿表面の密着状態はこの自重が作用することで保持される。
また、原稿が撓んでいるが、Kに示す中央部から原稿読取りガラス2に漸次接触していく為、浮きや平面性の悪化は生じない状態で図12に示すように原稿読取りガラス2上にセットされる。
原稿が薄い場合においても、フィルム2の張力と背後の圧板303のバックアップで原稿の平面度が確保された状態で原稿読取りガラス2上にセットされる。
図13は、原稿71をセットし、その上からフィルム310を閉じた状態を示す上視図である。載置板303上には原稿71の位置決め指標となる水平線303X、垂直線303Yが印刷されている。
ユーザーはこの指標に原稿が合っているかどうかを原稿が原稿台300に固定された状態で確認できるので、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本第2実施形態の原稿台300も第1の実施形態と同様に原稿台軸部で装置本体10Aに対して着脱自在に構成されている。従って、図5のように原稿台300を取り外し下向き用圧板又は自動原稿読取り装置200を装着することによって、通常の下向きに原稿をセットする画像読取装置とすることも可能である。
この時、本実施形態のように原稿台100の回動位置10Bと下向き用圧板200の回動位置10Cを異なる位置にしている。よって両者を両方とも装着した状態として、原稿にあわせて適宜使い分けることが可能となる(図16)。
なお、第2の実施形態特有の効果としては、第1の実施形態のガラスに換えて、軽量で安価な樹脂製弾性フィルムを用いたことに依る。樹脂製弾性フィルムで原稿を押えるために、第1の実施形態のおける付勢部材を省略できることとによって、更なる軽量化と低コスト化が実現できることである。
なお、上述のいずれの実施形態においても原稿をセットするための原稿セット位置として図2に例示したように原稿台の載置板103が水平であって原稿の画像面を上向きにセットする形態を例示した。しかし、原稿セット位置としては、原稿の画像面をユーザが視認可能に原稿を原稿台にセットすることができる位置であれば良い。例えば原稿台の載置板が傾いた状態で原稿を原稿台にセットするように構成してもよい。
本発明の画像読取装置を上部に備えた画像形成装置の該略断面図である。 本発明の第1実施形態の画像読取装置及び画像形成装置の外観斜視図である。 本発明の第1実施形態の画像読取装置及び画像形成装置の外観斜視図である。 本発明の第1実施形態の画像読取装置及び画像形成装置の外観斜視図である。 本発明の第1実施形態の画像読取装置及び画像形成装置の外観斜視図である。 本発明の第1実施形態の画像読取装置の側面断面図である。 本発明の第1実施形態の画像読取装置の側面断面図である。 本発明の第1実施形態の画像読取装置の原稿台の上視図である。 本発明の第2実施形態の画像読取装置の正面断面図である。 本発明の第2実施形態の画像読取装置の正面断面図である。 本発明の第2実施形態の画像読取装置の正面断面図である。 本発明の第2実施形態の画像読取装置の正面断面図である。 本発明の第2実施形態の画像読取装置の原稿台の上視図である。 従来の画像読取装置の外観斜視図である。 従来の画像読取装置の正面断面図である。 本発明の第1および第2実施形態の画像読取装置及び画像形成装置の外観斜視図である。
符号の説明
2 原稿読取りガラス
10 第1の実施形態の画像読取装置
30 第2の実施形態の画像読取装置
100、300 原稿台
103 載置板
110 原稿保持部
120 ロックアーム
130 原稿台軸

Claims (5)

  1. 原稿の画像を読取るための読取り手段と、
    原稿の画像面を視認可能に原稿をセットするための原稿セット位置と、画像面が前記読取り手段と対向する読取位置と、の間で回動自在な原稿台と、
    原稿を前記原稿台に保持するための原稿保持手段と、
    を有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記原稿保持手段は、透光性を備えた平面部で原稿の画像面を押える原稿保持部材を有し、
    画像面の反対側から原稿を前記原稿保持部材へ付勢する付勢手段と、原稿を押えた状態で前記原稿保持部材を固定するためのロック手段と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記原稿保持手段は、透光性を備えた樹脂製弾性フィルムを備え、
    原稿を押さえた状態で前記樹脂製弾性フィルムを前記原稿台に対して固定するためのロック手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  4. 前記読取り手段に原稿の画像面が対向した状態でセットされた原稿を直接押さえるために、前記読取り手段に開閉自在な押圧部材が装着可能なことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 原稿の画像を読取るための読取り手段を備えた画像読取装置本体に装着され、画像読取装置本体に装着されたときには前記画像読取装置本体に回動自在に支持される、原稿載置装置であって、
    原稿の画像面を視認可能に原稿をセットするための原稿セット位置と、画像面が前記画像読取装置本体と対向する読取位置と、の間で回動自在な原稿台と、
    前記原稿台に載置された原稿を前記原稿台に保持するための原稿保持手段と、を有することを特徴とする原稿載置装置。
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