JP2005348225A - 接点情報管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 作業担当者の作業状況を確認するためには電話連絡が必要である。
【解決手段】 作業担当者が所有するPHS11を無線接続するPBX19と、任意箇所の接点情報を監視する接点監視部13と、MGW15とを有する接点情報管理システム1であって、MGWは、設置番号、接点情報内容及び作業担当者のPHSのメッセージ宛先情報を記憶管理する管理データベース35と、接点監視部による接点情報監視結果を検出すると、接点情報監視結果に対応したメッセージ宛先情報を検索する情報検索部37と、このメッセージ宛先情報に基づき、同PHSに対してメッセージを通知する作業メッセージ通知部51Aと、作業メッセージに対するPHSからの対応可否を受信する応答情報受信部62と、この応答情報受信部62の受信結果に基づき、当該作業に対する対応状況を表示出力する制御部38とを有している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば工場施設内の任意箇所に配置される、例えばドア圧力センサ等の接点情報を監視する接点情報監視装置と、作業担当者、例えばドアセンサの保守担当者の端末、例えばブラウジング表示機能を備えたPHS端末等の無線端末を無線接続する、例えば構内交換機等の通信装置と、この通信装置及び接点情報監視装置と通信接続する管理装置とを有し、この管理装置は、接点情報監視装置の監視結果に基づき、同監視結果に関わる作業担当者の端末に同監視結果に関わるメッセージを通知すると共に、同担当者のメッセージに対する対応状況を表示出力する機能を備えた接点情報管理システムに関する。
従来、このような接点情報管理システムとしては、例えばプラント施設内での故障が発生した場合、作業指示者側のシステムコントローラで作業担当者のPHS端末(無線端末)に対して故障修理等の作業指示の文字メッセージを通知すると共に、同作業担当者が作業を完了すると、同作業担当者のPHS端末から作業完了報告をシステムコントローラに通知するようにしたものである(例えば特許文献1参照)。
このような特許文献1によれば、作業指示者のシステムコントローラから文字メッセージで作業指示を作業担当者のPHS端末に通知するようにしたので、作業担当者のPHS端末が通話中であっても文字メッセージを見ることができるため、その文字メッセージを目視することで作業指示を作業担当者に通知することができる。
さらに、特許文献1によれば、作業担当者にて作業が完了すると、同担当者のPHS端末から作業完了報告をシステムコントローラに通知するようにしたので、作業指示者は、指示作業が完了したことを認識することができる。
特開2003−51894号公報(要約書)
しかしながら、上記特許文献1によれば、作業指示者のシステムコントローラから作業指示者のPHS端末に文字メッセージで作業指示を通知するようにしたが、実際に作業を実施する作業担当者が同作業指示に対応できるか否かの意思については何等考慮されておらず、作業指示者側では、作業担当者側の意思を確認するために、あらためて電話連絡で確認する必要がある。
また、上記特許文献1によれば、作業指示者のPHS端末に文字メッセージで作業指示を通知するようにしたが、接点情報監視結果が複数検出した場合、その接点情報監視結果の重要度に差があったとしても、文字メッセージの配信順序に重要度が考慮されていないのが実情である。
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、作業担当者との通話確認を要さなくても、作業担当者の作業対応意思を反映しながら、作業指示者側(作業管理者側)で、接点情報に関わる作業担当者のメッセージに対する対応状況を表示画面上で認識することができる接点情報管理システムを提供することにある。
さらに、本発明の目的とするところは、接点情報監視結果を複数検出したとしても、その接点情報監視結果の重要度度合に応じて同接点情報監視結果に関わるメッセージを配信するようにした接点情報管理システムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の接点情報管理システムは、作業担当者が所有する端末を無線接続する通信装置と、任意箇所の接点情報を監視する接点情報監視装置と、前記通信装置及び前記接点情報監視装置と通信接続する管理装置とを有する接点情報管理システムであって、前記管理装置は、前記任意箇所を識別する箇所識別情報及び前記接点情報の内容を識別する接点内容識別情報を記憶管理すると共に、これら箇所識別情報及び接点内容識別情報を対応付けて、前記端末を記憶する情報記憶手段と、前記接点情報監視装置による前記任意箇所の接点情報監視結果に基づき、前記箇所識別情報及び接点内容識別情報を検出し、これら箇所識別情報及び接点内容識別情報に対応した端末を前記情報記憶手段から検索する検索手段と、この検索手段にて検索した端末に対して、前記接点情報監視結果に関わるメッセージを通知するメッセージ通知手段と、前記メッセージに対する前記端末からの応答状況を監視する応答状況監視手段と、この応答状況監視手段の応答状況監視結果に基づき、当該メッセージに対する対応状況を表示出力する制御手段とを有するようにした。
本発明の接点情報管理システムは、前記情報記憶手段が、前記接点情報監視結果に関わる箇所識別情報及び接点内容識別情報毎に、前記メッセージに関わる通知側重要度を記憶管理し、前記検索手段は、前記接点情報監視結果を複数検出すると、各接点情報監視結果に関わる箇所識別情報及び接点内容識別情報に対応した、前記通知側重要度を前記情報記憶手段から夫々検索し、これら通知側重要度を比較する通知重要度比較手段を有し、前記メッセージ通知手段は、前記通知重要度比較手段の比較結果に基づき、前記通知側重要度の高い接点情報監視結果に関わるメッセージから順次通知するようにした。
本発明の接点情報管理システムは、前記情報記憶手段が、前記端末毎に、前記メッセージに関わる受信側重要度を記憶管理し、前記検索手段は、前記接点情報監視結果に基づき、前記箇所識別情報及び前記接点内容識別情報を検出し、これら箇所識別情報及び接点内容識別情報に対応した前記通知側重要度、前記端末及び前記受信側重要度を前記情報記憶手段から夫々検索し、これら検索した端末毎に、同通知側重要度及び受信側重要度を比較する受信重要度比較手段を有し、前記メッセージ通知手段は、前記受信重要度比較手段の比較結果に基づき、前記端末へのメッセージ通知動作を制御するようにした。
本発明の接点情報管理システムは、前記メッセージ通知手段が、前記受信重要度比較手段にて前記通知側重要度が前記受信側重要度よりも低いとの比較結果を得ると、前記端末に対して前記メッセージ通知動作を禁止するようにした。
本発明の接点情報管理システムは、前記メッセージ通知手段が、前記端末に対して前記メッセージを通知するメッセージ通知機能を複数有し、前記情報記憶手段は、前記端末毎に、前記メッセージ通知機能を使用するメッセージ通知方式を記憶管理し、前記メッセージ通知手段は、前記検索手段にて前記端末に対応した前記メッセージ通知方式を検索すると、このメッセージ通知方式に対応したメッセージ通知機能で、前記端末に対する前記メッセージを通知するようにした。
本発明の接点情報管理システムは、前記管理装置が、前記情報記憶手段に記憶中の前記箇所識別情報、前記接点内容識別情報、前記端末に関わる情報を設定変更可能とするようにした。
本発明の接点情報管理システムは、前記通信装置が、構内交換機で構成するようにした。
上記のように構成された本発明の作業管理システムによれば、箇所識別情報及び接点内容識別情報に対応付けて作業担当者が所有する端末を予め記憶しておき、任意箇所の接点情報に関わる接点情報監視結果を検出すると、この接点情報監視結果に基づき箇所識別情報及び接点内容識別情報を検出し、これら箇所識別情報及び接点内容識別情報に対応した端末を検索し、この検索した端末に対して、接点情報監視結果に関わるメッセージを通知すると共に、端末からのメッセージに対する応答状況を監視することで、この監視結果に基づき、同メッセージに対する作業担当者の対応状況を表示出力するようにしたので、管理装置のユーザは、接点情報に関わるメッセージを一方的に作業担当者の端末に通知するばかりでなく、作業担当者との通話確認を要さなくても、そのメッセージに対する応答状況に基づき、作業担当者の意思を反映しながら、各作業担当者の対応状況を表示画面上で認識することができる。
本発明の接点情報管理システムによれば、接点情報監視結果に関わる箇所識別情報及び接点内容識別情報毎に、前記メッセージに関わる通知側重要度を記憶管理しておき、複数の接点情報監視結果が複数検出されたとしても、各接点情報監視結果の通知側重要度を比較し、この比較結果に基づき、前記通知側重要度の高い接点情報監視結果に関わるメッセージから順次通知するようにしたので、接点情報監視結果が複数あったとしても、通知側重要度の高い接点情報監視結果に関わるメッセージを作業担当者に優先的に通知することができる。
本発明の接点情報管理システムによれば、前記通知側重要度の他に、前記端末毎に、前記メッセージに関わる受信側重要度を記憶管理しておき、接点情報監視結果を検出すると、この接点情報監視結果に関わる通知側重要度及び受信側重要度を比較し、この比較結果に基づいて同接点情報監視結果に関わるメッセージの端末への通知動作を制御するようにしたので、接点情報監視結果を検出すると、同接点情報監視結果に関わる端末に対してメッセージを一義的に通知するのではなく、通知側重要度及び受信側重要度の比較結果に応じて、作業担当者へのメッセージの通知を制御することができる。
本発明の接点情報管理システムによれば、前記通知側重要度が前記受信側重要度よりも低いとの比較結果を得ると、同接点情報監視結果に関わる端末に対して同メッセージ通知動作を禁止するようにしたので、同接点情報監視結果を検出すると、同接点情報監視結果に関わる端末に対してメッセージを一義的に通知するのではなく、同メッセージの通知側重要度が受信側重要度よりも低い場合には、作業担当者へのメッセージ通知を禁止することができる。いわば、作業担当者は、重要度の低いメッセージの受信を拒否することができる。
本発明の接点情報管理システムによれば、前記メッセージ通知手段に複数のメッセージ通知機能を持たせると共に、前記端末毎に、前記メッセージ通知機能をしようするメッセージ通知方式を記憶管理しておき、接点情報監視結果を検出すると、例えばショートメッセージサービス方式や電子メール方式等の様々な通知方式で作業担当者にメッセージを通知することができる。
本発明の接点情報管理システムによれば、情報記憶手段に記憶中の箇所識別情報、接点内容識別情報及び端末に関わる情報を管理装置から設定変更可能にしたので、様々な接点情報に対応可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を示す接点情報管理システムについて説明する。図1は本実施の形態を示す接点情報管理システム内部の概略構成を示すブロック図である。
図1に示す接点情報管理システム1は、例えば工場施設内の業務を行う作業担当者に付与した、ブラウジング表示機能を備えたPHS端末等の携帯電話端末(以下、単にPHSと称する)11と、これらPHS11を無線収容接続する基地局(以下、単にBSと称する)12と、任意箇所に配置され、例えばドア圧力センサや水位センサ等の接点情報を監視する接点監視部13と、例えば保守集中管理室に配置され、作業担当者のサービス作業を指示し管理するパソコン等の操作端末14と、接点情報管理システム1に関わる様々な情報を記憶管理し、PHS11に作業指示に関するメッセージを送信すると共に、情報を基にしたブラウジング画面を提供するメッセージゲートウェイ(以下、単にMGWと称する)15と、この工場施設を管理し、接点情報管理システム1全体を制御するホストコンピュータ16とを有し、接点監視部13、操作端末14、MGW15及びホストコンピュータ16はLAN17に接続しているものとする。
接点監視部13は、任意箇所毎に配置されたセンサの接点情報を監視するものであり、例えば1階の105号室の出入口に配置されたドア圧力センサの接点情報を監視し、そのドア圧力の低下等を監視するものである。
さらに、接点情報管理システム1は、LAN17と接続するためのターミナルアダプタ(以下、単にTAPと称する)18、MGW15及びBS12を収容接続する構内交換機(以下、単にPBXと称する)19を有し、PBX19は、BS12とのインタフェースを司る基地局インタフェース(以下、単にDRIFと称する)21と、TAP18とのインタフェースを司るLANインタフェース(以下、単にIBLCEと称する)23と、MGW15とのインタフェースを司るIBLCE24と、これらDRIF21、IBLCE23及びIBLCE24間を通信接続する通話路スイッチ(以下、単にTSWと称する)25と、様々な情報プログラム等を記憶したメモリ(以下、単にMMと称する)26と、このPBX19全体を制御する中央制御装置(以下、単にCCと称する)27とを有している。
図2はMGW15内部の概略構成を示すブロック図である。
MGW15は、PHS11からのログイン操作に応じて、BS12,DRIF21、TSW25、IBLCE23、TAP18及びLAN17を通じてPHS11にブラウジング画面を提供すると共に、操作端末14からのログイン操作に応じて、LAN17、TAP18、IBLCE23、TSW25、DRIF21及びBS12を通じて操作端末14にブラウジング画面を提供するブラウジング画面提供機能と、IBLCE24、TSW25、DRIF21及びBS12を通じてPHS11に対して操作端末14からの文字メッセージを通知する文字メッセージ通知機能と、接点情報管理システム1の各種情報を記憶管理するデータベース機能とを有している。
MGW15は、IBLCE24との通信制御インタフェースを司るIBLCE通信制御部31と、LAN17との通信制御インタフェースを司るLAN通信制御部32と、操作端末14及びPHS11間のメッセージ通信の制御動作を司るメッセージ通信制御部33と、操作端末14及びPHS11にブラウジング画面を提供するブラウジング通信の制御動作を司るブラウジング通信制御部34と、接点情報管理システム1に関わる各種データを記憶管理する管理データベース35と、各接点監視部13を通じて接点情報監視結果を検出する接点情報検出部36と、管理データベース35からデータを検索する情報検索部37と、このMGW15全体を制御する制御部38とを有している。
管理データベース35は、接点情報に関わる登録内容である接点情報登録データ35Aと、接点情報に関わる監視結果内容である接点情報管理データ35Bとを有している。
図3は同管理データベース35の接点情報登録データ35Aのデータ内容を端的に示す説明図である。
図3に示す接点情報登録データ35Aは、接点監視部13の監視対応箇所を識別する設置番号81と、同接点監視部13の監視結果、例えば故障内容を示す接点情報内容82と、同故障発生時の対応遅延を管理するときに用いるアラーム時間の1つである確認迄の確認待ちアラーム時間83と、当該アラーム時間の1つである指示迄の指示待ちアラーム時間84と、アラーム時間の1つである作業開示迄の作業開始待ちアラーム時間85と、アラーム時間の1つである作業完了迄の完了待ちアラーム時間86と、接点情報内容82の通知側重要度を示すメッセージ重要レベル87と、同接点情報内容82に対応する作業担当者を識別する担当者ID88と、各担当者のPHS11毎にメッセージを通知するためのメッセージ宛先情報89と、同PHS11側の同接点情報に関わるメッセージの受信側重要度を示す受信拒否レベル90とを有している。
メッセージ宛先情報89は、メッセージをショートメッセージサービス方式で通知する場合と、メッセージを電子メール方式で通知する場合とを有し、例えば内線番号が登録されている場合はショートメッセージサービス方式でメッセージを通知すると共に、例えば電子メールアドレスが登録されている場合は電子メール方式でメッセージを通知するものである。尚、内線番号及びメールアドレス両方が登録されている場合、ショートメッセージサービス方式及び電子メール方式両方でメッセージを通知するものである。
メッセージ重要レベル87は、接点情報内容に関わる通知側重要度を示し、0〜9の10段階で表され、“0”から“9”の順にメッセージの重要度が高くなるものとする。
受信拒否レベル90は、PHS11側で接点情報に関わるメッセージの受信側重要度を示し、0〜9の10段階で表され、“0”から“9”の順にPHS11側の受信拒否のレベルが高くなるものとする。
情報検索部37は、接点情報検出部36を通じて接点情報監視結果を検出すると、この接点情報監視結果から箇所識別情報である設置番号81及び接点内容識別情報である接点情報内容82を抽出し、これら設置番号81及び接点情報内容82に対応した作業担当者ID88、メッセージ宛先情報89、メッセージ重要レベル87及び受信拒否レベル90を管理データベース35から検索するものである。
例えば設置番号0001番及び接続情報内容“ドア圧力センサ”の接点情報監視結果を検出すると、図3に示す管理データベース35の接点情報登録データ35Aを参照し、この接点情報監視結果から設置番号 81及び接点情報内容82を抽出し、これら抽出した設置番号81、接点情報内容82に対応した作業担当者ID88及びメッセージ宛先情報89を管理データベース35から検索することになる。
また、管理データベース35では、接点情報監視結果を検出する度に、同作業担当者の作業対応状況等を記憶する接点情報管理データ35Bを記憶管理し、少なくとも発生した接点情報監視結果毎に、業務指示に関わる文字メッセージ送信日時、当該文字メッセージの受信結果情報、文字メッセージの内容情報、業務を受ける作業担当者名と担当者の所属先情報、端末番号(PHS番号)情報、作業状況(状態)を示す状況情報、作業への対応可否返信を示す対応可否情報、作業対応者名情報及び作業遅れを管理するアラーム情報を関連付けして記憶管理するものとする。
メッセージ通信制御部33は、操作端末14からPHS11に通知する文字メッセージを生成するメッセージ通知部51と、同文字メッセージを電子メール方式で指定のPHS11に通知する電子メール通信部52と、同文字メッセージをショートメッセージサービス方式で指定のPHS11に通知するショートメッセージ通信部53とを有し、前述した管理データベース35内のメッセージ宛先情報89に基づき、PHS11毎に電子メール通信部52又はショートメッセージ通信部53を選択するものである。
メッセージ通知部51は、接点情報監視結果に対応した作業担当者のPHS11に対して、接点情報監視結果を示す作業メッセージを通知する作業メッセージ通知部51Aと、作業メッセージに対して作業対応が可能と応答した作業担当者のPHS11に対して、作業対応の実施を指示する指示メッセージを通知する指示メッセージ通知部51Bと、作業中の作業担当者のPHS11に対して、作業取消を指示する作業取消メッセージを通知する作業取消メッセージ通知部51Cと、作業中の作業担当者のPHS11に対して、作業担当者に作業遅延を報知する作業遅延メッセージを通知する作業遅延メッセージ通知部51Dとを有している。
ブラウジング通信制御部34は、管理データベース35の接点情報登録データ35A及び接点情報管理データ35Bを利用したブラウジング画面をPHS11及び操作端末14に提供するブラウジング画面提供部61と、PHS11からブラウジング画面上での応答情報を受信する応答情報受信部62と、この応答情報受信部62にて受信した応答情報を登録する応答情報登録部63とを有している。尚、応答情報は、作業メッセージに対する対応可否の応答情報、指示メッセージに対する作業開始可否の応答情報、作業完了の応答情報、作業取消メッセージに対する取消確認の応答情報に相当するものである。
ブラウジング通信制御部34は、操作端末14からのログイン操作に応じて同操作端末14にブラウジング画面を提供すると共に、PHS11からのログイン操作に応じてPHS11にブラウジング画面を提供するものである。
制御部38は、MGW15全体を制御するものであり、接点情報監視結果を複数検出すると、各接点情報監視結果に対応したメッセージ重要レベル87を管理データベース35から検索し、これら各メッセージ重要レベル87を比較するメッセージ重要レベル比較部71と、接点情報監視結果に対応した作業担当者毎の受信拒否レベル90を管理データベース35から検索し、作業担当者毎にメッセージ重要レベル87と受信拒否レベル90とを比較する受信拒否レベル比較部72とを有している。
制御部38は、メッセージ重要レベル比較部71の比較結果に基づき、メッセージ通信制御部33によるメッセージ配信順序を制御するものであり、例えば2個の接点情報監視結果を同時検出すると、これら接点情報監視結果に対応したメッセージ重要レベル87を検索し、例えば一方のメッセージ重要レベル87が“3”、他方のメッセージ重要レベル87が“8”の場合、メッセージ重要レベル87が高い“8”のメッセージ重要レベル87の接点情報監視結果に対応した作業担当者のPHS11に対して優先的に作業メッセージを通知するものである。尚、メッセージ重要レベル87が同一の場合、所定順序に基づき、メッセージを通知するものである。
さらに、制御部38は、受信拒否レベル比較部72の比較結果に基づき、メッセージ通信制御部33によるメッセージ通信動作を制御するものであり、例えばメッセージ重要レベル87が“5”、受信拒否レベル90が“7”の場合、受信拒否レベル90の方が高いものと判断し、同作業担当者へのメッセージ通知を禁止し、例えばメッセージ重要レベル87が“9”、受信拒否レベル90が“7”の場合は、メッセージ重要レベル87の方が高いものと判断し、同作業担当者へのメッセージ通知を実行するものである。尚、メッセージ重要レベル87と受信拒否レベル90とが同一の場合、作業担当者にメッセージを通知するようにしても良い。
尚、請求項の記載において、端末はPHS11、通信装置はPBX19、管理装置はMGW15、情報記憶手段は管理データベース35、箇所識別情報は設置番号81、接点内容識別情報は接点情報内容82、端末に関わる情報はメッセージ宛先情報89、検索手段は情報検索部37、メッセージ通知手段は作業メッセージ通知部51A、監視手段は応答情報受信部62、制御手段は制御部38、通知側重要度はメッセージ重要レベル87、通知重要度比較手段はメッセージ重要レベル比較部71、受信側重要度は受信拒否レベル90、受信重要度比較手段は受信拒否レベル比較部72に対応するものであるが、具体的な態様構成には本実施の形態に記載した装置又はシステムに限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で、他の装置構成をとることもできる。
次に、本実施の形態を示す接点情報管理システム1の動作について説明する。
まず、MGW15の管理データベース35に接点情報登録データ35A等の各種データを登録する動作について説明する。
MGW15のブラウジング通信制御部34のブラウジング画面提供部61は、操作端末14からのログイン操作を経て、管理データベース35内のデータ登録動作を指示するコマンドを検出すると、図4に示すデータ登録画面100のブラウジング画面を操作端末14に提供するものである。
図4に示すデータ登録画面100は、図3の接点情報登録データ35Aを登録するものであり、操作端末14のマウスやキーボードを使用することで、管理データベース35のデータ内容を変更登録することができるものである。
図4に示すデータ登録画面100は、図3に示す接点情報登録データ35Aを設定登録するための画面であり、設置番号101毎に、接点情報内容102と、作業担当者のPHS11に作業メッセージを通知した後、同PHS11からの対応可否の応答情報を受信するまでの確認待ち許容時間を示す確認待ちアラーム時間103と、対応可否の応答情報を受信した後、同PHS11へ指示メッセージを通知するまでの指示待ち許容時間を示す指示待ちアラーム時間104と、PHS11への指示メッセージに対する作業開始可否の応答情報を待つ許容時間を示す作業開始待ちアラーム時間106と、作業開始から作業完了までの通常作業完了時間(作業所要時間)を示す完了待ちアラーム時間107とを有しており、さらに加えて、接点情報内容の詳細有無を示す詳細有無108と、同接点情報内容の担当者を登録する担当者登録ボタン109と、接点情報内容の詳細を登録する詳細ボタン110とを有している。
また、データ登録画面100は、設置番号101を入力する設置番号入力欄101Aと、接点情報内容を入力する接点情報内容入力欄102Aと、確認待ちアラーム時間103を設定する確認待ちアラーム設定欄103Aと、指示待ちアラーム時間104を設定する指示待ちアラーム設定欄104Aと、作業開始待ちアラーム時間106を設定する作業開始待ちアラーム設定欄106Aと、完了待ちアラーム時間107を設定する完了待ちアラーム設定欄107Aと、詳細有無108を設定する詳細有無設定欄108Aと、アラーム発生時又はアラーム未発生時の表示画面上の表示色を設定変更するアラーム表示色変更ボタン群111と、設定データを新規登録する新規登録ボタン121と、設定データを更新登録する更新登録ボタン122と、データを削除する削除ボタン123とを有している。
尚、アラーム表示色変更ボタン群111は、確認待ちアラーム時間103、指示待ちアラーム時間104、作業開始待ちアラーム時間106及び完了待ちアラーム時間107夫々のアラーム発生時の表示色や、アラーム未発生時の表示色を設定変更することができるものである。
さらに担当者登録ボタン109をボタン操作することで、接点情報登録データ35Aに関わる、設置番号81、接点情報内容82、メッセージ重要レベル87、作業担当者ID88、メッセージ宛先情報89及び受信拒否レベル90を管理データベース35に設定登録・更新登録することができるものである。尚、受信拒否レベル90については、PHS11側ユーザのメッセージ受信拒否の意向を反映させるため、PHS11からのブラウジング操作でも変更登録可能とするものである。
さらに詳細ボタン110をボタン操作することで、接点情報内容の詳細を管理データベース35に登録更新することができるものである。
従って、操作端末14のユーザは、図4に示すデータ登録画面100上で管理データベース35のデータ内容を適宜変更することができる。
このように管理データベース35のデータ内容を設定登録すると、次に説明する接点情報管理処理を実行することができる。
では、図5及び図6に基づいて接点情報管理処理の動作について説明する。図5及び図6は接点情報管理処理に関わるMGW15の制御部38の処理動作を示すフローチャート、図7及び図8は接点情報管理処理に関わる操作端末14側に表示されるブラウジング画面を示す説明図である。
図5及び図6の接点情報管理処理は、接点情報監視結果を検出すると、同接点情報監視結果に対応した作業担当者に同接点情報監視結果に関わる文字メッセージを作業担当者のPHS11に通知すると共に、作業担当者によるPHS操作に基づき作業担当者の作業に対する対応状況や現在の作業状況を操作端末14の表示画面上に表示出力する処理である。
図5においてMGW15の制御部38は、接点情報検出部36を通じて接点情報監視結果を検出すると(ステップS11)、この接点情報監視結果に関わる設置番号及び接点情報内容を抽出し(ステップS12)、情報検索部37を通じて、これら設置番号81及び接点情報内容82に対応したメッセージ重要レベル87を管理データベース35から検索する(ステップS13)。尚、接点情報監視結果には、同接点情報に関わる設置番号及び接点情報内容等が含まれているものとする。
制御部38は、検索したメッセージ重要レベル87に基づいてメッセージ重要レベル比較処理を実行する(ステップS14)。尚、このメッセージ重要レベル比較処理とは、ステップS11にて接点情報監視結果を複数検出した場合、メッセージ重要レベル比較部71を通じて、各接点情報監視結果に対応したメッセージ重要レベル87を検索し、これらメッセージ重要レベル87を比較し、この比較結果に基づいて、重要度の高い順にメッセージ通知順序を決定するものである。
制御部38は、情報検索部37を通じて、これら設置番号81及び接点情報内容82に対応した作業担当者ID88、メッセージ宛先情報89及び受信拒否レベル90を管理データベース35から検索し(ステップS15)、各作業担当者ID88の受信拒否レベル90及びメッセージ重要レベル87に基づき受信拒否レベル比較処理を実行する(ステップS16)。尚、この受信拒否レベル比較処理は、受信拒否レベル比較部72を通じて、同接点情報監視結果の作業担当者毎に、同作業担当者の受信拒否レベル90と同接点情報監視結果に関わるメッセージ重要レベル87とを比較し、この比較結果に基づいてメッセージ配信を制御するものである。
制御部38は、受信拒否レベル比較部72の比較結果に基づき、メッセージ重要レベル87が受信拒否レベル90よりも高い作業担当者ID88があるか否かを判定する(ステップS17)。
制御部38は、メッセージ重要レベル87が受信拒否レベル90よりも高い作業担当者ID88がないと判定されると、同接点情報監視結果に関わるメッセージを通知することなく、この処理動作を終了する。
また、制御部38は、ステップS17にてメッセージ重要レベル87が受信拒否レベル90よりも高い作業担当者ID88があると判定されると、同作業担当者ID88のメッセージ宛先情報89を管理データベース35から検索する(ステップS18)。
制御部38は、同作業担当者のメッセージ宛先情報89に基づき、メッセージ通知部51を通じて同接点情報監視結果に関わる作業メッセージを同作業担当者のPHS11に通知する(ステップS19)。尚、制御部38は、メッセージ宛先情報89に基づき電子メール通信部52及び/又はショートメッセージ通信部53を通じて同作業担当者のPHS11に同メッセージを通知するものである。同メッセージ内容としては、例えば「注意(発生)03/14 15:29:13 105号室の入り口のドア圧力センサ。圧力異常。圧力バルブの調整必要。」といったメッセージであり、接点情報内容に対応した接点情報監視結果に関わる、例えば障害発生日時、障害状況及び障害復旧方法等を含むものがあげられる。
制御部38は、ステップS17にてメッセージ重要レベル87が受信拒否レベル90よりも高いと判定された全作業担当者への作業メッセージ通知が完了したか否かを判定する(ステップS20)。
制御部38は、全作業担当者への作業メッセージ通知が完了したのであれば、同接点情報監視結果に対応した確認待ちアラーム時間に基づき、同PHS11から作業メッセージに対する対応可否の応答情報を待つ作業メッセージ応答監視タイマをスタートする(ステップS21)。
制御部38は、ブラウジング通信制御部34の応答情報受信部62を通じて、作業担当者のPHS11から作業メッセージの対応可否の応答情報を受信したか否かを判定する(ステップS22)。
尚、PHS11のユーザ(作業担当者)は、作業メッセージに対する対応可否の応答情報をMGW15に通知する場合、PHS11では、図示せぬログイン画面でMGW15から認証を受けた後、同接点情報監視結果に関わる現在の作業対応状況及び対応可否ボタンをブラウジング画面上で受けることになる。つまり、作業メッセージの対応可否の応答情報受信の有無は、PHS11のユーザによるブラウジング画面上の対応可否ボタンのボタン操作によるものである。PHS11のユーザは、対応可否応答ボタンの対応可をボタン操作すると、作業メッセージに対して作業対応可の応答情報をMGW15に通知することになる。また、PHS11のユーザは、対応可否応答ボタンの対応不可をボタン操作すると、作業メッセージに対して作業対応不可の応答情報をMGW15に通知することになる。
制御部38は、ブラウジング通信制御部34の応答情報受信部62を通じて、ステップS22にて作業担当者のPHS11から対応可否の応答情報を受信したと判定されると、この対応可否の応答情報に基づき管理データベース35に記憶中の接点情報管理データ35Bを更新し、この接点情報管理データ35Bに基づき、その作業担当者の対応状況を表示し(ステップS23)、図6に示すM1に移行する。
尚、制御部38は、ブラウジング通信制御部34のブラウジング画面提供部61を通じて、作業対応可否の応答情報の内、対応可の応答情報を受信すると、図8に示すメッセージ送信履歴詳細画面230上の同作業担当者の対応状況235を“対応可”としたブラウジング画面を操作端末14に提供すると共に、作業状況を“指示待ち”としたブラウジング画面をPHS11に提供することになる。尚、操作端末14のユーザは、メッセージ送信履歴詳細画面230上の同作業担当者の対応状況235の“対応可”を目視することで、同作業担当者が対応可能であることを認識するこができる。さらに、PHS11のユーザは、ブラウジング画面上の作業状況に基づき、“指示待ち”であることを表示画面上で認識することができる。
この図8に示すメッセージ送信履歴詳細画面230は、図7に示すメッセージ送信履歴画面200上の詳細ボタン203をボタン操作することで画面表示されることになる。尚、制御部38は、ブラウジング通信制御部34のブラウジング画面提供部61を通じて、図7に示すメッセージ送信履歴画面200を操作端末14に提供することになる。このメッセージ送信履歴画面200は、接点情報監視結果毎に、同接点情報監視結果に対応する接点情報内容201と、接点情報監視結果に関わる作業担当者の作業状況を示す作業状況202と、同接点情報監視結果に関わる各作業担当者の詳細情報を表示する詳細ボタン203とを有している。
また、制御部38は、図7に示すメッセージ送信履歴画面200上の詳細ボタン203のボタン操作を検出すると、詳細ボタン203に対応した詳細内容を表示した、図8に示すメッセージ送信履歴詳細画面230を提供することになる。
図8に示すメッセージ送信履歴詳細画面230は、同接点情報監視結果に関わる作業担当者毎に、メッセージ内容231と、作業担当者ID232と、作業担当者のPHS11の内線番号233と、現在の作業状況234と、対応状況235と、指示ボタン236と、取消ボタン237とを有している。尚、作業状況234は、“確認待ち”、“指示待ち”、“作業中”、“作業完了”等がある。対応状況235は、“対応可”と“対応不可”とがある。
また、制御部38は、作業対応可否の応答情報の内、対応不可の応答情報を受信すると、図8に示すメッセージ送信履歴詳細画面230上の同作業担当者の対応状況235を“対応不可”としたブラウジング画面を操作端末14に提供することになる。尚、操作端末14のユーザは、メッセージ送信履歴詳細画面230上の同作業担当者の対応状況235の“対応不可”を目視することで、同作業担当者が対応不可であることを認識することができる。
図5において制御部38は、ブラウジング通信制御部34の応答情報受信部62を通じて、ステップS22にて作業担当者のPHS11から作業メッセージに対する対応可否の応答情報を受信していなければ、ステップS21にてスタートした作業メッセージ応答監視タイマがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS24)。同作業メッセージ応答監視タイマがタイムアップしたのでなければ、PHS11から対応可否の応答情報の受信を監視すべく、ステップS22に移行する。
制御部38は、ステップS24にて作業メッセージ応答監視タイマがタイムアップしたのであれば、設定リトライタイミングに応じて(ステップS25)、再度、作業メッセージを接点情報監視結果に関わる作業担当者のPHS11に通知すべく、ステップS19に移行する。尚、設定リトライタイミングとは、作業メッセージに対するPHS11不応答のため、再度、作業メッセージをPHS11に通知するための、リトライ回数及びリトライ間隔に相当するものであり、これらリトライ回数及びリトライ間隔は予め設定登録されるものである。また、制御部38は、ステップS24にて作業メッセージ応答監視タイマがタイムアップすると、アラームを発生すべく、図7に示すメッセージ送信履歴画面200上の同サービス要求に関わるメッセージ内容201の表示部位をアラーム設定色に点滅表示したブラウジング画面を操作端末14に提供すると共に、同接点情報監視結果に関わる作業状況をアラーム設定色に点滅表示したブラウジング画面をPHS11に提供することになる。
図6に示すM1において制御部38は、作業メッセージに対する対応可の応答情報を受信すると、同作業担当者の対応状況を“対応可”としたブラウジング画面を操作端末14に提供するのであるが、“対応可”の対応状況の中から指示対象の作業担当者を指定する指定操作を検出したか否かを判定する(ステップS31)。尚、指定操作は、図8に示すブラウジング画面上の指定ボタン236のボタン操作に対応したものである。
制御部38は、ステップS31にて同指示対象の作業担当者を指定する指定操作を検出したのであれば、指定した作業担当者のPHS11のメッセージ宛先情報に基づき、メッセージ通知制御部51の指示メッセージ通知部51Bを通じて、同PHS11に対して指示メッセージを通知する(ステップS32)。尚、制御部38は、同作業担当者のPHS11に指示メッセージを通知すると、図8に示すブラウジング画面上の同作業担当者に対する作業状況234を“作業開始待ち”にしたブラウジング画面を操作端末14に提供することになる。操作端末14のユーザは、ブラウジング画面上の作業状況に基づき、作業開始待ちの作業担当者を認識することができる。
さらに、PHS11は、MGW15を通じて指示メッセージを受信すると、指示メッセージ画面が表示されることになる。尚、PHS11のユーザは、指示メッセージ画面に基づき、作業指示内容を認識することができる。
制御部38は、PHS11に対して指示メッセージを通知すると、作業開始待ちアラーム時間に基づき指示メッセージに対する作業開始可否の応答情報受信を監視する指示メッセージ応答監視タイマをスタートする(ステップS33)。尚、PHS11のユーザは、指示メッセージに対する作業開始可否をMGW15に通知する場合、MGW15の認証を受け、作業開始可否のブラウジング画面をMGW15から取得することになる。尚、PHS11のユーザは、ブラウジング画面上の担当者ID及び作業対応状況に基づいて、他の作業担当者の対応状況及び作業状況を認識することができる。
PHS11は、ブラウジング画面上で、作業開始可否応答ボタンの作業開始をボタン操作すると、指示メッセージに対して作業開始の応答情報をMGW15に通知することになる。また、PHS11のユーザは、作業開始可否応答ボタンのキャンセルをボタン操作すると、指示メッセージに対して作業キャンセルの応答情報をMGW15に通知することになる。尚、PHS11のユーザは、作業開始の応答情報をMGW15に通知すると、作業中を示す作業開始画面を表示することになる。尚、PHS11のユーザは、作業状況に基づき、作業中であることを表示画面上で認識することができる。
図6に示す制御部38は、ステップS33にて指示メッセージ応答監視タイマをスタートすると、ブラウジング通信制御部34の応答情報受信部62を通じて、指示メッセージに対する作業担当者のPHS11から作業開始可否の応答情報を受信したか否かを判定する(ステップS34)。
制御部38は、PHS11から作業開始可否の応答情報を受信したのであれば、この作業開始可否の応答情報に基づき管理データベース35に記憶中の接点情報管理データ35Bを更新し、この接点情報管理データ35Bに基づき、その作業担当者の作業状況を表示し(ステップS35)、同作業開始可否の応答情報が“作業開始”であるか否かを判定する(ステップS36)。尚、制御部38は、作業開始の応答情報をPHS11から受信すると、図8に示す作業担当者の作業状況234を“作業開始待ち”から“作業中”に表示変更したメッセージ送信履歴情報詳細画面230を操作端末14に提供することになる。操作端末14のユーザは、作業状況234に基づいて“作業中”の作業担当者のPHS11を認識することができる。
制御部38は、ステップS36にて作業開始可否の応答情報が“作業開始”であると判定されると、作業完了待ちアラーム時間に基づき、作業所要時間監視タイマをスタートする(ステップS37)。
制御部38は、作業所要時間監視タイマをスタートすると、“作業中”のPHS11から作業完了の応答情報を受信したか否かを判定する(ステップS38)。尚、制御部38は、作業状況が“作業中”のPHS11からのログイン操作を検出すると、MGW15に作業完了の応答情報を通知するための作業完了ボタンを備えた作業完了画面をPHS11に提供することになる。MGW15は、作業完了画面上の作業完了ボタンのボタン操作を検出すると、作業完了の応答情報をPHS11から受信したことになる。
制御部38は、ステップS38にて作業中のPHS11から作業完了の応答情報を受信したと判定されると、同作業中のPHS11に関わる作業状況234を“作業中”から“作業完了”にした図8に示すブラウジング画面を操作端末14に提供すると共に、同PHS11の作業状況を“作業中”から“作業完了”にした作業完了画面をPHS11に提供することで(ステップS39)、この処理動作を終了する。尚、操作端末14のユーザは、図8の作業状況234に基づき、同サービス要求に関わる作業担当者が作業完了したことを表示画面上で認識することができる。
制御部38は、作業完了の応答情報を受信すると、同作業中のPHS11に関わる作業状況を“作業中”から“作業完了”に変更表示したブラウジング画面を操作端末14に提供するようにしたので、操作端末14のユーザは、“作業完了”の作業担当者を表示画面上で認識することができる。
制御部38は、ステップS34にて作業開始可否の応答情報を受信したのでなければ、ステップS33にてスタートした指示メッセージ応答監視タイマがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS40)。
制御部38は、指示メッセージ応答監視タイマがタイムアップしたのであれば、設定リトライタイミングに応じて(ステップS41)、再度、指示メッセージを対応可に関わる作業担当者のPHS11に通知すべく、ステップS32に移行する。
制御部38は、ステップS36にて作業開始可否の応答情報が作業開始の応答情報でないと判断されると、ステップS31に移行する。
制御部38は、ステップS38にて作業完了の応答情報を受信したのでなければ、ステップS37にてスタートした作業所要時間監視タイマがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS42)。
制御部38は、ステップS42にて作業所要時間監視タイマがタイムアップしたのであれば、作業遅延メッセージ通知部51Dを通じて、現在の作業状況が“作業中”のPHS11に作業遅延メッセージを通知する(ステップS43)。さらに、制御部38は、PHS11から作業完了の応答情報を受信したか否かを判定する(ステップS44)。
制御部38は、PHS11から作業完了の応答情報を受信したのでなければ、同PHS11に作業遅延メッセージを通知すべく、ステップS43に移行する。
制御部38は、ステップS42にて作業所要時間監視タイマがタイムアップしたのでなければ、作業完了の応答情報を監視すべく、ステップS38に移行する。
本実施の形態によれば、接点情報監視結果を検出すると、同接点情報監視結果の設置番号81及び接点情報内容82に対応した作業担当者のPHS11に作業メッセージを通知すると共に、同作業メッセージに対するPHS11の対応可否の応答状況に基づきPHS11の対応可否を識別表示したブラウジング画面(図8参照)を操作端末14に提供するようにしたので、操作端末14のユーザは、接点情報に関わるメッセージを一方的に作業担当者のPHS11に通知するばかりでなく、作業担当者との通話確認を要さなくても、そのメッセージに対する応答状況に基づき、作業担当者の意思を反映しながら、各作業担当者の対応状況を表示画面上で認識することができる。
本実施の形態によれば、接点情報監視結果に関わる設置番号81及び接点情報内容82毎に、メッセージに関わるメッセージ重要レベル87を記憶管理しておき、複数の接点情報監視結果が複数検出されたとしても、各接点情報監視結果のメッセージ重要レベル87を比較し、この比較結果に基づき、メッセージ重要レベル87の高い接点情報監視結果に関わるメッセージから順次通知するようにしたので、接点情報監視結果が複数あったとしても、重要度の高い接点情報監視結果に関わるメッセージを作業担当者に優先的に通知することができる。
本実施の形態によれば、メッセージ重要レベル87の他に、作業担当者のPHS11毎に、メッセージに関わる受信拒否レベル90を接点情報登録データ35A内に記憶管理しておき、接点情報監視結果を検出すると、この接点情報監視結果に関わる受信拒否レベル90及びメッセージ重要レベル87を比較し、この比較結果に基づいて同接点情報監視結果に関わるメッセージのPHS11への通知動作を制御するようにしたので、接点情報監視結果を検出すると、同接点情報監視結果に関わるPHS11に対してメッセージを一義的に通知するのではなく、メッセージ重要レベル87及び受信拒否レベル90の比較結果に応じて、作業担当者へのメッセージの通知を制御することができる。
本実施の形態によれば、メッセージ重要レベル87が受信拒否レベル90よりも低いとの比較結果を得ると、同接点情報監視結果に関わるPHS11に対して同メッセージ通知動作を禁止するようにしたので、同接点情報監視結果を検出すると、同接点情報監視結果に関わるPHS11に対してメッセージを一義的に通知するのではなく、同メッセージの重要度が受信拒否レベルよりも低い場合には、作業担当者へのメッセージ通知を禁止することができる。
本実施の形態によれば、接点情報監視結果に関わるPHS11に同メッセージを電子メール方式で通知する電子メール通信部52と、同メッセージをショートメッセージ方式で通知するショートメッセージ通信部53とを有し、作業担当者のPHS11毎にメッセージ宛先情報89を記憶管理しておき、接点情報監視結果を検出すると、同接点情報監視結果に関わるPHS11毎のメッセージ宛先情報89を検索し、このメッセージ宛先情報89に基づく電子メール方式やショートメッセージ方式で、同PHS11にメッセージを通知するようにしたので、PHS11を携帯する作業担当者は、様々な方式で、同接点情報監視結果に関わるメッセージを取得することができる。
本実施の形態によれば、対応可能な作業担当者の内、作業を実施させる作業担当者のPHS11に対して指示メッセージを通知すると共に、この作業メッセージに対する作業開始可否の応答情報をPHS11から受信し、この作業開始可否の応答情報に基づき、作業開始した作業担当者のPHS11を識別表示するブラウジング画面を操作端末14に提供するようにしたので、操作端末14のユーザは、作業中の作業担当者のPHS11を表示画面上で認識することができる。
本実施の形態によれば、作業中のPHS11から作業完了の応答情報を受信すると、この作業完了の応答情報に基づき、作業完了した作業担当者のPHS11を識別表示するブラウジング画面を操作端末14に提供するようにしたので、操作端末14のユーザは、作業完了した作業担当者のPHS11を表示画面上で認識することができる。
尚、上記実施の形態においては、工場施設内の各種センサの接点情報を管理する接点情報管理システムを例に挙げて説明したが、任意箇所に配置された自動販売機の販売状況を接点情報として管理するシステムや、任意箇所に配置されたエレベータの状態を接点情報として管理するシステムについても適用可能であり、その接点情報監視結果に対応した作業担当者のPHSに同接点情報監視結果に関わるメッセージを通知するようなシステムであれば同様の効果が得られることは言うまでもない。
本発明の接点情報管理システムは、接点情報監視結果に関わるメッセージを一方的に作業担当者の端末に通知するばかりでなく、作業担当者との通話確認を要さなくても、そのメッセージに対する応答状況に基づき、作業担当者の意思を反映しながら、各作業担当者の対応状況を表示画面上で認識することができるため、例えば工場施設内に配置された各種センサの接点情報を監視し、この監視結果に基づいて作業担当者に対応指示する接点情報管理システムに特に有用である。
本発明の実施の形態を示す接点情報管理システム内部の概略構成を示すブロック図である。 本実施の形態に関わる接点情報管理システムに関わるMGW内部の概略構成を示すブロック図である。 本実施の形態に関わるMGW内部の管理データベースのテーブル内容を端的に示す説明図である。 本実施の形態に関わる操作端末側のデータ登録画面の一例を示す説明図である。 本実施の形態に関わる接点情報管理処理のMGW内部の制御部に関わる処理動作を示すフローチャートである。 本実施の形態に関わる接点情報管理処理のMGW内部の制御部に関わる処理動作を示すフローチャートである。 本実施の形態に関わる操作端末側のメッセージ送信履歴画面の一例を示す説明図である。 本実施の形態に関わる操作端末側のメッセージ送信履歴詳細画面の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 接点情報管理システム
11 PHS(端末)
15 MGW(管理装置)
19 PBX(通信装置)
35 管理データベース(情報記憶手段)
37 情報検索部(検索手段)
38 制御部(制御手段)
51A 作業メッセージ通知部(メッセージ通知手段)
62 応答情報受信部(監視手段)
71 メッセージ重要レベル比較部(通知重要度比較手段)
72 受信拒否レベル比較部(受信重要度比較手段)

Claims (7)

  1. 作業担当者が所有する端末を無線接続する通信装置と、任意箇所の接点情報を監視する接点情報監視装置と、前記通信装置及び前記接点情報監視装置と通信接続する管理装置とを有する接点情報管理システムであって、
    前記管理装置は、
    前記任意箇所を識別する箇所識別情報及び前記接点情報の内容を識別する接点内容識別情報を記憶管理すると共に、これら箇所識別情報及び接点内容識別情報を対応付けて、前記端末を記憶する情報記憶手段と、
    前記接点情報監視装置による前記任意箇所の接点情報監視結果に基づき、前記箇所識別情報及び接点内容識別情報を検出し、これら箇所識別情報及び接点内容識別情報に対応した端末を前記情報記憶手段から検索する検索手段と、
    この検索手段にて検索した端末に対して、前記接点情報監視結果に関わるメッセージを通知するメッセージ通知手段と、
    前記メッセージに対する前記端末からの応答状況を監視する応答状況監視手段と、
    この応答状況監視手段の応答状況監視結果に基づき、当該メッセージに対する対応状況を表示出力する制御手段とを有することを特徴とする接点情報管理システム。
  2. 前記情報記憶手段は、
    前記接点情報監視結果に関わる箇所識別情報及び接点内容識別情報毎に、前記メッセージに関わる通知側重要度を記憶管理し、
    前記検索手段は、
    前記接点情報監視結果を複数検出すると、各接点情報監視結果に関わる箇所識別情報及び接点内容識別情報に対応した、前記通知側重要度を前記情報記憶手段から夫々検索し、これら通知側重要度を比較する通知重要度比較手段を有し、
    前記メッセージ通知手段は、
    前記通知重要度比較手段の比較結果に基づき、前記通知側重要度の高い接点情報監視結果に関わるメッセージから順次通知するようにしたことを特徴とする請求項1記載の接点情報管理システム。
  3. 前記情報記憶手段は、
    前記端末毎に、前記メッセージに関わる受信側重要度を記憶管理し、
    前記検索手段は、
    前記接点情報監視結果に基づき、前記箇所識別情報及び前記接点内容識別情報を検出し、これら箇所識別情報及び接点内容識別情報に対応した前記通知側重要度、前記端末及び前記受信側重要度を前記情報記憶手段から夫々検索し、これら検索した端末毎に、同通知側重要度及び受信側重要度を比較する受信重要度比較手段を有し、
    前記メッセージ通知手段は、
    前記受信重要度比較手段の比較結果に基づき、前記端末へのメッセージ通知動作を制御することを特徴とする請求項2記載の接点情報管理システム。
  4. 前記メッセージ通知手段は、
    前記受信重要度比較手段にて前記通知側重要度が前記受信側重要度よりも低いとの比較結果を得ると、前記端末に対して前記メッセージ通知動作を禁止することを特徴とする請求項3記載の接点情報管理システム。
  5. 前記メッセージ通知手段は、
    前記端末に対して前記メッセージを通知するメッセージ通知機能を複数有し、
    前記情報記憶手段は、
    前記端末毎に、前記メッセージ通知機能を使用するメッセージ通知方式を記憶管理し、
    前記メッセージ通知手段は、
    前記検索手段にて前記端末に対応した前記メッセージ通知方式を検索すると、このメッセージ通知方式に対応したメッセージ通知機能で、前記端末に対する前記メッセージを通知することを特徴とする請求項1,2、3又は4記載の接点情報管理システム。
  6. 前記管理装置は、
    前記情報記憶手段に記憶中の前記箇所識別情報、前記接点内容識別情報、前記端末に関わる情報を設定変更可能とすることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の接点情報管理システム。
  7. 前記通信装置は、
    構内交換機で構成したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の接点情報管理システム。
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