JP2022135601A - 火災情報管理サーバ及び火災情報管理システム - Google Patents

火災情報管理サーバ及び火災情報管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】感知器回線が敷設された建物外等へも、感知器回線の状態を通知することのできる火災情報管理サーバ及び火災情報管理システムを得る。【解決手段】火災感知器が接続された複数の感知器回線の状態を検出する火災受信機と通信接続された火災情報管理サーバであって、複数の感知器回線の各々と感知器回線に対応する場所を示す情報とを対応づけた第1テーブルを記憶する第1データベースと、火災受信機から送信された、感知器回線を特定する情報及び感知器回線の状態情報を取得すると、当該感知器回線を特定する情報に対応づけられた感知器回線に対応する場所を示す情報を第1テーブルから抽出する情報抽出部と、情報抽出部により抽出された対応する場所を示す情報と、火災受信機から送信された状態情報とを、予め登録された外部端末に送信する送信部と、を備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、感知器回線の電圧を監視して感知器回線の状態を検出する火災受信機に通信接続された火災情報管理サーバ、及びその火災受信機の火災情報を管理する火災情報管理システムに関する。
従来、感知器回線の電圧の変化により火災を検出する火災受信機と、火災受信機からの信号に基づいて非常放送を行う非常放送装置とを備えたシステムが知られている。このようなシステムでは、火災受信機は、火災が検出されると、火災警報を出力するとともに、火災が検出された感知器回線が敷設された発報区域を示す階別信号を非常放送装置に送信する。この階別信号を受信した非常放送装置は、火災発生階の情報を含んだ感知器発報放送を行う(例えば、特許文献1参照)。
特開2019-53768号公報
特許文献1に示されたシステムによれば、当該システムが敷設された建物内の人には、非常放送設備によって火災発生階を含む情報が伝えられるため、建物内の人はその情報に基づいて避難する。建物で火災が検出された場合、火災が発生した部屋又は階の人は当然のこと、火災発生階以外の人も避難するため、建物に入っているオフィス又は店舗等の営業は一時的に停止する。そうなった場合、当該建物以外にある関連オフィス又は関連店舗等の関係者からの後方支援が求められることがあるが、建物外にいる関係者には、非常放送設備からの情報は伝わらない。また、大きな建物では、避難する人が集中しないように、非常放送設備あるいはベル等によって情報を伝える地区を火災が発生した地区から順に拡大していく場合もあり、火災発生地区から離れた地区にいる関係者には、すぐに情報が伝わらないこともある。このため、建物外あるいは火災発生地区から離れた場所である遠隔地にいる関係者にもより正確で迅速な情報を伝えられるシステムが望まれていた。
本発明は、上記のような課題を背景としたものであり、感知器回線が敷設された建物外等へも、感知器回線の状態を通知することのできる火災情報管理サーバ及び火災情報管理システムを提供するものである。
本発明に係る火災情報管理サーバは、火災感知器が接続された複数の感知器回線の状態を検出する火災受信機と通信接続された火災情報管理サーバであって、前記複数の感知器回線の各々と前記感知器回線に対応する場所を示す情報とを対応づけた第1テーブルを記憶する第1データベースと、前記火災受信機から送信された、前記感知器回線を特定する情報及び前記感知器回線の状態情報を取得すると、当該感知器回線を特定する情報に対応づけられた前記感知器回線に対応する場所を示す情報を前記第1テーブルから抽出する情報抽出部と、前記情報抽出部により抽出された前記対応する場所を示す情報と、前記火災受信機から送信された前記状態情報とを、予め登録された外部端末に送信する送信部と、を備えたものである。
本発明に係る火災情報管理システムは、火災感知器が接続された複数の感知器回線の状態を検出する火災受信機と、前記複数の感知器回線の各々と前記感知器回線に対応する場所を示す情報とを対応づけた第1テーブルを記憶する第1データベースと、前記火災受信機から送信された、前記感知器回線を特定する情報及び前記感知器回線の状態情報を受信すると、前記第1テーブルから当該感知器回線を特定する情報に対応づけられた前記感知器回線に対応する場所を示す情報を抽出する情報抽出部と、前記情報抽出部により抽出された前記感知器回線に対応する場所を示す情報と、前記火災受信機から送信された前記状態情報とを、予め登録された外部端末に送信する送信部と、を備えたものである。
本発明によれば、感知器回線が敷設された建物外あるいは火災発生地区から離れた場所である遠隔地の外部端末へも、感知器回線の状態を通知することができる。
実施の形態1に係る火災情報管理システム100の構成を説明する図である。 実施の形態1に係る火災受信機7及び感知器回線8の構成を説明する図である。 実施の形態1に係る火災情報管理サーバ1の構成を説明する図である。 実施の形態1に係る端末登録サーバ2の構成を説明する図である。 実施の形態1に係るウェブサーバ3の構成を説明する図である。 実施の形態1に係る第1データベース16及び第2データベース76を説明する図である。 実施の形態1に係る端末登録サーバ2への外部端末5の登録処理の流れを説明する図である。 実施の形態1に係る状態情報の送信処理の流れを説明する図である。 実施の形態2に係る保守情報34の送信処理の流れを説明する図である。 実施の形態3に係る火災受信機7及び感知器回線8の構成を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本発明は、以下の実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含むものである。また、図面に示す装置は、本発明の装置の一例を示すものであり、図面に示された装置によって本発明の装置が限定されるものではない。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
実施の形態1.
[火災情報管理システム100のシステム構成]
図1は、実施の形態1に係る火災情報管理システム100の構成を説明する図である。火災情報管理システム100は、火災情報管理サーバ1と、ウェブサーバ3と、端末登録サーバ2と、メンテナンス端末4と、外部端末5と、ゲートウェイ6と、火災受信機7とを含む。火災受信機7には、感知器回線8を介して火災感知器9及びベル10が接続されている。火災情報管理サーバ1は、ネットワーク200を介して、ウェブサーバ3、端末登録サーバ2、メンテナンス端末4及び外部端末5と通信接続されている。ネットワーク200は、移動体通信を含む無線通信及び有線通信等を含んで構成される。
本実施の形態の火災情報管理システム100は、火災受信機7が監視する感知器回線8の状態情報を、火災情報管理サーバ1を介して外部端末5に提供するものである。火災情報管理サーバ1は、ゲートウェイ6を介して火災受信機7と接続され、火災受信機7から送信された状態情報を、ネットワーク200を介して外部端末5に送る。状態情報の送信先の外部端末5は、端末登録サーバ2によって管理される。メンテナンス端末4は、火災情報管理サーバ1が保持する情報を更新する端末である。ウェブサーバ3は、メンテナンス端末4及び外部端末5のウェブブラウザに表示させる画面の画面情報及び後述する保守情報を保持し、要求に応じて情報を出力する。
本実施の形態の火災情報管理システム100は、建物内に敷設された火災受信機7及び感知器回線8を有する閉じられたネットワークシステムと、外部のネットワーク200に接続される機器とを、ゲートウェイ6を介して接続している。本実施の形態のゲートウェイ6は、火災受信機7と火災情報管理サーバ1との間での通信プロトコルの変換を行う。なお、ゲートウェイ6と火災情報管理サーバ1とを、ネットワーク200を介して接続するようにしてもよい。
メンテナンス端末4は、火災情報管理サーバ1に記憶される後述する第1データベース16(図3参照)の情報を更新するための端末である。メンテナンス端末4は、ユーザが携帯可能なスマートフォン、タブレット、ノートパソコン、又は専用端末であってもよいし、デスクトップ型のパソコン又は据え置き型の専用端末であってもよい。
外部端末5は、火災受信機7及び感知器回線8の状態情報を、遠隔地等にて確認するための端末である。外部端末5は、ユーザが携帯可能なスマートフォン、タブレット、ノートパソコン、又は専用端末であってもよいし、デスクトップ型のパソコン又は据え置き型の専用端末であってもよい。
[火災受信機7及び感知器回線8の構成]
図2は、実施の形態1に係る火災受信機7及び感知器回線8の構成を説明する図である。火災受信機7には、複数の感知器回線8が接続されている。それぞれの感知器回線8には、火災感知器9と、ベル10とが接続されている。火災感知器9は、例えば、熱感知器、煙感知器、又は炎感知器である。火災感知器9は、火災により発生する物理現象の変化を検出すると、感知器回線8に接続されている接点の開閉状態を変化させ、これによって感知器回線8の電圧を変化させる。火災受信機7は、感知器回線8の電圧を監視しており、火災感知器9が接点の開閉状態を変化させたことによって生じる電圧の変化を、火災の発報信号として取得(受信)する。ベル10は、火災が検出された場合に、火災受信機7に制御されて動作し、火災の発生を音響により知らせる。なお、感知器回線8には、ブザー又はライト等の報知装置、防火扉又はシャッター等の防排煙装置、若しくは消火設備等が接続されうる。なお、ベル10等の出力機器は、感知器回線8と別の専用線に接続するようにしてもよい。
火災受信機7は、制御部71と、伝送回路72と、記憶部73と、更新入力部74と、通信部75とを備える。
伝送回路72は、感知器回線8のそれぞれに対して設けられており、感知器回線8からの発報信号を受信し、受信した発報信号を制御部71に送る。
記憶部73は、内部記憶メモリ、メモリカード等の外部記憶媒体、又はそれらの組み合わせである。記憶部73には、第2データベース76が記憶されている。第2データベース76は、感知器回線8の各々と、その感知器回線8に対応する場所を示す情報とを対応づけたテーブルを含む。第2データベース76については、後述する。
更新入力部74は、記憶部73に記憶された第2データベース76を更新するための入力を受け付ける。更新入力部74は、火災受信機7に設けられたハードウェアボタン、キーボード、タッチパネル等の操作入力部であってもよいし、外部機器からの入力を受け付ける通信インタフェースであってもよい。
制御部71は、火災感知器9の発報信号が入力されると、ベル10を動作させて火災の発生を報知する。また、制御部71は、発報信号が入力されると、報知装置、防排煙装置、又は消火設備等を動作させる。また、制御部71は、感知器回線8の状態を示す状態情報を、第2データベース76に含まれる情報である感知器回線8を特定する情報とともに、通信部75を介して外部に送信する。
制御部71は、専用の制御回路、又はメモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)若しくはこれらの組み合わせにより構成される。制御部71がCPUである場合、制御部71が実行する各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。
通信部75は、ゲートウェイ6との間で通信を行う通信回路である。通信部75は、制御部71から出力された状態情報を、ゲートウェイ6に送信する。
[火災情報管理サーバ1の構成]
図3は、実施の形態1に係る火災情報管理サーバ1の構成を説明する図である。火災情報管理サーバ1は、記憶部11と、火災受信機通信部12と、情報抽出部13と、出力情報管理部14と、送信部15とを備える。
記憶部11は、内部記憶メモリ、メモリカード等の外部記憶媒体、又はそれらの組み合わせである。記憶部11には、第1データベース16が記憶されている。第1データベース16は、火災情報管理サーバ1と通信接続された火災受信機7に接続された感知器回線8の各々と、その感知器回線8に対応する場所を示す情報とを対応づけたテーブルを含む。第1データベース16については後述する。
火災受信機通信部12は、ゲートウェイ6との間で通信を行う通信回路である。火災受信機通信部12は、火災受信機7(図1参照)から送信された感知器回線8を特定する情報及びその感知器回線8の状態情報を、ゲートウェイ6を介して受信する。
情報抽出部13は、火災受信機通信部12が受信した感知器回線8を特定する情報をキーとして記憶部11の第1データベース16を検索し、第1データベース16からキーに対応した情報を抽出する。この第1データベース16からの情報抽出については、後述する。
出力情報管理部14は、外部端末5に送信する情報を管理する。外部端末5には、感知器回線8の状態情報と、第1データベース16から抽出された後述する感知器回線8に対応する場所を示す情報とを送信するのが基本動作となるが、例外的に対応する場所を示す情報を送信しない場合もある。その基本動作と例外処理とを行い、外部端末5に送信する情報を決定するのが、出力情報管理部14である。出力情報管理部14は、送信する情報を送信部15に指示する。
送信部15は、出力情報管理部14から指示された情報を、外部端末5に送信する通信回路である。本実施の形態では、送信部15と外部端末5との間に、端末登録サーバ2が介在しており、送信部15は端末登録サーバ2に対して外部端末5への情報送信を指示する。
図4は、実施の形態1に係る端末登録サーバ2の構成を説明する図である。端末登録サーバ2は、記憶部21と、通信部22と、送信先管理部23と、送信部24とを備える。
記憶部21は、内部記憶メモリ、メモリカード等の外部記憶媒体、又はそれらの組み合わせである。記憶部21には、送信先データベース25が記憶されている。
送信先データベース25は、感知器回線8の状態情報の種類と、その送信先とを対応づけて管理するデータベースである。本実施の形態の送信先データベース25は、送信先グループ管理テーブル251と、アドレス管理テーブル252とを備えている。
送信先グループ管理テーブル251は、状態情報の種類と、その送信先となる外部端末5のグループとを対応づけたテーブルである。図4の例では、状態情報ごとに、管理者グループと、一般グループのいずれか1つ以上が対応づけられる。状態情報の種類としては、火災感知器9が発報したことを示す発報情報、感知器回線8又はこれに接続された機器の異常を示す異常情報、感知器回線8又はこれに接続された機器が通常監視状態に復旧したことを示す復旧情報等が挙げられる。さらに、状態情報の種類は、感知器回線8の試験において検出された発報情報(以下、試験発報情報)、試験において検出された異常情報(以下、試験異常情報)、試験において検出された復旧情報(以下、試験復旧情報)を含んでいてもよい。
アドレス管理テーブル252は、送信先グループ管理テーブル251に登録された送信先のグループと、そのグループに所属する外部端末5の通信アドレスとを対応づけたテーブルである。図4の例では、管理者グループには通信アドレスAD1が登録され、一般グループには通信アドレスAD2及びAD3が登録されている。各グループに登録される通信アドレスは、1以上の任意の数である。
本実施の形態では、送信先データベース25において状態情報の送信先をグループ化しているので、状態情報の内容に応じて、特定のグループに所属する外部端末5にのみ情報を送信することができる。例えば、状態情報が、試験発報情報である場合、管理者グループに属する外部端末5にのみその試験発報情報を送信することができる。なお、本実施の形態では、状態情報の送信先をグループ化して管理する例を示したが、グループ化せず、状態情報と、1以上の外部端末5の通信アドレスとを対応づけて送信先データベース25で管理してもよい。
なお、SNS(Social Networking Service)のグループ機能を利用し、そのグループに状態情報を送信するようにしてもよい。SNSの一例としてLINE(登録商標)を利用できる。この場合、予め、一つの管理者用の通信アドレスを含むグループを予め作成しておくとともに、一つの状態情報をその一つの管理者用の通信アドレスに割り当ておく。そして、所定の状態情報が発生したときに、割り当てられた通信アドレスが、所属するグループに状態情報を送信することにより、そのグループに所属する外部端末5に情報を送信することができる。
通信部22は、火災情報管理サーバ1との間で通信を行う通信回路である。通信部22は、火災情報管理サーバ1から送信された状態情報を受信すると、送信先管理部23に受信した情報を渡す。
送信先管理部23は、状態情報の送信先を管理する。具体的には、送信先管理部23は、通信部22から状態情報を取得すると、その状態情報をキーとして、記憶部21の送信先データベース25を検索し、送信先データベース25からキーに対応した送信先の情報を抽出する。
送信部24は、通信部22が受信した状態情報を、送信先管理部23によって指定された外部端末5に送信する通信回路である。
図5は、実施の形態1に係るウェブサーバ3の構成を説明する図である。ウェブサーバ3は、記憶部31と、制御部32と、通信部33とを備える。
記憶部31は、内部記憶メモリ、メモリカード等の外部記憶媒体、又はそれらの組み合わせである。記憶部31には、保守情報34が記憶されている。
保守情報34は、火災受信機7、感知器回線8、火災感知器9、ベル10及び感知器回線8に接続される機器の保守のための情報である。保守情報34は、外部端末5からの要求に応じて、外部端末5に提供される。保守情報34は、各機器の操作マニュアル、修理マニュアル、トラブルシューティングマニュアルを含んでいてもよい。また、保守情報34は、各機器に異常が生じた場合に調査及び修理を担当する担当者の連絡先を含んでいてもよい。また、保守情報34は、各機器またはその部品の発注先に関する情報を含んでいてもよい。保守情報34は、ウェブ画面、テキスト、又は文書ファイルとして提供されてもよい。
制御部32は、外部端末5からの要求に応じて、記憶部31に記憶された保守情報34を外部端末5に提供する。制御部32は、専用の制御回路、又はメモリに格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)若しくはこれらの組み合わせにより構成される。制御部71がCPUである場合、制御部71が実行する各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。
通信部33は、外部端末5との間で情報を送受信する通信回路である。通信部33は、外部端末5からの保守情報34を要求する信号を受信するとともに、制御部32から渡された保守情報34を外部端末5に送信する。
次に、火災情報管理サーバ1及び火災受信機7に登録されるデータを説明する。図6は、実施の形態1に係る第1データベース16及び第2データベース76を説明する図である。第1データベース16及び第2データベース76は、ともに、火災受信機7に接続された感知器回線8と、その感知器回線8に対応する場所を示す情報とを対応づけて管理するものである。感知器回線8に対応する場所とは、例えば、感知器回線8が敷設された建物の名称又は建物のフロア等を示す情報である。第1データベース16は、火災情報管理サーバ1に記憶されて管理され、第2データベース76は火災受信機7に記憶されて管理される、という点で異なる。
第1データベース16は、第1テーブル161と、火災受信機識別情報162と、第1バージョン情報163とを有する。第1テーブル161は、感知器回線8を特定する情報と、感知器回線8に対応する場所とを特定する情報とを対応づけたテーブルである。図6の例では、感知器回線8を特定する情報として、回線番号001、002、003、004、005が例示されている。また、図6の例では、感知器回線8に対応する場所を特定する情報として、地下2階、地下1階、1階東、のような階情報と方角とを組み合わせたものが例示されている。感知器回線8に対応する場所に関する情報は、感知器回線8がどこに敷設されているのかを階数等で分かりやすく表現した情報である。なお、感知器回線8に対応する場所のことを、これ以降の説明において、感知器回線8の敷設場所、と称する場合がある。
火災受信機識別情報162は、火災受信機7を特定する情報である。1台の火災情報管理サーバ1に対し、複数台の火災受信機7が通信接続される場合には、火災受信機7のそれぞれに対して第1テーブル161が作成され、その第1テーブル161を識別するために、火災受信機識別情報162が使用される。
第1バージョン情報163は、第1テーブル161のバージョンを示す情報である。第1テーブル161は、メンテナンス端末4によって更新されうる。第1テーブル161が更新されると、第1バージョン情報163のバージョンも更新される。
第2データベース76は、第2テーブル761と、火災受信機識別情報762と、第2バージョン情報763とを有する。第2テーブル761は、感知器回線8を特定する情報と、感知器回線8に対応する場所とを特定する情報とを対応づけたテーブルであり、第1テーブル161と同じ構成である。
火災受信機識別情報762は、火災受信機7を特定する情報である。第2データベース76は、火災受信機7に保持されるものであり、火災受信機識別情報762には保持者である火災受信機7を特定する情報が登録される。
第2バージョン情報763は、第2テーブル761のバージョンを示す情報である。第2テーブル761は、更新入力部74によって更新されうる。第2テーブル761が更新されると、第2バージョン情報763のバージョンも更新される。
[端末登録サーバ2への外部端末5の登録]
火災情報管理システム100は、火災受信機7が監視する感知器回線8の状態情報を、火災情報管理サーバ1から外部端末5に提供するものであるが、状態情報の提供に係る処理の説明に先立ち、外部端末5の登録処理について説明する。
図7は、実施の形態1に係る端末登録サーバ2への外部端末5の登録処理の流れを説明する図である。図7を参照して、外部端末5を、火災情報管理サーバ1からの状態情報の送信先として、端末登録サーバ2へ登録する処理を説明する。
(S101)
外部端末5は、登録要求を端末登録サーバ2に送信する。
(S102)
端末登録サーバ2は、登録要求を受けると、登録画面を外部端末5に送信する。登録画面は、外部端末5を登録するための情報の入力を受け付けるウェブ画面である。登録画面の送信に代えて、登録に必要な情報の入力を求めるテキストメッセージを送ってもよい。
(S103)
外部端末5は、登録画面を受信すると、登録画面に登録情報を入力する。登録情報としては、外部端末5の通信アドレスと外部端末5の所属するグループ(図4参照)とを、含む。また、登録情報として、情報を取得したい火災受信機7を特定する情報等を含んでもよい。外部端末5から登録画面への登録情報の入力は、ユーザの操作の入力操作によって行われてもよいし、登録画面に組み込まれたプログラムによって自動的に外部端末5から情報が取得されてもよい。登録画面に入力された登録情報は、端末登録サーバ2に送信される。
(S104)
端末登録サーバ2は、登録情報を受信すると、受信した情報を送信先データベース25(図4参照)に登録し、送信先データベース25を更新する。
(S105)
端末登録サーバ2は、登録が終了したことを、外部端末5に通知する。
[状態情報の送信処理]
図8は、実施の形態1に係る状態情報の送信処理の流れを説明する図である。図8は、火災受信機7が感知器回線8における状態の変化を検出したことをトリガーとした、火災受信機7、ゲートウェイ6、火災情報管理サーバ1、端末登録サーバ2及び外部端末5の典型的な動作を示している。
(S201)
火災受信機7は、感知器回線8を監視しており、感知器回線8における状態の変化を検出する。状態の変化とは、通常監視状態における火災感知器9の発報、機器の異常、若しくは発報又は異常からの復旧等を含む。
(S202)
火災受信機7は、検出した状態変化に対応した状態情報と、その状態変化が検出された感知器回線8を特定する情報と、自機に記憶された第2データベース76の第2バージョン情報763とを、ゲートウェイ6に送信する。
(S203)
ゲートウェイ6は、受信した状態情報、感知器回線8を特定する情報及び第2バージョン情報763をプロトコル変換して、火災情報管理サーバ1に送信する。
(S204)
火災情報管理サーバ1は、状態情報、感知器回線8を特定する情報及び第2バージョン情報763を取得すると、第1テーブル161を参照する。
(S205)
火災情報管理サーバ1は、取得した第2バージョン情報763と、第1データベース16の第1バージョン情報163とを比較する。第1バージョン情報163と第2バージョン情報763とが一致している場合、ステップS206に進み、一致していない場合、ステップS207に進む。
(S206)
火災情報管理サーバ1は、感知器回線8を特定する情報をキーとして第1テーブル161を検索し、第1テーブル161から、当該感知器回線8に対応する場所を示す情報を抽出する。
(S207)
火災情報管理サーバ1は、外部端末5に送信するためのデータを作成する。ステップS205で第1バージョン情報163と第2バージョン情報763とが不一致だった場合には、受信した状態情報及び感知器回線8を特定する情報を、送信データとする。さらに、第1バージョン情報163と第2バージョン情報763とが不一致だったことをユーザに知らせるメッセージを、送信データに含めてもよい。ステップS205で第1バージョン情報163と第2バージョン情報763とが一致した場合には、受信した状態情報及びステップS206で抽出した感知器回線8に対応する場所を示す情報を、送信データとする。
(S208)
火災情報管理サーバ1は、ステップS207で作成したデータを端末登録サーバ2に送信する。
(S209)
端末登録サーバ2は、火災情報管理サーバ1から状態情報を含む情報を取得すると、取得した情報の送信先を送信先データベース25から抽出する。具体的には、取得した状態情報をキーとして送信先データベース25の送信先グループ管理テーブル251を検索して、対応する送信先グループを特定し、特定したグループをキーにアドレス管理テーブル252を参照して送信先の通信アドレスを抽出する。
(S210)
端末登録サーバ2は、ステップS209で抽出された通信アドレス宛に、状態情報を含む情報を送信する。
(S211)
外部端末5は、端末登録サーバ2から送信された状態情報及び、状態情報に対応した感知器回線8の敷設場所を示す情報又は感知器回線8を特定する情報を取得する。状態情報と、その感知器回線8の敷設場所を示す情報とを一緒に受信できるので、外部端末5を使用するユーザは、受信した状態情報がどの場所のものであるかを確認できる。したがって、ユーザは、取得した状態情報に応じて、必要な対応を取りやすい。
以上のように本実施の形態の火災情報管理サーバ1は、複数の感知器回線8の各々と感知器回線8に対応する場所を示す情報とを対応づけた第1テーブル161を記憶する第1データベース16を有する。また火災情報管理サーバ1は、火災受信機7から送信された、感知器回線8を特定する情報及び状態情報を取得すると、当該感知器回線8を特定する情報に対応づけられた感知器回線8に対応する場所を示す情報を第1テーブル161から抽出する情報抽出部13を有する。また火災情報管理サーバ1は、情報抽出部13により抽出された感知器回線8に対応する場所を示す情報と、火災受信機7から送信された状態情報とを、予め登録された外部端末5に送信する送信部15と、を備えた。このため、火災情報管理サーバ1は、火災受信機7及び感知器回線8に対応する場所から離れた場所にある外部端末5に、火災受信機7が検出した感知器回線8の状態の変化を通知することができる。したがって、外部端末5は、例えば火災受信機7及び感知器回線8の遠隔地にあっても、火災又は異常等の状態の変化をタイムリーに取得することができる。本実施の形態で示したように、感知器回線8に接続された複数の火災感知器9から電圧変化という共通信号としての火災発報情報を取得するP型の火災受信機7は、感知器回線8の単位で火災の検出を行う。しかし、感知器回線8の回線番号の情報は、火災受信機7が設置された建物の外にいる外部端末5を使用するユーザには、必ずしも分かりやすい情報ではない。本実施の形態によれば、P型の火災受信機7の火災報知設備の情報を、遠隔地の外部端末5のユーザにより分かりやすく伝えることができる。
また、本実施の形態では、第1データベース16には、第1テーブル161のバージョンを示す第1バージョン情報163が記憶されている。そして、火災受信機7から送信された、第2テーブル761のバージョンを示す第2バージョン情報763と、第1バージョン情報163とが一致しない場合には、感知器回線8を特定する情報とその状態情報とを、予め登録された外部端末5に送信する。すなわち、第1バージョン情報163と第2バージョン情報763とが一致しない場合には、火災受信機7から受信した状態情報及びその感知器回線8を特定する情報を外部端末5に送信し、感知器回線8に対応する場所を示す情報は送信しない。このような構成を採用しているのは、次の理由による。第1バージョン情報163と第2バージョン情報763とが異なっている場合、第1テーブル161の内容と第2テーブル761の内容とが、不一致の可能性がある。つまり、一つの感知器回線8について、火災受信機7と火災情報管理サーバ1とで異なる敷設場所が登録されている可能性がある。このため、第1バージョン情報163と第2バージョン情報763とが異なっている場合には、第1テーブル161に登録された敷設場所を示す情報を外部端末5に送らないことで、誤った敷設場所に関する情報をユーザに伝えるのを防いでいる。火災に関わる情報は特に正確性が求められ、例えば誤った敷設場所に関する情報がユーザに伝わると大きな混乱に繋がりうる。しかし、本実施の形態によれば、そのような不具合を回避できる。
また、本実施の形態では、火災情報管理サーバ1からの送信先は、予め登録された外部端末5のうち、状態情報の内容に応じて選択された外部端末5である。具体的には、端末登録サーバ2にて管理される送信先データベース25において、状態情報の内容に応じて送信先の外部端末5を特定するようにした。このため、情報を取得する外部端末5のユーザは、必要な情報のみを取得できる。例えば、火災感知器9が発報したことを示す発報情報及びその復旧情報は、一般ユーザが使用する外部端末5すべてに送信する一方で、異常情報については管理者が使用する外部端末5にのみ送信できる。また、試験発報情報、試験異常情報及び試験復旧情報については、建物の試験管理者のみが把握できればよいので、試験管理者が使用する外部端末5にのみ送信することもできる。このように、状態情報の内容に応じて選択された外部端末5にのみ状態情報を送ることで、外部端末5を使用するユーザに過不足なく情報を伝えることができる。
なお、本実施の形態では、送信部15は、端末登録サーバ2を介して外部端末5に情報を送信している。すなわち、送信先である外部端末5を管理する機能を端末登録サーバ2にて実現し、送信する情報の管理を火災情報管理サーバ1にて実現している。しかし、端末登録サーバ2の機能を、火災情報管理サーバ1にて実現してもよい。
実施の形態2.
本実施の形態では、外部端末5への保守情報34の提供処理として、実施の形態1と異なる態様を説明する。本実施の形態は、実施の形態1で説明した火災情報管理システム100が適用されうる。
[保守情報34の送信処理]
図9は、実施の形態2に係る保守情報34の送信処理の流れを説明する図である。
(S301)
火災情報管理サーバ1は、ウェブサーバ3の保守情報34へのアクセス先として、保守情報34のアドレスを送信する。実施の形態1と同様に、火災情報管理サーバ1から端末登録サーバ2を介して外部端末5に情報が送信されてもよいし、火災情報管理サーバ1から外部端末5に直接的に情報が送信されてもよい。
ステップS301の処理は、図8のステップS208において行われてもよい。この場合、火災情報管理サーバ1は、送信する状態情報の内容に応じた保守情報34のアクセス先を、送信する。例えば、状態情報が発報情報である場合、保守情報34は、火災検出時の運用マニュアルとされる。また、状態情報が異常情報である場合、保守情報34は、異常解消のためのトラブルシューティングマニュアルとされる。
(S302)
外部端末5は、取得したアクセス先に対して、保守情報の取得要求を送信する。
(S303)
ウェブサーバ3は、外部端末5からの要求に応じて、保守情報34を送信する。ここで、保守情報34を送信する前に、外部端末5が予め登録された端末であるか否か認証してもよい。
(S304)
外部端末5は、ウェブサーバ3から送信された保守情報34を取得する。
本実施の形態によれば、火災情報管理サーバ1から外部端末5に送信される状態情報の内容に応じた保守情報34が、外部端末5に送信される。このため、外部端末5を使用するユーザは、火災受信機7又は感知器回線8の状態変化に対応した作業が必要な場合でも、保守情報34を用いて迅速に作業することができる。
なお、実施の形態1及び実施の形態2では、火災情報管理サーバ1とは別に、保守情報34を提供するウェブサーバ3を設ける例を示した。しかし、火災情報管理サーバ1が保守情報34を保持し、外部端末5からの要求に応じて火災情報管理サーバ1が保守情報34を外部端末5に提供してもよい。すなわち、火災情報管理サーバ1が、ウェブサーバ3の機能を備えていてもよい。
実施の形態3.
実施の形態1では、火災情報管理サーバ1の第1データベース16が、メンテナンス端末4からによって更新されることを説明した。本実施の形態では、第1データベース16の他の更新処理として、火災受信機7からの入力により第1データベース16を更新する例を説明する。本実施の形態では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、本実施の形態は、実施の形態1又は実施の形態2と組み合わせられる。
図10は、実施の形態3に係る火災受信機7及び感知器回線8の構成を説明する図である。本実施の形態の火災受信機7は、更新指示入力部77を備える点で、実施の形態1の火災受信機7と異なる。更新指示入力部77は、火災受信機7に記憶された第2データベース76で、火災情報管理サーバ1の第1データベース16を上書きするための指示入力を受け付ける。更新指示入力部77は、火災受信機7に設けられたハードウェアボタン、キーボード、タッチパネル等の操作入力部であってもよいし、外部機器からの入力を受け付ける通信インタフェースであってもよい。
火災受信機7の第2データベース76は、更新入力部74からの入力により、最新状態に保たれているとする。この状態で、更新指示入力部77への指示入力がなされると、制御部71は、通信部75を介して第2データベース76の第2テーブル761及び第2バージョン情報763(図6参照)を、送信する。通信部75から送信された情報は、ゲートウェイ6を介して火災情報管理サーバ1に取得される。火災情報管理サーバ1は、取得した第2テーブル761及び第2バージョン情報763を用いて、第1データベース16の第1テーブル161及び第1バージョン情報163を上書きする。このようにすることで、火災情報管理サーバ1の第1テーブル161及び第1バージョン情報163と、火災受信機7の第2テーブル761及び第2バージョン情報763とが、同一のものとなる。
以上のように本実施の形態では、火災受信機7に対して第1テーブル161及び第1バージョン情報163を上書きするための指示入力があった場合に、第2テーブル761及び第2バージョン情報763を火災情報管理サーバ1に送信する。単に、更新入力部74によって第1データベース16が更新されたのみでは、第2テーブル761及び第2バージョン情報763を火災情報管理サーバ1に送信しない。すなわち、明示の指示入力があった場合にのみ、第2テーブル761及び第2バージョン情報763で、第1テーブル161及び第1バージョン情報163を更新するのである。このようにすることで、第1テーブル161及び第1バージョン情報163を更新するタイミングを、ユーザが決定することができる。感知器回線8の数によっては、第2テーブル761のデータ量は大きくなって火災情報管理サーバ1への送信に数分以上の時間を要しうるが、送信タイミングをユーザが決められるので、状態情報の送信等の他の処理に影響ないタイミングで、第2テーブル761の送信処理を行える。
[実施の形態3の変形例]
火災受信機7に、更新指示入力部77に代えてあるいはこれに加えて、第1テーブル161の自動更新を許可する設定部が設けられていてもよい。自動更新を許可する設定がなされている場合、火災受信機7は、予め定められたタイミングで、第2テーブル761及び第2バージョン情報763を、火災情報管理サーバ1に送信する。そして、火災情報管理サーバ1は、受信した第2テーブル761及び第2バージョン情報763で、第1テーブル161及び第1バージョン情報163を更新する。このようにしても、火災受信機7と火災情報管理サーバ1とが保持する情報を同期させることができる。
実施の形態4.
本実施の形態では、火災受信機7の動作モードによって、火災受信機7が状態情報を送信するか否かが決定される例を説明する。本実施の形態は、実施の形態1~3のいずれか一以上と組み合わされうる。
本実施の形態の火災受信機7は、監視モードと試験モードのいずれかで動作する。監視モードは、いわゆる通常監視状態であり、感知器回線8の状態を監視して、火災感知器9による火災検出の有無を検出するモードである。試験モードは、感知器回線8及びこれに接続された火災感知器9を含む機器を試験するためのモードであり、試験的に感知器回線8の状態を変化させて、火災受信機7及び感知器回線8に接続された機器が正常に動作するか試験するモードである。監視モードと試験モードの切り替えは、火災受信機7に設けられた図示しない操作入力部への入力に基づいて行われてもよいし、通信インタフェースを介した入力に基づいて行われてもよい。
制御部71は、監視モードが設定されると、実施の形態1~3で説明したように、状態情報を外部端末5に送信する。他方、試験モードが設定されているときには、感知器回線8の状態に変化があった場合でも、状態情報及び感知器回線8を特定する情報を外部端末5に送信しない。すなわち、火災受信機7は、試験発報情報、試験異常情報、及び試験復旧情報を、外部端末5に送信しない。
本実施の形態によれば、火災受信機7は、試験モードを実行しているときには、状態情報及びこれに対応した感知器回線8を特定する情報を、外部端末5に送信しない。このため、外部端末5を使用するユーザが取得する情報を減らすことができる。試験モードにおける状態情報は、遠隔地にある外部端末5のユーザに不要な場合もあるので、本実施の形態によれば外部端末5のユーザの利便性を向上させることができる。
変形例1.
以下、実施の形態1~3の変形例1を説明する。
[第1テーブル161及び第2テーブル761の変形例]
なお、第1テーブル161及び第2テーブル761には、火災感知器9のアドレスと、その火災感知器9に対応する場所とが対応づけられていてもよい。火災感知器9に対応する場所とは、火災感知器9が敷設された建物又はフロア等の場所である。そして、火災受信機7は、火災感知器9からの発報があった場合及び火災感知器9に異常が検出された場合に、状態情報とともに火災感知器9を特定する情報を、火災情報管理サーバ1に送信する。火災情報管理サーバ1は、火災感知器9に対応する場所を示す情報と状態情報とを、外部端末5に送信する。このようにすることで、発報又は異常等の状態変化が生じた場所についてより詳細な情報を、外部端末5に提供することができる。また、第1テーブル161及び第2テーブル761には、感知器回線8を特定する情報と、火災感知器9のアドレスと、火災感知器9に対応する場所を示す情報とが対応づけられていてもよい。
変形例2.
以下、実施の形態1~3の変形例2を説明する。
[送信先データベース25の変形例]
なお、送信先データベース25の送信先グループ管理テーブル251には、状態情報に感知器回線8の情報を加えるとともに、状態情報の送信先をグループ化してもよい。そして、端末登録サーバ2は、状態情報と感知器回線8を特定する情報をキーとして送信先グループ管理テーブル251を検索して、対応する送信先グループを特定する。このようにすることで、同一の建物を例えばフロア別等に複数に分割して、情報を送信する外部端末5を指定することができる。
1 火災情報管理サーバ、2 端末登録サーバ、3 ウェブサーバ、4 メンテナンス端末、5 外部端末、6 ゲートウェイ、7 火災受信機、8 感知器回線、9 火災感知器、10 ベル、11 記憶部、12 火災受信機通信部、13 情報抽出部、14 出力情報管理部、15 送信部、16 第1データベース、21 記憶部、22 通信部、23 送信先管理部、24 送信部、25 送信先データベース、31 記憶部、32 制御部、33 通信部、34 保守情報、71 制御部、72 伝送回路、73 記憶部、74 更新入力部、75 通信部、76 第2データベース、77 更新指示入力部、100 火災情報管理システム、161 第1テーブル、162 火災受信機識別情報、163 第1バージョン情報、200 ネットワーク、251 送信先グループ管理テーブル、252 アドレス管理テーブル、761 第2テーブル、762 火災受信機識別情報、763 第2バージョン情報。

Claims (9)

  1. 火災感知器が接続された複数の感知器回線の状態を検出する火災受信機と通信接続された火災情報管理サーバであって、
    前記複数の感知器回線の各々と前記感知器回線に対応する場所を示す情報とを対応づけた第1テーブルを記憶する第1データベースと、
    前記火災受信機から送信された、前記感知器回線を特定する情報及び前記感知器回線の状態情報を取得すると、当該感知器回線を特定する情報に対応づけられた前記感知器回線に対応する場所を示す情報を前記第1テーブルから抽出する情報抽出部と、
    前記情報抽出部により抽出された前記対応する場所を示す情報と、前記火災受信機から送信された前記状態情報とを、予め登録された外部端末に送信する送信部と、を備えた
    火災情報管理サーバ。
  2. 前記第1データベースには、前記第1テーブルのバージョンを示す第1バージョン情報が記憶されており、
    前記火災受信機から送信された、前記火災受信機が保持する前記複数の感知器回線の各々と前記感知器回線に対応する場所を示す情報とを対応づけた第2テーブルのバージョンを示す第2バージョン情報を受信すると、
    前記送信部は、前記第1バージョン情報と、第2バージョン情報とが一致しない場合には、前記感知器回線を特定する情報と、前記火災受信機から送信された前記状態情報とを、予め登録された外部端末に送信する
    請求項1記載の火災情報管理サーバ。
  3. 前記送信部の送信先は、前記予め登録された外部端末のうち、前記状態情報の内容に応じて選択された外部端末である
    請求項1又は請求項2に記載の火災情報管理サーバ。
  4. 前記火災感知器及び前記火災受信機のいずれか又は両方の保守情報を記憶する記憶部を備え、
    前記送信部は、前記状態情報の内容に応じた前記保守情報を前記予め登録された外部端末に送信する
    請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の火災情報管理サーバ。
  5. 火災感知器が接続された複数の感知器回線の状態を検出する火災受信機と、
    前記複数の感知器回線の各々と前記感知器回線に対応する場所を示す情報とを対応づけた第1テーブルを記憶する第1データベースと、
    前記火災受信機から送信された、前記感知器回線を特定する情報及び前記感知器回線の状態情報を受信すると、前記第1テーブルから当該感知器回線を特定する情報に対応づけられた前記感知器回線に対応する場所を示す情報を抽出する情報抽出部と、
    前記情報抽出部により抽出された前記感知器回線に対応する場所を示す情報と、前記火災受信機から送信された前記状態情報とを、予め登録された外部端末に送信する送信部と、を備えた
    火災情報管理システム。
  6. 前記第1データベースには、前記第1テーブルのバージョンを示す第1バージョン情報が記憶されており、
    前記火災受信機は、
    前記複数の感知器回線の各々と前記感知器回線に対応する場所を示す情報とを対応づけた第2テーブルと、前記第2テーブルのバージョン示す第2バージョン情報とを記憶する第2データベースを保持し、
    前記感知器回線を特定する情報及び前記状態情報とともに、前記第2バージョン情報を送信し、
    前記送信部は、前記第1バージョン情報と、前記第2バージョン情報とが一致しない場合には、前記火災受信機から送信された前記感知器回線を特定する情報と前記状態情報とを、予め登録された外部端末に送信する
    請求項5記載の火災情報管理システム。
  7. 前記火災受信機は、
    前記第2テーブルを更新するための入力を受け付ける更新入力部と、
    更新された前記第2テーブル及びその前記第2バージョン情報で前記第1テーブル及び前記第1バージョン情報を上書きするための指示入力を受け付ける更新指示入力部と、を備え、
    前記更新入力部に前記第2テーブルを更新するための入力がなされ、前記更新指示入力部に前記指示入力がなされた後に、前記第2テーブル及び前記第2バージョン情報を送信し、
    前記火災受信機から送信された前記第2テーブル及び前記第2バージョン情報で、前記第1テーブル及び前記第1バージョン情報が更新される
    請求項6記載の火災情報管理システム。
  8. 前記火災受信機は、
    前記感知器回線の状態を検出することで火災の有無を監視する監視モードと、前記感知器回線の状態を試験的に変化させて前記感知器回線の試験を行う試験モードと、を実行し、
    前記試験モードを実行しているときには、前記感知器回線を特定する情報及び前記状態情報を送信しない
    請求項5~請求項7のいずれか一項に記載の火災情報管理システム。
  9. 前記火災感知器及び前記火災受信機のいずれか又は両方の保守情報を記憶するウェブサーバを備え、
    前記ウェブサーバは、前記送信部又は外部端末からの要求に応じて、前記保守情報を前記外部端末に送信する
    請求項5~請求項8のいずれか一項に記載の火災情報管理システム。
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