JP2005346741A - ディスク記憶装置及び同装置に適用される緊急ヘッド退避制御回路 - Google Patents

ディスク記憶装置及び同装置に適用される緊急ヘッド退避制御回路 Download PDF

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Abstract

【課題】ディスク記憶装置を搭載した電子機器の落下時に、当該ヘッドを退避箇所に素早く退避させることができるようにする。
【解決手段】電源遮断検出信号102及び落下検出信号22はオアゲート164によりオアされる。リセット回路165はオアゲート164の出力信号に基づき、電源遮断検出信号102及び落下検出信号22の少なくとも一方がアサートされた場合、リセット信号101をアサートする。緊急アンロード回路162は、リセット信号101がアサートされると動作可能状態となり、コンデンサC(補助電源)を用いて、ヘッド12をランプ17に緊急退避させるための電流をVCM15に供給する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ヘッドによりディスクからのデータの読み出しと当該ディスクへのデータ書き込みとが行われるディスク記憶装置に係り、特に当該ディスク記憶装置を搭載した電子機器の落下時に当該ヘッドを所定の退避箇所に退避させるのに好適なディスク記憶装置及び緊急ヘッド退避制御回路に関する。
磁気ディスク装置は、ヘッドによりデータの読み出し/書き込みが行われるディスク記憶装置の代表としてよく知られている。最近、磁気ディスク装置(以下、HDDと称する)は小型化してきている。例えば、ノート型のパーソナルコンピュータ(ポータブルコンピュータ)の記憶装置として用いられるHDDは、2.5インチ型HDDが主流となっている。また、1.8インチ型HDD、1インチ型HDD、更には0.85インチ型HDDも出現している。このようなHDDの小型化に伴い、HDDを搭載した種々の携帯型の電子機器(ホスト)が出現している。この種の電子機器の出現に伴い、ユーザが当該電子機器を誤って落下させる虞も増大している。もし、電子機器の使用中に、ユーザが当該電子機器を落下させた場合、当該電子機器に搭載されたHDDでは次のような問題が発生する可能性が高い。即ち、ヘッドがディスクに衝突して、当該ヘッドまたはディスクの損傷を招くという問題である。
そこで、HDDを搭載した電子機器、例えばポータブルコンピュータの落下時に、専用プロセッサまたは中央演算処理装置が所定の処理ルーチンを実行することによって、当該HDD内のヘッドを停留(退避)させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、ヘッドまたはディスクの損傷は、HDDを搭載した電子機器の落下時以外にも発生する可能性がある。例えば、HDDの動作中に当該HDD(電子機器)の電源(装置電源)が遮断した場合にも、ヘッドまたはディスクの損傷を招く可能性がある。そこで、装置電源により電荷が蓄積されるコンデンサを、電源遮断時にヘッドを所定の退避箇所に素早く退避させるための電源として用いる技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第2536985号公報(段落0015) 特開2000−21073号公報(段落0029,0030、段落0081乃至0088、図6)
上記したように最近は、HDD(ディスク記憶装置)を搭載した電子機器の落下時に、専用プロセッサまたは中央演算処理装置が所定の処理ルーチン(プログラム)を実行して当該HDD内のヘッドを退避させる技術が提案されている。この従来の技術によれば、ヘッドがディスクに衝突して、当該ヘッドまたはディスクの損傷を招くのを防止することが可能となる。
しかし、電子機器の落下によるヘッドまたはディスクの損傷を防止可能とするためには、当該電子機器の落下に要する時間より短い時間内に、所定のプログラムを実行してヘッドを退避させる必要がある。ところが、HDDを搭載した全ての電子機器がプログラムを高速に実行できるとは限らない。
本発明は上記事情を考慮してなされたものでその目的は、ヘッドによりディスクからのデータの読み出しと当該ディスクへのデータ書き込みとが行われるディスク記憶装置を搭載した電子機器の落下時に、当該ヘッドを所定の退避箇所に素早く退避させることができる、ディスク記憶装置及び同装置に適用される緊急ヘッド退避制御回路を提供することにある。
本発明の1つの観点によれば、ディスクからのデータの読み出しと当該ディスクへのデータ書き込みとに用いられるヘッドと、上記ヘッドを上記ディスクの半径方向に移動可能に支持するアクチュエータと、このアクチュエータの駆動源として用いられるボイスコイルモータを駆動するボイスコイルモータドライバと、上記ヘッドが退避されるヘッド退避箇所とを備えたディスク記憶装置が提供される。このディスク記憶装置は、当該ディスク記憶装置の電源の遮断が検出されたことを表す電源遮断検出信号及び当該ディスク記憶装置の落下が検出されたことを表す落下検出信号の少なくとも一方がアサートされた場合に、上記ボイスコイルモータドライバを含む上記ディスク記憶装置内の予め定められた要素をリセットするのに用いられるリセット信号をアサートするリセット回路と、補助電源と、上記リセット信号がアサートされることにより動作可能状態となり、上記補助電源を用いて、上記ヘッドを上記退避箇所に緊急退避させるための電流を上記ボイスコイルモータに供給する緊急アンロード回路とを備える。
このような構成のディスク記憶装置においては、ディスク記憶装置の電源が遮断された場合と、ディスク記憶装置が落下した場合のいずれの場合にも、リセット回路によってリセット信号がアサートされて、緊急アンロード回路が動作可能状態に設定される。これにより、ディスク記憶装置の電源が遮断された場合と、ディスク記憶装置が落下した場合のいずれの場合にも、緊急アンロード回路が補助電源を用いて動作して、当該緊急アンロード回路からボイスコイルモータに素早く電流が供給されて、ヘッドを退避箇所に緊急退避させることができる。
ここで、上記構成のディスク記憶装置に、緊急アンロード指示信号をアサートする緊急アンロード指示回路を追加しても良い。この場合、電源遮断検出信号がアサートされた場合だけ、リセット回路によりリセット信号がアサートされる構成とする。また、緊急アンロード回路が、リセット信号及び緊急アンロード指示信号の少なくとも一方がアサートされることにより動作可能状態となり、リセット信号がアサートされている場合は補助電源を用い、リセット信号がネゲートされている場合はディスク記憶装置の電源を用いて、ヘッドを退避箇所に緊急退避させるための電流をボイスコイルモータに供給する構成とする。
このような構成においては、ディスク記憶装置が落下した場合には、緊急アンロード回路をディスク記憶装置の電源により動作させることができ、しかもディスク記憶装置内の予め定められた要素をリセットさせずに済む。
また、上記緊急アンロード回路を、リセット信号がアサートされた場合だけ動作可能状態となって補助電源を用いて動作する第1の緊急アンロード回路として用い、その代わりに、緊急アンロード指示信号がアサートされることにより動作可能状態となって、ディスク記憶装置の電源を用いて、ヘッドを退避箇所に緊急退避させるための電流をボイスコイルモータに供給する第2の緊急アンロード回路を追加しても良い。
このような構成においては、ディスク記憶装置が落下した場合には、ディスク記憶装置の電源により動作する第2の緊急アンロード回路によりボイスコイルモータに電流を供給できる。しかも、この第2の緊急アンロード回路は、ディスク記憶装置の電源の遮断時には用いられないため、当該ディスク記憶装置の電源を用いて一定電流をボイスコイルモータに供給できる。
上記したディスク記憶装置に係る発明は、リセット回路と緊急アンロード回路とを備えた緊急ヘッド退避制御回路、或いはリセット回路と緊急アンロード指示回路と緊急アンロード回路とを備えた緊急ヘッド退避制御回路、或いはリセット回路と緊急アンロード指示回路と第1及び第2の緊急アンロード回路とを備えた緊急ヘッド退避制御回路としても成立する。
本発明によれば、ディスク記憶装置(ディスク記憶装置を搭載した電子機器)の落下時に、ボイスコイルモータドライバとは別に設けられた、ヘッドを緊急退避させるための専用の回路(緊急アンロード回路)により、ボイスコイルモータに電流が供給されるため、ヘッドを迅速に退避箇所に退避させることができる。
以下、本発明の一実施形態につき図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置(以下、HDDと称する)10の構成を示すブロック図である。図1において、HDD10は、ホスト20とホストインタフェース30により接続されている。ホストインタフェース30は電源ライン31を含む。HDD10を動作させるための電源電圧Vccは、この電源ライン31を介してホスト20から供給される。ホスト20は、HDD10を当該ホスト20の記憶装置として利用する、ポータブルコンピュータ、携帯端末などの携帯型の電子機器である。ホスト20は、当該ホスト20の落下を図示せぬ加速度センサ(無重力センサ)を用いて検出する落下検出器21を備えている。落下検出器21は、加速度センサの加速度検出結果をもとに、ホスト20の落下を示す落下検出信号22をアサートする。この落下検出信号22はHDD10に出力される。本実施形態において、HDD10は、ホスト20の筐体(図示せず)内に収容されて用いられる。したがって、ホスト20の落下検出はHDD10の落下検出と等価である。
HDD10は、記録媒体としてのディスク11を備えている。このディスク11は上側と下側の2つのディスク面を有している。ディスク11の例えば上側のディスク面は、データが磁気記録される記録面をなしている。このディスク11の記録面に対応して、ヘッド(磁気ヘッド)12が配置されている。ヘッド12は、ディスク11からのデータ読み出し及びディスク11へのデータ書き込みに用いられる。なお、図1では、作図の都合上、ヘッド12が1つであるHDD10の例が示されている。しかし、一般には、ディスク11の2つのディスク面が共に記録面をなしており、各々のディスク面に対応してヘッドが配置される。また図1の構成では、単一枚のディスク11を備えたHDD10を想定している。しかし、ディスク11が複数枚積層配置されたHDDであっても構わない。
ディスク11はスピンドルモータ(以下、SPMと称する)13により高速に回転させられる。ヘッド12は、アクチュエータ14の先端に取り付けられている。アクチュエータ14は、当該アクチュエータ14の駆動源となるボイスコイルモータ(以下、VCMと称する)15を有している。アクチュエータ14は、このVCM15により駆動されて、ヘッド12をディスク11の半径方向に移動する。これにより、ヘッド12は、目標トラック上に位置付けられる。SPM13及びVCM15は、モータドライバIC16からそれぞれ供給される駆動電流により駆動される。モータドライバIC16の詳細については後述する。
ディスク11の記録面から外れた位置、例えばディスク11の外周に近接する位置には、ランプ17が配置されている。ランプ17は、HDD10が非動作状態にある期間、ヘッド12を退避させておくための退避箇所を提供する。なお、非動作状態とは、HDD10が動作を完全に停止している状態の他、特定のパワーセーブモードの状態も含むものとする。
ヘッド12は図示せぬヘッドアンプ回路(ヘッドIC)を介してリード/ライトIC(リード/ライトチャネル)18と接続されている。リード/ライトIC18は、リード信号に対するA/D(アナログ/デジタル)変換処理、ライトデータの符号化処理及びリードデータの復号化処理等の各種の信号処理を実行する信号処理デバイスである。リード/ライトIC18は、リセット信号101が入力されるリセット端子RSTを有する。リード/ライトIC18はコントロールユニット19と接続されている。
コントロールユニット19は、ディスク制御プログラムを実行することによりHDD10内の各部を制御する。コントロールユニット19は、ホスト20からホストインタフェース30を介してコマンドが転送された場合、当該コマンドを受信して、当該コマンドをディスク制御プログラムに従って実行する。コントロールユニット19は、リード/ライトIC18を介してディスク11との間のデータ転送を制御すると共に、ホスト20との間のデータ転送を制御する。コントロールユニット19は、ディスク11から読み出された、ホスト20に転送すべきデータと、ホスト20から転送された、ディスク11に書き込むべきデータとを保持するためのバッファメモリ190を有する。コントロールユニット19はまた、リセット信号101が入力されるリセット端子RSTを有する。
モータドライバIC16は、VCMドライバ161と、緊急アンロード回路162と、電源遮断検出器163と、オアゲート164と、リセット回路165と、インバータ166とを有する。なお、図1中のモータドライバIC16には、SPM13を駆動するSPMドライバが省略されている。
VCMドライバ161は、コントロールユニット19によって指定された量の駆動電流(VCM電流)をVCM15に対して供給する。VCMドライバ161は、リセット信号101が入力されるリセット端子RSTを有する。
緊急アンロード回路162は、HDD10の電源遮断時(つまりホスト20の電源遮断時)、更にはHDD10の落下時(つまりホスト20の落下時)に、ヘッド12をランプ17に緊急退避(アンロード)させる。このヘッド12の緊急退避は、緊急アンロード回路162からVCM15に対して所定の極性のVCM電流(以下、リトラクト電流と称する)を供給することにより実現される。緊急アンロード回路162は、コンデンサCの一端と接続されている。このコンデンサCの上記一端は、スイッチSWを介して電源ライン31とも接続されている。コンデンサCの他端は接地されている。コンデンサCは、電源ライン31を介して供給される電源電圧Vccにより充電される。緊急アンロード回路162は、このコンデンサCを電源として用いて、VCM15にリトラクト電流を供給する。つまり緊急アンロード回路162は、コンデンサCをリトラクト電流生成のための電源として用いる。緊急アンロード回路162は、リセット信号101がイネーブル信号として入力されるイネーブル端子ENを有する。
電源遮断検出器163は、HDD10(ホスト20)の電源が遮断されたことを検出する。そのため電源遮断検出器163は、電源ライン31を介して印加される電源電圧Vccを監視する。電源遮断検出器163は、電圧Vccが一定電圧より低くなった場合に、HDD10(ホスト20)の電源が遮断されたことを示す電源遮断検出信号102をアサートする。
オアゲート164は、電源遮断検出器163から出力される電源遮断検出信号102及びホスト20の落下検出器21から出力される落下検出信号22とをオアする。リセット回路165は、オアゲート164の出力信号が論理“1”(真)の場合、つまり電源遮断検出信号102及び落下検出信号22の少なくとも一方がアサートされた場合に、リセット信号101をアサートする。インバータ166は、リセット回路165から出力されるリセット信号101の論理レベルを反転する。インバータ166の出力信号はスイッチSWをON/OFF(閉開)する制御信号として用いられる。スイッチSWは、例えばFET(電界効果トランジスタ)で構成される半導体スイッチである。
次に、図1の構成における動作について説明する。今、モータドライバIC16内の電源遮断検出器163が電源遮断を検出し、電源遮断検出信号102をアサートしたものとする。オアゲート164は、電源遮断検出器163から出力される電源遮断検出信号102とホスト20の落下検出器21から出力される落下検出信号22とをオアする。この例のように、電源遮断検出信号102がアサートされた場合、オアゲート164の出力信号は論理“1”(真)となる。リセット回路165は、オアゲート164の出力信号が論理“1”となると、リセット信号101をアサートする。即ちリセット回路165は、論理“1”のリセット信号101を出力する。この論理“1”のリセット信号101は、リード/ライトIC18、コントロールユニット19及びVCMドライバ161のそれぞれリセット端子RSTに入力される。これにより、リード/ライトIC18、コントロールユニット19及びVCMドライバ161はリセットされる。
リセット回路165から出力されるリセット信号101は緊急アンロード回路162のイネーブル端子ENにも入力される。緊急アンロード回路162は、イネーブル端子ENに入力されるリセット信号101がアサートされている期間(つまり論理“1”の期間)、動作可能状態となる。このように、リセット信号101は、緊急アンロード回路162のイネーブル信号としても用いられる。
リセット回路165から出力されるリセット信号101は、インバータ166にも入力される。インバータ166は、このリセット信号101の論理レベルを反転する。この例のように、リセット信号101が論理“1”の場合、インバータ166の出力信号は論理“0”となる。
スイッチSWは、インバータ166の出力信号が論理“1”の場合にONする(閉じる)。つまり、スイッチSWは、リセット信号101がアサートされていない通常状態ではONされている。この状態では、電源電圧Vccが電源ライン31からスイッチSWを介してコンデンサCに常時印加される。これにより、コンデンサCには電荷が蓄積され、当該コンデンサCは電源電圧Vccに充電される。一方、インバータ166の出力信号が論理“0”の場合には、スイッチSWはOFFする(開く)。つまりスイッチSWは、リセット信号101がアサートされるとOFFする。
したがって、この例のように、電源遮断検出器163によってHDD10(ホスト20)の電源が遮断したことが検出された結果、リセット信号101がアサートされた場合、スイッチSWはOFFする。このとき、緊急アンロード回路162は、上記したように動作可能状態に設定される。
すると、緊急アンロード回路162は、コンデンサCを電源として用いて、ヘッド12をランプ17に退避させるためのリトラクト電流をVCM15に供給する。コンデンサCは、HDD10(ホスト20)の電源が遮断された場合に使用される、HDD10の補助電源である。但し、本実施形態では、コンデンサCは、緊急アンロード回路162によるリトラクト電流生成のための電源としてのみ使用される。このコンデンサCは、HDD10(ホスト20)が落下した場合にも、緊急アンロード回路162の電源として用いられる。VCM15は、緊急アンロード回路162から供給されるリトラクト電流により駆動されて、ディスク11上のヘッド12がランプ17に退避される方向にアクチュエータ14を駆動する。これにより、ヘッド12がランプ17に緊急退避される。
このように本実施形態においては、電源遮断検出器163によりHDD10(ホスト20)の電源が遮断されたことが検出された場合、VCM15を駆動してヘッド12をランプ17に緊急退避させる動作が、コンデンサCをリトラクト電流生成のための電源として用いる緊急アンロード回路162により行われる。ここでは、ヘッド12を緊急退避させる動作がプログラム処理によらずに実行されるため、当該ヘッド12をランプ17に素早く退避できる。本実施形態の特徴は、この緊急アンロード回路162によりヘッド12を緊急退避させる動作を、落下検出器21によるHDD10(ホスト20)の落下検出時にも行わせることにある。
今、ホスト20内の落下検出器21がHDD10(ホスト20)の落下を検出し、落下検出信号22をアサートしたものとする。すると、電源遮断検出信号102がアサートされた場合と同様に、オアゲート164の出力信号は論理“1”となる。この結果、リセット回路165はリセット信号101をアサートする。これにより、リード/ライトIC18、コントロールユニット19及びVCMドライバ161はリセットされる。
また、リセット信号101がアサートされると、緊急アンロード回路162は動作可能状態となる。また、スイッチSWがOFFする。これにより緊急アンロード回路162は、上記した電源遮断検出時と同様に、コンデンサCを電源として用いて、ヘッド12をランプ17に退避させるためのリトラクト電流をVCM15に供給する。すると、VCM15は、ディスク11上のヘッド12がランプ17に退避される方向にアクチュエータ14を駆動する。これにより、ヘッド12がランプ17に緊急退避される。
このように本実施形態においては、落下検出器21によりHDD10(ホスト20)の落下が検出された場合に、ヘッド12をランプ17に緊急退避させる動作が、電源遮断が検出された場合と同様に、モータドライバIC16内の緊急アンロード回路162を用いて素早く行われる。つまり、電源遮断検出時と落下検出時とにヘッド12をランプ17に緊急退避させる緊急ヘッド退避制御回路が、モータドライバIC16により実現される。しかも、モータドライバIC16内にオアゲート164を設けるだけで、ヘッド12を緊急退避させるための緊急アンロード回路162、更には補助電源としてのコンデンサC等を、電源遮断時と落下検出時とで共用できる。
[第1の変形例]
上記実施形態では、落下検出時も、電源遮断検出時と同様に、スイッチSWがOFFされる。この場合、コンデンサCの電圧は、時間の経過と共に低下する。しかし、落下検出時は、電源遮断検出時と異なり、ホスト20からHDD10に電源ライン31を介して電源電圧Vccが印加されている。そこで落下検出時に、電源電圧Vccを緊急アンロード回路162の電源電圧として用いるようにした、上記実施形態の第1の変形例について、図面を参照して説明する。
図2は、上記第1の変形例に係る磁気ディスク装置(HDD)の構成を示すブロック図である。図2において、図1と等価な部分には同一符号を付してある。この変形例では、HDD10に代えてHDD10Aが用いられる。HDD10A内では、図1中のモータドライバIC16に代えてモータドライバIC16Aが用いられる。このモータドライバIC16Aが、モータドライバIC16と相異する点について説明する。
まずモータドライバIC16Aでは、電源遮断検出器163から出力される電源遮断検出信号102はそのままリセット回路165に入力される。したがってリセット回路165は、電源遮断検出信号102がアサートされた場合だけリセット信号101をアサートする。リセット信号101はインバータ166に入力される。インバータ166は、リセット信号101の論理レベルを反転する。このインバータ166の出力信号は、上記実施形態と同様に、スイッチSWをON/OFFする制御信号として用いられる。但し、インバータ166に入力されるリセット信号101は、電源遮断検出信号102がアサートされた場合だけアサートされる。したがって、スイッチSWは、電源遮断検出信号102がアサートされた場合だけOFFする。
モータドライバIC16Aは、緊急アンロード指示回路167と、オアゲート168とを有する。緊急アンロード指示回路167には、落下検出器21から出力される落下検出信号22が入力される。緊急アンロード指示回路167は、落下検出信号22が論理“1”(真)の場合、つまり落下検出信号22がアサートされた場合に、緊急アンロード指示信号103を例えば一定期間Tcだけアサートする。緊急アンロード指示回路167は、例えばワンショットマルチバイブレータである。
オアゲート168は、リセット回路165から出力されるリセット信号101及び緊急アンロード指示回路167から出力される緊急アンロード指示信号103をオアする。このオアゲート168の出力信号は、緊急アンロード回路162のイネーブル端子ENに入力される。
緊急アンロード回路162は、オアゲート168の出力信号が論理“1”となった場合、即ちリセット信号101及び緊急アンロード指示信号103の少なくとも一方がアサートされた場合に、動作可能状態となる。つまり緊急アンロード回路162は、電源遮断検出時と落下検出時とに動作可能状態となる。
さて、図2の構成では、スイッチSWは上記したように、電源遮断検出信号102がアサートされた場合だけOFFする。つまり、スイッチSWは、落下検出信号22がアサートされた場合でも、電源遮断検出信号102がアサートされない限り、ON状態を保つ。したがって、落下検出信号22がアサートされた結果、緊急アンロード指示回路167によって緊急アンロード指示信号103がアサートされた場合、緊急アンロード回路162は、電源ライン31からスイッチSWを介して供給される電源電圧Vccによって動作する。これにより緊急アンロード回路162は、落下検出時には、コンデンサCに充電された電圧を電源電圧として動作する上記実施形態と比べて、十分な量のリトラクト電流をVCM15に供給できる。
緊急アンロード指示回路167は、緊急アンロード指示信号103をアサートしてから時間Tcが経過すると、当該緊急アンロード指示信号103をネゲートする。これにより緊急アンロード回路162はディセーブルされ、ヘッド12をランプ17に緊急退避させるための動作を停止する。ここで、時間Tcは、ヘッド12がディスク11の最内周に位置していても、当該ヘッド12を確実にランプ17に退避するのに必要十分な時間である。
コントロールユニット19は、割り込み端子INTを有する。この割り込み端子INTは、図1に示されたコントロールユニット19では省略されている。コントロールユニット19の端子INTには、緊急アンロード指示信号103が割り込み信号として入力される。コントロールユニット19は、緊急アンロード指示信号103がアサートされた場合に割り込みが発生したとして、割り込みルーチンに従う割り込み処理を実行する。この割り込み処理により、コントロールユニット19は、落下検出に伴うヘッド退避動作が行われることを認識できる。この認識の結果、例えばコントロールユニット19は、VCMドライバ161を用いてVCM15を駆動するのを停止する。
さて、ディスク11へのデータ書き込み中に、HDD10(ホスト20)の落下が検出される可能性がある。この場合、落下検出器21による落下検出に応じてヘッド退避動作が行われると、データ書き込み中のセクタの内容は保証されなくなる。そこで、HDD10の動作が再開された場合に、落下検出時に実行中のデータ書き込みから再実行可能とするためのコントロールユニット19の制御について、図3及び図4のフローチャートを参照して説明する。
コントロールユニット19は、上記したように割り込み処理を開始すると、当該割り込み処理の中で、割り込みの要因が、落下検出にあるかを判定する(ステップS1)。この例のように、落下検出に起因する割り込み、つまり落下検出に伴うヘッド退避動作の実行に起因する割り込みである場合、コントロールユニット19は当該割り込みがディスク11へのデータ書き込み中に発生したかを判定する(ステップS2)。もし、落下検出に起因する割り込みがディスク11へのデータ書き込み中に発生したならば、コントロールユニット19は、データ書き込みの再実行が必要であることを示す再ライトフラグをONする(ステップS3)。このとき、ディスク11への書き込み中のデータ(セクタデータ)を含む書き込みデータはバッファメモリ190に保持されている。また、ディスク11への書き込み中のセクタデータが保持されているバッファメモリ190内の位置を指し示すポインタ、データ書き込みが行われているディスク11上のセクタ位置を指し示すアドレス情報、及び未書き込みのデータのサイズ(セクタ数)を示す情報は図示せぬレジスタに保持されている。
さて、落下検出に伴うヘッド退避動作が実行されて、ヘッド12がランプ17に退避された後、HDD10の動作が再開されたものとする。ここでは、HDD10の動作は、落下検出に起因する割り込みの発生を判定してから、ヘッド12をランプ17に退避するのに十分な時間Tcを超える一定時間を経過した後に、コントロールユニット19の制御によって再開される。そしてHDD10の動作再開の結果、コントロールユニット19の制御によってヘッド12がディスク11上にロードされたものとする。するとコントロールユニット19は、再ライトフラグを参照して、当該フラグがONされているかを判定する(ステップS11,S12)。この例のように、再ライトフラグがONされている場合、コントロールユニット19は、落下検出に伴うヘッド退避動作によって中断されたディスク11へのデータ書き込みを再開する(ステップS13)。具体的には、コントロールユニット19は、上記レジスタに保持されているポインタの指し示すバッファメモリ190内の位置から始まる領域のデータを、上記レジスタに保持されているアドレス情報の指し示すディスク11上のセクタ位置から始まる領域に書き込むための書き込み制御を行う。これにより、データ書き込み中にヘッド退避動作が行われても、当該データ書き込み中のセクタの内容を、ホスト20の介在なしに正しいデータに回復させることができる。また、後続のデータの書き込みも、ホスト20の介在なしに行える。
[第2の変形例]
上記第1の変形例では、上記実施形態と同様に、緊急アンロード回路162を、電源遮断検出時のヘッド退避と落下検出時のヘッド退避とに共用できる。しかし、第1の変形例では、電源遮断検出時における緊急アンロード回路162の電源にはコンデンサCが用いられる。したがって、緊急アンロード回路162に、VCM15に一定のリトラクト電流を供給するための定電流源を持たせることはできない。そこで、落下検出時に一定のリトラクト電流をVCM15に供給可能とする、上記実施形態の第2の変形例について、図面を参照して説明する。
図5は、上記第2の変形例に係る磁気ディスク装置(HDD)の構成を示すブロック図である。図5において、図2と等価な部分には同一符号を付してある。この第2の変形例では、図2中のHDD10Aに代えてHDD10Bが用いられる。HDD10B内では、図2中のモータドライバIC16Aに代えてモータドライバIC16Bが用いられる。このモータドライバIC16Bが、モータドライバIC16Aと相異する点について説明する。
まずモータドライバIC16Bでは、緊急アンロード回路162の端子ENに、リセット回路165から出力されるリセット信号101が直接入力される。ここでは、リセット信号101は、上記第1の変形例と同様に、電源遮断検出信号102がアサートされた場合だけアサートされる。したがって、緊急アンロード回路162は、電源遮断検出時だけ動作可能状態となる。
そこでモータドライバIC16Bは、落下検出時だけ動作可能状態となる緊急アンロード回路169を有する。緊急アンロード回路169はイネーブル端子ENを有する。この緊急アンロード回路169の端子ENには、緊急アンロード指示回路167から出力される緊急アンロード指示信号103が入力される。これにより緊急アンロード回路169は、緊急アンロード指示信号103がアサートされた場合、つまり落下検出時だけ、動作可能状態となる。緊急アンロード回路169は、電源ライン31を介して印加される電源電圧Vccを電源電圧として用いる。緊急アンロード回路169は、電源電圧Vccを用いて一定のリトラクト電流を生成するように構成された定電流源(図示せず)を含む。したがって緊急アンロード回路169は、動作可能状態において一定のリトラクト電流をVCM15に供給する。これにより第2の変形例においては、落下検出時には、ヘッド12を安定してランプ17に緊急退避できる。ここで、緊急アンロード回路169の動作可能状態は、緊急アンロード指示信号103がアサートされている期間Tcだけ継続する。したがって、この点からも、ヘッド12を確実にランプ17に退避することができる。
なお、第2の変形例においても、上記第1の変形例で適用された図3及び図4のフローチャートに示す処理が実行される。
上記実施形態及び当該実施形態の各変形例では、ホスト20が落下検出器21を有していることを前提としている。しかし、落下検出器21をHDD10が有していても構わない。
また、上記実施形態及び当該実施形態の各変形例では、本発明を磁気ディスク装置(HDD)に適用した場合について説明した。しかし本発明は、非動作状態においてヘッドが退避される退避箇所を備えたディスク記憶装置であれば、光磁気ディスク装置など、磁気ディスク装置以外のディスク記憶装置にも適用することができる。
本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置(HDD)の構成を示すブロック図。 上記実施形態の第1の変形例に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図。 上記第1の変形例における割り込み処理の手順を示すフローチャート。 上記第1の変形例におけるヘッド退避後に磁気ディスク装置の動作が再開された場合の処理手順を示すフローチャート。 上記実施形態の第2の変形例に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図。
符号の説明
10,100…HDD(磁気ディスク装置、ディスク記憶装置)、11…ディスク、12…ヘッド、14…アクチュエータ、15…VCM(ボイスコイルモータ)、16,16A,16B…モータドライバIC(緊急ヘッド退避制御回路)、19…コントロールユニット、20…ホスト、21…落下検出器、161…VCMドライバ、162…緊急アンロード回路(第1の緊急アンロード回路)、163…電源遮断検出器、164,168…オアゲート、165…リセット回路、167…緊急アンロード指示回路、169…緊急アンロード回路(第2の緊急アンロード回路)、190…バッファメモリ、SW…スイッチ、C…コンデンサ(補助電源)。

Claims (14)

  1. ディスクからのデータの読み出しと当該ディスクへのデータ書き込みとに用いられるヘッドと、前記ヘッドを前記ディスクの半径方向に移動可能に支持するアクチュエータと、前記アクチュエータの駆動源として用いられるボイスコイルモータを駆動するボイスコイルモータドライバと、前記ヘッドが退避されるヘッド退避箇所とを備えたディスク記憶装置において、
    前記ディスク記憶装置の電源の遮断が検出されたことを表す電源遮断検出信号及び前記ディスク記憶装置の落下が検出されたことを表す落下検出信号の少なくとも一方がアサートされた場合に、前記ボイスコイルモータドライバを含む前記ディスク記憶装置内の予め定められた要素をリセットするのに用いられるリセット信号をアサートするリセット回路と、
    補助電源と、
    前記リセット信号がアサートされることにより動作可能状態となり、前記補助電源を用いて、前記ヘッドを前記退避箇所に緊急退避させるための電流を前記ボイスコイルモータに供給する緊急アンロード回路と
    を具備することを特徴とするディスク記憶装置。
  2. 前記電源遮断検出信号及び前記落下検出信号をオアするオアゲートを更に具備し、
    前記リセット回路は、前記オアゲートの出力信号が真となった場合に前記リセット信号をアサートする
    ことを特徴とする請求項1記載のディスク記憶装置。
  3. ディスクからのデータの読み出しと当該ディスクへのデータ書き込みとに用いられるヘッドと、前記ヘッドを前記ディスクの半径方向に移動可能に支持するアクチュエータと、前記アクチュエータの駆動源として用いられるボイスコイルモータを駆動するボイスコイルモータドライバと、前記ヘッドが退避されるヘッド退避箇所とを備えたディスク記憶装置において、
    前記ディスク記憶装置の電源の遮断が検出されたことを表す電源遮断検出信号がアサートされた場合に、前記ボイスコイルモータドライバを含む前記ディスク記憶装置内の予め定められた要素をリセットするのに用いられるリセット信号をアサートするリセット回路と、
    前記ディスク記憶装置の落下が検出されたことを表す落下検出信号がアサートされた場合に、緊急アンロード指示信号をアサートする緊急アンロード指示回路と、
    補助電源と、
    前記リセット信号及び前記緊急アンロード指示信号の少なくとも一方がアサートされることにより動作可能状態となり、前記リセット信号がアサートされている場合は前記補助電源を用い、前記リセット信号がネゲートされている場合は前記ディスク記憶装置の前記電源を用いて、前記ヘッドを前記退避箇所に緊急退避させるための電流を前記ボイスコイルモータに供給する緊急アンロード回路と
    を具備することを特徴とするディスク記憶装置。
  4. 前記リセット信号及び前記緊急アンロード指示信号をオアするオアゲートを更に具備し、
    前記緊急アンロード回路は、前記オアゲートの出力信号が真の期間動作可能状態となる
    ことを特徴とする請求項3記載のディスク記憶装置。
  5. ディスクからのデータの読み出しと当該ディスクへのデータ書き込みとに用いられるヘッドと、前記ヘッドを前記ディスクの半径方向に移動可能に支持するアクチュエータと、前記アクチュエータの駆動源として用いられるボイスコイルモータを駆動するボイスコイルモータドライバと、前記ヘッドが退避されるヘッド退避箇所とを備えたディスク記憶装置において、
    前記ディスク記憶装置の電源の遮断が検出されたことを表す電源遮断検出信号がアサートされた場合に、前記ボイスコイルモータドライバを含む前記ディスク記憶装置内の予め定められた要素をリセットするのに用いられるリセット信号をアサートするリセット回路と、
    前記ディスク記憶装置の落下が検出されたことを表す落下検出信号がアサートされた場合に、緊急アンロード指示信号をアサートする緊急アンロード指示回路と、
    補助電源と、
    前記リセット信号がアサートされることにより動作可能状態となり、前記補助電源を用いて、前記ヘッドを前記退避箇所に緊急退避させるための電流を前記ボイスコイルモータに供給する第1の緊急アンロード回路と、
    前記緊急アンロード信号がアサートされることにより動作可能状態となり、前記ディスク記憶装置の前記電源を用いて、前記ヘッドを前記退避箇所に緊急退避させるための電流を前記ボイスコイルモータに供給する第2の緊急アンロード回路と
    を具備することを特徴とするディスク記憶装置。
  6. 前記第2の緊急アンロード回路は、前記ボイスコイルモータに予め定められた一定電流を供給することを特徴とする請求項5記載のディスク記憶装置。
  7. 前記緊急アンロード指示回路は、前記落下検出信号がアサートされてから予め定められた一定期間前記緊急アンロード指示信号をアサートすることを特徴とする請求項3または5記載のディスク記憶装置。
  8. 前記ディスクからのデータ読み出し及び前記ディスクへのデータ書き込みを制御するコントロールユニットであって、前記ディスクへのデータ書き込み中に前記落下検出信号に応じて前記緊急アンロード指示信号がアサートされたことにより、前記ヘッドが前記退避箇所に緊急退避させられ、しかる後に前記ディスク記憶装置の動作が再開された場合に、前記ヘッドの緊急退避によって中断された前記ディスクへの対応するセクタ位置からのデータ書き込みを再開するコントロールユニットを更に具備することを特徴とする請求項3または5記載のディスク記憶装置。
  9. 前記コントロールユニットは、前記緊急アンロード指示信号がアサートされることにより、当該緊急アンロード指示信号を割り込み信号として割り込み処理を実行し、割り込み要因が前記ディスク記憶装置の落下の検出にあり、且つ前記ディスクへのデータ書き込み中の割り込みの場合に、再データ書き込みが必要なことを示す特定フラグをオンする割り込み処理手段と、前記ディスク記憶装置の動作が再開された場合に、前記特定フラグがオンしているかを判定する判定手段とを含み、前記特定フラグがオンしている場合に、前記データ書き込みを再開することを特徴とする請求項8記載のディスク記憶装置。
  10. 前記補助電源が前記ディスク記憶装置の前記電源により充電されるコンデンサであることを特徴とする請求項1、3または5記載のディスク記憶装置。
  11. 前記ディスク記憶装置の前記電源を供給するための電源ラインと前記コンデンサの一端との接続/切り離しを行うためのスイッチであって、前記リセット信号がアサートされている期間だけ開くスイッチを更に具備することを特徴とする請求項10記載のディスク記憶装置。
  12. ディスクからのデータの読み出しと当該ディスクへのデータ書き込みとに用いられるヘッドと、前記ヘッドを前記ディスクの半径方向に移動可能に支持するアクチュエータと、前記アクチュエータの駆動源として用いられるボイスコイルモータを駆動するボイスコイルモータドライバと、前記ヘッドが退避されるヘッド退避箇所とを備えたディスク記憶装置に適用される緊急ヘッド退避制御回路において、
    前記ディスク記憶装置の電源の遮断が検出されたことを表す電源遮断検出信号及び前記ディスク記憶装置の落下が検出されたことを表す落下検出信号の少なくとも一方がアサートされた場合に、前記ボイスコイルモータドライバを含む前記ディスク記憶装置内の予め定められた要素をリセットするのに用いられるリセット信号をアサートするリセット回路と、
    前記リセット信号がアサートされることにより動作可能状態となり、補助電源を用いて、前記ヘッドを前記退避箇所に緊急退避させるための電流を前記ボイスコイルモータに供給する緊急アンロード回路と
    を具備することを特徴とする緊急ヘッド退避制御回路。
  13. ディスクからのデータの読み出しと当該ディスクへのデータ書き込みとに用いられるヘッドと、前記ヘッドを前記ディスクの半径方向に移動可能に支持するアクチュエータと、前記アクチュエータの駆動源として用いられるボイスコイルモータを駆動するボイスコイルモータドライバと、前記ヘッドが退避されるヘッド退避箇所とを備えたディスク記憶装置に適用される緊急ヘッド退避制御回路において、
    前記ディスク記憶装置の電源の遮断が検出されたことを表す電源遮断検出信号がアサートされた場合に、前記ボイスコイルモータドライバを含む前記ディスク記憶装置内の予め定められた要素をリセットするのに用いられるリセット信号をアサートするリセット回路と、
    前記ディスク記憶装置の落下が検出されたことを表す落下検出信号がアサートされた場合に、緊急アンロード指示信号をアサートする緊急アンロード指示回路と、
    前記リセット信号及び前記緊急アンロード指示信号の少なくとも一方がアサートされることにより動作可能状態となり、前記リセット信号がアサートされている場合は補助電源を用い、前記リセット信号がネゲートされている場合は前記ディスク記憶装置の前記電源を用いて、前記ヘッドを前記退避箇所に緊急退避させるための電流を前記ボイスコイルモータに供給する緊急アンロード回路と
    を具備することを特徴とする緊急ヘッド退避制御回路。
  14. ディスクからのデータの読み出しと当該ディスクへのデータ書き込みとに用いられるヘッドと、前記ヘッドを前記ディスクの半径方向に移動可能に支持するアクチュエータと、前記アクチュエータの駆動源として用いられるボイスコイルモータを駆動するボイスコイルモータドライバと、前記ヘッドが退避されるヘッド退避箇所とを備えたディスク記憶装置に適用される緊急ヘッド退避制御回路において、
    前記ディスク記憶装置の電源の遮断が検出されたことを表す電源遮断検出信号がアサートされた場合に、前記ボイスコイルモータドライバを含む前記ディスク記憶装置内の予め定められた要素をリセットするのに用いられるリセット信号をアサートするリセット回路と、
    前記ディスク記憶装置の落下が検出されたことを表す落下検出信号がアサートされた場合に、緊急アンロード指示信号をアサートする緊急アンロード指示回路と、
    前記リセット信号がアサートされることにより動作可能状態となり、補助電源を用いて、前記ヘッドを前記退避箇所に緊急退避させるための電流を前記ボイスコイルモータに供給する第1の緊急アンロード回路と、
    前記緊急アンロード信号がアサートされることにより動作可能状態となり、前記ディスク記憶装置の前記電源を用いて、前記ヘッドを前記退避箇所に緊急退避させるための電流を前記ボイスコイルモータに供給する第2の緊急アンロード回路と
    を具備することを特徴とする緊急ヘッド退避制御回路。
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