JP2005346100A - Cfオンtftパネル及びその製造方法 - Google Patents

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守 岡本
Yuji Yamamoto
勇司 山本
Michiaki Sakamoto
道昭 坂本
Shinichi Nakada
慎一 中田
Hironori Kikkawa
周憲 吉川
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Abstract

【課題】 CFオンTFT基板において、ブラックマトリックスあるいはカラーフィルタを形成する前にTFT基板表面を平坦化し、ブラックマトリックス及びカラーフィルタの塗布不均一性を向上させ、ブラックマトリックス及びカラーフィルタの膜厚均一性を向上させ、かつ、カラーフィルタの色再現性を向上させること。
【解決手段】 アモルファスシリコンを用いた複数個の薄膜トランジスタを表面に形成された絶縁基板1からなる当該基板上にブラックマトリクス及びカラーフィルタを形成したCFオンTFTパネルにおいて、TFT基板表面を透明保護膜9で平坦化した後に、ブラックマトリクス12及びカラーフィルタ(14R,14G,14B)を形成する。
【選択図】 図1




Description

本発明は、カラー液晶表示パネル及びその製造方法、特に、アモルファスシリコンを用いた複数個の薄膜トランジスタを表面に形成された透明な絶縁基板からなるカラー液晶表示パネルのTFT(Thin Film Transistor)基板上にブラックマトリックス及びカラーフィルタを形成したパネル(以下、「CFオンTFTパネル」という。)及びその製造方法に関する。また、CFオンTFTパネルを用いたカラー液晶表示装置に関する。
従来、カラー液晶パネルの構成は図8に示すように、ゲート電極2、ゲート絶縁膜4、ソース電極6、ドレイン電極7からなるTFTなどのスイッチング素子、各電極への配線層(図示せず)、各画素毎の画素電極10、これらを覆って形成されるパッシベーション膜8、配向膜18a、外部回路と接続するための端子3とを有する第一の基板1と、ブラックマトリックス12、RGBの各色カラーフィルタ14R、14G、14B、ITOなどの透明電極17、配向膜18bを有する第二の基板16とを、両基板(1,16)間のギャップを所定距離に保つスペーサ20を間に挟み、基板周辺部に配設したシール材19を介してそれぞれの形成面を対向させて貼り合わせてパネル組立を行い、シール焼成の後、液晶材料21をパネル内に注入する。液晶注入方法としては、パネルの所定位置の2カ所の穴を設け、一方から液晶21を注入するとともに、他方からパネル内の排気を行って、液晶物質を吸い込む2穴方式、1カ所の注入口を設けた空セルと液晶物質を真空(1×10−2〜10−4Torr)状態にし、注入口に液晶を付着させ、その後大気圧に徐々に戻し、液晶セルの内外の圧力差を用いて液晶物質をセル内に注入する真空注入方式が知られており、現在はもっぱら後者の方法が採られている。液晶注入後、注入口を封止し、両基板の外側に偏光板24a、24bを貼り付け、液晶パネルが完成する。
液晶パネルの高精細化を図るためには、画素の高密度化を達成する必要があるが、従来のカラーフィルタ及びブラックマトリックスを対向基板側に配した構成の液晶パネルでは、組立工程における位置合わせに誤差を生じることからあらかじめマージンを見込んで形成する必要があり、画素開口部の面積(開口率)を最大限に確保することが困難であった。
これに対して、TFTなどのスイッチング素子の形成されるアクティブマトリックス基板側にカラーフィルタ及びブラックマトリックスを形成する方法、いわゆるCFオンTFTが提案されている。この場合、CFオンTFT基板側にカラーフィルタ及びブラックマトリックスを形成するために位置合わせマージンを考慮する必要がなく、製造工程が簡略化できると同時に、画素開口率の拡大も達成される。
また、カラーフィルタやブラックマトリックスを直接配線等の上に形成すると、カラーフィルタやブラックマトリックスに含まれる元素あるいはイオンがスイッチング素子の構成部分に侵入してスイッチング素子を誤動作させるおそれがあることから、特許文献1及び特許文献2には、スイッチング素子とカラーフィルタとの間にパッシベーション保護膜を形成することが提案されている。
特開平8−122824号公報(図1) 特開平10−39292号公報(図1) 特開平6−242433号公報(図1)
しかしながら、このシリコン窒化膜等からなる膜厚600nmのパッシベーション膜はスイッチング素子を保護する効果はあるものの、スイッチング素子上と開口部分の膜厚差1200nmを平坦化することは難しく、このパッシベーション膜だけではTFT基板上の配線等に起因する下地の段差を解消することはできない。従って、、パッシベーション膜の上層に形成するブラックマトリックス及びRGB各色カラーフィルタを塗布する際に、TFT基板の下地段差が土手の役目をし、段差が存在する近傍で塗布液溜まりが生るため膜厚が不均一となり、基板中央部と開口部端部での色味、透過率にも際が生じるという欠点があった。
また、特許文献1においては、TFTやカラーフィルタの凹凸を埋めるために、ブラックマトリックス及びカラーフィルタをパターニングした後に平坦化膜を形成することを提案している。しかしながら、この場合もブラックマトリックス及びカラーフィルタを形成する際には下地段差の影響を受け、色味及び透過率に関しては上記と同様な不具合を解消するに至っていない。
さらに、特許文献3により、画素と半導体としてポリシリコンを用いたスイッチング用薄膜トランジスタとが集積的に形成されたアクティブマトリックス基板の平坦化技術が提案されているが、この技術はアクティブマトリックス基板表面の凹凸をなくすため平坦化層を設け、この平坦化層の上に画素電極を形成し、更にその上に遮光層を形成している。この場合でも、ブラックマトリックス及びカラーフィルタを形成する際には下地段差の影響を受け、ブラックマトリックス及びカラーフィルタの塗布均一性を向上させること及び膜厚を制御することができない。
前述したように従来のCFオンTFTパネルの構造は、TFT基板上にブラックマトリクス及びカラーフィルタを形成した後に透明保護膜を用いて基板表面の平坦化を行っていた。しかしながらこの場合、TFT基板には最大約1200nmの配線段差を有しているため、この上にカラーフィルタを形成する際には、それらの配線段差が土手となりRGBのカラーレジストの塗布が均一にできないと言う欠点があった。
(発明の目的)
従って、本発明は前記従来技術の欠点を解消するために、本発明のアモルファスシリコンを用いた複数個の薄膜トランジスタを表面に形成された透明な絶縁基板からなるカラー液晶表示パネルのTFT(Thin Film Transistor)基板上にブラックマトリックス及びカラーフィルタを形成したパネル(以下、「CFオンTFTパネル」という。)は、当該TFT基板表面に透明保護膜を形成し、その上にCF(カラーフィルタ)の構成要素であるブラックマトリクス及びRGBのカラーフィルタを有するものであって、本発明のCFオンTFTパネルの構造では、まずTFT基板表面を平坦化しているために、その上に形成されるカラーフィルタに下地の配線段差の影響がなくなる。従って、ブラックマトリクス及びRGBのカラーレジストを塗布する際に面内均一性が向上すると共に、膜厚均一性も向上し、膜厚不均一による色味の濃淡等の不具合が解決できるCFオンTFTパネルの構造及びその製造方法を提案するものである。
すなわち、本発明の主な目的は、
(1)アモルファスシリコンを用いた複数個の薄膜トランジスタを表面に形成された透明な絶縁基板からなるカラー液晶表示パネルのTFT(Thin Film Transistor)基板上において、ブラックマトリックスあるいはカラーフィルタを形成する前にTFT基板表面を平坦化すること、
(2)ブラックマトリックス及びカラーフィルタの塗布不均一性を向上させること、
(3)ブラックマトリックス及びカラーフィルタの膜厚均一性を向上させること、
(4)カラーフィルタの色再現性を向上させることにある。
(本発明の特徴点)
すなわち、本発明の特徴は、アモルファスシリコンを用いた複数個の薄膜トランジスタを表面に形成された透明な絶縁基板からなるカラー液晶表示パネルのTFT(Thin Film Transistor)基板上にブラックマトリックス及びカラーフィルタを形成したパネル(以下、「CFオンTFTパネル」という。)において、TFT基板表面を透明保護膜で平坦化した後に、ブラックマトリクス及びカラーフィルタを形成したことである。
本発明のCFオンTFTパネルは、アモルファスシリコンを用いた複数個の薄膜トランジスタを表面に形成された透明な絶縁基板からなるTFT基板と、上記TFT基板と薄膜トランジスタを覆う第1の平坦化膜と、上記第1の平坦化膜上に直接設けられたブラックマトリックス層とカラーフィルタと、上記第1の平坦化膜の材料で形成され、上記ブラックマトリックス層とカラーフィルタを覆う第2の平坦化膜と、上記第2の平坦化膜上に直接設けられた画素電極と、を有することを特徴とする。
好ましくは、上記第1及び第2の平坦化膜の材料として有機材料を使用したこと、を特徴とする。
本発明のCFオンTFTパネルの製造方法は、透明な絶縁基板上にアモルファスシリコンを用いた複数個の薄膜トランジスタを形成する工程と、上記基板と薄膜トランジスタを覆う第1の平坦化膜を形成する工程と、上記第1の平坦化膜上にブラックマトリックス層とカラーフィルタを形成する工程と、上記ブラックマトリックス層とカラーフィルタを覆う第2の平坦化膜を形成する工程と、上記第2の平坦化膜上に画素電極を形成する工程と、を有することを特徴とする。
好ましくは、上記第1及び第2の平坦化膜の材料として有機材料を使用したこと、を特徴とする。
本発明の他のCFオンTFTパネルの製造方法は、透明な絶縁基板上にアモルファスシリコンを用いた複数個の薄膜トランジスタを形成する工程と、上記基板と薄膜トランジスタを覆う第1の平坦化膜を形成する工程と、上記第1の平坦化膜上にカラーフィルタを形成する工程と、上記カラーフィルタ上方に画素電極を形成する工程と、を有することを特徴とする。
好ましくは、薄膜トランジスタ形成工程と第1の平坦化膜形成工程との間に、ブラックマトリックス層を形成する工程を、さらに有することを特徴とする。
好ましくは、上記第1の平坦化膜上にブラックマトリックス層を形成する工程を、さらに有することを特徴とする。
好ましくは、上記ブラックマトリックス層とカラーフィルタを覆う第2の平坦化膜を形成する工程を、さらに有することを特徴とする。
好ましくは、上記平坦化膜の材料として有機材料を使用したこと、を特徴とする。
本発明によれば、TFT基板の表面が平坦化され、カラーフィルタの塗布均一性が向上し、カラーフィルタの膜厚均一性が向上し、カラーフィルタの色再現性が向上する。
(発明の第1の実施例)
図1〜5には、本発明に関するアモルファスシリコンを用いた複数個の薄膜トランジスタを表面に形成された透明な絶縁基板からなるカラー液晶表示パネルのTFT(Thin Film Transistor)基板上にブラックマトリックス及びカラーフィルタを形成したパネル(以下、「CFオンTFTパネル」という。)の第1の実施例(以下「実施例1」という)を示す図であって、図2は実施例1のCFオンTFT構造を有する全体図、図3はその画素部の平面図、図1は図3のPーP’領域からパネル端部までの断面図である。また、図4及び図5には実施例1の工程フローを示す。まず下地としてのTFT基板の構成及び製造方法について説明する。まず、板厚0.7mm或いは1.1mmの無アルカリガラスなどの透明絶縁性材料からなる第一の基板1上にTFTを形成する。 TFTの形成は、まず第一の基板1上にアルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)等の金属からなる材料を100〜400nmの膜厚に例えばスパッタ法で成膜し、フォトリソグラフィ法により所望のゲート電極2及びV側端子3Vをパターニングする。ゲート電極2及び第一の基板1上にゲート絶縁膜4としてシリコン窒化膜などの積層膜を100〜200nm程度の膜厚にCVD法などにより成膜する。次に半導体層5としてアモルファスシリコンを膜厚約400nmに成膜し、所望の形状にパターニングする。次にソース電極6、ドレイン電極7及びデータ端子部であるH側端子3HとなるAl,Mo,Cr等の金属からなる材料を100〜400nmの膜厚に例えばスパッタ法で成膜し、フォトリソグラフィ法により所望の電極形状にパターニングする。さらにこれらを覆ってパッシベーション膜8をシリコン窒化膜により100〜200nm程度の膜厚に形成する。 パッシベーション膜としてはシリコン窒化膜などの無機材料のほか、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂などの透明な樹脂材料を使用することもできる。
次に、前記TFT基板上に形成する平坦化膜の構成及び製造方法について述べる。まず、前記TFT基板上に平坦化膜9を形成する。平坦化膜9としては、ポジ型感光性ノボラック系透明樹脂からなる材料を用いた(例えば、JSR(株)製オプトマーPCシリーズ)。
パッシベーション膜8まで形成された前記TFT基板上の全面にスピン塗布法により平坦化膜9を形成する。塗布均一性を考慮すると平坦化膜材料の粘度は10〜30cP前後のものが望ましく、スピン塗布回転数は1000〜1200rpmで約10秒間行った。塗布後の膜厚は1.0〜3.0μmであった。次に、平坦化膜材料に含まれる有機溶剤を除去するために、ホットプレート上で90℃x2分のプリベーク処理を実施した。露光はghi混合線を使用し、その露光量は60〜80mJ/cm2とし、ソース電極6と画素電極10を電気的に接続するためのコンタクトスルーホール11の部分に開口を有する形状にパターニングした。露光した後、0.4wt%のTMAH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)現像液で現像処理を行い、コンタクトスルーホール以外の部分に平坦化膜を形成した。 現像液は常温のまま使用し、現像時間は60〜120秒の間でスピン現像方式により行った。 次にクリーンオーブンで220℃x60分焼成を行い、平坦化膜を硬化させた。ここで、平坦化膜材料としては前記のノボラック系透明樹脂に限定されるものではなく、ネガ型感光性アクリル系透明樹脂あるいはエポキシ系透明樹脂を使用することもできる。また、塗布方法としても前記のスピン塗布方式に限定されるものではなく、スリット&スピン法、バーコート法あるいはオフセット印刷法等の種々の塗布方法を使用することもできる。また、平坦化膜を塗布する前処理として、前記TFT基板にUV/O3洗浄を行うこともできる。これにより基板表面の有機物が分解されかつ平坦化膜の密着性がさらに向上することは言うまでもない。
次に、平坦化されたTFT基板上に形成するカラーフィルタの構成及び製造方法について説明する。まず、TFT基板の平坦化膜9上に半導体層5の遮光のためにブラックマトリクス12をパターニングする。このブラックマトリクスの大きさは、光漏れ防止の観点からゲート電極2幅よりもひとまわり小さくしておく。また、このときパネル周辺からの光漏れを防止するために額縁ブラックマトリクス13も同時に形成する。ブラックマトリクスは遮光性のある顔料を分散させたネガ型感光性アクリル系レジスト(例えば、JSR(株)製オプトマーCRシリーズ)やカーボン系レジスト材料などを塗布し、所望の形状に露光・現像することで形成できる。このとき、膜厚としては約1〜3μmに形成する。ブラックマトリクスに要求される特性としては、光学濃度(OD値;optical density)が3以上であり、シート抵抗値が1010Ω/□以上あるものが望ましい。
次に、各画素毎に赤色カラーフィルタ14Rを形成する。例えば、赤色顔料をアクリル系樹脂に分散させたネガ型感光性カラーレジスト(例えば、JSR(株)製オプトマーCRシリーズ)を、スピンコート法で基板上に塗布する。膜厚は約1.0〜1.5μm程度になるようにスピン回転数を調整する。次に、ホットプレートで80℃x2分プリベークを行い、露光した後、TMAH現像液で現像し、対応する部分に赤色カラーフィルタ14Rを形成する。その際、後の工程でソース電極6と画素電極10を接続するためのコンタクトスルーホール11を形成する領域には、開口を形成しておく。この開口の大きさは、少なくともコンタクトスルーホールが含まれる程度の大きさである。次にクリーンオーブンで220℃x60分焼成を行い、赤色カラーフィルタを硬化させる。赤色カラーフィルタ形成と同様の方法で緑色カラーフィルタ14G、青色カラーフィルタ14Bを形成する。各色カラーフィルタは順次隣接して形成すれば良く、形成順序は特に限定されない。なお、図2の全体図では各色に対応する画素開口部15RGBとして示している。
次に、ブラックマトリクス12、各色カラーフィルタ14RGB、コンタクトスルーホール11から露出したソース電極6上にスパッタ法でITO(indium tin oxide)等の透明導電膜を成膜し、パターニングして画素電極10を形成する。このとき膜厚は厚いほど良好なカバレッジが得られ、ソース電極6との電気的な接続が安定するが、透明導電膜に用いるITO膜の加工性を考慮すると60〜120nm程度の膜厚が適当である。このようにして、TFT基板上にカラーフィルタの要素を付加させたいわゆるCFオンTFT基板を作製した。
次に、対向側基板の構成及び製造方法について説明する。対向側基板は、板厚0.7mmもしくは1.1mmの無アルカリガラスなどの透明絶縁性材料からなる第二の基板16上に、ITOからなる対向側透明共通電極17を例えば80〜150nmの厚みにスパッタ法などにより形成したものである。
次に、上述の説明のようにして作製したCFオンTFT基板と、対向側基板を貼り合わせて作製するCFオンTFTパネルの構成及び製造方法を述べる。CFオンTFT基板の表示部全面にポリイミド系配向剤(例えば日産化学(株)製サンエバーシリーズ、あるいはJSR(株)製オプトマーALシリーズ)をスピンコート法あるいはオフセット印刷法などにより塗布し、220℃x1時間の温度条件で焼成する。次に、所望のプレチルト角を得るために、形成した配向膜18aの表面層を一定方向にラビング処理を施す。ラビング処理はビスコースレーヨン等の導電性合成繊維を巻き付けたラビングロールを配向膜に接触させ、押し込み量、回転速度、回転方向、角度を調整して行えばよい。
次に、基板周辺部にシール材19をスクリーン印刷法やディスペンサー塗布法などにより形成する。シール材としては、例えば、エポキシ系樹脂接着剤(例えば、三井化学(株)製ストラクトボンドシリーズ)などが使用できる。シール材の幅は特に規定されないが、対向側基板との貼り合わせ強度が十分であり、注入する液晶の漏れが発生しないようにすれば良く、ここでは、出来上がりで1.5mm程度の幅となるようにした。また、シール材中には、5〜7μmの棒状ガラスファイバーでマイクロロッドと呼ばれる周辺スペーサを分散させておく。
次に、シール材の4隅に銀粉末を含むエポキシ系樹脂からなるトランスファ(図示せず)をディスペンスし、別途形成しておいた対向側基板と貼り合わせ、シール材を硬化させるために熱処理を行う。対向側基板には、前記同様に配向膜18bを形成し、ラビング処理も施されている。CFオンTFT基板と対向側基板の貼り合わせに際しては、所定の基板間ギャップが得られるように、対向側基板上に面内スペーサ20を散布しておく。面内スペーサとしては、粒径4.5〜5.5μmのジビニルベンゼン系架橋重合体からなるいわゆる球状ミクロパールを用いた。
次に、所望のパネルサイズに両基板の切断を行う(スクライブブレイク)。このとき、対向側基板では図2の全体図に示すようにH側端子3H、V側端子3Vとが露出するよう、第一の基板1より小さく切断するが、切断ラインにITOからなる透明共通電極17が形成されていると、第一の基板に形成された端子3にITOの切断屑が付着し端子間ショートの原因となり好ましくない。そこで、切断ラインに透明共通電極17がかからないようにあらかじめパターニングしておくことが望ましい。このようにして完成した液晶セルに液晶材21を注入する。液晶の注入は、所望の真空度を達成できる真空容器内に液晶セルを置き、セル内部の空気を排気し、図2の全体図に示すように、シール材の配設されていない注入口22に液晶材料を密着接触させ、徐々に大気圧に戻す真空注入方式により行う。ここでは、液晶材料としてフッ素系化合物、例えばチッソ石油化学(株)製リクソンシリーズなどを用いて、1x10−4Torr程度の真空度から徐々に窒素ガスを導入しながら大気圧に戻して実施した。液晶注入後、UV硬化型アクリレート系樹脂などの封孔剤23を用いて注入口22を塞ぐ。最後に両基板の外側に偏光板24a、24bを貼り付けて図1に示すCFオンTFTパネルが完成する。偏光板としては、ヨウ素系偏光フィルム(例えば、日東電工(株)製NPFシリーズあるいは住友化学(株)製スミカランシリーズ)が使用できる。
このようにして作製したCFオンTFTパネルの本発明の実施例1の効果は、次のとおりである。
(効果その1) TFT基板の表面が平坦化される。 TFT基板上で最も膜厚が厚くついているのは、ゲート電極、半導体層、ドレイン電極及びソース電極が積層されている部分であり、逆に最も膜厚が薄い開口部分との膜厚差は最大で1200nmにも達している。TFT基板の表面にはシリコン窒化膜等の無機材料からなるパッシベーション膜が形成されているが、この膜だけでは下地の段差を解消することができない。そこで、パッシベーション膜を形成した後にさらに有機材料からなる透明樹脂膜を形成することで、前記膜厚差をなくし下地の段差の影響が上層に反映されることを抑制することができる。この場合の表面凹凸量は、最大でも約50nm以内に収まっている。
(効果その2) カラーフィルタの塗布均一性が向上する。 その理由は、効果その1で述べたように、TFT基板上に平坦化膜を形成することでTFT基板の段差が解消されているため、その上に形成するブラックマトリクス及び各色カラーフィルタを塗布する際に基板全体に渡って均一に形成できるためである。TFT基板の段差が存在したままで、ブラックマトリクス及び各色カラーフィルタを塗布する場合、段差が土手の役目をしてそこに塗布液溜まりが生じるなど、基板全体に均一に形成することができなかった。
(効果その3) カラーフィルタの膜厚均一性が向上する。 効果その1及び効果その2の結果として、ブラックマトリクス及び各色カラーフィルタは基板全体に渡って均一な膜厚で形成することができる。従来の構成及び製造方法の場合、基板中央部と基板端部で各色カラーフィルタの膜厚差は0.1〜0.3μmであるのに対して、本発明の場合は各色カラーフィルタの膜厚差は0.05μm以内で収まっている。
(効果その4) カラーフィルタの色再現性が向上する。 各色カラーフィルタが均一な膜厚で塗布形成できるために、基板中央部と基板端部での色味もしくは透過率の差がなくなる。あるいは一つのピクセル内おいても開口部中央部と開口部端部での色味に関する差異が生じない。従来の構成及び製造方法の場合、基板中央部と基板端部で色差△E*abで1.0〜2.0、透過率で約10%の変化が生じていた。しかしながら、本発明の構成及び製造方法の場合は、基板中央部と基板端部で色差△E*abで0.1〜0.3、透過率で約2%の変化量しか発生しないために、モジュール表示おいて色味及び透過率の差を認識することができない。
(発明の第2の実施例)
図6には、第2の実施例を示す。下地としてのTFT基板の構成及び製造方法については実施例1と同じである。 特徴となるのはTFT基板上に形成する平坦化膜に関してである。まず、TFT基板上に半導体層5の遮光のためにブラックマトリクス12をパターニングする。このブラックマトリクスのパターニングサイズ、形成方法及びプロセス条件、さらには材料種に関しては実施例1と同じである。次に、ブラックマトリクスの上に平坦化膜9を形成する。この平坦化膜の形成方法、プロセス条件及び材料に関しては実施例1と同じである。平坦化膜9を形成した後に、赤色カラーフィルタ14R、緑色カラーフィルタ14G及び青色カラーフィルタ14Bを順次パターニングする。この各色カラーフィルタの形成方法、プロセス条件及び材料に関しては実施例1と同じである。次に、透明導電膜からなる画素電極10を形成し、CFオンTFT基板を作製した。対向側基板の構成及び製造方法に関しては、実施例1と同じである。また、CFオンTFT基板と対向側基板とを貼り合わせて作製するCFオンTFTパネルの構成及び製造方法に関しては実施例1と同じである。つまり、実施例1ではTFT基板表面を平坦化した後にブラックマトリクス、各色カラーフィルタを形成しているのに対して、実施例2ではTFT基板上にブラックマトリクスを形成した後に平坦化膜を形成し、その後に各色カラーフィルタを形成していることが特徴である。
TFT基板上にブラックマトリクスを形成した後に平坦化膜を形成することで、TFT基板上の配線及びブラックマトリクスの膜厚差をなくし下地の段差の影響が上層に反映されることを抑制することができる。従って、実施例1と同様に塗布均一性が向上し、各色の膜厚制御の精度が向上する。
(発明の第3の実施例)
図7には、第3の実施例を示す。第3の実施例の特徴は、TFT基板上に第1の平坦化膜9を形成し、その上にブラックマトリクス12及び各色カラーフィルタ14R,14G,14Bを形成した後に、さらに第2の平坦化膜25を形成したことである。第2の平坦化膜の形成方法、プロセス条件及び材料に関しては、第1の平坦化膜と同様である。
これにより第1の実施例と同等の効果が得られる一方、各色カラーフィルタからの不純物の溶出が抑えられることで、残像、焼き付き不良、あるいは表示シミ不良の発生が抑制され、CFオンTFTパネルとしての信頼性が向上する。
本発明の第1の実施例に係わるCFオンTFTパネルの断面図 本発明の第1の実施例に係わるCFオンTFTパネルの全体図 本発明の第1の実施例に係わるCFオンTFTパネルの画素部平面図 本発明の第1の実施例に係わるCFオンTFTパネルの工程フロー 本発明の第1の実施例に係わるCFオンTFTパネルの工程フロー 本発明の第2の実施例に係わるCFオンTFTパネルの断面図 本発明の第3の実施例に係わるCFオンTFTパネルの断面図 従来の液晶表示パネルの断面図
符号の説明
1 第一の基板
2 ゲート電極
3 端子
4 ゲート絶縁膜
5 半導体層
6 ソース電極
7 ドレイン電極
8 パッシベーション膜
9 平坦化膜
10 画素電極
11 コンタクトスルーホール
12 ブラックマトリクス
13 額縁ブラックマトリクス
14R 赤色カラーフィルタ
14G 緑色カラーフィルタ
14B 青色カラーフィルタ
15R 赤色開口部
15G 緑色開口部
15B 青色開口部
16 第二の基板
17 対向側透明共通電極
18a CFオンTFT側基板配向膜
18b 対向側基板配向膜
19 シール材
20 スペーサ
21 液晶材
22 注入口
23 封孔剤
24a CFオンTFT側基板偏光板
24b 対向側基板偏光板
25 第2の平坦化膜

Claims (9)

  1. アモルファスシリコンを用いた複数個の薄膜トランジスタを表面に形成された透明な絶縁基板からなるTFT基板と、前記TFT基板と薄膜トランジスタを覆う第1の平坦化膜と、前記第1の平坦化膜上に直接設けられたブラックマトリックス層とカラーフィルタと、前記第1の平坦化膜の材料で形成され、前記ブラックマトリックス層とカラーフィルタを覆う第2の平坦化膜と、前記第2の平坦化膜上に直接設けられた画素電極と、を有することを特徴とするCFオンTFTパネル。
  2. 前記第1及び第2の平坦化膜の材料として有機材料を使用したこと、を特徴とする請求項1に記載のCFオンTFTパネル。
  3. 透明な絶縁基板上にアモルファスシリコンを用いた複数個の薄膜トランジスタを形成する工程と、前記基板と薄膜トランジスタを覆う第1の平坦化膜を形成する工程と、前記第1の平坦化膜上にブラックマトリックス層とカラーフィルタを形成する工程と、前記ブラックマトリックス層とカラーフィルタを覆う第2の平坦化膜を形成する工程と、前記第2の平坦化膜上に画素電極を形成する工程と、を有することを特徴とするCFオンTFTパネルの製造方法。
  4. 前記第1及び第2の平坦化膜の材料として有機材料を使用したこと、を特徴とする請求項3に記載のCFオンTFTパネルの製造方法。
  5. 透明な絶縁基板上にアモルファスシリコンを用いた複数個の薄膜トランジスタを形成する工程と、前記基板と薄膜トランジスタを覆う第1の平坦化膜を形成する工程と、前記第1の平坦化膜上にカラーフィルタを形成する工程と、前記カラーフィルタ上方に画素電極を形成する工程と、を有することを特徴とするCFオンTFTパネルの製造方法。
  6. 薄膜トランジスタ形成工程と第1の平坦化膜形成工程との間に、ブラックマトリックス層を形成する工程を、さらに有することを特徴とする請求項5に記載のCFオンTFTパネルの製造方法。
  7. 前記第1の平坦化膜上にブラックマトリックス層を形成する工程を、さらに有することを特徴とする請求項5に記載のCFオンTFTパネルの製造方法。
  8. 前記ブラックマトリックス層とカラーフィルタを覆う第2の平坦化膜を形成する工程を、さらに有することを特徴とする請求項7に記載のCFオンTFTパネルの製造方法。
  9. 前記平坦化膜の材料として有機材料を使用したこと、を特徴とする請求項5〜9のいずれかに記載のCFオンTFTパネルの製造方法。
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