JP2005342979A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インクジェット記録方式等による記録装置において、主走査方向xに往復移動する記録ヘッド3と記録装置本体制御部とを電気的に接続するフレキシブルケーブル8には、フレキシブルケーブル8と共に屈曲するケーブルカバー9が表面に沿って配設され、ケーブルカバー9は少なくとも2つのシート材を接続して構成され、最小屈曲半径部となるシート材の厚さは、その他のシート材の厚さより薄く形成される。
【選択図】図1
Description
インクジェットプリンタ等の記録装置は、主走査方向xへ往復移動するキャリッジ2に搭載された記録ヘッド3からなる記録手段と、主走査方向xと直交する副走査方向yへ記録媒体を搬送する搬送ベルト4、搬送ローラ、ガイド板等からなる搬送手段を備えている。キャリッジ2を摺動自在に支持するガイドロッド1が取り付けられたシャーシ5はベース6に固定されており、画像形成を行う記録ヘッド3を搭載するキャリッジ2は、ガイドロッド1に摺動自在に取り付けられている。記録装置本体に設けられた制御部と記録ヘッド3とを電気的に接続し、制御部から記録ヘッド3に印字情報を電気的信号として伝送するためにフレキシブルケーブル8が設けられており、このフレキシブルケーブル8はシャーシ5に取り付けられたケーブル押え部材7により本体に固定され、ケーブル押え部材7とキャリッジ2に搭載された基板上のコネクタ11(図2参照)との間でループを形成するように配されている。また、フレキシブルケーブル8には、屈曲したフレキシブルケーブル8の内面側に沿うようにケーブルカバー9が配設されている。
フレキシブルケーブル8のループ形状は、キャリッジ2が左端に移動した時に8aに示すような形状となり、キャリッジ2が右端に移動した時は8bに示すような形状となる。図2において、円20aは最小屈曲半径部を表し、円21aはケーブル押え部材7付近のフレキシブルケーブル8の浮きを表している。
図3において、円20bは図2と同様に最小屈曲半径部を表し、円21bはケーブル押え部材7付近の浮きを表している。キャリッジ2が図3の位置からさらに右方向へ移動した時、力F1、F2によって浮いたフレキシブルケーブル8cがキャリッジ2に巻き込まれてしまう可能性がある。
実施例1の記録装置に用いるフレキシブルケーブル8は、図2に示すように、キャリッジ2がガイドロッド1に案内されてシャーシ5の左端に移動した時におけるフレキシブルケーブル8の最小屈曲半径部20aの曲率を確保するとともに、図3に示すように、キャリッジ2が右方向へ移動する時に生じるフレキシブルケーブルの浮きにより、キャリッジ2に巻き込まれるのを防ぎ、またキャリッジ2の移動に対する追従性が高い構成となっている。このため、フレキシブルケーブル8の最小屈曲半径部20aの曲率を確保し、耐久性を確保するため、キャリッジ側のシート材30aは他の部分のシート材に比し、可撓性がより優れた形状及び構造とされ、屈曲耐久性に優れた材質が選定される。
図5に示すように、キャリッジ側のシート材30bと中間のシート材31bで構成されるケーブルカバー9とフレキシブルケーブル8は、両面テープ、接着等の固着手段50により貼着されている。貼着の剥がれ、貼着部との境界でのフレキシブルケーブルの断線等の恐れがあるため、最小屈曲半径部近傍での貼着は好ましくない。
図6に示すように、ケーブルカバー9の本体側の端部は、フレキシブルケーブル8と共にケーブル押え部材7に挟み込むように固定され、シャーシ5に形成された穴10を通り本体制御部に接続されている。図6に示すように、ケーブルカバー9の本体側の端部を長手方向にスライド可能な状態で固定すれば、フレキシブルケーブル8との屈曲半径差による伸縮量差を吸収し、キャリッジがどの位置に移動しても、フレキシブルケーブル8とケーブルカバー9の相対的な位置を常に適切に保つことができる。逆に、キャリッジ側でスライド可能な構成としても同様の効果を得ることができる。
図7に示すように、ケーブルカバー9に両側端から突出する突起60を設け、突起60をケーブル押え部材7に形成された拡径孔7aに収容するようにして、ケーブルカバー9をケーブル押え部材7から容易に引き抜けない構成にすれば、紙詰まり除去等の作業時に、ユーザが誤ってケーブルカバー9を外すといった危険を回避することができる。
実施例2の記録装置に用いるケーブルカバー9は、キャリッジ側のシート材30cと本体側のシート材31cで構成され、キャリッジ側のシート材30cの板厚は本体側のシート材31cの板厚よりも薄く形成される。キャリッジ側のシート材30cは、図示しないキャリッジ2がフレーム5の左端に移動した時に最小屈曲半径部となり、図示しないフレキシブルケーブルに適度な張りを与えて曲率を確保し屈曲耐久性を向上させ、本体側のシート材31cによりフレキシブルケーブル浮き、巻き込みを防ぐ。
実施例2の記録装置のキャリッジ2がフレーム5の左端から右方向へ戻る際、フレキシブルケーブル8の挙動、ループ形状8c、フレキシブルケーブル8に働く力F1、F2、ケーブルカバー9が発生する力F3、F4は、図9に示すようになる。また、図9において、20cは最小屈曲半径部を表し、21cはケーブル押え部材7付近の浮きを表している。最小屈曲半径部20cにおいて、力F3によりフレキシブルケーブルに適度な張りを与え、キャリッジ2が右側へ戻ろうとする際に発生する力F1、F2をケーブルカバー9のコシに基く力F4により効果的に抑えることができる。
実施例3の記録装置に用いるケーブルカバー9は、キャリッジ側のシート材30dに耐久性に優れた材質や、やわらかい材質のシート材を用い、本体側のシート材31dには硬い材質を用いることで、さらなる性能の向上が図れる上、性能は優れているがコストの高い材料を用いる場合、必要最低限のシート材にのみ用いることで、一枚構成のカバーよりも材料費を低くできる。シート材の材質としては、PET、PEN、PC、PE、PI、PVC、PPE、PP、PBT、ウレタン、SUS等のシート材を用いる。
実施例4の記録装置に用いるケーブルカバー9は、キャリッジ側のシート材30e及び本体側のシート材31eで構成され、本体側のシート材31eに穴70を設け、ネジ止め等で装置本体に接地させることで放射ノイズに対するシールド効果を得ることが可能となる。ケーブルカバー9は、フレキシブルケーブル8を覆うように両側に配置すればさらに良い。シート材30e、31eの材質としては、SUSのシート材や、PET、PEN、PC、PE、PI、PVC、PPE、PP、PBT、ウレタン、エポキシ等のシート材にAl、Ag、Cu等の導電性材料やフェライト等の磁性体材料をコーティングあるいはラミネートしたシート材を用いる。
実施例5の記録装置に用いるケーブルカバー9は、図12に示すように、ケーブルカバー9を構成するキャリッジ側のシート材30fの幅がキャリッジ側に向かって連続的に小さくなるように変化しており、キャリッジに接近した最小屈曲半径部のシート材の幅が最も狭くなり、剛性が低くなる。このため、実施例2、実施例3の記録装置に用いるケーブルカバーが奏する効果と同様に、最小屈曲半径部では他のシート材よりも幅の狭いシート材を用い適度な張りを与えてフレキシブルケーブルの曲率を確保し屈曲耐久性を向上させ、抑えが必要な箇所には他のシート材よりも幅の広いシート材を用いて浮きによる巻き込みを防ぐ効果を得ることができる。
実施例6の記録装置に用いるケーブルカバー9は、図13に示すように、ケーブルカバー9を構成するキャリッジ側のシート材30gの幅は、最小屈曲半径部において、他の部分の幅あるいは他のシート材の幅より狭く形成されており、最小屈曲半径部ではケーブルカバー9の内で剛性が最も低くなる。
このため、実施例5のケーブルカバーと同様に、最小屈曲半径部でのフレキシブルケーブル8の曲率を確保し屈曲耐久性を向上させ、抑えが必要な個所には他のシート材よりも幅の広いシート材を用いて浮きによる巻き込みを防ぐことができる。
Claims (6)
- 主走査方向に往復移動し記録媒体に画像形成を行う記録手段と、主走査方向と直交する副走査方向に前記記録媒体を搬送する搬送手段と、記録装置本体制御部から前記記録手段へ印字情報を伝送するフレキシブルケーブルと、該フレキシブルケーブルに沿って配設され、該フレキシブルケーブルと共に屈曲するケーブルカバーから構成され、該ケーブルカバーは少なくとも2つのシート材で構成され、各シート材の厚さはそれぞれ異なることを特徴とする記録装置。
- 請求項1に記載の記録装置において、前記ケーブルカバーを構成するシート材の内、最小屈曲半径部のシート材の厚さは、その他のシート材の厚さより薄いことを特徴とする記録装置。
- 請求項1または2に記載の記録装置において、前記ケーブルカバーを構成するシート材は、少なくとも2種類の材質から構成されていることを特徴とする記録装置。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の記録装置おいて、前記ケーブルカバーを構成するシート材は、導電性材料あるいは導電層を有する材料から構成されていることを特徴とする記録装置。
- 請求項1乃至4のいずれかに記載の記録装置において、前記ケーブルカバーを構成するシート材の長手方向の幅は、連続的に変化していることを特徴とする記録装置。
- 請求項5に記載の記録装置において、前記ケーブルカバーを構成する最小屈曲半径部のシート材の幅は、その他のシート材の幅より狭いことを特徴とする記録装置。
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