JP2005340283A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005340283A
JP2005340283A JP2004153581A JP2004153581A JP2005340283A JP 2005340283 A JP2005340283 A JP 2005340283A JP 2004153581 A JP2004153581 A JP 2004153581A JP 2004153581 A JP2004153581 A JP 2004153581A JP 2005340283 A JP2005340283 A JP 2005340283A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust pipe
gas
substrate
processing chamber
atmosphere
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004153581A
Other languages
English (en)
Inventor
Shizue Kawada
静枝 川田
Yasuhiro Inokuchi
泰啓 井ノ口
Hidekazu Omori
秀和 大森
Akinori Ishii
昭紀 石井
Bunichi Takeuchi
文一 竹内
Atsushi Moriya
敦 森谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2004153581A priority Critical patent/JP2005340283A/ja
Publication of JP2005340283A publication Critical patent/JP2005340283A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

【課題】Cl原子を有する化合物を含む原料ガスを使用して基板を処理する基板処理装置のメンテナンス時の安全性、作業性を向上させる。
【解決手段】基板処理する空間を提供する処理室201と、処理室201に連通され、Cl原子をその化学式中に有する化合物を含む原料ガスを供給する供給管232と、処理室201に連通され、処理室201内の雰囲気を排気する排気管231とを有し、排気管231に、HO含有雰囲気またはNHガスを導入する導入ポート261を設ける。HO含有雰囲気を導入して排気管231に付着している副生成物である塩化シランポリマーをHOと反応させてHClを発生させ、ポンプで排気することにより、配管解体時に大気中にHClが流出するのを防止する。また、NHを導入してCl原子をその化学式中に有する化合物とNHとを反応させて安定なNHClを生成させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は基板処理装置に関し、特に、Cl原子をその化学式中に有する化合物を含む原料ガスを使用して半導体基板上に成膜を行うCVD(Chemical Vapor Deposition)装置に関する。
Cl原子をその化学式中に有する化合物であるSiHC1、SiHC1,SiC1等のSi系原料ガスを用いてSi基板に成膜を行うことが行われている。
このような成膜を行う半導体CVD装置においては、原料ガスが熱分解されると同時に高分子化(重合)が起こり、塩化シランポリマー(SixCly,SixHyClz)等の副生成物が低温の排気配管に堆積する。また、副生成物の種類によっては、メンテナンスの際に侵入した大気中の水分と反応して加水分解を起こし、加水分解の際にHC1等の有害ガスが発生する。
SiHC1を使用する場合を例にとってさらに説明する。SiHC1を使用するCVD装置では、処理室内で半導体ウエハへの堆積に使用されなかったプロセスガスのSiHC1が、低温の排気配管に塩化シランポリマーとして堆積する。
この反応性副生成物は、ClFによるクリーニングを行っても、すべては取れきれずに、排気配管内に徐々に堆積する。
そして、排気配管をメンテナンスするときに配管を解体すると、配管内に付着した副生成物が大気中の水分と化学反応を起こしてHClが発生する危険性があり作業が安易でなかった。
塩化シランポリマーの生成反応と、塩化シランポリマーのHOとの反応とについて、次に示す。
すなわち、SiHC1は重合で、塩化シランポリマーに変化し(式(1)参照)、
Figure 2005340283
そして塩化シランポリマーがHOと反応すると、塩化シランポリマー部分加水分解物が生成され、HClが発生する(式(2)参照)。
Figure 2005340283
本発明の主な目的は、Cl原子をその化学式中に有する化合物を含む原料ガスを使用して基板を処理する基板処理装置であって、メンテナンス時の安全性、作業性を向上させることのできる基板処理装置を提供することにある。
本発明によれば、
基板処理する空間を提供する処理室と、
前記処理室に連通され、Cl原子をその化学式中に有する化合物を含む原料ガスを供給する供給管と、
前記処理室に連通され、処理室内の雰囲気を排気する排気管とを有し、
前記排気管に、HO含有雰囲気またはNHガスを導入する導入ポートを設けたことを特徴とする基板処理装置が提供される。
排気管に、HO含有雰囲気を導入する導入ポートを設けることにより、排気配管をメンテナンスする前に導入ポートから排気管内に大気を供給し、付着している副生成物塩化シランポリマーをHOと反応させ、HClを発生させることができる。発生したHClは排気管に接続したポンプ等排気手段で排気されるので、配管解体時に大気中にHClが流出するのを防止できる。また、塩化シランポリマーは塩化シランポリマー部分加水分解物となってHClを発生した後は、再配列して、安定なポリシロキサンに変化する。大気を供給して十分に時間が経過した後で排気配管を解体すると、この時点では塩化シランポリマーは、安定なポリシロキサンに変化しているので、HClが発生する危険はなくメンテナンスが行える。
なお、HO含有雰囲気は、排気管をメンテナンスする前またはプロセスレシピ毎に導入することが好ましい。
また、排気管に、NHガスを導入する導入レポートを設けることにより、排気管にNHガスを供給して、SiHC1等のCl原子をその化学式中に有する化合物とNHとを反応させて安定なNHCl(塩化アンモニア)を生成させることができる。それにより、排気管内に塩化シランポリマー等の不安定な副生成物は存在しなくなるので、メンテナンス時に排気管を大気に開放してもHClが生成・流出することはない。
なお、NHは、SiHC1等のSiHC1等のCl原子をその化学式中に有する化合物と同時に供給しても良く、あるいは常時供給することも可能である。また、成膜プロセスに影響を与えないように成膜後毎回供給する、あるいはメンテナンス直前に供給することも有効である。
本発明によれば、Cl原子をその化学式中に有する化合物を含む原料ガスを使用して基板を処理する基板処理装置であって、メンテナンス時の安全性、作業性を向上させることのできる基板処理装置が提供される。
次に、本発明の好ましい実施例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の好ましい実施例における減圧CVD装置を説明するための概略斜視図であり、図2は、本発明の好ましい実施例における減圧CVD装置を説明するための概略構造縦断面図であり、図3は、本発明の好ましい実施例における減圧CVD装置の処理炉を説明するための概略構造縦断面図である。
図1に示すように、筐体101内部の前面側には、図示しない外部搬送装置との間で基板収納容器としてのカセット100の授受を行う保持具授受部材としてのカセットステージ105が設けられ、カセットステージ105の後側には昇降手段としてのカセットエレベータ115が設けられ、カセットエレベータ115には搬送手段としてのカセット移載機114が取りつけられている。カセットエレベータ115の後側には、カセット100の載置手段としてのカセット棚109が設けられ、カセット棚109はスライドステージ122上に横行可能に設けられている。又、カセット棚の上方にはカセット100の載置手段としてのバッファカセット棚110が設けられている。更に、バッファカセット棚110の後側にはクリーンユニット118が設けられ、クリーンエアを筐体101の内部を流通させるように構成されている。
筐体101の後部上方には、処理炉202が設けられている。この処理炉202内には、ウエハ200に所定の処理を行う処理室201が形成されている。処理炉202の下側には、気密室としてのロードロック室102が仕切弁としてのゲートバルブ244により連接され、ロードロック室102の前面にはカセット棚109と対向する位置に仕切手段としてのロードロックドア123が設けられている。ロードロック室102内には、基板としてのウエハ200を水平姿勢で多段に保持する基板保持手段としてのボート217を、処理室201とロードロック室102との間で昇降させる昇降手段としてのボートエレベータ121が内設され、ボートエレベータ121には蓋体としてのシールキャップ219が取りつけられボート217を垂直に支持している。ロードロック室102とカセット棚109との間には図示しない昇降手段としての移載エレベータが設けられ、移載エレベータには搬送手段としてのウエハ移載機112が取りつけられている。
カセット移載機114等の搬送動作は、搬送制御手段124により制御される。
次に、本実施例の基板処理装置である減圧CVD装置の処理炉周辺の構成を図2を参照して説明する。
気密室としてのロードロック室102の外面に下基板145が設けられ、下基板145に立設したガイドシャフト146の上端に上基板147が設けられ、下基板145と上基板147間に掛渡してボール螺子144が回転自在に設けられる。ボール螺子144は上基板147に設けられた昇降モータ148により回転される。ガイドシャフト146には昇降台149が昇降自在に嵌合し、昇降台149はボール螺子144に螺合している。
昇降台149には中空の昇降シャフト150が垂設され、昇降台149と昇降シャフト150の支持部は気密となっている。昇降シャフト150はロードロック室102の天板151を遊貫し、ロードロック室102の底面近くに到達する。天板151の貫通部は昇降シャフト150の昇降動に対して接触することがない様充分な余裕があり、又ロードロック室102と昇降台149間には昇降シャフト150の突出部を覆う伸縮性を有する壁(例えばベローズ119)が気密に設けられ、ベローズ119は昇降台149の昇降量に対応できる充分な伸縮量を有し、ベローズ119の内径は昇降シャフト150の外形に比べ充分に大きくベローズ119の伸縮で接触することがない様になっている。
昇降シャフト150の下端には昇降基板152が水平に固着される。昇降基板152の下面には駆動部カバー153が取付けられ、駆動部収納ケース154が構成されている。昇降基板152と駆動部カバー153との接合部にはOリング等のシール部材により密閉される。従って、駆動部収納ケース154内部はロードロック室102内の雰囲気と隔離される。
また、昇降基板152の下面にはボート217の回転機構156が設けられ、回転機構152の周辺は、冷却手段157により、冷却される。
電力供給ケーブル158が昇降シャフト150の上端から昇降シャフト150の中空部を通って回転機構156に導かれて接続されている。また、冷却手段157およびシールキャップ219には冷却水経路159が形成されており、冷却水経路159には冷却水を供給する冷却水配管160が接続され、冷却水配管160は昇降シャフト150の上端から昇降シャフト150の中空部を通っている。
昇降基板152の上面には、シールキャップ219が気密に設けられる。昇降モータ148を駆動し、ボール螺子144を回転することで昇降台149、昇降シャフト150を介して駆動部収納ケース154を上昇させる。
昇降台149の上死点近傍でシールキャップ219が処理炉202の開口部である炉口161を閉塞し、ウエハ処理が可能な状態とする。ウエハ処理が完了すると、昇降モータ148が駆動されて、ボート217が降下され、ウエハを外部に搬出できる状態となる。
次に、本実施例の基板処理装置である減圧CVD装置の処理炉の詳細を図3を参照して説明する。
図3に示すように、処理炉202は、アウタチューブ205よりなる反応管と、ガス排気管231と、ガス供給管232と、ガス供給管234と、マニホールド209と、マニホールド209の下端部(炉口161)を蓋し処理室201を密閉するシールキャップ219と、シールキャップ219上に設けられウエハ200を垂直方向に多段に搭載するウエハ搭載体としてのボート217と、ボート217を回転する回転機構156と、図示しないヒータ素線と断熱部材を有しウエハ200を加熱するヒータ207等を備えている。
アウタチューブ205、マニホールド209およびシールキャップ219等により処理室201を構成している。
この処理炉202の構成において、処理ガスは、第1のガス供給源180、第2のガス供給源181および第3のガス供給源182から供給され、ガス流量制御手段としてのMFC(マスフローコントローラー)183、MFC184およびMFC185でその流量がそれぞれ制御された後、バルブ177、178、179をそれぞれ介して一本のガス供給管232より処理室201の上部から導入される。なお、ガス供給管232は、マニホールド209を貫通し、アウタチューブ205内を処理室201の上部まで延在して設けられている。ガス供給管232にはバルブ176が設けられている。
クリーニングガス供給管234もマニホールド209を貫通して設けられている。クリーニングガスは、第4のガス供給源180から供給され、ガス流量制御手段としてのMFC188でその流量が制御された後、バルブ186、235を介してクリーニングガス供給管234処理室201内に導入される。
マニホールド209には、ガス排気管231が連通して設けられている。ガス排気管231にはバルブ175、真空ポンプ246および除害装置248が設けられている。バルブ175とマニホールド209とのガス排気管231には、メンテナンスポート261が連通して設けられている。メンテナンスポート261にはバルブ263が設けられている。処理室201内の雰囲気はガス排気管231に接続された排気手段(例えば真空ポンプ246)により、処理室201から排気される。
なお、ヒータ207、回転機構156、MFC183、184、185、187、バルブ175、176、177、178、179、235、263、昇降モータ148、ロードロックドア123、ゲートバルブ244、真空ポンプ246、除害装置248等は制御装置162によって制御され、ウエハ200を搭載したボート217の処理室201とローロック室102との間の昇降、ゲートバルブ244やロードロックドア123の開閉、処理炉202内の温度制御、処理室201内への処理ガスやクリーニングガスの供給、メンテナンスポート261からの大気またはNHの供給および処理室201の排気、ロードロック室102への不活性ガスとしての窒素ガスの供給、ロードロック室102の排気、冷却水経路159への冷却水の供給および停止等が制御装置162によって制御される。
次に、本実施例の基板処理装置である減圧CVD装置における半導体ウエハ200の処理の一例として、半導体シリコンウエハにSiHCl、HClおよびHを用いてエピタキシャルSi膜を成膜する場合を説明する。
図示しない外部搬送装置から搬送されたカセット100は、カセットステージ105に載置され、カセットステージ105でカセット100の姿勢を90°変換され、更に、カセットエレベータ115の昇降動作、横行動作及び、カセット移載機114の進退動作の協働によりカセット棚109又は、バッファカセット棚110に搬送される。
ウエハ移載機112によりカセット棚109からボート217へウエハ200が移載される。ボート217へウエハ200を移載する準備として、ボート217がボートエレベータ121により降下され、ゲートバルブ244により処理室201が閉塞され、更にロードロック室102の内部にパージノズル234から窒素ガスのパージガスが導入される。ロードロック室102が大気圧に復圧された後、ロードロックドア123が開かれる。
水平スライド機構122はカセット棚109を水平移動させ、移載の対象となるカセット100をウエハ移載機112に対峙する様に位置決めする。ウエハ移載機112は昇降動作、回転動作の協働によりウエハ200をカセット100よりボート217へと移載する。ウエハ200の移載はいくつかのカセット100に対して行われ、ボート217へ所定枚数ウエハの移載が完了した後、ロードロックドア123が閉じられ、ロードロック室102が排気管236を介して真空引きされる。
真空引き完了後にガスパージノズル234より窒素ガスが導入され、ロードロック室102内部が窒素ガスにより大気圧に復圧されるとゲートバルブ244が開かれ、昇降モータ148を駆動することによりボートエレベータ121によりボート217が処理室201内に挿入され、シールキャップ219により処理炉202の開口部である炉口161を閉塞することによって処理室201を閉塞する。ボート217を処理室201内に挿入する際には、処理室201内の温度は200℃に保たれている。ロードロック室102は、ウエハ200の処理が終了して再びボート217がロードロック室102に下降してくるまでは窒素ガスによりほぼ大気圧に保たれている。
次に、排気バルブ175を開けて、処理室201内の雰囲気を排気し、処理室201の圧力を0.1Pa程度に減圧する。そして、制御装置162によりヒータ207を制御し、処理室201内の温度、ひいてはウエハ200の温度を750℃に維持する。その後、回転機構156が駆動してボート217を所定の回転数で回転する。
第1のガス供給源180、第2のガス供給源181、第3のガス供給源182には、処理ガスとして、SiHCl、HClおよびHがそれぞれ封入されており、それぞれの流量はMFC183、MFC184、MFC185によってそれぞれ制御される。ガス供給管を開閉するバルブ177,178,178を開き、バルブ176を開いて、処理ガスをガス供給管232を通じて、処理室201に供給し、一方では、ガス排気管236によって排気することによって処理室201内の圧力を100Paに保って、減圧CVD法により、ウエハ200にエピタキシャルSi膜を成膜する。
処理室201内でウエハ200に所定の成膜処理がなされた後、処理室201内をパージガスとしての窒素ガスで置換する。すなわち、成膜後、(1)処理室201内を0.1Pa程度までガス排気管231を介して減圧し、その後窒素ガス(N)をガス供給管232より処理室201内が30Pa程度になるまで流して処理室201内をパージし、その後、(2)窒素ガスを止めて、再度処理室201内を0.1Pa程度までガス排気管231を介して減圧し、その後窒素ガスをガス供給管232より処理室201内が30Pa程度になるまで流して処理室201内をパージする。この(1)、(2)の操作をパージ3min、減圧3minで4回繰り返す。その後ガス供給管232より窒素ガスを処理室201内に導入し、窒素ガスで処理室201内をほぼ大気圧まで戻す。なお、ロードロック室102は、上述のとおり、窒素ガスによりほぼ大気圧に保たれている。
この状態で、昇降モータ148を駆動することによりボートエレベータ121によりウウエハ200を搭載したボート217が処理室201からロードロック室102内に下降し、ゲートバルブ244が閉じられる。
その後、排気管236を介してロードロック室102内を10Torr以下まで真空引きし、その後、窒素ガスをパージノズル234より処理室201内に導入してロードロック室102内を大気圧まで窒素ガスで戻す。
その後、ロードロックドア123を開き、処理後のウエハ200は上記した操作の逆の手順によりボート217からカセット棚109を経てカセットステージ105に移載され、図示しない外部搬送装置により搬出される。
以上のようにして、エピタキシャルSi膜の成膜を所定回数行う毎に、クリーニングガスとしてのClFをクリーニングガス供給管234より供給してクリーニングを行う。
そして、排気管231をメンテナンスする際には、排気管231を取り外す前に、メンテナンスポート261のバルブ263を開にして排気管231内に大気を供給し、付着している副生成物塩化シポリマーをHOと反応させ、HClを発生させる。発生したHClは真空ポンプ246で排気されるので、大気中にHClが流出することはない。また、塩化シランポリマーは塩化シランポリマー部分加水分解物となってHClを発生した後は、再配列して、安定なポリシロキサンに変化する。大気を供給して十分に時間が経過した後で排気管231を解体すると、この時点では塩化シランポリマーは、安定なポリシロキサンに変化しているので、HClが発生する危険はなくメンテナンスが行え、安全性が向上し、メンテナンス性も向上する。
また、プロセスレシピ毎のエピタキシャル成長完了後に、排気管231内へメンテナンスポート261より大気を導入することで副生成物を加水分解させ、HCLガスを発生させるようにしてもよい。プロセスレシピ毎に上記処理を行うため、排気管のメンテナンス時はHClガスの発生は無く、容易に作業をを行う事ができ、安全性が向上し、メンテナンス性も向上する。
なお、上記では、メンテナンスポート261より大気を導入したが、メンテナンスポート261よりNHを導入してもよい。排気管231にNHを供給する事でSiHClとNHとを反応させて安定なNHCl(塩化アンモニア)を生成する。それにより、排気管231内に塩化シランポリマー等の不安定な副生成物は存在しなくなるので、メンテナンス時に排気管231を大気に開放してもHClが生成・流出することはない。
NHは、SiHClと同時に供給しても良く、あるいは常時供給することも可能である。また、成膜プロセスに影響を与えないように成膜後毎回供給する、あるいはメンテナンス直前に供給することも有効である。
本発明の好ましい実施例における減圧CVD装置を説明するための概略斜視図である。 本発明の好ましい実施例における減圧CVD装置を説明するための概略構造縦断面図である。 本発明の好ましい実施例における減圧CVD装置の処理炉を説明するための概略構造縦断面図である。
符号の説明
100…カセット
101…筐体
102…ロードロック室
109…カセット棚
112…ウエハ移載機
118…クリーンユニット
119…ベローズ
121…ボートエレベータ
123…ロードロックドア
124…搬送制御手段
148…昇降モータ
149…昇降台
156…回転機構
161…炉口
162…制御装置
175…排気バルブ
176、177、178、179、186、235、263…バルブ
183、184、185、188…MFC
180…第1のガス供給源
181…第2のガス供給源
182…第3のガス供給源
187…第4のガス供給源
200…ウエハ
201…処理室
202…処理炉
205…アウターチューブ
207…ヒータ
209…マニホールド
217…ボート
219…シールキャップ
231…ガス排気管
232…ガス供給管
234…クリーニングガス供給管
244…ゲートバルブ
246…真空ポンプ
248…除害装置
261…メンテナンスポート

Claims (1)

  1. 基板処理する空間を提供する処理室と、
    前記処理室に連通され、Cl原子をその化学式中に有する化合物を含む原料ガスを供給する供給管と、
    前記処理室に連通され、処理室内の雰囲気を排気する排気管とを有し、
    前記排気管に、HO含有雰囲気またはNHガスを導入する導入ポートを設けたことを特徴とする基板処理装置。
JP2004153581A 2004-05-24 2004-05-24 基板処理装置 Withdrawn JP2005340283A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004153581A JP2005340283A (ja) 2004-05-24 2004-05-24 基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004153581A JP2005340283A (ja) 2004-05-24 2004-05-24 基板処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005340283A true JP2005340283A (ja) 2005-12-08

Family

ID=35493537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004153581A Withdrawn JP2005340283A (ja) 2004-05-24 2004-05-24 基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005340283A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007114427A1 (ja) * 2006-04-04 2007-10-11 Tokyo Electron Limited 成膜装置の排気系構造、成膜装置、および排ガスの処理方法
WO2009034865A1 (ja) * 2007-09-10 2009-03-19 Tokyo Electron Limited 成膜装置の排気系構造、成膜装置、および排ガスの処理方法
JP2015211169A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 三菱電機株式会社 不純物拡散装置
JP2017183603A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 東芝メモリ株式会社 エピタキシャル成長装置
JP2017228700A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 株式会社日立国際電気 半導体装置の製造方法、基板処理装置、およびプログラム
JP2019186574A (ja) * 2019-07-17 2019-10-24 株式会社Kokusai Electric 半導体装置の製造方法、基板処理装置およびプログラム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007114427A1 (ja) * 2006-04-04 2007-10-11 Tokyo Electron Limited 成膜装置の排気系構造、成膜装置、および排ガスの処理方法
JP2007300074A (ja) * 2006-04-04 2007-11-15 Tokyo Electron Ltd 成膜装置の排気系構造、成膜装置、および排ガスの処理方法
US8147786B2 (en) 2006-04-04 2012-04-03 Tokyo Electron Limited Gas exhaust system of film-forming apparatus, film-forming apparatus, and method for processing exhaust gas
WO2009034865A1 (ja) * 2007-09-10 2009-03-19 Tokyo Electron Limited 成膜装置の排気系構造、成膜装置、および排ガスの処理方法
JP2015211169A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 三菱電機株式会社 不純物拡散装置
JP2017183603A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 東芝メモリ株式会社 エピタキシャル成長装置
US10253427B2 (en) 2016-03-31 2019-04-09 Toshiba Memory Corporation Epitaxial growth apparatus and method of manufacturing a semiconductor device
JP2017228700A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 株式会社日立国際電気 半導体装置の製造方法、基板処理装置、およびプログラム
JP2019186574A (ja) * 2019-07-17 2019-10-24 株式会社Kokusai Electric 半導体装置の製造方法、基板処理装置およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4635051B2 (ja) 半導体装置の製造方法および基板処理装置
KR101070666B1 (ko) 클리닝 방법 및 기판 처리 장치
JP5844900B2 (ja) エピタキシャルプロセスのための半導体製造設備
KR101271246B1 (ko) 에피택셜 공정을 위한 반도체 제조설비
JP5848832B2 (ja) 熱遮断プレートを含む基板処理装置
JP6060172B2 (ja) 複数の排気ポートを含む基板処理装置及びその方法
WO2007018139A1 (ja) 半導体装置の製造方法および基板処理装置
KR100996689B1 (ko) 반도체장치의 제조방법, 막생성방법 및 기판처리장치
JP5235142B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び基板処理装置
JP2008078285A (ja) 基板処理装置および半導体装置の製造方法
CN107533998B (zh) 基板处理装置以及清洗腔室的方法
US8012885B2 (en) Manufacturing method of semiconductor device
JP2005340283A (ja) 基板処理装置
KR102453149B1 (ko) 퍼니스형 반도체 장치, 이의 세정 방법 및 이를 이용한 박막 형성 방법
TW201505078A (zh) 半導體裝置的製造方法、基板處理方法及基板處理裝置
JP2006059938A (ja) 基板処理装置
JP2014232816A (ja) 基板処理装置、半導体装置の製造方法および基板処理方法
TW201133560A (en) Method of manufacturing semiconductor device and substrate processing apparatus
US20220364228A1 (en) Cleaning method and substrate processing apparatus
JP4324418B2 (ja) 基板処理装置および半導体デバイスの製造方法
JP2008277785A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2006190812A (ja) 基板処理装置
JP2013069804A (ja) 半導体製造装置および成膜方法
JP2005259927A (ja) 基板処理装置
JP2006261309A (ja) 基板処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070807