JP2005339721A - 記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】データ記録媒体にデータを記録できない領域があっても、所定の再生時間のデータをデータ記録媒体の連続した領域に記録できるようにする。
【解決手段】 制御部138は、所定の再生時間のストリームユニットを記録媒体102に記録している場合、記録エラーが発生したとき、ストリームユニットを記録中の連続記録領域の記録容量以上の連続した空き領域を検索する。ドライブ136は、制御部138の制御の基に、検索した領域の先頭にIL補助領域および記録済みのストリームユニットのデータ量と同じ記録容量の領域を確保し、未記録のストリームユニットを記録してから、記録済みのストリームユニットをコピーする。本発明はビデオカメラに適用することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、データ記録媒体の連続した領域にデータを記録できるようにするようにした記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
近年、例えば、ビデオカメラのデータ記録方式として、ビデオカメラで撮影した映像データおよびビデオカメラに付属のマイクロホンで収集した音声データを多重化したデータ(以下、AVデータと称する)を途切れなく再生できるように、AVデータを、10秒乃至20秒程度の所定の再生時間(以下、分割時間と称する)のデータごとに分割して、分割した1つのデータ(以下、分割データと称する)を記録媒体の連続した1つの領域に記録するとともに、各分割データごとに分割データに同期させて再生する音声データ、画像データ、テキストデータなどのコンテンツデータを追加して記録する領域(以下、補助領域と称する)を予め確保する記録方式が提案されている。
図1は、この記録方式における光ディスクなどの記録媒体の記録フォーマットを模式的に表した図である。この記録方式では、分割データ1が記録媒体の連続した領域11に記録されるとともに、所定の記録容量の補助領域12が確保される。また、この記録方式において、記録媒体の傷やほこりなどにより領域11内にデータを記録することができない欠陥領域13−1および13−2があった場合、その欠陥領域を飛ばして、分割データ1の記録が続けられる。
また、記録するデータの種類により記録領域を分割して、データの種類または記録モードに応じて異なるクラスタサイズでデータを記録するとともに、記録領域に欠陥が検出された場合、欠陥を含むクラスタに記録するデータの種類を変更することにより、記録領域を効率的に使用する記録装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−149427号公報
しかしながら、この記録方式において、領域11内における欠陥領域の比率が所定の値を超え、分割データ1を連続した領域11に記録することができなくなった場合、AVデータの記録を中止するか、領域11に記録できなくなくなった分割データ1の残りを記録せずに、次の分割データを記録するようになされていた。
また、分割データ1のデータ量より十分大きなバッファを設けて、分割データ1の記録が終了するまで、分割データ1をバッファ内に記憶し、領域11内における欠陥領域の比率が所定の値を超え、分割データ1を連続した領域11に記録することができなくなった場合、別の連続した領域に分割データ1を最初から記録する方法が考えられるが、この場合、バッファの記録容量を大きくすることにより、ビデオカメラなどの記録装置のコストが上昇したり、記録装置のサイズが大きくなったりしてしまうという課題があった。
また、図2に示されるように、分割データ1を記録するときに所定の記録容量の領域として確保された補助領域12の直後の領域11には、分割データ1が記録され、補助領域12の直前の領域14には、別のデータが記録される。従って、分割データ1に同期して再生させるコンテンツデータを補助領域12に記録するときに、欠陥領域13−3が検出されても、補助領域12の記録容量を拡張することができないため、コンテンツデータを記録することができなくなってしまうという課題があった。
また、欠陥領域13−3が検出された時点から、補助領域12に記録するコンテンツデータを別の領域15に記録する方法も考えられるが、この場合、コンテンツデータが分散した領域に記録されるため、分割データ1を再生するときに、分割データ1に同期して再生されるコンテンツデータの再生が途中で中断してしまう可能性があるといった課題があった。
また、特許文献1に記載されている発明では、記録領域に欠陥が検出された場合、欠陥を含むクラスタにデータを記録しないことが記載されているが、所定の再生時間のデータをデータ記録媒体の連続した領域に記録できなくなった場合の処理については開示されていない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、データ記録媒体にデータを記録できない領域があっても、所定の再生時間のデータをデータ記録媒体の連続した領域に記録できるようにするものである。
本発明の第1の記録装置は、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データをデータ記録媒体の連続した連続領域に記録する記録装置において、連続領域としての第1の連続領域に分割データを記録している場合、第1の連続領域に分割データを記録できなくなったとき、第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域を検索する検索手段と、分割データのうち第1の連続領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3の連続領域を第2の連続領域の先頭に確保して、分割データのうち第1の連続領域に記録されていない第2のデータを第3の連続領域の直後に記録してから、第1のデータを第3の連続領域に記録するように、分割データの第2の連続領域への記録を制御する記録制御手段とを含むことを特徴とする。
連続領域の位置と記録容量とを含む領域情報を生成するとともに、分割データが第2の連続領域に記録された場合、領域情報に含まれる第1の連続領域の位置と記録容量とを、第2の連続領域の位置と記録容量とに更新する情報生成手段をさらに設けるようにすることができる。
データ記録媒体は、連続領域ごとに、連続領域に記録された分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量のコンテンツデータ記録領域が連続領域に隣接して確保されているデータ記録媒体であり、検索手段は、連続領域としての第4の連続領域に記録されている分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータをコンテンツデータ記録領域としての第1のコンテンツデータ記録領域に記録している場合、第1のコンテンツデータ記録領域にコンテンツデータを記録できなくなったとき、第4の連続領域の記録容量以上の空き領域である第5の連続領域、および第5の連続領域に隣接した第1のコンテンツデータ記録領域の記録容量以上の空き領域である第2のコンテンツデータ記録領域を検索し、記録制御手段は、コンテンツデータのうち第1のコンテンツデータ記録領域に記録されている第3のデータのデータ量に等しい記録容量の第3のコンテンツデータ記録領域を第2のコンテンツデータ記録領域の先頭に確保して、コンテンツデータのうち第1のコンテンツデータ記録領域に記録されていない第4のデータを第3のコンテンツデータ記録領域の直後に記録してから、第3のデータを第3のコンテンツデータ記録領域に記録するとともに、第4の連続領域に記録されている分割データを第5の連続領域に記録するように、分割データの第5の連続領域への記録およびコンテンツデータの第2のコンテンツデータ記録領域への記録を制御するようにすることができる。
連続領域およびコンテンツデータ記録領域の位置と記録容量とを含む領域情報を生成するとともに、分割データが第5の連続領域に記録され、コンテンツデータが第2のコンテンツデータ記録領域に記録された場合、領域情報に含まれる第4の連続領域および第1のコンテンツデータ記録領域の位置と記録容量とを、第5の連続領域および第2のコンテンツデータ記録領域の位置と記録容量とに更新する情報生成手段をさらに設けるようにすることができる。
本発明の第1の記録方法は、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データをデータ記録媒体の連続した連続領域に記録する記録方法において、連続領域としての第1の連続領域に分割データを記録している場合、第1の連続領域に分割データを記録できなくなったとき、第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域を検索する検索ステップと、分割データのうち第1の連続領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3の連続領域を第2の連続領域の先頭に確保して、分割データのうち第1の連続領域に記録されていない第2のデータを第3の連続領域の直後に記録してから、第1のデータを第3の連続領域に記録するように、分割データの第2の連続領域への記録を制御する記録制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の記録媒体に記録されている第1のプログラムは、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データをデータ記録媒体の連続した連続領域に記録する記録処理用のプログラムであって、連続領域としての第1の連続領域に分割データを記録している場合、第1の連続領域に分割データを記録できなくなったとき、第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域を検索する検索ステップと、分割データのうち第1の連続領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3の連続領域を第2の連続領域の先頭に確保して、分割データのうち第1の連続領域に記録されていない第2のデータを第3の連続領域の直後に記録してから、第1のデータを第3の連続領域に記録するように、分割データの第2の連続領域への記録を制御する記録制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データをデータ記録媒体の連続した連続領域に記録する記録処理を、コンピュータに行なわせるプログラムにおいて、連続領域としての第1の連続領域に分割データを記録している場合、第1の連続領域に分割データを記録できなくなったとき、第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域を検索する検索ステップと、分割データのうち第1の連続領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3の連続領域を第2の連続領域の先頭に確保して、分割データのうち第1の連続領域に記録されていない第2のデータを第3の連続領域の直後に記録してから、第1のデータを第3の連続領域に記録するように、分割データの第2の連続領域への記録を制御する記録制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第2の記録装置は、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データが連続した連続領域に記録され、連続領域ごとに、連続領域に記録された分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量のコンテンツデータ記録領域が連続領域に隣接して確保されているデータ記録媒体に、コンテンツデータを記録する記録装置において、連続領域としての第1の連続領域に記録されている分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータをコンテンツデータ記録領域としての第1のコンテンツデータ記録領域に記録している場合、第1のコンテンツデータ記録領域にコンテンツデータを記録できなくなったとき、第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域、および第2の連続領域に隣接した第1のコンテンツデータ記録領域の記録容量以上の空き領域である第2のコンテンツデータ記録領域を検索する検索手段と、コンテンツデータのうち第1のコンテンツデータ記録領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3のコンテンツデータ記録領域を第2のコンテンツデータ記録領域の先頭に確保して、コンテンツデータのうち第1のコンテンツデータ記録領域に記録されていない第2のデータを第3のコンテンツデータ記録領域の直後に記録してから、第1のデータを第3のコンテンツデータ記録領域に記録するとともに、第1の連続領域に記録されている分割データを第2の連続領域に記録するように、分割データの第2の連続領域への記録およびコンテンツデータの第2のコンテンツデータ記録領域への記録を制御する記録制御手段とを含むことを特徴とする。
連続領域およびコンテンツデータ記録領域の位置と記録容量とを含む領域情報を生成するとともに、分割データが第2の連続領域に記録され、コンテンツデータが第2のコンテンツデータ記録領域に記録された場合、領域情報に含まれる第1の連続領域および第1のコンテンツデータ記録領域の位置と記録容量とを、第2の連続領域および第2のコンテンツデータ記録領域の位置と記録容量とに更新する情報生成手段をさらに設けるようにすることができる。
本発明の第2の記録方法は、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データが連続した連続領域に記録され、連続領域ごとに、連続領域に記録された分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量のコンテンツデータ記録領域が連続領域に隣接して確保されているデータ記録媒体に、コンテンツデータを記録する記録方法において、連続領域としての第1の連続領域に記録されている分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータをコンテンツデータ記録領域としての第1のコンテンツデータ記録領域に記録している場合、第1のコンテンツデータ記録領域にコンテンツデータを記録できなくなったとき、第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域、および第2の連続領域に隣接した第1のコンテンツデータ記録領域の記録容量以上の空き領域である第2のコンテンツデータ記録領域を検索する検索ステップと、コンテンツデータのうち第1のコンテンツデータ記録領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3のコンテンツデータ記録領域を第2のコンテンツデータ記録領域の先頭に確保して、コンテンツデータのうち第1のコンテンツデータ記録領域に記録されていない第2のデータを第3のコンテンツデータ記録領域の直後に記録してから、第1のデータを第3のコンテンツデータ記録領域に記録するとともに、第1の連続領域に記録されている分割データを第2の連続領域に記録するように、分割データの第2の連続領域への記録およびコンテンツデータの第2のコンテンツデータ記録領域への記録を制御する記録制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の記録媒体に記録されている第2のプログラムは、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データが連続した連続領域に記録され、連続領域ごとに、連続領域に記録された分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量のコンテンツデータ記録領域が連続領域に隣接して確保されているデータ記録媒体に、コンテンツデータを記録する記録処理用のプログラムであって、連続領域としての第1の連続領域に記録されている分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータをコンテンツデータ記録領域としての第1のコンテンツデータ記録領域に記録している場合、第1のコンテンツデータ記録領域にコンテンツデータを記録できなくなったとき、第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域、および第2の連続領域に隣接した第1のコンテンツデータ記録領域の記録容量以上の空き領域である第2のコンテンツデータ記録領域を検索する検索ステップと、コンテンツデータのうち第1のコンテンツデータ記録領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3のコンテンツデータ記録領域を第2のコンテンツデータ記録領域の先頭に確保して、コンテンツデータのうち第1のコンテンツデータ記録領域に記録されていない第2のデータを第3のコンテンツデータ記録領域の直後に記録してから、第1のデータを第3のコンテンツデータ記録領域に記録するとともに、第1の連続領域に記録されている分割データを第2の連続領域に記録するように、分割データの第2の連続領域への記録およびコンテンツデータの第2のコンテンツデータ記録領域への記録を制御する記録制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第2のプログラムは、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データが連続した連続領域に記録され、連続領域ごとに、連続領域に記録された分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量のコンテンツデータ記録領域が連続領域に隣接して確保されているデータ記録媒体に、コンテンツデータを記録する記録処理を、コンピュータに行なわせるプログラムにおいて、連続領域としての第1の連続領域に記録されている分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータをコンテンツデータ記録領域としての第1のコンテンツデータ記録領域に記録している場合、第1のコンテンツデータ記録領域にコンテンツデータを記録できなくなったとき、第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域、および第2の連続領域に隣接した第1のコンテンツデータ記録領域の記録容量以上の空き領域である第2のコンテンツデータ記録領域を検索する検索ステップと、コンテンツデータのうち第1のコンテンツデータ記録領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3のコンテンツデータ記録領域を第2のコンテンツデータ記録領域の先頭に確保して、コンテンツデータのうち第1のコンテンツデータ記録領域に記録されていない第2のデータを第3のコンテンツデータ記録領域の直後に記録してから、第1のデータを第3のコンテンツデータ記録領域に記録するとともに、第1の連続領域に記録されている分割データを第2の連続領域に記録するように、分割データの第2の連続領域への記録およびコンテンツデータの第2のコンテンツデータ記録領域への記録を制御する記録制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第1の記録装置および方法、第1の記録媒体、並びに第1のプログラムにおいては、データ記録媒体の連続した連続領域としての第1の連続領域に映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データを記録している場合、第1の連続領域に分割データを記録できなくなったとき、第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域が検索され、分割データのうち第1の連続領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3の連続領域を第2の連続領域の先頭に確保して、分割データのうち第1の連続領域に記録されていない第2のデータを第3の連続領域の直後に記録してから、第1のデータを第3の連続領域に記録するように、分割データの第2の連続領域への記録が制御される。
本発明の第2の記録装置および方法、第2の記録媒体、並びに第2のプログラムにおいては、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データが連続した連続領域に記録され、連続領域ごとに、連続領域に記録された分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量のコンテンツデータ記録領域が連続領域に隣接して確保されているデータ記録媒体の、連続領域としての第1の連続領域に記録されている分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータをコンテンツデータ記録領域としての第1のコンテンツデータ記録領域に記録している場合、第1のコンテンツデータ記録領域にコンテンツデータを記録できなくなったとき、第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域、および第2の連続領域に隣接した第1のコンテンツデータ記録領域の記録容量以上の空き領域である第2のコンテンツデータ記録領域が検索され、コンテンツデータのうち第1のコンテンツデータ記録領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3のコンテンツデータ記録領域を第2のコンテンツデータ記録領域の先頭に確保して、コンテンツデータのうち第1のコンテンツデータ記録領域に記録されていない第2のデータを第3のコンテンツデータ記録領域の直後に記録してから、第1のデータを第3のコンテンツデータ記録領域に記録するとともに、第1の連続領域に記録されている分割データを第2の連続領域に記録するように、分割データの第2の連続領域への記録およびコンテンツデータの第2のコンテンツデータ記録領域への記録が制御される。
以上のように、本発明の記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラムによれば、所定の再生時間のデータをデータ記録媒体の連続した領域に記録することができる。また、本発明の記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラムによれば、データ記録媒体にデータを記録できない領域があっても、データの記録を中断したり、データを欠落させたりせずに、所定の再生時間のデータをデータ記録媒体の連続した領域に記録することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の記録装置(例えば、図3のデータ記録再生部113)は、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データ(例えば、図6のストリームユニット211)をデータ記録媒体(例えば、図3の記録媒体102)の連続した連続領域に記録する記録装置において、前記連続領域としての第1の連続領域に前記分割データを記録している場合、前記第1の連続領域に前記分割データを記録できなくなったとき、前記第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域を検索する検索手段(例えば、図5の領域管理部153)と、前記分割データのうち前記第1の連続領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3の連続領域を前記第2の連続領域の先頭に確保して、前記分割データのうち前記第1の連続領域に記録されていない第2のデータを前記第3の連続領域の直後に記録してから、前記第1のデータを前記第3の連続領域に記録するように、前記分割データの前記第2の連続領域への記録を制御する記録制御手段(例えば、図5の記録制御部154)とを含むことを特徴とする。
請求項2に記載の記録装置(例えば、図3のデータ記録再生部113)は、前記連続領域の位置と記録容量とを含む領域情報(例えば、ファイル管理情報)を生成するとともに、前記分割データが前記第2の連続領域に記録された場合、前記領域情報に含まれる前記第1の連続領域の位置と記録容量とを、前記第2の連続領域の位置と記録容量とに更新する情報生成手段(例えば、図5の情報管理部152)をさらに含むことを特徴とする。
請求項3に記載の記録装置(例えば、図3のデータ記録再生部113)は、前記データ記録媒体は、前記連続領域ごとに、前記連続領域に記録された前記分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量のコンテンツデータ記録領域(例えば、図6のIL補助領域212)が前記連続領域に隣接して確保されているデータ記録媒体であり、前記検索手段は、前記連続領域としての第4の連続領域に記録されている前記分割データの再生に同期して再生される前記コンテンツデータを前記コンテンツデータ記録領域としての第1のコンテンツデータ記録領域に記録している場合、前記第1のコンテンツデータ記録領域に前記コンテンツデータを記録できなくなったとき、前記第4の連続領域の記録容量以上の空き領域である第5の連続領域、および前記第5の連続領域に隣接した前記第1のコンテンツデータ記録領域の記録容量以上の空き領域である第2のコンテンツデータ記録領域を検索し、前記記録制御手段は、前記コンテンツデータのうち前記第1のコンテンツデータ記録領域に記録されている第3のデータのデータ量に等しい記録容量の第3のコンテンツデータ記録領域を前記第2のコンテンツデータ記録領域の先頭に確保して、前記コンテンツデータのうち前記第1のコンテンツデータ記録領域に記録されていない第4のデータを前記第3のコンテンツデータ記録領域の直後に記録してから、前記第3のデータを前記第3のコンテンツデータ記録領域に記録するとともに、前記第4の連続領域に記録されている前記分割データを前記第5の連続領域に記録するように、前記分割データの前記第5の連続領域への記録および前記コンテンツデータの前記第2のコンテンツデータ記録領域への記録を制御することを特徴とする。
請求項4に記載の記録装置(例えば、図3のデータ記録再生部113)は、前記連続領域および前記コンテンツデータ記録領域の位置と記録容量とを含む領域情報(例えば、ファイル管理情報)を生成するとともに、前記分割データが前記第5の連続領域に記録され、前記コンテンツデータが前記第2のコンテンツデータ記録領域に記録された場合、前記領域情報に含まれる前記第4の連続領域および前記第1のコンテンツデータ記録領域の位置と記録容量とを、前記第5の連続領域および前記第2のコンテンツデータ記録領域の位置と記録容量とに更新する情報生成手段(例えば、図5の情報管理部152)をさらに含むことを特徴とする。
請求項5に記載の記録方法は、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データ(例えば、図6のストリームユニット211)をデータ記録媒体(例えば、図3の記録媒体102)の連続した連続領域に記録する記録方法であって、前記連続領域としての第1の連続領域に前記分割データを記録している場合、前記第1の連続領域に前記分割データを記録できなくなったとき、前記第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域を検索する検索ステップ(例えば、図11のステップS24)と、前記分割データのうち前記第1の連続領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3の連続領域を前記第2の連続領域の先頭に確保して、前記分割データのうち前記第1の連続領域に記録されていない第2のデータを前記第3の連続領域の直後に記録してから、前記第1のデータを前記第3の連続領域に記録するように、前記分割データの前記第2の連続領域への記録を制御する記録制御ステップ(例えば、図11のステップS25、および図16のステップS31)とを含むことを特徴とする。
請求項6に記載の記録媒体(例えば、図31のリムーバブルメディア811)に記録されているプログラムは、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データ(例えば、図6のストリームユニット211)をデータ記録媒体(例えば、図3の記録媒体102)の連続した連続領域に記録する記録処理用のプログラムであって、前記連続領域としての第1の連続領域に前記分割データを記録している場合、前記第1の連続領域に前記分割データを記録できなくなったとき、前記第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域を検索する検索ステップ(例えば、図11のステップS24)と、前記分割データのうち前記第1の連続領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3の連続領域を前記第2の連続領域の先頭に確保して、前記分割データのうち前記第1の連続領域に記録されていない第2のデータを前記第3の連続領域の直後に記録してから、前記第1のデータを前記第3の連続領域に記録するように、前記分割データの前記第2の連続領域への記録を制御する記録制御ステップ(例えば、図11のステップS25、および図16のステップS31)とを含むことを特徴とする。
請求項7に記載のプログラムは、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データ(例えば、図6のストリームユニット211)をデータ記録媒体(例えば、図3の記録媒体102)の連続した連続領域に記録する記録処理を、コンピュータに行なわせるプログラムであって、前記連続領域としての第1の連続領域に前記分割データを記録している場合、前記第1の連続領域に前記分割データを記録できなくなったとき、前記第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域を検索する検索ステップ(例えば、図11のステップS24)と、前記分割データのうち前記第1の連続領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3の連続領域を前記第2の連続領域の先頭に確保して、前記分割データのうち前記第1の連続領域に記録されていない第2のデータを前記第3の連続領域の直後に記録してから、前記第1のデータを前記第3の連続領域に記録するように、前記分割データの前記第2の連続領域への記録を制御する記録制御ステップ(例えば、図11のステップS25、および図16のステップS31)とを含むことを特徴とする。
請求項8に記載の記録装置(例えば、図3のデータ記録再生部113)は、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データ(例えば、図6のストリームユニット211)が連続した連続領域に記録され、前記連続領域ごとに、前記連続領域に記録された前記分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量のコンテンツデータ記録領域(例えば、図6のIL補助領域212)が前記連続領域に隣接して確保されているデータ記録媒体(例えば、図3の記録媒体102)に、前記コンテンツデータを記録する記録装置において、前記連続領域としての第1の連続領域に記録されている前記分割データの再生に同期して再生される前記コンテンツデータを前記コンテンツデータ記録領域としての第1のコンテンツデータ記録領域に記録している場合、前記第1のコンテンツデータ記録領域に前記コンテンツデータを記録できなくなったとき、前記第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域、および前記第2の連続領域に隣接した前記第1のコンテンツデータ記録領域の記録容量以上の空き領域である第2のコンテンツデータ記録領域を検索する検索手段(例えば、図5の領域管理部153)と、前記コンテンツデータのうち前記第1のコンテンツデータ記録領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3のコンテンツデータ記録領域を前記第2のコンテンツデータ記録領域の先頭に確保して、前記コンテンツデータのうち前記第1のコンテンツデータ記録領域に記録されていない第2のデータを前記第3のコンテンツデータ記録領域の直後に記録してから、前記第1のデータを前記第3のコンテンツデータ記録領域に記録するとともに、前記第1の連続領域に記録されている前記分割データを前記第2の連続領域に記録するように、前記分割データの前記第2の連続領域への記録および前記コンテンツデータの前記第2のコンテンツデータ記録領域への記録を制御する記録制御手段(例えば、図5の記録制御部154)とを含むことを特徴とする。
請求項9に記載の記録装置(例えば、図3のデータ記録再生部113)は、前記連続領域および前記コンテンツデータ記録領域の位置と記録容量とを含む領域情報(例えば、ファイル管理情報)を生成するとともに、前記分割データが前記第2の連続領域に記録され、前記コンテンツデータが前記第2のコンテンツデータ記録領域に記録された場合、前記領域情報に含まれる前記第1の連続領域および前記第1のコンテンツデータ記録領域の位置と記録容量とを、前記第2の連続領域および前記第2のコンテンツデータ記録領域の位置と記録容量とに更新する情報生成手段(例えば、図5の情報管理部152)をさらに含むことを特徴とする
請求項10に記載の記録方法は、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データ(例えば、図6のストリームユニット211)が連続した連続領域に記録され、前記連続領域ごとに、前記連続領域に記録された前記分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量のコンテンツデータ記録領域(例えば、図6のIL補助領域212)が前記連続領域に隣接して確保されているデータ記録媒体(例えば、図3の記録媒体102)に、前記コンテンツデータを記録する記録方法であって、前記連続領域としての第1の連続領域に記録されている前記分割データの再生に同期して再生される前記コンテンツデータを前記コンテンツデータ記録領域としての第1のコンテンツデータ記録領域に記録している場合、前記第1のコンテンツデータ記録領域に前記コンテンツデータを記録できなくなったとき、前記第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域、および前記第2の連続領域に隣接した前記第1のコンテンツデータ記録領域の記録容量以上の空き領域である第2のコンテンツデータ記録領域を検索する検索ステップ(例えば、図24のステップS124)と、前記コンテンツデータのうち前記第1のコンテンツデータ記録領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3のコンテンツデータ記録領域を前記第2のコンテンツデータ記録領域の先頭に確保して、前記コンテンツデータのうち前記第1のコンテンツデータ記録領域に記録されていない第2のデータを前記第3のコンテンツデータ記録領域の直後に記録してから、前記第1のデータを前記第3のコンテンツデータ記録領域に記録するとともに、前記第1の連続領域に記録されている前記分割データを前記第2の連続領域に記録するように、前記分割データの前記第2の連続領域への記録および前記コンテンツデータの前記第2のコンテンツデータ記録領域への記録を制御する記録制御ステップ(例えば、図24のステップS125および図29のステップS131)とを含むことを特徴とする。
請求項11に記載の記録媒体(例えば、図31のリムーバブルメディア811)に記録されているプログラムは、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データ(例えば、図6のストリームユニット211)が連続した連続領域に記録され、前記連続領域ごとに、前記連続領域に記録された前記分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量のコンテンツデータ記録領域(例えば、図6のIL補助領域212)が前記連続領域に隣接して確保されているデータ記録媒体(例えば、図3の記録媒体102)に、前記コンテンツデータを記録する記録処理用のプログラムであって、前記連続領域としての第1の連続領域に記録されている前記分割データの再生に同期して再生される前記コンテンツデータを前記コンテンツデータ記録領域としての第1のコンテンツデータ記録領域に記録している場合、前記第1のコンテンツデータ記録領域に前記コンテンツデータを記録できなくなったとき、前記第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域、および前記第2の連続領域に隣接した前記第1のコンテンツデータ記録領域の記録容量以上の空き領域である第2のコンテンツデータ記録領域を検索する検索ステップ(例えば、図24のステップS124)と、前記コンテンツデータのうち前記第1のコンテンツデータ記録領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3のコンテンツデータ記録領域を前記第2のコンテンツデータ記録領域の先頭に確保して、前記コンテンツデータのうち前記第1のコンテンツデータ記録領域に記録されていない第2のデータを前記第3のコンテンツデータ記録領域の直後に記録してから、前記第1のデータを前記第3のコンテンツデータ記録領域に記録するとともに、前記第1の連続領域に記録されている前記分割データを前記第2の連続領域に記録するように、前記分割データの前記第2の連続領域への記録および前記コンテンツデータの前記第2のコンテンツデータ記録領域への記録を制御する記録制御ステップ(例えば、図24のステップS125および図29のステップS131)とを含むことを特徴とする。
請求項12に記載のプログラムは、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データ(例えば、図6のストリームユニット211)が連続した連続領域に記録され、前記連続領域ごとに、前記連続領域に記録された前記分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量のコンテンツデータ記録領域(例えば、図6のIL補助領域212)が前記連続領域に隣接して確保されているデータ記録媒体(例えば、図3の記録媒体102)に、前記コンテンツデータを記録する記録処理を、コンピュータに行なわせるプログラムであって、前記連続領域としての第1の連続領域に記録されている前記分割データの再生に同期して再生される前記コンテンツデータを前記コンテンツデータ記録領域としての第1のコンテンツデータ記録領域に記録している場合、前記第1のコンテンツデータ記録領域に前記コンテンツデータを記録できなくなったとき、前記第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域、および前記第2の連続領域に隣接した前記第1のコンテンツデータ記録領域の記録容量以上の空き領域である第2のコンテンツデータ記録領域を検索する検索ステップ(例えば、図24のステップS124)と、前記コンテンツデータのうち前記第1のコンテンツデータ記録領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3のコンテンツデータ記録領域を前記第2のコンテンツデータ記録領域の先頭に確保して、前記コンテンツデータのうち前記第1のコンテンツデータ記録領域に記録されていない第2のデータを前記第3のコンテンツデータ記録領域の直後に記録してから、前記第1のデータを前記第3のコンテンツデータ記録領域に記録するとともに、前記第1の連続領域に記録されている前記分割データを前記第2の連続領域に記録するように、前記分割データの前記第2の連続領域への記録および前記コンテンツデータの前記第2のコンテンツデータ記録領域への記録を制御する記録制御ステップ(例えば、図24のステップS125および図29のステップS131)とを含むことを特徴とする。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図3は、本発明を適用した記録再生装置101の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
記録再生装置101は、映像入力部111、音声入力部112、データ記録再生部113、映像表示部114、および音声再生部115により構成される。
映像入力部111は、カメラ、A/D(Analog/Digital)コンバータなどからなり、被写体を撮像し、被写体に対応する映像信号をA/D変換したデジタルの映像データを映像処理部131に入力する。
音声入力部112は、マイクロホン、A/Dコンバータなどからなり、集音した音声の音声信号をA/D変換したデジタルの音声データを音声処理部132に入力する。
データ記録再生部113は、図10を参照して後述するAVデータ記録処理を実行中の場合、映像入力部111から入力された映像データおよび音声入力部112から入力された音声データを多重化したデータ(以下、AVデータと称する)を記録媒体102に記録する。
また、データ記録再生部113は、図19を参照して後述する、AVデータが記録された後で記録媒体102に記録されているAVデータに同期して再生させる音声のデータを記録媒体102に記録する、いわゆるアフレコ(アフターレコーディング)(post scoring)を行なうアフレコ処理を実行中の場合、音声入力部112から入力された音声データを記録媒体102に記録する。
さらに、データ記録再生部113は、記録媒体102に記録されているファイルを読み出し、読み出したファイルに含まれるデータに基づいて、映像データおよび音声データを生成する。データ記録再生部113は、生成した映像データを映像表示部114に供給し、生成した音声データを音声再生部115に供給する。
映像表示部114は、データ記録再生部113より供給された映像データに基づく映像を、図示せぬモニタなどに表示する。
音声再生部115は、データ記録再生部113より供給された音声データに基づく音声を、図示せぬスピーカなどから出力する。
データ記録再生部113は、映像処理部131、音声処理部132、マルチプレクサ133、ライトバッファ134、ドライブインターフェイス135、ドライブ136、データ再生部137、および制御部138により構成される。
映像処理部131は、例えば、DSP、または、映像処理プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)により構成される。映像処理部131は、制御部138の制御の基に、映像入力部111から入力された映像データを、例えば、MPEG2,MPEG4,モーションJPEG(Joint Photographic Experts Group)などの方式の映像データにエンコード(符号化)する。映像処理部131は、エンコードした映像データをマルチプレクサ133に供給する。
音声処理部132は、例えば、DSP、または、音声処理プログラムを実行するCPUにより構成される。音声処理部132は、制御部138の制御の基に、音声入力部112から入力された音声データを、例えば、AC3(Audio Code Number 3),AAC(Advanced Audio Coding)などの方式の音声データにエンコード(符号化)する。音声処理部132は、エンコードした音声データを、AVデータ記録処理を実行中の場合、マルチプレクサ133に供給し、アフレコ処理を実行中の場合、ライトバッファ134に供給する。
マルチプレクサ133は、制御部138の制御の基に、映像処理部131から供給された映像データおよび音声処理部132から供給された音声データを多重化し、映像データと音声データが多重化されたAVデータをライトバッファ134に供給する。
ライトバッファ134は、マルチプレクサ133から供給されたAVデータ、または、音声処理部132から供給された音声データを順に記憶する。すなわち、ライトバッファ134の先頭には、マルチプレクサ133から先に(過去に)供給されたAVデータ、または音声処理部132から供給された音声データが記憶される。なお、以下、ライトバッファ134に記憶されているAVデータまたは音声データをバッファデータ、および、ライトバッファ134に記憶されているAVデータまたは音声データのデータ量をバッファデータ量とも称する。
ドライブインターフェイス135は、制御部138の制御の基に、ライトバッファ134に記憶されているAVデータまたは音声データを読み出し、読み出したAVデータまたは音声データをドライブ136に供給する。また、ドライブインターフェイス135は、ドライブ136が記録媒体102から読み出したデータやファイルを、ドライブ136から取得し、取得したデータやファイルを必要に応じて、データ再生部137または制御部138に供給する。
ドライブ136は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、または光磁気ディスクなどの記録媒体102が装着され、制御部138の制御の基に、ドライブインターフェイス135から供給されたAVデータまたは音声データに、例えば、RSPC(リードソロモン積符号)のエラー符号を付加し、さらにAVデータまたは音声データを、例えば、8-16変調する。そして、ドライブ136は、制御部138の制御の基に、エラー符号が付加され、変調されたAVデータまたは音声データを記録媒体102に記録する。
記録媒体102の最小記録単位はセクタであり、1セクタは、例えば、2048バイトとされる。さらに所定の数のセクタをまとめたものがクラスタであり、例えば、1クラスタは65536バイト(32セクタ)とされる。制御部138は、データを記録する領域をクラスタ単位で指定する。
各セクタの先頭にはセクタのアドレス(以下、セクタアドレスと称する)が記録されており、ドライブ136は、各セクタにデータを記録する前にセクタアドレスを読み出す。ドライブ136は、セクタアドレスが読み出せない場合、または、セクタにデータを記録するときに、図示せぬトラッキングサーボによるトラッキングが外れた場合、そのセクタを欠陥セクタであると判断し、欠陥セクタのアドレスを含む情報(以下、欠陥セクタ情報と称する)を、ドライブインターフェイス135を介して、制御部138に供給する。欠陥セクタを1つでも含むクラスタは欠陥クラスタとされ、欠陥クラスタにはデータは記録されない。また、ドライブ136は、記録媒体102へのデータの記録に伴い、データを記録したセクタのアドレスを含む記録セクタ情報を、ドライブインターフェイス135を介して、制御部138に供給する。
ドライブ136は、制御部138の制御の基に、データやファイルが記録されている記録媒体102の領域の位置や記録容量などの情報を含むファイル管理情報、および、記録媒体102の各セクタの状態(例えば、データが記録されているか否か、欠陥セクタであるか否かなど)を示す領域マップ、および図8を参照して後述するムービ情報ファイル241を読み出し、ドライブインターフェイス135を介して、制御部138に供給する。また、ドライブ136は、ドライブインターフェイス135を介して、制御部138からファイル管理情報、領域マップ、およびムービ情報ファイル241を取得し、制御部138の制御の基に、ファイル管理情報、領域マップ、およびムービ情報ファイル241を記録媒体102に記録させる。
制御部138は、例えば、汎用のCPU、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)、またはMPU(Micro Processing Unit)などからなり、プログラムを実行することにより、ライトバッファ134のデータ量を監視しながら、映像処理部131、音声処理部132、マルチプレクサ133、ドライブインターフェイス135、ドライブ136、およびデータ再生部137を制御する。また、制御部138は、ユーザの操作に応じた図示せぬスイッチまたはボタンなどからのユーザの指令を取得する。
図4は、図3の記録再生装置101のデータ再生部137の詳細を示すブロック図である。データ再生部137は、デマルチプレクサ141、リードバッファ142、デコーダ143、映像合成部144、および音声合成部145により構成される。
デマルチプレクサ141は、制御部138の制御の基に、ドライブインターフェイス135から供給されたデータを、AVファイルに含まれるAVデータ、PNG(Portable Network Graphics)ファイルに含まれるPNGデータ、JPEGファイルに含まれるJPEGデータ、および音声ファイルに含まれる音声データに分離し、各データを、ファイルの種類に応じたリードバッファ142に供給し、記憶させる。
リードバッファ142は、AVバッファ142−1、PNGバッファ142−2、JPEGバッファ142−3、およびBGM(Back Ground Music)バッファ142−4により構成される。AVバッファ142−1には、AVデータがデマルチプレクサ141より供給され、記憶される。PNGバッファ142−2には、PNGデータがデマルチプレクサ141より供給され、記憶される。JPEGバッファ142−3には、JPEGデータがデマルチプレクサ141より供給され、記憶される。BGMバッファ142−4には、音声データがデマルチプレクサ141より供給され、記憶される。
デコーダ143は、AVデコーダ143−1、PNGデコーダ143−2、JPEGデコーダ143−3、および、BGMデコーダ143−4により構成される。AVデコーダ143−1は、制御部138の制御の基に、AVバッファ142−1からAVデータを読み出し、読み出したAVデータをデコード(復号)し、デコードしたデータに含まれる映像データを映像合成部144に供給し、デコードしたデータに含まれる音声データを音声合成部145に供給する。PNGデコーダ143−2は、制御部138の制御の基に、PNGバッファ142−2からPNGデータを読み出し、読み出したPNGデータをデコード(復号)し、デコードしたデータを映像合成部144に供給する。JPEGデコーダ143−3は、制御部138の制御の基に、JPEGバッファ142−3からJPEGデータを読み出し、読み出したJPEGデータをデコード(復号)し、デコードしたデータを映像合成部144に供給する。BGMデコーダ143−4は、制御部138の制御の基に、BGMバッファ142−4から音声データを読み出し、読み出したデータをデコード(復号)し、デコードしたデータを音声合成部145に供給する。
なお、デコーダ143の各デコーダは、制御部138の制御の基に、ムービ情報ファイル241に含まれる各データの再生時間の情報に合わせて、各バッファからデータを読み出し、読み出したデータをエンコードして、エンコードしたデータを映像合成部144または音声合成部145に供給する。
映像合成部144は、制御部138の制御の基に、AVデコーダ143−1、PNGデコーダ143−2、またはJPEGデコーダ143−3から供給されるデータを合成し、合成した映像データを、映像表示部114に供給する。
音声合成部145は、制御部138の制御の基に、AVデコーダ143−1、またはBGMデコーダ143−4から供給されるデータを合成し、合成した音声データを、音声再生部115に供給する。
図5は、記録制御のプログラムを実行する制御部138により実現される機能の構成の一例を示すブロック図である。制御部138がプログラムを実行することにより、データ生成制御部151、情報管理部152、領域管理部153、記録制御部154、エラー検出部155、読み出し制御部156、およびデータ再生制御部157が実現される。
AVデータ処理を実行中の場合、データ生成制御部151は、映像処理部131、音声処理部132、およびマルチプレクサ133を制御し、映像入力部111から入力された映像データおよび音声入力部112から入力された音声データからAVデータを生成させ、生成されたAVデータをライトバッファ134に記憶させる。データ生成制御部151は、マルチプレクサ133を制御することにより、マルチプレクサ133からライトバッファ134にデータが供給されたことを示す情報(以下、バッファ記憶情報と称する)を情報管理部152に供給する。マルチプレクサ133からライトバッファ134に供給される1回あたりのAVデータのデータ量は常に一定であり、情報管理部152は、バッファ記憶情報に基づいて、ライトバッファ134に記憶されたAVデータのデータ量を知ることができる。
アフレコ処理を実行中の場合、データ生成制御部151は、音声処理部132を制御し、音声入力部112から入力された音声データをエンコードさせ、エンコードされた音声データをライトバッファ134に記憶させる。また、データ生成制御部151は、バッファ記憶情報を情報管理部152に供給する。1回あたりに音声処理部132からライトバッファ134に供給される音声データのデータ量は常に一定であり、情報管理部152は、バッファ記憶情報に基づいて、音声処理部132からライトバッファ134に供給された音声データのデータ量を知ることができる。
AVデータ記録処理を実行中の場合、情報管理部152は、記録媒体102の連続した領域に記録する所定の再生時間のAVデータがライトバッファ134に記憶されたとき、そのAVデータのデータ量を示すAVデータデータ量情報を領域管理部153に供給する。
アフレコ処理を実行中の場合、情報管理部152は、図6を参照して後述する1つのIL補助領域212に記録する音声データがライトバッファ134に記憶された場合、その音声データのデータ量を示す音声データデータ量情報を領域管理部153に供給する。
情報管理部152は、ムービ情報ファイル241(図8)を生成し、ファイル管理情報およびムービ情報ファイル241を更新する。情報管理部152は、制御部138の各部がアクセスすることができる図示せぬRAMなどのメモリにムービ情報ファイル241を記憶させる。
AVデータ記録処理を実行中の場合、領域管理部153は、領域マップに基づいて、AVデータを記録する記録媒体102の領域を検索し、検索した領域の情報を示すAVデータ記録領域情報を記録制御部154に供給する。また、領域管理部153は、AVデータ記録領域情報を、必要に応じて、情報管理部152またはエラー検出部155に供給する。
アフレコ処理を実行中の場合、領域管理部153は、ユーザの操作に応じた図示せぬスイッチまたはボタンなどにより入力された音声データの記録開始位置に関する指令を取得する。領域管理部153は、領域マップおよびムービ情報ファイル241に基づいて、音声データを記録する領域を検索し、検索した領域の情報を示す音声データ記録領域情報を記録制御部154に供給する。また、領域管理部153は、音声データ記録領域情報を、必要に応じて、情報管理部152またはエラー検出部155に供給する。また、領域管理情報は、図19を参照して後述する音声データの記録エラーが発生した場合、音声データおよび記録エラーが発生した領域に記録されているデータを新たに記録する領域の情報を示す新規連続記録領域情報を情報管理部152、記録制御部154、およびエラー検出部155に供給する。
領域管理部153は、ドライブインターフェイス135を介して、ドライブ136から記録セクタ情報および欠陥セクタ情報を取得し、記録セクタ情報および欠陥セクタ情報に基づいて、領域マップを更新する。
AVデータ記録処理を実行中の場合、記録制御部154は、バッファデータ量を監視しながら、バッファデータ量が所定の閾値(以下、記録開始閾値と称する)以上になったとき、ドライブインターフェイス135を制御して、ライトバッファ134からAVデータを読み出させ、読み出させたAVデータをドライブ136に供給させる。記録制御部154は、ドライブ136を制御して、AVデータ記録領域情報に示される領域にAVデータを記録させる。記録制御部154は、AVデータの記録に伴い、情報管理部152およびエラー検出部155にAVデータ記録領域情報を供給する。記録制御部154は、バッファデータ量が所定の閾値(以下、記録休止閾値と称する)以下になったとき、ドライブインターフェイス135を制御して、ライトバッファ134からのAVデータの読み出しを休止させ、ドライブ136を制御して、AVデータの記録を休止させる。
アフレコ処理を実行中の場合、記録制御部154は、バッファデータ量を監視しながら、バッファデータ量が記録開始閾値以上になったとき、ドライブインターフェイス135を制御して、ライトバッファ134から音声データを読み出させ、読み出させた音声データをドライブ136に供給させる。記録制御部154は、ドライブ136を制御して、音声データ記録領域情報に示される領域に音声データを記録させる。記録制御部154は、音声データの記録に伴い、情報管理部152およびエラー検出部155に音声データ記録領域情報を供給する。記録制御部154は、バッファデータ量が記録休止閾値以下になったとき、ドライブインターフェイス135を制御して、ライトバッファ134からの音声データの読み出しを休止させ、ドライブ136を制御して、音声データの記録を休止させる。
なお、AVデータ記録処理を実行中の場合の記録開始閾値および記録休止閾値と、アフレコ処理を実行中の場合の記録開始閾値および記録休止閾値をそれぞれ異なる値に設定するようにしてもよい。
記録制御部154は、ファイル管理情報、ムービ情報ファイル241、および領域マップを、ドライブインターフェイス135を介してドライブ136に供給し、ドライブ136を制御して、ファイル管理情報、ムービ情報ファイル241、および領域マップを記録媒体102に記録させる。記録制御部154は、ユーザの操作に応じた図示せぬスイッチまたはボタンなどにより入力された音声データの記録開始および記録停止の指令を取得する。
エラー検出部155は、ドライブインターフェイス135を介して、ドライブ136から欠陥セクタ情報を取得する。AVデータ記録処理を実行中の場合、エラー検出部155は、AVデータ記録領域情報および欠陥セクタ情報に基づいて、AVデータの記録エラーの発生を検出する。なお、AVデータの記録エラーの詳細については、図10を参照して後述する。エラー検出部155は、AVデータの記録エラーに関する情報を領域管理部153に供給する。
アフレコ処理を実行中の場合、エラー検出部155は、音声データ記録領域情報および欠陥セクタ情報に基づいて、音声データの記録エラーの発生を検出する。なお、音声データの記録エラーの詳細については、図19を参照して後述する。エラー検出部155は、音声データの記録エラーに関する情報を領域管理部153に供給する。
読み出し制御部156は、ドライブ136を制御して、記録媒体102に記録されているデータやファイルを読み出させる。読み出し制御部156は、ドライブ136に記録媒体102から読み出させたファイル管理情報、領域マップ、およびムービ情報ファイル241を、ドライブインターフェイス135を介して取得し、取得したファイル管理情報、領域マップ、およびムービ情報ファイル241を、制御部138の各部がアクセスすることができる図示せぬRAMなどのメモリに記憶させる。
データ再生制御部157は、リードバッファ142のデータ量を監視しながら、デマルチプレクサ141、デコーダ143、映像合成部144、および音声合成部145を制御して、ドライブ136から読み出されたファイルに含まれるデータから映像データおよび音声データを生成させ、映像データを映像表示部114に供給させ、音声データを音声再生部115に供給させる。
図6は、図3の記録媒体102に記録されるファイルの構成例を表す。図6の例において、記録媒体102には、AVファイル201と、AVファイル201と同期して再生される補助ファイルであるPNGファイル202、JPEGファイル203、および音声ファイル204のデータが記録されている。記録媒体102においては、AVファイル201の転送レートは、最大15.57Mbpsと規定されており、補助ファイルの転送レートは、最大0.256Mbpsと規定されている。なお、記録媒体102に記録される各ファイルには、各ファイルを識別するための固有の番号のトラックIDが割り当てられる。
記録媒体102においては、AVファイル201のうち、ある連続した再生時間(例えば、10秒乃至20秒)のデータ(以降、この連続した再生時間のデータを、ストリームユニットと称する)が、1つの連続記録領域に配置され、記録される。すなわち、AVファイル201は、n個のストリームユニット211−1乃至211−nに分割されて記録媒体102に記録されている。なお、以下、ストリームユニット211−1乃至211−nを、特に区別する必要がない場合、単に、ストリームユニット211と称する。また、以下、ストリームユニットをSUと略することがある。
この連続記録領域は、他の連続記録領域と不連続であってもよい。また、各連続記録領域のストリームユニット211−1,211−2,…の直前には、IL(Interleaved)補助領域212−1,212−2,…がそれぞれ配置される。なお、以下、IL補助領域212−1乃至212−nを、特に区別する必要がない場合、単に、IL補助領域212と称する。
IL補助領域212は、AVファイル201が記録されるときには、予約領域として空のまま確保され、AVファイル201が記録された後で記録されるPNGファイル202、JPEGファイル203、および音声ファイル204が、ストリームユニット211と同じ再生時間(例えば、10秒乃至20秒)分格納される領域である。図6の例の場合、PNGファイル202、およびJPEGファイル203は、IL補助領域212−1に格納されるが、音声ファイル204は、IL補助領域212の再生時間より長い時間で再生されるので、複数のIL補助領域212−1および212−2などに分散されて格納される。以下、IL補助領域212内のデータが記録されていない空き領域を、特に予約領域と称する。
また、記録媒体102上においては、図7に示されるように、IL補助領域212の他に、PNGファイル、JPEGファイル、および音声ファイルを格納するためのNIL(Non-Interleaved)補助領域213−1,213−2,213−3,…,213−i−1,213−i,213−i+1,…,213−mを配置することができる。
図7の例の場合、記録媒体102においては、ストリームユニット211の連続記録領域とは別の領域に、複数個のNIL補助領域213−1,213−2,213−3,…,213−i−1が1つの連続記録領域に配置され、NIL補助領域213−i,213−i+1,…,213−mが1つの連続記録領域に配置されている。なお、以下、NIL補助領域213−1乃至213−mを、特に区別する必要がない場合、単に、NIL補助領域213と称する。
1つのNIL補助領域213の再生時間は、ストリームユニット211と同じ再生時間(例えば、10秒乃至20秒)であり、連続記録領域に配置された複数個のNIL補助領域213を合わせた再生時間は、転送レートが0.256Mbpsの場合、100秒以上と規定されている。この連続記録領域同士は、不連続であってもよい。このNIL補助領域213は、連続的に配置されるため、IL補助領域212に格納しきれない補助ファイルを格納したり、または、パーソナルコンピュータなどからまとめてファイルをコピーしたりする際に利用される。
以上のように、PNGファイル202、JPEGファイル203、および音声ファイル204は、IL補助領域212とNIL補助領域213の両方に格納されてもよいし、どちらか一方だけに格納されてもよい。なお、PNGファイル202、JPEGファイル203、および音声ファイル204が、一方の補助領域だけに格納された場合にも、他方の補助領域は、空き領域として存在する。
なお、以下、1回の記録処理、例えば、ユーザによりAVデータの記録が開始されてから終了されるまでに記録媒体102に記録されたAVデータ、およびそのAVデータに関連するデータおよびファイルを全てまとめて記録ユニットと称する。例えば、1つの記録ユニットには、AVファイル201、IL補助領域212またはNIL補助領域213に記録されているPNGファイル202、JPEGファイル203、および音声ファイル204、並びに、ムービ情報ファイル241(図8)などが含まれる。
図8は、AVデータやIL補助領域212に記録されているデータなどを管理するムービ情報ファイル241の構成の例を表す。
ムービ情報ファイル241は、AVファイル201の実データの管理情報を含むトラック管理情報251と、IL補助領域212に記録されたデータの情報を含む補助領域データ261により構成される。
トラック管理情報251は、AVデータ管理トラック271、補助領域管理トラック272、および補助領域予約トラック273により構成される。AVデータ管理トラック271は、AVファイル201を管理する情報を含む。補助領域管理トラック272は、補助領域データ261の補助領域管理データ281を管理する情報を含む。補助領域予約トラック273は、各IL補助領域212内の予約領域を管理する情報を含む。AVデータ管理トラック271は、各ストリームユニット211のデータ量を示すオフセット291−1,291−2,…を含む。以下、オフセット291−1,291−2,…を、特に区別する必要がない場合、単に、オフセット291と称する。
補助領域データ261の補助領域管理データ281は、補助領域管理サンプル282−1,補助領域管理サンプル282−2,…を含む。以下、補助領域管理サンプル282−1,282−2,…を、特に区別する必要がない場合、単に、補助領域管理サンプル282と称する。補助領域管理サンプル282は、各IL補助領域212に対して1つ作成され、IL補助領域212に記録されているデータに関する情報を含む。なお、補助領域管理サンプル282の詳細については、図21を参照して後述する。また、ムービ情報ファイル241は、ストリームユニット211や、IL補助領域212に記録されている各データの再生時間に関する情報を含む。
図9は、データやファイルが記録されている記録媒体102の領域の位置や記録容量などの情報を含むファイル管理情報に含まれるファイルエントリの構成の例を示す。ファイルエントリ301はストリームユニット211が記録される記録領域の情報を含み、ファイルエントリ302はIL補助領域212内の予約領域の情報を含む。
ファイルエントリ301は、AD(Allocation Descriptor)311−1,311−2,…により構成される。以下、AD311−1,311−2,…を、特に区別する必要がない場合、単に、AD311と称する。AD311は、対応するストリームユニット211が記録される記録領域の先頭アドレスと記録容量を含む。ファイルエントリ302は、AD(Allocation Descriptor)321−1,321−2,…により構成される。以下、AD321−1,321−2,…を、特に区別する必要がない場合、単に、AD321と称する。AD321は、対応するIL補助領域212内の予約領域の先頭アドレスと記録容量を含む。なお、IL補助領域212が記録媒体102に確保された時点では、IL補助領域212内は全て予約領域となり、AD321に記録されている先頭アドレスと記録容量は、IL補助領域212の先頭アドレスと記録容量に等しくなる。
次に図10のフローチャートを参照して、記録再生装置101により実行されるAVデータ記録処理を説明する。なお、この処理はユーザにより記録処理の開始の指令が入力されたとき開始される。
ステップS1において、制御部138は、記録開始処理を行なう。すなわち、制御部138は、記録再生装置101の各部に記録開始の処理を実行させる。具体的には、映像入力部111は映像処理部131への映像データの入力を開始し、音声入力部112は音声処理部132への音声データの入力を開始する。映像処理部131は、データ生成制御部151の制御の基に、映像入力部111から入力された映像データをエンコードし、エンコードした映像データをマルチプレクサ133に供給する。音声処理部132は、データ生成制御部151の制御の基に、音声入力部112から入力された音声データをエンコードし、エンコードした音声データをマルチプレクサ133に供給する。
マルチプレクサ133は、データ生成制御部151の制御の基に、映像データと音声データを多重化し、多重化したAVデータをライトバッファ134に供給し、記憶させる。データ生成制御部151は、マルチプレクサ133からライトバッファ134にAVデータを供給させるごとに、バッファ記憶情報を情報管理部152に供給する。
ドライブ136は、読み出し制御部156の制御の基に、記録媒体102からファイル管理情報および領域マップを読み出し、読み出し制御部156は、ドライブインターフェイス135を介して、ファイル管理情報および領域マップを取得し、制御部138の各部がアクセスすることができる図示せぬRAMなどのメモリにファイル管理情報および領域マップを記憶させる。
情報管理部152は、ムービ情報ファイル241を生成し、制御部138の各部がアクセスすることができる図示せぬRAMなどのメモリにムービ情報ファイル241を記憶させる。情報管理部152は、バッファ記憶情報が供給されるごとに、ストリームユニット211として記録される所定の再生時間のAVデータがライトバッファ134に新たに記憶されたか否かを調査する。情報管理部152は、新たなストリームユニット211がライトバッファ134に記憶された場合、そのストリームユニット211のデータ量を示すオフセット291をAVデータ管理トラック271に追加する。すなわち、AVデータ管理トラック271は、ストリームユニット211が記録媒体102に記録される前に更新される。情報管理部152は、新たにライトバッファ134に記憶されたストリームユニット211のデータ量を示すAVデータデータ量情報を領域管理部153に供給する。
領域管理部153は、領域マップおよびAVデータデータ量情報に基づいて、ストリームユニット211のデータ量と所定のIL補助領域212の記録容量を合計した記録容量以上の記録媒体102の空き領域である連続記録領域を検索する。領域管理部153は、連続記録領域の検索結果に基づいて、ストリームユニット211を記録する連続記録領域のIL補助領域212の先頭アドレスと記録容量、およびストリームユニット211を記録する領域の先頭アドレスと記録容量を含むAVデータ記録領域情報を記録制御部154に供給する。
ステップS2において、記録制御部154は、図示せぬ記録再生装置101のボタンなどを操作することにより、ユーザにより記録停止の指令が入力されたか否かを判定する。記録停止の指令が入力されていないと判定された場合、処理はステップS3に進む。
ステップS3において、記録制御部154は、ライトバッファ134のバッファデータ量を調べ、バッファデータ量が記録開始閾値以上であるか否かを判定する。バッファデータ量が記録開始閾値より小さいと判定された場合、処理はステップS2に戻り、ステップS2において、記録停止の指令が入力されたと判定されるか、または、ステップS3において、バッファデータ量が記録開始閾値以上であると判定されるまで、ステップS2およびS3の処理が繰り返され、その間、ライトバッファ134にAVデータが順次供給され、バッファデータ量が増加する。
ステップS3において、バッファデータ量が記録開始閾値以上であると判定された場合、処理はステップS4に進む。
ステップS4において、ドライブ136は、記録制御部154の制御の基に、記録媒体102へのAVデータの記録を開始する。具体的には、ドライブインターフェイス135は、記録制御部154の制御の基に、AVデータをライトバッファ134から読み出し、読み出したAVデータをドライブ136に供給する。記録制御部154は、1つ分のストリームユニット211がドライブ136に供給されるごとに、そのストリームユニット211のAVデータ記録領域情報を情報管理部152およびエラー検出部155に供給する。
1回目のステップS4の処理において、情報管理部152は、ファイル管理情報に新たにファイルエントリ301およびファイルエントリ302を追加し、AVデータ記録領域情報に基づいて、ファイルエントリ301に1つ目のストリームユニット211−1の記録領域の先頭アドレスと記録容量を含むAD311−1を追加し、ファイルエントリ302に1つ目のストリームユニット211−1が記録される連続記録領域内のIL補助領域212の先頭アドレスと記録容量を含むAD321−1を追加する。その後、情報管理部152は、記録制御部154からAVデータ記録領域情報を取得するごとに、対応するストリームユニット211のAD311をファイルエントリ301に追加し、対応するIL補助領域212のAD321をファイルエントリ302に追加する。すなわち、ファイルエントリ301およびファイルエントリ302は、ストリームユニット211がドライブ136に供給された時点で更新される。
ドライブ136は、記録制御部154の制御の基に、AVデータ記録領域情報に示された領域にAVデータであるストリームユニット211を記録する。ドライブ136は、AVデータの記録中に欠陥セクタを検出した場合、検出した欠陥セクタのアドレスを含む欠陥セクタ情報を、ドライブインターフェイス135を介して、領域管理部153およびエラー検出部155に供給する。また、ドライブ136は、AVデータを記録したセクタのアドレスを含む記録セクタ情報を、ドライブインターフェイス135を介して、領域管理部153に供給する。領域管理部153は、記録セクタ情報および欠陥セクタ情報に基づいて、領域マップを順次更新する。
なお、ドライブインターフェイス135により読み出されたAVデータはライトバッファ134から消去され(例えば、読み出したポインタの指す位置が変化することにより論理的に消去され)、また、ドライブインターフェイス135によるAVデータの読み出し速度が、マルチプレクサ133によるAVデータの供給速度よりも高速なので、バッファデータ量は減少に転じる。
ステップS5において、エラー検出部155は、記録エラーが発生したか否かを判定する。具体的には、エラー検出部155は、AVデータ記録領域情報および欠陥セクタ情報に基づいて、ストリームユニット211を記録する領域における欠陥クラスタの比率が所定の比率(例えば、2パーセント)以上になったか否かを検出し、ストリームユニット211を記録する領域における欠陥クラスタの比率が所定の比率以上になった場合、記録エラーが発生したと判定する。例えば、転送レートが15.57Mbpsで再生時間10秒のストリームユニット211が記録される場合、ストリームユニット211の記録容量は297クラスタ(15.57Mbps(15570000bps)×10秒÷8ビット÷65536バイト)となり、そのうちの2パーセント以上の6クラスタの欠陥クラスタが検出された時点で、記録エラーが発生したと判定される。ステップS5において、記録エラーが発生したと判定された場合、処理はステップS6に進む。
ステップS6において、制御部138は、記録エラー対応処理を行なう。具体的には、図11を参照して後述するが、この処理により、記録エラーが発生したストリームユニット211を記録できる新たな連続記録領域が検索され、記録エラーが発生した時点からのAVデータの記録が再開され、検索された連続記録領域に記録エラーが発生したストリームユニット211の残りが記録される。その後、記録エラーが発生したストリームユニット211より後のストリームユニット211の記録が継続して行なわれる。
ステップS5において、記録エラーが発生していないと判定された場合、ステップS6の処理はスキップされ、処理はステップS7に進む。
ステップS7において、記録制御部154は、ライトバッファ134のバッファデータ量を調べ、バッファデータ量が記録休止閾値以下であるか否かを判定する。バッファデータ量が記録休止閾値より大きいと判定された場合、処理はステップS5に戻り、ステップS7において、バッファデータ量が記録休止閾値以下であると判定されるまで、ステップS5乃至S7の処理が繰り返され、その間、AVデータが記録媒体102に記録される。
ステップS7において、バッファデータ量が記録休止閾値以下であると判定された場合、処理はステップS8に進み、ステップS8において、記録制御部154は、AVデータの記録を休止させる。具体的には、記録制御部154は、ドライブインターフェイス135のライトバッファ134からのAVデータの読み出し、および、ドライブ136の記録媒体102へのAVデータの記録を休止させる。これにより、バッファデータ量は増加に転じる。
その後、処理はステップS2に戻り、ステップS2において、記録停止の指令が入力されたと判定されるまで、ステップS2乃至S8の処理が繰り返され、AVデータが記録媒体102に記録される。
ステップS2において、記録停止の指令が入力されたと判定された場合、処理はステップS9に進み、ステップS9において、バッファデータ量に関係なく、ステップS4の処理と同様に、AVデータの記録が開始される。なお、記録停止の指令の入力に伴い、映像入力部111は、映像処理部131への映像データの入力を停止し、音声入力部112は、音声処理部132への音声データの入力を停止する。これにより、ライトバッファ134へのAVデータの供給は停止される。
ステップS10において、エラー検出部155は、ステップS5の処理と同様に、記録エラーが発生したか否かを判定する。記録エラーが発生したと判定された場合、処理はステップS11に進み、ステップS6の処理と同様に記録エラー対応処理が行なわれる。
ステップS10において、記録エラーが発生していないと判定された場合、ステップS11の処理はスキップされ、処理はステップS12に進む。
ステップS12において、記録制御部154は、ライトバッファ134のバッファデータ量を調べ、ライトバッファ134に記憶されているバッファデータがなくなったか否かを判定する。バッファデータが残っていると判定された場合、すなわち、記録媒体102に記録されていないAVデータが残っている場合、処理はステップS10に戻り、ステップS12において、バッファデータがなくなったと判定されるまで、ステップS10乃至S12の処理が繰り返される。
ステップS12において、バッファデータがなくなったと判定された場合、処理はステップS13に進み、ステップS13において、エラー検出部155は、今回のAVデータ記録処理において、記録エラーが発生したか否かを判定する。今回のAVデータ記録処理において、記録エラーが発生したと判定された場合、すなわちステップS5またはS10において、記録エラーが発生したと判定され、ステップS6またはS11において、記録エラー対応処理が行なわれた場合、処理はステップS14に進む。
ステップS14において、制御部138は、エラー回復処理を行なう。エラー回復処理の詳細は、図16を参照して後述するが、この処理により、記録エラーが発生し、分割して記録されていたストリームユニット211について、記録エラー発生前にすでに記録されていたストリームユニット211が、記録エラーが発生した後にストリームユニット211が記録された連続記録領域にコピーされ、記録エラーが発生したストリームユニット211が1つの連続記録領域に記録される。
ステップS13において、今回のAVデータ記録処理において、記録エラーが発生していないと判定された場合、ステップS14の処理はスキップされ、処理はステップS15に進む。
ステップS15において、制御部138は、記録終了処理を行ない、AVデータ記録処理は終了する。具体的には、記録制御部154は、ファイル管理情報、ムービ情報ファイル241、および領域マップを、ドライブインターフェイス135を介してドライブ136に供給し、ドライブ136を制御して、ファイル管理情報、ムービ情報ファイル241、および領域マップを記録媒体102に記録させる。
次に、図11を参照して、図10のステップS6またはS11の記録エラー対応処理の詳細について説明する。以下、図12に示されるように、ストリームユニット211−nを記録中に、ストリームユニット211−nの一部であるストリームユニット211−naまで記録媒体102に記録されたとき、欠陥クラスタ331−1が検出され、記録エラーが発生した場合について考える。
ステップS21において、エラー検出部155は、記録エラーが発生したクラスタの先頭アドレスを調べる。具体的には、エラー検出部155は、領域マップおよび欠陥セクタ情報に基づいて、記録エラーが発生したときに検出された欠陥セクタを含むクラスタ、すなわち、欠陥クラスタ331−1を検索し、検索したクラスタの先頭アドレスを調べる。
ステップS22において、エラー検出部155は、すでに記録媒体102に記録されているAVデータのデータ量(以下、記録済みAVデータ量と称する)を調べる。具体的には、エラー検出部155は、記録エラーが発生した欠陥クラスタの先頭アドレスを含むストリームユニット211の記録領域の情報が記録されているファイルエントリ301のAD311を検出する。図12に示される例の場合、記録エラーが発生した欠陥クラスタの先頭アドレスを含むストリームユニット211の記録領域の情報が記録されているAD311として、AD311−nが検出される。
次に、エラー検出部155は、AD311−1乃至AD311−(n−1)に記録されている記録容量の合計、およびAD311−nに記録されている先頭アドレスから欠陥クラスタ331−1の直前のアドレスまでの記録容量の合計を求め、求めた値を記録済みAVデータ量とする。すなわち、求めた記録済みAVデータ量は、ストリームユニット211−1乃至211−(n−1)と、ストリームユニット211−nの一部であるストリームユニット211−naのデータ量の合計に等しい。
ステップS23において、エラー検出部155は、記録エラーが発生したストリームユニット211を検出する。具体的には、エラー検出部155は、AVデータ管理トラック271のオフセット291の値を先頭のオフセット291−1から順に加えていく。そして、エラー検出部155は、オフセット291の合計値が、記録済みAVデータ量を超えたときのオフセット291に対応するストリームユニット211を記録エラーが発生したストリームユニット211とする。
図13に示されるように、記録済みAVデータ量を図内の矢印で示されるDwとした場合、オフセット291−1乃至291−nを合計した時点で、オフセット291の合計値が記録済みAVデータ量Dwを超える。従って、記録エラーが発生したストリームユニット211は、ストリームユニット211−nであると検出される。エラー検出部155は、記録エラーが発生したストリームユニット211を示す情報を領域管理部153に供給する。
なお、いまの例の場合、AD311により示されるストリームユニット211の記録領域に1つのストリームユニット211のみが記録されるので、ステップS22において、記録エラーが発生した欠陥クラスタの先頭アドレスを含むストリームユニット211の記録領域の情報が記録されているAD311が検出された時点で、記録エラーが発生したストリームユニット211が特定されるため、ステップS23の処理を省略することができる。
ステップS24において、領域管理部153は、記録エラーが発生したストリームユニット211の記録を再開する連続記録領域を検索する。具体的には、領域管理部153は、ファイルエントリ301に基づいて、ストリームユニット211の記録領域の記録容量を求め、記録エラーが発生したストリームユニット211の記録領域の記録容量と所定のIL補助領域212の記録容量の合計、すなわち記録エラーが発生したストリームユニット211が記録される連続記録領域の記録容量を求める。領域管理部153は、領域マップに基づいて、求めた連続記録領域の記録容量以上の空き領域を検索し、検索した領域を記録エラーが発生したストリームユニット211の記録を再開する連続記録領域とする。なお、以下、ステップS24において、図14に示される連続記録領域341−1が検索されたものとする。
ステップS25において、ドライブ136は、記録制御部154の制御の基に、ドライブ136に、AVデータの記録を再開させる。具体的には、まず、領域管理部153は、AVデータの記録を再開する位置を決定する。例えば、図14に示される例の場合、領域管理部153は、連続記録領域341−1の先頭に、IL補助領域212−nと同じ記録容量のIL補助領域212−naを確保し、IL補助領域212−naの直後に、すでに記録媒体102に記録されているストリームユニット211−naのデータ量と同じ記録容量の領域341−1aを確保する。そして、領域管理部153は、IL補助領域212−naの先頭アドレスと記録容量、領域341−1aの先頭アドレスと記録容量、および連続記録領域341−1の残りの領域341−1bの先頭アドレスと記録容量とを含むAVデータ記録領域情報を、情報管理部152、記録制御部154、およびエラー検出部155に供給する。
情報管理部152は、供給されたAVデータ記録領域情報に基づいて、ファイルエントリ301を更新する。図15は、ステップS25において、情報管理部152がファイルエントリ301を更新した後のファイルエントリの状態の例を示す図である。なお、図15に示される例において、記録媒体102にストリームユニット211−1から211−nの途中のストリームユニット211−naまでが記録され、ファイルエントリ301にはAD311−1乃至311−nが記録され、ファイルエントリ302にAD321−1乃至321−nが記録されている。
AD311−1のアドレスにはストリームユニット211−1の記録領域の先頭アドレスが記録され、AD311−2のアドレスにはストリームユニット211−2の記録領域の先頭アドレスが記録され、以下同様に、AD311−nのアドレスにはストリームユニット211−naの記録領域の先頭アドレスが記録されている。AD321−1のアドレスにはIL補助領域212−1の予約領域の先頭アドレスが記録され、AD321−2のアドレスにはIL補助領域212−2の予約領域の先頭アドレスが記録され、以下同様に、AD321−nのアドレスにはIL補助領域212−nの予約領域の先頭アドレスが記録されている。情報管理部152は、供給されたAVデータ記録領域情報に基づいて、さらに領域341−1bの先頭アドレスと記録容量を含むAD311−naをファイルエントリ301に追加する。
ドライブ136は、記録制御部154の制御の基に、記録エラーが発生したストリームユニット211−nの記録媒体102に記録されていない部分であるストリームユニット211−nbを領域341−1aの先頭から記録させる。その後、ストリームユニット211−nより後のストリームユニット211の記録が継続して行なわれる。
次に、図16のフローチャートを参照して、図10のステップS14のエラー回復処理の詳細について説明する。
ステップS31において、ドライブ136は、記録制御部154の制御の元に、記録エラーが発生したストリームユニット211をコピーする。具体的には、図14に示される例の場合、ドライブ136は、記録制御部154の制御の基に、記録エラーが発生したストリームユニット211−nのうち、記録エラーが発生した時点ですでに記録媒体102に記録されていたストリームユニット211−naを領域341−1aにコピーする。これにより、記録エラーが発生したストリームユニット211−nが1つの連続記録領域341−1内の連続した領域に記録される。
ステップS32において、情報管理部152は、ファイルエントリ301を更新する。図17は、図12に示される例の記録エラーが発生した後、AVデータが全て記録媒体102に記録された後におけるファイルエントリの状態の例を示す図である。記録媒体102にストリームユニット211−1乃至211−zが記録され、ファイルエントリ301にはAD311−1乃至311−zが記録され、ファイルエントリ302にAD321−1乃至321−zが記録されている。AD311−zのアドレスにはストリームユニット211−zの記録領域の先頭アドレスが記録され、AD321−1のアドレスにはIL補助領域212−zの予約領域の先頭アドレスが記録されている。
ステップS32において、情報管理部152は、AD311−nに記録されているアドレスを、記録エラー発生時にストリームユニット211−naが記録されていた領域の先頭アドレスから、領域341−1aの先頭アドレス、すなわち、ステップS31の処理でストリームユニット211−naがコピーされた領域の先頭アドレスに変更する。また、情報管理部152は、AD311−naを削除する(例えば、データが有効か否かを示すフラグをオフにする)。さらに、情報管理部152は、ファイルエントリ302のAD321−nのアドレスを、IL補助領域212−nの先頭アドレスからIL補助領域212−naの先頭アドレスに変更する。これにより、ファイル管理情報上において、連続記録領域341−1に記録されたストリームユニット211−n、および連続記録領域341−1に確保されたIL補助領域212−naが有効となり、IL補助領域212−nおよび、記録エラー発生前に記録されていたストリームユニット211−nが無効となる。
なお、図18に示されるように、連続記録領域341−1にストリームユニット211−nbを記録しているときに、さらに、連続記録領域341−1内で欠陥クラスタ331−2が検出され、記録エラーが発生したと判定された場合、領域管理部153は、新たな連続記録領域341−2を検索する。領域管理部153は、連続記録領域341−2の先頭から、IL補助領域212−nb、ストリームユニット211−naのデータ量と同じ記録容量の領域341−2a、および、ストリームユニット211−nbのデータ量と同じ記録容量の領域341−2bを確保し、ドライブ136は、記録制御部154の制御の基に、領域341−2bの直後の領域341−2cに、ストリームユニット211のうち記録媒体102に記録されていない部分であるストリームユニット211−ncを記録する。
その後、エラー回復処理において、ドライブ136は、記録制御部154の制御の基に、ストリームユニット211−naを領域341−2aにコピーし、ストリームユニット211−nbを領域341−2bにコピーし、1つの連続記録領域341−2内の連続した領域に記録エラーが発生したストリームユニット211を記録する。以降、記録エラーが発生したストリームユニット211の記録を再開した新たな連続記録領域において記録エラーが発生した場合、上述した場合と同様に、さらに新たな連続記録領域が検索され、記録エラーが発生したストリームユニット211の記録が再開される。
このようにして、記録媒体102に欠陥クラスタが検出され記録エラーが発生しても、データの欠落が発生したり、データの記録を中断したりすることなしに、ストリームユニット211が記録媒体102の連続した領域に記録される。また、ストリームユニット211を記録する領域の変更に基づいて、ファイル管理情報(ファイルエントリ301および302)が更新される。
次に、図19のフローチャートを参照して、記録再生装置101により実行されるアフレコ処理を説明する。なお、記録再生装置101のアフレコ処理には、記録媒体102に記録されているAVデータなどを再生させて、その映像を見たり、音声を聞いたりしながら、映像に同期させて再生させる音声を入力して、音声データを記録するリアルタイムアフレコ処理と、記録媒体102に記録されているAVデータに、記録媒体102に予め記録されている音声ファイルを編集処理などにより関連づける編集アフレコ処理の2種類のアフレコ処理がある。なお、以下、リアルタイムアフレコ処理について説明する。また、この処理はユーザによりアフレコ処理の開始の指令が入力されたとき開始される。
ステップS101において、制御部138は、はアフレコ開始処理を行なう。すなわち、制御部138は、記録再生装置101の各部に記録開始の処理を実行させる。ドライブ136は、読み出し制御部156の制御の基に、記録媒体102からファイル管理情報、領域マップ、およびムービ情報ファイル241を読み出し、読み出し制御部156は、ドライブインターフェイス135を介して、ファイル管理情報、領域マップ、およびムービ情報ファイル241を取得し、制御部138の各部がアクセスすることができる図示せぬRAMなどのメモリにファイル管理情報、領域マップ、およびムービ情報ファイル241を記憶させる。
ドライブ136は、読み出し制御部156の制御の基に、ユーザにより指定されたシーンを含むストリームユニット211(AVファイル201のAVデータ)、およびそのストリームユニット211に対応するIL補助領域212に記録されているPNGファイル202のPNGデータ、JPEGファイル203のJPEGデータ、および音声ファイル204の音声データの読み出しを開始し、順次それ以降のストリームユニット211、およびIL補助領域212に記録されているデータの読み出しを行なう。ドライブ136は、読み出し制御部156の制御の基に、読み出したデータの復号およびエラー訂正を行なう。ドライブ136は、復号およびエラー訂正を行なったデータを、ドライブインターフェイス135を介して、デマルチプレクサ141に供給する。
デマルチプレクサ141は、データ再生制御部157の制御の基に、ドライブインターフェイス135から供給されたデータを、AVファイル201のAVデータ、PNGファイル202のPNGデータ、JPEGファイル203のJPEGデータ、および音声ファイル204の音声データに分離し、各データを、ファイルの種類に応じたリードバッファ142に供給する。
AVデコーダ143−1は、データ再生制御部157の制御の基に、AVバッファ142−1からAVデータを読み出し、読み出したデータをデコード(復号)し、デコードしたデータに含まれる映像データを映像合成部144に供給し、デコードしたデータに含まれる音声データを音声合成部145に供給する。PNGデコーダ143−2は、データ再生制御部157の制御の基に、PNGバッファ142−2からPNGデータを読み出し、読み出したデータをデコード(復号)し、デコードしたデータを映像合成部144に供給する。
JPEGデコーダ143−3は、データ再生制御部157の制御の基に、JPEGバッファ142−3からJPEGデータを読み出し、読み出したデータをデコード(復号)し、デコードしたデータを映像合成部144に供給する。BGMデコーダ143−4は、データ再生制御部157の制御の基に、BGMバッファ142−4から音声データを読み出し、読み出したデータをデコード(復号)し、デコードしたデータを音声合成部145に供給する。なお、デコーダ143の各デコーダは、データ再生制御部157の制御の基に、ムービ情報ファイル241に含まれる各データの再生時間の情報に合わせて、各バッファからデータを読み出し、エンコードして、エンコードしたデータを映像合成部144または音声合成部145に供給する。
映像合成部144は、データ再生制御部157の制御の基に、AVデコーダ143−1、PNGデコーダ143−2、またはJPEGデコーダ143−3から供給されたデータを合成し、合成した映像データを、映像表示部114に供給する。音声合成部145は、データ再生制御部157の制御の基に、AVデコーダ143−1、またはBGMデコーダ143−4から供給されたデータを合成し、合成した音声データを、音声再生部115に供給する。
映像表示部114は、映像合成部144より供給された映像データに基づく映像を、図示せぬモニタなどに表示する。音声再生部115は、音声合成部145より供給された音声データに基づく音声を、図示せぬスピーカなどから出力する。
ユーザは、映像表示部114により表示された映像を見たり、音声再生部115により出力された音声を聞きながら、映像に同期させて再生させる音声を音声入力部112に入力する。音声入力部112は入力された音声の音声信号をA/D変換したデジタルの音声データを音声処理部132に入力する。音声処理部132は、データ生成制御部151の制御の基に、供給された音声データを、例えば、AC3方式の音声データにエンコードし、エンコードした音声データをライトバッファ134に供給し、記憶させる。データ生成制御部151は、音声処理部132からライトバッファ134に音声データを供給させるごとに、バッファ記憶情報を情報管理部152に供給する。
情報管理部152は、図20に示されるように、アフレコ処理の開始に伴い、ムービ情報ファイル241に音声データ管理トラック511を追加する。今回のアフレコ処理で、IL補助領域212に記録される音声データのファイルを音声ファイル204aとした場合、音声ファイル204aには、音声データの最小単位であるサンプル501−1,501−2,…が含まれる。以下、サンプル501−1,501−2,…を、特に区別する必要がない場合、単に、サンプル501と称する。サンプル501は、例えば、アナログの音声信号を所定のサンプリング周波数でサンプリングして生成されたサンプリングデータを所定の個数分まとめてエンコードしたデータに相当する。なお、音声データ以外のJPEGデータ、PNGデータなどの最小単位も、音声データと同様にサンプルであり、サンプルの定義はデータの種類により異なる。なお、各データの各サンプルには、固有のサンプル番号が割り当てられ、各サンプルはサンプル番号により管理される。
音声データ管理トラック511は、音声ファイル204aに含まれるサンプル501のデータ量の情報を示すサンプルデータ量情報521を含み、サンプルデータ量情報521には、各サンプル501のデータ量が、サンプルデータ量531−1,531−2,…として記録されている。以下、サンプルデータ量531−1,531−2,…を、特に区別する必要がない場合、単に、サンプルデータ量531と称する。なお、音声ファイル以外のPNGファイル202、JPEGファイル203などがIL補助領域212に記録された場合も、音声データ管理トラック511と同様のPNGデータ管理トラック、JPEGデータ管理トラックなどがムービ情報ファイル241に追加される。
情報管理部152は、バッファ記憶情報が供給されるごとに、サンプル501がライトバッファ134に新たに記憶されたか否かを調査する。情報管理部152は、新たなサンプル501がライトバッファ134記憶された場合、そのサンプル501のデータ量情報531を音声データ管理トラック511のサンプルデータ量情報521に追加する。すなわち、音声データ管理トラック511は、サンプル501が記録媒体102に記録される前に更新される。
また、情報管理部152は、1つのIL補助領域212に記録する音声データのサンプル501が全てライトバッファ134に記憶された場合、そのIL補助領域212に記録する音声データのサンプル501のデータ量の合計を示す音声データデータ量情報を領域管理部153に供給する。また、情報管理部152は、その音声データが記録されるIL補助領域212に対応するムービ情報ファイル241の補助領域データ261の補助領域管理サンプル282の情報を更新する。
図21は、補助領域管理サンプル282のデータの構成例を示している。補助領域管理サンプル282は、IL補助領域212に記録されているデータごとに、そのデータが含まれるファイルのトラックID、そのデータに含まれるサンプルのうち先頭のサンプルのサンプル番号を示すサンプルインデックス、そのデータに含まれるサンプル数により構成される。図21は、IL補助領域212−1に音声データが記録され、IL補助領域212−2にJPEGデータおよび音声データが記録されている場合の補助領域管理サンプル282のデータの例を示している。
図21に示される例において、補助領域管理サンプル282−1には、トラックIDがT1の音声ファイルに含まれる音声データのサンプル501のうち、サンプル番号1のサンプルを先頭に合計312個のサンプル501、すなわちサンプル番号1乃至312のサンプル501がIL補助領域212−1に記録されていることが示されている。補助領域管理サンプル282−2には、トラックIDがT1の音声ファイルに含まれる音声データのサンプル501のうち、サンプル番号313のサンプルを先頭に合計312個のサンプル501、すなわちサンプル番号313乃至624のサンプル501、およびトラックIDがT3のJPEGファイルに含まれるJPEGデータのサンプルのうち、サンプル番号1のサンプルを先頭に合計1個のサンプルがIL補助領域212−2に記録されていることが示されている。
なお、IL補助領域212の予約領域は、1つの論理ファイルである予約領域ファイルにより管理され、1つの予約領域は1サンプルとして扱われる。図21に示される例において、補助領域管理サンプル282−1には、トラックIDがT2の予約領域ファイルに含まれる予約領域のサンプルのうち、サンプル番号1のサンプルがIL補助領域212−1に確保され、補助領域管理サンプル282−2には、トラックIDがT2の予約領域ファイルに含まれる予約領域のサンプルのうち、サンプル番号2のサンプルがIL補助領域212−2に確保されていることが示されている。
情報管理部152は、1つのIL補助領域212に記録する音声データのサンプル501が全てライトバッファ134に記憶された時点で、その音声データを記録するIL補助領域212に対応する補助領域管理サンプル282に、記録する音声データのサンプル501の情報を追加する。
ステップS102において、記録制御部154は、図示せぬ記録装置101のボタンなどを操作することにより、ユーザによりアフレコ停止の指令が入力されたか否かを判定する。アフレコ停止の指令が入力されていないと判定された場合、処理はステップS103に進む。
ステップS103において、記録制御部154は、ライトバッファ134からバッファデータ量を取得し、バッファデータ量が記録開始閾値以上であるか否かを判定する。バッファデータ量が記録開始閾値より小さいと判定された場合、処理はステップS102に戻り、ステップS102において、アフレコ停止の指令が入力されたと判定されるか、または、ステップS103において、バッファデータ量が記録開始閾値以上であると判定されるまで、ステップS102およびS103の処理が繰り返され、その間、ライトバッファ134に音声データが順次供給され、バッファデータ量が増加する。
ステップS103において、バッファデータ量が記録開始閾値以上であると判定された場合、処理はステップS104に進む。
ステップS104において、ドライブ136は、記録制御部154の制御の基に、記録媒体102への音声データの記録を開始する。具体的には、領域管理部153は、音声データを記録するIL補助領域212の予約領域の記録容量を小さくして、音声データを記録する領域を確保する。
例えば、図22に示されるIL補助領域212−nに音声データを記録する場合について説明する。なお、以下、記録媒体102において、IL補助領域212の予約領域は、論理ファイルである予約領域ファイル551として管理され、予約領域ファイル551には、IL補助領域212−1,212−2,…の予約領域である予約領域552−1,552−2,…が含まれるものとする。以下、予約領域552−1,552−2,…を、特に区別する必要がない場合、単に、予約領域552と称する。
領域管理部153は、IL補助領域212−nに音声データを記録する場合、IL補助領域212−nの予約領域552−nの情報が記録されているファイルエントリ302のAD321−nの先頭アドレスおよび記録容量の値を変更して、予約領域552−nの記録容量を小さくする。予約領域552−nの記録容量を小さくすることにより、IL補助領域212−n内に領域561が確保され、領域管理部153は、領域561の先頭アドレスおよび記録容量を含む音声データ記録領域情報を情報管理部152および記録制御部154に供給する。
ドライブインターフェイス135は、記録制御部154の制御の基に、ライトバッファ134から音声データを読み出し、読み出した音声データをドライブ136に供給する。
1回目のステップS104の処理において、情報管理部152は、図23に示されるファイルエントリ581をファイル管理情報に追加する。ファイルエントリ581は、AD(Allocation Descriptor)591−1,591−2,…により構成される。以下、AD591−1,591−2,…を、特に区別する必要がない場合、単に、AD591と称する。AD591は、音声ファイル204aの音声データのサンプル501が記録されるIL補助領域212に対して1つ記録される。AD591は、対応するIL補助領域212に記録されるサンプル501の記録領域の先頭アドレスと記録容量を含む。
例えば、図23に示されるように、音声ファイル204aのサンプル501−1乃至501−aがIL補助領域212−cに記録され、サンプル501−a+1乃至501−bがIL補助領域212−c+1に記録される場合、ファイルエントリ581のAD591−1には、IL補助領域212−c内のサンプル501−1乃至501−aが記録されている領域の先頭アドレスと記録容量(サンプル501−1乃至501−aのデータ量の合計)、AD591−2には、IL補助領域212−c+1内のサンプル501−a+1乃至501−bが記録されている領域の先頭アドレスと記録容量(サンプル501−a+1乃至501−bのデータ量の合計)が記録される。
情報管理部152は、音声データ記録領域情報を取得するごとに、AD591をファイルエントリ581に追加する。すなわち、ファイルエントリ581は、1つのIL補助領域212に記録される音声データの全てのサンプル501がドライブ136に供給されるごとに更新される。
ドライブ136は、記録制御部154の制御の基に、音声データ記録領域情報に示される領域に音声データを記録する。ドライブ136は、音声データの記録中に欠陥セクタを検出した場合、検出した欠陥セクタのアドレスを含む欠陥セクタ情報を、ドライブインターフェイス135を介して、領域管理部153およびエラー検出部155に供給する。また、ドライブ136は、音声データを記録したセクタのアドレスを含む記録セクタ情報を、ドライブインターフェイス135を介して、領域管理部153に供給する。領域管理部153は、記録セクタ情報および欠陥セクタ情報に基づいて、領域マップを順次更新する。
なお、ドライブインターフェイス135により読み出された音声データはライトバッファ134から消去され(例えば、読み出したポインタの指す位置が変化することにより論理的に消去され)、ドライブインターフェイス135による音声データの読み出し速度が、音声処理部132による音声データの供給速度よりも高速であるため、バッファデータ量は減少に転じる。
ステップS105において、エラー検出部155は、記録エラーが発生したか否かを判定する。具体的には、エラー検出部155は、欠陥セクタ情報に基づいて、音声データを記録するIL補助領域212に欠陥セクタが1つでも検出された場合、記録エラーが発生したと判定する。記録エラーが発生したと判定された場合、処理はステップS106に進む。
ステップS106において、制御部138は、記録エラー対応処理を行なう。具体的には、図24を参照して後述するが、この処理により、記録エラーが発生した音声データを記録できる新たな領域が検索され、記録エラーが発生した時点から音声データの記録が再開され、新たに検索された領域に音声データが記録される。また、記録エラーが発生したIL補助領域212より後のIL補助領域212に記録される音声データの記録が継続して行なわれる。
ステップS105において、記録エラーが発生していないと判定された場合、ステップS106の処理はスキップされ、処理はステップS107に進む。
ステップS107において、記録制御部154はバッファデータ量が記録休止閾値以下であるか否かを判定する。バッファデータ量が記録休止閾値より大きいと判定された場合、処理はステップS105に戻り、ステップS107において、バッファデータ量が記録休止閾値以下であると判定されるまで、ステップS105乃至S107の処理が繰り返され、その間、音声データが記録媒体102に記録される。
ステップS107において、バッファデータ量が記録休止閾値以下であると判定された場合、処理はステップS108に進み、ステップS108において、記録制御部154は、音声データの記録を休止させる。具体的には、記録制御部154は、ドライブインターフェイス135のライトバッファ134からの音声データの読み出し、および、ドライブ136の記録媒体102への音声データの記録を休止させる。これにより、バッファデータ量は増加に転じる。
その後、処理はステップS102に戻り、ステップS102において、アフレコ停止の指令が入力されたと判定されるまで、ステップS102乃至S108の処理が繰り返され、音声データが記録媒体102に記録される。
ステップS102において、アフレコ停止の指令が入力されたと判定された場合、処理はステップS109に進み、ステップS109において、バッファデータ量に関係なく、ステップS104の処理と同様に、音声データの記録が開始される。なお、アフレコ停止の指令の入力に伴い、音声入力部112は、音声処理部132への音声データの供給を停止する。これにより、ライトバッファ134への音声データの供給が停止される。
ステップS110において、エラー検出部155は、ステップS105の処理と同様に、記録エラーが発生したか否かを判定する。記録エラーが発生したと判定された場合、処理はステップS111に進み、ステップS106の処理と同様に記録エラー対応処理が行なわれる。
ステップS110において、記録エラーが発生していないと判定された場合、ステップS111の処理はスキップされ、処理はステップS112に進む。
ステップS112において、記録制御部154は、ライトバッファ134のバッファデータ量を調べ、ライトバッファ134に記憶されているバッファデータがなくなったか否かを判定する。バッファデータが残っていると判定された場合、すなわち、記録媒体102に記録されていない音声データが残っている場合、処理はステップS110に戻り、ステップS112において、バッファデータがなくなったと判定されるまで、ステップS110乃至S112の処理が繰り返される。
ステップS112において、バッファデータがなくなったと判定された場合、処理はステップS113に進み、ステップS113において、エラー検出部155は、今回のアフレコ処理において、記録エラーが発生したか否かを判定する。今回のアフレコ処理において、記録エラーが発生したと判定された場合、すなわちステップS105またはS110において、記録エラーが発生したと判定され、ステップS106またはS111において、記録エラー対応処理が行なわれた場合、処理はステップS114に進む。
ステップS114において、制御部138は、エラー回復処理を行なう。エラー回復処理の詳細は、図29を参照して後述するが、この処理により、記録エラーが発生し、分割して記録されていた音声データについて、記録エラー発生したIL補助領域212にすでに記録されていた音声データが、記録エラーが発生した後に音声データが記録されたIL補助領域212にコピーされ、記録エラーが発生した音声データが1つの連続記録領域に記録される。また、記録エラーが発生したIL補助領域212に記録されていた音声データ以外のデータも、音声データがコピーされたIL補助領域212にコピーされ、記録エラーが発生したIL補助領域212に対応するストリームユニット211も、音声データがコピーされたIL補助領域212を含む連続記録領域にコピーされる。
ステップS113において、今回のアフレコ処理において、記録エラーが発生していないと判定された場合、ステップS114の処理はスキップされ、処理はステップS115に進む。
ステップS115において、制御部138は、アフレコ終了処理を行ない、アフレコ処理は終了する。具体的には、記録制御部154は、ファイル管理情報、ムービ情報ファイル241、および領域マップを、ドライブインターフェイス135を介してドライブ136に供給し、ドライブ136を制御して、ファイル管理情報、ムービ情報ファイル241、および領域マップを記録媒体102に記録させる。
次に、図24を参照して、図19のステップS106またはS111の記録エラー対応処理の詳細を説明する。以下、図25に示されるように、IL補助領域212−1から音声データの記録を開始し、IL補助領域212−nに音声データを記録中に欠陥クラスタ331−3が検出され、記録エラーが発生した場合について考える。なお、IL補助領域212−1において、先頭から音声ファイル204aのサンプル501−1乃至501−sが記録され、サンプル501−sの直後に予約領域552−1が確保されているものとする。また、IL補助領域212−nにおいて、先頭にJPEGデータ601が記録され、JPEGデータ601の直後に、音声ファイル204aのサンプル501−tから記録され、サンプル501−uの一部であるサンプル501−uaまで記録したときに、記録エラーが発生したものとする。
ステップS121において、エラー検出部155は、記録エラーが発生したクラスタの先頭アドレスを求める。具体的には、エラー検出部155は、領域マップおよび欠陥セクタ情報に基づいて、検出された欠陥セクタを含むクラスタ、すなわち、欠陥クラスタ331−3を検索し、検索したクラスタの先頭アドレスを調べる。
ステップS122において、エラー検出部155は、すでに記録媒体102に記録されている音声データのデータ量(以下、記録済み音声データ量と称する)を調べる。具体的には、エラー検出部155は、記録エラーが発生した欠陥クラスタの先頭アドレスを含む音声データの記録領域の情報が記録されているファイルエントリ581のAD591を検出する。図25に示される例の場合、記録エラーが発生した欠陥クラスタの先頭アドレスを含む音声データの記録領域の情報が記録されているAD591として、AD591−nが検出される。
次に、エラー検出部155は、AD591−1乃至AD591−(n−1)に記録されている記録容量の合計、およびAD591−nに記録されている先頭アドレスから欠陥クラスタ331−3の直前のアドレスまでの記録容量の合計を求め、求めた値を記録済み音声データ量とする。すなわち、求めた記録済み音声データ量は、サンプル501−1乃至サンプル501−(u−1)のデータ量の合計に、サンプル501−uの一部であるサンプル501−uaのデータ量を加えた値に等しい。
ステップS123において、エラー検出部155は、記録エラーが発生したIL補助領域212を検出する。具体的には、まず、エラー検出部155は、記録エラーが発生したサンプル501を検出する。エラー検出部155は、図26に示されるムービ情報ファイル241の音声データ管理トラック511のサンプルデータ量531の値を、先頭のサンプルデータ量531−1から順に加えていく。そして、エラー検出部155は、サンプルデータ量531の合計値が記録済み音声データ量を超えたときのサンプル501を記録エラーが発生したサンプル501として検出する。
記録済み音声データ量を図26内の矢印の範囲で示されるDwとした場合、サンプルデータ量531−1乃至531−uを合計した時点で、サンプルデータ量531の合計値が記録済み音声データ量Dwを超える。従って、記録エラーが発生したサンプル501は、サンプル501−uであると検出される。
次に、エラー検出部155は、サンプル501−uの一部が記録されているIL補助領域212を検出する。具体的には、上述したように、補助領域管理サンプル282には各IL補助領域212に記録されているデータのサンプルの情報が記録されている。エラー検出部155は、補助領域管理サンプル282に基づいて、サンプル501−uを含むIL補助領域212を検出し、検出した(記録エラーが発生した)IL補助領域212を示す情報を領域管理部153に供給する。
ステップS124において、領域管理部153は、記録エラーが発生したサンプル501の記録を再開する領域を検索する。具体的には、領域管理部153は、ファイルエントリ301に基づいて、記録エラーが発生したIL補助領域212に対応するストリームユニット211の記録領域の記録容量を求め、求めたストリームユニット211の記録領域の記録容量と所定のIL補助領域212の記録容量の合計、すなわち記録エラーが発生した連続記録領域の記録容量を求める。領域管理部153は、領域マップに基づいて、求めた連続記録領域の記録容量以上の空き領域を検索し、検索した領域を記録エラーが発生したサンプル501の記録を再開する連続記録領域(以下、新規連続記録領域と称する)とする。
なお、以下、ステップS124において、図27に示される新規連続記録領域611が検索されたものとする。なお、図27において、領域611−3は、ストリームユニット211−nの記録領域と同じ記録容量とし、IL補助領域212−naは、IL補助領域212−nと同じ記録容量とする。
また、図27に示される例において、ファイル管理情報にJPEGデータ601を含むJPEGファイル203のファイルエントリ621が登録され、ファイルエントリ621はJPEGデータ601の記録領域の先頭アドレスと記録容量を含むAD(Allocation Descriptor)631を含むものとする。
さらに、ファイルエントリ301のAD311−1はストリームユニット211−1の記録領域の先頭アドレスと記録容量が記録され、AD311−nはストリームユニット211−nの記録領域の先頭アドレスと記録容量が記録されているものとする。ファイルエントリ302のAD321−1は予約領域552−1の先頭アドレスと記録容量が記録され、AD321−nは予約領域552−nの記録領域の先頭アドレスと記録容量が記録されているものとする。ファイルエントリ581のAD591−1はサンプル501−1乃至501−sが記録されているIL補助領域212−1内の領域の先頭アドレスと記録容量が記録され、AD591−nには、サンプル501−tの先頭アドレスから予約領域552−nの直前までの領域、すなわち、音声データが記録される予定だったIL補助領域212−n内の領域の先頭アドレスと記録容量が記録されているものとする。
ステップS125において、ドライブ136は、記録制御部154の制御の基に、音声データの記録を再開する。具体的には、まず、領域管理部153は、音声データの記録を再開する位置を決定する。図27に示される例の場合、領域管理部153は、新規連続記録領域611の先頭に、JPEGデータ601からサンプル501−uの一部であるサンプル501−uaが記録されている補助領域212−n内の領域と同じ記録容量の領域611−1を確保する。そして、領域管理部153は、領域611−1の先頭アドレスと記録容量、およびIL補助領域212−naの先頭から領域611−1を除いた領域611−2の先頭アドレスと記録容量、および領域611−3の先頭アドレスと記録容量とを含む情報(以下、新規連続領域情報と称する)を、情報管理部152、記録制御部154、およびエラー検出部155に供給する。
情報管理部152は、新規連続領域情報に基づいて、ファイルエントリ581を更新する。具体的には、領域611−2の先頭アドレスを含むAD591−naをファイルエントリ581に追加する。
ドライブ136は、記録制御部154の制御の基に、記録エラーが発生したサンプル501−uの記録媒体102に記録されていない部分である501−ubを領域611−2の先頭から記録させる。その後、サンプル501−uより後のサンプル501の記録が継続して行なわれる。すなわち、図28に示されるように、記録エラーが発生しためにIL補助領域212−nに記録されなかった、サンプル501−uの一部である502−ua乃至501−vが新規連続記録領域611の領域611−2に記録され、その直後に予約領域552−naが確保され、引き続き、IL補助領域212−n+1以降のIL補助領域212への音声データの記録が行われる。
次に、図29のフローチャートを参照して、図19のステップS114のエラー回復処理の詳細を説明する。
ステップS131において、ドライブ136は、記録制御部154の制御の基に、記録エラーが発生したIL補助領域212のデータ、および記録エラーが発生したIL補助領域212に関連するストリームユニット211を新規連続記録領域にコピーする。具体的には、図28に示される例の場合、ドライブ136は、記録制御部154の制御の基に、記録エラーが発生したIL補助領域212−nに記録されているJPEGデータ601、およびサンプル501−t乃至501−uaを新規連続記録領域611の領域611−1にコピーし、ストリームユニット211−nを領域611−3にコピーする。これにより、本来IL補助領域212−nに記録される予定だったデータ、およびIL補助領域212−nに関連するストリームユニット211−nが新規連続記録領域611に記録される。
ステップS132において、情報管理部152は、ファイルエントリを更新する。図30は、図25に示される記録エラーが発生した後、音声データが全て記録媒体102に記録された後におけるファイルエントリの状態の例を示す図である。なお、記録媒体102にストリームユニット211−1乃至211−zが記録され、IL補助領域212−zには、先頭から音声ファイル204aのサンプル501−w乃至501−xが記録され、その直後に予約領域552−zが確保されているものとする。
また、ファイルエントリ301には、AD311−1乃至311−zが記録され、ファイルエントリ302には、AD321−1乃至321−zが記録され、ファイルエントリ581には、AD591−1乃至591−zが記録されているものとする。また、AD311−zにはストリームユニット211−zの記録領域の先頭アドレスが記録され、AD321−zにはIL補助領域212−zの予約領域552−zの先頭アドレスが記録され、AD591−zにはIL補助領域212−zに記録されているサンプル501−w乃至501−xの記録領域の先頭アドレスが記録されているものとする。
情報管理部152は、ファイルエントリ301のAD311−nのアドレスを、ストリームユニット211−nの記録領域の先頭アドレスから、ストリームユニット211−nがコピーされた領域611−3の先頭アドレスに変更する。また、情報管理部152は、ファイルエントリ302のAD321−nのアドレスを、予約領域552−nの先頭アドレスから、予約領域552−naの先頭アドレスに変更する。さらに、情報管理部152は、ファイルエントリ621のAD631のアドレスを、JPEGデータ601が記録されているIL補助領域212−n内の領域の先頭アドレスから、JPEGデータ601がコピーされたIL補助領域212−na内の領域の先頭アドレスに変更する。
また、情報管理部152は、ファイルエントリ581のAD591−nのアドレスを、サンプル501−t乃至501−uaが記録されているIL補助領域212−n内の領域の先頭アドレスから、サンプル501−t乃至501−uaをコピーしたIL補助領域212−na内の領域の先頭アドレスに変更する。さらに、情報管理部152は、AD591−naを削除する(例えば、データが有効か否かを示すフラグをオフにする)。これにより、ファイル管理情報において、新規連続記録領域611に記録されたデータが有効となり、IL補助領域212−nに記録されているデータおよびIL補助領域212−nを含む連続記録領域に記録されているストリームユニット211−nは無効となる。
このようにして、記録媒体102のIL補助領域212に欠陥クラスタが検出され記録エラーが発生しても、データの欠落が発生したり、データの記録を中断したりすることなしに、音声データ、音声データが同期して再生されるストリームユニット211、および先にIL補助領域212に記録されていたデータが記録媒体102の連続した領域に記録される。また、データを記録する領域の変更に基づいて、ファイル管理情報(ファイルエントリ301、302、581、および621)が更新される。
なお、以上の例においては、リアルタイムアフレコ処理の説明をしたが、もちろん編集アフレコ処理においても、同様の記録エラー処理およびエラー回復処理を行なうことができる。また、音声データ以外のJPEGデータ、PNGデータなどを記録する場合にも、同様の記録エラー処理およびエラー回復処理を行なうことができる。
以上のように、データ記録媒体の連続した連続領域としての第1の連続領域に映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データを記録している場合、第1の連続領域に分割データを記録できなくなったとき、第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域を検索し、分割データのうち第1の連続領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3の連続領域を第2の連続領域の先頭に確保して、分割データのうち第1の連続領域に記録されていない第2のデータを第3の連続領域の直後に記録してから、第1のデータを第3の連続領域に記録するように、分割データの第2の連続領域への記録を制御した場合には、所定の再生時間のデータをデータ記録媒体の連続した領域に記録することができる。また、データ記録媒体にデータを記録できない領域があっても、データの記録を中断したり、データを欠落させたりせずに、所定の再生時間のデータをデータ記録媒体の連続した領域に記録することができる。
また、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データが連続した連続領域に記録され、連続領域ごとに、連続領域に記録された分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量のコンテンツデータ記録領域が連続領域に隣接して確保されているデータ記録媒体の、連続領域としての第1の連続領域に記録されている分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータをコンテンツデータ記録領域としての第1のコンテンツデータ記録領域に記録している場合、第1のコンテンツデータ記録領域にコンテンツデータを記録できなくなったとき、第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域、および第2の連続領域に隣接した第1のコンテンツデータ記録領域の記録容量以上の空き領域である第2のコンテンツデータ記録領域を検索し、コンテンツデータのうち第1のコンテンツデータ記録領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3のコンテンツデータ記録領域を第2のコンテンツデータ記録領域の先頭に確保して、コンテンツデータのうち第1のコンテンツデータ記録領域に記録されていない第2のデータを第3のコンテンツデータ記録領域の直後に記録してから、第1のデータを第3のコンテンツデータ記録領域に記録するとともに、第1の連続領域に記録されている分割データを第2の連続領域に記録するように、分割データの第2の連続領域への記録およびコンテンツデータの第2のコンテンツデータ記録領域への記録を制御した場合には、所定の再生時間のデータをデータ記録媒体の連続した領域に記録することができる。また、データ記録媒体にデータを記録できない領域があっても、データの記録を中断したり、データを欠落させたりせずに、所定の再生時間のデータをデータ記録媒体の連続した領域に記録することができる。
なお、本発明は、ビデオカメラなどの記録装置に適用することができる。
また、記録再生装置101は、映像表示部114、音声再生部115、およびデータ再生部137を設けずに、AVデータ記録専用の装置とすることも可能である。さらに、記録再生装置101は、映像入力部111、映像処理部131、およびマルチプレクサ133を設けずに、アフレコ専用の装置とすることも可能である。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
図31は、汎用のパーソナルコンピュータ800の内部の構成例を示す図である。CPU(Central Processing Unit)801は、ROM(Read Only Memory)802に記憶されているプログラム、または記録部808からRAM(Random Access Memory)803にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM803にはまた、CPU801が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU801、ROM802、およびRAM803は、バス804を介して相互に接続されている。このバス804にはまた、入出力インターフェース805も接続されている。
入出力インターフェース805には、ボタン、スイッチ、キーボードあるいはマウスなどで構成される入力部806、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイ、並びにスピーカなどで構成される出力部807、ハードディスクなどで構成される記録部808、およびモデムやターミナルアダプタなどで構成される通信部809が接続されている。通信部809は、インターネットを含むネットワークを介して通信処理を行う。
入出力インターフェース805にはまた、必要に応じてドライブ810が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア811が適宜装着され、そこから読み出されたコンピュータプログラムが、記録部808にインストールされる。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを記録する記録媒体は、図31に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア811により構成されるだけでなく、装置本体にあらかじめ組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM803または記録部808に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、プログラム格納媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
従来の記録装置によるデータの記録方法を説明する図である。 従来の記録装置によるデータの記録方法を説明する図である。 本発明を適用した記録再生装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 図3のデータ再生部の機能の構成例を示すブロック図である。 図3の制御部により実現される機能の構成の一例を示すブロック図である。 図3の記録媒体に記録されるファイルの構成例を示す図である。 図3の記録媒体に記録されるファイルの構成例を示す図である。 図3の記録媒体に記録されるムービ情報ファイルの構成の例を示す図である。 図3の記録媒体に記録されるファイルエントリの構成の例を示す図である。 本発明を適用した記録再生装置のAVデータ記録処理の一例を説明するフローチャートである。 図10のステップS6およびS11の記録エラー対応処理を説明するフローチャートである。 記録エラーが発生したときの記録媒体のデータの記録状態を説明する図である。 記録エラーが発生したときのムービ情報ファイルのAVデータ管理トラックの状態を説明する図である。 記録エラー対応処理におけるAVデータの記録領域を説明する図である。 記録エラー対応処理におけるファイルエントリの状態を説明する図である。 図10のステップS14のエラー回復処理を説明するフローチャートである。 エラー回復処理におけるファイルエントリの状態を説明する図である。 記録エラー対応処理におけるAVデータの記録領域を説明する図である。 本発明を適用した記録再生装置のアフレコ処理の一例を説明するフローチャートである。 ムービ情報ファイルの管理トラックの音声データ管理トラックの構成の例を説明する図である。 補助領域管理サンプルのデータの構成の例を示す図である。 IL補助領域内にデータを記録する領域を確保する方法を説明する図である。 音声ファイルのファイルエントリの構成の例を説明する図である。 図19のステップS106およびS111の記録エラー対応処理を説明するフローチャートである。 記録エラーが発生したときの音声データ管理トラックの状態を説明する図である。 記録エラーが発生したときの記録媒体のデータの記録状態およびファイルエントリの状態を説明する図である。 記録エラー対応処理における音声データの記録領域およびファイルエントリの状態を説明する図である。 記録エラー対応処理における音声データの記録領域を説明する図である。 図19のステップS114のエラー回復処理を説明するフローチャートである。 エラー回復処理におけるファイルエントリの状態を説明する図である。 パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
101 記録再生装置, 102 記録媒体, 113 データ記録再生部, 131 映像処理部, 132 音声処理部, 133 マルチプレクサ, 134 ライトバッファ, 135 ドライブインターフェイス, 136 ドライブ, 137 データ再生部, 138 制御部, 151 データ生成制御部, 152 情報管理部, 153 領域管理部, 154 記録制御部, 155 エラー検出部, 156 読み出し制御部, 157 データ再生制御部, 201 AVファイル, 211 ストリームユニット, 212 IL補助領域, 241 ムービ情報ファイル, 271 AVデータ管理トラック, 282 補助領域管理サンプル, 291 オフセット, 301 ファイルエントリ, 302 ファイルエントリ, 311 AD, 321 AD, 501 サンプル, 511 音声データ管理トラック, 531 サンプルデータ量, 581 ファイルエントリ, 591 AD, 621 ファイルエントリ, 631 AD, 801 CPU, 802 ROM, 803 RAM, 808 記録部, 810 ドライブ, 821 リムーバブルメディア

Claims (12)

  1. 映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データをデータ記録媒体の連続した連続領域に記録する記録装置において、
    前記連続領域としての第1の連続領域に前記分割データを記録している場合、前記第1の連続領域に前記分割データを記録できなくなったとき、前記第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域を検索する検索手段と、
    前記分割データのうち前記第1の連続領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3の連続領域を前記第2の連続領域の先頭に確保して、前記分割データのうち前記第1の連続領域に記録されていない第2のデータを前記第3の連続領域の直後に記録してから、前記第1のデータを前記第3の連続領域に記録するように、前記分割データの前記第2の連続領域への記録を制御する記録制御手段と
    を含むことを特徴とする記録装置。
  2. 前記連続領域の位置と記録容量とを含む領域情報を生成するとともに、前記分割データが前記第2の連続領域に記録された場合、前記領域情報に含まれる前記第1の連続領域の位置と記録容量とを、前記第2の連続領域の位置と記録容量とに更新する情報生成手段
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記データ記録媒体は、前記連続領域ごとに、前記連続領域に記録された前記分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量のコンテンツデータ記録領域が前記連続領域に隣接して確保されているデータ記録媒体であり、
    前記検索手段は、前記連続領域としての第4の連続領域に記録されている前記分割データの再生に同期して再生される前記コンテンツデータを前記コンテンツデータ記録領域としての第1のコンテンツデータ記録領域に記録している場合、前記第1のコンテンツデータ記録領域に前記コンテンツデータを記録できなくなったとき、前記第4の連続領域の記録容量以上の空き領域である第5の連続領域、および前記第5の連続領域に隣接した前記第1のコンテンツデータ記録領域の記録容量以上の空き領域である第2のコンテンツデータ記録領域を検索し、
    前記記録制御手段は、前記コンテンツデータのうち前記第1のコンテンツデータ記録領域に記録されている第3のデータのデータ量に等しい記録容量の第3のコンテンツデータ記録領域を前記第2のコンテンツデータ記録領域の先頭に確保して、前記コンテンツデータのうち前記第1のコンテンツデータ記録領域に記録されていない第4のデータを前記第3のコンテンツデータ記録領域の直後に記録してから、前記第3のデータを前記第3のコンテンツデータ記録領域に記録するとともに、前記第4の連続領域に記録されている前記分割データを前記第5の連続領域に記録するように、前記分割データの前記第5の連続領域への記録および前記コンテンツデータの前記第2のコンテンツデータ記録領域への記録を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記連続領域および前記コンテンツデータ記録領域の位置と記録容量とを含む領域情報を生成するとともに、前記分割データが前記第5の連続領域に記録され、前記コンテンツデータが前記第2のコンテンツデータ記録領域に記録された場合、前記領域情報に含まれる前記第4の連続領域および前記第1のコンテンツデータ記録領域の位置と記録容量とを、前記第5の連続領域および前記第2のコンテンツデータ記録領域の位置と記録容量とに更新する情報生成手段
    をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データをデータ記録媒体の連続した連続領域に記録する記録方法において、
    前記連続領域としての第1の連続領域に前記分割データを記録している場合、前記第1の連続領域に前記分割データを記録できなくなったとき、前記第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域を検索する検索ステップと、
    前記分割データのうち前記第1の連続領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3の連続領域を前記第2の連続領域の先頭に確保して、前記分割データのうち前記第1の連続領域に記録されていない第2のデータを前記第3の連続領域の直後に記録してから、前記第1のデータを前記第3の連続領域に記録するように、前記分割データの前記第2の連続領域への記録を制御する記録制御ステップと
    を含むことを特徴とする記録方法。
  6. 映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データをデータ記録媒体の連続した連続領域に記録する記録処理用のプログラムであって、
    前記連続領域としての第1の連続領域に前記分割データを記録している場合、前記第1の連続領域に前記分割データを記録できなくなったとき、前記第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域を検索する検索ステップと、
    前記分割データのうち前記第1の連続領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3の連続領域を前記第2の連続領域の先頭に確保して、前記分割データのうち前記第1の連続領域に記録されていない第2のデータを前記第3の連続領域の直後に記録してから、前記第1のデータを前記第3の連続領域に記録するように、前記分割データの前記第2の連続領域への記録を制御する記録制御ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  7. 映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データをデータ記録媒体の連続した連続領域に記録する記録処理を、コンピュータに行なわせるプログラムにおいて、
    前記連続領域としての第1の連続領域に前記分割データを記録している場合、前記第1の連続領域に前記分割データを記録できなくなったとき、前記第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域を検索する検索ステップと、
    前記分割データのうち前記第1の連続領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3の連続領域を前記第2の連続領域の先頭に確保して、前記分割データのうち前記第1の連続領域に記録されていない第2のデータを前記第3の連続領域の直後に記録してから、前記第1のデータを前記第3の連続領域に記録するように、前記分割データの前記第2の連続領域への記録を制御する記録制御ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
  8. 映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データが連続した連続領域に記録され、前記連続領域ごとに、前記連続領域に記録された前記分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量のコンテンツデータ記録領域が前記連続領域に隣接して確保されているデータ記録媒体に、前記コンテンツデータを記録する記録装置において、
    前記連続領域としての第1の連続領域に記録されている前記分割データの再生に同期して再生される前記コンテンツデータを前記コンテンツデータ記録領域としての第1のコンテンツデータ記録領域に記録している場合、前記第1のコンテンツデータ記録領域に前記コンテンツデータを記録できなくなったとき、前記第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域、および前記第2の連続領域に隣接した前記第1のコンテンツデータ記録領域の記録容量以上の空き領域である第2のコンテンツデータ記録領域を検索する検索手段と、
    前記コンテンツデータのうち前記第1のコンテンツデータ記録領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3のコンテンツデータ記録領域を前記第2のコンテンツデータ記録領域の先頭に確保して、前記コンテンツデータのうち前記第1のコンテンツデータ記録領域に記録されていない第2のデータを前記第3のコンテンツデータ記録領域の直後に記録してから、前記第1のデータを前記第3のコンテンツデータ記録領域に記録するとともに、前記第1の連続領域に記録されている前記分割データを前記第2の連続領域に記録するように、前記分割データの前記第2の連続領域への記録および前記コンテンツデータの前記第2のコンテンツデータ記録領域への記録を制御する記録制御手段と
    を含むことを特徴とする記録装置。
  9. 前記連続領域および前記コンテンツデータ記録領域の位置と記録容量とを含む領域情報を生成するとともに、前記分割データが前記第2の連続領域に記録され、前記コンテンツデータが前記第2のコンテンツデータ記録領域に記録された場合、前記領域情報に含まれる前記第1の連続領域および前記第1のコンテンツデータ記録領域の位置と記録容量とを、前記第2の連続領域および前記第2のコンテンツデータ記録領域の位置と記録容量とに更新する情報生成手段
    をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. 映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データが連続した連続領域に記録され、前記連続領域ごとに、前記連続領域に記録された前記分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量のコンテンツデータ記録領域が前記連続領域に隣接して確保されているデータ記録媒体に、前記コンテンツデータを記録する記録方法において、
    前記連続領域としての第1の連続領域に記録されている前記分割データの再生に同期して再生される前記コンテンツデータを前記コンテンツデータ記録領域としての第1のコンテンツデータ記録領域に記録している場合、前記第1のコンテンツデータ記録領域に前記コンテンツデータを記録できなくなったとき、前記第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域、および前記第2の連続領域に隣接した前記第1のコンテンツデータ記録領域の記録容量以上の空き領域である第2のコンテンツデータ記録領域を検索する検索ステップと、
    前記コンテンツデータのうち前記第1のコンテンツデータ記録領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3のコンテンツデータ記録領域を前記第2のコンテンツデータ記録領域の先頭に確保して、前記コンテンツデータのうち前記第1のコンテンツデータ記録領域に記録されていない第2のデータを前記第3のコンテンツデータ記録領域の直後に記録してから、前記第1のデータを前記第3のコンテンツデータ記録領域に記録するとともに、前記第1の連続領域に記録されている前記分割データを前記第2の連続領域に記録するように、前記分割データの前記第2の連続領域への記録および前記コンテンツデータの前記第2のコンテンツデータ記録領域への記録を制御する記録制御ステップと
    を含むことを特徴とする記録方法。
  11. 映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データが連続した連続領域に記録され、前記連続領域ごとに、前記連続領域に記録された前記分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量のコンテンツデータ記録領域が前記連続領域に隣接して確保されているデータ記録媒体に、前記コンテンツデータを記録する記録処理用のプログラムであって、
    前記連続領域としての第1の連続領域に記録されている前記分割データの再生に同期して再生される前記コンテンツデータを前記コンテンツデータ記録領域としての第1のコンテンツデータ記録領域に記録している場合、前記第1のコンテンツデータ記録領域に前記コンテンツデータを記録できなくなったとき、前記第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域、および前記第2の連続領域に隣接した前記第1のコンテンツデータ記録領域の記録容量以上の空き領域である第2のコンテンツデータ記録領域を検索する検索ステップと、
    前記コンテンツデータのうち前記第1のコンテンツデータ記録領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3のコンテンツデータ記録領域を前記第2のコンテンツデータ記録領域の先頭に確保して、前記コンテンツデータのうち前記第1のコンテンツデータ記録領域に記録されていない第2のデータを前記第3のコンテンツデータ記録領域の直後に記録してから、前記第1のデータを前記第3のコンテンツデータ記録領域に記録するとともに、前記第1の連続領域に記録されている前記分割データを前記第2の連続領域に記録するように、前記分割データの前記第2の連続領域への記録および前記コンテンツデータの前記第2のコンテンツデータ記録領域への記録を制御する記録制御ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  12. 映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データを所定の再生時間ごとに分割した分割データが連続した連続領域に記録され、前記連続領域ごとに、前記連続領域に記録された前記分割データの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量のコンテンツデータ記録領域が前記連続領域に隣接して確保されているデータ記録媒体に、前記コンテンツデータを記録する記録処理を、コンピュータに行なわせるプログラムにおいて、
    前記連続領域としての第1の連続領域に記録されている前記分割データの再生に同期して再生される前記コンテンツデータを前記コンテンツデータ記録領域としての第1のコンテンツデータ記録領域に記録している場合、前記第1のコンテンツデータ記録領域に前記コンテンツデータを記録できなくなったとき、前記第1の連続領域の記録容量以上の空き領域である第2の連続領域、および前記第2の連続領域に隣接した前記第1のコンテンツデータ記録領域の記録容量以上の空き領域である第2のコンテンツデータ記録領域を検索する検索ステップと、
    前記コンテンツデータのうち前記第1のコンテンツデータ記録領域に記録されている第1のデータのデータ量に等しい記録容量の第3のコンテンツデータ記録領域を前記第2のコンテンツデータ記録領域の先頭に確保して、前記コンテンツデータのうち前記第1のコンテンツデータ記録領域に記録されていない第2のデータを前記第3のコンテンツデータ記録領域の直後に記録してから、前記第1のデータを前記第3のコンテンツデータ記録領域に記録するとともに、前記第1の連続領域に記録されている前記分割データを前記第2の連続領域に記録するように、前記分割データの前記第2の連続領域への記録および前記コンテンツデータの前記第2のコンテンツデータ記録領域への記録を制御する記録制御ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
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