JP4352323B2 - 記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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本発明は、記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、データ記録媒体にデータを記録する記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
近年、例えば、ビデオカメラのデータ記録方式として、ビデオカメラで撮影した映像データおよびビデオカメラに付属のマイクロホンで収集した音声データを多重化したデータ(以下、AVデータと称する)を一時的にバッファに記憶させて、バッファに記憶させたAVデータのデータ量が所定の値以上になったとき、AVデータをビデオカメラに装着された記録媒体に記録する方式(以下、バッファ記録方式と称する)が用いられている。
バッファ記録方式のビデオカメラにおいて、ビデオカメラに振動や衝撃が加えられたり、または、記録媒体の傷やほこりなどにより、記録媒体にAVデータを記録できない状態(以下、記録エラーと称する)が発生した場合、記録媒体へのAVデータの記録は一時中断される。記録エラーが発生している間、バッファに記憶されたAVデータは消去されないため、ビデオカメラに振動や衝撃が加えられてから、これが収まって、AVデータを記録できる記録媒体の新たな領域が検索されて、AVデータの記録が再開されるまでの間、バッファのデータ量は増加する。そして、記録エラーが長引くと、バッファに記憶されているAVデータのデータ量がバッファの記憶容量に達して、それ以上バッファにAVデータを記憶させることができないバッファオーバーフローが発生する場合がある。
バッファオーバーフローが発生した場合に対処するための第1の方式として、AVデータの記録を中止してしまう、すなわち、ビデオカメラの記録処理を停止してしまう方式(以下、記録停止方法と称する)がある。図1は、記録停止方式のビデオカメラでAVデータ1−1を記録中に、時刻t1において記録エラーが発生し、AVデータの記録が中断され、その後、バッファオーバーフローが発生し、ビデオカメラの記録処理が停止され、時刻t2において、ユーザの操作によりAVデータの記録が再開された場合において、記録媒体に記録されるデータおよびファイルの構成の例を示している。
図1の例において、AVデータの記録が中断される前のAVデータ1−1は、データファイル2−1として記録媒体に記録され、AVデータの記録を再開した後のAVデータ1−2は、データファイル2−2として記録媒体に記録される。また、データファイル2−1の管理情報を含む情報ファイル22−1およびデータファイル2−2の管理情報を含む情報ファイル22−2が生成され、記録媒体に記録されているAVデータの情報を登録するAVインデックス11には、情報ファイル22−1へのリンク情報を含むプロパティエントリ21−1、および情報ファイル22−2へのリンク情報を含むプロパティエントリ21−2の2つのプロパティエントリが登録される。すなわち、デ−タファイル2−1および2−2は、関連性のない全く独立した2つのファイルとして扱われる。
図1に示されるように記録媒体に記録されたAVデータを再生装置で再生させる場合、図2に示されるように、AVデータ1−1とAVデータ1−2の間の時刻tdにおいて、AVデータが不連続となり、例えば、AVデータの再生が停止されたり、そのまま継続してAVデータが再生されたりする。
また、バッファオーバーフローが発生した場合に対処するための第2の方式として、バッファオーバーフローが発生しても、ビデオカメラの記録処理を停止させずに、記録エラーが収まるまで、先にバッファに記憶されているAVデータを消去しながら、新しいAVデータをバッファに記憶させ、記録エラーが収まった時点で、AVデータの記録を再開する方式(以下、バッファデータ消去方式と称する)がある。図3は、バッファデータ消去方式のビデオカメラでAVデータ1−3を記録中に、時刻t3において記録エラーが発生し、AVデータの記録が中断され、その後、バッファオーバーフローが発生した後、時刻t3からt4までのAVデータがバッファから削除された後、記録エラーが解消し、AVデータの記録が再開された場合において、記録媒体に記録されるデータおよびファイルの構成の例を示している。
図3の例において、AVデータの記録が中断される前のAVデータ1−3およびAVデータの記録が再開された後のAVデータ1−4は、1つのデータファイル2−3として記録媒体に記録される。また、データファイル2−3の管理情報を含む情報ファイル22−3が生成され、AVインデックス11には、情報ファイル22−3へのリンク情報を含むプロパティエントリ21−3が登録される。
図3に示されるように記録媒体に記録されたAVデータを再生装置で再生させる場合、再生装置の仕様に基づいて、図4に示される再生パターン1のように、AVデータ1−3とAVデータ1−4の間に、AVデータが記録されなかった期間T2の間、AVデータが記録されていないことを示す画像が表示されたり、再生パターン2で示されるように、AVデータ1−3を再生した後、続けてAVデータ1−4が再生されたりする。
また、AVストリームの不連続点の時刻情報およびサムネイル情報をAVストリームの管理情報に記録する情報処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、動画像データの部分再生区間ごとに部分再生区間の内容を示すサムネイルと、サムネイルへのポインタ情報を管理情報に記録する記録装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−158971号公報 特開平11−176137号公報
しかしながら、記録停止方式の場合、AVデータ1−1および1−2は、独立したデータファイル2−1および2−1として記録媒体に記録されるため、AVデータ1−1とAVデータ1−2の相関関係が分からなくなってしまうという課題があった。また、データファイル2−1とデータファイル2−2は、独立したファイルであり、AVデータ1−1とAVデータ1−2の再生時間も独立して管理されるため、AVデータ1−1の先頭から不連続点tdまでの時間を記録することができないという課題があった。
また、バッファデータ消去方式の場合、バッファオーバーフローが発生しても記録処理は継続されるため、記録されたAVデータを再生してみないと、図4に示されるAVデータ1−3と1−4の間の不連続点tdの存在や位置(時間)がわからないという課題があった。
さらに、特許文献1および2に記載されている発明では、データの記録中にバッファオーバーフローが発生した場合の処理については開示されていない。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、より容易に取り扱うことができるように、オーバーフローが生じた前後のデータを記録できるようにするとともに、連続して記録されてないデータ上の位置(時間)を容易に知ることができるようにするものである。
本発明の記録装置は、入力された動画像データをバッファに一時的に記憶し、バッファに記憶された動画像データをデータ記録媒体に記録するとともに、バッファにおいてオーバーフローが生じ、動画像データを削除した場合、削除した動画像データより前に入力された動画像データである第1の動画像データを第1のファイルとしてデータ記録媒体に記録するとともに、削除した動画像データより後に入力された動画像データである第2の動画像データを第2のファイルとしてデータ記録媒体に記録するように動画像データの記録を制御する記録制御手段と、第2の動画像データの先頭の静止画像の画像データを生成する静止画像データ生成手段と、第1のファイルと第2のファイルとを1つのコンテンツデータとして関連づける第1の情報、コンテンツデータのサムネイル表示用として登録されている画像データとは別に、静止画像データをコンテンツデータの不連続点の画像データとしてコンテンツデータに関連づける第2の情報、および、コンテンツデータの不連続点の再生時間として、第1の動画像データと第2の動画像データを連続して再生する場合における第2の動画像データの再生が開始される時間を示す第3の情報を生成する情報生成手段とを含むことを特徴とする。
第1の情報には、動画像データの最小単位であるサンプルであって、第1の動画像データおよび第2の動画像データに含まれる各サンプルの再生時間とデータ量を含ませることができる。
本発明の記録方法は、記録装置が、入力された動画像データをバッファに一時的に記憶し、バッファに記憶された動画像データをデータ記録媒体に記録するとともに、バッファにおいてオーバーフローが生じ、動画像データを削除した場合、削除した動画像データより前に入力された動画像データである第1の動画像データを第1のファイルとしてデータ記録媒体に記録するとともに、削除した動画像データより後に入力された動画像データである第2の動画像データを第2のファイルとしてデータ記録媒体に記録するように動画像データの記録を制御する記録制御ステップと、第2の動画像データの先頭の静止画像の画像データを生成する静止画像データ生成ステップと、第1のファイルと第2のファイルとを1つのコンテンツデータとして関連づける第1の情報、コンテンツデータのサムネイル表示用として登録されている画像データとは別に、静止画像データをコンテンツデータの不連続点の画像データとしてコンテンツデータに関連づける第2の情報、および、コンテンツデータの不連続点の再生時間として、第1の動画像データと第2の動画像データを連続して再生する場合における第2の動画像データの再生が開始される時間を示す第3の情報を生成する情報生成ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の記録媒体に記録されているプログラムは、入力された動画像データをバッファに一時的に記憶し、バッファに記憶された動画像データをデータ記録媒体に記録するとともに、バッファにおいてオーバーフローが生じ、動画像データを削除した場合、削除した動画像データより前に入力された動画像データである第1の動画像データを第1のファイルとしてデータ記録媒体に記録するとともに、削除した動画像データより後に入力された動画像データである第2の動画像データを第2のファイルとしてデータ記録媒体に記録するように動画像データの記録を制御する記録制御ステップと、第2の動画像データの先頭の静止画像の画像データを生成する静止画像データ生成ステップと、第1のファイルと第2のファイルとを1つのコンテンツデータとして関連づける第1の情報、コンテンツデータのサムネイル表示用として登録されている画像データとは別に、静止画像データをコンテンツデータの不連続点の画像データとしてコンテンツデータに関連づける第2の情報、および、コンテンツデータの不連続点の再生時間として、第1の動画像データと第2の動画像データを連続して再生する場合における第2の動画像データの再生が開始される時間を示す第3の情報を生成する情報生成ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のプログラムは、入力された動画像データをバッファに一時的に記憶し、バッファに記憶された動画像データをデータ記録媒体に記録するとともに、バッファにおいてオーバーフローが生じ、動画像データを削除した場合、削除した動画像データより前に入力された動画像データである第1の動画像データを第1のファイルとしてデータ記録媒体に記録するとともに、削除した動画像データより後に入力された動画像データである第2の動画像データを第2のファイルとしてデータ記録媒体に記録するように動画像データの記録を制御する記録制御ステップと、第2の動画像データの先頭の静止画像の画像データを生成する静止画像データ生成ステップと、第1のファイルと第2のファイルとを1つのコンテンツデータとして関連づける第1の情報、コンテンツデータのサムネイル表示用として登録されている画像データとは別に、静止画像データをコンテンツデータの不連続点の画像データとしてコンテンツデータに関連づける第2の情報、および、コンテンツデータの不連続点の再生時間として、第1の動画像データと第2の動画像データを連続して再生する場合における第2の動画像データの再生が開始される時間を示す第3の情報を生成する情報生成ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラムにおいては、入力された動画像データをバッファに一時的に記憶し、バッファに記憶された動画像データをデータ記録媒体に記録するとともに、バッファにおいてオーバーフローが生じ、動画像データを削除した場合、削除した動画像データより前に入力された動画像データである第1の動画像データを第1のファイルとしてデータ記録媒体に記録するとともに、削除した動画像データより後に入力された動画像データである第2の動画像データを第2のファイルとしてデータ記録媒体に記録するように動画像データの記録が制御され、第2の動画像データの先頭の静止画像の画像データが生成され、第1のファイルと第2のファイルとを1つのコンテンツデータとして関連づける第1の情報、コンテンツデータのサムネイル表示用として登録されている画像データとは別に、静止画像データをコンテンツデータの不連続点の画像データとしてコンテンツデータに関連づける第2の情報、および、コンテンツデータの不連続点の再生時間として、第1の動画像データと第2の動画像データを連続して再生する場合における第2の動画像データの再生が開始される時間を示す第3の情報が生成される。
以上のように、本発明の記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラムによれば、データ記録媒体にデータを記録することができる。また、本発明の記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラムによれば、より容易に取り扱うことができるように、オーバーフローが生じた前後のデータを記録できるとともに、連続して記録されてないデータ上の位置(時間)を容易に知ることができる
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の記録装置(例えば、図5のデータ記録部113)は、入力された動画像データをバッファ(例えば、図5のライトバッファ134)に一時的に記憶し、バッファに記憶された動画像データをデータ記録媒体(例えば、図5の記録媒体102)に記録するとともに、バッファにおいてオーバーフローが生じ、動画像データを削除した場合、削除した動画像データより前に入力された動画像データである第1の動画像データ(例えば、図21のAVデータ401−1)を第1のファイル(例えば、図21のAVファイル201)としてデータ記録媒体に記録するとともに、削除した動画像データより後に入力された動画像データである第2の動画像データ(例えば、図21のAVデータ401−3)を第2のファイル(例えば、図21のAVファイル201a)としてデータ記録媒体に記録するように動画像データの記録を制御する記録制御手段(例えば、図6の記録制御部153およびエラー処理部154)と、第2の動画像データの先頭の静止画像の画像データ(例えば、図23の画像ファイル402)を生成する静止画像データ生成手段(例えば、図6の画像生成部155)と、第1のファイルと第2のファイルとを1つのコンテンツデータとして関連づける第1の情報(例えば、図23のバイナリファイルID273およびムービ情報ファイル254)、コンテンツデータのサムネイル表示用として登録されている画像データとは別に、静止画像データをコンテンツデータの不連続点の画像データとしてコンテンツデータに関連づける第2の情報(例えば、図23のタイトルエントリインデックス272、およびデータユニット451−2)、および、コンテンツデータの不連続点の再生時間として、第1の動画像データと第2の動画像データを連続して再生する場合における第2の動画像データの再生が開始される時間を示す第3の情報(例えば、図23のデータユニット451−1)を生成する情報生成手段(例えば、図6の情報管理部152)とを含むことを特徴とする。
請求項に記載の記録方法は、記録装置(例えば、図5のデータ記録部113)が、入力された動画像データをバッファ(例えば、図5のライトバッファ134)に一時的に記憶し、バッファに記憶された動画像データをデータ記録媒体(例えば、図5の記録媒体102)に記録するとともに、バッファにおいてオーバーフローが生じ、動画像データを削除した場合、削除した動画像データより前に入力された動画像データである第1の動画像データ(例えば、図21のAVデータ401−1)を第1のファイル(例えば、図21のAVファイル201)としてデータ記録媒体に記録するとともに、削除した動画像データより後に入力された動画像データである第2の動画像データ(例えば、図21のAVデータ401−3)を第2のファイル(例えば、図21のAVファイル201a)としてデータ記録媒体に記録するように動画像データの記録を制御する記録制御ステップ(例えば、図11のステップS2乃至S7、図13のステップS23、S24、S26)と、第2の動画像データの先頭の静止画像の画像データ(例えば、図23の画像ファイル402)を生成する静止画像データ生成ステップ(例えば、図22のステップS62)と、第1のファイルと第2のファイルとを1つのコンテンツデータとして関連づける第1の情報(例えば、図23のバイナリファイルID273およびムービ情報ファイル254)、コンテンツデータのサムネイル表示用として登録されている画像データとは別に、静止画像データをコンテンツデータの不連続点の画像データとしてコンテンツデータに関連づける第2の情報(例えば、図23のタイトルエントリインデックス272、およびデータユニット451−2)、および、コンテンツデータの不連続点の再生時間として、第1の動画像データと第2の動画像データを連続して再生する場合における第2の動画像データの再生が開始される時間を示す第3の情報(例えば、図23のデータユニット451−1)を生成する情報生成ステップ(例えば、図13のステップS22、S25、および図22のステップS63)とを含むことを特徴とする。
請求項に記載の記録媒体(例えば、図25のリムーバブルメディア811)に記録されているプログラムは、入力された動画像データをバッファ(例えば、図5のライトバッファ134)に一時的に記憶し、バッファに記憶された動画像データをデータ記録媒体(例えば、図5の記録媒体102)に記録するとともに、バッファにおいてオーバーフローが生じ、動画像データを削除した場合、削除した動画像データより前に入力された動画像データである第1の動画像データ(例えば、図21のAVデータ401−1)を第1のファイル(例えば、図21のAVファイル201)としてデータ記録媒体に記録するとともに、削除した動画像データより後に入力された動画像データである第2の動画像データ(例えば、図21のAVデータ401−3)を第2のファイル(例えば、図21のAVファイル201a)としてデータ記録媒体に記録するように動画像データの記録を制御する記録制御ステップ(例えば、図11のステップS2乃至S7、図13のステップS23、S24、S26)と、第2の動画像データの先頭の静止画像の画像データ(例えば、図23の画像ファイル402)を生成する静止画像データ生成ステップ(例えば、図22のステップS62)と、第1のファイルと第2のファイルとを1つのコンテンツデータとして関連づける第1の情報(例えば、図23のバイナリファイルID273およびムービ情報ファイル254)、コンテンツデータのサムネイル表示用として登録されている画像データとは別に、静止画像データをコンテンツデータの不連続点の画像データとしてコンテンツデータに関連づける第2の情報(例えば、図23のタイトルエントリインデックス272、およびデータユニット451−2)、および、コンテンツデータの不連続点の再生時間として、第1の動画像データと第2の動画像データを連続して再生する場合における第2の動画像データの再生が開始される時間を示す第3の情報(例えば、図23のデータユニット451−1)を生成する情報生成ステップ(例えば、図13のステップS22、S25、および図22のステップS63)とを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項に記載のプログラムは、入力された動画像データをバッファ(例えば、図5のライトバッファ134)に一時的に記憶し、バッファに記憶された動画像データをデータ記録媒体(例えば、図5の記録媒体102)に記録するとともに、バッファにおいてオーバーフローが生じ、動画像データを削除した場合、削除した動画像データより前に入力された動画像データである第1の動画像データ(例えば、図21のAVデータ401−1)を第1のファイル(例えば、図21のAVファイル201)としてデータ記録媒体に記録するとともに、削除した動画像データより後に入力された動画像データである第2の動画像データ(例えば、図21のAVデータ401−3)を第2のファイル(例えば、図21のAVファイル201a)としてデータ記録媒体に記録するように動画像データの記録を制御する記録制御ステップ(例えば、図11のステップS2乃至S7、図13のステップS23、S24、S26)と、第2の動画像データの先頭の静止画像の画像データ(例えば、図23の画像ファイル402)を生成する静止画像データ生成ステップ(例えば、図22のステップS62)と、第1のファイルと第2のファイルとを1つのコンテンツデータとして関連づける第1の情報(例えば、図23のバイナリファイルID273およびムービ情報ファイル254)、コンテンツデータのサムネイル表示用として登録されている画像データとは別に、静止画像データをコンテンツデータの不連続点の画像データとしてコンテンツデータに関連づける第2の情報(例えば、図23のタイトルエントリインデックス272、およびデータユニット451−2)、および、コンテンツデータの不連続点の再生時間として、第1の動画像データと第2の動画像データを連続して再生する場合における第2の動画像データの再生が開始される時間を示す第3の情報(例えば、図23のデータユニット451−1)を生成する情報生成ステップ(例えば、図13のステップS22、S25、および図22のステップS63)とを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図5は、本発明を適用した記録装置101の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
記録装置101は、映像入力部111、音声入力部112、およびデータ記録部113により構成される。
映像入力部111は、カメラ、A/D(Analog/Digital)コンバータなどからなり、被写体を撮像し、被写体に対応する映像信号をA/D変換したデジタルの映像データを映像処理部131に入力する。
音声入力部112は、マイクロホン、A/Dコンバータなどからなり、集音した音声の音声信号をA/D変換したデジタルの音声データを音声処理部132に入力する。
データ記録部113は、映像入力部111から入力された映像データおよび音声入力部112から入力された音声データを多重化したデータ(以下、AVデータと称する)を記録媒体102に記録する。
データ記録部113は、映像処理部131、音声処理部132、マルチプレクサ133、ライトバッファ134、ドライブインターフェイス135、ドライブ136、および制御部137により構成される。
映像処理部131は、例えば、DSP、または、映像処理プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)により構成される。映像処理部131は、制御部137の制御の基に、映像入力部111から入力された映像データを、例えば、MPEG2,MPEG4,モーションJPEG(Joint Photographic Experts Group)などの方式の映像データにエンコード(符号化)する。映像処理部131は、エンコードした映像データをマルチプレクサ133に供給する。
音声処理部132は、例えば、DSP、または、音声処理プログラムを実行するCPUにより構成される。音声処理部132は、音声入力部112から入力された音声データを、例えば、AC3(Audio Code Number 3),AAC(Advanced Audio Coding)などの方式の音声データにエンコード(符号化)する。音声処理部132は、エンコードした音声データをマルチプレクサ133に供給する。
マルチプレクサ133は、制御部137の制御の基に、映像処理部131から供給された映像データおよび音声処理部132から供給された音声データを多重化し、映像データと音声データが多重化されたAVデータをライトバッファ134に供給する。
ライトバッファ134は、マルチプレクサ133から供給されたAVデータを順に記憶する。すなわち、ライトバッファ134の先頭には、マルチプレクサ133から先に(過去に)供給されたAVデータが記憶される。なお、以下、ライトバッファ134に記憶されているAVデータをバッファデータ、および、ライトバッファ134に記憶されているAVデータのデータ量をバッファデータ量とも称する。
ドライブインターフェイス135は、制御部137の制御の基に、ライトバッファ134に記憶されているAVデータを読み出し、読み出したAVデータをドライブ136に供給する。
ドライブ136は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、または光磁気ディスクなどの記録媒体102が装着され、制御部137の制御の基に、ドライブインターフェイス135から供給されたAVデータに、例えば、RSPC(リードソロモン積符号)のエラー符号を付加し、さらにAVデータを、例えば、8-16変調する。そして、ドライブ136は、制御部137の制御の基に、エラー符号が付加され、変調されたAVデータを記録媒体102に記録する。
記録媒体102の最小記録単位はセクタであり、1セクタは、例えば、2048バイトとされる。さらに所定の数のセクタをまとめたものがクラスタであり、例えば、1クラスタは65536バイト(32セクタ)とされる。制御部137は、AVデータを記録する領域をクラスタ単位で指定する。
各セクタの先頭にはセクタのアドレス(以下、セクタアドレスと称する)が記録されており、ドライブ136は、各セクタにデータを記録する前にセクタアドレスを読み出す。ドライブ136は、セクタアドレスが読み出せない場合、または、セクタにデータを記録するときに、図示せぬトラッキングサーボによるトラッキングが外れた場合、そのセクタを欠陥セクタであると判断し、欠陥セクタのアドレスを含む情報(以下、欠陥セクタ情報と称する)を、ドライブインターフェイス135を介して、制御部137に供給する。欠陥セクタを1つでも含むクラスタは欠陥クラスタとされ、欠陥クラスタにはデータは記録されない。また、ドライブ136は、記録媒体102へのデータの記録に伴い、データを記録したセクタのアドレスを含む記録セクタ情報を、ドライブインターフェイス135を介して、制御部137に供給する。
ドライブ136は、制御部137の制御の基に、記録媒体102に記録されているデータやファイルを管理する各種の管理情報を読み出し、ドライブインターフェイス135を介して、制御部137に供給する。また、ドライブ136は、ドライブインターフェイス135を介して、制御部137から各種の管理情報を取得し、取得した管理情報を記録媒体102に記録する。
制御部137は、例えば、汎用のCPU、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)、またはMPU(Micro Processing Unit)などからなり、プログラムを実行することにより、ライトバッファ134のデータ量を監視しながら、映像処理部131、音声処理部132、マルチプレクサ133、ドライブインターフェイス135、およびドライブ136を制御する。また、制御部137は、ユーザの操作に応じた図示せぬスイッチまたはボタンなどからのユーザの指令を取得する。
図6は、記録制御のプログラムを実行する制御部137により実現される機能の構成の一例を示すブロック図である。制御部137がプログラムを実行することにより、データ生成制御部151、情報管理部152、記録制御部153、エラー処理部154、画像生成部155、および読み出し制御部156が実現される。
データ生成制御部151は、映像処理部131、音声処理部132、およびマルチプレクサ133を制御し、映像入力部111から入力された映像データおよび音声入力部112から入力された音声データからAVデータを生成させ、生成されたAVデータをライトバッファ134に記憶させる。
また、データ生成制御部151は、マルチプレクサ133を制御することにより、マルチプレクサ133からライトバッファ134にAVデータが供給されたことを示す情報(以下、バッファ記憶情報と称する)を情報管理部152に供給する。マルチプレクサ133からライトバッファ134に1回あたりに供給されるAVデータのデータ量は常に一定であり、情報管理部152は、バッファ記憶情報に基づいて、ライトバッファ134に記憶されたAVデータのデータ量を知ることができる。
情報管理部152は、図9および図10を参照して後述するプロパティエントリ261、サムネイルピクチャエントリ281、タイトルエントリ291、およびムービ情報ファイル254を生成したり、更新したりする。また、情報管理部152は、制御部137の各部がアクセスすることができる図示せぬRAMなどのメモリに、生成したり更新したりしたプロパティエントリ261、サムネイルピクチャエントリ281、タイトルエントリ291、およびムービ情報ファイル254を記憶させる。情報管理部152は、ライトバッファ134に供給されたデータ量の合計を示すデータをエラー処理部154に供給する。
記録制御部153は、バッファデータ量を監視しながら、バッファデータ量が所定の閾値(以下、記録開始閾値と称する)以上になったとき、ドライブインターフェイス135を制御して、ライトバッファ134からAVデータを読み出させ、読み出させたAVデータをドライブ136に供給させる。記録制御部153は、データやファイルが記録されている記録媒体102の領域の位置や記録容量などの情報を含むファイル管理情報、および、記録媒体102の各セクタの状態(例えば、データが記録されているか否か、欠陥セクタであるか否かなど)を示す領域マップに基づいて、AVデータを記録する領域を検索する。
記録制御部153は、ドライブ136を制御して、検索した領域にAVデータを記録させる。記録制御部153は、ドライブインターフェイス135を介して、ドライブ136から記録セクタ情報および欠陥セクタ情報を取得し、記録セクタ情報および欠陥セクタ情報に基づいて、領域マップを順次更新する。また、記録制御部153は、AVデータの記録に伴い、図10を参照して後述するファイルエントリを、ファイル管理情報に追加したり、更新したりする。
記録制御部153は、バッファデータ量が所定の閾値(以下、記録休止閾値と称する)以下になったとき、ドライブインターフェイス135を制御して、ライトバッファ134からのAVデータの読み出しを休止させ、ドライブ136を制御して、AVデータの記録を休止させる。記録制御部153は、記録装置101に振動や衝撃が加えられたり、または、記録媒体102の傷やほこりなどにより、記録媒体102にデータを記録できない状態(以下、記録エラーと称する)になった場合、AVデータの記録を一時中断させ、記録装置101への振動や衝撃が収まったり、または、AVデータを記録できる記録媒体102の新たな領域が検索されて、記録エラーが解消した時点で、AVデータの記録を再開させる。
また、記録制御部153は、バッファデータ量が所定のデータ量(以下、最大バッファデータ量)以上になった場合、バッファオーバーフローが発生したと判定し、図13を参照して後述するバッファオーバーフロー処理を開始させる。例えば、最大バッファデータ量は、ライトバッファ134の記憶容量以下で、ライトバッファ134の記憶容量に近い値とされる。
記録制御部153は、記録媒体102に記録されているデータやファイルを管理する各種の管理情報を、ドライブインターフェイス135を介してドライブ136に供給し、ドライブ136を制御して、各種の管理情報を記録媒体102に記録させる。記録制御部153は、ユーザの操作に応じた図示せぬスイッチまたはボタンなどにより入力された音声データの記録開始および記録停止の指令を取得する。
エラー処理部154は、バッファオーバーフローが発生した場合、記録エラーが発生して、記録途中になっているAVデータの位置を検出し、検出した結果を示す情報を情報管理部152および記録制御部153に供給する。また、エラー処理部154は、バッファオーバーフローが発生した場合、バッファデータ量が所定のデータ量(以下、オーバーフロー対応データ量と称する)以下となるように、バッファデータを削除し、削除したバッファデータの内容を示す情報を情報管理部152および記録制御部153に供給する。例えば、オーバーフロー対応データ量は、記録開始閾値より所定の値だけ小さいデータ量とされる。
画像生成部155は、ドライブ136を制御して、バッファオーバーフローが発生し、バッファデータが削除されたために、記録媒体102に記録されたAVデータが不連続となった位置の画像データを生成させ、記録媒体102に記録させる。
読み出し制御部156は、ドライブ136を制御して、記録媒体102に記録されているデータやファイルを読み出させる。読み出し制御部156は、ドライブ136に記録媒体102から読み出させた各種の管理情報を、ドライブインターフェイス135を介して取得し、取得した管理情報を、制御部137の各部がアクセスすることができる図示せぬRAMなどのメモリに記憶させる。
図7は、図5の記録媒体102に記録されるファイルの構成例を表す。図7の例において、記録媒体102には、AVファイル201と、AVファイル201と同期して再生される補助ファイルであるPNG(Portable Network Graphics)ファイル202、JPEGファイル203、および音声ファイル204のデータが記録されている。記録媒体102においては、AVファイル201の転送レートは、最大15.57Mbpsと規定されており、補助ファイルの転送レートは、最大0.256Mbpsと規定されている。
記録媒体102においては、AVファイル201のうち、ある連続した再生時間(例えば、10秒乃至20秒)のデータ(以降、この連続した再生時間のデータを、ストリームユニットと称する)が、1つの連続記録領域に配置され、記録される。すなわち、AVファイル201は、n個のストリームユニット211−1乃至211−nに分割されて記録媒体102に記録されている。なお、以下、ストリームユニット211−1乃至211−nを、特に区別する必要がない場合、単に、ストリームユニット211と称する。
この連続記録領域は、他の連続記録領域と不連続であってもよい。また、各連続記録領域のストリームユニット211−1,211−2,…の直前には、IL(Interleaved)補助領域212−1,212−2,…がそれぞれ配置される。なお、以下、IL補助領域212−1乃至212−nを、特に区別する必要がない場合、単に、IL補助領域212と称する。
IL補助領域212は、AVファイル201が記録されるときには、予約領域として空のまま確保され、AVファイル201が記録された後で記録されるPNGファイル202、JPEGファイル203、および音声ファイル204が、ストリームユニット211と同じ再生時間(例えば、10秒乃至20秒)分格納される領域である。図7の例の場合、PNGファイル202、およびJPEGファイル203は、IL補助領域212−1に格納されるが、音声ファイル204は、IL補助領域212の再生時間より長い時間で再生されるので、複数のIL補助領域212−1および212−2などに分散されて格納される。以下、IL補助領域212内の空き領域を、特に予約領域と称する。
また、記録媒体102上においては、図8に示されるように、IL補助領域212の他に、PNGファイル、JPEGファイル、および音声ファイルを格納するためのNIL(Non-Interleaved)補助領域213−1,213−2,213−3,…,213−i−1,213−i,213−i+1,…,213−mを配置することができる。
図8の例の場合、記録媒体102においては、ストリームユニット211の連続記録領域とは別の領域に、複数個のNIL補助領域213−1,213−2,213−3,…,213−i−1が1つの連続記録領域に配置され、NIL補助領域213−i,213−i+1,…,213−mが1つの連続記録領域に配置されている。なお、以下、NIL補助領域213−1乃至213−mを、特に区別する必要がない場合、単に、NIL補助領域213と称する。
1つのNIL補助領域213の再生時間は、ストリームユニット211と同じ再生時間(例えば、10秒乃至20秒)であり、連続記録領域に配置された複数個のNIL補助領域213を合わせた再生時間は、転送レートが0.256Mbpsの場合、100秒以上と規定されている。この連続記録領域同士は、不連続であってもよい。このNIL補助領域213は、連続的に配置されるため、IL補助領域212に格納しきれない補助ファイルを格納したり、または、パーソナルコンピュータなどからまとめてファイルをコピーしたりする際に利用される。
以上のように、PNGファイル202、JPEGファイル203、および音声ファイル204は、IL補助領域212とNIL補助領域213の両方に格納されてもよいし、どちらか一方だけに格納されてもよい。なお、PNGファイル202、JPEGファイル203、および音声ファイル204が、一方の補助領域だけに格納された場合にも、他方の補助領域は、空き領域として存在する。
なお、以下、1回の記録処理、例えば、ユーザがAVデータの記録を開始してから終了させるまでに記録媒体102に記録されたAVデータ、およびAVデータに関連するデータおよびファイルを全てまとめて記録ユニットと称する。例えば、1つの記録ユニットには、AVファイル201、IL補助領域212またはNIL補助領域213に記録されているPNGファイル202、JPEGファイル203、および音声ファイル204、並びに、ムービ情報ファイル254(図9)などが含まれる。
図9は、記録媒体102に記録されたデータやファイルを管理する管理情報の構成の例を示している。
記録媒体102に記録されているデータやファイルは記録ユニットごとに管理され、1つの記録ユニットにつき記録ユニットの属性などを示すプロパティエントリ261が、AVインデックス251に登録される。すなわち、AVインデックス251を参照することにより、記録媒体102に記録されている記録ユニットの状況を把握することができる。プロパティエントリ261は、サムネイルエントリインデックス271、タイトルエントリインデックス272、およびバイナリファイルID(Identifier)273を含む。
サムネイルエントリインデックス271は、サムネイルピクチャファイル252に含まれるサムネイルピクチャエントリ281へのリンク情報を含む。サムネイルピクチャファイル252には、例えば、記録媒体102に記録されているAVデータの特定のシーンの画像(例えば、各AVファイルのAVデータの先頭の画像)などの画像データがサムネイルピクチャエントリ281として登録されている。例えば、記録媒体102のデータを再生する再生装置は、サムネイルピクチャファイル252に登録されているサムネイルピクチャエントリ281を読み出し、サムネイルピクチャエントリ281に基づく画像の一覧をサムネイル表示することができる。ユーザは、サムネイル表示により、記録媒体102に記録されているAVデータの内容を確認できるとともに、例えば、サムネイル表示された画像の中から任意の画像を選択することにより、選択した画像を再生することができる。
タイトルエントリインデックス272は、タイトルファイル253に含まれるタイトルエントリ291へのリンク情報を含む。タイトルファイル253には、記録媒体102に記録されているAVファイル201のAVデータのタイトル、AVデータに関連するメタデータなどがタイトルエントリ291として登録されている。例えば、記録媒体102のデータを再生する再生装置は、タイトルエントリ291の情報を参照することにより、記録媒体102に記録されているAVデータに関する情報(例えば、タイトル、記録時間、記録場所など)を取得することができる。
ムービ情報ファイル254は、記録媒体102に記録されているAVファイル201の管理情報であるAVデータ管理トラック301を含む。ムービ情報ファイル254の詳細は、図10を参照して後述する。
プロパティエントリ261により、1つの記録ユニット内に含まれるサムネイルピクチャエントリ281、タイトルエントリ291、またはムービ情報ファイル254、および、サムネイルピクチャエントリ281、タイトルエントリ291、またはムービ情報ファイル254に関連するデータやファイルが相互に関連付けられる。
図10は、AVファイル201のAVデータを管理するムービ情報ファイル254、およびファイルエントリ351の構成の例を示す図である。AVファイル201に含まれるストリームユニット211は、さらにAVデータの最小単位であるサンプル321−1,321−2,…を含む。以下、サンプル321−1,321−2,…を、特に区別する必要がない場合、単に、サンプル321と称する。サンプル321は、例えば、1つのGOP(Group Of Picture)に相当し、1つのストリームユニット211は、1つ以上のサンプル321を含む。各サンプル321には、1から始まる連番かつ固有のサンプル番号が割り当てられる。
ムービ情報ファイル254のAVデータ管理トラック301は、AVファイル201の各サンプル321の再生時間の情報を含むサンプル時間情報311、および各サンプル321のデータ量の情報を含むサンプルデータ量情報312を含む。サンプル時間情報311は、各サンプル321の番号を示すサンプル番号331−1,331−2,…と、各サンプル321の再生時間を示す再生時間332−1,332−2,…を含む。以下、サンプル番号331−1,331−2,…を、特に区別する必要がない場合、単に、サンプル番号331と称し、再生時間332−1,332−2,…を、特に区別する必要がない場合、単に、再生時間332と称する。サンプルデータ量情報312は、各サンプル321のデータ量を示すサンプルデータ量341−1,341−2,…を含む。以下、サンプルデータ量341−1,341−2,…を、特に区別する必要がない場合、単に、サンプルデータ量341と称する。
ファイルエントリ351は、データやファイルが記録されている記録媒体102の領域の位置や記録容量などの情報を含むファイル管理情報に含まれ、記録媒体102に1つのAVファイル201が記録されるごとに、そのAVファイル201に対応するファイルエントリ351がファイル管理情報に登録される。ファイルエントリ351は、AD(Allocation Descriptor)361−1,361−2,…を含む。以下、AD361−1,361−2,…を、特に区別する必要がない場合、単に、AD361と称する。AD361は、AVファイル201に含まれる各ストリームユニット211が記録されている記録媒体102の領域(以下、記録領域と称する)の先頭アドレスと記録容量を含む。
次に、図11のフローチャートを参照して、記録装置101により実行されるAVデータ記録処理を説明する。なお、この処理はユーザにより記録処理の開始の指令が入力されたとき開始される。
ステップS1において、制御部137は、記録開始処理を行なう。すなわち、制御部137は、記録装置101の各部に記録開始の処理を実行させる。具体的には、映像入力部111は映像処理部131への映像データの入力を開始し、音声入力部112は音声処理部132への音声データの入力を開始する。映像処理部131は、データ生成制御部151の制御の基に、映像入力部111から入力された映像データをエンコードし、エンコードした映像データをマルチプレクサ133に供給する。音声処理部132は、データ生成制御部151の制御の基に、音声入力部112から入力された音声データをエンコードし、エンコードした音声データをマルチプレクサ133に供給する。
マルチプレクサ133は、データ生成制御部151の制御の基に、映像データと音声データを多重化し、多重化したAVデータを、所定のデータ量ごとにライトバッファ134に供給し、記憶させる。データ生成制御部151は、マルチプレクサ133からライトバッファ134にAVデータを供給させるごとに、バッファ記憶情報を情報管理部152に供給する。
ドライブ136は、読み出し制御部156の制御の基に、記録媒体102からファイル管理情報および領域マップを読み出し、読み出し制御部156は、ドライブインターフェイス135を介して、ファイル管理情報および領域マップを取得し、制御部137の各部がアクセスすることができる図示せぬRAMなどのメモリにファイル管理情報および領域マップを記憶させる。
情報管理部152は、ムービ情報ファイル254を生成し、制御部137の各部がアクセスすることができる図示せぬRAMなどのメモリにムービ情報ファイル254を記憶させる。情報管理部152は、バッファ記憶情報が供給されるごとに、ライトバッファ134に新たに記憶されたサンプル321の情報をムービ情報ファイル254のAVデータ管理トラック301に追加する。すなわち、AVデータ管理トラック301は、サンプル321がライトバッファ134に記憶されたときに更新される。
ステップS2において、記録制御部153は、図示せぬ記録装置101のボタンなどを操作することにより、ユーザにより記録停止の指令が入力されたか否かを判定する。記録停止の指令が入力されていないと判定された場合、処理はステップS3に進む。
ステップS3において、記録制御部153は、ライトバッファ134のバッファデータ量を調べ、バッファデータ量が記録開始閾値以上であるか否かを判定する。バッファデータ量が記録開始閾値より小さいと判定された場合、処理はステップS2に戻り、ステップS2において、記録停止の指令が入力されたと判定されるか、または、ステップS3において、バッファデータ量が記録開始閾値以上であると判定されるまで、ステップS2およびS3の処理が繰り返され、その間、ライトバッファ134にAVデータが記憶され、バッファデータ量が増加する。
ステップS3において、バッファデータ量が記録開始閾値以上であると判定された場合、処理はステップS4に進む。
ステップS4において、ドライブ136は、記録制御部153の制御の基に、記録媒体102へのAVデータの記録を開始する。具体的には、記録制御部153は、領域マップに基づいて、ライトバッファ134に記憶されているストリームユニット211を記録するとともに、IL補助領域212を確保することができる空き領域である連続記録領域を検索する。ドライブインターフェイス135は、記録制御部153の制御の基に、AVデータをライトバッファ134から読み出し、読み出したAVデータをドライブ136に供給する。
1回目のステップS4の処理において、記録制御部153は、ファイル管理情報に新たにファイルエントリ351を追加する。その後、記録制御部153は、ドライブインターフェイス135を介して、ライトバッファ134からドライブ136にストリームユニット211が供給させるごとに、供給されたストリームユニット211の記録領域の情報を含むAD361をファイルエントリ351に追加する。
ドライブ136は、記録制御部153の制御の基に、AVデータであるストリームユニット211を、図7に示される記録フォーマットに従って、記録媒体102に記録する。ドライブ136は、AVデータの記録に伴い、記録セクタ情報および欠陥セクタ情報を、ドライブインターフェイス135を介して、記録制御部153に供給する。記録制御部153は、記録セクタ情報および欠陥セクタ情報に基づいて、領域マップを順次更新する。
また、ドライブ136は、記録制御部153の制御の基に、記録装置101に振動や衝撃が加えられたり、または、記録媒体102の傷やほこりなどにより、記録エラーが発生した場合、AVデータの記録を一時中断させ、記録エラーが解消した時点で、AVデータの記録を再開させる。
なお、ドライブインターフェイス135により読み出されたAVデータはライトバッファ134から消去され(例えば、読み出したポインタの指す位置が変化することにより論理的に消去され)、ドライブインターフェイス135によるAVデータの読み出し速度が、マルチプレクサ133によるAVデータの供給速度よりも高速であるため、バッファデータ量は減少に転じる。図12は、ライトバッファ134のバッファデータ量の推移の例を示す図である。図12において、横方向は時間を表わし、縦方向はバッファデータ量を表わす。図12の例では、バッファデータ量が記録開始閾値以上になった時刻t1、t3、またはt7において、記録媒体102へのAVデータの記録が開始され、バッファデータ量が減少に転じる。
なお、図12の例において、時刻t4とt5の間の期間Te1、および時刻t8とt9の間の期間Te2は、記録エラーが発生し、AVデータの記録が中断している期間を示している。時刻t4またはt8において、記録エラーが発生したことにより、AVデータの記録が中断され、AVデータがライトバッファ134にそのまま残るとともに、マルチプレクサ133からライトバッファ134へのAVデータの供給は継続されるため、バッファデータ量は増加に転じる。期間Te1では、バッファデータ量が最大バッファデータ量以上になる前の時刻t5において、記録エラーが解消され、AVデータの記録が再開されるため、バッファデータ量は減少に転じる。一方、期間Te2において、バッファデータ量が最大バッファデータ量以上となる時刻t9まで、記録エラーが解消されず、時刻t9において、バッファオーバーフローが発生したと判定される。
ステップS5において、記録制御部153は、ライトバッファ134のバッファデータ量を調べ、バッファオーバーフローが発生したか否かを判定する。バッファオーバーフローが発生していないと判定された場合、処理はステップS6に進む。
ステップS6において、記録制御部153は、ライトバッファ134のバッファデータ量を調べ、バッファデータ量が記録休止閾値以下であるか否かを判定する。バッファデータ量が記録休止閾値より大きいと判定された場合、処理はステップS7に進む。
ステップS7において、ステップS2の処理と同様に、記録制御部153は、記録停止の指令が入力されたか否かを判定する。記録停止の指令が入力されていないと判定された場合、処理はステップS5に戻り、ステップS5において、バッファデータオーバーフローが発生したと判定されるか、ステップS6において、バッファデータ量が記録休止閾値以下であると判定されるか、または、ステップS7において、記録停止の指令が入力されたと判定されるまで、ステップS5乃至S7の判定処理が繰り返され、その間、AVデータが記録媒体102に記録される。
ステップS5において、バッファオーバーフローが発生したと判定された場合、すなわち、図12に示される時刻t9のように、バッファデータ量が最大バッファデータ量以上になった場合、処理はステップS8に進む。
ステップS8において、制御部137は、バッファオーバーフロー処理を行なう。バッファオーバーフロー処理の詳細は、図13を参照して後述するが、この処理により、バッファデータの一部が消去され、バッファデータ量がオーバーフロー対応データ量以下にされる。その後、処理はステップS9に進む。
ステップS6において、バッファデータ量が記録休止閾値以下であると判定された場合、処理はステップS9に進む。
ステップS9において、記録制御部153は、AVデータの記録を休止させる。具体的には、記録制御部153は、ドライブインターフェイス135のライトバッファ134からのAVデータの読み出し、および、ドライブ136の記録媒体102へのAVデータの記録を休止させる。これにより、バッファデータ量は増加に転じる。なお、図12に示される例では、バッファデータ量が記録休止閾値以下となる時刻t2、またはt6において、AVデータの記録が休止される。
その後、処理はステップS2に戻り、ステップS2またはS7において記録停止の指令が入力されたと判定されるまで、ステップS2乃至S9の処理が繰り返される。すなわち、ライトバッファ134にAVデータが記憶され、記憶されたAVデータが記録媒体102に記録される処理が繰り返される。
ステップS2またはS7において記録停止の指令が入力されたと判定された場合、処理はステップS10に進み、制御部137は、記録停止処理を行ない、AVデータ記録処理は終了する。記録停止処理の詳細は、図22を参照して後述するが、この処理により、ライトバッファ134に残っているAVデータが全て記録媒体102に記録され、管理情報が更新される。また、バッファオーバーフローが発生した場合、記録が再開されたAVデータの先頭の画像の画像ファイルが生成される。
次に、図13のフローチャートを参照して、図11のステップS8のバッファオーバーフロー処理の詳細を説明する。
ステップS21において、エラー処理部154は、記録エラーが発生し、AVデータの記録が中断したことにより、記録途中になっているサンプル321のサンプル番号を検索し、検索したサンプル321のサンプル番号を示すデータを、情報管理部152および記録制御部153に供給する。以下、図14に示されるように、ストリームユニット211−xの記録途中で記録エラーが発生し、ストリームユニット211−1乃至211−xの途中までのデータ量DwのAVデータが記録媒体102に記録され、ストリームユニット211−xの途中からストリームユニット211−yの途中までのデータ量DbのAVデータがライトバッファ134に記憶されている例について説明する。なお、図14の例において、マルチプレクサ133からライトバッファ134に供給されたAVデータのデータ量の合計は、ストリームユニット211−1乃至211−yの途中までのデータ量Dgとなる。
ここで、図15のフローチャートを参照して、記録途中のサンプル321のサンプル番号を検索する方法の一例について説明する。
ステップS41において、エラー処理部154は、記録媒体102に記録済みのAVデータのデータ量を求める。すなわち、図14の例におけるデータ量Dwを求める。具体的には、上述したように、マルチプレクサ133からライトバッファ134に1回あたりに供給されるデータ量は一定であり、まず、情報管理部152は、バッファ記憶情報の取得回数に基づいて、ライトバッファ134に供給されたデータ量の合計Dgを求め、求めたデータ量Dgを示すデータをエラー処理部154に供給する。次に、エラー処理部154は、ライトバッファ134の現在のバッファデータ量であるデータ量Dbを調べ、データ量Dgからデータ量Dbを引いたデータ量Dwを求める。
ステップS42において、エラー処理部154は、変数iに1を代入する。
ステップS43において、エラー処理部154は、ムービ情報ファイル254のサンプルデータ量情報312に基づいて、サンプル番号1からサンプル番号iまでのサンプル321、すなわちサンプル321−1乃至321−iのデータ量の合計を求める。
ステップS44において、エラー処理部154は、ステップS43の処理で求めたサンプル321のデータ量の合計が、ステップS41の処理で求めた記録媒体102に記録済みのAVデータのデータ量Dwより大きいか否かを判定する。サンプル321のデータ量の合計が、記録媒体102に記録済みのAVデータのデータ量Dw以下であると判定された場合、処理はステップS45に進む。
ステップS45において、エラー処理部154は、変数iの値を1つ増やす。その後、処理はステップS43に戻り、ステップS44において、サンプル321のデータ量の合計が、記録媒体102に記録済みのAVデータのデータ量より大きいと判定されるまで、ステップS43乃至S45の処理が繰り返される。
ステップS44において、サンプル321のデータ量の合計が記録媒体102に記録済みのデータ量Dwより大きいと判定された場合、処理はステップS46に進む。以下、図16に示されるように、記録エラーが発生して記録途中になっているストリームユニット211−xにサンプル321−j乃至321−nが含まれ、その中のサンプル321−kの途中で記録が中断している例について説明する。この場合、変数iの値がkになったとき、サンプル321のデータ量の合計、すなわちサンプル321−1乃至321−kのデータ量の合計が、記録媒体102に記録済みのデータ量Dwより大きいと判定され、処理はステップS46に進む。
ステップS46において、エラー処理部154は、記録媒体102に記録済みのサンプル数を変数iの値から1引いた個数とする。すなわち、図16に示される例において、サンプル321−1乃至321−k−1の合計k−1個のサンプル321が記録媒体102に記録済みであるとされる。
ステップS47において、エラー処理部154は、記録途中のサンプル321のサンプル番号を変数iの値とし、記録途中のサンプル321のサンプル番号の検索処理は終了する。図16に示される例の場合、サンプル321−kのサンプル番号kが求められる。
図13に戻り、ステップS22において、情報管理部152は、ムービ情報ファイル254を更新する。具体的には、情報管理部152は、ムービ情報ファイル254内の記録途中のサンプル321−kに関連する情報を削除する。図17に示されるように、ムービ情報ファイル254内のサンプル321−kに関連する情報には、サンプル時間情報311のサンプル番号331−kおよび再生時間332−k、並びにサンプルデータ量情報312のサンプルデータ量341−kがあり、情報管理部152は、それらの情報を削除する(例えば、データが有効か否かを示すフラグをオフにする)。
ステップS23において、記録制御部153は、ファイルエントリ351を更新する。具体的には、記録途中のサンプル321−kが含まれるストリームユニット211−xの記録領域の情報を含むファイルエントリ351のAD361−xの記録容量を、すでに記録媒体102に記録されているサンプル321−j(図16)からサンプル321−kの直前のサンプル321−k−1までのデータ量の合計に変更する。
ステップS24において、エラー処理部154は、バッファデータ量を所定のオーバーフロー対応データ量以下にする。具体的には、まず、エラー処理部154は、現在のバッファデータ量Dbから、オーバーフロー対応データ量を引いて、削除するサンプル321のデータ量(以下、削除サンプルデータ量と称する)を求める。次に、エラー処理部154は、ムービ情報ファイル254のサンプルデータ量情報312に基づいて、記録エラーが発生したサンプル321−kの次のサンプル321−k+1から順にサンプルデータ量を加えていき、サンプルデータ量の合計が削除サンプルデータ量を超える時点のサンプル321を検索する。
以下、図18に示されるように、サンプル321−kの途中からサンプル321−pの途中までのデータ量Dbのサンプル321がライトバッファ134に記憶されており、サンプル321−k+1からサンプル321−m−1のサンプルデータ量を合計した時点で、サンプルデータ量の合計が削除サンプルデータ量を超える場合について説明する。エラー処理部154は、サンプル321−kの途中からサンプル321−m−1までのデータ量Ddのサンプル321をライトバッファ134から削除する。これにより、サンプルデータ量はオーバーフロー対応データ量以下となる。
エラー処理部154は、削除したサンプル321のサンプル番号を示すデータを、情報管理部152および記録制御部153に供給する。
ステップS25において、情報管理部152は、ムービ情報ファイル254を更新する。具体的には、情報管理部152は、ライトバッファ134から削除されたサンプル321−k+1乃至321−m−1に関連するムービ情報ファイル254内の情報を削除する。図19に示されるように、ライトバッファ134から削除されたサンプル321−k+1乃至321−m−1に関連するムービ情報ファイル254内の情報には、サンプル時間情報311のサンプル番号331−k+1乃至331−m−1および再生時間332−k+1乃至332−m−1、並びにサンプルデータ量情報312のサンプルデータ量341−k−1乃至341−m−1があり、情報管理部152は、それらの情報を削除する(例えば、データが有効か否かを示すフラグをオフにする)。
ステップS26において、記録制御部153は、ファイルエントリを更新して、バッファオーバーフロー処理は終了する。具体的には、記録制御部153は、図20に示されるファイルエントリ351aを新たに生成し、ファイル管理情報に追加する。ファイルエントリ351aは、ファイルエントリ351と同様のファイルエントリである。AD361a−1は、記録エラーが発生したストリームユニット211−xのうち、ライトバッファ134から削除されたサンプル321−m−1の次のサンプル321−mから、ストリームユニット211−xの最後のサンプル321−nを含む、ストリームユニット211−xの一部であるストリームユニット211−xbの記録領域の先頭アドレスおよび記録容量を含む。
AD361a−2は、記録エラーが発生したストリームユニット211−xの次のストリームユニット211−x+1の記録領域の先頭アドレスおよび記録容量を含み、AD361a−3は、記録エラーが発生したストリームユニット211−xの2つ後ろのストリームユニット211−x+2の記録領域の先頭アドレスおよび記録容量を含む。以降、同様に、ファイルエントリ351aには、記録エラーが発生したストリームユニット211−x以降のストリームユニット211の記録領域に関する情報が登録される。
また、記録制御部153は、ファイルエントリ351から、ストリームユニット211−x+1以降の記録領域の情報であるAD361−x+1以降のAD361を削除する。従って、ファイルエントリ351は、ストリームユニット211−1から、ストリームユニット211−xのうち記録エラーが発生する前に記録媒体102に記録されていたストリームユニット211−xaまでの記録領域の情報を含み、ファイルエントリ351aは、ストリームユニット211−xのうち記録エラーが発生した後に記録媒体102に記録されるストリームユニット211−xb、およびストリームユニット211−x+1以降のストリームユニット211の記録領域の情報を含む。
なお、複数のストリームユニット211に含まれるサンプル321が削除された場合、ファイルエントリ351aの先頭のAD361a−1には、記録が再開された先頭のストリームユニット211の記録領域の情報が記録され、それ以降、記録が再開された先頭のストリームユニット211に続くストリームユニット211の記録領域の情報が、AD361a−2以降に記録される。
これにより、図21に示されるように、バッファオーバーフローが発生する前に記録媒体102に記録されたAVデータ401−1(ストリームユニット211−1乃至211−xa)を含むAVファイル201とは別の、バッファオーバーフローが発生した後に記録媒体102に記録されたAVデータ401−3(ストリームユニット211−xb以降のストリームユニット211)を含むAVファイル201aが新たに生成される。また、AVファイル201および201aに含まれるサンプル321に関する情報は、1つのムービ情報ファイル254により管理される。すなわち、1つのコンテンツデータ(AVデータ)として、AVファイル201および201aが1つのムービ情報ファイル254により関連づけられる。
従って、AVファイル201および201aの2つのファイルの存在により、バッファオーバーフローが発生し、記録できなかったAVデータ(例えば、図21の時刻tpから始まる期間TpのAVデータ401−2)が存在することが容易に分かるとともに、バッファオーバーフローが発生することにより2つに分かれたAVファイル201および201aが相互に関連づけられる。また、AVファイル201および201aに含まれるサンプル321の再生時間に関する情報が、ムービ情報ファイル254のサンプル時間情報311により一元管理されるので、例えば、AVデータ401−1および401−3を連続して再生する場合における、AVデータ401−1の再生を開始してからAVデータ401−3の再生が開始されるまでの時間など、AVデータ401−1とAVデータ401−3とにまたがる再生時間に関する情報を容易に求めることができる。
さらに、AVファイル201および201aの2つのファイルを独立して扱うことができ、例えば、バッファオーバーフローが発生した後のAVデータ401−3のみ削除するといったファイルやデータの編集などが容易になる。
次に、図22のフローチャートを参照して、図10のステップS10の記録停止処理の詳細を説明する。
ステップS61において、ドライブ136は、記録制御部153の制御の基に、ライトバッファ134に残っているAVデータを全て記録媒体102に記録する。具体的には、記録停止の指令の入力に伴い、映像入力部111は、映像処理部131への映像データの入力を停止し、音声入力部112は、音声処理部132への音声データの入力を停止する。これにより、マルチプレクサ133からライトバッファ134へのAVデータの供給が停止される。
ドライブインターフェイス135は、記録制御部153の制御の基に、ライトバッファ134からAVデータを読み出し、ドライブ136に供給する。ドライブ136は、記録制御部153の制御の基に、AVデータを記録媒体102に記録する。
ステップS62において、ドライブ136は、画像生成部155の制御の基に、バッファオーバーフローが発生して、AVデータの一部が削除された場合、AVデータが削除されることにより生じた不連続点の画像ファイルを生成する。具体的には、ドライブ136は、画像生成部155の制御の基に、AVファイル201aのAVデータ401−3の先頭の静止画像の画像データを読み出し、読み出した画像データを、図23に示される画像ファイル402として記録媒体102に記録する。画像ファイル402の画像データは、例えば、JPEG形式の画像データである。
ステップS63において、情報管理部152は、管理情報を更新し、記録停止処理は終了する。図23は、ステップS63の処理で更新された後の管理情報の構成の例を示している。まず、ドライブ136は、読み出し制御部156の制御の基に、タイトルファイル253を読み出し、読み出したタイトルファイル253を、ドライブインターフェイス135を介して、読み出し制御部156に供給する。読み出し制御部156は、制御部137の各部がアクセスすることができる図示せぬRAMなどのメモリにタイトルファイル253を記憶させる。
情報管理部152は、タイトルファイル253に、タイトルファイルヘッダ411およびタイトルエントリ291を追加し、2つのデータユニット451−1および451−2をタイトルエントリ291に記録する。データユニット451−1は、データタイプID461−1およびメタデータ462−1を含み、データユニット451−2は、データタイプID461−2およびメタデータ462−2を含む。
メタデータ462−1および462−2に記録されているデータの種類は、それぞれデータタイプID461−1および461−2により示され、情報管理部152は、データタイプID461−1および461−2の定義を、タイトルファイルヘッダ411のタイトルデータタイプ情報421に登録する。いまの場合、データタイプID461−1は、メタデータ462−1がAVデータの再生時間を示すデータであることを示すIDとして定義され、データタイプID461−2は、メタデータ462−2がファイルのリンク情報を示すデータであることを示すIDとして定義されているものとする。
情報管理部152は、データユニット451−1のメタデータ462−1に、図24に示される不連続点td(AVデータ401−3の先頭)の再生時間(AVデータ401−1の先頭から不連続点tdまでの時間)を記録する。これにより、データユニット451−1を参照することにより、AVデータ401−1および401−3を連続再生するときの不連続点tdの再生時間が容易に分かる。情報管理部152は、データユニット451−2のメタデータ462−2に、画像ファイル402へのリンク情報を記録する。これにより、プロパティエントリ261、ムービ情報ファイル254、およびタイトルエントリ291を介して、AVファイル201およびAVファイル201aと、画像ファイル402が関連付けられる。
記録制御部153は、ファイル管理情報、ムービ情報ファイル254、およびタイトルファイル253を、ドライブインターフェイス135を介してドライブ136に供給し、ドライブ136は、記録制御部153の制御の基に、ファイル管理情報、ムービ情報ファイル254、およびタイトルファイル253を記録媒体102に記録させる。
また、情報管理部152は、サムネイルピクチャエントリ281へのリンク情報を含むサムネイルエントリインデックス271、タイトルエントリ291へのリンク情報を含むタイトルエントリインデックス272、およびムービ情報ファイル254へのリンク情報を含むバイナリファイルID273を含むプロパティエントリ261を生成し、生成したプロパティエントリ261を記録制御部153に供給する。記録制御部153は、プロパティエントリ261を、ドライブインターフェイス135を介してドライブ136に供給し、ドライブ136は、記録制御部153の制御の基に、プロパティエントリ261を記録媒体102のAVインデックス251に追加する。
さらに、記録制御部153は領域マップを更新し、記録制御部153は、領域マップを、ドライブインターフェイス135を介してドライブ136に供給し、ドライブ136は、記録制御部153の制御の基に、領域マップを記録媒体102に記録させる。
例えば、記録媒体102に記録されているAVデータを再生する再生装置は、AVインデックス251に登録されているプロパティエントリ261を参照して、タイトルファイル253を読み出し、タイトルファイルヘッダ411に定義されているデータタイプID461−1および461−2と、再生装置のデータタイプIDの定義が一致した場合、タイトルエントリ291のデータユニット451−1および451−2を読み出し、画像ファイル402に基づく図24に示される不連続点tdの画像を表示したり、不連続点tdの再生時間を表示したりすることにより、バッファオーバーフローの発生により生じた不連続点tdに関する情報を、ユーザに簡単かつ確実に伝達できる。また、例えば、再生装置は、画像ファイル402に基づく不連続点tdの画像をサムネイル表示し、ユーザに表示した画像を選択させることにより、不連続点tdからAVデータを再生したりすることができる。
また、AVファイル201および201aは、プロパティファイル251に登録されている1つのムービ情報ファイル254から参照されるため、再生装置は、AVデータ401−1および401−3を1つのAVデータとして扱うことができる。さらに、例えば、タイトルファイルヘッダ411にメーカを識別するIDを定義しておき、再生装置に定義されているメーカを識別するIDと、タイトルファイルヘッダ411のメーカを識別するIDとが一致した場合のみ、上述したデータユニットのデータを参照できるようにすることも可能である。
以上のように、バッファにおいてオーバーフローが生じ、データを削除した場合、削除したデータより前に入力されたデータである第1のデータを第1のファイルとしてデータ記録媒体に記録するとともに、削除したデータより後に入力されたデータである第2のデータを第2のファイルとしてデータ記録媒体に記録するようにデータの記録を制御し、1つのコンテンツデータとして、第1のファイルと第2のファイルとを関連づけるファイル関連づけ情報を生成した場合には、データ記録媒体にデータを記録することができる。また、より容易に取り扱うことができるように、オーバーフローが生じた前後のデータを記録できるようにするとともに、連続して記録されてないデータ上の位置(時間)を容易に知ることができるようにするものである。
なお、本発明は、ビデオカメラなどの記録装置に適用することができる。また、上述したAVデータ以外にも、映像データ、音声データなどを記録する記録装置にも適用することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
図25は、汎用のパーソナルコンピュータ800の内部の構成例を示す図である。CPU(Central Processing Unit)801は、ROM(Read Only Memory)802に記憶されているプログラム、または記録部808からRAM(Random Access Memory)803にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM803にはまた、CPU801が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU801、ROM802、およびRAM803は、バス804を介して相互に接続されている。このバス804にはまた、入出力インターフェース805も接続されている。
入出力インターフェース805には、ボタン、スイッチ、キーボードあるいはマウスなどで構成される入力部806、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイ、並びにスピーカなどで構成される出力部807、ハードディスクなどで構成される記録部808、およびモデムやターミナルアダプタなどで構成される通信部809が接続されている。通信部809は、インターネットを含むネットワークを介して通信処理を行う。
入出力インターフェース805にはまた、必要に応じてドライブ810が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア811が適宜装着され、そこから読み出されたコンピュータプログラムが、記録部808にインストールされる。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを記録する記録媒体は、図25に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア811により構成されるだけでなく、装置本体にあらかじめ組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM803または記録部808に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、プログラム格納媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
従来の記録停止方式のビデオカメラにより記録媒体に記録されるデータおよびファイルの構成の例を説明する図である。 従来の記録停止方式のビデオカメラにより記録されたAVデータを再生したときの再生時間を説明する図である。 従来のバッファデータ消去方式のビデオカメラにより記録媒体に記録されるデータおよびファイルの構成の例を説明する図である。 従来のバッファデータ消去方式のビデオカメラにより記録されたAVデータを再生したときの再生時間を説明する図である。 本発明を適用した記録装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 図5の制御部により実現される機能の構成の一例を示すブロック図である。 図5の記録媒体に記録されるファイルの構成例を示す図である。 図5の記録媒体に記録されるファイルの構成例を示す図である。 図5の記録媒体に記録される管理情報の構成の例を示す図である。 ファイルエントリ、および図9のムービ情報ファイルの構成の例を示す図である。 本発明を適用した記録装置のAVデータ記録処理の一例を説明するフローチャートである。 バッファデータ量の遷移の例を示す図である。 図11のステップS8のバッファオーバーフロー処理を説明するフローチャートである。 バッファオーバーフローが発生したときの記録媒体のデータの状態を説明する図である。 記録途中のサンプルのサンプル番号検索処理の一例を説明するフローチャートである。 バッファオーバーフローが発生したときの記録媒体に記録されているサンプルの状態を説明する図である。 バッファオーバーフロー処理におけるムービ情報ファイルおよびファイルエントリの状態を説明する図である。 ライトバッファから削除するサンプルを求める方法を説明するための図である。 バッファオーバーフロー処理におけるムービ情報ファイルの状態を説明する図である。 バッファオーバーフロー処理におけるファイルエントリの状態を説明する図である。 記録媒体に記録されたファイルのバッファオーバーフロー処理後の構成例を示す図である。 図11のステップS10の記録停止処理を説明するフローチャートである。 記録媒体に記録されたファイルの記録停止処理後の構成例を示す図である。 記録媒体に記録されたAVデータを再生したときの再生時間などを説明する図である。 パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
101 記録装置, 102 記録媒体, 113 データ記録部, 131 映像処理部, 132 音声処理部, 133 マルチプレクサ, 134 ライトバッファ, 135 ドライブインターフェイス, 136 ドライブ, 137 制御部, 151 データ生成制御部, 152 情報管理部, 153 記録制御部, 154 エラー処理部, 155 画像生成部, 156 読み出し制御部, 201 AVファイル, 201a AVファイル, 211 ストリームユニット, 212 IL補助領域, 251 AVインデックス, 253 タイトルファイル, 254 ムービ情報ファイル, 261 プロパティエントリ, 271 サムネイルエントリインデックス, 272 タイトルエントリインデックス, 273 バイナリファイルID, 291 タイトルエントリ, 301 AVデータ管理トラック, 311 サンプル時間情報, 312 サンプルデータ量情報, 321 サンプル, 331 サンプル番号, 332 再生時間, 341 サンプルデータ量, 351 ファイルエントリ, 351a ファイルエントリ, 361 AD, 361a AD, 401 AVデータ, 402 画像ファイル, 411 タイトルファイルヘッダ, 411 タイトルデータタイプ情報, 451 データユニット, 461 データタイプID, 462 メタデータ, 801 CPU, 802 ROM, 803 RAM, 808 記録部, 810 ドライブ, 821 リムーバブルメディア

Claims (5)

  1. 入力された動画像データをバッファに一時的に記憶し、前記バッファに記憶された前記動画像データをデータ記録媒体に記録するとともに、前記バッファにおいてオーバーフローが生じ、前記動画像データを削除した場合、前記削除した前記動画像データより前に入力された前記動画像データである第1の動画像データを第1のファイルとして前記データ記録媒体に記録するとともに、前記削除した前記動画像データより後に入力された前記動画像データである第2の動画像データを第2のファイルとして前記データ記録媒体に記録するように前記動画像データの記録を制御する記録制御手段と、
    前記第2の動画像データの先頭の静止画像の画像データを生成する静止画像データ生成手段と、
    前記第1のファイルと前記第2のファイルとを1つのコンテンツデータとして関連づける第1の情報、前記コンテンツデータのサムネイル表示用として登録されている画像データとは別に、前記静止画像データを前記コンテンツデータの不連続点の画像データとして前記コンテンツデータに関連づける第2の情報、および、前記コンテンツデータの不連続点の再生時間として、前記第1の動画像データと前記第2の動画像データを連続して再生する場合における前記第2の動画像データの再生が開始される時間を示す第3の情報を生成する情報生成手段と
    を含むことを特徴とする記録装置。
  2. 前記第1の情報は、前記動画像データの最小単位であるサンプルであって、前記第1の動画像データおよび前記第2の動画像データに含まれる各サンプルの再生時間とデータ量を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 記録装置が、
    入力された動画像データをバッファに一時的に記憶し、前記バッファに記憶された前記動画像データをデータ記録媒体に記録するとともに、前記バッファにおいてオーバーフローが生じ、前記動画像データを削除した場合、前記削除した前記動画像データより前に入力された前記動画像データである第1の動画像データを第1のファイルとして前記データ記録媒体に記録するとともに、前記削除した前記動画像データより後に入力された前記動画像データである第2の動画像データを第2のファイルとして前記データ記録媒体に記録するように前記動画像データの記録を制御する記録制御ステップと、
    前記第2の動画像データの先頭の静止画像の画像データを生成する静止画像データ生成ステップと、
    前記第1のファイルと前記第2のファイルとを1つのコンテンツデータとして関連づける第1の情報、前記コンテンツデータのサムネイル表示用として登録されている画像データとは別に、前記静止画像データを前記コンテンツデータの不連続点の画像データとして前記コンテンツデータに関連づける第2の情報、および、前記コンテンツデータの不連続点の再生時間として、前記第1の動画像データと前記第2の動画像データを連続して再生する場合における前記第2の動画像データの再生が開始される時間を示す第3の情報を生成する情報生成ステップと
    を含むことを特徴とする記録方法。
  4. 入力された動画像データをバッファに一時的に記憶し、前記バッファに記憶された前記動画像データをデータ記録媒体に記録するとともに、前記バッファにおいてオーバーフローが生じ、前記動画像データを削除した場合、前記削除した前記動画像データより前に入力された前記動画像データである第1の動画像データを第1のファイルとして前記データ記録媒体に記録するとともに、前記削除した前記動画像データより後に入力された前記動画像データである第2の動画像データを第2のファイルとして前記データ記録媒体に記録するように前記動画像データの記録を制御する記録制御ステップと、
    前記第2の動画像データの先頭の静止画像の画像データを生成する静止画像データ生成ステップと、
    前記第1のファイルと前記第2のファイルとを1つのコンテンツデータとして関連づける第1の情報、前記コンテンツデータのサムネイル表示用として登録されている画像データとは別に、前記静止画像データを前記コンテンツデータの不連続点の画像データとして前記コンテンツデータに関連づける第2の情報、および、前記コンテンツデータの不連続点の再生時間として、前記第1の動画像データと前記第2の動画像データを連続して再生する場合における前記第2の動画像データの再生が開始される時間を示す第3の情報を生成する情報生成ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させるプログラムが記録されている記録媒体。
    録媒体。
  5. 入力された動画像データをバッファに一時的に記憶し、前記バッファに記憶された前記動画像データをデータ記録媒体に記録するとともに、前記バッファにおいてオーバーフローが生じ、前記動画像データを削除した場合、前記削除した前記動画像データより前に入力された前記動画像データである第1の動画像データを第1のファイルとして前記データ記録媒体に記録するとともに、前記削除した前記動画像データより後に入力された前記動画像データである第2の動画像データを第2のファイルとして前記データ記録媒体に記録するように前記動画像データの記録を制御する記録制御ステップと、
    前記第2の動画像データの先頭の静止画像の画像データを生成する静止画像データ生成ステップと、
    前記第1のファイルと前記第2のファイルとを1つのコンテンツデータとして関連づける第1の情報、前記コンテンツデータのサムネイル表示用として登録されている画像データとは別に、前記静止画像データを前記コンテンツデータの不連続点の画像データとして前記コンテンツデータに関連づける第2の情報、および、前記コンテンツデータの不連続点の再生時間として、前記第1の動画像データと前記第2の動画像データを連続して再生する場合における前記第2の動画像データの再生が開始される時間を示す第3の情報を生成する情報生成ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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