JP2004127470A - ダビング装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の光ディスクに自動的に番組をダビングする。
【解決手段】第1ダビングモードではハードディスクHDに記録されている番組を複数の光ディスクDSにダビングする。この場合、CPU30は、操作部31及びリモコン32からの信号に基づいてダビング情報を生成する。ダビング情報は、ダビング元の番組とダビング先の光ディスクDSを指定する。ダビング先とダビング元のデータレートが一致する場合には、ハードディスクドライブBから読み出した圧縮画像データを光ディスクドライブAへ直接供給する一方、データレートが一致しない場合には、圧縮画像データを、画像音声伸張部16においてデーコドした後、画像音声圧縮部13において再エンコードして光ディスクDSへ記録する。
【選択図】 図1
【解決手段】第1ダビングモードではハードディスクHDに記録されている番組を複数の光ディスクDSにダビングする。この場合、CPU30は、操作部31及びリモコン32からの信号に基づいてダビング情報を生成する。ダビング情報は、ダビング元の番組とダビング先の光ディスクDSを指定する。ダビング先とダビング元のデータレートが一致する場合には、ハードディスクドライブBから読み出した圧縮画像データを光ディスクドライブAへ直接供給する一方、データレートが一致しない場合には、圧縮画像データを、画像音声伸張部16においてデーコドした後、画像音声圧縮部13において再エンコードして光ディスクDSへ記録する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像データのダビング技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のビデオディスクレコーダは、1枚のディスクを本体内に取り込み、当該ディスクに画像を記録し再生する。また、ハードディスクを内蔵したビデオディスクレコーダも既に市販されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のビデオディスクレコーダは、本体内に取り込めるディスクは一枚であったので、ハードディスクに録画した番組をディスクにダビングする時には、番組毎にダビングしたいディスクを入れ替えて、ダビングしなければならなかった。また、ディスクからディスクにダビングする場合も、元のディスクからまずハードディスクにダビングし、次にディスクを入れ替えて、ハードディスクからディスクへダビングしなければならなかった。
【0004】
本発明が解決しようとする課題としては、上記した問題が一例として挙げられる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、圧縮画像データをディスクに記録する記録手段と、外部から供給される複数の前記ディスクを収容し、収容した複数の前記ディスクから一つを選択して前記記録手段に装着されるディスクと交換する交換手段と、圧縮画像データを記憶可能な記憶手段と、利用者の操作に応じた信号を出力する入力手段と、前記入力手段から出力される信号に基づいて、前記記憶手段に記憶された複数の番組の中からダビング元となる一又は複数の番組を指定するとともに収容した複数の前記ディスクの中からダビング先となる一又は複数のディスクを指定するダビング情報を生成し、前記ダビング情報に従って指定された一又は複数の番組を指定された一又は複数のディスクに記録させるように前記記録手段と前記交換手段とを制御する制御手段とを備えたダビング装置である。
【0006】
請求項7に係る発明は、圧縮画像データをディスクに記録再生する記録再生手段と、外部から供給される複数の前記ディスクを収容し、収容した複数の前記ディスクから一つを選択して前記記録手段に装着されるディスクと交換する交換手段と、圧縮画像データを記憶可能な記憶手段と、利用者の操作に応じた信号を出力する入力手段と、前記入力手段から出力される信号に基づいて、ダビング元になる前記ディスクと一又は複数の番組とを指定するとともにダビング先になる一又は複数のディスクを指定するダビング情報を生成し、前記ダビング情報に従って、ダビング元になる前記ディスクから指定された番組の圧縮画像データを再生して前記記憶手段に記憶させ、ダビング元のディスクをダビング先のディスクに交換して前記記憶手段から前記圧縮画像データを読み出し、読み出した前記圧縮画像データを前記ダビング先のディスクに記録させるように前記記録再生手段、前記交換手段及び前記記憶手段を制御ずる制御手段とを備えたダビング装置である。
【0007】
請求項11に係る発明は、利用者の操作に応じた信号を出力する入力手段と圧縮画像データを記憶可能な記憶手段とを備え、外部から供給される複数のディスクを収容し、収容した複数の前記ディスクから一つを選択して前記圧縮画像データを記録可能なダビング装置の制御方法であって、前記入力手段から出力される信号に基づいて、前記記憶手段に記憶された複数の番組の中からダビング元となる一又は複数の番組を指定するとともに収容した複数の前記ディスクの中からダビング先となる一又は複数のディスクを指定するダビング情報を生成し、前記ダビング情報に従ってダビング先となる一又は複数のディスクの中から選択し、前記ダビング情報に従ってダビング元となる一又は複数の番組の圧縮画像データを前記記憶手段から読出し、読み出した前記圧縮画像データを選択した前記ディスクに記録し、当該ディスクへの記録が終了すると、当該ディスクをダビング先となる他のディスクに交換して読み出した前記圧縮画像データの記録を続行することを特徴とする。
【0008】
請求項12に係る発明は、利用者の操作に応じた信号を出力する入力手段と圧縮画像データを記憶可能な記憶手段とを備え、外部から供給される複数のディスクを収容し、収容した複数の前記ディスクから一つを選択して前記圧縮画像データを記録再生可能なダビング装置の制御方法であって、前記入力手段から出力される信号に基づいて、ダビング元になる前記ディスクと一又は複数の番組とを指定するとともにダビング先になる一又は複数のディスクを指定するダビング情報を生成し、前記ダビング情報に従って、ダビング元になる前記ディスクから指定された番組の圧縮画像データを再生して前記記憶手段に記憶し、ダビング元のディスクをダビング先のディスクに交換して前記記憶手段から前記圧縮画像データを読み出し、読み出した前記圧縮画像データを前記ダビング先のディスクに記録させることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる実施形態について説明する。
【0010】
実施形態に係るダビング装置は、圧縮画像データをディスクに記録再生する記録再生手段と、外部から供給される複数の前記ディスクを収容し、収容した複数の前記ディスクから一つを選択して前記記録再生手段に装着されるディスクと交換する交換手段と、圧縮画像データを記憶可能な記憶手段と、利用者の操作に応じた信号を出力する入力手段と、前記入力手段から出力される信号に基づいて、前記記憶手段に記憶された複数の番組の中からダビング元となる一又は複数の番組を指定するとともに収容した複数の前記ディスクの中からダビング先となる一又は複数のディスクを指定するダビング情報を生成し、前記ダビング情報に従って指定された一又は複数の番組を指定された一又は複数のディスクに記録させるように前記記録再生手段と前記交換手段とを制御する制御手段とを備える。
【0011】
このダビング装置の記録媒体は、ディスクと記憶手段とを備える。ディスクとしては、例えば、相変化型又は光磁気型の光ディスクを用いることができる。記録再生手段としては、例えば、光ディスクドライブが該当する。一方、記憶手段は、圧縮画像データを記憶できれば、どのような物であってもよく、例えば、ハードディスクドライブや半導体メモリが該当する。
【0012】
利用者が入力手段を操作して、ダビング元の番組とダビング先のディスクを指定すると、交換手段によってダビング先のディスクが記録再生手段にローディングされ、記憶手段から読み出された圧縮画像データがダビングされる。
【0013】
ここで、ディスクには、記録すべき圧縮画像データの番組の分類を示すディスク管理情報が記録されていてもよい。この場合、ディスクを本体に取り込む際に、記録再生手段を用いてディスクからディスク管理情報を読み出す。制御手段は、記憶手段からディスクへのダビングが指定されると、収容された複数のディスクからディスク管理情報を読み出す。そして、制御手段は、読み出したディスク管理情報を参照して、分類が一致する番組が記憶手段に記憶されているかを検索する。このとき、記憶手段に記憶する各番組について分類を示す録画情報を生成し、これを記憶手段の所定の記憶領域に予め記憶しておき、録画情報を参照して検索することが好ましい。この後、制御手段は、ダビング指定画面の画像データを生成する。このダビング指定画面は、分類が一致する番組一覧を表示させるとともにダビングの対象となる番組を指定するように利用者に促す。これにより、利用者は、ダビング指定画面を参照して、各ディスクに番組を分類しながらダビングを指定することが可能となる。この結果、用途や番組の種別に分けてディスクに番組を記録することが可能となる。
【0014】
また、ダビング情報がダビング先のディスクとして複数のディスクを指定する場合、制御手段は、交換手段を制御して、指定された複数のディスクの中から選択した一つに圧縮画像データを記録させ、当該ディスクの記録が終了すると、当該ディスクを指定された複数のディスクのうち他のディスクに交換して記録を続行させる。これにより、利用者がディスクを出し入れする手間を省くことができる。
【0015】
また、ダビング情報が、ダビング先のディスクとして複数のディスクを指定し、かつ、複数の番組のダビングを指定する場合において、前記制御手段は、ある番組から次の番組へ移行する区切りで前記ディスクを交換するように前記交換手段を制御することが好ましい。この場合、番組の途中でディスクが交換されることがないので、番組単位でディスクを管理することが可能となる。
【0016】
さらに、上述したダビング装置は、画像データをエンコードして圧縮画像データを生成する圧縮手段と、圧縮画像データをデコードして画像データを生成する伸張手段とを備え、前記制御手段は、前記入力手段から出力される信号に基づいて、圧縮率の指定を含む前記ダビング情報を生成し、前記記憶手段に記憶された圧縮画像データの圧縮率とダビング先のディスクに記録すべき圧縮画像データの圧縮率とが等しい場合には、前記記憶手段から読み出した前記圧縮画像データを前記記録手段に供給して所定にディスクに読み出した前記圧縮画像データを記録する一方、前記記憶手段に記憶された圧縮画像データの圧縮率とダビング先のディスクに記録すべき圧縮画像データの圧縮率とが異なる場合には、前記記憶手段から読み出した圧縮画像データを前記伸張手段に供給して画像データに変換した後、前記圧縮手段のよって指定された圧縮率で圧縮された圧縮画像データを生成し、当該圧縮画像データを前記記録手段に供給して所定にディスクに記録することが好ましい。この場合には、圧縮率を変更してダビングを実行できるので、長時間の番組を1枚のディスクにまとめて記録することが可能となる。
【0017】
さらに、制御手段は、指定された番組を指定された圧縮率でエンコードした場合における圧縮画像データのデータ量を算出し、算出されたデータ量とダビング先の一又は複数のディスクの残容量とを比較して記録できない場合には、警告を発することが好ましい。これにより、利用者は、ダビング元の番組削除したり、あるいは、圧縮率を変更する必要があることを知ることができる。
【0018】
くわえて、上述したダビング装置は、ディスクからディスクへのダビングも可能である。この場合、利用者が、入力手段を操作して、ダビング元になる前記ディスクと一又は複数の番組とを指定するとともにダビング先になる一又は複数のディスクを指定すると、制御手段は、これらを示すダビング情報を生成し、ダビング情報に従って、ダビング元になる前記ディスクから指定された番組の圧縮画像データを再生して前記記憶手段に記憶させる。この後、制御手段は、交換手段を制御して、ダビング元のディスクをダビング先のディスクに交換して記憶手段から圧縮画像データを読み出し、読み出した圧縮画像データをダビング先のディスクに記録させる。すなわち、ディスクからディスクへのダビングにおいても、利用者がディスクの交換を手動で行うことなく自動的にダビングを完了させることが可能となる。
【0019】
【実施例】
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施例であるディスク記録再生装置について説明する。
【0020】
<1.ディスク記録再生装置の構成>
図1は、ディスク記録再生装置100の構成を示すブロック図である。同図に示すようにディスク記録再生装置100は、ディスク交換機構1、光ディスクドライブA、ハードディスクドライブB、信号処理部C、及び制御部Dを備える。ディスク交換機構1は、複数枚の光ディスクDSを収容する収容部と、収容部に収容された光ディスクDSを選択して光ディスクドライブAにローディングする移送機構とを備えている。収容部は、複数の光ディスクDSを縦方向に積載するマガジンラックあるいは平面状に収容するカルーセルによって構成される。
【0021】
装置100の正面パネルには、光ディスクDSを出し入れするための挿入口が設けられており、利用者が後述する操作部31又はリモコン32を操作すると、挿入口からスライド式のステージが出てくる。そして、利用者がステージに光ディスクDSを載せて、操作部31又はリモコン32を操作すると、光ディスクDSが装置100の内部に取り込まれる。この操作を繰り返すことにより、複数枚の光ディスクDSが取り込まれ、上述した収容部に光ディスクDSが収容されるようになっている。
【0022】
光ディスクドライブAは、ピックアップ2、変調部3、及び復調部4を備える。ピックアップ2は、記録時において記録データに応じて変調された光を光ディスクDSに照射して、光ディスクDSにデータを書き込む一方、再生時において光を光ディスクに照射してその反射光を受光して電気信号に変換して出力する。変調部4は、第3切換部14から供給される記録データを変調する一方、復調部5は、ピックアップ3の出力信号を復調して再生データを生成する。
【0023】
ハードディスクドライブBは、変調部5、復調部6及びヘッド7を備える。ヘッド7は、記録時において記録データに応じて変調された信号をハードディスクHDに磁気記録する一方、再生時においてハードディスクHDに記録された信号を再生する。変調部5は、第3切換部14から供給される記録データを変調する一方、復調部6は、ヘッド7の出力信号を復調して再生データを生成する。
【0024】
信号処理部Cは、入力画像信号Vin及び入力音声信号Ainに基づいて、記録データを生成するとともに、再生データに基づいて出力画像信号Vout及び出力音声信号Aoutを生成する。信号選択部9は外部から供給される画像信号及び音声信号の組とチュナー8から供給される画像信号及び音声信号の組とを選択し、入力画像信号Vin及び入力音声信号Ainとして出力する。チュナー8はCPU30からの指令に基づいて、放送チャネルを選択して画像信号及び音声信号を出力する。AD変換器(ADC)10及び11は、入力画像信号Vin及び入力音声信号Ainをアナログ信号からデジタル信号に変換して、入力画像データ及び入力音声データとして第1切換部12に供給する。
【0025】
第1切換部12は、CPU30からの指令に基づいて、通常録画モードにおいて、入力画像データ及び入力音声データを選択する一方、所定のダビングモードにおいて画像音声伸張部16から出力される出力画像データ及び出力音声データの組を選択する。画像音声圧縮部13は、第1切換部12の出力データに圧縮符号化(エンコード)を施して記録データを生成する。
【0026】
圧縮符号化法として、この例では、MPEG(Moving Picture Expert Group)規格に準拠した差分DCT符号化を用いる。この場合、記録データの構造は、時間方向への圧縮を構成し、Iフレーム(フレーム内符号化画像)、Pフレーム(フレーム間順方向予測符号化画像)、Bフレーム(フレーム間双方向予測符号化画像)を要素とする。すなわち、Iフレームにおいてはフレーム内で符号化したフレーム内データが生成され、Pフレーム及びBフレームにおいてはフレーム間で符号化されたフレーム間データが生成される。そして、あるIフレームから次のIフレームの直前までの画像は、GOP(Group Of Picture)と呼ばれる単位で管理される。
【0027】
また、画像音声圧縮部13は、CPU30からの指令に基づいて、4種類の圧縮率の中から1つを選択する。選択された圧縮率に従った記録を記録モードという。記録モードは圧縮率の高い順にEP、LP、SP、及びHPと呼ばれる。1枚の光ディスクDSに対して、HPでは1時間、SPでは2時間、LPでは4時間、及びEPでは6時間の録画が可能である。
【0028】
第2切換部14は、CPU30からの指令に基づいて画像音声圧縮部13から出力される記録データと第3切換部15から出力される再生データとを選択して変調部3及び5に供給する。また、第3切換部15は、CPU30からの指令に基づいて光ディスクドライブAの再生データとハードディスクドライブBの再生データを選択して出力する。
【0029】
画像音声伸張部16は、再生データを伸張復号化(デコード)して、再生画像データと再生音声データとを生成する。第4切換部17は、CPU30からの指令に基づいて、入力画像データ及び入力音声データの組と再生画像データ及び再生音楽データの組のうちいずれか一方を選択し、出力画像データ及び出力音声データとして出力する。GUI18は出力画像データと所定の画像データとを合成する。所定の画像データは、例えば、アイコンやテキストを表す画像である。これにより、各種のユーザーインターフェースを提供することが可能である。DA変換器(DAC)19は、GUI18の出力データをデジタル信号からアナログ信号へ変換して出力画像信号Voutを生成する。また、DA変換器(DAC)20は、第4切換部17の出力データから出力音声信号Aoutを生成する。
【0030】
次に、制御部Dは、CPU30、操作部31、リモコン32、受光部33、メモリ34、表示部35及びタイマー部36を備える。CPU30は、制御プログラムに従って、ディスク記録再生装置100の各構成部分を制御する制御中枢として機能する。操作部31は装置100の正面パネルに設けられており、これによって、利用者の操作指示が入力される。リモコン32は利用者の操作指示を入力する手段であって、操作に応じた赤外線を発光するようになっている。受光部33は、リモコン32からの赤外線を受光して、信号をCPU30に出力する。なお、操作部31及びリモコン32には、UP/DOWNキーや左右キーが設けられており、利用者がこれらのキーを操作することによって、各種の指示が入力できるようになっている。
【0031】
表示部35は、装置100の正面パネルに設けられており、そこには記録時間や再生時間等の各種情報が表示されるようになっている。メモリ34は、CPU30の作業領域として機能するとともに、各種の情報が記憶されるようになっている。タイマー部36は、クロック信号を計数して現在の日時を示す日時情報を生成する。このディスク記録再生装置100は、タイマー予約機能を備えている。利用者は操作部31又はリモコン32を操作することによって、録画チャネル、録画開始時間及び録画終了時間等を予め指定できる。そして、これらの情報はタイマー録画情報としてメモリ34に記憶されるようになっており、CPU30は、タイマー録画情報の示す録画開始時間と日時情報の示す現在時間とを常時比較して両者が一致すると、所定の光ディスクDS又はハードディスクHDに録画を開始するように装置100全体を制御する。
【0032】
通常録画モードにおいては、番組のタイトル名、番組の記録モードの種別、番組の属性、番組のデータ量、及び番組の記録時間を含む録画情報が生成され、ハードディスクHDに記憶される。また、光ディスクDSには、番組のタイトル名、番組の記録モードの種別、番組のデータ量、番組の記録時間、及び当該ディスクに記録すべき番組の属性を含むディスク管理情報が記録される。ここで、番組の属性とは、番組を分類するための情報であって、例えば、映画、ニュース、あるいはドラマといったジャンル、父や母等の利用者を識別する情報が該当する。
【0033】
以上の構成において、ディスク記録再生装置100は、ダビングの状態として第1〜第3ダビングモードを取る。第1及び第2ダビングモードは、ハードディスクHDから光ディスクDSへダビングを実行する一方、第3ダビングモードは、光ディスクDS間でダビングを実行する。そして、ダビングを実行する際には、CPU30は、上述した録画情報やディスク管理情報を参照して、GUI18を制御することにより、ダビング指定画面を表示する画像データを生成する。
このダビング指定画面は、ダビング元の種別(特定された光ディスク、ハードディスクの別)、ダビング元の番組、ダビング先の光ディスクを指定するユーザーインターフェースを提供する。
【0034】
<2.ディスク記録再生装置の動作>
次に、ディスク記録再生装置100の動作について、説明する。
【0035】
<2−1:第1ダビングモード>
図2は、第1ダビングモードにおけるCPU30の動作を示すフローチャートである。第1ダビングモードは、ハードディスクHDから複数枚の光ディスクDSへのダビングを実行する動作状態である。ハードディスクHDに記録されている番組を光ディスクDSにダビングする場合、利用者は複数枚の光ディスクDSを装置100に順次挿入して、本体内に収容させる。この際、CPU30は、各光ディスクDSからディスク管理情報を読み取って、読み取ったディスク管理情報をメモリ34に記憶する。
【0036】
利用者が操作部31又はリモコン32を操作して、第1ダビングモードを選択すると、CPU30は操作部31又はリモコン32の出力信号に基づいて、これを検知する(ステップS1)。この後、CPU30は、GUI18を制御して、第1ダビングモード用のダビング指定画面を表示させる(ステップS2)。この際、CPU30はハードディスクHDに記録されている録画情報を参照して、番組のタイトル名と記録モードとを取得する。そして、CPU30は、タイトル名及び記録モードと、メモリ34に記憶されているディスク管理情報とに基づいて、ダビング指定画面を表示させる。
【0037】
図3にダビング指定画面の一例を示す。この図に示すようにダビング指定画面は、ハードディスクHDに記録されている総ての番組を一覧として表示する画面である。なお、番組数が多いため1枚の画面で表示できない場合は、CPU30は、頁送りによって総ての番組を表示させる。
【0038】
次に、利用者はダビング指定画面を見ながら、操作部31又はリモコン32を操作して、1)ダビングしたい番組、2)ダビング先のディスク、3)記録モードを入力する(ステップS3)。より具体的には、利用者は、操作部31又はリモコン32のUP/DOWNキーを操作してダビングしたい番組を選択する。次に、利用者は左右キーを操作してダビング先のディスクの入力にカーソルを移動させ、UP/DOWNキーでダビング先のディスクを選択する。さらに、利用者は、左右キーを操作して記録モードにカーソルを移動させ、記録モードを指定する。
【0039】
記録モードによって、記録データレートが指定される。記録データレートとしては、DR(ダイレクト)、HP(1H)、SP(2H)、LP(4H)、及びEP(6H)がある。DRは、ダビング元のデータレートとダビング先のデータレートとを一致させる。例えば、ハードディスクHDにHPで記録されている番組は、光ディスクDSにHPで記録される。また、ダビング元のデータレートとダビング先のデータレートが異なる場合には、ハードディスクHDから再生した再生データを画像音声伸張部16で伸張した後、画像音声圧縮部13においてダビング先のデータレートで再び圧縮して記録データを生成する。例えば、図3に示す番組「利家とまつ2002/7/7」は、ダビング元がSPでありダビング先がLPであるから、一旦、伸張した後、伸張前の圧縮率より高い圧縮率で圧縮した記録データを光ディスクDSに記録される。このように、ダビング指定画面を用いて、ハードディスクHDに記録された番組から、一つ又は複数の番組を選択指定し、選択指定した番組毎にダビング先の光ディスクDSを指定することができる。
【0040】
そして、利用者がカーソルを決定キーに移動させてクリックすると、CPU30は、ダビングを指示されたすべての番組が、指示された光ディスクDSにデータ容量的に記録可能かを、光ディスクDSの空き容量と、指示された番組のデータ容量とに基づいて判定する(ステップS4)。ここで、光ディスクDSの空き容量はディスク管理情報によって特定され、番組のデータ容量は録画情報によって特定される。このときに、レート変換するものに関しては、CPU30は変換後のデータ容量を計算し、計算結果に基づいて判定する。
【0041】
光ディスクDSの空き容量が番組のデータ容量より小さい場合には、ステップS4の判定結果はNOとなり、CPU30は、処理をステップS5に進めて、警告を表示させ、処理をステップS3に戻す。利用者は、ダビング指定画面を参照してダビングする番組を少なくするか、データレートを低くする等を選択することによって、ダビングが可能となる。なお、ステップS5における警告表示において、CPU30は、ディスク管理情報及び番組情報に基づいて、空き容量が番組のデータ容量を上回る光ディスクDSを特定し、ダビング先の候補として画面に表示させてもよい。また、ダビング先の光ディスクDSに記録されている番組を削除候補として表示させてもよい。さらに、候補の表示を省略し、利用者の指定として取り扱ってもよい。
【0042】
ステップS4の判定結果がYESの場合、CPU30は処理をステップS6に進め、GUI18を制御してダビング指示画面を表示させる。ダビング指示画面には、実行ボタンと取り消しボタンとが表示される。利用者が取り消しボタンをクリックすると、CPU30は、処理をステップS3に戻し、利用者に対して再度ダビング内容の設定を促す。
【0043】
一方、利用者が実行ボタンをクリックすると、ダビングが開始される。まず、CPU30は、ダビング情報に基づいて、ディスク交換機構1を制御して、最初のダビング先に指定された光ディスクDSを選択して、光ディスクドライブAにローディングさせる(ステップS7)。
【0044】
次に、CPU30は、当該光ディスクDSにダビングを指示された番組を、順次、ハードディスクHDから読み出して指定されたモード(ダイレクトか又は指定されたモードへのデータレート変換)でダビングする。当該光ディスクDSにダビングを指示された全ての番組のダビングが終了すると(ステップS8)、CPU30は、ダビング情報に基づいて、ダビングすべき番組が残っているか否かを判定し(ステップS9)、残っていれば、光ディスクDSを交換して(ステップS10)、全ての番組のダビングが終了するまで処理を繰り返す。そして、全ての指定されたダビングが完了すると、ダビングを終了する(ステップS11)。
【0045】
なお、ダビングが完了すると、光ディスクDSの記録内容が変更されるので、ディスク管理情報を更新する必要がある。このため、CPU30は、全ての指定されたダビングが終了した後、あるいは、1枚毎のダビングが終了した時点でディスク管理情報を光ディスクDSに書き込んでいる。
【0046】
<2−2:第2ダビングモード>
次に、第2ダビングモードについて説明する。第2ダビングモードは、ハードディスクHDから複数枚の光ディスクDSへのダビングを実行する点で第1ダビングモードと共通するが、番組の属性(分類)を考慮してダビングを実行する点で第1ダビングモードと相違する。図4は、第2ダビングモードにおけるCPU30の動作を示すフローチャートである。このフロチャートに示すように、ステップS2の替わりにステップS102を実行する点を除いて、第2ダビングモードは図2に示す第1ダビングモードと同様である。
【0047】
ハードディスクHDに記録されている番組を光ディスクDSにダビングする場合、利用者は複数枚の光ディスクDSを装置100に順次挿入して、本体内に収容させる。この際、CPU30は、各光ディスクDSからディスク管理情報を読み取ってメモリ34に記憶するとともに、ハードディスクHDから録画情報を読み取ってメモリ34に記憶する。ディスク管理情報及び録画情報は、上述したよう番組の属性を含む。なお、番組の属性は、タイマー予約時や録画時に、利用者が操作部31又はリモコン32を操作して入力される。
【0048】
ステップS102において、CPU30は、光ディスクDSのディスク管理情報が指示する属性に合致する番組を録画情報に基づいて検索して表示する。つまり、ダビングすべき番組と、ダビング先の光ディスクDSは予め自動的に選定されることになる。図5にダビング指定画面の一例を示す。同図に示すように、ダビング指定画面には、ダビング先の光ディスクDSに登録された属性も表示される。また、複数枚の同一属性の光ディスクDSを装着可能で、同一属性の複数番組を、複数枚の光ディスクDSに、分けて記録することも可能である。この例では、光ディスク3と4は同じ“父”と言う属性になっている。“父”の属性を持つ番組は、まず光ディスク3にダビングを設定され、光ディスク3に入りきらないと判定された場合、光ディスク4にダビングを設定される。このようにダビング指定画面を用いて、ハードディスクHDに記録された番組を、属性で分類し、一つ又は複数の属性を選択指定し、属性毎にダビング先の光ディスクを指定することができる。
【0049】
以下、実際のダビングに関しては、第1ダビングモードと同様であるので説明を省略する。多数の番組を録画する場合には、録画した番組を整理することが後から所望の番組を再生するのに重要である。第2ダビングモードによれば、ダビング元の番組の属性に従って、収容された複数の光ディスクDSの中から属性が一致する光ディスクDSを自動的に選択してダビングすることも可能であるから、利用者の手間を大幅に簡略化して、用途別、目的別、あるいは利用者別の光ディスクDSを作成できる。
【0050】
<2−3:第3ダビングモード>
次に、第3ダビングモードについて説明する。第3ダビングモードでは、光ディスクDSから光ディスクDSへのダビングが実行される。図6は、第3ダビングモードにおけるCPU30の動作を示すフローチャートである。光ディスクDS間でダビングする場合、利用者は複数枚の光ディスクDSを装置100に順次挿入して、本体内に収容させる。この際、CPU30は、各光ディスクDSからディスク管理情報を読み取って、読み取ったディスク管理情報をメモリ34に記憶する。
【0051】
利用者が操作部31又はリモコン32を操作して、第3ダビングモードを選択すると、CPU30は操作部31又はリモコン32の出力信号に基づいて、これを検知する(ステップS201)。この後、CPU30は、GUI18を制御して、第3ダビングモード用のダビング指定画面を表示させる(ステップS202)。図7にダビング指定画面の一例を示す。この図に示すようにダビング指定画面は、各光ディスクDSに記録されている総ての番組をディスク番号と対応付けて一覧として表示する画面である。なお、番組数が多いため1枚の画面で表示できない場合は、CPU30は、頁送りによって総ての番組を表示させる。
【0052】
次に、利用者はダビング指定画面を見ながら、操作部31又はリモコン32を操作して、1)ダビングしたい番組、2)ダビング先のディスク、3)録画モードを入力する(ステップS203)。
【0053】
そして、利用者がカーソルを決定キーに移動させてクリックすると、CPU30は、ダビングを指示されたすべての番組が、指示された光ディスクDSにデータ容量的に記録可能かを、ダビング先の光ディスクDSの空き容量と、指示された番組のデータ容量とに基づいて判定する(ステップS204)。ここで、光ディスクDSの空き容量及び番組のデータ容量はディスク管理情報によって特定される。このときに、レート変換するものに関しては、CPU30は変換後のデータ容量を計算し、計算結果に基づいて判定する。
【0054】
光ディスクDSの空き容量が番組のデータ容量より小さい場合には、ステップS204の判定結果はNOとなり、CPU30は、処理をステップS205に進めて、警告を表示させ、処理をステップS203に戻す。利用者は、ダビング指定画面を参照してダビングする番組を少なくするか、データレートを低くする等を選択することによって、ダビングが可能となる。なお、ステップS205における警告表示において、CPU30は、ディスク管理情報に基づいて、空き容量が番組のデータ容量を上回る光ディスクDSを特定し、ダビング先の候補として画面に表示させてもよい。また、ダビング先の光ディスクDSに記録されている番組を削除候補として表示させてもよい。さらに、候補の表示を省略し、利用者の指定として取り扱ってもよい。
【0055】
ステップS204の判定結果がYESの場合、CPU30は処理をステップS206に進め、GUI18を制御してダビング指示画面を表示させる。ダビング指示画面には、実行ボタンと取り消しボタンとが表示される。利用者が取り消しボタンをクリックすると、CPU30は、処理をステップS3に戻し、利用者に対して再度ダビング内容の設定を促す。
【0056】
一方、利用者が実行ボタンをクリックすると、ダビングが開始される。まず、CPU30は、ダビング情報に基づいて、ディスク交換機構1を制御して、最初のダビング元に指定された光ディスクDSを選択して、光ディスクドライブAにローディングさせる(ステップS207)。次に、CPU30は、ダビングの対象となる番組を指定された記録モードでハードディスクHDにダビングさせる。
【0057】
次に、CPU30は、ディスク管理情報に基づいて、連続録画された番組か他の光ディスクDSに記録されているか否かをディスク管理情報に基づいて判定する(ステップS209)。連続録画された番組で、且つ続きの光ディスクDSが装置100本体に収容されていれば、CPU30はディスク交換機構1を制御して光ディスクDSを交換させ(ステップS210)、処理をステップS208に戻す。連続録画とは、一つの番組を複数の光ディスクDSに分割して録画することをいい。連続録画か否かはディスク管理情報の一部として光ディスクDSに記録されている。
【0058】
一方、連続録画された他の光ディスクDSの続きがなければ、CPU30は処理をステップS211に進めて、ディスク交換機構1を制御してダビング元の光ディスクDSをダビング先の光ディスクDSに交換させる。
【0059】
この後、CPU30は、ハードディスクHDにダビングした番組を、ダビング先の光ディスクDSにダビングする(ステップS212)。そして、CPU30は指定された番組が他に残っているか否かを判定する(ステップS213)。
【0060】
指定された番組が残っていれば、CPU30はダビング情報に基づいて次の指定番組についてダビング元の光ディスクDSを選択し(ステップS214)、処理をステップS208に戻す。そして、CPU30は、全てのダビング指定された番組のダビングが終了するまで、S208からS214を繰り返し、全てのダビング指定された番組のダビングが完了すると、ダビングを終了する(ステップS215)。なお、CPU30が、全ての指定されたダビングが終了した後、あるいは、1枚毎のダビングが終了した時点でディスク管理情報を光ディスクDSに書き込む点は第1ダビングモードと同様である。
【0061】
また、データレートの変換が指定されたダビングの場合、本実施例では、光ディスクDSからハードディスクHDに記録する際にデータレートの変換をしているが、ハードディスクHDにはそのままダビングし、ハードディスクHDから光ディスクDSへのダビング時にデータレートの変換を行うことも可能である。ハードディスクHDへダビングされた内容は、光ディスクDSへのダビングが終了すれば、自動的に消去される。また、ダビングが終了したら、ダビング元の光ディスクDSから元の番組を自動的に消去することも可能である。
【0062】
なお、上述した実施例では、ディスク管理情報を各光ディスクDSに記録し、光ディスクDSをディスク記録再生装置100に取り込んだときにディスク管理情報を読み出してメモリ34に記憶したが、各光ディスクDSに識別情報を記録し、ディスク管理情報の記録を省略してもよい。この場合には、ディスク記録再生装置100に不揮発性のメモリを設け、そこに識別情報とディスク管理情報とを対応付けて記憶すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るディスク記録再生装置100の構成を示すブロック図である。
【図2】第1ダビングモードにおけるCPU30の動作を示すフローチャートである。
【図3】第1ダビングモードにおけるダビング指定画面の一例を示す説明図である。
【図4】第2ダビングモードにおけるCPU30の動作を示すフローチャートである。
【図5】第2ダビングモードにおけるダビング指定画面の一例を示す説明図である。
【図6】第3ダビングモードにおけるCPU30の動作を示すフローチャートである。
【図7】第3ダビングモードにおけるダビング指定画面の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ディスク交換機構
A 光ディスクドライブ
B ハードディスクドライブ
13 画像音声圧縮部
16 画像音声伸張部
18 GUI
30 CPU
31 操作部
32 リモコン
DS 光ディスク
HD ハードディスク
【発明の属する技術分野】
本発明は画像データのダビング技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のビデオディスクレコーダは、1枚のディスクを本体内に取り込み、当該ディスクに画像を記録し再生する。また、ハードディスクを内蔵したビデオディスクレコーダも既に市販されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のビデオディスクレコーダは、本体内に取り込めるディスクは一枚であったので、ハードディスクに録画した番組をディスクにダビングする時には、番組毎にダビングしたいディスクを入れ替えて、ダビングしなければならなかった。また、ディスクからディスクにダビングする場合も、元のディスクからまずハードディスクにダビングし、次にディスクを入れ替えて、ハードディスクからディスクへダビングしなければならなかった。
【0004】
本発明が解決しようとする課題としては、上記した問題が一例として挙げられる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、圧縮画像データをディスクに記録する記録手段と、外部から供給される複数の前記ディスクを収容し、収容した複数の前記ディスクから一つを選択して前記記録手段に装着されるディスクと交換する交換手段と、圧縮画像データを記憶可能な記憶手段と、利用者の操作に応じた信号を出力する入力手段と、前記入力手段から出力される信号に基づいて、前記記憶手段に記憶された複数の番組の中からダビング元となる一又は複数の番組を指定するとともに収容した複数の前記ディスクの中からダビング先となる一又は複数のディスクを指定するダビング情報を生成し、前記ダビング情報に従って指定された一又は複数の番組を指定された一又は複数のディスクに記録させるように前記記録手段と前記交換手段とを制御する制御手段とを備えたダビング装置である。
【0006】
請求項7に係る発明は、圧縮画像データをディスクに記録再生する記録再生手段と、外部から供給される複数の前記ディスクを収容し、収容した複数の前記ディスクから一つを選択して前記記録手段に装着されるディスクと交換する交換手段と、圧縮画像データを記憶可能な記憶手段と、利用者の操作に応じた信号を出力する入力手段と、前記入力手段から出力される信号に基づいて、ダビング元になる前記ディスクと一又は複数の番組とを指定するとともにダビング先になる一又は複数のディスクを指定するダビング情報を生成し、前記ダビング情報に従って、ダビング元になる前記ディスクから指定された番組の圧縮画像データを再生して前記記憶手段に記憶させ、ダビング元のディスクをダビング先のディスクに交換して前記記憶手段から前記圧縮画像データを読み出し、読み出した前記圧縮画像データを前記ダビング先のディスクに記録させるように前記記録再生手段、前記交換手段及び前記記憶手段を制御ずる制御手段とを備えたダビング装置である。
【0007】
請求項11に係る発明は、利用者の操作に応じた信号を出力する入力手段と圧縮画像データを記憶可能な記憶手段とを備え、外部から供給される複数のディスクを収容し、収容した複数の前記ディスクから一つを選択して前記圧縮画像データを記録可能なダビング装置の制御方法であって、前記入力手段から出力される信号に基づいて、前記記憶手段に記憶された複数の番組の中からダビング元となる一又は複数の番組を指定するとともに収容した複数の前記ディスクの中からダビング先となる一又は複数のディスクを指定するダビング情報を生成し、前記ダビング情報に従ってダビング先となる一又は複数のディスクの中から選択し、前記ダビング情報に従ってダビング元となる一又は複数の番組の圧縮画像データを前記記憶手段から読出し、読み出した前記圧縮画像データを選択した前記ディスクに記録し、当該ディスクへの記録が終了すると、当該ディスクをダビング先となる他のディスクに交換して読み出した前記圧縮画像データの記録を続行することを特徴とする。
【0008】
請求項12に係る発明は、利用者の操作に応じた信号を出力する入力手段と圧縮画像データを記憶可能な記憶手段とを備え、外部から供給される複数のディスクを収容し、収容した複数の前記ディスクから一つを選択して前記圧縮画像データを記録再生可能なダビング装置の制御方法であって、前記入力手段から出力される信号に基づいて、ダビング元になる前記ディスクと一又は複数の番組とを指定するとともにダビング先になる一又は複数のディスクを指定するダビング情報を生成し、前記ダビング情報に従って、ダビング元になる前記ディスクから指定された番組の圧縮画像データを再生して前記記憶手段に記憶し、ダビング元のディスクをダビング先のディスクに交換して前記記憶手段から前記圧縮画像データを読み出し、読み出した前記圧縮画像データを前記ダビング先のディスクに記録させることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる実施形態について説明する。
【0010】
実施形態に係るダビング装置は、圧縮画像データをディスクに記録再生する記録再生手段と、外部から供給される複数の前記ディスクを収容し、収容した複数の前記ディスクから一つを選択して前記記録再生手段に装着されるディスクと交換する交換手段と、圧縮画像データを記憶可能な記憶手段と、利用者の操作に応じた信号を出力する入力手段と、前記入力手段から出力される信号に基づいて、前記記憶手段に記憶された複数の番組の中からダビング元となる一又は複数の番組を指定するとともに収容した複数の前記ディスクの中からダビング先となる一又は複数のディスクを指定するダビング情報を生成し、前記ダビング情報に従って指定された一又は複数の番組を指定された一又は複数のディスクに記録させるように前記記録再生手段と前記交換手段とを制御する制御手段とを備える。
【0011】
このダビング装置の記録媒体は、ディスクと記憶手段とを備える。ディスクとしては、例えば、相変化型又は光磁気型の光ディスクを用いることができる。記録再生手段としては、例えば、光ディスクドライブが該当する。一方、記憶手段は、圧縮画像データを記憶できれば、どのような物であってもよく、例えば、ハードディスクドライブや半導体メモリが該当する。
【0012】
利用者が入力手段を操作して、ダビング元の番組とダビング先のディスクを指定すると、交換手段によってダビング先のディスクが記録再生手段にローディングされ、記憶手段から読み出された圧縮画像データがダビングされる。
【0013】
ここで、ディスクには、記録すべき圧縮画像データの番組の分類を示すディスク管理情報が記録されていてもよい。この場合、ディスクを本体に取り込む際に、記録再生手段を用いてディスクからディスク管理情報を読み出す。制御手段は、記憶手段からディスクへのダビングが指定されると、収容された複数のディスクからディスク管理情報を読み出す。そして、制御手段は、読み出したディスク管理情報を参照して、分類が一致する番組が記憶手段に記憶されているかを検索する。このとき、記憶手段に記憶する各番組について分類を示す録画情報を生成し、これを記憶手段の所定の記憶領域に予め記憶しておき、録画情報を参照して検索することが好ましい。この後、制御手段は、ダビング指定画面の画像データを生成する。このダビング指定画面は、分類が一致する番組一覧を表示させるとともにダビングの対象となる番組を指定するように利用者に促す。これにより、利用者は、ダビング指定画面を参照して、各ディスクに番組を分類しながらダビングを指定することが可能となる。この結果、用途や番組の種別に分けてディスクに番組を記録することが可能となる。
【0014】
また、ダビング情報がダビング先のディスクとして複数のディスクを指定する場合、制御手段は、交換手段を制御して、指定された複数のディスクの中から選択した一つに圧縮画像データを記録させ、当該ディスクの記録が終了すると、当該ディスクを指定された複数のディスクのうち他のディスクに交換して記録を続行させる。これにより、利用者がディスクを出し入れする手間を省くことができる。
【0015】
また、ダビング情報が、ダビング先のディスクとして複数のディスクを指定し、かつ、複数の番組のダビングを指定する場合において、前記制御手段は、ある番組から次の番組へ移行する区切りで前記ディスクを交換するように前記交換手段を制御することが好ましい。この場合、番組の途中でディスクが交換されることがないので、番組単位でディスクを管理することが可能となる。
【0016】
さらに、上述したダビング装置は、画像データをエンコードして圧縮画像データを生成する圧縮手段と、圧縮画像データをデコードして画像データを生成する伸張手段とを備え、前記制御手段は、前記入力手段から出力される信号に基づいて、圧縮率の指定を含む前記ダビング情報を生成し、前記記憶手段に記憶された圧縮画像データの圧縮率とダビング先のディスクに記録すべき圧縮画像データの圧縮率とが等しい場合には、前記記憶手段から読み出した前記圧縮画像データを前記記録手段に供給して所定にディスクに読み出した前記圧縮画像データを記録する一方、前記記憶手段に記憶された圧縮画像データの圧縮率とダビング先のディスクに記録すべき圧縮画像データの圧縮率とが異なる場合には、前記記憶手段から読み出した圧縮画像データを前記伸張手段に供給して画像データに変換した後、前記圧縮手段のよって指定された圧縮率で圧縮された圧縮画像データを生成し、当該圧縮画像データを前記記録手段に供給して所定にディスクに記録することが好ましい。この場合には、圧縮率を変更してダビングを実行できるので、長時間の番組を1枚のディスクにまとめて記録することが可能となる。
【0017】
さらに、制御手段は、指定された番組を指定された圧縮率でエンコードした場合における圧縮画像データのデータ量を算出し、算出されたデータ量とダビング先の一又は複数のディスクの残容量とを比較して記録できない場合には、警告を発することが好ましい。これにより、利用者は、ダビング元の番組削除したり、あるいは、圧縮率を変更する必要があることを知ることができる。
【0018】
くわえて、上述したダビング装置は、ディスクからディスクへのダビングも可能である。この場合、利用者が、入力手段を操作して、ダビング元になる前記ディスクと一又は複数の番組とを指定するとともにダビング先になる一又は複数のディスクを指定すると、制御手段は、これらを示すダビング情報を生成し、ダビング情報に従って、ダビング元になる前記ディスクから指定された番組の圧縮画像データを再生して前記記憶手段に記憶させる。この後、制御手段は、交換手段を制御して、ダビング元のディスクをダビング先のディスクに交換して記憶手段から圧縮画像データを読み出し、読み出した圧縮画像データをダビング先のディスクに記録させる。すなわち、ディスクからディスクへのダビングにおいても、利用者がディスクの交換を手動で行うことなく自動的にダビングを完了させることが可能となる。
【0019】
【実施例】
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施例であるディスク記録再生装置について説明する。
【0020】
<1.ディスク記録再生装置の構成>
図1は、ディスク記録再生装置100の構成を示すブロック図である。同図に示すようにディスク記録再生装置100は、ディスク交換機構1、光ディスクドライブA、ハードディスクドライブB、信号処理部C、及び制御部Dを備える。ディスク交換機構1は、複数枚の光ディスクDSを収容する収容部と、収容部に収容された光ディスクDSを選択して光ディスクドライブAにローディングする移送機構とを備えている。収容部は、複数の光ディスクDSを縦方向に積載するマガジンラックあるいは平面状に収容するカルーセルによって構成される。
【0021】
装置100の正面パネルには、光ディスクDSを出し入れするための挿入口が設けられており、利用者が後述する操作部31又はリモコン32を操作すると、挿入口からスライド式のステージが出てくる。そして、利用者がステージに光ディスクDSを載せて、操作部31又はリモコン32を操作すると、光ディスクDSが装置100の内部に取り込まれる。この操作を繰り返すことにより、複数枚の光ディスクDSが取り込まれ、上述した収容部に光ディスクDSが収容されるようになっている。
【0022】
光ディスクドライブAは、ピックアップ2、変調部3、及び復調部4を備える。ピックアップ2は、記録時において記録データに応じて変調された光を光ディスクDSに照射して、光ディスクDSにデータを書き込む一方、再生時において光を光ディスクに照射してその反射光を受光して電気信号に変換して出力する。変調部4は、第3切換部14から供給される記録データを変調する一方、復調部5は、ピックアップ3の出力信号を復調して再生データを生成する。
【0023】
ハードディスクドライブBは、変調部5、復調部6及びヘッド7を備える。ヘッド7は、記録時において記録データに応じて変調された信号をハードディスクHDに磁気記録する一方、再生時においてハードディスクHDに記録された信号を再生する。変調部5は、第3切換部14から供給される記録データを変調する一方、復調部6は、ヘッド7の出力信号を復調して再生データを生成する。
【0024】
信号処理部Cは、入力画像信号Vin及び入力音声信号Ainに基づいて、記録データを生成するとともに、再生データに基づいて出力画像信号Vout及び出力音声信号Aoutを生成する。信号選択部9は外部から供給される画像信号及び音声信号の組とチュナー8から供給される画像信号及び音声信号の組とを選択し、入力画像信号Vin及び入力音声信号Ainとして出力する。チュナー8はCPU30からの指令に基づいて、放送チャネルを選択して画像信号及び音声信号を出力する。AD変換器(ADC)10及び11は、入力画像信号Vin及び入力音声信号Ainをアナログ信号からデジタル信号に変換して、入力画像データ及び入力音声データとして第1切換部12に供給する。
【0025】
第1切換部12は、CPU30からの指令に基づいて、通常録画モードにおいて、入力画像データ及び入力音声データを選択する一方、所定のダビングモードにおいて画像音声伸張部16から出力される出力画像データ及び出力音声データの組を選択する。画像音声圧縮部13は、第1切換部12の出力データに圧縮符号化(エンコード)を施して記録データを生成する。
【0026】
圧縮符号化法として、この例では、MPEG(Moving Picture Expert Group)規格に準拠した差分DCT符号化を用いる。この場合、記録データの構造は、時間方向への圧縮を構成し、Iフレーム(フレーム内符号化画像)、Pフレーム(フレーム間順方向予測符号化画像)、Bフレーム(フレーム間双方向予測符号化画像)を要素とする。すなわち、Iフレームにおいてはフレーム内で符号化したフレーム内データが生成され、Pフレーム及びBフレームにおいてはフレーム間で符号化されたフレーム間データが生成される。そして、あるIフレームから次のIフレームの直前までの画像は、GOP(Group Of Picture)と呼ばれる単位で管理される。
【0027】
また、画像音声圧縮部13は、CPU30からの指令に基づいて、4種類の圧縮率の中から1つを選択する。選択された圧縮率に従った記録を記録モードという。記録モードは圧縮率の高い順にEP、LP、SP、及びHPと呼ばれる。1枚の光ディスクDSに対して、HPでは1時間、SPでは2時間、LPでは4時間、及びEPでは6時間の録画が可能である。
【0028】
第2切換部14は、CPU30からの指令に基づいて画像音声圧縮部13から出力される記録データと第3切換部15から出力される再生データとを選択して変調部3及び5に供給する。また、第3切換部15は、CPU30からの指令に基づいて光ディスクドライブAの再生データとハードディスクドライブBの再生データを選択して出力する。
【0029】
画像音声伸張部16は、再生データを伸張復号化(デコード)して、再生画像データと再生音声データとを生成する。第4切換部17は、CPU30からの指令に基づいて、入力画像データ及び入力音声データの組と再生画像データ及び再生音楽データの組のうちいずれか一方を選択し、出力画像データ及び出力音声データとして出力する。GUI18は出力画像データと所定の画像データとを合成する。所定の画像データは、例えば、アイコンやテキストを表す画像である。これにより、各種のユーザーインターフェースを提供することが可能である。DA変換器(DAC)19は、GUI18の出力データをデジタル信号からアナログ信号へ変換して出力画像信号Voutを生成する。また、DA変換器(DAC)20は、第4切換部17の出力データから出力音声信号Aoutを生成する。
【0030】
次に、制御部Dは、CPU30、操作部31、リモコン32、受光部33、メモリ34、表示部35及びタイマー部36を備える。CPU30は、制御プログラムに従って、ディスク記録再生装置100の各構成部分を制御する制御中枢として機能する。操作部31は装置100の正面パネルに設けられており、これによって、利用者の操作指示が入力される。リモコン32は利用者の操作指示を入力する手段であって、操作に応じた赤外線を発光するようになっている。受光部33は、リモコン32からの赤外線を受光して、信号をCPU30に出力する。なお、操作部31及びリモコン32には、UP/DOWNキーや左右キーが設けられており、利用者がこれらのキーを操作することによって、各種の指示が入力できるようになっている。
【0031】
表示部35は、装置100の正面パネルに設けられており、そこには記録時間や再生時間等の各種情報が表示されるようになっている。メモリ34は、CPU30の作業領域として機能するとともに、各種の情報が記憶されるようになっている。タイマー部36は、クロック信号を計数して現在の日時を示す日時情報を生成する。このディスク記録再生装置100は、タイマー予約機能を備えている。利用者は操作部31又はリモコン32を操作することによって、録画チャネル、録画開始時間及び録画終了時間等を予め指定できる。そして、これらの情報はタイマー録画情報としてメモリ34に記憶されるようになっており、CPU30は、タイマー録画情報の示す録画開始時間と日時情報の示す現在時間とを常時比較して両者が一致すると、所定の光ディスクDS又はハードディスクHDに録画を開始するように装置100全体を制御する。
【0032】
通常録画モードにおいては、番組のタイトル名、番組の記録モードの種別、番組の属性、番組のデータ量、及び番組の記録時間を含む録画情報が生成され、ハードディスクHDに記憶される。また、光ディスクDSには、番組のタイトル名、番組の記録モードの種別、番組のデータ量、番組の記録時間、及び当該ディスクに記録すべき番組の属性を含むディスク管理情報が記録される。ここで、番組の属性とは、番組を分類するための情報であって、例えば、映画、ニュース、あるいはドラマといったジャンル、父や母等の利用者を識別する情報が該当する。
【0033】
以上の構成において、ディスク記録再生装置100は、ダビングの状態として第1〜第3ダビングモードを取る。第1及び第2ダビングモードは、ハードディスクHDから光ディスクDSへダビングを実行する一方、第3ダビングモードは、光ディスクDS間でダビングを実行する。そして、ダビングを実行する際には、CPU30は、上述した録画情報やディスク管理情報を参照して、GUI18を制御することにより、ダビング指定画面を表示する画像データを生成する。
このダビング指定画面は、ダビング元の種別(特定された光ディスク、ハードディスクの別)、ダビング元の番組、ダビング先の光ディスクを指定するユーザーインターフェースを提供する。
【0034】
<2.ディスク記録再生装置の動作>
次に、ディスク記録再生装置100の動作について、説明する。
【0035】
<2−1:第1ダビングモード>
図2は、第1ダビングモードにおけるCPU30の動作を示すフローチャートである。第1ダビングモードは、ハードディスクHDから複数枚の光ディスクDSへのダビングを実行する動作状態である。ハードディスクHDに記録されている番組を光ディスクDSにダビングする場合、利用者は複数枚の光ディスクDSを装置100に順次挿入して、本体内に収容させる。この際、CPU30は、各光ディスクDSからディスク管理情報を読み取って、読み取ったディスク管理情報をメモリ34に記憶する。
【0036】
利用者が操作部31又はリモコン32を操作して、第1ダビングモードを選択すると、CPU30は操作部31又はリモコン32の出力信号に基づいて、これを検知する(ステップS1)。この後、CPU30は、GUI18を制御して、第1ダビングモード用のダビング指定画面を表示させる(ステップS2)。この際、CPU30はハードディスクHDに記録されている録画情報を参照して、番組のタイトル名と記録モードとを取得する。そして、CPU30は、タイトル名及び記録モードと、メモリ34に記憶されているディスク管理情報とに基づいて、ダビング指定画面を表示させる。
【0037】
図3にダビング指定画面の一例を示す。この図に示すようにダビング指定画面は、ハードディスクHDに記録されている総ての番組を一覧として表示する画面である。なお、番組数が多いため1枚の画面で表示できない場合は、CPU30は、頁送りによって総ての番組を表示させる。
【0038】
次に、利用者はダビング指定画面を見ながら、操作部31又はリモコン32を操作して、1)ダビングしたい番組、2)ダビング先のディスク、3)記録モードを入力する(ステップS3)。より具体的には、利用者は、操作部31又はリモコン32のUP/DOWNキーを操作してダビングしたい番組を選択する。次に、利用者は左右キーを操作してダビング先のディスクの入力にカーソルを移動させ、UP/DOWNキーでダビング先のディスクを選択する。さらに、利用者は、左右キーを操作して記録モードにカーソルを移動させ、記録モードを指定する。
【0039】
記録モードによって、記録データレートが指定される。記録データレートとしては、DR(ダイレクト)、HP(1H)、SP(2H)、LP(4H)、及びEP(6H)がある。DRは、ダビング元のデータレートとダビング先のデータレートとを一致させる。例えば、ハードディスクHDにHPで記録されている番組は、光ディスクDSにHPで記録される。また、ダビング元のデータレートとダビング先のデータレートが異なる場合には、ハードディスクHDから再生した再生データを画像音声伸張部16で伸張した後、画像音声圧縮部13においてダビング先のデータレートで再び圧縮して記録データを生成する。例えば、図3に示す番組「利家とまつ2002/7/7」は、ダビング元がSPでありダビング先がLPであるから、一旦、伸張した後、伸張前の圧縮率より高い圧縮率で圧縮した記録データを光ディスクDSに記録される。このように、ダビング指定画面を用いて、ハードディスクHDに記録された番組から、一つ又は複数の番組を選択指定し、選択指定した番組毎にダビング先の光ディスクDSを指定することができる。
【0040】
そして、利用者がカーソルを決定キーに移動させてクリックすると、CPU30は、ダビングを指示されたすべての番組が、指示された光ディスクDSにデータ容量的に記録可能かを、光ディスクDSの空き容量と、指示された番組のデータ容量とに基づいて判定する(ステップS4)。ここで、光ディスクDSの空き容量はディスク管理情報によって特定され、番組のデータ容量は録画情報によって特定される。このときに、レート変換するものに関しては、CPU30は変換後のデータ容量を計算し、計算結果に基づいて判定する。
【0041】
光ディスクDSの空き容量が番組のデータ容量より小さい場合には、ステップS4の判定結果はNOとなり、CPU30は、処理をステップS5に進めて、警告を表示させ、処理をステップS3に戻す。利用者は、ダビング指定画面を参照してダビングする番組を少なくするか、データレートを低くする等を選択することによって、ダビングが可能となる。なお、ステップS5における警告表示において、CPU30は、ディスク管理情報及び番組情報に基づいて、空き容量が番組のデータ容量を上回る光ディスクDSを特定し、ダビング先の候補として画面に表示させてもよい。また、ダビング先の光ディスクDSに記録されている番組を削除候補として表示させてもよい。さらに、候補の表示を省略し、利用者の指定として取り扱ってもよい。
【0042】
ステップS4の判定結果がYESの場合、CPU30は処理をステップS6に進め、GUI18を制御してダビング指示画面を表示させる。ダビング指示画面には、実行ボタンと取り消しボタンとが表示される。利用者が取り消しボタンをクリックすると、CPU30は、処理をステップS3に戻し、利用者に対して再度ダビング内容の設定を促す。
【0043】
一方、利用者が実行ボタンをクリックすると、ダビングが開始される。まず、CPU30は、ダビング情報に基づいて、ディスク交換機構1を制御して、最初のダビング先に指定された光ディスクDSを選択して、光ディスクドライブAにローディングさせる(ステップS7)。
【0044】
次に、CPU30は、当該光ディスクDSにダビングを指示された番組を、順次、ハードディスクHDから読み出して指定されたモード(ダイレクトか又は指定されたモードへのデータレート変換)でダビングする。当該光ディスクDSにダビングを指示された全ての番組のダビングが終了すると(ステップS8)、CPU30は、ダビング情報に基づいて、ダビングすべき番組が残っているか否かを判定し(ステップS9)、残っていれば、光ディスクDSを交換して(ステップS10)、全ての番組のダビングが終了するまで処理を繰り返す。そして、全ての指定されたダビングが完了すると、ダビングを終了する(ステップS11)。
【0045】
なお、ダビングが完了すると、光ディスクDSの記録内容が変更されるので、ディスク管理情報を更新する必要がある。このため、CPU30は、全ての指定されたダビングが終了した後、あるいは、1枚毎のダビングが終了した時点でディスク管理情報を光ディスクDSに書き込んでいる。
【0046】
<2−2:第2ダビングモード>
次に、第2ダビングモードについて説明する。第2ダビングモードは、ハードディスクHDから複数枚の光ディスクDSへのダビングを実行する点で第1ダビングモードと共通するが、番組の属性(分類)を考慮してダビングを実行する点で第1ダビングモードと相違する。図4は、第2ダビングモードにおけるCPU30の動作を示すフローチャートである。このフロチャートに示すように、ステップS2の替わりにステップS102を実行する点を除いて、第2ダビングモードは図2に示す第1ダビングモードと同様である。
【0047】
ハードディスクHDに記録されている番組を光ディスクDSにダビングする場合、利用者は複数枚の光ディスクDSを装置100に順次挿入して、本体内に収容させる。この際、CPU30は、各光ディスクDSからディスク管理情報を読み取ってメモリ34に記憶するとともに、ハードディスクHDから録画情報を読み取ってメモリ34に記憶する。ディスク管理情報及び録画情報は、上述したよう番組の属性を含む。なお、番組の属性は、タイマー予約時や録画時に、利用者が操作部31又はリモコン32を操作して入力される。
【0048】
ステップS102において、CPU30は、光ディスクDSのディスク管理情報が指示する属性に合致する番組を録画情報に基づいて検索して表示する。つまり、ダビングすべき番組と、ダビング先の光ディスクDSは予め自動的に選定されることになる。図5にダビング指定画面の一例を示す。同図に示すように、ダビング指定画面には、ダビング先の光ディスクDSに登録された属性も表示される。また、複数枚の同一属性の光ディスクDSを装着可能で、同一属性の複数番組を、複数枚の光ディスクDSに、分けて記録することも可能である。この例では、光ディスク3と4は同じ“父”と言う属性になっている。“父”の属性を持つ番組は、まず光ディスク3にダビングを設定され、光ディスク3に入りきらないと判定された場合、光ディスク4にダビングを設定される。このようにダビング指定画面を用いて、ハードディスクHDに記録された番組を、属性で分類し、一つ又は複数の属性を選択指定し、属性毎にダビング先の光ディスクを指定することができる。
【0049】
以下、実際のダビングに関しては、第1ダビングモードと同様であるので説明を省略する。多数の番組を録画する場合には、録画した番組を整理することが後から所望の番組を再生するのに重要である。第2ダビングモードによれば、ダビング元の番組の属性に従って、収容された複数の光ディスクDSの中から属性が一致する光ディスクDSを自動的に選択してダビングすることも可能であるから、利用者の手間を大幅に簡略化して、用途別、目的別、あるいは利用者別の光ディスクDSを作成できる。
【0050】
<2−3:第3ダビングモード>
次に、第3ダビングモードについて説明する。第3ダビングモードでは、光ディスクDSから光ディスクDSへのダビングが実行される。図6は、第3ダビングモードにおけるCPU30の動作を示すフローチャートである。光ディスクDS間でダビングする場合、利用者は複数枚の光ディスクDSを装置100に順次挿入して、本体内に収容させる。この際、CPU30は、各光ディスクDSからディスク管理情報を読み取って、読み取ったディスク管理情報をメモリ34に記憶する。
【0051】
利用者が操作部31又はリモコン32を操作して、第3ダビングモードを選択すると、CPU30は操作部31又はリモコン32の出力信号に基づいて、これを検知する(ステップS201)。この後、CPU30は、GUI18を制御して、第3ダビングモード用のダビング指定画面を表示させる(ステップS202)。図7にダビング指定画面の一例を示す。この図に示すようにダビング指定画面は、各光ディスクDSに記録されている総ての番組をディスク番号と対応付けて一覧として表示する画面である。なお、番組数が多いため1枚の画面で表示できない場合は、CPU30は、頁送りによって総ての番組を表示させる。
【0052】
次に、利用者はダビング指定画面を見ながら、操作部31又はリモコン32を操作して、1)ダビングしたい番組、2)ダビング先のディスク、3)録画モードを入力する(ステップS203)。
【0053】
そして、利用者がカーソルを決定キーに移動させてクリックすると、CPU30は、ダビングを指示されたすべての番組が、指示された光ディスクDSにデータ容量的に記録可能かを、ダビング先の光ディスクDSの空き容量と、指示された番組のデータ容量とに基づいて判定する(ステップS204)。ここで、光ディスクDSの空き容量及び番組のデータ容量はディスク管理情報によって特定される。このときに、レート変換するものに関しては、CPU30は変換後のデータ容量を計算し、計算結果に基づいて判定する。
【0054】
光ディスクDSの空き容量が番組のデータ容量より小さい場合には、ステップS204の判定結果はNOとなり、CPU30は、処理をステップS205に進めて、警告を表示させ、処理をステップS203に戻す。利用者は、ダビング指定画面を参照してダビングする番組を少なくするか、データレートを低くする等を選択することによって、ダビングが可能となる。なお、ステップS205における警告表示において、CPU30は、ディスク管理情報に基づいて、空き容量が番組のデータ容量を上回る光ディスクDSを特定し、ダビング先の候補として画面に表示させてもよい。また、ダビング先の光ディスクDSに記録されている番組を削除候補として表示させてもよい。さらに、候補の表示を省略し、利用者の指定として取り扱ってもよい。
【0055】
ステップS204の判定結果がYESの場合、CPU30は処理をステップS206に進め、GUI18を制御してダビング指示画面を表示させる。ダビング指示画面には、実行ボタンと取り消しボタンとが表示される。利用者が取り消しボタンをクリックすると、CPU30は、処理をステップS3に戻し、利用者に対して再度ダビング内容の設定を促す。
【0056】
一方、利用者が実行ボタンをクリックすると、ダビングが開始される。まず、CPU30は、ダビング情報に基づいて、ディスク交換機構1を制御して、最初のダビング元に指定された光ディスクDSを選択して、光ディスクドライブAにローディングさせる(ステップS207)。次に、CPU30は、ダビングの対象となる番組を指定された記録モードでハードディスクHDにダビングさせる。
【0057】
次に、CPU30は、ディスク管理情報に基づいて、連続録画された番組か他の光ディスクDSに記録されているか否かをディスク管理情報に基づいて判定する(ステップS209)。連続録画された番組で、且つ続きの光ディスクDSが装置100本体に収容されていれば、CPU30はディスク交換機構1を制御して光ディスクDSを交換させ(ステップS210)、処理をステップS208に戻す。連続録画とは、一つの番組を複数の光ディスクDSに分割して録画することをいい。連続録画か否かはディスク管理情報の一部として光ディスクDSに記録されている。
【0058】
一方、連続録画された他の光ディスクDSの続きがなければ、CPU30は処理をステップS211に進めて、ディスク交換機構1を制御してダビング元の光ディスクDSをダビング先の光ディスクDSに交換させる。
【0059】
この後、CPU30は、ハードディスクHDにダビングした番組を、ダビング先の光ディスクDSにダビングする(ステップS212)。そして、CPU30は指定された番組が他に残っているか否かを判定する(ステップS213)。
【0060】
指定された番組が残っていれば、CPU30はダビング情報に基づいて次の指定番組についてダビング元の光ディスクDSを選択し(ステップS214)、処理をステップS208に戻す。そして、CPU30は、全てのダビング指定された番組のダビングが終了するまで、S208からS214を繰り返し、全てのダビング指定された番組のダビングが完了すると、ダビングを終了する(ステップS215)。なお、CPU30が、全ての指定されたダビングが終了した後、あるいは、1枚毎のダビングが終了した時点でディスク管理情報を光ディスクDSに書き込む点は第1ダビングモードと同様である。
【0061】
また、データレートの変換が指定されたダビングの場合、本実施例では、光ディスクDSからハードディスクHDに記録する際にデータレートの変換をしているが、ハードディスクHDにはそのままダビングし、ハードディスクHDから光ディスクDSへのダビング時にデータレートの変換を行うことも可能である。ハードディスクHDへダビングされた内容は、光ディスクDSへのダビングが終了すれば、自動的に消去される。また、ダビングが終了したら、ダビング元の光ディスクDSから元の番組を自動的に消去することも可能である。
【0062】
なお、上述した実施例では、ディスク管理情報を各光ディスクDSに記録し、光ディスクDSをディスク記録再生装置100に取り込んだときにディスク管理情報を読み出してメモリ34に記憶したが、各光ディスクDSに識別情報を記録し、ディスク管理情報の記録を省略してもよい。この場合には、ディスク記録再生装置100に不揮発性のメモリを設け、そこに識別情報とディスク管理情報とを対応付けて記憶すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るディスク記録再生装置100の構成を示すブロック図である。
【図2】第1ダビングモードにおけるCPU30の動作を示すフローチャートである。
【図3】第1ダビングモードにおけるダビング指定画面の一例を示す説明図である。
【図4】第2ダビングモードにおけるCPU30の動作を示すフローチャートである。
【図5】第2ダビングモードにおけるダビング指定画面の一例を示す説明図である。
【図6】第3ダビングモードにおけるCPU30の動作を示すフローチャートである。
【図7】第3ダビングモードにおけるダビング指定画面の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ディスク交換機構
A 光ディスクドライブ
B ハードディスクドライブ
13 画像音声圧縮部
16 画像音声伸張部
18 GUI
30 CPU
31 操作部
32 リモコン
DS 光ディスク
HD ハードディスク
Claims (12)
- 圧縮画像データをディスクに記録する記録手段と、
外部から供給される複数の前記ディスクを収容し、収容した複数の前記ディスクから一つを選択して前記記録手段に装着されるディスクと交換する交換手段と、
圧縮画像データを記憶可能な記憶手段と、
利用者の操作に応じた信号を出力する入力手段と、
前記入力手段から出力される信号に基づいて、前記記憶手段に記憶された複数の番組の中からダビング元となる一又は複数の番組を指定するとともに収容した複数の前記ディスクの中からダビング先となる一又は複数のディスクを指定するダビング情報を生成し、前記ダビング情報に従って指定された一又は複数の番組を指定された一又は複数のディスクに記録させるように前記記録手段と前記交換手段とを制御する制御手段と
を備えたダビング装置。 - 前記ディスクには、記録すべき前記圧縮画像データの番組の分類を示すディスク管理情報が記録されており、
前記ディスクから前記ディスク管理情報を読み出す読出手段を備え、
前記制御手段は、前記入力手段によって前記記憶手段から前記ディスクへのダビングが指定されると、収容された複数のディスクから前記ディスク管理情報を読み出して、分類が一致する番組が前記記憶手段に記憶されているかを検索し、一致する番組一覧を表示させるとともにダビングの対象となる番組を指定するように利用者に促す画像を示す画像データを生成する
ことを特徴とする請求項1に記載のダビング装置。 - 前記ダビング情報がダビング先のディスクとして複数のディスクを指定する場合において、前記制御手段は、前記交換手段を制御して、指定された複数のディスクの中から選択した一つに前記圧縮画像データを記録させ、当該ディスクの記録が終了すると、当該ディスクを指定された複数のディスクのうち他のディスクに交換して記録を続行させることを特徴とする請求項1又は2に記載のダビング装置。
- 前記ダビング情報が、ダビング先のディスクとして複数のディスクを指定し、かつ、複数の番組のダビングを指定する場合において、前記制御手段は、ある番組から次の番組へ移行する区切りで前記ディスクを交換するように前記交換手段を制御することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のダビング装置。
- 画像データをエンコードして圧縮画像データを生成する圧縮手段と、
圧縮画像データをデコードして画像データを生成する伸張手段とを備え、
前記制御手段は、前記入力手段から出力される信号に基づいて、圧縮率の指定を含む前記ダビング情報を生成し、前記記憶手段に記憶された圧縮画像データの圧縮率とダビング先のディスクに記録すべき圧縮画像データの圧縮率とが等しい場合には、前記記憶手段から読み出した前記圧縮画像データを前記記録手段に供給して所定にディスクに読み出した前記圧縮画像データを記録する一方、前記記憶手段に記憶された圧縮画像データの圧縮率とダビング先のディスクに記録すべき圧縮画像データの圧縮率とが異なる場合には、前記記憶手段から読み出した圧縮画像データを前記伸張手段に供給して画像データに変換した後、前記圧縮手段のよって指定された圧縮率で圧縮された圧縮画像データを生成し、当該圧縮画像データを前記記録手段に供給して所定にディスクに記録することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載のダビング装置。 - 前記制御手段は、指定された番組を指定された圧縮率でエンコードした場合における圧縮画像データのデータ量を算出し、算出されたデータ量とダビング先の一又は複数のディスクの残容量とを比較して記録できない場合には、警告を発することを特徴とする請求項5に記載のダビング装置。
- 圧縮画像データをディスクに記録再生する記録再生手段と、
外部から供給される複数の前記ディスクを収容し、収容した複数の前記ディスクから一つを選択して前記記録手段に装着されるディスクと交換する交換手段と、
圧縮画像データを記憶可能な記憶手段と、
利用者の操作に応じた信号を出力する入力手段と、
前記入力手段から出力される信号に基づいて、ダビング元になる前記ディスクと一又は複数の番組とを指定するとともにダビング先になる一又は複数のディスクを指定するダビング情報を生成し、前記ダビング情報に従って、ダビング元になる前記ディスクから指定された番組の圧縮画像データを再生して前記記憶手段に記憶させ、ダビング元のディスクをダビング先のディスクに交換して前記記憶手段から前記圧縮画像データを読み出し、読み出した前記圧縮画像データを前記ダビング先のディスクに記録させるように前記記録再生手段、前記交換手段及び前記記憶手段を制御ずる制御手段と
を備えたことを特徴とするダビング装置。 - 前記ダビング情報が、ダビング先のディスクとして複数のディスクを指定し、かつ、複数の番組のダビングを指定する場合において、前記制御手段は、指定された複数のディスクの中から選択した一つに前記圧縮画像データを記録させ、ある番組から次の番組へ移行する区切りで前記ディスクを交換するように前記交換手段を制御することを特徴とする請求項7に記載のダビング装置。
- 画像データをエンコードして圧縮画像データを生成する圧縮手段と、
圧縮画像データをデコードして画像データを生成する伸張手段とを備え、
前記制御手段は、前記入力手段から出力される信号に基づいて、圧縮率の指定を含むダビング情報を生成し、前記記憶手段に記憶されたダビング元の圧縮画像データの圧縮率とダビング先のディスクに記録すべき圧縮画像データの圧縮率とが等しい場合には、前記記憶手段に記憶されたダビング元の前記圧縮画像データを前記記録再生手段に供給する一方、ダビング元の圧縮画像データの圧縮率とダビング先の圧縮画像データの圧縮率とが異なる場合には、前記記憶手段から読み出したダビング元の圧縮画像データを前記伸張手段に供給して画像データに変換した後、前記圧縮手段によって指定された圧縮率で圧縮した圧縮画像データを生成し、当該圧縮画像データを前記記録再生手段に供給して所定にディスクに記録することを特徴とする請求項7又は8に記載のダビング装置。 - 前記制御手段は、指定された番組を指定された圧縮率でエンコードした場合における圧縮画像データのデータ量を算出し、算出されたデータ量とダビング先の一又は複数のディスクの残容量とを比較して記録できない場合には、警告を発することを特徴とする請求項9に記載のダビング装置。
- 利用者の操作に応じた信号を出力する入力手段と圧縮画像データを記憶可能な記憶手段とを備え、外部から供給される複数のディスクを収容し、収容した複数の前記ディスクから一つを選択して前記圧縮画像データを記録可能なダビング装置の制御方法であって、
前記入力手段から出力される信号に基づいて、前記記憶手段に記憶された複数の番組の中からダビング元となる一又は複数の番組を指定するとともに収容した複数の前記ディスクの中からダビング先となる一又は複数のディスクを指定するダビング情報を生成し、
前記ダビング情報に従ってダビング先となる一又は複数のディスクの中から選択し、
前記ダビング情報に従ってダビング元となる一又は複数の番組の圧縮画像データを前記記憶手段から読出し、
読み出した前記圧縮画像データを選択した前記ディスクに記録し、
当該ディスクへの記録が終了すると、当該ディスクをダビング先となる他のディスクに交換して読み出した前記圧縮画像データの記録を続行する
ことを特徴とするダビング装置の制御方法。 - 利用者の操作に応じた信号を出力する入力手段と圧縮画像データを記憶可能な記憶手段とを備え、外部から供給される複数のディスクを収容し、収容した複数の前記ディスクから一つを選択して前記圧縮画像データを記録再生可能なダビング装置の制御方法であって、
前記入力手段から出力される信号に基づいて、ダビング元になる前記ディスクと一又は複数の番組とを指定するとともにダビング先になる一又は複数のディスクを指定するダビング情報を生成し、
前記ダビング情報に従って、ダビング元になる前記ディスクから指定された番組の圧縮画像データを再生して前記記憶手段に記憶し、
ダビング元のディスクをダビング先のディスクに交換して前記記憶手段から前記圧縮画像データを読み出し、
読み出した前記圧縮画像データを前記ダビング先のディスクに記録させる
ことを特徴とするダビング装置の制御方法。
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JP2008010074A (ja) * | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Kenwood Corp | 情報記録再生装置および情報記録再生方法 |
KR100885318B1 (ko) * | 2004-09-29 | 2009-02-25 | 샤프 가부시키가이샤 | 기록 장치 및 방법 |
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US8270816B2 (en) | 2006-12-01 | 2012-09-18 | Hitachi, Ltd. | Information recording and/or playback apparatus |
-
2002
- 2002-10-07 JP JP2002294304A patent/JP2004127470A/ja active Pending
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