JP5161852B2 - ドライブ装置、コンテンツ記録再生装置、データ書き込み方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

ドライブ装置、コンテンツ記録再生装置、データ書き込み方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、着脱不可能な記録媒体を備えると共に、着脱可能な記録媒体を装填可能なドライブ装置、当該ドライブ装置におけるデータ書き込み方法、および当該ドライブ装置を備えたコンテンツ記録再生装置に関する。
いわゆるフルハイビジョンなどの高精細な表示が可能なテレビジョン受像機の普及と共に、フルハイビジョン番組などの大容量データを記録することができるBlu−rayディスク(BD)を搭載可能なレコーダ装置も一般に普及している。
BDを初めとする光ディスクを搭載することができるレコーダ装置は、光ディスクよりもさらに大容量のデータを記録することができるハードディスクを内蔵するタイプ(ハイブリッドレコーダ)と、そのようなハードディスクを備えていないタイプ(ストレートレコーダ)とに大別することができる。
ストレートレコーダは、録画したコンテンツ(番組)をそのレコーダ装置に装填されている光ディスクに対して記録するため、ビデオデッキなどの従来のレコーダ装置と同様の操作方法でレコーダ装置を操作することができる。しかし、光ディスクが装填されていない場合および装填されている光ディスクのデータ容量が不足している場合には、コンテンツを記録することができないため、コンテンツの記録失敗が多くなる。また、ハードディスクと比較してデータの読み出し速度および書き込み速度が劣る光ディスクを用いるため、ユーザーが操作レスポンスにストレスを感じやすい。
ハイブリッドレコーダ(例えば、特許文献1および2)では、光ディスクと比較してデータの読み出し速度および書き込み速度が速いハードディスクを使用した録画および再生が可能であり、ユーザーが操作レスポンスにストレスを感じることは少ない。すなわち、ハイブリッドレコーダでは、上述したストレートレコーダの有する問題点を解決している。
しかし、高齢者などのハイブリッドレコーダに不慣れなユーザーにとっては、コンテンツ(番組)がハードディスクに対して記録されるという概念が判り難いため、ハイブリッドレコーダの操作方法が理解できないことが多い。また、他装置においてコンテンツを再生する場合には、ハードディスクに記録されているコンテンツを光ディスクにコピーするという処理が生じる。この場合、ユーザーがコンテンツを記録する光ディスクを選択してレコーダ装置に装填する必要があるため、ユーザーの意図しない光ディスクに対してコンテンツを記録してしまうなどのミスが生じるという問題を有している。
特開2007−234137号公報(平成19年9月13日公開) 特開2005−50395号公報(平成17年2月24日公開)
このようなストレートレコーダやハイブリッドレコーダの問題を同時に解決するものとして、出願人は、図8に示すドライブ装置300aを提案した(特願2009−088111)。
ドライブ装置300aは、光ディスクが装填されていないときに、光ディスクに記録するべきデータを記録するための記憶部340を備えている。図9に示すように、記憶部340はユーザーにより指定された個数の領域(パーティション)に分割されており、記憶部340の各領域は予め登録された複数の光ディスクの各々に対応している。
ドライブ装置300aにおいては、インターフェース部310が予め登録された光ディスクにデータを記録する書き込みコマンドや光ディスクからデータを読み出す読み出しコマンドを外部から受け付けたときに、その光ディスクがディスクドライブ部330に装填されていない場合、ドライブ制御部320aが、データをその光ディスクに対応する記憶部340のパーティションに記録したり、そのパーティションからデータを読み出したりする。そして、その光ディスクがディスクドライブ部330に装填されると、ドライブ装置300aが備えているドライブ制御部320aは、対応するパーティションに記録されたデータを光ディスクにコピーして、光ディスクと記憶部340との同期をとるようになっている。
以上のように、ドライブ装置300aは、光ディスクがディスクドライブ部330に装填されていない場合であっても、あたかも光ディスクが装填されているかのごとくデータを処理することができる。しかしながら、前述したように、記憶部340は複数のパーティションに分割され、同じ光ディスクに対して記録するよう指示されたデータは同じパーティションにしか記録されない。そのため、図10に示すように、データがあまり記録されない光ディスク(ディスク1)に対応するパーティション(領域1)には空き領域が残ってしまう。そして、データが頻繁に記録される光ディスク(ディスク3)に対応するパーティション(領域3)は、早く空き領域がなくなってしまい、記憶部340の他のパーティションに空き領域があってもデータを記憶部340に記録することができなくなってしまう。
本発明は上記の問題についてなされたものであり、その主な目的は、光ディスクに記録すべきデータの量の大小に関わらず、無駄になっていた空き領域を効率的に利用して、常に各光ディスクが装填されているかのごとくデータを記録することが可能なドライブ装置を実現することにある。
本発明に係るドライブ装置では、上記課題を解決するために、着脱可能な記録媒体である着脱可能媒体にデータを記録するドライブ装置であって、上記データを一時的に記録する着脱不可能な記録媒体である着脱不能媒体を備えたドライブ装置において、
複数の着脱可能媒体のいずれかを指定する媒体指定情報、及び、当該媒体指定情報により指定された着脱可能媒体上の領域を指定する第1の領域指定情報を含む書き込み命令を取得したとき、上記着脱不能媒体上の領域に上記データを書き込む書込手段と、上記書込手段により上記データが書き込まれた上記着脱不能媒体上の領域を、上記着脱不能媒体を構成するブロックの各々に割り当てられた、そのブロックを他のブロックと識別するブロック識別子を用いて指定する第2の領域指定情報を、上記媒体指定情報および上記第1の領域指定情報に関連付けて上記着脱不能媒体に記録する記録手段と、を備えていることを特徴としている。ここで、ブロックとは、書き込み命令によりその領域の一部にデータが記録されると、その領域の残りの部分は空き領域となっているにも関わらず、その領域全体が使用状態となる(その領域全体にデータが記録されたとみなされる)領域のことをいう。
すなわち、本発明に係るドライブ装置は、複数の着脱可能な記録媒体のいずれかを指定する媒体指定情報、及び、媒体指定情報により指定された指定媒体上の領域を指定する第1の領域指定情報を含む書き込み命令と共に、第1の領域指定情報により指定された指定領域上に書き込むべきデータを取得したとき、上記着脱不能媒体上の領域に上記データを書き込むと共に、データが書き込まれた領域を構成するブロックを識別するブロック識別子を、媒体指定情報および第1の領域指定情報に関連付けて着脱不可能な記録媒体に記録する。
このように、本発明に係るドライブ装置では、着脱不可能な記録媒体に書き込んだデータを指定媒体上の領域のいずれに書き込むべきであるのかを示す情報を参照することにより、指定媒体に対するアクセスを着脱不可能な記録媒体に対するアクセスに読み換えることができる。これによって、本発明に係るドライブ装置では、媒体指定情報により指定された指定媒体が装填されていない場合であっても、あたかも指定媒体が装填されているかのごとくデータを処理することができる。さらに、本発明に係るドライブ装置は、ブロック識別子が識別するブロックのサイズを小さくすることにより、データを書き込んだ結果ブロックに空き領域が発生したとしても、空き領域のサイズを抑えることができる。
従って、本発明に係るドライブ装置は、光ディスクに記録すべきデータの量の大小に関わらず、無駄になっていたメモリの空き領域を有効に利用して、常に各光ディスクが装填されているかのごとくデータを記録することが可能であるという効果を奏する。
本発明に係るドライブ装置では、上記記録手段が、上記データが書き込まれた領域を構成するブロックについて、該ブロックが使用状態であることを示す使用情報を上記着脱不能媒体に記録し、上記書込手段が、上記使用情報が上記着脱不能媒体に記録されていないブロックに上記データを書き込むことが好ましい。
上記の構成によれば、書込手段によりデータが書き込まれていないブロックについては、使用状態であることを示す使用情報が上記着脱不可能な記録媒体に記録されていない。従って、使用情報を参照することにより、データを書き込み可能な領域をすばやく見つけることができ、ひいては、データの書き込みを高速化することができるというさらなる効果を奏する。
本発明に係るドライブ装置では、上記複数の着脱可能媒体のいずれかが装填されたとき、装填された着脱可能媒体を指定する上記媒体指定情報に関連付けられた第2の領域指定情報により指定された上記着脱不能媒体上の領域に書き込まれたデータを、当該第2の領域指定情報に関連付けられた第1の領域指定情報により指定された、装填された上記着脱可能媒体上の領域に書き込む同期手段をさらに備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、複数の着脱可能な記録媒体のいずれかが装填されたとき、装填された着脱可能な記録媒体を指定する媒体指定情報に関連付けられた第2の領域指定情報により指定された着脱不可能な記録媒体上の領域に書き込まれたデータを、当該第2の領域指定情報に関連付けられた第1の領域指定情報により指定された領域に書き込む。
このように、本発明に係るドライブ装置では、媒体指定情報により指定された指定媒体が装填されたときに着脱不可能な記録媒体に書き込んだデータを指定媒体上の領域のいずれに書き込むべきであるのかを示す情報に基づいて、着脱不可能な記録媒体に記録されたデータを指定媒体に対して書き出すことができる。
これによって、データを書き込む際にデータの記録を所望する着脱可能な記録媒体を装填していない場合であっても、データの書き込みを所望する着脱可能な記録媒体に対してデータを記録することができる効果を奏する。
本発明に係るドライブ装置では、上記着脱不能媒体からデータを読み出す読出手段をさらに備えており、上記読出手段が、上記複数の着脱可能媒体のうちのいずれかを指定する媒体指定情報、及び、当該媒体指定情報により指定された指定媒体上の領域を指定する第1の領域指定情報を含む読み出し命令を取得したとき、上記読み出し命令に含まれる上記媒体指定情報および上記第1の領域指定情報に関連付けられた第2の領域指定情報により指定される上記着脱不能媒体上の領域からデータを読み出すことが好ましい。
上記の構成によれば、媒体指定情報により指定された指定媒体が装填されていない場合であっても、あたかも指定媒体が装填されているかのごとく着脱不可能な記録媒体に記録されているデータを読み出すことができる効果を奏する。
上記書込手段が上記データを書き込む領域は、上記着脱不能媒体上の連続する上記ブロックにより構成される領域であることが好ましい。
上記の構成によれば、フラグメントの発生を抑え、ドライブ装置が上記書き込まれたデータを読み出す速度を高速にすることができるというさらなる効果を奏する。
上記ドライブ装置を備えたコンテンツ記録再生装置であって、上記書き込み命令を上記ドライブ装置に供給することにより、コンテンツを上記着脱可能な記録媒体に記録するコンテンツ記録再生装置も本発明の範疇に含まれる。
本発明に係るデータ書き込み方法は、上記課題を解決するために、着脱可能な記録媒体である着脱可能媒体にデータを記録するドライブ装置であって、上記データを一時的に記録する着脱不可能な記録媒体である着脱不能媒体を備えたドライブ装置におけるデータ書き込み方法において、複数の着脱可能媒体のいずれかを指定する媒体指定情報、及び、当該媒体指定情報により指定された着脱可能媒体上の領域を指定する第1の領域指定情報を含む書き込み命令を取得したとき、上記ドライブ装置が、上記着脱不能媒体上の領域に上記データを書き込む書込ステップと、上記書込ステップにおいて上記データが書き込まれた上記着脱不能媒体上の領域を、上記ドライブ装置が、上記着脱不能媒体を構成するブロックの各々に割り当てられた、そのブロックを他のブロックと識別するブロック識別子を用いて指定する第2の領域指定情報を、上記媒体指定情報および上記第1の領域指定情報に関連付けて上記着脱不能媒体に記録する記録ステップと、を含んでいることを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係るドライブ装置と同様の作用効果を奏する。
また、本発明に係るドライブ装置を動作させるためのプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させることを特徴とするプログラムおよびそれらのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に含まれる。
以上説明したように、本発明に係るドライブ装置は、光ディスクに記録すべきデータの量の大小に関わらず、無駄になっていた空き領域を効率的に利用して、常に各光ディスクが装填されているかのごとくデータを記録することができるという効果を奏する。
実施形態に係るレコーダ装置の要部構成を示すブロック図である。 ドライブ部に備えられた記憶部の初期化処理を示す図であり、初期化処理後の記憶部を模式的に示している。 ディスクが装填されていない状態で書き込みコマンドを受け付けたときに記憶部にいかなる情報が記録されるかを示す図である。 ディスクが装填されていない状態で書き込みコマンドを受け付けたときに記憶部にいかなる情報が記録されるかを示す別の図である。 (a)は記憶部が図4に示す状態の場合に仮想ディスクからマイディスク(実ディスク)に同期処理を行った後の記憶部の状態を示すものであり、(b)は上記同期処理を行った後のマイディスクの記録状態を示すものである。 書き込みコマンドを受け付けたときにドライブ部が行う動作を示すフローチャートである。 変形例において、ディスクが装填されていない状態で書き込みコマンドを受け付けたときに記憶部にいかなる情報が記録されるかを示す別の図である。 特願2009−088111のドライブ装置の一構成例を示すブロック図である。 特願2009−088111のドライブ装置において、ディスク単位でメモリが仮想的に一定記憶容量の領域に分割されることを示す図である。 特願2009−088111のドライブ装置における、メモリ上の領域毎のデータの記録状態を示す図である。
本発明の一実施形態に係るドライブ装置を備えたレコーダ装置の構成および当該レコーダ装置の動作について、図1〜図6を参照して説明する。なお、本実施形態に係るレコーダ装置は、コンテンツを光ディスクに記録する記録機能だけでなく、記録媒体に記録されているコンテンツおよび外部から取得したコンテンツを再生する再生機能を有するレコーダ装置である。また、本実施形態に係るレコーダ装置に備えられているドライブ装置は、光ディスクにデータを書き込むか、あるいは光ディスクからデータを読み出す装置として実現されているので、以下ではこれを光ディスクドライブ装置と称する。光ディスクとしては、BD(Blu-ray Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)などが想定される。ただし、本発明はこれに限定されず、着脱可能な記録媒体にデータを書き込むドライブ装置一般に適用することができる。
<レコーダ装置100の構成>
本実施形態に係るレコーダ装置の構成について、図1を参照しつつ以下に説明する。図1は、レコーダ装置100の要部構成を示すブロック図である。
図1に示すように、レコーダ装置100は、レコーダ装置100に入力されるコンテンツの再生または記録(録画)全般を実行するバックエンド部200、ならびに、装填されている光ディスクからのデータの読み出し、および装填されている光ディスクに対するデータの書き込み全般を実行するドライブ部300を備えている。
ドライブ部300は、従来の光ディスクドライブ装置が備えている機能に加え、以下の新規の機能を有している。すなわち、(1)ユーザーにより指定された複数の光ディスクをマイディスクとして登録する登録機能、(2)マイディスクとして登録された光ディスクに対する書き込み命令がバックエンド部200から与えられたとき、その光ディスクにデータを書き込むと共に、ドライブ部300内に設けられたメモリ上の1以上のブロックにデータを書き込む書き込み機能、(3)マイディスクに対する読み出し命令がバックエンド部200から与えられたときに、その光ディスクからデータを読み出す代わりに、上記ブロックからデータを読み出す読み出し機能、および、(4)マイディスクとして登録された光ディスクに書き込む代わりに上記ブロックに書き込まれたデータをその光ディスクに書き込み、上記メモリと上記光ディスクとに記録されているデータを同期させる同期機能を有している。ここで、ブロックとは、各領域が同一の記憶容量をもつようにメモリの所定の記憶領域が分割された、ひとつひとつの領域のことを指す。
そして、バックエンド部200は、これらの機能を利用して、コンテンツの録画、再生、および編集を行う。以下、このようなバックエンド部200およびドライブ部300の構成例について、以下に順に説明する。
バックエンド部200は、図1に示すように、チューナー部210、エンコーダ部220、ストリーム処理部230、バックエンド制御部240、デコーダ部260、画像処理部270、バッファ部250、記憶部280、リモコン受光部285、およびインターフェース部290を備えている。また、図1に示すように、ストリーム処理部230、バックエンド制御部240、デコーダ部260、画像処理部270、バッファ部250、記憶部280およびインターフェース部290は、バスラインを介して互いに接続されている。
ドライブ部300は、図1に示すように、インターフェース部310、ドライブ制御部320、ディスクドライブ部330および記憶部340を備えている。また、図1に示すように、インターフェース部310、ドライブ制御部320、ディスクドライブ部330および記憶部340は、バスラインを介して互いに接続されている。また、ドライブ制御部320の内部には、記憶領域制御部325が含まれている。
本明細書等では、自身の有するメディアIDが後述するリスト情報として記憶部340に記録されている光ディスクを「マイディスク」と称する。
バックエンド部200およびドライブ部300の備える各部材について、以下に説明する。
(チューナー部210、エンコーダ部220)
チューナー部210は、アンテナ部において受信したデジタル放送波(例えば、BSデジタル放送、CSデジタル放送、地上波デジタル放送)から、映像データ、音声データなどが多重化されているストリーム(Transport Stream:TS)を抽出する。
エンコーダ部220は、アンテナ部において受信したアナログ放送、または、外部から入力された映像/音声信号をMPEG2−TS形式またはMPEG2−PS形式にエンコードする。
(ストリーム処理部230、バッファ部250)
ストリーム処理部230は、抽出されたストリームまたはエンコードされたストリームに多重化されている映像データ、音声データなどの個々のデータを分離、抽出すると共に、同じパケット識別子(PID)が付与されているパケット(TS)のペイロード部を繋ぎ合わせることにより、コンテンツデータ(PESパケット)を復元する。また、不図示の通信部によりネットワークを介して入力されるコンテンツデータもストリーム処理部230において処理される。
なお、ストリーム処理部230において処理されたコンテンツデータは、一時的にバッファ部250に格納される。バッファ部250は、表示装置またはドライブ部300に対して出力するコンテンツデータ(映像データ、音声データなど)を一時的に記憶するメモリである。バッファ部250は、揮発メモリを用いることが一般的であるが、不揮発性メモリを用いてもよい。
(バックエンド制御部240)
バックエンド制御部240は、レコーダ装置100におけるコンテンツデータの記録および再生全般を制御する。
ストリーム処理部230において復元したコンテンツデータを、ドライブ部300に装填されている光ディスクに対して記録する場合、バックエンド制御部240は、光ディスクに書き込むための書き込み命令を、インターフェース部290を介してドライブ制御部320に出力すると共に、書き込み対象とするコンテンツデータをバッファ部250から読み出してインターフェース部290を介してドライブ部300に対して出力する。
ドライブ部300に装填されている光ディスクに記録されているコンテンツデータを再生する場合、バックエンド制御部240は、ドライブ部300に対して、コンテンツデータを光ディスクから読み出すための読み出し命令を、インターフェース部290を介してドライブ制御部320に出力する。このとき、光ディスクから読み出されたコンテンツデータは、バッファ部250に一時的に格納される。
また、バックエンド制御部240は、バッファ部250に格納されているコンテンツデータを表示装置に対して出力する場合には、バッファ部250から読み出したコンテンツデータをデコードするようデコーダ部260を制御する。
(デコーダ部260)
デコーダ部260は、バックエンド制御部240からの指示を受けて、バッファ部250に格納されているコンテンツデータのうち、バックエンド部200内において生成されるクロック(System Time Clock:STC)の値に一致するタイムスタンプ(PTS)が付与されているコンテンツデータを読み出す。そして読み出したコンテンツデータをデコードし、画像処理部270に出力する。
(画像処理部270)
画像処理部270は、フレームレート変換などのような動画像データの表示性能を向上させるため、画素の補間や色調整などの高品質化処理を実行し、高品質化処理を施した動画像データを表示装置(図示しない)に対して出力する。すなわち、画像処理部270では、デコーダ部260においてデコード(復号)されたフレーム画像から表示装置において実際に表示する際に用いるフレーム画像を生成する。
なお、表示装置に表示する画像に付加情報(例えば、字幕、タイトルリスト、メニュー情報、アイコン等)を付加する場合には、画像処理部270において、高品質化処理を施した動画像データに対して必要な付加情報を重畳する。
(記憶部280)
記憶部280には、バックエンド制御部240を動作させるためのプログラム、および、コンテンツの録画や再生を行うディスクを特定するためにバックエンド制御部240が参照するメディアIDなど、各種データが格納されている。なお、記憶部280は、電源をオフにしても記録内容の消去されない不揮発性メモリであることが好ましい。
(リモコン受光部285)
リモコン受光部285は、リモコン10から録画や再生等を指示する操作信号を受信し、バックエンド制御部240に供給する。
(インターフェース部290、310)
インターフェース部290は、入力されたデータを、インターフェース部310を介してドライブ部300に対して出力する。インターフェース部290としては、SATA(Serial AT attachment)などを挙げることができる。なお、ATA(AT attachment)は、転送方式がシリアルのATAであるSATAに限定されるものではなく、転送方式がパラレルのATAであるPATAを用いてもよい。
インターフェース部310は、入力されたデータを、インターフェース部290を介してバックエンド部200に対して出力する。インターフェース部310も、インターフェース部290と同様に、SATA(Serial AT attachment)などとすることができるが、インターフェース部290とインターフェース部310とは同一規格のインターフェースであることが好ましい。
なお、本実施形態では、インターフェース部290、310がSATAである場合を例に挙げて説明する。
(ドライブ制御部320)
ドライブ制御部320は、ディスクドライブ部330に装填されている光ディスクからのデータの読み出し、および光ディスクへのデータの書き込みを制御すると共に、記憶部340の後述するビットマップ領域を参照して空きブロック(データが全く記録されていないブロック)の番号を記憶領域制御部325に通知する。
(記憶領域制御部325)
記憶領域制御部325は、記憶部340からのデータの読み出し、および記憶部340へのデータの書き込みを制御する。
記憶領域制御部325では、インターフェース部310を介して入力されるバックエンド制御部240からの命令(光ディスクからのデータ読み出し命令、または光ディスクへのデータ書き込み命令)を、リスト情報やドライブ制御部320から通知された空きブロックの番号の情報に基づき、記憶部340からのデータ読み出し命令、または記憶部340へのデータ書き込み命令に読み換える。しかし、バックエンド制御部240からの命令が、記憶部340に記憶されていないデータに対する読み出し命令である場合には、記憶領域制御部325は、バックエンド制御部240からの命令を読み換えることなく、ドライブ制御部320に装填されている光ディスクからデータを読み出させる。
インターフェース部290、310がATAインターフェースである場合、バックエンド制御部240からの書き込み命令および読み出し命令は、ATAコマンドとなる。
また、本実施形態では、どのマイディスクに対してデータを書き込むのかを表す情報(ディスク指定情報)をコマンドに含めてドライブ制御部320に出力する。もちろん、ディスク指定情報を含めたコマンドを用いる以外にも、ディスク指定情報を示すコマンドを予め出力してマイディスクを指定した後に、書き込み命令および書き込み対象データを表すコマンドをドライブ制御部320に出力するようにしてもよい。いずれの場合であっても、書き込み命令は、ディスク指定情報とデータを書き込むべき領域を指定するアドレス(第1の領域指定情報)とを含むことになる。なお、書き込みの対象となるデータは、書き込み命令と共にバックエンド部200からドライブ部300に出力される。
なお、これは書き込み命令に限るものではなく、読み出し命令についても同様である。
(ディスクドライブ部330)
ディスクドライブ部330は、ドライブ制御部320からの指示に基づいて動作し、装填されている光ディスクからのデータの読み出し、または光ディスクに対するデータの書き込みを実行する。
ディスクドライブ部330は、装填されている光ディスクからデータを読み出したり、光ディスクに対してデータを書き込んだりするための光ピックアップ部などを備えている。
(記憶部340)
記憶部340は、レコーダ装置100において光ディスクに対して記録するコンテンツデータなどのデータを記憶するデータメモリである。以下、記憶部340におけるコンテンツデータが記録される領域を仮想ディスクと称することにする。なお、記憶部340におけるコンテンツデータの記録については、下記に詳述するため、ここではその説明を省略する。
なお、記憶部340は、光ディスクよりもデータアクセス速度が速いものであれば特に限定されるものではないが、電源をオフにしても記録内容の消去されない不揮発性メモリであることが好ましい。より具体的にはフラッシュメモリを用いることが好ましい。
<レコーダ装置100の処理動作>
次に、レコーダ装置100の再生・録画動作について説明するが、これらのレコーダ装置100における各動作の説明に先立って、レコーダ装置100における事前設定について、図2を参照して説明する。レコーダ装置100における事前設定は、記憶部340の初期化処理と、記憶部340に対する光ディスクの登録処理の2つに大別することができる。
(記憶部340の初期化処理)
記憶部340の初期化処理について、図2を参照しつつ説明する。図2は、記憶部340の初期化処理を示す図であり、初期化処理後の記憶部340を模式的に示す図である。
記憶部340の初期化処理とは、記憶部340における記憶領域を、所定のデータサイズのブロックに仮想的に分割する処理である。ブロックのデータサイズに特に制限はないが、例えば、2キロバイトや8キロバイトなど、光ディスクの容量よりもずっと小さいサイズであることが望ましく、本実施形態では1ブロックが8キロバイトであるものとして説明する。なお、記憶部340の初期化処理は、記憶部340において記憶領域が仮想的に分割されていない場合にのみ実行される処理であるため、既に記憶部340における初期化処理が行われている場合には初期化処理は実行されない。
初期化処理は、リモコン10を介したユーザーからの初期化処理の実行指示を受けることにより実行される。すなわち、バックエンド制御部240がユーザーからの初期化処理実行指示を受けると、バックエンド制御部240はドライブ制御部320に対して、記憶部340の記憶領域を所定のデータサイズのブロックに仮想的に分割するように指示する。バックエンド制御部240からの指示を受けたドライブ制御部320の記憶領域制御部325は、記憶部340の記憶領域を指定されたデータサイズのブロックに仮想的に分割する。
また、記憶領域制御部325は、記憶部340の記憶領域を分割するとともに、リスト情報管理領域、ビットマップ領域を記憶部340に確保する。リスト情報管理領域は、後述する、各光ディスクのリスト情報を記録する領域であり、記憶領域制御部325は、初期化処理において、リスト情報管理領域を所定の数(図2の場合M個)に分割する。ビットマップ領域は、記憶領域の各ブロックが使用中であるか否かを示すフラグを記録する領域である。記憶領域制御部325は、初期化処理において、各フラグに対応するブロックが使用されていないことを示す値(図2において「○」)を記録するようになっている。
(光ディスクの登録処理)
次に、記憶部340に対する光ディスクの登録処理について、図2を参照しながら説明する。
光ディスクの登録処理とは、記憶部340のリスト情報管理領域の分割されたいずれかの領域(図2の場合、M個の領域のうちいずれかの領域)に、リスト情報の一部として光ディスクのメディアIDを記録する処理である。
すなわち、光ディスクがドライブ部300に装填されると、ドライブ制御部320は、ディスクドライブ部330に対して、装填された光ディスクから当該光ディスクのメディアIDを読み出すように指示する。ディスクドライブ部330が光ディスクからメディアIDを読み出すと、記憶領域制御部325は、記憶部340において読み出したメディアIDがリスト情報管理領域に既に記録されているメディアIDであるか否かを判定する。
読み出したメディアIDがリスト情報管理領域の分割されたいずれの領域にも記録されていない場合、記憶領域制御部325は、メディアIDがまだ記録されていないいずれかの領域に読み出したメディアIDを記録することにより、光ディスクの登録を行う。
なお、上述した光ディスクの登録処理は、読み出したメディアIDが自動的に記録される場合を説明しているが、実際にはレコーダ装置100が、当該メディアIDをエントリに記録するか否かをユーザーに問い合わせることが好ましい。この場合、ドライブ制御部320は、レコーダ装置100にメディアIDをエントリに記録するとするユーザーからの指示を受けてメディアIDを記録する。
(マイディスクが装填されていない場合のデータの書き込み処理)
記憶部280に記録されているメディアIDのマイディスクがドライブ部300に装填されていない場合のデータの書き込み処理について、図3および図4を参照しつつ以下に説明する。図3および図4は、レコーダ装置100においてマイディスクが装填されていない状態で録画が行われた場合に、コンテンツデータやリスト情報等の各種情報がどのように記録されるかを示す図である。
レコーダ装置100において、コンテンツの録画が開始された時点でドライブ部300に書き込み対象のディスクが装填されていない場合であっても、バックエンド制御部240はコンテンツをディスクに対して記録するようにドライブ制御部320に対して指示する。バックエンド制御部240からの指示を受けたドライブ制御部320は、ビットマップ領域を参照して空きブロックを確かめるとともに、記憶領域制御部325を介して、バックエンド制御部240からのディスクへの書き込み命令を記憶部340への書き込み命令に変換し、コンテンツをメモリに記録する。この書き込み命令の変換処理について、以下に詳細に説明する。
バックエンド制御部240がコンテンツをディスクに対して記録するようにドライブ制御部320に対して行う指示は、WRITE(12)コマンドやWRITE・DMAコマンドなどのATAPI規格の書き込みコマンドを用いて行われる。今、図3に示すように、ドライブ制御部320が、メディアIDが「aaa」のディスクに対して、記録セクタ領域「セクタ1〜4」にデータを記録する指示であるWRITE(12)コマンドを受け取ったとする。
記憶領域制御部325は、1ブロック=8キロバイトであることに基づき、「セクタ1〜4」(1セクタ=2キロバイト)に記録すべきデータを記録可能なブロック数「1」を算出する。次に、記憶領域制御部325は、ドライブ制御部320から受け取った空きブロック情報に基づき、ブロック番号「1」のブロックを、データを記録すべきブロックに決定してデータをそのブロックに記録する。ここで、空いているブロックが複数存在する場合には、データを記録すべきブロックとしてどのブロックを選んでも構わないが、本実施形態では最も小さいブロック番号のブロックを選択するものとして、ブロック番号「1」のブロックを選択している。
その後、記憶領域制御部325は、ビットマップ領域のブロック番号「1」のフラグを、ブロックが使用中になったことを示す「×」に変更する。さらに、記憶領域制御部325は、仮想ディスクの記録セクタ領域「セクタ1〜4」と、ブロック番号「1」と、まだメモリとディスクとの間で同期していないことを示す同期フラグ「0」と、実ディスク上でのセクタ領域「セクタInvalid(実際の値としては0xffffffffなどが使用される)」とを、すでにリスト情報管理領域に記録されているメディアID「aaa」に関連付けて、リスト情報として記録する。
同様に、図4に示すように、ドライブ制御部320が、メディアIDが「aaa」のディスクに対して、記録セクタ領域「セクタ5〜12」にデータを記録する指示であるWRITE(12)コマンドを受け取ったとする。
記憶領域制御部325は、「セクタ5〜12」に記録すべきデータを記録可能なブロック数「2」を算出する。次に、記憶領域制御部325は、ドライブ制御部320から受け取った空きブロック情報に基づき、ブロック番号「2」「3」のブロックにデータを記録する。その後、記憶領域制御部325は、ビットマップ領域のブロック番号「2」「3」の各フラグを、ブロックが使用中になったことを示す「×」に変更する。さらに、記憶領域制御部325は、仮想ディスクの記録セクタ領域「セクタ5〜12」と、ブロック番号「2〜3」と、同期フラグ「0」と、実ディスク上でのセクタ領域「セクタInvalid(実際の値としては0xffffffffなどが使用される)」とを、メディアID「aaa」に関連付けて、リスト情報として記録する。
以上のように、ATAPI規格の書き込みコマンドを繰り返し処理することにより、マイディスクが装填されていない場合であっても、コンテンツデータが記憶部340のブロックに記録されるようになっている。
なお、マイディスクが装填されている場合のデータの書き込み動作は、従来のドライブ装置と同様に直接マイディスクに対して行うが、マイディスクに直接記録するだけでなく、マイディスクが装填されていない場合と同様の方法で記憶部340にデータを記録してもよい。この場合、記録するデータは、記憶部340とマイディスクとの両方に記録され最初から同期状態になるので、リスト情報として記録する同期フラグの値はすべて「1」となり、実ディスク上での記録セクタ領域「セクタX(実際に書き込まれたディスクのセクタ)」が記録される。
最後に、登録済みのマイディスクに対する書き込み処理の流れについて、図6を参照して説明する。図6は、ドライブ部300が書き込みコマンドを受け取ったときに行う動作を示すフローチャートである。
ドライブ部300のインターフェース部310が書き込みコマンドを受信すると、ドライブ制御部320は、ともに受信したメディアIDに基づいて書き込み対象のマイディスクが装填されているか否かを判定する(S1)。書き込み対象のマイディスクが装填されていると判定された場合(S1においてYES)、ドライブ制御部320はマイディスクに記録を開始し(S2)、書き込み後処理を終了する。
一方、書き込み対象のマイディスクが装填されていないと判定された場合(S1においてNO)、記憶領域制御部325は、リスト情報を検索し、受信した書き込みコマンドの記録対象セクタに対応するブロックがリスト情報の「仮想ディスクの記録セクタ領域」に含まれているか否かを判定する(S3)。
ブロックが含まれていると判定された場合(S3においてYES)、記憶領域制御部325は、該当ブロックにデータを上書き記録して(S4)、処理を終了する。
一方、ブロックが含まれていないと判定された場合(S3においてNO)、ドライブ制御部320はビットマップ領域を参照して空きブロックが存在するか否かを判定する(S5)。空きブロックが存在しないと判定された場合、ドライブ制御部320は記録が失敗したことをバックエンド部200に通知して(S8)、処理を終了する。
空きブロックが存在すると判定された場合、記憶領域制御部325は、使用可能なブロックの中からデータを記録するのに必要な数のブロックを選択して、選択したブロックに対応するブロック番号のフラグを「×」にする。また、記憶領域制御部325は、選択したブロックのブロック番号と、仮想ディスクの記録対象セクタと、値が「0」の同期フラグと、書き込み対象の実ディスクの記録対象セクタと、を受信したメディアIDと関連付けてリスト情報として記録する(S6)。最後に、記憶領域制御部325は、データを選択したブロックに記録して(S7)、処理を終了する。
(データの同期処理)
次に、記憶部340のブロックに記録されたデータであってマイディスクに対して記録されていないデータを、マイディスクに対して記録する同期処理について、以下に説明する。
マイディスクがドライブ部300に装填されると、ドライブ制御部320の記憶領域制御部325は、リスト情報を参照して、上記マイディスクのメディアIDと同期フラグ「0」とに関連付けて記録されているブロック番号および仮想ディスクの記録セクタ領域を順に読み出す。記憶領域制御部325は、ブロック番号と仮想ディスクの記録セクタ領域とを読み出す度に、a)読み出したブロック番号のブロックに記録されたデータを読み出し、b)ドライブ制御部320に対してマイディスクの空き領域にデータを記録するように指示し、c)ブロック番号と関連付けて記録されている同期フラグの値を「1」にし、d)実ディスクの記録対象セクタの値を、記録したマイディスクの領域のセクタ番号にする。
上記同期処理について、記憶部340の記録状態が図4に示した状態の場合にメディアIDが「aaa」であるマイディスクがドライブ部300に装填されたときに行われる同期処理を例に挙げて、図5を参照しつつ以下に具体的に説明する。図5(a)は記憶部340が図4に示した状態の場合に仮想ディスクからマイディスクに同期処理を行った後の記憶部340の状態を示すものであり、図5(b)は上記同期処理を行った後のマイディスクの記録状態を示すものである。
メディアIDが「aaa」であるマイディスクがドライブ部300に装填されると、記憶領域制御部325は、リスト情報を参照して、メディアID「aaa」と同期フラグ「0」とに関連付けて記録されているブロック番号「1」および仮想ディスクの記録セクタ領域「セクタ1〜4」を読み出す。そして、記憶領域制御部325は、ブロック番号「1」のブロックに記録されたデータを読み出し、ドライブ制御部320に対してマイディスクの空き領域にデータを記録するように指示する。ドライブ制御部320は、マイディスクの空き領域を検索し、実ディスクの記録セクタ領域「X」に空き領域を見つけると、記録セクタ領域「X」に読み出したデータを記録する。さらに、記憶領域制御部325は、ブロック番号「1」と関連付けて記録されている同期フラグの値を「1」にし、実ディスクの記録セクタ領域の値を「0xffffffff」から「X」に変更する。
ブロック番号「2〜3」に記録されているデータについても同様に同期処理が行われる。すなわち、ドライブ制御部320が見つけた実ディスクの記録セクタ領域の空き領域が「Y」である場合には、データは実ディスクの記録セクタ領域「Y」に記録され、ブロック番号「2〜3」と関連付けて記録されている同期フラグの値は「1」となり、実ディスクの記録セクタ領域の値は「0xffffffff」から「Y」に変更される。
以上の処理を行うことにより、メディアIDが「aaa」であるマイディスク上のデータと記憶部340のブロックに記録されていたマイディスクに記録すべきデータとの同期を取ることができる。
(マイディスクが装填されていない場合のデータの読み出し処理)
次に、記憶部280に記録されているメディアIDのマイディスクがドライブ部300に装填されていない場合のデータの読み出し処理について、以下に説明する。
レコーダ装置100において、コンテンツの再生が開始された時点でドライブ部300に読み出し対象のディスクが装填されていない場合であっても、バックエンド制御部240はコンテンツをディスクから読み出すようにドライブ制御部320に対して指示する。バックエンド制御部240からの指示を受けたドライブ制御部320は、記憶領域制御部325を介して、バックエンド制御部240からのディスクの読み出し命令を記憶部340からデータを読み出す読み出し命令に変換し、コンテンツデータをメモリから読み出す。この読み出し命令の変換処理について、以下に詳細に説明する。
バックエンド制御部240がコンテンツをディスクに対して記録するようにドライブ制御部320に対して行う指示は、READ(10)コマンドやREAD・DMAコマンドなどのATAPI規格の読み出しコマンドを用いて行われる。今、ドライブ制御部320が、メディアIDが「aaa」のディスクに対してセクタ領域「セクタ1〜4」からデータを読み出す指示であるREAD(10)コマンドを受け取ったとする。
ドライブ制御部320の記憶領域制御部325は、リスト情報を参照して、メディアID「aaa」と仮想ディスクの記録セクタ領域「セクタ1〜4」とに関連付けて記録されているブロック番号を読み出す。そして、記憶領域制御部325は、読み出したブロック番号のブロックからデータを読み出し、ドライブ制御部320に対し、読み出したデータを、インターフェース部310を介してバックエンド部200に出力する。
上記のATAPI規格の読み出しコマンドを繰り返し処理することにより、マイディスクが装填されていない場合であっても、コンテンツデータが記憶部340の記憶領域の対応するブロックから読み出されるようになっている。
一方、マイディスクが装填されている場合のデータの読み出し動作は次の通りである。
すなわち、セクタ領域「セクタ1〜4」からデータを読み出す指示であるREAD(10)コマンドを受け取ったとすると、ドライブ制御部320の記憶領域制御部325は、リスト情報を参照して、メディアID「aaa」と仮想ディスクの記録セクタ領域「セクタ1〜4」とに関連付けて記録されている実ディスクの記録セクタ領域を読み出す。そして、記憶領域制御部325は、上記実ディスクの記録セクタ領域からデータを読み出し、ドライブ制御部320に対し、読み出したデータを、インターフェース部310を介してバックエンド部200に出力するよう指示する。
なお、マイディスクが装填されている場合のデータの読み出し動作は、マイディスクから直接読み出すのではなく、マイディスクが装填されていない場合と同様の方法で記憶部340からデータを読み出してもよい。
<マイディスクの登録解除>
次に、マイディスクの登録解除処理について説明する。メディアIDが「aaa」であるディスク1の登録解除指示を受けたドライブ制御部320では、記憶領域制御部325がリスト情報を参照し、メディアID「aaa」と関連付けられているすべてのブロック番号を抽出する。そして、記憶領域制御部325は、抽出した各ブロック番号について、ブロックに記録されているデータを消去するとともに、ビットマップ領域のフラグを「○」(使用可能)に変更する。最後に、記憶領域制御部325は、メディアID「aaa」とメディア「aaa」に関連付けられたすべての仮想ディスクの記録セクタ領域、ブロック番号、同期フラグ、実ディスクの記録セクタ領域の情報とをリスト情報から消去する。これによって、記憶部340には、新たなマイディスクの登録が可能な状態となる。
<レコーダ装置100におけるドライブ部300の利点>
本実施形態に係るレコーダ装置100に備えられた光ディスクドライブ装置(ドライブ部300)は、各領域(ブロック)が同一の記憶容量をもつ複数の領域(ブロック)に記憶領域が分割された着脱不可能な記録媒体(記憶部340)と、複数の光ディスクのいずれかを指定する媒体指定情報と、当該媒体指定情報により指定された指定ディスク上の領域を指定する第1の領域指定情報とを含む書き込み命令を、上記第1の領域指定情報により指定された指定領域上に書き込むべきデータと共に取得するインターフェース(インターフェース部310)と、上記インターフェースが上記書き込み命令を取得したとき、上記着脱不可能な記録媒体の上記複数の領域のうちの上記データを記録可能な最低限の数の領域に上記データを書き込む書込手段(記憶領域制御部325)と、上記書込手段により上記データが書き込まれた上記最低限の数の領域を指定する第2の領域指定情報を、上記媒体指定情報および上記第1の領域指定情報に関連付けて上記着脱不可能な記録媒体に記録する記録手段(記憶領域制御部325)と、を備えている補助記憶装置である。
すなわち、レコーダ装置100に備えられたドライブ部300では、ディスク指定情報により指定された指定ディスクが装填されていないときにデータの書き込み命令を取得すると、記憶部340の、データを記録可能な最低限の数のブロックにデータを書き込むと共に、指定ディスクが装填されたときに記憶部340のどのブロックに書き込んだデータを指定ディスクに書き込むべきであるのか、を示すリスト情報を記憶部340に記録する。また、ドライブ部300では、リスト情報を参照することにより、指定のマイディスクからのデータの読み出し命令を記憶部340からのデータの読み出し命令に読み換えることができる。これによって、ドライブ部300は、記録すべきデータの大小に関わらず記憶部340の空き容量を無駄にせずに、指定のマイディスクが装填されていない場合であっても、あたかも指定のマイディスクが装填されているかのごとくデータを処理することができる。
〔変形例〕
以上の実施形態においては、ドライブ部300は、予め定められた枚数の光ディスクを登録可能であり、登録された光ディスクに関して、各光ディスクが装填されているかのごとくデータを記録することが可能であることを示したが、このドライブ部300の変形例について、以下に説明する。
変形例に係るドライブ部300は、予めマイディスクを登録しておく必要がなく、記憶部340の記憶容量が許す限り、任意の枚数のマイディスクについて、各マイディスクが装填されているかのごとくデータを記録することが可能である。
<変形例に係るドライブ部300の構成>
変形例に係るドライブ部300の構成は、上記実施形態に係るドライブ部300の構成と同一であるので、説明を省略する。
<変形例に係るドライブ部300の処理動作>
変形例に係るドライブ部300の処理動作は、上記実施形態に係るレコーダ装置100におけるドライブ部300の処理動作とほぼ同様である。以下では、相違点がある処理動作(初期化処理、データの書き込み処理)についてのみ説明することとし、同様の動作を行う同期処理やデータの読み出し処理については説明を省略することにする。なお、変形例に係るドライブ部300では、マイディスクの登録処理や登録解除処理は行われないことを述べておく。
(記憶部340の初期化処理)
変形例に係るドライブ部300が行う記憶部340の初期化処理について、上記実施形態においてドライブ部300が行う初期化処理とほぼ同様の処理を行う。ただし、記憶領域制御部325が記憶部340に確保するリスト情報管理領域は、記録されていたデータが消去されるのみであり、各領域に異なる光ディスクのリスト情報が記録される複数の領域には分割されない。この点で、変形例に係るドライブ部300が行う記憶部340の初期化処理は、実施形態においてドライブ部300が行う初期化処理と異なっている。
(データの書き込み処理)
変形例に係るドライブ部300が行う書き込み処理も、上記実施形態においてドライブ部300が行う書き込み処理とほぼ同様の処理を行うが、リスト情報を記録する処理が異なっている。
リスト情報を記録する処理について、図7を参照しつつ以下に説明する。図7は、変形例に係るドライブ部300が、ディスクが装填されていない状態で書き込みコマンドを受け付けたときに記憶部340に記録される情報を示す図である。
まず、ドライブ制御部320が、メディアIDが「aaa」のディスクに対して、記録セクタ領域「セクタ1〜4」にデータを記録する指示であるWRITE(12)コマンドを受け取ったとする。
記憶領域制御部325は、変形例でない実施形態の場合と同様に、ブロック番号「1」のブロックを、データを記録すべきブロックに決定してデータをそのブロックに記録する。そして、記憶領域制御部325は、ビットマップ領域のブロック番号「1」のフラグを「×」に変更する。さらに、記憶領域制御部325は、仮想ディスクの記録セクタ領域「セクタ1〜4」と、実ディスク上での記録セクタ領域「セクタInvalid(実際の値としては0xffffffffなどが使用される)」と、ブロック番号「1」と、同期フラグ「0」と、メディアID「aaa」とを、関連付けて、リスト情報として記録する。
次に、ドライブ制御部320が、メディアIDが「bbb」のディスクに対して、記録セクタ領域「セクタ1〜8」にデータを記録する指示であるWRITE(12)コマンドを受け取ったとする。
記憶領域制御部325は、同様に、ブロック番号「2〜3」のブロックを、データを記録すべきブロックに決定してデータをそのブロックに記録する。そして、記憶領域制御部325は、ビットマップ領域のブロック番号「2〜3」のフラグを「×」に変更する。さらに、記憶領域制御部325は、仮想ディスクの記録セクタ領域「セクタ1〜8」と、実ディスク上での記録セクタ領域「セクタInvalid(実際の値としては0xffffffffなどが使用される)」と、ブロック番号「2〜3」と、同期フラグ「0」と、メディアID「bbb」とを、関連付けて、リスト情報として記録する。
同様に、ドライブ制御部320は、メディアIDが「aaa」のディスクに対して、記録セクタ領域「セクタ5〜12」にデータを記録する指示であるWRITE(12)コマンドを受け取ると、記憶領域制御部325は、同様に、ブロック番号「4〜5」のブロックを、データを記録すべきブロックに決定してデータをそのブロックに記録する。そして、記憶領域制御部325は、ビットマップ領域のブロック番号「4〜5」のフラグを「×」に変更する。さらに、記憶領域制御部325は、仮想ディスクの記録セクタ領域「セクタ5〜12」と、実ディスク上でのセクタ領域「セクタInvalid(実際の値としては0xffffffffなどが使用される)」と、ブロック番号「4〜5」と、同期フラグ「0」と、メディアID「aaa」とを、関連付けて、リスト情報として記録する。
すなわち、図7に示すように、変形例に係るドライブ部300では、書き込みコマンドを受信するたびに、メディアIDと、仮想ディスクの記録セクタ領域と、実ディスクの記録セクタ領域と、ブロック番号と、同期フラグと、を関連付けて記録することになる。一方、変形例でない実施形態に係るドライブ部300は、書き込みコマンドを受信するたびに、仮想ディスクの記録セクタ領域と、実ディスクの記録セクタ領域と、ブロック番号と、同期フラグとを、すでにマイディスク登録時に記録された1つのメディアIDに関連付けて記録する。従って、変形例に係るドライブ部300と変形例でない実施形態に係るドライブ部300とでは、リスト情報管理領域に記録されるリスト情報のデータ形式が異なることになる。
<変形例のドライブ部300の利点>
以上のように、変形例に係るドライブ部300では、マイディスクの登録処理を行う必要がなく、記憶部340のリスト情報管理領域の記憶容量が許す限り、任意の光ディスクについて、指定の光ディスクが装填されていない場合であっても、あたかも指定の光ディスクが装填されているかのごとくデータを処理することができる。
(付記事項)
なお、実施形態において、記憶領域制御部325は、空いているブロックが複数存在する場合には、データを記録すべきブロックとしてブロック番号が小さいブロックを優先して選択すると説明したが、当然ブロックの選択の仕方はこれに限られるものではない。
従って、ブロックの選択の仕方は、空きブロックの中からランダムに選択しても構わない。しかしながら、フラグメントが生じないように、なるべく使用ブロックが連続するように空きブロックを選択することが望ましい。このために、例えば、1つの書き込みコマンドでデータを記録するブロックが10ブロック必要な場合、10ブロック連続して空いているブロックを選択して、データが連続して記録されるようにしてもよい。
また、実施形態において、仮想ディスクからマイディスクへの同期処理の際に、ドライブ部300のドライブ制御部320がマイディスクの空き領域を検索するものとして説明したが、マイディスクの空き領域の検索はバックエンド部200のバックエンド制御部240が行うようにしてもよい。
また、バックエンド部200は、i.LinkやTCP/IPによる通信が可能な通信部を備えていてもよく、この場合、ストリーム処理部230が処理するストリームは、チューナー部210やエンコーダ部220だけでなく、通信部からも受け取ることができる。
(プログラムおよび記録媒体)
レコーダ装置100に含まれているバックエンド制御部240およびドライブ制御部320は、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、次のように、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、バックエンド制御部240およびドライブ制御部320は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するMPUなどのCPU、このプログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを実行可能な形式に展開するRAM(Random Access Memory)、および、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)を備えている。
そして、本発明の目的は、バックエンド制御部240およびドライブ制御部320のプログラムメモリに固定的に担持されている場合に限らず、上記プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、または、ソースプログラム)を記録した記録媒体をレコーダ装置100に供給し、レコーダ装置100が上記記録媒体に記録されている上記プログラムコードを読み出して実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわちこの記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。
また、バックエンド制御部240およびドライブ制御部320(またはレコーダ装置100)を通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介してバックエンド制御部240およびドライブ制御部320に供給する。この通信ネットワークはバックエンド制御部240およびドライブ制御部320にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。たとえばインターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。
この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。たとえばIEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係るコンテンツ記録再生装置は、BDレコーダまたはDVDレコーダとして好適に利用することができる。
100 レコーダ装置(コンテンツ記録再生装置)
200 バックエンド部
210 チューナー部
220 エンコーダ部
230 ストリーム処理部
240 バックエンド制御部
250 バッファ部
260 デコーダ部
270 画像処理部
280 記憶部
290 インターフェース部
300 ドライブ部(ドライブ装置)
310 インターフェース部
320 ドライブ制御部(書込手段、同期手段)
325 記録領域制御部(書込手段、記録手段、同期手段、読出手段)
330 ディスクドライブ部
340 記憶部(記録媒体)

Claims (8)

  1. 着脱可能な記録媒体である着脱可能媒体にデータを記録するドライブ装置であって、上記データを一時的に記録する着脱不可能な記録媒体である着脱不能媒体を備えたドライブ装置において、
    複数の着脱可能媒体のいずれかを指定する媒体指定情報、及び、当該媒体指定情報により指定された着脱可能媒体上の領域を指定する第1の領域指定情報を含む書き込み命令を取得したとき、上記着脱不能媒体上の領域に上記データを書き込む書込手段と、
    上記書込手段により上記データが書き込まれた上記着脱不能媒体上の領域を、上記着脱不能媒体を構成するブロックの各々に割り当てられた、そのブロックを他のブロックと識別するブロック識別子を用いて指定する第2の領域指定情報を、上記媒体指定情報および上記第1の領域指定情報に関連付けて上記着脱不能媒体に記録する記録手段と
    上記着脱不能媒体からデータを読み出す読出手段とを備え、
    上記読出手段は、
    上記複数の着脱可能媒体のうちのいずれかを指定する媒体指定情報当該媒体指定情報により指定された着脱可能媒体上の領域を指定する第1の領域指定情報を含む読み出し命令を取得し、且つ、上記読み出し命令に含まれる媒体指定情報に指定される着脱可能媒体が上記ドライブ装置に挿入されていない場合、上記読み出し命令に含まれる上記媒体指定情報と上記読み出し命令に含まれる上記第1の領域指定情報に関連付けられた第2の領域指定情報により指定される上記着脱不能媒体上の領域からデータを読み出すことを特徴とするドライブ装置。
  2. 上記記録手段は、上記データが書き込まれた領域を構成するブロックについて、該ブロックが使用状態であることを示す使用情報を上記着脱不能媒体に記録し、
    上記書込手段は、上記使用情報が上記着脱不能媒体に記録されていないブロックに上記データを書き込むことを特徴とする請求項1に記載のドライブ装置。
  3. 上記複数の着脱可能媒体のいずれかが装填されたとき、装填された着脱可能媒体を指定する上記媒体指定情報に関連付けられた第2の領域指定情報により指定された上記着脱不能媒体上の領域に書き込まれたデータを、装填された上記着脱可能媒体に書き込む同期手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のドライブ装置。
  4. 上記書込手段が上記データを書き込む領域は、上記着脱不能媒体上の連続する上記ブロックにより構成される領域であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のドライブ装置。
  5. 請求項1からのいずれか1項に記載のドライブ装置を備えたコンテンツ記録再生装置であって、上記書き込み命令をドライブ装置に供給することにより、コンテンツを上記着脱可能媒体に記録するコンテンツ記録再生装置。
  6. 着脱可能な記録媒体である着脱可能媒体にデータを記録するドライブ装置であって、上記データを一時的に記録する着脱不可能な記録媒体である着脱不能媒体を備えたドライブ装置におけるデータ書き込み方法において、
    複数の着脱可能媒体のいずれかを指定する媒体指定情報、及び、当該媒体指定情報により指定された着脱可能媒体上の領域を指定する第1の領域指定情報を含む書き込み命令を取得したとき、上記ドライブ装置が、上記着脱不能媒体上の領域に上記データを書き込む書込ステップと、
    上記書込ステップにおいて上記データが書き込まれた上記着脱不能媒体上の領域を、上記ドライブ装置が、上記着脱不能媒体を構成するブロックの各々に割り当てられた、そのブロックを他のブロックと識別するブロック識別子を用いて指定する第2の領域指定情報を、上記媒体指定情報および上記第1の領域指定情報に関連付けて上記着脱不能媒体に記録する記録ステップと、
    上記着脱不能媒体からデータを読み出す読出ステップとを含み、
    上記読出ステップは、
    上記複数の着脱可能媒体のうちのいずれかを指定する媒体指定情報と当該媒体指定情報により指定された着脱可能媒体上の領域を指定する第1の領域指定情報とを含む読み出し命令を取得し、且つ、上記読み出し命令に含まれる媒体指定情報に指定される着脱可能媒体が上記ドライブ装置に挿入されていない場合、上記ドライブ装置が、上記読み出し命令に含まれる上記媒体指定情報と上記読み出し命令に含まれる上記第1の領域指定情報とに関連付けられた第2の領域指定情報により指定される上記着脱不能媒体上の領域からデータを読み出すステップであることを特徴とするデータ書き込み方法。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載のドライブ装置を動作させるためのプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
  8. 請求項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。



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