JP2005338603A - 露光装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 主に感光性樹脂からの揮発物質によるフライアイレンズ表面の汚染を簡易な構造で防止する露光装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 光源21、反射鏡41およびフライアイレンズ42を有する光源室2と、この光源室2と仕切板6を介して区画された露光室3とを備える露光装置1であって、フライアイレンズ42を収容する筐体7と、この筐体7内に収容されたフライアイレンズ42に冷却風を送る温調ユニット51とが設けられ、筐体7は、光源21が発する照射光のフライアイレンズ42に対する入射光路および出射光路に対応した位置に形成した開口部71,72と、この開口部71,72の開口方向に直交する位置に形成され、温調ユニット51が連結する給気口73と、この給気口73に対向する位置に形成される排気口74とを有し、仕切板6には、前記照射光の光路に対応する位置に前記照射光を透過させる透光部材61を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】 光源21、反射鏡41およびフライアイレンズ42を有する光源室2と、この光源室2と仕切板6を介して区画された露光室3とを備える露光装置1であって、フライアイレンズ42を収容する筐体7と、この筐体7内に収容されたフライアイレンズ42に冷却風を送る温調ユニット51とが設けられ、筐体7は、光源21が発する照射光のフライアイレンズ42に対する入射光路および出射光路に対応した位置に形成した開口部71,72と、この開口部71,72の開口方向に直交する位置に形成され、温調ユニット51が連結する給気口73と、この給気口73に対向する位置に形成される排気口74とを有し、仕切板6には、前記照射光の光路に対応する位置に前記照射光を透過させる透光部材61を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、プリント配線基板等の基板にマスクの回路パターンを露光するための露光装置に関するものである。
露光装置では、光源から照射される光を、フライアイレンズ、複数のミラー等の光学部品からなる光学系を介して、マスクに形成された回路パターンを、レジスト(感光性樹脂)を塗布した基板に露光・現像して、プリント配線基板等を作製している。
一般に、光学部品の表面には反射防止膜が被覆されるが、この被膜は熱に弱く環境の影響を受けやすい。例えば、露光装置に用いられるフライアイレンズ等には、基板に塗布されているレジスト(感光性樹脂)が化学変化する際に生じる昇華した揮発物質が付着することが知られている。また、特に、光源の近傍にあるフライアイレンズの表面には、光源の熱で活発に反応する塵埃が対流で浮遊して付着しやすい。
具体的には、従来の露光装置におけるフライアイレンズユニットは、それぞれ金属製枠に装着された2枚のフライアイレンズと、この2枚のフライアイレンズを対向する位置に取り付けるベース等から構成される。このフライアイレンズユニットを露光装置の筐体に取り付ける。つまり、フライアイレンズは筐体内部では独立して(ほぼむき出しの状態で)取り付けられているので、当然周囲環境は筐体と隔離されていない。すなわち筐体内部の空気対流が直接フライアイレンズにも還流することになる。筐体内部に対流している空気には基板に塗布されたレジストが露光光の照射により反応してその一部は昇華し、この成分が混入していることは参考文献(特許文献1)にも記載された公知事実である。
特開平11−202498号公報(段落0033〜0039、図3)
しかしながら、フライアイレンズの表面に揮発物質の付着が多くなると、その表面が白濁し、フライアイレンズの光透過率が低下するため、基板面の照度低下や照度ムラを招き、最終的には露光時間が延びる等、露光条件が低下するといった問題があった。
特に、フライアイレンズは光源ランプから発光した光エネルギーを集光して高エネルギーとなっているので、300度前後の相当の反応を促進しやすい温度になっている。つまり、従来、フライアイレンズは揮発物質が吸着容易な条件を保有しており、前記した露光条件の低下を招きやすいという問題があった。
このフライアイレンズを保護する発明として、前記した参考文献(特許文献1)もあるが構成が複雑であること、フライアイレンズの保守作業性が悪いこと、冷却媒体が高価であること等の問題があった。
そこで、本発明は前記した問題を解決し、主に感光性樹脂(揮発物質)によるフライアイレンズの表面の汚染を簡易な構造で防止する露光装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、光源、反射鏡およびフライアイレンズを有する光源室と、この光源室と区画板を介して区画された露光室とを備える露光装置であって、前記フライアイレンズを収容する筐体と、この筐体内に収容された前記フライアイレンズに冷却風を送る送風手段とを備え、前記筐体は、前記光源からの照射光の前記フライアイレンズに対する入射光路および出射光路に対応する位置に形成した開口部と、この開口部の開口方向に直交する位置に形成され、前記送風手段が連結する給気口と、この給気口に対向する位置に形成される排気口とを有し、前記区画板には、前記照射光の光路に対応する位置に前記照射光を透過させる透光部材を設けたことを特徴とする。
請求項1に係る露光装置によれば、区画板に設けた透光部材により光源からの照射光の光路が確保されている。また、露光室と光源室とが区画されている。さらに、光源からの照射光が筐体内のフライアイレンズに入出射しているか否かに関わらず、送風手段からの冷却風が筐体の給気口を介してフライアイレンズに供給され、排気口から排出される。なお、給気口と排気口は対向する位置に設けられていることで、筐体内の送風経路は一直線状に形成される。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の露光装置において、前記送風手段は、前記筐体に送る気体を前記露光室および前記光源室の外部から導入し、前記給気口の送風経路中には、不純物除去フィルタを設けていることを特徴とする。
請求項2に係る露光装置によれば、前記筐体内には露光室および光源室の外部の気体を送るため、光源室に浮遊する塵埃が循環してフライアイレンズの表面に付着することを防止することができる。
また、給気口までの送風経路中に不純物除去フィルタを設けていることから、気体に含まれる不純物を除去して、筐体内に送ることができる。なお、不純物除去フィルタとしては、例えば、HEPAフィルタ、ULPAフィルタ、ケミカルフィルタ等が挙げられる。
また、給気口までの送風経路中に不純物除去フィルタを設けていることから、気体に含まれる不純物を除去して、筐体内に送ることができる。なお、不純物除去フィルタとしては、例えば、HEPAフィルタ、ULPAフィルタ、ケミカルフィルタ等が挙げられる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の露光装置において、前記透光部材は、前記露光室側から前記区画板に着脱自在に設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る露光装置によれば、透光部材が露光室側から区画板に着脱自在に設けられているので、この透光部材の露光室側に揮発物質が付着した場合等は、空間領域が広い露光室側から透光部材を取り外して洗浄し、または交換したりすることができる。
請求項1に係る露光装置によれば、フライアイレンズの表面に感光性樹脂(揮発物質)が付着することを防止することができる。その結果、照度ムラ、照度低下等を防止して、精度良い露光を行うことができるとともに、フライアイレンズのメンテナンスを最小限とし、メンテナンスに係る労力を顕著に軽減することができる。なお、揮発物質は透光部材に付着するだけなので、透光部材の取り換え、または、メンテナンスを行うだけで、精度よい露光を行うことができる。
また、筐体内に吹き溜まりを形成することがなく、筐体外に塵埃を排出できる。さらに、筐体は対向する位置に給気口と排気口を有するだけなので、簡易な構造を採用することができる。
そして、筐体内に冷却風を送るため、光源が発する熱の影響を受けにくく、レンズ特性も良好に保つことができる。特に、光源の熱で活発に反応し、その対流で浮遊する塵埃が、フライアイレンズの表面に付着することも防止することができる。さらに、透光部材は区画板に取り付けられる一枚のみであるので、光源が発する照射光の光路には必要最小限の透光部材しか取り付けていない。
また、筐体内に吹き溜まりを形成することがなく、筐体外に塵埃を排出できる。さらに、筐体は対向する位置に給気口と排気口を有するだけなので、簡易な構造を採用することができる。
そして、筐体内に冷却風を送るため、光源が発する熱の影響を受けにくく、レンズ特性も良好に保つことができる。特に、光源の熱で活発に反応し、その対流で浮遊する塵埃が、フライアイレンズの表面に付着することも防止することができる。さらに、透光部材は区画板に取り付けられる一枚のみであるので、光源が発する照射光の光路には必要最小限の透光部材しか取り付けていない。
請求項2に係る露光装置によれば、光源室に浮遊する塵埃がフライアイレンズの表面に付着することを防止することができる。その結果、照度ムラ、照度低下等を防止して精度良い露光を行うことができる。
請求項3に係る露光装置によれば、透光部材が露光室側から着脱自在に設けられているので、空間領域が広い露光室側から透光部材の交換等の作業を可能とし、透光部材の取扱いを容易にすることができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る露光装置の全体構成を示す平面図であり、図2は、図1に示す露光装置のA−A線断面図である。また、図3は、露光室側から見た光源室の部分断面斜視図である。
図1に示すように、露光装置1は、光源室2と、照射光を基板に露光する処理室である露光室3と、光源21から露光室3までの照射光路に配設される光学系(ミラー41等、図2参照)とをチャンバ5内に主に備えている。チャンバ5には、その上部に取り付けられるダクト52を介して温調ユニット51(送風手段)が設置されている。この温調ユニット51によって、チャンバ5内には冷却風を供給して排出できるようになっているため、チャンバ5内に一定の送風経路を確保できるとともに、チャンバ5内を一定の温度に保つことができる。この送風経路においては、後記するミラー44の表面を吹き流すため、このミラー44の表面に揮発物質が付着することも防止することができる。
なお、この温調ユニット51は、光源室2および露光室3の外部から送風用の気体を導入している。
なお、この温調ユニット51は、光源室2および露光室3の外部から送風用の気体を導入している。
図1に示すように、露光室3は、ワークW(基板)(図2参照)の表面に露光する表面露光室31と、ワークWの裏面に露光する裏面露光室33と、表面露光室31と裏面露光室33の間に配設されるワーク反転部32とから構成される。ワークWは、まず、表面露光室31に搬入されて、表面を露光された後、ワーク反転部32で反転され、裏面露光室33に搬入されて、裏面を露光されて、プリント配線基板として作製される。なお、表面露光室31と裏面露光室33は同一の構成態様であるため、以下、表面露光室31(以下、適宜、単に「露光室3」という。)の構成について説明するものとする。
図2に示すように、表面露光室31は、整合作業のために移動可能なワークWの載置テーブル34と、この載置テーブル34に対面して設置されるマスクMを支持するマスクフレーム35と、このマスクフレーム35に支持されたマスクMを介してワークWに光源21からの光を平行光として反射するミラー44と、このミラー44に光源室2側から送られてきた光を反射するミラー43とを内部に備えている。
そして、表面露光室31の背面側(図面左側)には、ワークWに露光するための照射光の光源21および後記する一対のフライアイレンズ42を有する光源室2が設置されている。なお、図3に示すように、表面露光室31と光源室2とは、仕切板6(区画板)を介して各室に仕切られている。
そして、表面露光室31の背面側(図面左側)には、ワークWに露光するための照射光の光源21および後記する一対のフライアイレンズ42を有する光源室2が設置されている。なお、図3に示すように、表面露光室31と光源室2とは、仕切板6(区画板)を介して各室に仕切られている。
図2に示すように、光源室2に配置される光源21としては、例えばアーク放電により点灯する水銀ランプを設け、この光源21から前記した表面露光室31のワークWまでの照射光路には、シャッタ22と、ミラー41、フライアイレンズ42および複数のミラー(反射鏡)からなる光学系が配設されている。光学系は、ここでは、光源21からの光を反射するミラー41(反射鏡)と、ミラー41からの光を集光して2次光源として機能する一対のフライアイレンズ42と、フライアイレンズ42からの光の角度を調整して反射する前記したミラー43,44とから構成されている。そして、ミラー41とフライアイレンズ42の間にシャッタ22が設置されている。光源21は常時点灯させておき、シャッタ22の開閉を制御することで照射光の照射を制御し、露光作業を容易に行うことができる。なお、これらの光学系のうち、ミラー41およびフライアイレンズ42が光源室2内に配置され、その他の光学部材であるミラー43,44等は前記したように表面露光室31内に配置されるものとする。光源21が発する光は、光学系を介して伝達されて、回路パターンが形成されたマスクMを均一に照射し、その回路パターンをワークWに露光する。なお、露光室3の内部には、露光作業の熱などにより、ワークWに塗布されたレジスト等からの揮発物質が浮遊することが知られている。
図4は、光源室の内部構成を示す部分断面斜視図であり、図5は、光源室の側面断面図である。
図4に示すように、光学系のうち、フライアイレンズ42は、仕切板6に固定される筐体7内に収容されている。筐体7は、長方形の箱型形状をしており、照射光のフライアイレンズ42に対する入射光路および出射光路には、開口部71,72(図2参照)が形成されている。これにより、筐体7内を通過する照射光の光路を確保することができる。
図4に示すように、光学系のうち、フライアイレンズ42は、仕切板6に固定される筐体7内に収容されている。筐体7は、長方形の箱型形状をしており、照射光のフライアイレンズ42に対する入射光路および出射光路には、開口部71,72(図2参照)が形成されている。これにより、筐体7内を通過する照射光の光路を確保することができる。
また、図5に示すように、筐体7には、開口部71,72(図2参照)の開口方向に直交する位置に形成される給気口73と、この給気口73に対向する位置に形成される排気口74が形成されている。給気口73には、前記した温調ユニット51からの冷却風が送風できるように、給気用ダクト53が連結されており、排気口74には光源室2の外部に連通する排気用ダクト54が連結されている。温調ユニット51は、給気用ダクト53を介して筐体7内に冷却風を送り、筐体7内のフライアイレンズ42の表面を直接冷却することができる。この筐体7では、給気口73と排気口74が対向して配置されているので、筐体7内の送風経路が一直線状に形成され、内部に吹き溜まりが形成されることがない。また、給気口73までの送風経路中(ここでは、給気口73)には、例えば、HEPAフィルタ等の不純物除去フィルタ73aを設けている。これにより、筐体7内には、不純物を除去した冷却風が送り込まれるため、フライアイレンズ42には、清浄された冷却風が吹き付けられる。なお、筐体7内を冷却風がフライアイレンズ42に向かって送風されるため、その筐体7の内壁面がガイドとなり、常に一定量の冷却風を光源21の熱に影響されることなく供給することができる。
また、図2から図4に示すように、仕切板6には、露光室3側から照射光の光路に対応する位置、換言すると、筐体7の開口部71と相対する部分に、例えば、石英ガラス等の透光部材61が設けられている。透光部材61は、仕切板6に設けられた取付枠62を介して、着脱自在に取り付けられるようになっている。これにより、フライアイレンズ42は、透光部材61を介して、表面露光室31と隔離される(図2、3参照)。このため、表面露光室31で発生する揮発物質が光源室2側に浸入することがなく、フライアイレンズ42の表面に付着することを防止することができる。なお、この透光部材61には、窒素ガスを吹き付けることで、透光部材61が浮遊する揮発物質に晒されないようにしてもよい。
以上のように構成される露光装置1の作用について説明する。
露光装置1は、光源21からミラー41で反射した照射光を、シャッタ22を開くことで、フライアイレンズ42、透光部材61、ミラー43,44を介して、マスクMに照射して、マスクMに形成された回路パターンをワークWに露光する。このとき、露光作業により、ワークWに塗布されたレジスト等が揮発物質として生成される。
また、露光装置1では、筐体7内に、温調ユニット51から冷却風を、給気口73を介して送り込み、フライアイレンズ42の表面を吹き流しながら、排気口74から排気するようになっている。
露光装置1は、光源21からミラー41で反射した照射光を、シャッタ22を開くことで、フライアイレンズ42、透光部材61、ミラー43,44を介して、マスクMに照射して、マスクMに形成された回路パターンをワークWに露光する。このとき、露光作業により、ワークWに塗布されたレジスト等が揮発物質として生成される。
また、露光装置1では、筐体7内に、温調ユニット51から冷却風を、給気口73を介して送り込み、フライアイレンズ42の表面を吹き流しながら、排気口74から排気するようになっている。
以上によれば、本実施形態に係る露光装置1において以下の効果を得ることができる。
フライアイレンズ42は露光室3と仕切板6で区画された光源室2に配置されて、仕切板6には、照射光の光路に透光部材61が設けられているため、露光室3の感光性樹脂たる揮発物質が光源室2には浸入せず、フライアイレンズ42の表面に揮発物質が付着することを防止できる。
フライアイレンズ42は露光室3と仕切板6で区画された光源室2に配置されて、仕切板6には、照射光の光路に透光部材61が設けられているため、露光室3の感光性樹脂たる揮発物質が光源室2には浸入せず、フライアイレンズ42の表面に揮発物質が付着することを防止できる。
また、フライアイレンズ42が筐体7に収容されており、温調ユニット51が、筐体7内のフライアイレンズ42に冷却風を送っている。筐体7の給気口73と排気口74は対向する位置に設けられていることから、筐体7内の送風経路は一直線状に形成される。そのため、筐体7内に吹き溜まりを形成せず、揮発物質がフライアイレンズ42の表面に付着することを防止できるとともに、筐体7は対向する位置に給気口73と排気口74を有するだけなので、簡易な構造で揮発物質の付着を防止することができる。なお、給気口73と排気口74が開口部71,72の開口方向と直交して開口するように形成されることで、給気口73と排気口74に接続される給気用ダクト53と排気用ダクト54が照射光路の妨げとなることがなく、この点においても簡易な構造を達成している。
さらに、フライアイレンズ42の表面には常に冷却風が吹き付けられているため、フライアイレンズ42の温度も適温に保つことができる。
そして、冷却風を送るため、光源21が発する熱の影響を受けにくく、フライアイレンズ42のレンズ特性も良好に保つことができる。特に、光源の熱で活発に反応し、その対流で浮遊する塵埃が、フライアイレンズ42の表面に付着することも防止することができる。さらに、透光部材61は仕切板6に設けられる一枚のみであるので、光源が発する照射光の光路には必要最小限の透光部材しか設けられておらず、より好ましい態様を得ることができる。
そして、冷却風を送るため、光源21が発する熱の影響を受けにくく、フライアイレンズ42のレンズ特性も良好に保つことができる。特に、光源の熱で活発に反応し、その対流で浮遊する塵埃が、フライアイレンズ42の表面に付着することも防止することができる。さらに、透光部材61は仕切板6に設けられる一枚のみであるので、光源が発する照射光の光路には必要最小限の透光部材しか設けられておらず、より好ましい態様を得ることができる。
筐体7内には露光室3および光源室2の外部の気体が供給されるため、光源室2に浮遊する塵埃が循環してフライアイレンズ42の表面に付着することはない。また、筐体7の給気口73には、不純物除去フィルタ73aを設けているため、筐体7内には常に清浄された冷却風を送ることができる。
また、光源室2と露光室3を隔離する透光部材61は、着脱自在に設けられているので、この透光部材61の露光室3側に揮発物質が付着した場合等は、透光部材61を取り外して洗浄し、または交換したりできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。
本実施形態では、両面露光装置について説明したが、もちろん片面露光装置、ワークの搬入、整合、露光、搬出を機械的に行ういわゆる自動露光装置、ワークの搬入・搬出は作業者が行う半自動露光装置、ワークが投影面に対して垂直方向で処理されるいわゆる縦方露光装置であってもよく、露光装置の形態に限定されるものではない。
本実施形態では、両面露光装置について説明したが、もちろん片面露光装置、ワークの搬入、整合、露光、搬出を機械的に行ういわゆる自動露光装置、ワークの搬入・搬出は作業者が行う半自動露光装置、ワークが投影面に対して垂直方向で処理されるいわゆる縦方露光装置であってもよく、露光装置の形態に限定されるものではない。
1 露光装置
2 光源室
3 露光室
5 チャンバ
6 仕切板(区画板)
7 筐体
21 光源
31 表面露光室
32 ワーク反転部
33 裏面露光室
41 ミラー(反射鏡)
42 フライアイレンズ
51 温調ユニット(送風手段)
61 透光部材
71,72 開口部
73 給気口
73a 不純物除去フィルタ
74 排気口
M マスク
W ワーク(基板)
2 光源室
3 露光室
5 チャンバ
6 仕切板(区画板)
7 筐体
21 光源
31 表面露光室
32 ワーク反転部
33 裏面露光室
41 ミラー(反射鏡)
42 フライアイレンズ
51 温調ユニット(送風手段)
61 透光部材
71,72 開口部
73 給気口
73a 不純物除去フィルタ
74 排気口
M マスク
W ワーク(基板)
Claims (3)
- 光源、反射鏡およびフライアイレンズを有する光源室と、この光源室と区画板を介して区画された露光室とを備える露光装置であって、
前記フライアイレンズを収容する筐体と、この筐体内に収容された前記フライアイレンズに冷却風を送る送風手段とを備え、前記筐体は、前記光源からの照射光の前記フライアイレンズに対する入射光路および出射光路に対応する位置に形成した開口部と、この開口部の開口方向に直交する位置に形成され、前記送風手段が連結する給気口と、この給気口に対向する位置に形成される排気口とを有し、前記区画板には、前記照射光の光路に対応する位置に前記照射光を透過させる透光部材を設けたことを特徴とする露光装置。 - 前記送風手段は、前記筐体に送る気体を前記露光室および前記光源室の外部から導入し、前記給気口までの前記送風手段における送風経路中には、不純物除去フィルタを設けていることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
- 前記透光部材は、前記露光室側から前記区画板に着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の露光装置。
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