JP2005337921A - 3次元形状測定方法及び3次元形状測定装置 - Google Patents

3次元形状測定方法及び3次元形状測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高精度な3次元形状測定を行う3次元形状測定方法を提供する。
【解決手段】回転機構の回転角度を測定する第1の測定工程と、被測定物の形状を、プローブにより測定する第2の測定工程と、複数の基準面の形状を、プローブにより測定する第3の測定工程と、第2の測定工程で得た測定データを、第3の測定工程で得た測定データを用いて補正する工程とを有する3次元形状測定方法であって、複数の基準面は、いずれも回転機構の回転軸に対して略軸対称な形状を有しており、複数の基準面のうち、第1の基準面は、回転軸に対して所定の角度をなす面であって、第2の基準面は、回転軸に対して第1の基準面とは異なる所定の角度をなす面であり、第3の測定工程は、第1の基準面を測定する第1の基準面測定工程と、第2の基準面を測定する第2の基準面測定工程とを、少なくとも有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、3次元形状測定方法及び3次元形状測定装置に関するものである。
光学部品や金型等の被測定物の形状を高精度に測定する3次元形状測定方法が知られている。この3次元形状測定方法では、概して、非接触式もしくは接触式のプローブを被測定物の形状に沿って走査して、被測定物の形状を測定する。プローブの走査方式の一例としては、被測定物をθ方向に回転させながら、プローブをX方向に走査する方式(以下「Rθ走査方式」)がある。
例えば特開2000−266524号公報には、Rθ走査方式の3次元形状測定方法が開示されている。図8は、Rθ走査方式の3次元形状測定装置の基本構成を概略的に示している。
図8において、3次元形状測定装置101は、光プローブ102と、Zステージ103と、Xステージ104と、θステージ105と、Zレーザ測長器106と、Xレーザ測長器107と、スラストレーザ測長器108a、108bと、ラジアルレーザ測長器109a、109bと、Z基準ミラー110と、X基準ミラー111a、111bと、θロータリエンコーダ112から構成される。
被測定物113は、非球面レンズであり、被測定物113の光軸とθステージ105の回転軸を略一致させて配置される。
光プローブ102は被測定物113に沿って非接触で走査される。Zステージ103は、光プローブ102をZ軸方向に移動させる。Xステージ104は光プローブ102とZステージ103をX軸方向に移動させる。θステージ105は被測定物113をθ方向に回転させる。
また、Zレーザ測長器106はZ基準ミラー110に対する光プローブ102のZ軸方向の位置を測長する。Xレーザ測長器107はX基準ミラー111aに対する光プローブ102のX軸方向の位置を測長する。θロータリエンコーダ112は、θステージ105のθ方向の回転角を測定する。
スラストレーザ測長器108a,108bはZ基準ミラー110に対するθステージ105のスラスト方向の回転振れを測定する。ラジアルレーザ測長器109a,109bはX基準ミラー111a、111bに対するθステージ105のラジアル方向の回転振れを測定する。
パーソナルコンピュータ(図示せず)は、Zレーザ測長器106と、Xレーザ測長器107と、θロータリエンコーダ112と、スラストレーザ測長器108a,108bと、ラジアルレーザ測長器109a,109bの測定値を取り込み、それぞれZLi、XLi、θLi、Tai、Tbi、Rai、Rbiとして記憶する。そして例えば、以下の演算を行って、θステージの回転振れによる測定誤差を補正した測定データ(Xi、Zi、θi)を得る。
θi=θLi
Zi=ZLi+(Tai−Tbi)×f(XLi)
Xi=XLi+(Rai+Rbi)/2
ただし、f(XLi)は、被測定物113の形状とXLiの関係から算出される関数
このようにして、被測定物113の3次元形状を測定する。
特開2000−266524号公報
以下に、上記した従来技術の課題を説明する。従来技術では、θステージのスラスト方向とラジアル方向の回転振れを補正するためにレーザ測長器を用いている。このため、装置構成が複雑になり、装置が高価になるという欠点がある。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、簡易な構成でありながらθステージの回転振れによる測定誤差を補正可能であり、高精度な3次元形状測定を行う3次元形状測定方法及び3次元形状測定装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、第1の発明は、回転機構の回転角度を測定する第1の測定工程と、被測定物の形状を、プローブにより測定する第2の測定工程と、複数の基準面の形状を、前記プローブにより測定する第3の測定工程と、前記第2の測定工程で得た測定データを、前記第3の測定工程で得た測定データを用いて補正する工程とを有する3次元形状測定方法であって、前記複数の基準面は、いずれも前記回転機構の回転軸に対して略軸対称な形状を有しており、前記複数の基準面のうち、前記第1の基準面は、前記回転軸に対して所定の角度をなす面であって、前記第2の基準面は、前記回転軸に対して前記第1の基準面とは異なる所定の角度をなす面であり、前記第3の測定工程は、前記第1の基準面を測定する第1の基準面測定工程と、前記第2の基準面を測定する第2の基準面測定工程とを、少なくとも有する。
また、第2の発明は、第1の発明に係る3次元形状測定方法において、前記複数の基準面の各々は、測定治具の一面である。
また、第3の発明は、第1または第2の発明に係る3次元形状測定方法において、前記第1の基準面測定工程は、前記第1の基準面を複数の位置で測定する工程を含む。
また、第4の発明は、第3の発明に係る3次元形状測定方法において、前記複数の位置は、前記第1の基準面を測定したX方向の位置と異なるX方向の位置である。
また、第5の発明は、3次元形状測定装置であって、被測定物を回転させる回転機構と、前記回転機構の回転角度を測定する回転角測定器と、前記被測定物に対向配置されたプローブと、前記プローブにより、前記被測定物と、前記回転機構の回転軸に対して略軸対象な複数の基準面とを測定して測定データを取り込む制御部と、前記被測定物の測定データを、前記複数の基準面の測定データを用いて補正する演算部とを有し、前記複数の基準面は、前記回転軸に対して所定の角度をなす第1の基準面と、前記回転軸に対して前記第1の基準面とは異なる所定の角度をなす第2の基準面とを含む。
また、第6の発明は、第5の発明に係る3次元形状測定装置において、前記複数の基準面の各々は、前記被測定部に関して配置される測定治具の一面である。
また、第7の発明は、第5または第6の発明に係る3次元形状測定装置において、前記第1の基準面測定工程は、前記第1の基準面を複数の位置で測定する工程を含む。
また、第8の発明は、第7の発明に係る3次元形状測定装置において、前記複数の位置は、前記第1の基準面を測定したX方向の位置と異なるX方向の位置である。
本発明によれば、簡易な構成でありながらθステージの回転振れによる測定誤差の補正が可能となり、高精度な3次元形状測定を行えるようになる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
(構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る3次元形状測定装置の構成を示す図である。図1に示すように、本3次元形状測定装置1は、プローブ2と、先端球3と、静圧空気軸受4と、板ばね5と、板ばね保持部6と、マイクロリニアスケール7と、Zステージ8と、Xステージ9と、Zレーザ測長器10(10a、10b)と、Xレーザ測長器11と、Z基準ミラー12と、X基準ミラー13と、θステージ14と、θロータリエンコーダ15と、測定機のフレーム16と、ステージ制御部17と、パーソナルコンピュータ18と、直角反射プリズム19,20,21と、測定治具23とから構成される。
プローブ2は、被測定物22の形状に沿って走査される。先端球3は、プローブ2と一体に構成され、被測定物22の表面に接触する。静圧空気軸受4は、プローブ2をZ軸方向に移動可能に保持する。板ばね5は、プローブ2をZ軸方向に弾性支持する。板ばね保持部6は、板ばね5を静圧空気軸受4に固定する。
Zステージ8は、静圧空気軸受4をZ軸方向に駆動する。Xステージ9は、Zステージ8をZ軸に略直交するX軸方向に駆動する。マイクロリニアスケール7は、プローブ2に固定されたスケール部7aと、Zステージ8に固定された読み取り部7bからなる。マイクロリニアスケール7(7a、7b)は、プローブ2の静圧空気軸受4に対するZ軸方向の変位を測長する。Z基準ミラー12およびX基準ミラー13は、フレーム16に固定されている。
Zレーザ測長器10は、フレーム16に固定された測長部10aとプローブ2に固定されたプリズム部10bからなる。Zレーザ測長器10は、Z基準ミラー12に対するプローブ2のZ軸方向の位置を測長する。Xレーザ測長器11は、フレーム16に固定された測長部11aと、Zステージ8に固定されたプリズム部11bからなる。Xレーザ測長器11は、X基準ミラー13に対するプローブ2のX軸方向の位置を測長する。
測定治具23は、Z軸に略直交する平面からなる平面部23aと、X軸とのなす角度が45°である直線からなるテーパ面部23bとを有し、各々は、測定において用いられる複数の基準面の1つとなる。平面部23a及びテーパ面部23bはいずれも略軸対称形状である。測定治具23は、当該測定治具23の回転対称軸とθステージ14の回転軸を略一致させて、θステージ14に固定する。
測定治具23の回転対称軸とθステージ14の回転軸を略一致させて固定するには、例えば、以下の方法を用いる。測定治具23をθステージ14に固定し、θステージ14を回転させる。測定治具23のテーパ面部23bに、ダイヤルゲージを面に直交する方向から接触させ、θステージ14を回転させた際のテーパ面の変位量を測定する。テーパ面の変位量が0になるように、測定治具23の位置を調整し、θステージ14に固定する。
上記したZレーザ測長器10とXレーザ測長器11は、例えば図2に示すシングルパスの干渉計の構成を有している。図2において、レーザ測長器50は、平面ミラー51の測長軸50c上の移動量を測長する。レーザ測長器50は、測長部50aとプリズム50bからなる。
測長部50aは、偏光方向が互いに直交するP偏光とS偏光からなる光束を射出するレーザ光源52と、平面ミラー51とプリズム部50bからの戻り光束を受光するレシーバ53と、1方向の直線偏光のみを透過する偏光板54からなる。
プリズム部50bは、P偏光を透過しS偏光を反射する偏光ビームスプリッタ55と、λ/4板56,57と、平面ミラー58と、直角反射プリズム59からなる。
レーザ光源52からの光束は偏光ビームスプリッタ55でP偏光が透過し、S偏光が反射する。偏光ビームスプリッタ55で反射した光束は測定光束となり、透過した光束は参照光束となる。偏光ビームスプリッタ55で反射した測定光束は、λ/4板56を透過して円偏光となり、平面ミラー51で反射する。平面ミラー51で反射した円偏光は、再度λ/4板56を透過してP偏光となり、今度は偏光ビームスプリッタ55を透過する。
一方、偏光ビームスプリッタ55を透過した参照光束は、λ/4板57を透過して円偏光となり、平面ミラー58で反射し、再度λ/4板57を透過してS偏光となり、今度は偏光ビームスプリッタ55で反射し、偏光ビームスプリッタ55を透過した測定光束と重なり合う。
重なりあった測定光束と参照光束は直角反射プリズム59で反射し、1方向の直線偏光成分だけが偏光板54を透過して、干渉が生じる。干渉した測定光束と参照光束は、レシーバ53で受光される。レシーバ53では、測定光束と参照光束の位相差の変動が、干渉信号により検出される。
レシーバ53で受光された干渉信号は、図示しない演算部に入力されて測長値に換算され、測長値を出力する。ここで、参照光束の光路長は常に一定である。一方、測定光束の光路長は、平面ミラー51の変位に伴って変化する。よって、レーザ測長器50は、測長軸50c上の平面ミラー51の移動量を測長する。
なお、Zレーザー測長器10とXレーザ測長器11は図2に示すシングルパスの干渉計の構成に限定されるものではなく、基準ミラー12,13に対する移動量を測長できればよく、例えばダブルパスの干渉計でもよい。
Zステージ8とXステージ9は、例えば、静圧空気軸受やリニアガイドなどからなるガイドと、ボールねじとステッピングモータの組み合わせやリニアモータなどからなる駆動手段から構成されている。θステージ14は、例えば、静圧空気軸受とモータから構成されている。
本実施形態では被測定物22は非球面レンズである。しかし、被測定物22は非球面レンズに限定されるものではない。例えば、被測定物22は、球面レンズや自由曲面、及びそれらの金型などでもよい。
(作用)
次に、この3次元形状測定装置1の作用について説明する。被測定物22は、被測定物22の光軸とθステージ14の回転軸を略一致させて、θステージ14に固定される。次に、Xステージ9を駆動して、プローブ2とθステージ14の回転軸を略一致させる。そして、Zステージ8を駆動して、先端球3を被測定物22に接触させる。θステージ14を回転させると、被測定物22が回転する。また、Xステージ9を駆動すると、Zステージ8と静圧空気軸受4とプローブ2が一体にX軸方向に移動する。
このとき、被測定物22の回転もしくはプローブ2のX軸方向の移動により、プローブ2の位置における被測定物22の形状(Z軸方向の高さ)が変化する。そして、被測定物22の形状に応じて板ばね5がたわんで、プローブ2が静圧空気軸受4に対してZ軸方向に移動する。これと同時に、マイクロリニアスケール7のスケール部7aが読み取り部7bに対して変位し、読み取り部7bが変位を測長する。
ステージ制御部17が、マイクロリニアスケール7の測長値に応じて、プローブ2の静圧空気軸受4に対する位置が常に一定(すなわち、板ばね5のたわみが一定)になるようにZステージ8を駆動する。このように、被測定物22の形状に沿ってプローブ2を走査する。
Zレーザ測長器10の測長部10aから射出した光束は、Xステージ9に固定された直角反射プリズム19で反射し、プローブ2に固定された直角反射プリズム20で反射し、プリズム部10bに入射する。プリズム部10bに入射した光束は、プリズム部10bの内部で参照光束と測定光束に分かれる。
プリズム部10bから射出した測定光束は、Z基準ミラー12で反射し、再度プリズム部10bに入射する。プリズム部10bの内部で参照光束と測定光束が重ね合わされて、プリズム部10bから射出する。プリズム部10bから射出した光束は、直角反射プリズム20で反射し、直角反射プリズム19で反射して、測長部10aに入射する。
測長部10aと直角反射プリズム19の光路長はXステージ9の移動に伴って変化するが、測定光束と参照光束の共通の光路であるので、光路長の変化はZレーザ測長器10では検出されない。また、直角反射プリズム19と直角反射プリズム20間の光路長はZステージ8の移動とプローブ2の静圧空気軸受4に対する変位に伴って変化するが、測定光束と参照光束の共通の光路であるので、光路長の変化はZレーザ測長器10では検出されない。更に、直角反射プリズム20とプリズム部10b間の光路長は常に一定である。
これに対して、プリズム部10bとZ基準ミラー12間は、測定光束だけの光路である。この光路長は、Zステージ8の移動とプローブ2の静圧空気軸受4に対する変位に伴って変化し、光路長の変化がZレーザ測長器10で検出される。このように、Zレーザ測長器10は、基準ミラー12に対するプローブ2のZ軸方向の移動量を測長する。
一方、Xレーザ測長器11の測長部11aから射出した光束は、Xステージ9に固定された直角反射プリズム21で反射し、プリズム部11bに入射する。プリズム部11bに入射した光束は、プリズム部11bの内部で参照光束と測定光束に分かれる。プリズム部11bから射出した測定光束は、X基準ミラー13で反射し、再度プリズム部11bに入射する。プリズム部11bの内部で参照光束と測定光束が重ね合わされて、プリズム部11bから射出する。プリズム部11bから射出した光束は、直角反射プリズム21で反射して、測長部11aに入射する。
測長部11aと直角反射プリズム21間の光路長はXステージ9の移動に伴って変化するが、測定光束と参照光束の共通の光路であるので、光路長の変化はXレーザ測長器11では検出されない。また、直角反射プリズム21とプリズム部11b間の光路長はZステージ8の移動に伴って変化するが、測定光束と参照光束の共通の光路であるので、光路長の変化はXレーザ測長器11では検出されない。
これに対して、プリズム部11bとX基準ミラー13間は、測定光束だけの光路である。この光路長は、Xステージ9の移動に伴って変化し、光路長の変化がXレーザ測長器11で検出される。このように、Xレーザ測長器11は、X基準ミラー13に対するプローブ2のX軸方向の移動量を測長する。
θロータリエンコーダ15は、被測定物22の回転角θ(0°≦θ<360°)を測定する。
ステージ制御部17が、プローブ2を被測定物22の形状に沿って走査しながら、θステージ14を回転させる。同時に、パーソナルコンピュータ18が、θロータリエンコーダ15とZレーザ測長器10とXレーザ測長器11の測長値を、被測定物22の測定データ(θLi、ZLi、XLi)として取り込む。
ただし、測定データθLiはi番目に測定したθロータリエンコーダ15の測長値を示し、ZLiはi番目に測定したZレーザ測長器10の測長値を示し、XLiはi番目に測定したXレーザ測長器11の測長値を示す。また、θLiとZLiとXLiは同時に取り込む。
次に、ステージ制御部17が、θステージ14を回転させながら、図3に示すように、Xステージ9により、プローブ2を測定治具23の平面23aに移動させ、Xステージ9を停止する。同時に、パーソナルコンピュータ18が、θロータリエンコーダ15とZレーザ測長器10とXレーザ測長器11の測長値を、平面部23aの測定データ(θPi、ZPi、XPi)として取り込む。θステージ14が1回転したら、平面部23aの測定データの取り込みを完了する。
次に、図4に示すように、Xステージ9により、プローブ2を測定治具23のテーパ面部23bに移動させ、Xステージ9を停止する。同時に、パーソナルコンピュータ18が、θロータリエンコーダ15とZレーザ測長器10とXレーザ測長器11の測長値を、テーパ面部23bの測定データ(θTi、ZTi、XTi)として取り込む。θステージ14が1回転したら、テーパ面部23bの測定データの取り込みを完了する。
ただし、測定データθPiはi番目に測定したθロータリーエンコーダ15の測長値を示し、ZPiはi番目に測定したZレーザ測長器10の測長値を示し、XPiはi番目に測定したXレーザ測長器11の測長値を示す。また、θPiとZPiとXPiは同時に取り込む。
同様に、測定データθTiはi番目に測定したθロータリエンコーダ15の測長値を示し、ZTiはi番目に測定したZレーザ測長器10の測長値を示し、XTiはi番目に測定したXレーザ測長器11の測長値を示す。また、θTiとZTiとXTiは同時に取り込む。
次に、パーソナルコンピュータ18が以下の演算を行う。
θステージ14の回転角度がθの際の、Z方向の回転振れとX方向の回転振れは、θ=θPi=θTiであるときの平面部23aの測定データ(θPi、ZPi、XPi)及びテーパ面部23bの測定データ(θTi、ZTi、XTi)と、θ=0であるときの平面部23aの測定データ(0、ZP0、XP0)及びテーパ面部23bの測定データ(0、ZT0、XT0)を用いて、回転角度がθDiのときの回転振れデータ(θDi、θDZi、θDXi)は以下のように演算できる。なお、θDZiはZ方向の回転振れを示し、θDXiはX方向の回転振れを示す。
θDi=θPi
θDZi=ZPi―ZP0
θDXi=((ZTi―ZT0)―(ZPi―ZP0))/tan45°
このようにして、回転角度がθDiのときの回転振れデータ(θDi、θDZi、θDXi)を得る。
よって、被測定物22の測定データ(θLi、ZLi、XLi)は、回転振れデータ(θDi、θDZi、θDXi)を用いることにより、θステージ14の回転振れによる測定誤差を補正することができる。すなわち、被測定物22の測定誤差を補正した測定データを、測定値(θi、Zi、Xi)とすると、θ=θLi=θDiであるときの回転振れデータを用いて、被測定物22の測定値(θi、Zi、Xi)は、
θi=θLi
Zi=ZLi―θDZi
Xi=XLi―θDXi
となる。
このようにして、被測定物22の3次元形状が測定できる。
(効果)
本実施の形態によれば、測定機に測定治具23を追加するのみで、θステージ14の回転振れによる測定誤差を補正できる。
なお、より簡易に、あらかじめ、回転振れを測定しておいて、測定データを補正する方法も存在するが、その場合、被測定物の着脱や環境温度変化等により、回転振れが変動すると測定誤差となる。本実施の形態によれば、被測定物を着脱せずに、被測定物の測定と連続して回転振れの測定を行うので、回転振れの変動による測定誤差が生じにくい。
ゆえに、この実施の形態によれば、簡易な構成で、θステージの回転振れによる測定誤差を補正することが可能であり、高精度な3次元形状測定装置を実現できる。
(変形例)
なお、上記した第1実施の形態の各構成は、当然、各種の変形、変更が可能である。
本実施の形態では、接触式プローブを用いたが、非接触式プローブでも全く同様の効果が得られる。
本実施の形態では、平面部23aの測定データ(θPi、ZPi、XPi)とテーパ面部23bの測定データ(θTi、ZTi、XTi)は、θステージ14が1回転した分のデータであるが、1回転でなくてもよい。複数回回転し、その平均値をデータとして、その後の演算に使用してもよい。例えば、平面部23aの測定データ(θPi、ZPi、XPi)の取り込み時に3回転して、θPi1=θPi2=θPi3となる測定データ(θPi1、ZPi1、XPi1)、(θPi2、ZPi2、XPi2)、(θPi3、ZPi3、XPi3)を用いて、平均値(ZPi1+ZPi2+ZPi3)/3、(XPi1+XPi2+XPi3)/3を演算し、それを測定データとしてもよい。
本実施の形態では、測定治具23の設置誤差(θステージ14の回転軸に対する測定治具23の回転対称軸のシフトとチルト)は0としたが、設置誤差を測定データから演算して、設置誤差を補正する構成としてもよい。
設置誤差を演算する方法は、例えば以下の方法がある。平面部23aの測定データ(θPi、ZPi、XPi)と平面の理論式の偏差の2乗和が最小となるように、平面の理論式を平面の測定データに対して、フィッティングする。そして、フィッティングした後の、平面の理論式と平面の測定データの偏差を求め、それを設置誤差を補正した平面部23aの測定データとして、回転振れの演算に用いる。また同様に、テーパ面部23bの測定データ(θTi、ZTi、XTi)とテーパ面の理論式を用いてフィッティングを行う。次に、設置誤差を補正したテーパ面部23bの測定データを求め、回転振れの演算に用いる。これにより、測定治具23の設置誤差を補正した回転振れを求めることができ、高精度な3次元形状測定を実現できる。
本実施の形態では、測定治具23の形状誤差は0としたが、あらかじめ、形状誤差を測定してパーソナルコンピュータ18に記憶しておき、形状誤差を補正する構成としてもよい。形状誤差を測定する方法は、例えば以下の方法がある。被測定物として、形状誤差が0とみなせるマスターボールを用いる。θステージ14を回転させながら、ダイヤルゲージにより、マスターボールのZ方向の回転振れを測定しながら、プローブ2で測定治具23の平面部23aを測定する。マスターボールの形状誤差は0なので、マスターボールの測定結果は、全てθステージ14のZ方向の回転振れである。
また、測定治具23の平面部23aの測定結果は、平面部23aの形状誤差とθステージ14のZ方向の回転振れの和となる。よって、測定治具23の平面部の測定結果とマスターボールの測定結果から、平面部23aの形状誤差を求めることができる。また、同様に、ダイヤルゲージにより、テーパ面部23bの角度(本実施形態の場合は45°)と同じ面の角度となるマスターボールの位置においてZ方向の変位を測定し、同時にプローブ2で測定治具23のテーパ面部23bを測定することにより、テーパ面部23bの形状誤差を求めることができる。
本実施の形態では、被測定物22を測定した後に測定治具23の平面部23aとテーパ面部23bの測定を行ったが、当然ながら、測定の順番は問わない。
本実施の形態では、測定治具23は、Z軸に略直交する平面部23aとX軸とのなす角度が45°であるテーパ面部23bを有する軸対称形状としたが、測定治具23の形状はこれに限定されない。テーパ面部23bがX軸となす角度は45°でなくともよい。測定治具23は、Z軸に略直交する部分とX軸と所定の角度を持つ部分があればよい。例えば、図7に示すように、ドーナツ形状を半分にした形状でもよい。ここで、図中のハッチング部は断面図を示す。また、静圧空気軸受4は、プローブ2をZ軸方向に移動可能に保持できればよいので、例えば、磁気軸受、すべり軸受等の各種ガイドに置き換えが可能である。
マイクロリニアスケール7は、プローブ2の静圧空気軸受に対する変位を検出できればよいので、レーザ側長器等の光学式変位センサや静電容量センサ等の各種変位計に置き換えが可能である。
(第2実施形態)
以下に、本発明の第2実施形態について説明する。
(構成)
第2実施形態の構成は、第1の実施の形態と同じ構成である。
(作用)
被測定物22の測定データ(θLi、ZLi、XLi)、測定治具23の平面部23aの測定データ(θPi、ZPi、XPi)及びテーパ面23bの測定データ(θTi、ZTi、XTi)を取り込む動作までは、第1の実施の形態と同様である。
次に、図5に示すように、先に平面部23aを測定したX方向の位置(図3参照)に対して略回転軸対称なX方向の位置にプローブ2を移動させる。そして先の平面部23aの測定と同様に、平面部23aの測定データ2(θPGi、ZPGi、XPGi)を取り込む。
次に、図6に示すように、先にテーパ面23bを測定したX方向の位置(図4参照)に対して略回転軸対称なX方向の位置にプローブ2を移動させ、テーパ面23bの測定データ2(θTGi、ZTGi、XTGi)を取り込む。次に、パーソナルコンピュータ18が以下の演算を行う。
θステージ14の回転角度がθの際の、Z方向の回転振れとX方向の回転振れは、θ=θLi=θPi=θTi=θPGi=θTGiであるときの被測定物22の測定データ(θLi、ZLi、XLi)、平面部23aの測定データ(θPi、ZPi、XPi)と平面部23aの測定データ2(θPGi、ZPGi、XPGi)、テーパ面部23bの測定データ(θTi、ZTi、XTi)とテーパ面部23bの測定データ2(θTGi、ZTGi、XTGi)、及びθ=0であるときの平面部23aの測定データ(0、ZP0、XP0)と平面部23aの測定データ2(0、ZPG0、XPG0)、テーパ面部23bの測定データ(0、ZT0、XT0)とテーパ面部23bの測定データ2(0、ZTG0、XTG0)を用いて、回転角度がθDiのときの回転振れデータ(θDi、θDZi、θDXi)は以下のように演算できる。なお、θDZiはZ方向の回転振れを示し、θDXiはX方向の回転振れを示す。
θDi=θPi=θLi
θDZi=((ZPi−ZP0)−(ZPGi−ZPG0))×(XLi−XPGi)/(XPi−XPGi)
θDXi=((ZTi−ZT0+ZTGi−ZTG0)/2−((ZPi−ZP0+ZPGi−ZPG0)/2)/tan45°
このようにして、回転角度がθDiのときの回転振れデータ(θDi、θDZi、θDXi)を得る。
従って、θステージ14の回転振れによる測定誤差を補正した、被測定物22の測定値(θi、Zi、Xi)は、
θi=θLi
Zi=ZLi−θDZi
Xi=XLi−θDXi
となる。
このようにして、被測定物22の3次元形状が測定できる。
(効果)
第1実施形態では、θステージ14の回転振れにより、Z軸に対するθステージ14の回転軸の角度が変わらずに回転軸が移動する(すなわち、Z軸に対する被測定物22の角度が変わらずに、被測定物22が移動する)ことで生じる測定誤差を補正できる。
本実施の形態によれば、第1実施形態の効果に加え、θステージ14の回転振れにより、Z軸に対するθステージ14の回転軸の角度が変動する(すなわち、Z軸に対する被測定物22の角度が変わる)ことで生じるZ方向の測定誤差もあわせて補正できるので、より高精度にθステージ14の回転振れによる測定誤差を補正できる。
ゆえに、この実施の形態によれば、簡易な構成で、θステージの回転振れによる測定誤差を補正する高精度な3次元形状測定装置を実現できる。
(変形例)
本実施の形態では、先に平面を測定したX方向の位置に対して略回転軸対称なX方向の位置で測定を実施し、平面の測定データ2(θPGi、ZPGi、XPGi)を得たが、必ずしも略回転軸対称なX方向の位置である必要はなく、先に平面を測定したX方向の位置と異なるX方向の位置であれば同様の効果が得られる。
本実施の形態では、Z軸に対するθステージ14の回転軸の角度変動は十分小さく、これにより、被測定物22の測定値にZ方向の測定誤差のみが生じ、他の測定誤差は無視できるほど小さい、として演算を行った。しかし、θステージ14の回転軸の角度変動が大きい場合は、被測定物22の測定値に生じるX方向の測定誤差が無視できなくなるし、テーパ面部23bの測定データに生じる測定誤差も無視できなくなる。当然ながら、それらを考慮して、θステージ14の回転振れを補正してもよい。
(付記)
なお、上記した具体的な実施形態から以下のような構成(1)〜(8)を備える発明を抽出することができる。
(1)回転機構の回転角度を測定する第1の測定工程と、
被測定物の形状を、プローブにより測定する第2の測定工程と、
複数の基準面の形状を、前記プローブにより測定する第3の測定工程と、
前記第2の測定工程で得た測定データを、前記第3の測定工程で得た測定データを用いて補正する工程とを有する3次元形状測定方法であって、
前記複数の基準面は、いずれも前記回転機構の回転軸に対して略軸対称な形状を有しており、前記複数の基準面のうち、前記第1の基準面は、前記回転軸に対して所定の角度をなす面であって、前記第2の基準面は、前記回転軸に対して前記第1の基準面とは異なる所定の角度をなす面であり、
前記第3の測定工程は、前記第1の基準面を測定する第1の基準面測定工程と、前記第2の基準面を測定する第2の基準面測定工程とを、少なくとも有することを特徴とする3次元形状測定方法。
(2)前記複数の基準面の各々は、前記被測定部に関して配置される測定治具の一面であることを特徴とする(1)記載の3次元形状測定方法。
(対応する発明の実施の形態)
この発明に対応する実施の形態は、第1、2の実施の形態が対応する。
(作用効果)
被測定物と、例えば測定治具の第1の基準面と第2の基準面を測定し、第1の基準面と第2の基準面の測定データから回転機構の回転振れを演算する。演算した回転機構の回転振れにより、被測定物の測定データを補正し、最終的な測定データを得る。
よって、簡易な構成で、回転機構の回転振れによる測定誤差を補正する高精度な3次元形状測定が実現できる。第1の基準面と回転軸のなす所定の角度は90度が望ましいが、90度に限定されるものではない。第2の基準面と回転軸のなす所定の角度は、30度〜80度が望ましいが、前記第1の基準面とは異なる角度であれば何度でもよい。
(3)前記第1の基準面測定工程は、前記第1の基準面を複数の位置で測定する工程を含むことを特徴とする(1)または(2)記載の3次元形状測定方法。
(4)前記複数の位置は、前記第1の基準面を測定したX方向の位置と異なるX方向の位置であることを特徴とする(3)記載の3次元形状測定方法。
(対応する発明の実施の形態)
この発明に対応する実施の形態は、第2の実施の形態が対応する。
(作用効果)
第1の基準面を複数の位置(例えば、第1の基準面を測定したX方向の位置と異なるX方向の位置)で測定する。これにより、(1)の効果に加え、回転機構の回転振れにより、プローブに対する回転機構の回転軸の角度が変動する(すなわち、プローブに対する被測定物の角度が変わる)ことで生じる測定誤差も補正できる。
よって、簡易な構成で、回転機構の回転振れによる測定誤差を補正する高精度な3次元形状測定が実現できる。
(5)被測定物を回転させる回転機構と、
前記回転機構の回転角度を測定する回転角測定器と、
前記被測定物に対向配置されたプローブと、
前記プローブにより、前記被測定物と、前記回転機構の回転軸に対して略軸対象な複数の基準面とを測定して測定データを取り込む制御部と、
前記被測定物の測定データを、前記複数の基準面の測定データを用いて補正する演算部とを有し、
前記複数の基準面は、前記回転軸に対して所定の角度をなす第1の基準面と、前記回転軸に対して前記第1の基準面とは異なる所定の角度をなす第2の基準面とを含む、ことを特徴とする3次元形状測定装置。
(6)前記複数の基準面の各々は、前記被測定部に関して配置される測定治具の一面であることを特徴とする(5)記載の3次元形状測定装置。
(対応する発明の実施の形態)
この発明に対応する実施の形態は、第1、2の実施の形態が対応する。
(作用効果)
制御部が、プローブにより被測定物と例えば測定治具の複数の基準面を測定し、測定データを取り込む。演算部が、複数の基準面の測定データから、回転機構の回転振れを演算し、被測定物の測定データを補正する。
これにより、簡易な構成で、回転機構の回転振れによる測定誤差を補正する高精度な3次元形状測定装置が実現できる。
(7)前記第1の基準面測定工程は、前記第1の基準面を複数の位置で測定する工程を含むことを特徴とする(5)または(6)記載の3次元形状測定装置。
(8)前記複数の位置は、前記第1の基準面を測定したX方向の位置と異なるX方向の位置であることを特徴とする(7)記載の3次元形状測定装置。
(対応する発明の実施の形態)
この発明に対応する実施の形態は、第2の実施の形態が対応する。
(作用効果)
第1の基準面を複数の位置(例えば、第1の基準面を測定したX方向の位置と異なるX方向の位置)で測定する。これにより、(5)の効果に加え、回転機構の回転振れにより、プローブに対する回転機構の回転軸の角度が変動する(すなわち、プローブに対する被測定物の角度が変わる)ことで生じる測定誤差も補正できる。
よって、簡易な構成で、回転機構の回転振れによる測定誤差を補正する高精度な3次元形状測定が実現できる。
本発明の第1実施形態に係る3次元形状測定装置の構成を示す図である。 Zレーザ測長器とXレーザ測長器の構成としてのシングルパスの干渉計を示す図である。 Xステージにより、プローブを測定治具の平面に移動させたようすを示す図である。 Xステージにより、プローブを測定治具のテーパ面部に移動させたようすを示す図である。 平面を測定したX方向の位置に対して略回転軸対称なX方向の位置に、プローブを移動させたようすを示す図である。 テーパ面を測定したX方向の位置に対して略回転軸対称なX方向の位置に、プローブを移動させたようすを示す図である。 測定治具の形状の変形例を示す図である。 Rθ走査方式の3次元形状測定装置の基本構成を概略的に示す図である。
符号の説明
1…3次元形状測定装置、2…プローブ、3…先端球、4…静圧空気軸受、5…板ばね、6…板ばね保持部、7…マイクロリニアスケール、8…Zステージ、9…Xステージ、10…Zレーザ測長器、11…Xレーザ測長器、12…Z基準ミラー、13…X基準ミラー、14…θステージ、15…θロータリエンコーダ、16…測定機のフレーム、17…ステージ制御部、18…パーソナルコンピュータ、19…直角反射プリズム、20…直角反射プリズム、21…直角反射プリズム、22…被測定物、23…測定治具。

Claims (8)

  1. 回転機構の回転角度を測定する第1の測定工程と、
    被測定物の形状を、プローブにより測定する第2の測定工程と、
    複数の基準面の形状を、前記プローブにより測定する第3の測定工程と、
    前記第2の測定工程で得た測定データを、前記第3の測定工程で得た測定データを用いて補正する工程とを有する3次元形状測定方法であって、
    前記複数の基準面は、いずれも前記回転機構の回転軸に対して略軸対称な形状を有しており、前記複数の基準面のうち、前記第1の基準面は、前記回転軸に対して所定の角度をなす面であって、前記第2の基準面は、前記回転軸に対して前記第1の基準面とは異なる所定の角度をなす面であり、
    前記第3の測定工程は、前記第1の基準面を測定する第1の基準面測定工程と、前記第2の基準面を測定する第2の基準面測定工程とを、少なくとも有することを特徴とする3次元形状測定方法。
  2. 前記複数の基準面の各々は、測定治具の一面であることを特徴とする請求項1記載の3次元形状測定方法。
  3. 前記第1の基準面測定工程は、前記第1の基準面を複数の位置で測定する工程を含むことを特徴とする請求項1または2記載の3次元形状測定方法。
  4. 前記複数の位置は、前記第1の基準面を測定したX方向の位置と異なるX方向の位置であることを特徴とする請求項3記載の3次元形状測定方法。
  5. 被測定物を回転させる回転機構と、
    前記回転機構の回転角度を測定する回転角測定器と、
    前記被測定物に対向配置されたプローブと、
    前記プローブにより、前記被測定物と、前記回転機構の回転軸に対して略軸対象な複数の基準面とを測定して測定データを取り込む制御部と、
    前記被測定物の測定データを、前記複数の基準面の測定データを用いて補正する演算部とを有し、
    前記複数の基準面は、前記回転軸に対して所定の角度をなす第1の基準面と、前記回転軸に対して前記第1の基準面とは異なる所定の角度をなす第2の基準面とを含む、ことを特徴とする3次元形状測定装置。
  6. 前記複数の基準面の各々は、前記被測定部に関して配置される測定治具の一面であることを特徴とする請求項5記載の3次元形状測定装置。
  7. 前記第1の基準面測定工程は、前記第1の基準面を複数の位置で測定する工程を含むことを特徴とする請求項5または6記載の3次元形状測定装置。
  8. 前記複数の位置は、前記第1の基準面を測定したX方向の位置と異なるX方向の位置であることを特徴とする請求項7記載の3次元形状測定装置。
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