JP2005337453A - 直動案内軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発塵量を抑制して、低発塵が要求される機械、装置に好適に使用できる直動案内軸受装置を提供する。
【解決手段】 案内レール1に跨架されたスライダ2が、軸方向に貫通する転動体通路8が設けられたスライダ本体2Aと、両転動体転動溝3,7間と転動体通路8とを連通する湾曲状の方向転換路6を有してスライダ本体2Aの軸方向の端部に固定されたエンドキャップ5とを具備する直動案内軸受装置であって、転動体通路8の転動体Bが接触する部分を合成樹脂で形成すると共に、エンドキャップ5の方向転換路6と転動体Bとのすき間を0.2mm以下とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば工作機械や搬送装置等に用いられる直動案内軸受装置に関する。
従来の直動案内軸受装置としては、例えば図6に示すものが知られている。
この直動案内軸受装置は、軸方向に延びる案内レール1と、該案内レール1上に軸方向に相対移動可能に跨架されたスライダ2とを備える。
案内レール1の両側面にはそれぞれ軸方向に延びる転動体転動溝3が形成されており、スライダ2のスライダ本体2Aには、その両袖部4の内側面に、それぞれ転動体転動溝3に対向する転動体転動溝7が形成されている。そして、これらの向き合った両転動体転動溝3,7の間には転動体の一例としての多数のボールBが転動自在に装填され、これらのボールBの転動を介してスライダ2が案内レール1上を軸方向に沿って相対移動できるようになっている。
この移動につれて、案内レール1とスライダ2との間に介在するボールBは転動してスライダ2の端部に移動するが、スライダ2を軸方向に継続して移動させていくためには、これらのボールBを無限に循環させる必要がある。
このため、スライダ本体2Aの袖部4内に軸方向に貫通する転動体通路8を形成すると共に、スライダ本体2Aの両端にそれぞれ略コ字状のエンドキャップ5を例えばねじ12等の固定手段を介して固定し、このエンドキャップ5に上記両転動体転動溝3,7間と上記転動体通路8とを連通する半円弧状に湾曲した方向転換路6を形成することにより、転動体無限循環軌道を形成している。なお、図6において、符号11はエンドキャップ5と共にスライダ本体2Aの端面にねじ12等を介して固定されたサイドシール、10はスライダ本体2Aの端面に形成されたねじ12のタップ穴、13は給脂用ニップルである。
上記従来の直動案内軸受装置においては、スライダ本体2Aが金属製であることから、転動体通路8を転動するボールBが金属と接触することで発塵量が多くなるという問題がある。
また、エンドキャップ5の方向転換路6は、図7及び図8に示すように、ボールBの外周側軌道14はボールBに沿って断面略円弧状に形成されているが、内周側軌道15は平面状とされているため、ボールBと内周側軌道15との間に大きなすき間16(1mm程度)が生じ、このすき間16に余分な潤滑剤が蓄積して発塵量が多くなるという問題がある。
本発明はこのような不都合を解消するためにされたものであり、発塵量を抑制することで、低発塵が要求される機械、装置に好適に用いることができる直動案内軸受装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、軸方向に延びる転動体転動溝を有する案内レールと、該案内レールの前記転動体転動溝に対向する転動体転動溝を有し、これらの両転動体転動溝間に挿入された多数の転動体の転動を介して軸方向に沿って相対移動可能に前記案内レールに跨架されたスライダとを備え、
前記スライダは、前記転動体転動溝及び軸方向に貫通する転動体通路が設けられたスライダ本体と、前記両転動体転動溝間と前記転動体通路とを連通する湾曲状の方向転換路を有して前記スライダ本体の軸方向の端部に固定されたエンドキャップとを具備する直動案内軸受装置であって、
前記転動体通路の前記転動体が接触する部分を合成樹脂で形成すると共に、前記エンドキャップの前記方向転換路と前記転動体とのすき間を0.2mm以下としたことを特徴とする。
本発明によれば、転動体通路の転動体が接触する部分を合成樹脂で形成しているので、従来のように、転動体が金属と接触する場合と比べて発塵量を少なくすることができ、しかも、エンドキャップの方向転換路と転動体とのすき間を0.2mm以下として前記すき間を小さくしているので、該すき間に余分な潤滑剤が蓄積することによる発塵の発生量を抑制することができる。これにより、低発塵が要求される機械、装置に好適に用いることができる直動案内軸受装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の一例を図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の一例である直動案内軸受装置を説明するための説明図、図2はエンドキャップを示す図、図3は図2の部分拡大図、図4は従来例1と比較例1との発塵量の比較を示すグラフ図、図5は従来例2と比較例2との発塵量の比較を示すグラフ図である。なお、この実施の形態では、既に図6〜図8で説明した従来の直動案内軸受装置と重複する部分については、各図に同一符号を付してその説明を省略する。
本発明の実施の形態の一例である直動案内軸受装置は、図1に示すように、スライダ本体2Aの転動体通路8の形成部分を別部材20とし、且つ別部材20を合成樹脂製として該別部材20に前記転動体通路8を形成している。これにより、転動体通路8のボールBが接触する部分を合成樹脂としている。合成樹脂の具体例としては、油やグリース等の潤滑剤との相性を考慮してPOM(ポリオキシメチレン)等を例示することができる。
また、この実施の形態では、図2及び図3に示すように、例えば合成樹脂製のエンドキャップ5の方向転換路6のボールBの外周側軌道14がボールBに沿って断面略円弧状に形成されると共に、内周側軌道15についてもボールBに沿って断面略円弧状に形成され、これにより、方向転換路6とボールBとのすき間が0.2mm以下とされている。
このようにこの実施の形態では、スライダ本体2Aの転動体通路8のボールBが接触する部分を合成樹脂としているので、従来のように、ボールBが金属と接触する場合と比べて発塵量を少なくすることができ、しかも、エンドキャップ5の方向転換路6とボールBとのすき間を0.2mm以下として前記すき間を小さくしているので、該すき間に余分な潤滑剤が蓄積することによる発塵の発生量を抑制することができ、これにより、低発塵が要求される機械、装置に好適に用いることができる直動案内軸受装置を提供することができる。
図4は、スライダ本体2Aの転動体通路8の形成部分を別部材20とし、且つ別部材20を合成樹脂製として該別部材20に前記転動体通路8を形成して転動体通路8のボールBが接触する部分を合成樹脂とした直動案内軸受装置(図1参照)を比較例1とし、比較例1と同一構造で転動体通路8が金属のままの直動案内軸受装置を従来例1として両者の発塵量を比較した結果を示すものである。なお、比較例1及び従来例1は、転動体通路8のボールBが接触する部分の材質が相違する以外は同一条件とした。
図5は、方向転換路6のボールBの外周側軌道14をボールBに沿って断面略円弧状に形成すると共に、内周側軌道15についてもボールBに沿って断面略円弧状に形成して、方向転換路6とボールBとのすき間を0.2mm以下としたエンドキャップ5(図2及びず3参照)を備えた直動案内軸受装置を比較例2とし、方向転換路6のボールBの外周側軌道14をボールBに沿って断面略円弧状に形成しているが、内周側軌道15は平面状としたエンドキャップ5(図7及び図8参照)を備えた直動案内軸受装置を従来例2として両者の発塵量を比較した結果を示すものである。なお、比較例2及び従来例2は、方向転換路6の内周側軌道15の形状が相違する以外は同一条件とした。
図4から明らかなように、比較例1は従来例1に比べて発塵量が少なくなっており、また、比較例2も従来例2に比べて発塵量が少なくなっている。従って、比較例1及び比較例2の条件を備えた本発明例は、従来例に比べて発塵量を大幅に抑制することができるのが判る。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、両転動体転動溝3,7の列数は一列に限定されるものではなく、また、スライダ本体2Aの転動体通路8の形成部分を別部材20とすることなく、金属の転動体通路8に合成樹脂製のチューブを嵌め込んだり、金属の転動体通路8の内周面に樹脂をコーティングするようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、エンドキャップ5の方向転換路6の外周側軌道14と内周側軌道15とを別体としているが、これらを一体としてもよい。
本発明の実施の形態の一例である直動案内軸受装置を説明するための説明図である。 エンドキャップを示す図である。 図2の部分拡大図である。 従来例1と比較例1との発塵量の比較を示すグラフ図である。 従来例2と比較例2との発塵量の比較を示すグラフ図である。 従来の直動案内軸受装置を説明するための一部を破断した斜視図である。 従来のエンドキャップを示す図である。 図7の部分拡大図である。
符号の説明
1 案内レール
2 スライダ
2A スライダ本体
3 転動体転動溝(案内レール側)
5 エンドキャップ
6 方向転換路
7 転動体転動溝(スライダ側)
8 転動体通路
B ボール(転動体)

Claims (1)

  1. 軸方向に延びる転動体転動溝を有する案内レールと、該案内レールの前記転動体転動溝に対向する転動体転動溝を有し、これらの両転動体転動溝間に挿入された多数の転動体の転動を介して軸方向に沿って相対移動可能に前記案内レールに跨架されたスライダとを備え、
    前記スライダは、前記転動体転動溝及び軸方向に貫通する転動体通路が設けられたスライダ本体と、前記両転動体転動溝間と前記転動体通路とを連通する湾曲状の方向転換路を有して前記スライダ本体の軸方向の端部に固定されたエンドキャップとを具備する直動案内軸受装置であって、
    前記転動体通路の前記転動体が接触する部分を合成樹脂で形成すると共に、前記エンドキャップの前記方向転換路と前記転動体とのすき間を0.2mm以下としたことを特徴とする直動案内軸受装置。
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