JP3202146U - 直動案内装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転動体並びに軸体と軌道輪が傷み難く、寿命を長くすることが出来る直動案内装置を提供する。【解決手段】転動体5を2つの円柱体51を連結部50で連結したローラー形状のものとし、円柱体51の周面52の断面を曲線的に凸状に膨出したものとする。接触相手との接触は4箇所となり、1箇所で受け持つ接触圧力が従来のものより減少する。また凹状に湾曲した壁面(軌道輪6)と転動体5との接触箇所(5A,5B)は線接触となり、このことによっても接触圧力が分散減少する。【選択図】図8

Description

本考案は、循環的に転動する転動体を内蔵し、挿通された軸体上を直線方向に滑らかに動くよう案内する直動案内装置に関するものである。
図9は従来の直動案内装置の1例を示す図である。図9において、80は直動案内装置、81は外筒、82は転動体、83は転動体循環路、84はエンドキャップ、85は軸体である。なお、ここで使用されている転動体82は、球状の転動体である。
球状の転動体82は外筒81内に内蔵され、転動体循環路83を通って転動可能とされている。軸体85は外筒81に挿通され、外筒81に対して相対的に軸長方向に移動される。軸体85の外周面は転動体82と接触しているので、その移動は滑らかに行われる。
転動体82は、軸体85との接触動作により受ける力により、少しづつ移動させられ、転動体循環路83を循環して行く。
このように循環する球状の転動体82を内蔵して、軸体上を滑らかに直線的に案内する直動案内装置に関する文献としては、下記の先行技術文献欄に記すような特許文献が挙げられる。
特開2005−249179号公報 特開2009−008206号公報
前記した従来の直動案内装置には、転動体に大きな力がかかるような用途に使用する場合、転動体の表面が傷み易く、直動案内装置の寿命が短くなってしまうという問題点があった。
図10は、従来の直動案内装置における転動体の接触状況を説明する図である。符号は図9のものに対応し、86はリテーナ(転動体保持器)、87は軌道輪、82Aは転動体82と軌道輪87との接触部分であり、82Bは転動体82と軸体85との接触部分である。
転動体82は球状であるので、接触部分は82A,82Bの2箇所であり、しかもそれらでの接触は点接触となっている。つまり、転動体82は軸体85からの力を常に点状の小さな面積で受けているので、転動体5へ大きな圧力がかかることがあるような用途のものであった場合、表面が傷み易い。表面が傷つけられると滑らかさが失われ、結局、直動案内装置の寿命が短くなってしまっていた。
本考案は、このような問題点を解決することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本考案の直動案内装置は、内周面に等間隔で軸方向に延設された転動体循環路(24)が複数個設けられた外筒(2)と、該外筒の内側に挿入された円筒状の軌道輪(6)と、該軌道輪の内側に挿入されたリテーナ(7)と、周面(52)断面が曲線的に凸状に膨出している2つの円柱体(51)とそれらを連結する連結部(50)とで全体としてローラー状に構成され、その両側面部の周辺部分には面取り部(53)が施されてなる転動体(5)と、該転動体が前記リテーナと前記転動体循環路(24)を通って循環するよう充填された状態で前記外筒(2)の両端部を塞ぐよう取り付けられたエンドキャップ(3)と、エンドキャップの外側に装着されたオイルシール(4)とを具えるよう構成することとした。
なお、前記転動体(5)の両側面部の周辺部分には、リテーナ(7)からの脱落を防止すると共に保持を良好にするよう、面取り部(53)を施すことが出来る。また、転動体(5)を構成する円柱体(51)と軌道輪(6)の内壁面との接触が線接触となるよう、該円柱体の周面(52)の断面形状を形成したものとすることが出来る。
また、前記した直動案内装置において、軌道輪(6)を、軸方向に割り(61)を入れた円筒状構造とし、その一方の端部を挿入後方側端部(63)と定めると共に他方の端部を挿入先頭側端部(62)と定め、挿入後方側端部の外径(P)を挿入先頭側端部の外径(Q)よりやや大となるよう外壁面にテーパーをつけた構造とし、外筒(2)を、その一方の端部を軌道輪挿入側端部(25)と定めると共に他方の端部を軌道輪先端停止部(26)と定め、軌道輪挿入側端部の内径(R)を軌道輪先端停止部の内径(S)よりやや大となるよう内壁面にテーパーをつけた構造とし、エンドキャップ(3)を、外筒に取り付けたとき軌道輪(6)の端部に対向する部位である軌道輪端部対向部(31)に通ずるよう軌道輪の軸方向と同方向に外部から開けられた隙間調整ネジ孔(32)を設けた構造とし、先端が軌道輪(6)の端部に当接するよう該隙間調整ネジ孔にねじ入れられ、軌道輪の軸方向の位置を変化させ得る隙間調整ネジ(33)を具えるよう構成することが出来る。
更に、前記した直動案内装置において、外筒(2)の外側面から全ての転動体循環路(24)に通ずるよう開けられた油穴(21)および各油穴を通ずるよう周方向に設けられた潤滑剤通路溝(19)を具え、該油穴を通じて全ての転動体循環路に均一に潤滑剤を供給し得るようにすることが出来る。
本考案の直動案内装置では、次のような効果を奏する。
1.転動体を2つの円柱体を有し、全体としてローラー状のものとしたので、接触部分が4箇所となり、球状の転動体に比べ接触箇所が2倍になった。そのため、1つの接触箇所で受け持つ接触圧力が少なくなった。また、円柱体の周面を曲線的に凸状に形成したので、接触を点接触ではなく線接触となり、更に接触圧力を分散させることも出来た。そのため、転動体が傷み難くなり、直動案内装置の寿命を長くすることが可能となる。
2.外筒の内壁面や軌道輪の外壁面をテーパーをつけた形状とし、隙間調整ネジにより軌道輪の外筒への挿入位置を調整し得るような構造とした場合、外筒と軌道輪との間の半径方向の隙間を調整し、転動体の転動が適切に行われると共に、剛性を増大することが出来る。
3.外筒の外側から内側の転動体循環路へ通ずる油穴および各油穴を通ずるよう周方向に設けられた潤滑剤通路溝を具える構造とした場合、全ての転動体循環路に均一に潤滑剤を供給することが出来るようになり、安定した直動案内装置の寿命をさらに長くすることが可能となる。
本考案の直動案内装置の概要を示す図 本考案における外筒を示す図 本考案における軌道輪を示す図 本考案におけるリテーナを示す図 本考案におけるエンドキャップを示す図 軌道輪を外筒へ挿入する状況を説明する図 本考案における隙間調整を説明する図 本考案における転動体を説明する図 従来の直動案内装置の1例を示す図 従来の直動案内装置における転動体の接触状況を説明する図
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本考案の直動案内装置1の概要を示す図である。図1において、1は直動案内装置、2は外筒、3はエンドキャップ、4はオイルシール、5は転動体、6は軌道輪、7はリテーナ(転動体保持器)、8は軸体挿通孔、9は軸体、19は潤滑剤通路溝、21は油穴、22はフランジ部、23は取付穴、24は転動体循環路である。
また、図1(1)は直動案内装置1の軸方向の断面図(図1(2)中のB−B方向に見た断面)であり、図1(2)は径方向の断面図(図1(1)中のA−A方向に見た断面)である。
本考案の直動案内装置1の構成の概要を、まず図1(1)で説明すると、一番外側に外筒2があり、その内側に円筒状の軌道輪6が配設され、更にその内側にリテーナ7が配設される。リテーナ7には転動体5が収容され、保持されている。転動体5は、外筒2の内面に設けられた溝(図1(2)の転動体循環路24)にも満たされている。外筒2の両端には、両端をカバーし、転動体を無限循環運動させる為のリターン路が設けられているエンドキャップ3が取り付けられ、その外側にはオイルシール4が取り付けられる。オイルシール4は、軸体9の表面との間をシールするためのものである。
なお、フランジ部22,取付穴23は、直動案内装置1を他の物に固着するためのものであり、適宜に設けられる。
図1(2)に示すように、外筒2の内面には多数の転動体循環路24が設けられる。転動体循環路24は、転動体5を収容し得るサイズの軸方向の溝であり、外筒2の内周に等間隔で配設される。外筒2の内側には円筒状の軌道輪6が挿入される。軌道輪6の内側にはリテーナ7が挿入されるが、リテーナ7に保持されている転動体5の列が各転動体循環路24の振り分け位置と一致するよう挿入される。これによりリテーナ7の転動体5は、軌道輪6の端部の外側を回って転動体循環路24へと循環移動することが可能とされる。
点線の円は外筒2の外周を示しており、油穴21は外筒2の外側より転動体循環路24全列に通ずるよう開けられている。油穴21は、転動体5への潤滑剤を外部より随時供給し得るようにするためのものである。潤滑剤通路溝19は、外筒2の周方向に設けられた通路溝であり、各油穴21と通じている。これにより潤滑剤は周方向に流れて行き、周方向への均一な供給が可能となる。潤滑剤をいつでも全ての転動体循環路24に充分に充填しておくことにより、長期の寿命を保つことが可能となる。
図2は、本考案における外筒2を示す図である。符号は図1のものに対応し、20は筒体部、25は軌道輪挿入側端部、26は軌道輪先端停止部、27は軌道輪挿入孔である。また、図2(1)は外筒2の軸方向の断面図(図2(2)中のD−D方向に見た断面)であり、図2(2)は径方向の側面図(図2(1)中のC−C方向に見た側面)である。
既に述べたように、外筒2の内周面には、軸方向に多数の転動体循環路24が等間隔に設けられている。転動子循環路24それぞれには、外部から油穴21が開けられている(図2(2)では図が繁雑となるのを避けるため1個のみを示している)。
その内側には軌道輪6が挿入されるが、その挿入方向は予め定められている。図示した例では、図2(1)に示すように、左側端部の方を軌道輪挿入側端部25とし、右側端部の方を軌道輪先端停止部26としている。そして、軌道輪挿入側端部25の内径Rの方が、軌道輪先端停止部26の内径Sより僅かに大になるようにし(R>S)、両端部間の内壁面はテーパーが付けられたものとなるよう形成される。このようにする理由は、後で詳しく説明するが、外筒2と軌道輪6,転動体5と軸体9との間の隙間を調整可能とするためである。
図3は、本考案における軌道輪6を示す図である。符号は図1のものに対応し、60は筒体、61は割り、62は挿入先頭側端部、63は挿入後方側端部である。また、図3(1)は軌道輪6端部の側面図であり、図3(2)は軌道輪6の軸方向の断面図(図3(1)中のE−E方向に見た断面)である。
軌道輪6は、軸方向の一部に割り61が入れられた筒体60で構成されている。割り61が入れられているのは、筒体60の径が周囲から加えられる力により、少し小になったり大になったりする余地を与えるためである。
軌道輪6は外筒2の中に挿入されるが、その挿入方向は予め定められている。図示した例では、図3(2)に示すように、左側端部の方を挿入後方側端部63とし、右側端部の方を挿入先頭側端部62としている。そして、挿入後方側端部63の外径Pの方が、挿入先頭側端部62の外径Qより僅かに大になるようにし(P>Q)、両端部間の外壁面はテーパーが付けられたものとなるよう形成される。このようにする理由は、外筒2と軌道輪6,転動体5と軸体9との間の隙間を調整可能とするためである。
図4は、本考案におけるリテーナ7を示す図である。符号は図1のものに対応し、70は転動体保持溝である。図4(1)はリテーナ7端部の側面図であり、図4(2)はリテーナ7の軸方向の断面図(図4(1)中のF−F方向に見た断面)である。
リテーナ7には周方向に等間隔で転動体保持溝70が設けられ、ここに転動体5が収容され、保持される。
図5は、本考案におけるエンドキャップ3を示す図である。符号は図1のものに対応し、30は循環路端部、31は軌道輪端部対向部、32は隙間調整ネジ孔、33は隙間調整ネジである。また、図5(1)はエンドキャップ3の内側面の図であり、図5(3)は外側面の図である。図5(2)はエンドキャップ3の断面図(図5(1)中のG−G方向に見た断面)である。
循環路端部30は、外筒2の転動体循環路24とリテーナ7の転動体保持溝70とを連絡リターンする部分である。これらにより循環路が形成される。軌道輪端部対向部31は、外筒2に挿入された軌道輪6の端部と対向する部分である。ここには隙間調整ネジ孔32が開けられる。図5(2)に示すように、隙間調整ネジ孔32には隙間調整ネジ33がねじ込まれ、その先端は軌道輪6の端部に当接させられる。従って、隙間調整ネジ33を進めると、軌道輪6が押されて移動させられることとなる。
なお、オイルシール4は、隙間調整ネジ33をねじ込んだ後に装着される。
図6は、軌道輪6を外筒2へ挿入する状況を説明する図である。白抜き太矢印で示すように、軌道輪6の挿入先頭側端部62を先頭にし、外筒2の軌道輪挿入側端部25から挿入して行く。P>Q,R>Sとしてあるから、挿入はスムーズに行われる。
図7は、本考案における隙間調整を説明する図である。符号は図1〜図6のものに対応し、Tは外筒2と軌道輪6との径方向の隙間である。
図7(1)は外筒2および軌道輪6と、外筒2に挿入された軌道輪6の軸方向位置を決めるための構成要素(エンドキャップ3,隙間調整ネジ33)を示している。
図7(2)は、各構成要素を組み立てた状態を示している。外筒2に軌道輪6を挿入し、更にリテーナ7を挿入する等もろもろの作業をした後、最後にエンドキャップ3が端部に取り付けられる。その際、エンドキャップ3に設けられている隙間調整ネジ孔32に隙間調整ネジ33がねじ込まれ、その先端が軌道輪6の端部に当接される。
図7(3)(4)は、外筒2の内壁面と軌道輪6の外壁面との間の径方向の隙間Tが調整され得ることを示す模式図である。即ち、(3)に示すように軌道輪6の外筒2への挿入度が浅いほど隙間Tは大であり、(4)に示すように挿入度が深いほど隙間Tは小となる。挿入の度合いは隙間調整ネジ33により決められるから、結局、隙間Tは隙間調整ネジ33により調整可能となる。隙間Tを調整すると、外筒2と軌道輪6,転動体5と軸体9との間の隙間もおのずと調整されることになる。
このように、本考案では外筒2,軌道輪6,転動体5,軸体9等の間の隙間を適切な大きさとなるよう調整することが可能となる。
図8は、本考案における転動体5を説明する図である。符号は図1〜図7のものに対応し、50は連結部、51は円柱体、52は周面、53は面取り部、5A,5B,5C,5Dは接触部分である。そして、図8(1)はリテーナ7に収容される際の転動体5を示し、(2)は収容された状態を示し、(3)は直動案内装置に組み込まれて使用されているときの転動体5の接触状態を示している。
本考案で使用する転動体5としては、以下に説明するような特殊な形状をしたものを用いる。即ち転動体5は、図8(1)に示すように、2つの円柱体51とそれらを連結する連結部50とで構成され、全体としてローラー状の形とされる。そして、円柱体51の周面52の断面は、曲線的に凸状に膨出している形状とされる。なお、転動体5の両側面部の周辺部分には、面取り部53が施される。
このような形状の転動体5が、リテーナ7の転動体保持溝70に、矢印Lの方向に収容される。面取り部53は、転動体5がリテーナ7に収容されたとき、転動体保持溝70からの脱落を防止すると共に保持が良好にされるよう施される。
図8(2)は収容された状態を示しており、転動体5の上部においてはリテーナ7の上部よりやや上に周面52が頭を出し、転動体5の下部においてもリテーナ7の底部よりやや下に周面52が頭を出している。
図8(3)は使用されているときの転動体5の接触状態を示しており、図の下側では軸体9と接触し、上側では軌道輪6と接触している。
軸体9との接触は軸体9の外周面との接触であるが、転動体5は2つの円柱体51を有しているので、接触部分は5C,5Dの2箇所となる。そして、軸体9の外周面は凸面であるので、接触部分5C,5Dでの接触は点接触となる。
軌道輪6との接触は軌道輪6の内周面との接触であるが、接触部分はやはり5A,5Bの2箇所となる。そして、軌道輪6の内周面は凹面であるので、接触部分5A,5Bでの接触は線接触となる。線接触の長さが長くなるようにすれば軌道輪6との間での接触圧力は分散され、軌道輪6の接触内面と転動体5の周面52の表面がそれだけ傷み難くなる。従って、なるべく長い線で接触する線接触となるよう、円柱体51の周面52の形状を形成する。これは、軌道輪6の内周の曲率を考慮しつつ、周面52の接触部分5A,5Bの曲率を決めることにより、実現することが出来る。
以上述べたことより分かるように、本考案の転動体5は4箇所で接触し、従来の球状の転動体82での接触(2箇所接触)の2倍の箇所で接触するので、1箇所当たりで受け持つ接触圧力は単純計算でも半減する。その上、4箇所の内の2箇所は点接触ではなく線接触であるので、接触圧力は更に分散され、単位面積当たりで受け持つ接触圧力は更に小さなものとなり、転動体5の表面は従来のものに比べて大幅に傷み難くなる。そのため、直動案内装置の使用寿命が長くなる。
1…直動案内装置、2…外筒、3…エンドキャップ、4…オイルシール、5…転動体、6…軌道輪、7…リテーナ、8…軸体挿通孔、9…軸体、19…潤滑剤通路溝、20…筒体部、21…油穴、22…フランジ部、23…取付穴、24…転動体循環路、25…軌道輪挿入側端部、26…軌道輪先端停止部、27…軌道輪挿入孔、30…循環路端部、31…軌道輪端部対向部、32…隙間調整ネジ孔、33…隙間調整ネジ、50…連結部、51…円柱体、52…周面、53…面取り部、5A,5B,5C,5D…接触部分、60…筒体、61…割り、62…挿入先頭側端部、63…挿入後方側端部、70…転動体保持溝、80…直動案内装置、81…外筒、82…転動体、83…転動体循環路、84…エンドキャップ、85…軸体、86…リテーナ、87…軌道輪、82A,82B…接触部分

Claims (5)

  1. 内周面に等間隔で軸方向に延設された転動体循環路(24)が複数個設けられた外筒(2)と、
    該外筒の内側に挿入された円筒状の軌道輪(6)と、
    該軌道輪の内側に挿入されたリテーナ(7)と、
    周面(52)断面が曲線的に凸状に膨出している2つの円柱体(51)とそれらを連結する連結部(50)とで全体としてローラー状に構成された転動体(5)と、
    該転動体が前記リテーナと前記転動体循環路(24)を通って循環するよう充填された状態で前記外筒(2)の両端部を塞ぐよう取り付けられたエンドキャップ(3)と、
    エンドキャップの外側に装着されたオイルシール(4)と
    を具えたことを特徴とする直動案内装置。
  2. 請求項1記載の直動案内装置において、
    転動体(5)の両側面部の周辺部分には、リテーナからの脱落を防止すると共に保持を良好にするよう面取り部(53)が施されている
    ことを特徴とする直動案内装置。
  3. 請求項1または2記載の直動案内装置において、
    転動体(5)を構成する円柱体(51)と軌道輪(6)の内壁面との接触が線接触となるよう該円柱体の周面(52)の断面形状を形成した
    ことを特徴とする直動案内装置。
  4. 請求項1,2または3記載の直動案内装置において、
    軌道輪(6)を、軸方向に割り(61)を入れた円筒状構造とし、その一方の端部を挿入後方側端部(63)と定めると共に他方の端部を挿入先頭側端部(62)と定め、挿入後方側端部の外径(P)を挿入先頭側端部の外径(Q)よりやや大となるよう外壁面にテーパーをつけた構造とし、
    外筒(2)を、その一方の端部を軌道輪挿入側端部(25)と定めると共に他方の端部を軌道輪先端停止部(26)と定め、軌道輪挿入側端部の内径(R)を軌道輪先端停止部の内径(S)よりやや大となるよう内壁面にテーパーをつけた構造とし、
    エンドキャップ(3)を、外筒に取り付けたとき軌道輪(6)の端部に対向する部位である軌道輪端部対向部(31)に通ずるよう軌道輪の軸方向と同方向に外部から開けられた隙間調整ネジ孔(32)を設けた構造とし、
    先端が軌道輪(6)の端部に当接するよう該隙間調整ネジ孔にねじ入れられ、軌道輪の軸方向の位置を変化させ得る隙間調整ネジ(33)
    を具えたことを特徴とする直動案内装置。
  5. 請求項1,2,3または4記載の直動案内装置において、
    外筒(2)の外側面から全ての転動体循環路(24)に通ずるよう開けられた油穴(21)および各油穴を通ずるよう周方向に設けられた潤滑剤通路溝(19)を具え、
    該油穴を通じて全ての転動体循環路に均一に潤滑剤を供給し得るようにした
    ことを特徴とする直動案内装置。
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