JP3202146U - 直動案内装置 - Google Patents
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Abstract
Description
球状の転動体82は外筒81内に内蔵され、転動体循環路83を通って転動可能とされている。軸体85は外筒81に挿通され、外筒81に対して相対的に軸長方向に移動される。軸体85の外周面は転動体82と接触しているので、その移動は滑らかに行われる。
このように循環する球状の転動体82を内蔵して、軸体上を滑らかに直線的に案内する直動案内装置に関する文献としては、下記の先行技術文献欄に記すような特許文献が挙げられる。
図10は、従来の直動案内装置における転動体の接触状況を説明する図である。符号は図9のものに対応し、86はリテーナ(転動体保持器)、87は軌道輪、82Aは転動体82と軌道輪87との接触部分であり、82Bは転動体82と軸体85との接触部分である。
本考案は、このような問題点を解決することを課題とするものである。
1.転動体を2つの円柱体を有し、全体としてローラー状のものとしたので、接触部分が4箇所となり、球状の転動体に比べ接触箇所が2倍になった。そのため、1つの接触箇所で受け持つ接触圧力が少なくなった。また、円柱体の周面を曲線的に凸状に形成したので、接触を点接触ではなく線接触となり、更に接触圧力を分散させることも出来た。そのため、転動体が傷み難くなり、直動案内装置の寿命を長くすることが可能となる。
2.外筒の内壁面や軌道輪の外壁面をテーパーをつけた形状とし、隙間調整ネジにより軌道輪の外筒への挿入位置を調整し得るような構造とした場合、外筒と軌道輪との間の半径方向の隙間を調整し、転動体の転動が適切に行われると共に、剛性を増大することが出来る。
3.外筒の外側から内側の転動体循環路へ通ずる油穴および各油穴を通ずるよう周方向に設けられた潤滑剤通路溝を具える構造とした場合、全ての転動体循環路に均一に潤滑剤を供給することが出来るようになり、安定した直動案内装置の寿命をさらに長くすることが可能となる。
図1は本考案の直動案内装置1の概要を示す図である。図1において、1は直動案内装置、2は外筒、3はエンドキャップ、4はオイルシール、5は転動体、6は軌道輪、7はリテーナ(転動体保持器)、8は軸体挿通孔、9は軸体、19は潤滑剤通路溝、21は油穴、22はフランジ部、23は取付穴、24は転動体循環路である。
また、図1(1)は直動案内装置1の軸方向の断面図(図1(2)中のB−B方向に見た断面)であり、図1(2)は径方向の断面図(図1(1)中のA−A方向に見た断面)である。
なお、フランジ部22,取付穴23は、直動案内装置1を他の物に固着するためのものであり、適宜に設けられる。
点線の円は外筒2の外周を示しており、油穴21は外筒2の外側より転動体循環路24全列に通ずるよう開けられている。油穴21は、転動体5への潤滑剤を外部より随時供給し得るようにするためのものである。潤滑剤通路溝19は、外筒2の周方向に設けられた通路溝であり、各油穴21と通じている。これにより潤滑剤は周方向に流れて行き、周方向への均一な供給が可能となる。潤滑剤をいつでも全ての転動体循環路24に充分に充填しておくことにより、長期の寿命を保つことが可能となる。
既に述べたように、外筒2の内周面には、軸方向に多数の転動体循環路24が等間隔に設けられている。転動子循環路24それぞれには、外部から油穴21が開けられている(図2(2)では図が繁雑となるのを避けるため1個のみを示している)。
軌道輪6は、軸方向の一部に割り61が入れられた筒体60で構成されている。割り61が入れられているのは、筒体60の径が周囲から加えられる力により、少し小になったり大になったりする余地を与えるためである。
リテーナ7には周方向に等間隔で転動体保持溝70が設けられ、ここに転動体5が収容され、保持される。
なお、オイルシール4は、隙間調整ネジ33をねじ込んだ後に装着される。
図7は、本考案における隙間調整を説明する図である。符号は図1〜図6のものに対応し、Tは外筒2と軌道輪6との径方向の隙間である。
図7(2)は、各構成要素を組み立てた状態を示している。外筒2に軌道輪6を挿入し、更にリテーナ7を挿入する等もろもろの作業をした後、最後にエンドキャップ3が端部に取り付けられる。その際、エンドキャップ3に設けられている隙間調整ネジ孔32に隙間調整ネジ33がねじ込まれ、その先端が軌道輪6の端部に当接される。
このように、本考案では外筒2,軌道輪6,転動体5,軸体9等の間の隙間を適切な大きさとなるよう調整することが可能となる。
図8(2)は収容された状態を示しており、転動体5の上部においてはリテーナ7の上部よりやや上に周面52が頭を出し、転動体5の下部においてもリテーナ7の底部よりやや下に周面52が頭を出している。
軸体9との接触は軸体9の外周面との接触であるが、転動体5は2つの円柱体51を有しているので、接触部分は5C,5Dの2箇所となる。そして、軸体9の外周面は凸面であるので、接触部分5C,5Dでの接触は点接触となる。
Claims (5)
- 内周面に等間隔で軸方向に延設された転動体循環路(24)が複数個設けられた外筒(2)と、
該外筒の内側に挿入された円筒状の軌道輪(6)と、
該軌道輪の内側に挿入されたリテーナ(7)と、
周面(52)断面が曲線的に凸状に膨出している2つの円柱体(51)とそれらを連結する連結部(50)とで全体としてローラー状に構成された転動体(5)と、
該転動体が前記リテーナと前記転動体循環路(24)を通って循環するよう充填された状態で前記外筒(2)の両端部を塞ぐよう取り付けられたエンドキャップ(3)と、
エンドキャップの外側に装着されたオイルシール(4)と
を具えたことを特徴とする直動案内装置。 - 請求項1記載の直動案内装置において、
転動体(5)の両側面部の周辺部分には、リテーナからの脱落を防止すると共に保持を良好にするよう面取り部(53)が施されている
ことを特徴とする直動案内装置。 - 請求項1または2記載の直動案内装置において、
転動体(5)を構成する円柱体(51)と軌道輪(6)の内壁面との接触が線接触となるよう該円柱体の周面(52)の断面形状を形成した
ことを特徴とする直動案内装置。 - 請求項1,2または3記載の直動案内装置において、
軌道輪(6)を、軸方向に割り(61)を入れた円筒状構造とし、その一方の端部を挿入後方側端部(63)と定めると共に他方の端部を挿入先頭側端部(62)と定め、挿入後方側端部の外径(P)を挿入先頭側端部の外径(Q)よりやや大となるよう外壁面にテーパーをつけた構造とし、
外筒(2)を、その一方の端部を軌道輪挿入側端部(25)と定めると共に他方の端部を軌道輪先端停止部(26)と定め、軌道輪挿入側端部の内径(R)を軌道輪先端停止部の内径(S)よりやや大となるよう内壁面にテーパーをつけた構造とし、
エンドキャップ(3)を、外筒に取り付けたとき軌道輪(6)の端部に対向する部位である軌道輪端部対向部(31)に通ずるよう軌道輪の軸方向と同方向に外部から開けられた隙間調整ネジ孔(32)を設けた構造とし、
先端が軌道輪(6)の端部に当接するよう該隙間調整ネジ孔にねじ入れられ、軌道輪の軸方向の位置を変化させ得る隙間調整ネジ(33)
を具えたことを特徴とする直動案内装置。 - 請求項1,2,3または4記載の直動案内装置において、
外筒(2)の外側面から全ての転動体循環路(24)に通ずるよう開けられた油穴(21)および各油穴を通ずるよう周方向に設けられた潤滑剤通路溝(19)を具え、
該油穴を通じて全ての転動体循環路に均一に潤滑剤を供給し得るようにした
ことを特徴とする直動案内装置。
Priority Applications (1)
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2015
- 2015-11-04 JP JP2015005599U patent/JP3202146U/ja active Active
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