JP2021011918A - クロスローラ軸受 - Google Patents

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雄一郎 川上
Yuichiro Kawakami
雄一郎 川上
恵太 片渕
Keita Katabuchi
恵太 片渕
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Abstract

【課題】外輪のローラ挿入孔に嵌め合わせる止め栓から給脂することができるクロスローラ軸受を提供する。【解決手段】ローラ挿入孔2bを有する外輪2の2つの傾斜軌道面2aと、内輪3の2つの傾斜軌道面3aとの間に複数のローラ4が周方向に傾斜方向が変わるように配され、ローラ挿入孔2bに嵌合する止め栓5の内側に2つの傾斜軌道面5dが形成され、外輪2および内輪3がそれぞれ一体に形成されているクロスローラ軸受1であって、外輪2の2つの傾斜軌道面2a間に逃げ溝部2dが形成され、止め栓5の2つの傾斜軌道面5d間に凹部5cが形成され、止め栓5に凹部5cにつながる給脂孔5bが形成され、逃げ溝部2dおよび凹部5cの開口を塞ぐカバー部材10によって、逃げ溝部2dおよび凹部5cの内部に給脂孔5bに連通する通路11が形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、外輪と内輪との間に、周方向に交互に傾斜方向が異なるようにローラが配置されたクロスローラ軸受に関する。
産業用ロボットの減速機等に用いられるクロスローラ軸受は、高い位置決め精度や繰り返し精度、高い剛性等の安定した特性が求められる。
例えば、特許文献1に示すクロスローラベアリングは、環状に形成された外輪および内輪を有している。外輪の内周面は、内方に向かって開口するV字状の軌道溝が円周方向に沿って形成され、内輪の外周面には、外輪の軌道溝と対向するように外方に向かって開口するV字状の軌道溝が円周方向に沿って形成されている。内輪の軌道溝と外輪の軌道溝との間には複数のローラが周方向に沿って介在しており、周方向に隣り合うローラの回転軸が交互に交差する状態となっている。
この内輪および外輪は、上述のように安定した特性が求められることから、軸方向に分割されていない一体構造となっている。一体構造となる内輪および外輪のアセンブリ状態では、両軌道溝間にローラを挿入することができない。このため、外輪には、円周方向の所定の位置に径方向に貫通するローラ挿入孔が設けられている。このローラ挿入孔から内輪の軌道溝と外輪の軌道溝との間に複数のローラを挿入する。
ローラ挿入孔には、略円柱状に形成された蓋が嵌め合わされている。この蓋の内側には、外輪に形成されたV字状の軌道溝と連続するようにV字状の軌道溝が形成されている。外輪と蓋には、外輪の軸方向に直線的に連続する貫通孔がそれぞれ形成されている。この貫通孔には、蓋の回転と軸方向へのずれを規制する位置決めピンが差し込まれている(特許文献1の段落0012〜0017、図3等参照)。
特許第3739056号公報
通常、減速機に用いられるクロスローラ軸受は、グリース潤滑が一般的である。グリース潤滑されるクロスローラ軸受では、通常の円筒ころ軸受と比較して、内輪および外輪間に形成される軸受内部空間の容積が小さい。このため、軸受内部空間への定期的なグリースの供給(給脂)が必要となる場合がある。
特許文献1に係るクロスローラ軸受においては、内輪と外輪との隙間から潤滑剤(グリース)を供給している(特許文献1の図1参照)。しかしながら、内輪と外輪との隙間からグリースを供給する場合、アプリケーションから減速機を取り外し、さらに減速機から軸受を取り外す必要がある。このため、グリース供給の作業性が悪いとの問題があった。
そこで、特許文献1に係るクロスローラ軸受では、他の形態として、外輪の軸方向両端部にオイルシールを設けて外輪と内輪との間を密封し、外輪の軸方向一端からローラに至る連続する貫通孔を形成している(特許文献1の図5参照)。さらに、図示しない外部ハウジングに設けたグリースニップルにより、外部から貫通孔を通じてグリースを供給するようにしている。
これにより、アプリケーションから減速機を取り外さずにグリースを供給することができる。この場合であっても、グリース供給用の貫通孔を外輪に形成する必要があるという問題があった。
そこで、この発明の課題は、外輪のローラ挿入孔に嵌め合わせる止め栓から給脂することができるクロスローラ軸受を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明に係るクロスローラ軸受は、内周面に互いに直交する2つの傾斜軌道面を有する外輪と、外周面に互いに直交する2つの傾斜軌道面を有する内輪と、前記外輪の2つの傾斜軌道面と前記内輪の2つの傾斜軌道面との間に周方向に傾斜方向が変わるように配される複数のローラと、前記外輪を貫通するローラ挿入孔に嵌め合わされる止め栓とを備え、前記外輪および内輪がそれぞれ一体に形成され、前記止め栓が内側に前記外輪の2つの傾斜軌道面に連続する2つの傾斜軌道面を有するクロスローラ軸受において、前記外輪が2つの傾斜軌道面に跨る状態で全周に形成される逃げ溝部を有し、前記止め栓がその2つの傾斜軌道面に跨る状態で形成される凹部と径方向外側を向く外端面とを有し、前記外輪の逃げ溝部と前記止め栓の凹部とが周方向に連続して配置されており、前記止め栓がその外端面から径方向に深さをもって形成され、前記凹部につながる給脂孔を有する構成を採用することができる。
また、前記外輪の逃げ溝部および止め栓の凹部の径方向内側の開口を塞ぐカバー部材をさらに備え、前記カバー部材が複数の吐出孔を有し、前記カバー部材により前記逃げ溝部および凹部の内部に前記給脂孔に連通する通路が形成されている構成を採用することができる。
前記カバー部材が前記外輪の逃げ溝部および前記止め栓の凹部に沿って湾曲する帯状部材である構成や、前記カバー部材が環状部材である構成を採用することができる。
前記カバー部材が、軸方向中央部から軸方向両縁部へ向かって径方向内向きに傾斜する2つの傾斜面を有する構成を採用することができる。
前記複数の吐出孔は、前記止め栓の給脂孔に対する周方向の距離が大きくなるに従い、その開口面積が大きくなるように形成されている構成を採用することができる。
この発明は、別途外輪にグリースを供給するための給脂孔の形成が不要となり、ローラ挿入孔に嵌合する止め栓に形成した給脂孔からローラへ容易に給脂することができる。
この発明に係る実施形態のクロスローラ軸受を示す断面図 同上のクロスローラ軸受の要部を示す断面図 同上のクロスローラ軸受を示す一部切り欠き正面図 同上のクロスローラ軸受のキャップ部材を外した状態を示す拡大平面図 同上のクロスローラ軸受のカバー部材を示す正面図 同上のクロスローラ軸受のカバー部材を示す一部切り欠き斜視図
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1から図6にこの発明の実施形態のクロスローラ軸受を示す。このクロスローラ軸受1は、ロボット用の減速機に組み込まれるものである。
図1に示すように、このクロスローラ軸受1は、内周面に形成される2つの傾斜軌道面2a、2aを有する外輪2と、外周面に2つの傾斜軌道面3aを有する内輪3と、外輪2の2つの傾斜軌道面2aと内輪3の2つの傾斜軌道面3aとの間に傾斜方向が変わるように周方向に配される複数のローラ4と、外輪2を貫通するローラ挿入孔2bに嵌め合わされる止め栓5とを備えている。外輪2および内輪3がそれぞれ一体に形成されており、ローラ4は周方向に隣り合うものと互いに接触する状態、いわゆる総ころ状態で配されている。
ここで、「周方向」とは、特に言及しない限り、軸受中心軸周りの円周方向のことをいう。また、特に言及しない限り、軸受中心軸に沿った方向のことを単に「軸方向」といい、軸受中心軸に対し直角な方向のことを単に「径方向」という。
外輪2は、円環状部材であり、径方向外側に軸方向一方に突出する突出部2cを有している。突出部2cは外輪2の全周にわたって形成されている。外輪2の内周面に2つの傾斜軌道面2aが形成されている。
2つの傾斜軌道面2aは、相互に直交しており、それぞれ径方向の断面形状が直線状となるように径方向内向きに延び出している。外輪2の内周面の軸方向中央部分に逃げ溝部2dが形成されている。逃げ溝部2dは、2つの傾斜軌道面2aに跨る状態で径方向に深さをもって全周に形成されている。
外輪2の周方向の一箇所にはローラ挿入孔2bが径方向に貫通する状態に形成されている。図2に示すように、外輪2は突出部2cおよびローラ挿入孔2bを軸方向に貫通するピン孔2eを有する。ピン孔2eは、外輪2の径方向外側に位置している。
ローラ挿入孔2bは内面が円筒面であり、ローラ4を挿入可能な直径を有する。ローラ挿入孔2bに円柱状の止め栓5が嵌め合わされる。止め栓5は径方向外側を向く外端面5aと、外端面5aの中央部分に径方向に深さをもって形成される給脂孔5bを有する。
給脂孔5bは径方向外側部分に形成された大径部と、大径部の径方向内側に形成される小径部との間を、径方向内向きに向かって内径寸法が小さくなる円すい面部を介して連通するものである。
止め栓5の径方向内側に2つの傾斜軌道面5dが形成されている。2つの傾斜軌道面5d、5dは、相互に直交し径方向の断面形状が直線状となるように延び出し、外輪2の傾斜軌道面2aと連続している。
止め栓5の径方向内側の軸方向中央部分に凹部5cが形成されている。凹部5cは2つの傾斜軌道面5dに跨る状態で、径方向に深さをもって形成されている。凹部5cは止め栓5の外周面にまで達しており、給脂孔5bの小径部とつながっている。凹部5cは外輪2の逃げ溝部2dと周方向に連続して配置され、逃げ溝部2dと同じ軸方向幅を有する。
止め栓5の径方向外側部分に軸方向に貫通するピン孔5eが形成されている。止め栓5をローラ挿入孔2bに嵌め合わせた状態(止め栓5の嵌合状態)で、2つの傾斜軌道面5dと2つの傾斜軌道面2aとがそれぞれ周方向に連続し、かつ、逃げ溝部2dと凹部5cが周方向に連続している。また、図4に示すように、止め栓5の嵌合状態では、外輪2のピン孔2eと止め栓5のピン孔5eが軸方向に一致している。
軸方向に一致しているピン孔2eとピン孔5eとにピン6が挿入され、止め栓5がローラ挿入孔2bに対して回転および径方向の移動が規制される。止め栓5の外周面には、Oリング7を装着した溝部5fが形成されている。止め栓5の嵌合状態では、Oリング7がローラ挿入孔2bの内面の全周に密着している。
止め栓5は、給脂孔5bの外端面5a側を閉塞するキャップ部材8を備えている。キャップ部材8は、ローラ挿入孔2bの内径寸法と同じ外径を有する円盤状部材である。キャップ部材8の径方向内側を向く一方の表面に円柱状の突出部8aが形成されている。突出部8aは、給脂孔5bの大径部にすき間なく嵌め合わされる。
キャップ部材8は給脂孔5bに嵌め合わされる状態で、外輪2の外周面よりも径方向内側に位置する。キャップ部材8の他方の表面には、係止溝8bが形成されている。係止溝8bにドライバなどの工具を差し込むことで、給脂孔5bからキャップ部材8が取り外し可能となっている。
内輪3は、外輪2の径方向内側部分と同じ軸方向の幅を有する円環状部材である。内輪3の外周面に2つの傾斜軌道面3aが形成されている。2つの傾斜軌道面3aは、相互に直交しており、それぞれ径方向の断面形状が直線状となるように径方向外向きに延び出している。
内輪3の内周面の軸方向中央部分にぬすみ部3bが形成されている。ぬすみ部3bは、2つの傾斜軌道面3aに跨る状態で径方向に深さをもって全周に形成されている。
ローラ4は、外輪2のローラ挿入孔2bから挿入可能な円筒ころである。図2に示すように、ローラ4の外周面が外輪2の軸方向一方側の傾斜軌道面2aおよび内輪3の軸方向他方側の傾斜軌道面3aに直線状に接触している。当該ローラ4に対して周方向に隣り合うローラ4は、外輪2の軸方向他方側の傾斜軌道面2aおよび内輪3の軸方向一方側の傾斜軌道面3aに直線状に接触している。
この実施形態のクロスローラ軸受1は、外輪2の逃げ溝部2dと止め栓5の凹部5cの径方向内側の開口を塞ぐカバー部材10をさらに備えている。カバー部材10は、外輪2の逃げ溝部2dおよび止め栓5の凹部5cに沿って湾曲する弾性を有する帯状部材である。
図5、6に示すように、カバー部材10は、クロスローラ軸受1の回転中心軸を中心とする円弧状に形成されている。カバー部材10は、長さ方向に間隔をおいて複数の吐出孔10aを有する。カバー部材10の外周部は、軸方向中央部から軸方向両縁部へ向かって径方向内向きに傾斜する2つの傾斜面10bを有している。
カバー部材10の軸方向の幅寸法は、止め栓5の凹部5cよりもわずかに大きい。カバー部材10の外径寸法は、外輪2の逃げ溝部2dの外径寸法よりも小さく、かつ外輪2の2つの傾斜軌道面2aの交線が形成する円の直径よりも大きい。
カバー部材10の素材としては、弾性を有するものであればよく、例えば、ニトリルゴム、耐熱ニトリルゴム、水素添加ニトリルゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム等を適用することができる。
なお、カバー部材10は2つの傾斜面10bを有していれば、例えば、径方向の断面形状が三角形、矩形、あるいはひし形などの多角形であってもよい。また、カバー部材10は円環状であってもよい。
吐出孔10aは円形に開口し、カバー部材10の長さ方向の中間位置に1つ、当該中間位置から長さ方向両側に等距離であってカバー部材10の直径方向の両側位置に2つ、合計3つ設けられている。前記両側位置の2つの吐出孔10aは、前記中間位置の吐出孔10aよりも開口面積が大きく形成されている。
なお、吐出孔10aの数は例えば、2つ、4つ、5つ等、複数であってもよい。この場合、吐出孔10aにおいては、止め栓5の給脂孔5bに対する周方向の距離が大きくなるに従い、その開口面積が大きくなるように形成されていればよい。
カバー部材10は、前記中間位置の吐出孔10aが止め栓5の給脂孔5bの径方向内側位置となる状態で、外輪2の逃げ溝部2dと止め栓5の凹部5cの径方向内側の開口を塞いでいる。このとき、カバー部材10の両側の端部10c、10cの間には、それぞれの吐出孔10aよりも開口面積が大きい吐出口が形成される。
このカバー部材10により、逃げ溝部2dおよび凹部5cの内部に給脂孔5bに連通する通路11が形成される(図3参照)。
この実施形態のクロスローラ軸受1は、以上のように構成される。クロスローラ軸受1は、外輪2のローラ挿入孔2bに嵌め合わされる止め栓5に給脂孔5bを形成するものである。給脂孔5bは、カバー部材10により逃げ溝部2dおよび凹部5cの内部に形成される通路11に連通している。
これにより、給脂孔5bから注入されるグリースを、通路11を通じてカバー部材10のそれぞれの吐出孔10aおよび上述の吐出口からローラ4へ供給することができる。したがって、上述した従来のクロスローラ軸受のように、外輪に給脂孔を形成する必要がなく、止め栓5の給脂孔5bからローラ4にグリースを供給することができる。
また、カバー部材10の複数の吐出孔10aおよび吐出口は、止め栓5の給脂孔5bに対する周方向の距離が大きくなるに従い、その開口面積が大きくなるように形成されている。
止め栓5の給脂孔5bから注入されたグリースは、通路11を通じて給脂孔5bに対する周方向の距離が大きくなる位置により多く供給される。これにより、止め栓5の給脂孔5bの1箇所から、軸受内部の周方向全域へ均一にグリースを供給することができる。
このようなグリース供給を行うことができるので、メンテナンス性が向上し、グリース供給不足に伴う潤滑不良による軸受破損を防止することができる。
また、この実施形態では、給脂孔5bから注入されるグリースの圧力により、カバー部材10の軸方向中央部分に径方向内向きの力が作用する場合がある。このとき、カバー部材10は軸方向両縁部の軸方向の間隔が広がるように変形する。
この変形によって、カバー部材10の軸方向両縁部が、止め栓5の凹部5cおよび外輪2の逃げ溝部2dの内面を押し付けるので、カバー部材10の離脱を防止することができる。
なお、この実施形態のクロスローラ軸受1は、カバー部材10を備えていないものでもよい。この場合でも、外輪に給脂孔を形成する必要がなく、止め栓5の給脂孔5bから軸受内部のローラ4にグリースを供給することができる。
1 クロスローラ軸受
2 外輪
2a 傾斜軌道面
2b ローラ挿入孔
2c 突出部
2d 逃げ溝部
3 内輪
3a 傾斜軌道面
4 ローラ
5 止め栓
5a 外端面
5b 給脂孔
5c 凹部
5d 傾斜軌道面
6 ピン
8 キャップ部材
10 カバー部材
10a 吐出孔
10b 傾斜面
10c 端部
11 通路

Claims (6)

  1. 内周面に互いに直交する2つの傾斜軌道面を有する外輪と、外周面に互いに直交する2つの傾斜軌道面を有する内輪と、前記外輪の2つの傾斜軌道面と前記内輪の2つの傾斜軌道面との間に周方向に傾斜方向が変わるように配される複数のローラと、前記外輪を貫通するローラ挿入孔に嵌め合わされる止め栓とを備え、前記外輪および内輪がそれぞれ一体に形成され、前記止め栓が内側に前記外輪の2つの傾斜軌道面に連続する2つの傾斜軌道面を有するクロスローラ軸受において、
    前記外輪が2つの傾斜軌道面に跨る状態で全周に形成される逃げ溝部を有し、前記止め栓がその2つの傾斜軌道面に跨る状態で形成される凹部と径方向外側を向く外端面とを有し、前記外輪の逃げ溝部と前記止め栓の凹部とが周方向に連続して配置されており、前記止め栓がその外端面から径方向に深さをもって形成され、前記凹部につながる給脂孔を有することを特徴とするクロスローラ軸受。
  2. 前記外輪の逃げ溝部および止め栓の凹部の径方向内側の開口を塞ぐカバー部材をさらに備え、前記カバー部材が複数の吐出孔を有し、前記カバー部材により前記逃げ溝部および止め栓内に前記給脂孔に連通する通路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載されたクロスローラ軸受。
  3. 前記カバー部材が前記外輪の逃げ溝部および前記止め栓の凹部に沿って湾曲する帯状部材であることを特徴とする請求項2に記載されたクロスローラ軸受。
  4. 前記カバー部材が環状部材であることを特徴とする請求項2に記載されたクロスローラ軸受。
  5. 前記カバー部材が、軸方向中央部から軸方向両縁部へ向かって径方向内向きに傾斜する2つの傾斜面を有することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載されたクロスローラ軸受。
  6. 前記複数の吐出孔は、前記止め栓の給脂孔に対する周方向の距離が大きくなるに従い、その開口面積が大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載されたクロスローラ軸受。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4035932A1 (en) 2021-01-28 2022-08-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Charging inlet

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