JP2008215601A - 直動案内装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】セパレータの連結部の潤滑を良くする。
【解決手段】直動案内装置1は、隣り合うボール51の間に介装される複数の間座部61と、複数の間座部61を連結するとともに転動体転動路25に沿って湾曲可能な弾性を有して形成された帯状の連結部62とを有するセパレータ60を備える。転動体転動路25において連結部62を連結部案内溝81で案内し、その連結部案内溝81の一部が形成されているリターンガイド40を、油を含有かつ放出可能な部材で形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、工作機械や射出成形機等に用いられる直動案内装置に関する。
工作機械用や射出成形機等に用いられている直動案内装置は、転動体転動路内を複数の
転動体が転動しつつ移動することによって、スライダを案内レールに対して相対移動させ
ている。
このような直動案内装置には、特許文献1に開示されているような、エンドキャップに転動体又は案内レールとの接触部分が含油部材で形成されているものがある。また、特許文献2に開示されているような、スライダにおいてボール戻し路を構成するパイプが含油部材で形成されているものがある。
一方で、直動案内装置には、特許文献3に開示されているように、作動時に発生する騒音を抑制するとともに、直動案内装置を円滑に作動させるために、隣り合う転動体同士の間隔を所定の間隔に保つことにより、隣り合う転動体同士の接触を防止するセパレータを備えているものがある。例えば、セパレータは、隣り合うボールの間に介装される円盤状の間座部と、複数の間座部を連結する連結部とを備えている。そして、転動体転動路内には、連結部を案内する案内溝が形成されている。
特開平11−311346号公報 特開2002−161916号公報 特開2002−122136号公報
しかしながら、前記特許文献3のようなセパレータを備えている直動案内装置に、前記特許文献1や特許文献2に開示されている構造を適用したとしても、連結部の潤滑が良くなるとは言えない。すなわち、連結部を案内する案内溝に油が十分に行き渡るとは言い難い。例えば、エンドキャップ内では、転動体が方向転換することになるため、セパレータの連結部の引張力が大きくなり、エンドキャップ内における案内溝部分で、セパレータの連結部が磨耗するようになる。このようなことから、エンドキャップ内における案内溝部分で、セパレータの連結部の潤滑が良くないと、セパレータの連結部が大きく磨耗するようになる。
本発明の課題は、セパレータの連結部の潤滑を良くすることである。
前記課題を解決するために、本発明に係る請求項1に記載の直動案内装置は、軸方向に延びるレール側転動体転動溝を外面に有する案内レールと、前記レール側転動体転動溝に対向するスライダ側転動体転動溝を有して前記案内レールへ相対移動可能に跨架され且つ直線状の転動体戻り路を有するスライダ本体と、該スライダ本体の軸方向両端面にそれぞれ接合され且つ前記両転動体転動溝間からなる直線状の負荷転動路と前記転動体戻り路とを連通させる円弧状の方向転換路が形成されたエンドキャップと、前記負荷転動路、前記転動体戻り路及び前記方向転換路から形成される転動体転動路内に転動自在に装填される複数の転動体と、を備え、前記転動体転動路に、前記転動体とともに移動する部位を案内する案内溝が形成されており、前記案内溝が、少なくとも一部分が油を含有かつ放出可能な部材で形成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る請求項2に記載の直動案内装置は、本発明に係る請求項1に記載の直動案内装置において、前記複数の転動体を所定の間隔をおいて一列に配列させるとともに前記複数の転動体の転動に伴って前記転動体転動路内を移動する有端状のセパレータを備え、前記セパレータが、隣り合う前記転動体の間に介装される複数の間座部と、前記複数の間座部を連結するとともに前記転動体転動路に沿って湾曲可能な弾性を有して形成された連結部と、を備え、前記案内溝が、前記転動体とともに移動する部位をなす前記連結部が移動可能に配置されるように、前記転動体転動路に沿って連続して形成された連結部案内溝であり、前記連結部案内溝が、少なくとも一部分が油を含有かつ放出可能な部材で形成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る請求項3に記載の直動案内装置は、本発明に係る請求項1に記載の直動案内装置において、隣り合う前記転動体の間に介装され、該転動体の外周面に接触する面が、該外周面に沿う凹面とされたセパレータを複数備えるとともに、前記セパレータは、その端部から前記隣り合う転動体の端面に沿うように張り出した腕部を備え、前記案内溝には、前記転動体とともに移動する部位をなす前記腕部が移動可能に配置されていることを特徴とする。
また、本発明に係る請求項4に記載の直動案内装置は、本発明に係る請求項1〜3の何れか1項に記載の直動案内装置において、前記エンドキャップには、前記転動体が移動するための凹溝が形成されており、該エンドキャップと、側面に前記転動体が移動するための凹溝が形成されているリターンガイドとを組み合わせることで、前記円弧状の方向転換路と、該方向転換路部における案内溝とが形成されており、前記リターンガイドにおける案内溝の構成部位が、油を含有かつ放出可能な部材で形成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る請求項5に記載の直動案内装置は、本発明に係る請求項1〜3の何れか1項に記載の直動案内装置において、前記方向転換路における案内溝の構成部位は、油を含有かつ放出可能な部材で形成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る請求項6に記載の直動案内装置は、本発明に係る請求項1〜5の何れか1項に記載の直動案内装置において、前記転動体戻り路における案内溝の構成部位は、油を含有かつ放出可能な部材で形成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る請求項7に記載の直動案内装置は、本発明に係る請求項1に記載の直動案内装置において、前記転動体が、円筒形状をなし、該円筒形状の転動体とともに移動する部位が、該転動体の両端から突出され、前記案内溝にて支持される凸部であることを特徴とする。
本発明によれば、転動体とともに移動する部位を案内する案内溝が、少なくとも一部分が油を含有かつ放出可能な部材で形成されているので、セパレータの連結部等といった転動体とともに移動する部位の潤滑を良くすることができる。
本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態を説明する。
(構成)
第1の実施形態は、本発明を適用した直動案内装置である。
図1は、循環経路の内部が分かるように部分的に断面で示した直動案内装置の平面図である。図2は、図1における前記断面部分の詳細を示す平面図である。図3は、右側半分についてはエンドキャップの図示を省略した直動案内装置の正面図である。
図1〜図3に示すように、直動案内装置1は、案内レール10と、案内レール10と相対移動可能に案内レール10に跨架される横断面形状が略コ字状のスライダ20と、鋼球からなる複数のボール51と、セパレータ60とを備えている。
案内レール10は、断面略四角形状の棒状体であり、両側面それぞれの上下に、軸方向に延びる断面略円弧状の転動溝(以下、レール側転動体転動溝という。)11が形成されている。
スライダ20は、スライダ本体21と、スライダ本体21の軸方向両端面にそれぞれ取り付けられるエンドキャップ30とから構成されている。スライダ本体21は、レール側転動体転動溝11に対向する断面略円弧状の転動溝(以下、スライダ側転動体転動溝という。)22と、スライダ側転動体転動溝22と平行となる直線状の転動体戻り路23とを有している。レール側転動体転動溝11とスライダ側転動体転動溝22とで、直線状の負荷転動路24が形成される。
図1及び図2に示すように、エンドキャップ30内には、負荷転動路24と転動体戻り路23とを連通させる円弧状の方向転換路31が形成されている。エンドキャップ30には、断面略半円弧状の凹部32が設けられており(上下2段にわたって設けられており)、その凹部32を外周とした場合に内周側に位置される部材としてリターンガイド40が取り付けられている。これにより、エンドキャップ30の断面略半円弧状の凹部32とリターンガイド40の側面とで方向転換路31が構成される。
リターンガイド40は、断面略半円(楕円)弧状の棒状体とされている。そして、リターンガイド40は、油を含有かつ放出可能な含油部材で形成されている。含油部材として、潤滑材を含有させたゴム、グリースを含有させたポリウレタンゴムが挙げられる。
転動体戻り路23、負荷転動路24及び方向転換路31により、転動体転動路25が形成されており、この転動体転動路25内には、複数のボール51が転動自在に装填されている。転動体転動路25をボール51が循環することで、スライダ20が移動しても負荷転動路24にはボール51が常に供給されるようになる。ここで、複数のボール51は、セパレータ60によって隣り合うボール51同士で所定の間隔があくようにして、一列に配列されている。
セパレータ60は、円盤状の複数の間座部61と、隣り合う間座部61同士を連結する一対の連結部(セパレータ腕部)62とから形成されている。間座部61及び連結部62は、例えば、東洋紡績社製ペルプレン(商品名)、東レデュポン社製ハイトレル(商品名)、三菱化学社製プリマルイ(商品名)等の、熱可塑性プラスチックによって成形されており、これら間座部61及び連結部62を一体成形することにより、セパレータ60が形成されている。各間座部61は、隣り合うボール51間にそれぞれ介装されており、ボール51と対向する平面部61aに、ボール51の保持部として、ボール51の外周に対して摺動自在に接触する凹溝61bが設けられている。
連結部62は、転動体転動路25に沿って湾曲可能に形成、例えば帯状にされており、ボール51及びセパレータ60からなる転動体列71が、転動体転動路25内において無端状となるように、隣り合う間座部61同士を連結している。これにより、両端の間座部63を除く複数の間座部61はそれぞれ、連結部62によって連結されて、転動体転動路25内にセパレータ60が一つ配置された態様となっている。また、連結部62は、転動体転動路25に形成された連結部案内溝81に移動可能に嵌合している。
図4は、ボール51及びセパレータ60を図示しない、転動体転動路25部分の形状を示す。
図4に示すように、連結部案内溝81は、転動体転動路25に沿って連続する形状に形成されている。連結部案内溝81は、スライダ側転動体転動溝22に形成された直線状の負荷案内部26と、転動体戻り路23に形成された直線状の戻り案内部27と、方向転換路31に形成された円弧状の湾曲案内部33とから構成されている。この連結部案内溝81は、転動体転動路25で互いに対向する一対(上下一対)の溝として形成されている。
図5は、図2におけるA−A断面(特にリターンガイド40部分)を示す。
図5に示すように、断面略半円(楕円)弧状とされているリターンガイド40の外周面には、方向転換路31(内側面)を構成する断面略半円弧状の凹部41が形成されており、リターンガイド40は、その凹部41でボール51、さらにはセパレータ60の間座部61を案内するとともに、外側の平面部42でセパレータ60の連結部62を案内している。
図6は、エンドキャップ30及びリターンガイド40の斜視図である。
図6に示すように、エンドキャップ30は、スライダ本体21の外形に対応した断面略コ字状の部材であり、一方の側面に、断面略半円弧状の凹部32(転動体が移動するための凹溝)が上下2段に設けられている。また、エンドキャップ30には、その凹部32の略中央部を通る略矩形のリターンガイド嵌合溝34が設けられており、このリターンガイド嵌合溝34に、エンドキャップ30の前記凹部32に対応して断面略半円弧状の凹部41が形成されたリターンガイド40が嵌め込まれる。このように嵌め込まれた状態で、エンドキャップ30の断面略半円弧状の凹部32とリターンガイド40の断面略半円弧状の凹部41(転動体が移動するための凹溝)とが、方向転換路31を形成している。
(作用及び効果)
作用及び効果は次のようになる。
スライダ20が案内レール10上を移動すると、転動体転動路25をボール51が循環して、負荷転動路24にボール51が常に供給されるようになる。このとき、ボール51とともにセパレータ60も、連結部62が転動体転動路25に形成された連結部案内溝81に案内されて、転動体転動路25を移動する。
そして、連結部案内溝81の一部が形成されているリターンガイド40が含油部材で形成されているので、連結部案内溝81、特にリターンガイド40部分で連結部62の潤滑状態が良好となり、連結部62の磨耗を抑制し、連結部62の寿命を延ばすことができる。また、リターンガイド40がボール51を案内する凹部41も含めてその全体が含油部材で形成されているので、該凹部41にてボール51の油を吸わせて、その吸った油を平面部42を介して連結部案内溝81内に放出でき、連結部案内溝81における連結部62の潤滑状態を良好にすることができる。
なお、前記第1の実施形態を次のような構成により実現することもできる。
すなわち、第1の実施形態では、リターンガイド40を、ボール51を案内する凹部41を含めて全体を含油部材で形成しているが、これに限定されるものではない。
図7及び図8は、他の形状(部材)により形成したリターンガイド40を示す(前記図2のA−A断面で示す)。
図7及び図8に示すように、リターンガイド40において連結部案内溝81を構成する少なくとも平面部42を含油部材で形成する。具体的には、図7にハッチングで示すように、ボール51を案内する凹部41の一部及び平面部42を含油部材で形成し、又は、図8にハッチングで示すように、平面部42だけを含油部材で形成する。このように形成した場合でも、リターンガイド40の連結部案内溝81で連結部62の潤滑状態が良好となり、連結部62の磨耗を抑制し、連結部62の寿命を延ばすことができる。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態を説明する。
第2の実施形態も直動案内装置である。
第2の実施形態では、エンドキャップにおける、少なくとも連結部案内溝の形成部分を含油部材で形成している。
図9は、第2の実施形態におけるエンドキャップ30及びリターンガイド40の構成を図2におけるA−A断面で示す。
図9に示すように、エンドキャップ30において、ボール51及び間座部61を案内する断面略半円弧状の凹部32の近くで(該凹部32の端部で)、連結部案内溝81(湾曲案内部33)を構成する一部35(太線のハッチング部分)が、含油部材で形成されている。
これにより、第2の実施形態でも、前記第1の実施形態と同様に、連結部案内溝81で連結部62の潤滑状態が良好となり、連結部62の磨耗を抑制し、連結部62の寿命を延ばすことができる。
なお、前記第2の実施形態を次のような構成により実現することもできる。
すなわち、前記第1の実施形態と同様に、リターンガイド40も含油部材で形成することもできる。図10は、その例を示す。図10に太線のハッチングで示すように、エンドキャップ30において連結部案内溝81を構成する一部35とともに、リターンガイド40も含油部材で形成することで、連結部案内溝81の構成部位の全部を含油部材で構成することもできる。
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態を説明する。
第3の実施形態も直動案内装置である。
第3の実施形態では、スライダ本体12の転動体戻り路23において、少なくとも連結部案内溝81の形成部分を含油部材で形成している。
図11は、第3の実施形態の構成を前記図1における断面部分の詳細で示す。図12は、図11におけるB−B断面を示す。
図12に示すような、対向するように配置され、ボール51及び間座部62を案内するように断面略半円弧状の凹部91が形成された一対の略湾曲形状の部材(以下、転動体案内溝形成部材という。)92と、該一対の転動体案内溝形成部材92に挟まれて、連結部案内溝81(戻り案内部27)が形成された一対の略半円形状状の部材(以下、連結部案内溝形成部材という。)93とを、図11に示すように、スライダ本体21にスライダ側転動体転動溝22と平行に設けた孔28内に取り付ける(挿通する)。そして、連結部案内溝形成部材93を含油部材で形成する。
これにより、第3の実施形態でも、前記第1の実施形態等と同様に、連結部案内溝81で連結部62の潤滑状態が良好となり、連結部62の磨耗を抑制し、連結部62の寿命を延ばすことができる。
なお、前記第3の実施形態を次のような構成により実現することもできる。
すなわち、図13は、転動体案内溝形成部材92及び連結部案内溝形成部材93の他の形状を示す。
図13に示すように、例えば、転動体案内溝形成部材92及び連結部案内溝形成部材93をともに、略扇状に形成する。このような形状にした場合でも、連結部案内溝81で連結部62の潤滑状態が良好となり、連結部62の磨耗を抑制し、連結部62の寿命を延ばすことができる。
(第4の実施形態)
次に第4の実施形態を説明する。
第4の実施形態も直動案内装置である。
第4の実施形態では、直動案内装置の転動体が円筒ころになっている。
図14は、第4の実施形態の直動案内装置であり、エンドキャップの図示を省略した図、又は断面図を示す。
図14に示すように、案内レール10とスライダ20との間には、円筒ころ100の腕部101を案内して、案内レール10とスライダ20との間に該円筒ころ100を保持する保持器111,112,113が設けられている。すなわち、案内レール10とスライダ20とがそれらが対向する面の形状に合致させられて、上部保持器111、中間保持器112及び下部保持器113がそれぞれ設けられている。そして、保持器111,112,113には、円筒ころ100の腕部101を案内する腕部案内溝120が形成されており、その腕部案内溝120の一部(腕部と摺動する部分)121が含油部材で形成されている。
図15は、図14におけるC部の詳細構造を示す。
図15に示すように、中間保持器112には、円筒ころ100の腕部101を案内する腕部案内溝120が形成されており、その腕部案内溝120の一部121が含油部材で形成されている。
これにより、第4の実施形態でも、前記第1の実施形態等と同様に、腕部案内溝120(特に含油部材で形成されている部分121)で円筒ころ100の腕部101の潤滑状態が良好となり、腕部101の磨耗を抑制し、腕部101の寿命を延ばすことができる。
なお、腕部案内溝120の一部121に限定されず、腕部案内溝120の全体を含油部材で形成することもできる。
以上、本発明の実施形態を説明した。しかし、次のような構成により本発明を実現することもできる。
すなわち、前記第1〜第3の実施形態では、セパレータ60が、円盤状の複数の間座部61と、隣り合う間座部61同士を連結する一対の連結部62とから形成されている。すなわち、セパレータ60は、複数の間座部61を連結部62で連結することで、一体の部材として構成されている。しかし、これに限定されるものではない。
図16は、他のセパレータの構成を示す。
図16に示すように、セパレータ(保持ピース)151は、前記第4の実施形態のような転動体とされる円筒ころ146を保持するものであり、隣り合う円筒ころ146の間に介装され、該円筒ころ146の外周面に接触する面が、該外周面に沿う凹面とされたセパレータである。そして、セパレータ151は、その端部から隣り合う円筒ころ146の端面に沿うように張り出した一対の腕部152を備えている。このようなセパレータ151が、各円筒ころ146間に配置され、複数配置されている。ここで、同図(a)はセパレータ151の正面図、同図(b)は、その平面図、同図(c)は、その右側面図である。
具体的には、同図(a)〜(c)に示すように、セパレータ151(本体部)には円筒ころ146と接触する接触面154a,154bが形成されており、一方の接触面154aは、個別に接触される隣り合う一方の円筒ころ146側に向いて形成され、他方の接触面154bは、個別に接触させる隣り合う他方の円筒ころ146側に接触面154aと反対側を向いて形成されている。そして、接触面154a,154bは、円筒ころ146を隣り合うセパレータ151の間に回転自在に支承しつつ保持可能なように円筒ころ146の転動面である外周面Sに対応する凹面(凹曲面)からそれぞれ形成されている。
一対をなして形成される腕部152は、無限循環路(転動体転動路)内で円筒ころ146が連続する並び方向に各円筒ころ146の軸を平行に揃えて安定した転動を可能とするように形成されている。すなわち、腕部152は、隣り合う円筒ころ146それぞれに向けてセパレータ151の端面から隣り合う円筒ころ146の中心に向かうとともに円筒ころ146の端面に沿って張り出している。そして、腕部152は、無限循環路(転動体転動路)に形成されている案内溝に案内される所定の高さUをもっている。また、同図(b)に示すように、一対をなす腕部152の間隔Eは、円筒ころ146の軸方向長さLよりも僅かに大きくなっている。また、腕部152の高さUは、無限循環路(転動体転動路)に形成されている案内溝の溝幅より僅かに小さい。これにより、腕部152が案内溝内に摺動可能に係合される。
なお、同図に示すように、潤滑剤を溜めるために、所定の形状(例えば略矩形状)で所定の大きさとしてローラ接触面154a,154b間を貫通する開口部156aとして潤滑剤溜め部156を設けても良い。
以上のように、セパレータ151を、一体的に形成することなく(連結することなく)、個々のものとして形成することもできる。そして、このような形状をなすセパレータ151を用いた場合にも、リターンガイドにおける案内溝の構成部位、方向転換路における案内溝の構成部位や転動体戻り路における案内溝の構成部位を、油を含有かつ放出可能な部材で形成することで、案内溝で、セパレータ151、特に腕部152について、潤滑状態が良好となり、磨耗を抑制し、寿命を延ばすことができる。
なお、前述の例では、転動体が円筒ころの場合を示しているが、転動体が球形状の転動体(ボール)の場合にも、セパレータを個々のものとして形成することもできる。この場合、球形状の転動体の形状に対応させて、個々のものとして形成するセパレータの形状を決定する。
本発明の第1の実施形態の直動案内装置の構成を示す平面図である。 図1における断面部分の詳細を示す平面図である。 右側半分についてエンドキャップの図示を省略した直動案内装置の正面図である。 連結部案内溝部分の形状を示す断面図である。 図2におけるA−A断面を示す図である。 エンドキャップ及びリターンガイドの斜視図である。 ボールを案内する凹部の一部及び平面部を含油部材で形成した場合のリターンガイドを示す図である。 平面部だけを含油部材で形成した場合のリターンガイドを示す図である。 本発明の第2の実施形態の直動案内装置におけるエンドキャップの構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態の直動案内装置における他のエンドキャップの構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態の直動案内装置について、図1における断面部分の詳細を示す平面図である。 図11におけるB−B断面の構成を示す図である。 図11におけるB−B断面の他の構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態の直動案内装置の構成を示す平面図である。 図14におけるC部の詳細構造を示す図である。 他のセパレータの形状の構成を示す図である。
符号の説明
1 直動案内装置、10 案内レール、11 レール側転動体転動溝、20 スライダ、22 スライダ側転動体転動溝、25 転動体転動路、26 負荷案内部、27 戻り案内部、33 湾曲案内部、40 リターンガイド、51 ボール、60 セパレータ、61 間座部、62 連結部、81 連結部案内溝

Claims (7)

  1. 軸方向に延びるレール側転動体転動溝を外面に有する案内レールと、前記レール側転動体転動溝に対向するスライダ側転動体転動溝を有して前記案内レールへ相対移動可能に跨架され且つ直線状の転動体戻り路を有するスライダ本体と、該スライダ本体の軸方向両端面にそれぞれ接合され且つ前記両転動体転動溝間からなる直線状の負荷転動路と前記転動体戻り路とを連通させる円弧状の方向転換路が形成されたエンドキャップと、前記負荷転動路、前記転動体戻り路及び前記方向転換路から形成される転動体転動路内に転動自在に装填される複数の転動体と、を備え、
    前記転動体転動路に、前記転動体とともに移動する部位を案内する案内溝が形成されており、前記案内溝は、少なくとも一部分が油を含有かつ放出可能な部材で形成されていることを特徴とする直動案内装置。
  2. 前記複数の転動体を所定の間隔をおいて一列に配列させるとともに前記複数の転動体の転動に伴って前記転動体転動路内を移動する有端状のセパレータを備え、
    前記セパレータは、隣り合う前記転動体の間に介装される複数の間座部と、前記複数の間座部を連結するとともに前記転動体転動路に沿って湾曲可能な弾性を有して形成された連結部と、を備え、
    前記案内溝は、前記転動体とともに移動する部位をなす前記連結部が移動可能に配置されるように、前記転動体転動路に沿って連続して形成された連結部案内溝であり、
    前記連結部案内溝は、少なくとも一部分が油を含有かつ放出可能な部材で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の直動案内装置。
  3. 隣り合う前記転動体の間に介装され、該転動体の外周面に接触する面が、該外周面に沿う凹面とされたセパレータを複数備えるとともに、前記セパレータは、その端部から前記隣り合う転動体の端面に沿うように張り出した腕部を備え、
    前記案内溝には、前記転動体とともに移動する部位をなす前記腕部が移動可能に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の直動案内装置。
  4. 前記エンドキャップには、前記転動体が移動するための凹溝が形成されており、該エンドキャップと、側面に前記転動体が移動するための凹溝が形成されているリターンガイドとを組み合わせることで、前記円弧状の方向転換路と、該方向転換路部における案内溝とが形成されており、
    前記リターンガイドにおける案内溝の構成部位は、油を含有かつ放出可能な部材で形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の直動案内装置。
  5. 前記方向転換路における案内溝の構成部位は、油を含有かつ放出可能な部材で形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の直動案内装置。
  6. 前記転動体戻り路における案内溝の構成部位は、油を含有かつ放出可能な部材で形成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の直動案内装置。
  7. 前記転動体は、円筒形状をなし、該円筒形状の転動体とともに移動する部位は、該転動体の両端から突出され、前記案内溝にて支持される凸部であることを特徴とする請求項1に記載の直動案内装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010159871A (ja) * 2008-12-08 2010-07-22 Thk Co Ltd 案内装置
JP2013050206A (ja) * 2011-08-03 2013-03-14 Thk Co Ltd 転がり案内装置
DE102015202210A1 (de) * 2015-02-09 2016-08-11 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Bolzenkäfig für ein Großwälzlager
CN106672679A (zh) * 2017-03-18 2017-05-17 边继庆 移栽机

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