JP2005337444A - 転がり軸受 - Google Patents

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JP2005337444A JP2004159424A JP2004159424A JP2005337444A JP 2005337444 A JP2005337444 A JP 2005337444A JP 2004159424 A JP2004159424 A JP 2004159424A JP 2004159424 A JP2004159424 A JP 2004159424A JP 2005337444 A JP2005337444 A JP 2005337444A
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Teruhiko Fujisaki
輝彦 藤崎
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Abstract

【課題】 すべり軸受の回転方向支持の機能を分担させず、摩擦による発熱及び摩耗を防止し、発塵による環境汚染を防ぐことのできる転がり軸受を提供する。
【解決手段】 軸を支持する内輪と、外輪と、内外輪間に配置され転動する玉とを備え、内輪または外輪の少なくとも一部に表面改質処理を施した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、直動すべり案内機能と回転機能とを併せ持つ転がり軸受に関し、より詳細には転がり軸受の軸受部の改良によるものである。
従来、図5に示すように、軸方向に往復移動且つ回転移動するシャフト33を支持する転がり軸受30は、ハウジング32に圧入または接着されたすべり軸受36が軸方向に並置されていた。シャフト33の片部と転がり軸受30の側面を接触させ、回転移動機能を発揮させ、シャフト33が軸方向に往復移動する場合、すべり軸受36が直線案内機能を発揮するものである。
しかしながら、従来の構造では、すべり軸受36はシャフト33が回転する時もすべり案内してしまうので、シャフト33とすべり軸受36の間の周速が早いと摩擦による発熱が大きく磨耗の促進も早い、また発塵により周囲を汚染してしまうという問題があった。
そこで、本発明の目的は、すべり軸受の回転方向支持の機能を分担させず、摩擦による発熱及び摩耗を防止し、発塵による環境汚染を防ぐことのできる転がり軸受を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の転がり軸受は、
軸を支持する内輪と、外輪と、内外輪間に配置され転動する玉とを備え、前記内輪または外輪の少なくとも一部に表面改質処理を施したことを特徴としている。
また、本発明の転がり軸受は、
軸を支持する内輪と、外輪と、内外輪間に配置され転動する玉とを備え、前記内輪の内径にブッシュが嵌合し、前記ブッシュの内周面の少なくとも一部に表面改質処理を施したことを特徴としている。
また、本発明の転がり軸受は、
軸を支持する内輪と、外輪と、内外輪間に配置され転動する玉とを備え、前記外輪の外径にブッシュが嵌合し、前記ブッシュの外周面の少なくとも一部に表面改質処理を施したことを特徴としている。
本発明によると、転がり軸受の内輪内径または内輪に嵌合するブッシュに表面改質処理を行うことにより摩擦係数を小さくし摺動性を持たせ、耐磨耗性・耐焼付き性を向上させることにより、転がり軸受自体が直動すべり軸受の機能を併せ持ち、軸方向の往復運動時には、すべり軸受として機能し、回転時には本来の転がり軸受の機能をそれぞれ独立した役割で使用となるため、すべり軸受機能を回転時に作用させなくて良くなる。
また、本発明によれば、転がり軸受の内輪にタフトライド処理を施し、転がり軸受自体にすべり軸受の機能を持たせることにより、軸方向の往復移動時には、すべり軸受として機能し、回転時には本来の転がり軸受の機能をそれぞれ独立した役割で受け持つため、すべり軸受機能を回転時に作用させなくて良くなることから、摩擦による発熱・磨耗・発塵の抑制及び、超寿命化の効果を有する。また、本発明考案を組込む装置に於いては、部品点数の削減や、ハウジング形状の簡略化によるコストダウンの効果も有する。
以下、本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。尚、図面において同一部分は同一符号にて説明している。
図1は、本発明の第1実施例の転がり軸受1を示す軸方向断面図である。転がり軸受1は、外輪4、内輪5、玉6からなり、ハウジング2に圧入または接着により固定されている。転がり軸受1の内輪5には例えば、タフトライド処理などの表面改質処理を施している。
シャフト3は段付き形状になっていて小径部3aは、転がり軸受1の内輪5に微小な間隙を有して挿入されていて、図示しない軸方向駆動力で軸方向に自在に移動することができる。また、大径部3bは転がり軸受1の内輪側面と接する大きさでシャフト3の大径部3bが転がり軸受1と接した時、図示しない回転方向駆動力により回転運動する。
シャフト3は、図示のように軸方向に所定のストロークで移動可能であり、また回転可能となっている。転がり軸受1は、シャフト3の小径部3aと大径部3bとの間の段部3cによって、回転時の予圧が与えられている。
転がり軸受1の内輪5には表面改質処理としてタフトライド処理が施されている。タフトライド処理は内輪5全体に施してもよいが、内周面5aのみに施すこともできる。すなわち、内輪5の少なくとも一部に施せばよい。
一般に、タフトライド処理は摺動部分に耐久性を与えると共に摺動性を持たせるものであり、優れた耐磨耗性、耐かじり性、耐焼付き性を与える特長がある。タフトライド処理をした鋼材表面層の化合物層は、硬度が高く、緻密な非金属的性質となるため、処理面は母材に比べて摩擦係数は極めて低く(通常μs=0.05〜0.12程度)、また、最表面は初期磨耗で滑らかになり、相手になじみやすい性質を持っている。
図2は、第1実施例の第1変形例を示す転がり軸受の軸方向断面図である。この変形例では、タフトライド処理を施した円筒形のブッシュ7を内輪5の内径に組付けている。タフトライド処理はブッシュ7全体に施してもよいが、不図示のシャフトが嵌合するブッシュ7の内周面7aのみに施すこともできる。
図3は、第1実施例の第2変形例を示す転がり軸受の軸方向断面図である。ここでは、第1変形例と同様に、タフトライド処理を施した円筒形のブッシュ8を内輪5の内径に組付けている。しかしながら、ブッシュ8は、ストレートの円筒形ではなく、端部にフランジ部8aを備えている。このフランジ部8aとブッシュ8の外径で転がり軸受1の内輪5を保持している。
また、タフトライド処理はブッシュ8全体に施してもよいが、不図示のシャフトが嵌合するブッシュ8の内周面8aのみに施すこともできる。第1変形例及び第2変形例において、ブッシュの材質は、転がり軸受と同じ材質か、線膨張係数の近い材質を用いている。また、ブッシュ8のフランジ部8aの軸方向長さは、軸受幅より長く設定するか短く設定するかいずれでもよい。
更に、転がり軸受とブッシュの組付けは、圧入、圧入及び接着、すきまばめ及び接着のいずれかの方法で行われる。いずれの方法でも、転がり軸受のラジアル内部すきまを確保し、かつラジアル内径振れ精度を満足するための、はめあい条件を満足することとする。
図4は、本発明の第2実施例の転がり軸受を示す軸方向断面図である。本実施例では、転がり軸受1に圧入または接着でブッシュ9が嵌合している。ブッシュ9は、ストレートの円筒形ではなく、端部にフランジ部9aを備えている。ブッシュ9は、シャフト3に対しては遊嵌されており、相対的に摺動できる。タフトライド処理はブッシュ9全体に施してもよいが、シャフト3が嵌合するブッシュ9の内周面9aのみに施すこともできる。
第2実施例では、回転方向駆動力伝達部材と、軸方向移動部材が別部材で構成されており、回転方向駆動力伝達部材10が転がり軸受1の内径に嵌合されかつ、転がり軸受1の側面で面接触しながら図示しない回転駆動源からの回転力が伝達された歯車11により係合部10aを介して転がり軸受1に伝達する。また、軸方向移動部材、すなわちシャフト3は、完全に独立して図示しない直動方向駆動力により直動運動する。
回転方向駆動力伝達部材10は、シャフト3に接着または圧入されており、転がり軸受1とは当接しているだけであるが、転がり軸受1に予圧を負荷している。また、シャフト3が図中で右方向にストロークすると、回転方向駆動力伝達部材10は歯車11からは離れ、回転力の伝達は行われない。
以上説明した各実施例及び各変形例において、シャフト3の回転と左右ストローク(軸方向移動)は同時に行われることはなく、タフトライド処理した内輪5またはブッシュ7−9に対して、シャフト3は滑り案内される。シャフト3がストロークせず、回転する場合は、内輪5またはブッシュ7−9により回転可能に支持される。尚、回転力の伝達は上述の歯車の外、例えばベルト駆動によっても可能であり、またその他の形式も適用できることは言うまでもない。
以上、内輪回転・内径直動案内で、本発明を説明してきたが、本発明は、外輪回転・外径直動案内の場合でも適用できることは言うまでもない。その場合、外輪4にタフトライド処理し、すべり案内機能を持たせるか、外輪4に上述のようなブッシュを組付けることになる。
本発明の第1実施例の転がり軸受を示す軸方向断面図である。 第1実施例の第1変形例を示す転がり軸受の軸方向断面図である。 第1実施例の第2変形例を示す転がり軸受の軸方向断面図である。 本発明の第2実施例の転がり軸受を示す軸方向断面図である。 従来の転がり軸受を示す軸方向断面図である。
符号の説明
1 転がり軸受
2 ハウジング
3 シャフト
4 外輪
5 内輪
6 玉
7−9 ブッシュ
10 回転方向駆動力伝達部材
11 歯車

Claims (6)

  1. 軸を支持する内輪と、外輪と、内外輪間に配置され転動する玉とを備え、前記内輪または外輪の少なくとも一部に表面改質処理を施したことを特徴とする転がり軸受。
  2. 前記表面改質処理がタフトライド処理であることを特徴とする請求項1に記載の転がり軸受。
  3. 軸を支持する内輪と、外輪と、内外輪間に配置され転動する玉とを備え、前記内輪の内径にブッシュが嵌合し、前記ブッシュの内周面の少なくとも一部に表面改質処理を施したことを特徴とする転がり軸受。
  4. 前記表面改質処理がタフトライド処理であることを特徴とする請求項3に記載の転がり軸受。
  5. 軸を支持する内輪と、外輪と、内外輪間に配置され転動する玉とを備え、前記外輪の外径にブッシュが嵌合し、前記ブッシュの外周面の少なくとも一部に表面改質処理を施したことを特徴とする転がり軸受。
  6. 前記表面改質処理がタフトライド処理であることを特徴とする請求項5に記載の転がり軸受。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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