JP2007232015A - 電動アクチュエータ - Google Patents

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Yoshinori Ikeda
良則 池田
Masashi Ogawa
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Abstract

【課題】 滑りブッシュを加工し易くし、コストの低減および量産性の向上を図ることができる電動アクチュエータを提供する。
【解決手段】 ハウジング1にナット3が回転自在に支持されたボールねじ2と、前記ハウジング1に設置されて前記ナット3を回転駆動するモータ5とを備える。前記ハウジング1には、内周面がボールねじ2のねじ軸4に設けられた摺動部13の外周に摺動自在に嵌合する滑りブッシュ6が取付けられる。滑りブッシュ6は、ハウジング1の内径面に嵌合し前記ナット3と反対側の端部である一端が前記ハウジング1の段差部1aに係合するパイプ状のブッシュ本体6Aと、このブッシュ本体6Aの他端に設けられてこのブッシュ本体6Aを前記ハウジング1に対して軸方向に固定するフランジ状の固定部6Bとに分割される。前記ブッシュ本体6Aは内周面および外周面がそれぞれ単一径であって、内周面が熱処理による表面硬化面6Aaである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ボールねじを用いた自動車用アクチュエータに関し、さらに詳しくは、自動車の電動式ディスクブレーキ等に用いられ、ボールねじのねじ軸に摺動部を有する電動アクチュエータに関するものである。
ボールねじは、ねじ軸とナットがボールを介して転がり接触しているため、内部摩擦が小さく極めて高い伝達効率が得られる利点などにより、電動アクチュエータに広く採用されている。自動車用の電動アクチュエータにおいては、量産性が必要となるため、ねじ軸は転造加工品等を用いるのが一般的であり、特許文献1では、ねじ溝形成部分よりも大径のストッパー部や摺動部を別体にてねじ軸に固定し、不完全ねじ部を不要とすることで、軸の軸長さを短くできるコンパクトな転造ボールねじが提案されている。
また、特許文献2では、ねじ軸の外周に表面が焼入れされた環状部品を圧入状態で取付け、この環状部品を介してボールねじ使用機器の滑りブッシュにねじ軸を摺接させるようにした電動アクチュエータ用ボールねじが提案されている。
しかしながら、これらの特許文献に開示された技術は、ねじ軸側の改良についてのみ述べられ、滑りブッシュ側の低コスト、加工の合理化等について言及するものではない。
特開2005−297034号公報 特開2005−325956号公報
図4は、特許文献1あるいは特許文献2に開示されたような、ボールねじの一部を摺動部位とした従来の電動アクチュエータの一例を示している。この電動アクチュエータ100は、駆動源であるモータ101と、モータ101の回転をスライド動作に変換するボールねじ102とを備え、ボールねじ102はハウジング103内に設置されている。ハウジング103は、断面概形がハット状の後部材104と、円筒状の前部材105とでなり、これらの部材を連結して全体が略円筒状に組み立てられる。ハウジング103の後部材104と前部材105は、それらの一端のフランジ部104a,105aを互いに対向させて連結され、両フランジ部104a,105aの対向部内側に、ハウジング円筒空間部103aから外径側に張り出すギヤ部空間103bが形成される。前記モータ101は、その出力軸101aがハウジング103の軸方向と平行となるようにハウジング103の後部外周に設置され、モータ出力軸101aが後部材104のフランジ部104aを貫通して前記ギヤ部空間103b内に突入させてある。
ボールねじ102は、ねじ軸106と、ナット107と、これらねじ軸106およびナット107のねじ溝の間に介在させたボール(図示せず)とを備える。ねじ軸106は、ハウジング103内にこれと同心状に配置される。ナット107は、ハウジング103の内周に軸受108,109を介して回転自在に設けられる。ナット107の外周には、これと同心とされ前記ハウジング103のギヤ部空間103b内に配置されるギヤ110が一体に形成され、このギヤ110がモータ出力軸101aに設けられたギヤ111に噛み合わされている。これら両ギヤ110,111は、モータ101の回転をナット107に伝達する回転伝達系を構成する。
ハウジング前部材105の内周には、滑りブッシュ112が圧入嵌合して固定されている。この滑りブッシュ112の後端には外径側に張り出すフランジ部112aが形成され、このフランジ部112aがハウジング前部材105内の段差部105aに係合し、ボルト112bによってこの段差部105aに固定されている。ねじ軸106の前半部には、滑りブッシュ112の内周面をねじ軸106の軸方向に沿って摺動する摺動部113が、環状部品の圧入によって設けられている。
この構成の電動アクチュエータ100では、モータ101による回転力は、ギヤ111,110を介してナット107に伝達され、ナット107が回転する。このナット107の回転は、図示しないボールを介してねじ軸106の軸方向移動に変換される。すなわち、モータ101の回転力をボールねじ102の軸方向推力に変換するナット回転式電動アクチュエータが構成される。このねじ軸106の軸方向移動の際、摺動部113が滑りブッシュ112の内周面を実線位置および二点鎖線位置間に渡って摺動する。
このように、滑りブッシュ112は、その内径円筒部内を摺動部113が繰返し摺動するから、繰返し作動に耐え得る耐摩耗性を備え、また摺動部113との適正な隙間が確保され、さらには仕上げ面が美麗であることが、アクチュエータの良好な作動性を図る上で重要である。このため、滑りブッシュ112は、浸炭焼入れ等の熱処理後に内径研削を行って加工される。しかし、例示の滑りブッシュ112は、フランジ部112aの存在のため、肉厚が不均一であり、そのため、熱処理変形が生じ易く、また、被仕上がり面が広範囲に及ぶため、内径研削加工がし難く、大変コスト高となり、量産には適さなかった。
この発明は、これらの課題を解消することを目的としたものであり、滑りブッシュを加工し易くし、コストの低減および量産性の向上を図ることができる電動アクチュエータを提供するものである。
この発明の電動アクチュエータは、ハウジングにナットが回転自在に支持されたボールねじと、前記ハウジングに設置されて前記ナットを回転駆動するモータと、前記ハウジングに固定され内周面が前記ボールねじのねじ軸に設けられた摺動部の外周に摺動自在に嵌合する滑りブッシュとを備えた電動アクチュエータであって、前記滑りブッシュが、前記ハウジングの内径面に嵌合し前記ナットと反対側の端部である一端が前記ハウジングの段差部に係合するパイプ状のブッシュ本体と、このブッシュ本体の他端に設けられてこのブッシュ本体を前記ハウジングに対して軸方向に固定するフランジ状の固定部とに分割され、前記ブッシュ本体は内周面および外周面がそれぞれ単一径であって、内周面が熱処理による表面硬化面であることを特徴とする。
この構成によると、ボールねじのねじ軸の摺動部が滑りブッシュ内を摺動する。滑りブッシュは、ねじ軸の摺動部が直接関与するパイプ状のブッシュ本体と、このブッシュ本体をハウジングに対して軸方向に固定するフランジ状の固定部とに分割されているから、材料コストを下げることができる。また、ブッシュ本体は内周面および外周面がそれぞれ単一径とされているから、肉厚が不均一である場合のように、熱処理時の熱変形を起こす懸念がなく、加工も行い易く、これによって、電動アクチュエータのコスト低減および量産性の向上を図ることが可能となる。
この発明において、前記ブッシュ本体が、前記一端側と他端側に互いに分割された複数のブッシュ本体分割体からなるものとしても良い。このようにブッシュ本体を複数のブッシュ本体分割体に分割したものとすると、個々のブッシュ本体分割体は全長が短くなり、熱処理での変形が少なくなる。また、実質的仕上げ範囲が狭くなるから、内径仕上げが容易になり、非常に加工がし易くなるばかりか、仕上代の削減等により加工時間の短縮も可能となり量産性も向上する。
この場合、前記ブッシュ本体分割体を、ソリッド形針状ころ軸受の内輪と互換性を持つものとしても良い。このようにブッシュ本体分割体の内外径と幅寸法をソリッド形針状ころ軸受の内輪寸法に合わせ、相互に互換性を持つようにすれば、市販部品が使用可能となり、滑りブッシュの低コスト化、合理化を図ることができ、電動アクチュエータのコスト低減および量産化に一層寄与する。
この発明の電動アクチュエータは、ハウジングにナットが回転自在に支持されたボールねじと、前記ハウジングに設置されて前記ナットを回転駆動するモータと、前記ハウジングに固定され内周面が前記ボールねじのねじ軸に設けられた摺動部の外周に摺動自在に嵌合する滑りブッシュとを備えた電動アクチュエータであって、前記滑りブッシュが、前記ハウジングの内径面に嵌合し前記ナットと反対側の端部である一端が前記ハウジングの段差部に係合するパイプ状のブッシュ本体と、このブッシュ本体の他端に設けられてこのブッシュ本体を前記ハウジングに対して軸方向に固定するフランジ状の固定部とに分割され、前記ブッシュ本体は内周面および外周面がそれぞれ単一径であって肉厚が均一であり、内周面が熱処理による表面硬化面であるものとしたため、材料コストの削減が可能となると共に、内周面および外周面が単一径であるブッシュ本体のみ表面処理をすれば良く、その熱処理時の変形が生じ難く、加工精度も向上する。よって、低コストで量産性に優れた電動アクチュエータを提供することができる。
この発明の第1の実施形態を図1と共に説明する。この電動アクチュエータAの基本構成は、図4に示す電動アクチュエータ100と同様である。すなわち、この電動アクチュエータAは、ハウジング1にナット3が回転自在に支持されたボールねじ2と、前記ハウジング1に設置されて前記ナット3を回転駆動する電動モータ5と、前記ハウジング1に固定され内周面が前記ボールねじ2のねじ軸4に設けられた摺動部13の外周に摺動自在に嵌合する滑りブッシュ6とを備えている。
滑りブッシュ6は、前記ハウジング1の内径面に圧入嵌合され前記ナット3と反対側の端部である一端が前記ハウジング1の内向フランジ状段差部1aに係合するパイプ状のブッシュ本体6Aと、このブッシュ本体6Aの他端に設けられてこのブッシュ本体6Aを前記ハウジング1に対してハウジング1の内筒部に形成された第2の段差部1bに軸方向に固定するフランジ状の固定部6Bとに分割されている。前記ブッシュ本体6Aは、内周面および外周面がそれぞれ単一径であって、内周面が熱処理による表面硬化面6Aaとされている。固定部6Bは、ボルト6Baによって前記第2の段差部1bに締結固定される。このフランジ状固定部6Bのボルト6Baを介した固定と、内向フランジ状段差部1aに対する係合とによって、ブッシュ本体6Aがハウジング1内に軸方向に位置決め固定される。
ハウジング1は、断面概形がハット状の後部材7と、円筒状の前部材8とでなり、これらの部材を連結して全体が略円筒状に組み立てられる。この円筒状前部材8の内筒部に滑りブッシュ6の前記ブッシュ本体6Aが圧入嵌合されている。ハウジング1の後部材7と前部材8は、それらの一端のフランジ部7a,8aを互いに対向させて連結され、両フランジ部7a,8aの対向部内側に、ハウジング円筒空間部1cから外径側に張り出すギヤ部空間1dが形成される。前記モータ5は、その出力軸5aがハウジング1の軸方向と平行となるようにハウジング1の後部外周に設置され、モータ出力軸5aが後部材8のフランジ部8aを貫通して前記ギヤ部空間1d内に突入させてある。
ボールねじ2は、ナット3と、ねじ軸4と、ナット3のねじ溝(図示せず)およびねじ軸4のねじ溝4aの間に介在させたボール(図示せず)と、ねじ溝間のボールを拾い上げてねじ溝間に戻す循環路(図示せず)とを備える。ナット3は、ハウジング1の内周に軸受9,10を介して回転自在に設けられる。ナット3の外周には、これと同心とされ前記ハウジング1のギヤ部空間1d内に配置されるギヤ11が一体に形成され、このギヤ11がモータ出力軸5aに設けられたギヤ12に噛み合わされている。これら両ギヤ11,12は、モータ5の回転をナット3に伝達する回転伝達系を構成する。
ボールねじ2のねじ軸4は、その後半部がねじ溝4aが形成されたねじ部4Aとされ、前半部4Bの先端はハウジング1から前方に突出し得るよう構成されている。ねじ軸4の前半部4Bの外周の前記滑りブッシュ6の設置範囲に対応する部分には、滑りブッシュ6に摺接させる摺動部13が、ねじ軸4のねじ部よりも大径に設けられている。摺動部13は、環状部品をねじ軸4に圧入することで設けられている。
モータ5による回転力は、ギヤ12,11を介してナット3に伝達され、ナット3が回転する。このナット3の回転は、図示しないボールを介してねじ軸4の軸方向移動に変換される。すなわち、モータ5の回転力をボールねじ2の軸方向推力に変換するナット回転式電動アクチュエータAが構成される。このねじ軸4の軸方向移動の際、摺動部13が滑りブッシュ6の内周面を実線位置および二点鎖線位置間に渡って摺動する。滑りブッシュ6の全長は、前記摺動部13の幅に軸ストローク長さLを加えた長さである。
この構成の電動アクチュエータAは、ねじ軸4の先端に設けられる連結ピンやアーム(いずれも図示せず)を介して、例えば自動車のトランスミッションや電動式ディスクブレーキに連結され、モータ5の回転がボールねじ2を介してスライド動作に変換されてトランスミッションや電動ディスクブレーキに伝達される。すなわち、モータ5の回転出力がギヤ12,11を介してナット3に伝達され、ナット3の回転がボール(図示せず)を介してねじ軸4のスライド動作に変換され、そのスライド動作が前記連結ピンやアームを介してトランスミッションや電動ディスクブレーキに伝達される。
この電動アクチュエータAにおいて、ねじ軸4の先端側に外力を受けると、ボールねじ2におけるねじ軸4の後半部のねじ部4Aに曲げ力が作用するが、ねじ軸4の前半部4Bは摺動部13を介してハウジング1の内周の滑りブッシュ6に摺動自在に支持されているので、ねじ軸4のねじ部4Aに加わる曲げ荷重を吸収することができる。この摺動部13は、環状部品をねじ軸4の外周に圧入状態に取付けたものであるので、焼入れにより表面硬度を高めたものとすることが容易であり、またねじ軸4が転造によるもので、転造前のねじ軸素材がセンタレスで製作された場合でも、センタ孔を後加工して前記滑りブッシュ6に対する摺動面の研削仕上げを行う必要がなく、製造が容易となる。また、ねじ軸4における摺動部13の外周面と、ねじ溝4aとの同軸度精度を向上させることができて、摺動抵抗の低減や耐摩耗性の向上が可能となる。さらに、ねじ軸4の熱処理においては、摺動部13の摺動面の焼入れによる表面硬化を、別部品である環状部品で済ませておくことができるので、高周波焼入れによる移動焼入れ時間を短縮でき、この点でも製造が容易となる。
滑りブッシュ6は、ブッシュ本体6Aと固定部6Bとに分割され、ブッシュ本体6Aと固定部6Bは別部材とされているから、ブッシュ本体6Aは内周面および外周面が単一径とされて肉厚が均一なものとすることが可能であり、そのため、内周面を浸炭焼入れ等の熱処理をして表面硬化面6Aaとする際に、熱変形が生じない。したがって、熱処理後の内径面の研削加工がし易く、かつ精度よくなされ、摺動部13の円滑な摺動性が得られる。また、材料コストの低減化を図ることができ、研削加工の行い易さとも相俟って、電動アクチュエータAの量産化が可能となる。
図2はこの発明の第2の実施形態に係る電動アクチュエータBの一部を示している。この実施形態の電動アクチュエータBでは、ブッシュ本体6Aが、一端側と他端側に分割された2個のブッシュ本体分割体6AA,6ABとよりなる。これら2個のブッシュ本体分割体6AA,6ABは、内外径および長さが同寸法とされ、ハウジング1の円筒状前部材8の内筒部に同軸的に連なるよう圧入嵌合されている。これらは、先側のブッシュ本体分割体6AAの前端側がハウジング1の段差部1aに係合し、ブッシュ本体分割体6ABの後端側がフランジ状固定部6Bをボルト6Baをしてハウジング1内の第2の段差部1bに締結固定することにより位置決め固定されている。
このようにブッシュ本体6Aを、2個のブッシュ本体分割体6AA,6ABにより構成すると、個々のブッシュ本体分割体6AA,6ABは、その全長が短くなるから、熱処理の際の変形が少なくなり、また内径仕上げが容易となる。さらに、仕上代が短くなるから加工時間も短縮され、量産性も向上する。
なお、ブッシュ本体6Aを、2個のブッシュ本体分割体6AA,6ABに分割した例を示しているが、3個以上に分割されたものとすることも可能である。
この場合、ブッシュ本体分割体6AA,6ABの内外径寸法および幅(長さ)寸法を、市販のソリッド形針状ころ軸受の内輪寸法に合わせ、互換性を持たせるようにすれば、市販部品が使用可能となりコストの低減を図ることができる。図3は、このように互換性を持たせる対象となり得るソリッド形針状ころ軸受の一例を示している。図示のソリッド形針状ころ軸受20は、円筒状の内輪21と、外輪22と、内輪21の外径面および外輪22の内径面に形成された軌道面21a,22a間に介在された2列の針状ころ23と、これら針状ころ23を保持する保持器24とにより構成される。
なお、この例では針状ころ23が2列の針状ころ軸受としているが、単列あるいは3列以上のものであっても良い。
このソリッド形針状ころ軸受20における内輪21および外輪22は、浸炭焼入れ等の熱処理がなされたものである。そして、内輪21は内周面および外周面が単一径の円筒状に形成されるものであるから、上記ブッシュ本体分割体6AA,6ABをこの内輪21と互換性があるよう寸法設定すれば、市販のソリッド形針状ころ軸受20の部品である内輪21をそのままブッシュ本体分割体6AA,6ABに充当することができ、電動アクチュエータの合理的なコストの低減化および量産化を図ることができる。
なお、上記実施形態では、ねじ軸4の滑りブッシュ6に対する摺動部13を、ねじ軸4に環状部品の圧入で設けた例を示したが、ねじ軸4自体に転造加工等を施して摺動部13を形成しても良い。また、摺動部13を複数個軸方向に連なるようにねじ軸4に圧入状態で取付けても良い。
この発明の第1の実施形態にかかる電動アクチュエータの断面図である。 この発明の第2の実施形態にかかる電動アクチュエータの要部の断面図である。 同電動アクチュエータに適用可能なソリッド形針状ころ軸受の一例を示す断面図である。 従来の電動アクチュエータの一例を示す断面図である。
符号の説明
1…ハウジング
1a…段差部
2…ボールねじ
3…ナット
4…ねじ軸
5…モータ
6…滑りブッシュ
6A…ブッシュ本体
6Aa…表面硬化面
6AA,6AB…ブッシュ本体分割体
6B…固定部
13…摺動部
20…ソリッド形針状ころ軸受
21…内輪
A…電動アクチュエータ
B…電動アクチュエータ

Claims (3)

  1. ハウジングにナットが回転自在に支持されたボールねじと、前記ハウジングに設置されて前記ナットを回転駆動するモータと、前記ハウジングに固定され内周面が前記ボールねじのねじ軸に設けられた摺動部の外周に摺動自在に嵌合する滑りブッシュとを備えた電動アクチュエータであって、
    前記滑りブッシュが、前記ハウジングの内径面に嵌合し前記ナットと反対側の端部である一端が前記ハウジングの段差部に係合するパイプ状のブッシュ本体と、このブッシュ本体の他端に設けられてこのブッシュ本体を前記ハウジングに対して軸方向に固定するフランジ状の固定部とに分割され、前記ブッシュ本体は内周面および外周面がそれぞれ単一径であって、内周面が熱処理による表面硬化面である電動アクチュエータ。
  2. 請求項1において、前記ブッシュ本体が、前記一端側と他端側に互いに分割された複数のブッシュ本体分割体からなるものである電動アクチュエータ。
  3. 請求項2において、前記ブッシュ本体分割体が、ソリッド形針状ころ軸受の内輪と互換性を持つものである電動アクチュエータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108692091A (zh) * 2018-07-05 2018-10-23 大连亨利测控仪表工程有限公司 蜗轮行星齿轮组伺服控制电动滚柱丝杠执行机构

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