JP2005337176A - ディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法 - Google Patents

ディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】PM再生制御が実施されるまでの間にフィルタが詰まるのを抑制すること。
【解決手段】フィルタが詰まりかかっており、かつPM再生条件が成立していない場合は(ステップS11肯定、S12否定)、当該PM再生条件が成立するまでの間、バッテリ充電量SOCが所定の閾値よりも大きければ、モータジェネレータによるトルクアシストを実施するとともにエンジンの負荷を低減させ(ステップS15肯定、S16、S17)、バッテリ充電量SOCが所定の閾値よりも小さければ、モータジェネレータによるトルクアシスト量を減少させるとともにエンジンの負荷を増加させてモータジェネレータにより回生する(ステップS15否定、S18、S19、S20否定、S22)。バッテリ充電量SOCが少なすぎる場合は、モータジェネレータにより発電する(ステップS20肯定、S21)。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法に関し、更に詳しくは、フィルタの再生制御が実施されるまでの間に当該フィルタが詰まるのを抑制することができるディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法に関する。
近年、地球環境の保全や省資源の観点から、ディーゼルハイブリッド車両の開発が行われている。たとえば、このディーゼルハイブリッド車両は、ディーゼルエンジンと、このディーゼルエンジン出力による発電またはバッテリ電力によるエンジン出力のアシストを行うモータジェネレータと、排気ガス中の粒子状物質(以下、PMと略称する)を捕集するフィルタと、排気ガスの一部を吸気系に還流させる排気ガス再循環装置(EGR装置)とを備えたものが公知である(たとえば、特許文献1参照)。
ところで、上記フィルタは、捕集されるPMが多くなると次第に目詰まりしてきて圧力損失が大きくなりエンジン出力の低下等を招くため、目詰まりがある程度に達したところで捕集したPMを燃焼させて目詰まりを解消する再生処理(以下、PM再生と称する)が必要となる。このPM再生の方法として、たとえばエンジン負荷を高めて高温の排気ガスをフィルタに供給することによりPMを燃焼させるものが公知である。このようなPM再生制御は、通常、所定の運転条件になるまで実行しないようにプログラムされている。
なお、関連する技術として、排気ガス中に含まれるPM成分が所定値以下となるようにディーゼルエンジンを運転するとともに、当該エンジンの不足トルクをモータジェネレータにより調節するものが提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
また、上記フィルタの再生要求がある場合に、上記バッテリ充電量の下限値を通常運転時よりも低い値とすることにより、当該バッテリの連続充電時間を延長し、比較的高温の排気ガスが供給される高負荷状態での連続運転時間を延長する。これにより、フィルタに堆積したPMの燃焼時間を比較的長く確保し、フィルタの再生を促進する制御技術が提案されている(たとえば、特許文献3参照)。
特開2002−234363号公報 特開2002−115576号公報 特開2002−242721号公報
しかしながら、従来のPM再生制御は、通常、所定の運転条件になるまで実行されないので、PMが所定量を超えて堆積しているのにもかかわらず、再生タイミングが来ない場合も起こり得る。したがって、この再生タイミングを待つ間にもフィルタによるPM過捕集を回避するためにスモークの発生を極力抑制する必要がある。
特に、フィルタが詰まりかけている状態、すなわちPMの堆積量が所定量を超えている状態では、スモークの発生によりPMが過捕集され、フィルタ詰まりによる背圧上昇によりエンジン出力が低下する虞があった。また、触媒を担持しているフィルタでは、その再生時に詰まりすぎたPMが一気に燃え、触媒が熱劣化してしまう虞があった。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、PM再生制御が実施されるまでの間にフィルタが詰まるのを抑制することができるディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明の請求項1に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法は、走行駆動源としてのディーゼルエンジンと、前記エンジン出力による発電またはバッテリ電力による前記エンジン出力のアシストを行うモータジェネレータと、前記エンジンの排気通路に設けられ排気ガス中の粒子状物質を捕集するフィルタと、前記フィルタにおける前記粒子状物質の詰まり具合を検出または推定する詰まり検出手段と、前記バッテリの充電量を検出または推定する充電量検出手段とを備えたディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり低減制御方法において、前記詰まり検出手段によって前記フィルタが詰まっていると検出または推定され、かつ前記フィルタを再生させるための再生制御条件が成立していない場合は、当該再生制御条件が成立するまでの間、前記充電量検出手段によって検出または推定された前記バッテリ充電量が所定の閾値よりも大きければ、前記モータジェネレータによるトルクアシストを実施するとともに前記エンジンの負荷を低減させ、前記バッテリ充電量が所定の閾値よりも小さければ、前記モータジェネレータによるトルクアシスト量を減少させるとともに前記エンジンの負荷を増加させて前記モータジェネレータにより回生することを特徴とするものである。
また、この発明の請求項2に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法は、請求項1に記載の発明において、前記ディーゼルハイブリッド車両は、排気ガスの一部を吸気系に還流させる排気ガス再循環装置を更に備え、前記エンジンが前記排気ガス再循環装置の作動領域で運転されている時には、当該エンジンを等トルク線に沿って高回転数側にシフトし前記排気ガス再循環装置の非作動領域もしくは作動領域にて運転することを特徴とするものである。
また、この発明の請求項3に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法は、走行駆動源としてのディーゼルエンジンと、前記エンジン出力による発電またはバッテリ電力による前記エンジン出力のアシストを行うモータジェネレータと、前記エンジンの排気通路に設けられ排気ガス中の粒子状物質を捕集するフィルタと、前記フィルタにおける前記粒子状物質の詰まり具合を検出または推定する詰まり検出手段と、前記バッテリの充電量を検出または推定する充電量検出手段と、前記排気ガスの一部を吸気系に還流させる排気ガス再循環装置とを備えたディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり低減制御方法において、前記詰まり検出手段によって前記フィルタが詰まっていると検出または推定され、かつ前記フィルタを再生させるための再生制御条件が成立していない場合は、当該再生制御条件が成立するまでの間、前記エンジンが前記排気ガス再循環装置の作動領域で運転されている時には、当該エンジンを前記排気ガス再循環装置の非作動領域にて運転することを特徴とするものである。
また、この発明の請求項4に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法は、請求項3に記載の発明において、前記エンジンが前記排気ガス再循環装置の作動領域で運転されている時には、当該エンジンの負荷を増加して前記排気ガス再循環装置の非作動領域で運転するとともに、要求負荷との差に応じて前記モータジェネレータの回生制御を実施することを特徴とするものである。
また、この発明の請求項5に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法は、請求項4に記載の発明において、前記モータジェネレータの回生制御により前記バッテリ充電量が所定の上限値を超える場合には、前記モータジェネレータによるトルクアシストを実施するとともに、前記エンジンの負荷を低減させることを特徴とするものである。
また、この発明の請求項6に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法は、走行駆動源としてのディーゼルエンジンと、前記エンジン出力による発電またはバッテリ電力による前記エンジン出力のアシストを行うモータジェネレータと、前記エンジンの排気通路に設けられ排気ガス中の粒子状物質を捕集するフィルタと、前記フィルタにおける前記粒子状物質の詰まり具合を検出または推定する詰まり検出手段と、前記バッテリの充電量を検出または推定する充電量検出手段とを備えたディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり低減制御方法において、前記車両は、前記バッテリ電力によって駆動され過給を行う電動過給システムを更に備え、前記詰まり検出手段によって前記フィルタが詰まっていると検出または推定され、かつ前記フィルタを再生させるための再生制御条件が成立していない場合は、当該再生制御条件が成立するまでの間、前記充電量検出手段によって検出または推定された前記バッテリ充電量が所定の閾値よりも大きい場合には、前記エンジンの燃料噴射量を一定としたまま前記電動過給システムを作動させ吸入空気量を増加させることを特徴とするものである。
この発明に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法(請求項1)によれば、フィルタが詰まりかけている場合にエンジン負荷を低減することにより、すなわち燃料噴射量を低減して空燃比をリーンにすることによりスモークの発生を抑制することができ、フィルタ再生制御が実施されるまでの間、フィルタが詰まるのを遅らせることができる。また、エンジン負荷の変動をモータジェネレータによるトルクアシストの増減により吸収することができ、ドライバビリティの悪化を抑制することができる。
また、この発明に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法(請求項2)によれば、低回転高負荷側にあるエンジンの運転点を、スモークリミットに対して余裕のある高回転低負荷側に等トルク線に沿ってシフトすることにより、スモークの発生を低減することができる。特に、エンジンの運転点を排気ガス再循環装置の非作動領域にシフトする場合には、新気量が増加するのでスモークの発生を更に低減することができる。
また、この発明に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法(請求項3)によれば、排気ガス再循環装置の作動領域で運転されているエンジンの負荷を増加し、排気ガス再循環装置の非作動領域での運転に移行させることによってスモークの発生を抑制し、フィルタ詰まりの進行を遅らせることができる。
また、この発明に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法(請求項4)によれば、エンジン負荷の増加によって生じる余剰エネルギを、モータジェネレータの回生制御によって電力として回収することができ、燃費の悪化を抑制することができる。
また、この発明に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法(請求項5)によれば、モータジェネレータによる長時間発電によって充電された電力を有効活用し、モータジェネレータによるトルクアシストを実施することによって燃費の悪化を抑制することができる。また、このときエンジンの負荷が低減されるので、スモークの排出量を抑制することができる。
また、この発明に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法(請求項6)によれば、フィルタが詰まりかけている場合にエンジンの燃料噴射量を一定としたまま電動過給システムを作動させることにより、エンジン負荷が一定の状態で新気量を増やすことができるので、スモークの発生を低減することができ、PM再生制御が実施されるまでの間、フィルタが詰まるのを遅らせることができる。
以下に、この発明に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
先ず、ディーゼルハイブリッド車両の概略構成について図2および図3に基づいて説明する。ここで、図2は、ディーゼルハイブリッド車両の概略構成を示す模式図、図3は、ディーゼルエンジンの概略構成を示す模式図である。
図2に示すように、ディーゼルハイブリッド車両10には、走行駆動源としてのディーゼルエンジン(以下、単にエンジンと記す)11が設けられている。このエンジン11は、図3に示すように、コモンレール方式の燃料噴射システム11aにより燃料噴射量および燃料噴射時期が制御されるようになっている。また、吸気通路21には、吸入空気量を検出するエアフロメータ22と、後述するコンプレッサ26aにより圧縮され高温になった吸入空気を冷却するインタクーラ28と、吸入空気量を調節するスロットル弁24を備えている。
また、このエンジン11は、排気ガス圧力を利用してタービン26bを回転させることで同軸のコンプレッサ26aを駆動し、吸気量を増大させることによりエンジントルクをアシストするターボ過給機26を備えている。また、排気通路30には、排気ガス中のPMおよび窒素酸化物(NOx)を浄化するために、吸蔵還元型NOx触媒を担持した周知の排気浄化装置であるパティキュレートフィルタ(以下、単にフィルタと称する)33が設けられている。
また、この排気通路30におけるフィルタ33の上流側と下流側には、それぞれ図示しない圧力センサ(詰まり検出手段)が設けられ、その差圧を検出することにより、PMのフィルタ33への堆積量を検出または推定できるように構成されている。なお、このフィルタ33には、触媒床温を検出する温度センサ(図示せず)も設けられている。また、排気通路30には、空燃比を検出する空燃比(A/F)センサ(図示せず)や排気ガス温度を検出する排気温センサ(図示せず)等が設けられている。
また、このエンジン11は、必要時に排気ガスの一部を吸気系に還流させる排気ガス再循環装置(以下、EGR装置と称する)35を備えている。すなわち、このEGR装置35のEGR通路36には、排気マニホルド30a側から吸気マニホルド21a側に向けて順にEGRクーラ触媒39、EGRクーラ37、EGR弁38が設けられ、これらを経た排気ガスが吸気マニホルド21aに還流されるようになっている。
スロットル弁24により流量を調節された新気と、EGR装置35を経たEGRガスとは、吸気マニホルド21aからエンジン11の筒内に供給される。また、エンジン11から排出された排気ガスは、ターボ過給機26のタービン26bを駆動し、パティキュレートフィルタ33および図示しないマフラーを経て外部に排出される。そして、タービン26b上流の一部の排気ガスは、EGR通路36のEGRクーラ37およびEGR弁38を経て吸気系に還流される。
また、エンジン11で発生する駆動力は、自動変速可能な有段変速機(以下、MMT(マルチモードマニュアルトランスミッション)と記す)12、ディファレンシャルギヤ15およびドライブシャフト14を介して駆動輪13に伝達されるようになっている。このMMT12は、走行状態に応じてギヤ段の変速操作をアクチュエータで電気的に自動制御するものである。エンジン11とMMT12間には、動力伝達の接離を行うクラッチ12aが備えられており、走行状態に応じて接離操作をアクチュエータで電気的に自動制御されるようになっている。
また、エンジン11は、上記MMT12から指令される要求エンジントルクを出力するために、その燃料噴射量や吸入空気量等が制御されるように構成されている。エンジン11の要求燃料噴射量は、たとえば、エンジンの回転数(回転速度)およびアクセル開度からマップ等に基づいて決定され、上記燃料噴射システム11aにより噴射されるようになっている。
また、駆動系歯車装置(ギヤトレーン)を一体化したモータジェネレータ(MG)17は、インバータ19を介し、充放電可能な二次電池であるバッテリ20と接続され、走行駆動源であるモータとして機能する力行運転モードと、発電機として機能する回生運転モードとの2つの運転状態をとり得るように構成されている。
たとえば、このモータジェネレータ17は、力行運転モードではバッテリ20からの電力供給を受けて、ドライブシャフト14を駆動するための動力を発生する。また、回生運転モードでは、モータジェネレータ17は、エンジン11あるいはドライブシャフト14から伝達される駆動力を電力に変換し、バッテリ20を充電する。
モータジェネレータ17が力行運転モードあるいは回生運転モードのいずれかで運転されるかは、バッテリ20の充電量SOC(State of Charge)を勘案して決定される。このバッテリ充電量SOCは、所定のバッテリセンサ(充電量検出手段)により常時監視され、そのセンサ検出値に基づいて当該充電量が検出または推定されるようになっている。
以上のように構成されたディーゼルハイブリッド車両10は、図示しない電子制御ユニット(ECU)によって、図示しない車速センサやアクセル開度センサ等、各種センサからの出力情報に基づいて、以下のように基本制御され、種々の状態で走行することができる。
すなわち、ディーゼルハイブリッド車両10が走行を始めた比較的低速な状態では、エンジン11を停止したまま、モータジェネレータ17を力行することにより走行(EV走行)する。そして、走行開始後にディーゼルハイブリッド車両10が所定の速度もしくは負荷に達すると、モータジェネレータ17を用いてエンジン11をクランキングして始動し、当該エンジン11を用いた運転に移行する。
また、定常運転時には、通常は、エンジン11がドライブシャフト14の要求動力とほぼ等しい出力を発生するように運転される。このとき、エンジン11の出力のほぼすべてがドライブシャフト14に伝えられる。
バッテリ20の充電量SOCが予め定められた基準値以下に低下している場合には、エンジン11がドライブシャフト14の要求出力以上の出力で運転され、その余剰動力の一部はモータジェネレータ17によって電力として回生され、バッテリ20の充電に利用される。そして、エンジン11の出力トルクが不足する場合には、バッテリ20の充電量SOCに応じてモータジェネレータ17によって不足分のトルクがアシストされ、必要トルクが確保される。
なお、上記ディーゼルハイブリッド車両10は、燃料の節約と排気エミッションの低減を図るために、いわゆるエコラン(エコノミー&エコロジーランニング)制御もなされる。たとえば、交差点における信号待ち等でディーゼルハイブリッド車両10が停車した場合に、所定の停止条件下でエンジン11を自動停止させ、その後、所定の再始動条件下(たとえば、アクセルペダルを踏み込んだとき)でエンジン11を再始動させる制御もなされる。
以上が本発明に係るディーゼルハイブリッド車両10の基本構成および基本制御動作である。
つぎに、本発明の要部であるディーゼルハイブリッド車両10のフィルタ詰まり抑制制御方法について説明する。本発明の趣旨は、上記フィルタ33が詰まっていると検出または推定され、かつフィルタ33を再生させるためのPM再生条件(再生制御条件)が成立していない場合は、当該PM再生条件が成立するまでの間、スモークの排出量が少ないエンジン運転状態にシフトさせることにある。以下、この制御方法の具体例を図1に基づいて図2および図4を参照しつつ説明する。ディーゼルハイブリッド車両10は高負荷運転されており、ターボ過給機26およびEGR装置35を作動させている場合を例にして説明する。以下の制御は、上記ECUによって実行される。
ここで、図1は、この発明の実施例1に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法を示すフローチャート、図4は、制御概念を示す説明図である。この図4において、実エンジントルク値TETは、アクセル開度や車速から定まる走行条件においてエンジン11が出力する実際のトルク値であり、所定のマップ等に基づいて算出される。
また、エンジントルク推定値TECは、アクセル開度や車速から定まる走行条件においてエンジン11が出力すべきトルク推定値(ドライバ要求トルク)であり、所定のマップ等に基づいて算出される。このエンジントルク推定値TECが実エンジントルク値TETを上回る場合には、図中のハッチングで示すように、モータジェネレータ17によってトルクアシストが実施され、不足するトルクが補われる。
先ず、フィルタ33のPMの詰まり具合を判断するために、上記圧力センサによってフィルタ33の圧力損失値を検出する(ステップS10)。そして、フィルタ33の圧力損失値が所定の閾値よりも大きくないならば(ステップS11否定)、フィルタ33は詰まっておらず、通常状態(時間t1以前)であると判断できるので、詰まり低減制御を終了し、図示しない通常の制御ルーチンにてエンジン11およびモータジェネレータ17のトルク制御を行う。なお、上記圧力損失の閾値は、走行条件に応じてマップ等に定められた値を用いることができる。
一方、フィルタ33の圧力損失値が所定の閾値よりも大きいならば(ステップS11肯定)、フィルタ33が詰まりかけていると判断できるので、つぎにPM再生条件が成立しているか否か、すなわち予め定められた所定の再生タイミングになっているか否かを判断する(ステップS12)。
PM再生条件が成立しているならば(ステップS12肯定)、PM再生制御を実施してフィルタの詰まりを解消する(ステップS13)。なお、このPM再生方法は、公知手段によって実施することができ、たとえばエンジン11の負荷を増加さて高温の排気ガスをフィルタ33に供給することによりPMを燃焼させればよい。
一方、PM再生条件が成立していないならば(ステップS12否定)、上記バッテリセンサによりバッテリ充電量SOCを読み込み(ステップS14)、バッテリ充電量SOCの余裕度を判断する(ステップS15)。
バッテリ充電量SOCが所定の閾値(たとえば60%)よりも大きい場合には(ステップS15肯定)、バッテリ充電量SOCに余裕があるため、時間t1〜t2において通常時(時間t1以前)のエンジントルク推定値TECとほぼ同一となるようにモータジェネレータ17によるトルクアシストを実施するとともに(ステップS16)、当該通常時の場合と比べて実エンジントルク値TETを所定量低減させる(ステップS17)。そして、PM再生条件の成立を判断するステップ12に戻る。なお、この低減量は、当該運転条件下においてスモーク発生量が最少となるように予め最適値がマップ化されており、当該マップに基づいて算出される。
このように制御することにより、運転者にトルク変動を感じさせることなく、エンジン11の負荷を低減させ、スモークの発生を抑制することができるので、PM再生制御が実施されるまでの間、フィルタ33が詰まるのを遅らせることができる。
一方、バッテリ充電量SOCが所定の閾値(たとえば60%)よりも小さい場合(時間t2以降)には(ステップS15否定)、バッテリ充電量SOCに余裕がないので、モータジェネレータ17によるトルクアシスト量を低減するとともに(ステップS18)、当該バッテリ充電量SOCを監視し、これが所定の下限閾値(たとえば45%)を上回るまでモータジェネレータ17により発電(回生)する(ステップS19〜S21)。
そして、バッテリ充電量SOCが所定の下限閾値(たとえば45%)を上回ったら(ステップS20否定)、エンジン11に発電分の負荷を付与する。すなわち、エンジン11の負荷を増加させ(ステップS22)、PM再生条件の成立を判断するステップS12に戻る。
このエンジン11の負荷を増加させる方法について、図5に基づいて説明する。ここで、図5は、エンジンの運転点を示す概念図である。図5中の各点P1、P2、P3、P4は、エンジン11の運転点を示しているとともに、トルク値を示している。
一般に、エンジン11をEGR領域(EGR装置35を作動させる領域)で高負荷運転するよりも、EGRカット領域(EGR装置35を作動させない領域)で運転した方が新気量が増えるため、スモークの発生が少ないことが知られている。
そこで、図5に示すように、たとえばEGR領域の運転点P1で運転されているエンジン11の負荷を現エンジン回転数を維持したまま増加し、EGRカット領域での運転点P3での運転に移行するように制御する。運転点P2は、走行に必要なドライバ要求トルクであり、(P2−P1)の不足トルク分は、モータジェネレータ17によるトルクアシストの実施によって補うことができる。そして、エンジン11による負荷増加分(P3−P2)は、モータジェネレータ17によって回生される。
このように、フィルタ33が詰まりかけている場合にエンジン11をEGRカット領域で運転することにより新気量を増加させてスモークの発生を低減することができるので、PM再生制御が実施されるまでの間、フィルタ33が詰まるのを遅らせることができる。
なお、図5に示すように、EGR領域における低回転高負荷領域にあるエンジン11の運転点P1を等トルク線に沿ってシフトし、EGRカット領域における高回転低負荷領域の運転点P4としてもよい。このようにエンジン11の負荷を低減することにより、すなわち燃料噴射量を低減して空燃比をリーンにすることによりスモークの発生を低減することができる。また、エンジン11をEGRカット領域で運転することにより新気量が増加するので、スモークの発生を更に低減することができる。
あるいは、同じく図5に示すように、EGR領域における低回転高負荷領域にあるエンジン11の運転点P1を等トルク線に沿ってシフトし、EGR領域における高回転低負荷領域の運転点P4’としてもよい。この場合もエンジン11の負荷を低減し空燃比をリーンにすることにより、スモークの発生を低減することができる。
但し、これらの場合において低回転高負荷領域にある運転点P1は燃費が高く、この運転点P1を高回転低負荷領域の運転点P4あるいは運転点P4’にシフトすると、燃費が悪化する虞がある。そこで、運転点P4あるいは運転点P4’からそれぞれエンジン11の回転数を維持したまま当該エンジン11の負荷を上げ、要求トルク(等トルク線)に対する余剰トルク分だけモータジェネレータ17による回生を行うことにより燃費を向上させてもよい。
以上のように、この実施例1に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法によれば、フィルタ33が詰まりかけている場合にエンジン11をEGRカット領域で運転することにより、PM再生制御が実施されるまでの間にスモークが更に発生するのを抑制することができ、フィルタ33が詰まるのを抑制することができる。
なお、フィルタ33として、排気ガス中のPMおよびNOxを浄化するために、NOx触媒を担持したパティキュレートフィルタを用いるものとして説明したが、これに限定されず、NOx触媒に代えて酸化触媒を担持したパティキュレートフィルタや、これらの触媒を担持しないパティキュレートフィルタを用いてもよい。
図6は、この発明の実施例2に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法を示すフローチャート、図7は、エンジンの運転点を示す概念図である。図7中の各点P5、P6、P7は、エンジン11の運転点を示しているとともに、トルク値を示している。本実施例2の制御対象であるディーゼルハイブリッド車両10は、上記実施例1で示したものと同一の構成となっている。したがって、以下の説明において、すでに説明した部材と同一の部材には、同一の符号を付して重複説明を省略する。
上述したように、フィルタ33が詰まりかけている場合にエンジン11をEGR領域で高負荷運転するよりも、EGRカット領域で運転した方がスモークの発生が少ないことが知られている。そこで、本実施例2は、フィルタ33が詰まりかけており、かつPM再生条件が成立していない場合に、EGR領域で運転されているエンジン11の負荷を増加し、EGRカット領域での運転に移行させることによってスモークの発生を抑制し、フィルタ33の詰まりの進行を遅らせるように制御することを特徴とするものである。また、その際に回生制御によって得られた余剰電力を利用してモータジェネレータ17によるトルクアシストを実施することを特徴とするものである。以下、更に詳しく説明する。
図6に示すステップS30〜ステップS33は、上記実施例1の図1に示したステップS10〜ステップS13と同一であるので重複説明を省略することとし、ステップS32の判断が否定の場合以降について説明する。すなわち、PM再生条件が成立していないならば(ステップS32否定)、エンジン11がEGR領域で運転されているか否かを判断する(ステップS34)。エンジン11がEGR領域で運転されていないならば(ステップS34否定)、PM再生条件の成立を判断するステップ32に戻る。一方、エンジン11がEGR領域で運転されているならば(ステップS34肯定)、以下の詰まり低減制御を行う。
すなわち、図7に示すように、たとえばエンジン11がEGR領域の運転点P5で運転されている場合には、モータジェネレータ17によって発電(回生)するとともに、エンジン11の負荷を増加し、EGRカット領域の運転点P6での運転に移行する(ステップS35)。モータジェネレータ17によって発電するのは、運転点P5においてドライバ要求トルクは満たされているので、エンジン11による負荷増加分(P6−P5)を電力エネルギとして回収するためである。
このように、エンジン11をEGRカット領域で運転することにより、スモークの発生を抑制することができ、PM再生制御が実施されるまでの間、フィルタ33が詰まるのを遅らせることができる。
また、モータジェネレータ17によって長時間発電すると、バッテリ充電量SOCが増加する。そこで、バッテリ充電量SOCを読み込み(ステップS36)、バッテリ充電量SOCが所定の上限値(たとえば80%)を下回っている間は、モータジェネレータ17による発電と、エンジン11のEGRカット領域での運転を続行する(ステップS37否定)。
そして、バッテリ充電量SOCが所定の上限値(たとえば80%)を上回ったならば(ステップS37肯定)、図7に示すように、エンジン11の負荷を低減しEGR領域の運転点P7での運転に移行するとともに、(P5−P7)の不足トルク分は、上記バッテリ電力を用いたモータジェネレータ17によるトルクアシストの実施によって補われる(ステップS38)。
これにより、燃費の悪化を抑制することができる。また、このときエンジン11の負荷が低減されるので、スモークの排出量が少なくなる。ステップS38の実施後は、PM再生条件の成立を判断するステップS32に戻る。
以上のように、この実施例2に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法によれば、PM再生制御が実施されるまでの間にスモークの発生を抑制することができ、フィルタ33が詰まるのを抑制することができる。
図8は、モータアシストターボ過給機を備えたディーゼルエンジンを示す模式図である。本実施例3の制御対象であるディーゼルハイブリッド車両10は、上記実施例1で示したターボ過給機26(図3参照)に代えて、後述するモータアシストターボ過給機を備えている。その他の構成は、上記実施例1の場合と同一である。したがって、以下の説明において、すでに説明した部材と同一の部材には、同一の符号を付して重複説明を省略する。
図8に示すように、電動過給システム26Aは、電気モータ26cを備え、必要時にこの電気モータ26cによってコンプレッサ26aを駆動できるように構成されたモータアシストターボ過給機である。この電気モータ26cの電力は、上記バッテリ20から供給される。したがって、エンジン11の高負荷運転時に燃料噴射量を一定としたまま電動過給システム26Aを作動させることにより、吸気量を増加させ当該エンジン出力のアシストを行うことによってスモークの発生を抑制することができるように構成されている。
なお、この電動過給システム26Aに代えて、たとえば図9に示すように、排気圧力のみで駆動する通常のターボ過給機に、電気モータで駆動されることにより吸気を圧縮するモータコンプレッサ23を組み合わせて構成した電動過給システム26Bを用いてもよい。このモータコンプレッサ23の電力は、上記バッテリ20から供給される。ここで、図9は、他の電動過給システムを備えたディーゼルエンジンを示す模式図である。
つぎに本実施例3に係る制御方法について図10に基づいて説明する。ここで、図10は、この発明の実施例3に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法を示すフローチャートである。なお、ディーゼルハイブリッド車両10の高負荷運転時を例にして説明する。
図10に示すステップS40〜ステップS44は、上記実施例1の図1に示したステップS10〜ステップS14と同一であるので重複説明を省略することとし、ステップS45以降について説明する。すなわち、バッテリ充電量SOCが所定の閾値(たとえば60%)を超えているか否かを判断し(ステップS45)、バッテリ充電量SOCが所定の閾値を超えていないならば(ステップS45否定)、バッテリ充電量SOCに余裕がないので、電動過給システム26Aを作動させず、PM再生条件の成立を判断するステップS42に戻る。
バッテリ充電量SOCが所定の閾値を超えているならば(ステップS45肯定)、バッテリ充電量SOCに余裕があるので、エンジン11の燃料噴射量を一定としたまま電動過給システム26Aを作動させ(ステップS46)、吸気量を増加させる。これにより新気量が増加するので、スモークの発生を低減することができる。ステップS46の実施後は、PM再生条件の成立を判断するステップS42に戻る。
以上のように、この実施例3に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法によれば、フィルタ33が詰まりかけている場合にエンジン11の燃料噴射量を一定としたまま電動過給システム26Aを作動させることにより、スモークの発生を抑制することができ、PM再生制御が実施されるまでの間、フィルタ33が詰まるのを遅らせることができる。
以上のように、この発明に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法は、ディーゼルハイブリッド車両に有用であり、特に、PM再生制御が実施されるまでの間にフィルタが詰まるのを抑制することができる制御方法に適している。
この発明の実施例1に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法を示すフローチャートである。 ディーゼルハイブリッド車両の概略構成を示す模式図である。 ディーゼルエンジンの概略構成を示す模式図である。 制御概念を示す説明図である。 エンジンの運転点を示す概念図である。 この発明の実施例2に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法を示すフローチャートである。 エンジンの運転点を示す概念図である。 モータアシストターボ過給機を備えたディーゼルエンジンを示す模式図である。 他の電動過給システムを備えたディーゼルエンジンを示す模式図である。 この発明の実施例3に係るディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ディーゼルハイブリッド車両
11 ディーゼルエンジン
17 モータジェネレータ
20 バッテリ
26A、26B 電動過給システム
30 排気通路
33 パティキュレートフィルタ(フィルタ)
35 EGR装置(排気ガス再循環装置)
SOC バッテリ充電量

Claims (6)

  1. 走行駆動源としてのディーゼルエンジンと、前記エンジン出力による発電またはバッテリ電力による前記エンジン出力のアシストを行うモータジェネレータと、前記エンジンの排気通路に設けられ排気ガス中の粒子状物質を捕集するフィルタと、
    前記フィルタにおける前記粒子状物質の詰まり具合を検出または推定する詰まり検出手段と、
    前記バッテリの充電量を検出または推定する充電量検出手段と、
    を備えたディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり低減制御方法において、
    前記詰まり検出手段によって前記フィルタが詰まっていると検出または推定され、かつ前記フィルタを再生させるための再生制御条件が成立していない場合は、当該再生制御条件が成立するまでの間、
    前記充電量検出手段によって検出または推定された前記バッテリ充電量が所定の閾値よりも大きければ、前記モータジェネレータによるトルクアシストを実施するとともに前記エンジンの負荷を低減させ、
    前記バッテリ充電量が所定の閾値よりも小さければ、前記モータジェネレータによるトルクアシスト量を減少させるとともに前記エンジンの負荷を増加させて前記モータジェネレータにより回生することを特徴とするディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法。
  2. 前記ディーゼルハイブリッド車両は、排気ガスの一部を吸気系に還流させる排気ガス再循環装置を更に備え、
    前記エンジンが前記排気ガス再循環装置の作動領域で運転されている時には、当該エンジンを等トルク線に沿って高回転数側にシフトし前記排気ガス再循環装置の非作動領域もしくは作動領域にて運転することを特徴とする請求項1に記載のディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法。
  3. 走行駆動源としてのディーゼルエンジンと、前記エンジン出力による発電またはバッテリ電力による前記エンジン出力のアシストを行うモータジェネレータと、前記エンジンの排気通路に設けられ排気ガス中の粒子状物質を捕集するフィルタと、
    前記フィルタにおける前記粒子状物質の詰まり具合を検出または推定する詰まり検出手段と、
    前記バッテリの充電量を検出または推定する充電量検出手段と、
    前記排気ガスの一部を吸気系に還流させる排気ガス再循環装置と、
    を備えたディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり低減制御方法において、
    前記詰まり検出手段によって前記フィルタが詰まっていると検出または推定され、かつ前記フィルタを再生させるための再生制御条件が成立していない場合は、当該再生制御条件が成立するまでの間、
    前記エンジンが前記排気ガス再循環装置の作動領域で運転されている時には、当該エンジンを前記排気ガス再循環装置の非作動領域にて運転することを特徴とするディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法。
  4. 前記エンジンが前記排気ガス再循環装置の作動領域で運転されている時には、当該エンジンの負荷を増加して前記排気ガス再循環装置の非作動領域で運転するとともに、要求負荷との差に応じて前記モータジェネレータの回生制御を実施することを特徴とする請求項3に記載のディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法。
  5. 前記モータジェネレータの回生制御により前記バッテリ充電量が所定の上限値を超える場合には、前記モータジェネレータによるトルクアシストを実施するとともに、前記エンジンの負荷を低減させることを特徴とする請求項4に記載のディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法。
  6. 走行駆動源としてのディーゼルエンジンと、前記エンジン出力による発電またはバッテリ電力による前記エンジン出力のアシストを行うモータジェネレータと、前記エンジンの排気通路に設けられ排気ガス中の粒子状物質を捕集するフィルタと、
    前記フィルタにおける前記粒子状物質の詰まり具合を検出または推定する詰まり検出手段と、
    前記バッテリの充電量を検出または推定する充電量検出手段と、
    を備えたディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり低減制御方法において、
    前記車両は、前記バッテリ電力によって駆動され過給を行う電動過給システムを更に備え、
    前記詰まり検出手段によって前記フィルタが詰まっていると検出または推定され、かつ前記フィルタを再生させるための再生制御条件が成立していない場合は、当該再生制御条件が成立するまでの間、
    前記充電量検出手段によって検出または推定された前記バッテリ充電量が所定の閾値よりも大きい場合には、前記エンジンの燃料噴射量を一定としたまま前記電動過給システムを作動させ吸入空気量を増加させることを特徴とするディーゼルハイブリッド車両のフィルタ詰まり抑制制御方法。
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