JP4293153B2 - ハイブリッド車両のモータ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド車両のモータ制御装置に関し、特に排ガス中の微粒子を捕集するフィルタの強制再生時におけるモータの制御に関するものである。
従来より、内燃機関(エンジン)と電動機(モータ)とを組み合わせて車両の駆動力を得るようにしたハイブリッド車両又はハイブリッド電気自動車が開発、実用化されている。このようなハイブリッド車両では、エンジンを専らモータの電力供給源(発電機)として用いるシリーズ式ハイブリッド車両や、エンジンの出力軸とモータの出力軸とを機械的に接続して、両方の駆動力により駆動輪を駆動し得るようにしたパラレル式ハイブリッド車両が知られている。
このうちパラレル式ハイブリッド車両では、ドライバのアクセル踏込み量等の負荷情報と、エンジン回転数とから要求駆動トルクを求めるとともに、バッテリの残存容量からエンジンとモータとの出力配分が設定されるようになっている。
ところで、パラレル式ハイブリッド車両のエンジンとしてディーゼルエンジを適用することが考えられる。この場合、ディーゼルエンジンの排気通路中に酸化触媒(DOC)及びパティキュレート捕集用のフィルタ(以下、単にフィルタという)を設け、排ガス中に含まれる粒子状物質(PM:Particulate Matter)をフィルタで捕集するとともにフィルタに堆積したPMを酸化(燃焼)させてフィルタを連続再生するようにした技術が知られている。なお、以下では、粒子状物質をPMと表記するが、すす,パティキュレート及びスートと同一の意味である。
このような技術では、例えばフィルタの入口と出口との間の圧力差を検出する差圧センサを設け、この差圧センサで検出された差圧が所定値以上になると、フィルタが目詰まりを起こしているものと判定して、フィルタの強制再生が実行されるようになっている。
また、強制再生時には、膨張行程の後期又は排気行程の初期に追加燃料噴射(ポスト燃料噴射)を行い、この追加燃料のうちの未燃燃料(HC;炭化水素)を酸化触媒で酸化反応(燃焼)させて、このときの反応熱によりフィルタに流入する排ガス温度を上昇させる。そして、フィルタに流入する排ガス温度を高温化することでフィルタ内のPMを自己着火させてPMを燃焼させ、フィルタの強制再生を図っている(第1の従来技術)。
なお、特許文献1には、エンジン走行とモータ走行とを切り換えながら走行する通常走行モードと、エンジンのみで走行する特別走行モードとをそなえたハイブリッド自動車において、触媒が活性化していないときには走行モードを強制的に特別走行モードに切り換えるようにした技術が開示されている。そして、このような制御により、触媒温度の低下時に触媒温度を速やかに上昇させることができる(第2の従来技術)。
特開2001−115869号公報
しかしながら、上述の第1の従来技術では、モータを主体として走行しているとき(モータの出力配分>エンジンの出力配分のとき)にフィルタの強制再生が実行されると、強制再生が抑制されて強制再生時間が長くなり、燃費が悪化する。これは、モータを主体として走行しているときは、エンジンが低負荷運転又はアイドル運転となっているため、燃料噴射量が低下しており、ポスト燃料噴射を実行しても全体の燃料噴射量が少ないため、フィルタに十分な熱量を与えることができないからである。
また、特許文献1の技術(第2の従来技術)では、触媒が活性化していないときには走行モードを強制的にエンジンのみで走行する特別走行モードに切り換わるので、モータの出力が0となる。このため、やはりエンジンの燃費が悪化してしまうという課題がある。
本発明は、このような要望に応えるべく創案されたもので、ハイブリッド車両の強制再生時間の短縮を図り燃費の向上を図るようにした、ハイブリッド車両のモータ制御装置を提供することを目的とする。
このため、本発明のハイブリッド車両のモータ制御装置は、車両に搭載されたディーゼルエンジンと、前記車両に搭載されたモータと、前記モータに充放電可能に接続されたバッテリと、前記車両の走行に要求される駆動力及び前記バッテリの充電状態に基づいて前記要求駆動力に対する前記ディーゼルエンジン及び前記モータの出力配分を夫々決定する出力配分決定手段と、前記ディーゼルエンジンの排ガス中の粒子状物質を捕集するフィルタと、前記フィルタを強制再生する強制再生手段とを備え、前記出力配分決定手段は、前記車両が走行中であり、かつ、前記強制再生手段による前記強制再生が実行中のときは、前記要求駆動力に対する前記ディーゼルエンジンの出力配分を増加させると共に、前記駆動力に対する前記モータの出力配分を減少させることを特徴としている(請求項1)。
また、前記出力配分決定手段は、前記車両が走行中であり、かつ、前記強制再生の実行が終了したときは、前記駆動力に対する前記ディーゼルエンジンの出力配分を減少させると共に、前記駆動力に対する前記モータの出力配分を増加させることを特徴としている(請求項2)。
また、前記ディーゼルエンジンの出力軸は、クラッチを介して前記モータの出力軸に接続されていることを特徴としている(請求項3)。
本発明のハイブリッド車両のモータ制御装置によれば、走行中の強制再生においては、ディーゼルエンジンの出力配分が増大するので燃料噴射量が極端に減少する事がなくなり、強制再生による粒子状物質の除去が促進される。このため、早期に強制再生が終了し、燃費が向上する。また、このときには、モータの出力配分を減少させるため、車両駆動力に影響を与えることがない。
また、走行中の強制再生において、強制再生が終了したときには速やかにディーゼルエンジンの出力配分を減少させるので、エンジン騒音が減少する。このとき、モータ出力のトルク配分を増加させるため、車両駆動力に影響を与えることもない。
以下、図面により、本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両のモータ制御装置について説明すると、図1は本発明が適用される車両のパワートレインを示す模式図である。図示するように、この車両は、駆動源8としてエンジン1と電動機(又はモータ/ジェネレータ、以下、単にモータという)2とを用いたパラレル式ハイブリッド自動車(HEV)であって、このエンジン1とモータ2との合計出力により車両が駆動されるようになっている。
また、エンジン1とモータ2との間には、エンジン1とモータ2との駆動力を断接しうるクラッチ3が設けられている。また、モータ2の出力側には、エンジン1及び/又はモータ2からの出力回転数を変速する変速機4が設けられている。つまり、この車両ではエンジン1、クラッチ3、モータ2、変速機4の順で各機器が直列に配設されている。そして、変速機4から出力された駆動力が駆動輪7に伝達されるようになっている。
また、モータ2にはインバータ5を介して充放電可能なバッテリ6が接続されており、このインバータ5の作動を制御することにより、モータ2の作動状態が制御されるようになっている。
このような構成により、クラッチ3を接続してモータ2を駆動することで、エンジン1の駆動力をモータ2の駆動力でアシストしながら走行することができる。また、インバータ5によりモータ2を発電機として機能させることで、エンジン2の駆動力で発電を行ってバッテリ6を充電したり、エンジンブレーキ相当の回生ブレーキを作用させて電力を回生したりすることができる。なお、クラッチ3を切断した状態で、モータ2がバッテリ6から電力供給を受けて力行することにより、モータ2の駆動力のみで駆動輪7を駆動することも可能である。
ところで、本実施形態では変速機4として自動変速機が適用されている。この自動変速機4は、シフトマップで設定された目標変速段となるように現在の変速段を切り換えるような有段式の自動変速機であって、特に、ここでは、平行2軸歯車式の手動変速機をベースにして図示しない複数のアクチュエータを作動させることにより変速段を切り換えるような自動変速機として構成されている。
このため、この変速機4には、上記図示しない複数のアクチュエータを有するギアシフトユニット(GSU)9が付設されている(図2参照)。なお、変速機としてはこのような変速機以外にも、手動変速機を用いても良いし、トルクコンバータと遊星歯車機構とを組み合わせた自動変速機を用いても良い。
また、クラッチ3は変速段の切り換え時に自動的にクラッチの断接を行う自動クラッチであって、やはり図示しないクラッチアクチュエータが上記GSU9と協調して作動することにより、クラッチ3の断接が実行されるようになっている。なお、変速機2にトルクコンバータを有する自動変速機が適用された場合には、このクラッチ3は省略可能である。
また、本実施形態においては、エンジン1はディーゼルエンジンとして構成されており、インジェクタ10(図2参照)の駆動時間(即ち燃料噴射量)を制御することで、エンジン1の出力トルクが制御されるようになっている。
次に、図2を用いて本発明の要部について説明すると、上述のディーゼルエンジン1の排気通路31には、上流側から順に排ガス中の成分を酸化させる酸化触媒32と排ガス中のPM(カーボンCを主体とする粒子状物質)を捕集するフィルタ33とが設けられている。
ここで、酸化触媒32は、通常走行時は、排ガス中のNOをNO2 に酸化し、このNO2 を酸化剤としてフィルタ33に供給するものである。そして、フィルタ33ではこのNO2 とPMとが反応することによりPMが燃焼して、フィルタ33の連続再生が図られるようになっている。
また、強制再生時には、排ガス中の未燃燃料(HC)を酸化反応(燃焼)させて、このときの反応熱により高温となった排ガスをフィルタ33に供給する機能を有している。そして、フィルタ33に流入する排ガス温度を高温化することでフィルタ3内のPMを自己着火させてPMを燃焼させ、フィルタ33を強制的に再生させるようになっている。
ここで、詳細は図示しないが、フィルタ33は、全体が多孔質材で形成されるとともに、上流側が開口し下流側が閉塞された第1通路と、上流側が閉塞され下流側が開口する第2通路とが交互に隣接して配設されている。これにより、フィルタ33に供給された排ガスは、多孔質の壁部を介して第1通路から第2通路に流入し、このときに排ガス中のPMが壁部において捕集されるようになっている。また、排気通路31上にはフィルタ33の上流側(入口)と下流側(出口)との圧力差を検出する差圧センサ34が設けられている。
一方、この車両には図2に示すように、ハイブリッドシステムを統括的に管理,制御するシステム管理手段(システムマネジメントユニット)11が設けられており、上記の差圧センサ34はこのシステム管理手段11に設けられた強制再生手段35に接続されている。ここで、この強制再生手段35は、差圧センサ34からの情報に基づいてフィルタ33の上流側と下流側との差圧が所定値以上となると、所定量のPMがフィルタ33に堆積してフィルタ33が目詰まりを生じているものと判定して、フィルタ33の強制再生を実行するものである。
そして、強制再生手段35により強制再生が開始されると、強制再生指令がインジェクタ10に出力され、主燃料噴射の後に追加燃料噴射(ポスト噴射)が実行されるようになっている。このポスト噴射は、例えば排気行程において噴射されるものであって、このようなタイミングで燃料を噴射することにより、燃料がシリンダ内や排気通路等で燃焼することなく酸化触媒32に達し、触媒32において酸化(燃焼)が行なわれる。これにより、触媒32の下流側にあるフィルタ33が熱せられて、PMが酸化可能な温度(600℃)までフィルタ33が昇温されてPMの焼却(フィルタの再生)が実行されるようになっている。また、このようなポスト燃料噴射量は、エンジン回転数Ne,負荷(ここでは主噴射量qmain)及び触媒32の出口温度等に応じて設定されるようになっている。
一方、システム管理手段11には、エンジン出力を制御するエンジンコントロールユニット(ECU)12と、インバータ5の作動状態を制御してモータ出力を制御するモータコントロールユニット(MCU)13とを備えている。また、図示はしないが上記変速機4の目標変速段を設定するとともにGSU9の作動を制御する変速機コントローラ、及び変速機コントローラと協調してクラッチ3の断接状態を制御するクラッチコントローラも設けられている。
また、システム管理手段11内には、車両の走行状態やドライバの運転操作状態に基づいて、駆動源8に対する要求トルクを算出する要求トルク算出手段14と、この要求トルク算出手段14で算出された駆動源8の要求トルクのうち、エンジン1が受け持つ出力トルク(エンジンの出力配分)と、モータ2が受け持つ出力トルク(モータの出力配分)を設定する出力配分決定手段15が設けられている。
また、システム管理手段11には、上記差圧センサ34以外にも、エンジン1のエンジン回転数Neを検出するエンジン回転数センサ21、ドライバのアクセル踏み込み量(アクセル開度)θACCを検出するアクセル開度センサ23、及びバッテリ6の残存容量(SOC)を検出する残存容量センサ24が接続されている。
ここで、図示するように、要求トルク算出手段14には、エンジン回転数センサ21及びアクセル開度センサ23によりそれぞれ検出されたエンジン回転数Ne及びアクセル開度θACCが入力されるようになっており、要求トルク算出手段14では、これらの情報(Ne,θACC)に基づいて、ドライバがエンジン1及びモータ2からなる駆動源8に対する要求トルクTを算出するようになっている。
また、出力配分決定手段15には、バッテリ電圧とバッテリ電流とに基づきバッテリ6の残存容量SOCを算出する残存容量センサ24が接続されている。また、出力配分決定手段15には、残存容量センサ24で得られるバッテリ残存容量SOCと、要求トルク算出手段14で設定された要求合計トルクTとをパラメータとして、エンジン1とモータ2との出力配分を設定する出力配分設定マップが設けられており、このマップから、エンジン1及びモータ2の出力配分(トルク配分又は割合)が設定されるようになっている。
ここで、出力配分設定マップについて説明すると、出力配分決定手段15には、図3に示す通常制御用の出力配分設定マップ(第1マップ)と、図4に示す強制再生時用の出力配分設定マップ(第2マップ)とを備えており、車両の運転状態に応じて適用されるマップが切り換えられるようになっている。具体的には、車両が走行中であり、且つフィルタ33が強制再生されている場合にのみ第2マップが適用され、これ以外は第1マップが適用されるようになっている。
このうち、第1マップは、図3に示すように、バッテリ6の残存容量SOCが第1所定値V1(例えば20%)以下ではエンジン1とモータ2との出力配分を100:0に設定するとともに、残存容量SOCが第2所定値V2(>第1所定値V1、例えば80%)以上となると、上記出力配分を0:100に設定するような特性に設定されている。また、残存容量SOCが第1所定値V1と第2所定値V2との間にあるときは、残存容量SOCに応じて出力配分を100:0と0:100との間でリニアに変化させるような特性に設定されている。
つまり、この第1マップでは基本的には残存容量SOCが低下するほどエンジン1の分担するトルクの割合が高くなり(モータ2の分担するトルクの割合が低下する)、逆に、残存容量SOCが増加するほどエンジン1の分担するトルクの割合が低くなる(モータ2の分担するトルクの割合が増大する)ようになっている。
なお、第1所定値V1はモータ2が有効なトルクを出力しうるSOC下限値であり、SOCが第1所定値V1以下の場合には、これ以上のSOCの低下を抑制するべく、モータ2の出力配分が0%に設定され、エンジン1のトルクのみで駆動輪7を駆動するようになっている。また、第2所定値V2はバッテリ6が満充電と判定できるSOCであって、SOCが上記第2所定値V2以上の場合には、バッテリ6が過充電となってバッテリ6が劣化するのを防止すべく、モータ2の出力配分を100%としてバッテリ6の放電を図っているのである。
また、第2マップは、図4に示すように、バッテリ6の残存容量SOCが第3所定値V3(例えば65%)以下のときにエンジン1とモータ2との出力配分を100:0に設定するとともに、残存容量SOCが第4所定値V4(>第3所定値V3、例えば80%)以上になると、上記トルク配分を0:100に設定するような特性に設定されている。また、残存容量SOCが第3所定値V3と第4所定値V4との間にあるときは、残存容量SOCに応じてトルク配分を100:0と0:100との間でリニアに変化させるような特性に設定されている。
ここで、少なくとも本実施形態では、第3所定値V3>第1所定値V1に設定されている。また、第4所定値V4=第2所定値V2に設定されている。つまり、第1マップと第2マップとでは、満充電SOC以上(V2,V4以上)の領域及び下限SOC以下(V1以下)の領域を除く通常のバッテリ充電状態(第1所定値V1〜第2所定値V2)においては、第2マップで設定されるエンジン1の出力配分の方が、第1マップで設定される出力配分よりも常に大きくなるように、これら2つのマップの出力配分特性が設定されている。なお、第2所定値V2と第4所定値V4との関係は、少なくとも、第4所定値V4≧第2所定値V2となっていればよい。
そして、図示しない車速センサにより車両が走行中であることが検出され、且つ強制再生手段35によりフィルタ33の強制再生開始が判定されると、当該強制再生が終了するまで、第2マップを用いてエンジン1とモータ2との出力配分が設定されるようになっている。また、これ以外の時、即ち強制再生時以外では、第1マップを用いてエンジン1とモータ2との出力配分を設定するようになっている。
これにより、フィルタ33の強制再生時には、強制再生以外のときよりも、エンジン1の出力配分が増大し、モータ2の出力配分は低下することになる。
一方、このようにして出力配分が決定されると、要求トルク算出手段14で算出された駆動源8の要求トルクTと上記の出力配分と基づいて、エンジン1の目標トルクTe及びモータ2の目標トルクTmが設定されるようになっている。
また、上述のようにしてエンジン目標トルクTe及びモータ目標トルクTmが設定されると、このうちエンジン目標トルクTeがECU12に入力されるようになっており、ECU12では、上記エンジン目標トルクTeを出力するためのインジェクタ駆動時間が設定(又は算出)されるようになっている。これにより、ECU12で設定されたインジェクタ駆動時間でインジェクタ10が駆動され、エンジン出力トルクが目標トルクTeとなるようにエンジン1が制御される。
また、モータ目標トルクTmが設定されると、このモータ目標トルクTmがMCU13に入力されて、この目標トルクTmとなるようにインバータ5の作動が制御されるようになっている。そして、これによりモータ出力トルクが目標トルクTmとなるようにモータ2が制御される。
ところで、このようにフィルタ33の強制再生時に第1マップから第2マップに切り換えるのは、主に以下の理由によるものである。すなわち、モータ2を主体として走行しているとき(モータ2の出力配分>エンジン1の出力配分のとき)は、エンジン1が低負荷運転又はアイドル運転となっているため、燃料噴射量が低下している。このような状態でフィルタ33の強制再生が実行されると、ポスト燃料噴射を実行しても主噴射量がもともと少ないため、ポスト燃料噴射量を増大させてもフィルタ33に十分な熱量を与えることができない。このため、強制再生時間が長くなり、結果的に燃費が悪化することになる。
そこで、本装置ではフィルタ33の強制再生時には、通常制御用の第1マップから強制再生時用の第2マップに切り換えて、要求トルク算出手段14で算出された駆動源8の要求トルクに対するエンジン1の出力配分を増加させると共に、モータ2の出力配分を減少させて、エンジン1の燃料噴射量の増大を図るようにしているのである。
この場合、モータ2の出力が減少することになるが、駆動源全体としての出力トルクは要求トルクTと等しくなるように設定されるので、加速不良等のドライバビリティを損なうことなく、速やかにフィルタ33を再生することができる。したがって燃費の向上を図ることができる。
また、車両停止時には、たとえ強制再生が開始されたとしても通常制御用の第1マップが適用される。これは、車両停止時は、第2マップを用いてエンジンの出力配分を100%に設定したとしても、エンジン1の運転状態はアイドル運転に過ぎず、燃料噴射量の増大を望むことができないからである。つまり、このようなアイドル運転状態では、第1マップから第2マップに切り換えたとしても燃料噴射量を増大させることはできず、フィルタの強制再生時間の短縮を図ることができない。そこで、本実施形態では、車両停止時には、強制再生が開始されたとしても通常制御用の第1マップを用いて出力配分を設定するようにしているのである。
本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両のモータ制御装置は上述のように構成されているので、その作用について図5のフローチャートを用いて説明すると以下のようになる。
まず、要求トルク算出手段14では、エンジン回転数センサ21及びアクセル開度センサ23からエンジン回転数Ne,アクセル踏み込み量θACC、及びバッテリ残存容量SOCを取り込み(ステップS1)、これらのパラメータのうち、エンジン回転数Ne及びアクセル踏み込み量θACCから駆動源8に対する要求トルクTを算出する(ステップS2)。
要求トルクTが算出されると、次に強制再生手段35からの情報を取り込んでフィルタ33が強制再生中か否かを判定する(ステップS3)。そして、強制再生中であれば車両走行中か否かを判定し(ステップS4)、強制再生中且つ車両走行中と判定された場合にのみ強制再生用の第2マップを選択(ステップS5)し、そうでない場合には通常制御用の第1マップを選択する(ステップS6)。
そして、選択されたマップから、バッテリ残存容量SOCに応じて要求トルクTに対するエンジン1とモータ2との出力配分を求める(ステップS7)。これにより、エンジン1の目標トルクTeが算出されるとともに、モータ2の目標トルクTmが算出され、この目標トルクとなるようにインジェクタ10及びインバータ5が制御される。
ここで、第2マップの方が第1マップよりもエンジン1の出力配分が増大するような特性に設定されているので、車両走行中の強制再生時においては、エンジン1の出力配分が増大されることになる。したがって、強制再生時における燃料噴射量の不足を回避でき、フィルタ内に堆積したPMの除去が促進される。このため、早期に強制再生が終了し、燃費が向上する利点がある。
また、このときには、モータ1の出力配分を減少させるため、駆動源全体としてはドライバの要求トルクと同等のトルクを出力しているので、車両駆動力に影響を与えることがない。したがってドライバビリティの低下を招くこともない。
また、走行中の強制再生において、強制再生が終了したときには第1マップが選択されることになるので、速やかにエンジン1の出力配分が低減されて、エンジン騒音が減少する。また、このときにはモータ出力のトルク配分を増加させるため、車両駆動力に影響を与えることもない。
以上本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、本実施形態では、通常制御用の第1マップと、この第1マップよりもエンジンの出力配分が増大するように設定された強制再生時用の第2マップとを設け、強制再生の有無に応じてこれらのマップを切り換えるように構成されているが、強制再生時にエンジン出力配分を増大させる手法は、他の種々の手法を適用可能である。例えばエンジンとモータとの出力配分を設定する基本マップを設け、強制再生時には、この基本マップで設定される出力配分に対して、所定の係数をかけてエンジン出力配分を増大させるようにしてもよい。
また、本発明は、図6に示すように、エンジン1とモータ2とを隣接して設け、モータ1と変速機4との間にクラッチ3を介装させたハイブリッド自動車に適用しても良い。
本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両のモータ制御装置が適用される車両のパワートレインを示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両のモータ制御装置の要部機能に着目したブロック図である。 本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両のモータ制御装置の通常制御時における出力配分特性を示すマップである。 本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両のモータ制御装置の強制再生時における出力配分特性を示すマップである。 本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両のモータ制御装置の作用を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両のモータ制御装置の変形例について示す図である。
符号の説明
1 エンジン
2 電動機(モータ)
3 クラッチ
4 変速機
5 インバータ
6 バッテリ
7 駆動輪
8 駆動源
9 ギアシフトユニット(GSU)
10インジェクタ
11 システム管理手段
12 エンジンコントロールユニット(ECU)
13 モータコントロールユニット(MCU)
14 要求トルク算出手段
15 出力配分決定手段
21 エンジン回転数センサ
22 入力軸回転数センサ
23 アクセル開度センサ
24 残存容量センサ
31 排気通路
32 酸化触媒
33 フィルタ
34 差圧センサ
35 強制再生手段

Claims (3)

  1. 車両に搭載されたディーゼルエンジンと、
    前記車両に搭載されたモータと、
    前記モータに充放電可能に接続されたバッテリと、
    前記車両の走行に要求される駆動力及び前記バッテリの充電状態に基づいて前記要求駆動力に対する前記ディーゼルエンジン及び前記モータの出力配分を夫々決定する出力配分決定手段と、
    前記ディーゼルエンジンの排ガス中の粒子状物質を捕集するフィルタと、
    前記フィルタを強制再生する強制再生手段とを備え、
    前記出力配分決定手段は、前記車両が走行中であり、かつ、前記強制再生手段による前記強制再生が実行中のときは、前記要求駆動力に対する前記ディーゼルエンジンの出力配分を増加させると共に、前記駆動力に対する前記モータの出力配分を減少させる
    ことを特徴とする、ハイブリッド車両のモータ制御装置。
  2. 前記出力配分決定手段は、前記車両が走行中であり、かつ、前記強制再生の実行が終了したときは、前記駆動力に対する前記ディーゼルエンジンの出力配分を減少させると共に、前記推進力に対する前記モータの出力配分を増加させる
    ことを特徴とする、請求項1記載のハイブリッド車両のモータ制御装置。
  3. 前記ディーゼルエンジンの出力軸は、クラッチを介して前記モータの入力軸に接続されている
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載のハイブリッド車両のモータ制御装置。
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