JP2005299469A - ハイブリッド車両の暖機制御装置 - Google Patents

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宏樹 村田
Yoshinobu Hashimoto
佳宜 橋本
Osamu Yoneda
修 米田
Yuichiro Kitamura
雄一郎 北村
Yoshihide Suzuki
良英 鈴木
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Abstract

【課題】エンジン冷間時の暖機性を向上させ、燃費悪化を抑制することができるハイブリッド車両の暖機制御装置を提供すること。
【解決手段】ディーゼルエンジン11と、MMT12と、エンジン出力による発電またはバッテリ20の電力によるエンジン出力のアシストを行うモータジェネレータ17とを備えたハイブリッド車両の暖機制御装置である。暖機制御装置は、エンジン11の暖機状態を判定するエンジン暖機判定手段と、バッテリ充電量SOCおよびドライバ要求出力に応じてモータジェネレータ17の出力とエンジン11の出力との分担比率を制御する分担比率制御手段とを備え、この分担比率制御手段は、エンジン暖機判定手段により暖機完了が判定されるまでの間、モータジェネレータ17の出力が大きくエンジン11の出力が小さくなるように分担比率を制御するように構成されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ハイブリッド車両の暖機制御装置に関し、更に詳しくは、エンジン冷間時の暖機性を向上させ、燃費悪化を抑制することができるハイブリッド車両の暖機制御装置に関する。
ハイブリッド車両において、エンジン冷却水温が低い時には高い時に比べて目標バッテリ充電量SOCを高く設定してモータジェネレータにより発電させ、この発電に見合うエンジン負荷を高めることにより当該エンジンの暖機を促進する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2000−40532号公報
しかしながら、上記従来技術では、エンジンの暖機を優先する制御となっていた。すなわち、エンジン冷間時には、車両一旦停止時や軽負荷低速走行時であっても常に、エンジン冷却水温が約60℃以上になるまでエンジンを停止せずに作動させたままとし、自らエンジン温度を上昇させるように制御していた。このため、冷間時はエンジンオイルの粘度も高く、フリクション増大による燃費悪化が避けられなかった。
また、モータジェネレータの力行運転時や回生運転時には、モータジェネレータが発熱するが、この熱は有効利用されずにすべて大気中に放出されるだけであった。このため、当該廃熱を有効利用して燃費改善を実現できる手段の提供が望まれていた。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、エンジン冷間時の暖機性を向上させ、燃費悪化を抑制することができるハイブリッド車両の暖機制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明の請求項1に係るハイブリッド車両の暖機制御装置は、走行駆動源としてのエンジンと、有段または無段の変速機と、前記エンジン出力による発電またはバッテリ電力による前記エンジン出力のアシストを行うモータジェネレータとを備えたハイブリッド車両の暖機制御装置であって、前記暖機制御装置は、前記エンジンの暖機状態を判定するエンジン暖機判定手段と、前記バッテリの充電量および車両要求出力に応じて前記モータジェネレータの出力と前記エンジンの出力との分担比率を制御する分担比率制御手段とを備え、前記分担比率制御手段は、前記エンジン暖機判定手段により暖機完了が判定されるまでの間、前記モータジェネレータの出力が大きく前記エンジン出力が小さくなるように分担比率を制御することを特徴とするものである。
また、この発明の請求項2に係るハイブリッド車両の暖機制御装置は、請求項1に記載の発明において、前記モータジェネレータにて発生した熱を回収して前記エンジンまたは前記エンジンと前記変速機の双方を暖機する暖機手段を更に備えたことを特徴とするものである。
この発明に係るハイブリッド車両の暖機制御装置(請求項1)によれば、エンジンオイルの粘度が高い冷間時では、主としてモータジェネレータにより要求出力のほとんどを分担することにより、燃費悪化条件下でのエンジンの運転を控えることができる。したがって、冷間時の燃費悪化を抑制することができる。
また、この発明に係るハイブリッド車両の暖機制御装置(請求項2)によれば、モータジェネレータからの廃熱を回収して、エンジンのみの暖機に利用し、またはエンジンと変速機の双方の暖機に利用することができる。したがって、エンジンオイル等の機関各部や変速機オイル等の変速機各部の暖機を早期に完了させ、低フリクション、低冷却損失な状態でエンジン運転に移行することができる。
以下に、この発明に係るハイブリッド車両の暖機制御装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この発明をディーゼルハイブリッド車両に適用した例について説明するが、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
先ず、この発明の実施例に係る暖機制御装置を適用するディーゼルハイブリッド車両の概略構成について図1に基づいて説明する。ここで、図1は、ディーゼルハイブリッド車両の概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、ディーゼルハイブリッド車両(ハイブリッド車両)10には、走行駆動源としてのディーゼルエンジン(エンジン)11が設けられている。なお、図示を省略するが、このディーゼルエンジン11は、コモンレール方式の燃料噴射システム、排気ガス圧力を利用して吸気量を増大させるターボ過給機、バルブの開閉動作タイミングを可変制御する可変バルブタイミング機構等を備えている。
また、図示を省略するが、ディーゼルエンジン11の排気通路には、排気ガス中の粒子状物質および窒素酸化物(NOx)を浄化するために、吸蔵還元型NOx触媒を担持したパティキュレートフィルタや、排気ガスの一部を吸気系に還流させる排気ガス再循環装置を備えている。
ディーゼルエンジン11で発生する駆動力は、自動変速可能な有段変速機(以下、MMT(マルチモードマニュアルトランスミッション)と記す)12、ドライブシャフト14およびディファレンシャルギヤ(図示せず)を介して駆動輪13に伝達されるようになっている。このMMT12は、走行状態に応じてギヤ段の変速操作をアクチュエータで電気的に自動制御するものである。
ディーゼルエンジン11とMMT12間には、動力伝達の接離を行うクラッチ12aが備えられており、走行状態に応じて接離操作をアクチュエータで電気的に自動制御されるようになっている。
また、ディーゼルエンジン11は、このMMT12から指令される要求エンジントルクを出力するために、その燃料噴射量や吸入空気量等を制御されるように構成されている。ディーゼルエンジン11の要求燃料噴射量は、たとえば、エンジンの回転数およびアクセル開度からマップ等に基づいて決定され、燃料噴射が実行されるようになっている。
また、駆動系歯車装置(ギヤトレーン)を一体化したモータジェネレータ(MG)17は、インバータ19を介し、充放電可能な二次電池であるバッテリ20と接続されている。このモータジェネレータ17は、走行駆動源であるモータとして機能する力行運転モードと、発電機として機能する回生運転モードとの2つの運転状態をとり得るように構成されている。
たとえば、モータジェネレータ17は、力行運転モードではバッテリ20からの電力供給を受けて、ドライブシャフト14を駆動するための動力を発生する。また、回生運転モードでは、モータジェネレータ17は、ディーゼルエンジン11あるいはドライブシャフト14から伝達される駆動力を電力に変換し、バッテリ20を充電する。
モータジェネレータ17が力行運転モードあるいは回生運転モードのいずれかで運転されるかは、バッテリ20の充電量SOC(State of Charge)を勘案して決定される。
また、図1中に破線で示す暖機手段30は、冷間運転時にモータジェネレータ17にて発生した熱をエンジン冷却水を利用して回収し、ディーゼルエンジン11およびMMT12の双方を暖機するために設けたものである。図1中の太線矢印は、モータジェネレータ(MG)17の廃熱により温められた冷却水の流れ方向と、ディーゼルエンジン11およびMMT12を循環し熱交換して冷えた冷却水の流れ方向を示している。
この暖機手段30は、エンジン冷却水がモータジェネレータ17とディーゼルエンジン11とMMT12とを循環してそれぞれ熱交換できるように配管構成されている。たとえば、図示を省略するが、ディーゼルエンジン11では、そのウォータジャケット内とオイルパンに設けた配管内を冷却水が流れるように配管構成されている。
また、MMT12では、冷却水が変速機オイルと熱交換できるように配管構成されている。そして、この配管系には、ポンプやバルブが適宜箇所に設けられ、冷間運転時のみに冷却水が循環するように制御される。
また、この冷却水の温度は、ディーゼルエンジン11に設けられているエンジン水温センサ(図示せず)によって検出され、その検出信号から、エンジン暖機判定手段としての図示しない電子制御ユニット(以下、ECUと称する)によって暖機状態が判断されるようになっている。
また、このECUは、後述するように、バッテリ充電量SOCおよびドライバ要求出力(車両要求出力)に応じてモータジェネレータ17の出力とディーゼルエンジン11の出力との分担比率を制御する分担比率制御手段でもある。
このようにECUは、上記エンジン暖機判定手段と上記分担比率制御手段とを備える暖機制御装置として機能するとともに、車両全体の基本制御を実行する制御装置として機能するものである。
以上のように構成されたディーゼルハイブリッド車両10は、上記ECUによって各種センサからの出力情報に基づいて以下のように基本制御され、種々の状態で走行することができる。
ディーゼルハイブリッド車両10の冷間時における暖機制御については後述する。また、定常運転時には、通常は、ディーゼルエンジン11がドライブシャフト14の要求出力とほぼ等しい出力を発生するように運転される。このとき、ディーゼルエンジン11の出力のほぼすべてがドライブシャフト14に伝えられる。
一方、バッテリ20の充電量SOCが予め定められた基準値以下に低下している場合には、ディーゼルエンジン11がドライブシャフト14の要求出力以上の出力で運転され、その余剰動力の一部はモータジェネレータ17によって電力として回生され、バッテリ20の充電に利用される。
そして、ディーゼルエンジン11の出力トルクが不足する場合には、バッテリ20の充電量SOCに応じてモータジェネレータ17によって不足分のトルクがアシストされ、必要トルクが確保される。
なお、上記ディーゼルハイブリッド車両10は、燃料の節約と排気エミッションの低減を図るために、いわゆるエコラン(エコノミー&エコロジーランニング)制御もなされる。たとえば、交差点における信号待ち等でディーゼルハイブリッド車両10が停車した場合に、所定の停止条件下でディーゼルエンジン11を自動停止させ、その後、所定の再始動条件下(たとえば、アクセルペダルを踏み込んだとき)でディーゼルエンジン11を再始動させる制御もなされる。
以上が本発明に係るディーゼルハイブリッド車両10の基本構成および基本制御動作である。
つぎに、本発明の要部であるディーゼルハイブリッド車両10の暖機制御方法について図2に基づいて図1、図3〜図5を参照しつつ説明する。以下の制御は、上記ECUによって実行されるものである。
ここで、図2は、ディーゼルハイブリッド車両の暖機制御方法を示すフローチャートである。なお、図2中では、モータジェネレータ17をMGと略記してある。また、図3は、冷間時のバッテリ充電量SOCに応じたモータジェネレータ17の上限出力を示すマップであり、最大出力15KWのモータジェネレータ17を例にしたものである。
また、図4は、冷間時のバッテリ充電量SOCに応じたモータジェネレータ17の上限出力を示すマップであり、ディーゼルエンジン11による出力分担例を併記したものである。図5は、冷間時のバッテリ充電量SOCに応じたモータジェネレータ17の力行運転領域を示す説明図である。
図2に示すように、先ず、上記エンジン水温センサによって検出されたエンジン冷却水温を読み込む(ステップS10)。つぎに、ディーゼルエンジン11が暖機状態であるか否かを判断するために、読み込まれたエンジン冷却水温が所定の温度(たとえば、60℃)未満であるか否かを判断する(ステップS11)。
エンジン冷却水温が所定の温度未満であるならば(ステップS11肯定)、冷間始動時等の冷間時であると判断できるので、つぎのステップS12以降の暖機制御を実施する。すなわち、この暖機制御では、モータジェネレータ17の駆動時の廃熱を暖機手段30によって回収してディーゼルエンジン11およびMMT12の双方を暖機するので、バッテリ充電量SOCに応じたモータジェネレータ17の上限出力を考慮する必要がある。
そこで、図3および図4に示すマップを用い、バッテリ充電量SOCに基づいてモータジェネレータ17の上限出力を算出する(ステップS12)。すなわち、図3および図4に示すように、たとえば、モータジェネレータ17の最大出力が15KWであり、バッテリ充電量SOCが50%以上である場合には、当該最大出力である15KWを上限出力とする。なお、バッテリ充電量SOCがたとえば45%未満である場合には、バッテリ20の保護のため、モータジェネレータ17の上限出力を0KWとし、駆動させないようにしてある。
また、バッテリ充電量SOCが45%〜50%の範囲内にある場合は、図4に示すように、上記0〜15KWを当該バッテリ充電量SOCに応じて比例配分した上限出力とする。たとえば、バッテリ充電量SOCがs(%)である場合には、上限出力ライン上のTs(KW)を上限出力とする。
つぎに、ドライバ要求出力(車両要求出力)がモータジェネレータ17の上限出力未満であるか否かを判断する(ステップS13)。ドライバ要求出力がモータジェネレータ17の上限出力未満であるならば(ステップS13肯定)、モータジェネレータ17のみを当該ドライバ要求出力で駆動し(ステップS14)、上記ステップS10に戻る。
このときモータジェネレータ17では多量の熱が発生するが、この熱は暖機手段30の冷却水と熱交換される。すなわち、モータジェネレータ17は冷やされ、暖機手段30の冷却水は温められる。温められた冷却水は、ディーゼルエンジン11に送られ、上記ウォータジャケットおよびオイルパン内に設けた配管を流れることにより、エンジン各部とエンジンオイルを温める。
そして、ディーゼルエンジン11を経た冷却水は、MMT12に送られ、変速機オイルを温め、当該オイルによりMMT12各部が温められる。ディーゼルエンジン11およびMMT12と熱交換して冷えた冷却水は、再びモータジェネレータ17に戻り、モータジェネレータ17で発生する熱により温められる。
このようにして暖機手段30の冷却水は、冷間時にモータジェネレータ17とディーゼルエンジン11とMMT12とを循環して熱交換するので、ディーゼルエンジン11およびMMT12の早期暖機が図られる。
一方、ドライバ要求出力がモータジェネレータ17の上限出力を超えるならば(ステップS13否定)、モータジェネレータ17のみの駆動ではトルク不足となるので、この不足分のトルクを補うべく、モータジェネレータ17とディーゼルエンジン11の出力分担比率を設定して、ディーゼルエンジン11を駆動する必要がある。
そこで、ディーゼルエンジン11を始動するとともに(ステップS15)、モータジェネレータ17を上記ステップS12で算出された上限出力で駆動し(ステップS16)ディーゼルエンジン11を、上記ドライバ要求出力からモータジェネレータ17の上限出力を差し引いた出力で駆動し(ステップS17)、上記ステップS10に戻る。
たとえば、図4に示すように、ドライバ要求出力が、モータジェネレータ17の最大出力である15KWであり、その時のバッテリ充電量SOCがs(%)である場合には、モータジェネレータ17の上限出力はTs(KW)となり、ディーゼルエンジン11が分担する出力は、(15−Ts)KWとなる。
以上のように、エンジンオイルの粘度が高い冷間時では、モータジェネレータ17にてドライバ要求出力のほとんどを分担することにより、燃費悪化条件下でのディーゼルエンジン11の運転を可能な限り控えており、これにより暖機手段30による暖機性向上と燃費の向上とを両立させるようにしている。
なお、この冷間時でのモータジェネレータ17の力行運転領域の一例を図5に示す。この図5では、モータジェネレータ17の力行運転領域の上限境界線を、バッテリ充電量SOCが大きい場合には一点鎖線で示し、バッテリ充電量SOCが小さい場合には破線で示してある。ハッチングは、バッテリ充電量SOCが大きい場合におけるモータジェネレータ17のみによる力行運転領域を示している。また、バッテリ充電量SOCが大〜小の矢印の範囲にある場合には、ドライバ要求出力に応じてディーゼルエンジン11も出力を分担することとなる。
エンジン冷却水温が所定の温度を超えているならば(ステップS11否定)、既に暖機が完了していると判断できるので、暖機後の通常制御に移行すればよい(ステップS18)。すなわち、軽負荷運転領域ではモータジェネレータ17により走行し、中高負荷運転領域では、エンジン走行する。
以上のように、この実施例に係るハイブリッド車両の暖機制御装置によれば、エンジンオイルの粘度が高い冷間時では、主としてモータジェネレータ17により要求出力のほとんどを分担することにより、燃費悪化条件下でのディーゼルエンジン11の運転を控えることができる。したがって、冷間時の燃費悪化を抑制することができる。
また、モータジェネレータ17からの廃熱を回収して、ディーゼルエンジン11およびMMT12の暖機に利用しているので、エンジンオイル等の機関各部や変速機オイル等のMMT12各部の暖機を早期に完了させ、低フリクション、低冷却損失な状態でエンジン運転に移行することができる。また、早期の暖機完了により、ディーゼルエンジン11のスモークの発生を抑制することができる。
なお、上記実施例においては、ディーゼルエンジン11を走行駆動源とするハイブリッド車両について本発明を適用して説明したが、これに限定されず、ガソリンエンジンを走行駆動源とするハイブリッド車両に適用してもよい。
また、有段自動変速機(MMT12)を備えたハイブリッド車両について本発明を適用して説明したが、これに限定されず、自動変速機(AT)や手動変速機(MT)、無段変速機(CVT)を備えたハイブリッド車両に適用してもよい。
また、暖機手段30は、ディーゼルエンジン11とMMT12の双方を暖機するものとして説明したが、これに限定されず、ディーゼルエンジン11のみを暖機するように構成してもよい。
なお、最大出力の小さいモータジェネレータであって、発熱量が比較的少なくその廃熱利用の効果が少ない場合には、必ずしも上記暖機手段30を設けなくてもよい。その場合は、分担比率制御手段としてのECUが、暖機完了が判定されるまでの間、上述したようにモータジェネレータの出力が大きくエンジン出力が小さくなるように分担比率を制御する構成のみを採用すればよい。
以上のように、この発明に係るハイブリッド車両の暖機制御装置は、パラレル式のハイブリッド車両に有用であり、特に、エンジン冷間時の暖機性を向上させ、燃費悪化の抑制を目指すハイブリッド車両に適している。
ディーゼルハイブリッド車両の概略構成を示す模式図である。 ディーゼルハイブリッド車両の暖機制御方法を示すフローチャートである。 冷間時のバッテリ充電量SOCに応じたモータジェネレータの上限出力を示すマップである。 冷間時のバッテリ充電量SOCに応じたモータジェネレータとエンジンとの出力分担比率を示すマップである。 冷間時のバッテリ充電量SOCに応じたモータジェネレータの力行運転領域を示す説明図である。
符号の説明
10 ディーゼルハイブリッド車両(ハイブリッド車両)
11 ディーゼルエンジン(エンジン)
12 MMT(変速機)
17 モータジェネレータ
20 バッテリ
30 暖機手段
SOC バッテリ充電量

Claims (2)

  1. 走行駆動源としてのエンジンと、
    有段または無段の変速機と、
    前記エンジン出力による発電またはバッテリ電力による前記エンジン出力のアシストを行うモータジェネレータと、
    を備えたハイブリッド車両の暖機制御装置であって、
    前記暖機制御装置は、
    前記エンジンの暖機状態を判定するエンジン暖機判定手段と、
    前記バッテリの充電量および車両要求出力に応じて前記モータジェネレータの出力と前記エンジンの出力との分担比率を制御する分担比率制御手段と、
    を備え、
    前記分担比率制御手段は、前記エンジン暖機判定手段により暖機完了が判定されるまでの間、前記モータジェネレータの出力が大きく前記エンジン出力が小さくなるように分担比率を制御することを特徴とするハイブリッド車両の暖機制御装置。
  2. 前記モータジェネレータにて発生した熱を回収して前記エンジンまたは前記エンジンと前記変速機の双方を暖機する暖機手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の暖機制御装置。
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