JP2005336803A - 引き戸構造体及び引き戸の着脱方法。 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 縦枠と鴨居からなる引き戸枠と、引き戸枠内を走行する引き戸からなり、鴨居内に上レ−ル、下部に下レ−ルを設け、引き戸の上端部に引き戸を支持して上レ−ル内を走行する支持具を設けた引き戸構造体において、引き戸上端の支持具と上レ−ル間の上下方向のスペ−スに脱落防止部材を取り外し可能なようにして取り付けるようにした。
【選択図】 図4
Description
1.引き戸を取り付ける際、引き戸を持ち上げ、支持具の走行部を上レ−ルの隙間から差し込み、支持具の取り付け座上端面を上レ−ルの下端面に当たるまで引き戸を持ち上げるようにして、引き戸上端部に取り付けられている支持具の走行部を上レ−ルに引っ掛けて引き戸を取り付ける。
2.次に、引き戸の脱落防止部材を支持具の取り付け座上端面と上レ−ル下端面との間のスペ−スに取り付ける。この時、引き戸の脱落防止部材を引き戸上端部の前記支持具の左右一対の走行部の支柱間に脱落防止部材の左右の保持部を撓ませながら差し込む。
3.次に、脱落防止部材の前記保持部の鉤部を支持具の支柱の内側面に沿って滑動させて、脱落防止部材の突出部を前記支柱の前側面に当接するまで押し込む。
4.このようにして、前記鉤部が前記支柱の内側面を外れて、前記鉤部が支柱によって嵌合係止されるまで、脱落防止部材を押し込む。この時、保持部の外側への付勢力によって、前記保持部が外側へ付勢され、前記付勢力及び又は前記鉤部の嵌合係止力によって、脱落防止部材が支柱間に固定される。
5.このようにして、脱落防止部材を支持具の支柱間に装着し、上レ−ル下端面と引き戸上端の支持具の取り付け座との間のスペ−スを小さくする。このことで、引き戸の脱落のない状態にする。
6.次に、引き戸を取り外す際、取り外し治具の屈曲部の内側面を支持具の支柱の外側面に当接させる。
7.次に、脱落防止部材の前記保持部の鉤部に形成されている第1の傾斜面又は鉤部の先端部を取り外し治具の第2の傾斜面に当接させる。
8.次に、取り外し治具を手前に引っ張る。
9.次に、取り外し治具を手前へ引っ張りながら、脱落防止部材の前記保持部の鉤部に形成されている第1の傾斜面又は鉤部の先端部を取り外し治具の第2の傾斜面上を手前から奥側へ滑動させ、保持部を条溝側へ撓ませる。
10.次に、脱落防止部材の先端の鉤部を支持具の支柱から外す。
11.脱落防止部材を手前へ取り外すことで、上レ−ル下端面と引き戸上端の支持具の取り付け座との間のスペ−スを大きくする。
12.次に、引き戸を上方へ持ち上げて、引き戸上端部に取り付けられている支持具の走行部を上レ−ルの隙間から外し、引き戸を取り外す。
以上の手順と方法によって、引き戸を着脱させる。
引き戸4を上レ−ル5に取り付ける際は、引き戸4を持ち上げて支持具6の取り付け座6a上端面を上レ−ル5の下端面に当たるまで引き戸4を持ち上げれば、支持具6の走行部Lを極めて簡単に上レ−ル5の隙間から上レ−ル5内に装着できる。例えば、本例に示すように、支持具6が左右一対の支柱Hと回転輪Rとから構成されている場合、上レ−ル5の隙間から上レ−ル5を乗り越えて簡単に上レ−ル5内に装着させることができる。
2 縦枠
3 鴨居
4 引き戸
4a 引き戸上框
4b 引き戸縦框
5 上レ−ル
U スペ−ス
6 支持具
6a 取り付け座
L 走行部
R 回転輪
H 支柱
7 脱落防止部材
7a 取り付けベ−ス
7b 保持部
7c 前端部
7d 後端部
J 条溝
C 鉤部
K1 第1の傾斜面
T 突出部
M 溝
G 取り外し治具
F フック状屈曲部
K2 第2の傾斜面
P 接触点
α 第1傾斜面の傾斜角度
β 第2傾斜面の傾斜角度
FNS 取り外し治具の屈曲部の内側面
HGS 支柱の外側面
HNS 支柱の内側面
HMS 支柱の前側面
Claims (6)
- 左右の縦枠と上部の鴨居とからなる引き戸枠と、引き戸枠内を走行する引き戸からなり、前記上部の鴨居内に上レ−ルを設け、下部に下レ−ルを設け、引き戸の上端部に、引き戸を支持して上レ−ル内を走行する支持具を設けた引き戸構造体において、前記引き戸の上端部の前記支持具と上レ−ルの間の上下方向のスペ−スに脱落防止部材を取り外し可能なようにして取り付け、前記スペ−スを埋設又は開放することを特徴とする引き戸構造体。
- 前記支持具が、取り付け座と該取り付け座の上面に設けられた左右一対の走行部からなり、引き戸の上端部左右に設けられ、前記脱落防止部材が、該脱落防止部材の前端部から後端部に向けて形成された左右の条溝によって、中央の取り付けベ−スと該取り付けベ−スの左右の保持部に区分され、前記左右の条溝は、脱落防止部材の後端部に条溝が形成されない部分を残すようにし、脱落防止部材の前端部から、後端部の近傍まで、脱落防止部材の厚み方向を貫通するように形成されており、前記左右の保持部が前記条溝によって可撓性が付与され、脱落防止部材の前記保持部が条溝側へ撓むことによって、脱落防止部材の前端部の幅が収縮可能となり、収縮状態で幅が伸びる方向に付勢力が働き、前記支持具の左右一対の走行部の間に前記脱落防止部材が収縮状態で装着され、前記付勢力によって、左右一対の走行部の間に保持されることで支持具と上レ−ルの間の上下方向のスペ−スを埋設し、逆に、前記脱落防止部材を取り外すことで、前記スペ−スを開放することを特徴とする請求項1に記載の引き戸構造体。
- 前記引き戸構造体の支持具の走行部が左右2個の回転輪と該回転輪を支える支柱からなり、前記脱落防止部材の保持部の前端部は、先端に鉤部が形成され、該鉤部の外側面に第1の傾斜面が形成され、保持部の後端部は、左右方向に突出部が形成され、前記脱落防止部材装着後、前記保持部の付勢力によって前記保持部と支持具の支柱との間に生じる摩擦力及び又は保持部の鉤部と支持具の支柱とが嵌合係止することによって、前記脱落防止部材を支持具の左右一対の走行部の間に保持することで支持具と上レ−ルの間の上下方向のスペ−スを埋設し、逆に、前記脱落防止部材を取り外すことで、前記スペ−スを開放することを特徴とする請求項1又は2に記載の引き戸構造体。
- 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の引き戸構造体の引き戸の取り外しに当たり、前記脱落防止部材を取り外す際に、専用の取り外し治具を用い、該取り外し治具の先端はフック状に屈曲しており、該屈曲部の先端部に前記脱落防止部材の保持部の鉤部先端の外側面に形成されている前記第1の傾斜面に見合う第2の傾斜面が形成されており、前記専用の取り外し治具を用いて、前記第1及び第2の傾斜面を当接させ、前記取り外し治具を手前へ引くことによって、前記脱落防止部材の前記保持部が条溝側へ撓み、前記鉤部が前記支持具の支柱から外れ、脱落防止部材を取り外し、支持具と上レ−ル間の上下方向のスペ−スを開放し、引き戸を取り外す。逆に、引き戸装着の際に、前記脱落防止部材を支持具の取り付け座上端面と上レ−ルの下端面との間のスペ−スに取り付け、前記スペ−スを脱落防止部材で埋設し、該スペ−スの高さ方向寸法を小さくすることで、引き戸を上レ−ルに確実に装着することを特徴とする引き戸の着脱方法。
- 引き戸の取り外しに当たり、前記取り外し治具の屈曲部先端に形成されている第2の傾斜面の傾斜角度が、前記脱落防止部材の保持部先端の鉤部に形成されている第1の傾斜面の傾斜角度よりも大きく、前記取り外し治具の屈曲部の内側面を前記支持具の支柱の外側面に当接させた位置において、前記保持部の鉤部の先端が前記取り外し治具の第2の傾斜面の手前位置に接触し、取り外し治具を手前に引くことによって、前記接触点が前記第2の傾斜面上を滑動し第2傾斜面の奥側方向へ移動し、取り外し治具の手前へ引く力の分力が前記第2傾斜面に対して垂直方向に働き、前記分力の働きで、保持部を条溝側へ撓ませることによって、前記鉤部が前記支持具の支柱から外れ、脱落防止部材を取り外し、支持具と上レ−ルの間の上下方向のスペ−スを開放することで、引き戸を取り外す。逆に、引き戸装着の際に、前記脱落防止部材を取り付けるに当たり、引き戸の上端部にある支持具の左右2本の支柱間に脱落防止部材の保持部の第1傾斜面を支持具の支柱の内側面に当接させつつ押し込むことで、押し込む力の分力が、第1傾斜面に対して垂直方向に働き、前記保持部が内側に撓みつつ支柱間を滑るようにして脱落防止部材の突出部に支柱の前側面が当たるまで差し込まれ、保持部先端の鉤部が支柱間を通り過ぎた時点で保持部を内側へ撓ませる力が消失し、保持部の外側に向く付勢力によって保持部の撓みが解消し、保持部の先端の鉤部と支柱とが嵌合係止し、保持部先端の鉤部と突出部の間に支持具の支柱を挟持し、確実に脱落防止部材を支持具の取り付け座上端面と上レ−ルの下端面との間のスペ−スに取り付け、前記スペ−スを脱落防止部材で埋設し、該スペ−スの高さ方向寸法を小さくすることで、引き戸を上レ−ルに確実に装着することを特徴とする請求項4に記載の引き戸の着脱方法。
- 請求項4又は請求項5のいずれかに記載の引き戸の着脱方法によって、引き戸を着脱するに当たり、下記手順に従って、引き戸を装着又は取り外すことを特徴とする引き戸の着脱方法。
1.引き戸を取り付ける際、引き戸を持ち上げ、支持具の走行部を上レ−ルの隙間から差し込み、支持具の取り付け座上端面を上レ−ルの下端面に当たるまで引き戸を持ち上げるようにして、引き戸上端部に取り付けられている支持具の走行部を上レ−ルに引っ掛けて引き戸を取り付ける。
2.次に、引き戸の脱落防止部材を支持具の取り付け座上端面と上レ−ル下端面との間のスペ−スに取り付ける。この時、引き戸の脱落防止部材を引き戸上端部の前記支持具の左右一対の走行部の支柱間に脱落防止部材の左右の保持部を撓ませながら差し込む。
3.次に、脱落防止部材の前記保持部の鉤部を支持具の支柱の内側面に沿って滑動させて、脱落防止部材の突出部を前記支柱の前側面に当接するまで押し込む。
4.このようにして、前記鉤部が前記支柱の内側面を外れて、前記鉤部が支柱によって嵌合係止されるまで、脱落防止部材を押し込む。この時、保持部の外側への付勢力によって、前記保持部が外側へ付勢され、前記付勢力及び又は前記鉤部の嵌合係止力によって、脱落防止部材が支柱間に固定される。
5.このようにして、脱落防止部材を支持具の支柱間に装着し、上レ−ル下端面と引き戸上端の支持具の取り付け座との間のスペ−スを小さくする。このことで、引き戸の脱落のない状態にする。
6.次に、引き戸を取り外す際、取り外し治具の屈曲部の内側面を支持具の支柱の外側面に当接させる。
7.次に、脱落防止部材の前記保持部の鉤部に形成されている第1の傾斜面又は鉤部の先端部を取り外し治具の第2の傾斜面に当接させる。
8.次に、取り外し治具を手前に引っ張る。
9.次に、取り外し治具を手前へ引っ張りながら、脱落防止部材の前記保持部の鉤部に形成されている第1の傾斜面又は鉤部の先端部を取り外し治具の第2の傾斜面上を手前から奥側へ滑動させ、保持部を条溝側へ撓ませる。
10.次に、脱落防止部材の先端の鉤部を支持具の支柱から外す。
11.脱落防止部材を手前へ取り外すことで、上レ−ル下端面と引き戸上端の支持具の取り付け座との間のスペ−スを大きくする。
12.次に、引き戸を上方へ持ち上げて、引き戸上端部に取り付けられている支持具の走行部を上レ−ルの隙間から外し、引き戸を取り外す。
以上の手順と方法によって、引き戸を着脱させる。
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JP2004155769A JP4218589B2 (ja) | 2004-05-26 | 2004-05-26 | 引き戸構造体及び引き戸の着脱方法。 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014237928A (ja) * | 2013-06-06 | 2014-12-18 | トヨタホーム株式会社 | 建物の障子設置構造 |
CN107654147A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-02-02 | 佛山市南海区松岗浩能五金塑料有限公司 | 一种用于吊门的防摆机构 |
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- 2004-05-26 JP JP2004155769A patent/JP4218589B2/ja not_active Expired - Fee Related
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