JP6634319B2 - 戸先ゴム取付構造 - Google Patents
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Description
このような取り付け構造の戸先ゴムを交換する場合、古い戸先ゴムを縦枠の上端から引き抜いた後、新しい戸先ゴムを縦枠の上端から差し込むのであるが、戸先ゴムと縦枠との摩擦抵抗が大きく、戸先ゴムを縦枠に沿って抜き差しする作業は非常に力のいるものであるため、その交換作業には必然的に複数の作業者を要し、手間と時間がかかるものであった。
このように上記特許文献1の取付構造は、既存の車両の乗降扉(引き戸)に適用するには不向きな技術であった。
上下方向に延在するスリットが設けられている引き戸の戸先に固定され、前記スリットに連通する係止穴が形成されている取付板と、
一方の面に戸先ゴム体が配設され、他方の面に突起部が設けられた戸先ゴム支持板と、
を備え、
前記突起部は下方に突出した係合片を有しており、前記突起部を前記係止穴に落し込み係合させ、前記戸先ゴム支持板を前記取付板に密接させた状態で前記戸先に前記戸先ゴム体が取り付けられているようにした。
なお、ここでいう戸先ゴム体とは、戸先ゴムの単体は勿論、戸先ゴムとその付属物の組み物(戸先ゴム部材)を指す。
具体的に、引き戸の戸先に固定されている取付板の係止穴に戸先ゴム支持板の突起部を落し込み係合させ、その突起部が設けられている戸先ゴム支持板の面(他方の面)を取付板に密接させた状態にすることで、戸先ゴム支持板の突起部とは反対の面(一方の面)に配設されている戸先ゴム体を引き戸の戸先に取り付けることができる。
そして、この戸先ゴム取付構造の戸先ゴム体が劣化または損傷するなどして、その交換が必要になった場合、例えば係合片と係止穴の重なり分だけ、古い戸先ゴム体を引き上げるようにして戸先ゴム支持板を取付板から外し、新しい戸先ゴム体が配設されている戸先ゴム支持板を取付板に係着させるようにして、戸先ゴム体の交換を容易に行うことができる。
前記スリットは、前記取付板と平行な一対のフランジの間に設けられており、
前記取付板には、短尺側の寸法が前記スリットの幅よりも小さく、長尺側の寸法が前記スリットの幅よりも大きなサイズを有する抜止部材が、当該取付板のネジ穴に通されたネジ部材に螺着されており、
前記スリットから挿し入れた前記抜止部材に向けて前記ネジ部材を螺入することでその向きが切り替わった前記抜止部材と前記取付板とで前記フランジを挟み込んでいるようにする。
このような取付板と抜止部材をネジ部材の組体を用いれば、一対のフランジの間にスリットが設けられている引き戸であれば、引き戸を車両などから外すことなく、引き戸の戸先に取付板を固定することができる。
前記引き戸の上面には、前記戸先ゴム支持板の上端部に当接する押え板が設けられているようにする。
鉄道車両の引き戸10の上部には、ドアレールRに沿って転動する戸車Wが設けられており、引き戸10の戸先1に戸先ゴム体20が取り付けられている。
この戸先ゴム体20の取り付け構造について説明する。
この引き戸10の戸先1には、図5(a)に示すように、左右一対のフランジ11が設けられており、一対のフランジ11の間に上下方向に延在するスリット12が設けられている。
また、取付板30には、皿ネジNが通されるネジ穴32が形成されており、そのネジ穴32に通された皿ネジNに抜止部材3が螺着されている。
抜止部材3は、取付板30を引き戸10の戸先に固定するための金属製の部材であり、短尺側の寸法がスリット12の幅よりも小さく、長尺側の寸法がスリット12の幅よりも大きなサイズを有している。
このような取付板30であれば、引き戸10を車両から外さなくても、引き戸10の戸先に固定することができる。具体的に、図5(a)や図7に示したような、一対のフランジ11の間にスリット12が設けられている引き戸10であれば、引き戸10を車両から外すことなく、引き戸10の戸先に取付板30を固定することができる。
この突起部41は、下方に突出した係合片42を有しており、突起部41を取付板30の係止穴31に落し込み係合させることで、戸先ゴム支持板40を取付板30に係着することができる。
また、戸先ゴム支持板40には、ネジ穴43が形成されており、ネジ穴43を通した皿ネジNを用いて戸先ゴム体20を戸先ゴム支持板40に固定している。
このような戸先ゴム支持板40であれば、引き戸10の戸先に取付板30が固定されていれば、引き戸10を車両から外すことなく、戸先ゴム体20を引き戸10の戸先に取り付けることができる。
戸先ゴム支持板40の上端部に当接する押え板50を設けることで、取付板30に係着している戸先ゴム支持板40が上方へ移動するのを規制することができ、取付板30から戸先ゴム支持板40が外れないようにすることができる。
そして、この戸先ゴム取付構造100の戸先ゴム体20が劣化または損傷するなどして、その交換が必要になった場合、押え板50を外した後、係合片42と係止穴31の重なり分だけ古い戸先ゴム体20を引き上げるようにして戸先ゴム支持板40を取付板30から外し、新しい戸先ゴム体20が固定されている戸先ゴム支持板40を取付板30に係着させるようにして、戸先ゴム体20の交換を容易に行うことができる。
特に、この戸先ゴム取付構造100であれば、引き戸10を車両から外すことなく、引き戸10の戸先に戸先ゴム体20を取り付けたり、その交換を行ったりすることができるので、引き戸10を車両から外さなければ戸先ゴムの交換ができない取り付け構造に比べてメンテナンス性に優れている。
例えば、図6に示すように、ゴムローラ21の回転軸21aが上下一対の軸受部22に支持されている戸先ゴム体23が戸先ゴム支持板40に配設されている戸先ゴム取付構造100であっても、その戸先ゴム体23の交換を容易に行うことができる。この戸先ゴム体23は、一対の軸受部22が戸先ゴム支持板40に皿ネジで固定されている。
このようにゴムローラ21が回転可能に軸支されているタイプの戸先ゴム体23であれば、引き戸10に乗客の荷物などが挟まる「戸挟み」が生じても、戸挟みしたものを引っ張ることでゴムローラ21を回転させるようにして、引き戸10に挟まったものを容易に引き抜くことができる。
1 戸先
11 フランジ
12 スリット
20 戸先ゴム体
21 ゴムローラ
21a 回転軸
22 軸受部
23 戸先ゴム体
30 取付板
3 抜止部材
31 係止穴
32 ネジ穴
40 戸先ゴム支持板
41 突起部
42 係合片
43 ネジ穴
50 押え板
51 固定具
100 戸先ゴム取付構造
N 皿ネジ(ネジ部材)
Claims (3)
- 上下方向に延在するスリットが設けられている引き戸の戸先に固定され、前記スリットに連通する係止穴が形成されている取付板と、
一方の面に戸先ゴム体が配設され、他方の面に突起部が設けられた戸先ゴム支持板と、
を備え、
前記突起部は下方に突出した係合片を有しており、前記突起部を前記係止穴に落し込み係合させ、前記戸先ゴム支持板を前記取付板に密接させた状態で前記戸先に前記戸先ゴム体が取り付けられていることを特徴とする戸先ゴム取付構造。 - 前記スリットは、前記取付板と平行な一対のフランジの間に設けられており、
前記取付板には、短尺側の寸法が前記スリットの幅よりも小さく、長尺側の寸法が前記スリットの幅よりも大きなサイズを有する抜止部材が、当該取付板のネジ穴に通されたネジ部材に螺着されており、
前記スリットから挿し入れた前記抜止部材に向けて前記ネジ部材を螺入することでその向きが切り替わった前記抜止部材と前記取付板とで前記フランジを挟み込んでいることを特徴とする請求項1に記載の戸先ゴム取付構造。 - 前記引き戸の上面には、前記戸先ゴム支持板の上端部に当接する押え板が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の戸先ゴム取付構造。
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