JP5976084B2 - 引戸装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、クリーンルームの壁面に設けられた出入口用の開口部を気密状態で閉鎖する引戸装置に係り、特に、引戸によって上記開口部を閉じる際、該引戸を開口部側に引き寄せるための構成を簡略化させることができるように工夫したものに関する。
従来の引戸装置の構成を開示するものとして、例えば、特許文献1がある。
なお、特許文献1は本件特許出願人によるものである。
特許文献1に記載された引戸装置は概略次のような構成になっている。まず、壁面の開口部の上側に設けられたレールがあり、上記レールに沿って転動する吊りローラを有する引戸が設置されている。上記レールには、上記開口部側に向かって傾斜されたレール側走行面が形成されており、上記吊りローラにも、上記レール側走行面と当接される吊りローラ側転動面が形成されている。上記引戸は、これらレール側走行面と吊りローラ側転動面の作用によって、常時、開口部側に付勢されている。
上記引戸には、上記吊りローラとは別に水平ローラが設置されており、上記レール側には上記水平ローラが転動・走行される水平ローラ走行溝が設けられている。この水平ローラ走行溝内には、上記水平ローラを介して上記引戸を上記開口部の反対側に移動させるための水平ローラ案内部材と、上記引戸を上記開口部の反対側に移動させた状態で上記レールに沿って移動させる水平ローラ走行部材が設置されている。
そして、上記引戸は、上記開口部を完全に閉鎖した「全閉状態」や上記開口部を完全に開放した「全開状態」では、上記開口部側に引き寄せられており、それ以外の状態、例えば、上記引戸を移動させている状態では上記開口部から離間する側に付勢されている。
引戸装置の構成を開示するものとして、それ以外に、特許文献2〜特許文献4、等がある。
特開2014−129644号公報 特開2011−75213号公報 特開2007−113885号公報 特開2011−6865号公報
しかし、従来の構成では、次のような問題があった。
特許文献1に記載された引戸装置の場合には、引戸によって開口部を閉じる際、該引戸を開口部側に引き寄せるための構成が複雑であるという問題があった。すなわち、吊りローラとレール以外に、水平ローラ、及び、上記水平ローラを案内し、転動・走行させるための水平ローラ案内部材と水平ローラ走行部、等が必要となるからである。
また、特許文献2〜特許文献4に記載されたものも、同様に、引戸によって開口部を閉じる際、該引戸を開口部側に引き寄せるための構成が複雑であるという問題があった。
本発明は、このような点に基づいてなされたもので、その目的とするところは、引戸によって開口部を閉じる際、該引戸を開口部側に引き寄せるための構成を簡略化させることが可能な引戸装置を提供することにある。
上記課題を解決するべく請求項1に記載された引戸装置は、壁面の開口部の上側に設けられたレールと、上記レールに沿って転動する吊りローラを有し上記レールに沿って移動することにより上記開口部を開閉する引戸と、上記引戸及び上記壁面の何れか一方に設けられた被ガイド部材と、上記引戸及び上記壁面の何れか他方に設けられ上記引戸によって上記開口部を閉じる際上記被ガイド部材を介して上記引戸を上記開口部側に引き寄せる引き寄せガイド部材と、を具備し、上記レールには上記開口部から離間する側に向かって下り勾配となったレール側走行面が設けられており、上記吊りローラには上記レール側走行面に当接・配置され上記開口部から離間する側に向かって拡径された吊りローラ側転動面が設けられており、上記レール側走行面と上記吊りローラ側転動面の作用により上記引戸を上記開口部から離間する側に常時付勢するようにしたことを特徴とするものである。 また、請求項2に記載された引戸装置は、請求項1記載の引戸装置において、上記引戸の戸先側と戸尻側のそれぞれに上記被ガイド部材又は上記引き寄せガイド部材が設置されており、上記壁面の戸先側と戸尻側のそれぞれには上記被ガイド部材又は上記引き寄せガイド部材に対応する上記引き寄せガイド部材又は上記被ガイド部材がそれぞれ設置されていることを特徴とするものである。 また、請求項3に記載された引戸装置は、請求項2記載の引戸装置において、上記戸先側の被ガイド部材と引き寄せガイド部材の高さ位置と上記戸尻側の被ガイド部材と引き寄せガイド部材の高さ位置を異ならせていることを特徴とするものである。 また、請求項4に記載された引戸装置は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の引戸装置において、「全開状態」で上記吊りローラを保持する吊りローラ保持部材が設置されていることを特徴とするものである。 また、請求項5に記載された引戸装置は、請求項4記載の引戸装置において、上記吊りローラ保持部材は上記吊りローラを弾性保持する弾性部材であることを特徴とするものである。 また、請求項6に記載された引戸装置は、請求項4又は請求項5記載の引戸装置において、上記吊りローラは戸先側と戸尻側のそれぞれに設置されており、上記吊りローラ保持部材は上記戸尻側の吊りローラを保持するものであることを特徴とするものである。 また、請求項7に記載された引戸装置は、請求項1〜請求項6の何れかに記載の引戸装置において、上記レールは上記戸先側から戸尻側に上り勾配で傾斜されていることを特徴とするものである。 また、請求項8に記載された引戸装置は、請求項1〜請求項7の何れかに記載の引戸装置において、上記吊りローラの設置高さを調整可能であることを特徴とするものである。
以上述べたように、請求項1記載の引戸装置によると、壁面の開口部の上側に設けられたレールと、上記レールに沿って転動する吊りローラを有し上記レールに沿って移動することにより上記開口部を開閉する引戸と、上記引戸及び上記壁面の何れか一方に設けられた被ガイド部材と、上記引戸及び上記壁面の何れか他方に設けられ上記引戸によって上記開口部を閉じる際上記被ガイド部材を介して上記引戸を上記開口部側に引き寄せる引き寄せガイド部材と、を具備したため、上記引戸を上記開口部側に引き寄せるための構成は、上記被ガイド部材と上記引き寄せガイド部材だけであり、構成を簡略化することができる。
また、請求項2に記載された引戸装置は、請求項1記載の引戸装置において、上記レールには上記開口部から離間する側に向かって下り勾配となったレール側走行面が設けられており、上記吊りローラには上記レール側走行面に当接・配置され上記開口部から離間する側に向かって拡径された吊りローラ側転動面が設けられており、上記レール側走行面と上記吊りローラ側転動面の作用により上記引戸を上記開口部から離間する側に常時付勢するようにしたため、上記開口部を開放するために上記引戸を移動させる際には、自動的に上記引戸が上記開口部や上記壁面から離間され、容易に引戸を移動させることができる。
また、請求項3に記載された引戸装置は、請求項1又は請求項2記載の引戸装置において、上記引戸の戸先側と戸尻側のそれぞれに上記被ガイド部材又は上記引き寄せガイド部材が設置されており、上記壁面の戸先側と戸尻側のそれぞれには上記被ガイド部材又は上記引き寄せガイド部材に対応する上記引き寄せガイド部材又は上記被ガイド部材がそれぞれ設置されているため、上記引戸を安定させて移動させることができる。
また、請求項4に記載された引戸装置は、請求項3記載の引戸装置において、上記戸先側の被ガイド部材と引き寄せガイド部材の高さ位置と上記戸尻側の被ガイド部材と引き寄せガイド部材の高さ位置を異ならせているため、上記引戸が移動され、戸先側の被ガイド部材が戸尻側の引き寄せガイド付近を通過する際、上記戸先側の被ガイド部材が上記戸尻側の引き寄せガイドに衝突しないようにすることができる。
また、請求項5に記載された引戸装置は、請求項1〜請求項4の何れかに記載の引戸装置において、「全開状態」で上記吊りローラを保持する吊りローラ保持部材が設置されているため、上記開口部が開放された状態を維持できる。
また、請求項6に記載された引戸装置は、請求項5記載の引戸装置において、上記吊りローラ保持部材は上記吊りローラを弾性保持する弾性部材であるため、簡単な構成で、上記開口部が開放された状態を維持できる。
また、請求項7に記載された引戸装置は、請求項5又は請求項6記載の引戸装置において、上記吊りローラは戸先側と戸尻側のそれぞれに設置されており、上記吊りローラ保持部材は上記戸尻側の吊りローラを保持するものであるため、上記引戸装置をより簡単な構成とすることができる。
また、請求項8に記載された引戸装置は、請求項1〜請求項7の何れかに記載の引戸装置において、上記レールは上記戸先側から戸尻側に上り勾配で傾斜されているため、上記引戸を戸先側に移動させやすくすることができると共に、上記開口部を閉塞した際、上記引戸が不用意に戸尻側に移動されて上記開口部が開放されてしまうことを防止できる。
また、請求項9に記載された引戸装置は、請求項1〜請求項8の何れかに記載の引戸装置において、上記吊りローラの設置高さを調整可能であるため、上記引戸の高さ方向の位置を調整できると共に、上記レールが傾斜している場合は、上記レールの傾斜に対して上記引戸を水平に保ち、上記引戸を円滑に移動させるようにすることができる。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、図1(a)は、引戸装置の引戸によって開口部を閉鎖した「全閉状態」を示す正面図、図1(b)は、図1(a)のIb−Ib断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図2(a)は、開口部を開放した「全開状態」を正面から視たレール付近の部分正面図、図2(b)は、開口部を開放した「全開状態」を上側から視た開口部付近の部分断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図3(a)は、開口部を閉じる途中の状態を正面から視たレール付近の部分正面図、図3(b)は、開口部を閉じる途中の状態を上側から視た開口部付近の部分断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図4(a)は、引戸装置の引戸によって開口部を閉鎖した「全閉状態」を正面から視たレール付近の部分正面図、図4(b)は、引戸装置の引戸によって開口部を閉鎖した「全閉状態」を上側から視た開口部付近の部分断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図3(a)のV−V断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、レールに対する戸先側引き寄せガイド部材と戸尻側引き寄せガイド部材の取付構造を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図7(a)は戸先側ローラユニットを正面側から見た斜視図、図7(b)は戸先側ローラユニットを背面側から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図8(a)は戸尻側ローラユニットを正面側から見た斜視図、図8(b)は戸尻側ローラユニットを背面側から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図9(a)は図3(a)におけるIXa−IXa断面図、図9(b)は図3(a)におけるIXb−IXb断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図10(a)は開口部が閉鎖される直前における被ガイド部材と引き寄せガイド部材の関係を示す部分正面図、図10(b)は開口部が閉鎖される直前におけるローラユニットと被ガイド部材と引き寄せガイド部材の関係を示す部分平面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図11(a)は図4(a)におけるXIa−XIa断面図、図11(b)は図4(a)におけるXIb−XIb断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図12(a)は開口部が閉鎖された状態における被ガイド部材と引き寄せガイド部材の関係を示す部分正面図、図12(b)は開口部が閉鎖された状態におけるローラユニットと被ガイド部材と引き寄せガイド部材の関係を示す部分平面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、図13(a)は引戸装置の引戸によって開口部を閉鎖した「全閉状態」を正面から視たレール付近の部分正面図、図13(b)は引戸装置の引戸によって開口部を閉鎖した「全閉状態」を正面から視た開口部の床面側付近の部分正面図である。
以下、図1乃至図12を参照しながら、本発明の第1の実施の形態について説明する。
なお、第1の実施の形態は本願発明をクリーンルームの引戸装置に適用した例を示すものである。
上記引戸装置1は、図1、図2に示すように、壁面3に形成された開口部5の上方に設置されたレールユニット7と、このレールユニット7から吊り下げられた状態で移動し上記開口部5を開閉する引戸9と、から構成されている。
上記引戸装置1は、図4に示すように、上記引戸9が戸先側(図4(a)中左側)に移動されることにより上記開口部5を閉じ、図2に示すように、戸尻側(図2(a)中右側)に移動されることにより、上記開口部5を開放するものである。
まず、上記レールユニット7の構成について説明する。上記レールユニット7には、例えば、図1、図5に示すように、基板11がある。この基板11は、上側基板13と下側基板15とが組み合わされたものである。すなわち、上記上側基板13の表側(図5中左側)には係合凸部17が形成されているとともに、上記下側基板15の裏側(図5中右側)には係合凹部19が形成されており、上記係合凸部17と上記係合凹部19を係合させることで、上記上側基板13と下側基板15とが組み合わされている。
また、例えば、図5に示すように、上記上側基板13の上端(図5中上側端)から表側(図5中左側)に向けてカバー取付部21が突出・形成されている。このカバー取付部21の先端側に図示しないカバーが取り付けられ、このカバーによって上記レールユニット7全体及び上記引戸9の上端部(図1中上側端部)が覆われる。
また、例えば、図5に示すように、上記レールユニット7の上記下側基板15には、引き寄せガイド部材取付溝23a、23bが形成されている。そして、例えば、図6に示すように、上記レールユニット7の上記引き寄せガイド部材取付溝23a、23bには、戸先側引き寄せガイド部材25と戸尻側引き寄せガイド部材27が設置されている。上記戸先側引き寄せガイド部材25には、基部29があり、この基部29の図6中上側から戸尻側(図6中右上側)に向けてガイド部31が突出・形成されている。このガイド部31は、外側(図6中右下側)に向けて広がるように屈曲されている。また、上記戸尻側引き寄せガイド27も、上記戸先側引き寄せガイド25と略同じ構成であるが、ガイド部31は基部29の図6中下側から戸尻側(図6中右上側)に向けて突出・形成されている。このように、戸先側引き寄せガイド部材25のガイド部31と戸尻側引き寄せガイド部材27のガイド部31はその高さ位置が異なるように構成されている。
また、例えば、図6に示すように、上記戸先側引き寄せガイド部材25は、ネジ35、35、35、35を、上記基部29を貫通させ、上記レールユニット7の下側基板15の引き寄せガイド取付溝23a、23b内に内装されたナット33、33、33、33に螺合させることによって取付・固定されている。上記戸尻側引き寄せガイド27も、ネジ35、35、35、35を、上記基部29を貫通し、上記レールユニット7の下側基板15の引き寄せガイド取付溝23a、23b内に内装されたナット33、33、33、33に螺合させることによって、上記レールユニット7に取付・固定されている。
また、例えば、図4に示すように、上記レールユニット7の戸尻側(図4(a)中右端側)には、取付部材41を介して、吊りローラ保持部材43が設置されている。この吊りローラ保持部材43は、例えば、金属製の板バネのような弾性部材により構成されている。
また、例えば、図4に示すように、上記レールユニット7の、上記戸先側引き寄せガイド部材25より戸先側(図4(a)中左側)には、戸先側ストッパ取付部材45が設置されていると共に、上記吊りローラ保持部材43より戸尻側(図4(a)中右側)には、戸尻側ストッパ取付部材47が設置されている。
上記戸先側ストッパ取付部材45の図4(a)中右側には、例えば、ゴム製の戸先側ストッパ46が設置されており、上記戸尻側ストッパ取付部材47の図4(a)中左側にも、ゴム製の戸尻側ストッパ48が設置されている。
上記引戸9は、戸先側(図4(a)中左側)の端まで移動されると、後述する戸先側ローラユニット63を介して上記戸先側ストッパ46に当接され、戸尻側(図4(a)中右側)の端まで移動されると、後述する戸尻側ローラユニット65を介して上記戸尻側ストッパ48に当接される。
また、例えば、図5に示すように、上記レールユニット7の下側基板15の下端(図5中下側端)から、外側(図5中左側)に向かって、レール51が突出・形成されている。このレール51の先端側(図5中左端側)は、図5中上側に向かって屈曲・形成されており、その上端面(図5中上側の面)にはレール側走行面53が形成されている。このレール側走行面53は、開口部5から離間する側(図5中左側)に向かって下り勾配に傾斜されており、その傾斜角度は、例えば、3.7°である。
また、図4に示すように、引戸9は、既に述べた開口部5を閉塞可能な大きさの引戸本体61と、この引戸本体61の上端面(図4(a)中上側の面)の戸先側(図4(a)中左側)に設置された戸先側ローラユニット63と、上記引戸本体61の上端面(図4(a)中上側の面)の戸尻側(図4(a)中右側)に設置された戸尻側ローラユニット65とから構成されている。
上記戸先側ローラユニット63は、図7に示すような構成となっており、上記戸尻側ローラユニット65は、図8に示すような構成となっている。図7に示すように、上記戸先側ローラユニット63には、まず、固定部67がある。この固定部67の正面側(図7(a)中右下側端)には、上方(図7中上側)に向けて垂直に屈曲された垂直部69が設けられている。この垂直部69の中央に長穴状のレール当接部材用貫通孔71が形成されており、このレール当接部材用貫通孔71の両側には、長穴状の高さ調整用貫通孔73、73が形成されている。また、この垂直部69の上端(図7(a)中上側)には、正面側(図7(a)中右下側)に向けて屈曲された屈曲部75が設けられていて、この屈曲部75には高さ調整用雌ねじ部77が形成されている。
上記固定部67には、上記レール当接部材用貫通孔71を貫通して背面側(図7(b)中右下側)に突出された状態で、レール当接部材78が設置されている。このレール当接部材78は、レール当接部材取付部材80を介して、上記固定部67の垂直部69に設置されている。上記レール当接部材78は、ボルト82を、上記レール当接部材取付部材80を貫通させ、上記レール当接部材78に螺合させることによって、上記レール当接部材取付部材80に固定されている。また、上記レール当接部材取付部材80は、ボルト84、84を、上記レール当接部材取付部材80に貫通させ、上記固定部67の上記垂直部69に螺合させることによって、上記固定部67に固定されている。
上記レール当接部材78は、図5に示すように、上記レール51の図5中下側の面に当接されている。
上記固定部67の図7(a)中上側には、吊りローラ支持部79が設置されている。この吊りローラ支持部79には、図示しない軸を介して、吊りローラ81が回転可能に設置されている。この吊りローラ81は、例えば、図5に示すように、中央部が上記開口部5から離間する方向(図5中左側)に拡径されるようなテーパ形状になっており、既に述べたレール側走行面53に対応した吊りローラ側転動面83が形成されている。この吊りローラ側転動面83と上記レール側走行面53とが当接された状態で、上記吊りローラ81が既に述べたレール51に沿って転動される。これにより、上記引戸9は、図5、図9に示すように、既に述べた開口部5から離間する側であって下方(図5中左下側)に常時付勢されるようになっている。
また、上記吊りローラ81の両端は拡径されていて鍔部81a、81bとなっている。
前記したように上記レール51が上記レール当接部材78によって当接されているとともに、上記吊りローラ81の吊りローラ側転動面83と上記レール51のレール側走行面53とが当接されていて、上記レール51が上記吊りローラ81と上記レール当接部材78によって挟み込まれているとともに、上記吊りローラ側転動面83の両端側に上記鍔部81a、81bが設けられているため、上記吊りローラ81が上記レール51から脱輪しないようになっている。
また、上記吊りローラ支持部8の正面側(図7(a)中右下側)には突出部87が形成されている。上記吊りローラ支持部79は、ボルト85、85を、上記固定部67の上記垂直部69の高さ調整用貫通孔73、73を貫通し、上記吊りローラ支持部79に螺合するとともに、高さ調整用ボルト89を、上記吊りローラ支持部79の上記突出部87を貫通し、上記固定部67の屈曲部75の高さ調整用雌ねじ部77に螺合させることにより、上記固定部67に固定されている。
また、上記ボルト85、85を緩めた状態で、上記高さ調整用ボルト89を正転又は逆転させると、上記高さ調整用貫通孔73、73の図7(a)中上下端に上記ボルト85、85が当接するまでの範囲内で、上記吊りローラ支持部79の高さ方向(図7(a)中上下方向)の位置、ひいては、吊りローラ81の高さ方向(図7(a)中上下方向)の位置を調整することができる。
また、図7(b)に示すように、上記吊りローラ支持部79の背面側(図7(b)中右下側)には、被ガイド部材取付部91を介して、被ガイド部材93が設置されている。上記戸先側ローラユニット63の場合は、上記被ガイド部材93が、図7(b)中上側に突出するように設置されている。
また、上記被ガイド部材取付部91は、ネジ95、95、95、95を、上記被ガイド部材取付部91を貫通し、上記吊りローラ支持部79に螺合することにより固定されている。
また、図8(a)、図8(b)に示すように、上記戸尻側ローラユニット65も、上記戸先側ローラユニット63と同様の構成であるが、上記被ガイド部材93の取付方向が反対になっている。すなわち、上記戸尻側ローラユニット65の場合は、上記被ガイド部材93が、図8(b)中下側に突出するように設置されている。このように、戸先側の被ガイド部材93と戸尻側の被ガイド部材93の高さ位置は、既に説明した戸先側引き寄せガイド部材25のガイド部31と戸尻側引き寄せガイド部材27のガイド部31の高さ位置に対応するように、異なる位置に設定されている。
なお、その他の構成は上記戸先側ローラユニット63の構成と同じであり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
そして、図9乃至図12に示すように、上記引戸9は戸先側(図10中左側)に移動されていくと、上記戸先側ローラユニット63の上記被ガイド部材93が既に述べた戸先側引き寄せガイド部材25に当接・案内されるとともに、上記戸尻側ローラユニット65の上記被ガイド部材93が既に述べた戸尻側引き寄せガイド部材27に当接・案内されることにより、上記開口部5側(図10(a)中紙面垂直方向奥側、図10(b)中上側)に引き寄せられ、上記開口部5が閉塞されることになる。
なお、既に述べた壁面3の上記開口部5の下を除く外周側には、図9に示すように、パッキン96が設置されており、上記引戸9は上記開口部5側(図10(a)中紙面垂直方向奥側、図10(b)中上側)に引き寄せられると、上記パッキン96と密着される。また、図1に示すように、上記引戸9の下端側にもパッキン97が設置されており、このパッキン97は上記床面99と接している。
このような構成により、上記引戸9が上記開口部5側(図10(a)中紙面垂直方向奥側、図10(b)中上側)に引き寄せられると、上記引戸9と上記パッキン96及び上記パッキン97によって、上記開口部5が完全に閉塞されるようになっている。
また、図5に示すように、上記戸先側ローラユニット63の被ガイド部材93と上記戸尻側引き寄せガイド部材27が干渉しないように、その高さが異なる位置に設定されていることは前述した通りである。
また、例えば、上記引戸9の図1(a)中下端側には、板状の下側ローラ走行部材101が設置されている。また、この下側ローラ走行部材101の戸尻側(図2(b)中右端側)には、下側ガイド部材102が設置されている。
また、上記開口部5の幅方向一端側(図1(a)中左側)の正面側(図1中紙面垂直方向手前側)の床面99には、下側ローラ設置部材103を介して下側ローラ105が回転可能に設置されており、上記開口部5の幅方向他端側(図1(a)中右側)の正面側(図1(a)中紙面垂直方向手前側)の床面99には、下側ローラ設置部材107を介して下側ローラ109が回転可能に設置されている。
なお、上記下側ローラ設置部材103は、図1(b)に示すように、L字形の断面形状を有する下側アングル材111と上側アングル材113とから構成されており、上記下側ローラ設置部材107も、L字形の断面形状を有する下側アングル材115と上側アングル材117とから構成されている。
また、壁面3の、上記開口部5の戸尻側(図1(a)中右側)の図1(a)中下側であって、正面側(図1(a)中紙面垂直方向手前側)には、引戸当接ブロック119が設置されている。
上記引戸9が「全閉状態」以外の場合は、例えば、図2(b)、図3(b)に示すように、上記引戸9の背面側(図2(b)中上側)と上記引戸当接ブロック119とが当接した状態となっている。
そして、上記引戸9を図2(b)中左側に移動させていくと、「全閉状態」となる直前に上記引戸9の下側ガイド部材102の戸先側の傾斜面125と上記下側ローラ109とが当接される。ここから更に上記引戸9を戸先側(図2(b)中左側)に移動させると、既に述べた戸先側ローラユニット63の被ガイド部材93と戸先側引き寄せガイド部材25及び戸尻側ローラユニット65の被ガイド部材93と戸尻側引き寄せガイド部材27による上記引戸9の引き寄せに合わせて、上記下側ガイド部材102の戸先側の傾斜面125と上記下側ローラ109との作用により、上記引戸9の下端側も上記開口部5側(図2(b)中上側)に付勢される。
また、「全閉状態」となると、図4(b)に示すように、上記下側ガイド部材102の正面側の平坦面127と上記下側ローラ109とが当接すると共に、上記下側ローラ105と上記引戸9の下側ローラ走行部材101の戸先側(図4(b)中左端側)とが当接する。
また、図1に示すように、上記引戸9の正面側(図1中紙面垂直方向手前側)には取っ手121が設置されており、使用者が正面側(図1中紙面垂直方向手前側)にいる場合は、この取っ手121を介して上記引戸9を移動させることになる。また、図2(b)に示すように、上記引戸9の背面側(図2(b)中上側)には、引手123が設置されており、上記使用者が背面側(図1中紙面垂直方向奥側)にいる場合は、この引手123に、例えば、手を入れて、上記引戸9を移動させることになる。
次に、図2乃至図4、及び、図9乃至図12を参照しながら、この第1の実施の形態による引戸装置1の作用について説明する。
まず、図2に示すように、引戸9を戸尻側(図2中右側)に移動させ、開口部5を完全に解放させた「全開状態」について説明する。
このとき、上記引戸9は、吊りローラ81の吊りローラ側転動面83とレール51のレール側走行面53との作用により、図9に示すように、開口部5から離間する側(図9中左側)に付勢されている。
なお、図9は「全開状態」における図ではないが、吊りローラ81の吊りローラ側転動面83とレール51のレール側走行面53の関係は同じである。
また、戸尻側ローラユニット65の吊りローラ81は、吊りローラ保持部材43の弾性力によって弾性・保持されている。これにより、上記引戸9の閉方向(図2中左側)への不用意な移動が防止されている。
また、図2(b)に示すように、上記引戸9の背面側(図2(b)中上側)と上記引戸当接ブロック119とが当接している。
次に、上記引戸9を、図2に示すような「全開状態」から、戸先側(図2中左側)に移動させていく状態について説明する。
このときは、図3に示すような状態を経て、図9及び図10に示すような状態になる。すなわち、戸先側ローラユニット63の被ガイド部材93が戸先側引き寄せガイド25のガイド部31に当接され、上記戸尻側ローラユニット65の被ガイド部材93が戸尻側引き寄せガイド27のガイド部31に当接された状態となるまで上記引戸9が移動される。
このときも、依然として、上記引戸9は、吊りローラ81の吊りローラ側転動面83とレール51のレール側走行面53との作用により、図9に示すように、開口部5から離間する側(図9中左側)に付勢されているとともに、図3(b)に示すように、上記引戸9の背面側(図3(b)中上側)と上記引戸当接ブロック119とが当接した状態となっている。
次に、図9及び図10に示す状態から、上記引戸9を戸先側(図10中左側)にさらに移動させて、図4、図11、及び、図12に示すように、上記開口部5を完全に閉塞する「全閉状態」とする場合について説明する。
このとき、上記戸先側ローラユニット63の被ガイド部材93が戸先側引き寄せガイド25のガイド部31によってガイドされるとともに、上記戸尻側ローラユニット65の被ガイド部材93が戸尻側引き寄せガイド27のガイド部31によってガイドされ、上記引戸9が上記開口部5側に引き寄せられつつ戸先側(図10中左側)へと移動される。また、上記引戸9の下端側も、下側ガイド部材102の戸先側の傾斜面125と上記下側ローラ109との作用により、上記開口部5側(図4(b)中上側)に付勢される。
そして、上記引戸9が開口部5側に引き寄せられてパッキン96と密着され、また、上記引戸9と床面99との間にはパッキン97が設置されているため、上記開口部5が完全に閉塞される「全閉状態」となる。また、「全閉状態」では、上記下側ガイド部材102の正面側の平坦面127と上記下側ローラ109とが当接すると共に、上記下側ローラ105と上記引戸9の下側ローラ走行部材101の戸先側(図4(b)中左端側)とが当接する。
次に、本実施の形態による引戸装置1の効果について説明する。
まず、引戸9によって壁面3の開口部5を閉じる際、引戸9を開口部5側に引き寄せるための構成を簡略化させることができる。すなわち、戸先側ローラユニット63の被ガイド部材93が戸先側引き寄せガイド部材25によってガイドされるとともに、戸尻側ローラユニット65の被ガイド部材93が戸尻側引き寄せガイド部材27によってガイドされることにより、上記引戸9が上記開口部5側に引き寄せられる構成となっており、上記引戸9を上記開口部5側に引き寄せるための構成は、上記被ガイド部材93、93と上記戸先側引き寄せガイド部材25と上記戸尻側引き寄せガイド部材27だけであり、構成を簡略化することができる。
また、上記引戸9は、吊りローラ81の吊りローラ側転動面83とレール51のレール側走行面53との作用により、図9に示すように、開口部5から離間する側(図9中左側)に付勢されているため、上記開口部5を開放するために上記引戸9を移動させる際には、上記引戸9が自動的に上記開口部5や壁面3から離間されるので、上記引戸9を容易に移動させることができる。特に、「全閉状態」では、上記引戸9はパッキン96と密着されているが、「全閉状態」以外の状態では、このパッキン96から上記引戸9が離間されるので、上記パッキン96による抵抗がない状態で上記引戸9を容易に移動させることができる。
また、上記引戸9には、戸先側に、上記戸先側ローラユニット63の被ガイド部材93と戸先側引き寄せガイド部材25が設置されているとともに、戸尻側に、上記戸尻側ローラユニット65の被ガイド部材93と戸尻側引き寄せガイド部材27が設置されていて、戸先側と戸尻側の二箇所でガイドするように構成されているので、上記引戸9を安定した状態で開口部5側に移動させることができる。
また、上記戸先側ローラユニット63の被ガイド部材93や戸先側引き寄せガイド部材25のガイド部31の高さ位置と、上記戸尻側ローラユニット65の被ガイド部材93や上記戸尻側引き寄せガイド部材27のガイド部31の高さ位置が異なる位置に設定されているので、上記引戸9の開閉に際して、上記戸先側ローラユニット63の被ガイド部材93が上記戸尻側引き寄せガイド部材27に干渉することはない。
また、「全開状態」では、上記戸尻側ローラユニット65の吊りローラ81が吊りローラ保持部材43によって保持されているので、「全開状態」を維持することができ、不用意に上記開口部5が閉じられてしまうことを防止することができる。
また、上記吊りローラ保持部材43は板バネからなるので、上記引戸9を保持する機構を簡単な構成で実現できる。
また、上記引戸9が「全閉状態」以外の場合は、例えば、図2(b)、図3(b)に示すように、上記引戸9の背面側(図2(b)中上側)と上記引戸当接ブロック119とが当接した状態となっているため、移動中や「全開状態」で上記引戸9を安定させることができる。
また、「全閉状態」でも、図4(b)に示すように、上記下側ガイド部材102の正面側の平坦面127と上記下側ローラ109とが当接すると共に、上記下側ローラ105と上記引戸9の下側ローラ走行部材101の戸先側(図4(b)中左端側)とが当接するので、上記引戸9を安定させることができる。
次に、図13を参照しながら、本発明の第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態の場合の引戸装置111も、前記第1の実施の形態による引戸装置と同様の構成であるが、レール51が戸尻側(図13中右側)に向かって上り勾配に傾斜されている。この第2の実施の形態の場合には、上記レール51の傾斜は、例えば、上記レール51の戸先側(図13中左側)の端と戸尻側(図13中右側)の端との高さの差が12mmであり、引戸9が「全閉状態」から「全開状態」まで移動する際に、5mm押し上げられるように設定されている。
また、このレール51に傾斜に合わせて、上記引戸9が水平となるように、戸先側ローラユニット63の吊りローラ81の設置高さよりも、戸尻側ローラユニット65の吊りローラ81の設置高さを高く設定している。これらの吊りローラ81、81の高さの設定は、既に述べたように、ボルト85、85を緩めた状態で、高さ調整用ボルト89を正転又は逆転させることで、高さ調整用貫通孔73、73の図13中上下端に上記ボルト85、85が当接するまでの範囲内で、上記吊りローラ支持部79の高さ方向(図7(a)中上下方向)の位置を調整することによって行われる。
そのため、上記引戸9は、常時、戸先側に向かって付勢されており、これにより、「全閉状態」が維持され上記引戸9により閉鎖された開口部5が不用意に解放されないようになっている。
また、開口部5を開放するために、上記引戸9を戸尻側(図13中右側)に移動させていくと、図13(b)に示すように、上記引戸9によって上記開口部5を閉鎖していた際には床面99と接していたパッキン97が、上記引戸9とともに上記床面99から離間されていくので、上記床面99と上記パッキン97との接触抵抗がなくなり、上記引戸9の移動が容易になる。
なお、図13(b)中、実線で描かれた上記引戸9は「全閉状態」のものであり、仮想線で描かれた上記引戸9は「全開状態」のものである。
また、上記戸先側ローラユニット63の吊りローラ81の設置高さよりも、戸尻側ローラユニット65の吊りローラ81の設置高さを高く設定して、上記引戸9を水平にしているので、上記引戸9を円滑に移動させることができるとともに、上記パッキン97と上記床面99とが平行になり、上記引戸9を「全閉状態」とした際に、上記開口部5の気密性を高めることができる。
なお、その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同様であり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
なお、本発明は、前記第1、第2の実施の形態に限定されるものではない。
まず、吊りローラユニットの数は、前記第1、第2の実施の形態の場合のような2つに限定されず、3つ以上用いる場合も考えられる。
また、上記吊りローラユニットの個数に応じて、引き寄せガイドの個数も様々な場合が考えられる。
また、被ガイド部材がレール側に設けられ、引き寄せガイドが引戸側に設けられる場合も考えられる。
また、吊りローラ側転動面やレール側走行面の傾斜角度も様々な場合が考えられ、特に、3°〜5°の範囲の任意の数値に設定される場合が考えられる。
また、吊りローラ保持部材の材質には、様々な場合が考えられる。
また、前記第1、第2の実施の形態の場合には、クリーンルームに適用した例を説明したが、それに限定されるものではなく、食品工場、精密部品工場、冷蔵室、各種試験・研究室、等様々な場所に適用可能である。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
本発明は、壁面に設けられた出入口用の開口部を気密状態で閉鎖する引戸装置に係り、特に、引戸によって上記開口部を閉じる際、該引戸を開口部側に引き寄せるための構成を簡略化させることができるように工夫したものに関し、例えば、クリーンルームの出入口の引戸装置に好適である。
1 引戸装置
3 壁面
5 開口部
9 引戸
25 戸先側引き寄せガイド部材
27 戸尻側引き寄せガイド部材
43 吊りローラ保持部材
51 レール
53 ローラ側走行面
81 吊りローラ
83 吊りローラ側転動面
93 被ガイド部材

Claims (8)

  1. 壁面の開口部の上側に設けられたレールと、 上記レールに沿って転動する吊りローラを有し上記レールに沿って移動することにより上記開口部を開閉する引戸と、 上記引戸及び上記壁面の何れか一方に設けられた被ガイド部材と、 上記引戸及び上記壁面の何れか他方に設けられ上記引戸によって上記開口部を閉じる際上記被ガイド部材を介して上記引戸を上記開口部側に引き寄せる引き寄せガイド部材と、 を具備し 上記レールには上記開口部から離間する側に向かって下り勾配となったレール側走行面が設けられており、 上記吊りローラには上記レール側走行面に当接・配置され上記開口部から離間する側に向かって拡径された吊りローラ側転動面が設けられており、 上記レール側走行面と上記吊りローラ側転動面の作用により上記引戸を上記開口部から離間する側に常時付勢するようにしたことを特徴とする引戸装置。
  2. 請求項1記載の引戸装置において、 上記引戸の戸先側と戸尻側のそれぞれに上記被ガイド部材又は上記引き寄せガイド部材が設置されており、 上記壁面の戸先側と戸尻側のそれぞれには上記被ガイド部材又は上記引き寄せガイド部材に対応する上記引き寄せガイド部材又は上記被ガイド部材がそれぞれ設置されていることを特徴とする引戸装置。
  3. 請求項2記載の引戸装置において、 上記戸先側の被ガイド部材と引き寄せガイド部材の高さ位置と上記戸尻側の被ガイド部材と引き寄せガイド部材の高さ位置を異ならせていることを特徴とする引戸装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の引戸装置において、 「全開状態」で上記吊りローラを保持する吊りローラ保持部材が設置されていることを特徴とする引戸装置。
  5. 請求項4記載の引戸装置において、 上記吊りローラ保持部材は上記吊りローラを弾性保持する弾性部材であることを特徴とする引戸装置。
  6. 請求項4又は請求項5記載の引戸装置において、 上記吊りローラは戸先側と戸尻側のそれぞれに設置されており、 上記吊りローラ保持部材は上記戸尻側の吊りローラを保持するものであることを特徴とする引戸装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れかに記載の引戸装置において、 上記レールは上記戸先側から戸尻側に上り勾配で傾斜されていることを特徴とする引戸装置。
  8. 請求項1〜請求項7の何れかに記載の引戸装置において、 上記吊りローラの設置高さを調整可能であることを特徴とする引戸装置。
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