JP2005335838A - 給紙装置およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

給紙装置およびこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で、給紙ローラに対する捌きローラの押圧バランスの安定を図るとともに、用紙搬送時における斜め給紙やジャム等の発生を抑制することができる給紙装置およびこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】コイルバネ38が、軸34に対して、用紙搬送時における捌きローラ32の回転方向(即ち、図中の矢印Aの方向)に渦巻き状に巻き付けられている。又、コイルバネ38の一端部38aが筐体36に固定されている。軸34を矢印Aの方向に回転させると、コイルバネ38が締まるとともに、軸34がコイルバネ38に締め付けられ、当該軸34が回転できなくなる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、給紙カセットに収納された用紙を分離して搬送するための捌きローラを有する給紙装置およびこれを備えた画像形成装置に関する。
一般に、複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置においては、装置本体内の画像形成部に給紙を行うための給紙装置が設けられている。又、一般に、この給紙装置には、用紙が収容された給紙カセットが設けられているが、用紙を給紙カセットから画像形成部に供給するときに、印字不良や紙詰まりによる装置の停止等を防止するために、用紙を給紙装置で1枚ずつ分離して画像形成部に搬送する必要がある。
そこで、給紙カセットに収容された用紙のうち、1枚の用紙のみを分離して搬送するために、トルクリミッタに連結された捌きローラを備えた給紙装置が知られている。より具体的には、例えば、用紙の給紙方向と逆の方向に回転可能な捌きローラと、当該捌きローラに連結されたトルクリミッタと、捌きローラを支持するための軸部と、当該軸部を支持するための軸受を備え、当該軸部の端面と、軸受の穴の形状をDカットにした給紙装置が提案されている。
この給紙装置では、用紙搬送時において、上記軸受の下方に設けられた加圧バネにより、捌きローラが、用紙搬送路を挟んで捌きローラと対向して設けられた給紙ローラに圧接されるように構成されている。又、上述のごとく、軸部の端面と、軸受の穴の形状がDカットされているため、当該軸部が回転不能となるように構成されている。従って、用紙搬送時において、軸部を回転させることなく用紙を給紙することができ、結果として、捌きローラと給紙ローラの間のニップに2枚の用紙が搬送された場合であっても、1枚の用紙のみを分離して搬送することができる構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
又、捌きローラの代わりに、摩擦部材としての圧接パッド設け、当該圧接パッドを給紙ローラに圧接するためのピポット構造を備えた給紙装置が知られている。例えば、端部にピポットを有する支持部材と、当該支持部材により支持される圧接パッドと、圧接パッドを給紙ローラに押圧するための圧縮ばねを備えた給紙装置が提案されている。
この給紙装置では、用紙搬送時において、2枚の用紙が同時に搬送されると、当該2枚の用紙のうち、圧接パッド側の用紙が、当該圧接パッドにより係止され、搬送されないように構成されている。従って、給紙ローラ側の用紙のみが画像形成部へと搬送されるため、圧接パッドと給紙ローラの間のニップに2枚の用紙が搬送された場合であっても、1枚の用紙のみを分離して搬送することができる構成となっている(例えば、特許文献2参照)。
特開平2−265834号公報(第2頁、第1図) 特開平6−144620号公報(第2−3頁、第2図)
しかし、上記従来の給紙装置においては、上述のごとく、用紙の重送を回避することはできるものの、軸部の端面と、軸受の穴の形状をDカットにしているため、加圧バネにより、捌きローラを給紙ローラに圧接する際に、上記Dカット面(即ち、軸部の端面と軸受の穴の接面)において、摩擦抵抗が発生してしまう。従って、当該摩擦抵抗により、捌きローラの給紙ローラに対する押圧バランスが悪くなり、結果として、用紙搬送時において、斜め給紙やジャム等の不都合が生じる問題があった。又、ピポットを備える給紙装置においては、圧接パッドを給紙ローラに押圧するための種々の部材が必要となるため、捌き部分の寸法が大きくなってしまうとともに、構造が複雑になるという問題があった。
そこで、本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、給紙ローラに対する捌きローラの押圧バランスの安定を図るとともに、用紙搬送時における斜め給紙やジャム等の不都合を回避することができる給紙装置およびこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の給紙装置は、用紙が収容される給紙カセットと、給紙カセットに収容された用紙を送り出すためのピックアップローラと、ピックアップローラにより送り出された用紙を搬送するための給紙ローラと、給紙ローラに対向して配設されるとともに、給紙ローラに圧接された捌きローラと、捌きローラに連結されたトルクリミッタと、捌きローラを支持する軸と、軸に配設され、用紙搬送時において、軸の回転を規制するための規制部材とを備えることを特徴とする。
ここで、本発明の給紙装置においては、規制部材は、軸の外周に巻き付けられたコイルバネであるとともに、コイルバネは、軸が、用紙搬送時において捌きローラが回転する方向に回転する際に、コイルバネが締まる方向に巻き付けられているものとすることができる。
又、本発明の給紙装置においては、コイルバネの一端部が、軸と接触するコイルバネの巻き付け部から離れて固定されているものとすることができる。
更に、本発明の給紙装置においては、コイルバネは、軸が、用紙搬送時において捌きローラが回転する方向と逆の方向に回転する際に、コイルバネが緩む方向に巻き付けられているものとすることができる。
又、本発明の画像形成装置は、上述のいずれかに記載の給紙装置を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の給紙装置によれば、捌きローラが回転中に、軸の回転を規制することが可能になるため、用紙搬送時における、給紙ローラに対する捌きローラの押圧バランスの安定を図ることができるとともに、用紙搬送時における斜め給紙やジャム等の発生を抑制することが可能になる。
又、請求項2に記載の給紙装置によれば、捌き部分の寸法を大きくすることなく、簡単な構成で、軸の回転を規制することが可能になるとともに、給紙ローラに対する捌きローラの押圧バランスの安定を図ることが可能になる。
又、請求項3に記載の給紙装置によれば、軸の回転規制に伴う負荷が、コイルバネの巻き付け部分に伝わらないことになる。従って、給紙ローラに対する捌きローラの押圧バランスを更に安定させることができるため、用紙搬送時における斜め給紙やジャム等の発生を更に効果的に抑制することが可能になる。
又、請求項4に記載の給紙装置によれば、コイルバネの軸に対する接触圧力が減少する。従って、軸に対するコイルバネの締め付けが緩み、軸が、用紙搬送時において、捌きローラが回転する方向と逆の方向に回転可能になるため、ジャム用紙を簡単に除去することが可能になる。
又、請求項5に記載の画像形成装置によれば、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の給紙装置を備える構成としているため、上述の請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の給紙装置と同じ効果を得ることが可能になる。
以下に、本発明の具体的な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。
図1に示す様に、この画像形成装置1は、複写機であり、装置本体1aの下部に配設された給紙装置として機能する給紙部2と、この給紙部2の側方及び上方に配設された用紙搬送部3と、この用紙搬送部3の上方に配設された画像形成部4と、この画像形成部4よりも排出側に配設された定着部5と、これらの画像形成部4、及び定着部5の上方に配設された画像読取部6を備えている。
給紙部2は、用紙9が収容された複数(本実施形態においては2つ)の給紙カセット7を備えており、ピックアップローラ30の回転動作により、当該複数の給紙カセット7のうち選択された給紙カセット7から用紙9が用紙搬送部3側に送り出され、用紙9が用紙搬送部3に給紙されるように構成されている。尚、給紙カセット7は、装置本体1aに対して開閉自在(又は、着脱自在)となるように設けられている。
又、本実施形態においては、手差し給紙ユニット22が設けられており、当該手差し給紙ユニット22は、手差し給紙トレイ23と、ピックアップローラ24を備えている。手差し給紙トレイ23に載置された用紙は、ピックアップローラ24の回転動作により、当該手差し給紙トレイ23から用紙供給搬送路10に送り出されるように構成されている。
用紙搬送部3に給紙された用紙9は、用紙供給搬送路10を経由して画像形成部4に向けて搬送される。この画像形成部4は、電子写真プロセスによって、用紙9に所定のトナー像を形成するものであり、所定の方向(図中の矢印方向)に回転可能に軸支された像端持体である感光体11と、この感光体11の周囲にその回転方向に沿って、帯電装置12、露光装置13、現像装置14、転写装置15、クリーニング装置16、及び除電装置17を備えている。
帯電装置12は、高電圧が印加される帯電ワイヤを備えており、この帯電ワイヤからのコロナ放電によって感光体11の表面に所定電位を与えることにより、感光体11の表面が一様に帯電させられる。そして、露光装置13により、画像読取部6によって読み取られた原稿の画像データに基づく光が、感光体11に照射されることにより、感光体11の表面電位が選択的に減衰されて、この感光体11の表面に静電潜像が形成される。次いで、現像装置14により、上記静電潜像にトナーが付着し、感光体11の表面にトナー像が形成され、転写装置15により、感光体11の表面のトナー像が、感光体11と転写装置15との間に供給された用紙9に転写される。
トナー像が転写された用紙9は、画像形成部4から定着部5に向けて搬送される。この定着部5は、画像形成部4の用紙搬送方向の下流側に配置されており、画像形成部4においてトナー像が転写された用紙9は、定着部5に設けられた加熱ローラ18、及び当該加熱ローラ18に押し付けられる加圧ローラ19によって挟まれるとともに加熱され、用紙9上にトナー像が定着される。次いで、画像形成部4から定着部5において画像形成がなされた用紙9は、排出ローラ対20によって排出トレイ21上に排出される。一方、上記転写後、感光体11の表面に残留しているトナーは、クリーニング装置16により除去され、感光体11の表面の残留電荷は、除電装置17により除去される。そして、感光体11は帯電装置12によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われることになる。
次に、本実施形態の給紙装置について、図面を参照しながら説明する。図2は、本発明の第1の実施形態における給紙装置の概略構成を示す断面図であり、図3は、本発明の第1の実施形態における給紙装置の捌きローラ周辺の外観構成を示す斜視図である。
図2に示す様に、給紙部2には、給紙カセット7の上方に配設され、当該給紙カセット7に収容された用紙を送り出すためのピックアップローラ30と、ピックアップローラ30により送り出された用紙を搬送するための給紙ローラ31と、給紙ローラ31に対向して配設されるとともに、当該給紙ローラ31に圧接された捌きローラ32とを備えている。
又、給紙カセット7には、用紙を積載するための用紙積載板(不図示)が設けられており、給紙カセット7の底部には、当該用紙積載板を上方に付勢するためのバネ(不図示)が設けられている。そして、当該バネにより、給紙カセット7内に収容され、用紙積載板上に載置された用紙がピックアップローラ30に押し付けられている。
又、図3に示す様に、用紙捌き部50において、捌きローラ32に隣接してトルクリミッタ33が配接されており、当該トルクリミッタ33は、捌きローラ32に連結され、捌きローラ32とトルクリミッタ33は一体化されている。又、捌きローラ32は、トルクリミッタ軸(以下、単に「軸」という)34に支持されており、当該軸34の両端部は、一対の軸受35によって支持されている。尚、これらの、捌きローラ32、トルクリミッタ33、軸34、及び軸受35は、用紙捌き部50の本体である筐体36内に収容されている。
又、図示していないが、上記軸の下方には、捌きローラ32を上方に付勢するための付勢手段(例えば、コイルスプリング)が設けられており、当該付勢手段により、捌きローラ32が給紙ローラ31に圧接されるように構成されている。
次に、給紙カセット7に収容された用紙が送り出される動作について説明する。コピースイッチがONになると、ピックアップローラ30と給紙ローラ31の駆動が開始され、ピックアップローラ30に押し付けられた用紙が送り出される。そして、送り出された用紙は、給紙ローラ31と捌きローラ32の間のニップへと送られる。
この際、本実施形態においては、トルクリミッタ33のリミッタトルクは、給紙ローラ31と捌きローラ32とのニップを1枚の用紙が通過する時には、捌きローラ32にかかるトルクより小さく設定されている。即ち、上記ニップ間に用紙がなく、捌きローラ32が給紙ローラ31に直接接触している時、又は1枚の用紙がニップ間に送り込まれた時は、トルクリミッタ33がリミットトルクを超えて滑り、捌きローラ32が給紙ローラ31に従動して用紙搬送方向に回転する。
一方、2枚以上の用紙がニップ間に送り込まれた場合は、用紙間の滑りにより、給紙ローラ31の回転力が捌きローラ32に伝達されず、当該捌きローラ32の回転が止まる構成となっている。従って、ニップ間に送り込まれた2枚の用紙のうち、上方の用紙(即ち、給紙ローラ31側の用紙)は、給紙ローラ31により搬送され、下方の用紙(即ち、捌きローラ32側の用紙)は、上方の用紙から分離され、ニップ間で止まることになる。本実施形態においては、この様にして、用紙の重送を防止している。
ここで、用紙搬送時において、トルクリミッタ33の軸34が用紙搬送方向に回転していると、捌きローラ32が当該トルクリミッタ33を介さずに(即ち、負荷がかからずに)常に回転することになってしまう。そうすると、2枚以上の用紙がニップ間に送り込まれた場合においても、捌きローラ32が用紙搬送方向に回転することになるため、上述した下方側の用紙も搬送されることになり、用紙の重送を防止することができなくなる。又、捌きローラ32が回転中に、軸34が回転していると、捌きローラ32の給紙ローラ31に対する押圧バランスが悪くなると言う不都合も生じてしまう。
従って、用紙搬送時においては、軸34の回転を止めておく必要があり、上述の従来技術においては、軸の端面と、軸受の穴の形状をDカットにして、当該軸を回転不能となるように構成している。
しかし、上述のごとく、当該従来技術では、捌きローラを給紙ローラに圧接する際に、Dカット面の摩擦抵抗により、捌きローラの給紙ローラに対する押圧バランスの悪化を抑制することができず、結果として、斜め給紙やジャム等の不都合が生じる。
そこで、本実施形態においては、上述のDカット形状を設ける代わりに、用紙搬送時(又は、給紙時)において、軸34の回転を規制するための規制部材を設けた点に特徴がある。以下、図面を参照して詳細に説明する。図4は、捌きローラを支持する軸の回転規制機構を説明するための断面図である。
図4に示す様に、軸34の外周には、当該軸34の回転を規制する規制部材であるコイルバネ38が設けられている。より具体的には、当該コイルバネ38は、軸34に対して、用紙搬送時における捌きローラ32の回転方向(即ち、図中の矢印Aの方向)に渦巻き状に巻き付けられている。コイルバネ38の内径は、軸34の内径よりも小さく設定されており、コイルバネ38の巻き付け部38cの内周は、軸34の外周と接触した状態にある。
又、コイルバネ38の一端部38aが、アーム部38dを介して、筐体36に形成された孔部36aに挿通されることにより、当該一端部38aが筐体36に係止され、固定されている。一方、コイルバネ38の他端部38bはフリーになっており、捌きローラ32の端面32aに接した状態にある。
次に、軸34の回転規制機構について説明する。軸34を矢印Aの方向に回転させると、当該軸34の外周面とコイルバネ38の内周面との間に、回転による摩擦力が発生し、コイルバネ38が軸34と同じ方向(即ち、矢印Aの方向)に回転する。ここで、上述のごとく、コイルバネ38は、用紙搬送時における捌きローラ32の回転方向に巻き付けられており、又、一端部38aが筐体36に固定されているため、回転に伴う上記摩擦力により、コイルバネ38にねじりモーメントが作用する。このねじりモーメントにより、コイルバネ38は、当該コイルバネ38の内径が縮小する方向にねじられるため、コイルバネ38が締まるとともに、当該コイルバネ38の軸34に対する接触圧力が増大する。そうすると、軸34がコイルバネ38に締め付けられ、結果として、当該軸34が回転できなくなる。本実施形態においては、この様な機構により、用紙搬送時における軸34の回転を規制している。
又、この際、軸34の回転規制に伴う負荷が、筐体36に固定されたコイルバネ38の一端部38aにかかることになるが、当該一端部38aが、アーム部38dを介して、軸34と接触する巻き付け部38cから離れて固定(即ち、一端部38aが、巻き付け部38cが接触する軸34ではなく、筐体36に固定)されているため、当該回転規制に伴う負荷が、巻き付け部38cに伝わらないことになる。従って、給紙ローラ31に対する捌きローラ32の押圧バランスの安定を図ることができるとともに、用紙搬送時における斜め給紙やジャム等の発生を抑制することが可能になる。
又、ピポットを備える給紙装置と異なり、捌きローラ32を給紙ローラ31に押圧するための種々の部材が不要であるため、捌き部分の寸法を大きくすることなく、簡単な構成で、給紙ローラ31に対する捌きローラ32の押圧バランスの安定を図ることが可能になる。
又、本実施形態においては、仮にジャムが発生した場合であっても、ジャム用紙を容易に除去することができる構成としている。
即ち、給紙ローラ31と捌きローラ32のニップにおいてジャムが発生した場合、発生したジャム用紙を用紙搬送方向と逆の方向に引き出そうとすると、軸34は、用紙搬送時における捌きローラ32の回転方向と逆の方向(即ち、矢印Bの方向)に回転しようとする。そうすると、当該軸34の外周面とコイルバネ38の内周面との間の摩擦力により、コイルバネ38が軸34と同じ方向(即ち、矢印Bの方向)に回転し、コイルバネ38は、当該コイルバネ38の内径が拡大する方向にねじられる。コイルバネ38の内径が拡大すると、コイルバネ38が緩み、当該コイルバネ38の軸34に対する接触圧力が減少する。そうすると、軸34に対するコイルバネ38の締め付けが緩み、結果として、当該軸34が、矢印Bの方向へ回転可能になり、上記ジャム用紙を簡単に引き出すことが可能になる。
以上に説明した様に、本実施形態においては、捌きローラ32を支持する軸34に、用紙搬送時において、軸34の回転を規制するための規制部材であるコイルバネ38を設ける構成としている。従って、捌きローラ32が回転中に、軸34の回転を規制することが可能になるため、用紙搬送時における、給紙ローラ31に対する捌きローラ32の押圧バランスの安定を図ることができ、用紙搬送時における斜め給紙やジャム等の発生を抑制することが可能になる。
又、本実施形態においては、規制部材であるコイルバネ38を軸34の外周に巻き付けるとともに、コイルバネ38は、軸34が、用紙搬送時において捌きローラ32が回転する方向に回転する際に、コイルバネ38が締まる方向に巻き付けられる構成としている。従って、用紙の捌き部分の寸法を大きくすることなく、簡単な構成で、軸34の回転を規制することが可能になるとともに、給紙ローラ31に対する捌きローラ32の押圧バランスの安定を図ることが可能になる。
又、本実施形態においては、コイルバネ38の一端部38aが、軸34と接触するコイルバネ38の巻き付け部38cから離れて固定される構成としているため、軸34の回転規制に伴う負荷が、コイルバネ38の巻き付け部38cに伝わらないことになる。従って、給紙ローラ31に対する捌きローラ32の押圧バランスを更に安定させることができるため、用紙搬送時における斜め給紙やジャム等の発生を更に効果的に抑制することが可能になる。
更に、本実施形態においては、コイルバネ38は、軸34が、用紙搬送時において捌きローラ32が回転する方向と逆の方向に回転する際に、コイルバネ38が緩む方向に巻き付けられる構成としている。従って、コイルバネ38の軸34に対する接触圧力が減少して、軸34に対するコイルバネ38の締め付けが緩み、当該軸34が、用紙搬送時において捌きローラ32が回転する方向と逆の方向に回転可能になるため、ジャム用紙を簡単に除去することが可能になる。
次に、本発明の第2の実施形態について、上述の第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態においては、上述のコイルバネ38を、手差し給紙ユニット22に設けられた捌きローラ26を支持する軸27に設けた点に特徴がある。即ち、手差し給紙ユニット22は、図1に示す様に、ピックアップローラ24により送り出された用紙を搬送するための給紙ローラ25と、給紙ローラ25に対向して配設されるとともに、当該給紙ローラ25に圧接された捌きローラ26と、捌きローラ26に連結されたトルクリミッタ(不図示)と、捌きローラを支持する軸27とを備えている。そして、本実施形態においては、図示していないが、用紙搬送時において、前記軸27の回転を規制するための規制部材であるコイルバネ38が軸27に設けられている点に特徴がある。
ここで、コイルバネ38は、上述の第1の実施形態と同様に、軸27の外周に巻き付けられており、当該コイルバネ38は、軸27が、用紙搬送時において捌きローラ26が回転する方向に回転する際に、コイルバネ38が締まる方向に巻き付けられている。尚、コイルバネ38の一端部は、第1の実施形態と同様に、捌きローラ26や軸27等を収容する筐体(不図示)に対して、軸27と接触するコイルバネ38の巻き付け部から離れて固定されている。
又、コイルバネ38は、軸27が、用紙搬送時において捌きローラ26が回転する方向と逆の方向に回転する際に、コイルバネ38が緩む方向に巻き付けられている。
以上の様な構成とすることにより、本実施形態においても、上述の第1の実施形態の場合と全く同様の効果を得ることができる。
尚、上記実施形態は、単なる説明例であり、本発明の範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて各構成物品の形状、寸法、材料等を変更することが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
例えば、上記実施形態においては、規制部材としてコイルバネ38を用いる構成としたが、軸34の回転を規制できるものであれば、コイルバネ以外の他の部材であっても良い。例えば、板状の部材を軸34の外周に巻き付けることにより、軸34の回転を規制する構成としても良い。
又、コイルバネ38の材質としては、例えば、ステンレスやチタン等の金属を用いることができるが、上述のごとく、軸34とコイルバネ38との間で摩擦力が作用するため、特に、熱、及び摩擦に強い材質であることが望ましい。
更に、上記実施形態においては、画像形成装置の一例として、複写機を示したが、ファクシミリやプリンタ等の他の画像形成装置であっても良いことは言うまでもない。
本発明の活用例としては、給紙カセットに収納された用紙を分離して搬送するための捌きローラを有する給紙装置およびこれを備えた画像形成装置が挙げられる。
本発明に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 本発明に係る給紙装置の概略構成を示す断面図である。 本発明に係る給紙装置の捌きローラ周辺の外観構成を示す斜視図である。 図3に示す捌きローラを支持する軸の回転規制機構を説明するための断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 給紙部
3 用紙搬送部
4 画像形成部
5 定着部
6 画像読取部
7 給紙カセット
9 用紙
22 手差し給紙ユニット
24 ピックアップローラ
25 給紙ローラ
26 捌きローラ
27 軸
30 ピックアップローラ
31 給紙ローラ
32 捌きローラ
33 トルクリミッタ
34 軸
35 軸受
36 筐体
38 コイルバネ
38a 一端部
38c 巻き付け部

Claims (5)

  1. 用紙が収容される給紙カセットと、前記給紙カセットに収容された用紙を送り出すためのピックアップローラと、前記ピックアップローラにより送り出された用紙を搬送するための給紙ローラと、前記給紙ローラに対向して配設されるとともに、前記給紙ローラに圧接された捌きローラと、前記捌きローラに連結されたトルクリミッタと、前記捌きローラを支持する軸と、前記軸に配設され、用紙搬送時において、前記軸の回転を規制するための規制部材と、を備えることを特徴とする給紙装置。
  2. 前記規制部材は、前記軸の外周に巻き付けられたコイルバネであるとともに、前記コイルバネは、前記軸が、用紙搬送時において前記捌きローラが回転する方向に回転する際に、前記コイルバネが締まる方向に巻き付けられていることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記コイルバネの一端部が、前記軸と接触する前記コイルバネの巻き付け部から離れて固定されていることを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
  4. 前記コイルバネは、前記軸が、用紙搬送時において前記捌きローラが回転する方向と逆の方向に回転する際に、前記コイルバネが緩む方向に巻き付けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の給紙装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の給紙装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013087677A (ja) * 2011-10-17 2013-05-13 Toyota Motor Corp 可変バルブ機構

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