JP2018177525A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの斜行を低減しつつ、幅広い坪量やサイズのシートの給送に対応可能なシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】シートが積載される中板と、中板に積載されたシートに当接してシート給送方向に給送力を付与し、シートを給送するピックアップローラ110と、中板に積載されたシートのシート給送方向に直交する幅方向における端部に当接可能な当接面117bを有し、端部の位置を規制するサイド規制ガイド117Rと、ピックアップローラ110とは別体に設けられると共に中板に積載されたシートに当接し、ピックアップローラ110によって給送されているシートが旋回するように力を付与する斜送コロ121と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、シートを給送するシート給送装置及びこれを備える画像形成装置に関する。
一般に、プリンタ等の画像形成装置は、カセットに収納されたシートをピックアップローラによって給送し、給送されたシートに対して画像形成部において画像形成する。従来、カセットに収納されたシートのシート給送方向に直交する幅方向における位置を規制するサイドガイド板を備えた用紙送り装置が提案されている(特許文献1参照)。この用紙送り装置は、ピックアップローラを搬送路の延び方向であるシート搬送方向に対して斜めに傾斜して配置し、ピックアップローラによってシートをサイドガイド板に倣わせながら給送する。これにより、シートをサイドガイド板に対して位置合わせし、シートの斜行を低減している。また、シート規制部材とシート搬送手段との間に配置されシートに負荷を付与する負荷部材を備えたシート搬送装置が知られている(特許文献2参照)。
特開平6−286886号公報 特開2017―114638号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のピックアップローラは、シート搬送方向に対してシートを斜めに搬送しており、シートを給送する機能と、シートをサイドガイド板に押し付ける機能と、を両立する必要がある。このため、ピックアップローラが幅広い坪量やサイズのシートの給送に対応することができないという問題があった。
また特許文献2のシート搬送装置の構成では、シート搬送手段によりシートを搬送する際にシート搬送手段と負荷部材との間において発生するせん断変形によりシートにダメージを受けるおそれがある。
そこで、本発明は、シートの斜行を低減しつつ、幅広い坪量やサイズのシートの給送に対応可能なシート給送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シート給送装置において、シートが積載されるシート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシートに当接してシート給送方向に給送力を付与し、シートを給送する給送回転体と、前記シート積載手段に積載されたシートの前記シート給送方向に直交する幅方向における端部に当接可能な当接面を有し、前記端部の位置を規制する規制手段と、前記給送回転体とは別体に設けられると共に前記給送回転体の搬送上流側において前記シート積載手段に積載されたシートに当接し、前記給送回転体によって給送されているシートが旋回するように力を付与する力付与手段と、を備えた、ことを特徴とする。
本発明によると、シートを給送する給送回転体とは別にシートが旋回するような力を付与する力付与手段を設けたので、シートを給送するための給送力と旋回力とを別々に設定することができる。このため、幅広いサイズや坪量のシートの給送に対応することができる。また、力付与手段がシートを旋回するような力を付与するので、規制手段の当接面に倣ってシートを給送することができ、シートを当接面に対して高精度で位置合わせして、シートの斜行を低減することができる。
第1の実施の形態に係るプリンタを示す全体概略図。 (a)は中板が下降している状態のシート給送装置を示す側面図、(b)は中板が上昇している状態のシート給送装置を示す側面図。 シート給送装置を示す平面図。 斜送コロを示す斜視図。 (a)はシートに作用する給送力及び旋回力を説明するための説明図、(b)は旋回力の分力を示す説明図。 (a)はシートとサイド規制ガイドとの間に隙間が空いていることを示す図。(b)はシートがCW方向に旋回している状態を示す図。(c)はシートがCCW方向に旋回している状態を示す図。(d)はシートがサイド規制ガイドに倣うように旋回している状態を示す図。(e)はシートの姿勢の変化を示す図。 (a)は傾斜した姿勢のシートを示す図。(b)はシートがCW方向に旋回している状態を示す図。(c)はシートがサイド規制ガイドに倣うように旋回している状態を示す図。(d)はシートの姿勢の変化を示す図。 (a)はタブシートを示す図。(b)は斜行した状態で積載されたタブシートを示す図。(c)は斜行しながら給送されるタブシートを示す図。 第2の実施の形態に係るシート給送装置を示す側面図。 シート給送装置を示す平面図。 摩擦部材を示す斜視図。 シートに作用する給送力及び旋回力を説明するための説明図。 第3の実施の形態に係るシート給送装置を示す平面図。 第4の実施の形態に係るシート給送装置を示す平面図。 第4の実施の形態に係るシート給送装置を示す側面図。 第5の実施の形態に係るマルチ給送装置を示す側面図。 マルチ給送装置を示す平面図。 摩擦部材が適用されたマルチ給送装置を示す斜視図。 第5の実施の形態に係るマルチ給送装置を示す平面図。
<第1の実施の形態>
〔全体構成〕
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。画像形成装置としてのプリンタ200は、電子写真方式のレーザビームプリンタであり、図1に示すように、シートSに画像を形成する画像形成部20と、シート給送装置100と、定着装置40と、を有している。画像形成部20は、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のトナー画像を形成する4つのプロセスカートリッジ22Y,22M,22C,22Bkと、スキャナユニット21と、を備えている。
なお、4つのプロセスカートリッジ22Y,22M,22C,22Bkは、形成する画像の色が異なること以外は同じ構成である。そのため、プロセスカートリッジ22Yの構成及び画像形成プロセスのみを説明し、プロセスカートリッジ22M,22C,22Bkの説明は省略する。
プロセスカートリッジ22Yは、感光ドラム23と、帯電ローラ24と、現像ローラ25と、クリーニング装置27と、を有している。感光ドラム23は、アルミシリンダの外周に有機光導電層を塗布して構成され、不図示の駆動モータによって回転する。また、画像形成部20には、駆動ローラ32によって回転する中間転写ベルト31が設けられ、中間転写ベルト31の内側には、一次転写ローラ26Y,26M,26C,26Bkが設けられている。
定着装置40は、加熱手段としてのヒータによって加熱される定着フィルム41と、定着フィルム41に圧接する加圧ローラ42と、を有している。シート給送装置100は、プリンタ200の下部に設けられ、シートを収納するカセット106と、シートを給送する給送部10と、を備えている。
次に、このように構成されたプリンタ200の画像形成動作について説明する。不図示のパソコン等から画像信号がスキャナユニット21に入力されると、スキャナユニット21から、画像信号に対応したレーザ光がプロセスカートリッジ22Yの感光ドラム23上に照射される。
このとき感光ドラム23は、帯電ローラ24により表面が予め所定の極性・電位に一様に帯電されており、スキャナユニット21からレーザ光が照射されることによって表面に静電潜像が形成される。感光ドラム23に形成された静電潜像は、現像ローラ25により現像され、感光ドラム23上にイエロー(Y)のトナー像が形成される。
同様にして、プロセスカートリッジ22M,22C,22Bkの各感光ドラムにもスキャナユニット21からレーザ光が照射され、各感光ドラムにマゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)のトナー像が形成される。各感光ドラム上に形成された各色のトナー像は、一次転写ローラ26Y,26M,26C,26Bkにより中間転写ベルト31に転写され、駆動ローラ32によって回転する中間転写ベルト31により二次転写ローラ33まで搬送される。
なお、各色の画像形成プロセスは、中間転写ベルト31上に一次転写された上流のトナー像に重ね合わせるタイミングで行われる。また、中間転写ベルト31に各色のトナー像が転写された後、感光ドラム23の表面に残ったトナーは、クリーニング装置27によって除去される。
この画像形成プロセスに並行して、シート給送装置100のカセット106に収容されたシートSは、給送部10により送り出された後、レジストレーションローラ対12に搬送される。レジストレーションローラ対12のシート搬送方向における上流には、トップセンサ102が設けられており、トップセンサ102は、搬送されるシートの先端及び後端の位置を検知する。レジストレーションローラ対12により斜行が補正されたシートSは、トップセンサ102の検知結果に基づいて所定の搬送タイミングで搬送される。そして、シートSには、二次転写ローラ33に印加された二次転写バイアスによって、中間転写ベルト31上のフルカラーのトナー像が転写される。中間転写ベルト31上に残存した残存トナーは、クリーナ部28によって回収される。
トナー像が転写されたシートSは、定着装置40の定着フィルム41及び加圧ローラ42によって所定の熱及び圧力が付与されて、トナーが溶融固着(定着)される。定着装置40を通過したシートSは、排出ローラ対52によって排出トレイ51に排出される。図1に示す矢印Aは、カセット106から排出ローラ対52までのシートSが搬送される搬送経路例である。
また、プリンタ200は、ジャム処理を行うために装置本体としてのプリンタ本体71に対して開閉可能に支持されるカバー70と、マルチ給送装置60と、を有している。マルチ給送装置60は、不定形サイズのシートを給送する際に使用され、ユーザによって手差しされてシートが積載されるマルチトレイ61と、マルチトレイ61に積載されたシートを給送するマルチ給送部62と、を有している。
[シート給送装置]
シート給送装置100は、図2(a)に示すように、上述したカセット106及び給送部10を有しており、カセット106には、シートSが積載されるシート積載手段としての中板119が回動中心119aを中心にして昇降可能に支持されている。中板119の下方には、リフタ板120が回動中心120aを中心にして回動可能に支持されている。リフタ板120が上昇すると、図2(b)に示すように、中板119が上昇し、中板119に積載されたシートSが給送部10のピックアップローラ110及び、ピックアップローラ110の上流に配置された斜送コロ121に当接する。
また、図2(a)(b)及び図3に示すように、カセット106内には、サイド規制ガイド117F,117Rと、後端規制ガイド118と、が設けられている。後端規制ガイド118は、シート給送方向に移動可能に支持され、中板119に積載されたシートSのシート給送方向における上流端である後端の位置を規制する。後端規制ガイド118は、固定部118Lによってシートサイズに合わせた位置で固定可能である。
規制手段としてのサイド規制ガイド117F,117Rは、中板119に積載されたシートSのシート給送方向に直交する幅方向の端部に当接可能な当接面117a,117bをそれぞれ有し、幅方向にスライド可能に構成されている。また、サイド規制ガイド117F,117Rは、幅方向に延びる連動ラック133F,133Rをそれぞれ有しており、これら連動ラック133F,133Rがピニオンギア134を介して噛み合うことで、連動可能に構成されている。
すなわち、サイド規制ガイド117Fが幅方向においてカセット106の外側に移動するとサイド規制ガイド117Rも外側に移動し、サイド規制ガイド117Fが幅方向においてカセット106の内側に移動するとサイド規制ガイド117Rも内側に移動する。このようにして、第1ガイド及び第2ガイドとしてのサイド規制ガイド117F,117Rは、中板119に積載されたシートの幅方向における両端部の位置を当接面117a,117bによって規制可能に構成されている。なお、サイド規制ガイド117Fは、固定部117Lによって固定可能に構成されている。
[給送部]
次に、給送部10について詳しく説明する。給送部10は、図2(a)(b)及び図3に示すように、モータMの駆動力が入力される駆動軸115と、駆動軸115に回動可能に支持されるホルダ113と、ホルダ113に回転可能に支持されるピックアップローラ軸116と、を有している。駆動軸115には、フィードローラ111と、給送ギヤ124と、が取り付けられている。
ホルダ113には、給送ギヤ124に噛合するアイドラギヤ125が取り付けられたアイドラ軸127が回転可能に支持されており、ピックアップローラ軸116には、アイドラギヤ125に噛合するピックアップローラギヤ126が取り付けられている。また、回転軸としてのピックアップローラ軸116には、給送回転体としてのピックアップローラ110と、アーム123と、が取り付けられている。
アーム123には、図4に示すように、力付与手段、回転体又は斜送ローラとしての斜送コロ121が回転可能に支持されており、斜送コロ121は、軸部分を持つコア121aと、シートSに当接する外層121bと、を有している。外層121bは、EPDMゴム(エチレンプロピレンジエンゴム)やウレタンゴムのように、シートSとの間に大きな摩擦力を発生させる材質によって構成されている。また、斜送コロ121は、図3に示すように、中板119の幅方向における搬送中心線80に対して角度θだけ傾斜して配置され、ピックアップローラ110とは別体に設けられている。すなわち、斜送コロ121の回転軸線121cは、シートの厚み方向から視て、シート給送方向(図3の矢印FD方向)に直交する幅方向(図3の矢印W方向)に対して傾斜している。なお、角度θは、自由に設定可能であるが、5〜10度が好適である。また、図2(a)に示すように、斜送コロ121の外径r2は、ピックアップローラ110の外径r1よりも小さく設定されている。
ホルダ113は、図2(a)(b)に示すように、第1付勢手段としてのピックアップばね114によって下方に付勢されており、アーム123は、第2付勢手段としてのコロばね122によって下方に付勢されている。すなわち、ピックアップローラ110は、ホルダ113を介して、ピックアップばね114によって中板119に積載されたシートに向けて付勢されている。また、斜送コロ121は、アーム123を介して、コロばね122によって中板119に積載されたシートに向けて付勢されている。なお、ピックアップばね114及びコロばね122に代えて重しを用いてもよく、ピックアップローラ110及びホルダ113の自重によってピックアップローラ110をシートに向けて付勢してもよい。また、斜送コロ121及びアーム123の自重によって斜送コロ121をシートに向けて付勢してもよい。
また、図3に示すように、モータMの駆動力が駆動軸115に入力されると、駆動軸115に取り付けられたフィードローラ111及び給送ギヤ124が回転する。給送ギヤ124の回転は、アイドラギヤ125を介してピックアップローラギヤ126に伝達され、ピックアップローラギヤ126が回転することによって、ピックアップローラ軸116を介してピックアップローラ110が回転する。この時、フィードローラ111とピックアップローラ110の回転方向は同方向である。
フィードローラ111の下方には、図2(a)(b)に示すように、フィードローラ111と共にニップ128を形成する分離ローラ112が配置されており、分離ローラ112には不図示のトルクリミッタが取り付けられている。このトルクリミッタの作用により、ニップ128に進入したシートは、1枚ずつに分離される。なお、分離ローラ112に、シート給送方向とは反対方向の回転駆動を入力してもよい。
図2(a)に示すように、ピックアップローラ110及び斜送コロ121がシートSに当接した状態でモータM(図3参照)が回転すると、ピックアップローラ110及び斜送コロ121によってシートSが給送される。ピックアップローラ110及び斜送コロ121によって給送されたシートSは、フィードローラ111及び分離ローラ112によって形成されるニップ128によって1枚ずつに分離され、レジストレーションローラ対11(図1参照)に向けて搬送される。
[シートに作用する力]
次に、シート給送動作を開始した際のシートSに作用する力について説明する。図5(a)に示すように、ピックアップローラ110は、シートSに対して第2当接部及び第4当接部としての当接点P1において当接し、斜送コロ121は、シートSに対して第1当接部としての当接点P2において当接する。シートSが当接点P1において受ける力をF1、当接点P2において受ける力をF2とすると、F1及びF2はそれぞれ以下のように表せる。
F1=μ1×N1
F2=μ2×N2
ただし、μ1はシートSとピックアップローラ110の摩擦係数であり、N1は当接点P1におけるシートSに対するピックアップローラ110の押圧力である。μ2はシートSと斜送コロ121の摩擦係数であり、N2は当接点P2におけるシートSに対する斜送コロ121の押圧力である。また、F1,F2の方向は、図5(a)の矢印で示すベクトル方向である。
図5(b)に示すように、力F2は、搬送中心線80に沿った力であるF2sinθと、幅方向に沿ったF2cosθに分解することができる。斜送コロ121がシートSに付与する力F2のうち、力F2cosθによってシートSは旋回する。すなわち、シートSは、ピックアップローラ110による給送力である力F1によってシート給送方向に移動しようとするが、当接点P2において力F2cosθが作用するため、当接点P1を略中心にCW方向に旋回しながらシート給送方向に移動する。このため、シートSは、ピックアップローラ110及び斜送コロ121によって給送されると、図5(a)の実線で示される姿勢から破線で示される姿勢に変化しようとする。以下、F1を給送力と呼称し、F2を旋回力と呼称する。また、搬送中心線80は、当接点P1と当接点P2とを結んだ直線となっており、シート給送方向に平行に延びている。
[シートの姿勢変化]
次に、シートSの積載状況に応じてシートSがどのように姿勢を変化して給送されるのかを具体的に説明する。まず、サイド規制ガイド117F,117RとシートSとの間に隙間がある場合について説明する。サイド規制ガイド117F,117Rは、A3,A4,A5,LTR,LGL等の定形サイズのシートに合わせて移動し、固定部117Lによって固定可能である。通常、シートのセット性向上やシートサイズのバラつきに対応するために、サイド規制ガイド117F,117Rは、定形サイズのシート幅よりも1〜2mm程度広く間隔を空けて位置決めされるのが一般的である。
すると、図6(a)に示すように、サイド規制ガイド117F,117RとシートSとの間に隙間が空くことになる。シートSにピックアップローラによる給送力(本実施の形態における力F1)のみを付与してシートを給送するタイプのシート給送装置の場合、シートSをセットした際や給送動作中に、この隙間の分だけシートの姿勢がばらつき、斜行の原因となってしまう。
本実施の形態におけるシートSの姿勢の変化を、図6(b)〜図6(d)に示すが、それぞれの図において、実線で示す姿勢から破線で示す姿勢に変化する。本実施の形態では、シートSに対して、ピックアップローラのよって付与される給送力F1の他に、斜送コロ121によって旋回力F2が付与されるため、シートSは、図6(b)に示すように、CW方向に旋回しながら給送される。すると、シートSの幅方向における端部81が、サイド規制ガイド117Rの当接面117bのシート給送方向における上流端117Raに衝突する。これにより、シートSの当接点P1の近傍を中心とするCW方向の旋回動作は、上流端117Raによって阻害される。
更にシートSが給送されると、シートSは、図6(c)に示すように、旋回力F2によって、当接面117bの上流端117Raを中心にして、CW方向とは反対のCCW方向に旋回する。すると、図6(d)に示すように、シートSの幅方向における端部81が当接面117bに倣い、端部81と当接面117bとが平行になる。
すなわち、図6(e)に示すように、シートSは、姿勢S(a)、姿勢S(b)、姿勢S(c)、姿勢S(d)の順に移動し、最終的にシートSの端部81が当接面117bと並行となって給送される。これにより、シートSの斜行が低減する。
次に、図7(a)に示すように、後端が装置手前側、すなわちサイド規制ガイド117F側に傾いた姿勢で中板119に積載されたシートSを給送する場合について説明する。本実施の形態におけるシートSの姿勢の変化を、図7(b)(c)に示すが、それぞれの図において、実線で示す姿勢から破線で示す姿勢に変化する。
シート給送動作が開始されると、図7(b)に示すように、シートSは、当接点P1の近傍を中心としてCW方向に旋回しながら給送される。この結果、装置手前側に傾いていたシートの後端が装置奥側に移動し、図7(c)に示すように、シートSの幅方向における端部81が当接面117bに倣い、端部81と当接面117bとが平行になる。
すなわち、図7(d)に示すように、シートSは、姿勢S(e)、姿勢S(f)、姿勢S(g)の順に移動し、最終的にシートSの端部81が当接面117bと並行となって給送される。これにより、シートSの斜行が低減する。
なお、シート給送動作開始前のシートSの姿勢が、図6(c)に示すように、後端が装置奥側に傾いた姿勢の場合には、図6(c)及び図6(d)において説明したようにシートSが旋回するので、説明を省略する。
以上のように、シート給送動作開始前にシートSがいずれの姿勢を取っていても、シートSを旋回させながら給送することで、サイド規制ガイド117Rの当接面117bにシートSの端部81を倣わせることができ、シートSの斜行を低減することができる。
また、シートSに給送力F1を付与するピックアップローラ110と、シートSに旋回力F2を付与する斜送コロ121と、をそれぞれ独立して設けたので、給送力F1及び旋回力F2をそれぞれ別々に設定できる。このため、例えば給送力F1に比して旋回力F2を小さくすることで、シートの剛性よりも強い力でサイド規制ガイド117RにシートSが押し当てられて、シートSにダメージが発生することを防止することができる。また、幅広いサイズや坪量のシートの給送に対応することができる。なお、給送力F1は、ピックアップローラ110の形状やピックアップローラばね114の付勢力に応じて設定される。旋回力F2は、斜送コロ121の傾斜角度及び形状やコロばね122の付勢力に応じて設定される。
また、本実施の形態では、図6(a)に示すように、当接点P2が当接面117bのシート給送方向における下流端117Rbよりも上流に位置するように、斜送コロ121が配置されている。サイド規制ガイド117Rよりもシート給送方向における下流(例えば当接点P1のような位置)でシートSに旋回力F2を付与すると、シートSの後端がサイド規制ガイド117Rの下流端117Rbを通過してからシートSが斜行してしまう。このような構成により、シートSの斜行を低減することができる。
なお、本実施の形態では、斜送コロ121には駆動力が入力されておらず、斜送コロ121はシートSに対して従動回転するが、斜送コロ121に駆動力を入力してもよい。しかし、斜送コロ121に駆動力を入力しても、本実施の形態における効果は何ら変わらず、駆動力を入力するための部品が増える分だけコストアップしてしまうので、斜送コロ121は従動回転する形態の方が望ましい。
また、斜送コロ121の外径r2は、ピックアップローラ110の外径r1よりも小さく設定されており、上述したように斜送コロ121に駆動力は入力されず必要な部品が少ないので、斜送コロ121を設置するためのスペースは省スペースで済む。このため、様々な給送装置に斜送コロ121を適用することができる。特に、駆動力が入力されるピックアップローラ自体をシート搬送方向に対して斜めに配置するものに対して、本実施の形態におけるピックアップローラ110及び斜送コロ121は省スペースで済み、またサイド規制ガイド117F,117Rも小型化できる。
更に、本実施の形態におけるサイド規制ガイド117F,117Rは、装置手前側又は装置奥側のいずれか一方のみでもよく、特に図8(a)乃至図8(c)に示すようなタブシートStを給送する場合に適している。
タブシートStは、図8(a)に示すように、幅方向における一方の端部81はサイド規制ガイド117Rの当接面117bに十分に接触するが、サイド規制ガイド117Fの当接面117aにはタブ129のみしか接触できない。このため、図8(b)に示すように、タブシートStをセットする際に姿勢がずれてしまう可能性が高い。また、図8(c)に示すように、給送途中でタブ129がサイド規制ガイド117Fを通過すると、サイド規制ガイド117F,117RとタブシートStとの間に隙間ができ、タブシートStが斜行してしまう虞がある。
しかしながら、本実施の形態では、シートSやタブシートStの姿勢を揃えるためのサイド規制ガイドは、装置奥側のサイド規制ガイド117Rのみでよい。そして、タブシートStは、常にサイド規制ガイド117Rの当接面117bに押し当てられながら給送されるため、タブシートStの斜行を低減することができる。
なお、本実施の形態では、シートSをサイド規制ガイド117Rに押し付けるように斜送コロ121を傾けて配置したが、これに限定されない。例えば、斜送コロ121を搬送中心線80に対して幅方向において対称に配置し、シートSをサイド規制ガイド117Fに押し付けるように構成してもよい。また、斜送コロ121は、搬送中心線80上に配置しなくてもよい。
<第2の実施の形態>
次いで、本発明の第2の実施の形態について説明するが、第2の実施の形態は、第1の実施の形態の斜送コロ121に代えて摩擦部材130を適用して構成したものである。このため、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
[摩擦部材]
シート給送装置100Aは、図9及び図10に示すように、ピックアップローラ軸116に回動可能に支持されるアーム123と、アーム123を下方に付勢する摩擦バネ131と、を有しており、アーム123の下面には摩擦部材130が設けられている。力付与手段としての摩擦部材130は、図11に示すように、略球面形状の接触面を有しており、中板119(図9参照)に積載されたシートSに当接可能に構成されている。
摩擦部材130は、図9に示すように、アーム123を介して、摩擦バネ131によってシートSに向けて付勢されている。また、図10に示すように、摩擦部材130は、シートSに対して第3当接部としての当接点P3において当接しており、当接点P3は、搬送中心線80に対して装置手前側に距離Lだけずれている。このため、図12に示すように、当接点P1と当接点P3とを結んだ直線82は、シート給送方向に延びる搬送中心線80に対して傾斜している。
[シートに作用する力]
次に、シート給送動作を開始した際のシートSに作用する力について説明する。図12に示すように、ピックアップローラ110は、シートSに対して当接点P1において当接し、摩擦部材130は、シートSに対して当接点P3において当接する。シートSが当接点P1において受ける給送力をF1、当接点P3において受ける旋回力をF3とすると、F1及びF3はそれぞれ以下のように表せる。
F1=μ1×N1
F3=μ3×N3
ただし、μ1はシートSとピックアップローラ110の摩擦係数であり、N1は当接点P1におけるシートSに対するピックアップローラ110の押圧力である。μ3はシートSと摩擦部材130の摩擦係数であり、N3は当接点P3におけるシートSに対する摩擦部材130の押圧力である。また、給送力F1及び旋回力F3の方向は、図12の矢印で示すベクトル方向であり、互いに逆方向である。
シートSは、ピックアップローラ110による給送力F1によってシート給送方向に移動しようとするが、当接点P3において旋回力F3が作用するため、当接点P1を略中心にCW方向に旋回しながらシート給送方向に移動する。このため、シートSは、ピックアップローラ110によって給送されると、図12の実線で示される姿勢から破線で示される姿勢に変化しようとする。
以上のように、本実施の形態においても、シートSに対して給送力F1と旋回力F3とをそれぞれ別部材から付与するので、給送力F1及び旋回力F3をそれぞれ別々に設定することができる。
<第3の実施の形態>
次いで、本発明の第3の実施の形態について説明するが、第3の実施の形態は、第2の実施の形態の摩擦部材を他の場所に配置したものである。このため、第2の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
シート給送装置100Bは、図13に示すように、サイド規制ガイド117F,117Rと、サイド規制ガイド117Fから幅方向に延びるアーム132と、アーム132の先端に設けられた摩擦部材140と、を有している。力付与手段としての摩擦部材140は、シートSに対して当接点P4において当接しており、当接点P4は、搬送中心線80に対して装置手前側に距離L2だけずれている。
この摩擦部材140によっても、第2の実施の形態の摩擦部材130と同様にシートSに対して旋回力を付与することができる。また、摩擦部材140がサイド規制ガイド117Fから延びるアーム132に設けられているので、摩擦部材140の配置の自由度を向上することができる。
<第4の実施の形態>
次いで、本発明の第4の実施の形態について説明するが、第4の実施の形態は、第2の実施の形態の摩擦部材を他の場所に配置したものである。このため、第2の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
図14は、摩擦部材140をプリンタ本体71のハウジング711によって支持する構成を示す図である。この摩擦部材140は、ピックアップローラ110よりも上流側においてシートSに対して当接点P5において当接している。より具体的には、図15に示すように上記摩擦部材140は、上述の実施の形態と同様に、シート搬送方向においてその下流端がピックアップローラ110の上流端の位置を示す仮想線Iよりも上流側に位置しており、上記ピックアップローラ110のシートSとの当接点P1よりも上流側の当接点P5にてシートと当接している。
また、図14に示すように、摩擦部材140は、プリンタ本体71のハウジング711にスプリングを介して支持されているため、配置の自由度が高く、当接点P5が搬送中心80に対して装置手前側に距離L3だけずれるように配設されている。加えて、対向する一対のサイド規制ガイド117R,117Fの内、摩擦部材140が設けられている側のサイド規制ガイド117Fの下流側には、カセット106に支持されているシートを突き当て側の他方のサイド規制ガイド117Rに向けて押圧する押圧部1171が設けられている。この押圧部1171は、サイド規制ガイド117Rの本体部との間に介在する付勢部材の付勢力によって、カセット106に支持されているシートの側端をシート幅方向においてサイド規制ガイド117R側に向けて付勢するように構成されている。
このように構成されているため、カセット106に支持されているシートは、第2の実施形態と同様に当接点P5においてサイド規制ガイド117Rに向けた旋回力が作用することに加えて、上記押圧部1171からの付勢力を受けることによって、その側端がサイド規制ガイド117Rの当接面に対して押し付けられながら搬送される。なお、本実施の形態では、サイド規制ガイド117R,117Fのシート搬送方向下流端の位置も上記ピックアップローラ110よりも上流に位置している。
<第5の実施の形態>
次いで、本発明の第5の実施の形態について説明するが、第5の実施の形態は、第1の実施の形態の斜送コロをマルチ給送装置60に適用したものである。このため、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
本実施の形態は、図16及び図17に示すように、第1の実施の形態で説明した給送部10の構成をシート給送装置としてのマルチ給送装置60に適用したものである。このため、図16及び図17では、第1の実施の形態で説明した部材と同様の作用を奏する部材については、図2(b)及び図3に示す各符号の末尾に「A」を付し、説明を省略する。
シート積載手段としてのマルチトレイ61に積載されたシートSは、給送回転体としてのピックアップローラ110Aによって給送力が付与され、斜送コロ121Aによって旋回力が付与されている。このため、給送力と旋回力とをそれぞれ別々に設定することができる。
なお、本実施の形態は、第1の実施の形態で説明した構成をマルチ給送装置60に適用しているが、第2の実施の形態乃至第4の実施の形態で説明した構成をマルチ給送装置60に適用してもよいことはもちろんである。例えば、第4の実施の形態で説明した構成をマルチ給送装置60に適用すると、図18のようになる。即ち、マルチ給送装置60に適用された場合、摩擦部材140Aは、プリンタ本体71における側部を形成するハウジング711Aに支持されており、その位置は、シート搬送方向において、ピックアップローラ110Aの上流側端部よりも上流に位置している。また、サイド規制ガイド117FA,117RAの内、摩擦部材140A側に位置するサイド規制ガイド117FAには、押圧部1171Aが設けられている。
<第6の実施の形態>
次いで、本発明の第6の実施の形態について説明するが、第6の実施の形態は、第5の実施の形態の片側のサイド規制ガイドを固定ガイドに代えたものである。このため、第5の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
第1乃至第5の実施の形態は、手前奥両側のサイド規制ガイドを共に幅方向に移動可能に構成しており、いわゆる中央基準でシートSを給送するタイプのシート給送装置であった。しかしながら、本発明は、中央基準のシート給送装置のみならず、サイド突き当て基準のシート給送装置にも適用可能である。
図19は、本実施の形態に係るサイド突き当て基準のマルチ給送装置160を示す平面図である。マルチ給送装置160は、マルチトレイ61に積載されたシートの幅方向における端部の位置をそれぞれ規制する固定ガイド1117RA及びサイド規制ガイド117FAを有している。ここで、シートSとピックアップローラ110Aとの当接点P1Aと、シートSと斜送コロ121Aの当接点P2Aと、を結ぶ直線を直線180Aとすると、直線180Aは、シート給送方向と平行に延びている。
第4ガイドとしてのサイド規制ガイド117FAは、直線180Aよりも装置手前側に設けられており、マルチトレイ61に対して幅方向に移動可能に支持されている。固定ガイド1117RAは、直線180Aよりも装置奥側に設けられており、マルチトレイ61に固定されている。すなわち、第3ガイドとしての固定ガイド1117RAは、マルチトレイ61に対して相対移動不能である。マルチトレイ61に積載されたシートSは、ピックアップローラ110Aによって給送力が付与されると共に、斜送コロ121Aによって旋回力が付与されている。このとき、この旋回力は、シートSが固定ガイド1117RAに押し当てられるように作用する。すなわち、斜送コロ121Aは、斜送コロ121Aが付与する旋回力によってシートSが固定ガイド1117RAに押し当てられるように配置されている。なお、本実施の形態は、中央基準ではなくサイド突き当て基準であるため、例えば図16に示すA5,A4,A3サイズのシートは、それぞれ当接点P1Aと当接点P2Aを結んだ直線180Aに対して対称に配置されなくてもよい。
なお、既述のいずれの形態においても、旋回力を発生させる部材(斜送コロ121、摩擦部材130,140等)はピックアップローラ110の搬送方向上流側に配置することが望ましい。旋回力を発生させる部材をピックアップローラ110の搬送方向上流側に配置することにより、搬送されるシートに働く単位長さ当たりのせん断力が小さくなるためである。シートに働く旋回力の大きさは、旋回力を発生させる部材がシートと接触する位置とピックアップローラ110がシートと接触する位置とを結んだ線分のうち幅方向成分の長さに比例する。一方、シートに働く単位長さ当たりのせん断力は、前述の線分の長さに反比例する。シートに働くせん断力は、シートが旋回力を発生させる部材とピックアップローラ110との間で引っ張られることで発生する。せん断力の値が一定である場合、前述の線分の長さが長くなればなるほどシートの単位長さ当たりに発生するせん断力は小さくなる。
したがって、旋回力を発生させる部材をピックアップローラ110の搬送方向上流側に配置した場合は、旋回力を発生させる部材をピックアップローラ110の幅方向にずらして配置した場合に比較して、同様の旋回力を発生させつつ、シートの単位長さ当たりのせん断力を小さくすることができる。
また、既述のいずれの形態においても、電子写真方式のプリンタ200を用いて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ノズルからインク液を吐出させることでシートに画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置にも本発明を適用することが可能である。また、原稿を自動搬送するADF(Auto Document Feeder)に本発明を適用してもよい。また、第1乃至第6の実施の形態は、それぞれ互いに組み合わされてもよい。
更に、上述した摩擦部材140/140Aを用いてシートを回転させる実施の形態においては、ピックアップローラ110/110Aの当接点を中心としてシートを回転させていたが、例えば、摩擦部材140/140Aとの当接点を中心として、ピックアップローラ110/110Aの搬送力によってシートをサイド規制ガイドに向けて回転させるように構成されても良い。
20:画像形成部/60:シート給送装置(マルチ給送装置)/61,119:シート積載手段(中板、マルチトレイ)/71:装置本体(プリンタ本体)/80,80A,82,180A:直線(搬送中心線)/81:端部/100,100A,100B:シート給送装置/106:カセット/110,110A:給送回転体(ピックアップローラ)/114:第1付勢手段(ピックアップばね)/117a,117b:当接面/117F:規制手段、第1ガイド(サイド規制ガイド)/117FA:規制手段、第4ガイド(サイド規制ガイド)/117R:規制手段、第2ガイド(サイド規制ガイド)/117Rb:下流端/121:力付与手段、回転体、斜送ローラ(斜送コロ)/122:第2付勢手段(コロばね)/130,140:力付与手段、摩擦部材/200:画像形成装置(プリンタ)/1117RA:規制手段、第4ガイド(固定ガイド)/FD:シート給送方向/P1:第2当接部、第4当接部(当接点)/P2:第1当接部(当接点)/P3:第3当接部(当接点)/r1,r2:外径/W:幅方向

Claims (17)

  1. シートが積載されるシート積載手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシートに当接してシート給送方向に給送力を付与し、シートを給送する給送回転体と、
    前記シート積載手段に積載されたシートの前記シート給送方向に直交する幅方向における端部に当接可能な当接面を有し、前記端部の位置を規制する規制手段と、
    前記給送回転体とは別体に設けられると共に前記給送回転体の搬送上流側において前記シート積載手段に積載されたシートに当接し、前記給送回転体によって給送されているシートが旋回するように力を付与する力付与手段と、を備えた、
    ことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記力付与手段は、前記シート積載手段に積載されたシートの厚み方向から視て、前記幅方向に対して傾斜する回転軸線を中心に回転可能な回転体を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記回転体は、前記回転体と前記シート積載手段に積載されたシートとが当接する第1当接部が、前記当接面の前記シート給送方向における下流端よりも上流に位置するように配置される、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
  4. 前記回転体は、前記給送回転体によって給送されるシートに対して従動回転する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
  5. 前記給送回転体は、前記シート積載手段に積載されたシートに対して第2当接部において当接し、
    第1当接部と前記第2当接部とを結んだ直線は、前記シート給送方向と並行である、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のシート給送装置。
  6. 前記給送回転体は、ピックアップローラであり、
    前記回転体は、前記シート給送方向において前記ピックアップローラの上流に配置される斜送ローラであり、
    前記斜送ローラの外径は、前記ピックアップローラの外径よりも小さい、
    ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  7. 前記ピックアップローラを回転可能に支持する回転軸と、
    前記回転軸に回転可能に支持されるアームと、を備え、
    前記斜送ローラは、前記アームに回転可能に支持される、
    ことを特徴とする請求項6に記載のシート給送装置。
  8. 前記力付与手段は、前記シート積載手段に積載されたシートに対して第3当接部において当接し、シートに摩擦力を付与する摩擦部材を有し、
    前記給送回転体は、前記シート積載手段に積載されたシートに対して第4当接部において当接し、
    前記第3当接部と前記第4当接部とを結んだ直線は、前記シート給送方向に対して傾斜している、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  9. 前記摩擦部材は、前記第3当接部が、前記当接面の前記シート給送方向における下流端よりも上流に位置するように配置される、
    ことを特徴とする請求項8に記載のシート給送装置。
  10. 前記給送回転体は、回転軸に回転可能に支持されるピックアップローラであり、
    前記回転軸に回転可能に支持されると共に前記摩擦部材を支持するアームを備える、
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載のシート給送装置。
  11. 前記規制手段に取り付けられ、前記摩擦部材を支持するアームを備える、
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載のシート給送装置。
  12. 前記給送回転体を前記シート積載手段に積載されたシートに向けて付勢する第1付勢手段と、
    前記力付与手段を前記シート積載手段に積載されたシートに向けて付勢する第2付勢手段と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  13. 前記給送回転体が設けられる装置本体と、
    前記装置本体に対して引き出し可能なカセットと、を備え、
    前記シート積載手段は、前記カセットに昇降可能に支持される、
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  14. 前記シート積載手段は、シートが手差しされるトレイである、
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  15. 前記規制手段は、前記シート積載手段の前記幅方向における搬送中心線に対称に連動可能な第1ガイド及び第2ガイドを有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  16. 前記規制手段は、前記シート積載手段に対して相対移動不能な第3ガイドと、前記シート積載手段に対して移動可能な第4ガイドと、を有し、
    前記力付与手段によって力が付与されたシートは、前記第3ガイドに押し当てられるように旋回する、
    ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載のシート給送装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載のシート給送装置と、
    前記シート給送装置によって給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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