JP2022055017A - 媒体供給装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より円滑な媒体供給を行うことのできる媒体供給装置を提供する。【解決手段】媒体供給装置は、媒体搬送方向へ搬送される1以上の媒体が載置される載置面を含む媒体載置部材と、その媒体載置部材に設けられ、載置面に載置された媒体を媒体搬送方向へ案内する第1の案内部材と、媒体搬送方向と直交する幅方向において第1の案内部材と対向するように媒体載置部材に設けられ、載置面に載置された媒体を媒体搬送方向へ案内する第2の案内部材と、第1の案内部材に回転可能に支持され、載置面と離間して対向するように配置された第1の回転体とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、媒体供給装置およびそれを備えた画像形成装置に関する。
一般に、複写機やプリンタなどの画像形成装置においては、画像形成の対象となる紙などの媒体を供給するための媒体供給装置が用いられる。例えば特許文献1には、媒体が積層される載置部から媒体を搬送する媒体搬送部材と、その媒体搬送部材に伝達される駆動トルクを所定値以下に制限するトルク制限手段とを備えるようにした媒体搬送装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2014-234254号公報
ところで、画像形成装置では、媒体搬送装置の載置部に収まらないような長尺の媒体についても円滑に媒体供給を行い、画像形成することが望まれる。
したがって、より円滑な媒体供給を行うことのできる媒体供給装置、およびそのような媒体供給装置を備えた画像形成装置を提供することが望ましい。
本発明の一実施形態としての媒体供給装置は、媒体搬送方向へ搬送される1以上の媒体が載置される載置面を含む媒体載置部材と、その媒体載置部材に設けられ、載置面に載置された媒体を媒体搬送方向へ案内する第1の案内部材と、媒体搬送方向と直交する幅方向において第1の案内部材と対向するように媒体載置部材に設けられ、載置面に載置された媒体を媒体搬送方向へ案内する第2の案内部材と、第1の案内部材に回転可能に支持され、載置面と離間して対向するように配置された第1の回転体とを有する。
本発明の一実施形態としての媒体供給装置では、媒体が、例えば第1の回転体に触れるように折り返された状態で媒体載置部材に載置される場合であっても、媒体が媒体搬送方向へ搬送される際に、媒体と第1の回転体との摩擦が軽減される。このため、例えば長尺の媒体を搬送する場合であっても、その長尺の媒体に対する負荷が軽減される。
本開示の一実施形態としての媒体供給装置によれば、より円滑な媒体供給を行うことができる。
本発明の一実施の形態に係る画像形成装置の全体構成例を表す模式図である。 図1に示した媒体供給装置を拡大して表す斜視図である。 図1に示した媒体供給装置の部分断面図である。 図1に示した媒体供給装置の一部の構成要素を拡大して表す斜視図である。 図1に示した画像形成装置における印刷動作時における媒体の様子を表す第1の図である。 図1に示した画像形成装置における印刷動作時における媒体の様子を表す第2の図である。 図1に示した画像形成装置における印刷動作時における媒体の様子を表す第3の図である。 図1に示した画像形成装置における印刷動作時における媒体の様子を表す第4の図である。 本発明の第1の変形例としての給紙部の要部を表す模式図である。 本発明の第2の変形例としての給紙部の要部を表す模式図である。 本発明の第3の変形例としての給紙部の要部を表す模式図である。 本発明の第4の変形例としての給紙部の要部を表す第1の模式図である。 本発明の第4の変形例としての給紙部の要部を表す第2の模式図である。
<背景>
媒体搬送装置を備えた画像形成装置において、その媒体搬送装置の載置部に収まらないような長尺媒体に印刷する場合、例えば3つの方法が考えられる。第1の方法は、その長尺媒体の後端部、すなわち、長尺媒体のうち最も先に画像形成装置の本体に進入する前端部と反対側の端部を使用者の手で保持しながら印刷する方法である。第2の方法は、その長尺媒体を載置することの可能な専用トレイを別途用意してそれを画像形成装置の本体や媒体搬送装置に取り付ける方法である。第3の方法は、その長尺媒体を湾曲させて折り返し、長尺媒体の後端部を画像形成装置の本体の上部に設けられたスタッカに置くようにする方法である。
上記した第1の方法の場合、印刷作業時に画像形成装置のそばに使用者がいる必要が生じるので、極めて煩雑であり、現実的ではない。また、第2の方法の場合、使用者は遠隔にて画像形成装置の操作を行うことができるが、専用トレイを取り付ける作業が必要であるうえ、その専用トレイを使用しないときに保管しておくスペースが必要であるなど、作業性や経済性の点で問題がある。
これに対し、第3の方法によれば、使用者は遠隔にて画像形成装置の操作を行うことができるうえ、専用トレイなどの付属物も不要であるので、利便性に優れる。しかしながら、従来の媒体供給装置では、湾曲させて折り返した長尺媒体の表面との接触摩擦による負荷増大が生じることで、円滑に画像形成装置の本体へ長尺媒体を供給することが困難な状況が懸念される。
そこで本願発明は、以下に説明するように、長尺媒体であっても搬送される媒体の停滞や媒体の斜行が生じるのを効果的に抑制できる媒体供給装置および画像形成装置を提案することとした。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明は本発明の一具体例であって、本発明は以下の態様に限定されるものではない。また、本発明は、各図に示された各構成要素の配置や寸法、寸法比などについてもそれに限定されるものではない。
<1.一実施の形態>
[画像形成装置1の構成]
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像形成装置1の全体構成例を模式的に表したものである。画像形成装置1は、本発明の「画像形成装置」の一具体例に対応し、例えば用紙やフィルムなどの印刷対象となる媒体PM1,PM2に対して、電子写真方式を用いて画像(例えばカラー画像)を形成するプリンタである。画像形成装置1は、筐体2の内部に、例えば、媒体PM1を下流へ供給する給紙部10と、媒体PM2を下流へ供給する給紙部20と、現像剤像(トナー像)を形成すると共に媒体PM1,PM2に対してトナー像を転写する画像形成部30と、媒体PM1,PM2に転写された画像を定着させる定着部40とを備える。定着部40の下流には、画像が定着された媒体PM1,PM2を外部へ排出する排出ローラ対51,52などを含む排出部50が設けられている。また、給紙部10,20と画像形成部30との間には、搬送ローラ対61,62を有する媒体搬送部60が設けられている。さらに、画像形成装置1には、給紙部10,20、画像形成部30、定着部40、排出部50、および媒体搬送部60などの各構成要素の動作制御や外部との通信などを行う制御部70が設けられている。制御部70は、例えば、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)、CPUが使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する記憶素子であるROM(Read Only Memory)及びCPUの実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する記憶素子であるRAM(Random Access Memory)等で構成される回路を有する。
なお、本明細書では、媒体PM1,PM2が搬送される通路を搬送路という。その搬送路において、媒体PM1,PM2が進行する方向を搬送方向といい、この搬送方向と直交する方向(図1の紙面に垂直な方向)を幅方向という。また、本明細書では、搬送方向において、任意の位置から見て給紙部10,20に近い位置を上流といい、給紙部10,20から遠い位置を下流という。
(給紙部10,20の構成)
給紙部10は、給紙トレイ11と、ピックアップローラ12と、フィードローラ13と、リタードローラ14とを有している。
給紙トレイ11は、媒体PM1を積層した状態で収納する部材であり、画像形成装置1の下部に着脱自在に装着されている。
ピックアップローラ12は、給紙トレイ11に積層されている複数の媒体PM1のうち、最上位に位置する媒体PM1と当接し、下流へ繰り出す部材である。フィードローラ13およびリタードローラ14は、ピックアップローラ12により繰り出された媒体PM1を1枚ずつ分離して順次取り出し、媒体搬送部60の搬送ローラ対61へ向けて繰り出す第1の給紙機構である。
給紙部20は、給紙トレイ21、ピックアップローラ22およびフィードローラ23を有している。給紙部20は、本発明の「媒体供給装置」に対応する一具体例である。
給紙トレイ21は、媒体PM2を積層した状態で収納する部材であり、画像形成装置1の側方部の媒体受入れ部に設けられている。
ピックアップローラ22およびフィードローラ23は、給紙トレイ21に積層されている複数の媒体PM2のうち、最上位に位置する媒体PM2を1枚ずつ分離して順次取り出し、媒体搬送部60における搬送ローラ対62へ向けて繰り出す第2の給紙機構である。給紙部20の詳細については後に詳述する。
媒体搬送部60における搬送ローラ対61は、ピックアップローラ12およびフィードローラ13から繰り出される媒体PM1を対になって挟持して下流へ搬送する部材である。また、媒体搬送部60における搬送ローラ対62は、搬送ローラ対61から搬送される媒体PM1、または給紙部20から搬送される媒体PM2を対になって挟持し、媒体PM1または媒体PM2の斜行を修正しつつ下流へ搬送する部材である。
(画像形成部30の構成)
画像形成部30は、例えば、図1に示したように、それぞれ感光ドラム32を含む複数の現像ユニット31と、転写ベルトユニットとも呼ばれる転写部33とを有する。なお、図1では、複数の現像ユニット31として4つの現像ユニット31Y,31M,31C,31Kを例示している。現像ユニット31Y,31M,31C,31Kは、媒体搬送部60から搬送される媒体PM1,PM2に印刷されることとなるトナー像を形成する機構である。感光ドラム32は、その外周面にトナー像が担持される像担持体である。転写部33は、媒体搬送部60から搬送される媒体PM1,PM2を搬送方向に沿って搬送するとともに、各現像ユニット31Y,31M,31C,31Kにおいて形成されるトナー像を、クーロン力により媒体PM1,PM2の表面に順次転写する機構である。転写部33は、転写ベルト34と、この転写ベルト34を挟んで4つの感光ドラム32の各々の外周面と対向するように配置された複数の転写ローラ35とを有する。
(定着部40)
定着部40は、画像形成部30を通過した媒体PM1,PM2の表面に転写されたトナー像に対し熱および圧力を付与することで、そのトナー像を媒体PM1,PM2の表面に定着させるための機構である。
(排出部50)
排出部50は、定着部40の下流に位置し、定着部40によってトナー像が定着された媒体PM1,PM2を筐体2の外部に設けられたスタッカ56に排出するものである。排出部50は、例えば、排出ローラ対51と排出ローラ対52とを、上流から下流へ向けて順に有する。スタッカ56は、排出部50により筐体2の外部に排出された印刷済みの媒体PM1,PM2を積層して蓄積するようになっている。
[給紙部20の詳細な構成]
次に、図2~図4を参照して、給紙部20の詳細な構成を説明する。図2は、給紙部20を拡大して表す斜視図である。図3は、給紙部20を、図2に示した矢印IIIの方向に眺めたときの、幅方向と直交する断面を表す断面図である。さらに、図4は、給紙部20の一部の構成要素を拡大して表す斜視図である。
図2および図3に示したように、給紙トレイ21は、第1部分21Aと、第2部分21Bと、第3部分21Cとを含んでいる。第2部分21Bおよび第3部分21Cは、例えば矢印Y21Bで示したように第1部分21Aに対して直進移動することで第1部分21Aの内部に収容され、あるいは、第1部分21Aから突出して展開するようになっている。さらに、第3部分21Cは、第2部分21Bの先端部において矢印Y21Cで示した方向に回動可能に取り付けられている。したがって、第3部分21Cは、第2部分21Bに重ね合わされるように折り畳まれた縮退状態と、第2部分21Bから展開した展開状態との間で状態移行が可能となっている。
なお、給紙トレイ21は、例えば筐体2の側部の媒体受入れ部を構成するベース41に、接続部42を介して回動可能に取り付けられている。ピックアップローラ22およびフィードローラ23は、接続部42に設けられている。フィードローラ23は、モータからの駆動力が伝達されて回転駆動するようになっている。接続部42には、フィードローラ23と当接可能に対向配置されたリタードローラ24がさらに設けられている。リタードローラ24には、例えばトルクリミッタが連結されていてもよい。リタードローラ24は、スプリング28からの付勢力により、フィードローラ23に付勢されるようになっている。
給紙トレイ21には、媒体PM2が載置される載置面25Sを含む媒体載置板25が設けられている。図3に示したように、媒体載置板25は、例えば給紙トレイ21の第1部分21Aに対し回動可能に取り付けられた後端部25Bと、スプリング29によってピックアップローラ22に近づく方向に付勢される先端部25Aとを含んでいる。
給紙部20は、媒体載置板25に設けられ、載置面25Sに載置された媒体PM2を媒体搬送方向、すなわち、筐体2の内部へ向かう方向へ案内する、第1の案内部材としてのガイドフレーム26Lおよび第2の案内部材としてのガイドフレーム26Rをさらに有する。ガイドフレーム26Lとガイドフレーム26Rとは、幅方向において対向するように配置され、媒体搬送方向に沿って互いに略平行に延在している。ガイドフレーム26Lおよびガイドフレーム26Rは、例えばスプリング29により、ピックアップローラ22に向けて媒体載置板25と一体となって移動するようになっている。後出のガイドローラ27L,27Rの下流に設けられたピックアップローラ22は、載置面25Sとの間に媒体PM2を挟持しつつ、媒体PM2を筐体2の内部へ向かう方向へ搬送するようになっている。
ガイドフレーム26Lには、ガイドフレーム26Rへ向かって突出する第1の回転体としてのガイドローラ27Lが設けられている。同様に、ガイドフレーム26Rには、ガイドフレーム26Lへ向かって突出する第2の回転体としてのガイドローラ27Rが設けられている。
図3に示したように、ガイドローラ27Lは、載置面25Sと所定の間隔Dだけ離間して対向するように、ガイドフレーム26Lにより回転可能に支持されている。同様に、ガイドローラ27Rは、載置面25Sと所定の間隔Dだけ離間して対向するように、ガイドフレーム26Rにより回転可能に支持されている。間隔D、すなわち載置面25Sに対するガイドローラ27L,27Rの高さは、媒体載置板25に積層される複数の媒体PM2の最大積載高さを規定する。したがって、ガイドローラ27L,27Rは、媒体載置板25に積層される複数の媒体PM2の最大積載高さを規制する積載高さ規制部材でもある。媒体PM2の最大積載高さを規制する理由は、例えば搬送路におけるフィードローラ23とリタードローラ24とが対向する位置、もしくは、搬送路におけるその対向位置の前後の位置などにおいて、媒体PM2のジャムが発生するのを回避するためである。
図4に示したように、ガイドローラ27Rは、例えばガイドフレーム26Rの側面に、ビスなどの留め具271Rにより回転可能に取り付けられている。ガイドローラ27Lについても同様である。なお、図4において、向かって左側の(A)は組図を表し、向かって右側の(B)は分解斜視図を表している。
媒体PM2は、載置面25Sと、ガイドフレーム26Lと、ガイドフレーム26Rと、ガイドローラ27Lと、ガイドローラ27Rとによって取り囲まれる空間を通過するように搬送される。
[作用・効果]
(A.基本動作)
本実施の形態の画像形成装置では、以下のようにして、媒体PMに対してトナー像が転写される。
起動状態の画像形成装置1の制御部70に対してPCなどの外部機器から印刷画像データおよび印刷命令が制御部に入力されると、制御部70は、印刷命令に応じて印刷画像データの印刷動作を開始させる。
印刷動作が開始されると、制御部70の指令に基づき、給紙トレイ21の媒体載置板25に載置されている媒体PM2がピックアップローラ22によりピックアップされ、下流へ繰り出される。ピックアップされた媒体PM2は、フィードローラ23およびリタードローラ24により挟持されつつ下流へ搬送され、筐体2の内部へ進入する。
筐体2の内部へ進入した媒体PM2は、媒体搬送部60における搬送ローラ対62によって挟持されつつ、さらに下流の画像形成部30へ搬送される。ここで、搬送ローラ対62は、媒体PM2を下流へ搬送する際、媒体PM2の斜行があった場合にはその斜行を矯正する。画像形成部30では、以下のようにしてトナー像が形成され、媒体PM上に転写される。
画像形成部30の各現像ユニット31では、制御部70からの印刷命令により、以下の電子写真プロセスによって各色のトナー像が形成される。具体的には、制御部70からの印刷命令に基づき、モータ駆動部により、感光ドラム32を所定方向へ一定速度で回転させる。さらに、制御部70は、各感光ドラム32の表面を一様に帯電させる。次いで、制御部70は露光装置を起動し、画像信号に基づく印刷画像の色成分に対応する光を各色の感光ドラム32へ各々照射し、各色の感光ドラム32の表面に静電潜像をそれぞれ形成する。そののち、制御部70は、各色の感光ドラム32の表面に形成された静電潜像に各色のトナーを付着させ、各色の感光ドラム32の表面にトナー像をそれぞれ形成する。さらに、制御部70は、転写部33における転写ローラ35に所定の電圧を印加し、感光ドラム32と転写ローラ35との間に電界を発生される。その状態で感光ドラム32と転写ローラ35との間を転写ベルト34によって案内される媒体PM2が走行すると、その媒体PM2上に、感光ドラム32に形成されたトナー像が転写される。
そののち、媒体PM2上のトナー像は、定着部40において熱および圧力が付与されることで媒体PM2に定着させられる。最後に排出部50によりトナー像が定着した媒体PM2が画像形成装置1の外部のスタッカ56に排出される。
(B.長尺媒体に対する印刷動作について)
次に、画像形成装置1において、長尺の媒体PM2に対する印刷動作を行う場合について図5A~図5Dを参照して説明する。ここでいう長尺の媒体PM2とは、例えば幅が297mmであって長さが1200mm程度の用紙をいう。ただし、本発明における媒体はこの寸法を有するものに限定されるものではなく、他の寸法の用紙であってもよい。
図5Aは、印刷動作を行う準備操作として、長尺の媒体PM2を給紙部20にセットした状態を表している。ここでは、媒体PM2の先端部分M2Aのうちの最先端部がピックアップローラ22と媒体載置板25の先端部25Aとの間に挟持されるようにする。また、媒体PM2は、その中間部分M2Bが湾曲するように折り返され、媒体PM2の後端部分M2Cが筐体2の上面に設けられたスタッカ56に載置されるようにする。すなわち、図5Aでは、先端部分M2Aは載置面25Sと接触し、中間部分M2Bは給紙部20や筐体2に接触しておらず、後端部分M2Cはスタッカ56と接触している。こうすることで、例えば媒体PM2の後端部分M2Cが床面等と接触することで汚れるのを回避できる。また、長尺の媒体PM2を供給するための専用トレイも不要であるし、例えば印刷動作が実行されている間、媒体PM2の後端部分M2Cを使用者が支持する必要もない。
図5Bは、印刷動作を開始した直後の長尺の媒体PM2の様子を表している。この段階では、先端部分M2Aは、フィードローラ23およびリタードローラ24により挟持されつつ、その最先端部が搬送ローラ対62に至るまで搬送されている。これに伴い、中間部分M2Bが先端部分M2Aに引っ張られるので、中間部分M2Bの前方の一部が給紙部20の媒体載置板25と接するようになっている。このため、中間部分M2Bのうちの湾曲した部分の長さは図5Aの状態よりも短くなっている。ただし、この段階では、中間部分M2Bは筐体2とは接触せずに離間した状態を維持しているので、後端部分M2Cはスタッカ56に接触した状態を維持している。
図5Cは、図5Bに示した状態からさらに印刷動作が進行したときの長尺の媒体PM2の様子を表している。この段階では、中間部分M2Bの前方部分が筐体2の内部へ進入しており、筐体2の外部に残っている中間部分M2Bの長さは当初よりも短くなっている。また、中間部分M2Bの後方部分の一部は筐体2の外面と接している。さらに、この段階では、中間部分M2Bは、ガイドローラ27L,27R(図2~図4)と当接することとなる。
続く図5Dに示したように、印刷動作がさらに進行すると、中間部分M2Bはほとんどが筐体2の内部へ進入し、後端部分M2Cも給紙部20へ到達することとなる。図5C以降の段階では、長尺の媒体PM2は、その表面をガイドローラ27L,27Rと当接させながら画像形成部30へ搬送されることとなる。しかしながら、ガイドローラ27L,27Rは、回転自在に設けられていることから、媒体PM2とガイドローラ27L,27Rとの摩擦力は極めて低く抑えることができる。このため、図5Aに示したように、中間部分M2Bが湾曲するように折り返された状態でセットされた媒体PM2であっても、媒体PM2に対する過度の負荷が印加されるのを回避できる。
(C.効果)
このように本実施の形態では、媒体PM2の幅方向における位置を規制するガイドフレーム26L,26Rに、ガイドローラ27L,27Rを回転可能に設けるようにした。このため、媒体PM2が、例えばガイドローラ27L,27Rに触れるように折り返された状態で媒体載置板25の載置面25Sに載置される場合であっても、媒体PM2が下流へ搬送される際に、媒体PM2とガイドローラ27L,27Rとの接触による摩擦が軽減される。このため、例えば長尺の媒体PM2を搬送する場合であっても、その長尺の媒体PM2に対する負荷が軽減される。したがって、給紙部20によれば、媒体PM2の斜行や媒体PM2のしわなどを発生させることなく、画像形成装置1の本体に対し円滑に媒体PM2の供給を行うことができる。
さらに、載置面25Sからのガイドローラ27L,27Rの高さ位置により、媒体載置板25の載置面25Sに積層される複数の媒体PM2の最大積載高さを規制するようにしたので、給紙部20から筐体2の内部へ媒体PM2を供給する際のジャムの発生を抑止することができる。
<2.変形例>
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば上記実施の形態では4色のカラー画像を形成する画像形成装置について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばさらに白色のトナー像や透明のトナー像を形成する現像ユニットを備える画像形成装置であってもよい。また、上記実施の形態では、1次転写方式(直接転写方式)の画像形成装置について説明したが、本発明は2次転写方式にも適用されうる。
さらに、上記実施の形態等では、本発明における「画像形成装置」の一具体例として、印刷機能を有する画像形成装置について説明したが、これには限られない。すなわち、そのような印刷機能に加え、例えば、スキャン機能やファックス機能を有する複合機として機能する画像形成装置においても、本発明を適用することが可能である。
また、上記実施の形態では、第1および第2の回転体としてのガイドローラ27L,27Rが、積載高さ規制部材を兼ねるようにしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1および第2の回転体と積載高さ規制部材とを別体としてそれぞれ設けるようにしてもよい。図6A~図6Cに、第1および第2の回転体としてのガイドローラ27とは別に、積載高さ規制部材としての突起272を設けるようにした変形例1~3をそれぞれ例示する。なお、図6A~図6Cでは、それぞれ、突起272は、ガイドフレーム26から紙面手前に突出するように設けられている。また、図6A~図6Cでは、それぞれ紙面の右手が上流であり、紙面の左手が下流である。さらに、図6A~図6Cでは、A4用紙などの短尺の媒体が通過する経路を実線矢印で記載し、長尺の媒体が通過する経路を破線矢印で記載している。
図6Aの変形例1では、ガイドローラ27が突起272の上流に配置されており、図6Bの変形例2では、ガイドローラ27が突起272の下流に配置されており、図6Cの変形例3では、ガイドローラ27が突起272の上方に配置されている。図6Aの変形例1では、長尺の媒体および短尺の媒体の双方が、ガイドローラ27および突起272と載置面25Sとの間を通過して下流へ搬送されるようになっている。これに対し、図6Bの変形例2および図6Cの変形例3においては、短尺の媒体は突起272と載置面25Sとの間を通過して下流へ搬送されるのに対し、長尺の媒体はガイドローラ27と突起272との間を通過して下流へ搬送されるようになっている。
また、上記実施の形態では、ガイドローラ27L,27Rの各々の回転軸は、ガイドフレーム26L,26Rに対して立設する方向に固定されているが、本開示はこれに限定されるものではない。本発明は、例えば図7Aおよび図7Bに示した変形例4の給紙部のように、ガイドローラ27の代わりに可動式のガイドローラ37を採用することもできる。図7Aおよび図7Bは、それぞれ、変形例4の給紙部を媒体搬送方向に眺めた様子を模式的に表している。変形例4では、ガイドローラ37が、例えば上方から載置面25Sへ向かう方向に外力を受けることにより、ガイドフレーム26から突出して載置面25Sと対向する第1の姿勢(図7A)からガイドフレーム26の開口部26Vへ退避した第2の姿勢(図7B)へ変位するようになっている。さらに、その外力が喪失することにより、ガイドローラ37は第2の姿勢(図7B)から第1の姿勢(図7A)へ復元するようになっている。具体的には、ガイドローラ37は、例えば回動軸273Jを回動中心としてガイドフレーム26に対し回動可能に設けられたシャフト273の先端に設けられている。シャフト273の周囲にはねじりばねなどの付勢部材が設けられており、外力が印加されない状況においては、シャフト273が第1の姿勢(図7A)を維持するように構成されている。本変形例によれば、例えば短尺の媒体を載置面25Sに乗せる際に一次的にガイドローラ37をガイドフレーム26の開口部26Vへ退避させることができる。このため、ガイドローラ37が短尺の媒体を給紙部20にセットする際の障害とならず、作業性が向上する。なお、回動させることによりガイドローラ37をガイドフレーム26の開口部26Vへ退避させる場合に限定されず、例えばガイドローラ37を載置面25Sに平行にスライドさせることでガイドフレーム26の内部空間に退避させるようにしてもよい。
また、本発明では、上記実施の形態で説明した略円柱状のガイドローラ27の代わりに、皿リベットの皿形状のような、略円錐台形状のガイドローラを用いてもよい。そのような略円錐台形状のガイドローラを用いる場合、例えば略円錐形状の底面側が斜め上方に向くようにガイドローラの回転軸を載置面25Sに対して斜めに設定するとよい。ガイドローラの先端に向かうほど、すなわちガイドフレームから離れるほど載置面25Sとの間隔が拡大するので、複数の媒体を給紙トレイ21にセットする際、ガイドローラの表面を滑らせながら所定の位置に複数の媒体を容易に収めることができる。その一方で、複数の媒体の高さ位置を規制することもできる。
1…画像形成装置、2…筐体、10,20…給紙部、11,21…給紙トレイ、21A…第1部分、21B…第2部分、21C…第3部分、12,22…ピックアップローラ、13,23…フィードローラ、14…リタードローラ、24…リタードローラ、25…媒体載置板、25A…先端部、25S…載置面、26L,26R…ガイドフレーム、27L,27R…ガイドローラ、28,29…スプリング、30…画像形成部、31(31Y,31M,31C,31K)…現像ユニット、32…感光ドラム、33…転写部、34…転写ベルト、35…転写ローラ、40…定着部、50…排出部、60…媒体搬送部、61,62…搬送ローラ対、PM1,PM2…媒体。

Claims (9)

  1. 媒体搬送方向へ搬送される1以上の媒体が載置される載置面を含む媒体載置部材と、
    前記媒体載置部材に設けられ、前記載置面に載置された前記媒体を前記媒体搬送方向へ案内する第1の案内部材と、
    前記媒体搬送方向と直交する幅方向において前記第1の案内部材と対向するように前記媒体載置部材に設けられ、前記載置面に載置された前記媒体を前記媒体搬送方向へ案内する第2の案内部材と、
    前記第1の案内部材に回転可能に支持され、前記載置面と離間して対向するように配置された第1の回転体と
    を有する媒体供給装置。
  2. 前記第2の案内部材に回転可能に支持され、前記載置面と離間して対向するように配置された第2の回転体をさらに有する
    請求項1記載の媒体供給装置。
  3. 前記媒体は、前記載置面と、前記第1の案内部材と、前記第2の案内部材と、前記第1の回転体とによって取り囲まれる空間を通過するように搬送される
    請求項2記載の媒体供給装置。
  4. 前記載置面に対する前記第1の回転体の高さは、前記媒体載置板に積層される前記媒体の最大積載高さを規定する
    請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の媒体供給装置。
  5. 前記第1の案内部材は、前記第1の回転体と隣り合う位置に設けられた第1の突起部をさらに有する
    請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の媒体供給装置。
  6. 前記第1の回転体の下流に設けられ、前記載置面との間に前記媒体を挟持しつつ前記媒体搬送方向へ前記媒体を搬送する搬送ローラ、をさらに有する
    請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の媒体供給装置。
  7. 前記第1の回転体は、
    前記載置面へ向かう方向に外力を受けることにより、前記第1の案内部材から突出して前記載置面と対向する第1の姿勢から前記第1の案内部材の内部へ退避した第2の姿勢へ変位し、
    前記外力が喪失することにより、前記第2の姿勢から前記第1の姿勢へ復元する
    請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の媒体供給装置。
  8. 画像形成部を有する本体と、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の媒体供給装置と
    を備えた画像形成装置。
  9. 前記本体は、
    前記媒体搬送装置が取り付けられて前記媒体を受け入れる媒体受入れ部が設けられた側部と、
    前記媒体が排出される排出部が設けられた上部と
    を有し、
    前記媒体は、前記媒体受入れ部から前記第1の回転体を経由して前記上部に至るまで延在するように設置される
    請求項8記載の画像形成装置。
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