JP2005335336A - 横柄エンボス化粧シート及び横柄エンボス化粧板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】横柄エンボス化粧シート10は、化粧シート幅方向からの角度が−45°〜+45°となる横柄を含んだエンボス加工による凹陥模様1が表面に賦形されたエンボス受容シート2の裏面側に、200℃に於ける引張弾性率Eが10MPa以上の補強基材シート3を積層する。更に、補強基材シートとエンボス受容シートはポリエステル系硬化性樹脂の接着剤層4を介して積層するのが良い。横柄エンボス化粧シートをラミネートローラ等で間に接着剤を介する等として金属板等の基板4に積層して横柄エンボス化粧板とする。
【選択図】図1
Description
なお、補強基材シートとエンボス受容シートとは接着剤層を介して積層するのが好ましい。また、該接着剤層にはポリエステル系硬化性樹脂を用いるのが好ましい。
なお、補強基材シートとエンボス受容シートとを接着剤層を介して積層すれば、溶融押出塗工法等による積層では密着し難いシート同士の組合せも容易である上、エンボス加工で凹陥模様を賦形済みのエンボス受容シートであっても、凹陥模様の意匠低下になる様な高温を避けて補強基材シートと積層できる。
また、その接着剤層にポリエステル系硬化性樹脂を用いれば、補強基材シートとして好適なポリエステル樹脂シート等に対して良好な密着性が得られる。
また、横柄エンボス化粧シート部分に於ける補強基材シートとエンボス受容シートとが接着剤層を介して積層されていれば、溶融押出塗工法等による積層では密着し難いシート同士の組合せも容易で、エンボス加工で凹陥模様を賦形済みのエンボス受容シートでも凹陥模様が意匠低下する様な高温を避けて補強基材シートと積層できる、高意匠な横柄の凹陥模様を表現できる。
また、上記接着剤層にポリエステル系硬化性樹脂を用いれば、補強基材シートとして好適なポリエステル樹脂シート等に対して良好な密着性が得られる。
(2)また、補強基材シートとエンボス受容シートとを接着剤層を介して積層した構成では、密着し難いシート同士の組合せも容易で、凹陥模様を賦形済みのエンボス受容シートを凹陥模様の意匠低下を避けて補強基材シートと積層した構成も容易となる。また、接着剤層にポリエステル系硬化性樹脂を用いれば、ポリエステル樹脂シート等の補強基材シートを密着性良好にして採用できる。
本発明による凹陥模様1は横柄を含む模様であり、該横柄とはその凹陥模様の溝の走る方向が、連続帯状の横柄エンボス化粧シートの状態に於いて該化粧シート幅方向の柄である。但し、該溝の走る方向は化粧シート幅方向に完全に一致している必要はないが、ラミネート時のシート伸びを防ぐという本発明の効果は、該溝の走る方向に化粧シート幅方向成分を有するものであれば相応の効果を有する。しかし、溝の走る方向が殆ど化粧シート流れ方向(縦方向)では、効果も薄い。従って、本発明で横柄の定義として、凹陥模様の溝の伸びる方向ついて、それを、化粧シート流れ方向成分と、化粧シート幅方向成分の直交する2つのベクトル成分に分解した場合に於いて、化粧シート幅方向成分の量が化粧シート流れ方向成分の量以上となる柄とする。すなわち、最低でも化粧シート幅方向成分量は化粧シート流れ方向成分量と同じであり、これ以外に於いては、化粧シート幅方向成分量が化粧シート流れ方向成分量を上回り化粧シート幅方向成分主体となる様な、柄である。すなわち、図4の平面図による説明図において、凹陥模様1を構成する溝が走る方向が、化粧シート幅方向TDからの角度θが−45°〜+45°となる柄を横柄として定義する。なお、図4の角度θは+の値となる場合である。
この際、エンボス版としてはロール状のエンボスロールが、連続帯状のシートに対する加工、連続生産性、及び広い面積にわたって連続した凹陥模様を賦形できる点で好ましい。エンボス加工は、エンボス受容シートがエンボス版の押圧で変形し得る程度の温度まで加熱し行う。或いはまた、凹陥模様1は、エンボス受容シートをTダイで溶融押出ししてシート成膜時に、その冷却ロールに表面に凹凸を有するエンボスロールを用いて、成膜同時エンボスを行って賦形しても良い。成膜同時エンボスでは、シート化後のシート加熱が不要となる。
なお、凹陥模様1の溝の深さは、表現する凹凸意匠に応じたものとすれば良く特に制限はない。例えば、深さは5〜200μm程度である。
エンボス受容シート2は、熱圧利用のエンボス加工による凹陥模様1を賦形し得る様にする為のシートであり、また化粧板となったときは、その表面側の層として艶や表面耐性等の表面適性を担い得る層でもある。従って、このエンボス受容シートとしては、前記エンボス加工適性を有する樹脂シートが使用される。この様な樹脂シートの代表例は、熱圧エンボスが可能となる熱可塑性樹脂シートであり、更にそのうち代表的な樹脂シートの樹脂としては、塩化ビニル樹脂(半硬質塩化ビニル樹脂等)、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン系、ポリプロピレン系、オレフィン系熱可塑性エラストマー系等)、成形性ポリエステル樹脂、アクリル樹脂等が挙げられる。また、エンボス受容シートは、単層構成の他、多層構成でも良い。多層構成の場合、そのシート間に後述する装飾層があっても良い。シート間に装飾層を有する多層構成のエンボス受容シート、或いは単層構成だがシート表面(例えば補強基材シート側とする裏面、或いは表面)に後述装飾層を有するエンボス受容シートは、所謂化粧シートと捉えることもできるし、またこの様な装飾層は無いが凹陥模様のみを有するシートでも所謂化粧シートと捉えることもできる。なお、エンボス受容シートを多層構成とするには、接着剤を介して積層するドライラミネーション法、溶融押出塗工法等の、公知の積層法によれば良い。この様なエンボス受容シートは、基材シートが熱可塑性樹脂シートで、該シート或いはその他の層として熱可塑性樹脂層に熱圧利用のエンボス加工で凹陥模様が賦形されている、従来公知の化粧シート(通常更に装飾層等を有する)を適宜用いることができる。
また、本発明では基板とのラミネート時高温でのシート伸びに対する耐性は、補強基材シートが受け持つので、こちらのエンボス受容シートは該耐性は考慮せずに、もっぱらエンボス加工適性等を主体的に考慮して選定できる設計の自由度が得られる。
補強基材シート3は、エンボス受容シートだけではラミネート時の熱で伸び易い横柄エンボス化粧シートを、伸び難くする為に機械的強度を補強する為のシートである。この為、補強基材シートとしては、200℃に於ける引張弾性率Eが10MPa以上となるシートを用いる。
一方、許容し得る凹陥模様の伸びは、なるべく少ないのに越したことは無いが、10%〔(伸びた分の長さΔL/伸びる前の長さL)の100分率〕に収まればなんとかなる。
そこで、伸び10%を許容最大伸びLmaxとして、最大引張応力σmaxで伸びが丁度、許容最大伸びLmaxに到達する引張弾性率Eは、10MPa(約1kgf/mm2)となる。すなわち、200℃に於ける引張弾性率Eが10MPa以上であれば、伸びは10%以下に抑えるられることになる。但し、伸び10%を許容最大伸Lmaxとしたが、伸び10%は品質的に最低限確保すべき値であり、より好ましくはより少ない伸びに抑えるのが望ましい。従って、より好ましくは許容最大伸び5%であり、その場合は、200℃に於ける引張弾性率Eは20MPa以上、更に好ましくは許容最大伸び1%であり、その場合は、200℃に於ける引張弾性率Eは100MPa以上、であれば良い。
故に、本発明では、横柄エンボス化粧シートの構成を、〔エンボス受容シート/補強基材シート〕との積層構成とし、補強基材シートの方に賦形適性は欠乏しても良いから高温時高弾性率の材料を選定し、ここで高温時伸び抑制機能を担わせ、一方、エンボス受容シートの方には、高温時低弾性で伸び易いものでも良いから高賦形性の材料を選定し、ここで賦形性の方を担わせ、これらをもって横柄エンボス化粧シート全体としては、高温ラミネート時の伸び防止と熱圧でのエンボス加工よる賦形性とを両立させる設計としたものである。
上記以外の補強基材シートとしては、不織布が挙げられ、不織布としては、ポリエステル繊維、ビニロン繊維、アラミド繊維等の合成樹脂繊維からなるものを適宜使用することができる。また、セルロース繊維等の天然繊維等からなる不織布、つまり紙等でも良い。
なお、補強基材シートの厚みは、厚い程、補強効果が強いが、取り扱い適性、コスト等の観点から適宜厚さとすれば良い。通常10μm〜100μm程度とすれば十分である。例えば、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートシートの場合、25μmで伸び防止の満足する性能が得られる。
なお、横柄の凹陥模様をエンボス受容シートに熱圧利用のエンボス加工で賦形するのに、エンボス受容シートを補強基材シートと積層して補強積層シートとしてから、そのエンボス受容シートに賦形すれば、該エンボス加工時の熱とテンションによるシートの伸びを、補強基材シート積層前に賦形する場合に比べて少なくできる。従って、シートの伸びの許容限度がより小さい場合は、この様にすると良い。
エンボス受容シートと補強基材シートとの積層に好ましくは使用する接着剤層5としては、これらに対する密着性が良く、また熱で伸び易いエンボス受容シートに接着剤硬化時等で過度の高熱が加わらない接着剤であれば、特に制限は無く、従来公知のものを適宜採用することができる。なかでも、ポリエステル系硬化性樹脂は接着剤として好ましい樹脂である。それは、補強基材シートとして好適なポリエステル樹脂シート等に対して良好な密着性が得られる。なお、接着剤層5無しの構成は、エンボス受容シートを溶融押出塗工等で形成することで得られる。
また、ポリイソシアネートとしては、イソシアネート基を2以上有するイソシアネートであり、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート等の芳香族イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂肪族(乃至は脂環式)イソシアネート、或いはトリレンジイソシアネートの付加体等のイソシアネート付加体、トリレンジイソシアネート3量体等のイソシアネート多量体が挙げられる。
装飾層は凹陥模様以外の装飾処理の代表例であり、凹陥模様以外にも適宜な装飾処理を採用出来、より一層意匠性を高めることが出来る。なお、凹陥模様、装飾層以外の装飾処理としては、エンボス受容シートや補強基材シートに対する着色剤使用による着色処理、或いはエンボス受容シートに対する艶消し剤添加等による表面の艶調整(艶消し等)処理等がある。ここでは、これらのなかでも代表的な装飾層について更に説明するが、この装飾層としては、化粧シート等に於いて従来公知のものを適宜採用すれば良い。
なお、もちろんのことだが、装飾層の模様は、要求意匠に応じたものとすれば良く、凹陥模様と位置同調させても、させなくても、どらでも良いが、位置同調させた方が、凹陥模様による凹凸意匠をより引き立てることができる。また、凹陥模様と装飾層の模様は別の模様(例えば凹陥模様が木目導管溝で、装飾層の模様が幾何学模様等)の組合せでも良い。
基板4としては、横柄エンボス化粧シートをラミネートし得るものであれば基本的には特に制限は無く、例えば従来公知の化粧板に於ける各種材料を、用途に応じて適宜採用すれば良い。従って、例えば、基板の材料としては、金属系、無機非金属系(セラミック系、非セラミックス窯業系等)が代表的であるが、この他、木質系、樹脂系等でも良い。また、基板はこれらの混合系、積層物等の複合系等でも良い。なお、基板の形状は、板状が代表的であるが、この他、立体物等でもよい。
横柄エンボス化粧シートを基板に積層することで横柄エンボス化粧板が得られるが、該横柄エンボス化粧シートを基板に積層するには、連続帯状の横柄エンボス化粧シートをラミネートローラで基板に連続的に押し付けながら積層するのが生産性の点で好ましい。この際、基板自体、或いは化粧シート自体の接着性が期待できれば、間に接着剤層を介さずに積層する事も可能であるが、通常は金属板等の基板では接着性は期待できないので、間に接着剤層7を介して積層する〔図2(B)参照〕。また、接着剤層7に用いる接着剤としては、生産性の点で化粧シートの固着が速やかに完了するものが好ましい。この為、高耐熱性の基板への横柄エンボス化粧シートのラミネートは、加熱された基板上に施した接着剤の接着力が基板の熱で活性状態となっているところに、連続帯状の横柄エンボス化粧シートをラミネートローラでラミネートすると同時に冷却し接着固定すると良い。この点で、本発明では、基板の加熱は例えば200℃近く或いはそれ以上が可能である。
本発明では、上記した層以外に、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で、適宜その他の層等の構成要素を追加しても良い。これらは化粧シートとして従来公知のものを適宜採用すれば良い。例えば、化粧材乃至は化粧シートの最表面層としての表面保護層、層間密着性強化の為のプライマー層、或いは易接着表面処理、凹陥模様の溝内部を着色する所謂ワイピング処理、等である。
本発明による横柄エンボス化粧シート、ひいては横柄エンボス化粧板の用途は、特に制限されるものではない。例えば、壁面、間仕切り、床、天井等の建築物の内外装材、自動車、電車、航空機、船舶等の乗物内装材、扉、手摺、敷居、鴨居等の建具、電気製品等のキャビネット等である。
先ず、図3の断面図に示す様な連続帯状の横柄エンボス化粧シート10を次の様にして作製した。エンボス受容シート2はシートが2層からなる多層構成である。すなわち、裏側の裏面シート2Aとする着色剤添加で着色不透明化した厚み80μmのポリプロピレン系熱可塑性エラストマーシート(溶融温度165℃であり、200℃に於ける引張弾性率Eは測定(定義)不能)の表側とする面に、バインダー樹脂がアクリル樹脂系で着色剤を含むインキをグラビア印刷して化粧シート幅方向が木目方向となる横柄の木目模様を装飾層6として印刷して印刷シートを作製した。
次いで、この補強積層シートの表面シート2Bの面に、熱圧利用のエンボス加工で、横柄の木目導管溝(溝方向は化粧シート幅方向からの角度θが実質的に0°)を表現した図5(A)の如き平面視の凹陥模様1を賦形して、装飾層で装飾処理されたエンボス受容シート2を有する、所望の連続帯状の横柄エンボス化粧シート10を作製した。
また、エンボス加工条件は、シート加熱用のドラム加熱温度130℃。予熱ロール120℃、エンボスロール温度65℃、エンボス圧2.5MPa〔25kgf/cm2〕、処理速度20m/minとした。
なお、ラミネートは、基板予熱温度200℃で、横柄エンボス化粧シートのテンションは98N/m(10kgf/m)、ラミネート速度は50m/minとした。
実施例1に於いて、補強基材シートをポリエチレンテレフタレート繊維からなる坪量100g/m2の不織布に代えた他は、実施例1と同様にして、横柄エンボス化粧シート、及び横柄エンボス化粧板を作製した。
実施例1に於いて、エンボス受容シートを次の塩化ビニル樹脂系シートに代えた他は、実施例1と同様にして、横柄エンボス化粧シート、及び横柄エンボス化粧板を作製した。すなわち、該塩化ビニル樹脂系シート(溶融温度160℃であり、200℃に於ける引張弾性率Eは測定(定義)不能)は、裏面シート2Aとして可塑剤(ジオクチルフタレート)30phr含有で着色隠蔽性の厚み80μmの塩化ビニル樹脂シートを用い、表面シート2Bとして可塑剤(ジオクチルフタレート)30phr含有で無着色透明の厚み80μmの塩化ビニル樹脂シートを用い、装飾層6のインキはバインダー樹脂が塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体とアクリル樹脂との1:1質量比混合樹脂で着色剤を含むインキを用いた。
実施例3に於いて、補強基材シートをポリエチレンテレフタレート繊維からなる坪量100g/m2の不織布に代えた他は、実施例3と同様にして、横柄エンボス化粧シート、及び横柄エンボス化粧板を作製した。
実施例1に於いて、補強基材シートの積層を省略し、エンボス受容シートのみのシートを横柄エンボス化粧シートとし、この化粧シートで横柄エンボス化粧板の作製を試みた。
実施例3に於いて、補強基材シートの積層を省略し、エンボス受容シートのみのシートを横柄エンボス化粧シートとし、この化粧シートで横柄エンボス化粧板の作製を試みた。
実施例1に於いて、その補強基材シートの代わりに、エンボス受容シートの裏面シートと同じ材質の厚み100μmのポリプロピレン系熱可塑性エラストマーシートを用いた他は、実施例1と同様にして横柄エンボス化粧シートを作製し、この化粧シートで横柄エンボス化粧板の作製を試みた。
実施例3に於いて、その補強基材シートの代わりに、実施例1のエンボス受容シートの裏面シートと同じ材質の厚み100μmのポリプロピレン系熱可塑性エラストマーシート(溶融温度165℃であり、200℃に於ける引張弾性率Eは測定(定義)不能)を用いた他は、実施例1と同様にして横柄エンボス化粧シートを作製し、この化粧シートで横柄エンボス化粧板の作製を試みた。
各実施例及び比較例に於いて、横柄エンボス化粧シートを基板にラミネートして横柄エンボス化粧板作製時の、該化粧シートの伸びによる不具合発生有無で評価した(表1参照)。その結果、各実施例は、化粧シートの破断、目視で判別出来る歪みも無くラミネートでき良好であったが、各比較例は化粧シートの破断、歪みが発生し綺麗にラミネートできず不良であった。その為、各比較例では、凹陥模様の伸び、変形も不良となった。これに対して、各実施例では、凹陥模様の伸び、変形は意匠品質を損なう程にはならず良好となった。
2 エンボス受容シート
3 補強基材シート
4 基板
5 接着剤層
6 装飾層
7 接着剤層
8 接着剤層
10 横柄エンボス化粧シート
20 横柄エンボス化粧板
MD 化粧シート流れ方向
TD 化粧シート幅方向
θ 凹陥模様の化粧シート幅方向からの角度〔°〕
Claims (5)
- 表面にエンボス加工による凹陥模様が賦形されたエンボス受容シートの裏面側に補強基材シートが積層された連続帯状のエンボス化粧シートであって、
前記凹陥模様の柄が、化粧シート幅方向からの角度が−45°〜+45°となる横柄を含み、且つ補強基材シートの200℃に於ける引張弾性率Eを10MPa以上とした、横柄エンボス化粧シート。 - 補強基材シートとエンボス受容シートとが、接着剤層を介して積層されている、請求項1記載の横柄エンボス化粧シート。
- 接着剤層がポリエステル系硬化性樹脂からなる請求項2記載の横柄エンボス化粧シート。
- 請求項1〜3のいずれか1項記載の横柄エンボス化粧シートが、その補強基材シート側の面で基板に積層した横柄エンボス化粧板。
- 基板が金属板である請求項4記載の横柄エンボス化粧板。
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