JP2005335004A - 作業支援システム、作業指示装置、および作業支援方法 - Google Patents

作業支援システム、作業指示装置、および作業支援方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005335004A
JP2005335004A JP2004155940A JP2004155940A JP2005335004A JP 2005335004 A JP2005335004 A JP 2005335004A JP 2004155940 A JP2004155940 A JP 2004155940A JP 2004155940 A JP2004155940 A JP 2004155940A JP 2005335004 A JP2005335004 A JP 2005335004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
information
instruction
work instruction
predetermined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004155940A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4343028B2 (ja
Inventor
Tetsuo Tanaka
哲男 田中
Michio Enokido
道夫 榎戸
Tomohiko Ota
與彦 太田
Yoichi Matsuo
洋一 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishida Co Ltd filed Critical Ishida Co Ltd
Priority to JP2004155940A priority Critical patent/JP4343028B2/ja
Publication of JP2005335004A publication Critical patent/JP2005335004A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4343028B2 publication Critical patent/JP4343028B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)

Abstract

【課題】作業対象物に対して行う作業を適切に支援して、作業者の負担を軽減する。
【解決手段】複数の工程からなる作業を支援する作業支援システム1を、互いに無線通信が可能なサーバ装置10と作業指示装置30とから構成する。作業指示装置30に文字や画像を表示する電子ペーパー33を設け、複数の作業対象物のそれぞれに取り付ける。サーバ装置10によって作業の進捗状況を監視しつつ、次工程に必要となる作業内容を作業指示情報として作業指示装置30に送信する。この作業指示情報を作業指示装置30の電子ペーパー33に表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、作業対象物に対して複数の工程が順次実行される作業において、作業者に適切な作業指示を行うことによって、当該作業を支援する技術に関する。
例えば、食品加工の現場において弁当を製造する場合、作業者は各食材(原料)を加工し、最終的に完成した料理を容器に盛りつけた後、包装値付けを行って、当該弁当を商品として完成させる。このように各食材には複数の工程が予め定められている。これら複数の工程のうち、取り分け(計量して必要量を準備する工程)、下ごしらえ、加熱調理などの工程は、食材・商品が異なるごとに作業者による作業が異なる工程である。したがって、作業者は、このような工程における作業を行う場合、ミスを防止するために、これらの工程の内容を記載した作業指示書に従って作業を行うのが一般的である。
しかし、作業指示書は紙ベースの媒体であるため、書き換えができず、予めすべての作業を記載しておかねばならない。したがって、作業者は、各食材や、各工程を実行する場所、あるいは前後の工程などを熟知していなければ、他の工程の材料と見間違えたり、作業工程を取り違えたり、ミスや混乱が頻発する事態となる。このような不具合は、各工程間で作業者が異なる場合にはさらに深刻となる。
そこで、従来より作業者の負担を軽減し、作業を支援するための技術が提案されている。例えば、このような技術が特許文献1ないし3に記載されている。
特許文献1には、1群の原材料(作業対象物)から生産される複数の商品に関する指示データを商品票として予め各商品毎に印字し、これら印字したすべての商品票を当該原材料に添付して保管しておく技術が提案されている。作業者は、この原材料について作業を行う場合には、添付されている商品票に基づいて各商品を生産する。さらに、作業者は、生産した各商品に、当該商品に該当する商品票を選択して添付し、下流の工程に搬出する。
しかし、特許文献1に記載されている技術では、下流に送られた商品を新たな作業対象物として加工作業などを実行する場合、作業者は依然として作業指示書(印字され、添付された商品票)に従って作業することとなるという問題があった。すなわち、特許文献1に記載された技術は、取り分け作業を効率化するものであって、他の作業に応用できるものではない。
特許文献2には、作業場所に作業指示装置を設置しておき、当該作業指示装置に作業対象物に対する複数の工程にまたがる作業内容(材料や加工方法、盛りつけ例など)を表示することによって、作業者に指示を与える技術が提案されている。
しかし、作業者が適切な指示を受けるためには、完成させたい商品を識別するための情報を作業者自身が作業指示装置に入力しなければならず、入力のためのマンマシンインタフェース(音声入力装置やタッチパネルなど)が、作業現場に必要となるという問題があった。また、この場合、作業者は、完成させる商品(または準備された作業対象物)に関する知識(作業指示装置におけるコード番号など)を有していなければならないという問題があった。
特許文献3には、磁気テープなどの可搬性の記録媒体に商品情報を記憶させて、この記録媒体を商品と一体として後工程に搬送する技術が提案されている。これにより、後工程では、この記録媒体に記憶された商品情報を読み取ることにより、各商品(後工程においては作業対象物)に対する作業を行う。すなわち、特許文献3に記載されている記録媒体を用いれば、作業現場に設置されている装置に対する入力作業を効率化させることができる。
特開2002−140766公報 特開2001−180627公報 特開平10−297641号公報
ところが、特許文献2に記載されている作業指示装置は、移動することができず、1カ所に備え付けられているために、その場で完了する作業についての指示しか与えることができないという問題があった。したがって、作業対象物を移動させる作業(搬送作業)において、作業者に対して適切な指示を与えることができない。
また、作業指示装置は、その場で完了する作業すべてについて、同時に作業内容を指示するため、1カ所で行われる作業については、依然として作業指示書による指示と同様の問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、適切な作業指示を行うことにより、作業者が作業対象物に対して行う作業を適切に支援して、作業者の負担を軽減することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、作業対象物についての複数の工程からなる作業を支援する作業支援システムであって、作業対象物の存在する箇所に取り付け可能な1以上の作業指示装置と、前記1以上の作業指示装置との間で無線による情報の送受信が可能なサーバ装置とを備え、前記サーバ装置が、前記複数の工程のそれぞれにおいて実行すべき作業内容を指示する指示情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段により取得された前記指示情報を、前記1以上の作業指示装置に送信する第1通信手段とを備え、前記1以上の作業指示装置のそれぞれが、サーバ装置との間で無線による情報の送受信を行う第2通信手段と、表示する情報の書き換えが可能な表示手段と、前記第2通信手段により前記サーバ装置から受信した前記指示情報に基づいて、前記表示手段に、前記複数の工程のうちの所定の工程における作業内容を表示させる制御手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る作業支援システムであって、前記サーバ装置が、前記指示情報を受信した作業指示装置が取り付けられた箇所に存在する作業対象物について、前記所定の工程が終了したか否かを判定する終了判定手段をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明に係る作業支援システムであって、前記終了判定手段は、前記指示情報を受信した作業指示装置が、前記所定の工程が実行される作業エリアから搬出されたことを検出することにより、当該作業指示装置が取り付けられている箇所に存在する作業対象物について、前記所定の工程が終了したと判定することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項2の発明に係る作業支援システムであって、前記1以上の作業指示装置のそれぞれが、前記所定の工程が終了したことを示す入力を作業者から受け付ける入力手段をさらに備え、前記入力手段により前記入力を受け付けた作業指示装置の第2通信手段は、前記所定の工程が終了したことを示す終了情報を前記サーバ装置に送信し、前記終了判定手段は、前記第1通信手段によって前記終了情報を受信することにより、前記終了情報を送信した作業指示装置が取り付けられている箇所に存在する作業対象物について、前記所定の工程が終了したと判定することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項2ないし4のいずれかの発明に係る作業支援システムであって、前記制御手段は、前記終了判定手段によって前記所定の工程が終了したと判定された場合に、前記所定の工程の次工程の作業内容を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1ないし4のいずれかの発明に係る作業支援システムであって、前記制御手段は、前記作業指示装置が所定の作業エリアに搬入された場合に、前記所定の作業エリアにおいて実行される工程の作業内容を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれかの発明に係る作業支援システムであって、前記サーバ装置との間で情報の送受信が可能であるとともに、前記複数の工程のうちの少なくとも1の工程において、所定の処理を行う処理装置をさらに備え、前記処理装置は、前記所定の処理の結果を示す履歴情報を前記サーバ装置に送信することを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれかの発明に係る作業支援システムであって、前記制御手段は、前記所定の工程が複数の作業エリア間で作業対象物を移動させる工程である場合において、前記作業対象物の移動先となる作業エリアに関する情報を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、作業対象物の存在する箇所に取り付け可能であるとともに、前記作業対象物について実行される複数の工程からなる作業を指示する作業指示装置であって、サーバ装置との間で無線による情報の送受信を行う通信手段と、表示する情報の書き換えが可能な表示手段と、前記通信手段により前記サーバ装置から受信した前記指示情報に基づいて、前記表示手段に、前記複数の工程のうちの所定の工程における作業内容を表示させる制御手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項9の発明に係る作業指示装置であって、作業者の入力を受け付ける入力手段をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項10の発明に係る作業指示装置であって、前記通信手段は、前記入力手段により受け付けた前記入力に応じて、前記所定の工程の終了情報を前記サーバ装置に送信することを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項10または11の発明に係る作業指示装置であって、前記制御手段は、前記入力手段により受け付けた前記入力に応じて、前記所定の工程が終了したことを示す情報を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
また、請求項13の発明は、請求項10または11の発明に係る作業指示装置であって、前記制御手段は、前記入力手段により受け付けた前記入力に応じて前記サーバ装置から送信される前記指示情報に基づいて、前記所定の工程の次工程における作業内容を前記表示手段に表示させることを特徴とする。
また、請求項14の発明は、作業対象物についての複数の工程からなる作業を支援する作業支援方法であって、サーバ装置において、前記複数の工程のそれぞれにおいて実行すべき作業内容を指示する指示情報を取得する情報取得工程と、前記情報取得工程により取得された前記指示情報を、作業対象物の存在する箇所に取り付け可能な1以上の作業指示装置に無線により送信する第1通信工程と、前記1以上の作業指示装置において、前記サーバ装置から受信した前記指示情報に基づいて、表示する情報の書き換えが可能な表示装置に、前記複数の工程のうちの所定の工程における作業内容を表示させる表示工程とを有することを特徴とする。
また、請求項15の発明は、請求項14の発明に係る作業支援方法であって、前記指示情報を受信した作業指示装置が取り付けられた箇所に存在する作業対象物について、前記所定の工程が終了したか否かを判定する終了判定工程をさらに有することを特徴とする。
また、請求項16の発明は、請求項15の発明に係る作業支援方法であって、前記終了判定工程は、前記指示情報を受信した作業指示装置のうち、前記所定の工程が実行される作業エリアから搬出された作業指示装置を検出し、検出された作業指示装置が取り付けられている箇所に存在する作業対象物について、前記所定の工程が終了したと判定することを特徴とする。
また、請求項17の発明は、請求項15の発明に係る作業支援方法であって、前記1以上の作業指示装置において、前記所定の工程が終了したことを示す入力を作業者から受け付ける入力工程と、前記入力工程により前記入力を受け付けた作業指示装置において、前記所定の工程が終了したことを示す終了情報を前記サーバ装置に送信する第2通信工程とをさらに有し、前記終了判定工程は、前記第2通信工程おいて受信した前記終了情報に応じて、前記終了情報を送信した作業指示装置が取り付けられている箇所に存在する作業対象物について、前記所定の工程が終了したと判定することを特徴とする。
また、請求項18の発明は、請求項15ないし17のいずれかの発明に係る作業支援方法であって、前記表示工程は、前記終了判定工程によって前記所定の工程が終了したと判定された場合に、前記所定の工程の次工程の作業内容を前記表示装置に表示させることを特徴とする。
また、請求項19の発明は、請求項14ないし17のいずれかの発明に係る作業支援方法であって、前記表示工程は、前記作業指示装置が所定の作業エリアに搬入された場合に、前記所定の作業エリアにおいて実行される工程の作業内容を前記表示装置に表示させることを特徴とする。
また、請求項20の発明は、請求項14ないし19のいずれかの発明に係る作業支援方法であって、前記複数の工程のうちの少なくとも1の工程において所定の処理を行う処理装置が、前記所定の処理の結果を示す履歴情報を前記サーバ装置に送信する第3通信工程をさらに有することを特徴とする。
また、請求項21の発明は、請求項14ないし20のいずれかの発明に係る作業支援方法であって、前記表示工程は、前記所定の工程が複数の作業エリア間で作業対象物を移動させる工程である場合において、前記作業対象物の移動先となる作業エリアに関する情報を前記表示装置に表示させることを特徴とする。
請求項1ないし8および14ないし21に記載の発明では、サーバ装置から受信した指示情報に基づいて、複数の工程のうちの所定の工程における作業内容を作業指示装置に表示することにより、実行する工程についての指示情報だけを表示させることができるため、作業ミスが減少する。したがって、効率的な作業ができる。
請求項2および15に記載の発明では、指示情報を受信した作業指示装置が取り付けられた箇所に存在する作業対象物について、所定の工程が終了したか否かを判定することにより、作業対象物ごとに作業の進捗状況を把握することができる。
請求項3および16に記載の発明では、指示情報を受信した作業指示装置が、所定の工程が実行される作業エリアから搬出されたことを検出することにより、当該作業指示装置が取り付けられている箇所に存在する作業対象物について、所定の工程が終了したと判定することにより、作業者に負担をかけることなく、自動的に各工程が終了したことを判定することができる。
請求項4および17に記載の発明では、作業指示装置から終了情報を受信することにより、終了情報を送信した作業指示装置が取り付けられている箇所に存在する作業対象物について、所定の工程が終了したと判定することにより、実際に作業を行った作業者に終了確認を入力させることができる。したがって、例えば、作業支援システムが、自動的に終了したことを把握することができない状況であっても、正確に進捗状況を把握することができる。
請求項5および18に記載の発明では、所定の工程が終了したと判定された場合に、所定の工程の次工程の作業内容を表示させることにより、作業指示装置の表示を適切に切り換えることができる。
請求項6および19に記載の発明では、作業指示装置が所定の作業エリアに搬入された場合に、所定の作業エリアにおいて実行される工程の作業内容を表示させることにより、作業指示装置の表示を適切に切り換えることができる。
請求項7および20に記載の発明では、複数の工程のうちの少なくとも1の工程において、所定の処理を行う処理装置が、所定の処理の結果を示す履歴情報をサーバ装置に送信することにより、作業者に負担をかけることなく、自動的に各工程における履歴情報を残すことができる。
請求項8および21に記載の発明では、所定の工程が複数の作業エリア間で作業対象物を移動させる工程である場合において、作業対象物の移動先となる作業エリアに関する情報を表示させることにより、作業指示装置に作業対象物の行き先を表示することができる。
請求項9に記載の発明では、サーバ装置から受信した指示情報に基づいて、表示手段に、複数の工程のうちの所定の工程における作業内容を表示させることにより、必要なときに、必要な情報だけを表示させることができるため、作業ミスが減少する。したがって、効率的な作業ができる。
請求項10に記載の発明では、作業者の入力を受け付ける入力手段をさらに備えることにより、作業指示装置に対して、作業者の指示を入力することができる。
請求項11に記載の発明では、入力手段により受け付けた入力に応じて、所定の工程の終了情報を前記サーバ装置に送信することにより、サーバ装置において進捗状況を管理することができる。
請求項12に記載の発明では、入力手段により受け付けた入力に応じて、所定の工程が終了したことを示す情報を表示手段に表示させることにより、未処理の作業対象物であるか否かを作業者が容易に見分けることができる。
請求項13に記載の発明では、入力手段により受け付けた入力に応じてサーバ装置から送信される指示情報に基づいて、所定の工程の次工程における作業内容を表示手段に表示させることにより、進捗状況に応じて、作業者に適切な指示を与えることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
<1. 第1の実施の形態>
図1は、本発明に係る作業支援システム1の基本構成を示す図である。作業支援システム1は、サーバ装置10および1つ以上の作業指示装置30から構成される。また、サーバ装置10と作業指示装置30との間は、赤外線通信によってデータの送受信が可能とされている。サーバ装置10の機能は、複数の装置によって実現されてもよい。
このような構成により、本実施の形態における作業支援システム1は、複数の食品を作業対象物として調理し、弁当を製造する一連の作業において、作業者を支援するシステムとして利用されるが、本発明はこのようなシステムに限定されるものではない。例えば、部品を加工しつつ組み立てて1つの装置を製造する作業などにも応用利用することができる。
図2は、サーバ装置10の構成とそれらの接続関係とを示す図である。サーバ装置10は、一般的なコンピュータと同様の構成を有する装置であって、図2に示すように、各構成がバス配線によって互いに接続されている。サーバ装置10は、各種データの演算を行うCPU11を備えるとともに、各種データを記憶する記憶装置として、ROM12、RAM13、固定ディスク14を備える。ROM12はデータの読み出しにのみ使用される記憶装置であり、RAM13は主にCPU11のワーキングエリアとして使用される記憶装置である。また、固定ディスク14は、例えばハードディスク装置などが該当し、本実施の形態における作業支援システム1の機能を実現するためのプログラム140や、加工される食品(作業対象物)についての食品情報(食品データベース)などを記憶するために使用される。
また、サーバ装置10は、各種データを画面表示するディスプレイ15と、オペレータが指示を入力するための操作部16としてキーボード16aおよびマウス16bと、ディスク91に記憶されたデータを読み取るための読取装置17とを備える。なお、ディスク91は可搬性の記録媒体であって、例えば、光ディスクやCD−ROM、あるいはDVD−ROMなどが該当する。
さらに、サーバ装置10は、1つ以上の作業指示装置30との間で無線によるデータ通信を行うための構成として、通信部18およびアンテナ19を備えている。本実施の形態におけるサーバ装置10のアンテナ19は、赤外線通信用のアンテナであり、その通信可能距離は、0.7〜2.0m程度である。したがって、アンテナ19は、作業指示装置30が存在するエリア(搬送される可能性のあるエリア)を互いに補うように複数個配置される。なお、作業指示装置30との間の通信方法はこれに限られるものではなく、無線による双方向通信を可能とする通信方法であればどのようなものであってもよい。
図3は、サーバ装置10の機能構成を、データの流れとともに示すブロック図である。図3に示す情報処理部110および検出部111が、主にCPU11がプログラム140に従って動作することにより実現される機能構成である。
情報処理部110は、入力情報130や端末情報131に基づいて、固定ディスク14に必要な情報を保存する。また、これらに基づいて、すでに保存されているデータを参照しつつ、作業指示情報132を生成する機能を有する。なお、情報処理部110における具体的な処理内容は、後述の動作説明において詳細に説明する。
ここで、入力情報130とは、オペレータが操作部16を操作することにより入力される情報である。入力情報130としては、食品90に関する情報(名称、識別コード、数量、あるいは当該食品90に対して行われる各工程ごとの作業内容、予定など)や、作業支援システム1に対する操作情報(作業選択、作業開始などの操作)も含まれる。
また、端末情報131は、各作業指示装置30から送信された情報が、通信部18によって受信されることによって、検出部111により生成される情報である。ただし、作業指示装置30から送信される情報も、便宜的に「端末情報131」と称する。端末情報131には、情報を送信した作業指示装置30を識別する識別子(以下、「送信装置識別情報」と称する)や、当該作業指示装置30によって関連づけられている食品90についての作業の進捗状況を示す情報(以下、「進捗情報」と称する)が含まれる。また、端末情報131には、作業指示装置30から送信される情報以外に、当該端末情報131を受信したアンテナ19の識別子(以下、「アンテナ識別情報」と称する)が含まれる。
作業指示情報132には、当該作業指示情報132の送信先の作業指示装置30を示す識別子(以下、「受信装置識別情報」と称する)と、指示情報とが含まれる。指示情報には、当該作業指示装置30によって関連づけられている食品90についての作業内容を示す情報(以下、「作業者に対する指示情報」と称する)と、当該作業指示装置30に対する指示情報とが含まれる。作業指示情報132は、情報処理部110によって生成された後、装置識別情報を読み取った通信部18によって、アンテナ19を介して、該当する作業指示装置30に送信される。
本実施の形態における作業支援システム1では、入力情報130、端末情報131および作業指示情報132として、前述のような情報を取り扱うが、入力情報130、端末情報131および作業指示情報132に含められる情報は、これらに限定されるものではない。すなわち、サーバ装置10と作業指示装置30との間で必要な情報が適宜送受信されてもよい。
検出部111は、通信部18によって受信された情報が、複数のアンテナ19のうちのどのアンテナ19によって受信されたかを検出する。また、この検出結果に応じてアンテナ識別情報を作成し、受信した情報とアンテナ識別情報とに基づいて、端末情報131を生成する。
図4は、作業指示装置30の各構成とそれらの接続関係とを示す図である。図1および図4に示すように、作業指示装置30は、ICタグ31、操作ボタン32、および電子ペーパー33を備えている。なお、図4において図示を省略しているが、作業指示装置30の駆動電力は、可搬性のよい小型電池によって供給されるが、例えば、太陽電池パネルによって発電、供給されてもよいし、これらが併用されてもよい。
作業指示装置30は、食品搬送用のトレイの見やすい位置に取り付けられ、電子ペーパー33に表示される情報(文字、画像など)を作業者が容易に確認することができるようにされている。本実施の形態において、各食品90は、当該トレイに載せられて各作業場所を移動するものとする。このようにして、作業指示装置30は、食品90の存在する箇所に取り付けられた状態となる。
なお、本実施の形態における作業支援システム1では、作業指示装置30を食品搬送用のトレイ取り付けているが、例えば、食品90の外装に直接取り付けるようにしてもよい。また、透明なケース等を介して取り付けられていてもよい。すなわち、食品90の存在する箇所に取り付けられ、当該作業指示装置30によって識別される食品90が、いずれであるかを作業者が容易に認識することができる状態であれば、作業指示装置30はどのような態様で配置されていてもよい。
ICタグ31は、データを演算するCPU310、データを記憶する記憶装置311、およびサーバ装置10との間で赤外線を用いた無線データ通信を行う通信部312を備えている。
CPU310は、操作ボタン32が受け付けた入力や、通信部312が受信した作業指示情報132などのデータに応じて、作業指示装置30の各構成を制御する。また、通信部312は、サーバ装置10から送信される作業指示情報132を受信するとともに、CPU310により生成される端末情報131をサーバ装置10に送信する。
作業者によって操作される操作ボタン32は、作業者が作業指示装置30に対する指示を入力するために使用される。なお、操作ボタン32は、作業者の操作が電気信号として入力できればどのような構造のものであってもよいが、作業指示装置30の可搬性を阻害することのない構造とされている。
電子ペーパー33は、いわゆる電子看板などと称される表示装置であって、主にフィルム状の部材で構成され、食品90に関する作業情報などの文字情報を表示する。CPU310によって制御される電子ペーパー33は、例えば、電圧を任意に印加することによって、着色された帯電粒子を移動させて、表示を書き換えることが可能な表示装置である。このように、表示装置として電子ペーパー33を用いることにより、作業指示装置30は、食品90と共に容易に移動させることができる装置として実現可能である。
次に、以上のような機能および構成を有する本実施の形態における作業支援システム1の動作を説明する。
図5ないし図7は、作業支援システム1の動作を示す流れ図である。なお、図5および図6に示す動作は、主にサーバ装置10によって実現される動作であり、図7に示す動作は、主に作業指示装置30によって実現される動作である。作業支援システム1のサーバ装置10は、初期設定(図示せず)が終了すると、以下に示す4つの状態を監視しつつ待機する。
1)所定時間が経過した状態(ステップS1)
2)オペレータから新たな作業の指示が入力された状態(ステップS3)
3)搬出により実行中の作業の終了を検出した状態(ステップS11)
4)作業者により実行中の作業の終了を示す入力がされた状態(ステップS13)
一方、各作業指示装置30は、作業指示情報132の受信および作業者による入力を監視しつつ待機する(図7:ステップS21,S25)。
また、図8は、製造工場のレイアウト例を示す図である。図8に示す製造工場では、各工程が行われる作業場が複数のエリア(搬送経路、冷蔵庫、準備室、加工1−A,B、加工2−A,B、加工3、および加工4)に分かれている。これらの各エリアを食品90が搬送されつつ加工され、最終的に容器に盛りつけられて、包装・値付けが行われる。
図8に示すように、製造工場内の各エリアには、アンテナ19aないし19hがそれぞれ配置されている。このアンテナ19の配置状況は、予めサーバ装置10の固定ディスク14に保存されているものとする。なお、図8では、アンテナ19aないし19hは、それぞれ1つのアンテナ19として図示している。しかし、前述のように、赤外線通信の通信可能距離が短いため、これらは複数のアンテナ19によって、それぞれのエリアをカバーするように配置されている。
したがって、情報処理部110は、端末情報131に含まれるアンテナ識別情報を参照することにより、当該端末情報131を送信した作業指示装置30が存在しているエリアを特定することができる。なお、作業場は、図8に示すように、互いに隔離された状態(部屋を構成する状態)でなくてもよい。その場合は、各アンテナ19の受信可能エリアを分けておくことにより、作業指示装置30の存在するエリアを特定することができる。
まず、サーバ装置10は、前回エリア内に応答要求を送信してから、所定の時間が経過している場合に、ステップS1においてYesと判定し、エリア内の各作業指示装置30に対して、作業指示情報132を送信する(ステップS2)。ステップS2において送信される作業指示情報132は、作業指示装置30に対する応答要求であり、作業者に対する指示情報を含むものではなく、作業指示装置30に対する指示情報を含むものである。
ステップS2においてサーバ装置10から送信された作業指示情報132を受信した作業指示装置30は、ステップS21およびS22においてYesと判定し、自己の識別子を含む端末情報131を作成して、サーバ装置10に送信する(ステップS24)。
一方、所定の時間が経過していない場合には、サーバ装置10はステップS2を実行することはない。したがって、作業指示装置30もステップS24を実行しない。
これにより、サーバ装置10と各作業指示装置30とは、所定の時間ごとに定期的にデータの送受信を行うこととなる。なお、ステップS24において各作業指示装置30から送信された端末情報131を受信したサーバ装置10は、検出部111により、各端末情報131ごとに受信したアンテナ19を検出し、それぞれの端末情報131にアンテナ識別情報を付加して、RAM13上に転送する。
さらに、情報処理部110は、この端末情報131のアンテナ識別情報を参照しつつ、前回、同じ作業指示装置30から送信された端末情報131のアンテナ識別情報と比較する。これにより、情報処理部110は、当該作業指示装置30が特定のエリアから搬出されたことを検出する。例えば、前回のアンテナ識別情報がアンテナ19aのものであり、最新のアンテナ識別情報がアンテナ19bのものであった場合、当該作業指示装置30はエリア「準備室」からエリア「搬送経路」に搬出されたと判定する。
このように、作業支援システム1では、サーバ装置10と各作業指示装置30とが互いに定期的にデータ通信を行うことにより、サーバ装置10が作業指示装置30の移動状況を自動的に把握することができる。このような判定結果の利用方法については後述する。
図5に戻って、作業支援システム1は、オペレータから作業を開始するための入力があると、ステップS3においてYesと判定し、入力情報130を取得する(ステップS4)。ステップS4において取得される入力情報130は、主に作業者に対する指示情報である。
図9は、作業者に対する指示情報の例を示す図である。以下、図9に示す作業者に対する指示情報が入力情報130a,130b,130cとして入力された場合を例に、作業支援システム1の具体的動作を説明する。
なお、図9に示すように、作業者に対する指示情報は、弁当を製造するために、当該弁当に使用される材料(食品90a,90b,90c)ごとに準備されるレシピ情報と、各工程を行う場所情報とを含んでいる。弁当を製造する場合には、複数の食品90が加工調理されるのが一般的であり、図9に示すように複数の入力情報130がオペレータによって入力される。
また、ここに示す指示情報は、各工程ごとに作業内容が文字情報で指示されるように区分されているが、例えば、画像情報が関連づけられていてもよい。また、作業を行う予定時刻などが指定されていてもよい。すなわち、作業者が必要とする情報であって、作業指示装置30の電子ペーパー33に表示可能な情報であれば、どのような情報が含まれていてもよい。
本実施の形態における作業支援システム1では、弁当を作成しようとする度に、オペレータによって、作業者に対する指示情報が入力情報130として入力されるものとして説明する。しかし、実際には、この作業者に対する指示情報は、予め取得され、作業データベースとして固定ディスク14に記憶されており、作業の開始とともにオペレータによって選択される。なお、開始予定時刻になると、情報処理部110が固定ディスク14から自動的に取得するように構成してもよい。
ステップS4において、入力情報130を取得すると、情報処理部110は、未だ使用されていない作業指示装置30に対して、作業指示情報132を作成して送信する(ステップS5)。
図9に示す例に基づいて、ステップS5の動作を具体的に説明すると、まず、入力された作業者に対する指示情報はそれぞれの入力情報130a,130b,130cに含まれていることから、情報処理部110は3つの作業指示装置30(30a,30b,30c)を送信先として決定する。これら作業指示情報132の送信先となる未使用の作業指示装置30は、準備室に保管されているものとする。
次に、情報処理部110は、各入力情報130から必要な情報のみを抽出し、送信先として決定された作業指示装置30の受信装置識別情報とともに作業指示情報132を作成する。作成されたそれぞれの作業指示情報132は、通信部18により特定の作業指示装置30に送信される。なお、作業の開始段階では、どの食品90に対しても第1工程が実行され、第1工程は必ず準備工程である。したがって、情報処理部110は、各入力情報130から、第1工程の作業内容、取得先、および次工程の作業場所を抽出して、各作業指示装置30に送信する。
ステップS5において、作業指示情報132が送信されると、当該作業指示情報132を受信した作業指示装置30のCPU310は、ステップS21(図7)においてYesと判定する。さらに、受信した作業指示情報132が応答要求か否かを判定する(ステップS22)。ステップS5においてサーバ装置10から送信された作業指示情報132は、作業者に対する指示情報であるので、応答要求ではない。したがって、CPU310は、ステップS22においてNoと判定し、作業指示情報132(作業者に対する指示情報)を電子ペーパー33に表示する(ステップS23)。
図10は、作業指示装置30が作業指示情報132を受信した場合の様子を示す図である。準備室には、複数の作業指示装置30が保管されているが、サーバ装置10によって作業指示情報132の送信先として決定された各作業指示装置30(ここに示す例では、作業指示装置30a,30b,30c)には、ステップS5の実行によって各作業指示情報132が送信される。
この作業指示情報132を受信した作業指示装置30は、ステップS23の実行により、電子ペーパー33に作業指示情報132をそれぞれ表示する。したがって、作業を開始する際に、作業者は、準備室に保管されている作業指示装置30の電子ペーパー33の表示を確認することにより、開始すべき作業を知得することができる。なお、ここに示す例において、食品90cについては、食品90bの第3工程において製造される。したがって、現在は「準備中」であることが作業指示装置30cの電子ペーパー33に表示されるとともに、取得先などの作業内容は表示されていない。
作業者は、作業を開始するにあたって、準備室の作業指示装置30を観察し、電子ペーパー33に作業内容が表示されている作業指示装置30を選択する。そして、選択した作業指示装置30を食品搬送用のトレイに取り付けて作業を開始する。
図10に示す例において、作業指示装置30aを選択した作業者は、作業指示装置30aの電子ペーパー33に表示されている作業内容に従って、準備室を出て、食品90aの取得先である「冷蔵庫」に向かう。このように、作業指示装置30の電子ペーパー33には、作業対象物の取得先を明確に表示することができるため、作業者の熟練度は要求されず、負担が軽減される。
この作業者の動作によって、応答要求に対して作業指示装置30aから送信される端末情報131の受信アンテナ19がアンテナ19aからアンテナ19bに切り替わる。したがって、サーバ装置10は、作業指示装置30aが準備室から搬出されたことを検出することができる。これにより、サーバ装置10は、食品90aについての作業が開始されたと判定することができる。すなわち、作業支援システム1は、作業対象物に対する作業の進捗状況を把握することができる。以下、作業対象物に対する作業の進捗状況は、進捗情報として、固定ディスク14に保存され、情報処理部110が適宜参照することにより利用可能とされる。
冷蔵庫に向かった作業者は、食品90aを計量することにより「1.2Kg」分をトレイに載せる。これにより、作業指示装置30aは、作業対象物(食品90a)の存在する箇所に取り付けられることとなり、以後、トレイに載せられた食品90aとともに工場内を移動する。
このように、本実施の形態における作業支援システム1では、作業指示装置30を、ICタグ31および電子ペーパー33によって構成するため、作業指示装置30は可搬性に優れ、作業者が作業対象物とともに搬送しても負担をかけることがない。
食品90aについて準備が完了した作業者は、次工程が「加工1−A」で処理されることが電子ペーパー33に表示されているので、エリア「加工1−A」に向けて食品90aを搬送する。
このように、本実施の形態における作業指示装置30は、作業者に対する指示情報を電子ペーパー33に表示することができるので、作業者は作業内容を予め把握しておく必要がない。したがって、作業者に熟練度を要求することなく、負担を軽減することができる。
また、図9に示すように、第1工程を行っている状況では、他の工程の作業内容(図7に示す入力情報130aの第2ないし第4工程の作業内容)は表示されず、必要最小限の情報のみが表示されている。すなわち、作業対象物に対する作業の進捗状況に応じて、実行中の作業工程に必要な情報のみを電子ペーパー33に表示することにより、作業内容の見間違えなどによる作業者の混乱を防止することができる。なお、作業支援システム1が作業の進捗状況を把握する手法については、以下、具体例に沿って順次説明する。
一方、食品90bについては、作業者は、エリア「加工1−B」に向けて搬送する。このように、次工程の作業場所を予め表示しておくことにより、個々の作業対象物ごとに搬送ルートが異なっていたとしても、作業者はすみやかに効率よく搬送作業を行うことができる。
食品90aあるいは食品90bを搬送している作業者がエリア「搬送経路」から出ると、作業支援システム1は応答要求に対する端末情報131を受信するアンテナ19が、アンテナ19bから他のアンテナ19に切り替わることによってこれを検出する。
本実施の形態における作業支援システム1は、受信アンテナ19の切り替わりを検出すると、作業指示装置30が旧エリアから搬出されたと判定し、これを旧エリアにおける作業(現在進行中の作業)の終了とみなす(ステップS11)。
このようにして、作業支援システム1は各エリアごとの作業の終了を検出することができ、作業の進捗状況を自動的に把握することができる。したがって、作業者の負担が軽減される。
ステップS11においてYesと判定すると、サーバ装置10は搬出された作業指示装置30について、旧エリア内の工程について終了処理を行う(ステップS12)。食品90aについての作業を例に説明すると、サーバ装置10は、保存されている進捗情報に関するデータを参照することにより、冷蔵庫から食品90aを1.2Kg取り出し、搬送する作業が終了したとみなして、固定ディスク14内の進捗情報を更新する。このとき、冷蔵庫内の保管数量を減算して、管理データを更新するようにしてもよい。なお、食品90bについても同様である。
次に、本実施の形態における作業支援システム1は、1つの工程の終了は次工程の開始であるとみなして、サーバ装置10により次工程の作業指示情報132を作成して送信する(ステップS15)。ステップS15において作業指示装置30に送信される作業指示情報132は、作業者に対する指示情報を含んでおり、所定時間ごとに送信される応答要求ではない。したがって、この作業指示情報132を受信した作業指示装置30は、図7に示すステップS21,S22においてYesと判定し、当該作業指示情報132を電子ペーパー33に表示する(ステップS23)。
以上が、1つの工程を開始してから終了するまでの作業支援システム1の基本動作である。次に、このような処理を繰り返し行うことによって、ここで挙げた食品90a,90b,90cについての作業がどのように行われるかをさらに詳細に説明する。
図11は、食品90aに関連づけられている作業指示装置30aの表示が切り替わる様子を示す図である。また、図12は、食品90bに関連づけられている作業指示装置30bの表示が切り替わる様子を示す図である。さらに、図13は、食品90cに関連づけられている作業指示装置30cの表示が切り替わる様子を示す図である。
まず、食品90aについての作業を説明する。準備室における食品90aに関連づけられる作業指示装置30aの電子ペーパー33の表示は、前述のように図10に示すものである。作業者が作業を開始し、端末情報131を受信するアンテナ19が、アンテナ19bからアンテナ19dに切り替わったときに、ステップS15によってサーバ装置10から作業指示情報132が送信される。したがって、エリア「加工1−A」に作業指示装置30aが存在している間、当該作業指示装置30aの電子ペーパー33の表示は、図11のエリア「加工1−A」に示すものとなる。図11に示すように、電子ペーパー33には、第2工程(「カットA」を行って、エリア「加工2−A」に搬送する工程)を行うために必要な情報のみが表示されている。
この表示を確認することにより、作業者は、「カットA」を行って、1.0Kgの食品90aを製造する作業を行うことを確認することができる。なお、ここでは、「カットA」と簡略的に示すが、「カットA」の具体的手順を説明する文字情報を表示してもよい。以下、同様である。
カットAの作業を終えた作業者は、次工程のエリアとしてエリア「加工2−A」が指示されていることを確認し、食品90aをエリア「加工2−A」に向けて搬送する。作業支援システム1は、アンテナ19dからアンテナ19bに切り替わることによって、エリア「加工1−A」における「カットA」の作業が終了したことを検出する。また、アンテナ19bからアンテナ19fに切り替わったことを検出することによって、食品90aの第2工程が終了したことを検出し、ステップS15を実行して作業指示情報132を作業指示装置30aに送信する。
これにより、エリア「加工2−A」に搬入された時点で、作業指示装置30aの電子ペーパー33の表示は、図11のエリア「加工2−A」に示すように変更される。作業者は、この表示を確認することによって、食品90aに対して「加熱C」処理を行い、これが終了するとエリア「加工3」に向けて食品90aを搬送する。
サーバ装置10は、端末情報131を受信するアンテナ19が、アンテナ19hに切り替わったことを検出することによって、食品90aの第3工程が終了したことを検出し、ステップS15を実行して作業指示情報132を作業指示装置30aに送信する。
これにより、エリア「加工3」に搬入された時点で、作業指示装置30aの電子ペーパー33の表示は、図11に示すように変更される。作業者は、この表示を確認することによって、食品90aを100gずつ弁当Aとして盛りつける作業を行い、これが終了すると、さらに下流の工程に搬送する。ここでは、下流の工程は、弁当Aに対して包装値付けを行う工程が指定されている。
次に、食品90bについて説明する。準備室において、食品90bに関連づけられる作業指示装置30bの電子ペーパー33の表示は、前述のように図10に示すものである。作業者が作業を開始し、端末情報131を受信するアンテナ19が、アンテナ19bからアンテナ19cに切り替わったときに、ステップS15によってサーバ装置10から作業指示情報132が送信される。したがって、エリア「加工1−B」に作業指示装置30bが搬入された時点で、当該作業指示装置30bの電子ペーパー33の表示は、図12に示すものとなる。図12に示すように、電子ペーパー33には、第2工程(「カットB」)を行うために必要な情報のみが表示されている。
この表示を確認することにより、作業者は、「カットB」によって、1.0Kgの食品90bを製造する作業を行うことを確認することができる。
さらに、カットBの作業を終えた作業者は、次工程のエリアとして、現在のエリア「加工1−B」が指示されていることから、当該エリア「加工1−B」において、さらに作業が予定されていることがわかる。
作業者は、エリア「加工1−B」において予定されている残りの作業内容を表示させるために、作業指示装置30bの操作ボタン32を操作する。前述のように、作業指示装置30は、操作ボタン32による入力受け付けを監視している(図7:ステップS25)。したがって、この入力を受け付けた作業指示装置30bのCPU310は、ステップS25においてYesと判定し、端末情報131をサーバ装置10に送信する(ステップS26)。
ステップS26において送信される端末情報131には、実行中の作業の終了を示す情報が含まれる(終了情報に相当する)ので、これを受信したサーバ装置10は、作業者の入力による終了確認がされたと判定する(図6:ステップS13においてYesと判定する)。すなわち、作業支援システム1は、エリア「加工1−B」で行う作業の最初の工程(図9:入力情報130bの第2工程)が終了したことを把握することができ、進捗状況を的確に把握することができる。
このように、アンテナ19が切り替わらないエリア内で連続して作業が行われる場合には、作業支援システム1は、自動的に各工程の終了を検出することはできないが、作業指示装置30が操作ボタン32を備えているため、作業者は、操作ボタン32を押下するという単純な操作によって作業の進捗状況を入力することができる。したがって、作業者の負担を軽減することができる。
また、操作ボタン32は簡易な構造であるので、例えば、従来の装置で用いられているような、音声入力マイクやバーコードリーダといった入力装置に比べて、装置構成を簡易化することができる。したがって、作業指示装置30の可搬性を維持することができる。
入力による終了確認がされると(ステップS13においてYes)、サーバ装置10は、実行中の工程の終了処理を行い(ステップS14)、次工程の作業指示情報132を作成して送信する(ステップS15)。
すなわち、食品90bについては、エリア「加工1−B」において、作業者によって操作ボタン32が操作されると、その入力に応じてサーバ装置10においてステップS15が実行され作業指示情報132が送信されることとなる。これにより、作業指示装置30bにおいて、ステップS23が実行され、この作業指示情報132に基づいて、作業指示装置30bの電子ペーパー33の表示は、図12のエリア「加工1−B」の右側に示すように書き換えられる。
この表示を確認することにより、作業者は、1.0Kgの食品90bのうち、0.6Kgを食品90cとして分割し、0.4Kgの食品90bについては、エリア「加工2−B」に搬送することがわかる。したがって、作業者は分割作業を行った後、0.4Kgの食品90bをエリア「加工2−B」に向けて搬出する。
このように、サーバ装置10側において自動的に終了確認ができない場合であっても、作業指示装置30は、作業の進捗状況に応じて、作業者に適切な指示を与えることができる。
作業支援システム1は、食品90bがエリア「加工1−B」から搬出され、アンテナ19cからアンテナ19bに切り替わったことによって、「分割」作業が終了したことを検出する。なお、これによって、食品90cの準備が整ったと判定することができるので、作業指示装置30cに対してステップS15を実行して、作業指示情報132を送信する。この後の食品90cの処理については後述する。
さらに、アンテナ19bからアンテナ19eに切り替わったことを検出することによって、食品90bの第3工程(図9)が終了したことを検出し、ステップS15を実行して作業指示情報132を作業指示装置30bに送信する。
これにより、エリア「加工2−B」に搬入された時点で、作業指示装置30bの電子ペーパー33の表示は、図12のエリア「加工2−B」に示すように変更される。作業者は、この表示を確認することによって、食品90bに対して「加熱D」処理を行い、これが終了するとエリア「加工3」に向けて食品90bを搬送する。
サーバ装置10は、端末情報131を受信するアンテナ19が、アンテナ19hに切り替わったことを検出することによって、食品90aの第4工程が終了したことを検出し、ステップS15を実行して作業指示情報132を作業指示装置30bに送信する。
これにより、エリア「加工3」に搬入された時点で、作業指示装置30bの電子ペーパー33の表示は、図12のエリア「加工3」に示すように変更される。作業者は、この表示を確認することによって、食品90bを60gずつ弁当Aとして盛りつける作業を行い、これが終了すると、包装値付けを行うために弁当Aを搬出する。
最後に、食品90cについて説明する。準備室における食品90cに関連づけられる作業指示装置30cの電子ペーパー33の表示は、前述のように図10に示すものである。すなわち、オペレータから入力情報130cが入力された時点では、図5に示すステップS5が実行されるが、食品90cが準備されていないために、「準備中」の表示がされている。
前述のように、食品90bに対する作業が進み、エリア「加工1−B」における食品90bに対する作業が終了した時点で、サーバ装置10は、ステップS15を実行して作業指示情報132を送信する。
これにより、作業指示装置30cにおいてステップS23が実行され、作業指示装置30cの電子ペーパー33の表示は、図13の「準備室」に示すものとなる。すなわち、「準備中」の文字が消え、取得先および次工程の搬送先が表示される。これによって、実行すべき作業内容が表示されることから、作業者は、食品90cについての作業が開始できる状態となったと判断することができ、食品90cについて作業を開始する。
作業者は、取得先がエリア「加工1−B」と表示されていることから、エリア「加工1−B」に向かう。そして、製造され保管されている食品90cをトレイに載せ、次工程として表示されているエリア「加工2−B」に向かう。
作業支援システム1は、端末情報131を受信するアンテナ19が、アンテナ19bからアンテナ19eに切り替わったときに、食品90cについて第1工程が終了したと判定し、ステップS15によってサーバ装置10から作業指示情報132を送信する。
これにより、エリア「加工2−B」に搬入された時点で、作業指示装置30cの電子ペーパー33の表示は、図13のエリア「加工2−B」に示すように変更される。
このように、エリア「加工2−B」には、複数の種類の食品(食品90b,90c)が搬送される。従来のシステムのように、表示装置がエリア「加工2−B」に設置されていると、そこに表示される作業内容が、食品90bのものであるか、食品90cのものであるかを識別する必要がある。すなわち、食品90が搬送されてきた時点で、食品90bと食品90cとを識別するコード番号などを入力してから作業内容を表示させなければ、作業者は、いずれの食品90に対して表示されている作業を行ってよいのか判断できない。
しかし、本実施の形態における作業支援システム1では、作業内容が表示される電子ペーパー33は、作業指示装置30が食品90の存在する箇所に取り付けられていることから、個々の食品90に一対一で関連づけられている。したがって、同じエリアに複数種類の食品90が搬送されるとしても、表示されている作業内容がどの食品90についての作業であるか、作業者は容易に判断できる。
また、食品cは、食品bを「分割」したものであるから、エリア「加工2−B」に搬入された時点で、食品bと食品cとは外見上同じものである。にもかかわらず、エリア「加工2−B」において予定されている作業は、それぞれ「加熱D」「加熱F」であって、互いに異なる作業である。弁当を製造する工程において、このような事態は頻繁に発生するものであり、前述のように作業者の熟練度を要する作業となる。
しかし、本実施の形態における作業指示装置30b,30cのそれぞれの電子ペーパー33に、作業内容がそれぞれ適切に表示される(図12のエリア「加工2−B」、および図13のエリア「加工2−B」に示す)。したがって、作業者は、作業指示装置30の電子ペーパー33に表示されている作業内容を確認するだけで、これらの作業対象物を取り違えることなく、適切に作業を行うことができる。
作業者は、図13のエリア「加工2−B」に示す表示を確認することによって、食品90cに対して「加熱F」処理を行い、これが終了するとエリア「加工4」に向けて食品90cを搬送する。
サーバ装置10は、端末情報131を受信するアンテナ19が、アンテナ19bからアンテナ19gに切り替わったことを検出することによって、食品90cの第2工程が終了したことを検出し、ステップS15を実行して作業指示情報132を作業指示装置30cに送信する。
これにより、エリア「加工4」に搬入された時点で、作業指示装置30cの電子ペーパー33の表示は、図13のエリア「加工4」に示すものに変更される。作業者は、この表示を確認することによって、食品90cを60gずつ弁当Bとして盛りつける作業を行い、これが終了すると、包装値付けを行うために弁当Bを搬出する。
以上のように、本実施の形態における作業支援システム1は、サーバ装置10から受信した作業指示情報132に基づいて、作業指示装置30の電子ペーパー33に、複数の工程のうちの所定の工程における作業内容を表示させることにより、実行する工程についての指示情報だけを表示させることができるため、作業ミスが減少する。したがって、効率的な作業ができる。
また、食品90(作業対象物)について、所定の工程が終了したか否かを判定することにより、サーバ装置10において、作業対象物ごとに作業の進捗状況を把握することができる。
また、作業指示情報132を受信した作業指示装置30が、所定の工程が実行される作業エリアから搬出されたことを検出することにより、当該作業指示装置30が取り付けられている箇所に存在する食品90について、所定の工程が終了したと判定することにより、作業者に負担をかけることなく、自動的に各工程が終了したことを判定することができる。
また、作業指示装置30が、所定の工程が終了したことを示す入力を作業者から受け付ける操作ボタン32を備え、操作ボタン32により入力を受け付けた作業指示装置30の通信部312は、所定の工程が終了したことを示す端末情報131をサーバ装置10に送信し、サーバ装置10は、通信部18によって、この端末情報131を受信することにより、この端末情報131を送信した作業指示装置30が取り付けられている箇所に存在する食品90について、所定の工程が終了したと判定する。これにより、実際に作業を行った作業者に、単純な操作で、終了確認を入力させることができる。したがって、例えば、作業支援システム1が、自動的に終了確認することができない状況であっても、作業者に負担をかけることなく、進捗状況を把握することができる。
また、情報処理部110は、所定の工程が終了したと判定した場合に、所定の工程の次工程の作業内容を作業指示装置30の電子ペーパー33に表示させることにより、作業指示装置30に表示される作業内容を適切に切り換えることができる。
また、情報処理部110は、所定の工程が複数の作業エリア間で食品90を移動させる工程である場合において、食品90の移動先となる作業エリアに関する情報を作業指示装置30の電子ペーパー33に表示させることにより、作業指示装置30に食品90の行き先を表示することができる。
なお、本実施の形態の説明において、各食品90は一人の作業者によって順次作業されるように説明した。しかし、作業指示装置30には、前述のように、作業の進捗状況に応じて、適切に作業内容が表示されるので、例えば、途中で他の作業者に交代したとしても、引継ミスなどを効果的に防止することができる。すなわち、各エリアごとに専門の作業者が配置されているような場合であっても、作業を支援することができる。
<2. 第2の実施の形態>
第1の実施の形態における作業支援システム1では、作業の進捗状況を把握する際に、1つの工程の終了を検出したときに、次の工程の開始とみなしていた。
これを、図11に示す例において、エリア「加工2−A」における作業内容を表示させる場合について説明すると、作業指示装置30aが、エリア「加工1−A」から搬出されると、定期的にサーバ装置10によって受信される端末情報131は、アンテナ19bによって受信されるようになる。作業支援システム1は、その後、端末情報131を受信するアンテナ19がアンテナ19bでなくなったときに、エリア「搬送経路」から作業指示装置30aが搬出されたと判定する(ステップS11)。そして、エリア「搬送経路」からの搬出は、搬送作業の終了とみなし、エリア「加工2−A」における作業が開始されるタイミングとみなして、ステップS15により作業指示情報132を送信するのである。
このように処理することによって、作業支援システム1は、必要な処理を連続的に、かつ簡易に実現することができる。しかし、その一方で、作業者が途中で他のエリアに立ち寄った場合や、指示に反して誤ったエリアに搬送した場合にも、作業指示装置30の表示が次工程の作業内容に書き換えられてしまう。その場合、すでに表示が消されているために、後から適切なエリアに搬送しようとしても搬送先がわからないという事態となる。本願発明は、このような事態に対しても対処可能である。
図14は、第2の実施の形態における作業支援システム2の動作を示す流れ図である。図14に示す動作は、主に第1の実施の形態における作業支援システム1の動作のうち、図6のステップS15に示す動作に対応するものである。
なお、作業支援システム2の構成は、作業支援システム1とほぼ同様であるため説明を省略する。また、作業支援システム2の動作のうち、図14に示す以外の動作は、作業支援システム1とほぼ同様であるため説明を省略する。
図14に示すように、作業支援システム2は、ステップS12またはステップS14が実行され、1つの作業工程についての終了処理が完了すると、ステップS31を実行して食品90(作業指示装置30)が次工程の作業を行うエリアに搬入されるまで待機する。なお、図14における図示の都合上、サーバ装置10は、ステップS31によってすべての処理を待機するように示しているが、実際には、当該作業指示装置30に対する処理を待機するだけで、他の処理は継続される。また、所定のエリアに作業指示装置30が搬入されたか否かは、端末情報131を受信するアンテナ19が当該エリアに設置されているアンテナ19に切り替わることによって検出することができる。
図11に示す例において、エリア「加工2−A」における作業内容が、作業指示装置30aに表示される場合を例に具体的に説明する。エリア「加工1−A」から作業指示装置30aが搬出されると、端末情報131を受信するアンテナ19が、「搬送経路」に設置されているアンテナ19bに切り替わる。この状態から、端末情報131に含まれるアンテナ識別情報がアンテナ19bのものでなくなった時点で、作業支援システム2は、第1の実施の形態と同様に、第2工程の終了処理を実行する(ステップS11,S12)。この時点では、未だ作業指示情報132は、作業指示装置30aに送信されておらず、作業指示装置30aの電子ペーパー33の表示は書き換えられない。
次に、端末情報131に含まれるアンテナ識別情報が、アンテナ19fのものとなるまでステップS31を繰り返す。このアンテナ識別情報が、アンテナ19fのものとなると、第3工程の開始であると判定し、次工程(第3工程)についての作業指示情報132を作成して、作業指示装置30aに送信する(ステップS32)。
食品90aが正常にエリア「加工1−A」からエリア「加工2−A」に搬送されていれば、端末情報131を受信するアンテナ19は、アンテナ19dからアンテナ19b、さらにアンテナ19fに順次切り替わる。したがって、端末情報131に含まれるアンテナ識別情報がアンテナ19fのものとなることによって、ステップS11においてYesと判定されるとともに、ステップS31においてもYesと判定される。すなわち、終了判定と開始判定とはほぼ同時にされ、ステップS31による待機時間は短く、作業者が次工程の作業内容が表示されるまで待たされることはない。
一方、食品90aがエリア「加工1−A」からエリア「加工2−A」以外のエリアに搬送されると、端末情報131に含まれるアンテナ識別情報が、アンテナ19fのものとはならない。したがって、ステップS31が繰り返され(食品90aに対する作業は、いわば中断状態であると判定され)、次工程の作業指示情報132が作業指示装置30aに送信されることはない。
すなわち、作業指示装置30aでは、ステップS23が実行されないことから、次工程の作業内容が電子ペーパー33に表示されることはない。したがって、作業支援システム2は、作業者に、食品90aを適切なエリアに搬送していないことに気づかせることができる。なお、端末情報131に含まれるアンテナ識別子が、アンテナ19bのものではなくなったにもかかわらず、アンテナ19fのものともなっていない場合には、作業指示装置30aの電子ペーパー33にエラーメッセージを表示させてもよい。
以上のように、第2の実施の形態における作業支援システム2は、第1の作業支援システム1と同様の効果を得ることができるとともに、次工程の実施されるエリアに作業指示装置30が搬入された場合に、次工程の作業内容を当該作業指示装置30の電子ペーパー33に表示させることにより、作業者が、誤りに気づかず、誤ったエリアで作業を継続することを防止することができる。また、このような場合に、正しい搬送先のエリアに関する情報を引き続き表示しておくことにより、作業者が適切なエリアに改めて搬送しなおすように促すことができる。
<3. 第3の実施の形態>
上記実施の形態における作業支援システム1,2は、サーバ装置10および作業指示装置30によって作業者を支援するものであった。しかし、システムを構成する装置は、これに限られるものではない。
図15は、このような原理に基づいて構成した第3の実施の形態における作業支援システム3の構成を示す図である。なお、上記実施の形態における作業支援システム1,2と同様の構成については適宜同符号を付し、説明を省略する。
作業支援システム3は、サーバ装置10、作業指示装置30、計量装置40および加熱調理器41を備えており、作業指示装置30のみならず、計量装置40および加熱調理器41も互いにデータ通信が可能とされている。なお、計量装置40および加熱調理器41は、所定のエリアに設置される装置であり、随時移動するものではないので、サーバ装置10との間のデータ通信は無線通信でなくてもよい。また、処理装置は、計量装置40および加熱調理器41に限られるものではない。
計量装置40は、各エリアに配置されており、作業者が食品90の重量を計測する装置である。計量装置40は、作業指示装置30との間でデータ通信することにより、計量中の食品90を識別して、この計量結果(計量履歴情報)をサーバ装置10に送信する。
加熱調理器41は、所定のエリア(例えば、エリア「加工2−A」、エリア「加工2−B」)に設置されており、食品90を加熱調理(加熱C,D,F)する装置である。加熱調理器41は、図示しない温度計およびタイマを備えており、食品90を加熱調理する際に、処理温度や処理時間を計測し、計測結果に応じて調理履歴情報を生成する。加熱調理器41は、作業指示装置30との間でデータ通信することにより、調理中の食品90を識別して、この調理履歴情報をサーバ装置10に送信する。
本実施の形態における作業支援システム3では、計量装置40から送信される計量履歴情報、および加熱調理器41から送信される調理履歴情報に応じて、食品90の履歴情報を作成し、固定ディスク14に保存する。これらの処理は、サーバ装置10による各工程の終了処理(ステップS12またはS14)において実行される。
以上のように、第3の実施の形態における作業支援システム3においても、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、サーバ装置10との間で情報の送受信が可能であるとともに、複数の工程のうちの少なくとも1の工程において、所定の処理を行う処理装置(計量装置40や加熱調理器41など)をさらに備え、これらの処理装置が処理結果を示す履歴情報をサーバ装置10に送信することにより、作業者に負担をかけることなく、自動的に各工程における履歴情報を作成して保存することができる。したがって、作業の結果をフィードバックしつつ、次回の作業(例えば、作業工程の立案・見直しなど)に利用することができる。また、規定温度で規定時間加熱されていたかどうかなど、各工程における作業内容を検査することができる。
<4. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、食品90が保管されている場所(冷蔵庫)が広く、食品90を取得するときの探索が困難、あるいは取り違えの虞がある場合には、単に「冷蔵庫」と指定するのではなく、冷蔵庫内の棚番号を指定するようにしてもよい。
また、端末情報131を受信するアンテナ19を特定することにより、作業指示装置30の存在するエリアを特定し、下流の工程で不足が生じた食品90について、どこに保管されているか、あるいはどこまで準備工程が進行しているかなどの情報を、別途作業者に提供してもよい。この場合の表示先は、作業指示装置30の電子ペーパー33に限られるものではなく、作業者が待機している場所に、大型の表示装置を設置して表示するようにしてもよい。
また、終了処理において、サーバ装置10の情報処理部110は、進捗情報の更新のみ行うと説明した。すなわち、上記実施の形態における作業支援システム1では、電子ペーパー33の表示内容をすべて書き換え、次工程の作業内容のみを表示することによって、結果として、それまでの作業が終了したことを表示するものである。しかし、例えば、終了処理(ステップS12,14)において、作業指示装置30に作業指示情報132を送信することによって、チェックボックスなどにより、作業が終了したことを示す情報を積極的に表示するようにしてもよい。これによって、未処理の作業対象物であるか否かを作業者がさらに容易に見分けることができる。
また、上記実施の形態に示した処理動作は、これに限られるものではない。すなわち、同様の効果が得られるのであれば、作業対象物の特性や作業環境などに応じて、適宜、処理順序や電子ペーパー33に表示される作業内容が変更されてもよい。
また、上記実施の形態では、作業支援システム1,2,3の処理動作がプログラム140によってソフトウエアで実現されていたが、これらの機能の一部または全部を専用のハードウェアによって実現してもよい。
また、通信可能距離の短い通信方法で、1つのエリアをカバーするために、同じエリアに複数のアンテナ19を配置するとして説明したが、例えば、アンテナ19をエリアへの出入り口に配置しておいてもよい。その場合、作業対象物を搬送する作業者がエリア切替を行う際に、作業指示装置30を配置されているアンテナ19に近づけるようにしてもよい。これにより、サーバ装置10との定期的な通信は、作業指示装置30からの応答があった場合にのみ、受信したアンテナ19に応じて、エリア判定を行うようにすればよい。
本発明に係る作業支援システムの基本構成を示す図である。 サーバ装置10の構成とそれらの接続関係とを示す図である。 サーバ装置10の機能構成を、データの流れとともに示すブロック図である。 作業指示装置30の各構成とそれらの接続関係とを示す図である。 第1の実施の形態における作業支援システムの動作を示す流れ図である。 第1の実施の形態における作業支援システムの動作を示す流れ図である。 第1の実施の形態における作業支援システムの動作を示す流れ図である。 製造工場のレイアウト例を示す図である。 作業者に対する指示情報の例を示す図である。 準備室における作業指示装置の表示例を示す図である。 食品に関連づけられている作業指示装置の表示が切り替わる様子を示す図である。 食品に関連づけられている作業指示装置の表示が切り替わる様子を示す図である。 食品に関連づけられている作業指示装置の表示が切り替わる様子を示す図である。 第2の実施の形態における作業支援システムにおいて、次工程の作業指示情報を送信する際の動作を示す流れ図である。 第3の実施の形態における作業支援システムの基本構成を示す図である。
符号の説明
1,2,3 作業支援システム
10 サーバ装置
11 CPU
110 情報処理部
111 検出部
130,130a,130b,130c 入力情報
131 端末情報
132 作業指示情報
14 固定ディスク
140 プログラム
18 通信部
19,19a〜19h アンテナ
30,30a,30b,30c 作業指示装置
31 ICタグ
310 CPU
312 通信部
32 操作ボタン
33 電子ペーパー
40 計量装置(処理装置)
41 加熱調理器(処理装置)
90,90a,90b,90c 食品(作業対象物)

Claims (21)

  1. 作業対象物についての複数の工程からなる作業を支援する作業支援システムであって、
    作業対象物の存在する箇所に取り付け可能な1以上の作業指示装置と、
    前記1以上の作業指示装置との間で無線による情報の送受信が可能なサーバ装置と、
    を備え、
    前記サーバ装置が、
    前記複数の工程のそれぞれにおいて実行すべき作業内容を指示する指示情報を取得する情報取得手段と、
    前記情報取得手段により取得された前記指示情報を、前記1以上の作業指示装置に送信する第1通信手段と、
    を備え、
    前記1以上の作業指示装置のそれぞれが、
    サーバ装置との間で無線による情報の送受信を行う第2通信手段と、
    表示する情報の書き換えが可能な表示手段と、
    前記第2通信手段により前記サーバ装置から受信した前記指示情報に基づいて、前記表示手段に、前記複数の工程のうちの所定の工程における作業内容を表示させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする作業支援システム。
  2. 請求項1に記載の作業支援システムであって、
    前記サーバ装置が、
    前記指示情報を受信した作業指示装置が取り付けられた箇所に存在する作業対象物について、前記所定の工程が終了したか否かを判定する終了判定手段をさらに備えることを特徴とする作業支援システム。
  3. 請求項2に記載の作業支援システムであって、
    前記終了判定手段は、前記指示情報を受信した作業指示装置が、前記所定の工程が実行される作業エリアから搬出されたことを検出することにより、当該作業指示装置が取り付けられている箇所に存在する作業対象物について、前記所定の工程が終了したと判定することを特徴とする作業支援システム。
  4. 請求項2に記載の作業支援システムであって、
    前記1以上の作業指示装置のそれぞれが、
    前記所定の工程が終了したことを示す入力を作業者から受け付ける入力手段をさらに備え、
    前記入力手段により前記入力を受け付けた作業指示装置の第2通信手段は、前記所定の工程が終了したことを示す終了情報を前記サーバ装置に送信し、
    前記終了判定手段は、前記第1通信手段によって前記終了情報を受信することにより、前記終了情報を送信した作業指示装置が取り付けられている箇所に存在する作業対象物について、前記所定の工程が終了したと判定することを特徴とする作業支援システム。
  5. 請求項2ないし4のいずれかに記載の作業支援システムであって、
    前記制御手段は、前記終了判定手段によって前記所定の工程が終了したと判定された場合に、前記所定の工程の次工程の作業内容を前記表示手段に表示させることを特徴とする作業支援システム。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載の作業支援システムであって、
    前記制御手段は、前記作業指示装置が所定の作業エリアに搬入された場合に、前記所定の作業エリアにおいて実行される工程の作業内容を前記表示手段に表示させることを特徴とする作業支援システム。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の作業支援システムであって、
    前記サーバ装置との間で情報の送受信が可能であるとともに、前記複数の工程のうちの少なくとも1の工程において、所定の処理を行う処理装置をさらに備え、
    前記処理装置は、前記所定の処理の結果を示す履歴情報を前記サーバ装置に送信することを特徴とする作業支援システム。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の作業支援システムであって、
    前記制御手段は、前記所定の工程が複数の作業エリア間で作業対象物を移動させる工程である場合において、前記作業対象物の移動先となる作業エリアに関する情報を前記表示手段に表示させることを特徴とする作業支援システム。
  9. 作業対象物の存在する箇所に取り付け可能であるとともに、前記作業対象物について実行される複数の工程からなる作業を指示する作業指示装置であって、
    サーバ装置との間で無線による情報の送受信を行う通信手段と、
    表示する情報の書き換えが可能な表示手段と、
    前記通信手段により前記サーバ装置から受信した前記指示情報に基づいて、前記表示手段に、前記複数の工程のうちの所定の工程における作業内容を表示させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする作業指示装置。
  10. 請求項9に記載の作業指示装置であって、
    作業者の入力を受け付ける入力手段をさらに備えることを特徴とする作業指示装置。
  11. 請求項10に記載の作業指示装置であって、
    前記通信手段は、前記入力手段により受け付けた前記入力に応じて、前記所定の工程の終了情報を前記サーバ装置に送信することを特徴とする作業指示装置。
  12. 請求項10または11に記載の作業指示装置であって、
    前記制御手段は、前記入力手段により受け付けた前記入力に応じて、前記所定の工程が終了したことを示す情報を前記表示手段に表示させることを特徴とする作業指示装置。
  13. 請求項10または11に記載の作業指示装置であって、
    前記制御手段は、前記入力手段により受け付けた前記入力に応じて前記サーバ装置から送信される前記指示情報に基づいて、前記所定の工程の次工程における作業内容を前記表示手段に表示させることを特徴とする作業指示装置。
  14. 作業対象物についての複数の工程からなる作業を支援する作業支援方法であって、
    サーバ装置において、前記複数の工程のそれぞれにおいて実行すべき作業内容を指示する指示情報を取得する情報取得工程と、
    前記情報取得工程により取得された前記指示情報を、作業対象物の存在する箇所に取り付け可能な1以上の作業指示装置に無線により送信する第1通信工程と、
    前記1以上の作業指示装置において、前記サーバ装置から受信した前記指示情報に基づいて、表示する情報の書き換えが可能な表示装置に、前記複数の工程のうちの所定の工程における作業内容を表示させる表示工程と、
    を有することを特徴とする作業支援方法。
  15. 請求項14に記載の作業支援方法であって、
    前記指示情報を受信した作業指示装置が取り付けられた箇所に存在する作業対象物について、前記所定の工程が終了したか否かを判定する終了判定工程をさらに有することを特徴とする作業支援方法。
  16. 請求項15に記載の作業支援方法であって、
    前記終了判定工程は、前記指示情報を受信した作業指示装置のうち、前記所定の工程が実行される作業エリアから搬出された作業指示装置を検出し、検出された作業指示装置が取り付けられている箇所に存在する作業対象物について、前記所定の工程が終了したと判定することを特徴とする作業支援方法。
  17. 請求項15に記載の作業支援方法であって、
    前記1以上の作業指示装置において、前記所定の工程が終了したことを示す入力を作業者から受け付ける入力工程と、
    前記入力工程により前記入力を受け付けた作業指示装置において、前記所定の工程が終了したことを示す終了情報を前記サーバ装置に送信する第2通信工程と、
    をさらに有し、
    前記終了判定工程は、前記第2通信工程おいて受信した前記終了情報に応じて、前記終了情報を送信した作業指示装置が取り付けられている箇所に存在する作業対象物について、前記所定の工程が終了したと判定することを特徴とする作業支援方法。
  18. 請求項15ないし17のいずれかに記載の作業支援方法であって、
    前記表示工程は、前記終了判定工程によって前記所定の工程が終了したと判定された場合に、前記所定の工程の次工程の作業内容を前記表示装置に表示させることを特徴とする作業支援方法。
  19. 請求項14ないし17のいずれかに記載の作業支援方法であって、
    前記表示工程は、前記作業指示装置が所定の作業エリアに搬入された場合に、前記所定の作業エリアにおいて実行される工程の作業内容を前記表示装置に表示させることを特徴とする作業支援方法。
  20. 請求項14ないし19のいずれかに記載の作業支援方法であって、
    前記複数の工程のうちの少なくとも1の工程において所定の処理を行う処理装置が、前記所定の処理の結果を示す履歴情報を前記サーバ装置に送信する第3通信工程をさらに有することを特徴とする作業支援方法。
  21. 請求項14ないし20のいずれかに記載の作業支援方法であって、
    前記表示工程は、前記所定の工程が複数の作業エリア間で作業対象物を移動させる工程である場合において、前記作業対象物の移動先となる作業エリアに関する情報を前記表示装置に表示させることを特徴とする作業支援方法。
JP2004155940A 2004-05-26 2004-05-26 作業支援システム Expired - Fee Related JP4343028B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004155940A JP4343028B2 (ja) 2004-05-26 2004-05-26 作業支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004155940A JP4343028B2 (ja) 2004-05-26 2004-05-26 作業支援システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005335004A true JP2005335004A (ja) 2005-12-08
JP4343028B2 JP4343028B2 (ja) 2009-10-14

Family

ID=35489103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004155940A Expired - Fee Related JP4343028B2 (ja) 2004-05-26 2004-05-26 作業支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4343028B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1926002A2 (en) 2006-11-27 2008-05-28 Hitachi, Ltd. Work instruction management system
JP2009157454A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Sharp Corp 調理支援装置
JP2010243672A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Ishida Co Ltd 電子表示システム及び電子表示器
JP2014119871A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Toyota Motor Corp 生産管理用表示システムとその表示方法
KR101485759B1 (ko) 2013-04-23 2015-01-26 팽현학 유비쿼터스 기반을 이용한 공작기계의 유지보수 관리시스템
JP2015032051A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 大日本印刷株式会社 情報出力システム、情報出力装置、サーバ装置、情報出力用プログラム及びサーバ装置用プログラム並びに情報出力方法
WO2020070827A1 (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 三菱電機株式会社 空気調和システム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04315532A (ja) * 1991-04-10 1992-11-06 Araco Corp 作業指示装置
JPH0538665A (ja) * 1991-07-30 1993-02-19 Mitsubishi Electric Corp 製造管理システム
JP2002333912A (ja) * 2001-05-09 2002-11-22 Toshiba Corp Icカード、生産管理システム及び生産管理方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04315532A (ja) * 1991-04-10 1992-11-06 Araco Corp 作業指示装置
JPH0538665A (ja) * 1991-07-30 1993-02-19 Mitsubishi Electric Corp 製造管理システム
JP2002333912A (ja) * 2001-05-09 2002-11-22 Toshiba Corp Icカード、生産管理システム及び生産管理方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1926002A2 (en) 2006-11-27 2008-05-28 Hitachi, Ltd. Work instruction management system
JP2008134734A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Hitachi Ltd 作業指示管理システム、作業指示管理方法、作業指示管理プログラム、作業指示管理装置、および電子ペーパ
EP1926002A3 (en) * 2006-11-27 2008-07-30 Hitachi, Ltd. Work instruction management system
US7942322B2 (en) 2006-11-27 2011-05-17 Hitachi, Ltd. Work instruction management system, work instruction management method, work instruction management apparatus and electronic paper
JP2009157454A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Sharp Corp 調理支援装置
JP2010243672A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Ishida Co Ltd 電子表示システム及び電子表示器
JP2014119871A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Toyota Motor Corp 生産管理用表示システムとその表示方法
KR101485759B1 (ko) 2013-04-23 2015-01-26 팽현학 유비쿼터스 기반을 이용한 공작기계의 유지보수 관리시스템
JP2015032051A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 大日本印刷株式会社 情報出力システム、情報出力装置、サーバ装置、情報出力用プログラム及びサーバ装置用プログラム並びに情報出力方法
WO2020070827A1 (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 三菱電機株式会社 空気調和システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4343028B2 (ja) 2009-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4297142B2 (ja) 運搬システム
JP2008123278A (ja) 移動店舗端末、サーバ、及び情報処理方法
JP4343028B2 (ja) 作業支援システム
JP5571714B2 (ja) 注文受付装置およびプログラム
JP2009091102A (ja) 電子棚札システムおよびその制御プログラム
JPWO2010053047A1 (ja) 棚札管理システム、棚札管理方法および棚札管理装置
US20210133674A1 (en) Picking work assistance device and computer-readable recording medium having stored thereon picking work assistance program
JP4593321B2 (ja) 入力端末機、データ制御装置および注文データ管理システム
JP4593165B2 (ja) 商品識別装置、および商品管理システム
JP2019079512A (ja) 生産状態管理装置、該方法および該システム
CN108876518A (zh) 具有餐饮功能的智能生鲜超市管理系统及控制方法
EP3301637A1 (en) Order information managing device, method of managing order information, and computer readable storage medium
JP2006268650A (ja) 消耗品情報提供システム及び画像形成装置及び消耗品情報提供方法
JP5028319B2 (ja) 通信システムおよび通信方法
JP2006071411A (ja) 重量確認装置および検品システム
US20220309442A1 (en) Server and method
JP2011143976A (ja) 部材キッティング指示装置及びこれを用いた部材キッティング指示システム
JP2005107624A (ja) 飲食店向け注文管理システム
JP2012238192A (ja) 注文管理システム、注文管理装置、注文管理方法、及びプログラム
JP5808352B2 (ja) 注文受付装置及びプログラム
JP2021174032A (ja) 工程管理システム及び工程管理方法
JP5678536B2 (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP2009040556A (ja) 支援システム
JP6217722B2 (ja) テーブル管理装置及びプログラム
JP2021070550A (ja) ピッキングアシストシステムおよびピッキングアシスト方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090521

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090707

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090708

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4343028

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130717

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees