JP2005334154A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】大当りの権利を確約して遊技者に安心感を与えることができる遊技機を提供する。
【解決手段】図柄組み合わせゲームにて大当りの図柄組み合わせが表示された場合、遊技盤13に設けられた作動ゲート24への遊技球の入賞を契機に変動入賞装置26を所定時間の経過又は所定個数の遊技球が流入する迄の間開放させる。そして、変動入賞装置26の開放中に流入した遊技球がV入賞口に入賞することで大当りの権利を発生させるか否かの抽選を行い、その抽選に当選した場合には、大当りの権利を発生させる。その一方で、前記抽選に当選しなかった場合には、変動入賞装置26の閉鎖後、作動ゲート24への遊技球の入賞を契機に変動入賞装置26を再び開放させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、図柄変動ゲームにて大当り表示結果が表示された後に変動入賞装置を開放させ、変動入賞装置の特定領域に遊技球が入賞し、所定の権利発生条件が成立することで大当りの権利を発生させる遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種であるパチンコ機には、「権利物」とも言われる第3種に分類されるパチンコ機がある。この種のパチンコ機は、その遊技領域に始動入賞口と、図柄表示装置と、権利獲得用の普通電動役物(変動入賞装置)と、第3種始動口と、大入賞口とが設けられている。そして、パチンコ機では、始動入賞口への遊技球の入賞を契機に大当りの抽選が行われ、その抽選結果を導出する演出として図柄表示装置にて図柄変動ゲームが行われるようになっている。また、図柄変動ゲームにて大当りの図柄組み合わせが表示された場合には、普通電動役物が開放され、その開放中に流入した遊技球が特別入賞口(特定領域)に入賞したことを契機に大当りの権利が発生するようになっている。そして、権利発生後は、第3種始動口への遊技球の入賞を契機に大入賞口が開放され、開放中の大入賞口へ遊技球を入賞させることによって多数の賞球を獲得できるチャンスが得られるようになっている。
ところで、この種のパチンコ機では、開放中の普通電動役物に流入した遊技球が特別入賞口に入賞しなかった場合、大当りの権利が発生しないようになっている(所謂、パンク)。このような場合、遊技者は、折角、大当りの抽選に当選しても、特別入賞口に遊技球が入賞しなかったことで、多数の賞球を獲得できるチャンスを逸してしまうことになる。そこで、従来、大当りの抽選に当選した場合に、遊技球を確実に特別入賞口へ誘導する構成を備えたパチンコ機が提案された(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたパチンコ機では、普通電動役物に流入した遊技球の何れかを特別入賞口に入賞させて権利を発生させた後、権利発生中は遊技球を保持しておき、権利が発生していない場合に保持されている遊技球を特別入賞口へ誘導し、大当りの権利を発生させるようになっている。特許文献1に記載されたパチンコ機によれば、大当りの権利を確実に発生させることができるとされている。
特開平5−293218号公報(請求項1)
しかしながら、特許文献1に記載されたパチンコ機では、普通電動役物に流入した遊技球を確実に特別入賞口へ誘導するように構成されているが、普通電動役物に遊技球が流入しなかった場合はパンクしてしまう。例えば、遊技者が普通電動役物の開放に気付かずに遊技球を発射しなかった場合や、遊技盤に配設された釘の調整具合により遊技球が普通電動役物内に流入しなかった場合などがある。そのため、特許文献1に記載されたパチンコ機は、大当りの権利を確実に発生させるようにパンクしない構成になっているとは言い難い。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、大当りの権利を確約して遊技者に安心感を与えることができる遊技機を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数種類の図柄を変動させて表示する図柄変動ゲームを行う表示装置と、入賞空間に特定領域と非特定領域を有すると共に開閉動作可能な変動入賞装置とを遊技盤に設け、前記図柄変動ゲームの表示結果が予め定めた大当り表示結果になった後に前記変動入賞装置を開放させ、その開放中に前記変動入賞装置へ流入した遊技球が前記特定領域に入賞し、所定の権利発生条件が成立することで大当りの権利を発生させる遊技機において、前記大当り表示結果が表示された後、前記遊技盤に設けられた特定入賞口への遊技球の入賞を契機に前記変動入賞装置を所定時間の経過又は所定個数の遊技球が流入する迄の間開放させ、該開放中に前記変動入賞装置に流入した遊技球が前記特定領域に入賞することで大当りの権利を発生させるか否かの抽選を行い、その抽選に当選した場合には大当りの権利を発生させる一方で、前記抽選に当選しなかった場合には前記特定入賞口への遊技球の入賞を契機に前記変動入賞装置を再び開放させることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記変動入賞装置に遊技球が流入した場合には、予め定めた個数の賞球が払い出されることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の遊技機において、前記特定領域は、前記変動入賞装置の1回の開放において複数個の入賞が規制されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の遊技機において、前記変動入賞装置を1回開放させると共にその開放から閉鎖される迄の間に発射される遊技球の平均発射個数よりも、前記変動入賞装置の1回の開放中に流入可能な遊技球の個数に賞球数を乗算して得られる個数を大きくしたことを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機において、前記抽選の抽選結果を報知する報知装置が設けられていることを要旨とする。
本発明によれば、大当りの権利を確約して遊技者に安心感を与えることができる。
以下、本発明をその一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」と示す)に具体化した一実施形態を図1〜図5に基づき説明する。
図1には、パチンコ機10の機表側が略示されており、機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組み付けられている。中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するための保護ガラスが装着されるガラス枠を備えた前枠14と、上球皿15がそれぞれ横開き状態で開閉可能に組み付けられている。前枠14の前面側及び遊技盤13の遊技領域13aには、点灯(点滅)又は消灯し、発光装飾に基づく遊技演出(発光演出)を行う装飾ランプ16が設けられている。上球皿15には、各種音声を出力し、音声出力に基づく遊技演出(音声演出)を行うスピーカ17が配置されている。中枠12の下部には、下球皿18及び発射装置19が装着されている。
図1及び図2に示すように、遊技盤13の遊技領域13aの略中央には、液晶ディスプレイ型の表示装置20が配設されている。表示装置20では、変動画像(又は画像表示)に基づく遊技演出(表示演出)が行われるようになっている。そして、表示装置20では、複数種類の図柄を複数列で変動させて表示する図柄組み合わせゲーム(図柄変動ゲーム)が行われるようになっている。本実施形態では、図柄組み合わせゲームで3列の図柄による組み合わせを導出し、該組み合わせを形成する各列の図柄の種類を1〜8の8種類の図柄としている。
また、遊技者は、図柄組み合わせゲームにおいて、最終的に表示された図柄組み合わせ(図柄変動ゲームの表示結果)から大当り又ははずれを認識できる。表示装置20に表示された全列の図柄が同一種類の場合には、その図柄組み合わせ([111][777]など)から大当りを認識できる。この大当りを認識できる図柄組み合わせが大当りの図柄組み合わせ(予め定めた大当り表示結果)となる。また、表示装置20に表示された全列の図柄が異なる種類の場合、又は1列の図柄がリーチを形成する図柄とは異なる種類の場合には、その図柄組み合わせ([234][122][767]など)からはずれを認識できる。このはずれを認識できる図柄組み合わせがはずれの図柄組み合わせとなる。
また、表示装置20の下方には、始動入賞口21が配設されている。始動入賞口21の奥方には、入賞した遊技球を検知する始動口センサSE1(図5に示す)が設けられている。始動入賞口21は、遊技球の入賞検知を契機に、図柄組み合わせゲームの始動条件を付与し得る。始動入賞口21に遊技球が入賞し、始動口センサSE1で検知された場合には、予め定めた個数(本実施形態では4個)の賞球が払い出されるようになっている。
また、始動入賞口21の下方には、大入賞口ソレノイドSL1(図5に示す)の作動により開閉動作を行う大入賞口扉22を備えた大入賞口23が配設されている。大入賞口23の奥方には、入賞した遊技球を検知する大入賞口センサSE2(図5に示す)が設けられている。大入賞口23に遊技球が入賞し、大入賞口センサSE2で検知された場合には、予め定めた個数(本実施形態では15個)の賞球が払い出されるようになっている。
また、表示装置20(遊技領域13a)の右方には、作動ゲート(特定入賞口)24が配設されている。作動ゲート24の奥方には、入賞(通過)した遊技球を検知するゲートセンサSE3(図5に示す)が設けられている。作動ゲート24は、遊技球の入賞検知を契機に、開閉扉25を備えた変動入賞装置26の開放条件を付与し得る。なお、作動ゲート24に遊技球が入賞した場合、賞球は払い出されない。本実施形態において表示装置20の右方とは、図1及び図2に示すようにパチンコ機10を機前面側(即ち、遊技者側)から見た場合をいう。
また、作動ゲート24の下方には、開閉扉ソレノイドSL2(図5に示す)の作動により開閉動作を行う開閉扉25を備えた変動入賞装置26が配設されている。また、変動入賞装置26の下方には、遊技領域13aに発射された遊技球を受け入れ、当該遊技球を第3種始動口27に導く、回転体27aが配設されている。回転体27aは、第3種始動口モータMT1(図5に示す)の作動により常時一定方向に回転している。第3種始動口27の奥方には、入賞した遊技球を検知する第3種始動口センサSE4(図5に示す)が設けられている。第3種始動口27は、大当りの権利発生中(大当り遊技状態中)、大入賞口23の開放条件を付与し得る。
大当りの権利が発生した場合、大入賞口23は、予め定めた開放回数(本実施形態では16回)を上限として開放されるようになっている。また、大入賞口23は、開放後、所定時間(本実施形態では10秒)が経過する迄又は所定個数(本実施形態では10個)の遊技球が入賞する迄の間開放され、何れか一方の条件が成立したことを契機に閉鎖されるようになっている。そして、閉鎖された大入賞口23は、第3種始動口27への遊技球の入賞を契機に再び開放されるようになっている。大当りの権利が発生すると、大入賞口扉22の開閉動作によって大入賞口23が開放されて遊技球が入賞可能となるため、遊技者は、多数の賞球が獲得できるチャンスを得ることができる。本実施形態では、大入賞口23に入賞した1個の遊技球に対して15個の賞球が払い出されるので、16回の開放において各10個の遊技球が入賞した場合、2400個(10個(入賞した個数)×15個(賞球数)×16回(開放回数))の賞球が払い出されることとなる。大当りの権利は、大入賞口23が開放回数分、開放された後、終了するようになっている。
また、表示装置20の上方には、抽選ゲーム表示装置(報知装置)28が配設されている。抽選ゲーム表示装置28では、複数種類(本実施形態では2種類)の図柄を変動させて表示する抽選ゲームが行われるようになっている。本実施形態では、抽選ゲームにて当り図柄「○」又ははずれ図柄「×」の何れかが表示されるようになっている。抽選ゲームは、図柄組み合わせゲームにて大当りの図柄組み合わせが表示された後、大当りの権利を発生させるか否か(大当り遊技を開始させるか否か)の抽選結果を報知する演出とされている。
本実施形態の遊技盤13の構成では、始動入賞口21に遊技球を入賞させるために遊技領域13aの左方領域に遊技球を発射させ、作動ゲート24、変動入賞装置26又は第3種始動口27(回転体27a)に遊技球を入賞させるために遊技領域13aの右方領域に遊技球を発射させる。本実施形態において、作動ゲート24と変動入賞装置26は、遊技盤13(遊技領域13a)に発射された遊技球が始動入賞口21に向かう経路(左方領域)とは異なる経路(右方領域)上に配置されていることになる。また、大当りの権利発生中は、始動入賞口21に遊技球を入賞させないように遊技領域13aの右方領域に遊技球を発射させ、その右方領域から遊技球を大入賞口23へ入賞させる。即ち、大当りの権利発生中は、遊技者に右打ちを行わせるようになっている。
次に、変動入賞装置26の具体的な構成を説明する。
変動入賞装置26の開閉扉25は、開閉扉ソレノイドSL2の励磁及び消磁によって開閉動作(開動作と閉動作)するようになっている。開閉扉25の開動作は、閉状態から開状態を取り得る動作であり、開閉扉25の開動作によって変動入賞装置26が開放されると、遊技領域13aに発射された遊技球が変動入賞装置26に流入可能な状態となる。一方、開閉扉25の閉動作は、開状態から閉状態を取り得る動作であり、開閉扉25の閉動作によって開放状態の変動入賞装置26が閉鎖されるようになっている。従って、変動入賞装置26は、開閉扉25が閉状態→開状態→閉状態を取り得るように動作すると、1回の開放を行ったことになる。変動入賞装置26は、開放後、所定時間(本実施形態では7秒)が経過する迄又は所定個数(本実施形態では5個)の遊技球が流入する迄開放され、何れか一方の条件が成立したことを契機に閉鎖されるようになっている。
また、開閉扉25の近傍には、変動入賞装置26に流入した遊技球を検知するカウントセンサSE5(図5に示す)が設けられている。カウントセンサSE5で遊技球が検知されると、予め定めた個数(本実施形態では10個)の賞球が払い出されるようになっている。本実施形態では、変動入賞装置26に流入した1個の遊技球に対して10個の賞球が払い出されるので、1回の開放において5個の遊技球が流入した場合、1回の開放によって50個(5個(流入した個数)×10個(賞球数))の賞球が払い出されることとなる。
また、本実施形態では、変動入賞装置26を1回開放させるために発射される発射個数と開放してから閉鎖される迄の間に発射される発射個数とを合算して得られる発射個数の平均個数よりも、1回の開放において流入可能な遊技球の個数に賞球数を乗算して得られた個数の方が大きくなるように設定されている。流入可能な遊技球の個数とは、開放中の変動入賞装置26が閉鎖されることとなる遊技球の個数を示す。そして、本実施形態の遊技盤13は、2〜3個程度の遊技球を発射させれば、少なくとも1個の遊技球が作動ゲート24に入賞し、かつ、変動入賞装置26が開放されている場合には遊技領域13aに発射された遊技球はほぼ100%の割合で変動入賞装置26に流入し得るゲージ構成とされている。この構成によれば、合算して得られる発射個数は7〜8個(2〜3個(開放に必要な個数)+5個(流入する個数))となり、流入可能な遊技球の個数(5個)に賞球数(10個)を乗算して得られる個数(50個=5個×10個)の方が大きくなる。また、1回の開放によって50個の賞球が払い出された場合、遊技者は、50個から発射個数(7〜8個)を減算した個数(42個〜43個)の遊技球を獲得し、持ち球が増加することとなる。
また、変動入賞装置26の入賞空間Sには、特定領域としてのV入賞口R1と非特定領域としての普通入賞口R2が設けられている(図3、図4に示す)。V入賞口R1の近傍には、入賞した遊技球を検知するV入賞センサSE6(図4、図5に示す)が設けられている。また、入賞空間Sには、流入した遊技球をV入賞口R1又は普通入賞口R2の何れかに振分ける振分装置30が配設されている(図3、図4に示す)。振分装置30は、回転盤31と固定盤32から構成されている。固定盤32には、V入賞口R1と普通入賞口R2が形成されている。また、回転盤31は、固定盤32上で回転し、可動体モータMT2(図5に示す)の作動により、常時一定速度で一定方向(本実施形態では図3に矢視する時計回り方向)に回転するようになっている。回転盤31の一回転に要する時間は、変動入賞装置26の1回の開放における最大開放時間(本実施形態では7秒)よりも長い時間(例えば、9秒(1秒間で40度回転))に設定されている。
回転盤31には、変動入賞装置26の開放中に流入した遊技球を受け入れる5つの受入部H1,H2,H3,H4,H5が形成されている。各受入部H1〜H5は、72度毎に形成されている。また、各受入部H1〜H5は、遊技球を受け入れることが可能な大きさで、かつ、回転盤31の外周面側に向かって開口するように形成されている。また、5つの受入部H1〜H5のうち、1つの受入部H1は、他の4つの受入部H2〜H5よりも回転盤31の中心方向に向かって大きく形成されている。4つの受入部H2〜H5は、同一の大きさにて形成されている。また、受入部H1には、回転盤31の中心側に向かって斜状をなす底部H1aが形成されており、受入部H1で受け入れた遊技球は回転盤31の中心側(受入部H1の開口側と対向する側)に転動案内されるようになっている。なお、底部H1aは、受入部H1がV入賞口R1と重なった際に遊技球をV入賞口R1に落とすことができるように回転盤31の中心側部分が開口されている。
また、入賞空間Sには、変動入賞装置26に流入し、カウントセンサSE5で検知された遊技球を振分装置30の受入位置まで案内する図示しない案内通路が設けられている。案内通路にて受入位置まで案内された遊技球は、回転盤31の受入部H1〜H5の何れか、即ち、受入位置に到達した受入部H1〜H5にて受け入れられるようになっている。各受入部H1〜H5には、各1個の遊技球が受け入れられる。また、受入位置は、遊技者側から変動入賞装置26を見た場合の手前側(図3に示す)に位置している。なお、図3は、受入位置に受入部H1が到達した状態を示し、図3及び図4において符号「B」は遊技球を示している。
そして、回転盤31(受入部H1〜H5の何れか)で受け入れられた遊技球は、回転盤31の回転に合わせて時計回り方向に略1回転移動し、受入位置に再び至る直前にV入賞口R1又は普通入賞口R2に入賞するようになっている。受入部H1で受け入れられた遊技球は、V入賞口R1に入賞し、受入部H2〜H5の何れかで受け入れられた遊技球は、普通入賞口R2に入賞するようになっている。そして、本実施形態では、回転盤31の一回転に要する時間が変動入賞装置26の最大開放時間よりも長い時間に設定されていることから、変動入賞装置26の1回の開放においてV入賞口R1には複数個の遊技球が入賞しない。また、本実施形態では、回転盤31に5つの受入部H1〜H5を設け、受入部H1で受け入れられた遊技球のみをV入賞口R1へ入賞させるようになっている。回転盤31に5つの受入部H1〜H5を設け、変動入賞装置26の1回の開放において5個の遊技球が流入した場合には、必ず1個の遊技球がV入賞口R1に入賞することとなる。
次に、パチンコ機10の制御構成を図5に基づき説明する。
パチンコ機10の機裏側には、遊技機全体を制御する主制御基板40が装着されている。主制御基板40は、メインCPU40aと、ROM40bと、RAM40cとを備えている。ROM40bには、パチンコ機10を制御するためのメイン制御プログラムが記憶されている。また、RAM40cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報(大当り判定用乱数の値、権利発生用乱数の値、各種フラグ、大入賞口23や変動入賞装置26に入賞(流入)した遊技球の個数(カウント値)など)が記憶されるようになっている。また、メインCPU40aには、始動口センサSE1と、大入賞口センサSE2と、ゲートセンサSE3と、第3種始動口センサSE4と、カウントセンサSE5と、V入賞センサSE6とが接続されている。また、メインCPU40aには、大入賞口ソレノイドSL1と、開閉扉ソレノイドSL2と、第3種始動口モータMT1と、可動体モータMT2とが接続されている。また、機裏側には、主制御基板40(メインCPU40a)が出力した制御信号(制御コマンド)に基づき、表示装置20、装飾ランプ16及びスピーカ17にて行われる各種遊技演出(表示演出、発光演出、音声演出)を制御する演出制御基板41が装着されている。
メインCPU40aは、常時、変動入賞装置26の回転盤31と回転体27aを所定方向に回転させるように第3種始動口モータMT1と可動体モータMT2を制御する。また、メインCPU40aは、始動口センサSE1からの検知信号を入力したか否か(始動入賞口21に遊技球が入賞したか否か)を判定する。始動入賞口21に遊技球が入賞した場合、メインCPU40aは、RAM40cに記憶された始動保留球の記憶数が予め定めた上限数(例えば、4)未満であるか否かを判定する。始動保留球の記憶数は、保留中の図柄組み合わせゲームの回数を示す。始動保留球の記憶数が上限数未満である場合、メインCPU40aは、始動保留球の記憶数を1加算(+1)して書き換えると共に、大当り判定用乱数の値を取得し、その取得した値をRAM40cに一時記憶する。そして、メインCPU40aは、図柄組み合わせゲームの開始直前に、RAM40cに一時記憶した大当り判定用乱数の値を読み出し、その値とROM40bに記憶されている大当り判定値を比較し、大当りか否かを判定する大当り判定(大当りの抽選)を行う。大当り判定を行う際、メインCPU40aは、始動保留球の記憶数を1減算(−1)して書き換えると共に、RAM40cに一時記憶した大当り判定用乱数のうち、最初に記憶した大当り判定用乱数の値を読み出す。また、本実施形態では、大当り判定用乱数の取り得る数値を0〜199までの全200通りの整数とし、大当り判定値を1個の値に定め、大当りの抽選確率(当選確率)を200分の1に設定して大当り判定を行う。
大当り判定を肯定判定(大当り判定用乱数の値と大当り判定値が一致)した場合、メインCPU40aは、大当りを決定し、大当りであることを示す大当りフラグをRAM40cに設定する。そして、メインCPU40aは、図柄組み合わせゲームの開始を指示するゲーム開始コマンドを演出制御基板41のサブCPUに出力する。また、メインCPU40aは、大当りの図柄組み合わせを構成する大当り図柄(例えば[777])を指定する図柄指定コマンドを演出制御基板41のサブCPUに出力する。その結果、表示装置20、装飾ランプ16及びスピーカ17では、図柄組み合わせゲームに係る表示演出、発光演出及び音声演出が行われ、図柄組み合わせゲームの開始後、所定時間の経過時に大当り図柄が表示装置20に表示される。
一方、大当り判定を否定判定(大当り判定用乱数の値と大当り判定値が不一致)した場合、メインCPU40aは、はずれを決定する。そして、メインCPU40aは、前述同様にゲーム開始コマンドを出力すると共に、はずれの図柄組み合わせを構成するはずれ図柄(例えば[234][767])を指定する図柄指定コマンドを出力する。その結果、表示装置20、装飾ランプ16及びスピーカ17では、図柄組み合わせゲームに係る表示演出、発光演出及び音声演出が行われ、図柄組み合わせゲームの開始後、所定時間の経過時にはずれ図柄が表示装置20に表示される。
図柄組み合わせゲームの終了後、メインCPU40aは、RAM40cに大当りフラグが設定されている場合、大当り処理を実行する。大当り処理は、大当りの権利発生前の処理と大当りの権利発生後の処理とに大別される。なお、大当り処理に移行したメインCPU40aは、大当りの権利が終了する迄の間、図柄組み合わせゲームの実行を保留する。例えば、メインCPU40aは、大当りとなった図柄組み合わせゲームの終了時に始動保留球が存在する場合、その始動保留球は消化しない。
権利発生前の処理にてメインCPU40aは、ゲートセンサSE3からの検知信号を入力したか否か(作動ゲート24に遊技球が入賞したか否か)を判定する。作動ゲート24に遊技球が入賞した場合、メインCPU40aは、変動入賞装置26が開放中(作動中)であることを示す作動フラグをRAM40cに設定する。なお、メインCPU40aは、大当りの権利発生中でなく、作動フラグが設定されていない時にゲートセンサSE3からの検知信号を有効とし、制御を実行する。そして、メインCPU40aは、作動フラグを設定した場合、開閉扉ソレノイドSL2を制御(励磁)し、開閉扉25を開動作させて変動入賞装置26を開放させる。変動入賞装置26の開放中、メインCPU40aは、開放してからの経過時間が所定時間(本実施形態では7秒)に達したか否かの判定と、カウントセンサSE5にて検知された遊技球の個数が所定個数(本実施形態では5個)に達したか否かの判定を行う。これらの判定のうち何れかを肯定判定した場合、メインCPU40aは、開閉扉ソレノイドSL2を制御(消磁)し、開閉扉25を閉動作させて変動入賞装置26を閉鎖させると共に、作動フラグをクリアする。
また、メインCPU40aは、V入賞センサSE6からの検知信号を入力したか否か(V入賞口R1に遊技球が入賞したか否か)を判定する。V入賞口R1に遊技球が入賞した場合、メインCPU40aは、権利発生用乱数の値を取得する。そして、メインCPU40aは、取得した権利発生用乱数の値とROM40bに記憶されている権利発生値とを比較し、大当りの権利を発生させるか否かを判定する権利発生判定(権利発生抽選)を行う。本実施形態では、権利発生用乱数の取り得る数値を0〜5までの全6通りの整数とし、権利発生値を1個の値に定め、権利発生抽選の抽選確率(当選確率)を6分の1に設定して権利発生判定を行う。
権利発生判定を肯定判定(権利発生用乱数の値と権利発生値が一致)した場合、メインCPU40aは、権利発生条件が成立したことから、大当りの権利を発生させること(即ち、大当り遊技を開始させること)を決定する。そして、メインCPU40aは、抽選ゲームの開始を指示する抽選ゲーム開始コマンドと、当り図柄「○」を指定する抽選ゲーム用図柄指定コマンドを演出制御基板41のサブCPUに出力する。その結果、抽選ゲーム表示装置28では、抽選ゲームが行われ、抽選ゲームの開始後、所定時間の経過時に当り図柄「○」が表示される。
一方、権利発生判定を否定判定(権利発生用乱数の値と権利発生値が不一致)した場合、メインCPU40aは、権利発生条件が成立していないことから、大当りの権利を発生させないこと(即ち、大当り遊技を開始させないこと)を決定する。そして、メインCPU40aは、抽選ゲーム開始コマンドと、はずれ図柄「×」を指定する抽選ゲーム用図柄指定コマンドを演出制御基板41のサブCPUに出力する。その結果、抽選ゲーム表示装置28では、抽選ゲームが行われ、抽選ゲームの開始後、所定時間の経過時にはずれ図柄「×」が表示される。権利発生判定を否定判定した場合、メインCPU40aは、権利発生前の処理を継続実行する。即ち、メインCPU40aは、大当りフラグが設定された後(大当りの抽選に当選した後)、V入賞口R1に遊技球が入賞し、かつ、権利発生抽選に当選する迄の間、権利発生前の処理を繰り返す。
そして、メインCPU40aは、権利発生抽選に当選した場合、権利発生後の処理にて大入賞口23の開放及び閉鎖を制御する。具体的に言えば、メインCPU40aは、第3種始動口センサSE4からの検知信号を入力したか否か(第3種始動口27に遊技球が入賞したか否か)を判定する。第3種始動口27に遊技球が入賞した場合、メインCPU40aは、大入賞口ソレノイドSL1を制御(励磁)し、大入賞口扉22を開動作させて大入賞口23を開放させる。
また、メインCPU40aは、大入賞口23の開放中、開放してからの経過時間が所定時間(本実施形態では10秒)に達したか否かの判定と、大入賞口センサSE2にて検知された遊技球の個数が所定個数(本実施形態では10個)に達したか否かの判定を行う。これらの判定のうち何れかを肯定判定した場合、メインCPU40aは、大入賞口ソレノイドSL1を制御(消磁)し、大入賞口扉22を閉動作させて大入賞口23を閉鎖させる。また、メインCPU40aは、権利発生中、大入賞口23を開放させる毎に開放回数をカウントし、そのカウントした開放回数が上限回数(本実施形態では16回)に達する迄の間、第3種始動口27に遊技球が入賞したことを条件に大入賞口23を繰り返し開放させる。そして、メインCPU40aは、カウントした開放回数が上限回数(本実施形態では16回)に達した場合、大当りの権利を終了(即ち、大当り遊技を終了)させ、大当りフラグをクリアする。大当りの権利終了後、メインCPU40aは、始動入賞口21への遊技球の入賞により、図柄組み合わせゲームを行わせるための処理を実行し、大当りの抽選に再び当選すると、前述した大当り処理を再び実行する。
以下、本実施形態のパチンコ機10で行われる遊技の流れを説明する。
遊技者は、通常遊技中、始動入賞口21を狙って遊技球を発射させる。そして、始動入賞口21に遊技球が入賞した場合には大当りの抽選が行われ、その抽選結果を導出する図柄組み合わせゲームが表示装置20にて行われる。大当りの抽選に当選した場合、表示装置20には、大当りの図柄組み合わせが表示される。一方で、大当りの抽選に当選しなかった場合、表示装置20には、はずれの図柄組み合わせが表示される。
そして、大当りの抽選に当選し、大当りの図柄組み合わせが表示された場合には大当りとなる。このとき、大当りの権利は未だ発生していない。そのため、遊技者は、大当りの権利を発生させるべく、作動ゲート24を狙って遊技球を発射させる。即ち、遊技者は、右打ちに切り換え、遊技盤13の右方領域に遊技球を発射させる。そして、発射された遊技球が作動ゲート24に入賞すると、その入賞を契機に変動入賞装置26が開放される。この開放中に変動入賞装置26へ流入した遊技球は、振分装置30にて振分けられ、V入賞口R1又は普通入賞口R2の何れかに入賞する。変動入賞装置26の1回の開放において権利発生抽選に当選しなかった場合には、抽選ゲーム表示装置28で行われる抽選ゲームにてはずれ図柄「×」が表示される。
そして、大当りの権利が発生しなかった場合には、変動入賞装置26の閉鎖後、再び遊技球が作動ゲート24に入賞すると、変動入賞装置26が再び開放される。以降、V入賞口R1に遊技球が入賞し、権利発生抽選に当選する迄の間、変動入賞装置26は、作動ゲート24への遊技球の入賞を契機に繰り返し開放される。
変動入賞装置26に遊技球が流入した場合には、1個の遊技球に対して10個の賞球が払い出される。従って、変動入賞装置26を開放させた回数が多くなれば、その回数に応じて変動入賞装置26に流入する遊技球の個数も多くなることから、大当りの権利が発生する迄の間に多くの賞球が払い出され、持ち球が増加する。例えば、大当りの図柄組み合わせが表示された後、変動入賞装置26の1回目の開放時に5個の遊技球が流入し、権利発生抽選に当選した場合、大当りの権利発生までに払い出された賞球数は50個(5個×10個)となる。これに対して、大当りの図柄組み合わせが表示された後、変動入賞装置26を4回開放させ、各開放時に5個の遊技球が流入し、4回目の開放にて権利発生抽選に当選した場合、大当りの権利発生までに払い出された賞球数は200個(5個×10個×4回)となる。なお、この例の場合、1回目〜3回目の各開放時に流入した5個の遊技球は、全て普通入賞口R2に入賞し、4回目の開放時に流入した5個の遊技球は、4個の遊技球が普通入賞口R2に入賞し、1個の遊技球がV入賞口R1に入賞したこととなる。
そして、権利発生抽選に当選した場合には、抽選ゲーム表示装置28で行われる抽選ゲームにて当り図柄「○」が表示され、その後に大当りの権利が発生する。権利発生後、遊技者は、右打ちを継続させる。大入賞口23は、第3種始動口27への遊技球の入賞を契機に開放され、右方領域を流下案内された遊技球は大入賞口23に案内され、入賞する。以降、遊技者は、大当りの権利が終了する迄の間、右打ちにて遊技球を発射させ、大入賞口23に遊技球を入賞させる。大入賞口23に遊技球が入賞した場合には、1個の遊技球に対して15個の賞球が払い出される。従って、遊技者は、大当りの権利終了時、権利発生迄に得た賞球と大当りの権利発生後に得た賞球とを獲得していることとなる。
従って、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)例えば、大当りの図柄組み合わせが表示された後、変動入賞装置26をパチンコ機主導で開放した場合には、その開放に遊技者が気付かず遊技球を発射せず、V入賞口R1へ遊技球が入賞しないことも考えられる。この場合には、パンクする。これに対し、本実施形態のパチンコ機10は、大当りの図柄組み合わせが表示された後、大当りの権利を発生させる際、まず、作動ゲート24へ遊技球を入賞させて変動入賞装置26を開放させる。そして、変動入賞装置26の開放中に流入させた遊技球をV入賞口R1へ入賞させて権利発生抽選を行わせ、該抽選に当選する必要がある。そのため、変動入賞装置26を開放させるタイミングは、遊技者自身の発射した遊技球の入賞により決定されるので、変動入賞装置26の開放に関しての見落としを抑制できる。また、変動入賞装置26は、権利発生抽選に当選しなかった場合、再度作動ゲート24に遊技球を入賞させることで再び開放される。即ち、大当りの図柄組み合わせが表示された場合、大当りの権利を発生させるチャンスが権利発生まで継続するのでパンクしない。従って、大当りの図柄組み合わせが表示された場合には大当りの権利を遊技者に確約し、権利獲得に対する安心感を与えることができる。
(2)変動入賞装置26に遊技球が流入した場合には賞球の払い出しを行うことにより、大当りの権利が発生する迄の間にも賞球を獲得できるチャンスを与えることができる。そして、変動入賞装置26は、開放後、所定時間の経過時又は所定個数の遊技球が流入した時に閉鎖されるので、閉鎖された変動入賞装置26を再び開放させるためには作動ゲート24へ遊技球を入賞させる必要がある。さらに、大当りの権利を発生させるためには、権利発生抽選に当選する必要がある。そのため、遊技者毎に変動入賞装置26の開放状況(例えば、開放させる迄に要する遊技球の発射個数)や抽選状況(何回目の開放で当選したか)が変化し、大当りの権利が発生する迄の間に獲得し得る賞球の個数も変化する。同様に、1人の遊技者が何回も大当りの抽選に当選した場合であっても、その都度、大当りの権利が発生する迄の間に獲得し得る賞球の個数が変化する。従って、大当りの権利が発生する迄の間に、遊技者の技量や運に応じて獲得し得る賞球の個数に変化を持たせ、より一層の興趣の向上を図ることができる。
(3)変動入賞装置26の1回の開放中、V入賞口R1には、複数個の遊技球の入賞が規制されている。即ち、変動入賞装置26の1回の開放では、V入賞口R1に対して1個の入賞が許容され、1回の開放によって1回の抽選が行われる。そのため、権利発生抽選に当選しない場合には、該抽選に当選する迄の間、遊技者に賞球を獲得させることができる。従って、大当りの権利が発生する迄の間、遊技者の技量や運により、獲得し得る賞球の個数に差を付けることができる。
(4)作動ゲート24と変動入賞装置26とを遊技領域13aの右方領域に配置すると共に始動入賞口21を遊技領域13aの中央領域に配置した。そのため、大当りの図柄組み合わせが表示される迄の間は、遊技者に始動入賞口21を狙わせて遊技を行わせ、大当りの図柄組み合わせが表示された以降は、遊技者に作動ゲート24(及び変動入賞装置26)を狙わせて遊技を行わせることができる。従って、大当りの権利が終了する迄の間、始動入賞口21へ遊技球を入賞させないようにすることができる。
(5)大当りの図柄組み合わせが表示されてから大当りの権利が終了する迄の間、図柄組み合わせゲームの実行を保留し、該ゲームの実行を規制するようにした。このため、大当りの図柄組み合わせが表示されてから大当りの権利が終了する迄の間、新たな図柄組み合わせゲームが実行されないので、表示装置20には大当りの図柄組み合わせが継続表示されることとなる。従って、権利の発生前は、大当りの権利が確約されていることを遊技者に確実に認識させることができ、権利の発生後は、発生した大当りの権利が継続していることを遊技者に確実に認識させることができる。また、大当りの権利が終了する前に図柄が変動を開始した場合、「大当りの権利が消滅してしまったのでは」という不安や混乱を遊技者に与えてしまうことになるが、大当りの図柄組み合わせが表示されている状態を維持しておくことで不安や混乱を与えないようにすることができる。
(6)また、遊技領域13aの中央領域と右方領域との間に遊技釘29を配置した。そのため、遊技領域13aの右方領域に発射された遊技球は、遊技釘29によって始動入賞口21側(中央領域側)に案内されないようになる。従って、大当りの権利が終了する迄の間、より確実に始動入賞口21へ遊技球を入賞させないようにすることができる。
(7)権利発生抽選の抽選結果を報知する抽選ゲームを行う抽選ゲーム表示装置28を設けることにより、前記抽選の抽選結果を遊技者に確実に認識させることができる。
(8)変動入賞装置26の1回の開放において流入可能な遊技球の個数を5個に設定すると共に回転盤31に5つの受入部H1〜H5を設け、受入部H1で受け入れた遊技球のみをV入賞口R1に入賞させるようにした。そのため、変動入賞装置26の開放中に前記流入可能な遊技球の個数分の遊技球が流入した場合には、確実に1個の遊技球がV入賞口R1に入賞し、権利発生抽選を行わせることができる。即ち、変動入賞装置26を何度開放させても、なかなかV入賞口R1に入賞せず、権利発生抽選が行われない場合には、遊技者が興醒めしたり、遊技者に煩わしさを感じさせてしまう。しかし、本実施形態では、変動入賞装置26の1回の開放において前記流入可能な遊技球の個数分の遊技球が流入した場合、必ず1回の権利発生抽選が行われるので、遊技者が興醒めしたり、遊技者に煩わしさを感じさせてしまうという事態を回避することができる。
なお、前記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、始動入賞口21、大入賞口23、作動ゲート24、変動入賞装置26、回転体27a及び抽選ゲーム表示装置28の配置を変更しても良い。例えば、作動ゲート24と変動入賞装置26を遊技領域13aの左方領域に配置しても良い。また、大入賞口23を回転体27aの下方に配置しても良い。
・前記実施形態において、大入賞口23や変動入賞装置26に遊技球が入賞(流入)した際に払い出される賞球数を変更しても良い。また、変動入賞装置26に流入可能な遊技球の個数を変更しても良い。なお、大当りの権利発生までに持ち球を増加させるためには、作動ゲート24への入賞に必要な遊技球の平均的な発射個数を小さくし、変動入賞装置26に流入可能な遊技球の個数及び賞球数を大きくすれば良い。また、大当りの抽選確率、大入賞口23の開放回数、開放時間や入賞個数を変更しても良い。また、変動入賞装置26の最大開放時間や流入可能な個数、権利発生抽選の抽選確率を変更しても良い。なお、最大開放時間、流入可能な個数、権利発生抽選の抽選確率を変更する場合には、大当りの権利が発生する迄の間に遊技者に賞球を適度に与えつつ、かつ、なかなか大当りの権利が発生しないということがないように考慮し、設定することが好ましい。
・前記実施形態において、開閉扉25に代えて開閉羽根を変動入賞装置26に設け、該開閉羽根の開閉動作によって変動入賞装置26を開放させても良い。
・前記実施形態において、変動入賞装置26の入賞空間S内に設けられる振分装置30の構成を変更しても良い。例えば、キャラクタ体を設け、該キャラクタ体の動作によって遊技球をV入賞口と普通入賞口に振分けるようにしても良い。
・前記実施形態において、作動ゲート24に代えて、入賞口を遊技盤13に配設し、該入賞口への遊技球の入賞を契機に変動入賞装置26を開放させるようにしても良い。
・前記実施形態において、液晶式の表示装置20に代えて、CRT(ブラウン管)式、ドットマトリクス式、7セグメントLED式、又は機械式(ドラム式やベルト式)の表示装置としても良い。また、抽選ゲーム表示装置28は、液晶式、CRT(ブラウン管)式、ドットマトリクス式、7セグメントLED式、又は機械式(ドラム式やベルト式)の表示装置の何れでも良い。
・前記実施形態において、表示装置20と抽選ゲーム表示装置28を別体構成とすることなく、表示装置20の一部又は全部の領域を用いて抽選ゲームを行わせるようにしても良い。また、権利発生抽選の抽選結果を、ランプの発光やスピーカ17からの音声にて報知するようにしても良い。
・前記実施形態において、変動入賞装置26の1回の開放において複数個の入賞を規制する手法は変更しても良い。例えば、V入賞口R1に複数個の遊技球が入賞した場合、最初の入賞を有効とし、他の入賞を無効とするようにメインCPU40aが制御しても良い。
・前記実施形態において、抽選ゲーム表示装置28をメインCPU40aにて制御するようにしても良い。この場合、メインCPU40aは、権利発生抽選の抽選結果に応じて決定した図柄(当り図柄「○」又ははずれ図柄「×」)を表示させるように抽選ゲーム表示装置28の表示内容を制御する。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記遊技盤には、前記図柄変動ゲームの始動条件を付与し得る始動入賞口が設けられており、少なくとも前記特定入賞口と前記変動入賞装置とが、前記遊技盤に発射された遊技球が前記始動入賞口に向かう経路とは異なる経路上に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の遊技機。
(ロ)前記遊技盤には、大当りの権利発生中に開閉動作を行う大入賞口と、その大入賞口の開放条件を付与し得る第3種始動入賞口とが設けられており、前記大入賞口は、前記大当りの権利発生中、前記第3種始動口への遊技球の入賞を契機に所定回数開放されることを特徴とする請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の遊技機。
(ハ)前記特定領域は、前記変動入賞装置の1回の開放において1個の入賞が許容されており、前記1回の開放によって1回の抽選が行われることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
(ニ)前記大当り表示結果が表示されてから前記大当りの権利が終了する迄の間、新たな図柄変動ゲームの実行が規制されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の遊技機。
パチンコ遊技機の機表側を示す正面図。 遊技盤の正面図。 変動入賞装置に配設された振分装置(回転盤)を示す平面図。 図3のA−A線断面図。 パチンコ遊技機の制御構成を示すブロック図。
符号の説明
R1…V入賞口、R2…普通入賞口、S…入賞空間、10…パチンコ遊技機、13…遊技盤、20…表示装置、24…作動ゲート、28…抽選ゲーム表示装置。

Claims (5)

  1. 複数種類の図柄を変動させて表示する図柄変動ゲームを行う表示装置と、入賞空間に特定領域と非特定領域を有すると共に開閉動作可能な変動入賞装置とを遊技盤に設け、前記図柄変動ゲームの表示結果が予め定めた大当り表示結果になった後に前記変動入賞装置を開放させ、その開放中に前記変動入賞装置へ流入した遊技球が前記特定領域に入賞し、所定の権利発生条件が成立することで大当りの権利を発生させる遊技機において、
    前記大当り表示結果が表示された後、前記遊技盤に設けられた特定入賞口への遊技球の入賞を契機に前記変動入賞装置を所定時間の経過又は所定個数の遊技球が流入する迄の間開放させ、該開放中に前記変動入賞装置に流入した遊技球が前記特定領域に入賞することで大当りの権利を発生させるか否かの抽選を行い、その抽選に当選した場合には大当りの権利を発生させる一方で、前記抽選に当選しなかった場合には前記特定入賞口への遊技球の入賞を契機に前記変動入賞装置を再び開放させることを特徴とする遊技機。
  2. 前記変動入賞装置に遊技球が流入した場合には、予め定めた個数の賞球が払い出されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記特定領域は、前記変動入賞装置の1回の開放において複数個の入賞が規制されていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記変動入賞装置を1回開放させると共にその開放から閉鎖される迄の間に発射される遊技球の平均発射個数よりも、前記変動入賞装置の1回の開放中に流入可能な遊技球の個数に賞球数を乗算して得られる個数を大きくしたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記抽選の抽選結果を報知する報知装置が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の遊技機。
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