JP2005332898A - 高圧放電灯点灯装置及び昇降圧インバータ及び高圧放電灯点灯装置の過電流抑制方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 負荷(放電灯)が短絡して過電流が流れコイルLが磁気飽和しても、コイルLが電流を制限できるインダクタンスを確保でき、高圧放電灯点灯装置の破壊を抑制できるようにすることを目的とする。
【解決手段】 高圧放電灯に電力を供給し、高圧放電灯に規定の電流が流れるように出力を調整するする昇降圧インバータを有する給電部と、高圧放電灯に始動用高電圧を供給する始動パルス発生回路と、給電部及び始動パルス発生回路を制御する制御回路とを備えた高圧放電灯点灯装置において、昇降圧インバータに、以下の要素を有するコイルを設けたことを特徴とする。
(a)中央部にコア挿入孔、その外側に巻線収納部を有するボビン;
(b)ボビンの巻線収納部に巻回され、閉じた磁気回路を構成する場合よりも巻数の多い巻線;
(c)コア挿入孔及び巻線の周囲に形成される磁気回路の一部に設けた開放型のコア。
【選択図】 図3
【解決手段】 高圧放電灯に電力を供給し、高圧放電灯に規定の電流が流れるように出力を調整するする昇降圧インバータを有する給電部と、高圧放電灯に始動用高電圧を供給する始動パルス発生回路と、給電部及び始動パルス発生回路を制御する制御回路とを備えた高圧放電灯点灯装置において、昇降圧インバータに、以下の要素を有するコイルを設けたことを特徴とする。
(a)中央部にコア挿入孔、その外側に巻線収納部を有するボビン;
(b)ボビンの巻線収納部に巻回され、閉じた磁気回路を構成する場合よりも巻数の多い巻線;
(c)コア挿入孔及び巻線の周囲に形成される磁気回路の一部に設けた開放型のコア。
【選択図】 図3
Description
この発明は、水銀ランプ、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプ等の高圧放電灯の高圧放電灯点灯装置及び昇降圧インバータ及び高圧放電灯点灯装置の過電流抑制方法に関する。
近年、水銀ランプ、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプ等の高圧放電灯の点灯装置は、小型軽量化を図るため、高周波インバータを用いた電子点灯方法や矩形波を用いた電子点灯方法が用いられるようになっている。
図15は従来の矩形波点灯を行う電子点灯方式の放電灯点灯装置の構成を示す図である。図において、交流電源1に整流回路2が接続され、整流回路2は交流電源1より供給される交流電力を全波整流する。昇圧インバータ3は制御回路9の制御により整流回路2の出力電圧を昇圧する。降圧インバータ4は制御回路9の制御により昇圧インバータ3の出力を定電力化する。電流検出抵抗5は高圧放電灯8の電流を検出し、例えば高圧放電灯8の点灯判別を行う。矩形波回路6は制御回路9の制御により降圧インバータ4の出力を矩形波電圧として高圧放電灯8に供給する。始動パルス発生回路7は矩形波回路6からの矩形波電圧と共に高圧放電灯8に印加する高圧パルスを発生する。制御電源回路10は制御回路9に制御電圧を供給する。
図16は従来の降圧インバータの詳細図である。図に示すように、降圧インバータ4は、スイッチング素子Q2(FET、電界効果トランジスタ)とダイオードD5とコイルL2とコンデンサC3とで構成される。
上記のように構成された従来の放電灯点灯装置は、交流電源1からの交流電力は整流回路2で整流され、その直流電圧は昇圧インバータ3に印加される。そして昇圧インバータ3の入力電圧、出力電圧及び入力電流は、制御回路9のそれぞれの検出部で検出され、その検出信号が演算され、その結果が昇圧インバータ3に供給されて昇圧インバータ3の出力電圧を定電圧とする。昇圧インバータ3からの直流定電圧は降圧インバータ4に入力される。そして高圧放電灯8の放電灯電圧及び放電灯電流は、制御回路9で検出されて降圧インバータ4の定電力制御が行われ、降圧インバータ4の出力は矩形波回路6に入力される。そして、矩形波回路6の矩形波電圧と、始動パルス発生回路7による高圧パルスが高圧放電灯8に印加されて高圧放電灯8が始動し、始動後は定電力制御された矩形波点灯が行われる(例えば、特許文献1参照)。
図17は降圧インバータを等価的に置き換えた回路図である。図において、Vinは電源、Qはスイッチング素子、Dはダイオード、Lはコイル、Cはコンデンサ、Rは負荷(高圧放電灯8)である。
図18、19はコイルの構成を示す図である。図に示すように、ボビン101に巻線103が巻かれ、EコアとIコアが組み合わされたコア102が磁気回路を形成している。
特開平9−45490号公報
図17において、負荷Rが短絡した場合、コイルLに過電流が流れ、コイルLのコア102が磁気飽和を起こし、インダクタンスが低下し、更に過電流が流れスイッチング素子Qが破壊に至る場合がある。
従来の高圧放電灯(メタルハライドランプ等)は、始動時に瞬間的な短絡電流を数回繰り返して点灯にいたる。ランプのばらつきにより、短絡電流の回数の多いものや、また寿命末期で故障したランプは、短絡電流を非常に多い回数繰り返す場合があり、そのようなランプは、上記コイルLの磁気飽和によるインダクタンスの低下により、高圧放電灯点灯装置を破壊する恐れがあった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、負荷(放電灯)が短絡して過電流が流れコイルLが磁気飽和しても、コイルLが電流を制限できるインダクタンスを確保でき、高圧放電灯点灯装置の破壊を抑制できるようにすることを目的とする。
この発明に係る高圧放電灯点灯装置は、高圧放電灯に電力を供給し、高圧放電灯に規定の電流が流れるように出力を調整するする昇降圧インバータを有する給電部と、高圧放電灯に始動用高電圧を供給する始動パルス発生回路と、給電部及び始動パルス発生回路を制御する制御回路とを備えた高圧放電灯点灯装置において、昇降圧インバータに、以下の要素を有するコイルを設けたことを特徴とする。
(a)中央部にコア挿入孔、その外側に巻線収納部を有するボビン;
(b)ボビンの巻線収納部に巻回され、閉じた磁気回路を構成する場合よりも巻数の多い巻線;
(c)コア挿入孔及び巻線の周囲に形成される磁気回路の一部に設けた開放型のコア。
(a)中央部にコア挿入孔、その外側に巻線収納部を有するボビン;
(b)ボビンの巻線収納部に巻回され、閉じた磁気回路を構成する場合よりも巻数の多い巻線;
(c)コア挿入孔及び巻線の周囲に形成される磁気回路の一部に設けた開放型のコア。
また、この発明に係る高圧放電灯点灯装置は、開放型のコアをE字形状としたことを特徴とする。
また、この発明に係る高圧放電灯点灯装置は、開放型のコアをE字形状とI字形状の組合せとしたことを特徴とする。
また、この発明に係る高圧放電灯点灯装置は、開放型のコアをE字形状とI字形状の組合せとし、E字形状部コアの中央部の長さを両端部より短くしたことを特徴とする。
また、この発明に係る高圧放電灯点灯装置は、開放型のコアをE字形状とし、中央部の長さを両端部より短くしたことを特徴とする。
また、この発明に係る高圧放電灯点灯装置は、開放型のコアをI字形状とし、ボビンのコア挿入孔に挿入したことを特徴とする。
また、この発明に係る高圧放電灯点灯装置は、開放型のコアをI字形状とし、ボビンのコア挿入孔に挿入し、I字形状コアの長さを、コア挿入孔の長さより短くしたことを特徴とする。
この発明に係る昇降圧インバータは、以下の要素を有するコイルを設けたことを特徴とする。
(a)中央部にコア挿入孔、その外側に巻線収納部を有するボビン;
(b)ボビンの巻線収納部に巻回され、閉じた磁気回路を構成する場合よりも巻数の多い巻線;
(c)コア挿入孔及び巻線の周囲に形成される磁気回路の一部に設けた開放型のコア。
(a)中央部にコア挿入孔、その外側に巻線収納部を有するボビン;
(b)ボビンの巻線収納部に巻回され、閉じた磁気回路を構成する場合よりも巻数の多い巻線;
(c)コア挿入孔及び巻線の周囲に形成される磁気回路の一部に設けた開放型のコア。
この発明に係る高圧放電灯点灯装置の過電流抑制方法は、高圧放電灯に電力を供給し、高圧放電灯に規定の電流が流れるように出力を調整するする昇降圧インバータを有する給電部と、高圧放電灯に始動用高電圧を供給する始動パルス発生回路と、給電部及び始動パルス発生回路を制御する制御回路とを備えた高圧放電灯点灯装置の過電流抑制方法において、昇降圧インバータに用いるコイルの巻線の巻数を閉じた磁気回路を構成する場合よりも多くして空芯のインダクタンスを大きくし、且つ巻線の内部及び周囲に形成される磁気回路の一部に開放型のコアを設けてインダクタンスを調整することを特徴とする。
この発明に係る高圧放電灯点灯装置は、負荷(放電灯)が短絡して過電流が流れコイルLが磁気飽和しても、コイルLが電流を制限できるインダクタンスを確保でき、高圧放電灯点灯装置の破壊を抑制できる。
また、放電開始前に磁気飽和を起こしにくいことにより、過電流の繰り返しによるストレスを軽減でき、高圧放電灯点灯装置の信頼性を向上できる。
また、放電開始前に磁気飽和を起こしにくいことにより、過電流の繰り返しによるストレスを軽減でき、高圧放電灯点灯装置の信頼性を向上できる。
この発明に係る昇降圧インバータは、コイルに過電流が流れコイルLが磁気飽和しても、コイルLが電流を制限できるインダクタンスを確保でき、昇降圧インバータの破壊を抑制できる。
この発明に係るこの発明に係る高圧放電灯点灯装置の過電流抑制方法は、負荷(放電灯)が短絡して過電流が流れコイルLが磁気飽和しても、コイルLが電流を制限できるインダクタンスを確保でき、高圧放電灯点灯装置の破壊を抑制できる。
実施の形態1.
図1乃至9は実施の形態1を示す図で、図1は高圧放電灯点灯装置の構成を示すブロック図、図2は昇降圧インバータの詳細図、図3はコイルの構成を示す図、図4はコアの構成を示す図、図5はコイルのインダクタンスを示す図、図6はコイルに流れる電流の測定結果を示す図、図7はランプ放電開始前の電流波形の測定結果を示す図、図8はランプ放電開始直後の最大電流時の電流波形の測定結果を示す図、図9は通常の点灯時電流波形の測定結果を示す図である。
図1乃至9は実施の形態1を示す図で、図1は高圧放電灯点灯装置の構成を示すブロック図、図2は昇降圧インバータの詳細図、図3はコイルの構成を示す図、図4はコアの構成を示す図、図5はコイルのインダクタンスを示す図、図6はコイルに流れる電流の測定結果を示す図、図7はランプ放電開始前の電流波形の測定結果を示す図、図8はランプ放電開始直後の最大電流時の電流波形の測定結果を示す図、図9は通常の点灯時電流波形の測定結果を示す図である。
図1において、交流電源1に整流回路2が接続され、整流回路2は交流電源1より供給される交流電力を全波整流する。昇圧インバータ3は制御回路9の制御により整流回路2で整流された出力を規定の電圧に昇圧する。昇降圧インバータ11は制御回路9の制御により高圧放電灯8に規定の電流が流れるように出力を調整する。電流検出抵抗5は高圧放電灯8の電流を検出し、例えば高圧放電灯8の点灯判別を行う。矩形波回路6は制御回路9の制御により昇降圧インバータ11の出力を矩形波電圧として高圧放電灯8に供給する。始動パルス発生回路7は矩形波回路6からの矩形波電圧と共に高圧放電灯8に印加する高圧パルスを発生する。制御電源回路10は制御回路9に制御電圧を供給する。
図2に示すように、昇降圧インバータ11は、ダイオードD1〜D4、コンデンサC1,C2、コイルL1、スイッチング素子Q1(FET、電界効果トランジスタ)で構成される。
図2ではスイッチング素子Q1として、n−FETを一例として示したが、スイッチング素子Q1は、例えば、p−FET、n−トランジスタ、p−トランジスタでもよい。
図2ではスイッチング素子Q1として、n−FETを一例として示したが、スイッチング素子Q1は、例えば、p−FET、n−トランジスタ、p−トランジスタでもよい。
上記のように構成された高圧放電灯点灯装置は、交流電源1からの交流電力が整流回路2で整流され、その直流電圧は昇圧インバータ3に印加される。そして昇圧インバータ3の入力電圧、出力電圧及び入力電流は、制御回路9のそれぞれの検出部で検出され、その検出信号が演算され、その結果が昇圧インバータ3に供給されて昇圧インバータ3の出力電圧を定電圧とする。昇圧インバータ3からの直流定電圧は昇降圧インバータ11に入力される。そして高圧放電灯8の放電灯電圧及び放電灯電流は、制御回路9で検出されて昇降圧インバータ11の定電力制御が行われ、昇降圧インバータ11の出力は矩形波回路6に入力される。そして、矩形波回路6の矩形波電圧と、始動パルス発生回路7による高圧パルスが高圧放電灯8に印加されて高圧放電灯8が始動し、始動後は定電力制御された矩形波点灯が行われる。
昇降圧インバータ11を等価的に置き換えた回路は図15と同様である。負荷R1(高圧放電灯8)が短絡した場合、コイルL1に過電流が流れ、コイルL1の磁気回路が飽和してインダクタンスが低下し更に過電流が流れスイッチング素子Q1が破壊する恐れがある。
本実施の形態では、コイルL1の空芯のインダクタンス値を、負荷R1(高圧放電灯8)が短絡した場合の過電流がスイッチング素子Q1の最大許容電流以下になるように設定すると共に、開放型のコアを追加して必要なインダクタンスに調整する。
図3に示すように、本実施の形態のコイルL1は、ボビン101の巻線収納部101bに巻線103を施し、これにE字形状のEコア102aを追加している。Eコア102aの中央部はボビン101のコア挿入孔101aに挿入される。Eコア102aは図4に示すような形状であり、中央部分は円筒形である。但し、図4はコアの一例であり、その他の形状でもよい。例えば、中央部分が矩形のもでもよい。
図5にこのコイルL1のインダクタンスを従来のものと対比して示す。従来例のものは、図19に示す構成のものである。コアを装着した状態でのインダクタンスは共に410μHである。空芯でのインダクタンスは、従来のものが73μHであるのに対し、実施例(図3の構成のもの)では巻線103の巻数を従来例のものより多くすることにより182μHである。従来例の巻線は、φ0.12×12 90.5Tであり、実施例の巻線は、φ0.12×14 140Tである。
上記コイル(実施例及び従来例)を高圧放電灯点灯装置に組込み、放電開始前、放電開始直後の最大電流時、通常点灯時におけるコイルの電流波形を測定した。その結果を図6乃至9に示す。
ランプ放電開始前の電流波形を観察すると、図7に示すように、従来例のコイルは磁気飽和を起こしているが、実施例は磁気飽和を起こしていない。これは、実施例が開放形コアで構成され磁気回路のギャップ長が大きいので、放電開始前に磁気飽和を起こしにくいためである。従来例が10.8Ap(アンペアピーク)に対し、実施例が6.0Apと電流が制限できている。
ランプ放電開始直後の最大電流値も、実施例は従来例に比べ電流が制限できている。ランプ放電開始直後は、実施例、従来例ともにコイルが磁気飽和し、コイルのインダクタンスは空芯のインダクタンスになる。そのため図8に示すように実施例のものは従来例のものより空芯のインダクタンスが大きいので、実施例のピーク電流値は従来例のものより小さくなっている。従来例のものが37Apであるのに対し、実施例のものは25Apに制限できている。
このように、実施例の最大電流値が従来例のものより低下することにより、高圧放電灯点灯装置(例えば、スイッチング素子Q1)の破壊を抑制することができる。尚、図7において、電流波形以外にスイッチング素子Q1のゲート−ソース間電圧波形を測定している。
図9に示すように、通常点灯時のコイルの電流は、実施例及び従来例ともにほぼ等しく、実施例が2.4Ap、従来例が2.3Apである。
保護対象の部品は、スイッチング素子Q1を例として挙げたが、過電流は高圧放電灯点灯装置の回路内を流れるため、過電流が流れる回路内の電流許容値に合わせて、コイルL1のインダクタンスを設計することで、高圧放電灯点灯装置の回路を保護することができる。
以上のように、コイルL1の巻線103の巻数を従来のものより増やし、空芯のインダクタンスを従来より大きくすることにより最大電流値を従来のものより小さくすることにより、高圧放電灯点灯装置の破壊を抑制することができる。
実施の形態2.
図10、11は実施の形態2を示す図で、コイルの構成を示す図である。図10に示すコイルは、実施の形態1の図3のコイルにIコア102bを追加したものである。この場合も、実施の形態1と同様、開放型の磁気回路であり、巻線103の巻数を従来のものより多くして、空芯のインダクタンスを従来のものより大きくすることによりランプ始動時の最大電流値を従来のものより小さくすることにより、高圧放電灯点灯装置の破壊を抑制することができる。
図10、11は実施の形態2を示す図で、コイルの構成を示す図である。図10に示すコイルは、実施の形態1の図3のコイルにIコア102bを追加したものである。この場合も、実施の形態1と同様、開放型の磁気回路であり、巻線103の巻数を従来のものより多くして、空芯のインダクタンスを従来のものより大きくすることによりランプ始動時の最大電流値を従来のものより小さくすることにより、高圧放電灯点灯装置の破壊を抑制することができる。
また、図11に示すように、Eコア102aの中央部を両端より短いくしてもよい。
実施の形態3.
図12は実施の形態3を示す図で、コイルの構成を示す図である。図に示すように、実施の形態1における図3のコイルのコアの中央部を短くしたものである。この場合も、実施の形態1と同様、開放型の磁気回路であり、巻線103の巻数を従来のものより多くして、空芯のインダクタンスを従来のものより大きくすることによりランプ始動時の最大電流値を従来のものより小さくすることにより、高圧放電灯点灯装置の破壊を抑制することができる。
図12は実施の形態3を示す図で、コイルの構成を示す図である。図に示すように、実施の形態1における図3のコイルのコアの中央部を短くしたものである。この場合も、実施の形態1と同様、開放型の磁気回路であり、巻線103の巻数を従来のものより多くして、空芯のインダクタンスを従来のものより大きくすることによりランプ始動時の最大電流値を従来のものより小さくすることにより、高圧放電灯点灯装置の破壊を抑制することができる。
実施の形態4.
図13、14は実施の形態4を示す図で、コイルの構成を示す図である。図に示すように、ボビン101の中央部にIコア102bを挿入したものである。この場合も、実施の形態1と同様、開放型の磁気回路であり、巻線103の巻数を従来のものより多くして、空芯のインダクタンスを従来のものより大きくすることによりランプ始動時の最大電流値を従来のものより小さくすることにより、高圧放電灯点灯装置の破壊を抑制することができる。
図13、14は実施の形態4を示す図で、コイルの構成を示す図である。図に示すように、ボビン101の中央部にIコア102bを挿入したものである。この場合も、実施の形態1と同様、開放型の磁気回路であり、巻線103の巻数を従来のものより多くして、空芯のインダクタンスを従来のものより大きくすることによりランプ始動時の最大電流値を従来のものより小さくすることにより、高圧放電灯点灯装置の破壊を抑制することができる。
また、図14に示すように、Iコア102bの長さを、コア挿入孔101aの長さより短くしてもよい。
1 交流電源、2 整流回路、3 昇圧インバータ、4 降圧インバータ、5 電流検出抵抗、6 矩形波回路、7 始動パルス発生回路、8 高圧放電灯、9 制御回路、10 制御電源回路、11 昇降圧インバータ、101 ボビン、101a コア挿入孔、101b 巻線収納部、102a Eコア、102b Iコア、103 巻線。
Claims (9)
- 高圧放電灯に電力を供給し、前記高圧放電灯に規定の電流が流れるように出力を調整するする昇降圧インバータを有する給電部と、前記高圧放電灯に始動用高電圧を供給する始動パルス発生回路と、前記給電部及び前記始動パルス発生回路を制御する制御回路とを備えた高圧放電灯点灯装置において、
前記昇降圧インバータに、以下の要素を有するコイルを設けたことを特徴とする高圧放電灯点灯装置。
(a)中央部にコア挿入孔、その外側に巻線収納部を有するボビン;
(b)前記ボビンの巻線収納部に巻回され、閉じた磁気回路を構成する場合よりも巻数の多い巻線;
(c)前記コア挿入孔及び前記巻線の周囲に形成される磁気回路の一部に設けた開放型のコア。 - 前記開放型のコアをE字形状としたことを特徴とする請求項1記載の高圧放電灯点灯装置。
- 前記開放型のコアをE字形状とI字形状の組合せとしたことを特徴とする請求項1記載の高圧放電灯点灯装置。
- 前記E字形状部コアの中央部の長さを両端部より短くしたことを特徴とする請求項3記載の高圧放電灯点灯装置。
- 前記開放型のコアをE字形状とし、中央部の長さを両端部より短くしたことを特徴とする請求項1記載の高圧放電灯点灯装置。
- 前記開放型のコアをI字形状とし、前記ボビンのコア挿入孔に挿入したことを特徴とする請求項1記載の高圧放電灯点灯装置。
- 前記I字形状コアの長さを、前記コア挿入孔の長さより短くしたことを特徴とする請求項6記載の高圧放電灯点灯装置。
- 以下の要素を有するコイルを設けたことを特徴とする昇降圧インバータ。
(a)中央部にコア挿入孔、その外側に巻線収納部を有するボビン;
(b)前記ボビンの巻線収納部に巻回され、閉じた磁気回路を構成する場合よりも巻数の多い巻線;
(c)前記コア挿入孔及び前記巻線の周囲に形成される磁気回路の一部に設けた開放型のコア。 - 高圧放電灯に電力を供給し、前記高圧放電灯に規定の電流が流れるように出力を調整するする昇降圧インバータを有する給電部と、前記高圧放電灯に始動用高電圧を供給する始動パルス発生回路と、前記給電部及び前記始動パルス発生回路を制御する制御回路とを備えた高圧放電灯点灯装置の過電流抑制方法において、
前記昇降圧インバータに用いるコイルの巻線の巻数を閉じた磁気回路を構成する場合よりも多くして空芯のインダクタンスを大きくし、且つ巻線の内部及び周囲に形成される磁気回路の一部に開放型のコアを設けてインダクタンスを調整することを特徴とする高圧放電灯点灯装置の過電流抑制方法。
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JP2015103644A (ja) * | 2013-11-25 | 2015-06-04 | 三菱電機株式会社 | 電鉄用リアクトル、電鉄用電力変換装置及び電鉄用駆動装置 |
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