JP2000299231A - トランス及びスイッチングレギュレータ - Google Patents
トランス及びスイッチングレギュレータInfo
- Publication number
- JP2000299231A JP2000299231A JP11108536A JP10853699A JP2000299231A JP 2000299231 A JP2000299231 A JP 2000299231A JP 11108536 A JP11108536 A JP 11108536A JP 10853699 A JP10853699 A JP 10853699A JP 2000299231 A JP2000299231 A JP 2000299231A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- winding
- air gap
- transformer
- magnetic field
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M3/00—Conversion of dc power input into dc power output
- H02M3/22—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
- H02M3/24—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
- H02M3/28—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
- H02M3/325—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
- H02M3/335—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
- H02M3/338—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only in a self-oscillating arrangement
- H02M3/3381—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only in a self-oscillating arrangement using a single commutation path
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、漏洩磁界による巻線の破壊を防止
するトランス及びスイッチングレギュレータを提供する
ことを例示的目的とする。 【解決手段】 本発明の例示的一態様としてのトランス
は、エアギャップを有するコアと、当該コアに巻かれた
巻線とを有し、当該巻線の巻線密度は前記エアギャップ
上で最小に設定されている。また、本発明のスイッチン
グレギュレータはかかるトランスを有する。
するトランス及びスイッチングレギュレータを提供する
ことを例示的目的とする。 【解決手段】 本発明の例示的一態様としてのトランス
は、エアギャップを有するコアと、当該コアに巻かれた
巻線とを有し、当該巻線の巻線密度は前記エアギャップ
上で最小に設定されている。また、本発明のスイッチン
グレギュレータはかかるトランスを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般にトランスに
関し、特にトランスの巻線構造に関する。本発明は、例
えば、リンギング・チョーク・コンバータ(RCC)な
ど自励(発振)式スイッチングレギュレータに使用され
るトランスに好適である。
関し、特にトランスの巻線構造に関する。本発明は、例
えば、リンギング・チョーク・コンバータ(RCC)な
ど自励(発振)式スイッチングレギュレータに使用され
るトランスに好適である。
【0002】
【従来の技術】リンギング・チョーク・コンバータ(R
CC)は典型的なオン/オフ式のスイッチングレギュレ
ータとして知られている。スイッチングレギュレータ
は、トランジスタなどのスイッチのオンとオフの時間比
(時比率)を制御することにより電力の流れを効率よく
調整する回路をいう。オン/オフ式とは、スイッチング
レギュレータにおいてスイッチング動作を行うトランジ
スタがオンの期間に整流ダイオードがオフであるものを
いう。オン/オフ式のトランジスタは、トランジスタが
オンの期間にトランスの一次巻線がエネルギーを蓄積
し、トランスがオフの期間にこの蓄積エネルギーを二次
巻線から整流ダイオードを介して出力側(負荷)に放出
する。オン/オフ式スイッチングレギュレータには、外
部発振器により動作する他励発振形と特別に発振器を有
さずにスイッチング動作する自励発振形の2種類があ
り、後者は、一般にRCCと呼ばれている。
CC)は典型的なオン/オフ式のスイッチングレギュレ
ータとして知られている。スイッチングレギュレータ
は、トランジスタなどのスイッチのオンとオフの時間比
(時比率)を制御することにより電力の流れを効率よく
調整する回路をいう。オン/オフ式とは、スイッチング
レギュレータにおいてスイッチング動作を行うトランジ
スタがオンの期間に整流ダイオードがオフであるものを
いう。オン/オフ式のトランジスタは、トランジスタが
オンの期間にトランスの一次巻線がエネルギーを蓄積
し、トランスがオフの期間にこの蓄積エネルギーを二次
巻線から整流ダイオードを介して出力側(負荷)に放出
する。オン/オフ式スイッチングレギュレータには、外
部発振器により動作する他励発振形と特別に発振器を有
さずにスイッチング動作する自励発振形の2種類があ
り、後者は、一般にRCCと呼ばれている。
【0003】RCCにおいては出力電圧の安定化のため
に発振周波数と時比率を決定する必要があるが、そのた
めには一次巻線と二次巻線のインダクタンス値を含めた
種々のパラメータを考慮してトランスを設計する必要が
ある。ところが、トランスの設計式として提案されてい
る従来の理論式の通りにトランスを設計しても実際のト
ランスはそれに完全に従わない場合が経験的に多かっ
た。この結果、理論式通りに設計されたトランスにより
所望の出力電力を得ようとすると発振周波数が低すぎる
ためにトランジスタのコレクタ電流Icが瞬間的に無限
大になりトランジスタの定格電流を超えて壊れてしまう
(この現象は「磁気飽和」として知られている)。この
ため、従来、実際に使用されるトランスは、コアの実効
透磁率を下げて、必要な値までインダクタンスを減らす
ために必要な距離のギャップ長を有するエアギャップを
形成していた。ここで、エアギャップとはセンタポール
に形成されたコアのギャップをいう。
に発振周波数と時比率を決定する必要があるが、そのた
めには一次巻線と二次巻線のインダクタンス値を含めた
種々のパラメータを考慮してトランスを設計する必要が
ある。ところが、トランスの設計式として提案されてい
る従来の理論式の通りにトランスを設計しても実際のト
ランスはそれに完全に従わない場合が経験的に多かっ
た。この結果、理論式通りに設計されたトランスにより
所望の出力電力を得ようとすると発振周波数が低すぎる
ためにトランジスタのコレクタ電流Icが瞬間的に無限
大になりトランジスタの定格電流を超えて壊れてしまう
(この現象は「磁気飽和」として知られている)。この
ため、従来、実際に使用されるトランスは、コアの実効
透磁率を下げて、必要な値までインダクタンスを減らす
ために必要な距離のギャップ長を有するエアギャップを
形成していた。ここで、エアギャップとはセンタポール
に形成されたコアのギャップをいう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、エアギャップ
の部分はコアが接続されていないために漏洩磁界をもた
らし、漏洩磁界は巻線と鎖交することにより巻線に発熱
をもたらしていた。特に、巻線密度の高い巻線(密着
巻)は、漏洩磁界と鎖交する巻線数が多いために発熱量
も多くなる。そして、その発熱は電源ユニット内部の昇
温となり、構成部分の信頼性の低下となる。特に、電解
コンデンサ等の寿命部品の寿命が短くなる弊害をもたら
す。更に、巻線は一般にエナメル線を使用しているため
その耐熱温度の上限が決まっており上限を超える発熱は
エナメル線の絶縁皮膜破壊とレアショートなどの弊害を
もたらす。
の部分はコアが接続されていないために漏洩磁界をもた
らし、漏洩磁界は巻線と鎖交することにより巻線に発熱
をもたらしていた。特に、巻線密度の高い巻線(密着
巻)は、漏洩磁界と鎖交する巻線数が多いために発熱量
も多くなる。そして、その発熱は電源ユニット内部の昇
温となり、構成部分の信頼性の低下となる。特に、電解
コンデンサ等の寿命部品の寿命が短くなる弊害をもたら
す。更に、巻線は一般にエナメル線を使用しているため
その耐熱温度の上限が決まっており上限を超える発熱は
エナメル線の絶縁皮膜破壊とレアショートなどの弊害を
もたらす。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、このような従来
の課題を解決する新規かつ有用なトランス及びスイッチ
ングレギュレータを提供することを本発明の例示的な概
括的目的とする。
の課題を解決する新規かつ有用なトランス及びスイッチ
ングレギュレータを提供することを本発明の例示的な概
括的目的とする。
【0006】より特定的には、本発明は、漏洩磁界によ
る巻線の温度上昇を抑制することにより電源ユニットの
構成部品の信頼性を向上させ、更に巻線の破壊を防止す
るトランス及びスイッチングレギュレータを提供するこ
とを例示的目的とする。
る巻線の温度上昇を抑制することにより電源ユニットの
構成部品の信頼性を向上させ、更に巻線の破壊を防止す
るトランス及びスイッチングレギュレータを提供するこ
とを例示的目的とする。
【0007】上記目的を達成するために、本発明の例示
的一態様としてのトランスは、エアギャップを有するコ
アと、当該コアに巻かれた巻線とを有し、当該巻線の巻
線密度は前記エアギャップ上で最小である。
的一態様としてのトランスは、エアギャップを有するコ
アと、当該コアに巻かれた巻線とを有し、当該巻線の巻
線密度は前記エアギャップ上で最小である。
【0008】本発明の例示的一態様としてのコアは、第
1のコア部材と、当該第1のコア部材に結合される第2
のコア部材とを有してトランスに使用され、前記第1及
び第2のコア部材の間に形成されるエアギャップは前記
コアの中心からずれている。
1のコア部材と、当該第1のコア部材に結合される第2
のコア部材とを有してトランスに使用され、前記第1及
び第2のコア部材の間に形成されるエアギャップは前記
コアの中心からずれている。
【0009】本発明の例示的一態様としてのスイッチン
グレギュレータは、スイッチと、当該スイッチに接続さ
れたトランスであって、エアギャップを有するコアと当
該コアに巻かれた巻線とを有し、当該巻線の巻線密度は
前記エアギャップ上で最小であるトランスと、前記トラ
ンスに接続された整流器とを有する。
グレギュレータは、スイッチと、当該スイッチに接続さ
れたトランスであって、エアギャップを有するコアと当
該コアに巻かれた巻線とを有し、当該巻線の巻線密度は
前記エアギャップ上で最小であるトランスと、前記トラ
ンスに接続された整流器とを有する。
【0010】また、本発明の例示的なトランス製造方法
は、エアギャップを有する第1及び第2のコア部材を結
合してコアを形成する工程と、前記コアにボビンを接続
する工程と、前記エアギャップ上で巻線密度が最小にな
るように前記ボビンに巻線を形成する工程とを有する。
は、エアギャップを有する第1及び第2のコア部材を結
合してコアを形成する工程と、前記コアにボビンを接続
する工程と、前記エアギャップ上で巻線密度が最小にな
るように前記ボビンに巻線を形成する工程とを有する。
【0011】本発明の例示的一態様としてのトランスは
最も漏洩磁界の大きいエアギャップ上では巻線密度が最
小に設定されているので巻線が漏洩磁界から受ける発熱
は最小になる。かかるトランスを有するスイッチングレ
ギュレータも同様の作用を有する。本発明の例示的なト
ランス製造方法はかかるトランスの製造を可能にする。
また、本発明の例示的一態様としてのコアは、例えば、
コアの端部にエアギャップを形成することによって上述
のトランスの製造を容易にする。
最も漏洩磁界の大きいエアギャップ上では巻線密度が最
小に設定されているので巻線が漏洩磁界から受ける発熱
は最小になる。かかるトランスを有するスイッチングレ
ギュレータも同様の作用を有する。本発明の例示的なト
ランス製造方法はかかるトランスの製造を可能にする。
また、本発明の例示的一態様としてのコアは、例えば、
コアの端部にエアギャップを形成することによって上述
のトランスの製造を容易にする。
【0012】本発明の他の目的と更なる特徴は、以下、
添付図面を参照して説明される実施例において明らかに
なるであろう。
添付図面を参照して説明される実施例において明らかに
なるであろう。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図3を参照して、
本発明の例示的一態様としてのトランスについて説明す
る。ここで、図1は、第1実施例のEEコア10の概略
拡大断面図である。図2は、第2実施例のEEコア30
の概略拡大断面図である。図3は、EEコア10及び3
0が適用可能なトランス100の断面図であり、図2及
び図3は図3のA−A断面において矢印方向から見た図
にそれぞれ相当する。
本発明の例示的一態様としてのトランスについて説明す
る。ここで、図1は、第1実施例のEEコア10の概略
拡大断面図である。図2は、第2実施例のEEコア30
の概略拡大断面図である。図3は、EEコア10及び3
0が適用可能なトランス100の断面図であり、図2及
び図3は図3のA−A断面において矢印方向から見た図
にそれぞれ相当する。
【0014】図1を参照するに、EEコア10は、第1
のコア部材12と、第2のコア部材14と、エアギャッ
プ16とを有しており、巻線20によって巻かれてい
る。第1及び第2のコア部材12及び14は同一のE字
形状と大きさを有してまず成形される。これらの第1及
び第2のコア部材12及び14を成形する方法は当業界
で周知のいかなる方法をも適用することが出来るのでこ
こでは詳しい説明は省略する。次いで、工数を減らすた
めに一方のコア部材(例えば、第1のコア部材12)が
研磨される。その後、第1及び第2のコア部材12及び
14は結合されて、その間にエアギャップ16が形成さ
れる。選択的に、第1及び第2のコア部材12及び14
の両方が研磨されてもよい。
のコア部材12と、第2のコア部材14と、エアギャッ
プ16とを有しており、巻線20によって巻かれてい
る。第1及び第2のコア部材12及び14は同一のE字
形状と大きさを有してまず成形される。これらの第1及
び第2のコア部材12及び14を成形する方法は当業界
で周知のいかなる方法をも適用することが出来るのでこ
こでは詳しい説明は省略する。次いで、工数を減らすた
めに一方のコア部材(例えば、第1のコア部材12)が
研磨される。その後、第1及び第2のコア部材12及び
14は結合されて、その間にエアギャップ16が形成さ
れる。選択的に、第1及び第2のコア部材12及び14
の両方が研磨されてもよい。
【0015】エアギャップ16はセンターポール18
(図1における点線で囲んだ部分)に形成される。エア
ギャップ16の位置は、EEコア10の中央に形成され
る。例えば、第1のコア部材12のみが研磨されてエア
ギャップ16を形成すれば、エアギャップ16はEEコ
ア10の中央から厳密にはずれているが本出願において
はEEコア10の中央に形成されるものとして取り扱
う。エアギャップ16は、第1及び第2のコア部材12
及び14が同一幅を有する場合には中央に形成される。
エアギャップ16においては第1及び第2のコア部材1
2及び14が接続されていないため漏洩磁界Hが発生す
る。
(図1における点線で囲んだ部分)に形成される。エア
ギャップ16の位置は、EEコア10の中央に形成され
る。例えば、第1のコア部材12のみが研磨されてエア
ギャップ16を形成すれば、エアギャップ16はEEコ
ア10の中央から厳密にはずれているが本出願において
はEEコア10の中央に形成されるものとして取り扱
う。エアギャップ16は、第1及び第2のコア部材12
及び14が同一幅を有する場合には中央に形成される。
エアギャップ16においては第1及び第2のコア部材1
2及び14が接続されていないため漏洩磁界Hが発生す
る。
【0016】巻線20は例えばエナメル線から構成さ
れ、第1のコア部材12の端部22と第2のコア部材1
4の端部24においては密に巻かれてその中央部26に
おいては粗に巻かれる。中央部26はエアギャップ16
の周りを含んでいるが、好ましくはエアギャップ16か
ら漏洩する磁界Hの影響が大きい場所に及ぶことが好ま
しい。エアギャップ16から漏洩する磁界Hの影響が大
きい場所は、コア10の大きさ、磁界Hの強さ、巻線2
0の耐熱性などを考慮して決定される。本実施例のEE
コア10は最も漏洩磁界の強いエアギャップ16(及び
その近傍)上の巻線密度が最小に設定されている。この
ため、漏洩磁界に鎖交する巻線20の数が少なくなるた
め発熱量も少なくなり、トランス温度の上昇を抑制する
ことができる。
れ、第1のコア部材12の端部22と第2のコア部材1
4の端部24においては密に巻かれてその中央部26に
おいては粗に巻かれる。中央部26はエアギャップ16
の周りを含んでいるが、好ましくはエアギャップ16か
ら漏洩する磁界Hの影響が大きい場所に及ぶことが好ま
しい。エアギャップ16から漏洩する磁界Hの影響が大
きい場所は、コア10の大きさ、磁界Hの強さ、巻線2
0の耐熱性などを考慮して決定される。本実施例のEE
コア10は最も漏洩磁界の強いエアギャップ16(及び
その近傍)上の巻線密度が最小に設定されている。この
ため、漏洩磁界に鎖交する巻線20の数が少なくなるた
め発熱量も少なくなり、トランス温度の上昇を抑制する
ことができる。
【0017】次に、図2を参照するに、EEコア30
は、第1のコア部材32と、第2のコア部材34と、エ
アギャップ36とを有しており、巻線40によって巻か
れている。第1及び第2のコア部材32及び34は、共
にE字形状を有しているが、その形状と大きさは同一で
はない。本実施例では、一方又は双方のコア部材を研磨
する代わりに、絶縁体からなるスペーサ50が挿入され
ている。もちろん、第1実施例のコア10のように一方
又は双方のコア部材が研磨されてもよい。
は、第1のコア部材32と、第2のコア部材34と、エ
アギャップ36とを有しており、巻線40によって巻か
れている。第1及び第2のコア部材32及び34は、共
にE字形状を有しているが、その形状と大きさは同一で
はない。本実施例では、一方又は双方のコア部材を研磨
する代わりに、絶縁体からなるスペーサ50が挿入され
ている。もちろん、第1実施例のコア10のように一方
又は双方のコア部材が研磨されてもよい。
【0018】エアギャップ36はセンターポール38
(図2における点線で囲んだ部分)に形成される。本実
施例では、エアギャップ36の位置はEEコア30の中
央に形成されておらず、中央からずれている。エアギャ
ップ36のずれは、後述する巻線40が予め設定された
巻数だけ部位42に形成されることが可能になる大きさ
が選択されることが好ましい。後述するように、トラン
ス100に巻かれるべき巻数とギャップ長は予め決定さ
れている。このため、例えば、図1において部位22
(及びその近傍)に巻線密度を高くして巻線20を巻い
たとしても予め決定された巻数に到達しなければエアギ
ャップ16及び第2のコア部材14における巻線20を
省略することはできなくなるからである。
(図2における点線で囲んだ部分)に形成される。本実
施例では、エアギャップ36の位置はEEコア30の中
央に形成されておらず、中央からずれている。エアギャ
ップ36のずれは、後述する巻線40が予め設定された
巻数だけ部位42に形成されることが可能になる大きさ
が選択されることが好ましい。後述するように、トラン
ス100に巻かれるべき巻数とギャップ長は予め決定さ
れている。このため、例えば、図1において部位22
(及びその近傍)に巻線密度を高くして巻線20を巻い
たとしても予め決定された巻数に到達しなければエアギ
ャップ16及び第2のコア部材14における巻線20を
省略することはできなくなるからである。
【0019】巻線40は第1のコア部材34の部位42
において均一な密度で密に巻かれているが、エアギャッ
プ36の周りには巻かれていない。このため、エアギャ
ップ36上では巻線密度は0である。このため、漏洩磁
界に鎖交する巻線40の本数が少なくなるため発熱量も
少なくなり、巻線40の温度上昇を抑制することができ
る。
において均一な密度で密に巻かれているが、エアギャッ
プ36の周りには巻かれていない。このため、エアギャ
ップ36上では巻線密度は0である。このため、漏洩磁
界に鎖交する巻線40の本数が少なくなるため発熱量も
少なくなり、巻線40の温度上昇を抑制することができ
る。
【0020】なお、スペーサ50は、図1に示すEEコ
ア10の構造にも適用することができる。この場合は、
第1のコア部材12及び/又は第2のコア部材14を研
磨する必要がなくなり、スペーサ50がエアギャップ1
6のギャップ長を定義することになる。
ア10の構造にも適用することができる。この場合は、
第1のコア部材12及び/又は第2のコア部材14を研
磨する必要がなくなり、スペーサ50がエアギャップ1
6のギャップ長を定義することになる。
【0021】コア10及び30は図3に示すトランス1
00に適用することができる。トランス100は、コア
10又は30と、巻線20又は40と、ボビン60とを
有している。ボビン60は巻線間の絶縁を図るための絶
縁物62を有している。上述したように、巻線20の巻
線密度はエアギャップ16上で最小であり、巻線40の
巻線密度はエアギャップ36上で0である。漏洩磁界の
強いエアギャップ16及び36上で巻線密度が小さいた
めに巻線20及び40がこの部分で発熱して温度上昇す
ることを抑制することができる。
00に適用することができる。トランス100は、コア
10又は30と、巻線20又は40と、ボビン60とを
有している。ボビン60は巻線間の絶縁を図るための絶
縁物62を有している。上述したように、巻線20の巻
線密度はエアギャップ16上で最小であり、巻線40の
巻線密度はエアギャップ36上で0である。漏洩磁界の
強いエアギャップ16及び36上で巻線密度が小さいた
めに巻線20及び40がこの部分で発熱して温度上昇す
ることを抑制することができる。
【0022】トランス100は、例えば、第1及び第2
のコア部材12及び14又は32及び34を結合してエ
アギャップ16又は36を有するコア10又は30を形
成し、エアギャップ16又は36上で巻線密度が最小に
なるようにボビン60に巻線20又は40を巻き、その
後、コア10又は30にボビン60を接続して形成され
る。このように巻線密度を変更して巻線20をボビン6
0上で巻くのに、当業界で周知のいかなる方法をも使用
することができる。例えば、ボビン60の一端その他の
任意の地点を基準位置としてかかる基準位置からの距離
に従って巻線20の巻線密度を制御することが可能であ
る。このような制御プログラムは本出願の開示から当業
者は作成することができるであろうからその詳細の説明
はここでは省略する。なお、この方法をコア30と巻線
40に適用すれば、巻線密度は変更せずに基準位置から
の距離だけを制御することになるであろう。
のコア部材12及び14又は32及び34を結合してエ
アギャップ16又は36を有するコア10又は30を形
成し、エアギャップ16又は36上で巻線密度が最小に
なるようにボビン60に巻線20又は40を巻き、その
後、コア10又は30にボビン60を接続して形成され
る。このように巻線密度を変更して巻線20をボビン6
0上で巻くのに、当業界で周知のいかなる方法をも使用
することができる。例えば、ボビン60の一端その他の
任意の地点を基準位置としてかかる基準位置からの距離
に従って巻線20の巻線密度を制御することが可能であ
る。このような制御プログラムは本出願の開示から当業
者は作成することができるであろうからその詳細の説明
はここでは省略する。なお、この方法をコア30と巻線
40に適用すれば、巻線密度は変更せずに基準位置から
の距離だけを制御することになるであろう。
【0023】次に、図4及び図5を参照して、本発明の
トランス100を有する自励式オン/オフ式のスイッチ
ングレギュレータの典型例であるリンギング・チョーク
・コンバータ(RCC)200について図4及び図5を
参照して説明する。ここで、図4はRCC200の原理
図であり、図5は各コンポーネントの動作波形を示して
いる。
トランス100を有する自励式オン/オフ式のスイッチ
ングレギュレータの典型例であるリンギング・チョーク
・コンバータ(RCC)200について図4及び図5を
参照して説明する。ここで、図4はRCC200の原理
図であり、図5は各コンポーネントの動作波形を示して
いる。
【0024】RCC200は入力直流電圧Eに接続さ
れ、スイッチとしてのトランジスタQと、トランス10
0、整流ダイオードDを有している。このトランスは
“・”印が巻き始めを表し、図の通り一次巻線と二次巻
線の極性が異なることが特徴である。なお、直流電圧E
は交流から生成されてもよい。RCC200は、トラン
ジスタQがある周期でオン/オフ発振を繰り返すことに
よりトランス100の二次側に矩形波の電圧を発生さ
せ、これを直流電圧に変換している。
れ、スイッチとしてのトランジスタQと、トランス10
0、整流ダイオードDを有している。このトランスは
“・”印が巻き始めを表し、図の通り一次巻線と二次巻
線の極性が異なることが特徴である。なお、直流電圧E
は交流から生成されてもよい。RCC200は、トラン
ジスタQがある周期でオン/オフ発振を繰り返すことに
よりトランス100の二次側に矩形波の電圧を発生さ
せ、これを直流電圧に変換している。
【0025】トランジスタQがオンの期間にトランス1
00の一次巻線インダクタンスL1にエネルギーを蓄積
し、トランジスタQがオフの期間にこのエネルギーを、
整流ダイオードDを介して、平滑コンデンサC0及び負
荷RLに供給する。トランジスタQは、入力電圧Eの印
加時に起動抵抗Rにより電流iBを流すことによりオン
になり、これにより、トランス100の一次巻線N1が
励磁される。バイアス巻線NBにわずかに誘起する電圧
によりトランジスタQを正バイアスし、その結果コレク
タ電流ICが多少流れるようになる。また、バイアス巻
線NBに誘起する電圧EBが増大する。この傾向は助長
され跳躍的にオン状態にスイッチングさせる。このと
き、トランス100の一次巻線には入力電圧Eとほぼ等
しい一定電圧E1=E−VCEが発生し、トランジスタ
Qのコレクタ電流ICは0から直線的に増加する。ある
点に到達するとトランジスタQは飽和し、それ以上電流
をドライブするのに必要なバイアス電源がなくなるため
にオフ状態に移行しトランス100の一次電圧は反転す
る。
00の一次巻線インダクタンスL1にエネルギーを蓄積
し、トランジスタQがオフの期間にこのエネルギーを、
整流ダイオードDを介して、平滑コンデンサC0及び負
荷RLに供給する。トランジスタQは、入力電圧Eの印
加時に起動抵抗Rにより電流iBを流すことによりオン
になり、これにより、トランス100の一次巻線N1が
励磁される。バイアス巻線NBにわずかに誘起する電圧
によりトランジスタQを正バイアスし、その結果コレク
タ電流ICが多少流れるようになる。また、バイアス巻
線NBに誘起する電圧EBが増大する。この傾向は助長
され跳躍的にオン状態にスイッチングさせる。このと
き、トランス100の一次巻線には入力電圧Eとほぼ等
しい一定電圧E1=E−VCEが発生し、トランジスタ
Qのコレクタ電流ICは0から直線的に増加する。ある
点に到達するとトランジスタQは飽和し、それ以上電流
をドライブするのに必要なバイアス電源がなくなるため
にオフ状態に移行しトランス100の一次電圧は反転す
る。
【0026】即ち、トランジスタがオンになってICが
増加し、VCEが高くなるとある点からはVBEを増加
してやらないとそれ以上のICの増加が維持できなくな
る点(IC≧IB・hFE)に到達し、一定のVBEに
対してはIBが減少する方向に進み、この傾向は助長さ
れトランジスタQは瞬時カットする。
増加し、VCEが高くなるとある点からはVBEを増加
してやらないとそれ以上のICの増加が維持できなくな
る点(IC≧IB・hFE)に到達し、一定のVBEに
対してはIBが減少する方向に進み、この傾向は助長さ
れトランジスタQは瞬時カットする。
【0027】以後は二次側巻線が逆極性のために整流ダ
イオードDを順バイアスする方向に電流が流れ、二次側
出力に電力を供給した後トランジスタQの逆バイアス電
源が消失し、帰還再生作用により再びオン状態にスイッ
チングし、この状態を一定周期で繰り返すことになる。
イオードDを順バイアスする方向に電流が流れ、二次側
出力に電力を供給した後トランジスタQの逆バイアス電
源が消失し、帰還再生作用により再びオン状態にスイッ
チングし、この状態を一定周期で繰り返すことになる。
【0028】従来のトランス100の設計に必要な基本
的理論式の一例について説明する。トランス100の一
次インダクタンスL1、一次巻線の巻数N1及びコアギ
ャップlgは次式で与えられる。コアギャップはコアの
実効透磁率を下げてインダクタンスを必要な値まで減ら
すために設けられる。
的理論式の一例について説明する。トランス100の一
次インダクタンスL1、一次巻線の巻数N1及びコアギ
ャップlgは次式で与えられる。コアギャップはコアの
実効透磁率を下げてインダクタンスを必要な値まで減ら
すために設けられる。
【0029】
【数1】
【0030】ここに、L1はトランス100の一次イン
ダクタンス(H)、TONはトランジスタQのオン期間
(s)、Sはコアの有効断面積(cm2)、lgはエア
ギャップ16又は36の長さ(mm)、Bmはコアの最
大磁束密度(G)である。
ダクタンス(H)、TONはトランジスタQのオン期間
(s)、Sはコアの有効断面積(cm2)、lgはエア
ギャップ16又は36の長さ(mm)、Bmはコアの最
大磁束密度(G)である。
【0031】また、実効透磁率μeは、一般には、漏れ
磁束が無視できる閉磁気回路の磁心において実効自己イ
ンダクタンスによって次式で示される透磁率をいうと定
義することができる。
磁束が無視できる閉磁気回路の磁心において実効自己イ
ンダクタンスによって次式で示される透磁率をいうと定
義することができる。
【0032】
【数2】
【0033】ここで、Lは実効自己インダクタンス
(H)、Nは全巻回数、lはそれぞれの同一材料、同一
断面積部の磁路長(cm)、Aはそれぞれの断面積(c
m2)、μはそれぞれの材料の透磁率である。最初の式
は測定用計算に、後の式は磁心各部の寸法及び透磁率用
計算に使用される場合もある。
(H)、Nは全巻回数、lはそれぞれの同一材料、同一
断面積部の磁路長(cm)、Aはそれぞれの断面積(c
m2)、μはそれぞれの材料の透磁率である。最初の式
は測定用計算に、後の式は磁心各部の寸法及び透磁率用
計算に使用される場合もある。
【0034】トランス100のコアが飽和しないために
は1周期の磁束変化量は0でなければならないから、E
fをトランジスタQがオフしているときに一次巻線に発
生するフライバック電圧(逆電圧)とすると、次式のよ
うになる。
は1周期の磁束変化量は0でなければならないから、E
fをトランジスタQがオフしているときに一次巻線に発
生するフライバック電圧(逆電圧)とすると、次式のよ
うになる。
【0035】
【数3】
【0036】これより、トランス100の二次巻線の巻
数N2及びバイアス巻線の巻線数NBは次のようにな
る。
数N2及びバイアス巻線の巻線数NBは次のようにな
る。
【0037】
【数4】
【0038】ここで、E0は出力電圧(V)、VDは整
流ダイオードDの順方向効果電圧(V)、εはトランス
100の電圧変動率である。さて、従来はこのような理
論式に従ってトランスを設計しても実際のトランスはそ
れに完全に従わない場合が経験的に多かった。この結
果、理論式通りに設計されたトランスにより所望の出力
電力を得ようとすると発振周波数が低すぎるためにトラ
ンジスタQのコレクタ電流Icが瞬間的に無限大になり
トランジスタが壊れてしまう場合があった(磁気飽
和)。このため、本発明のトランス100では、このよ
うな理論式によって計算された以上のギャップ長を有す
るエアギャップ16及び36を形成している。また、上
述したように、エアギャップ16及び36付近の巻線密
度は最小又は0に設定されている。この結果、トランス
100は磁気飽和によるトランジスタQの破壊を防止で
きると共に巻線20又は40の温度破壊を防止すること
ができる。
流ダイオードDの順方向効果電圧(V)、εはトランス
100の電圧変動率である。さて、従来はこのような理
論式に従ってトランスを設計しても実際のトランスはそ
れに完全に従わない場合が経験的に多かった。この結
果、理論式通りに設計されたトランスにより所望の出力
電力を得ようとすると発振周波数が低すぎるためにトラ
ンジスタQのコレクタ電流Icが瞬間的に無限大になり
トランジスタが壊れてしまう場合があった(磁気飽
和)。このため、本発明のトランス100では、このよ
うな理論式によって計算された以上のギャップ長を有す
るエアギャップ16及び36を形成している。また、上
述したように、エアギャップ16及び36付近の巻線密
度は最小又は0に設定されている。この結果、トランス
100は磁気飽和によるトランジスタQの破壊を防止で
きると共に巻線20又は40の温度破壊を防止すること
ができる。
【0039】以上、本発明の実施の態様及び実施例を説
明したが、本発明はこれに限定されず、その要旨の範囲
内で様々な変形及び変更が可能である。例えば、本発明
のスイッチングレギュレータは自励(発振)式だけでな
く他励(発振)式のものにも適用するとができることが
理解されるであろう。また、コアの形状はEE型、EI
型に限定されず、当業界で知られたいかなるもの(EE
R型、QK型、PQ型など)にも適用可能であることが
理解されるであろう。同様のことがボビン形状その他の
構成要素の形状についてもいえることはいうまでもな
い。
明したが、本発明はこれに限定されず、その要旨の範囲
内で様々な変形及び変更が可能である。例えば、本発明
のスイッチングレギュレータは自励(発振)式だけでな
く他励(発振)式のものにも適用するとができることが
理解されるであろう。また、コアの形状はEE型、EI
型に限定されず、当業界で知られたいかなるもの(EE
R型、QK型、PQ型など)にも適用可能であることが
理解されるであろう。同様のことがボビン形状その他の
構成要素の形状についてもいえることはいうまでもな
い。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、漏洩磁界に起因する発
熱により巻線が破壊することを防止するトランス構造及
びスイッチングレギュレータを提供している。また、本
発明は、エアギャップのギャップ長を適当に設定するこ
とにより磁気飽和に起因するスイッチの破壊を防止する
スイッチングレギュレータを提供することもできる。
熱により巻線が破壊することを防止するトランス構造及
びスイッチングレギュレータを提供している。また、本
発明は、エアギャップのギャップ長を適当に設定するこ
とにより磁気飽和に起因するスイッチの破壊を防止する
スイッチングレギュレータを提供することもできる。
【図1】 本発明の第1実施例のEEコアの概略拡大断
面図である。
面図である。
【図2】 本発明の第2実施例のEEコアの概略拡大断
面図である。
面図である。
【図3】 第1及び第2実施例のEEコアが適用可能な
トランスの断面図である。
トランスの断面図である。
【図4】 図3に示すトランスが適用可能なリンギング
・チョーク・コンバータ(RCC)の原理図である。
・チョーク・コンバータ(RCC)の原理図である。
【図5】 図4に示すRCCの各コンポーネントの動作
波形図である。
波形図である。
【符号の説明】 10 EEコア 12 第1のコア部材 14 第2のコア部材 16 エアギャップ 18 センターポール 20 巻線 30 EEコア 32 第1のコア部材 34 第2のコア部材 36 エアギャップ 38 センターポール 40 巻線 50 スペーサ 60 ボビン 100 トランス 200 リンギング・チョーク・コンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 一男 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5E043 AA01 BA01 5H730 AA19 BB43 BB52 DD02 EE07 EE72 FG07 ZZ16
Claims (10)
- 【請求項1】 エアギャップを有するコアと、 当該コアに巻かれた巻線とを有し、当該巻線の巻線密度
は前記エアギャップ上で最小であるトランス。 - 【請求項2】 前記エアギャップ上の巻線密度は0であ
る請求項1記載のトランス。 - 【請求項3】 前記コアは、 第1のコア部材と、 当該第1のコア部材に結合される第2のコア部材とを有
し、 前記トランスは絶縁体であるスペーサを前記第1及び第
2のコア部材の間に更に有する請求項1又は2記載のト
ランス。 - 【請求項4】 第1のコア部材と、 当該第1のコア部材に結合される第2のコア部材とを有
してトランスに使用されるコアであって、前記第1及び
第2のコア部材の間に形成されるエアギャップは前記コ
アの中心からずれているコア。 - 【請求項5】 前記第1及び第2のコア部材はそれぞれ
断面E型形状を有し、前記コアはEEコアである請求項
4記載のコア。 - 【請求項6】 スイッチと、 当該スイッチに接続されたトランスであって、エアギャ
ップを有するコアと当該コアに巻かれた巻線とを有し、
当該巻線の巻線密度は前記エアギャップ上で最小である
トランスと、 前記トランスに接続された整流器とを有するスイッチン
グレギュレータ。 - 【請求項7】 前記エアギャップ上の巻線密度は0であ
る請求項5記載のスイッチングレギュレータ。 - 【請求項8】 前記スイッチのオン期間中に前記整流器
はオフである請求項5記載のスイッチングレギュレー
タ。 - 【請求項9】 前記トランスは、 第1のコア部材と、 当該第1のコア部材に結合される第2のコア部材とを有
し、前記第1及び第2のコア部材の間に形成されるエア
ギャップは前記コアの中心からずれているコアを有する
請求項6記載のスイッチングレギュレータ。 - 【請求項10】 エアギャップを有する第1及び第2の
コア部材を結合してコアを形成する工程と、 前記コアにボビンを接続する工程と、 前記エアギャップ上で巻線密度が最小になるように前記
ボビンに巻線を形成する工程とを有するトランス製造方
法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11108536A JP2000299231A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | トランス及びスイッチングレギュレータ |
US09/428,541 US6185113B1 (en) | 1999-04-15 | 1999-10-28 | Transformer and switching regulator that prevents winding's caused by magnetic field leakage |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11108536A JP2000299231A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | トランス及びスイッチングレギュレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000299231A true JP2000299231A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14487307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11108536A Pending JP2000299231A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | トランス及びスイッチングレギュレータ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6185113B1 (ja) |
JP (1) | JP2000299231A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008521219A (ja) * | 2004-11-16 | 2008-06-19 | パワー・インテグレーションズ・インコーポレーテッド | 変圧器設計の方法及び装置 |
JP2012079951A (ja) * | 2010-10-04 | 2012-04-19 | Mitsubishi Electric Corp | リアクトル装置 |
KR101211995B1 (ko) * | 2011-07-01 | 2012-12-13 | 주식회사 이지트로닉스 | 공극을 가지는 트랜스포머 및 상기 트랜스포머가 장착된 방열장치 |
CN114167320A (zh) * | 2021-11-20 | 2022-03-11 | 西安交通大学 | 磁场的确定方法、装置、计算机设备和存储介质 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6985210B2 (en) * | 1999-02-15 | 2006-01-10 | Carl Zeiss Smt Ag | Projection system for EUV lithography |
CN104795217B (zh) * | 2015-05-08 | 2016-09-28 | 上海工程技术大学 | 一种微位移测试系统用电源高频变压器绕制方法 |
GB2613361B (en) * | 2021-11-30 | 2024-01-17 | Eta Green Power Ltd | An inductor and a method of providing an inductor |
GB2613449B (en) * | 2021-11-30 | 2024-02-21 | Eta Green Power Ltd | An inductor and a method of providing an inductor |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4757433A (en) * | 1987-01-07 | 1988-07-12 | Display Components, Inc. | Power supply |
GB9623612D0 (en) * | 1996-11-13 | 1997-01-08 | Rca Thomson Licensing Corp | Separate power supplies for standby operation |
-
1999
- 1999-04-15 JP JP11108536A patent/JP2000299231A/ja active Pending
- 1999-10-28 US US09/428,541 patent/US6185113B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008521219A (ja) * | 2004-11-16 | 2008-06-19 | パワー・インテグレーションズ・インコーポレーテッド | 変圧器設計の方法及び装置 |
JP2012079951A (ja) * | 2010-10-04 | 2012-04-19 | Mitsubishi Electric Corp | リアクトル装置 |
KR101211995B1 (ko) * | 2011-07-01 | 2012-12-13 | 주식회사 이지트로닉스 | 공극을 가지는 트랜스포머 및 상기 트랜스포머가 장착된 방열장치 |
CN114167320A (zh) * | 2021-11-20 | 2022-03-11 | 西安交通大学 | 磁场的确定方法、装置、计算机设备和存储介质 |
CN114167320B (zh) * | 2021-11-20 | 2023-10-13 | 西安交通大学 | 磁场的确定方法、装置、计算机设备和存储介质 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6185113B1 (en) | 2001-02-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4099597B2 (ja) | スイッチング電源回路 | |
US6587358B1 (en) | Switching power supply circuit | |
KR20010106228A (ko) | 능동 클램프회로를 가지는 스위칭전원장치 | |
EP1137157A2 (en) | Switching power supply circuit | |
US6452817B1 (en) | Switching power supply circuit | |
KR100720305B1 (ko) | 스위칭 전원 회로 및 절연 컨버터 변압기 | |
US20020071294A1 (en) | Switching power supply circuit | |
JP2000324831A (ja) | スイッチング電源回路 | |
US7298633B2 (en) | Switching power supply circuit | |
JP2019041531A (ja) | Llc共振コンバータ | |
JP2000299231A (ja) | トランス及びスイッチングレギュレータ | |
JP2003234220A (ja) | スイッチングトランスとスイッチング電源 | |
JP2005123299A (ja) | リーケージトランス | |
JP2006074897A (ja) | スイッチング電源回路 | |
JP2008067533A (ja) | スイッチング電源回路 | |
JP2001135531A (ja) | トランス、スイッチング電源回路 | |
JPS5923374Y2 (ja) | パルス幅制御トランス | |
JP2000164436A (ja) | 高周波パワートランスおよびこれを用いた電力変換装置 | |
JP2000152620A (ja) | スイッチング電源回路 | |
JPH10125538A (ja) | スイッチングレギュレータ | |
JP2003319651A (ja) | スイッチング電源回路 | |
JPS62173980A (ja) | 電源装置 | |
JP2001230094A (ja) | 放電灯装置 | |
JP2002078338A (ja) | スイッチング電源回路 | |
JPH07296977A (ja) | 放電灯点灯装置及び直流電源装置 |