JP2005123299A - リーケージトランス - Google Patents

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圭一 佐藤
Kenji Yasui
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Abstract

【課題】コアが磁気飽和することなく巻線の巻数を低減することで低コスト化と同時に小型化を図る。
【解決手段】コの字型の一対のコアである第一のコア25と第二のコア26のそれぞれ一方の脚を巻線が巻回されたボビン24の中心孔に挿入し、ボビン24の第一のギャップ27と第二のギャップ28にコアの脚の先端が当接し対向するようコア止め手段29により固定する。閉磁路を構成している一対のコアのギャップのうち、ボビン24の内側に位置し磁束の集中する巻線内側の第一のギャップ27の割合を小さくし、巻線外側の第二のギャップ28の割合を大きくすることで、所定のインダクタンスを得るための巻数を減らすことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は主として電子レンジ等の高周波加熱に用いられるインバータ電源のリーケージトランスに関するものである。
従来、この種のリーケージトランスは、マグネトロンを駆動するインバータ電源に用いられる。動作を簡単に説明すると、商用電源をダイオードブリッジ、チョークコイルおよび平滑コンデンサにより整流平滑した後、共振コンデンサと前記共振コンデンサに並列に接続されるリーケージトランスの一次巻線とで構成されるL−C共振回路をトランジスタとダイオードを用いて制御回路からの信号により20kHz以上の周波数で共振動作を行わせる。このとき得られる共振電圧をリーケージトランスにより昇圧にリーケージトランス二次巻線に接続される高圧コンデンサと高圧ダイオードにより整流された電圧をマグネトロンに印加する。また同時にリーケージトランスのヒータ巻線からマグネトロンのカソードに電力が供給されるためマグネトロンが発振動作を行い電子レンジ庫内で加熱が行われる。
電子レンジのインバータ電源およびマグネトロンへの負担を軽減し動作させるため、一次巻線と二次巻線の結合係数が0.6〜0.8となるよう、コの字型の一対のコアにギャップを設けて固定し閉磁路を構成しているが、ボビンの巻線内部と外部のギャップは同じ大きさとしている(例えば、特許文献1参照)。
図13は、特許文献1に記載された従来のリーケージトランスを用いたインバータ電源の回路図を、図14は図13のリーケージトランスの断面図を示すものである。図14に示すように、リーケージトランスは一次巻線6と、二次巻線7と、ヒータ巻線8と、第一のコア16と第二のコア17とを、第一のギャップ18と第二のギャップ19が同じ大きさとなるよう構成されている。
特許第2006631号公報
しかしながら、前記従来の構成では、磁束の集中する巻線内側、特に一次巻線内側にコアのギャップを設けているので、一次巻線のインダクタンスに与える影響が大きく、所定のインダクタンスを得るにはギャップが小さくしたときに比べて、多く巻く必要があった。また、インバータ電源の高効率かつ高出力化の要求に伴う巻線温度上昇に対応すべく、リッツ線である一次巻線素線の細線化が必要になるなど、巻線量を低減できないことはコスト上昇の要因となるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、コアが磁気飽和することなく巻数を低減することで低コスト化と同時に小型化も図ることを特徴としたリーケージトランスを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のリーケージトランスは、コアはボビン中心孔に挿入される側の脚のギャップがボビン外周側に位置する脚のギャップより小さいことを特徴としたものである。
これによって、閉磁路を構成している一対のコアのギャップのうち、磁束の集中する巻線内側のギャップの割合を小さくし、巻線外側のギャップの割合を大きくすることで、所定のインダクタンスを得るための巻数を減らすことができる構成となる。
また、本発明のリーケージトランスは、コアの固定に弾性を有する樹脂材料を用いることを特徴としたものである。
これによって、コアの振動によるコアとコア止め手段との共振音を抑制することができる構成となる。
本発明のリーケージトランスは、巻数を低減しても所定のインダクタンスを得る構成とすることで巻線による電力損失および発熱を低減することができ、低コスト化、小型化を実現することが出来る。
第1の発明は、一次巻線と二次巻線とヒータ巻線が軸方向に隣接して並列に巻回されたボビンと、前記ボビンの中心孔に1つの脚が挿入され閉磁路を構成する一対のコの字型のコアと、前記コアを前記ボビンに固定するコア止め手段とを備え、前記コアはボビン中心孔に挿入される側の脚のギャップがボビン外周側に位置する脚のギャップより小さいことを特徴とすることにより、閉磁路を構成している一対のコアのギャップのうち、磁束の集中する巻線内側のギャップの割合を小さくし、巻線外側のギャップの割合を大きくすることで、所定のインダクタンスを得るための巻数を減らすこととなり、巻線による電力損失および発熱を低減することができ、低コスト化、小型化、高効率化かつ高出力化を実現することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明のコアを、ボビンの中心孔に挿入される側の脚は密着して固定し、ボビン外周側に位置する脚のみギャップを有することを特徴とすることにより、閉磁路を構成している一対のコアのギャップのうち、磁束の集中する巻線内側のギャップをなくし、巻線外側のみギャップを設けることで、所定のインダクタンスを得るための巻数をさらに減らすこととなり、巻線による電力損失および発熱を低減することができ、低コスト化、小型化、高効率化かつ高出力化を実現することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明のコアを、ギャップが一次巻線の略中央に対応して位置することを特徴とすることにより、一次巻線の所定のインダクタンスを得るための巻数を減らすこととなり、巻線による電力損失および発熱を低減することができ、低コスト化、小型化、高効率化かつ高出力化を実現することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明のコアを、脚部の対向する先端面の断面積において、ボビンの中心孔に挿入される側の脚の断面積がボビンの外周側に位置する脚の断面積より大きいことを特徴とすることにより、磁束の集中する巻線内側に位置するコア断面積を巻線外側に位置するコア断面積より大きくすることで、所定のインダクタンスを得るための巻数をさらに減らすこととなり、巻線による電力損失および発熱を低減することができ、低コスト化、小型化、高効率化かつ高出力化を実現することができる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明のコアを、一対のE字型とし中央の脚をボビンの中心孔に挿入することで複数の閉磁路を構成することを特徴とすることにより、磁気抵抗をさらに小さく、従ってさらに強い磁束を形成することで、所定のインダクタンスを得るための巻数をさらに減らすこととなり、巻線による電力損失および発熱を低減することができ、低コスト化、小型化、高効率化かつ高出力化を実現することができる。
第6の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明のコアを一対のF字型とし中央の脚をボビンの中心孔に挿入することで複数の閉磁路を構成することを特徴とすることにより、磁気抵抗をさらに小さく、従ってさらに強い磁束を形成することで、所定のインダクタンスを得るための巻数をさらに減らすこととなり、巻線による電力損失および発熱を低減することができ、低コスト化、小型化、高効率化かつ高出力化を実現することができる。
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか1つの発明の一次巻線と二次巻線の結合係数を0.6から0.8の間とすることにより、一次巻線に直列接続される高周波チョークが不要となり簡単な構成のインバータ電源を実現することができる。
第8の発明は、特に、第1〜7のいずれか1つの発明のコア止め手段を樹脂材料で構成
することにより、樹脂の弾性を利用することで一対のコアをボビンに固定することとなり、コアの振動によるコアとコア止め手段との共振音を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるリーケージトランスの断面図、図2はその平面図、図3はその側面図を示し、図1は図3中のA−A線断面図である。
図1において、一次巻線21と二次巻線22とヒータ巻線23はボビン24の軸方向に隣接して並列に巻回されており、コの字型の一対のコアである第一のコア25と第二のコア26のそれぞれ一方の脚を巻線が巻回されたボビンの中心孔に挿入し、ボビン24の第一のギャップ27と第二のギャップ28にコアの脚の先端が当接し対向するよう弾性を有するコア止め手段29により一対のコアを両外側から挟み込み固定される。第一のギャップ27と第二のギャップ28の厚みは異なり、ボビン24の内側に位置する第一のギャップの厚みの方が小さくなるよう構成している。第一のギャップ27は0.5mm、第二のギャップ28は2.9mmとした場合、第一のコア25と第二のコア26とのギャップは、ボビン24の中心孔側、つまり各巻線の内周側のギャップの大きさが0.5mm、ボビン24の外側、つまり各巻線の外周側のギャップの大きさが2.9mmとなり、各巻線の内周側と外周側とではコアのギャップの大きさが異なっている。
以上のように構成されたリーケージトランスについて、以下その動作、作用を説明する。
まず、一次巻線1には図示しないトランジスタとダイオードと発振回路を含む制御回路とによるスイッチング動作により20kHz以上となる高周波電流が流れ高周波磁束を発生する。この高周波磁束の一部が、ギャップを介して第一のコア25と第二のコア26とから形成される閉磁路を通ることで、二次巻線22と鎖交し、昇圧された電圧がマグネトロンに印加され電子レンジの庫内の食品が加熱される。
このとき一次巻線21のインダクタンスとしては45uH程度が必要となるが、巻数を一定とした場合、閉磁路の磁気抵抗が小さくなるとインダクタンスは増加する。このためインダクタンスを一定に保とうとすると、巻数を減らす必要が生じる。つまり所定のインダクタンスを得る上で、磁気抵抗を小さく、すなわち一対のコアにより形成される閉磁路におけるギャップを小さくすることで、一次巻線21の巻数を減らすことができる。しかしながら、一次巻線21の内周側のギャップと外周側のギャップを同じ大きさに保ち、かつ両者のギャップを小さくすることで閉磁路のトータルの磁気抵抗を小さくするのでは、磁気飽和しやすくなるため得策ではない。
そこで、本発明では第一のギャップ27を0.5mm、第二のギャップ28を2.9mmとし、つまり一次巻線21の内周側のギャップの大きさを0.5mm、外周側のギャップの大きさを2.9mmとすることで、一次巻線21の巻数16ターンでインダクタンス約45uHとしている。従来のリーケージトランスの構成の一例では、内周側と外周側とでギャップの大きさを同じ1.7mmとしたとき、一次巻線21の巻数は18ターンでインダクタンス約45uHであった。両者の閉磁路におけるギャップの合計は3.4mmと同じであるが、実施の形態1の構成の方が、一次巻線21の巻数を低減することができる。
以上のように、本発明の形態においては、閉磁路を構成している一対のコアのギャップのうち、磁束密度の高い巻線内側のギャップの割合を小さくし、巻線外側のギャップの割合を大きくしながら、一対のコアとギャップとから構成される閉磁路でのトータルのギャップの大きさを一定に保つことにより、磁気飽和にも強く、かつ所定のインダクタンスを得るための巻数を減らすことができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2におけるリーケージトランスの断面図を示すものである。
図4において、一次巻線21と二次巻線22とヒータ巻線23はボビン24の軸方向に隣接して並列に巻回されており、コの字型の一対のコアである第三のコア30と第四のコア31のそれぞれ一方の脚を巻線が巻回されたボビンの中心孔に挿入し、ボビン4の第三のギャップ32にコアの脚の先端が当接し対向するよう弾性を有するコア止め手段29により一対のコアを両外側から挟み込み固定される。このとき各巻線の内周側にはギャップはないため、ギャップの大きさは0mmとなる。
以上のように構成されたリーケージトランスについて、以下その動作、作用を説明する。
まず、一次巻線1には図示しないトランジスタとダイオードと発振回路を含む制御回路とによるスイッチング動作により20kHz以上となる高周波電流が流れ高周波磁束を発生する。この高周波磁束の一部が、ギャップを介して第三のコア30と第四のコア31とから形成される閉磁路を通ることで、二次巻線22と鎖交し、昇圧された電圧がマグネトロンに印加され電子レンジの庫内の食品が加熱される。
このとき一次巻線21のインダクタンスとしては45uH程度が必要となるが、巻数を一定とした場合、閉磁路の磁気抵抗が小さくなるとインダクタンスは増加する。このためインダクタンスを一定に保とうとすると、巻数を減らす必要が生じる。つまり所定のインダクタンスを得る上で、磁気抵抗を小さく、すなわち一対のコアにより形成される閉磁路におけるギャップを小さくすることで、一次巻線21の巻数を減らすことができる。しかしながら、一次巻線21の内周側のギャップと外周側のギャップを同じ大きさに保ち、かつ両者のギャップを小さくすることで閉磁路のトータルの磁気抵抗を小さくするのでは、磁気飽和しやすくなるため得策ではない。
そこで、本発明では第三のギャップ32を3.4mmとし、つまり一次巻線21の内周側のギャップの大きさを0mm、外周側のギャップの大きさを3.4mmとすることで、一次巻線21の巻数13ターンでインダクタンス約45uHとしている。実施の形態1のリーケージトランスの構成の一例では、一次巻線21の内周側のギャップの大きさを0.5mm、外周側のギャップの大きさを2.9mmとしたとき、一次巻線21の巻数は16ターンでインダクタンス約45uHであった。両者の閉磁路におけるギャップの合計は3.4mmと同じであるが、実施の形態2の構成とすることで、一次巻線21の巻数をさらに低減することができる。
以上のように、本発明の形態においては、閉磁路を構成している一対のコアのギャップのうち、磁束密度の高い巻線内側のギャップをなくし、巻線外側のギャップのみの構成としながら、一対のコアとギャップとから構成される閉磁路でのトータルのギャップの大きさを一定に保つことにより、磁気飽和にも強く、かつ所定のインダクタンスを得るための巻数をさらに減らすことができる。
(実施の形態3)
同じく図5は、本発明の実施の形態3におけるリーケージトランスを用いたときのインバータ電源におけるトランジスタのコレクタ電流波形を示す動作説明図である。
図5において、(a)はコアのギャップ位置が一次巻線の略中央にある場合、(b)は一次巻線と二次巻線の略中央にある場合、(c)は二次巻線の略中央にある場合を示している。実施の形態3は(a)の場合に相当する。
以下その動作、作用を説明する。インバータ電源を構成している図示しないトランジスタとダイオードと発振回路を含む制御回路とによるスイッチング動作により20kHz以上となる高周波電流がリーケージトランスの一次巻線に流れ高周波磁束を発生する。この高周波磁束が二次巻線と鎖交し、昇圧された電圧がマグネトロンに印加されることで電子レンジの庫内の食品が加熱される。トランジスタが導通しているときの一次巻線に流れる電流はコレクタ電流そのものであり、リーケージトランスの磁路の構成によりトランジスタのコレクタ電流値は影響を受け、リーケージトランスのコアが磁気飽和に近づくと一次巻線のインダクタンスが低下し、コレクタ電流値は上昇しトランジスタの負担が増大する。
このため、磁気飽和を防ぐため磁気抵抗を大きくする目的でギャップを設けるが、磁束密度が最も大きく磁気飽和しやすいと考えられる一次巻線の略中央に設けた(a)の場合が有効となる。
以上のように、本実施の形態においてはコアのギャップ位置を一次巻線の略中央とすることにより、磁気飽和を有効に防ぐこととなり、トランジスタのコレクタ電流ピーク値を低減することができる。また実施の形態1から2のようにコアのトータルのギャップの大きさは一定に保ちつつ、巻線内周側のコアのギャップの大きさの割合を小さく、巻線外周側のコアのギャップの大きさの割合を大きくする場合においては、磁束密度の最も高い箇所でコアのギャップの大きさの割合を小さくしているので、コアのギャップ位置を一次巻線の略中央とすることは、巻数を低減できるとともに、磁気飽和を防ぐにも非常に効果的である。
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4におけるリーケージトランスの断面図を示すものである。
図6において、一次巻線21と二次巻線22とヒータ巻線23はボビン24の軸方向に隣接して並列に巻回されており、コの字型の一対のコアである第五のコア33と第六のコア34のそれぞれ一方の脚を巻線が巻回されたボビンの中心孔に挿入し、ボビン4の第四ギャップ35にコアの脚の先端が当接し対向するよう弾性を有するコア止め手段29により一対のコアを両外側から挟み込み固定される。このとき各巻線の内周側にはギャップはないため、ギャップの大きさは0mmとなる。また、第五のコア33と第六のコア34の対向する脚の先端面の断面積において、ボビン中心孔に挿入される側の脚の断面積を254mm、ボビン外周側に位置する脚の断面積を189mmとし、巻線外周側より内周側のコアの方が断面積が大きい構成としている。
以上のように構成されたリーケージトランスについて、以下その動作、作用を説明する。
まず、一次巻線1には図示しないトランジスタとダイオードと発振回路を含む制御回路とによるスイッチング動作により20kHz以上となる高周波電流が流れ高周波磁束を発生する。この高周波磁束の一部が、ギャップを介して第五のコア33と第六のコア34とから形成される閉磁路を通ることで、二次巻線22と鎖交し、昇圧された電圧がマグネトロンに印加され電子レンジの庫内の食品が加熱される。
このとき一次巻線21のインダクタンスとしては45uH程度が必要となるが、巻数を一定とした場合、閉磁路の磁気抵抗が小さくなるとインダクタンスは増加する。このためインダクタンスを一定に保とうとすると、巻数を減らす必要が生じる。つまり所定のインダクタンスを得る上で、磁気抵抗を小さく、すなわち一対のコアにより形成される閉磁路におけるギャップを小さくすることで、一次巻線21の巻数を減らすことができる。
そこで、実施の形態2では第四のギャップ35を3.4mmとし、つまり一次巻線21の内周側のギャップの大きさを0mm、外周側のギャップの大きさを3.4mmとすることで、一次巻線21の巻数13ターンでインダクタンス約45uHとしていたが、本実施の形態では、実施の形態2の構成に加えて、第五のコア33と第六のコア34の対向する脚の先端面の断面積において、ボビン中心孔に挿入される側の脚の断面積を254mm、ボビン外周側に位置する脚の断面積を189mmとし、磁束密度の高い巻線内側に位置するコア断面積を巻線外側に位置するコア断面積より大きくすることで、一次巻線21が作る磁束の磁路における磁気抵抗を低下できるので、所定のインダクタンスを得るための巻数をさらに減らすことができると同時に、磁気飽和にも強い構成となる。
以上のように、本発明の形態においては、一対のコアの脚部の対向する先端面の断面積において、ボビン中心孔に挿入される側の脚の断面積がボビン外周側に位置する脚の断面積より大きいことを特徴とすることにより、磁束の集中する巻線内側に位置するコア断面積を巻線外側に位置するコア断面積より大きくすることで、所定のインダクタンスを得るための巻数をさらに減らすこととなり、巻線による電力損失および発熱を低減することができ、低コスト化、小型化、高効率化かつ高出力化を実現することができる。
(実施の形態5)
図7は、本発明の実施の形態5におけるリーケージトランスの断面図を示すものである。
図7において、一次巻線21と二次巻線22とヒータ巻線23はボビン24の軸方向に隣接して並列に巻回されており、E字型の一対のコアである第七のコア36と第八のコア37のそれぞれの中央の脚を巻線が巻回されたボビン24の中心孔に挿入し、第五のギャップ38と第六のギャップ39にコアの脚の先端面が当接し対向するよう、弾性を有するコア止め手段29により一対のコアを両外側から挟み込み固定する。図7では、各巻線の内周側にはギャップはなくしギャップの大きさは0mmとしており、第五のギャップ38、第六のギャップの大きさをともに1.7mmとしている。また、第七のコア36と第八のコア37の対向する脚の先端面の断面積において、ボビン中心孔に挿入される側の脚の断面積を254mm、ボビン外周側に位置する脚の断面積を189mmとし、巻線外周側より内周側のコアの方が断面積が大きい構成としている。
以上のように構成されたリーケージトランスについて、以下その動作、作用を説明する。
まず、リーケージトランス右半面部分で構成される磁路(第七のコア36→第八のコア37→第五のギャップ38→第七のコア36)とリーケージトランス左半面部分で構成される磁路(第七のコア36→第八のコア37→第六のギャップ39→第七のコア36)との磁路長、ギャップ長ともに等しくなるため磁気抵抗も等しくなる。このため磁気抵抗が並列に接続されていることになるため、磁気抵抗値が1/2となり一次巻線21の巻数と流れる電流値が同じであれば、一次巻線21から発生する高周波磁束は2倍となる。
このため、発生する高周波磁束を同程度とするのであれば一次巻線数は大幅に減らすことが可能となる。また同時に、巻線外周側より内周側のコアの方が断面積が大きくしている磁気飽和にも強い構成となる。
以上のように、本実施の形態においては、E字型の一対のコアを対向させることで複数の閉磁路を構成することを特徴とすることにより、実施の形態4の場合より、磁気抵抗をさらに小さく、従ってさらに強い磁束を形成される。このため、所定のインダクタンスを得るための巻数をさらに減らすこととなり、巻線による電力損失および発熱を低減することができ、低コスト化、小型化、高効率化かつ高出力化を実現することができる。
(実施の形態6)
図8は、本発明の実施の形態6におけるリーケージトランスの断面図を示すものである。
図8において、一次巻線21と二次巻線22とヒータ巻線23はボビン24の軸方向に隣接して並列に巻回されており、F字型の一対のコアである第九のコア40と第十のコア41のそれぞれの中央の脚を巻線が巻回されたボビン24の中心孔に挿入し、第七のギャップ42にコアの脚の先端面が当接し対向するよう、弾性を有するコア止め手段29により一対のコアを両外側から挟み込み固定する。図8では、各巻線の内周側にはギャップはなくしギャップの大きさは0mmとしており、第七のギャップ42の大きさを3.4mmとしている。また、第九のコア40と第十のコア41の対向する脚の先端面の断面積において、ボビン中心孔に挿入される側の脚の断面積を254mm、ボビン外周側に位置する脚の断面積を189mmとし、巻線外周側より内周側のコアの方が断面積が大きい構成としている。
以上のように構成されたリーケージトランスについて、以下その動作、作用を説明する。
まず、リーケージトランス右半面部分で構成される磁路(第九のコア40→第十のコア41→第七のギャップ42→第九のコア40)の磁路長、ギャップ長ともに実施の形態4のリーケージトランスと等しくなっている。加えて、リーケージトランス左半面部分で構成される磁路(第九のコア40→第十のコア41→第九のコア40)が構成されている。
これによって磁気抵抗が並列に接続されていることになるため、磁気抵抗値は小さくなり、実施の形態4の一次巻線21の巻数と流れる電流値が同じであれば、一次巻線21から発生する高周波磁束は増加する。
このため、発生する高周波磁束を同程度とするのであれば一次巻線数は大幅に減らすことが可能となる。また同時に、巻線外周側より内周側のコアの方が断面積が大きくしている磁気飽和にも強い構成となる。
以上のように、本実施の形態においては、F字型の一対のコアを対向させることで複数の閉磁路を構成することを特徴とすることにより、実施の形態4の場合より、磁気抵抗をさらに小さく、従ってさらに強い磁束を形成される。このため、所定のインダクタンスを得るための巻数をさらに減らすこととなり、巻線による電力損失および発熱を低減することができ、低コスト化、小型化、高効率化かつ高出力化を実現することができる。
(実施の形態7)
図9は、本発明の実施の形態7におけるリーケージトランスの一次巻線と二次巻線の結合係数と、インバータ電源におけるトランジスタ動作波形との関係を示す説明図である。図9において、(a)の動作説明図はリーケージトランスの結合係数を0.6に向かって小さくしたときのトランジスタのコレクタ電圧波形とコレクタ電流波形の特徴を示したもので、(b)は結合係数を0.8に向かって大きくしたときの波形の特徴を示している。
以上のように構成されたリーケージトランスについて、以下その動作、作用を説明する。
まず、図13を用いて従来の技術で前述したとおり、共振コンデンサと並列に接続されるリーケージトランスの一次巻線とで構成されるL−C共振回路をトランジスタとダイオードを用いて制御回路からの信号により20kHz以上の周波数で共振電圧と共振電流が発生するが、インバータ電源のトランジスタのコレクタには、非導通時には共振電圧が印加され、導通時には共振電流が制御回路からの信号による所定の期間流れる。このとき共振コンデンサと共に共振動作を行うのは一次巻線のリーケージ分のインダクタンスよる。一次巻線と二次巻線の結合係数が小さいときは一次巻線のリーケージ分のインダクタンスの割合が大きくなる。図9(a)に示すようにトランジスタ導通時にコレクタに流れる電流をi、商用電源電圧が整流された直流電圧をE、トランジスタ導通時間をt、共振動作を行う一次巻線のリーケージ分のインダクタンスLとすると、
Figure 2005123299
で表される通り、コレクタ電流iは導通時間tと共に大きくなるが、リーケージ分のインダクタンスLが大きいほど反比例してコレクタ電流iは小さくなる。
一方、共振電圧をV、共振コンデンサ容量をCとすると、
Figure 2005123299
の関係より、コレクタ電流iによって一次巻線のリーケージ分のインダクタンスLに蓄えられるエネルギーが小さいため共振動作を継続するエネルギーも小さく、図9(a)に示すコレクタ電圧波形のように0Vまで低下することなく、トランジスタが導通されるため0Vでないコレクタ電圧が短絡され、コレクタには短絡電流が流れることとなり、トランジスタの損失が増えてしまう。
反対に、一次巻線と二次巻線の結合係数が大きいときは一次巻線のリーケージ分のインダクタンスの割合が小さくなり、図9(b)に示すようにトランジスタ導通時にコレクタに流れる電流は大きくなり、一次巻線のリーケージ分のインダクタンスLに蓄えられるエネルギーも大きくなるため共振動作を継続するエネルギーも大きく、共振電圧も高くなる。このため非導通時にトランジスタのコレクタに印加される電圧が高くなるため、耐圧の高いトランジスタが必要となる。またこのとき共振周波数をfとすると、
Figure 2005123299
で表されるが、一次巻線のリーケージ分のインダクタンスLが小さいため共振周波数fは高くなりトランジスタの損失が増えてしまう。スイッチングスピードが速く、かつ高耐圧のトランジスタは非常に作りにくく、コストアップの要因ともなる。
以上のように、本実施の形態においてはリーケージトランスの一次巻線と二次巻線の結合係数0.6から0.8の間とすることにより、トランジスタでの電力損失および発熱を低減することができるとともに、リーケージトランスにおいては所定のインダクタンスを得るための巻数を減らすことで、巻線による電力損失および発熱を低減することができ、低コスト化、小型化、高効率化かつ高出力化を実現することができる。
(実施の形態8)
図10は、本発明の実施の形態8におけるリーケージトランスの平面図を、図11は側面図を、図12はコア止め手段の斜視図である。
図12において、コア止め手段は弾性を有する樹脂であるガラス繊維を含むPETで構成される。図10の波線で示されるコアの溝に沿って紙面右から左へ圧入され、図11に示されるようにT字がしなることで一対のコアを押さえ込んでいる。
以上のように、本実施の形態においてはコア止め手段を従来のバネ性を有した金具から樹脂性とすることにより、インバータ動作時におけるコアの振動に伴うコアとコア止め手段との共振音を低減することができるとともに、リーケージトランスにおいては所定のインダクタンスを得るための巻数を減らすことで、巻線による電力損失および発熱を低減することができ、低コスト化、小型化、高効率化かつ高出力化を実現することができる。
以上のように、本発明にかかるリーケージトランスは、巻数を低減しても所定のインダクタンスを得ることで巻線による電力損失および発熱を低減することができ、小型化、高効率化及び高出力化が可能となるので、数10W程度の小容量のスイッチング電源のトランス等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1におけるリーケージトランスの構成を示す断面図 同リーケージトランスの構成を示す平面図 同リーケージトランスの構成を示す側面図 本発明の実施の形態2におけるリーケージトランスの構成を示す断面図 本発明の実施の形態3におけるリーケージトランスにおいて、(a)ギャップ位置が一次巻線の略中央のときのインバータ電源におけるトランジスタのコレクタ電流波形図(b)ギャップ位置が一次・二次巻線間の略中央のとき、インバータ電源におけるトランジスタのコレクタ電流波形図(c)ギャップ位置が二次巻線の略中央のとき、インバータ電源におけるトランジスタのコレクタ電流波形図 本発明の実施の形態4におけるリーケージトランスの構成を示す断面図 本発明の実施の形態5におけるリーケージトランスの構成を示す断面図 本発明の実施の形態6におけるリーケージトランスの構成を示す断面図 本発明の実施の形態7におけるリーケージトランスにおいて、(a)リーケージトランスの結合係数が小さいときのインバータ電源におけるトランジスタのコレクタ電圧波形図とコレクタ電流波形図(b)リーケージトランスの結合係数が大きいときのインバータ電源におけるトランジスタのコレクタ電圧波形図とコレクタ電流波形図 本発明の実施の形態8におけるリーケージトランスの構成を示す平面図 同リーケージトランスの構成を示す側面図 同リーケージトランスのコア止め手段の構成を示す斜視図 従来のリーケージトランスを用いたインバータ電源の回路図 同リーケージトランスの断面図
符号の説明
21 一次巻線
22 二次巻線
23 ヒータ巻線
24 ボビン
25、26 コア
27、28 ギャップ
29 コア止め手段

Claims (8)

  1. 一次巻線、二次巻線及びヒータ巻線が軸方向に隣接して並列に巻回されたボビンと、前記ボビンの中心孔に1つの脚が挿入され閉磁路を構成する一対のコの字型のコアと、前記コアを前記ボビンに固定するコア止め手段とを備え、前記コアは前記ボビンの中心孔に挿入される側の脚のギャップが前記ボビンの外周側に位置する前記脚のギャップより小さいことを特徴としたリーケージトランス。
  2. コアはボビンの中心孔に挿入される側の脚は密着して固定され、前記ボビンの外周側に位置する脚のみギャップを有する請求項1に記載のリーケージトランス。
  3. コアのギャップが一次巻線の略中央に対応して位置している請求項1または2に記載のリーケージトランス。
  4. 一対のコアの脚部の対向する先端面の断面積において、ボビンの中心孔に挿入される側の脚の断面積が前記ボビンの外周側に位置する脚の断面積より大きい請求項1〜3のいずれか1項に記載のリーケージトランス。
  5. コアは一対のE字型で中央の脚がボビンの中心孔に挿入されることで閉磁路を構成する請求項1〜4のいずれか1項に記載のリーケージトランス。
  6. コアは一対のF字型で中央の脚がボビンの中心孔に挿入されることで閉磁路を構成する請求項1〜4のいずれか1項に記載のリーケージトランス。
  7. 一次巻線と二次巻線の結合係数が0.6から0.8の間である請求項1〜6のいずれか1項に記載のリーケージトランス。
  8. コア止め手段は樹脂材料で構成される請求項1〜7のいずれか1項に記載のリーケージトランス。
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