JP2003289670A - スイッチング電源 - Google Patents

スイッチング電源

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JP2003289670A
JP2003289670A JP2002087789A JP2002087789A JP2003289670A JP 2003289670 A JP2003289670 A JP 2003289670A JP 2002087789 A JP2002087789 A JP 2002087789A JP 2002087789 A JP2002087789 A JP 2002087789A JP 2003289670 A JP2003289670 A JP 2003289670A
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voltage
circuit
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switching power
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Yoshinobu Shimokura
良信 下蔵
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大型化及び高コスト化を防ぎ得るスイッチング
電源を提供する。 【解決手段】力率改善回路61は、交流入力電圧Vin
を整流し、整流した電圧V1を昇降圧して、交流入力電
圧Vinの最大値よりも低い直流電圧V2を出力する。
1次側回路701は、力率改善回路61から直流電圧V
2が供給される。2次側回路702は、トランス71を
介して、1次側回路701と結合される。1次側回路7
01の電位と、2次側回路702の電位との差に対応し
て要求される沿面距離は、交流入力電圧Vinに対応し
て要求される沿面距離以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
に関する。更に詳しくは、ワールドワイドレンジAC入
力電圧に対応できるスイッチング電源に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスイッチング電源として、例え
ば、特開2000−358361号公報は、DC/DC
コンバータの前段に、力率改善回路を備えることによ
り、高調波ノイズを低減させたスイッチング電源を開示
している。この力率改善回路は、交流入力電圧を整流
し、整流した電圧をスイッチングすることにより、力率
を改善するとともに、DC/DCコンバータに直流電圧
を供給する。
【0003】この種の従来のスイッチング電源は、安全
上、DC/DCコンバータのトランスや回路基板の回路
パターンに、交流入力電圧に対応して要求される沿面距
離、及び、ワーキングボルテージに対応して要求される
沿面距離を確保する必要があった。
【0004】このワーキングボルテージとは、DC/D
Cコンバータの1次側回路の電位(例えば、トランスの
1次側コイルに生じる電位)と、DC/DCコンバータ
の2次側回路の電位(例えば、トランスの2次側コイル
に生じる電位)との差である。
【0005】例えば、ワールドワイドレンジの交流入力
電圧(AC85V〜AC265V)に対応したスイッチ
ング電源(以下、ワールドワイド型スイッチング電源と
称す)において、交流入力電圧により定まる沿面距離
は、安全規格によれば、最低でも5mm必要である。
【0006】また、安全規格によれば、ワーキングボル
テージにより定まる沿面距離は、ワーキングボルテージ
が250V未満の場合には、最低でも5mm必要であ
り、250V以上300V未満の場合には、最低でも
6.4mm必要であり、300V以上の場合には、最低
でも8mm必要である。
【0007】一般的に、この種の従来のワールドワイド
型スイッチング電源においては、電力効率等の観点か
ら、力率改善回路からDC/DCコンバータに供給する
直流電圧を高電圧(300V以上)に設定していた。こ
のため、供給された高電圧に対応して、ワーキングボル
テージが高くなり(例えば、300V〜400V)、D
C/DCコンバータの沿面距離が最低でも6.4mm必
要になるので、スイッチング電源が大型化する、という
問題があった。
【0008】また、従来のワールドワイド型スイッチン
グ電源は、DC/DCコンバータに高電圧(300V以
上)が供給されていたので、DC/DCコンバータに、
高耐圧の部品を使用しなければならなかった。このた
め、部品の小型化及び低コスト化が妨げられ、これによ
り、スイッチング電源の大型化及び高コスト化を招く、
という問題があった。例えば、耐圧200V、静電容量
330μFのコンデンサは、直径22mm、高さ30m
mであるのに対し、耐圧420V、静電容量150μF
のコンデンサは、直径22mm、高さ40mmとなり、
大型化する。
【0009】更に、従来のワールドワイド型スイッチン
グ電源は、DC/DCコンバータに高電圧(300V以
上)が供給されていたので、トランスに高電圧が印加さ
れることになる。このため、トランスの小型化が妨げら
れ、これにより、スイッチング電源が大型化する、とい
う問題があった。例えば、フォワードコンバータの場
合、印加電圧をE、巻数をN、オン時間をτ、コアの実
効面積をAとすると、飽和磁束密度をΔBは、ΔB=E
τ/NAで表され、電圧Eが大きくなると、巻き数N、
コアの形状Aが大きくなり、トランスが大型化する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、大型
化及び高コスト化を防ぎ得るスイッチング電源を提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係るスイッチング電源は、力率改善回路
と、DC/DCコンバータとを含む。
【0012】力率改善回路は、交流入力電圧を整流し、
整流した電圧を昇降圧して、交流入力電圧の最大値より
も低い直流電圧を出力する。
【0013】DC/DCコンバータは、トランスと、1
次側回路と、2次側回路とを含む。1次側回路は、力率
改善回路から直流電圧が供給される。2次側回路は、ト
ランスを介して、1次側回路と結合される。1次側回路
の電位と、2次側回路の電位との差に対応して要求され
る沿面距離は、交流入力電圧に対応して要求される沿面
距離以下である。
【0014】上述したように、本発明に係るスイッチン
グ電源は、力率改善回路と、DC/DCコンバータとを
含む。このため、安定電圧を出力することができる。ま
た、力率が改善され、電源ラインに出力される高調波ノ
イズが低減する。
【0015】力率改善回路は、交流入力電圧を整流し、
整流した電圧を昇降圧するので、交流入力電圧の最大値
よりも低い直流電圧を出力することができる。
【0016】DC/DCコンバータは、トランスと、1
次側回路と、2次側回路とを含み、1次側回路は、力率
改善回路から直流電圧が供給され、2次側回路は、トラ
ンスを介して、1次側回路と結合される。このため、1
次側回路と2次側回路とが絶縁される。
【0017】本発明に係るスイッチング電源は、力率改
善回路から1次側回路に供給される直流電圧が交流入力
電圧の最大値よりも低いので、1次側回路の電位と、2
次側回路の電位との差(以下、ワーキングボルテージと
称する)が低下する。このため、ワーキングボルテージ
に対応して要求される沿面距離を、交流入力電圧に対応
して要求される沿面距離以下にすることができる。
【0018】このため、本発明に係るスイッチング電源
は、DC/DCコンバータの沿面距離がワーキングボル
テージに依存しなくなるので、交流入力電圧に対応して
要求される沿面距離よりも大きな沿面距離を確保するた
めの構造が不用になり、スイッチング電源の大型化及び
高コスト化を防ぐことができる。
【0019】また、本発明に係るスイッチング電源は、
DC/DCコンバータに供給される直流電圧が小さいの
で、DC/DCコンバータに高耐圧の部品を使用する必
要がなくなる。このため、部品の大型化及び高コスト化
を防ぐことができ、これにより、スイッチング電源の大
型化及び高コスト化を防ぐことができる。例えば、DC
/DCコンバータに入力される直流電圧を200V程度
にすれば、スイッチング電源の小型化及び低コスト化が
著しくなる。
【0020】更に、本発明に係るスイッチング電源は、
DC/DCコンバータに供給される直流電圧が小さいの
で、トランスの大型化を防ぐことができ、これにより、
スイッチング電源の大型化を防ぐことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るスイッチング
電源の一実施例を含むブロック図、図2は、図1に示し
たスイッチング電源を更に詳細に示す回路図である。
【0022】図1において、本実施例に係るスイッチン
グ電源は、力率改善回路61と、DC/DCコンバータ
70とを含む。力率改善回路61は、整流回路51と、
昇降圧回路52とを含む。
【0023】整流回路51は、ダイオードD1〜D4を
含む。ダイオードD1のカソードは、端子31とダイオ
ードD2のアノードとに接続される。ダイオードD2の
カソードは、端子11とダイオードD4のカソードに接
続される。ダイオードD3のカソードは、端子32とダ
イオードD4のアノードに接続される。ダイオードD3
のアノードは、端子12とダイオードD1のアノードに
接続される。
【0024】整流回路51の端子31、32には、電圧
源80が接続される。整流回路51の端子11、12に
は、昇降圧回路52が接続される。
【0025】図2において、昇降圧回路52は、フライ
バック回路である。この昇降圧回路52は、トランス3
と、スイッチング素子13と、ダイオード23と、コン
デンサ8と、制御回路9とを含む。トランス3は、入力
巻線31と、出力巻線32とを含む。
【0026】スイッチング素子13は、FET、バイポ
ーラトランジスタ、サイリスタ、トライアックまたはI
GBT等の3端子素子、或いはその他の制御極付半導体
素子で構成されている。
【0027】スイッチング素子13の主電極回路は、入
力巻線31と直列接続され、直列接続された回路が端子
11、12に接続されている。
【0028】ダイオード23は、出力巻線32に直列接
続され、その直列回路が端子21、22に接続されてい
る。このダイオード23は、スイッチング素子13のオ
フ時に出力巻線32に発生する電圧(フライバック電
圧)に対して順方向となる極性である。コンデンサ8
は、端子21、22に並列に接続される。
【0029】DC/DCコンバータ70は、トランス7
1と、1次側回路701と、2次側回路702とを含
む。トランス71は、入力巻線711と、出力巻線71
2とを含み、1次側回路701は、入力巻線711を含
み、2次側回路702は、出力巻線712を含む。1次
側回路701は、トランス71を介して2次側回路70
2に接続されている。DC/DCコンバータ70の端子
41、42には、負荷(図示せず)が挿入される。
【0030】図3は、DC/DCコンバータ70に用い
られるトランスの一部を具体的に示す正面断面図、図4
は、DC/DCコンバータ70に用いられる回路基板の
一部の正面断面図である。
【0031】図3において、トランス71は、入力巻線
711と、出力巻線712がボビン713に巻装されて
いる。このトランス71は、入力巻線711、出力巻線
712、及び出力ピン723の間に、バリアテープ72
4が設けられている。このバリアテープ724は、沿面
距離を確保するためのものであり、沿面距離L1は、例
えば、5mmである。
【0032】また、入力巻線711と出力巻線712と
の間には、絶縁テープ725が備えられている。この絶
縁テープ725は、絶縁耐圧を確保するためのものであ
る。
【0033】図4において、回路基板73上には、DC
/DCコンバータ70の1次側回路701の回路バター
ン741、及び、2次側回路702の回路バターン74
2が備えられている。回路バターン741と回路バター
ン742との間に設けられた沿面距離L2は、例えば、
2.5mmである。沿面距離L2は、トランスの沿面距
離L1の半分である。
【0034】再び、図2において、電圧源80は、ワー
ルドワイドレンジの交流入力電圧Vin(AC85V〜
AC265Vの範囲内)を供給する。整流回路51は、
電圧源80から供給された交流入力電圧Vinを整流
し、端子11、12に電圧V1を出力する。
【0035】昇降圧回路52は、整流回路51が整流し
た電圧V1を昇降圧して、端子21、22に、ほぼ一定
の直流電圧V2を出力する。具体的には、昇降圧回路5
2の制御回路9は、スイッチング素子13に制御信号を
与える。スイッチング素子13は、入力巻線31に流れ
る電流をスイッチングする。このスイッチングにより、
スイッチング素子13のオフ時には、出力巻線32にフ
ライバック電圧が発生する。
【0036】このとき、入力巻線31と出力巻線32と
の巻数比や、スイッチング素子13のスイッチングのデ
ューティー比を所定の値に設定することにより、直流電
圧V2を所望の値に設定できる。
【0037】この直流電圧V2は、交流入力電圧Vin
の最大値よりも小さい。本実施例は、交流入力電圧Vi
nがワールドワイドレンジであり、交流入力電圧Vin
の最大値=265V×21/2=375Vである。例え
ば、交流入力電圧VinがAC200Vである場合に
は、交流入力電圧Vinの最大値=200V×21/2
283Vとなる。直流電圧V2は、240Vの未満であ
ることが好ましく、実施例においては、200Vであ
る。
【0038】DC/DCコンバータ70の1次側回路7
01は、力率改善回路61から直流電圧V2が供給され
る。2次側回路702は、トランス71を介して、1次
側回路701から電力が供給され、端子41、42に、
安定電圧Voutを出力する。
【0039】このとき、DC/DCコンバータ70は、
1次側回路701の電位と、2次側回路702の電位と
の差(ワーキングボルテージ)に対応して要求される沿
面距離が、交流入力電圧Vinの最大値に対応して要求
される沿面距離以下となる。
【0040】例えば、このワーキングボルテージは、1
次側回路701に生じる電位と、2次側回路702に生
じる電位との差の最大値、又は、入力巻線711に発生
する電圧と、出力巻線712に発生する電圧との差であ
る。
【0041】図5は、ワーキングボルテージを示す波形
図である。図5において、ワーキングボルテージV71
は、入力巻線711に発生する電圧V711と、出力巻
線712に発生する電圧V712との差である。
【0042】本実施例に係るスイッチング電源は、力率
改善回路61と、DC/DCコンバータ70とを含む。
このため、安定電圧Voutを出力することができる。
また、力率が改善され、電源ラインに出力される高調波
ノイズが低減する。
【0043】力率改善回路61は、交流入力電圧Vin
を整流し、整流した電圧V1を昇降圧するので、交流入
力電圧Vinの最大値よりも低い直流電圧V2を出力す
ることができる。
【0044】DC/DCコンバータ70は、トランス7
1と、1次側回路701と、2次側回路702とを含
み、1次側回路701は、力率改善回路61から直流電
圧V2が供給され、2次側回路702は、トランス71
を介して、1次側回路701と結合される。このため、
1次側回路701と2次側回路702とが絶縁される。
【0045】本実施例に係るスイッチング電源は、力率
改善回路61から1次側回路701に供給される直流電
圧V2が交流入力電圧Vinの最大値よりも低いので、
1次側回路701の電位と、2次側回路702の電位と
の差(ワーキングボルテージ)が低下する。このため、
ワーキングボルテージに対応して要求される沿面距離
を、交流入力電圧Vinに対応して要求される沿面距離
以下にすることができる。
【0046】具体的には、本実施例に係るスイッチング
電源は、ワールドワイドレンジの交流入力電圧が入力さ
れるスイッチング電源(以下、ワールドワイド型スイッ
チング電源と称する)であり、交流入力電圧Vinの最
大値に対応して、DC/DCコンバータ70の沿面距離
が、最低でも5mm必要となる。このとき、直流電圧V
2が200Vに設定されているので、ワーキングボルテ
ージを低く(250V未満)抑えることが可能になり、
DC/DCコンバータ70の沿面距離が5mmで足りる
ことになる。
【0047】このため、本実施例に係るスイッチング電
源は、DC/DCコンバータ70の沿面距離がワーキン
グボルテージに依存しなくなるので、交流入力電圧に対
応して要求される沿面距離よりも大きな沿面距離を確保
するための構造が不用になり、スイッチング電源の大型
化及び高コスト化を防ぐことができる。
【0048】また、本発明に係るスイッチング電源は、
直流電圧V2を240V未満に設定することが好まし
い。また、直流電圧V2をほぼ200Vに設定すること
により、多少のリップルが生じた場合でも、ワーキング
ボルテージを確実に250V未満に抑え、かつ、電力効
率等の低下を防ぐことができる。
【0049】また、本実施例に係るスイッチング電源
は、ワーキングボルテージに対応して要求される絶縁耐
圧を、交流入力電圧Vinに対応して要求される絶縁耐
圧以下にすることにより、スイッチング電源の大型化及
び高コスト化を防ぐこともできる。
【0050】また、本実施例に係るスイッチング電源
は、DC/DCコンバータ70に供給される直流電圧V
2が小さいので、DC/DCコンバータ70に高耐圧の
部品を使用する必要がなくなる。このため、部品の大型
化及び高コスト化を防ぐことができ、これにより、スイ
ッチング電源の大型化及び高コスト化を防ぐことができ
る。例えば、DC/DCコンバータ70に入力される直
流電圧V2を200V程度にすれば、スイッチング電源
の小型化及び低コスト化が著しくなる。
【0051】更に、本実施例に係るスイッチング電源
は、DC/DCコンバータ70に供給される直流電圧V
2が小さいので、トランス71の大型化を防ぐことがで
き、これにより、スイッチング電源の大型化を防ぐこと
ができる。
【0052】また、力率改善回路61は、整流した電圧
V1を昇降圧するので、交流入力電圧Vinの値に拘ら
ず、ほぼ一定の直流電圧V2を出力することができる。
例えば、ワールドワイドレンジの交流入力電圧Vin
(AC85V〜AC265Vの範囲内)が入力された場
合でも、力率改善回路61の昇降圧動作により、ほぼ一
定の直流電圧V2を出力することができる。
【0053】DC/DCコンバータ70は、力率改善回
路61からほぼ一定の直流電圧V2が供給されるので、
入力回路を簡素化することができる。
【0054】図6は、本発明に係るスイッチング電源の
別の実施例を示す回路図である。図6において、図1乃
至図4に示した本発明のスイッチング電源と同一又は同
等の部分には、同一の符号を付し、説明を省略する。
【0055】図6において、本発明に係るスイッチング
電源は、力率改善回路62と、DC/DCコンバータ7
0とを含む。力率改善回路62は、図1に示した昇降圧
回路52に代えて、昇降圧回路53を有する点のみが、
力率改善回路61と相違する。
【0056】昇降圧回路53は、チョッパ回路であり、
コイルL1と、スイッチング素子14、15と、ダイオ
ードD5、D6と、コンデンサ8と、制御回路9とを含
む。
【0057】コイルL1の一端には、ダイオードD5の
カソード、及び、スイッチング素子14の主電極回路の
一端が接続される。スイッチング素子14の主電極回路
の他端は、端子11に接続される。
【0058】コイルL1の他端には、ダイオードD6の
アノード、及び、スイッチング素子15の主電極回路の
一端が接続される。ダイオードD6のカソードは、端子
21に接続される。コンデンサ8は、端子21、22に
並列に接続される。
【0059】端子12は、ダイオードD5のアノード、
スイッチング素子15の主電極回路の他端、及び、端子
22に接続される。
【0060】図6において、昇降圧回路53は、整流回
路51が整流した電圧V1を昇降圧して、端子21、2
2に、ほぼ一定の直流電圧V2を出力する。具体的に
は、昇降圧回路52の制御回路9は、スイッチング素子
14、15に制御信号を与える。スイッチング素子1
4、15は、コイルL1に流れる電流を制御する。この
とき、スイッチング素子14、15のスイッチングのタ
イミングを設定することにより、直流電圧V2を所望の
値に設定できる。
【0061】本実施例に係るスイッチング電源は、図1
に示した本発明に係るスイッチング電源と、同様の構成
を有するので、同様の作用効果を奏することができる。
【0062】図7は、本発明に係るスイッチング電源の
更に別の実施例を示す回路図である。図7において、図
1乃至図6に示した本発明のスイッチング電源と同一又
は同等の部分には、同一の符号を付し、説明を省略す
る。
【0063】図7において、本発明に係るスイッチング
電源は、力率改善回路63と、DC/DCコンバータ7
0とを含む。力率改善回路63は、図1に示した昇降圧
回路52に代えて、昇降圧回路54を有する点のみが、
力率改善回路61と相違する。
【0064】昇降圧回路54は、トランス3と、第1の
スイッチング素子4と、第2のスイッチング素子5と、
第1のダイオード6と、第2のダイオード7と、コンデ
ンサ8と、制御回路9とを含む。
【0065】第1のスイッチング素子4の主電極回路
は、入力巻線31と直列接続され、直列接続された回路
が端子11、12に接続される。
【0066】第1のダイオード6は、出力巻線32と直
列接続され、その直列回路が出力端21、22に接続さ
れる。第1のダイオード6の極性は、第1のスイッチン
グ素子4のオフ時に出力巻線32に発生する電圧(フラ
イバック電圧)に対して順方向となるように方向付けら
れる。コンデンサ8は、出力端21、22に並列に接続
される。
【0067】第2のダイオード7の一端は、第1のダイ
オード6の一端と同極の関係で接続される。第2のダイ
オード7の他端は、端子11に接続される。第2のスイ
ッチング素子5は、端子12と端子22との間に接続さ
れる。
【0068】図7において、昇降圧回路54は、整流回
路51が整流した電圧V1を昇降圧して、端子21、2
2に、ほぼ一定の直流電圧V2を出力する。
【0069】具体的には、トランス3、第1のスイッチ
ング素子4、第1のダイオード6及びコンデンサ8が、
第1のエネルギー伝送回路を構成し、第1のダイオード
6、第2のダイオード7、トランス3の出力巻線32、
第2のスイッチング素子5及びコンデンサ8が、第2の
エネルギー伝送回路を構成する。第1のダイオード6、
コンデンサ8及び出力巻線32は、エネルギー放出回路
を構成する。
【0070】制御回路9は、第1のスイッチング素子4
及び第2のスイッチング素子5のオン時間及びオンのタ
イミングを制御することにより、直流電圧V2を所望の
値に設定できる。
【0071】更に具体的には、例えば、制御回路9は、
所定の時間幅を有する第1の制御信号S1を第1のスイ
ッチング素子4に供給する。そして、第1の制御信号S
1がオフのときに第2のスイッチング素子5がオンする
ことがあるように、第2の制御信号S2を第2のスイッ
チング素子5に供給する。
【0072】第2のスイッチング素子5は、第1のスイ
ッチング素子4がオンしている時にオンしてもよいし、
第1のスイッチング素子4がオフした時にオンしてもよ
い。要するに、第1のスイッチング素子4及び第2のス
イッチング素子5は、制御モードに適したオン、オフ動
作をすればよい。昇降圧回路54は、このような制御に
より、エネルギー伝送を連続的に行うことができる。
【0073】本実施例に係るスイッチング電源は、図1
に示した本発明に係るスイッチング電源と、同様の構成
を有するので、同様の作用効果を奏することができる。
【0074】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (A)大型化及び高コスト化を防ぎ得るスイッチング電
源を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスイッチング電源の一実施例を含
むブロック図である。
【図2】図1に示したスイッチング電源を更に詳細に示
す回路図である。
【図3】DC/DCコンバータに用いられるトランスの
一部を具体的に示す正面断面図である。
【図4】DC/DCコンバータに用いられる回路基板の
一部の正面断面図である。
【図5】ワーキングボルテージを示す波形図である。
【図6】本発明に係るスイッチング電源の別の実施例を
示す回路図である。
【図7】本発明に係るスイッチング電源の更に別の実施
例を示す回路図である。
【符号の説明】
61 力率改善回路 51 整流回路 52 昇降圧回路 70 DC/DCコンバータ Vin 交流入力電圧 V2 直流電圧

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 力率改善回路と、DC/DCコンバータ
    とを含むスイッチング電源であって、 前記力率改善回路は、交流入力電圧を整流し、整流した
    電圧を昇降圧して、前記交流入力電圧の最大値よりも低
    い直流電圧を出力し、 前記DC/DCコンバータは、トランスと、1次側回路
    と、2次側回路とを含み、前記1次側回路は、前記力率
    改善回路から前記直流電圧が供給され、前記2次側回路
    は、前記トランスを介して、前記1次側回路と結合さ
    れ、前記1次側回路の電位と、前記2次側回路の電位と
    の差に対応して要求される沿面距離が、前記交流入力電
    圧に対応して要求される沿面距離以下であるスイッチン
    グ電源。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたスイッチング電源
    であって、 前記交流入力電圧は、AC85V〜AC265Vの範囲
    内であるスイッチング電源。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載されたスイッチン
    グ電源であって、 前記直流電圧は、240V未満であるスイッチング電
    源。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載されたス
    イッチング電源であって、 前記直流電圧は、ほぼ200Vであるスイッチング電
    源。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007245534A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Seiko Epson Corp インクジェットプリンタ
JP2008288135A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Sansha Electric Mfg Co Ltd アーク発生負荷用電源装置
JP2011250598A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Diamond Electric Mfg Co Ltd 電源装置とこれを利用する充電器
JP2017099061A (ja) * 2015-11-18 2017-06-01 株式会社デンソー 電力変換装置

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