JP2005332489A - 多層型記録媒体の初期化方法及び初期化装置 - Google Patents

多層型記録媒体の初期化方法及び初期化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 多層型記録媒体を短時間でかつ均一に初期化を行う方法を提供すること。
【解決手段】 記録可能な複数の記録層を多層に積層した多層型記録媒体1の初期化方法であって、初期化レーザビーム28及びAF(オートフォーカス)制御レーザビーム29の2個のレーザビームと1個の対物レンズ8とを用い、長円ビームの形状に調製された初期化レーザビーム28を多層型記録媒体1の複数の記録層に同時に照射し、且つ、それぞれの記録層に焦点が合う状態で同時に初期化を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、多層型記録媒体の初期化方法等に関し、より詳しくは、記録可能な相変化型光記録層が多層に積層された多層型記録媒体の初期化方法等に関する。
情報産業の発展に伴い、記録媒体として書き換え可能な光ディスクが盛んに用いられている。書き換え可能な光ディスクには、例えば、映像信号、音声信号、電子計算機のデータ、ファクシミリ信号等の各種の情報信号が一般的に記録されている。書き換え可能な光ディスクの例としては、記録層に使用する材料の光照射による結晶−非晶質間の相変化を利用して情報の記録を行う相変化型光ディスクが知られている。このような相変化型光ディスクの相変化型記録層に使用する材料が、情報を記録するためのレーザ照射時間とほぼ同じ程度の時間で結晶化する場合、1つのエネルギービームのパワーを、読み出しパワーレベルより高い2つのレベル、即ち高いパワーレベルと中間のパワーレベルとの間で変化させることにより、既存の情報を消去しながら新しい情報を記録する重ね書きによる書き換え(オーバーライト)が可能である。
このような相変化型記録層は、通常、真空蒸着法又はスパッタリング法等で形成されるが、記録層が形成された直後は、少なくとも記録層の一部分が非晶質状態又は準安定な結晶状態であるas depo.状態となっている。as depo.状態の記録層は、通常、反射率が低く、対物レンズの自動焦点制御(オートフォーカス)や記録トラックの追跡(トラッキング)が不安定になり易いため、高出力半導体レーザの幅広いビームを照射し、記録層を予め安定な結晶状態にする初期結晶化(以下、「初期化」という)が行なわれる(特許文献1参照)。
このような初期化の方法としては、正確な合焦状態を維持し均一な初期化を行うために、例えば、フォーカス制御用のレーザと初期化用のレーザとの2個のレーザを用いる方法が報告されている(特許文献2参照)。
一方、最近、情報量の膨大化に伴い、光ディスク1枚当たりの記録容量を大きくする検討が各社で行われており、その中で、複数の記録層が積層された多層型記録媒体の提案がされている。このような多層型記録媒体に用いられる記録層が相変化型記録層の場合は、同様に初期化を行う必要がある。このような多層型記録媒体の初期化方法としては、例えば、複数の記録層のそれぞれに対物レンズを配置し、同時に初期化を行う方法(特許文献3参照)、或いは、2個の半導体レーザと1個の対物レンズを用いて2個の記録層を同時に初期化する方法が報告されている(特許文献4参照)。
また、多層型記録媒体としては、超多層の電界効果型光ディスクの開発も進められている(特許文献5参照)。この方式では、記録層を挟む電極間に電圧を印加して、記録用又は読み出し用レーザ光の吸収率を増大させることにより、他の層への干渉を低減し記録層間を狭くすることができるとされている。
特開平11−161957号公報 特開平10−241212号公報 特開平09−091700号公報 特開2003−317277号公報 特開2003−346378号公報
ところで、多層型記録媒体は複数の記録層を有するため、これら複数の記録層を効率良く初期化する必要がある。しかし、特許文献3又は特許文献4において報告されている多層型記録媒体の初期化方法では、1個の層を初期化するのに1個のビームスポットが必要とされるため、積層される記録層の数だけレーザ光源又は絞り込みレンズが必要となる。そのため、記録層の数が多くなるほど光学系が複雑になり、さらに、装置が高価になるという問題が生じる。
また、特許文献5に報告されているような記録層を一対の電極間に挟んで電圧を印加することにより多層の記録層間を狭くした多層型記録媒体の場合でも、記録層の総数が増加すると絞り込みレンズの焦点深度内に収まらず初期化ムラを生じる可能性がある。
本発明は、このような多層型記録媒体の初期化技術における問題点を解決するためになされたものである。
即ち、本発明の目的は、記録媒体の全体に亘って短時間に均一な初期化を行える多層型記録媒体の初期化方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、多層型記録媒体の初期化装置を提供することにある。
かかる課題を解決するために、本発明においては、初期化用の1本のレーザビームを積層された多層の記録層に同時に照射している。
即ち、本発明によれば、基板上に複数の記録層が積層された多層型記録媒体に対物レンズを通して1個の初期化レーザビームを照射する多層型記録媒体の初期化方法であって、初期化レーザビームの光軸を対物レンズの光軸に対して所定の角度をもった状態で初期化レーザビームを多層型記録媒体に入射し、複数の記録層を同時に初期化することを特徴とする多層型記録媒体の初期化方法が提供される。
本発明が適用される多層型記録媒体の初期化方法において、初期化レーザビームは、初期化レーザビームの長手方向が多層型記録媒体の記録トラック方向と略平行に配置される長円形状を有することを特徴とすれば、初期化しようとする記録層にレーザビームを同時に照射することにより、短時間で複数の記録層を初期化することができる。このような長円形状のレーザビームは、例えば半導体レーザ等の点光源から発光されたビームをシリンドリカルレンズ又はプリズム等を用いることにより形成される。
本発明が適用される多層型記録媒体の初期化方法において、初期化レーザビームの長手方向の焦点位置が基板面に対して垂直方向に分布を有することを特徴としている。即ち、対物レンズの光軸に対して、所定の角度を持った状態でレーザビームを多層型記録媒体に入射させることにより、積層された複数の記録層のそれぞれに焦点を合わせ、複数の記録層を同時に初期化することができる。その場合のレーザビームの対物レンズに対する入射角及び入射方向は、初期化しようとする記録層等のトータル厚さによって変えられる。
また、本発明が適用される多層型記録媒体の初期化方法において、初期化レーザビームの光強度が、初期化レーザビームの入射側より奥側の光強度が大きい分布を有することを特徴とすれば、レーザビームの入射側から見て奥側の記録層を確実に初期化することができる。
さらに、本発明が適用される多層型記録媒体の初期化方法において、記録層の初期化を確実に行うために、初期化レーザビームの波長より短波長のオートフォーカス(AF)制御(以下、AF制御)レーザビームを、初期化レーザビームとは異なる位置に照射することが好ましい。
また、AF制御レーザビームを、多層型記録媒体における最も高反射率を示す層に照射することが好ましい。
即ち、AF制御レーザビームのレーザ波長は記録層のas depo.状態での反射率が高くなる波長であり、また、初期化用に使用するレーザビームのレーザ波長は、記録層における吸収率が大きい波長が好ましい。このとき、初期化用のレーザは高出力である必要があり、AF制御レーザビームのレーザ波長よりも長い波長のレーザを用いる方が好ましい。
また、AF制御は多層型記録媒体のビーム入射側から一番手前の記録層にオートフォーカスをかけても良いが、好ましくは、多層型記録媒体の中で反射率が最も高い膜で行うのが好ましく、AF制御を確実に行うことができる。
次に、本発明は、複数の記録層が多層に積層された多層型記録媒体に1個の初期化レーザビームを照射する多層型記録媒体の初期化方法であって、初期化レーザビームの焦点を複数の記録層に同時に合わせることを特徴とする多層型記録媒体の初期化方法として把握することができる。
即ち、本発明が適用される多層型記録媒体の初期化方法においては、初期化レーザビームの焦点位置が、多層型記録媒体の深さ方向に分布を有することを特徴とするものである。
さらに、初期化レーザビームより時間的に前側に配置され、初期化レーザビームの光軸とずれた光軸を有するAF制御レーザビームを多層型記録媒体に入射することを特徴とすれば、記録層の初期化が確実に行える。
この場合、初期化レーザビームとは異なるAF制御ビームを用い、初期化レーザビームに対して、時間方向に前側にAF制御ビームを配置するのが好ましい。このとき、オートフォーカスがあっている状態で、予め、初期化レーザビームとAF制御ビームとの上下位置関係を求めておくことにより、初期化レーザビームの中心位置を、初期化しようとする記録層に合わせることができる。
一方、本発明によれば、初期化が必要とされる複数の記録層が多層に積層された多層型記録媒体を1個の初期化レーザビームを用いて初期化する初期化装置であって、初期化レーザビームを発光するレーザドライバと、初期化レーザビームを記録層に集光する対物レンズと、複数の記録層を同時に初期化する初期化手段と、を有することを特徴とする多層型記録媒体の初期化装置が提供される。
即ち、本発明が適用される初期化装置においては、初期化手段は、初期化レーザビームを多層型記録媒体の記録トラック方向と略平行になるように配置された長円形状の初期化レーザビームの光軸を、対物レンズの光軸に対して記録トラック方向に所定の角度で傾斜させることが好ましい。
この場合、初期化レーザビームを多層型記録媒体に対して斜めに入射すると収差が発生し、焦点が合わなくなる可能性があるので、予め、その収差量を考慮し、初期化レーザビームの光路内に収差を補正する治具(収差補正板)を挿入している。即ち、対物レンズの光軸に対して記録トラック方向に所定の角度で傾斜させるレーザビームに生じる収差を補正するために、本発明が適用される初期化装置における初期化手段は、初期化レーザビームの収差を補正する収差補正板を備えることが好ましい。
さらに、対物レンズに対してほぼ垂直に入射するAF制御用のレーザビームを発光するレーザドライバをさらに有することにより、初期化しようとする記録層を確実に初期化することができる。
尚、多層型記録媒体の記録層としては、安定性が高いGe−Sb−Te系相変化膜若しくはBi−Ge−Te系相変化膜からなることが好ましい。
また、初期化しようとする複数の記録層の合計の層膜厚が、初期化用に使用する初期化レーザビームの長手方向の長さよりも小さいことが好ましい。
かくして本発明によれば、短時間で均一な初期化を行うことができる多層型記録媒体の初期化方法が提供される。
以下、図面に基づき、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態)について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される多層型記録媒体の初期化装置を説明する図である。図1には、複数の記録層が積層された多層型記録媒体1の記録層を初期化する初期化装置100の光学系の一例が示されている。初期化装置100は、初期化レーザビーム28に使用する波長810nmのレーザ光を発光する最大出力2Wの初期化用半導体レーザ2と、初期化用半導体レーザ2からの発光レーザを平行光線にするコリメートレンズ3と、コリメートレンズ3を透過した平行光線を初期化照射用とモニタ用との2方向に分ける偏光ビームスプリッタ4と、コリメートレンズ3と偏光ビームスプリッタ4との間に配置され、初期化レーザビーム28が多層型記録媒体1の総ての記録層を照射するようにトラック方向と平行方向に長い形状の長円ビームを得るシリンドリカルレンズ5と、ビームスプリッタ4を経た平行光線を初期化レーザビーム28として多層型記録媒体1上に所定の角度で斜めに照射させるプリズム6と、斜めに照射する初期化レーザビーム28の収差を補正する収差補正板7と、初期化レーザビーム28及びAF(Auto Focus)制御レーザビーム29を多層型記録媒体1上に焦点を絞る対物レンズ8と、ビームスプリッタ4により分けられたモニタ用の平行光線を絞り込む絞り込みレンズ9と、初期化レーザビーム28のプロファイル制御用の検出器10と、を有している。
また、初期化装置100は、AF制御レーザビーム29に使用する波長405nmのレーザ光を発光するAF制御用半導体レーザ11と、コリメートレンズ12と、偏光ビームスプリッタ13と、λ/4波長板14と、偏光ビームスプリッタ13からのレーザ光を絞り込む絞り込みレンズ15と、AF制御用半導体レーザ11におけるレーザパワー制御用の検出器16と、反射ミラー17と、絞り込みレンズ18と、多層型記録媒体1からの反射ビームを2方向に分けるビームスプリッタ19と、AF制御用の検出器20,21と、を光学素子として有する。
更に、初期化装置100は、初期化用半導体レーザ2を制御するレーザドライバ22と、AF制御用半導体レーザ11を制御するレーザドライバ23と、検出器20,21からの信号を用いて対物レンズ8の焦点位置を調整するAF制御回路24(自動焦点制御回路)と、AF制御用半導体レーザ11から発光されるレーザビームパワーの制御回路であるAPC25と、初期化用半導体レーザ2のプロファイルの制御回路であるADC26と、自動焦点、パワー制御及びプロファイル制御を総合的に制御するマイクロプロセッサー27と、を備えている。
尚、初期化装置100は、対物レンズ8の位置を調整するためのアクチュエータと、検出器20,21を光軸方向に動かす移動装置と、シリンドリカルレンズ5を回転させる装置と、プリズム6の回転及び移動装置と、を備え、さらに、レーザスポットを多層型記録媒体1の半径方向に移動させる移動装置と、多層型記録媒体1の回転装置と、を有し、これらは図示を省略した。
また、本実施の形態においては、初期化レーザビーム28に波長(λ)810nmの初期化用半導体レーザ2を使用しているが、これに限定されず、波長(λ)600nm〜900nmの半導体レーザを用いても良好な結晶化が得られる。更に、光源は、半導体レーザに限定されず、ガスレーザ等、他の構造のレーザを用いることができる。初期化レーザビーム28の波長は、多層型記録媒体の記録層における吸収率が大きい波長が好ましい。
AF制御用半導体レーザ11から発光されるAF制御レーザビーム29は、多層型記録媒体1の記録層が初期化前の状態(as depo.状態)において反射率が高くなる波長のレーザが好ましい。通常、初期化用レーザには高出力パワーが必要とされるため、AF制御用レーザの波長よりも長い波長のレーザが用いられる。また、AF制御は、AF制御レーザビーム29の波長に対して反射率の高い膜からの反射光を用いて行う場合、安定にAFを行うことができるので好ましい。このような反射光としては、例えば、反射層、電極等からの反射光が挙げられる。尚、AF制御レーザビーム29の焦点位置と初期化レーザビーム28の焦点位置(中心)とはずれていても良い。
次に、初期化装置100の作用について説明する。
図1に示すように、初期化装置100では、初期化用半導体レーザ2からの初期化レーザビーム28とAF制御用半導体レーザ11からのAF制御レーザビーム29と、の2個のレーザビームが用いられる。初期化レーザビーム28は、対物レンズ8により多層型記録媒体1が有する初期化しようとする総ての記録層に同時に照射し、短時間で総ての記録層を初期化する。このとき、総ての記録層に照射される初期化レーザビーム28の形状は、トラック方向と平行方向に長い長円ビームに調製されている。この長円ビームは点光源である初期化用半導体レーザ2から発光されたビームをシリンドリカルレンズ5やプリズム6等を用いることにより形成する。
図1に示すように、長円ビームの形状に調製された初期化レーザビーム28は、多層型記録媒体1が有する総ての記録層を同時に初期化するために、対物レンズ8により記録層に対して所定の角度で入射させ、各記録層に焦点が合うようにしている。この場合、記録層に対する初期化レーザビーム28の入射角及び入射方向は、多層型記録媒体1の初期化しようとする記録層等のトータル厚さに基づき決定する。長円ビームは、長円方向を記録トラックに対して平行又は所定の角度を有するように配置される。但し、初期化レーザビーム28の長円方向において場所によって焦点が異なるようにした場合には、初期化レーザビーム28を対物レンズ8に斜めに入射させる必要はない。
次に、初期化装置100における初期化レーザビーム28とAF制御レーザビーム29とを説明する。図2は、初期化レーザビーム28とAF制御レーザビーム29とを説明する図である。図2(a)は、記録トラック上の初期化レーザビーム28による長円スポット28aとAF制御レーザビーム29による円スポット29aとの配置を示し、図2(b)は、長円スポット28a及び円スポット29aの照射位置を示す。
図2(a)に示すように、初期化レーザビーム28の長円スポット28aは、長円形状の長手方向が記録トラック38方向と略平行になるように配置されている。また、対物レンズ8に対してほぼ垂直に入射するAF制御レーザビーム29の光軸と、対物レンズ8に対して所定の角度(θ)で入射する初期化レーザビーム28の光軸とをずらし、AF制御レーザビーム29の円スポット29aは、初期化レーザビーム28の長円スポット28aより時間的に前側に配置されている。AF制御レーザビーム29の円スポット29aを初期化レーザビーム28の長円スポット28aより時間的に前側に配置することにより、多層型記録媒体1を、AF制御しながらその後ろ側で初期化を行うことができる。この方式によれば、初期化によって生じる反射率変化(反射率ムラを含む)による影響を低減することができるので好ましい。
次に、図2(b)に示すように、初期化レーザビーム28の光軸が対物レンズ8の光軸に対して所定の角度(θ)で多層型記録媒体1に初期化レーザビーム28を入射し、且つ、記録層31,32,33に照射される長円スポット28aの光軸を対物レンズ8の光軸に対して多層型記録媒体1上における長円スポット28aの長手方向のほぼ平行方向に傾斜させている。
ここで、図2(b)に示された多層型記録媒体1の構造を説明する。多層型記録媒体1は、例えば、ポリカーボネート等の透過性材料からなる透明基板30と、透明基板30上に、GeSbTe系の相変化膜(厚さ約20nm)を用いて形成された記録層31,32,33と、ビームの入射側から見て3層目の記録層33に接して、例えば、Al系材料を用いて形成された反射層36(厚さ約100nm)と、例えば、スピンコートにより形成されたUV樹脂層からなる保護層37(厚さ約10μm)と、を有している。尚、記録層31,32,33は、Bi−Ge−Te系の相変化膜を用いて形成しても良い。また、記録層31,32の間と記録層32,33の間には、例えば、UV樹脂層(厚さ約30μm)からなる中間層34及び中間層35が形成されている。尚、記録層31,32,33のそれぞれの両側に、保護膜として、例えば、ZnS−SiO等の誘電体膜(厚さ約100nm)が密着して形成されている(図示せず)。また、透明基板30の表面には、必要に応じてトラッキングサーボ用の溝等が形成されている。
次に、図2(b)に示すように、長円ビームの形状に調製された初期化レーザビーム28は集光用の対物レンズ8の光軸に対して、所定の角度(θ)で斜めに入射し、長円スポット28aが長円形状の長手方向と平行方向に傾斜することにより、1個の初期化レーザビーム28により3個の記録層31,32,33の総てを同時に照射することができる。この角度(θ)は、記録層31,32,33のトータル厚さによって変えられる。即ち、記録層31,32,33のトータル厚さが厚いほど対物レンズ8の光軸に対して入射角が大きい(多層型記録媒体1に対し、より斜めに入射する)。本実施の形態においては、入射角を10°に設定した。
図2(b)に示すように、初期化レーザビーム28は対物レンズ8により多層型記録媒体1上に焦点が絞られ、長さ500μm、幅2μm〜3μmの長円スポット28aが、所定の角度(θ)で傾いて、多層型記録媒体1の記録層31,32,33に照射されている。本実施の形態においては、長円スポット28aを角度(θ)10°傾けることにより、3個の記録層31,32,33のトータル厚さ86μmに対応でき(即ち、500μm×sin10°=86μm)、これらの記録層31,32,33を同時に初期化することができる。ここで、3個の記録層31,32,33のトータル厚さとは、初期化レーザビーム28の入射側から一つ目の記録層31から多層型記録媒体1の一番奥側にある記録層33迄の距離を言う。
尚、記録層31,32,33がas depo.状態の場合は、反射率が低いためにAF制御が難しくなる。この場合は、反射層36等の高反射率層にAFをかけ、その状態から電気的にオフセットをかけて対物レンズ8の位置をずらし、初期化レーザビーム28の深さ位置を制御することが好ましい。図2(b)においては、反射層36にAFをかけ、AF制御レーザビーム29の焦点位置である円スポット29aと初期化レーザビーム28の焦点位置(長円スポット28aの中心)とが異なる状態で、AF制御と初期化が行われる例が示されている。
次に、初期化レーザビーム28の収差補正について説明する。図1に示すように、初期化レーザビーム28が多層型記録媒体1に対して所定の角度で斜めに入射することにより発生する収差は、プリズム6と対物レンズ8との間に設けられた収差補正板7により補正される。
図3は、収差補正板7の形状を説明する図である。図3には、収差補正板7の断面形状が示されている。図3中、横軸は、収差補正板7の断面位置(単位:mm)であり、縦軸は、ステップ状に変化する収差補正板7の板厚の段差(λ)である。また、曲線で表す破線は、初期化レーザビーム28の入射角度に基づき予め計算により求めた断面形状を示し、ステップ状で表す実線は、収差補正板7の実際の断面形状を示す。
図3に示すように、収差補正板7は、屈折率(n)1.5の光透過性材料により形成された板厚がステップ状に変化し(実線)、かつ変化の度合いは断面部において略3次の多項式で近似できる形状(破線)となっている。本実施の形態では、予め、基板に入射する初期化レーザビーム28の角度に基づき収差量を求め、この収差量を補正する構成となっている。本実施の形態では、初期化レーザビーム28の入射角を10°に設定した結果、非点収差7λ、コマ収差5λの発生が予想され、その中で、コマ収差5λのみを補正する構成としている。本実施の形態では、波長(λ)810nmの初期化レーザビーム28は、長円スポット28a(図2)の形状で記録層31,32,33に照射するので、たとえ非点収差があっても、コマ収差のみを補正することにより、長円スポット28a(図2)の短軸方向には充分集光させることができる。
図4は、長円スポット28aと円スポット29aとを説明する図である。図4(a)は、記録トラック上の長円スポット28aと円スポット29aとの配置を示し、図4(b)は、長円スポット28a及び円スポット29aのビーム強度分布を示す。
図4(a)に示すように、本実施の形態では、初期化レーザビーム28(図2)の長円スポット28aは、長円方向が記録トラック38に対してほぼ平行になるよう配置され、多層型記録媒体1(図2)のディスク回転方向に長くなるようになっている。また、記録層31,32,33(図2)に対する初期化レーザビーム28(図2)の長手方向の焦点位置が異なり、長円スポット28aの長手方向が深さ方向へ傾いた状態になり、これにより、3個の記録層総てに同時初期化が可能となる。
また、図4(b)に示すように、本実施の形態では、初期化レーザビーム28(図2)の長円スポット28aのビーム強度分布に傾きを持たせている。即ち、長円スポット28aのビーム強度は、多層型記録媒体1(図2)の3個の記録層31,32,33(図2)の奥側の記録層33(図2)程大きくし、AF制御レーザビーム29(図2)の円スポット29aに近い方のビーム強度を強くしている。初期化レーザビーム28(図2)の長円スポット28aのビーム強度分布に傾きを持たせることにより、長円スポット28aのビーム強度が一定の場合に、3個の記録層31,32,33(図2)の中、手前にある記録層31(図2)の影響を受けて奥側の記録層33(図2)の実行パワーが小さくなり初期化が不十分となる恐れを排除することができる。
本実施の形態では、長円スポット28aを記録トラック38に対してほぼ平行に配置したが、初期化レーザビーム28(図2)のパワーに余裕がある場合は、記録トラック38に対して、所定の角度を持たせることにより、一度に多くの記録トラックを初期化できるので好ましい。尚、図中のビーム形状や記録トラックのピッチ等の大小関係は正確ではない。
次に、初期化装置100を用いて多層型記録媒体1の3個の記録層を初期化する方法について説明する。
先ず、多層型記録媒体1を線速度一定(CLV)で回転させ、初期化を開始する半径位置まで光学系を移動させ、その場所でAF制御レーザビーム29を用いて多層型記録媒体1にAFをかける。このとき、多層型記録媒体1が有する複数の記録層総てに初期化レーザビーム28の焦点があった状態で照射されている。AF制御レーザビーム29及び初期化レーザビーム28の位置関係と、初期化レーザビーム28の対物レンズ8の光軸に対する入射角とは、予め設定されている。尚、多層型記録媒体1の記録感度等の特性が異なる場合には、初期化の最適条件を求めるために、予め、試し初期化を行っても良い。
多層型記録媒体1の記録層内における初期化レーザビーム28の中心位置の設定は、AF制御回路24によって自動焦点が行なわれている状態で検出器20,21を光軸方向に動かし、それに伴って対物レンズ8の位置を変えることにより実行される。この場合、検出器20,21によって得られる焦点誤差信号は、初期化レーザビーム28の中心位置が設定した値になるときに0レベルとなる。また、初期化レーザビーム28の長さの設定は、シリンドリカルレンズ5を所定の焦点距離のものにすることにより実行する。更に、初期化レーザビーム28の長手方向の記録トラックに対する向きの変化は、シリンドリカルレンズ5を回転させることによって実行する。さらに初期化レーザビーム28の対物レンズ8への入射角は、入射ビームに対するプリズム6の角度及び対物レンズ8の位置関係を変えることにより行う。
次に、初期化レーザビームの他の形態について説明する。
図5は、初期化レーザビームの他の形態を説明する図である。図5(a)は、記録トラック上の初期化ビームスポット28bとAF制御スポット29bとの配置を示し、図5(b)は、初期化ビームスポット28b及びAF制御スポット29bのビーム強度分布を示す。
図5(a)には、8個の光ビーム39a〜光ビーム39hを合成し、トラック方向に細長い形状の初期化ビームスポット28bが示されている。このような初期化ビームスポット28bは、例えば、8個の半導体レーザをアレイ状に並べて形成したレーザアレイを用いることによって得ることができる。この場合、シリンドリカルレンズは使用しない。初期化ビームスポット28bの長さは、8個の半導体レーザのレーザビームを合成した全体の長さとなる。また、レーザアレイの個々のビーム強度は異なっていても良い。
図5(b)には、初期化ビームスポット28bのビーム強度分布が示されている。図5(b)に示すように、初期化ビームスポット28bを構成する8個の光ビーム39a〜光ビーム39hのビーム強度は、AF制御スポット29bに近い側の光ビーム39hのビーム強度が、AF制御スポット29bに遠い側の光ビーム39aのビーム強度より高くされている。これにより、3個の記録層31,32,33(図2)の総ての初期化を充分に行うことができる。
本実施の形態において、多層型記録媒体1の初期化は、線速度一定の場合又は回転数一定の場合の両方に適用可能である。回転数が一定の場合には、多層型記録媒体1の初期化しようとする位置の半径が大きくなるに従い、初期化レーザビーム28のレーザパワーを大きくすることにより、多層型記録媒体1の全面に亘って良好な初期化を行うことができる。また、場合により、半径が大きくなるに従い、送りピッチを小さくすることも有効である。
また、初期化しようとする多層型記録媒体1の全領域をいくつかの領域に分割し、それぞれの領域毎に最適条件で初期化する方法を採用することも可能である。
本実施の形態で使用する多層型記録媒体1としては、複数の記録層のトータル膜厚が小さいものが好ましい。複数の記録層のトータル膜厚が小さい場合は、初期化レーザビーム28の入射角が小さく、そのため長円方向のビーム強度分布の差を小さくでき、その結果、小さいパワーの初期化レーザビーム28により初期化を行うことができる。特に、例えば、特許文献5(特開2003−346378号公報)に記載されているような超多層電界効果型光ディスク媒体に適用する場合に効果が大きい。
また、予め記録層を形成していない3次元記録媒体等にも適用できる。
多層型記録媒体の初期化装置を説明する図である。 初期化レーザビームとAF制御レーザビームとを説明する図である。 収差補正板の形状を説明する図である。 長円スポットと円スポットとを説明する図である。図4(a)は、記録トラック上の長円スポットと円スポットとの配置を示し、図4(b)は、長円スポット及び円スポットのビーム強度分布を示す。 初期化レーザビームの他の形態を説明する図である。図5(a)は、記録トラック上の初期化ビームスポットとAF制御スポットとの配置を示し、図5(b)は、初期化ビームスポット及びAF制御スポットのビーム強度分布を示す。
符号の説明
1…多層型記録媒体、2…初期化用半導体レーザ、3,12…コリメートレンズ、4…ビームスプリッタ、5…シリンドリカルレンズ、6…プリズム、7…収差補正板、8…対物レンズ、9…絞り込みレンズ、10,16,20,21…検出器、11…AF制御用半導体レーザ、13…偏光ビームスプリッタ、14…λ/4波長板、15,18…絞り込みレンズ、17…反射ミラー、19…ビームスプリッタ、22,23…レーザドライバ、24…AF制御回路、25…APC、26…ADC、27…マイクロプロセッサー、28…初期化レーザビーム、28a…長円スポット、28b…初期化ビームスポット、29…AF制御レーザビーム、29a…円スポット、29b…AF制御スポット、30…透明基板、31,32,33…記録層、34,35…中間層、36…反射層、37…保護層、38…記録トラック、39a,39b,39c,39d,39e,39f,39g,39h…光ビーム、100…初期化装置

Claims (15)

  1. 基板上に複数の記録層が積層された多層型記録媒体に対物レンズを通して1個の初期化レーザビームを照射する多層型記録媒体の初期化方法であって、
    前記初期化レーザビームの光軸を前記対物レンズの光軸に対して所定の角度をもった状態で当該初期化レーザビームを前記多層型記録媒体に入射し、複数の記録層を同時に初期化することを特徴とする多層型記録媒体の初期化方法。
  2. 前記初期化レーザビームは、当該初期化レーザビームの長手方向が前記多層型記録媒体の記録トラック方向と略平行に配置される長円形状を有することを特徴とする請求項1記載の多層型記録媒体の初期化方法。
  3. 前記初期化レーザビームの長手方向の焦点位置が前記基板面に対して垂直方向に分布を有することを特徴とする請求項1記載の多層型記録媒体の初期化方法。
  4. 前記初期化レーザビームの光強度が、当該初期化レーザビームの入射側より奥側の光強度が大きい分布を有することを特徴とする請求項1記載の多層型記録媒体の初期化方法。
  5. 前記初期化レーザビームの波長より短波長のオートフォーカス制御レーザビームを、当該初期化レーザビームとは異なる位置に照射することを特徴とする請求項1記載の多層型記録媒体の初期化方法。
  6. 前記オートフォーカス制御レーザビームを、前記多層型記録媒体における最も高反射率を示す層に照射することを特徴とする請求項5記載の多層型記録媒体の初期化方法。
  7. 複数の記録層が多層に積層された多層型記録媒体に1個の初期化レーザビームを照射する多層型記録媒体の初期化方法であって、
    前記初期化レーザビームの焦点を複数の記録層に同時に合わせることを特徴とする多層型記録媒体の初期化方法。
  8. 前記初期化レーザビームの焦点位置が、前記多層型記録媒体の深さ方向に分布を有することを特徴とする請求項7記載の多層型記録媒体の初期化方法。
  9. 前記初期化レーザビームより時間的に前側に配置され、前記初期化レーザビームの光軸とずれた光軸を有するオートフォーカス制御レーザビームを多層型記録媒体に入射することを特徴とする請求項7記載の多層型記録媒体の初期化方法。
  10. 初期化が必要とされる複数の記録層が多層に積層された多層型記録媒体を1個の初期化レーザビームを用いて初期化する初期化装置であって、
    前記初期化レーザビームを発光するレーザドライバと、
    前記初期化レーザビームを前記記録層に集光する対物レンズと、
    複数の記録層を同時に初期化する初期化手段と、
    を有することを特徴とする多層型記録媒体の初期化装置。
  11. 前記初期化手段は、前記初期化レーザビームを前記多層型記録媒体の記録トラック方向と略平行になるように配置された長円形状の初期化レーザビームの光軸を、前記対物レンズの光軸に対して前記記録トラック方向に所定の角度で傾斜させることを特徴とする請求項10記載の多層型記録媒体の初期化装置。
  12. 前記初期化手段は、前記初期化レーザビームの収差を補正する収差補正板を備えることを特徴とする請求項10記載の多層型記録媒体の初期化装置。
  13. 前記対物レンズに対してほぼ垂直に入射するオートフォーカス制御用のレーザビームを発光するレーザドライバをさらに有することを特徴とする請求項10記載の多層型記録媒体の初期化装置。
  14. 前記記録層が、Ge−Sb−Te系相変化膜若しくはBi−Ge−Te系相変化膜からなることを特徴とする請求項10記載の多層型記録媒体の初期化装置。
  15. 前記複数の記録層の合計の層膜厚が、前記初期化レーザビームの長手方向の長さよりも小さいことを特徴とする請求項10記載の多層型記録媒体の初期化装置。
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