JP2005331545A - 光学フィルター - Google Patents

光学フィルター Download PDF

Info

Publication number
JP2005331545A
JP2005331545A JP2004147286A JP2004147286A JP2005331545A JP 2005331545 A JP2005331545 A JP 2005331545A JP 2004147286 A JP2004147286 A JP 2004147286A JP 2004147286 A JP2004147286 A JP 2004147286A JP 2005331545 A JP2005331545 A JP 2005331545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical filter
layer
light
refractive index
anion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004147286A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4592327B2 (ja
Inventor
Mitsuhiro Okada
光裕 岡田
Toru Yano
亨 矢野
Satoru Kanda
哲 神田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adeka Corp
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Denka Kogyo KK filed Critical Asahi Denka Kogyo KK
Priority to JP2004147286A priority Critical patent/JP4592327B2/ja
Publication of JP2005331545A publication Critical patent/JP2005331545A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4592327B2 publication Critical patent/JP4592327B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】 540nm〜560nmの光を選択的に吸収する光学フィルターを提供すること。
【解決手段】 下記一般式(I)で表されるシアニン化合物を含有してなる光学フィルター。
【化1】
Figure 2005331545

【選択図】 なし

Description

本発明は、特定のシアニン化合物を含有する光学フィルターに関し、詳しくは、550nm付近に急峻な光吸収を有するシアニン化合物を含有する光学フィルターに関する。該光学フィルターは、特に画像表示装置用の光学フィルターとして有用である。
特定の光に対して強度の大きい吸収を有する化合物は、CD−R、DVD−R、青色レーザ記録ディスク等の光学記録媒体の記録層や、液晶表示装置(LCD)、プラズマディスプレイパネル(PDP)、エレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)、陰極管表示装置(CRT)、蛍光表示管、電界放射型ディスプレイ等の画像表示装置の光学要素として用いられている。
例えば、画像表示装置における光学要素の用途としては、カラーフィルターの光吸収剤がある。画像表示装置は、赤、青、緑の三原色の光の組合せでカラー画像を表示しているが、カラー画像を表示する光には、緑と赤の間の550〜600nm等の表示品質の低下をきたす光が含まれており、また、750〜1100nmの赤外リモコンの誤作動の原因となる光も含まれている。そこで、これらの不要な波長の光を選択的に吸収する光吸収性化合物を含有する光学フィルターが使用されている。更に、光学フィルターには、蛍光灯等の外光の反射や映り込みを防止する機能も求められている。
反射や映り込みを防止するには、上記の不要な波長の光を選択的に吸収する機能に加え、480〜500nm及び540〜560nmの波長光を吸収することが必要である。この領域の光は画像表示に必要な輝線に近い。従って、画像品質に影響を及ぼさないためには、光吸収剤の光吸収が特別に急峻であること、即ちλmaxの半値幅が小さいことが求められる。また、光吸収剤には、光や熱等により機能が失われないことも求められる。
光学フィルターの光吸収剤としては、吸収ピークが急峻であること及び光安定性に優れることから、シアニン化合物に代表される有機系色素が検討されている。例えば、特許文献1〜3には、光の吸収剤としてシアニン化合物を使用した光学フィルターが報告されているが、これらの光学フィルターは540〜560nmの光を充分に吸収できるものではなかった。
特開2002−148430号公報 特開2002−175020号公報 特開2002−328219号公報
従って、本発明の目的は、540nm〜560nmの光を選択的に吸収する光学フィルターを提供することにある。
本発明者等は、検討を重ねた結果、540nm〜560nmの範囲に急峻な吸収を有し、光安定性の良好な特定の分子構造を有するシアニン化合物を見出し、これを使用することにより上記課題を解決し得ることを知見した。
本発明は、上記知見に基づいてなされたものであり、下記一般式(I)で表されるシアニン化を含有してなる光学フィルターを提供するものである。
Figure 2005331545
本発明によれば、540nm〜560nmの光を選択的に吸収する光学フィルターを提供することができる。該光学フィルターは、画像表示装置の表示品質の向上、及び外光の反射や映り込み防止に有用である。
本発明に係るシアニン化合物は、上記一般式(I)で表記される構造を有する。上記一般式(I)においてR1〜R4で表される炭素数1〜4のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第二ブチル、第三ブチル、イソブチル等が挙げられる。
また、Y1又はY2で表される炭素数1〜30の有機基としては、特に制限を受けるものではないが、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第二ブチル、第三ブチル、イソブチル、アミル、イソアミル、第三アミル、ヘキシル、シクロヘキシル、シクロヘキシルメチル、2−シクロヘキシルエチル、ヘプチル、イソヘプチル、第三ヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、第三オクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、イソノニル、デシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ペプタデシル、オクタデシル等のアルキル基;ビニル、1−メチルエテニル、2−メチルエテニル、プロペニル、ブテニル、イソブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニル、デセニル、ぺンタデセニル、1−フェニルプロペン−3−イル等のアルケニル基;フェニル、ナフチル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、4−ビニルフェニル、3−イソプロピルフェニル、4−イソプロピルフェニル、4−ブチルフェニル、4−イソブチルフェニル、4−第三ブチルフェニル、4−ヘキシルフェニル、4−シクロヘキシルフェニル、4−オクチルフェニル、4−(2−エチルヘキシル)フェニル、4−ステアリルフェニル、2,3−ジメチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2,5−ジメチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,5−ジメチルフェニル、2,4−ジ第三ブチルフェニル、シクロヘキシルフェニル等のアルキルアリール基;ベンジル、フェネチル、2−フェニルプロパン−2−イル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、スチリル、シンナミル等のアリールアルキル基、及びこれらの炭化水素基がエーテル結合及び/又はチオエーテル結合で中断されたもの、例えば、2−メトキシエチル、3−メトキシプロピル、4−メトキシブチル、2−ブトキシエチル、メトキシエトキシエチル、メトキシエトキシエトキシエチル、3−メトキシブチル、2−フェノキシエチル、2−メチルチオエチル、2−フェニルチオエチルが挙げられ、更に、これらの基は、アルコキシ基、アルケニル基、ニトロ基、シアノ基、ハロゲン原子等で置換されていてもよい。
また、Anm-で表されるアニオンとしては、例えば、一価のものとして、塩素アニオン、臭素アニオン、ヨウ素アニオン、フッ素アニオン等のハロゲンアニオン;過塩素酸アニオン、塩素酸アニオン、チオシアン酸アニオン、六フッ化リンアニオン、六フッ化アンチモンアニオン、四フッ化ホウ素アニオン等の無機系アニオン;ベンゼンスルホン酸アニオン、トルエンスルホン酸アニオン、トリフルオロメタンスルホン酸アニオン、ジフェニルアミン−4−スルホン酸アニオン、2−アミノ−4−メチル−5−クロロベンゼンスルホン酸アニオン、2−アミノ−5−ニトロベンゼンスルホン酸アニオン等の有機スルホン酸アニオン;オクチルリン酸アニオン、ドデシルリン酸アニオン、オクタデシルリン酸アニオン、フェニルリン酸アニオン、ノニルフェニルリン酸アニオン、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ第三ブチルフェニル)ホスホン酸アニオン等の有機リン酸系アニオン等が挙げられ、二価のものとしては、例えば、ベンゼンジスルホン酸アニオン、ナフタレンジスルホン酸アニオン等が挙げられる。また、励起状態にある活性分子を脱励起させる(クエンチングさせる)機能を有するクエンチャーアニオンやシクロペンタジエニル環にカルボキシル基やホスホン酸基、スルホン酸基等のアニオン性基を有するフェロセン、ルテオセン等のメタロセン化合物アニオン等も、必要に応じて用いることができる。
上記のクエンチャーアニオンとしては、特開2002−350632号公報、特開2003−221523号公報等に記載されたようなアニオンが使用できる。具体的には、下記一般式(A)又は(B)で表されるものが挙げられる。
Figure 2005331545
本発明に係るシアニン化合物としては、上記一般式(I)においてX1及びX2の両方が5位のCF3である下記一般式(II)で表されるもの、X1及びX2の両方が4位のNO2である下記一般式(III)で表されるものが低コストであるので好ましく、下記一般式(II)で表されるものがより好ましい。また、シアニン化合物の製造ルートによっては、インドール環の4位(又は6位)のNO2を導入する際に、6位(又は4位)のNO2が副生する場合がある。例えば、下記一般式(III)で表されるシアニン化合物を製造する際には、下記一般式(IV)で表されるシアニン化合物や下記一般式(V)で表されるシアニン化合物が副生成物として生成物中に含有される場合がある。本発明の光学フィルターに使用する際は、これらのシアニン化合物は光学特性がほぼ同じなので、これらを分離精製することなく使用してもよい。
Figure 2005331545
Figure 2005331545
Figure 2005331545
Figure 2005331545
前記一般式(I)で表される本発明に係るシアニン化合物の具体例としては、下記化合物No.1〜30が挙げられる。なお、以下の例示では、アニオンを省いたシアニンカチオンで示している。
Figure 2005331545
Figure 2005331545
Figure 2005331545
上記のY1及びY2は、置換基が大きいとシアニン化合物のモル吸光係数が小さくなり、光吸収能力に影響を及ぼす場合があるので、炭素数1〜8の炭化水素基が好ましく、炭素数1〜8のアルキル基がより好ましい。
前記一般式(I)で表される本発明に係るシアニン化合物は、その製造方法によって制限を受けるものではないが、例えば、中間体である2−メチルインドリウム塩誘導体をN,N’−ジフェニルアミジンやオルソギ酸トリメチル等のブリッジ剤と反応させる方法により製造することができる。該反応は、例えば、下記〔化10〕に示すルートに従って行うことができる。
Figure 2005331545
本発明に係るシアニン化合物は、550nm付近に極大値を有する急峻な吸収を示し、光安定性及び湿熱安定性が良好であるので、該シアニン化合物を含有してなる本発明の光学フィルターは、540〜550nmの可視光を吸収する画像表示装置用の光学フィルターとして特に有用である。画像表示装置としては、液晶表示装置(LCD)、プラズマディスプレイパネル(PDP)、エレクトロルミネッセンスディスプレイ(ELD)、陰極管表示装置(CRT)、蛍光表示管、電界放射型ディスプレイ等が挙げられる。本発明の光学フィルターは、外光の映り込みの影響の大きいプラズマディスプレイに特に有用である。
画像表示装置用の光学フィルターは、通常ディスプレイの前面に配置される。例えば、光学フィルターをディスプレイの表面に直接貼り付けてもよく、ディスプレイの前に前面板や電磁波シールドが設けられている場合は、前面板又は電磁波シールドの表側(外側)又は裏側(ディスプレイ側)に光学フィルターを貼り付けてもよい。
本発明の光学フィルターにおいて、本発明に係る上記のシアニン化合物の使用量は、通常光学フィルターの単位面積当たり1〜1000mg/m2の範囲であり、好ましくは5〜100mg/m2である。1mg/m2未満の使用量では、光吸収効果を十分に発揮することができず、1000mg/m2を超えて使用した場合には、フィルターの色目が強くなりすぎて画像表示装置に用いた場合に表示品質等を低下させるおそれがあり、さらには、明度が低下するおそれもある。
本発明の画像表示装置用の光学フィルターには、色調調整等のために他の波長の光を吸収する光吸収剤や、外光の反射や映り込みを防止する480nm〜500nm対応の光吸収剤を用いてもよい。画像表示装置がプラズマディスプレイの場合、750〜1100nm対応の近赤外線吸収剤を更に用いてもよい。
550〜600nmのオレンジ光の除去のために用いられる色調調整用の光吸収剤としては、トリメチンインドリウム化合物、トリメチンベンゾオキサゾリウム化合物、トリメチンベンゾチアゾリウム化合物等のトリメチンシアニン誘導体;ペンタメチンオキサゾリウム化合物、ペンタメチンチアゾリウム化合物等のペンタメチンシアニン誘導体;スクアリリウム色素誘導体;アゾメチン色素誘導体;キサンテン色素誘導体;アゾ色素誘導体;ピロメテン色素誘導体;アゾ金属錯体誘導体:ローダミン色素誘導体;フタロシアニン誘導体;ポルフィリン誘導体等が挙げられる。
また、上記の外光の映り込み防止用の480〜500nm対応の光吸収剤としては、トリメチンインドリウム化合物、トリメチンオキサゾリウム化合物、トリメチンチアゾリウム化合物、インドリデントリメチンチアゾニウム化合物等のトリメチンシアニン誘導体;フタロシアニン誘導体;ナフタロシアニン誘導体;ポルフィリン誘導体等が挙げられる。
また、赤外リモコン誤作動防止用の750〜1100nm対応の近赤外線吸収剤としては、ビスイミニウム誘導体;ペンタメチンベンゾインドリウム化合物、ペンタメチンベンゾオキサゾリウム化合物、ペンタメチンベンゾチアゾリウム化合物等のペンタメチンシアニン誘導体;ヘプタメチンインドリウム化合物、ヘプタメチンベンゾインドリウム化合物、ヘプタメチンオキサゾリウム化合物、ヘプタメチンベンゾオキサゾリウム化合物、ヘプタメチンチアゾリウム化合物、ヘプタメチンベンゾチアゾリウム化合物等のヘプタメチンシアニン誘導体;スクアリリウム誘導体;ビス(スチルベンジチオラト)化合物、ビス(ベンゼンジチオラト)ニッケル化合物、ビス(カンファージチオラト)ニッケル化合物等のニッケル錯体;スクアリリウム誘導体;アゾ色素誘導体;フタロシアニン誘導体;ポルフィリン誘導体等が挙げられる。
本発明の光学フィルターにおいて、上記の色調調整用の光吸収剤、480〜500nm対応の光吸収剤及び近赤外線吸収剤は、本発明に係るシアニン化合物と同一の層に含有されていてもよく、別の層に含有されていてもよい。それらの使用量はそれぞれ、通常、光学フィルターの単位面積当たり1〜1000mg/m2の範囲であり、好ましくは5〜100mg/m2である。
本発明の光学フィルターの代表的な構成としては、透明支持体に、必要に応じて、下塗り層、ハードコート層、潤滑層、反射防止層等の各層を設けたものが挙げられる。本発明の光学フィルターにおける本発明に係るシアニン化合物の使用方法としては、例えば、透明支持体又は任意の各層に含有させる方法、透明支持体又は任意の各層にコーティングする方法、各層間の接着剤に混入させる方法、別に本発明に係るシアニン化合物等の光吸収剤を含有する光吸収層を設ける方法等が挙げられる。
上記透明支持体の材料としては、例えば、ガラス等の無機材料;ジアセチルセルロース、トリアセチルセルロース(TAC)、プロピオニルセルロース、ブチリルセルロース、アセチルプロピオニルセルロース、ニトロセルロース等のセルロースエステル;ポリアミド;ポリカーボネート;ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ−1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレート、ポリエチレン−1,2−ジフェノキシエタン−4,4'−ジカルボキシレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル;ポリスチレン;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン;ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂;ポリカーボネート;ポリスルホン;ポリエーテルスルホン;ポリエーテルケトン;ポリエーテルイミド;ポリオキシエチレン、ノルボルネン樹脂等の高分子材料が挙げられる。透明支持体の透過率は80%以上であることが好ましく、86%以上であることがさらに好ましい。ヘイズは、2%以下であることが好ましく、1%以下であることがさらに好ましい。屈折率は、1.45〜1.70であることが好ましい。
上記透明支持体中には、赤外線吸収剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤、無機微粒子を添加してもよく、また上記透明支持体には各種表面処理を施すことができる。
上記の無機微粒子としては、例えば、二酸化珪素、二酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、タルク、カオリン等が挙げられる。
上記各種表面処理としては、例えば、薬品処理、機械的処理、コロナ放電処理、火焔処理、紫外線照射処理、高周波処理、グロー放電処理、活性プラズマ処理、レーザ処理、混酸処理、オゾン酸化処理等が挙げられる。
上記下塗り層は、別に光吸収剤を含有する光吸収層を設ける場合に、透明支持体と光吸収層との間に用いる層である。下塗り層は、ガラス転移温度が−60〜60℃のポリマーを含む層、光吸収層側の表面が粗面である層又は光吸収層のポリマーと親和性を有するポリマーを含む層として形成する。なお、光吸収層が設けられていない透明支持体の面に下塗り層を設けて、透明支持体とその上に設けられる層(例えば、反射防止層、ハードコート層)との接着力を改善するために設けてもよく、また、下塗り層は、光学フィルターと画像表示装置とを接着するための接着剤と光学フィルターとの親和性を改善するために設けてもよい。下塗り層の厚みは、2nm〜20μmが好ましく、5nm〜5μmがより好ましく、20nm〜2μmがさらに好ましく、50nm〜1μmがさらにまた好ましく、80nm〜300nmが最も好ましい。ガラス転移温度が−60〜60℃のポリマーを含む下塗り層は、ポリマーの粘着性で、透明支持体と光吸収層とを接着する。ガラス転移温度が−60〜60℃のポリマーは、例えば、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、ブタジエン、ネオプレン、スチレン、クロロプレン、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリロニトリル又はメチルビニルエーテルの重合又は共重合により得ることができる。ガラス転移温度は、50℃以下であることが好ましく、40℃以下であることがより好ましく、30℃以下であることがさらに好ましく、25℃以下であることがさらにまた好ましく、20℃以下であることが最も好ましい。下塗り層の25℃における弾性率は、1〜1000MPaであることが好ましく、5〜800MPaであることがさらに好ましく、10〜500MPaであることが最も好ましい。表面が粗面である下塗り層は、粗面の上に光吸収層を形成することで、透明支持体と光吸収層とを接着する。表面が粗面である下塗り層は、ポリマーラテックスの塗布により容易に形成することができる。ラテックスの平均粒径は、0.02〜3μmであることが好ましく、0.05〜1μmであることがさらに好ましい。光吸収層のバインダーポリマーと親和性を有するポリマーの例には、アクリル樹脂、セルロース誘導体、ゼラチン、カゼイン、でんぷん、ポリビニルアルコール、可溶性ナイロン及び高分子ラテックスが含まれる。また、本発明の光学フィルターにおいては、二以上の下塗り層を設けてもよい。下塗り層には、透明支持体を膨潤させる溶剤、マット剤、界面活性剤、帯電防止剤、塗布助剤や硬膜剤を添加してもよい。
上記反射防止層においては、低屈折率層が必須である。低屈折率層の屈折率は、上記透明支持体の屈折率よりも低い。低屈折率層の屈折率は、1.20〜1.55であることが好ましく、1.30〜1.50であることがさらに好ましい。低屈折率層の厚さは、50〜400nmであることが好ましく、50〜200nmであることがさらに好ましい。低屈折率層は、屈折率の低い含フッ素ポリマーからなる層(特開昭57−34526号、特開平3−130103号、同6−115023号、同8−313702号、同7−168004号の各公報記載)、ゾルゲル法により得られる層(特開平5−208811号、同6−299091号、同7−168003号の各公報記載)、あるいは微粒子を含む層(特公昭60−59250号、特開平5−13021号、同6−56478号、同7−92306号、同9−288201号の各公報に記載)として形成することができる。微粒子を含む層では、微粒子間又は微粒子内のミクロボイドとして、低屈折率層に空隙を形成することができる。微粒子を含む層は、3〜50体積%の空隙率を有することが好ましく、5〜35体積%の空隙率を有することがさらに好ましい。
広い波長領域の反射を防止するためには、上記反射防止層において、低屈折率層に加えて、屈折率の高い層(中・高屈折率層)を積層することが好ましい。高屈折率層の屈折率は、1.65〜2.40であることが好ましく、1.70〜2.20であることがさらに好ましい。中屈折率層の屈折率は、低屈折率層の屈折率と高屈折率層の屈折率との中間の値となるように調整する。中屈折率層の屈折率は、1.50〜1.90であることが好ましく、1.55〜1.70であることがさらに好ましい。中・高屈折率層の厚さは、5nm〜100μmであることが好ましく、10nm〜10μmであることがさらに好ましく、30nm〜1μmであることが最も好ましい。中・高屈折率層のヘイズは、5%以下であることが好ましく、3%以下であることがさらに好ましく、1%以下であることが最も好ましい。中・高屈折率層は、比較的高い屈折率を有するポリマーバインダーを用いて形成することができる。屈折率が高いポリマーの例には、ポリスチレン、スチレン共重合体、ポリカーボネート、メラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂及び環状(脂環式又は芳香族)イソシアネートとポリオールとの反応で得られるポリウレタンが含まれる。その他の環状(芳香族、複素環式、脂環式)基を有するポリマーや、フッ素以外のハロゲン原子を置換基として有するポリマーも、屈折率が高い。二重結合を導入してラジカル硬化を可能にしたモノマーの重合反応によりポリマーを形成してもよい。
さらに高い屈折率を得るため、上記ポリマーバインダー中に無機微粒子を分散してもよい。無機微粒子の屈折率は、1.80〜2.80であることが好ましい。無機微粒子は、金属の酸化物又は硫化物から形成することが好ましい。金属の酸化物又は硫化物の例には、酸化チタン(例えば、ルチル、ルチル/アナターゼの混晶、アナターゼ、アモルファス構造)、酸化錫、酸化インジウム、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム及び硫化亜鉛が含まれる。これらの中でも、酸化チタン、酸化錫及び酸化インジウムが特に好ましい。無機微粒子は、これらの金属の酸化物又は硫化物を主成分とし、さらに他の元素を含むことができる。主成分とは、無機微粒子を構成する成分の中で最も含有量(重量%)が多い成分を意味する。他の元素の例には、Ti、Zr、Sn、Sb、Cu、Fe、Mn、Pb、Cd、As、Cr、Hg、Zn、Al、Mg、Si、P及びSが含まれる。被膜形成性で溶剤に分散し得るか、それ自身が液状である無機材料、例えば、各種元素のアルコキシド、有機酸の塩、配位性化合物と結合した配位化合物(例えばキレート化合物)、活性無機ポリマーを用いて、中・高屈折率層を形成することもできる。
上記反射防止層の表面には、アンチグレア機能(入射光を表面で散乱させて、膜周囲の景色が膜表面に移るのを防止する機能)を付与することができる。例えば、透明フィルムの表面に微細な凹凸を形成し、そしてその表面に反射防止層を形成するか、あるいは、反射防止層を形成後、エンボスロールにより表面に凹凸を形成することにより、アンチグレア機能を得ることができる。アンチグレア機能を有する反射防止層は、一般に3〜30%のヘイズを有する。
上記ハードコート層は、透明支持体の硬度よりも高い硬度を有する。ハードコート層は、架橋しているポリマーを含むことが好ましい。ハードコート層は、アクリル系、ウレタン系、エポキシ系等のポリマー、オリゴマー又はモノマー(例えば紫外線硬化型樹脂)を用いて形成することができる。シリカ系材料からハードコート層を形成することもできる。
また、上記反射防止層(低屈折率層)の表面に潤滑層を形成してもよい。潤滑層は、低屈折率層表面に滑り性を付与し、耐傷性を改善する機能を有する。潤滑層は、ポリオルガノシロキサン(例えばシリコンオイル)、天然ワックス、石油ワックス、高級脂肪酸金属塩、フッ素系潤滑剤又はその誘導体を用いて形成することができる。潤滑層の厚さは、2〜20nmであることが好ましい。
別に光吸収層を設ける場合は、本発明に係るシアニン化合物をそのまま使用することもでき、バインダーを使用することもできる。バインダーとしては、例えば、ゼラチン、カゼイン、澱粉、セルロース誘導体、アルギン酸等の天然高分子材料、あるいは、ポリメチルメタクリレート、ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、スチレン−ブタジエンコポリマー、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアミド等の合成高分子材料が用いられる。
上記の下塗り層、反射防止層、ハードコート層、潤滑層、光吸収層等は、一般的な塗布方法により形成することができる。塗布方法の例には、ディップコート法、エアーナイフコート法、カーテンコート法、ローラーコート法、ワイヤーバーコート法、グラビアコート法、及びホッパーを使用するエクストルージョンコート法(米国特許2681294号明細書記載)が含まれる。二以上の層を同時塗布により形成してもよい。同時塗布法については、米国特許2761791号、同2941898号、同3508947号及び同3526528号の各明細書並びに原崎勇次著「コーティング工学」253頁(1973年朝倉書店発行)に記載がある。
以下、製造例、評価例及び実施例をもって本発明を更に詳細に説明する。しかしながら、本発明は以下の実施例等によって何ら制限を受けるものではない。
[製造例1]化合物No.5の六フッ化リン塩の製造
窒素置換した反応フラスコに1−イソペンチル−2-メチル−5−トリフルオロメチルインドリウムのトルエンスルホン酸塩50.0mmol、ジフェニルホルムアミジン25.0mmol及びピリジン500mmolを仕込み、攪拌しながら、さらに無水酢酸75.0mmolを滴下した。滴下後90℃で2時間攪拌した。25℃まで冷却してから、反応系にクロロホルムと水を加え、攪拌してから水相を廃棄した。クロロホルム相に六フッ化リンカリウム150mmolの3質量%水溶液を加え、室温で1時間攪拌した。水相を廃棄し、脱溶媒をして得た残渣にジメチルアセトアミド9g及びイソプロパノール90gを加え晶析を行った。濾取した結晶をイソプロパノールで洗浄し、150℃で真空乾燥を行い、赤紫色結晶を収率50%で得た。得られた結晶は、目的物である化合物No.5の六フッ化リン塩と同定された。得られた結晶の分析結果を以下に示す。
分析結果
・光学特性(クロロホルム、4.0×10-3モル/リットル溶液)
λmax;553nm、ε;1.82×105、半値幅28nm
・融点(窒素中10℃/分昇温でのDSC測定による吸熱ピークトップ温度)
258℃
・分子量(TOF−マススペクトル分析)
750.7
1H−NMR(溶媒:重DMSO)(ケミカルシフト:多重度:H数)
(1.09:d:12)(1.17:q:4)(1.83:s:12)(1.85:m:2)(4.27:t:4)(6.64:d:2)(7.72:d:2)(7.93:d:2)(8.21:s:2)(8.51:t:1)
[製造例2]化合物No.26の過塩素酸塩の製造
窒素置換した反応フラスコに1−イソペンチル−2,2,3−トリメチル−4−ニトロインドリウムのトルエンスルホン酸塩20g、オルソギ酸トリエチル7.78g及びピリジン50gを仕込み、攪拌しながら昇温し、100℃で8時間攪拌した。25℃まで冷却してから、反応系にクロロホルム100g及び過塩素酸ナトリウム150molの3質量%水溶液を加え、攪拌してから水相を廃棄した。油相を100gの水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで脱水し、脱溶媒をして得た残渣をエタノールを用いて晶析と再結晶を行った。150℃で真空乾燥を行い、赤褐色結晶を収率76.1%で得た。得られた結晶は、目的物である化合物No.26の過塩素酸塩と同定された。得られた結晶の分析結果を以下に示す。
分析結果
・光学特性(重クロロホルム、4.0×10-3モル/リットル溶液)
λmax;551nm、ε;1.85×105、半値幅27nm
・融点(窒素中10℃/分昇温でのDSC測定による吸熱ピークトップ温度)
215℃
・分子量(TOF−マススペクトル分析)
659.2
1H−NMR(溶媒:重アセトン)(ケミカルシフト:多重度:H数)
(1.66:d:12)(2.30:m:4)(2.50:m:2)(2.60:s:12)(4.90:t:4)(7.28:d:2)(8.38:t:2)(8.47:d:2)(8.62:d:2)(9.32:t:1)
[評価例1]
上記の製造例1及び2それぞれで得たシアニン化合物、並びに下記〔化11〕に示すシアニン化合物(比較化合物1〜4)について、クロロホルム、4.0×10-3モル/リットル溶液でのλmax、ε及び半値幅を測定し比較した。結果を表1に示す。
Figure 2005331545
Figure 2005331545
表1に示す結果から、本発明に係るシアニン化合物と類似構造のシアニン化合物とを比較すると、本発明に係るシアニン化合物は特異的に540〜560nmに急峻な吸収を示すことが確認できた。
[評価例2]
製造例1で得られた化合物No.5の六フッ化リン塩、製造例2で得られた化合物No.26の過塩素酸塩又は比較化合物1の1質量部を1,3−ジオキソラン550質量部に溶解した溶液と、ポリカーボネート含有量17質量%の1,3−ジオキソラン溶液3600質量部とを混合して、シアニン化合物含有塗布液を調製した。この塗布液をPETフィルム上にバーコーター(R.D.S.ラボラトリーコーティング・ロッド No.9、20.6μm)で塗布し、80℃で10分間乾燥して試験片を作成した。得られた試験片について、下記の条件下に曝露して耐性試験(耐光性試験及び耐湿熱性試験)を行った。耐性は、曝露前のUV吸収スペクトルのλmaxでの吸光度に対する曝露後の吸光度の残率(%)で評価した。結果を表2に示す。
(耐光性試験条件)
キセノンランプを用いて55000ルクスの光を60時間照射した。
(耐湿熱性試験条件)
温度80℃、湿度80%で50時間保存した。
Figure 2005331545
表2に示す結果から、本発明に係るシアニン化合物を用いた光学フィルターと類似構造のシアニン化合物を用いた光学フィルターとを比較すると、本発明の光学フィルターが耐光性及び耐湿熱性に優れることが確認できた。
[実施例1]
下記の配合をプラストミルで260℃にて5分間溶融混練した。混練後直径6mmのノズルから押出し水冷却ペレタイザーで色素含有ペレットを得た。このペレットを電気プレスを用いて250℃で0.25mm厚の薄板に成形した。これについて(株)日立製作所スペクトロフォトメーターU−3010で測定したところ、λmaxが554mで半値巾が29nmであり、光学フィルターとして好適であることが確認された。
(配合)
ユーピロンS−3000 100g
(三菱瓦斯化学(株)製;ポリカーボネート樹脂)
化合物No.5の六フッ化リン素塩 0.01g
[実施例2]
下記の配合にてUVワニスを作成し、これを易密着処理した188ミクロン厚のポリエチレンテレフタレートフィルムにバーコーター(R.D.S.ラボラトリーコーティング・ロッド No.9、20.6μm)で塗布し、80℃で30秒乾燥した。その後、赤外線カットフィルムフィルター付き高圧水銀灯にて紫外線を100mJ照射し、硬化膜厚約5ミクロンのフィルムを得た。これを(株)日立製作所スペクトロフォトメーターU−3010で測定したところ、λmaxが553nmで半値巾が29nmであり、光学フィルターとして好適であることが確認された。
(配合)
アデカオプトマーKRX−571−65 100g
(旭電化工業(株)製UV硬化樹脂、樹脂分80重量%)
化合物No.5の過塩素酸塩 0.5g
メチルエチルケトン 60g
[実施例3]
下記の配合にてバインダー組成物を作成し、これを易密着処理した188ミクロン厚のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムにバーコーター(R.D.S.ラボラトリーコーティング・ロッド No.9、20.6μm)で塗布し、80℃で30秒乾燥した。その後、このフィルムを0.9mm厚アルカリガラス板に100℃で熱圧着し、ガラス板とPETフィルムの間のバインダー層に光吸収性色素を含有するPET保護ガラス板を作成した。これについて(株)日立製作所スペクトロフォトメーターU−3010で測定したところ、λmaxが554nmで半値巾が30nmで、光学フィルターとして好適であることが確認された。
(配合)
アデカアークルズR−103 100g
(旭電化工業(株)製アクリル樹脂系バインダー、樹脂分50重量%)
化合物No.5の六フッ化リン塩 0.1g

Claims (6)

  1. 下記一般式(I)で表されるシアニン化合物を含有してなる光学フィルター。
    Figure 2005331545
  2. 下記一般式(II)で表されるシアニン化合物を含有してなる光学フィルター。
    Figure 2005331545
  3. 下記一般式(III)で表されるシアニン化合物を含有してなる光学フィルター。
    Figure 2005331545
  4. 上記一般式(I)〜(III)のY1及びY2が炭素数1〜8のアルキル基である請求項1〜3のいずれかに記載の光学フィルター。
  5. 画像表示装置用のフィルターとして使用する請求項1〜4のいずれかに記載の光学フィルター。
  6. 上記画像表示装置がプラズマディスプレイである請求項5に記載の光学フィルター。
JP2004147286A 2004-05-18 2004-05-18 光学フィルター Expired - Fee Related JP4592327B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004147286A JP4592327B2 (ja) 2004-05-18 2004-05-18 光学フィルター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004147286A JP4592327B2 (ja) 2004-05-18 2004-05-18 光学フィルター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005331545A true JP2005331545A (ja) 2005-12-02
JP4592327B2 JP4592327B2 (ja) 2010-12-01

Family

ID=35486274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004147286A Expired - Fee Related JP4592327B2 (ja) 2004-05-18 2004-05-18 光学フィルター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4592327B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007233323A (ja) * 2005-06-24 2007-09-13 Adeka Corp 光学フィルター
WO2008072537A1 (ja) * 2006-12-15 2008-06-19 Adeka Corporation 光学フィルター
WO2011086785A1 (ja) 2010-01-15 2011-07-21 株式会社Adeka 色調補正剤、スクアリリウム化合物及び光学フィルター
JP2014534290A (ja) * 2011-10-06 2014-12-18 ソルヴェイ(ソシエテ アノニム) カラーフィルター用途向けの塩、それの製造方法、およびそれを含む着色剤
JP2017062479A (ja) * 2011-06-06 2017-03-30 旭硝子株式会社 光学フィルタおよび固体撮像素子

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02136858A (ja) * 1988-11-18 1990-05-25 Canon Inc 感光性樹脂組成物
JPH02285688A (ja) * 1989-04-26 1990-11-22 Hajime Nishioka KrFレーザー用の可飽和吸収フィルタ
JP2002148430A (ja) * 2000-11-13 2002-05-22 Asahi Denka Kogyo Kk 光学フィルター

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02136858A (ja) * 1988-11-18 1990-05-25 Canon Inc 感光性樹脂組成物
JPH02285688A (ja) * 1989-04-26 1990-11-22 Hajime Nishioka KrFレーザー用の可飽和吸収フィルタ
JP2002148430A (ja) * 2000-11-13 2002-05-22 Asahi Denka Kogyo Kk 光学フィルター

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007233323A (ja) * 2005-06-24 2007-09-13 Adeka Corp 光学フィルター
US8501843B2 (en) 2005-06-24 2013-08-06 Adeka Corporation Optical filter
WO2008072537A1 (ja) * 2006-12-15 2008-06-19 Adeka Corporation 光学フィルター
JP5020258B2 (ja) * 2006-12-15 2012-09-05 株式会社Adeka 光学フィルター
US8337728B2 (en) 2006-12-15 2012-12-25 Adeka Corporation Method for producing an optical filter
KR101411899B1 (ko) 2006-12-15 2014-06-26 가부시키가이샤 아데카 광학 필터
TWI468745B (zh) * 2006-12-15 2015-01-11 Adeka Corp Filter
WO2011086785A1 (ja) 2010-01-15 2011-07-21 株式会社Adeka 色調補正剤、スクアリリウム化合物及び光学フィルター
US8759540B2 (en) 2010-01-15 2014-06-24 Adeka Corporation Color tone correcting agent, squarylium compound and optical filter
JP2017062479A (ja) * 2011-06-06 2017-03-30 旭硝子株式会社 光学フィルタおよび固体撮像素子
JP2014534290A (ja) * 2011-10-06 2014-12-18 ソルヴェイ(ソシエテ アノニム) カラーフィルター用途向けの塩、それの製造方法、およびそれを含む着色剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP4592327B2 (ja) 2010-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5535664B2 (ja) 色調補正剤、スクアリリウム化合物及び光学フィルター
JP4986457B2 (ja) シアニン化合物、光学フィルター及び光学記録材料
TWI443388B (zh) Optical filter
EP2371904B1 (en) Near-infrared-ray absorbing material containing cyanine compound, and cyanine compound
JP4173699B2 (ja) 光学フィルター用光吸収剤及び光学フィルター
JP4781123B2 (ja) 光学フィルター
TWI492992B (zh) A color correction material, a film forming composition, and a filter
JPWO2008072537A1 (ja) 光学フィルター
JP4488762B2 (ja) シアニン化合物、光学フィルター及び光学記録材料
JP4979384B2 (ja) シアニン化合物、光学フィルター及び光学記録材料
JP4592327B2 (ja) 光学フィルター
JP5046936B2 (ja) インドール化合物、光学フィルター及び光学記録材料
JP5501716B2 (ja) シアニン化合物、該化合物を用いた光学記録材料及び色補正材料
JP5460079B2 (ja) シアニン化合物及び該化合物を用いた光学フィルター
JP4614751B2 (ja) シアニン化合物、該化合物を用いた光学フィルター、光学記録材料及び光学記録媒体
JP4901188B2 (ja) シアニン化合物及び該シアニン化合物を用いた光学フィルター
JP4502791B2 (ja) 光学フィルター
JP4666828B2 (ja) 光学フィルター
JP5420257B2 (ja) シアニン化合物及び該化合物を用いた光学フィルター
KR20090092703A (ko) 시아닌화합물 및 상기 화합물을 사용한 광학 필터

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100914

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100914

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4592327

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees