JPH02136858A - 感光性樹脂組成物 - Google Patents

感光性樹脂組成物

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JPH02136858A
JPH02136858A JP29009988A JP29009988A JPH02136858A JP H02136858 A JPH02136858 A JP H02136858A JP 29009988 A JP29009988 A JP 29009988A JP 29009988 A JP29009988 A JP 29009988A JP H02136858 A JPH02136858 A JP H02136858A
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JP
Japan
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photosensitive resin
polymer
pvcz
resin composition
halogen
Prior art date
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JP29009988A
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English (en)
Inventor
Yoko Yoshinaga
吉永 曜子
Naosato Taniguchi
尚郷 谷口
Hiroyoshi Kishi
博義 岸
Tetsuo Kuwayama
桑山 哲郎
Nobuo Kushibiki
信男 櫛引
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は感光性樹脂組成物に関し、更に詳しくは可視レ
ーザー光領域において優れた感度を有する感光性樹脂組
成物に関する。
(従来の技術及びその問題点) エレクトロニクスの発達に伴う画像技術の向上により、
レーザー光走査による画像記録が望まれている。具体的
にはアルゴンレーザー(488nm、514.5nm)
 、ヘリウム・ネオンレーザ−(632,8nm)で使
用出来る感光性樹脂か検討されている。これらの感光性
樹脂としては、例えば、用クロム酸ゼラチン系、光ラジ
カル爪台型ポリマー系、光イオン重合型ポリマー系か知
られている。
しかしながら、重クロム酸ゼラチン系は耐湿性に難点が
あり、又、光ラジカル型は酸素の重合阻止作用を受は易
くオーバーコート層等の工夫か必要とされていた。又、
これらいずれの系もヘリウム・ネオンレーザ−で使用出
来ると報告されている例は極めて少なく、ヘリウム、ネ
オンレーザ−に対して優れた感度を有する新しい感光性
樹脂が望まれていた。
上記の問題点を解決するために新たな記録媒体として、
ポリビニルカルバゾール(以下PVCzという)系ポリ
マー等の如く芳香族化合物を分子鎖構成単位とするポリ
マーに沃素化合物を増感剤として用いる感光体が提案さ
れている(例えば、特公昭56−1620号公報参照)
。更に高性能ホログラムを得る技術も提案されている(
例えば、特開昭62−14831号公報参照)。
しかしながら、このPVCzポリマー系においても56
0nm迄しか感度がなく、ヘリウム・ネオンレーザ−で
使用出来る感光体ではなかった。
従って本発明の目的は、ヘリウム・ネオンレーザ−光領
域において優れた感度を有する感光性樹脂組成物を提供
することである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的は以下の本発明によって達成される。
すなわち、本発明は、PVCz系ポリマー、ハロゲン化
合物及びシアニン系色素を含むことを特徴とする感光性
樹脂組成物である。
(作  用) PVCz系ポリマーとハロゲン化合物からなる感光性樹
脂組成物に、増感剤としてシアニン系色素を添加するこ
とによって、800nm迄の可視光に感度を有する感光
性樹脂組成物が提供され(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳しく説明
する。
本発明において使用するPVCz系ポリマーとしては、
ビニルカルバゾール、そのアルキル置換語導体又はその
ハロゲン置換誘導体、カルバゾール基を側鎖に有するア
クリル酸誘導体や酢酸ビニル誘導体等の千ツマ−を主体
とするポリマーであり、具体的には、例えば、PVCz
、3−クロルビニルカルバゾールポリマー、3−ブロム
ビニルカルバゾールボリマー、3−ヨードビニルカルバ
ゾールポリマー、3−メチルビニルカルバゾールポリマ
ー、3−エチルビニル力ルバゾールボリマー、クロル化
PVCz、ブロム化PVCz及び下記の構造式(1)又
は(rl)で表される千ツマ−からなるポリマー等が挙
げられる。
(以下余白) C++□−(ニーRCH2−(ニーR C−00 中でも未置換のPVCzは、その入手が容易でしかも得
られる感光性組成物の性能も特に優れたものであるから
事実上最適なものである。
上記PVCz系ポリマーは、例えば、フィルムとした際
の強度や柔軟性等の特性の制御のために、必要に応じて
、他のモノマーと共重合されていてもよい。そのような
用途に用い得る他の千ツマ−としては、例えば、上記ビ
ニルカルバゾール類に加えて、酢酸ビニル等のビニルエ
ステル、アクリル酸、メタアクリル酸のエステル、特に
上記構造式(I)又は(U)で表記されたエステル類、
スチレン及びスチレン誘導体等のラジカル重合による共
重合法によって共重合し得るビニル糸上ツマ−を挙げる
ことができる。又、例えば、ポリスチレン、スチレン−
ブタジェンコポリマースチレン−水素化ブタジェンコポ
リマー等の他のポリマーを感度を低下させずに記録可能
な範囲でブレンドして用いることもできる。尚、これら
は所望の特性が得られるようにその添加割合か選択して
用いられる。
本発明の感光性樹脂組成物の主体をなすポリマー成分は
、本発明において予めハロゲン化合物、好ましくは沃素
化合物及び/又は臭素化合物によって輻射線に対して活
性にされている必要がある。かかるハロゲン化合物の好
ましいものとして具体的には、四状化炭素、ヨードホル
ム、四状化エチレン、トリヨードエタン、テトラヨード
エタン、ペンタヨードエタン、ヘキサヨードエタン、四
臭化炭素、四臭化エチレン等の沃素化合物及び臭素化合
物が挙げられる。これらのハロゲン化合物は前記PVC
z系ポリマーの1乃至100市量%、好ましくは3乃至
25重量%の割合で上記ポリマーに添加する。
以上の如きハロゲン化合物の添加用が少なすぎると得ら
れる感光性樹脂組成物の感度が低く、露光に長時間を要
するので好ましくなく、又、多すぎると感光性樹脂組成
物中に未分解のハロゲン化合物が残り、後にこれらを全
部除去する必要があるため、感光性樹脂組成物中にボイ
ドを生じる要因となるので好ましくない。
本発明で使用する増感剤は複素環をメチン鎖で結合した
シアニン系染料であり、具体的には、例えば、下記の構
造式の染料が挙げられる。
(上記式中のR3又はR2は水素原子、ハロゲン原子、
メチル基、メトキシ基、ニトロ基等の置換J^を表す。
) 上記シアニン系色素は感光性樹脂組成物中のポリマーに
対して0.01乃至25重量%、好ましくは0.1乃至
10重量%の割合で添加される。
添加量が上記範囲未満であると増感作用が不十分であり
、一方、上記範囲を越える使用量では使用量の増加に従
って増感作用が向上することがなく、ボイドの発生等の
問題も生じるので好ましくない。
本発明の感光性樹脂組成物は、前記PVCz系ポリマー
、ハロゲン化合物及び増感剤をPVCz系ポリマーの良
溶媒に溶解することによって得られる。PVCz系ポリ
マーに対する溶解性及び沸点等を考慮すると、好ましい
存機溶剤捨凄しては、例えば、ベンゼン、キシレン、ク
ロルベンゼン、クロロホルム、ジクロルエタン、ジクロ
ロエチレン、トリクロロエチレン、ピリジン、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン或いはこれらの混合物か挙げら
れる。
pvcz−f−ポリマーの溶解はポリマーを前記有機溶
剤中に入れて必要に応じて加熱し、′6M過して不溶分
を除き放置して気泡を除去する等の通常の溶解操作でよ
く特に限定されない。得られる溶液粘度は20℃で好ま
しくは50乃至5,000cps、更に好ましくは30
0乃至2,000cpsの範囲である。
本発明の感光性樹脂組成物は上記溶液状の他にフィルム
状の形態でもよく、フィルム状の形態の場合には、−[
述の感光性樹脂組成物の粘度を適当に調整し、これをガ
ラス板やプラスチックフィルムの如き適当な基材上に塗
膜を形成することによって得られる。この際得られるフ
ィルムはl乃至20μm程度の厚みであるのか好ましく
、基材上に担持したままでも或は剥離した状態でもよ以
上の如き本発明の感光性樹脂組成物は、装置が簡便で且
つ安価であるヘリウム・ネオンレーザ−光に十分な感度
を有し、例えば、体積位相型ホログラム、光散乱パター
ン、レリーフパターン等の形成に有用である。
−F記本発明の感光性樹脂組成物の用途の1例としてホ
ログラム記録に用いる場合を説明する。
本発明の感光性樹脂組成物からなるホログラム記録媒体
は、上述の感光性樹脂組成物の粘度を適当に調整し、こ
れをガラス板やプラスチックフィルムの如き適当な基材
上に塗膜を形成することによって得られる。
以上の如くして形成した記録媒体に800nm迄のコヒ
ーレントな可視光である物体光と参照光の2光束の可干
渉性レーザーを用いて露光を行う。
露光工程に続いて、記録層を構成しているPVCz系ポ
リマーは勿論のこと、光反応により生成するポリマーの
架橋物を殆ど溶出させることのない溶媒中に浸漬して、
記録層中から未反応のハロゲン化合物及びシアニン系色
素のみをほぼ完全に溶出除去して着色を除く。尚、この
工程は下記の膨憫工程を兼ねることができる。
次いで行う現像工程は膨潤工程及び収縮工程の2ステツ
プからなり、例えば、特公昭62−01483.1号公
報に記載された方法と同様にして行うことができる。
上記で得られるホログラムフィルムは基板に接着したま
までも使用でき、基板から剥離したホログラムフィルム
としても十分に各種用途で使用可能である。
(効 果) 以上の如き本発明によれば、PVCz系ポリマーとハロ
ゲン化合物からなる感光性樹脂組成物に、増感剤として
シアニン系色素を添加することによって、800nm迄
の可視光に感度を有する感光性樹脂組成物が提供される
(実施例) 次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に説
明する。
実施例I PVCz (ルビカンM−170、BASF社製)4.
5g及び画法化炭素0.3gをクロルベンゼン60gに
暗所で溶解し、更にこの中にシアニン系色素(前記例示
染料No、 3、R+ =H)0.15gをクロロホル
ムに溶解したものを混合して本発明の溶液状感光性樹脂
組成物を得た。
上記組成物を100μmのポリエステルフィルムベース
に膜厚2μmになるように塗布及び乾燥してフィルム状
の本発明の感光性樹脂組成物を得た。
このフィルムにネガフィルムを密着させ、ヘリウム・ネ
オンレーザ−を用いて露光を1行った。
次に上記フィルムをベンゼン溶媒に5秒間間浸漬した後
、メチルアルコールに5秒間間浸漬して乾燥させると非
露光領域が不透明になり反射で見ると鮮明なポジの可視
パターンが得られた。
実施例2 実施例1においてベンゼン溶媒による処理を3分間行っ
た。その結果非露光領域が溶出除去され、乾燥後には透
明なレリーフパターンが形成された。
実施例3 実施例1と同様の材料でホログラムの記録を行った。露
光後32℃のトルエンに1分間及びn−へブタンに1分
間浸漬した後乾燥させて体積位相型ホログラムを得た。
実施例4 実施例1における染料に代えて首記例示染料No、 1
 (R,=H)乃至2 (R,=H)、 8(R1=ニ
トロ基、R2=H)乃至12(R,=6−二トロ基)を
使用し、他は実施例1と同様にして、実施例1と同様な
結果が得られた。尚、染料としてNo、 8を用いた感
材フィルム及び染料としてNo、12を使用した感材フ
ィルムの可視吸収スペクトルは第1図のA、Bであった
比較例1 シアニン系色素を除いた系を用いて実施例1と同様にし
て記録を行ワたところポジの可視パターンは形成されな
かった。
4、
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のフィルム状感光性樹脂組成物の可視吸
収スペクトルを示す図である。 第 図 A; 3,3’−Di−n−octyl−6,6″−d
initrQbanzothiacarbocyani
neB; 3,3’−Diethyl−6,σ−din
itrobanzothiacarbocyanine
=49

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリビニルカルバゾール系ポリマー、ハロゲン化
    合物及びシアニン系色素を含むことを特徴とする感光性
    樹脂組成物。
  2. (2)溶剤を含み溶液状である請求項1に記載の感光性
    樹脂組成物。
  3. (3)フィルム状に成形されている請求項1に記載の感
    光性樹脂組成物。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5422204A (en) * 1991-07-19 1995-06-06 Canon Kabushiki Kaisha Photo-crosslinkable resin composition and hologram recording medium
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