JP2005331049A - 割ナット - Google Patents

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JP2005331049A
JP2005331049A JP2004150838A JP2004150838A JP2005331049A JP 2005331049 A JP2005331049 A JP 2005331049A JP 2004150838 A JP2004150838 A JP 2004150838A JP 2004150838 A JP2004150838 A JP 2004150838A JP 2005331049 A JP2005331049 A JP 2005331049A
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龍夫 ▲高▼▲橋▼
Tatsuo Takahashi
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Abstract

【課題】 分割片を相互に嵌合する場合に、嵌合された分割片同士が外れにくく、部材に対する締結力を強力に維持できるとともに、構造が簡単で製造コストのかからない割ナットを提供する。
【解決手段】 ヒンジ2を介して一対の分割体3,4が開閉自在に設けられている割ナット1において、雌ねじ部5a,5bを中心としてヒンジ2と反対側に、互いに閉じた状態で軸方向で重なり合う重合部6,7を備え、一方の重合部6に係合部6aを形成し、他方の重合部7に被係合部7aが形成し、一方の分割体4に他方の重合部6を挟持する挟持片部8を形成した。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ヒンジを介して一対の分割体が開閉自在に設けられている割ナットに関する。
従来のこの種のものとしては、例えば、特許文献1、特許文献2に記載されたようなものがある。すなわち、特許文献1には、分割片の内周部に内ねじが形成され、一方の分割片には係合爪が形成され、他方の分割片には係合爪が係合する係合凹部が形成され、各分割片を相互に近接する方向に押圧することによって、係合爪が係合凹部に嵌まり込み、ボルトからの抜け落ちが防止される分割ナットが示されている。また、特許文献2には、一端部がヒンジピンによって開閉自在としてダイバを挟持可能な一対の半割ナットを設け、この一対の半割ナットを閉止方向に回動させてダイバに張力を与えることで型締力を発生したり、この一対の半割ナットを開放方向に回動させてダイバの拘束を解除したりする、開閉シリンダが備えられた型締用半割ナット装置が示されている。
特許文献1の発明によれば、加工に手間を要することなしに、容易に、かつ、高精度で製造することができるとともに、ボルトへの装着および取外し作業を迅速に行うことができる旨記載されている。また、特許文献2の発明によれば、作動の円滑化が図れ、構造の簡素化や製造コストの低減を図ることができる旨記載されている。
特開平8−145031号公報 特開平8−309811号公報
しかしながら、特許文献1の発明によれば、前述のように所定の効果は得られるものの、分割ナットの係合爪と係合凹部との嵌合だけでは、分割片同士の結合が弱くなり、部材を締結する分割ナットとボルトの締結力も弱くなる。
また、特許文献2の発明によれば、前述のように所定の効果は得られるものの、一対の半割ナットを閉止方向に回動させてダイバに張力を与えるために、半割ナット開閉シリンダのような他の構造を備える必要があり、そのような他の構造を必要とする分、構造の複雑化や製造コストの高額化を招く。
そこで、この発明は、分割体を相互に嵌合する場合に、嵌合された分割体同士が外れにくく、部材に対する締結力を強力に維持できるとともに、構造が簡単で製造コストを低減できる割ナットを提供することを課題としている。
かかる課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ヒンジを介して一対の分割体が開閉自在に設けられている割ナットにおいて、前記割ナットの内面には、ボルトが螺合される雌ねじ部が形成され、前記各分割体の、前記雌ねじ部を中心として前記ヒンジと反対側には、それぞれ互いに閉じた状態で軸方向で重なり合う重合部が形成され、前記重合部の一方には、係合部が形成され、前記重合部の他方には、前記各分割体を閉じた状態で前記係合部と係合する被係合部が形成されたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記被係合部が形成された分割体には、該被係合部との間に、前記一方の重合部を挟持する挟持片部を有したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の構成に加え、前記割ナットは、樹脂で構成され、前記ヒンジは、薄肉ヒンジで構成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、雌ねじ部を中心としてヒンジと反対側に、互いに閉じた状態で軸方向で重なり合う重合部が形成されているために、ボード等にボルトを打ち付け、ボルトのネジ部に割ナットを挟み、ボード等を締め付けると、その締め付け力がボード等を介して軸方向で重なり合う一対の重合部に対して圧接力として作用する。従って、一対の重合部に形成された係合部と被係合部との間の係合状態がより強くなり、分割体同士の結合状態が確保され、そのために、割ナットとボルトによる部材の締結が強くできる。
請求項2に記載の発明によれば、被係合部が形成された分割体には、該被係合部との間に一方の重合部を挟持する挟持片部を有しているために、ボルトをボード等に打ち込んで、ボルトのネジ部を割ナットで挟み、ボード等を締め付けると、挟持片部が他方の重合部を挟持する挟持力がより強くなり、分割体同士の結合状態も確保され、そのために、割ナットとボルトによる部材の締結が強くできる。
請求項3に記載の発明によれば、割ナットが樹脂で構成され、ヒンジが薄肉ヒンジで構成されるため、射出成形等により両分割体を薄肉ヒンジを介して一体に成形でき、構造の簡素化や製造コストの低減を図ることができる。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
[発明の実施の形態1]
図1乃至図4には、この発明の実施の形態1を示す。
この実施の形態の割ナット1は、樹脂製で、薄肉のヒンジ2を介して、分割体3と分割体4とが開閉自在に連結されて構成されている。各分割体3,4には、それぞれ螺旋状の溝である雌ねじ部5a,5bが切ってあり、雌ねじ部5a,5bは、分割体3と分割体4が互いに閉じられることにより連結されて、ボルト9を螺合するための雌ねじ部5が形成するようになっている。
その分割体3には、図3等に示すように、所定範囲の上部側が切り取られ、雌ねじ部5を中心としてヒンジ2とは反対側に、板厚が薄くされた重合部6が形成されている。
また、分割体4には、雌ねじ部5を中心としてヒンジ2とは反対側に、図3等に示すように、所定範囲の上下方向中間部がくりぬかれることにより、前記重合部6が挿入される凹部が形成され、この凹部の上側に重合部7が、下側に挟持片部8が形成されている。
図3で示すように、分割体3と分割体4とが互いに閉じられると、重合部6が、重合部7と挟持片部8とで形成される凹部に入り込むことにより、軸方向で重なり合う。
前記一方の重合部6には、その上面に凸形状の係合部6aが形成され、前記他方の重合部7には、その下面に前記係合部6aと係合する凹形状の被係合部7aを備えている。係合部6aと被係合部7aは、分割体3と分割体4が互いに閉じられ、重合部6と重合部7とが互いに重なり合うと、係合部6aが被係合部7aに係合することにより、重合部6が分割体4から外れにくくなるようになっている。
挟持片部8は、分割体3と分割体4とが閉じた状態では、図2で示すように、重合部7とともに、分割体3が有する重合部6を挟持するように構成されている。また、この挟持片部8は、所定の肉厚に形成され、重合部6の出入れ時に図2及び図3中の二点鎖線に示すように、弾性変形するように構成されている。
次に、実施の形態1にかかる割ナット1の作用について説明する。
図2で示すように、ボード10の挿入孔に対してボルト9を挿入すると共に、図1中の二点鎖線で示すように割ナット1の分割片3と分割片4とを開いた状態からヒンジ2を中心として回動させて挟み付けて閉じた状態にする。この閉じる過程において、重合部6が、分割体3における重合部7と挟持片部8との間の開口に当たると、挟持片部8は、弾性変形して開き、重合部6が挿入されると閉じる。
その後、ボルト9を割ナット1にねじ込んでいくと、ボード10にかかる荷重が挟持片部8を介して重合部6に作用して挟持力が強くなり、その重合部6にかかる荷重が係合部6aから被係合部6bを介して重合部7に作用して係合力が強くなることによって、重合部6と重合部7とが強く締結される。
このように作用することにより、軸方向で重なり合う重合部6,7や、一方の重合部6を挟持する挟持片部8が機能し、ボード10等にボルト9を挿入して割ナット1にねじ込んだ場合に、その締付け力が、挟持片部8による一方の重合部6の挟持力、ボード10等を介して軸方向で重なり合う一対の重合部6,7に対しての圧接力、及び一対の重合部6,7に形成された係合部6aと被係合部7aとの間の係合力として作用して分割体3,4同士の結合状態が確保され、ひいては、割ナット1とボルト9による部材の締結が強くできる。
割ナット1が樹脂で構成され、ヒンジ2が薄肉ヒンジで構成されるため、射出成形等により両分割体を薄肉ヒンジを介して一体に成形でき、構造の簡素化や製造コストの低減を図ることができる。
[発明の実施の形態2]
図4には、この発明の実施の形態2を示す。
この実施の形態2は、実施の形態1の挟持片部8が形成されていない点が、実施の形態1と異なる。
上記実施の形態1における挟持片部8が設けられていない場合でも、ボルト19と割ナット11によりボード20を締め付けた場合に、ボルト19の頭部と割ナット11とが締め付けられることによって生じる荷重が重合部16に作用して挟持力が強くなり、重合部16の係合部16aから被係合部17aへと荷重が作用して係合力が強くなり、重合部16と重合部17とが強く締結される。すなわち、ボード20が、挟持片部8の替わりに、重合部13を直接に締め付けるのである。その他の構成及び作用に関しては、概ね、実施の形態1の場合と同様である。
この発明の実施の形態1に係る割ナットの平面図である。 同実施の形態1に係る図1のA−A線に沿う断面図である。 同実施の形態1に係る図1のB−B線に沿う断面図である。 この発明の実施の形態2に係る割ナットの断面図である。
符号の説明
1,11 割ナット
2,12 ヒンジ
3,13 分割体
4,14 分割体
5 雌ねじ部
6,16 重合部
6a,16a 係合部
7,17 重合部
7a,17a 被係合部
8 挟持片部

Claims (3)

  1. ヒンジを介して一対の分割体が開閉自在に設けられている割ナットにおいて、
    前記割ナットの内面には、ボルトが螺合される雌ねじ部が形成され、
    前記各分割体の、前記雌ねじ部を中心として前記ヒンジと反対側には、それぞれ互いに閉じた状態で軸方向で重なり合う重合部が形成され、
    前記重合部の一方には、係合部が形成され、
    前記重合部の他方には、前記各分割体を閉じた状態で前記係合部と係合する被係合部が形成されたことを特徴とする割ナット。
  2. 前記被係合部が形成された分割体には、該被係合部との間に、前記一方の重合部を挟持する挟持片部を有したことを特徴とする請求項1に記載の割ナット。
  3. 前記割ナットは、樹脂で構成され、前記ヒンジは、薄肉ヒンジで構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の割ナット。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007024144A1 (en) * 2005-08-26 2007-03-01 Jason Peter Van Gent Improvements to threaded fasteners
JP2013167294A (ja) * 2012-02-15 2013-08-29 Tokkyokiki Corp 防振吊り減震構造体
WO2020049699A1 (ja) * 2018-09-06 2020-03-12 株式会社資生堂 繰出し筒、繰出し容器、及び繰出し筒と被繰出部材との組み付け方法

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