JP2005330282A - 主要還元剤として少なくとも一つのホスフィンを含む組成物の、ケラチン繊維から人工色を除去するための使用 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明の目的は、従来技術の既知の除去製品の欠点を有さない、ケラチン繊維から人工色を除去するための組成物、特にケラチン繊維から人工色を除去するためのより有効な組成物を提供することである。
【解決手段】 この目的は本発明で達成され、本発明の主題の一つは、ケラチン繊維から人工色を除去するための、化粧品的に許容可能な媒体中に、主要還元剤として少なくとも一つのホスフィンまたはその酸付加塩を含む組成物の使用である。
【選択図】 なし
【解決手段】 この目的は本発明で達成され、本発明の主題の一つは、ケラチン繊維から人工色を除去するための、化粧品的に許容可能な媒体中に、主要還元剤として少なくとも一つのホスフィンまたはその酸付加塩を含む組成物の使用である。
【選択図】 なし
Description
本発明は、ケラチン繊維、特に毛髪のようなヒトのケラチン繊維から人工色を除去するための、主要還元剤として少なくとも一つのホスフィンまたはその酸付加塩を含む組成物の使用に関する。
ケラチン繊維、特に毛髪のようなヒトのケラチン繊維を、酸化染料及び/または直接染料を含む染色組成物で染色することは周知に実施されている。
酸化染料で実施される染色、または「酸化染色」は、永久的な染色である;それは酸化染料として、酸化染料前駆体及びカップラーを含む。
一般的に「酸化ベース」として知られている酸化染料前駆体は、もともと無色または淡い着色の化合物であり、使用時に添加される酸化剤の存在下で毛髪に染色力を形成し、着色化合物及び染料の形成を導く。これらの着色化合物及び染料の形成は、それら自体と「酸化ベース」の酸化縮合から、または一般的に「カップラー」として知られており、酸化染色で使用される染色組成物中に一般的に存在する発色調節剤と「酸化ベース」の酸化縮合から生成される。
酸化ベース及びカップラーとして使用される各種の分子は、広範囲の着色を得ることを可能にする。
直接染料で実施される染色は、半永久的または一次的な着色を与える;直接染料は、数回のシャンプー処理に耐性である多かれ少なかれはっきりした着色の変化を毛髪の自然な着色に与える。
従来使用されている直接染料は、ニトロベンゼン直接染料、アゾ直接染料、キノン、特にアントラキノン直接染料、アジン直接染料、及び天然直接染料から特に選択されている。
直接染料と組み合わされた酸化染料は、酸化染色によって得られる色合いを変え、または光沢を毛髪に深めるために使用されても良い。
酸化染色または直接染色操作によって毛髪の先端にかくして与えられた色合いを部分的または全体的に調節するような希望、またはこの着色を除去するような希望といった各種の理由のため、毛髪の内部または上部にかくして形成された染色を部分的または完全に破壊することが所望されても良い。ケラチン繊維から人工色を除去することがかくして実施される。
この除去(stripping)は一般的に、酸化系または還元系を使用する方法を介して実施される。
酸化系では、従来使用されている酸化剤は、過酸化水素または加水分解によって過酸化された化合物を生産可能な化合物である。
還元系の中では、染色した毛髪を漂白するために、7から9の間のpHでヒドロキシメタンスルフィン酸を使用することが、独国特許DE 1 151 242から周知に実施されている。ナトリウムスルフィト(Na2SO3)の使用もまた、米国特許US 2 149 319及びUS 3 838 966及び特許出願JP-04-356 413Aに開示されている。
酸性pHで還元剤を使用するケラチン繊維の除去も周知に実施されている。かくして、使用時に酸性水溶液と混合する、染色した毛髪に対する還元剤としてのナトリウムヒドロキシメタンスルフィナートの使用が周知に実施されている。特許出願EP 0 943 316は、毛髪を除去するためのアスコルビン酸とα−オキソカルボン酸を含む酸性pHでの組み合わせの使用を開示している。
ケラチン繊維から人工色を除去するための方法は、米国特許US 3 892 845に記載されており、二つのタイプの還元剤の組合せを含む水性組成物をケラチン繊維に適用することからなり、それらは染料に対する還元剤と、ケラチンのジスルフィド共有結合に対する還元剤である;染料還元剤は、亜鉛、カリウム、ナトリウム、またはカルシウムヒドロキシメタンスルフィナートまたはヒドロスルフィトであり、ケラチン還元剤は、特にチオグリコール酸、カリウムジスルフィド、チオウレア、または特定のリン化合物、例えばホスフィンである。
独国特許DE 1 151 242
米国特許US 2 149 319
米国特許US 3 838 966
特許出願JP-04-356 413A
特許出願EP 0 943 316
米国特許US 3 892 845
しかしながら、これらの従来技術の方法のいずれもが、特に深遠な色合い、並びにゴールド及びアッシュの光沢を有する色合いに対して、ケラチン繊維の十分に有効な除去を達成できているわけではない。
本発明の目的は、従来技術の既知の除去製品の欠点を有さない、ケラチン繊維から人工色を除去するための組成物、特にケラチン繊維から人工色を除去するためのより有効な組成物を提供することである。
この目的は本発明で達成され、本発明の主題の一つは、ケラチン繊維から人工色を除去するための、化粧品的に許容可能な媒体中に、主要還元剤として少なくとも一つのホスフィンまたはその酸付加塩を含む組成物の使用である。
本発明の主題はまた、主要還元剤として少なくとも一つのホスフィンまたはその酸付加塩を含む組成物を使用する、ケラチン繊維から人工色を除去する方法である。
本発明はまた、ケラチン繊維を染色し、次いでケラチン繊維から人工色を除去するための多区画装置に関する。
本発明は、広範囲の酸化染料および/または直接染料で染色されたケラチン繊維から、人工色を除去することを可能にし、ケラチン繊維の天然のベースを明色化することを誘導せず、使用がより実際的であり、例えば使用時に混合する必要を有さず、且つケラチン繊維の増感を制限する。
本発明の文脈では、用語「主要還元剤」は、組成物がホスフィン以外の更なる還元剤を含む場合に、それらが常にホスフィンの重量未満の重量で存在することを意味する。
以下の定義では、炭化水素ベースの基は、直鎖状または分枝状の、環状または非環状の、飽和したまたは不飽和のものであり、他に記載がなければ、1から30の炭素原子、好ましくは1から10の炭素原子を含む。
用語「不飽和の炭化水素ベースの基」は、2から30の炭素原子、好ましくは2から10の炭素原子を含み、一つ以上の二重結合及び/または三重結合を含む炭化水素ベースの基を意味する。
前記ホスフィン(類)が、トリ(ヒドロキシメチル)ホスフィン;トリ(ヒドロキシプロピル)ホスフィン;ビス(ヒドロキシメチル)(フェニル)ホスフィン;アリルジフェニルホスフィン;ベンジルオキシ(ジイソプロピルアミノ)メチルホスフィン;2,2’−ビス(シクロヘキシルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル;2,2’−ビス[ビス(3,5−ジメチルフェニルホスフィノ)]−1,1’−ビナフチル;1,4−ビス[ビス(3,5−ジメチルフェニル)ホスフィノ]ブタン;1,2−ビス[ビス(3,5−ジメチルフェニル)ホスフィノ]エタン;ビス[ビス(3,5−ジメチルフェニル)ホスフィノ]メタン;1,5−ビス[ビス(3,5−ジメチルフェニル)ホスフィノ]ペンタン;1,3−ビス[ビス(3,5−ジメチルフェニル)ホスフィノ]プロパン;2,2'−ビス[ビス(3,5−ジトリフルオロメチルフェニル)ホスフィノ]−1,1'−ビナフチル;1,4−ビス[ビス(3,5−ジトリフルオロメチルフェニル)ホスフィノ]ブタン;1,2−ビス[ビス(3,5−ジトリフルオロメチルフェニル)ホスフィノ]エタン;ビス[ビス(3,5−ジトリフルオロメチルフェニル)ホスフィノ]メタン;1,5−ビス[ビス(3,5−ジトリフルオロメチルフェニル)ホスフィノ]ペンタン;1,3−ビス[ビス(3,5−ジトリフルオロメチルフェニル)ホスフィノ]プロパン;ビス(3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)クロロホスフィン;ビス(3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフィン;1,2−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ベンゼン;1,4−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ブタン;1,2−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)エタン;1,1'−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)フェロセン;1,3−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノメチル)ベンゼン;1,3−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)プロパン;1,2−ビス(ジクロロホスフィノ)ベンゼン;1,3−ビス(ジクロロホスフィノ)ベンゼン;1,4−ビス(ジクロロホスフィノ)ベンゼン;1,4−ビス(ジクロロホスフィノ)ブタン;1,2−ビス(ジクロロホスフィノ)−1,2−ジメチルヒドラジン;1,2−ビス(ジクロロホスフィノ)エタン;1,1'−ビス(ジクロロホスフィノ)フェロセン;ビス(ジクロロホスフィノ)メタン;1,3−ビス(ジクロロホスフィノ)プロパン;1,2−ビス(ジクロロヘキシルホスフィノ)ベンゼン;2,2'−ビス(ジクロロヘキシルホスフィノ)−1,1'−ビナフチル;1,4−ビス(ジクロロヘキシルホスフィノ)ブタン;(2R,3R)−ビス(ジクロロヘキシルホスフィノ)ブタン;(2S,3S)−ビス(ジクロロヘキシルホスフィノ)ブタン;1,2−ビス(ジシクロヘキシルホスフィノ)エタン;ビス(ジクロロヘキシルホスフィノ)メタン;1,3−ビス(ジクロロヘキシルホスフィノ)プロパン;ビス(ジエチルアミノ)クロロホスフィン;ビス[2−(4−ジエチルアミノメチルフェニル)フェニルホスフィノ]エチルエーテル;1,2−ビス(ジエチルホスフィノ)エタン;ビス(ジイソプロピルアミノ)クロロホスフィン;1,1'−ビス(ジイソプロピルホスフィノ)フェロセン;ビス(3,5−ジメチル−4−メトキシフェニル)クロロホスフィン;ビス(3,5−ジメチル−4−メトキシフェニル)ホスフィン;ビス(3,5−ジメチルフェニル)クロロホスフィン;ビス(3,5−ジメチルフェニル)ジエチルアミノホスフィン;ビス(3,5−ジメチルフェニル)ホスフィン;1,2−ビス(ジメチルホスフィノ)ベンゼン;1,4−ビス(ジメチルホスフィノ)ブタン;1,2−ビス(ジメチルホスフィノ)エタン;ビス(ジメチルホスフィノ)メタン;1,3−ビス(ジメチルホスフィノ)プロパン;1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)ベンゼン;1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)ベンゼン;1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ベンゼン;2,2'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1'−ビナフチル;1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン;1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン;シス−1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エチレン;トランス−1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エチレン;ビス(2−ジフェニルホスフィノ)エチルエーテル;ビス(2−ジフェニルホスフィノエチル)フェニルホスフィン;1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン;1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンニッケル(II)ジクロリド;1,6−ビス(ジフェニルホスフィノ)ヘキサン;ビス(ジフェニルホスフィノ)メタン;1,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)ペンタン;1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン;ビス(3,5−ジトリフルオロメチル)クロロホスフィン;ビス(3,5−ジトリフルオロメチル)クロロホスフィン;ビス(3,5−ジトリフルオロメチルフェニル)ホスフィン;1,2−ビス(ジトリフルオロメチルホスフィノ)エタン;ビス(2−フリル)クロロホスフィン;ビス(2−フリル)ホスフィン;ビス(ヒドロキシメチル)フェニルホスフィン;ビス(4−メトキシフェニル)フェニルホスフィン;1,2−ビス[(メトキシフェニル)フェニルホスフィノ]エタン;ビス(4−メチルフェニル)クロロホスフィン;ビス(4−メチルフェニル)ホスフィン;1,2−ビス(フェニルホスフィノ)エタン;1,3−ビス(フェニルホスフィノ)プロパン;ビス−2−[(フェニル)(3−ピリジル)ホスフィノエチル]エーテル;1,2−ビス(ホスフィノ)ベンゼン;1,2−ビス(ホスフィノ)エタン;1,1'−ビス(ホスフィノ)フェロセン;ビス(ホスフィノ)メタン;ビス(ピロリジノ)メチルホスフィン;ビス(4−トリフルオロメチルフェニル)ホスフィン;1,2−ビス[(トリフルオロメチル)ホスフィノ]エタン;ビス(トリメチルホスフィノ)コバルトジクロリド;ビス(トリメチルホスフィン)銅ジクロリド;;ビス(トリメチルホスフィン)鉄ジクロリド;ビス(トリメチルホスフィン)亜鉛ジクロリド;tert−ブチルビス(トリメチルシリル)ホスフィン;ブチルジクロロホスフィン;tert−ブチルジクロロホスフィン;tert−ブチルジエチルホスフィン;ブチルジフェニルホスフィン;tert−ブチルジフェニルホスフィン;クロロジイソプロピルホスフィン;2−クロロエチルジフェニルホスフィン;シクロヘキシルジクロロホスフィン;シクロヘキシル(ジエチルアミノ)クロロホスフィン;シクロヘキシル(ジメチルアミノ)クロロホスフィン;シクロヘキシルジフェニルホスフィン;ジアリルフェニルホスフィン;ジベンジルホスフィン;ジ−tert−ブチルクロロホスフィン;ジ−tert−ブチルクロロホスフィン−ボラン錯体;ジブチルフェニルホスフィン;ジブチルホスフィン;ジ−tert−ブチルフェニルホスフィン;ジ−tert−ブチルホスフィン;ジ−tert−ブチルホスフィン−ボラン錯体;2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル;ジシクロヘキシルホスフィン−ボラン錯体;2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル;2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2'−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル;ジエチルアミノエチルホスフィン;ジエチルクロロホスフィン;ジエチルフェニルホスフィン;ジエチルホスフィン;ジイソブチルホスフィン;ジメチルアミノジクロロホスフィン;(4−ジメチルアミノフェニル)ジフェニルホスフィン;ジメチルクロロホスフィン;ジメチルフェニルホスフィン;ジメチル(トリメチルシリル)ホスフィン;ジフェニルホスフィン;ジフェニルホスフィン酸;N−[(ジフェニルホスフィニル)メチル]−N−メチルアニリン;ジフェニルクロロホスフィン;ジフェニルホスフィン;o−ジフェニルホスフィノ安息香酸;ジフェニルプロピルホスフィン;ジフェニル(p−トリル)ホスフィン;ジフェニル(トリメチルシリル)ホスフィン;ジフェニルビニルホスフィン;ジビニルフェニルホスフィン;エチルジクロロホスフィン;エチルジフェニルホスフィン;イソプロピルジクロロホスフィン;2−メトキシ(ジクロロホスフィノ)ベンゼン;メトキシジエトキシホスフィン;4−メトキシフェニル(ジエチルアミノ)クロロホスフィン;4−メトキシフェニル(ジメチルアミノ)クロロホスフィン;(2−メトキシフェニル)メチルフェニルホスフィン;2−メトキシホスフィノベンゼン;メチル−2,3−ビス−O−ジフェニルホスフィノ−4,6−O−ベンジリデングルコピラノシド;メチルジクロロホスフィン;メチルジフェニルホスフィン;(5−メチル−2−イソプロピルシクロヘキシル)ジフェニルホスフィン;メチルフェニルクロロホスフィン;フェニルホスフィン;9H−9−ホスファビシクロ[3,3,1]ノナン(ホバン);9H−9−ホスファビシクロ[4,2,1]ノナン(ホバン);プロピルジクロロホスフィン;テトラフェニルビホスフィン;トリ−tert−ブチルホスフィン;トリシクロヘキシルホスフィン;トリシクロフェニルホスフィン;トリエチルホスフィン;トリイソブチルホスフィン;トリイソプロピルホスフィン;トリメチルホスフィン;トリ−n−オクチルホスフィン;トリフェニルホスフィンジブロミド;トリフェニルホスフィンジクロリド;トリフェニルホスフィンヒドロブロミド;トリプロピルホスフィン;トリ[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ホスフィン;トリス(2−カルボキシエチル)ホスフィンヒドロクロリド;トリス(3−クロロフェニル)ホスフィン;トリス(4−クロロフェニル)ホスフィン;トリス(2−シアノエチル)ホスフィン;トリス(2,6−ジメトキシフェニル)ホスフィン;トリス(3−フルオロフェニル)ホスフィン;トリス(4−フルオロフェニル)ホスフィン;トリス(2−フリル)ホスフィン;トリス(ヒドロキシメチル)ホスフィン;トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン;トリス(3−メトキシフェニル)ホスフィン;トリス(4−メトキシフェニル)ホスフィン;トリス(3−メトキシプロピル)ホスフィン;トリス(4−モルホリノ)ホスフィン;トリス(1−ナフチル)ホスフィン;トリス(2−トリエチル)ホスフィン;トリス(2,4,6−トリメチルフェニル)ホスフィン;トリス(トリメチルシリル)ホスフィン;トリ(m−トリル)ホスフィン;トリ(o−トリル)ホスフィン;トリ(p−トリル)ホスフィン;2−シアノエチルジフェニルホスフィン;2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2'−メチルビフェニル;2−メトキシホスフィノベンゼン;ベンジルジフェニルホスフィン;ビス(2,4,6−トリメチルフェニル)ホスフィン;ビス(2−シアノエチル)ホスフィン;ビス(3,4,5−トリメトキシフェニル)クロロホスフィン;ビス(3,4,5−トリメトキシフェニル)ホスフィン;ビス(4−フルオロフェニル)クロロホスフィン;ビス(4−メトキシフェニル)クロロホスフィン;ビス(4−トリフルオロメチルフェニル)クロロホスフィン;ビス(ジエチルアミノ)メチルホスフィン;ビス(ジエチルアミノ)フェニルホスフィン;ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ペンタン;ビス(o−トリル)クロロホスフィン;ビス(o−トリル)ホスフィン;ジシクロヘキシルホスフィン;ジイソプロピルホスフィン;ジ−tert−ブチルヒドロキシホスフィン;ジ−tert−ブチルメチルホスフィン;メチルジクロロホスフィン;ジ−tert−ブチルメチルホスフィンテトラフルオロボラート;エイコシルホバン;メチルホスフィン−ボラン錯体;フェニルホスフィン−ボラン錯体;tert−ブチルビフェニルホスフィン;tert−ブチルホスフィン;トリイソプロピルホスフィン;トリ−n−ブチルホスフィン;トリフェニルホスフィン−ボラン錯体;トリ(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ホスフィンが挙げられる。
本発明の一つの特定の実施態様によれば、ホスフィン(類)は、下式(I)の化合物から選択される:
[式中、
・Lは、共有結合、または酸素原子、硫黄原子、窒素原子、及びケイ素原子から選択される一つ以上のヘテロ原子を任意に含む、二価の炭化水素ベースの基を表すリンカーであり;
・mは、0または1に等しい整数であり;
・qは、1または2に等しい整数であり;
・pは、0または1に等しい整数であり;
・R1、R2、及びR3は、同一でも異なっても良く、以下のものを表し:
− 水素原子;
− ハロゲン原子;
− ヒドロキシル基;
− カルボキシル基;
− 硫黄原子、酸素原子、窒素原子、リン原子、及びケイ素原子から選択される一つ以上のヘテロ原子を任意に含み、以下のものから選択される一つ以上の基で任意に置換された一価の炭化水素ベースの基:
− ハロゲン原子;
− ヒドロキシル基;
− アルコキシル基;
− ハロアルキル基;
− アミノ基;
− カルボキシル基;
− アルコキシカルボニル基;
− アミド基;
− アルキルアミノカルボニル基;
− アシルアミノ基;
− モノまたはジ(アルキル)アミノ基;
− モノまたはジ(ヒドロキシアルキル)アミノ基;
− N−アリール−N−アルキルアミノ基;
− ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、及びモノまたはジ(アルキル)アミノ基から選択される一つ以上の基で置換されたまたは置換されていない、芳香族またはヘテロ芳香族環;
− シアノ基;
− スルホナート、スルフィナート、ホスホナート、またはカルボキシラート基のような、水中へのホスフィンの可溶性を増大させる基;
− 置換または非置換の、芳香族または非芳香族複素環基;
− 置換または非置換のアリール基;
− 置換または非置換のアリールアルキル基;
− アリールアルキルオキシ基;
− 置換または非置換の、芳香族または非芳香族複素環基;
− シリル基;
ここで以下のことが理解される:
・q=1である場合、m=0及びp=1;
・q=2である場合、m=1及びp=0または1、但し
− p=0である場合、リンカーLはリン原子に結合し;
− p=1である場合、リンカーLはR1、R2、及びR3基の一つに結合する]。
・Lは、共有結合、または酸素原子、硫黄原子、窒素原子、及びケイ素原子から選択される一つ以上のヘテロ原子を任意に含む、二価の炭化水素ベースの基を表すリンカーであり;
・mは、0または1に等しい整数であり;
・qは、1または2に等しい整数であり;
・pは、0または1に等しい整数であり;
・R1、R2、及びR3は、同一でも異なっても良く、以下のものを表し:
− 水素原子;
− ハロゲン原子;
− ヒドロキシル基;
− カルボキシル基;
− 硫黄原子、酸素原子、窒素原子、リン原子、及びケイ素原子から選択される一つ以上のヘテロ原子を任意に含み、以下のものから選択される一つ以上の基で任意に置換された一価の炭化水素ベースの基:
− ハロゲン原子;
− ヒドロキシル基;
− アルコキシル基;
− ハロアルキル基;
− アミノ基;
− カルボキシル基;
− アルコキシカルボニル基;
− アミド基;
− アルキルアミノカルボニル基;
− アシルアミノ基;
− モノまたはジ(アルキル)アミノ基;
− モノまたはジ(ヒドロキシアルキル)アミノ基;
− N−アリール−N−アルキルアミノ基;
− ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、及びモノまたはジ(アルキル)アミノ基から選択される一つ以上の基で置換されたまたは置換されていない、芳香族またはヘテロ芳香族環;
− シアノ基;
− スルホナート、スルフィナート、ホスホナート、またはカルボキシラート基のような、水中へのホスフィンの可溶性を増大させる基;
− 置換または非置換の、芳香族または非芳香族複素環基;
− 置換または非置換のアリール基;
− 置換または非置換のアリールアルキル基;
− アリールアルキルオキシ基;
− 置換または非置換の、芳香族または非芳香族複素環基;
− シリル基;
ここで以下のことが理解される:
・q=1である場合、m=0及びp=1;
・q=2である場合、m=1及びp=0または1、但し
− p=0である場合、リンカーLはリン原子に結合し;
− p=1である場合、リンカーLはR1、R2、及びR3基の一つに結合する]。
全ての上述の意味で、基が置換されている場合、置換基はハロ、ヒドロキシル、アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、アミノ、モノまたはジアルキルアミノ、モノまたはジヒドロキシアルキルアミノ、及びカルボキシルから選択される。例えば、p−メトキシフェニル基は、置換されたアリール基である。
好ましくは、R1、R2、及びR3基は、同時に水素原子を表さない。
有利には、R1、R2、及びR3基の少なくとも一つは、炭化水素ベースの基として任意に置換されたアルキル基を表す。
本発明の一つの特定の実施態様によれば、R1、R2、及びR3は、水素原子;アルキル基;一つ以上のアルキル基で任意に置換されたシクロアルキル基;アルコキシ基;アルコキシアルキル基;ハロアルキル基;シアノアルキル基;ヒドロキシアルキル基;カルボキシアルキル基;ハロゲン原子;ヒドロキシル基;カルボキシル基;アルケニル基;モノまたはジアルキルアミノ基;N−アリール−N−アルキルアミノアルキル基;アルキル基、アルコキシ基、モノまたはジアルキルアミノ基、モノまたはジアルキルアミノアルキル基、ハロアルキル基、ヒドロキシル基;カルボキシル基、ハロゲン原子、モノまたはジアルキルアミノアルキル基で置換されたアリール基から選択される一つ以上の基で任意に置換されたアリール基;アリールアルキル基;アリールアルキルオキシ基;ピロリジノ基;フリル基;モルホリノ基;チエニル基;ピリジル基;トリアルキルシリル基;ピロリジノ基、フリル基、モルホリノ基、またはチエニル基で置換されたアルキル基から選択される。
例として、R1、R2、及びR3は、水素原子;メチル基;エチル基;プロピル基;イソプロピル基;n−ブチル基;イソブチル基;tert−ブチル基;オクチル基;シクロヘキシル基;シクロペンチル基;メトキシ基;エトキシ基;メトキシプロピル基;クロロエチル基;シアノエチル基;ヒドロキシメチル基;ヒドロキシプロピル基;カルボキシエチル基;塩素原子;ヒドロキシル基;カルボキシル基;トリフルオロメチル基;クロロメチル基;アリル基;ビニル基;ジメチルアミノ基;ジエチルアミノ基;ジ(イソプロピル)アミノ基;フェニル基;o−トリル基;m−トリル基;p−トリル基;ジメチルフェニル基;トリメチルフェニル基;o−メトキシフェニル基;m−メトキシフェニル基;p−メトキシフェニル基;ジメトキシフェニル基;トリメトキシフェニル基;o−(ジメチルアミノ)フェニル基;m−(ジメチルアミノ)フェニル基;p−(ジメチルアミノ)フェニル基;ジ(tert−ブチル)フェニル基;トリ(tert−ブチル)フェニル基;トリフルオロメチルフェニル基;ビス(トリフルオロメチル)フェニル基;o−フルオロフェニル基;m−フルオロフェニル基;p−フルオロフェニル基;o−クロロフェニル基;m−クロロフェニル基;p−クロロフェニル基;o−ヒドロキシフェニル基;m−ヒドロキシフェニル基;p−ヒドロキシフェニル基;4−(ジエチルアミノメチル)フェニル基;3,5−ジメチル−4−メトキシフェニル基;2−メチルビフェニル基;ベンジル基;ベンジルオキシ基;ナフチル基;モルホリノ基;モルホリノメチル基;ピロリジノ基;フリル基;ピリジル基;チエニル基;トリメチルシリル基;2−(4−ジエチルアミノメチルフェニル)フェニル基;5−メチル−2−イソプロピルシクロヘキシル基;N−メチル−N−フェニルアミノメチル基;カルボキシフェニル基から選択されて良い。
本発明の文脈で有用であるホスフィンは、強鉱物酸、例えばHCl、HBr、H2SO4、またはHBF4、あるいは有機酸、例えば酢酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、またはコハク酸で任意に塩に変換されていても良い。
本発明の一つの特定の実施態様によれば、本発明の文脈で有用であるホスフィン(類)は、モノホスフィンから選択される。ホスフィン(類)が式(I)を有する場合、qは1に等しい。
モノホスフィンの例として、上述のものが含まれる。
好ましくは、本発明の文脈で有用であるモノホスフィンは、トリヒドロキシメチルホスフィン;トリヒドロキシプロピルホスフィン;ビス(ヒドロキシメチル)フェニルホスフィンから選択される。
本発明の別の特定の実施態様によれば、本発明の文脈で有用であるホスフィン(類)はジホスフィンである。ホスフィン(類)が式(I)を有する場合、qは2に等しい。
好ましくは、pは0に等しく、リンカーLは共有結合、またはビナフチレン基;メチレン基;エチレン基;プロピレン基;ブチレン基;ペンチレン基;ヘキシレン基;フェニレン基;メタ−ジメチレンベンゼン基;N−メチル−N’−メチルヒドラゾ基;ビニレン基;ジエチレンオキシ基から選択される二価の基である。
本発明の文脈で有用であるジホスフィンの例として、前述のものが挙げられる。
本発明の一つの特定の実施態様によれば、本発明の文脈で有用であるホスフィン(類)は、化粧品的に許容可能な媒体中に可溶性である。好ましくは、本発明の文脈で有用であるホスフィン(類)は水溶性である。
本発明の文脈で、用語「水溶性」は、水中での溶解度が20℃で0.01%より大きいいずれかのホスフィンを意味する。
本発明の文脈で有用である除去組成物はまた、特許出願EP 0 943 316に記載されたもののような、ホスフィン以外の更なる還元剤を含んでも良い。特にスルフィナート、糖類、レダクトン、及びα−オキソカルボン酸、例えばシュウ酸、グリオキサル酸、ピルビン酸、またはα−ケトグルタル酸が挙げられる。それらが存在する場合、これらの更なる還元剤は、常にホスフィンの重量未満の重量で存在する。
本発明の一つの特定の実施態様によれば、除去組成物は、単一の還元剤として、少なくとも一つの前述のホスフィンを含む。
本発明の文脈で有用であるホスフィン(類)は一般的に、除去組成物の全重量に対して約0.001から30重量%、好ましくは3から25重量%、より好ましくは6から20重量%の量で存在する。
本発明で有用である除去組成物はまた、アニオン性、カチオン性、非イオン性、両性、または両イオン性の界面活性剤、またはそれらの混合物、鉱物または有機増粘剤、特にアニオン性、カチオン性、非イオン性、及び両性ポリマー状会合増粘剤、非イオン性、アニオン性、両性、両イオン性、またはカチオン性コンディショニングポリマー、またはそれらの混合物、好ましくはカチオン性、または両性独立ポリマー、浸透剤、金属イオン封鎖剤、香料、分散剤、揮発性または非揮発性の、変性または非変性シリコーン、皮膜形成剤、セラミド、防腐剤、不透明化剤、鉱物または植物オイル、ワックス、及びビタミンのような、除去組成物で従来使用されている各種のアジュバントを含んでも良い。
言うまでもなく、当業者はこのまたはこれらの任意に更なる化合物(類)を選択するのに注意を払い、本発明で有用である除去組成物と固有に関連する有利な特性が、考慮される添加によって負に影響されない、または実質的に負に影響されないようにするであろう。
化粧品的に許容可能な媒体は一般的に、水、または水と少なくとも一つの有機溶媒との混合物からなり、十分に水溶性ではない還元剤及び/またはアジュバントを溶解する。有機溶媒の例としては、C1−C4アルカノール、例えばエタノール及びイソプロパノール;グリセロール;グリコール及びグリコールエステル、例えば2−ブトキシエタノール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル及びモノメチルエーテル、並びに芳香族アルコール、例えばベンジルアルコール、またはフェノキシエタノール、類似する製品、並びにこれらの混合物が挙げられる。
前記溶媒は、除去組成物の全重量に対して、好ましくは0.5から20重量%、とりわけ2から10重量%の割合で存在して良い。
本発明で有用である除去組成物のpHは、好ましくは2から12の間である。ホスフィンに依存して、当業者は除去組成物の至適pH、即ち除去組成物が最適となるpH値を規定するであろう。
本発明の一つの特定の実施態様によれば、ホスフィンはトリヒドロキシメチルホスフィンであり、除去組成物のpHは約3である。
本発明の別の特定の実施態様によれば、ホスフィンはトリヒドロキシプロピルホスフィンであり、除去組成物のpHは約9である。
本発明の文脈で有用である除去組成物のpHは、酸性化剤または塩基性化剤を使用して調節され、それらは一般的に、除去組成物の全重量に対して、好ましくは0.01から30重量%の割合で組成物中に存在する。
酸性化剤としては、例えば鉱物酸または有機酸、例えば塩酸、オルトリン酸、硫酸、カルボン酸、例えば酢酸、酒石酸、クエン酸、または乳酸、及びスルホン酸が挙げられる。
塩基性化剤としては、例えば水性アンモニア、ケイ酸アルカリ、炭酸アルカリ、アルカノールアミン、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、及びトリエタノールアミン、2−メチル−2−アミノ−1−プロパノール、及びそれらの誘導体、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及び下式(II)の化合物:
[式中、Wはヒドロキシル基またはC1−C4アルキル基で任意に置換されたプロピレン基を表し;Ra、Rb、Rc、及びRdは、同一でも異なっても良く、水素原子またはC1−C4アルキルまたはC1−C4ヒドロキシアルキル基を表す]。
本発明で有用である除去組成物は、各種の形態、例えば溶液、エマルション、クリーム、またはゲルの形態、任意に加圧されたムースの形態、またはケラチン繊維、特に毛髪のようなヒトのケラチン繊維から人工色を除去するのに適した他の形態で存在しても良い。
本発明の主題はまた、前述の組成物を、ケラチン繊維から人工色を除去するのに十分な作用時間、前記ケラチン繊維に適用することを特徴とする、ケラチン繊維から人工色を除去する方法である。
除去組成物の適用温度は一般的に、20から250℃、好ましくは20から80℃の間である。
ケラチン繊維から人工色を除去するのに十分である作用時間は一般的に、1分から120分、好ましくは5分から60分の間である。
適用温度及び作用時間のような適用条件、除去組成物のpH、除去組成物に存在するホスフィンの量は、除去される人工色の量、及び使用されるホスフィンの性質に依存する。
本発明の主題はまた、少なくとも一つの染料前駆体及び/または染料を含む組成物を含む第一の区画、及び前述の除去組成物を含む第二の区画を含むことを特徴とする、染色し、且つケラチン繊維から人工色を除去するための多区画装置である。
本発明の一つの特定の実施態様によれば、ケラチン繊維を染色するための組成物は、少なくとも一つの酸化ベース及び/または少なくとも一つのカップラーを含む酸化染色組成物である。
酸化ベースは、酸化染色で通常使用される酸化ベースから選択される。例として、これらの酸化ベースは、パラ−フェニレンジアミン類、二重ベース類、パラ−アミノフェノール類、オルト−アミノフェノール類、及び複素環ベース類、並びにこれらの付加塩から選択される。
パラ−フェニレンジアミン類の中では、パラ−フェニレンジアミン、パラ−トリレンジアミン、2−クロロ−パラ−フェニレンジアミン、2,3−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、2,6−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、2,6−ジエチル−パラ−フェニレンジアミン、2,5−ジエンチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジエチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジプロピル−パラ−フェニレンジアミン、4−アミノ−N,N−ジエチル−3−メチルアニリン、N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、4−N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−メチルアニリン、4−N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−クロロアニリン、2−β−ヒドロキシエチル−パラ−フェニレンジアミン、2−フルオロ−パラ−フェニレンジアミン、2−イソプロピル−パラ−フェニレンジアミン、N−(β−ヒドロキシプロピル)−パラ−フェニレンジアミン、2−ヒドロキシメチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジメチル−3−メチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−(エチル−β−ヒドロキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、N−(β,γ−ジヒドロキシプロピル)−パラ−フェニレンジアミン、N−(4’−アミノフェニル)−パラ−フェニレンジアミン、N−フェニル−パラ−フェニレンジアミン、2−β−ヒドロキシエチルオキシ−パラ−フェニレンジアミン、2−β−アセチルアミノエチレンオキシ−パラ−フェニレンジアミン、N−(β−メトキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、及び2−メチル−1−N−β−ヒドロキシエチル−パラ−フェニレンジアミン、及びそれらの酸付加塩が挙げられる。
二重ベース類の中では、N,N’−ビス(β−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス(4’−アミノフェニル)−1,3−ジアミノプロパノール、N,N’−ビス(β−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス(4’−アミノフェニル)エチレンジアミン、N,N’−ビス(4−アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N’−ビス(β−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス(4−アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N’−ビス(4−メチルアミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N’−ビス(エチル)−N,N’−ビス(4’−アミノ−3’−メチルフェニル)エチレンジアミン、及び1,8−ビス(2,5−ジアミノフェノキシ)−3,5−ジオキサオクタン、及びこれらの酸付加塩が挙げられる。
パラ−アミノフェノール類の中では、パラ−アミノフェノール、4−アミノ−3−メチルフェノール、4−アミノ−3−フルオロフェノール、4−アミノ−3−ヒドロキシメチルフェノール、4−アミノ−2−メチルフェノール、4−アミノ−2−ヒドロキシメチルフェノール、4−アミノ−2−メトキシメチルフェノール、4−アミノ−2−アミノメチルフェノール、及び4−アミノ−2−(β−ヒドロキシエチルアミノメチル)フェノール、及びこれらの酸付加塩が挙げられる。
オルト−アミノフェノール類の中では、2−アミノフェノール、2−アミノ−1−ヒドロキシ−5−メチルベンゼン、2−アミノ−1−ヒドロキシ−6−メチルベンゼン、及び5−アセトアミド−2−アミノフェノール、並びにこれらの酸付加塩が挙げられる。
複素環ベース類の中では、ピリジン誘導体、とりわけ例えば特許GB 1 026 978及びGB 1 153 196に記載された化合物、例えば2,5−ジアミノピリジン、2−(4−メトキシフェニル)アミノ−3−アミノピリジン、2,3−ジアミノ−6−メトキシピリジン、2−(β−メトキシエチル)アミノ−3−アミノ−6−メトキシピリジン、及び3,4−ジアミノピリジン、並びにこれらの酸付加塩が挙げられる。
複素環ベース類の中では、ピリミジン誘導体、とりわけ例えば独国特許DE 2 359 399または日本国特許JP 88-169 571及びJP 91-10 659、または特許出願WO 96/15765に記載された化合物、例えば2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピリミジン、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、2,4−ジヒドロキシ−5,6−ジアミノピリミジン、及び2,5,6−トリアミノピリミジンが挙げられ、並びにピラゾロピリミジン誘導体、例えば特許出願FR-A-2 750 048に挙げられたものが挙げられ、その中ではピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン;2,5−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン;ピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,5−ジアミン;2,7−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,5−ジアミン;3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−オール;3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−5−オール;2−(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イルアミノ)エタノール;2−(7−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イルアミノ)エタノール;2−[(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−7−イル)−(2−ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール;2−[(7−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3−イル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール;5,6−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン;2,6−ジメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン;2,5、N7,N7−テトラメチルピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−3,7−ジアミン、及び3−アミノ−5−メチル−7−イミダゾリルプロピルアミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン、並びにそれらの酸付加塩、並びに互変異性当量物が存在する場合、その互変異性形態、及びそれらの酸付加塩が挙げられる。
複素環ベース類の中では、ピラゾール誘導体、例えば特許DE 3 843 892、DE 4 133 957、及び特許出願WO 94/08969、WO 94/08970、FR-A-2 733 749、及びDE 195 43 988に記載された化合物、例えば4,5−ジアミノ−1−メチルピラゾール、3,4−ジアミノピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(4’−クロロベンジル)ピラゾール、4,5−ジアミノ−1,3−ジメチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−メチル−1−フェニルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−メチル−3−フェニルピラゾール、4−アミノ−1,3−ジメチル−5−ヒドラジノピラゾール、1−ベンジル−4,5−ジアミノ−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−tert−ブチル−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−tert−ブチル−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチル)−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチル)ピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−(4’−メトキシフェニル)ピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−ヒドロキシメチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−ヒドロキシメチル−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−ヒドロキシメチル−1−イソプロピルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−メチル−1−イソプロピルピラゾール、4−アミノ−5−(2’−アミノエチル)アミノ−1,3−ジメチルピラゾール、3,4,5−トリアミノピラゾール、1−メチル−3,4,5−トリアミノピラゾール、3,5−ジアミノ−1−メチル−4−メチルアミノピラゾール、3,5−ジアミノ−4−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−1−メチルピラゾール、及び4,5−ジアミノ−1−(β−メトキシエチル)ピラゾール、並びにそれらの酸付加塩が挙げられる。
カップラーは、酸化染色で従来使用されているカップラーから選択される。例として、これらのカップラーは、メタ−フェニレンジアミン、メタ−アミノフェノール、メタ−ジフェノール、ナフタレンベースのカップラー、及び複素環カップラー、及びそれらの付加塩から選択される。
カップラーの中では特に、2,4−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチルオキシ)ベンゼン、2−メチル−5−アミノフェノール、5−N−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−メチルフェノール、3−アミノフェノール、1,3−ジヒドロキシベンゼン、1,3−ジヒドロキシ−2−メチルベンゼン、4−クロロ−1,3−ジヒドロキシベンゼン、2−アミノー4−(βーヒドロキシエチルアミノ)−1−メトキシベンゼン、1,3−ジアミノベンゼン、1,3−ビス(2,4−ジアミノフェノキシ)プロパン、セサモール、1−アミノ−2−メトキシ−4,5−メチレンジオキシベンゼン、α−ナフトール、1−アセトキシ−2−メチルナフタレン、2−メチル−1−ナフトール、6−ヒドロキシインドール、4−ヒドロキシインドール、4−ヒドロキシ−N−メチルインドール、6−ヒドロキシインドリン、2,6−ジヒドロキシ−4−メチルピリジン、1H−3−メチルピラゾール−5−オン、1−フェニル−3−メチルピラゾール−5−オン、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、3,6−ジメチルピラゾロ−[3,2−c]−1,2,4−トリアゾール、及び2,6−ジメチルピラゾロ[1,5−b]−1,2,4−トリアゾール、及びそれらの酸付加塩が挙げられる。
一般的に、本発明の文脈で使用されて良い酸化ベース及びカップラーの付加塩は、ヒドロクロリド、ヒドロブロミド、スルファート、シトラート、スクシナート、タータラート、ラクタート、トシラート、ベンゼンスルホナート、ホスファート、及びアセタートのような酸付加塩、並びに水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、アミン、またはアルカノールアミンのような塩基との付加物の塩から特に選択される。
酸化ベース(類)は一般的に、染色組成物の全重量に対して、約0.0005から12重量%、好ましくは約0.005から8重量%の量で、酸化染色組成物中に存在する。
カップラー(類)は一般的に、染色組成物の全重量に対して、約0.001から15重量%、好ましくは約0.001から10重量%の量で、酸化染色組成物中に存在する。
本発明の別の特定の実施態様によれば、ケラチン繊維の染色のための組成物は、ニトロベンゼン染料、アゾ直接染料、メチン直接染料、キノン直接染料、アジン直接染料、トリアリールメタン直接染料、インドアミン直接染料、及び天然直接染料から特に選択されて良い一つ以上の直接染料を含む直接染色組成物である。これらの直接染料は、非イオン性、アニオン性、またはカチオン性の性質を有しても良い。
ベンゼン性の直接染料の中では、1,4−ジアミノ−2−ニトロベンゼン、1−アミノ−2−ニトロ−4−(β−ヒドロキシエチルアミノ)ベンゼン、1−アミノ−2−ニトロ−4−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノベンゼン、1,4−ビス(β−ヒドロキシエチルアミノ)−2−ニトロベンゼン、1−β−ヒドロキシエチルアミノ−2−ニトロ−4−ビス(β−ヒドロキシエチルアミノ)ベンゼン、1−β−ヒドロキシエチルアミノ−2−ニトロ−4−アミノベンゼン、1−β−ヒドロキシエチルアミノ−2−ニトロ−4−(エチル)(β−ヒドロキシエチル)アミノベンゼン、1−アミノ−3−メチル−4−β−ヒドロキシエチルアミノ−6−ニトロベンゼン、1−アミノ−2−ニトロ−4−β−ヒドロキシエチルアミノ−5−クロロベンゼン、1,2−ジアミノ−4−ニトロベンゼン、1−アミノ−2−β−ヒドロキシエチル−アミノ−5−ニトロベンゼン、1,2−ビス(β−ヒドロキシエチルアミノ)−4−ニトロベンゼン、1−アミノ−2−[トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミノ]−5−ニトロベンゼン、1−ヒドロキシ−2−アミノ−5−ニトロベンゼン、1−ヒドロキシ−2−アミノ−4−ニトロベンゼン、1−ヒドロキシ−3−ニトロ−4−アミノベンゼン、1−ヒドロキシ−2−アミノ−4,6−ジニトロベンゼン、1−β−ヒドロキシエチルオキシ−2−β−ヒドロキシエチルアミノ−5−ニトロベンゼン、1−メトキシ−2−β−ヒドロキシエチルアミノ−5−ニトロベンゼン、1−β−ヒドロキシエチルオキシ−3−メチルアミノ−4−ニトロベンゼン、1−β,γ−ジヒドロキシプロピルオキシ−3−メチルアミノ−4−ニトロベンゼン、1−β−ヒドロキシエチルアミノ−4−β,γ−ジヒドロキシプロピルオキシ−2−ニトロベンゼン、1−β,γ−ジヒドロキシプロピルアミノ−4−トリフルオロ−メチル−2−ニトロベンゼン、1−β−ヒドロキシエチルアミノ−4−トリフルオロメチル−2−ニトロベンゼン、1−β−ヒドロキシエチルアミノ−4−トリフルオロメチル−2−ニトロベンゼン、1−β−ヒドロキシエチルアミノ−3−メチル−2−ニトロベンゼン、1−β−アミノエチルアミノ−5−メトキシ−2−ニトロベンゼン、1−ヒドロキシ−2−クロロ−6−エチルアミノ−4−ニトロベンゼン、1−ヒドロキシ−2−クロロ−6−アミノ−4−ニトロベンゼン、1−ヒドロキシ−6−[ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ]−3−ニトロベンゼン、1−β−ヒドロキシエチルアミノ−2−ニトロベンゼン、及び1−ヒドロキシ−4−β−ヒドロキシエチルアミノ−3−ニトロベンゼンが挙げられる。
アゾ直接染料の中では、特許出願WO 95/15144、WO 95/01772、及びEP 0 714 954に記載されたカチオン性アゾ染料が挙げられ、これらの特許の内容は、本発明の一部を形成する。
これらの化合物の中では、特に1,3−ジメチル−2−[[4−(ジメチルアミノ)フェニル]アゾ]−1H−イミドゾリウムクロリド、1,3−ジメチル−2−[(4−アミノフェニル)アゾ]−1H−イミダゾリウムクロリド、及び1−メチル−4−[(メチルフェニルヒドラゾノ)メチル]ピリジニウムメチルスルファートが挙げられる。
アゾ直接染料の中では、Color Index International, 第3版に記載された以下の染料が挙げられる:Disperse Red 17; Acid Yellow 9; Acid Black 1; Basic Red 22; Basic Red 76; Basic Yellow 57; Basic Brown 16; Acid Yellow 36; Acid Orange 7; Acid Red 33; Acid Red 35; Basic Brown 17; Acid Yellow 23; Acid Orange 24; Disperse Black 9。
特に、1−(4’−アミノジフェニルアゾ)−2−メチル−4−[ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ]ベンゼン、及び4−ヒドロキシ−3−(2−メトキシフェニルアゾ)−1−ナフタレンスルホン酸が挙げられる。
キノン直接染料の中では、以下の染料が挙げられる:Disperse Red 15; Solvent Violet 13; Acid Violet 43; Disperse Violet 1; Disperse Violet 4; Disperse Blue 1; Disperse Violet 8; Disperse Blue 3; Disperse Red 11; Acid Blue 62; Disperse Blue 7; Basic Blue 22; Disperse Violet 15; Basic Blue 99。並びに以下の化合物も挙げられる:1−N−メチルモルホリニウムプロピルアミノ−4−ヒドロキシアントラキノン、1−アミノプロピルアミノ−4−メチルアミノアントラキノン、1−アミノプロピルアミノアントラキノン、5−β−ヒドロキシエチル−1,4−ジアミノアントラキノン、2−アミノエチルアミノアントラキノン、及び1,4−ビス(β,γ−ジヒドロキシプロピルアミノ)アントラキノン。
アジン染料の中では、以下の化合物が挙げられる:Basic Blue 17及びBasic Red 2。
トリアリールメタン染料の中では、以下の化合物が挙げられる:Basic Green 1; Acid Blue 9; Basic Violet 3; Basic Violet 14; Basic Blue 7; Acid Violet 49; Basic Blue 26; Acid Blue 7。
インドアミン染料の中では、以下の化合物が挙げられる:2−β−ヒドロキシエチルアミノ−5−[ビス(β−4’−ヒドロキシエチル)アミノ]アニリノ−1,4−ベンゾキノン、2−β−ヒドロキシエチルアミノ−5−(2’−メトキシ−4’−アミノ)アニリノ−1,4−ベンゾキノン、3−N−(2’−クロロ−4’−ヒドロキシ)フェニルアセチルアミノ−6−メトキシ−1,4−ベンゾキノンイミン、3−N−(3’−クロロ−4’−メチルアミノ)フェニルウレイド−6−メチル−1,4−ベンゾキノンイミン、及び3−[4’−N−(エチルカルバミルメチル)アミノ]フェニルウレイド−6−メチル−1,4−ベンゾキノンイミン。
本発明によって使用されて良い天然直接染料としては、ローソン、ジュグロン、アリザリン、プルプリン、カルミン酸、ケルメス酸、プルプロガリン、プロトカテックアルデヒド、インジゴ、イサチン、クルクミン、スピヌロシン、及びアピゲニジンが挙げられる。これらの天然染料を含む抽出物または煎出物、特にヘンナベースのポルティスまたは抽出物が使用されても良い。
直接染料(類)は、染色組成物の全重量に対して、約0.001から20重量%、より好ましくは約0.005から10重量%の間の量で一般的に存在する。
本発明の別の特定の実施態様によれば、染色組成物は、少なくとも一つの酸化ベース、任意に少なくとも一つのカップラー、及び少なくとも一つの直接染料を含む組成物である。
本発明に係る多区画装置は、酸化組成物を含む第三の区画を含んでも良い。
以下の実施例は、本発明の説明するために機能するが、制限的な性質を有するものではない。
実施例1
90%の白髪を含む1gの天然の毛髪の塊を、以下の条件下でMajirouge 6,66染料で予備染色した:L'Oreal Professionel社により市販されている、染料支持体と20容量の酸化剤の間で1+1.5の割合で調製した5gの染料混合物を、33℃で35分の作用時間で前記塊に適用した。
90%の白髪を含む1gの天然の毛髪の塊を、以下の条件下でMajirouge 6,66染料で予備染色した:L'Oreal Professionel社により市販されている、染料支持体と20容量の酸化剤の間で1+1.5の割合で調製した5gの染料混合物を、33℃で35分の作用時間で前記塊に適用した。
次いで前記塊を、1gの毛髪当たり10gの組成物の割合で、33℃の温度で、以下の表に記載の組成物に30分間浸液することによって脱染色した。次いで塊をすすぎ、シャンプーし、乾燥した。
ケラチン繊維からの人工染料の除去が十分であることをチェックするために、水性20容量過酸化水素溶液を、3分間ケラチン繊維に適用した。次いで前記塊をすすぎ、DOPシャンプーでシャンプーし、乾燥した。
この処理は、色の知覚可能な変化を生じなかった。ホスフィンを含む組成物は実際に、単一の工程で、存在する染料を除去することが可能であった。
乾燥した前記塊の比色値を、Minolta CM-2022分光光度計を使用して、除去前と除去後で測定した。かくして計算された色の差異(ΔE)は30であり、それは実質的な除去に対するこのタイプの色合いに対応する。わずかな残余の色は、再染色の観点から全く有害ではない。
実施例2
90%の白髪を含む1gの天然の毛髪の塊を、以下の条件下でMajimix 0,600染料で予備染色した:L'Oreal Professionel社により市販されている、染料支持体と20容量の酸化剤の間で1+1.5の割合で調製した5gの染料混合物を、33℃で35分の作用時間で前記塊に適用した。
90%の白髪を含む1gの天然の毛髪の塊を、以下の条件下でMajimix 0,600染料で予備染色した:L'Oreal Professionel社により市販されている、染料支持体と20容量の酸化剤の間で1+1.5の割合で調製した5gの染料混合物を、33℃で35分の作用時間で前記塊に適用した。
次いで前記塊を、1gの毛髪当たり10gの組成物の割合で、33℃の温度で、以下の表に記載の組成物に30分間浸液することによって脱染色した。次いで塊をすすぎ、シャンプーし、乾燥した。
ケラチン繊維からの人工染料の除去が十分であることをチェックするために、水性20容量過酸化水素溶液を、3分間ケラチン繊維に適用した。次いで前記塊をすすぎ、DOPシャンプーでシャンプーし、乾燥した。
この処理は、色の知覚可能な変化を生じなかった。ホスフィンを含む組成物は実際に、単一の工程で、存在する染料を除去することが可能であった。
乾燥した前記塊の比色値を、Minolta CM-2022分光光度計を使用して、除去前と除去後で測定した。かくして計算された色の差異(ΔE)は29.3であり、それは実質的な除去に対するこのタイプの色合いに対応する。わずかな残余の色は、再染色の観点から全く有害ではない。
実施例3
90%の白髪を含む1gの天然の毛髪の塊を、以下の条件下でMovida 45市販染料で予備染色した:キットで推奨されている条件に従って調製した5gの染料混合物を、33℃で15分の作用時間で前記塊に適用した。次いで前記塊をすすぎ、DOPシャンプーで洗浄し、乾燥した。
90%の白髪を含む1gの天然の毛髪の塊を、以下の条件下でMovida 45市販染料で予備染色した:キットで推奨されている条件に従って調製した5gの染料混合物を、33℃で15分の作用時間で前記塊に適用した。次いで前記塊をすすぎ、DOPシャンプーで洗浄し、乾燥した。
次いで前記塊を、1gの毛髪当たり10gの組成物の割合で、33℃の温度で、以下の表に記載の組成物に30分間浸液することによって脱染色した。次いで塊をすすぎ、シャンプーし、乾燥した。
ケラチン繊維からの人工染料の除去が十分であることをチェックするために、水性20容量過酸化水素溶液を、3分間ケラチン繊維に適用した。次いで前記塊をすすぎ、DOPシャンプーでシャンプーし、乾燥した。
この処理は、色の知覚可能な変化を生じなかった。ホスフィンを含む組成物は実際に、単一の工程で、存在する染料を除去することが可能であった。
乾燥した前記塊の比色値を、Minolta CM-2022分光光度計を使用して、除去前と除去後で測定した。かくして計算された色の差異(ΔE)は4.8であり、それは実質的な除去に対するこのタイプの色合いに対応する。わずかな残余の色は、再染色の観点から全く有害ではない。
Claims (26)
- 化粧品的に許容可能な媒体に、主要還元剤として少なくとも一つのホスフィンまたはその酸付加塩を含む組成物の、ケラチン繊維から人工色を除去するための使用。
- 前記ホスフィン(類)が、下式(I)の化合物:
・Lは、共有結合、または酸素原子、硫黄原子、窒素原子、及びケイ素原子から選択される一つ以上のヘテロ原子を任意に含む、二価の炭化水素ベースの基を表すリンカーであり;
・mは、0または1に等しい整数であり;
・qは、1または2に等しい整数であり;
・pは、0または1に等しい整数であり;
・R1、R2、及びR3は、同一でも異なっても良く、以下のものを表し:
− 水素原子;
− ハロゲン原子;
− ヒドロキシル基;
− カルボキシル基;
− 硫黄原子、酸素原子、窒素原子、リン原子、及びケイ素原子から選択される一つ以上のヘテロ原子を任意に含み、以下のものから選択される一つ以上の基で任意に置換された一価の炭化水素ベースの基:
− ハロゲン原子;
− ヒドロキシル基;
− アルコキシル基;
− ハロアルキル基;
− アミノ基;
− カルボキシル基;
− アルコキシカルボニル基;
− アミド基;
− アルキルアミノカルボニル基;
− アシルアミノ基;
− モノまたはジ(アルキル)アミノ基;
− モノまたはジ(ヒドロキシアルキル)アミノ基;
− N−アリール−N−アルキルアミノ基;
− ハロゲン原子、ヒドロキシル基、アルコキシ基、及びモノまたはジ(アルキル)アミノ基から選択される一つ以上の基で置換されたまたは置換されていない、芳香族またはヘテロ芳香族環;
− シアノ基;
− 水中へのホスフィンの可溶性を増大させる基;
− 置換または非置換の、芳香族または非芳香族複素環基;
− 置換または非置換のアリール基;
− 置換または非置換のアリールアルキル基;
− アリールアルキルオキシ基;
− 置換または非置換の、芳香族または非芳香族複素環基;
− シリル基;
ここで以下のことが理解される:
・q=1である場合、m=0及びp=1;
・q=2である場合、m=1及びp=0または1、但し
− p=0である場合、リンカーLはリン原子に結合し;
− p=1である場合、リンカーLはR1、R2、及びR3基の一つに結合する]
から選択される、請求項1に記載の使用。 - R1、R2、及びR3基が、同時に水素原子を表さない、請求項2に記載の使用。
- R1、R2、及びR3基の少なくとも一つが、任意に置換されたアルキル基から選択される炭化水素ベースの基を表す、請求項2または3に記載の使用。
- R1、R2、及びR3基が、水素原子;アルキル基;一つ以上のアルキル基で任意に置換されたシクロアルキル基;アルコキシ基;アルコキシアルキル基;ハロアルキル基;シアノアルキル基;ヒドロキシアルキル基;カルボキシアルキル基;ハロゲン原子;ヒドロキシル基;カルボキシル基;アルケニル基;モノまたはジアルキルアミノ基;N−アリール−N−アルキルアミノアルキル基;アルキル基、アルコキシ基、モノまたはジアルキルアミノ基、モノまたはジアルキルアミノアルキル基、ハロアルキル基、ヒドロキシル基;カルボキシル基、ハロゲン原子、モノまたはジアルキルアミノアルキル基で置換されたアリール基から選択される一つ以上の基で任意に置換されたアリール基;アリールアルキル基;アリールアルキルオキシ基;ピロリジノ基;フリル基;モルホリノ基;チエニル基;ピリジル基;トリアルキルシリル基;ピロリジノ基、フリル基、モルホリノ基、またはチエニル基で置換されたアルキル基から選択される、請求項2から4のいずれか一項に記載の使用。
- R1、R2、及びR3基が同一でも異なっても良く、水素原子;メチル基;エチル基;プロピル基;イソプロピル基;n−ブチル基;イソブチル基;tert−ブチル基;オクチル基;シクロヘキシル基;シクロペンチル基;メトキシ基;エトキシ基;メトキシプロピル基;クロロエチル基;シアノエチル基;ヒドロキシメチル基;ヒドロキシプロピル基;カルボキシエチル基;塩素原子;ヒドロキシル基;カルボキシル基;トリフルオロメチル基;クロロメチル基;アリル基;ビニル基;ジメチルアミノ基;ジエチルアミノ基;ジ(イソプロピル)アミノ基;フェニル基;o−トリル基;m−トリル基;p−トリル基;ジメチルフェニル基;トリメチルフェニル基;o−メトキシフェニル基;m−メトキシフェニル基;p−メトキシフェニル基;ジメトキシフェニル基;トリメトキシフェニル基;o−(ジメチルアミノ)フェニル基;m−(ジメチルアミノ)フェニル基;p−(ジメチルアミノ)フェニル基;ジ(tert−ブチル)フェニル基;トリ(tert−ブチル)フェニル基;トリフルオロメチルフェニル基;ビス(トリフルオロメチル)フェニル基;o−フルオロフェニル基;m−フルオロフェニル基;p−フルオロフェニル基;o−クロロフェニル基;m−クロロフェニル基;p−クロロフェニル基;o−ヒドロキシフェニル基;m−ヒドロキシフェニル基;p−ヒドロキシフェニル基;4−(ジエチルアミノメチル)フェニル基;3,5−ジメチル−4−メトキシフェニル基;2−メチルビフェニル基;ベンジル基;ベンジルオキシ基;ナフチル基;モルホリノ基;モルホリノメチル基;ピロリジノ基;フリル基;ピリジル基;チエニル基;トリメチルシリル基;2−(4−ジエチルアミノメチルフェニル)フェニル基;5−メチル−2−イソプロピルシクロヘキシル基;N−メチル−N−フェニルアミノメチル基;カルボキシフェニル基から選択される、請求項5に記載の使用。
- 前記ホスフィン(類)が、モノホスフィンから選択される、請求項1から6のいずれか一項に記載の使用。
- 式(I)の前記ホスフィン(類)が、qが1に等しいものである、請求項2から7のいずれか一項に記載の使用。
- 前記ホスフィン(類)が、トリ(ヒドロキシメチル)ホスフィン;トリ(ヒドロキシプロピル)ホスフィン;ビス(ヒドロキシメチル)(フェニル)ホスフィン;アリルジフェニルホスフィン;ベンジルジフェニルホスフィン;ビス(3,4,5−トリメトキシフェニル)クロロホスフィン;ビス(3,4,5−トリメトキシフェニル)ホスフィン;ベンジルオキシ(ジイソプロピルアミノ)メチルホスフィン;ビス(ジイソプロピルアミノ)クロロホスフィン;ビス(2−シアノエチル)ホスフィン;ビス(3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)クロロホスフィン;ビス(3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフィン;ビス(ジエチルアミノ)メチルホスフィン;ビス(ジエチルアミノ)クロロホスフィン;ビス(ジエチルアミノ)フェニルホスフィン;ビス(3,5−ジメチル−4−メトキシフェニル)クロロホスフィン;ビス(3,5−ジメチル−4−メトキシフェニル)ホスフィン;ビス(3,5−ジメチルフェニル)クロロホスフィン;ビス(3,5−ジメチルフェニル)ジエチルアミノホスフィン;ビス(3,5−ジメチルフェニル)ホスフィン;ビス(3,5−ジトリフルオロメチルフェニル)クロロホスフィン;ビス(3,5−ジトリフルオロメチルフェニル)ホスフィン;ビス(4−フルオロフェニル)クロロホスフィン;ビス(2−フリル)クロロホスフィン;ビス(2−フリル)ホスフィン;ビス(ヒドロキシメチル)フェニルホスフィン;ビス(4−メトキシフェニル)フェニルホスフィン;ビス(3,5−ジメチルフェニル)ホスフィン;ビス(3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)クロロホスフィン;ビス(3,5−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフィン;ビス(3,5−ジトリフルオロメチルフェニル)クロロホスフィン;ビス(3,5−ジトリフルオロメチルフェニル)ホスフィン;ビス(4−フルオロフェニル)クロロホスフィン;ビス(4−メトキシフェニル)クロロホスフィン;ビス(4−メトキシフェニル)フェニルイホスフィン;ビス(4−メチルフェニル)クロロホスフィン;ビス(4−メチルフェニル)ホスフィン;ビス(4−トリフルオロメチルフェニル)クロロホスフィン;ビス(4−トリフルオロメチルフェニル)ホスフィン;ビス(ジエチルアミノ)メチルホスフィン;ビス(ジエチルアミノ)フェニルホスフィン;ビス(ヒドロキシメチル)フェニルホスフィン;ビス(o−トリル)クロロホスフィン;ビス(o−トリル)ホスフィン;ビス(ピロリジノ)メチルホスフィン;ブチルジクロロホスフィン;ブチルジフェニルホスフィン;tert−ブチルジフェニルホスフィン;シクロヘキシル(ジエチルアミノ)クロロホスフィン;シクロヘキシル(ジメチルアミノ)クロロホスフィン;シクロヘキシルジクロロホスフィン;シクロヘキシルジフェニルホスフィン;2−クロロエチルジフェニルホスフィン;2−(ジシクロヘキシルホスフィノ)ビフェニル;2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2'−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル;ジエチルアミノジエチルホスフィン;ジメチルアミノジクロロホスフィン;(4−ジメチルアミノフェニル)ジフェニルホスフィン;N−[(ジフェニルホスフィニル)メチル]−N−メチルアニリン;o−ジフェニルホスフィノ安息香酸;2−メトキシ(ジクロロホスフィノ)ベンゼン;4−メトキシフェニル(ジエチルアミノ)クロロホスフィン;4−メトキシフェニル(ジメチルアミノ)クロロホスフィン;(2−メトキシフェニル)メチルフェニルホスフィン;2−メトキシホスフィノベンゼン;(5−メチル−2−イソプロピルシクロヘキシル)ジフェニルホスフィン;トリフェニルホスフィン;ジアリルフェニルホスフィン;ジベンジルホスフィン;ジブチルフェニルホスフィン;ジブチルホスフィン;ジシクロヘキシルクロロホスフィン;ジシクロヘキシルフェニルホスフィン;ジシクロヘキシルホスフィン;ジエチルクロロホスフィン;ジエチルフェニルホスフィン;ジエチルホスフィン;ジイソブチルホスフィン;ジイソプロピルクロロホスフィン;ジイソプロピルホスフィン;ジメチル(フェニル)ホスフィン;ジメチル(トリメチルシリル)ホスフィン;ジメチルクロロホスフィン;ジフェニル(o−トリル)ホスフィン;ジフェニル(p−トリル)ホスフィン;ジフェニル(トリメチルシリル)ホスフィン;ジフェニルクロロホスフィン;ジフェニルホスフィン;ジフェニルプロピルホスフィン;ジフェニルビニルホスフィン;ジ−tert−ブチルクロロホスフィン;ジ−tert−ブチルヒドロキシホスフィン;ジ−tert−ブチルメチルホスフィン;ジ−tert−ブチルフェニルイホスフィン;ジーtert−ブチルホスフィン;ジビニルフェニルホスフィン;エチルジクロロホスフィン;エチルジフェニルホスフィン;イソプロピルジクロロホスフィン;メトキシジエトキシホスフィン;メチルジクロロホスフィン;メチルジフェニルホスフィン;メチルフェニルクロロホスフィン;フェニルホスフィン;プロピルジクロロホスフィン;tert−ブチルビス(トリメチルシリル)ホスフィン;tert−ブチルジクロロホスフィン;tert−ブチルジエチルホスフィン;tert−ブチルジフェニルホスフィン;tert−ブチルホスフィン;トリ(m−トリル)ホスフィン;トリ(o−トリル)ホスフィン;トリ(p−トリル)ホスフィン;トリシクロヘキシルホスフィン;トリシクロペンチルホスフィン;トリエチルホスフィン;トリイソブチルホスフィン;トリイソプロピルホスフィン;トリメチルホスフィン;トリ−n−ブチルホスフィン;トリ−n−オクチルホスフィン;トリプロピルホスフィン;トリス(1−ナフチル)ホスフィン;トリス(2,4,6−トリメチルフェニル)ホスフィン;トリス(2,6−ジメトキシフェニル)ホスフィン;トリス(2−カルボキシエチル)ホスフィン;トリス(2−シアノエチル)ホスフィン;トリス(2−フリル)ホスフィン;トリス(2−メトキシフェニル)ホスフィン;トリス(2−トリエチル)ホスフィン;トリス(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ホスフィン;トリス(3−クロロフェニル)ホスフィン;トリス(3−フルオロフェニル)ホスフィン;トリス(3−メトキシフェニル)ホスフィン;トリス(3−メトキシプロピル)ホスフィン;トリス(4−クロロフェニル)ホスフィン;トリス(4−フルオロフェニル)ホスフィン;トリス(4−メトキシフェニル)ホスフィン;トリス(4−モルホリノ)ホスフィン;トリス(ヒドロキシメチル)ホスフィン;トリス(トリメチルシリル)ホスフィン;トリス[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ホスフィン;トリ−tert−ブチルホスフィン;2−シアノエチルジフェニルホスフィン;2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’−メチルビフェニル;ビス(2,4,6−トリメチルフェニル)ホスフィン;2−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニルから選択される、請求項1から8のいずれか一項に記載の使用。
- 前記ホスフィン(類)が、トリヒドロキシメチルホスフィン;トリヒドロキシプロピルホスフィン;ビス(ヒドロキシメチル)フェニルホスフィンから選択される、請求項9に記載の使用。
- 前記ホスフィン(類)が、ジホスフィンから選択される、請求項1から6のいずれか一項に記載の使用。
- 式(I)の前記ホスフィン(類)が、qが2に等しいものである、請求項2から6及び11に記載の使用。
- pが0に等しく、リンカーLが共有結合、またはビナフチレン基;メチレン基;エチレン基;プロピレン基;ブチレン基;ペンチレン基;ヘキシレン基;フェニレン基;メタ−ジメチレンベンゼン基;N−メチル−N’−メチルヒドラゾ基;ビニレン基;ジエチレンオキシ基から選択される二価の基である、請求項12に記載の使用。
- 前記ホスフィン(類)が、2,2’−ビス(ジシクロヘキシルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル;2,2’−ビス[ビス(3,5−ジメチルフェニルホスフィノ)]−1,1’−ビナフチル;1,4−ビス[ビス(3,5−ジメチルフェニル)ホスフィノ]ブタン;1,2−ビス[ビス(3,5−ジメチルフェニル)ホスフィノ]エタン;ビス[ビス(3,5−ジメチルフェニル)ホスフィノ]メタン;1,5−ビス[ビス(3,5−ジメチルフェニル)ホスフィノ]ペンタン;1,3−ビス[ビス(3,5−ジメチルフェニル)ホスフィノ]プロパン;2,2'−ビス[ビス(3,5−ジトリフルオロメチルフェニル)ホスフィノ]−1,1'−ビナフチル;1,4−ビス[ビス(3,5−ジトリフルオロメチルフェニル)ホスフィノ]ブタン;1,2−ビス[ビス(3,5−ジトリフルオロメチルフェニル)ホスフィノ]エタン;ビス[ビス(3,5−ジトリフルオロメチルフェニル)ホスフィノ]メタン;1,5−ビス[ビス(3,5−ジトリフルオロメチルフェニル)ホスフィノ]ペンタン;1,3−ビス[ビス(3,5−ジトリフルオロメチルフェニル)ホスフィノ]プロパン;1,2−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ベンゼン;1,4−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ブタン;1,2−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)エタン;1,3−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノメチル)ベンゼン;1,3−ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)プロパン;1,2−ビス(ジクロロホスフィノ)ベンゼン;1,3−ビス(ジクロロホスフィノ)ベンゼン;1,4−ビス(ジクロロホスフィノ)ベンゼン;1,4−ビス(ジクロロホスフィノ)ブタン;1,2−ビス(ジクロロホスフィノ)−1,2−ジメチルヒドラジン;1,2−ビス(ジクロロホスフィノ)エタン;ビス(ジクロロホスフィノ)メタン;1,3−ビス(ジクロロホスフィノ)プロパン;1,2−ビス(ジシクロヘキシルホスフィノ)ベンゼン;2,2’−ビス(ジシクロヘキシルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル;1,4−ビス(ジシクロヘキシルホスフィノ)ブタン;(2R,3R)−ビス(ジシクロヘキシルホスフィノ)ブタン;(2S,3S)−ビス(ジシクロヘキシルホスフィノ)ブタン;1,2−ビス(ジシクロヘキシルホスフィノ)エタン;ビス(ジシクロヘキシルホスフィノ)メタン;1,3−ビス(ジシクロヘキシルホスフィノ)プロパン;ビス[2−(4−ジエチルアミノメチルフェニル)フェニルホスフィノ]エチルエーテル;1,2−ビス(ジエチルホスフィノ)エタン;1,2−ビス(ジメチルホスフィノ)ベンゼン;1,4−ビス(ジメチルホスフィノ)ブタン;1,2−ビス(ジメチルホスフィノ)エタン;ビス(ジメチルホスフィノ)メタン;1,3−ビス(ジメチルホスフィノ)プロパン;1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)ベンゼン;1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)ベンゼン;1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ベンゼン;2,2'−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1'−ビナフチル;1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン;1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エタン;シス−1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エチレン;トランス−1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)エチレン;ビス(2−ジフェニルホスフィノ)エチルエーテル;1,6−ビス(ジフェニルホスフィノ)へキサン;ビス(ジフェニルホスフィノ)メタン;1,5−ビス(ジフェニルホスフィノペンタン;1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン;1,2−ビス(トリフルオロメチルホスフィノ)エタン;1,2−ビス[(2−メトキシフェニル)フェニルホスフィノ]エタン;1,2−ビス(フェニルホスフィノ)エタン;1,3−ビス(フェニルホスフィノ)プロパン;ビス−2−[(フェニル)(3−ピリジル)ホスフィノエチル]エーテル;1,2−ビス(ホスフィノ)ベンゼン;1,2−ビス(ホスフィノ)エタン;ビス(ホスフィノ)メタン;1,2−ビス(トリフルオロメチル)ホスフィノ)エタン;ビス(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ペンタン;テトラフェニルビホスフィンから選択される、請求項1から6及び11から13のいずれか一項に記載の使用。
- 前記ホスフィン(類)が、化粧品的に許容可能な媒体に可溶性である、請求項1から14のいずれか一項に記載の使用。
- 前記ホスフィン(類)が、水溶性である、請求項15に記載の使用。
- 前記組成物が、単独の還元剤としてホスフィン(類)を含む、請求項1から16のいずれか一項に記載の使用。
- 前記ホスフィン(類)が、組成物の全重量に対して、約0.001から30重量%の量で存在する、請求項1から17のいずれか一項に記載の使用。
- 前記除去組成物のpHが、2から12の間である、請求項1から18のいずれか一項に記載の使用。
- 前記ホスフィンがトリヒドロキシメチルホスフィンであり、前記除去組成物のpHが約3である、請求項19に記載の使用。
- 前記ホスフィンがトリヒドロキシプロピルホスフィンであり、前記除去組成物のpHが約9である、請求項19に記載の使用。
- 請求項1から21のいずれか一項に記載の組成物を、ケラチン繊維から人工色を除去するのに十分な作用時間で、前記ケラチン繊維に適用することを特徴とする、ケラチン繊維から人工色を除去する方法。
- 少なくとも一つの染料前駆体及び/又は染料を含む組成物を含む第一の区画と、請求項1から21のいずれか一項に記載の除去組成物を含む第二の区画とを含むことを特徴とする、染色し、ケラチン繊維から人工色を除去するための多区画装置。
- 前記染料前駆体が、酸化ベースおよび/またはカップラーから選択される、請求項23に記載の装置。
- 前記染料が、直接染料から選択される、請求項23または24に記載の装置。
- 酸化組成物を含む第三の区画を更に含む、請求項23から25のいずれか一項に記載の装置。
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