JP2015501869A5 - - Google Patents

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JP2015501869A5
JP2015501869A5 JP2014546463A JP2014546463A JP2015501869A5 JP 2015501869 A5 JP2015501869 A5 JP 2015501869A5 JP 2014546463 A JP2014546463 A JP 2014546463A JP 2014546463 A JP2014546463 A JP 2014546463A JP 2015501869 A5 JP2015501869 A5 JP 2015501869A5
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特定のアゾメチン直接染料、少なくとも1つのこのような化合物を含む染料組成物、そのための実施方法及びその使用
本発明は、アゾメチン型の特定の直接染料に関し、また、ケラチン繊維、特に毛髪などのヒトケラチン繊維を染色するためのその使用にも関する。本発明は、好適な染色媒質中にこのような直接染料を含む、ケラチン繊維染色のための組成物にも関する。
本発明はまた、前記染料組成物を用いてケラチン繊維を染色する方法、並びにこれを含むデバイスにも関する。
最後に、本発明は、これらの直接染料の前駆体にも関する。
本発明は、ケラチン繊維染色の分野、より具体的には、染毛の分野に関する。
「直接染色」方法により、1つ又は複数の直接染料を含む染料組成物を用いてケラチン繊維、特に、毛髪を染色することは公知の慣用的方法である。
直接染色で通常用いられる方法は、ケラチン繊維に、前記繊維に対し親和性を有する1つ又は複数の直接染料又は染色分子を適用し、繊維に付けて放置した後、繊維をすすぐものである。これまで用いられている直接染料は、一般にニトロベンゼン染料、アントラキノン染料、ニトロピリジン染料、アゾ、キサンテン、アクリジン又はアジン型の染料又はトリアリールメタンベースの染料である。
また、繊維の同時明色化を達成することが所望される場合には、上記の直接染料を酸化剤の存在下でケラチン繊維に適用してもよい。
しかし、このようにして得られる染色は、ケラチン繊維に直接染料を結合する相互作用の性質と、繊維の表面及び/又は芯からのその脱着が、弱い染色力、並びに洗浄、悪天候又は発汗に関して乏しい定着性の原因となるために、一時的又は半永久的である。
さらに、このような直接染料は、一般に、過酸化水素水溶液などの酸化剤の作用に対して敏感であり、そのため、酸化染料に用いられる組成物と類似している過酸化水素水溶液及び塩基性化剤を用いて調製される明色化直接染料組成物においてこれらを使用するのは難しい。言い換えれば、直接染料は、一般に、繊維を明色化するための染料組成物とわずかにしか適合性ではないため、酸化染色に代わるものとしての、明色化染色方法でのその使用は満足できるものではない。
これらの染料はまた、光化学的攻撃に対する発色団の耐性が乏しいために、耐光性が欠如しているという欠点もある。安定性が欠如していることから、場合によっては、ケラチン繊維の着色から時間が経つにつれ退色を招く可能性がある。
仏国特許第2,234,277号明細書
従って、ケラチン繊維を満足のいくように染色することができるだけではなく、耐光性で、繊維が被りうる様々な攻撃因子、例えば、悪天候、日光、洗浄及び発汗に対して耐性であり、しかも、上に概説した利点を有する繊維の同時明色化を達成することができるように、過酸化水素水溶液などの酸化剤の存在下でも十分に安定な着色を達成することができる直接染料が実際に求められている。
これらの目標は、本発明によって達成され、その1つの主題は、特に下記の式(I):
Figure 2015501869
のアゾメチン型の直接染料、その有機又は無機酸塩、その互変異型、光学異性体又は幾何異性体、及びその溶媒和化合物であり、
式(I)中:
・nは、0、1、2、3又は4に等しい整数であり;
・Rは、
−任意選択で、ヒドロキシル又はイミダゾリウム基、An (An は、化粧品として許容されるアニオン又はアニオンの混合物を表す)から選択される1つ又は複数の同じ又は異なるにより置換された直鎖状又は分枝状C〜Cアルキル
−C〜Cアルコキシ
−ハロゲン原子
を示し;
・Rは、
−任意選択で1つ又は複数のヒドロキシルにより置換された直鎖状又は分枝状C〜C10アルキル
を示し;
・R及びRは、互いに独立に、
−水素原子、
−任意選択で1つ又は複数のヒドロキシルにより置換された直鎖状又は分枝状C〜Cアルキル
を示し;
・R及びRは、これらが結合される窒素原子と一緒に、ピロリジノ、ピペリジノ又はモルホリノ環を形成することができ;
・Xは、
−ヒドロキシル
−NR(R及びRは、互いに独立に、
・水素原子、
・任意選択で1つ又は複数のヒドロキシル又はC〜Cアルコキシにより置換された直鎖状又は分枝状C〜Cアルキルを表す)
を示し、
ここで、式(I)の化合物は、以下の化合物(A)、(B)、(C)、(D)又は(E)を表すことができないことが理解される:
Figure 2015501869
本発明の好ましい実施形態において、アゾメチン型の直接染料は、下記の式(I):
Figure 2015501869
の染料、その有機又は無機酸塩、その互変異型、光学異性体又は幾何異性体、及びその溶媒和化合物であり、
式(I)中:
・nは、0、1、2、3又は4に等しい整数を示し;
・Rは、
−任意選択で、ヒドロキシル又はイミダゾリウム基、An (An は、化粧品として許容されるアニオン又はアニオンの混合物を表す)から選択される1つ又は複数の同じ又は異なるにより置換された直鎖状又は分枝状C〜Cアルキル
−C〜Cアルコキシ
−ハロゲン原子
を示し;
・Rは、
−任意選択で1つ又は複数のヒドロキシルにより置換された直鎖状又は分枝状C〜Cアルキル
を示し;
・R及びRは、互いに独立に、
−水素原子、
−任意選択で1つ又は複数のヒドロキシルにより置換された直鎖状又は分枝状C〜Cアルキル
を示し;
・R及びRは、これらが結合される窒素原子と一緒に、ピロリジノ、ピペリジノ又はモルホリノ環を形成することができ;
・Xは、
−ヒドロキシル
−NR(R及びRは、互いに独立に、
・水素原子、
・任意選択で1つ又は複数のヒドロキシル又はC〜Cアルコキシにより置換された直鎖状又は分枝状C〜Cアルキルを表す)
を示し、
ここで、式(I)の化合物は、以下の化合物(A)又は(B)を表すことができないことが理解される:
Figure 2015501869
本発明の別の主題は、ケラチン繊維、特に、毛髪などのヒトケラチン繊維を染色することを目的とする、上に定義した式(I)の1つ又は複数のアゾメチン型の直接染料の使用に関する。
本発明はまた、好適な染色媒質中に、前述の式(I)の1つ又は複数のアゾメチン型の直接染料を含むケラチン繊維染料組成物にも関する。
特に、本発明は、ケラチン繊維を染色することを目的とする前記染料組成物の使用にも関する。
また、本発明の主題は、ケラチン繊維、特に毛髪などのヒトケラチン繊維を染色する方法であり、この方法では、所望の着色を達成するのに十分な時間にわたり、本発明の前記染料組成物を前記繊維に適用した後、得られた繊維をすすぎ、任意選択によりシャンプーで洗浄し、再度すすいでから、乾燥させるか、放置して乾燥させる。
本発明はまた、ケラチン繊維、特に、毛髪などのヒトケラチン繊維を明色化する方法にも関し、この方法では、酸化剤を含まない本発明の染料組成物と酸化組成物とを、順次または同時に、所望の明色化を達成するのに十分な時間にわたり適用した後、得られる繊維をすすぎ、任意選択によりシャンプーで洗浄し、再度すすいでから、乾燥させるか、放置して乾燥させる。
本発明はまた、本発明の前記染料組成物を用いるマルチコンパートメントデバイス又はキットにも関する。
さらに、本発明の主題は、ロイコ型の無色又はわずかに着色された化合物であり、これは、下記式(II):
Figure 2015501869
の本発明のアゾメチン型の直接染料の還元型、その有機又は無機酸塩、その互変異型、光学異性体又は幾何異性体、及びその溶媒和化合物であり、
式(II)中、n、R、R、R、R、X、R、及びRは、式(I)で示したものと同じ意味を有する。
本発明の主題は、式(I)のアゾメチン型の直接染料の前駆体としてのロイコ型化合物の使用でもある。
さらには、本発明の主題は、酸化剤の存在下で、ケラチン繊維、特に毛髪などのヒトケラチン繊維を染色することを目的とする、ロイコ型化合物の使用である。
最後に、本発明は、式(II)の1つ又は複数のロイコ型化合物を含む染料組成物を用いるマルチコンパートメントデバイス又はキットに関する。
本発明の式(I)のアゾメチン型の直接染料は、ケラチン繊維が被りうる様々な攻撃因子、例えば、悪天候、光、洗浄及び発汗に対して非常に耐性の着色をもたらすことができる。
さらに、本発明の直接染料は、ケラチン繊維を満足のいくように染色することができ、とりわけ、強力かつ鮮明で、わずかにしか選択的でない着色をもたらす。
本発明の直接染料はまた、耐光性であり、酸化剤の存在下で用いることができるため、酸化剤を基材とする明色化直接染料組成物におけるその使用が容易になる。
言い換えれば、本発明の直接染料は、退色しにくい着色を達成し、これは、ケラチン繊維を明色化するための染料組成物と両立しうる。
本発明の他の特性、態様、主題及び利点は、以下の説明及び実施例を読めば、より明瞭になるであろう。
アゾメチン型の直接染料
本発明の直接染料は、その構造に2つの芳香環とアゾメチン結合を含む。
好ましくは、式(I)において、本発明のアゾメチン型の直接染料は、全体的に又は個別に、下記のようなものである:
・nは、0、1又は2に等しい整数を示し;
・Rは、
−直鎖状又は分枝状C〜Cアルキル、好ましくはメチル、
−C〜Cアルコキシ、好ましくはメトキシ
−ハロゲン原子、好ましくは塩素
を示し;
nが2に等しいとき、基Rは同じか、又は異なり、
・Rは、
−任意選択で1つ又は複数のヒドロキシルにより置換された直鎖状又は分枝状C〜Cアルキル
を示し;
・R及びRは、互いに独立に、
−水素原子、
−直鎖状又は分枝状C〜Cアルキル、好ましくはメチル、エチル又はプロピル
を示し;
・R及びRは、これらが結合される窒素原子と一緒に、ピロリジノ、ピペリジノ又はモルホリノ環を形成することができ;
・Xは、
−ヒドロキシル
−NR(R及びRは、互いに独立に、
・水素原子、
・任意選択で1つ又は複数のヒドロキシルにより置換された直鎖状又は分枝状C〜Cアルキルを表す)
を示す。
好ましくは、Anは、過塩素酸塩、臭化物、塩化物、及びメトサルフェートイオン又はこれらイオンの混合物から選択されるカウンターアニオンである。
Anは、化粧品として許容されるアニオン又はアニオンの混合物を示し、例えば、以下のものがある:塩化物、メト硫酸塩、硝酸塩;アルキルスルホン塩:Alk−S(O)、例えば、メタンスルホン酸塩又はメシラート、及びエタンスルホン酸塩;アリールスルホン酸塩:Ar−S(O)、例えば、ベンゼンスルホン酸塩及びトルエンスルホン酸塩又はトシラート;クエン酸塩;コハク酸塩;酒石酸塩;乳酸塩;硫酸アルキル:Alk−O−S(O)O、例えば、メチル硫酸塩;アリール硫酸塩、例えば、ベンゼン硫酸塩及びトルエン硫酸塩;リン酸塩;酢酸塩;トリフラート;及びテトラフルオロホウ酸塩などのホウ酸塩。
好ましくは、Anは、臭化物、塩化物、及びメチル硫酸塩及びトルエンスルホン酸塩イオン又はこれらイオンの混合物から選択されるカウンターアニオンである。
好ましくは、nは、0、1又は2に等しい整数を示し、より優先的には、nは、0又は2に等しい。
好ましくは、Rは、ハロゲン原子、特に、塩素、又は直鎖状C〜Cアルキル、特にメチルを示す。
好ましくは、Rは、直鎖状又は分枝状C〜Cアルキルを示し、特に、メチル、エチル若しくはブチル又は、ヒドロキシルにより置換された直鎖状C〜Cアルキル、特に2−ヒドロキシエチルを示す。
好ましくは、Rは、メチル;ブチル及び2−ヒドロキシエチルから選択される。
好ましくは、Rは、水素原子又は直鎖状C〜Cアルキル、好ましくはブチル、メチル又はエチルを示す。
より優先的には、Rは、水素原子又はメチルを示す。
さらに優先的には、Rは、水素原子を示す。
好ましくは、Rは、水素原子又は直鎖状C〜Cアルキル、好ましくはブチル、メチル又はエチルを示す。
より優先的には、Rは、水素原子又はメチルを示す。
さらに優先的には、Rは、水素原子を示す。
一実施形態によれば、R及びRは、水素原子を示す。
好ましくは、Xは、ヒドロキシル又は−NRを示し、ここで、R及びRは、互いに独立に、水素原子、又は任意選択で1つ又は複数の複数のヒドロキシルにより置換された直鎖状又は分枝状C〜Cアルキルを表す。
優先的には、Xは、ヒドロキシル又は−NRを示し、ここで、R及びRは、互いに独立に、任意選択で1つ又は複数のヒドロキシルにより置換された直鎖状又は分枝状C〜Cアルキルを表す。
さらに優先的には、Xは、−NRを示し、ここで、R及びRは、互いに独立に、任意選択で1つ又は複数のヒドロキシルにより置換された直鎖状又は分枝状C〜Cアルキルを表す。
好ましくは、R及びRは、互いに独立に、水素原子又はメチル、エチル、イソプロピル又は2−ヒドロキシエチルを示す。
一実施形態によれば、nは、0又は2に等しい整数を示し、Rは、水素原子以外のものであり、Rは、水素原子を示し、また、Rは、水素原子を示す。
1つの具体的実施形態によれば、nは、0に等しい整数を示し、Rは、水素原子以外のものであり、Rは、水素原子を示し、また、Rは、水素原子を示し、また、Xは、−NRを示し、ここで、R及びRは、互いに独立に、任意選択で1つ又は複数のヒドロキシルにより置換された直鎖状又は分枝状C〜Cアルキルを表す。
別の具体的実施形態によれば、nは、2に等しい整数を示し、Rは、水素原子以外のものであり、Rは、水素原子を示し、また、Rは、水素原子を示し、また、Xは、ヒドロキシルを表す。
好ましくは、本発明の式(I)のアゾメチン型の直接染料は、下記の化合物、並びにその幾何異性体若しくは光学異性体、その互変異型、その有機若しくは無機酸塩、又は水和物などのその溶媒和化合物から選択される:
Figure 2015501869
Figure 2015501869
Figure 2015501869
Figure 2015501869
Figure 2015501869
Figure 2015501869
Figure 2015501869
Figure 2015501869
Figure 2015501869
Figure 2015501869
Figure 2015501869
Figure 2015501869
好ましくは、本発明の式(I)の直接染料は、直接染料1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、65及び66、さらに優先的には、1、2、3、8、10、65及び66から選択される。
式(I)の直接染料は、下記の手順に従って取得することができる。
Figure 2015501869
式(I)の化合物は、一般に、酸化剤の存在下、塩基性溶媒において、メタ−フェニレンジアミン2と誘導体1a又は1bを反応させることによって得られる。用いる塩基は、アンモニア及び水酸化ナトリウムの水溶液であるのが好ましく、酸化剤は、含水過酸化水素溶液、フェリシアン化カリウム、空気、過硫酸アンモニウム及び酸化マンガンから選択するのが好ましい。
この反応スキームと類似の合成手法が、仏国特許第2,234,277号明細書、仏国特許第2,047,932号明細書、仏国特許第2,106,661号明細書及び仏国特許第2,121,101号明細書に記載されている。
直接染料の使用
本発明はまた、ケラチン繊維、特に、毛髪などのヒトケラチン繊維を染色することを目的とする、前述の式(I)の1つ又は複数のアゾメチン型の化合物の使用にも関する。
組成物
本発明の主題はまた、ケラチン繊維、特に、毛髪などのヒトケラチン繊維を染色するための組成物であって、前述の式(I)の1つ又は複数のアゾメチン型の化合物を含む、組成物にも関する。
上に定義した直接染料は、染料組成物中に、染料組成物の全重量に対して、0.001重量%〜10重量%の含有率で、好ましくは0.005重量%〜6重量%の含有率で存在してよい。
本発明による染料組成物はまた、1つ又は複数の酸化染料を含んでもよい。
酸化染料は、一般に、複数の酸化塩基から選択し、任意選択で1つ又は複数のカプラーと組み合わせる。
例として、酸化塩基は、パラ−フェニレンジアミン、ビス(フェニル)アルキレンジアミン、パラ−アミノフェノール、オルト−アミノフェノール及び複素環式塩基、並びにこれらの付加塩から選択する。
挙げることができるパラ−フェニレンジアミン類として、例えば、以下のものがある:パラ−フェニレンジアミン、パラ−トルイレンジアミン、2−クロロ−パラ−フェニレンジアミン、2,3−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、2,6−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、2,6−ジエチル−パラ−フェニレンジアミン、2,5−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジエチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジプロピル−パラ−フェニレンジアミン、4−アミノ−N,N−ジエチル−3−メチルアニリン、N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、4−N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−メチルアニリン、4−N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ−2−クロロアニリン、2−β−ヒドロキシエチル−パラ−フェニレンジアミン、2−フルオロ−パラ−フェニレンジアミン、2−イソプロピル−パラ−フェニレンジアミン、N−(β−ヒドロキシプロピル)−パラ−フェニレンジアミン、2−ヒドロキシメチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ジメチル−3−メチル−パラ−フェニレンジアミン、N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、N−(β,γ−ヒドロキシプロピル)−パラ−フェニレンジアミン、N−(4’−アミノフェニル)−パラ−フェニレンジアミン、N−フェニル−パラ−フェニレンジアミン、2−β−ヒドロキシエチルオキシ−パラ−フェニレンジアミン、2−β−アセチルアミノエチルオキシ−パラ−フェニレンジアミン、N−(β−メトキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、4−アミノフェニルピロリジン、2−チエニル−パラ−フェニレンジアミン、2−β−ヒドロキシエチルアミノ−5−アミノトルエン及び3−ヒドロキシ−1−(4’−アミノフェニル)ピロリジン、並びに酸とこれらの付加塩。
上に挙げたパラ−フェニレンジアミン類の中でも、特に、以下のものが好ましい:パラ−フェニレンジアミン、パラ−トルイレンジアミン、2−イソプロピル−パラ−フェニレンジアミン、2−(β−ヒドロキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、2−(β−ヒドロキシエチルオキシ)−パラ−フェニレンジアミン、2,6−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、2,6−ジエチル−パラ−フェニレンジアミン、2,3−ジメチル−パラ−フェニレンジアミン、N,N−ビス(β−ヒドロキシエチル)−パラ−フェニレンジアミン、2−クロロ−パラ−フェニレンジアミン、2−(β−アセチルアミノエチルオキシ)−パラ−フェニレンジアミン、並びに酸とこれらの付加塩。
ビス(フェニル)アルキレンジアミン類の中でも、例として、以下のものを挙げることができる:N,N’−ビス(β−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス(4’−アミノフェニル)−1,3−ジアミノプロパノール、N,N’−ビス(β−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス(4’−アミノフェニル)エチレンジアミン、N,N’−ビス(4−アミノフェニル)−テトラメチレンジアミン、N,N’−ビス(β−ヒドロキシエチル)−N,N’−ビス(4−アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N’−ビス(4’−メチルアミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N’−ビス(エチル)−N,N’−ビス(4’−アミノ−3’−メチルフェニル)エチレンジアミン及び1,8−ビス(2,5−ジアミノフェノキシ)−3,6−ジオキサオクタン及びこれらの付加塩。
パラ−アミノフェノール類の中でも、例として、以下のものが挙げられる:パラ−アミノフェノール、4−アミノ−3−メチルフェノール、4−アミノ−3−フルオロフェノール、4−アミノ−3−クロロフェノール、4−アミノ−3−(ヒドロキシメチル)フェノール、4−アミノ−2−メチルフェノール、4−アミノ−2−(ヒドロキシメチル)フェノール、4−アミノ−2−(メトキシメチル)フェノール、4−アミノ−2−(アミノメチル)フェノール、4−アミノ−2−[(β−ヒドロキシエチル)アミノメチル]フェノール、4−アミノ−2−フルオロフェノール、及び酸とこれらの付加塩。
オルト−アミノフェノール類の中でも、例として、2−アミノフェノール、2−アミノ−5−メチルフェノール、2−アミノ−6−メチルフェノール、5−アセトアミド−2−アミノフェノール及びこれらの付加塩を挙げることができる。
複素環式塩基の中でも、例として、ピリジン誘導体、ピリミジン誘導体及びピラゾール誘導体を挙げることができる。
ピリジン誘導体の中でも、例えば、英国特許第1,026,978号明細書及び英国特許第1,153,196号明細書に記載されている化合物、例えば、2,5−ジアミノピリジン、2−(4−メトキシフェニル)アミノ−3−アミノピリジン、3,4−ジアミノピリジン及びこれらの付加塩が挙げられる。
本発明に使用する他のピリジン酸化塩基は、例えば、仏国特許出願第2,801,308号明細書に記載されている3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン酸化塩基又はその付加塩である。例として、以下のものが挙げられる:ピラゾロ[1,5−a]ピリド−3−イルアミン、2−(アセチルアミノ)ピラゾロ[1,5−a]ピリド−3−イルアミン、2−(モルホリン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリド−3−イルアミン、3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−2−カルボン酸、2−メトキシピラゾロ[1,5−a]ピリド−3−イルアミン、(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリド−7−イル)メタノール、2−(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリド−5−イル)エタノール、2−(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリド−7−イル)エタノール、(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリド−2−イル)メタノール、3,6−ジアミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン、3,4−ジアミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3,7−ジアミン、7−(モルホリン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリド−3−イルアミン、ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3,5−ジアミン、5−(モルホリン−4−イル)ピラゾロ[1,5−a]ピリド−3−イルアミン、2−[(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリド−5−イル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール、2−[(3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリド−7−イル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール、3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−5−オール、3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−4−オール、3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−6−オール、3−アミノピラゾロ[1,5−a]ピリジン−7−オール、及びこれらの付加塩。
ピリミジン誘導体の中でも、例えば、独国特許第2359399号明細書、日本特許第88−169571号公報、日本特許第05−63124号公報、及び欧州特許第0,770,375号明細書又は特許出願国際公開第96/15765号パンフレットに記載されている化合物、例えば、2,4,5,6−テトラアミノピリミジン、4−ヒドロキシ−2,5,6−トリアミノピリミジン、2−ヒドロキシ−4,5,6−トリアミノピリミジン、2,4−ジヒドロキシ−5,6−ジアミノピリミジン、2,5,6−トリアミノピリミジン及びこれらの付加塩、並びに互変異性平衡が存在する場合には、これらの互変異性型を挙げることができる。
ピラゾール誘導体の中でも、独国特許第3843892号明細書、独国特許第4133957号明細書、並びに特許出願国際公開第94/08969号パンフレット、国際公開第94/08970号パンフレット、仏国特許出願第A−2,733,749号明細書及び独国特許第19543988号明細書に記載されている化合物、例えば、4,5−ジアミノ−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチル)ピラゾール、3,4−ジアミノピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(4’−クロロベンジル)ピラゾール、4,5−ジアミノ−1,3−ジメチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−メチル−1−フェニルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−メチル−3−フェニルピラゾール、4−アミノ−1,3−ジメチル−5−ヒドラジノピラゾール、1−ベンジル−4,5−ジアミノ−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−tert−ブチル−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−tert−ブチル−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチル)−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−(4’−メトキシフェニル)ピラゾール、4,5−ジアミノ−1−エチル−3−ヒドロキシメチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−ヒドロキシメチル−1−メチルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−ヒドロキシメチル−1−イソプロピルピラゾール、4,5−ジアミノ−3−メチル−1−イソプロピルピラゾール、4−アミノ−5−(2’−アミノエチル)アミノ−1,3−ジメチルピラゾール、3,4,5−トリアミノピラゾール、1−メチル−3,4,5−トリアミノピラゾール、3,5−ジアミノ−1−メチル−4−メチルアミノピラゾール、3,5−ジアミノ−4−(βヒドロキシエチル)アミノ−1−メチルピラゾール、及びこれらの付加塩が挙げられる。
また、4,5−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチル)ピラゾールを用いてもよい。
4,5−ジアミノピラゾール、さらに優先的には、4,5−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチル)ピラゾール及び/又はその塩を用いるのが好ましいであろう。
また、ピラゾール誘導体として、ジアミノ−N,N−ジヒドロピラゾロピラゾロン、特に、仏国特許出願第A−2,886,136号明細書に記載されているもの、例えば、下記の化合物及びこれらの付加塩も挙げることができる:2,3−ジアミノ−6,7−ジヒドロ−1H,5H−ピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1−オン、2−アミノ−3−エチルアミノ−6,7−ジヒドロ−1H,5H−ピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1−オン、2−アミノ−3−イソプロピルアミノ−6,7−ジヒドロ−1H,5H−ピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1−オン、2−アミノ−3−(ピロリジン−1−イル)−6,7−ジヒドロ−1H,5H−ピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1−オン、4,5−ジアミノ−1,2−ジメチル−1,2−ジヒドロピラゾール−3−オン、4,5−ジアミノ−1,2−ジエチル−1,2−ジヒドロピラゾール−3−オン、4,5−ジアミノ−1,2−ジ(2−ヒドロキシエチル)−1,2−ジヒドロピラゾール−3−オン、2−アミノ−3−(2−ヒドロキシエチル)アミノ−6,7−ジヒドロ1H,5H−ピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1−オン、2−アミノ−3−ジメチルアミノ−6,7−ジヒドロ−1H,5H−ピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1−オン、2,3−ジアミノ−5,6,7,8−テトラヒドロ−1H,6H−ピリダジノ[1,2−a]ピラゾール−1−オン、4−アミノ−1,2−ジエチル−5−(ピロリジン−1−イル)−1,2−ジヒドロピラゾール−3−オン、4−アミノ−5−(3−ジメチルアミノピロリジン−1−イル)−1,2−ジエチル−1,2−ジヒドロピラゾール−3−オン、2,3−ジアミノ−6−ヒドロキシ−6,7−ジヒドロ−1H,5H−ピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1−オン。
2,3−ジアミノ−6,7−ジヒドロ−1H,5H−ピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1−オン及び/又はその塩の1つを用いるのが好ましいであろう。
複素環式塩基としては、4,5−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチル)ピラゾール及び/又は2,3−ジアミノ−6,7−ジヒドロ−1H,5H−ピラゾロ[1,2−a]ピラゾール−1−オン及び/又はその塩の1つを用いるのが好ましいであろう。
染料組成物は、任意選択で、有利にはケラチン繊維の染色に常用されているものから選択した1つ又は複数のカプラーを含んでもよい。
カプラーとして、特に、メタ−フェニレンジアミン、メタ−アミノフェノール、メタ−ジフェノール、ナフタレンベースのカプラー、複素環式カプラー、及びこれらの付加塩を挙げることができる。
例えば、以下のものが挙げられる:1,3−ジヒドロキシベンゼン、1,3−ジヒドロキシ−2−メチルベンゼン、4−クロロ−1,3−ジヒドロキシベンゼン、2,4−ジアミノ−1−(β−ヒドロキシエチルオキシ)ベンゼン、2−アミノ−4−(β−ヒドロキシエチルアミノ)−1−メトキシベンゼン、1,3−ジアミノベンゼン、1,3−ビス(2,4−ジアミノフェノキシ)プロパン、3−ウレイドアニリン、3−ウレイド−1−ジメチルアミノベンゼン、セサモール、1−β−ヒドロキシエチルアミノ−3,4−メチレンジオキシベンゼン、α−ナフトール、2−メチル−1−ナフトール、6−ヒドロキシインドール、4−ヒドロキシインドール、4−ヒドロキシ−N−メチルインドール、2−アミノ−3−ヒドロキシピリジン、6−ヒドロキシベンゾモルホリン、3,5−ジアミノ−2,6−ジメトキシピリジン、1−N−(β−ヒドロキシエチル)アミノ−3,4−メチレンジオキシベンゼン、2,6−ビス(β−ヒドロキシエチルアミノ)トルエン、6−ヒドロキシインドリン、2,6−ジヒドロキシ−4−メチルピリジン、1−H−3−メチルピラゾール−5−オン、1−フェニル−3−メチルピラゾール−5−オン、2,6−ジメチルピラゾロ[1,5−b]−1,2,4−トリアゾール、2,6−ジメチル[3,2−c]−1,2,4−トリアゾール、及び6−メチルピラゾロ[1,5−a]ベンズイミダゾール、酸とこれらの付加塩、並びにこれらの混合物。
一般に、本発明に関して用いることができる酸化塩基及びカプラーの付加塩は、特に、酸との付加塩、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、クエン酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、乳酸塩、トシラート、ベンゼンスルホン酸塩、リン酸塩及び酢酸塩から選択される。
酸化塩基は、各々、組成物の全重量に対して0.001重量%〜10重量%、好ましくは0.005重量%〜6重量%を占めるのが有利である。
カプラーが存在する場合、これらの含有率は、各々、組成物の全重量に対して0.001重量%から10重量%までを占めるのが有利であり、染料組成物の全重量に対して0.005重量%〜6重量%の範囲であるのが好ましい。
染料組成物はまた、上で定義したアゾメチン型染料以外の1つ又は複数の追加の直接染料を含んでもよい。
本発明の追加の直接染料は、中性、酸性又はカチオン性ニトロベンゼン染料、中性、酸性又はカチオン性アゾ直接染料、中性、酸性又はカチオン性キノン、並びに特に、アントラキノン直接染料、アジン直接染料、トリアリールメタン直接染料、アゾメチン直接染料並びに天然直接染料から選択される。
本発明に従い用いることができるベンゼン系直接染料の中でも、非限定的に下記の化合物を挙げることができる:
−1,4−ジアミノ−2−ニトロベンゼン;
−1−アミノ−2−ニトロ−4−β−ヒドロキシエチルアミノベンゼン;
−1−アミノ−2−ニトロ−4−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノベンゼン;
−1,4−ビス(β−ヒドロキシエチルアミノ)−2−ニトロベンゼン;
−1−β−ヒドロキシエチルアミノ−2−ニトロ−4−ビス(β−ヒドロキシエチルアミノ)ベンゼン;
−1−β−ヒドロキシエチルアミノ−2−ニトロ−4−アミノベンゼン;
−1−β−ヒドロキシエチルアミノ−2−ニトロ−4−(エチル)(β−ヒドロキシエチル)アミノベンゼン;
−1−アミノ−3−メチル−4−β−ヒドロキシエチルアミノ−6−ニトロベンゼン;
−1−アミノ−2−ニトロ−4−β−ヒドロキシエチルアミノ−5−クロロベンゼン;
−1,2−ジアミノ−4−ニトロベンゼン;
−1−アミノ−2−β−ヒドロキシエチルアミノ−5−ニトロベンゼン;
−1,2−ビス(β−ヒドロキシエチルアミノ)−4−ニトロベンゼン;
−1−アミノ−2−トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミノ−5−ニトロベンゼン;
−1−ヒドロキシ−2−アミノ−5−ニトロベンゼン;
−1−ヒドロキシ−2−アミノ−4−ニトロベンゼン;
−1−ヒドロキシ−3−ニトロ−4−アミノベンゼン;
−1−ヒドロキシ−2−アミノ−4,6−ジニトロベンゼン;
−1−β−ヒドロキシエチルオキシ−2−β−ヒドロキシエチルアミノ−5−ニトロベンゼン;
−1−メトキシ−2−β−ヒドロキシエチルアミノ−5−ニトロベンゼン;
−1−β−ヒドロキシエチルオキシ−3−メチルアミノ−4−ニトロベンゼン;
−1−β,γ−ジヒドロキシプロピルオキシ−3−メチルアミノ−4−ニトロベンゼン;
−1−β−ヒドロキシエチルアミノ−4−β,γ−ジヒドロキシプロピルオキシ−2−ニトロベンゼン;
−1−β,γ−ジヒドロキシプロピルアミノ−4−トリフルオロメチル−2−ニトロベンゼン;
−1−β−ヒドロキシエチルアミノ−4−トリフルオロメチル−2−ニトロベンゼン;
−1−β−ヒドロキシエチルアミノ−3−メチル−2−ニトロベンゼン;
−1−β−アミノエチルアミノ−5−メトキシ−2−ニトロベンゼン;
−1−ヒドロキシ−2−クロロ−6−エチルアミノ−4−ニトロベンゼン;
−1−ヒドロキシ−2−クロロ−6−アミノ−4−ニトロベンゼン;
−1−ヒドロキシ−6−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノ−3−ニトロベンゼン;
−1−β−ヒドロキシエチルアミノ−2−ニトロベンゼン;及び
−1−ヒドロキシ−4−β−ヒドロキシエチルアミノ−3−ニトロベンゼン。
本発明に従い用いてもよいアゾ直接染料の中では、特許出願国際公開第95/15144号パンフレット、国際公開第95/01772号パンフレット及び欧州特許出願第714954号明細書(これらの内容は、本発明の不可欠な一部を成す)に記載されているカチオン性アゾ染料を挙げることができる。
これらの化合物の中でも、とりわけ、下記の染料が挙げられる:
1,3−ジメチル−2−[[4−(ジメチルアミノ)−フェニル]−アゾ]−1H−塩化イミダゾリウム;
1,3−ジメチル−2−[[4−(アミノフェニル)アゾ]−1H−塩化イミダゾリウム;
−1−メチル−4−[(メチルフェニルヒドラゾノ)メチル]ピリジニウム−硫酸メチル。
さらに挙げることができるアゾ直接染料として、Colour Index International、第3版に記載の次の染料がある:Disperse Red 17、Acid Yellow 9、Acid Black 1、Basic Red 22、Basic Red 76、Basic Red 51、Basic Yellow 57、Basic Brown 16、Acid Yellow 36、Acid Orange 7、Acid Red 33、Acid Red 35、Basic Brown 17、Acid Yellow 23、Acid Orange 24、Disperse Black 9。
また、1−(4’−アミノジフェニルアゾ)−2−メチル−4−ビス(β−ヒドロキシエチル)アミノベンゼン及び4−ヒドロキシ−3−(2−メトキシフェニルアゾ)−1−ナフタレンスルホン酸も挙げられる。
キノン直接染料の中でも、下記の染料:Disperse Red 15、Solvent Violet 13、Acid Violet 43、Disperse Violet 1、Disperse Violet 4、Disperse Blue 1、Disperse Violet 8、Disperse Blue 3、Disperse Red 11、Acid Blue 62、Disperse Blue 7、Basic Blue 22、Disperse Violet 15、Basic Blue 99を挙げることができ、且つ下記の化合物:
1−N−メチルモルホリニウムプロピルアミノ−4−ヒドロキシアントラキノン
1−アミノプロピルアミノ−4−メチルアミノアントラキノン
1−アミノプロピルアミノアントラキノン
−5−β−ヒドロキシエチル−1,4−ジアミノアントラキノン
−2−アミノエチルアミノアントラキノン
1,4−ビス(β,γ−ジヒドロキシプロピルアミノ)アントラキノン
も挙げられる。
アジン染料の中でも、下記の化合物:Basic Blue 17、Basic Red 2を挙げることができる。
本発明に従い用いることができるトリアリールメタン染料としては、下記の化合物を挙げることができる:Basic Green 1、Acid Blue 9、Basic Violet 3、Basic Violet 14、Basic Blue 7、Acid Violet 49、Basic Blue 26、Acid Blue 7。
本発明に従い用いることができるアゾメチン染料としては、下記の化合物を挙げることができる:
−2−β−ヒドロキシエチルアミノ−5−[ビス(β−4’−ヒドロキシエチル)アミノ]アニリノ−1,4−ベンゾキノン;
−2−β−ヒドロキシエチルアミノ−5−(2’−メトキシ−4’−アミノ)アニリノ−1,4−ベンゾキノン;
−3−N−(2’−クロロ−4’−ヒドロキシ)フェニルアセチルアミノ−6−メトキシ−1,4−ベンゾキノンイミン;
−3−N−(3’−クロロ−4’−メチルアミノ)フェニルウレイド−6−メチル−1,4−ベンゾキノンイミン;及び
−3−[4’−N−(エチル、カルバミルメチル)アミノ]フェニルウレイド−6−メチル−1,4−ベンゾキノンイミン。
好ましくは、本発明の組成物は、式(I)の少なくとも1つのアゾメチン型の化合物と、式(I)のもの以外の少なくとも1つのアゾメチン型の染料を含む。
本発明に従い用いることができる天然の直接染料としては、ローソン、ユグロン(juglone)、アリザリン、プルプリン、カルミン酸、ケルメルス酸、プルプロガリン酸、プロトカテクアルデヒド、インジゴ、イサチン、クルクミン、スピヌロシン、及びアピゲニジンを挙げることができる。これらの天然染料を含む抽出物又は煎出物(decoction)、特に湿布剤又はヘナベースの抽出物を用いてもよい。
追加の直接染料は、染料組成物中に、組成物の全重量に対して0.001重量%〜10重量%までの含有率、好ましくは0.005重量%〜6重量%の含有率で存在してよい。
染料支持体としても知られる、染色に好適な媒質は、一般に水又は水と少なくとも1つの有機溶媒の混合物から形成される化粧品用媒質である。挙げることができる有機溶媒の例として、C〜C低級アルカノール、例えば、エタノール及びイソプロパノール;ポリオール及びポリオールエーテル、例えば、2−ブトキシエタノール、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル及びモノメチルエーテル、並びにまた、芳香族アルコール、例えば、ベンジルアルコール又はフェノキシエタノール、並びにこれらの混合物がある。
溶媒は、これが存在する場合、染料組成物の全重量に対して、好ましくは約1重量%〜99重量%の割合、より優先的には約5重量%〜95重量%の割合で存在する。
本発明の染料組成物は、さらに、染毛組成物に常用されている補助剤を含んでもよく、例えば、アニオン性、カチオン性、ノニオン性若しくは両性界面活性剤又はこれらの混合物、アニオン性、カチオン性、ノニオン性若しくは両性ポリマー又はこれらの混合物;無機又は有機増粘剤、特にアニオン性、カチオン性、ノニオン性及び両性ポリマー会合性増粘剤、抗酸化剤;浸透剤;可溶化剤;金属イオン封鎖剤;芳香剤;バッファー、分散剤、調整剤、例えば、揮発性又は非揮発性、変性又は非変性シリコーン、例えば、アミノシリコーン、被膜形成剤、セラミド、防腐剤、乳白剤及び導電性ポリマーが挙げられる。
前記の補助剤は、一般に、各々、組成物の重量に対して0.01重量%〜20重量%の量で存在する。
言うまでもなく、当業者であれば、本発明の染料組成物に固有に伴う有利な特性が、考慮される添加によって有害な影響を受けない、又は実質的に受けないよう注意して上記1つ又は複数の任意選択の追加化合物を選択するであろう。
本発明の染料組成物のpHは、一般に約3〜12、特に約5〜11である。pHは、ケラチン繊維の染色に一般に用いられている酸性化又は塩基性化剤を用いて、あるいは標準的バッファー系を用いて、所望の値に調節してよい。
酸性化剤の中でも、例として、ジカルボン酸以外の無機又は有機酸、例えば、塩酸、オルトリン酸、硫酸、カルボン酸、例えば、酢酸、酒石酸、クエン酸又は乳酸、並びにスルホン酸を挙げることができる。
挙げることができる塩基性化剤の中でも、例として、水性アンモニア、アルカリ金属炭酸塩、アルカノールアミン、例えばモノ−、ジ−及びトリエタノールアミン、及びこれらの誘導体、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム、並びに式:
Figure 2015501869
の化合物があり、
式中、Wは、任意選択でヒドロキシル基又はC〜Cアルキルにより置換されたプロピレン残基であり;R、R、R及びRは、同じでも異なっていてもよく、水素原子又はC〜Cアルキル又はC〜Cヒドロキシアルキルを示す。
本発明の染料組成物は、液体、クリーム、ゲルなどの様々な形態、又はケラチン繊維、特にヒト毛髪の染色を実施するのに好適な他の任意の形態であってよい。
前述したように、本発明はまた、ケラチン繊維、特に毛髪などのヒトケラチン繊維を染色することを目的とする、上に定義した染料組成物の使用にも関する。
方法
本発明の染色方法は、所望の着色を達成するのに十分な時間にわたり、上に定義した染料組成物を濡れた又は乾いたケラチン繊維に適用した後、繊維をすすぎ、任意選択によりシャンプーで洗浄し、再度すすいでから、乾燥させるか、放置して乾燥させるものである。
好ましくは、染料組成物の放置時間は、1〜60分、好ましくは5〜40分であり、さらに好ましくは10〜30分である。
染料組成物は、一般に、室温、好ましくは25〜55℃の温度でケラチン繊維に適用する。
一実施形態によれば、所望の明色化を達成するのに十分な時間にわたり、1つ又は複数の酸化剤の存在下で、本発明の染料組成物をケラチン繊維に適用する。
酸化剤は、染料組成物中に存在してもよいし、化粧品組成物中に個別に用いてもよい。
好ましくは、酸化剤は、化粧品組成物中に個別に用いる。
従って、本発明は、ケラチン繊維、特に毛髪などのヒトケラチン繊維を明色化する方法にも関し、この方法では、(i)酸化剤非含有の上に定義した染料組成物と、(ii)1つ又は複数の酸化剤を含む化粧品組成物とを前記繊維に適用し;組成物(i)及び(ii)を、順次又は同時に、所望の明色化を達成するのに十分な時間にわたり前記ケラチン繊維に適用した後、繊維をすすぎ、任意選択によりシャンプーで洗浄し、再度すすいでから、乾燥させるか、放置して乾燥させる。
本発明の目的のために、「順次」という用語は、酸化組成物を染料組成物の前又は後に、すなわち前処理又は後処理として、適用することを意味する。
用いられる酸化剤は、過酸化水素、過酸化尿素、アルカリ金属臭素酸塩、過酸基塩、例えば、過ホウ酸塩及び過硫酸塩、過酸、並びにオキシダーゼ酵素(考えられるその補因子と一緒に)から選択され、このような酵素としては、ペルオキシダーゼ、2電子酸化還元酵素(例えば、ウリカーゼ)及び4電子オキシゲナーゼ(例えば、ラッカーゼ)を挙げることができる。
酸化剤は、過酸化水素であるのが好ましい。
酸化組成物はまた、染毛のための、上に定義した組成物に常用される様々な補助剤を含んでもよい。
酸化剤を含有する酸化組成物のpHは、染料組成物の混合後に、このようにして得られ、ケラチン繊維に適用する組成物のpHが、好ましくは約3〜12、さらに好ましくは5〜11、とりわけ6〜8.5となるようにする。これは、酸性化又は塩基性化剤を用いて、所望の値に調節することができ、これらは、通常、ケラチン繊維の染色に用いられ、上に定義した通りである。
キット
本発明はまた、酸化剤非含有で、前述の式(I)の1つ又は複数の化合物を含む化粧品組成物を含有する第1コンパートメントと、1つ又は複数の酸化剤を含む第2コンパートメントとを含むマルチコンパートメントデバイス又は「キット」にも関する。
1つの具体的実施形態によれば、デバイスは、前述の式(I)の1つ又は複数の化合物を含む化粧品組成物を含有する少なくとも1つのコンパートメントを含むものであってよい。
ロイコ化合物
さらに、本発明の主題は、下記の式(II):
Figure 2015501869
の本発明によるアゾメチン型の直接染料の還元型であるロイコ型化合物、その有機又は無機酸塩、その互変異型、光学異性体又は幾何異性体、及びその溶媒和化合物であり、
ここで、n、R、R、R、R、X、R及びRは、式(I)に示したものと同じ意味を有する。
好ましくは、式(II)の化合物は、上に挙げた化合物1〜65の前駆体から選択される。
さらに優先的には、式(II)のロイコ型化合物は、直接染料1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11及び65、より優先的には、1、2、3、8、10及び65の前駆体から選択される。
式(II)の化合物は、一般に、式(I)の化合物を還元剤と反応させることによって得られる。この還元剤は、ハイドロサルファイトナトリウム、亜鉛粉末及びアスコルビン酸から優先的に選択してよい。この還元剤は、優先的にはハイドロサルファイトナトリウム又は亜鉛である。
Figure 2015501869
合成手法は、仏国特許出願第2,056,799号明細書、仏国特許出願第2,047,932号明細書、仏国特許出願第2,165,965号明細書及び仏国特許出願第2,262,023号明細書に記載されている。
本発明はまた、1つ又は複数の酸化剤の存在下で、ケラチン繊維、特に、毛髪などのヒトケラチン繊維を染色することを目的とする、前述の式(II)の1つ又は複数の化合物の使用にも関する。
特に、本発明は、前述の式(II)の1つ又は複数のロイコ型化合物、及び任意選択で1つ又は複数の酸化剤を含む化粧品組成物にも関する。
方法
本発明はまた、所望の着色を発現させるのに十分な時間にわたり、1つ又は複数の酸化剤の存在下で、前述の式(II)の1つ又は複数のロイコ型化合物を含む化粧品組成物をケラチン繊維に適用した後、繊維をすすぎ、任意選択によりシャンプーで洗浄し、再度すすいでから、乾燥させるか、放置して乾燥させる染色方法にも関する。
酸化剤は、大気酸素であってもよいし、又は上に挙げた酸化剤から選択してもよい。
特に、酸化剤が大気酸素である場合、ロイコ型化合物を含む組成物で処理したケラチン繊維を空気に単純に暴露するだけで、着色種を生成し、これにより、繊維を着色することが可能である。
一変形態様によれば、酸化剤の適用は、ロイコ型化合物を含む化粧品組成物と同時に、又は順次実施してよい。
従って、酸化剤を含む化粧品組成物のケラチン繊維への適用は、本発明の式(II)のロイコ型化合物を含む化粧品組成物の前、これと同時、又はその後のいずれに実施してもよい。
別の変形態様によれば、前述の式(II)の1つ又は複数のロイコ型化合物を含む化粧品組成物と、1つ又は複数の酸化剤を含む化粧品組成物との混合によって得られる、すぐ使用できる組成物をケラチン繊維に適用する。
ケラチン繊維に適用する、すぐ使用できる組成物は、液体、クリーム又はゲル状などの様々な形態、又はケラチン繊維、特にヒトの毛髪などに好適な他のあらゆる形態であってよい。
組成物の放置時間は、1〜60分、好ましくは5〜40分であり、さらに好ましくは10〜30分である。
ロイコ型のそのような化合物を含む化粧品組成物は、一般に、室温、好ましくは25〜55℃の温度でケラチン繊維に適用する。
キット
本発明はまた、酸化剤非含有で、前述の式(II)の1つ又は複数のロイコ型化合物を含む化粧品組成物を含有する第1コンパートメントと、1つ又は複数の酸化剤を含む第2コンパートメントとを含むマルチコンパートメントデバイス又は「キット」にも関する。
1つの具体的実施形態によれば、上記デバイスは、前記式(II)の1つ又は複数のロイコ型化合物を含む化粧品組成物を含有する少なくとも1つのコンパートメントを含みうる。
この場合、ロイコ型化合物を含む組成物をケラチン繊維に適用すると、この繊維は、酸化剤のような大気中の酸素への暴露により着色されてくる。
前述したデバイスは、ケラチン繊維を染色するのに好適である。
以下に記載する実施例を用いて、本発明を説明するが、これらは本発明を何ら制限するものではない。
1/合成の実施例:
実施例1:4−ブトキシ−6−[4−(エチルイソプロピルアミノ)フェニルイミノ]−3−イミノシクロヘキサ−1,4−ジエニルアミン塩酸塩1の合成
Figure 2015501869
20%アンモニア水溶液でpH9.5にした、2mlの水及び6mlのエタノール中の0.003モルのN−メチル−N−イソプロピル−4−アミノアニリン塩酸塩及び0.003モルの4−ブトキシベンゼン−1,3−ジアミン塩酸塩の溶液に、10.2mlの20−V6%過酸化水素水溶液を添加し;室温で24時間撹拌した後、ガムが形成される。上澄みを除去し、ガムを50mlの水、4mlの酢酸エチル、次いでイソプロピルエーテルで3回洗浄する。乾燥後、260mgの4−ブトキシ−6−[4−(エチルイソプロピルアミノ)フェニルアミノ]−3−イミノシクロヘキサ−1,4−ジエニルアミン塩酸塩1が黒色の粉末で得られる。
質量分析法により、分子イオン355(ES+)が検出される。
実施例2:2−{[4−(2−アミノ−5−ブトキシ−4−イミノシクロヘキサ−2,5−ジエニリデンアミノ)−3−メチルフェニル]エチルアミノ}エタノール2の合成
Figure 2015501869
5mlの水及び10mlのエタノール中の4.39g(0.015モル)の2−[(4−アミノ−3−メチルフェニル)(エチル)アミノ]エタノール硫酸塩の溶液に、5mlの水及び10mlのエタノール中の4−ブトキシベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩の溶液を添加する。15mlの20%水性アンモニアでpHを9.5に調節する。51mlの6%過酸化水素水溶液を添加してから、混合物を12時間撹拌する。得られた混合物をブタノールで抽出する。有機相を水で洗浄し、20%水性アンモニアでpH10.5にする。硫酸二ナトリウムで有機相を乾燥させてから濾過した後、ブタノールを蒸発させる。生成物をイソプロピルエーテルで洗浄して、濾過により取り出す。2.81gの2−{[4−(2−アミノ−5−ブトキシ−4−イミノシクロヘキサ−2,5−ジエニリデンアミノ)−3−メチルフェニル]エチルアミノ}エタノール2が黒色の粉末で得られる。
質量分析法により、分子イオン371(ES+)が検出される。
実施例3:2−クロロ−4−[(2,4−ジアミノ−5−ブトキシフェニル)イミノ]シクロヘキサ−2,5−ジエン−1−オン8の合成
Figure 2015501869
26mlの6%過酸化水素水溶液を、2mlの水及び2mlのエタノール中の180mg(0.001モル)の4−アミノ−2−クロロフェノール硫酸塩及び253mg(0.001モル)の4−ブトキシベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩の溶液を添加した後、20%水性アンモニアでpHを9.5に調節する。室温で5時間撹拌した後、形成された沈殿物を濾過により取り出し、水で洗浄してから乾燥させる。褐色の粉末が得られる。
質量分析法により、分子イオン320(ES+)が検出される。
実施例4:2−{[4−(2−アミノ−5−エトキシ−4−イミノシクロヘキサ−2,5−ジエニリデンアミノ)フェニル]エチルアミノ}エタノール3の合成
Figure 2015501869
4mlの0.25N水酸化ナトリウム中の4−エトキシベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩の溶液を、2mlの水中の2−[エチル(4−ニトロソフェニル)アミノ]エタノールの溶液に添加し、混合物を50℃に加熱する。反応媒質を濃縮し、残留物をイソプロピルエーテルに溶解させて、濾過により取り出し、形成された沈殿物を乾燥させた後、黒色の粉末として、360mgの2−{[4−(2−アミノ−5−エトキシ−4−イミノシクロヘキサ−2,5−ジエニリデンアミノ)フェニル]エチルアミノ}エタノール二塩酸塩3が得られる。
質量分析法により、分子イオン329(ES+)が主に検出される。
実施例5:2−[[4−(2−アミノ−5−ブトキシ−4−イミノシクロヘキサ−2,5−ジエニリデンアミノ)フェニル](2−ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール10の合成
Figure 2015501869
20%アンモニア水溶液でpH9.5にした、2mlの水及び6mlのエタノール中の0.925g(0.003モル)のN−エチル−N−イソプロピル−4−アミノアニリン塩酸塩及び0.76g(0.003モル)の4−ブトキシベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩の溶液に、10.2mlの6%過酸化水素水溶液を添加する。室温で24時間撹拌した後、エタノールを除去し、形成されたカップリング生成物をブタノールで抽出する。真空下でブタノールを除去した後、ガム状の残留物を酢酸エチル、次いでエーテルに溶解させる。乾燥後、0.470gの2−[[4−(2−アミノ−5−ブトキシ−4−イミノシクロヘキサ−2,5−ジエニリデンアミノ)フェニル](2−ヒドロキシエチル)アミノ]エタノール10が青−黒色の粉末で得られる。
FIA/MS分析:分子イオン387(ES+)が主に検出される。
実施例6:2−{[4−(2−アミノ−5−エトキシ−4−イミノシクロヘキサ−2,5−ジエニリデンアミノ)フェニル]エチルアミノ}エタノール塩酸塩65の合成
Figure 2015501869
4.2mlの0.25N水酸化ナトリウム中の4−ブトキシベンゼン−1,3−ジアミン二塩酸塩の溶液を、50℃で4.2mlの水中の2−[エチル(4−ニトロソフェニル)アミノ]エタノールの溶液に添加する。50℃で3時間後、上澄みを除去し、残留ガムを水で洗浄した後、イソプロピルエーテルに溶解させる。形成された固体を濾過により取り出し、乾燥させる。このようにして、360mgの2−{[4−(2−アミノ−5−エトキシ−4−イミノシクロヘキサ−2,5−ジエニリデンアミノ)フェニル]エチルアミノ}エタノール塩酸塩65が、黒色の粉末状で得られる。
FIA/MS分析:分子イオン357(ES+)が検出される。
実施例7:2−{4−アミノ−3−[4−(エチルイソプロピルアミノ)フェニルイミノ]−6−イミノ−シクロヘキサン−1,4−ジエニルオキシ}エタノール塩酸塩66の合成
Figure 2015501869
20%水性アンモニアでpH9.5にした、10mlの水及び10mlのエタノール中の2.14g(0.01モル)のN−エチル−N−イソプロピル−4−アミノアニリン塩酸塩及び2.41g(0.01モル)の2−(2,4−ジアミノフェノキシ)エタノール二塩酸塩の溶液に、5.7gの30%過酸化水素水溶液(0.05モル)を滴下しながら添加する。室温で6時間撹拌した後、ガムが形成される。上澄みを除去し、残留ガムを水で4回洗浄した後、ジクロロメタンに溶解させることにより、クロマトグラフィー(溶出液:ジクロロメタン/メタノール:98/2 v/v)を実施する。このようにして、510mgの2−{4−アミノ−3−[4−(エチルイソプロピルアミノ)フェニルイミノ]−6−イミノ−シクロヘキサ−1,4−ジエニルオキシ}エタノール塩酸塩66が黒色の粉末で得られる。
FIA/MS分析:分子イオン343(ES+)が検出される。
実施例8:4−メトキシ−6−[4−(N−エチル−N−イソプロピルアミノ)フェニルイミノ]−3−イミノシクロヘキサ−1,4−ジエニル−1−アミン67の合成
Figure 2015501869
2mlの水及び2mlのエタノール中の191.5mg(0.001モル)のN−エチル−N−(プロパン−2−イル)−4−ニトロソアニリン及び312.4mgの4−メトキシ−1,3−メタフェニレンジアミン塩酸塩(0.0015モル)の溶液に、1mlの2N水酸化ナトリウムを添加する。4時間撹拌した後、混合物を0℃に冷却し、2mlの20%水性アンモニアを添加して、混合物を1時間撹拌する。形成された沈殿物を濾過し、水で洗浄する。
このようにして、258mgの4−メトキシ−6−[4−(N−エチル−N−イソプロピルアミノ)フェニルイミノ]−3−イミノシクロヘキサ−1,4−ジエニル−1−アミンが黒色の粉末状で得られる。
LC/MS分析:分子イオン313(ES+)が検出される。
2/合成された分子1、2、3、8、10、65の染色評価
下記の染料組成物を調製した。
・1gの表示化合物
・79.5gの水
・15gのエタノール
・5gのベンジルアルコール
・0.5gの安息香酸
得られた混合物1gを、90%の白髪を含む白髪交じりの毛髪の0.25gの房に適用する。30分の放置時間後、房をすすぎ、標準的シャンプーで洗浄し、再度すすいだ後、乾燥させる。
Figure 2015501869
3/合成された分子66及び67の染色評価
下記の染料組成物を調製した。
・0.5gの表示化合物
・74.5gの水
・15gのエタノール
・5gのベンジルアルコール
・5gの30%ヒドロキシエチルジモニウム塩化物水溶液
得られた混合物1.25gを、90%の白髪を含む白髪交じりの毛髪の0.25gの房に適用する。30分の放置時間後、房をすすぎ、標準的シャンプーで洗浄し、再度すすいだ後、乾燥させる。
Figure 2015501869

Claims (13)

  1. 下記の式(I):
    Figure 2015501869
    式(I)中:
    ・nは、0、1、2、3又は4に等しい整数であり;
    ・Rは、
    −ヒドロキシル又はイミダゾリウム基、An (An は、化粧品として許容されるアニオン又はアニオンの混合物を表す)から選択される1つ又は複数の同じ又は異なるにより任意選択で置換された、直鎖状又は分枝状C〜Cアルキル
    −C〜Cアルコキシ
    −ハロゲン原子
    を示し;
    ・Rは、
    −1つ又は複数のヒドロキシルにより任意選択で置換された、直鎖状又は分枝状 〜C アルキル
    を示し;
    ・R及びRは、互いに独立に、
    −水素原子、
    −1つ又は複数のヒドロキシルにより任意選択で置換された、直鎖状又は分枝状C〜Cアルキル
    を示し;
    ・R及びRは、これらが結合される窒素原子と一緒に、ピロリジノ、ピペリジノ又はモルホリノ環を形成することができ;
    ・Xは、
    −ヒドロキシル
    −NR(R及びRは、互いに独立に、
    ・水素原子、
    ・1つ又は複数のヒドロキシル又はC〜Cアルコキシにより任意選択で置換された、直鎖状又は分枝状C〜Cアルキルを表す)
    を示し、
    ここで、前記式(I)の化合物は、以下の化合物(A)又は(B):
    Figure 2015501869
    を表すことができないことが理解される)
    のアゾメチン化合物、その有機又は無機酸塩、その互変異型、光学異性体又は幾何異性体、及びその溶媒和化合物。
  2. 以下:
    ・nは、0、1又は2に等しい整数を示し;
    ・Rは、
    −直鎖状又は分枝状C〜Cアルキル基、
    〜Cアルコキシ基、
    ハロゲン原子
    示し;
    nが2に等しいとき、基Rは同じか、又は異なり、
    ・Rは、
    −1つ又は複数のヒドロキシルにより任意選択で置換された、直鎖状又は分枝状C〜Cアルキル
    を示し;
    ・R及びRは、互いに独立に、
    −水素原子、
    −直鎖状又は分枝状C〜Cアルキル基、
    示し;
    ・R及びRは、これらが結合される窒素原子と一緒に、ピロリジノ、ピペリジノ又はモルホリノ環を形成することができ;
    ・Xは、
    −ヒドロキシル
    −NR(R及びRは、互いに独立に、
    ・水素原子、
    ・1つ又は複数のヒドロキシルにより任意選択で置換された、直鎖状又は分枝状C〜Cアルキル
    を表す)
    を示す
    ことを特徴とする請求項1に記載のアゾメチン化合物。
  3. 全体的又は個別に、以下:
    −nは、0又は2に等しい整数を示し、
    −Rは、ハロゲン原子又は直鎖状C〜Cアルキルを示し、
    −Rは、直鎖状又は分枝状C〜Cアルキル;ヒドロキシルにより置換された直鎖状C〜Cアルキルを示し、
    −Rは、水素原子又は直鎖状C〜Cアルキルを示し、
    −Rは、水素原子又は直鎖状C〜Cアルキルを示し、及び/又は
    −Xは、ヒドロキシル又は−NRを示し、ここで、R及びRは、互いに独立に、水素原子、又は1つ又は複数のヒドロキシルにより任意選択で置換された、直鎖状又は分枝状C〜Cアルキルを表す
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の式(I)のアゾメチン化合物。
  4. 下記の化合物から選択されることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の式(I)のアゾメチン化合物。
    Figure 2015501869
    Figure 2015501869
    Figure 2015501869
    Figure 2015501869
    Figure 2015501869
    Figure 2015501869
    Figure 2015501869
    Figure 2015501869
    Figure 2015501869
    Figure 2015501869
    Figure 2015501869
    Figure 2015501869
  5. ケラチン繊維を染色することを目的とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の式(I)の1つ又は複数のアゾメチン化合物の使用。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の式(I)の1つ又は複数のアゾメチン化合物を含む組成物。
  7. ケラチン繊維を染色する方法であって、請求項1〜のいずれか1項に記載の式(I)の1つ又は複数のアゾメチン化合物を含む染料組成物を濡れた又は乾いた繊維に、所望の着色を達成するのに十分な時間にわたり適用した後、前記繊維をすすぎ、任意選択によりシャンプーで洗浄し、再度すすいでから、得られる前記繊維を乾燥させるか、又は放置して乾燥させることを特徴とする、方法。
  8. ケラチン繊維を明色化する方法であって、(i)酸化剤を含まない請求項に記載の染料組成物と、(ii)1つ又は複数の酸化剤を含む化粧品組成物とを前記繊維に適用し、組成物(i)及び(ii)を、順次又は同時に、所望の明色化を達成するのに十分な時間にわたり前記ケラチン繊維に適用した後、前記繊維をすすぎ、任意選択によりシャンプーで洗浄し、再度すすいでから、得られる前記繊維を乾燥させるか、又は放置して乾燥させることを特徴とする、方法。
  9. 下記の式(II):
    Figure 2015501869
    (式中、n、R、R、R、R、X、R及びRは、請求項に示したものと同じ意味を有する)
    の化合物、その有機若しくは無機酸塩、その互変異型、及び/又はその溶媒和化合物。
  10. 求項に記載の式(II)の1つ又は複数の化合物を含み、且つ任意選択で1つ又は複数の酸化剤を含む、組成物。
  11. 請求項に記載の式(II)の1つ又は複数の化合物を含む染料組成物、及び1つ又は複数の酸化剤を含む酸化組成物を濡れた又は乾いた繊維に、同時に又は順次適用することを特徴とする、ケラチン繊維の染色方法。
  12. ケラチン繊維を染色することを目的とする、1つ又は複数の酸化剤の存在下での、請求項に記載の式(II)の1つ又は複数の化合物の使用。
  13. 酸化剤を含まない請求項又は10に記載の組成物を含有する第1コンパートメントと、1つ又は複数の酸化剤を含む組成物を含有する第2コンパートメントとを含むことを特徴とする、マルチコンパートメントデバイス又は染色「キット」。
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