JP2005330055A - 貨物管理システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 貨物が輸送体の貨物ゲートを通過する際に、貨物に取り付けられている無線タグ1と無線通信を実施する無線タグ通信部21と、その無線タグ通信部21の無線通信結果を参照して、貨物の通過判定を実施する制御部23とを有する貨物検知ユニット2を輸送体に取り付け、その制御部23により貨物の通過が認定されると、通信部24が貨物の識別IDをセンター装置3に送信する。
【選択図】 図1
Description
なお、貨物管理表は、センターの管理者が人的に作成するが、貨物管理表の作成後に、顧客から貨物の輸送依頼を受けると、荷積みや荷降ろしの場所を考慮して、その貨物管理表に記述している計画を修正する。
このため、本来搭載しなければならない貨物が積み込まれなかったり、貨物が行方不明になったりするトラブルが発生することがある。
即ち、この貨物管理システムでは、コンテナに無線タグを取り付け、予め決められているコンテナの移動範囲の中の所要箇所に、その無線タグと無線通信を実施する通信手段を設置するようにしている。
これにより、コンテナが所定の移動範囲の中に存在すれば、監視センターと作業者が煩雑な確認を行うことなく、コンテナの大まかな位置を把握することができる。
図1はこの発明の実施の形態1による貨物管理システムを示す構成図であり、図2はこの発明の実施の形態1による貨物管理システムの無線通信を示すタイムチャートである。
図において、無線タグ1はコンテナを含む貨物に取り付けられ、貨物検知ユニット2から送信される無線タグ呼出信号Bを受信すると、自己の識別IDを含む応答信号Cを貨物検知ユニット2に送信する。
貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21は制御部23の指示の下、定期的に無線タグ呼出信号Bを無線タグ1に送信し、無線タグ1から送信される応答信号Cを受信する。なお、無線タグ通信部21は無線通信手段を構成している。
貨物検知ユニット2のGPS受信機22はGPSアンテナ22aがGPS衛星から送信されるGPS信号を受信すると、そのGPS信号を参照して輸送体の現在位置と現在時刻を特定し、その位置情報と時刻情報を出力する。
貨物検知ユニット2の通信部24はアンテナ24aを有し、制御部23から出力された貨物の識別IDと位置情報と時刻情報とをセンター装置3に送信する。なお、通信部24は情報送信手段を構成している。
センター装置3のコンピュータ32は通信部31により受信された貨物の識別IDと位置情報と時刻情報とをメモリ33に保存し、貨物の搬入搬出状況を把握する必要があるとき、貨物の識別IDをキーにして、メモリ33から貨物の位置情報と時刻情報を検索し、その位置情報と時刻情報にしたがって貨物が搬入又は搬出された輸送体の位置と時刻を表示部34に表示する。表示部34は例えばCRTや液晶ディスプレイなどから構成されている。
コンテナを含む貨物は、指定の積込地において、船舶や車両などの輸送体に搬入され、その後、指定の積降地まで搬送されたのち、その積降地で搬出される。
船舶や車両などの輸送体の貨物ゲートの近傍に設置されている貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21は、制御部23の指示の下、図2に示すように、定期的に無線タグ呼出信号Bを無線タグ1に送信する。ここでは、貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21が定期的に無線タグ呼出信号Bを送信しているが、必ずしも定期的である必要なく、連続的あるいは非定期に送信するようにしてもよい。
あるいは、無線タグ1が貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21から送信される無線タグ呼出信号Bを受信することができても、貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21が無線タグ1から送信される応答信号Cを受信することができない。
図2の例では、通過期間A1に至る前の時点では、貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21が無線タグ呼出信号Bを送信しても、無線タグ1からの応答信号Cを受信することができない。
図2の例では、貨物が貨物ゲートを通過している通過期間A1において、無線タグ1が応答信号Cを送信して、貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21が応答信号Cを受信している。
あるいは、無線タグ1が貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21から送信される無線タグ呼出信号Bを受信することができても、貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21が無線タグ1から送信される応答信号Cを受信することができなくなる。
即ち、制御部23は、無線タグ通信部21が無線タグ1からの応答信号Cを受信することができない状態から、その応答信号Cを受信することができる状態に移行し、さらに、その応答信号Cを受信することができない状態に移行すると、貨物が輸送体の貨物ゲートを通過したものと認定する(図2(d)を参照)。
貨物検知ユニット2の制御部23は、貨物が輸送体の貨物ゲートを通過したものと認定すると、GPS受信機22から当該認定を実施した時点の位置情報と時刻情報を取得し、貨物の識別IDと位置情報と時刻情報とを通信部24に出力する。
なお、貨物の識別IDは、無線タグ1から送信される応答信号Cに含まれているので、制御部23が貨物の識別IDを記憶し、その位置情報と時刻情報を通信部24に出力する際、その記憶した識別IDも出力する。
ここでは、貨物を輸送体に搬入するに際して、貨物検知ユニット2の制御部23が貨物の通過を認定して、貨物検知ユニット2の通信部24が貨物の識別IDや位置情報等をセンター装置3に送信するものについて示したが、貨物を輸送体から搬出する際も、貨物が貨物ゲートを通過する通過期間A2において、貨物を搬入する場合と同様に、貨物検知ユニット2の制御部23が貨物の通過を認定して、貨物検知ユニット2の通信部24が貨物の識別IDと位置情報と時刻情報をセンター装置3に送信する。
センター装置3のコンピュータ32は、通信部31が貨物の識別IDと位置情報と時刻情報とを受信すると、貨物の識別IDと位置情報と時刻情報とをメモリ33に保存する。
センター装置3のコンピュータ32は、貨物の識別IDに対応する位置情報と時刻情報を検索すると、例えば、以下に示すように、貨物の識別IDと位置情報と時刻情報とを表示部34に表示する。
貨物の識別ID 位置情報 時刻情報
K−58 XXXX 04/05/5 10:23
K−58 YYYY 04/05/8 12:38
これにより、オペレータは、位置情報が指定の積降地又は積降地と一致していることや、搬入時刻や搬出時刻を確認することが可能になる。
図3はこの発明の実施の形態2による貨物管理システムを示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。図4はこの発明の実施の形態2による貨物管理システムの無線通信を示すタイムチャートである。
図3において、貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21a,21bは図1の無線タグ通信部21と同様に、制御部25の指示の下、定期的に無線タグ呼出信号Ba,Bbを無線タグ1に送信して、無線タグ1から送信される応答信号Ca,Cbを受信する。ただし、この実施の形態2では、例えば、無線タグ通信部21aが貨物ゲートの外側に設置され、無線タグ通信部21bが貨物ゲートの内側に設置されているものとする。なお、無線タグ通信部21a,21bは無線通信手段を構成している。
貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21a,21bは、制御部25の指示の下、図4に示すように、定期的に無線タグ呼出信号Ba,Bbを無線タグ1に送信する。
貨物に取り付けられている無線タグ1は、輸送体の貨物ゲートから遠い位置にいる間は、貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21a,21bから送信される無線タグ呼出信号Ba,Bbを受信することができないので、自己の識別IDを含む応答信号Ca,Cbを貨物検知ユニット2に送信することができない。
あるいは、無線タグ1が貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21a,21bから送信される無線タグ呼出信号Ba,Bbを受信することができても、貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21a,21bが無線タグ1から送信される応答信号Ca,Cbを受信することができない。
図4の例では、通過期間A1に至る前の時点では、貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21a,21bが無線タグ呼出信号Ba,Bbを送信しても、無線タグ1からの応答信号Ca,Cbを受信することができない。
貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21aは、無線タグ1から送信される応答信号Caを受信する。
この時点では、無線タグ1は、貨物ゲートの内側に設置されている貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21bから送信される無線タグ呼出信号Bbは受信することができないので、無線タグ呼出信号Bbに対応する応答信号Cbを送信しない。
貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21bは、無線タグ1から送信される応答信号Cbを受信する。
あるいは、無線タグ1が貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21aから送信される無線タグ呼出信号Baを受信することができても、貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21aが無線タグ1から送信される応答信号Caを受信することができなくなる。
あるいは、無線タグ1が貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21bから送信される無線タグ呼出信号Bbを受信することができても、貨物検知ユニット2の無線タグ通信部21bが無線タグ1から送信される応答信号Cbを受信することができなくなる。
即ち、制御部25は、無線タグ通信部21a,21bが無線タグ1からの応答信号Ca,Cbを受信することができない状態から、その応答信号Ca,Cbを受信することができる状態に移行し、さらに、その応答信号Ca,Cbを受信することができない状態に移行すると、貨物が輸送体の貨物ゲートを通過したものと認定する(図2(f)を参照)。
即ち、制御部25は、最初に貨物ゲートの外側に設置されている無線タグ通信部21aの無線通信(無線タグ1に対する無線通信)が可能になってから、貨物ゲートの内側に設置されている無線タグ通信部21bの無線通信(無線タグ1に対する無線通信)が可能になった場合、貨物が貨物ゲートの外側から進入してきているので、貨物の通過方向が搬入方向であると認定する。
一方、最初に貨物ゲートの内側に設置されている無線タグ通信部21bの無線通信が可能になってから、貨物ゲートの外側に設置されている無線タグ通信部21aの無線通信が可能になった場合、貨物が貨物ゲートの内側から進入してきているので、貨物の通過方向が搬出方向であると認定する。
ここでは、貨物を輸送体に搬入するに際して、貨物検知ユニット2の制御部25が貨物の通過を認定して、貨物検知ユニット2の通信部24が貨物の識別IDや位置情報等をセンター装置3に送信するものについて示したが、貨物を輸送体から搬出する際も、貨物が貨物ゲートを通過する通過期間A2において、貨物を搬入する場合と同様に、貨物検知ユニット2の制御部25が貨物の通過を認定するとともに、貨物の通過方向を認定して、貨物検知ユニット2の通信部24が貨物の識別IDと、貨物の通過方向と、位置情報及び時刻情報とをセンター装置3に送信する。
センター装置3のコンピュータ32は、通信部31が貨物の識別IDと、貨物の通過方向と、位置情報及び時刻情報とを受信すると、貨物の識別IDと、貨物の通過方向と、位置情報及び時刻情報とをメモリ33に保存する。
センター装置3のコンピュータ32は、貨物の識別IDに対応する貨物の通過方向と位置情報と時刻情報を検索すると、例えば、以下に示すように、貨物の識別IDと貨物の通過方向と位置情報と時刻情報とを表示部34に表示する。
貨物の識別ID 通過方向 位置情報 時刻情報
K−58 搬入方向 XXXX 04/05/5 10:23
K−58 搬出方向 YYYY 04/05/8 12:38
図5はこの発明の実施の形態3による貨物管理システムを示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。図6はこの発明の実施の形態3による貨物管理システムの無線通信を示すタイムチャートである。
図5において、貨物検知ユニット2のバーコード読取部26は貨物に貼り付けられたバーコード4の読取処理を実施する。なお、バーコード読取部26はバーコード読取手段を構成している。
貨物検知ユニット2の制御部27はバーコード読取部26によるバーコードの読取結果を参照して、貨物の通過判定を実施し、その貨物の通過を認定すると、貨物の識別IDとGPS受信機22から出力された位置情報及び時刻情報を通信部24に出力する。なお、制御部27は通過判定手段を構成している。
貨物検知ユニット2のバーコード読取部26は、制御部27の指示の下、図6に示すように、定期的にバーコード読取信号Dをバーコード4に向けて照射する。バーコード読取信号Dはバーコード4を照らすランプに相当する信号である。
ここでは、バーコード読取部26が定期的にバーコード読取信号Dを照射しているが、必ずしも定期的である必要なく、連続的あるいは非定期に照射するようにしてもよい。
図6の例では、通過期間A1に至る前の時点では、貨物検知ユニット2のバーコード読取部26がバーコード読取信号Dをバーコード4に向けて照射しても、バーコード4からの読取応答信号Eを受信することができない。
図6の例では、貨物が貨物ゲートを通過している通過期間A1において、バーコード読取部26がバーコード読取信号Dの反射信号である読取応答信号Eを受信している。
即ち、制御部27は、バーコード読取部26がバーコード4からの読取応答信号Eを受信することができない状態から、その読取応答信号Eを受信することができる状態に移行し、さらに、その読取応答信号Eを受信することができない状態に移行すると、貨物が輸送体の貨物ゲートを通過したものと認定する(図6(d)を参照)。
貨物検知ユニット2の制御部27は、貨物が輸送体の貨物ゲートを通過したものと認定すると、上記実施の形態1と同様に、GPS受信機22から当該認定を実施した時点の位置情報と時刻情報を取得し、貨物の識別IDと位置情報と時刻情報とを通信部24に出力する。
ここでは、貨物を輸送体に搬入するに際して、貨物検知ユニット2の制御部27が貨物の通過を認定して、貨物検知ユニット2の通信部24が貨物の識別IDや位置情報等をセンター装置3に送信するものについて示したが、貨物を輸送体から搬出する際も、貨物が貨物ゲートを通過する通過期間A2において、貨物を搬入する場合と同様に、貨物検知ユニット2の制御部27が貨物の通過を認定して、貨物検知ユニット2の通信部24が貨物の識別IDと位置情報と時刻情報をセンター装置3に送信する。
センター装置3のコンピュータ32は、通信部31が貨物の識別IDと位置情報と時刻情報とを受信すると、上記実施の形態1と同様に、貨物の識別IDと位置情報と時刻情報とをメモリ33に保存する。
センター装置3のコンピュータ32は、貨物の識別IDに対応する位置情報と時刻情報を検索すると、例えば、以下に示すように、貨物の識別IDと位置情報と時刻情報とを表示部34に表示する。
貨物の識別ID 位置情報 時刻情報
K−58 XXXX 04/05/5 10:23
K−58 YYYY 04/05/8 12:38
これにより、オペレータは、位置情報が指定の積降地又は積降地と一致していることや、搬入時刻や搬出時刻を確認することが可能になる。
図7はこの発明の実施の形態4による貨物管理システムを示す構成図であり、図において、図5と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。図8はこの発明の実施の形態4による貨物管理システムの無線通信を示すタイムチャートである。
図7において、貨物検知ユニット2のバーコード読取部26a,26bは図5のバーコード読取部26と同様に、制御部28の指示の下、定期的にバーコード読取信号Da,Dbをバーコード4に向けて照射して、バーコード4からの読取応答信号Ea,Ebを受信する。ただし、この実施の形態4では、例えば、バーコード読取部26aが貨物ゲートの外側に設置され、バーコード読取信号Dbが貨物ゲートの内側に設置されているものとする。なお、バーコード読取部26a,26bはバーコード読取手段を構成している。
貨物検知ユニット2のバーコード読取部26a,26bは、制御部28の指示の下、図8に示すように、定期的にバーコード読取信号Da,Dbをバーコード4に向けて照射する。
図8の例では、通過期間A1に至る前の時点では、貨物検知ユニット2のバーコード読取部26a,26bがバーコード読取信号Da,Dbをバーコード4に向けて照射しても、バーコード4からの読取応答信号Ea,Ebを受信することができない。
この時点では、貨物ゲートの内側に設置されている貨物検知ユニット2のバーコード読取部26bは、バーコード4からの読取応答信号Ebを受信することができない。
その後、貨物が貨物ゲートを通過して、輸送体の中に運ばれ、貨物ゲートから遠ざかると、最初に貨物ゲートの外側に設置されている貨物検知ユニット2のバーコード読取部26aがバーコード4からの読取応答信号Eaの受信が不可能になる(図8(b)(c)を参照)。
さらに、貨物が貨物ゲートから遠ざかると、貨物ゲートの内側に設置されている貨物検知ユニット2のバーコード読取部26bがバーコード4からの読取応答信号Ebの受信が不可能になる(図8(d)(e)を参照)。
即ち、制御部28は、バーコード読取部26a,26bがバーコード4からの読取応答信号Ea,Ebを受信することができない状態から、その読取応答信号Ea,Ebを受信することができる状態に移行し、さらに、その読取応答信号Ea,Ebを受信することができない状態に移行すると、貨物が輸送体の貨物ゲートを通過したものと認定する(図8(f)を参照)。
即ち、制御部28は、最初に貨物ゲートの外側に設置されているバーコード読取部26aのバーコード読取(バーコード4からの読取応答信号Eaの受信)が可能になってから、貨物ゲートの内側に設置されているバーコード読取部26bのバーコード読取(バーコード4からの読取応答信号Ebの受信)が可能になった場合、貨物が貨物ゲートの外側から進入してきているので、貨物の通過方向が搬入方向であると認定する。
一方、最初に貨物ゲートの内側に設置されているバーコード読取部26bのバーコード読取が可能になってから、貨物ゲートの外側に設置されているバーコード読取部26aのバーコード読取が可能になった場合、貨物が貨物ゲートの内側から進入してきているので、貨物の通過方向が搬出方向であると認定する。
ここでは、貨物を輸送体に搬入するに際して、貨物検知ユニット2の制御部28が貨物の通過を認定して、貨物検知ユニット2の通信部24が貨物の識別IDや位置情報等をセンター装置3に送信するものについて示したが、貨物を輸送体から搬出する際も、貨物が貨物ゲートを通過する通過期間A2において、貨物を搬入する場合と同様に、貨物検知ユニット2の制御部28が貨物の通過を認定するとともに、貨物の通過方向を認定して、貨物検知ユニット2の通信部24が貨物の識別IDと、貨物の通過方向と、位置情報及び時刻情報とをセンター装置3に送信する。
センター装置3のコンピュータ32は、通信部31が貨物の識別IDと、貨物の通過方向と、位置情報及び時刻情報とを受信すると、貨物の識別IDと、貨物の通過方向と、位置情報及び時刻情報とをメモリ33に保存する。
センター装置3のコンピュータ32は、貨物の識別IDに対応する貨物の通過方向と位置情報と時刻情報を検索すると、例えば、以下に示すように、貨物の識別IDと貨物の通過方向と位置情報と時刻情報とを表示部34に表示する。
貨物の識別ID 通過方向 位置情報 時刻情報
K−58 搬入方向 XXXX 04/05/5 10:23
K−58 搬出方向 YYYY 04/05/8 12:38
図9から図12はこの発明の実施の形態5による貨物管理システムを示す構成図であり、図において、図1、図3、図5及び図7と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
貨物検知ユニット2の情報記録部29は制御部23,25,27,28から出力された各種の情報(貨物の識別ID、貨物の通過方向、位置情報、時刻情報)を可搬型記録媒体5に記録する。なお、情報記録部29は情報記録手段を構成している。
センター装置3の情報読取部35は可搬型記録媒体5が装着されると、その可搬型記録媒体5から各種の情報(貨物の識別ID、貨物の通過方向、位置情報、時刻情報)を読み取り、各種の情報をコンピュータ32に出力する。
上記実施の形態1〜4では、貨物検知ユニット2の制御部23等は、貨物の通過を認定すると、GPS受信機22から当該認定を実施した時点の位置情報と時刻情報を取得し、直ちに、貨物の識別IDや位置情報等を、通信部24を介して、センター装置3に送信するものについて示したが、次のようにしてもよい。
そして、貨物検知ユニット2の制御部23等は、通信部24がセンター装置3から識別情報の送信要求を受信すると、一時的に記憶した情報(貨物の識別ID、貨物の通過方向、位置情報、時刻情報)を、通信部24を介して、センター装置3に送信する。
この実施の形態6によれば、上記実施の形態1〜4と同様の効果を奏する他、まとめて情報を伝送することができるため、伝送に伴う手順が省け、データ量を削減することができるなどの効果が得られる。
上記実施の形態6では、貨物検知ユニット2の制御部23等が、貨物の通過を認定すると、GPS受信機22から当該認定を実施した時点の位置情報と時刻情報を取得して、貨物の識別IDや位置情報等を一時的に記憶し、センター装置3から識別情報の送信要求を受信したとき、一時的に記憶した情報(貨物の識別ID、貨物の通過方向、位置情報、時刻情報)をセンター装置3に送信するものについて示したが、貨物の搬入又は搬出が完了したとき、一時的に記憶した情報(貨物の識別ID、貨物の通過方向、位置情報、時刻情報)をセンター装置3に送信するようにしてもよい。
この実施の形態7の場合も、上記実施の形態1〜4と同様の効果を奏する他、まとめて情報を伝送することができるため、伝送に伴う手順が省け、データ量を削減することができるなどの効果が得られる。
図13はこの発明の実施の形態8による貨物管理システムを示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
貨物検知ユニット2の制御部61は図1や図3等の制御部23,25,27,28と同様の機能を有する他に、通信部24がセンター装置3から送信される貨物の配送情報(例えば、届け先の氏名及び住所、依頼主の氏名及び住所、品名、個数、重量、輸送体に対する貨物の積込地や積降地など)を受信すると、その配送情報と貨物の通過判定結果を参照して、貨物の搬入又は搬出が予定通り実施されたか否かを確認する機能を備えている。なお、制御部61は通過判定手段を構成するとともに、確認手段を構成している。
貨物検知ユニット2の表示部62は例えば数値表示器や液晶ディスプレイから構成され、制御部61の指示の下、貨物の搬入・搬出状況を表示する。
即ち、センター装置3のコンピュータ32は、例えば、オペレータから貨物の配送情報の送信要求を受けると、貨物の配送情報を通信部31を介して貨物検知ユニット2に送信する。
貨物検知ユニット2の制御部61は、図1や図3等の制御部23等と同様に、貨物の通過判定を実施するが、通信部24から貨物の配送情報を受けると、その配送情報と貨物の通過判定結果を参照して、貨物の搬入又は搬出が予定通り実施されたか否かを確認する。
また、制御部61は、貨物ゲートを通過した貨物の識別IDと、上記の識別結果とを照らし合わせて、貨物の搬入又は搬出が予定通り実施されたか否かを確認し、その確認結果を表示部62に表示する。
即ち、搬入又は搬出が予定されている貨物が、実際に搬入又は搬出が実施されたか否かを表示部62に表示する。
図14はこの発明の実施の形態9による貨物管理システムを示す構成図であり、図において、図13と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
貨物検知ユニット2の制御部63は図13の制御部61と同様の機能を有する他に、通信部24がセンター装置3から送信される貨物の配送情報を受信すると、その配送情報を参照して、貨物ゲートの通過を認定した貨物が配送対象の貨物であるか否かを判定し、配送対象の貨物でなければ、アラーム信号を警報器64に出力する。また、制御部63は貨物の配送情報に記述されている貨物の積込地又は積降地とGPS受信機22により取得された位置が異なる場合、アラーム信号を警報器64に出力する。
警報器64は制御部63からアラーム信号を受けると警報を出力する。
貨物検知ユニット2の通信部24は、上記実施の形態8と同様に、センター装置3から送信される貨物の配送情報を受信すると、貨物の配送情報を制御部63に出力する。
貨物検知ユニット2の制御部63は、通信部24から貨物の配送情報を受けると、その配送情報を参照して、貨物ゲートの通過を認定した貨物が配送対象の貨物であるか否かを判定する。
制御部63は、貨物ゲートの通過を認定した貨物が配送対象の貨物ではないと判定する場合、誤搬入又は誤搬出の発生を知らせるため、アラーム信号を警報器64に出力する。
制御部63は、輸送体の位置と貨物の積込地又は積降地とが異なる場合、誤搬入又は誤搬出の発生を知らせるため、アラーム信号を警報器64に出力する。
これにより、この実施の形態9によれば、誤搬入又は誤搬出の発生を知らせることができるため、誤搬入や誤搬出などのトラブルの発生を防止することができる効果を奏する。
上記実施の形態2等では、貨物の通過方向を判定することにより、その貨物が搬入貨物であるのか、搬出貨物であるのかを確認できるようにするものについて示したが、貨物検知ユニット2の制御部63(または制御部23,25,27,28,61)がセンター装置3から送信される貨物の配送情報を参照して、貨物ゲートの通過を認定した貨物が搬入貨物であるのか、搬出貨物であるのかを識別するようにしてもよい。この場合、制御部63が搬入搬出識別手段を構成する。
これにより、上記実施の形態2に示すような貨物の通過方向の判定処理を実施することなく、貨物が搬入貨物であるのか、搬出貨物であるのかを識別することができる効果を奏する。
上記実施の形態2等では、貨物の通過方向を判定することにより、その貨物が搬入貨物であるのか、搬出貨物であるのかを確認できるようにするものについて示したが、貨物検知ユニット2の制御部63(または制御部23,25,27,28,61)が貨物の通過認定回数から、その貨物が搬入貨物であるのか、搬出貨物であるのかを識別するようにしてもよい。この場合、制御部63が搬入搬出識別手段を構成する。
これにより、上記実施の形態2に示すような貨物の通過方向の判定処理を実施することなく、貨物が搬入貨物であるのか、搬出貨物であるのかを識別することができる効果を奏する。
Claims (17)
- 貨物に取り付けられた無線タグと、上記貨物を輸送する輸送体の貨物ゲートに設置され、上記貨物が上記貨物ゲートを通過する際に、上記無線タグと無線通信を実施する無線通信手段と、上記無線通信手段の無線通信結果を参照して、上記貨物の通過判定を実施する通過判定手段と、上記通過判定手段により上記貨物の通過が認定されると、上記貨物の識別情報を送信する情報送信手段と、上記情報送信手段により送信された貨物の識別情報を受信し、その識別情報を参照して上記貨物の搬入搬出状況を管理するセンター装置とを備えた貨物管理システム。
- 複数の無線通信手段が貨物ゲートに設置されている場合、通過判定手段が上記複数の無線通信手段の通信タイミングから貨物の通過方向を判定し、情報送信手段が上記貨物の識別情報の他に当該通過方向をセンター装置に送信することを特徴とする請求項1記載の貨物管理システム。
- 貨物に貼り付けられたバーコードと、上記貨物を輸送する輸送体の貨物ゲートに設置され、上記貨物が上記貨物ゲートを通過する際に、上記バーコードを読み取るバーコード読取手段と、上記バーコード読取手段によるバーコードの読取結果を参照して、上記貨物の通過判定を実施する通過判定手段と、上記通過判定手段により上記貨物の通過が認定されると、上記貨物の識別情報を送信する情報送信手段と、上記情報送信手段により送信された貨物の識別情報を受信し、その識別情報を参照して上記貨物の搬入搬出状況を管理するセンター装置とを備えた貨物管理システム。
- 複数のバーコード読取手段が貨物ゲートに設置されている場合、通過判定手段が上記複数のバーコード読取手段によるバーコードの読取タイミングから貨物の通過方向を判定し、情報送信手段が上記貨物の識別情報の他に当該通過方向をセンター装置に送信することを特徴とする請求項3記載の貨物管理システム。
- GPS衛星から送信されるGPS信号を受信して位置情報及び時刻情報を出力するGPS受信機が輸送体に取り付けられている場合、情報送信手段が貨物の識別情報の他に当該位置情報及び時刻情報をセンター装置に送信することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の貨物管理システム。
- 貨物に取り付けられた無線タグと、上記貨物を輸送する輸送体の貨物ゲートに設置され、上記貨物が上記貨物ゲートを通過する際に、上記無線タグと無線通信を実施する無線通信手段と、上記無線通信手段の無線通信結果を参照して、上記貨物の通過判定を実施する通過判定手段と、上記通過判定手段により上記貨物の通過が認定されると、上記貨物の識別情報を可搬型の記録媒体に記録する情報記録手段と、上記可搬型の記録媒体から上記貨物の識別情報を読み取り、その識別情報を参照して上記貨物の搬入搬出状況を管理するセンター装置とを備えた貨物管理システム。
- 複数の無線通信手段が貨物ゲートに設置されている場合、通過判定手段が上記複数の無線通信手段の通信タイミングから貨物の通過方向を判定し、情報記録手段が上記貨物の識別情報の他に当該通過方向を可搬型の記録媒体に記録することを特徴とする請求項6記載の貨物管理システム。
- 貨物に貼り付けられたバーコードと、上記貨物を輸送する輸送体の貨物ゲートに設置され、上記貨物が上記貨物ゲートを通過する際に、上記バーコードを読み取るバーコード読取手段と、上記バーコード読取手段によるバーコードの読取結果を参照して、上記貨物の通過判定を実施する通過判定手段と、上記通過判定手段により上記貨物の通過が認定されると、上記貨物の識別情報を可搬型の記録媒体に記録する情報記録手段と、上記可搬型の記録媒体から上記貨物の識別情報を読み取り、その識別情報を参照して上記貨物の搬入搬出状況を管理するセンター装置とを備えた貨物管理システム。
- 複数のバーコード読取手段が貨物ゲートに設置されている場合、通過判定手段が上記複数のバーコード読取手段によるバーコードの読取タイミングから貨物の通過方向を判定し、情報記録手段が上記貨物の識別情報の他に当該通過方向を可搬型の記録媒体に記録することを特徴とする請求項8記載の貨物管理システム。
- GPS衛星から送信されるGPS信号を受信して位置情報及び時刻情報を出力するGPS受信機が輸送体に取り付けられている場合、情報記録手段が貨物の識別情報の他に当該位置情報及び時刻情報を可搬型の記録媒体に記録することを特徴とする請求項6から請求項9のうちのいずれか1項記載の貨物管理システム。
- 情報送信手段は、通過判定手段により貨物の通過が認定されたとき上記貨物の識別情報を記憶し、センター装置から識別情報の送信要求を受信したとき上記貨物の識別情報を上記センター装置に送信することを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の貨物管理システム。
- 情報送信手段は、通過判定手段により貨物の通過が認定されたとき上記貨物の識別情報を記憶し、上記貨物の搬入又は搬出が完了したとき上記貨物の識別情報を上記センター装置に送信することを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の貨物管理システム。
- センター装置から送信される貨物の配送情報を受信し、その配送情報と通過判定手段の判定結果を参照して、貨物の搬入又は搬出が予定通り実施されたか否かを確認する確認手段を輸送体に搭載したことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の貨物管理システム。
- センター装置から送信される貨物の配送情報を受信すると、その配送情報を参照して、通過判定手段により通過が認定された貨物が配送対象の貨物であるか否かを判定し、配送対象の貨物でなければ、アラームを報知する警報器を輸送体に搭載したことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の貨物管理システム。
- センター装置から送信される貨物の配送情報を受信し、その配送情報に記述されている貨物の積込地又は積降地とGPS受信機により取得された位置が異なる場合、アラームを報知する警報器を輸送体に搭載したことを特徴とする請求項5記載の貨物管理システム。
- センター装置から送信される貨物の配送情報を受信すると、その配送情報を参照して、通過判定手段により通過が認定された貨物が搬入貨物であるのか、搬出貨物であるのかを識別する搬入搬出識別手段を輸送体に搭載したことを特徴とする請求項1または請求項3記載の貨物管理システム。
- 通過判定手段による貨物の通過認定回数から、その貨物が搬入貨物であるのか、搬出貨物であるのかを識別する搬入搬出識別手段を輸送体に搭載したことを特徴とする請求項1または請求項3記載の貨物管理システム。
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