JP2020193110A - 管理装置、管理方法、プログラム - Google Patents
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Description
図1はフォークリフトとコンテナとの関係を示す図である。
図1においてフォークリフト10は荷役機の一例である。またコンテナ20は管理対象の一例である。フォークリフト10には、管理装置1、アンテナ11(読取装置)、衛星測位アンテナ13、通信アンテナ14などが備わる。なおフォークリフト10の詳細な構成は公知なためその説明を省略する。コンテナ20にはICタグ21(信号発信装置)が取り付けられている。コンテナ20にはフォークリフト10のフォーク(荷物把持機構)を差し込む差込孔が設けられている。ICタグ21は例えばこの差込孔の近傍に取り付けられている。フォークリフト10がコンテナ20を積載する際には、運転者はフォークリフトを前進させて差込孔にフォークを差しこむ。この時ICタグ21とアンテナ11とが接近する。
通信アンテナ14は管理装置1がフォークリフトやコンテナを管理するセンター装置40などの他装置と通信する。通信アンテナ14は管理装置1に通信ケーブルにて接続されている。
管理装置1は、コンテナ20などの管理対象の作業を管理する装置である。管理装置1は、ICタグ21から発信された信号をアンテナ11で読み取った際の受信強度を取得する。受信強度はアンテナ11が測定してもよいし、管理装置1がアンテナ11から取得した信号に対応する情報に基づいてその強度を判定してもよい。管理装置1は、所定期間に取得した複数のコンテナ20それぞれに取り付けられた各ICタグ21の受信強度に基づく指標値と、新たに取得した信号の受信強度の比較に基づいて、当該新たな信号を発信したICタグ21の劣化を判定する。
図2は管理対象の搬入元または搬出先となる第一のトラックを示している。第一のトラックには配置位置IDを発信する配置位置タグ31(信号発信装置)が取り付けられている。第一のトラックは荷台にボックス形状の覆いを設けない。この場合、荷台の横からコンテナ20を荷台へ積むことができる。または運転者は荷台の横からコンテナ20をフォークに積載する作業を行って他の運搬先へ搬出することができる。コンテナ20を第一のトラックに留置する作業や第一のトラックから搬出する際においても、管理装置1は配置位置タグ31から発信された信号の受信強度を検出することができる。
図3は搬入元または搬出先となる第二トラックを示している。第二のトラックにも配置位置IDを発信する配置位置タグ31が取り付けられている。第二のトラックには荷台の上にボックス形状の覆いが設けられている。この場合、一例としては荷台に設けられたボックス形状の覆いの後方扉を開けた状態で、フォークリフト10の運転者はトラックの後方から荷台にコンテナ20を積むことができる。または運転者はトラック後方からコンテナ20をフォークに積載する作業を行って他の運搬先へ搬出することができる。コンテナ20を第二のトラックに留置する作業や第二のトラックから搬出する際においても、管理装置1は配置位置タグ31から発信された信号の受信強度を検出することができる。
図4は搬入元または搬出先、衝突対象の例は貨車を示している。貨車にも配置位置IDを発信する配置位置タグ31が取り付けられている。この場合、貨車の横からコンテナ20を荷台へ積むことができる。または運転者は貨車の横からコンテナ20をフォークに積載する作業を行って他の運搬先へ搬出することができる。コンテナ20を貨車に留置する作業や貨車から搬出する際においても、管理装置1は配置位置タグ31から発信された信号の受信強度を検出することができる。
図5は第一の実施形態による管理装置のハードウェア構成を示す図である。
管理装置1は、図5で示すように、CPU(Central Processing Unit)101、IF(Interface)102、通信モジュール103、ROM(Read Only Memory)104、RAM(Random Access Memory)105、HDD(Hard Disk Drive)106、RFIDリーダ107(読取装置)などの構成を備えている。通信モジュール103は通信アンテナ14を介して信号の送受信を行う。RFIDリーダ107は、アンテナ11における信号の受信に基づく信号の読取処理を行う。IF102は、例えば管理装置1に設けられたタッチパネルディスプレイ等に接続されて情報の入出力の制御を行う。
管理装置1は、予め記憶するプログラムをCPU101が実行することにより受信強度取得部61、劣化判定部62、指標値算出部63、警告出力部64、コンテナ管理部65、位置検出部66、表示部67の機能を備える。
劣化判定部62は、所定期間に取得した複数のICタグや配置位置タグ31から発信された信号の受信強度に基づく指標値と、新たに取得した信号の受信強度との比較に基づいて、当該新たなに取得した信号を発信した発信装置の劣化を判定する。
指標値算出部63は、ICタグ21や配置位置タグ31の劣化判定を行う基準となる指標値を算出する。具体的には、ICタグ21や配置位置タグ31の劣化判定を行う基準となる閾値以上の受信強度の信号のうち最も高い受信強度を所定期間に取得し、当該受信強度に基づいて指標値を算出する。
警告出力部64はICタグや配置位置タグ31が劣化したと判定された場合に警告情報を出力する。
コンテナ管理部65は作業指示センター装置から受信した作業指示情報に基づいてコンテナ20の荷役作業を管理する。
位置検出部66はフォークリフトの位置を検出する。
表示部67は各種情報を管理装置と接続されたモニタに出力する。
図7ではフォークリフト10の運転者が、搬入元であるコンテナヤードなどの敷地に置かれているコンテナ20をフォークリフト10に積載する際の動作例を示している。この場合、ICタグ21とアンテナ11とが接近する。ICタグ21とアンテナ11とが接近すると、受信強度取得部61はICタグ21から発信された信号の受信強度を取得する。劣化判定部62はこのICタグ21の劣化を判定する。
図8ではフォークリフト10の運転者が、コンテナ20を搬出先に留置する際または搬入元においてフォークリフト10に積載する際の動作例を示している。この場合、配置位置タグ31とアンテナ11とが接近する。配置位置タグ31とアンテナ11とが接近すると、受信強度取得部61は配置位置タグ31から発信された信号の受信強度を取得する。劣化判定部62はこの配置位置タグ31の劣化を判定するようにしてもよい。
受信強度取得部61は受信した信号の受信強度を取得する(ステップS901)。受信強度取得部61は受信強度を劣化判定部62へ出力する。劣化判定部62は指標値算出部63が算出した指標値を記憶部等から読み取る。劣化判定部62は受信強度と指標値とを比較する(ステップS902)。劣化判定部62は、取得した受信強度が指標値より低い場合には警告出力部64へ劣化を出力する。劣化判定部62は、取得した受信強度が指標値以上である場合には処理を終了する。警告出力部64は劣化を示す情報を劣化判定部62から入力した場合には、警告情報を出力する(ステップS903)。警告情報は表示部67に出力してもよいし、スピーカ等により音により出力するようにしてもよい。なお管理装置1の劣化判定部62は劣化判定の結果をセンター装置40へ送信するようにしてもよい。劣化判定結果には劣化と判定したICタグ21のIDやICタグ21が取り付けられたコンテナ20のIDなどが含まれてよい。そしてセンター装置40が管理者に対して劣化しているICタグ21のIDやそのタグが取り付けられているコンテナ20のIDを出力するようにしてよい。つまり警告出力部64に対応する機能がセンター装置40に設けられていてもよい。
図10は管理装置とセンター装置の機能ブロック図である。
管理装置1は、受信強度取得部61、位置検出部66、表示部67の機能を備える。受信強度取得部61、位置検出部66、表示部67は、図6を用いて説明した通りである。 またセンター装置40は、受信強度取得部41、劣化判定部42、指標値算出部43、警告出力部44、コンテナ管理部45、表示部46を備える。
センター装置40の当該各機能も図6を用いて説明した処理と同様の処理を行う。センター装置40は管理装置の一態様である。
管理装置1やセンター装置40は図5と同様のハードウェア構成を有してよい。
図11で示すように管理装置は少なくとも受信強度取得部61(41)と劣化判定部62(42)とを備える。
10・・・フォークリフト
11・・・アンテナ
13・・・衛星測位アンテナ
14・・・通信アンテナ
20・・・コンテナ
21・・・ICタグ
31・・・配置位置タグ
40・・・センター装置
61,41・・・受信強度取得部
62,42・・・劣化判定部
63,43・・・指標値算出部
64,44・・・警告出力部
65,45・・・コンテナ管理部
66・・・位置検出部
67,46・・・表示部
Claims (9)
- 管理対象に取り付けられた発信装置の発信信号を読取装置で読み取った場合の受信強度を取得する受信強度取得部と、
所定期間に取得した前記発信信号の受信強度に基づく指標値と、新たに取得した受信強度との比較に基づいて、当該受信強度の発信信号を発信した発信装置の劣化を判定する劣化判定部と、
を備える管理装置。 - 前記受信強度取得部は、異なる複数の発信装置の発信信号を読取装置で読み取った場合の受信強度を取得し、
前記劣化判定部は、前記所定期間に取得した前記発信信号の各受信強度に基づいて、前記複数の発信装置の夫々について算出された指標値と、新たに取得した受信強度との比較に基づいて、当該受信強度の発信信号を発信した発信装置の劣化を判定する
請求項1に記載の管理装置。 - 前記受信強度取得部は、発信装置の発信信号を異なる複数の読取装置で読み取った場合の受信強度を取得し、
前記劣化判定部は、前記所定期間に取得した前記発信信号の各受信強度に基づいて算出された指標値と、新たに取得した受信強度との比較に基づいて、当該受信強度の発信信号を発信した発信装置の劣化を判定する
請求項1又は2に記載の管理装置。 - 指標値算出部をさらに備え、
前記受信強度取得部は、異なる複数の発信装置の発信信号を読取装置で読み取った場合の受信強度を取得し、
前記指標値算出部は、前記所定期間に取得した前記発信信号の各受信強度から前記複数の発信装置の夫々について最も高い受信強度を特定し、前記特定した各受信強度に基づいて指標値を算出し、
前記劣化判定部は、前記指標値算出部が算出した指標値と、新たに取得した受信強度との比較に基づいて、当該受信強度の発信信号を発信した発信装置の劣化を判定する
請求項1から3の何れか一項に記載の管理装置。 - 前記劣化判定部による判定の結果を取得し、当該判定の結果に応じた警告情報を出力する警告出力部を備える、
請求項1から4の何れか一項に記載の管理装置。 - 前記管理対象は、店頭商品である
請求項1から5の何れか一項に記載の管理装置。 - 前記管理装置は、携帯端末に備え付けられている、
請求項1から6の何れか一項に記載の管理装置。 - 管理対象に取り付けられた発信装置の発信信号を読取装置で読み取った場合の受信強度を取得し、
所定期間に取得した前記発信信号の受信強度に基づく指標値と、新たに取得した受信強度との比較に基づいて、当該受信強度の発信信号を発信した発信装置の劣化を判定する
管理方法。 - 管理装置のコンピュータを、
管理対象に取り付けられた発信装置の発信信号を読取装置で読み取った場合の受信強度を取得する受信強度取得手段、
所定期間に取得した前記発信信号の受信強度に基づく指標値と、新たに取得した受信強度との比較に基づいて、当該受信強度の発信信号を発信した発信装置の劣化を判定する劣化判定手段、
として機能させるプログラム。
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JP2016170046A (ja) * | 2015-03-12 | 2016-09-23 | 富士通フロンテック株式会社 | タグリーダ、タグリーダによる探索方法、タグリーダによる探索プログラム |
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